JP2021019485A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流センサの磁性体コアがパワーモジュールケースに固定された電力変換装置において、リフロー工程や高温環境での動作時等におけるパワーモジュールケースの熱伸縮に起因して電流センサの検出特性が意図せず変化することを防止する。【解決手段】電流が流れるバスバー10bと、バスバー10bを囲う磁性体コア13aを有する電流センサ13と、磁性体コア13aを収容する収容凹部20を有するパワーモジュールケース10aとを備える電力変換装置であって、収容凹部20の一部を埋設すると共に磁性体コア13aの一部を露出状態で磁性体コア13aをパワーモジュールケース10aに固定する埋設固定材40を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置に関するものである。
電気自動車等の車両には、バッテリとモータとの間に電力変換装置(PCU:Power Control Unit)が設けられている。このような電力変換装置は、複数の半導体パワーチップや、これらのパワーチップを収容するパワーモジュールケースを備えている。パワーモジュールケースには、電送路となるバスバーが内包されており、特許文献1には、このようなバスバーに流れる電流を検出するための電流センサを備える電力変換装置が開示されている。
特開2017−184384号公報
ところで、上述のような電流センサは、磁性体コアを備えている。例えば、特許文献1に示されているように、この磁性体コアは、全体が封止材でモールドされている。しかしながら、このように磁性体コアの全体をモールドした場合には、パワーモジュールを製造する際のリフロー工程や高温環境での動作時等における熱伸縮に起因する応力が磁性体コアに対して強く作用する。磁性体コアは、一端と他端とが隙間を介して対向配置されたC形とされており、一端と他端との距離を一定に保つことが、検出特性を維持する上で重要である。上述のように、磁性体コアに対してパワーモジュールケースの熱伸縮に起因する応力が強く作用すると、磁性体コアの一端と他端との距離が変化し、電流センサの検出特性を意図せずに変化させてしまう可能性がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、電流センサの磁性体コアがパワーモジュールケースに固定された電力変換装置において、リフロー工程や高温環境での動作時等におけるパワーモジュールケースの熱伸縮に起因して電流センサの検出特性が意図せず変化することを防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、電流が流れるバスバーと、上記バスバーを囲う磁性体コアを有する電流センサと、上記磁性体コアを収容する収容凹部を有するパワーモジュールケースとを備える電力変換装置であって、上記収容凹部の一部を埋設すると共に上記磁性体コアの一部を露出状態で上記磁性体コアを上記パワーモジュールケースに固定する埋設固定材を備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記磁性体コアが、一端と他端とが隙間を介して対向配置された環状形状とされ、上記埋設固定材が、上記磁性体コアの上記一端と上記他端とを内包しているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記パワーモジュールケースが、上記収容凹部の底面から上記収容凹部の入口開口に向けて立設されると共に上記バスバーを内包するバスバー保持部を有し、上記磁性体コアが、上記一端と上記他端との隙間に上記バスバー保持部が差し込まれた状態で固定されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記磁性体コアが、上記バスバー保持部の先端面に当接されているという構成を採用する。
第5の発明は、上記第4の発明において、上記バスバー保持部の先端面が、接着剤によって上記磁性体コアに固定されているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第3〜第5いずれかの発明において、上記埋設固定材が、収容凹部の底面から上記収容凹部の入口開口に向かう方向にて、上記バスバー保持部の上記バスバーが内包された領域の少なくとも一部を露出して上記収容凹部の一部を埋設しているという構成を採用する。
本発明においては、パワーモジュールケースの収容凹部内に磁性体コアが収容されており、この磁性体コアが収容凹部の一部を埋設する埋設固定材によってパワーモジュールケースに固定されている。ここで、本発明においては、埋設固定材が収容凹部の一部のみを埋設しており、磁性体コアの一部を露出した状態としている。つまり、本発明においては、収容凹部の内部に磁性体コアを露出する空隙が設けられている。このような空隙が設けられることによって、パワーモジュールケースが熱伸縮した場合の応力が磁性体コアに伝達されることを抑制し、磁性体コアの形状が変形することを防止することができる。したがって、本発明によれば、電流センサの磁性体コアがパワーモジュールケースに固定された電力変換装置において、リフロー工程や高温環境での動作時等におけるパワーモジュールケースの熱伸縮に起因して電流センサの検出特性が意図せず変化することを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態における電力変換装置の概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態における電力変換装置の電流センサを含む模式的な部分断面図である。 磁性体コアをパワーモジュールケースに取り付ける工程を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る電力変換装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の電力変換装置1の概略構成を示す分解斜視図である。本実施形態の電力変換装置1は、電気自動車等の車両に搭載され、不図示のモータ(負荷)とバッテリとの間に設けられている。このような本実施形態の電力変換装置1は、図1に示すように、インテリジェントパワーモジュール2と、コンデンサ3と、本体ケース4とを備えている。
インテリジェントパワーモジュール2は、パワーモジュール10、回路基板11及び電流センサ13(図2参照)等を備えている。パワーモジュール10は、パワー半導体素子を有する不図示の複数のパワーチップ、これらのパワーチップを保持するパワーモジュールケース10a、パワーチップに接続されたバスバー10b(図3参照)、及び、冷却用のウォータジャケット10c等を備えている。回路基板11は、パワーモジュール10に積層されており、パワーチップを駆動する駆動回路等を備えている。電流センサ13は、バスバー10bを流れる電流を検出するセンサである。この電流センサ13を含む部位の詳細構造については、後に説明する。
コンデンサ3は、インテリジェントパワーモジュール2と接続されており、パワーモジュール10を挟んで回路基板11と反対側に配置されている。本体ケース4は、インテリジェントパワーモジュール2及びコンデンサ3を収容するケースであり、上部ケース4aと、中央ケース4bと、下部ケース4cとを備えている。これらの上部ケース4a、中央ケース4b及び下部ケース4cは、パワーモジュール10と回路基板11との積層方向に分割可能に接続されている。上部ケース4aは、回路基板11側からインテリジェントパワーモジュール2を覆っており、中央ケース4bと接続されている。中央ケース4bは、リアクトルが内蔵されると共に、インテリジェントパワーモジュール2の周囲を覆っている。下部ケース4cは、インテリジェントパワーモジュール2とモータとを接続するための接続コネクタが設けられており、中央ケース4bに締結されている。
この電力変換装置1は、パワーチップ、コンデンサ3及びリアクトル等で構成される昇降圧回路や、インバータ回路を備えており、バッテリから供給された電力を三相交流電力に変換してモータに供給したり、モータからの回生電力をバッテリに回送したりする。
図2は、電流センサ13が設置される部位における電力変換装置1の模式的な断面図である。電力変換装置1は、パワーモジュール10に複数のバスバー10bを備えている。このため、電流センサ13も、複数の箇所に設置されている。図2に示すように、各々の電流センサ13は、磁性体コア13aと、ホールセンサ13bとを備えている。
磁性体コア13aは、磁性体によって形成されており、図2に示すように、一端13a1と他端13a2とが隙間Sを介して対向配置されたC形の環状形状とされている。この磁性体コア13aは、バスバー10bを電流が流れる方向と直交する方向から囲うように配置されている。ホールセンサ13bは、磁性体コア13aの一端13a1と他端13a2との間(すなわち隙間S)に配置されている。このホールセンサ13bは、回路基板11に対して実装されており、磁性体コア13aの一端13a1と他端13a2との間に生じる磁界を電気信号に変換して出力する。
図2に示すように、本実施形態の電力変換装置1においてパワーモジュールケース10aは、磁性体コア13aを収容する収容凹部20を有している。この収容凹部20は、パワーモジュールケース10aの回路基板11と反対側の表面から回路基板11側に向けて窪んだ凹部である。つまり、収容凹部20は、回路基板11側に底面21が位置し、回路基板11と反対側に向けて開口された入口開口22を有する形状とされている。この収容凹部20の深さ寸法(底面21から入口開口22までの距離寸法)は、磁性体コア13aの高さ寸法よりも大きく設定されている。この収容凹部20は、磁性体コア13aの全体が収容可能な容積を有している。
また、図2に示すように、本実施形態の電力変換装置1においてパワーモジュールケース10aは、収容凹部20の底面21から入口開口22に向けて立設されたバスバー保持部23を備えている。このバスバー保持部23は、表裏面が回路基板11の表面に沿った方向に向けられたバスバー10bを内包している。また、バスバー保持部23は、バスバー10bにおける電流の流れ方向と直交する断面(図2に示す断面)にて、回路基板11の表面に沿った方向の幅寸法が高さ寸法(底面21から入口開口22に向かう方向の寸法)よりも小さい板状とされている。
このバスバー保持部23は、磁性体コア13aの隙間Sに差し込まれており、先端部が磁性体コア13aによって囲まれた領域に配置されている。また、バスバー保持部23は、磁性体コア13aによって囲まれた領域に配置された部位にてバスバー10bを内包している。このため、図2に示すように、バスバー10bは、磁性体コア13aによって囲まれた領域に配置されている。
このようなバスバー保持部23は、内包するバスバー10bの一方の表面と平行な第1側面24と、バスバー10bの他方の表面と平行な第2側面25と、入口開口22側に向けられた先端面26と有している。本実施形態の電力変換装置1は、図2に示すように、磁性体コア13aをバスバー保持部23に固着させる接着剤30を備えている。第1側面24には、磁性体コア13aの一端13a1が対向配置されている。また、第2側面25には、磁性体コア13aの他端13a2が対向配置されている。また、先端面26には、接着剤30を介して磁性体コア13aの途中部位が接合されている。
なお、先端面26は、磁性体コア13aの一端13a1と他端13a2との間の中央部において磁性体コア13aの内壁面に対して当接されている。このような本実施形態の電力変換装置1において磁性体コア13aは、途中部位が先端面26に当接されることで、収容凹部20内において位置決めされている。
また、図2に示すように、回路基板11側に向けて開口されたホールセンサ挿入穴27が設けられている。このホールセンサ挿入穴27は、磁性体コア13aの一端13a1及び他端13a2との隙間Sを通過する深さ寸法とされている。このようなホールセンサ挿入穴27に上述のホールセンサ13bが挿入された状態で配置されている。
また、図2に示すように、本実施形態の電力変換装置1は、収容凹部20の一部を埋設すると共に磁性体コア13aをパワーモジュールケース10aに対して固定する埋設固定材40を備えている。この埋設固定材40は、図2に示すように、収容凹部20の底面21に接触した状態にて収容凹部20の底部に配置されている。本実施形態において、埋設固定材40の収容凹部20の底面21からの高さ寸法(底面21から入口開口22に向かう方向における寸法)は、収容凹部20の深さ寸法の3分の1程度とされている。このように、埋設固定材40が収容凹部20の一部のみを埋設しているため、本実施形態の電力変換装置1においては、収容凹部20の内部の一部に空隙Kが設けられている。磁性体コア13aの一部分は、この空隙Kにおいて露出された状態とされている。
このような埋設固定材40は、図2に示すように、埋設固定材40は、磁性体コア13aの一端13a1及び他端13a2を内包している。一方で、埋設固定材40は、収容凹部20の底面21から収容凹部20の入口開口22に向かう方向にて、バスバー保持部23のバスバー10bが内包された領域の少なくとも一部を露出して収容凹部20の一部を埋設している。本実施形態においてバスバー10bは、バスバー保持部23の高さ方向における中央よりも先端部側に配置されている。この高さ方向においてバスバー10bが内包されたバスバー保持部23の一部分が、収容凹部20内の空隙Kに露出されている。つまり、本実施形態においては、バスバー保持部23のバスバー10bが内包された部位が、埋設固定材40に覆われておらず、空隙Kに露出されている。このため、バスバー10bの熱をより効率的に外部に排出することが可能となっている。
このような埋設固定材40は、リフロー工程における温度よりも耐熱温度が高い絶縁材料によって形成されており、パワーモジュールケース10aの形成材料よりもヤング率が低い材料によって形成されていることが好ましい。埋設固定材40の形成材料のヤング率をパワーモジュールケース10aの形成材料よりも低くすることにより、パワーモジュールケース10aが熱変形する場合に磁性体コア13aに作用する応力を低減することができる。
図3は、磁性体コア13aをパワーモジュールケース10aに取り付ける工程を示す模式図である。図3(a)に示すように、磁性体コア13aをパワーモジュールケース10aに取り付ける場合には、収容凹部20の入口開口22が上方に向くようにパワーモジュールケース10aを配置する。その後、図3(b)に示すように、バスバー保持部23の先端面26に対して軟化状態の接着剤30を供給し、収容凹部20に対して軟化状態の埋設固定材40を供給する。その後、図3(c)に示すように、磁性体コア13aを隙間Sが下方に向けられた状態で、収容凹部20に差し込む。このとき、磁性体コア13aの途中部位をバスバー保持部23の先端面26に接着剤30を介して当接させる。そして、接着剤30及び埋設固定材40を硬化させることで磁性体コア13aをパワーモジュールケース10aに対して接合する。
このように磁性体コア13aが収容凹部20に配置されたパワーモジュールケース10aは、その後にパワーチップ等をハンダ付けするリフロー工程を通過する。
以上のような本実施形態の電力変換装置1においては、電流が流れるバスバー10bと、バスバー10bを囲う磁性体コア13aを有する電流センサ13と、磁性体コア13aを収容する収容凹部20を有するパワーモジュールケース10aとを備えている。さらに、本実施形態の電力変換装置1においては、収容凹部20の一部を埋設すると共に磁性体コア13aの一部を露出状態で磁性体コア13aをパワーモジュールケース10aに固定する埋設固定材40を備えている。
このような本実施形態の電力変換装置1においては、埋設固定材40が収容凹部20の一部のみを埋設しており、磁性体コア13aの一部が露出された状態とされている。つまり、本実施形態の電力変換装置1においては、収容凹部20の内部に磁性体コア13aを露出する空隙Kが設けられている。このような空隙Kが設けられることによって、パワーモジュールケース10aが熱伸縮した場合の応力が磁性体コア13aに伝達されることを抑制し、磁性体コア13aの形状が変形することを防止することができる。したがって、本実施形態の電力変換装置1によれば、リフロー工程や高温環境での動作時等におけるパワーモジュールケース10aの熱伸縮に起因して電流センサ13の検出特性が意図せず変化することを防止することが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、磁性体コア13aが、一端13a1と他端13a2とが隙間Sを介して対向配置された環状形状とされ、埋設固定材40が、磁性体コア13aの一端13a1と他端13a2とを内包している。このため、一端13a1と他端13a2とが埋設固定材40によって固定され、一端13a1から他端13a2までの距離寸法が変化することをより確実に抑制することが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、パワーモジュールケース10aが、収容凹部20の底面21から収容凹部20の入口開口22に向けて立設されると共にバスバー10bを内包するバスバー保持部23を有し、磁性体コア13aが、一端13a1と他端13a2との隙間Sにバスバー保持部23が差し込まれた状態で固定されている。このため、収容凹部20の内部に空隙Kが設けられる場合であっても、確実にバスバー10bと磁性体コア13aに囲まれた領域に挿通することが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、磁性体コア13aが、バスバー保持部23の先端面26に当接されている。このため、磁性体コア13aをバスバー保持部23の先端面26に当接させることで磁性体コア13aを位置決めすることができる。したがって、本実施形態の電力変換装置1によれば、磁性体コア13aの収容凹部20内での位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、バスバー保持部23の先端面26が、接着剤30によって磁性体コア13aに固定されている。このため、パワーモジュールケース10aの熱変形等によって、バスバー保持部23から磁性体コア13aが離れることを防止し、磁性体コア13aが意図せずに移動することを防止することができる。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、埋設固定材40が、収容凹部20の底面21から収容凹部20の入口開口22に向かう方向にて、バスバー保持部23のバスバー10bが内包された領域の少なくとも一部を露出して収容凹部20の一部を埋設している。このため、バスバー10bで発生した熱を、空隙Kを通じて効率的に電力変換装置1の外部に排出することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、バスバー保持部23の先端面26が接着剤30を介して磁性体コア13aと接合された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。バスバー保持部23の先端面26が磁性体コア13aに接着剤30を用いずに当接された構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、磁性体コア13aの一端13a1の全部と他端13a2の全部とが埋設固定材40に内包された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、磁性体コア13aの一端13a1及び他端13a2の一部のみが埋設固定材40に内包された構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、バスバー保持部23のバスバー10bを保持する部位の一部のみが空隙Kに露出された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、バスバー保持部23の高さ方向にて、バスバー保持部23のバスバー10bを保持する部位の全部が空隙Kに露出された構成を採用することも可能である。つまり、バスバー保持部23の高さ方向と直交する方向から見て、バスバー10bと埋設固定材40とが重ならない構成を採用することも可能である。
1……電力変換装置、2……インテリジェントパワーモジュール、3……コンデンサ、4……本体ケース、10……パワーモジュール、10a……パワーモジュールケース、10b……バスバー、10c……ウォータジャケット、11……回路基板、13……電流センサ、13a……磁性体コア、13a1……一端、13a2……他端、13b……ホールセンサ、20……収容凹部、21……底面、22……入口開口、23……バスバー保持部、24……第1側面、25……第2側面、26……先端面、27……ホールセンサ挿入穴、30……接着剤、40……埋設固定材、K……空隙、S……隙間

Claims (6)

  1. 電流が流れるバスバーと、前記バスバーを囲う磁性体コアを有する電流センサと、前記磁性体コアを収容する収容凹部を有するパワーモジュールケースとを備える電力変換装置であって、
    前記収容凹部の一部を埋設すると共に前記磁性体コアの一部を露出状態で前記磁性体コアを前記パワーモジュールケースに固定する埋設固定材を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記磁性体コアは、一端と他端とが隙間を介して対向配置された環状形状とされ、
    前記埋設固定材は、前記磁性体コアの前記一端と前記他端とを内包している
    ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記パワーモジュールケースは、前記収容凹部の底面から前記収容凹部の入口開口に向けて立設されると共に前記バスバーを内包するバスバー保持部を有し、
    前記磁性体コアは、前記一端と前記他端との隙間に前記バスバー保持部が差し込まれた状態で固定されている
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記磁性体コアは、前記バスバー保持部の先端面に当接されていることを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記バスバー保持部の先端面は、接着剤によって前記磁性体コアに固定されていることを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
  6. 前記埋設固定材は、収容凹部の底面から前記収容凹部の入口開口に向かう方向にて、前記バスバー保持部の前記バスバーが内包された領域の少なくとも一部を露出して前記収容凹部の一部を埋設していることを特徴とする請求項3〜5いずれか一項に記載の電力変換装置。
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