JP2021019835A - 美容機器、及び美容システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザー(100)に対してより適切な作用を行うことができる美容機器を実現する。【解決手段】美容機器(1)は、ユーザー(100)によって移動可能な美容機器(1)であって、美容機器(1)の姿勢を検知する姿勢センサー(12)と、ユーザー(100)からの距離を検知する距離センサー(13)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は美容機器、及び美容システムに関する。
従来、距離センサーを有するヘアドライヤーが知られている。
特許文献1には、距離センサーを有し、当該距離センサーの検知距離が予め設定された距離よりも短いとき、風が毛髪に当たっていると判断し、風が毛髪に当たっている時間を計測することによって、髪の乾燥状態を判定してユーザーに伝達するヘアドライヤーが開示されている。
特開2019−25143号公報(2019年2月21日公開)
しかしながら、上述のような従来技術では、距離しか検知することができないので、ユーザーに対して適切な作用を与えられない可能性がある。
本発明の一態様は、従来に比べてユーザーに対してより適切な作用を与えることのできる美容機器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る美容機器は、ユーザーによって移動可能な美容機器であって、前記美容機器の姿勢を検知する姿勢センサーと、前記ユーザーからの距離を検知する距離センサーと、を備えている。
本発明の一態様によれば、従来に比べてユーザーに対してより適切な作用を与えることができる。
本発明の実施形態1に係る美容システムの要部構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る美容システムによる情報提示処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る美容システムの要部構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る美容システムによる提示情報の提示の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る美容システムの概略構成を示す図である。
<実施形態1>
以下、本発明の一実施形態について、図1、2及び5を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る美容システム10の要部構成を示すブロック図であり、図5は、本実施形態に係る美容システム10の概略構成を示す図であって、左側は美容システム10の正面図であり、右側は側面図である。
〔美容システム10〕
図1に示すように、本実施形態に係る美容システム(情報提示システム)10は、ユーザー100によって移動可能な美容システムである。
図1に示すように、本実施形態に係る美容システム10は、美容機器1と、情報提示装置2とを備える。また、ここでは、美容システム10は、美容機器1と、情報提示装置2とが一体化している。
美容システム10における情報提示装置2の情報提示部15は、美容機器1から取得した距離情報及び姿勢情報を参照して生成した提示情報を、情報提示部15からユーザー100に提示する。このように、距離情報及び姿勢情報を参照して生成した提示情報をユーザー100に提示することによって、より好適な提示情報をユーザー100に提示することができる。これにより、従来に比べてユーザー100に対してより適切な作用を与えることができる。
なお、距離情報とは、ユーザー100(ユーザーの毛髪220)と美容機器1との距離を示す情報であり、姿勢情報とは、美容機器1の姿勢を示す情報である。提示情報とは、美容機器1から取得した距離情報及び姿勢情報を参照して生成された、ユーザー100に提示する情報である。提示情報の詳細は後述する。
〔美容機器1〕
美容機器1は、ユーザーの毛髪220を乾燥させる。
図1及び図5に示すように、美容機器1は、情報提示装置2と、本体部3と、把持部4と、電源コード5と、姿勢センサー12と、距離センサー13と、送風部14とを備えている。図5に示す例では、姿勢センサー12及び距離センサー13は、美容機器1に内蔵されている。
このように、美容機器1が、姿勢センサー12と、距離センサー13とを備えることにより、ユーザー100の毛髪の何れの部位にどの程度の熱量が与えられたのかを算出するために必要なデータを取得することができる。
図5に示すように、以下では、美容機器1が、ユーザー100(図4)により移動させることが可能なヘアドライヤーである場合について説明する。ただし、本実施形態では、美容機器1は、姿勢センサー12と、距離センサー13とを備える美容機器であれば、特に限定されず、その他の美容機器であってもよい。
[姿勢センサー12]
姿勢センサー12は、美容機器1の姿勢を検知する。ここでいう「姿勢」とは、美容機器1の三次元空間での向きを意味し、具体的には、方向ベクトルによって表わされる。
姿勢センサー12は、美容機器1の姿勢を検知できるものであれば特に限定されないが、例えば、角速度センサー(不図示)、加速度センサー(不図示)、及び、地磁気センサー(不図示)の少なくとも1つを備えていることが好ましい。姿勢センサー12がこれらの少なくとも1つを備えていることによって、美容機器1の姿勢を好適に検知することができる。
一例として、姿勢センサー12は、以下の処理の何れか又はそれらを組み合わせた処理を行うことによって、美容機器1の姿勢を検知する構成とすることができる。
・角速度センサーから出力される角速度データを積分する。
・加速度センサーの長手方向(X軸方向)と、ドライヤーの吹出口から風の出る方向(送風方向)とを合わせて実装することにより、重力ベクトルとの関係から、X軸方向、すなわち、送風方向を推定する。
・地磁気センサーから出力される方位データを変換する。
[距離センサー13]
距離センサー13は、ユーザー100と美容機器1との距離を測定する。図1に示す例では、距離センサー13は、ユーザーの毛髪220のうち、美容機器1によって送風されている特定の部位2200と、美容機器1との距離を測定する。
距離センサー13としては、例えば、距離センサー13から、ユーザーの毛髪220における特定の部位2200までの赤外光の反射時間に基づいて、上述の距離を測定するTOF(Time Of Flight)方式の測距センサーが挙げられる。
また、上述の例では、ユーザー100と美容機器1との距離を測定するのに、距離センサー13を用いているが、本実施形態ではこれに限定されない。本実施形態では、距離センサー13の代わりに、例えば、GPS、反射ドップラーセンサー、カメラ(不図示)及びドットプロジェクター(不図示)を利用してユーザー100と美容機器1との距離を測定してもよい。これによっても、ユーザー100と美容機器1との距離を好適に測定することができる。
[送風部14]
送風部14は、ユーザーの毛髪220に送風する。一例として、送風部14は、吹出口14a及び14bによって構成されており、吹出口14a及び14bからユーザーの毛髪220の特定の部位2200に送風する(図4)。
一例として、送風部14は、モーター(不図示)によって駆動され、回転したファン(不図示)によって形成された風を、吹出口14a及び14bから吹き出す。また、送風部14は、加熱部(不図示)によって加熱された温風を、吹出口14a及び14bから吹き出すことによって、ユーザーの毛髪220を好適に乾燥させることができる。
〔情報提示装置2〕
情報提示装置2は、距離情報及び姿勢情報を参照して生成された提示情報をユーザー100に提示する。
図1に示すように、情報提示装置2は、制御部11と、情報提示部15とを備えている。
[制御部11]
制御部11は、美容機器1の各部を制御する。図1に示すように、制御部11は、提示情報生成部111を備えている。
[提示情報生成部111]
提示情報生成部(取得部)111は、送風方向特定部1110によって特定された姿勢情報、及び、距離特定部1111によって特定された距離情報を取得し、当該距離情報及び姿勢情報を参照し、提示情報を生成する。
図1に示すように、提示情報生成部111は、送風方向特定部1110と、距離特定部1111と、熱量算出部1112とを備えている。
(送風方向特定部1110)
送風方向特定部1110は、姿勢センサー12によって検知された美容機器1の姿勢を参照して、送風部14の送風方向を特定し、当該送風方向を解析することにより、美容機器1の姿勢を推定する。これにより、送風方向特定部1110は、美容機器1の姿勢情報を取得する。
また、送風方向特定部1110は、姿勢情報を参照し、送風方向のベクトルを算出して、美容機器1が、ユーザーの毛髪220のどの部位に送風しているかを特定する。
(距離特定部1111)
距離特定部1111は、距離センサー13によって測定されたユーザー100と美容機器1との距離(例えば、ユーザーの毛髪220における特定の部位2200と、美容機器1との距離)を参照し、距離情報を取得する。
一例として、距離特定部1111は、上述の距離を解析することにより、ユーザー100の頭部に対する美容機器1の相対位置を推定することによって距離情報を取得する。
(熱量算出部1112)
熱量算出部1112は、送風方向特定部1110によって取得された姿勢情報と、距離特定部1111によって取得された距離情報とを参照して、ユーザー100に与えた熱量(ジュール又はカロリー数)を算出する。また、熱量算出部1112は、当該熱量に応じた熱量情報を提示情報として生成する。熱量算出部1112は、ユーザーの毛髪220全体に与えた熱量を算出してもよいし、ユーザーの毛髪220の特定の部位2200に与えた熱量を算出してもよい。
例えば、熱量算出部1112は、距離情報及び姿勢情報に加え、美容機器1の使用環境温度、送風部14の送風速度(風速)、送風部14のモーターの送風量、及び、ヒータの出力値を参照することによって熱量を算出する。
一例として、熱量算出部1112は、ユーザーの毛髪220における特定の部位2200と、美容機器1との距離が近い場合には、熱量を大きな値として算出し、当該距離が遠い場合には、熱量を小さな値として算出する。別の一例として、熱量算出部1112は、風速が大きい場合には、当該距離が遠くても、ユーザーの毛髪220への熱伝搬が良くなることから、熱量を大きな値として算出する。別の一例として、熱量算出部1112は、電力が一定でも、送風量が小さい場合には、熱線付近での流体滞留時間が長くなることから、熱量を大きな値として算出する。別の一例として、熱量算出部1112は、距離情報及び姿勢情報に加え、美容機器1の電熱線に供給される電力と、送風時間とを乗算することにより、美容機器1がユーザーの毛髪220に与えた熱量を算出する。別の一例として、熱量算出部1112は、美容機器1の送風温度ボタン(不図示)の何れをユーザー100が選択した場合、選択された送風温度ボタンに対応する電力と、送風時間とを乗算することにより、美容機器1がユーザーの毛髪220に与えた熱量を算出する。
このように、熱量算出部1112は、距離情報及び姿勢情報を参照し、ユーザーの毛髪220全体、及び、ユーザーの毛髪220の特定の部位2200等、ユーザー100に与えた熱量に応じた熱量情報を提示情報として生成する。
一例として、熱量算出部1112は、ユーザーの毛髪220の特定の部位2200に与えた熱量が、乾燥に必要な所定のジュール又はカロリー数になった場合、「現在の部位の髪の毛が完全に乾きました」という熱量情報を生成してもよい。これにより、ユーザーの毛髪220の何れの部位にどの程度の熱量が与えられたのかを提示することができるため、より好適な提示情報をユーザー100に提示することができる。
[情報提示部15]
情報提示部15は、距離情報及び姿勢情報を参照することによって生成された提示情報をユーザー100に提示する。
例えば、情報提示部15は、音声によって、ユーザー100に与えた熱量に応じた提示情報をユーザー100に提示してもよい。
例えば、情報提示部15は、ユーザーの毛髪220の特定の部位2200に所定の熱量以上の熱量が与えられた場合、ユーザーの毛髪220のどの部位にどの程度与えられたのかを示す提示情報(熱量情報)として、「現在の部位の髪の毛が完全に乾きました。ドライヤーを他の部位に移動してください」等といった提示情報(熱量情報)を、音声によってユーザー100に提示してもよい。
また、情報提示部15は、ユーザーの毛髪220の乾燥度合を示す提示情報(熱量情報)として、「現在の部位の髪の毛の9割が乾いたよ、あと5秒でドライヤーを他の部位に移動してください」等といった提示情報(熱量情報)を、音声によってユーザー100に提示してもよい。
上述の構成によっても、画面によって提示する場合と同様に、好適な提示情報をユーザー100にリアルタイムで提示することができる。
〔変形例1〕
上述の例では、情報提示部15は、音声によって提示情報をユーザー100に提示しているが、本実施形態ではこれに限定されない。本実施形態では、情報提示部15は、音声の代わりに、発光、振動及び画像の少なくとも何れかによって提示情報をユーザー100に提示してもよい。
本変形例では、情報提示部15は、音声の代わりに、発光によって提示情報をユーザー100に提示する。
例えば、情報提示部15は、美容機器1がユーザー100に与えた熱量に応じて、異なる色に発光することによって、提示情報をユーザー100に提示してもよい。より具体的には、情報提示部15は、ユーザー100に与えた熱量の増加に伴って、緑色、黄色、赤色の順に発光することによって、ユーザー100は、自身に与えた熱量を認識することができる。
上述の構成によっても、音声によって提示する場合と同様に、好適な提示情報をユーザー100に提示することができる。その結果、従来に比べてユーザー100に対してより適切な作用を与えることができる。
また、画像を表示する場合、情報提示部15は、本体部3にLCD又は有機ELディスプレイを備えればよい。なお、LCD又は有機ELディスプレイは湾曲可能なものであると本体部3の曲面に沿って設けることができ、デザイン性が良くなる。
〔変形例2〕
情報提示部15は、振動及び振動による触覚再現等によって提示情報をユーザー100に提示してもよい。
例えば、情報提示部15は、ユーザー100に与えた熱量に応じて振動してもよい。より具体的には、情報提示部15は、ユーザー100に与えた熱量の増加に伴って振動部の振動強度を増強させてもよい。
上述の構成によっても、音声によって提示する場合と同様に、好適な提示情報をユーザー100に提示することができる。その結果、従来に比べてユーザー100に対してより適切な作用を与えることができる。
〔情報提示処理〕
次に、本実施形態に係る美容システム10による情報提示処理(情報提示方法)について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る美容システム10による情報提示処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101:図2に示すように、美容機器1の姿勢センサー12は、美容機器1の姿勢を検知する。
ステップS102:美容機器1の距離センサー13は、美容機器1とユーザー100との距離を測定する。
ステップS103:情報提示装置2の提示情報生成部111における送風方向特定部1110は、美容機器1の姿勢を示す姿勢情報を取得する。
ステップS104:情報提示装置2の提示情報生成部111における距離特定部1111は、ユーザー100と美容機器1との距離を示す距離情報を取得する。
ステップS105:情報提示装置2の提示情報生成部111における熱量算出部1112は、姿勢情報及び距離情報を参照して、ユーザー100に与えた熱量を算出する。
ステップS106:熱量算出部1112は、ステップS105において、姿勢情報及び距離情報を参照して算出した熱量に応じた熱量情報を提示情報として生成する。
ステップS107:情報提示装置2の情報提示部15は、ステップS106において生成した提示情報をユーザー100に提示する。
<実施形態2>
実施形態1に係る美容システム10では、美容機器1と情報提示装置2とが一体化している。ただし、実施形態2に係る美容システム10aのように、美容機器1と情報提示装置2とが別体になっていてもよい。
実施形態21に係る美容システム10aについて、図3及び4を用いて説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔美容システム10a〕
図3は、本実施形態に係る美容システム10aの要部構成を示すブロック図である。図3に示すように、美容システム10aは、実施形態1に係る美容機器1と情報提示装置2との代わりに、美容機器1aと、情報提示装置2aとを備える。この点以外は、本実施形態に係る美容システム10aは、実施形態1に係る美容システム10と同様の構成である。
〔美容機器1a〕
美容機器1aは、実施形態1における制御部11の代わりに、制御部11aを備える。この点以外は、美容機器1aは、実施形態1における美容機器1と同様の構成である。
[制御部11a]
制御部11aは、送信部110をさらに備える。この点以外は、制御部11aは、実施形態1における制御部11と同様の構成である。
(送信部110)
送信部110は、姿勢センサー12によって検知された美容機器1の姿勢、及び、距離センサー13によって測定された距離に関する情報を、例えば、Bluetooth(登録商標)通信等を用いて、情報提示装置2aの受信部210に送信する。
〔情報提示装置2a〕
情報提示装置2aは、実施形態1における制御部11及び情報提示部15の代わりに、制御部21aと、情報提示部22とを備える。
図4に示すように、以下では、情報提示装置2aがスマートフォンである場合について説明する。ただし、本実施形態では、情報提示装置2aは、距離情報及び姿勢情報を参照して生成された提示情報をユーザー100に提示できれば、特に限定されない。例えば、情報提示装置2aは、ワイプ機能等を有するテレビであってもよいし、表示面において、光の一部を透過し、一部を反射する光透過反射機能を有するスマートミラーであってもよい。情報提示装置2aが、テレビ又はスマートミラーであることによって、ユーザー100が情報提示装置2aを手に保持していなくても、提示情報をユーザー100に好適に提示することができる。
[制御部21a]
制御部21aは、受信部210を備え、当該受信部210を制御する。
(受信部210)
受信部210は、美容機器1の送信部110から、提示情報を取得する。
[情報提示部22]
情報提示部22は、提示情報をユーザー100に提示する。
ここで、情報提示部22は、上述の実施形態1における情報提示部15と同様に、音声によって提示情報をユーザー100に提示してもよい。これにより、実施形態1に係る美容システム10と同様な効果を奏することができる。
〔変形例〕
上述の例では、情報提示部22は、音声によって提示情報をユーザー100に提示しているが、本実施形態ではこれに限定されない。本実施形態では、情報提示部22は、音声の代わりに、提示情報を含む画像を情報提示部22上に表示することによって、提示情報をユーザー100に提示してもよい。
以下、図4を用いて、実施形態2に係る美容システム10aによる提示情報の提示の一例を示す。図4は、実施形態2に係る美容システム10aによる提示情報の提示の一例を示す図である。
図4に示すように、情報提示部22が、距離情報及び姿勢情報を参照して生成された提示情報を美容機器1から取得し、当該提示情報を含む画面を表示部(例えば、液晶又は有機EL)に表示することによって、音声と同様に、好適な提示情報をユーザー100に提示することができる。その結果、従来に比べてユーザー100に対してより適切な作用を与えることができる。
図4では、情報提示部22は、ユーザーの毛髪220の特定の部位2200に与えた熱量、所定の期間(ここでは1日)におけるダメージマップ、及び、ユーザーの毛髪220を乾燥させる乾燥効率を提示情報としてユーザー100に提示(フィードバック)している。
ここで、図4では、熱量は、Cal等の物理量の単位によって表示されておらず、独自の指標である斜線の棒グラフによって示されている。これにより、ユーザー100は、数値の誤差等による誤解を生じることなく、熱量を直観的に認識できる。なお、図4では、熱量が上限値Overを超える場合であっても、当該熱量はOverまでしか表示されない。この場合も、ユーザー100は、熱量が上限値Overを超えていることから、ユーザーの毛髪220に対する積算熱ダメージが大きいことを認識することができる。
また、ダメージマップとは、図4に示すように、ユーザーの毛髪220に対する積算熱ダメージを、ユーザーの毛髪220における乾燥している部位2201と、乾燥していない部位2202とで、異なるユーザーの毛髪220の明るさによって表したマップである。図4のダメージマップは、乾燥している部位2201のほうが、乾燥していない部位2202に比べて、ユーザーの毛髪220が乾燥しており、積算熱ダメージが大きいことを示している。
このような提示情報を情報提示部22の画面に表示することによって、ユーザー100は画面を視認することにより、ユーザーの毛髪220のどの部位にどの程度の熱量が与えられたのかを直覚により確認することができる。これにより、ユーザー100に対してより適切な作用を行うことができる美容機器を実現することができる。
なお、図4では、ユーザー100は、情報提示部22の画面の予め定められた位置に表示されており、画面におけるユーザー100の位置は変動しないが、本実施形態ではこれに限定されない。本実施形態では、例えば、美容システム10aの美容機器1aがユーザー100を撮像するカメラ(不図示)を備えている場合、情報提示部22は、カメラによって撮像されたユーザー100をリアルタイムで画面に表示してもよい。これにより、ユーザー100は、画面に映し出されたユーザー100自身の動きを確認しながら、美容機器1aによってユーザーの毛髪220をより効率的に乾燥させることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
美容システム10及び10bにおける美容機器1、1a及び情報提示装置2、2aの制御ブロック(特に制御部11、11a及び21a)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、美容機器1、1a及び情報提示装置2、2aは、各機能を実現するソフトウェアである情報提示プログラムの命令を実行するコンピューターを備えている。このコンピューターは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記情報提示プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピューターにおいて、上記プロセッサが上記情報提示プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記情報提示プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記情報提示プログラムは、該情報提示プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピューターに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る美容機器は、ユーザーによって移動可能な美容機器であって、前記美容機器の姿勢を検知する姿勢センサーと、前記美容機器と前記ユーザーとの距離を測定する距離センサーと、を備えている。
本発明の態様2に係る美容機器は、上記態様1において、送風部をさらに備えていてもよい。
本発明の態様3に係る美容機器は、上記態様2において、制御部をさらに備え、当該制御部は、前記姿勢センサーによって検知された前記美容機器の姿勢を参照して、前記送風部の送風方向を示す姿勢情報を特定する送風方向特定部と、前記距離センサーによって測定された前記美容機器と前記ユーザーとの距離を参照して、前記美容機器と前記ユーザーとの距離を示す距離情報を特定する距離特定部と、前記姿勢情報と、前記距離情報とを参照して、ユーザーに与えた熱量を算出する熱量算出部と、を備えていてもよい。
本発明の態様4に係る美容機器は、上記態様3において、情報提示部をさらに備え、前記制御部は、ユーザーに与えた熱量に応じた熱量情報を、提示情報として前記情報提示部に提示させてもよい。
本発明の態様5に係る美容機器は、上記態様4において、前記熱量情報には、ユーザーの毛髪の乾燥度合いを示す情報が含まれてもよい。
本発明の態様6に係る美容機器は、上記態様4又は5において、情報提示部は、発光、画像、音声、及び振動の少なくとも何れかによって前記熱量情報を提示してもよい。
本発明の態様7に係る美容機器は、上記態様1から6の何れかにおいて、姿勢センサーは、角速度センサー、加速度センサー、及び地磁気センサーの少なくとも何れかを含んでもよい。
本発明の態様8に係る美容システムは、上記態様3から6の何れかに記載の美容機器と、美容機器が備える制御部が算出した熱量に応じた熱量情報を提示する情報提示装置と、を備えている。
本発明の態様9に係る美容システムは、上記態様8において、前記熱量情報には、ユーザーの毛髪の何れの部位がどの程度乾燥したのかを示す情報が含まれてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1a 美容機器
10、10a 美容システム
11、11a、21a 制御部
100 ユーザー
111 提示情報生成部(取得部)
1110 送風方向特定部(取得部)
1111 距離特定部(取得部)
1112 熱量算出部(取得部)
12 姿勢センサー
13 距離センサー
15、22 情報提示部
2 情報提示装置

Claims (9)

  1. ユーザーによって移動可能な美容機器であって、
    前記美容機器の姿勢を検知する姿勢センサーと、
    前記美容機器と前記ユーザーとの距離を測定する距離センサーと、を備えている
    ことを特徴とする美容機器。
  2. 送風部をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の美容機器。
  3. 制御部をさらに備え、当該制御部は、
    前記姿勢センサーによって検知された前記美容機器の姿勢を参照して、前記送風部の送風方向を示す姿勢情報を特定する送風方向特定部と、
    前記距離センサーによって測定された前記美容機器と前記ユーザーとの距離を参照して、前記美容機器と前記ユーザーとの距離を示す距離情報を特定する距離特定部と、
    前記姿勢情報と、前記距離情報とを参照して、ユーザーに与えた熱量を算出する熱量算出部と、を備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載の美容機器。
  4. 情報提示部をさらに備え、
    前記制御部は、ユーザーに与えた熱量に応じた熱量情報を、提示情報として前記情報提示部に提示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の美容機器。
  5. 前記熱量情報には、ユーザーの毛髪の乾燥度合いを示す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項4に記載の美容機器。
  6. 前記情報提示部は、発光、画像、音声、及び振動の少なくとも何れかによって前記熱量情報を提示する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の美容機器。
  7. 前記姿勢センサーは、角速度センサー、加速度センサー、及び地磁気センサーの少なくとも何れかを含む
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の美容機器。
  8. 請求項3から6の何れか1項に記載の美容機器と、
    前記美容機器が備える前記制御部が算出した熱量に応じた熱量情報を提示する情報提示装置と、を備えている
    ことを特徴とする美容システム。
  9. 前記熱量情報には、ユーザーの毛髪の何れの部位がどの程度乾燥したのかを示す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項8に記載の美容システム。
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