JP2021020001A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシによる被洗濯物の洗浄効果を向上し得る洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、被洗濯物が入れられる洗濯槽と、前記洗濯槽の底部に配置され、回転する撹拌体と、前記洗濯槽の内部に配置されるブラシ機構と、を有する。前記ブラシ機構は、固定部材と、前記固定部材から突出し、前記撹拌体の回転方向に沿って並ぶ複数のブラシ部と、を含む。前記複数のブラシ部の各々は、前記撹拌体の軸方向に沿って延びる外形を有し、且つ前記固定部材から前記軸方向と交差する方向に延びる。前記複数のブラシ部は、前記固定部材から第一方向に突出する第一ブラシ部と、前記固定部材から前記第一方向と交差する第二方向に突出する第二ブラシ部と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、洗濯機に関する。
例えば、特許文献1には、靴洗濯機の一例が記載されている。特許文献1に記載の靴洗濯機は、靴ホルダ部と、ブラシ部とを備えている。靴ホルダ部は、洗濯槽の中央に位置する回転軸に固定されている。ブラシ部は、靴ホルダ部の径方向外側に位置しているブラシホルダに固定されている。ブラシ部は、毛の先端側が靴ホルダ部に固定された靴側を向くように固定されている。靴の洗濯時においては、ブラシホルダに固定されたブラシ部の回転が抑止されており、回転軸に固定された靴ホルダ部が回転する。これにより、ブラシ部と靴とが接触を繰り返し、ブラシ部による靴の洗濯が行われる。
特許文献1に記載の靴洗濯機では、ブラシ部は、平板に複数の毛が植えられている。複数の毛は、回転軸と平行な第一方向と、第一方向に対して垂直な第二方向とに沿ってマトリクス状に配置されている。
実開昭61−190978号公報
引用文献1に記載の靴洗濯機では、ブラシ部が有する複数の毛が回転軸に向けて互いに平行に延びている。そのため、洗濯時に回転される靴と、複数の毛との接触角が相対的に小さくなり、ブラシ部による靴の洗浄効果が弱くなる可能性がある。
本発明の一形態は、ブラシによる被洗濯物の洗浄効果を向上し得る洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の一形態の洗濯機は、被洗濯物が入れられる洗濯槽と、前記洗濯槽の底部に配置され、回転する撹拌体と、前記洗濯槽の内部に配置されるブラシ機構と、を有する。前記ブラシ機構は、固定部材と、前記固定部材から突出し、前記撹拌体の回転方向に沿って並ぶ複数のブラシ部と、を含む。前記複数のブラシ部の各々は、前記撹拌体の軸方向に沿って延びる外形を有し、且つ前記固定部材から前記軸方向と交差する方向に延びる。前記複数のブラシ部は、前記固定部材から第一方向に突出する第一ブラシ部と、前記固定部材から前記第一方向と交差する第二方向に突出する第二ブラシ部と、を含む。
第一実施形態に係る洗濯機の模式的斜視図である。 第一実施形態に係る洗濯機の模式的断面図である。 第一実施形態における洗濯槽の要部を表す模式的平面図である。 第一実施形態におけるブラシモジュールの一部を表す模式的断面図である。 第一実施形態において被洗濯物が配置された洗濯槽の模式的平面図である。 第一実施形態において洗濯時の被洗濯物とブラシモジュールとの接触状態を示す、洗濯槽の一部の模式的平面図である。 第一実施形態において洗濯時の被洗濯物とブラシモジュールとの他の接触状態を示す、洗濯槽の一部の模式的平面図である。 比較例において洗濯時の被洗濯物とブラシモジュールとの接触状態を示す、洗濯槽の一部の模式的平面図である。 比較例において洗濯時の被洗濯物とブラシモジュールとの他の接触状態を示す、洗濯槽の一部の模式的平面図である。 第二実施形態において被洗濯物が配置された洗濯槽の模式的平面図である。 第二実施形態において洗濯時の被洗濯物とブラシモジュールとの接触状態を示す、洗濯槽の一部の模式的平面図である。 第三実施形態におけるブラシモジュールの正面図および底面図である。 第三実施形態におけるブラシモジュールの一部を表す模式的底面図である。 第四実施形態におけるブラシモジュールの正面図および底面図である。 第一変形例における被洗濯物が配置された洗濯槽の模式的平面図である。 第二変形例におけるブラシモジュールの模式的平面図である。 第三変形例におけるブラシモジュールの一部を表す模式的底面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係る洗濯機1を説明する。図1は、第一実施形態に係る洗濯機1の模式的斜視図である。図2は、第一実施形態に係る洗濯機1の模式的断面図である。図3は、第一実施形態における洗濯槽12の要部を表す模式的平面図である。
図1および図2に示す洗濯機1は、例えば、固形部を含む被洗濯物9(図5参照)の洗濯に好適な洗濯機である。固形部を含む被洗濯物9としては、例えば、靴、スリッパ、サンダル等の履物等が挙げられる。洗濯機1は、被洗濯物9が洗濯可能なものである限りにおいて特に限定されないが、被洗濯物9の洗濯および脱水が可能なものであることが好ましい。すなわち、洗濯機1は、洗濯脱水機であることが好ましい。
(洗濯機1の概略構成)
図1および図2を参照して洗濯機1の概略構成について説明する。
図1に示すように、洗濯機1は、外箱10と、上面部材20と、上蓋30と、ベース部材40とを含む。
図2に示すように、外箱10は、上方および下方に開口する筒状に形成されている。外箱10の上側開口部には、上面部材20が接続されている。一方、外箱10の下側開口部には、ベース部材40が接続されている。
上面部材20には、被洗濯物9を出し入れするための開口部21が形成されている。開口部21は、上面部材20に回転可能に取り付けられた上蓋30によって開閉可能である。
外箱10内には、水槽11が配置されている。水槽11は、上方に開口した略有底円筒状である。水槽11の開口部は、開口部21に接続されている。水槽11の底部には、水槽11内の水を排水するための排水部が設けられている。
水槽11内には、洗濯槽12が配されている。洗濯槽12も、水槽11と同様に上方に開口した略有底円筒状である。洗濯槽12と水槽11とは、互いの回転軸が一致するように配置されている。洗濯槽12は、水槽11に対して回転可能である。洗濯槽12の底部に水抜部が形成されていると共に、洗濯槽12の周壁の最上部に複数の排水孔が形成されており、洗濯槽12の周壁のその他部分には排水孔が形成されていない。もっとも、本発明は、この構成に限定されない。本発明では、脱水時に排水するための複数の排水孔が洗濯槽12の周壁の実質的に全域にわたって形成されていてもよい。
洗濯槽12の底部には、撹拌体13が配されている。撹拌体13は、洗濯槽12内の水を撹拌するための部材である。撹拌体13は、洗濯槽12に対して回転可能である。撹拌体13の回転軸は、洗濯槽12の回転軸と一致している。撹拌体13は、駆動機構50に接続されている。駆動機構50は、洗濯槽12の下方に配置されている。撹拌体13は駆動機構50によって回転駆動される。
また、駆動機構50は、洗濯槽12を回転駆動する。駆動機構50と、洗濯槽12および撹拌体13との間には、クラッチ51が設けられている。クラッチ51により、駆動機構50の動力が洗濯槽12および撹拌体13に伝達される状態と、撹拌体13のみに伝達される状態とが切り替えられる。洗濯槽12と撹拌体13とのうちの撹拌体13のみと駆動機構50とがクラッチ51により接続されている状態においては、洗濯槽12は、水槽11および撹拌体13に対して、正転方向および逆転方向の双方向に回転可能である。もっとも、本発明において、洗濯槽12と撹拌体13とのうちの撹拌体13のみと駆動機構50とがクラッチ51により接続されている状態において、洗濯槽12が水槽11に対して回転不能であってもよい。
洗濯槽12内には、複数のホルダ部14(図5参照)が配置されている。ホルダ部14は、被洗濯物9が固定される部材である。本実施形態では、複数のホルダ部14は、洗濯槽12に対して回転可能に設けられている。具体的に、複数のホルダ部14は、撹拌体13に設けられている。このため、複数のホルダ部14は、撹拌体13と共に回転する。
複数のホルダ部14は、撹拌体13の回転軸周りに設けられている。撹拌体13が有するホルダ部14の個数は特に限定されない。撹拌体13は、例えば、2〜10のホルダ部14を有することが好ましく、4〜6のホルダ部14を有することが好ましい。ホルダ部14を増やすことで被洗濯物9が同時に複数個洗えるが、配置するために大きな洗濯槽12が必要になり、洗濯槽12に過剰に配置すると被洗濯物9同士が近く、互いに干渉し、十分に洗えなくなる恐れがある。例えば靴の場合、左右で1足のためホルダ部14は偶数個必要となり、2足だと4個、3足だと6個のホルダ部14を備えることになる。ホルダ部14を等間隔に配置することで、脱水時のアンバランスを防止することが可能である。
ホルダ部14は、例えば、撹拌体13から上方に向かって延びる棒状体や板状体により構成することができる。この場合、例えば、ホルダ部14を構成している棒状体や板状体を被洗濯物9としての履物等に挿入することにより被洗濯物9を固定することができる。
なお、本発明において、「固定」には、被固定物に対して固定物が完全に変位不能であることのみならず、固定物の被固定物に対する変位が規制されていることを含むものとする。
図2および図3に示すように、洗濯槽12の内部には、ブラシ機構6が設けられる。本実施形態では、ブラシ機構6は、洗濯槽12に対して回転不能に設けられている。具体的には、ブラシ機構6は、洗濯槽12の内周面12aに着脱可能に取り付けられている。このため、上述のホルダ部14は、ブラシ機構6に対して相対的に回転可能である。
ブラシ機構6は、洗濯槽12の内周面12aの全周の一部にのみ設けられている。換言すれば、ブラシ機構6は、洗濯槽12の内周面12aの全周にわたって設けられていない。第一実施形態では、中心角が10°〜45°程度の範囲内に配されたブラシ機構6が一つのみ設けられている。
ブラシ機構6とホルダ部14とは、洗濯槽12の半径方向において対向可能である。ブラシ機構6とホルダ部14とが洗濯槽12の半径方向に沿って並んだ場合に、ブラシ機構6とホルダ部14とが洗濯槽12の半径方向に対向する。
主として図3に示すように、ブラシ機構6は、固定部材61と、少なくとも一つのブラシモジュール62とを有する。固定部材61は、少なくとも一つのブラシモジュール62を洗濯槽12に対して固定するための部材である。固定部材61は、洗濯槽12の内周面12aに着脱可能に取り付けられている。
図3に示すように、本実施形態では、ブラシ機構6は、第一ブラシモジュール621と第二ブラシモジュール622との2つのブラシモジュール62を有する。ブラシモジュール621、622は、それぞれ、固定部材61に取り付けられている。ブラシモジュール621、622は、それぞれ、固定部材61に対して着脱可能であってもよいし、着脱不能であってもよい。
図4は、第一実施形態におけるブラシモジュール62の一部を表す模式的断面図である。主として図4に示すように、ブラシモジュール62は、ベース63と、ブラシ部64とを有する。ベース63は、ブラシ部64を支持する板状部材である。ブラシ部64は、複数の線状体65で構成される。ベース63の一面には、複数の線状体65の基端部が取り付けられる複数の穴63aが形成されている。複数の穴63aのそれぞれに、線状体65が植えられている。
本実施形態では、ブラシモジュール62のうち、ベース63が固定部材61に固定され、ブラシ部64が固定部材61から突出する。複数の線状体65は、何れも同じ全長で、ベース63から突出する。そのため、ブラシ部64の突出端は、全体として、洗濯槽12の径方向と直交する垂直面状である。
例えば線状体65は、複数の毛65aで構成された毛束であるが、一本の毛65aで構成されてもよい。毛65aは、例えば横断面形状が円形、楕円形、長円形、多角形等である細長形状を有する。毛65aは、例えば、弾性体により構成されていることが好ましい。具体的には、毛65aは、例えば、プラスチックやゴム等の樹脂や金属等により構成することができる。
(洗濯機1の動作に関する概略説明)
次に、洗濯機1の動作概要について説明する。
(被洗濯物9の洗濯)
被洗濯物9の洗濯は、履物等の被洗濯物9がホルダ部14に固定され、洗濯槽12内に洗剤および水が溜められた状態で行われる。被洗濯物9の洗濯は、撹拌体13および洗濯槽12のうち撹拌体13のみが駆動機構によって回転駆動される。これにより、撹拌体13に設けられたホルダ部14に固定された被洗濯物9に対してブラシ機構6が相対的に回転する。その結果、ブラシ機構6が被洗濯物9と接触し、被洗濯物9が洗濯される。なお、被洗濯物9の洗濯時においては、洗濯槽12とホルダ部14とが相対的に回転すればよく、洗濯槽12は、水槽11に対して回転不能とされていてもよいし、回転可能とされていてもよい。
(被洗濯物9の脱水)
被洗濯物9の洗濯後、被洗濯物9の脱水が任意で行われる。具体的には、被洗濯物9の洗濯が終了すると、洗濯槽12に設けられた水抜部および排水孔を経由して洗濯槽12から洗剤および水が排出される。次に、撹拌体13と洗濯槽12とが駆動機構によって一体的に回転駆動される。その結果、撹拌体13に設けられたホルダ部14に固定された被洗濯物9に遠心力が作用し、被洗濯物9の脱水が行われる。
なお、例えば被洗濯物9が靴である場合、靴の開口が径方向外側を向くように靴をホルダ部14に固定することが好ましい。そうすることにより、靴内の水を外部に効率的に排出することができる。
(第一実施形態のブラシモジュール62)
図5は、第一実施形態において被洗濯物9が配置された洗濯槽12の模式的平面図である。図5に例示する洗濯機1は、4つのホルダ部14を有する。4つのホルダ部14は、洗濯槽12の回転中心Oを中心として、周方向に90°の等間隔で配置される。4つのホルダ部14の各々に、被洗濯物9を固定可能である。第一ブラシモジュール621と第二ブラシモジュール622とは、回転中心Oを通る仮想的な垂直面Vを挟んで対称に設けられる。
ブラシ機構6は、固定部材61と、複数のブラシ部64とを含む。複数のブラシ部64は、固定部材61から突出し、撹拌体13の回転方向に沿って並ぶ。複数のブラシ部64の各々は、撹拌体13の軸方向AX(図2参照)に沿って延びる外形を有する。本実施形態では、複数のブラシ部64は、第一ブラシモジュール621の第一ブラシ部641、および第二ブラシモジュール622の第二ブラシ部642である。軸方向AXは、洗濯機1の上下方向と平行である。
複数のブラシ部64の各々は、固定部材61から軸方向AXと交差する方向に延びる。複数のブラシ部64は、固定部材61から第一方向D1に突出する第一ブラシ部641と、固定部材61から第一方向D1と交差する第二方向D2に突出する第二ブラシ部642とを含む。
以下の説明では、洗濯槽12の回転中心O側から径方向外側を視た場合の水平方向を、幅方向という。第一方向D1は、ブラシ部641の基部の幅方向中心から、ブラシ部641の突出端の幅方向中心に向かう方向である。第二方向D2は、ブラシ部642の基部の幅方向中心から、ブラシ部642の突出端の幅方向中心に向かう方向である。
本実施形態では、第一方向D1および第二方向D2は、軸方向AX(上下方向)と直交する水平方向と平行である。ただし、第一方向D1および第二方向D2は互いに交差する方向であるため、第一ブラシ部641の突出方向と第二ブラシ部642の突出方向とは互いに平行ではない。
複数のブラシ部64の各々は、固定部材61から洗濯槽12の内側に向かって突出するように配置される。即ち、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は何れも、洗濯槽12の内側に向けて、洗濯領域9aの内部まで突出する。洗濯領域9aは、撹拌体13と共に各固定部材61が回転されるときに、各固定部材61に固定された被洗濯物9が移動される領域である。洗濯領域9aは、平面視で回転中心Oを中心とした、洗濯槽12よりも若干小さい円形状である。
第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の内側に向かうほど互いに接近する。本実施形態では、第一方向D1は径方向D3よりも第二ブラシ部642と同一側に傾斜している。径方向D3は、第一ブラシ部641の基部の幅方向中心から回転中心Oに向かう方向である。従って第一ブラシ部641は、回転中心Oと第二ブラシ部642との間に向かって突出する。
第二方向D2は径方向D4よりも第一ブラシ部641と同一側に傾斜している。径方向D4は、第二ブラシ部642の基部の幅方向中心から回転中心Oに向かう方向である。従って第二ブラシ部642は、回転中心Oと第一ブラシ部641との間に向かって突出する。即ち、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、回転中心Oに向かう径方向よりも、互いに内向きに傾斜している。
(第一実施形態の洗濯態様)
図6Aおよび図6Bは、第一実施形態において洗濯時の被洗濯物9とブラシモジュール62との接触状態を示す、洗濯槽12の一部の模式的平面図である。洗濯機1の洗濯動作時に、撹拌体13が平面視で反時計回り方向に回転すると、被洗濯物9も回転中心Oを中心に反時計回り方向に回転する。
この場合、図6Aに示すように、まず被洗濯物9は、第二ブラシ部642に接触して擦り洗いされる。次いで、図6Bに示すように、被洗濯物9は、第一ブラシ部641に接触して擦り洗いされる。このとき、第一ブラシ部641が被洗濯物9の回転方向上流側(図6Bでは右側)に傾斜しているため、第一ブラシ部641の先端部と被洗濯物9との接触角α1が相対的に大きい。α1がこれにより、被洗濯物9が第一ブラシ部641に強く叩きつけられる作用が生じるため、所謂叩き洗いの効果を生じる。
図示しないが、撹拌体13が平面視で反時計回り方向に回転すると、被洗濯物9は第一ブラシ部641、第二ブラシ部642の順に接触する。この場合、まず被洗濯物9は、第一ブラシ部641に接触して擦り洗いされる。次いで被洗濯物9は、第二ブラシ部642に接触して擦り洗いされる。このとき、第二ブラシ部642が被洗濯物9の回転方向上流側(図6Bでは左側)に傾斜しており、第二ブラシ部642の先端部と被洗濯物9との接触角は先述の接触角α1と同じである。被洗濯物9が第二ブラシ部642に強く叩きつけられる作用が生じるため、所謂叩き洗いの効果を生じる。
ここで、比較例における洗濯態様を説明する。図7Aおよび図7Bは、比較例において洗濯時の被洗濯物9とブラシモジュール62との接触状態を示す、洗濯槽112の一部の模式的平面図である。比較例の洗濯機では、洗濯槽112に設けられたブラシ機構106が、二つのブラシ部164a、164bを有する。二つのブラシ部164a、164bは、撹拌体113の回転方向に並び、且つ洗濯槽112の内側に向けて平行に延びる。
変形例に係る洗濯機の洗濯動作時に、撹拌体13が平面視で反時計回り方向に回転すると、図7Aに示すように、まず被洗濯物9は、ブラシ部164aに接触して擦り洗いされる。次いで、図7Bに示すように、被洗濯物9は、ブラシ部164bに接触して擦り洗いされる。本変形例において、ブラシ部164aの先端部と被洗濯物9との接触角と、ブラシ部164bの先端部と被洗濯物9との接触角とは、何れも上述の接触角α1よりも小さい接触角α11である。従って、本変形例は、第一実施形態と比べて、被洗濯物9に対する叩き洗いの効果が小さい。
また、一般的にはブラシによる擦り洗いは、ブラシ先端部が被洗濯物9に擦れることが効果的であり、より詳細には、ブラシ先端部が被洗濯物9に垂直に近い角度で接触する(即ち接触角α1が大きい)ことが良い。本変形例では、被洗濯物9がブラシ側面を押し倒すと先端部が逃げることになり、接触角α11が相対的に小さくなる結果、被洗濯物9に対する擦り洗いの洗浄効果が低下する。即ち、先述の第一実施形態によれば、被洗濯物9に対する擦り洗いの効果を発揮しやすい。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。以下の説明では、第一実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照して説明を省略し、第一実施形態と異なる点を説明する。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態に係る洗濯機1を説明する。図8は、第二実施形態において被洗濯物9が配置された洗濯槽12の模式的平面図である。
本実施形態では、複数のブラシ部64の少なくとも一つは、洗濯槽12の内周面12aよりも洗濯槽12の回転中心Oに近い位置から、洗濯槽12の内側に向かって延びる。具体的には、ブラシ機構6の固定部材61が、第一部材61aおよび第二部材61bを含む。第一部材61aは、洗濯槽12の内周面12aに固定される部品である。第二部材61bは、第一部材61aに対して洗濯槽12の内側から着脱可能な部品であり、ブラシモジュール621、622が取り付けられている。
第二部材61bが第一部材61aに取り付けられることで、ブラシモジュール621、622が固定部材61に設けられる。第一部材61aに取り付けられた第二部材61bは、ブラシモジュール621、622を、内周面12aよりも回転中心Oにより近い位置で支持する。これにより、各ブラシモジュール621、622のベース63から洗濯領域9aまでの距離は、内周面12aから洗濯領域9aまでの距離よりも小さい。従って、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、各々の全長(即ち、ベース63からの突出長さ)を抑制しつつ、洗濯領域9aの内部まで突出可能である。
一般にブラシ部64の全長が大きいほど、ブラシ部64が撓み易くなり、洗濯時に接触する被洗濯物9の回転方向に倒れ易い。その結果、ブラシ部64の擦り洗い効果が劣化するため、ブラシ部64の全長は大きすぎないことが望ましい。その点、本実施形態では、上記のように第一ブラシ部641および第二ブラシ部642の各全長を抑制できるため、擦り洗い効果の劣化を抑制できる。
(第二実施形態のブラシモジュール62)
図8に示すように、第一ブラシモジュール621と第二ブラシモジュール622とは、回転中心Oを通る仮想的な垂直面Vを挟んで対称に設けられる。本実施形態は、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の内側に向かうほど互いに離隔する点が、第一実施形態と異なる。
具体的には、第一方向D1は、径方向D3よりも第二ブラシ部642とは反対側に傾斜し、且つ洗濯槽12の内側に向かって垂直面Vから離れる方向に傾斜している。第二方向D2は径方向D4よりも第一ブラシ部641とは反対側に傾斜し、且つ洗濯槽12の内側に向かって垂直面Vから離れる方向に傾斜している。
図8に例示する洗濯機1は、第一実施形態(図5参照)と同様に、4つのホルダ部14を有する。複数のホルダ部14は、洗濯時に回転されると、平面視で第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との間を通る。本実施形態では、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642とに挟まれた隙間領域は、ホルダ部14に固定されている被洗濯物9の略全体を収容可能な大きさを有する。即ち、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642は、一つの被洗濯物9の略全体に回転方向の両側から接触可能である。
(第二実施形態の洗濯態様)
図9は、第二実施形態において洗濯時の被洗濯物9とブラシモジュール62との接触状態を示す、洗濯槽12の一部の模式的平面図である。洗濯機1の洗濯動作時に、撹拌体13が平面視で反時計回り方向に回転すると、被洗濯物9も回転中心Oを中心に反時計回り方向に回転する。
この場合、図9に示すように、まず被洗濯物9は、第二ブラシ部642に接触して擦り洗いされる。このとき、第二ブラシ部642が被洗濯物9の回転方向上流側(図9では右側)に傾斜しているため、第二ブラシ部642の先端部と被洗濯物9との接触角α2が相対的に大きい。接触角α2は、先述の比較例(図7A、図7B参照)で示した接触角α11よりも大きい。これにより、被洗濯物9が第二ブラシ部642に強く叩きつけられる作用が生じるため、所謂叩き洗いおよび擦り洗いの効果を生じる。その後、被洗濯物9は、第一ブラシ部641に接触して擦り洗いされる。
図示しないが、撹拌体13が平面視で反時計回り方向に回転すると、被洗濯物9は第一ブラシ部641、第二ブラシ部642の順に接触する。この場合、まず被洗濯物9は、第一ブラシ部641に接触して擦り洗いされる。このとき、第一ブラシ部641が被洗濯物9の回転方向上流側(図9では左側)に傾斜しており、第一ブラシ部641の先端部と被洗濯物9との接触角は先述の接触角α2と同じである。被洗濯物9が第一ブラシ部641に強く叩きつけられる作用が生じるため、所謂叩き洗いおよび擦り洗いの効果を生じる。その後、被洗濯物9は、第二ブラシ部642に接触して擦り洗いされる。
本実施形態によれば、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との距離が、各ブラシ部641、642の突出端において最も大きい。被洗濯物9の洗濯時に、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642とが絡んだり、混合したり、互いに干渉したりすることが防止される。これにより、被洗濯物9の洗濯時に、被洗濯物9の一部のみに擦り洗いの力が集中したり、被洗濯物9が不均等に擦り洗いされたりすることを抑制できる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態に係る洗濯機1を説明する。図10は、第三実施形態におけるブラシモジュール62の正面図および底面図である。なお、ブラシモジュール62の正面図は、ブラシモジュール62を洗濯槽12の回転中心O側から視た図である。本実施形態では、第二実施形態(図8、図9参照)と同様に、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は洗濯槽12の内側に向かうほど互いに離隔するが、以下の点が第二実施形態と異なる。
図10に示すように、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の所定の上下範囲に亘って設けられる。第一ブラシ部641および第二ブラシ部642の少なくとも一つは、下方向に向かって互いに離れるように、上下方向に対して傾斜する。
本実施形態では、第一ブラシ部641は、洗濯槽12の回転中心O側から視て、左下方向に延びている。第二ブラシ部642は、洗濯槽12の回転中心O側から視て、右下方向に延びている。従って、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、何れも上下方向に対して傾斜しており、且つ下方向に向かって互いに離れる。
図11は、第三実施形態におけるブラシモジュール62の一部を表す模式的底面図である。詳細には、図11は第一ブラシモジュール621を拡大した底面図である。図11に例示するように、本実施形態の第一ブラシ部641では、撹拌体13の回転方向に沿って4列の線状体65が並んで設けられる。各列の線状体65は、上下方向に並ぶ複数行の線状体65で構成される。各線状体65は、第一ブラシ部641が固定部材61から突出する第一方向D1(図10参照)に、ベース63から傾斜して延びる。
図示しないが、本実施形態の第二ブラシ部642も、第一ブラシ部641と同様に、撹拌体13の回転方向に沿って4列の線状体65が並んで設けられる。各線状体65は、第二ブラシ部642が固定部材61から突出する第二方向D2(図10参照)に、ベース63から傾斜して延びる。
第一ブラシ部641の傾斜角度は、第一ブラシ部641の上端から下端まで同一である。図11では、第一ブラシモジュール621の幅方向長さを、幅長L1と表記する。幅長L1は、ベース63の幅方向長さよりも大きい。第二ブラシ部642の傾斜角度は、第二ブラシ部642の上端から下端まで同一である。第二ブラシモジュール622の幅方向長さも、幅長L1に等しい。
図10に示すように、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との間隔は、各ブラシ部641、642の上端において最も小さい。即ち、洗濯槽12の上側部分では、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との距離が小さいため、各ブラシ部641、642を含むブラシ領域の省スペース化を実現できる。従って、ユーザは洗濯槽12の上側から内部に、被洗濯物9を収容しやすい。
第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との間隔は、各ブラシ部641、642の下端において最も大きい。即ち、洗濯槽12の下側部分では、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との距離が大きいため、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との間にホルダ部14を配置しやすい。
本実施形態の洗濯態様は、第二実施形態の洗濯態様と同様である。なお、被洗濯物9が第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との間に配置された状態では、ホルダ部14の回転に伴って被洗濯物9が、第一ブラシ部641または第二ブラシ部642によって擦り洗いされる。このとき、被洗濯物9が第一ブラシ部641または第二ブラシ部642の何れで擦り洗いされても、被洗濯物9を下方に付勢する作用が働くため、洗濯中の被洗濯物9がホルダ部14から上方に抜けることが抑制される。
洗濯中において、撹拌体13の回転により旋回する水流が、撹拌体13が反転することで強制的に切り替わり、水面が大きく上下に変動する。水位が高い時の浮力と上方への水流により被洗濯物9がホルダ部14から抜ける方向に働く場合がある。本実施形態においては、撹拌体13が平面視で反時計回り方向に回転する図10の例において、右から左に被洗濯物9およびホルダ部14が移動する時、第2ブラシ部642の外側面において、下方から上方へ傾斜したブラシ面に接触することで、被洗濯物9が上方へ抜ける力が働くことになる。しかしながら、第2ブラシ部642を通過した際に第1ブラシ部641と第2ブラシ部642の上端が狭くなっていることで、被洗濯物9が上方へ抜けることが防止される。更に、第1ブラシ部641の内側面において、下方から上方へ傾斜したブラシ面に接触することで、被洗濯物9を下方へ抑える力が働くことになる。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態に係る洗濯機1を説明する。図12は、第四実施形態におけるブラシモジュール62の正面図および底面図である。本実施形態は、第二実施形態(図8、図9参照)と同様に、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は洗濯槽12の内側に向かうほど互いに離隔するが、以下の点が第二実施形態と異なる。
図12に示すように、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の所定の上下範囲に亘って設けられる。第一ブラシ部641および第二ブラシ部642の少なくとも一つは、第一方向D1と第二方向D2とがなす角のうちで洗濯槽12の内側を向く角が上方向に向かって大きくなるように、突出方向が上方向に向かって変化する。
本実施形態では、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の回転中心O側から視て上下方向に延びる。第一ブラシ部641の突出方向(即ち第一方向D1)は、上方向に向かうほど、第二ブラシ部642とは反対側に傾斜する。第二ブラシ部642の突出方向(即ち第二方向D2)は、上方向に向かうほど、第一ブラシ部641とは反対側に傾斜する。
従って、各ブラシ部641、642は、上方向に向かうほど傾斜角度が大きくなる。なお、ブラシ部64の傾斜角度は、固定部材61から洗濯槽12の内側に向けて垂直に延びる方向を基準として、ブラシ部64が傾斜した角度である。ブラシ部64の傾斜角度が大きいほど、ブラシ部64はより斜めに倒れた状態となる。
第一方向D1と第二方向D2とのなす角のうち、洗濯槽12の内側を向く角を、対象角という。各ブラシ部641、642の上方向に向かうほど、対象角は大きくなる。図12に示す角θ1は、各ブラシ部641、642の下端における対象角である。対象角は、角θ1のときに最小となる。角θ2は、各ブラシ部641、642の上端における対象角である。対象角は、角θ2のときに最大となる。
なお、第一ブラシモジュール621および第二ブラシモジュール622は、図11に示す例と同様に、複数の線状体65がベース63に設けられて構成されればよい。
図12に示すように、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との間隔は、各ブラシ部641、642の下端において最も小さい。即ち、洗濯槽12の下側部分では、第一ブラシ部641と第二ブラシ部642との距離が小さいため、各ブラシ部641、642を含むブラシ領域の省スペース化を実現できる。従って、洗濯槽12の下側部分に、複数のホルダ部14を配置しやすい。
また、各ブラシ部641、642の傾斜角度を、上下方向に沿って変化させることによって、被洗濯物9の形状に応じた洗濯動作が可能となり得る。例えば、被洗濯物9であるスニーカーのつま先が上を向くように、スニーカーをホルダ部14に固定して洗濯開始する。
この場合、回転するスニーカーのつま先部分は、各ブラシ部641、642の上端近傍と接触して擦り洗いされる。一般にスニーカーのつま先部分の厚みは、踵部分の厚みよりも小さい。従って被洗濯物9がスニーカーである場合、洗濯槽12の上側部分は洗濯槽12の下側部分よりも、各ブラシ部641、642の可動スペースが広い。各ブラシ部641、642の上端近傍は、この可動スペースを利用して大きく外側に傾斜させやすい。各ブラシ部641、642の上端近傍を大きく外側に傾斜させることで、被洗濯物9との接触角を相対的に大きくして、スニーカーのつま先部分を所謂叩き洗いおよび擦り洗いで洗浄できる。
(変形例)
本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。以下、上記実施形態の変形例を説明する。
(1)先述したように、撹拌体13が有するホルダ部14の個数は変更可能である。図13は、第一変形例における被洗濯物9が配置された洗濯槽12の模式的平面図である。図13に示す第一変形例は、第二実施形態(図8参照)と同様の構成であるが、撹拌体13に6つのホルダ部14を設けた点が第二実施形態と異なる。
本変形例において、6つのホルダ部14は、洗濯槽12の回転中心Oを中心として、周方向に60°の等間隔で配置される。6つのホルダ部14の全てに被洗濯物9が固定されることで、洗濯槽12内に最大6つの被洗濯物9を収容可能である。洗濯槽12内では、隣り合う被洗濯物9同士が互いに接触するように6つの被洗濯物9が収容されるため、洗濯槽12内の余剰スペースが抑制される。
本変形例では、第二実施形態と同様に、ブラシ部641、642が一つの被洗濯物9の略全体に回転方向の両側から接触可能である。被洗濯物9がブラシ部641、642の間にある場合、ブラシ部641、642の各側面が被洗濯物9と接触する。更にブラシ部641、642の各突出端は、それぞれ、ブラシ部641、642の間にある被洗濯物9の両隣にある被洗濯物9と接触する位置まで延びる。従って、ブラシ部641、642は何れも二つの被洗濯物9を同時に洗浄可能であるため、複数の被洗濯物9を効率的に洗浄できる。
(2)ブラシモジュール62におけるブラシ部64の突出端は、洗濯槽12の径方向と直交する垂直面状に限定されず、各種形状を適用できる。図14は、第二変形例におけるブラシモジュール62の模式的平面図である。図14に示す例では、ブラシ部64の突出端に、撹拌体13の回転方向の両端部に向けて洗濯槽12の回転中心Oからの距離が漸増する傾斜部64a、64bが設けられる。
図14に示す例では、撹拌体13の回転に伴って、洗濯槽12内で被洗濯物9が時計回り方向に回転している。この場合、傾斜部64aはブラシ部64の突出端のうちで回転方向の上流側部分(図14では右側部分)に位置する。傾斜部64aを構成する複数の線状体65は、回転方向の上流側に向かうほど、線状体65の全長が徐々に短くなっている。その結果、傾斜部64aは、被洗濯物9の回転方向上流側に向けて、ベース63からの突出長さが漸減している。
換言すると、傾斜部64aは、撹拌体13の回転方向上流側(図14では右側)に向けて、回転中心Oからの距離が漸増している。これにより、洗濯時にブラシモジュール62に向かって移動する被洗濯物9は、まず傾斜部64aと接触する。傾斜部64aと被洗濯物9との接触角が小さいため、被洗濯物9はブラシ部64と円滑に接触できる。これにより、被洗濯物9への衝撃を抑制しつつ、ブラシ部64によって被洗濯物9を擦り洗いできる。
図示しないが、洗濯槽12内で被洗濯物9が反時計回り方向に回転している場合、傾斜部64bはブラシ部64の突出端のうちで回転方向の上流側部分(図14では左側部分)に位置する。傾斜部64bは、傾斜部64aと同様に、被洗濯物9の回転方向上流側に向けて、ベース63からの突出長さが漸減している。換言すると、傾斜部64bは、撹拌体13の回転方向上流側(図14では左側)に向けて、回転中心Oからの距離が漸増している。これにより、洗濯時にブラシモジュール62に向かって移動する被洗濯物9は、まず傾斜部64bと接触するため、被洗濯物9への衝撃を抑制しつつ、ブラシ部64によって被洗濯物9を擦り洗いできる。
(3)ブラシモジュール62のブラシ部64における複数の線状体65は、各種態様でベース63に設置できる。図15は、第三変形例におけるブラシモジュール62の一部を表す模式的底面図である。詳細には、図15は、図11に例示する第一ブラシモジュール621の変形例を示す。
図15に例示するように、本変形例の第一ブラシ部641は、固定部材61から突出する複数の線状体65を含む。具体的には、第一ブラシ部641は図11と同様に、撹拌体13の回転方向に沿って4列で並び、且つ上下方向に並ぶ複数行で並ぶ複数の線状体65で構成される。ただし、各線状体65がベース63から延びる方向は、撹拌体13の回転方向に沿って変化する。
本変形例では、複数の線状体65は、第一線状体と、第一線状体に対して撹拌体13の回転方向の下流側に隣り合う第二線状体を含む。第一線状体は、第一線状体の突出方向に向かって第二線状体との距離が小さくなるように、第二線状体に対して傾斜する方向に突出する。
具体的には、撹拌体13が平面視で反時計回り方向に回転する状態を基準にすると、回転方向の下流側(図15では左側)に向かうほど、各線状体65の傾斜角度が小さい。複数の線状体65のうち、任意の第一線状体の傾斜角度は、この第一線状体の下流側に隣り合う第二線状体の傾斜角度よりも大きい。つまり第一線状体は、対応する第二線状体に対して傾斜している。
第一線状体は第二線状体よりも大きく傾斜しているため、各線状体65の突出方向に向かって第一線状体と第二線状体との距離が小さくなり近接する。その結果、図15に例示するように、第一ブラシ部641は全体として第一方向D1(図8参照)に沿って延びるが、複数の線状体65の突出端近傍は密集した状態となる。複数の線状体65のうち、第一線状体と接触する第二線状体は、第一線状体に押されて屈曲または湾曲する。
図15では、第一ブラシモジュール621の幅方向長さを、幅長L2と表記する。図示しないが、第二ブラシモジュール622の幅方向長さも、幅長L2に等しい。幅長L2は、ベース63の幅方向長さよりも大きい。但し、上記の構造により、幅長L2は図11の幅長L1よりも小さい。従って、本変形例によれば、ブラシモジュール62のブラシ部64を傾斜させる場合に、ブラシモジュール62の幅方向長さを抑制でき、ブラシモジュール62の省スペース化を実現できる。
(4)ブラシ機構6は、二つのブラシモジュール62を有するものに限定されず、三つ以上のブラシモジュール62を有してもよい。例えば、第一ブラシモジュール621と第二ブラシモジュール622との間に、固定部材61から洗濯槽12の回転中心Oに向けて突出する第三ブラシモジュールを設けてもよい。この場合、第三ブラシモジュールの突出長さは、各ブラシモジュール621、622の突出長さよりも小さくてもよい。
(5)ブラシモジュール62において、ブラシ部64の突出長さ(詳細には、複数の線状体65の全長)は一定でなくてもよい。ブラシ部64の突出長さは、部位によって異なってもよい。例えば、ブラシ部64の突出長さは、上下方向に沿って波状またはジグザク状に変化してもよい。ブラシ部64の上側部分の突出長さと、ブラシ部64の下側部分の突出長さとが異なってもよい。
(6)上記実施形態および変形例では、洗濯槽12内で回転される被洗濯物9を、洗濯領域9aの外側から内側に突出するブラシ機構6で洗浄する態様を例示したが、これに限定されない。例えば、洗濯槽12内で軸方向AXに沿って延びる中心軸を設け、この中心軸から外側に突出するブラシ機構6を設けてもよい。この場合、中心軸に固定されたブラシ機構6によって、洗濯槽12内で回転される被洗濯物9を洗浄してもよい。これに代えて、洗濯槽12内で中心軸を回転させることによって、中心軸の周囲に固定された被洗濯物9を、中心軸と共に回転するブラシ機構6によって洗浄してもよい。第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、垂直面Vを挟んで対称な形状であることに限定されず、垂直面Vを挟んで非対称な形状でもよい。
(備考)
本開示の洗濯機1は、被洗濯物9が入れられる洗濯槽12と、洗濯槽12の底部に配置され、回転する撹拌体13と、洗濯槽12の内部に配置されるブラシ機構6とを含む。ブラシ機構6は、固定部材61と複数のブラシ部64とを含む。複数のブラシ部64は、固定部材61から突出し、撹拌体13の回転方向に沿って並ぶ。複数のブラシ部64の各々は、撹拌体13の軸方向AXに沿って延びる外形を有し、且つ固定部材61から軸方向AXと交差する方向に延びる。複数のブラシ部64は、固定部材61から第一方向D1に突出する第一ブラシ部641と、固定部材61から第一方向D1と交差する第二方向D2に突出する第二ブラシ部642とを含む。
上記の洗濯機1によれば、洗濯時に回転される被洗濯物9と、第一ブラシ部641および第二ブラシ部642の少なくとも一つとの接触角が相対的に大きくなる。そのため、被洗濯物9と第一ブラシ部641または第二ブラシ部642との接触時に、被洗濯物9に対する叩き洗いの効果が生じ易く、被洗濯物9の洗浄効果を向上し得る。
固定部材61は、洗濯槽12の内周面12aに設けられてもよい。複数のブラシ部64の各々は、固定部材61から洗濯槽12の内側に向かって突出するように配置されてもよい。これによれば、複数のブラシ部64に、洗濯時の回転に伴う遠心力によって、被洗濯物9は洗濯槽12内で径方向外側に向けて付勢される。従って、洗濯槽12の内周面12aに設けられた複数のブラシ部64は、回転される被洗濯物9と確実に接触して洗浄できる。
第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の内側に向かうほど互いに離隔してもよい。これによれば、被洗濯物9の洗濯時に、被洗濯物9に対する擦り洗いと叩き洗いの効果が生じ易く、且つ第一ブラシ部641と第二ブラシ部642とが互いに干渉することを抑制できる。
第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の所定の上下範囲に亘って設けられてもよい。第一ブラシ部641および第二ブラシ部642の少なくとも一つは、下方向に向かって互いに離れるように、上下方向に対して傾斜してもよい。これによれば、ユーザは洗濯槽12内に上側から被洗濯物9を収容しやすい。
第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の所定の上下範囲に亘って設けられてもよい。第一ブラシ部641および第二ブラシ部642の少なくとも一つは、第一方向D1と第二方向D2とがなす角のうちで洗濯槽12の内側を向く角が上方向に向かって大きくなるように、突出方向が上方向に向かって変化してもよい。これによれば、被洗濯物9の上側部分をより確実に洗浄できる。
複数のブラシ部64の少なくとも一つは、洗濯槽12の内周面12aよりも洗濯槽12の回転中心Oに近い位置から、洗濯槽12の内側に向かって延びてもよい。これによれば、ブラシ部64の全長を抑制できるため、擦り洗い効果の劣化を抑制できる。
複数のブラシ部64の少なくとも一つは、洗濯槽12の内側に突出するブラシ部64の突出端に、撹拌体13の回転方向の両端部に向けて洗濯槽12の回転中心Oからの距離が漸増する傾斜部64a、64bが設けられてもよい。これによれば、被洗濯物9への衝撃を抑制しつつ、ブラシ部64によって被洗濯物9を擦り洗いできる。
固定部材61は、複数のブラシ部64を着脱可能であってもよい。これによれば、劣化または破損したブラシ部64の交換が容易である。
複数のブラシ部64の少なくとも一つは、固定部材61から突出する複数の線状体65を含んでもよい。複数の線状体65は、第一線状体と、第一線状体に対して撹拌体13の回転方向の下流側に隣り合う第二線状体とを含んでもよい。第一線状体は、第一線状体の突出方向に向かって第二線状体との距離が小さくなるように、第二線状体に対して傾斜する方向に突出してもよい。これによれば、ブラシ機構6の省スペース化を実現できる。
第一ブラシ部641および第二ブラシ部642は、洗濯槽12の内側に向かうほど互いに接近してもよい。これによれば、被洗濯物9の洗濯時に、被洗濯物9に対する擦り洗いと叩き洗いの効果が生じ易い。
洗濯機1は、洗濯槽12の内部で被洗濯物9である靴を固定するホルダ部14を有してもよい。これによれば、被洗濯物9である靴を、複数のブラシ部64を用いた叩き洗いによって確実に洗浄できる。
1 洗濯機、6 ブラシ機構、12 洗濯槽、12a 内周面、13 撹拌体、14 ホルダ部、61 固定部材、64 ブラシ部、64a 傾斜部、64b 傾斜部、65 線状体、641 第一ブラシ部、642 第二ブラシ部

Claims (11)

  1. 被洗濯物が入れられる洗濯槽と、
    前記洗濯槽の底部に配置され、回転する撹拌体と、
    前記洗濯槽の内部に配置されるブラシ機構と、を備え、
    前記ブラシ機構は、
    固定部材と、
    前記固定部材から突出し、前記撹拌体の回転方向に沿って並ぶ複数のブラシ部と、を含み、
    前記複数のブラシ部の各々は、前記撹拌体の軸方向に沿って延びる外形を有し、且つ前記固定部材から前記軸方向と交差する方向に延び、
    前記複数のブラシ部は、
    前記固定部材から第一方向に突出する第一ブラシ部と、
    前記固定部材から前記第一方向と交差する第二方向に突出する第二ブラシ部と、を含む
    洗濯機。
  2. 前記固定部材は、前記洗濯槽の内周面に設けられ、
    前記複数のブラシ部の各々は、前記固定部材から前記洗濯槽の内側に向かって突出するように配置される、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記第一ブラシ部および前記第二ブラシ部は、前記洗濯槽の内側に向かうほど互いに離隔する、
    請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記第一ブラシ部および前記第二ブラシ部は、前記洗濯槽の所定の上下範囲に亘って設けられ、
    前記第一ブラシ部および前記第二ブラシ部の少なくとも一つは、下方向に向かって互いに離れるように、上下方向に対して傾斜する、
    請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記第一ブラシ部および前記第二ブラシ部は、前記洗濯槽の所定の上下範囲に亘って設けられ、
    前記第一ブラシ部および前記第二ブラシ部の少なくとも一つは、前記第一方向と前記第二方向とがなす角のうちで前記洗濯槽の内側を向く角が上方向に向かって大きくなるように、突出方向が上方向に向かって変化する、
    請求項3に記載の洗濯機。
  6. 前記複数のブラシ部の少なくとも一つは、前記洗濯槽の内周面よりも前記洗濯槽の回転中心に近い位置から、前記洗濯槽の内側に向かって延びる、
    請求項2から5の何れか一項に記載の洗濯機。
  7. 前記複数のブラシ部の少なくとも一つは、前記洗濯槽の内側に突出する前記ブラシ部の突出端に、前記回転方向の両端部に向けて前記洗濯槽の回転中心からの距離が漸増する傾斜部が設けられる、
    請求項2から6の何れか一項に記載の洗濯機。
  8. 前記固定部材は、前記複数のブラシ部を着脱可能である、
    請求項2から7の何れか一項に記載の洗濯機。
  9. 前記複数のブラシ部の少なくとも一つは、前記固定部材から突出する前記複数の線状体を含み、
    前記複数の線状体は、第一線状体と、前記第一線状体に対して前記回転方向の下流側に隣り合う第二線状体とを含み、
    前記第一線状体は、前記第一線状体の突出方向に向かって前記第二線状体との距離が小さくなるように、前記第二線状体に対して傾斜する方向に突出する、
    請求項2から8の何れか一項に記載の洗濯機。
  10. 前記第一ブラシ部および前記第二ブラシ部は、前記洗濯槽の内側に向かうほど互いに接近する、
    請求項2に記載の洗濯機。
  11. 前記洗濯槽の内部で前記被洗濯物である靴を固定するホルダ部、
    を備えた請求項1から10の何れか一項に記載の洗濯機。
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