JP2021019151A - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ソレノイドの汎用性を向上する技術を提供する。【解決手段】ソレノイド10では、コネクタ70のコネクタターミナル78の他端部に、ターミナルベースの第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aに接続される給電用接続部78Bが設けられている。この給電用接続部は、第1給電端子部及び第2給電端子部と上下方向に対向して配置されると共に、ハウジング12の周方向に延在されている。これにより、コネクタの仮組状態において、コネクタを軸線AL回りに回転させても、給電用接続部における、第1給電端子部及び第2給電端子部との対向配置状態が維持され、コネクタの仮組状態において、コネクタの組付位置の変更を許容することができる。その結果、ハウジングの周方向におけるコネクタ部76の位置を各種車両に対応した位置に変更して、コネクタをカバー62に固定することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、アクチュエータに関する。
従来、ディーゼルエンジンを搭載した車両では、燃料の送油量を増減させるコントロールラックピンが、アクチュエータ(ソレノイド)に連結されており、アクチュエータが作動することでコントロールラックが駆動するように構成されている。このアクチュエータでは、非作動時に、アクチュエータのプランジャがハウジングから突出している。そして、アクチュエータに電流が供給されると、アクチュエータ内の一対のコイルが通電して、プランジャが、コイルによって発生した磁界によってハウジング内に吸引される。また、プランジャが吸引されると、アクチュエータ内の接点がオフになり、一方のコイルの通電が遮断され、他方のコイルのみが通電されるようになっている(下記、特許文献1参照)。
特開昭56−110207号公報
ところで、上記のようなアクチュエータを車両に搭載するときには、各種車両のレイアウトに応じて、車両側の外部コネクタと接続されるコネクタ部の位置が、車両毎に異なる位置になる。具体的には、外部コネクタの配線の引き回し方等の違いによって、アクチュエータのコネクタ部の位置が、アクチュエータの周方向において、車両毎に異なる位置になる。このため、各種車両に対応して、コネクタ部の位置を変更したアクチュエータを用意しなければならず、アクチュエータの汎用性が低下するという問題があった。
本発明は、上記事実を考慮して、汎用性を向上することができるアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、軸方向一方側が開口された有底筒状のハウジングと、前記ハウジングの内部に収容され、前記ハウジングの開口側に配置された接続端子部を有するアクチュエータ本体と、前記ハウジングの開口部を閉塞して前記アクチュエータ本体を前記ハウジングの軸方向一方側から覆うと共に、前記接続端子部が挿入された孔部を有するカバーと、前記ハウジングの軸方向一方側に設けられ、前記カバーに固定されたコネクタと、を備え、前記コネクタは、前記カバーに組付けられたコネクタベース部と、前記コネクタベース部から前記ハウジングの径方向外側へ突出されたコネクタ部と、を有するコネクタ本体と、前記コネクタ本体に一体に形成され、一端部が前記コネクタ部の内部に配置され、他端部が前記コネクタベース部に配置され且つ前記接続端子部に接続されたコネクタターミナルと、を含んで構成されており、前記コネクタターミナルの他端部が、前記コネクタを前記カバーに固定する前の仮組状態において、前記ハウジングの周方向における前記コネクタの組付位置の変更を許容する変更許容部として構成されているアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記変更許容部が、前記ハウジングの周方向に延在されていることを特徴とするアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記変更許容部には、前記ハウジングの軸方向に貫通された貫通部が形成され、締結部材が、前記貫通部を挿通し、前記カバーに螺合されることで、前記変更許容部及び前記接続端子部が、前記締結部材及び前記カバーによって挟着されていることを特徴とするアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記カバーには、支持部が形成されており、前記コネクタの仮組状態において、前記コネクタ本体が前記支持部によって前記ハウジングの周方向に回転可能に支持されていることを特徴とするアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記カバーには、前記ハウジングの径方向外側へ突出した規制突起が形成され、前記コネクタベース部には、前記ハウジングの周方向に延在され且つ前記規制突起が配置された規制溝が形成されており、前記コネクタの仮組状態において、前記規制突起が、前記規制溝の長手方向の端部に当接することで、前記コネクタの回転が規制されることを特徴とするアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングの開口側の部分には、径方向外側へ張出された段差部が形成され、前記ハウジングの開口端部には、径方向内側へ屈曲された固定フランジ部が形成されており、前記アクチュエータ本体及び前記カバーが、前記段差部及び前記固定フランジ部によって前記ハウジングの軸方向に挟持されていることを特徴とするアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記アクチュエータ本体は、前記ハウジングの軸線に対して点対称の位置に配置された一対の固定接点を有しており、前記カバーと前記アクチュエータ本体との間には、一対の前記固定接点に当接可能に構成された可動接点を有するコンタクト部材と、前記コンタクト部材を前記固定接点側へ付勢して前記可動接点を前記固定接点に圧接させる付勢部材と、が設けられており、前記付勢部材が、一対の前記可動接点の間に配置されているアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングにおける開口端部の外周部及び前記コネクタベース部の外周部が、モールド部によって被覆されているアクチュエータである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態のアクチュエータによれば、汎用性を向上することができる。
(A)は、本実施の形態に係るソレノイドを示す上側から見た平面図であり、(B)は、(A)のソレノイドを第1方向一方側から見た側面図であり、(C)は、(A)のソレノイドを第2方向他方側から見た側面図である。 図1に示されるソレノイドを第1基準線に沿って切断した縦断面図(図1の2−2線断面図)である。 図1に示されるソレノイドを傾斜基準線に沿って切断した縦断面図(図1の3−3線断面図)である。 図3に示される接点機構を分解した分解斜視図である。 (A)は、図4に示されるソレノイド本体がハウジングのアッパハウジング部内に収容された状態を示す平面図であり、(B)は、(A)に示されるターミナルベースに形成された第1給電ターミナル、第2給電ターミナル、及びスイッチ用ターミナルを示す平面図である。 図2に示されるコネクタの組付前の状態を示す分解斜視図である。 (A)は、図6に示されるコネクタがカバーに組付けられた状態を示す、カバーベース部を破断した平断面図であり、(B)は、コネクタターミナルの給電接続部と第1給電端子部との圧着状態を示す縦断面図(図7(A)の7B−7B線断面図)である。 図6に示されるコネクタターミナルの全体を示す平面図である。 図3に示されるプランジャが非作動位置から作動位置に移動し且つコンタクトアッシーが非接続位置に配置された状態を示す、図3に対応する縦断面図である。 (A)は、仮組状態のコネクタが第1組付位置に配置された状態を示す平面図であり、(B)は、仮組状態のコネクタが第2組付位置に配置された状態を示す平面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る「アクチュエータ」としてのソレノイド10について説明する。図1(A)〜(C)に示されるように、ソレノイド10は、全体として略段付き円柱状に形成されている。そして、以下の説明では、ソレノイド10の軸方向一方側(図1(B)及び(C)の矢印A方向側)をソレノイド10の上側とし、ソレノイド10の軸方向他方側(図1(B)及び(C)の矢印B方向側)をソレノイド10の下側としている。また、上側から見た平面視で、上下方向に対して直交する方向を第1方向(図1(A)及び(C)の矢印C及び矢印Dを参照)としており、ソレノイド10の軸線ALを通過し且つ第1方向に沿った架空線を第1基準線L1としている。さらに、平面視で、第1方向に対して直交する方向を第2方向(図1(A)及び(B)の矢印E及び矢印Fを参照)としており、軸線ALを通過し且つ第2方向に沿った架空線を第2基準線L2としている。
ソレノイド10は、車両(自動車)に搭載され、車両のコントロールラックピンに連結されている。そして、ソレノイド10が作動することで、コントロールラックピンが駆動するようになっている。図1〜図3に示されるように、ソレノイド10は、ハウジング12と、「アクチュエータ本体」としてのソレノイド本体20と、接点機構50と、コネクタ70と、モールド部80と、を含んで構成されている。以下、ソレノイド10の各構成について説明する。
(ハウジング12について)
ハウジング12は、ソレノイド10の外郭を構成している。ハウジング12は、金属の板材によって構成され、プレス加工等によって、上側へ開放された有底の段付き円筒状に形成されている。具体的には、ハウジング12の下部が、ロアハウジング部12Lとして構成され、ハウジング12の上部が、アッパハウジング部12Uとして構成されており、ロアハウジング部12Lの直径が、アッパハウジング部12Uの直径よりも小さく設定されている。
ロアハウジング部12Lの上端部における径方向外側には、固定プレート14が設けられている。固定プレート14は、上下方向を板厚方向とし、平面視で、略ひし形状に形成されて、ロアハウジング部12Lの上端部に固定されている。また、固定プレート14は、平面視で、ハウジング12に対して第2方向一方側(図1(A)及び(B)の矢印E方向側)及び第2方向他方側(図1(A)及び(B)の矢印F方向側)へ突出しており、この突出した部分には、固定孔14A(図1(A)参照)が上下方向に貫通形成されている。そして、固定孔14A内にボルト等の締結部材が挿入されて、固定プレート14(すなわち、ソレノイド10)が車両に固定されている。
アッパハウジング部12Uの上端側部分には、径方向外側へ張出された段差部12Aが形成されており、段差部12Aは、ハウジング12の周方向全周に亘って形成されている。また、アッパハウジング部12Uの上端部には、固定フランジ部12Bが形成されている。固定フランジ部12Bは、ハウジング12の径方向内側へ屈曲されると共に、ハウジング12の周方向全周に亘って形成されている。また、固定フランジ部12Bは、後述するソレノイド本体20及び接点機構50のハウジング12内への収容後に、曲げ加工等によって形成されている。さらに、ロアハウジング部12Lの底壁には、開口孔12Cが上下方向に貫通形成されており、開口孔12Cが軸線ALと同軸上に配置されている。
ロアハウジング部12Lの内部には、後述するプランジャ22をガイドするためのガイドパイプ16が嵌入されている。ガイドパイプ16は、上側へ開放された有底円筒状に形成されている。ガイドパイプ16の底壁には、ガイド孔16Aが上下方向に貫通形成されており、ガイド孔16Aは、軸線ALと同軸上に配置されている。これにより、ハウジング12の内部と外部とが、開口孔12C及びガイド孔16Aによって連通されている。なお、ハウジング12の底壁とガイドパイプ16の底壁との間には、略円環シート状のパッキン18が配置されている。
(ソレノイド本体20について)
図2及び図3に示されるように、ソレノイド本体20は、プランジャ22と、コイルベースアッシー26と、を含んで構成されている。
<プランジャ22について>
プランジャ22は、磁性体によって構成されて、上下方向を軸方向とした略段付き円柱状に形成されている。具体的には、プランジャ22は、プランジャ22の上部を構成するプランジャ本体22Aと、プランジャ本体22Aから下側へ延出された連結軸22Bと、を含んで構成されており、連結軸22Bの直径がプランジャ本体22Aの直径よりも小さく設定されている。そして、プランジャ本体22Aの下部が、ガイドパイプ16内に上下方向に相対移動可能に挿入されると共に、連結軸22Bが、ハウジング12の開口孔12C及びガイドパイプ16のガイド孔16A内に上下方向に相対移動可能に挿入されている。そして、連結軸22Bが、車両のコントロールラックピンに連結されている。
プランジャ本体22Aの外周部における上下方向中間部には、径方向内側へ一段下がった段部22Cが形成されており、段部22Cは、プランジャ本体22Aの周方向全周に亘って形成されている。そして、プランジャ本体22Aの上部には、圧縮コイルスプリングとして構成されたリターンスプリング24が装着されている。リターンスプリング24の下端部は、プランジャ本体22Aの段部22Cに係止され、リターンスプリング24の上端部は、後述するヨーク44に係止されており、リターンスプリング24が、プランジャ22を下側へ付勢している。これにより、プランジャ22が、ガイドパイプ16の底壁に当接した位置に配置されている(図2及び図3に示される位置であり、以下、プランジャ22における、この位置を「非作動位置」という)。なお、詳細については後述するが、ソレノイド10の作動時には、プランジャ22が非作動位置から上昇した位置(図9に示される位置であり、以下、プランジャ22における、この位置を「作動位置」という)に配置される構成になっている。
また、プランジャ22の上端部には、作動軸部22Dが形成されており、作動軸部22Dは、プランジャ本体22Aよりも小径の円柱状に形成されて、プランジャ本体22Aから上側へ突出している。
<コイルベースアッシー26について>
コイルベースアッシー26は、ボビン28と、ターミナルベース32と、ヨーク44と、ダイヤフラム46と、を含んで構成されている。
[ボビン28について]
ボビン28は、絶縁材(樹脂材)によって構成され、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。そして、ボビン28が、アッパハウジング部12Uの内部に収容されて、プランジャ本体22Aの上部及びリターンスプリング24の径方向外側に配置されている。これにより、プランジャ22が、ボビン28の内部において、非作動位置と作動位置との間を移動する構成になっている。
ボビン28の外周部には、上端部及び下端部を除いて、径方向外側へ開放されたコイル収容凹部28Aが形成されており、コイル収容凹部28Aは、ボビン28の周方向全周に亘って形成されている。このコイル収容凹部28A内には、銅線によって構成された吸引用コイル30A及び保持用コイル30Bが巻き回されている。吸引用コイル30A及び保持用コイル30Bの一端部は、互いに接続されて、グランド接地されている。また、吸引用コイル30Aの他端部は、後述するスイッチ用ターミナル40に接続されており、保持用コイル30Bの他端部は、後述する第1給電ターミナル34に接続されている。
[ターミナルベース32について]
図2〜図5に示されるように、ターミナルベース32は、絶縁材(樹脂材)によって構成され、上下方向を板厚方向とする略円板状に形成されている。そして、ターミナルベース32が、ボビン28の上側に配置されて、アッパハウジング部12Uの上端部内に嵌入されている。詳しくは、ターミナルベース32の外周部が、ハウジング12の段差部12Aと固定フランジ部12Bとの間に配置されている。ターミナルベース32には、一対の取付孔32Aが上下方向に貫通形成されており、一対の取付孔32Aは、平面視で、第1基準線L1に沿って配置されると共に、第2基準線L2に対して第1方向において対称の位置に配置されている(図5(A)参照)。そして、取付ネジS1が、取付孔32A内に上側から挿入されて、ボビン28に螺合されることで、ターミナルベース32がボビン28に固定されている。
ターミナルベース32の中央部には、後述するコンタクトアッシー52を収容するための接点収容部32Bが一体に形成されている。接点収容部32Bは、ターミナルベース32から上側へ突出した筒状に形成されると共に、平面視で第1方向に対して傾斜する方向に沿って延在されている。具体的には、接点収容部32Bは、平面視で、軸線ALを通過し且つ第1基準線L1に対して反時計回りに鋭角に傾斜した架空線である傾斜基準線L3に沿って延在されている(図5(A)参照)。なお、以下の説明では、平面視で、傾斜基準線L3に沿った方向を傾斜方向と称する。そして、接点収容部32Bは、平面視で、傾斜方向を長手方向とし、傾斜方向に対して直交する方向を幅方向とする略矩形筒状に形成されている。また、ターミナルベース32の中央部には、挿通孔32Cが上下方向に貫通形成されており、挿通孔32Cは軸線ALと同軸上に配置されている。
図4及び図5に示されるように、ターミナルベース32には、第1給電ターミナル34、第2給電ターミナル36、及びスイッチ用ターミナル40が、インサート成形によって一体に形成されており、これらのターミナルは、金属の板材によって構成されている。
第1給電ターミナル34は、略長尺板状に形成されて、接点収容部32Bの傾斜方向一方側(図4及び図5の矢印G方向側)の部分に対して、接点収容部32Bの幅方向一方側(図5の矢印J方向側)に配置されている。第1給電ターミナル34は、上側へ開放された略逆U字形状に屈曲されており、第1給電ターミナル34の長手方向中間部が、ターミナルベース32に埋設されている。第1給電ターミナル34の一端部は、「接続端子部」としての第1給電端子部34Aとして構成されており、第1給電端子部34Aは、ターミナルベース32から上側へ突出している。この第1給電端子部34Aは、平面視で、接点収容部32Bの幅方向を板厚方向として配置されている。また、第1給電端子部34Aの先端部(上端部)には、第1端子溝34B(図4参照)が形成されており、第1端子溝34Bは、第1給電端子部34Aの板厚方向から見て、傾斜方向他方側(図4の矢印H方向側)へ開放された略C字形状に形成されている。一方、第1給電ターミナル34の他端部は、コイル側端子部34Cとして構成されており、コイル側端子部34Cは、ターミナルベース32から上側へ突出している。このコイル側端子部34Cは、傾斜方向を板厚方向として配置されている。
第2給電ターミナル36は、略L字形板状に形成されて、軸線ALに対して傾斜方向他方側に配置されている。そして、第2給電ターミナル36の基端部が、接点収容部32Bにおける傾斜方向他方側の部分に埋設されている。なお、第2給電ターミナル36の基端部は、接点収容部32Bの内部において上側へ露出している。第2給電ターミナル36の基端部には、金属製の固定接点38が設けられている。この固定接点38は、略円板状に形成されて、第2給電ターミナル36にカシメ等によって固定されている。そして、固定接点38が、第2給電ターミナル36の基端部よりも上側へ突出しており、接点収容部32B内において上側へ露出している。一方、第2給電ターミナル36の先端部は、「接続端子部」としての第2給電端子部36Aとして構成されており、第2給電端子部36Aは、接点収容部32Bの幅方向他方側(図5の矢印K方向側)において、ターミナルベース32から上側へ突出している。また、第2給電端子部36Aは、第1給電端子部34Aと同一形状に形成されて、平面視で、軸線ALに対して点対称の位置に配置されている。すなわち、第2給電端子部36Aの先端部(上端部)には、第2端子溝36B(図4参照)が形成されており、第2端子溝36Bは、第2給電端子部36Aの板厚方向から見て、傾斜方向一方側へ開放された略C字形状に形成されている。
スイッチ用ターミナル40は、第1方向に沿った略長尺板状に形成され、平面視で第1基準線L1に対して第2方向一方側に配置されて、ターミナルベース32に埋設されている。なお、スイッチ用ターミナル40は、接点収容部32Bの内部において上側へ露出しており、スイッチ用ターミナル40の一端部が、接点収容部32Bにおける傾斜方向一方側の部分内に配置されている。スイッチ用ターミナル40の一端部には、金属製の固定接点42が設けられている。この固定接点42は、第2給電ターミナル36の固定接点38と同様に構成されている。すなわち、固定接点42は、略円板状に形成されて、スイッチ用ターミナル40の一端部にカシメ等によって固定されている。そして、固定接点42が、スイッチ用ターミナル40よりも上側へ突出しており、接点収容部32Bの一端部内において上側へ露出している。また、固定接点38及び固定接点42は、平面視で、軸線ALに対して点対称となる位置に配置されている。一方、スイッチ用ターミナル40の他端部は、コイル側端子40Aとして構成されている。コイル側端子40Aは、接点収容部32Bの幅方向一方側において、上側へ屈曲されて、ターミナルベース32から上側へ突出している。また、コイル側端子40Aは、接点収容部32Bの幅方向を板厚方向として配置されている。
図5(A)に示されるように、ターミナルベース32の外周部には、軸線ALに対して接点収容部32Bの幅方向一方側において、一対のスリット32D,32Eが形成されており、一対のスリット32D,32Eは、傾斜方向に並んで配置されている。このスリット32D,32Eは、接点収容部32Bの幅方向に沿って延在されると共に、接点収容部32Bの幅方向一方側へ開放されている。一方のスリット32D内には、保持用コイル30Bの他端側の部分が配置されて、保持用コイル30Bの他端部が、第1給電ターミナル34のコイル側端子部34Cに半田付けされている。また、他方のスリット32E内には、吸引用コイル30Aの他端側の部分が配置されて、吸引用コイル30Aの他端部が、スイッチ用ターミナル40のコイル側端子40Aに半田付けされている。
[ヨーク44について]
図2及び図3に示されるように、ヨーク44は、上下方向を板厚方向とした略円板状に形成されている。ヨーク44は、ボビン28とターミナルベース32との間に配置されて、ボビン28及びターミナルベース32によって挟持されている。具体的には、ヨーク44の外周部が、ハウジング12の段差部12Aの上側に隣接して配置されている。ヨーク44の中心部には、挿通孔44Aが貫通形成されている。挿通孔44Aは、軸線ALと同軸上に配置され、ボビン28の内部と連通している。そして、プランジャ22が作動位置へ上昇するときには、プランジャ22の作動軸部22Dが、挿通孔44A内を挿通して、ヨーク44よりも上側へ突出する構成になっている。また、ヨーク44の上面の中央部には、上側へ開放された収容凹部44Bが形成されており、収容凹部44Bは、平面視で円形状に形成されている。
[ダイヤフラム46について]
ダイヤフラム46は、ゴム等の弾性体によって構成されて、略円形シート状に形成されている。そして、ダイヤフラム46がヨーク44の収容凹部44B内に収容されて、ダイヤフラム46の外周部が、ヨーク44及びターミナルベース32によって挟持されている。これにより、ヨーク44の挿通孔44Aがダイヤフラム46よって閉塞されて、ボビン28の内部の気密性が確保される構成になっている。また、プランジャ22が非作動位置から作動位置へ上昇するときには、ダイヤフラム46がプランジャ22の作動軸部22Dによって押圧されて弾性変形する構成になっている。
(接点機構50について)
図2〜図4に示さるように、接点機構50は、「コンタクト部材」としてのコンタクトアッシー52と、「付勢部材」としてのコンタクトスプリング60と、カバー62と、を含んで構成されている。
<コンタクトアッシー52及びコンタクトスプリング60について>
コンタクトアッシー52は、コンタクトベース54と、接点プレート56と、を含んで構成されている。また、コンタクトアッシー52の外形は、平面視で、ターミナルベース32の接点収容部32Bと相似形を成しており、コンタクトアッシー52が、ターミナルベース32の接点収容部32B内に上下方向に相対移動可能に収容されている。
コンタクトベース54は、樹脂材によって構成されている。コンタクトベース54は、上側へ開放された有底の段付き円筒状に形成されて、軸線ALと同軸上に配置されている。コンタクトベース54における上部内には、圧縮コイルスプリングとして構成されたコンタクトスプリング60が収容されている。そして、コンタクトスプリング60の下端部が、コンタクトベース54に係止され、コンタクトスプリング60の上端部が、後述するカバー62によって係止されて、コンタクトスプリング60が、コンタクトベース54(すなわち、コンタクトアッシー52)を下側へ付勢している。これにより、コンタクトアッシー52が、図2及び図3に示される接続位置に配置されている。なお、コンタクトアッシー52の接続位置では、コンタクトベース54の上端部が、ターミナルベース32の接点収容部32Bの上端部よりも上側へ若干突出している。
コンタクトベース54の下部は、作動突起54Aとして構成されており、作動突起54Aは、上側へ開放された有底円筒状に形成されている。作動突起54Aは、軸線ALと同軸上に配置され、ターミナルベース32の挿通孔32C内に上下方向に相対移動可能に挿入されている。また、コンタクトアッシー52の接続位置では、作動突起54Aの下面が、ダイヤフラム46の中央部の上面に当接している。
接点プレート56は、金属の板材によって構成されている。接点プレート56は、上下方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されて、接点プレート56の長手方向中間部が、インサート成形等によってコンタクトベース54と一体に形成されている。具体的には、接点プレート56の一端部がコンタクトベース54の上部における下端部から傾斜方向一方側へ延出しており、接点プレート56の他端部がコンタクトベース54の上部における下端部から傾斜方向他方側へ延出している。
接点プレート56の長手方向両端部には、金属製の可動接点58がそれぞれ設けられている。この可動接点58は、略円板状に形成され、接点プレート56にカシメ等によって固定されており、接点プレート56よりも下側に突出している。そして、前述したコンタクトスプリング60が、平面視で、一対の可動接点58の間に配置されている。換言すると、一対の可動接点58が、コンタクトスプリング60の中心(すなわち、軸線AL)に対して傾斜方向において対称の位置に配置されている。そして、一方の可動接点58が、スイッチ用ターミナル40における固定接点42と上下方向に対向配置され、他方の可動接点58が、第2給電ターミナル36における固定接点38と上下方向に対向配置されている。さらに、コンタクトアッシー52の接続位置では、コンタクトスプリング60の付勢力によって、可動接点58が、固定接点38、42に圧接されている。これにより、コンタクトアッシー52の接続位置では、第2給電ターミナル36とスイッチ用ターミナル40とが、コンタクトアッシー52によって電気的に接続されている。
また、詳細については後述するが、プランジャ22の作動位置では、プランジャ22の作動軸部22Dによってコンタクトアッシー52が上側へ押圧されて、接続位置から上昇するようになっている(図9に示される位置であり、以下、コンタクトアッシー52における、この位置を「非接続位置」という)。コンタクトアッシー52の非接続位置では、可動接点58が、固定接点38、42に対して上側へ離間して、可動接点58と固定接点38、42との圧接状態が解除される構成になっている。つまり、コンタクトアッシー52の非接続位置では、第2給電ターミナル36とスイッチ用ターミナル40との接続が遮断される構成になっている。
<カバー62について>
カバー62は、絶縁材(樹脂材)によって構成されている。カバー62は、下側へ開放された有底円筒状に形成されて、ターミナルベース32及びコンタクトベース54の上側に配置されている。カバー62の下端部における外周部には、径方向外側へ張出されたカバー側フランジ部62Aが形成されており、カバー側フランジ部62Aは、カバー62の周方向全周に亘って形成されている。そして、カバー側フランジ部62Aが、ターミナルベース32の外周部の上側に隣接して配置されている。さらに、ヨーク44の外周部、ターミナルベース32の外周部、及びカバー側フランジ部62Aが、ハウジング12の段差部12A及び固定フランジ部12Bよって上下方向に挟持されて、ソレノイド本体20のコイルベースアッシー26及びカバー62が、ハウジング12に固定されている。
カバー62の頂壁の中心部には、上側へ突出した支持部62Bが形成されている。支持部62Bは、上下方向を軸方向とする円柱状に形成されて、軸線ALと同軸上に配置されている。また、カバー62の頂壁の下面には、前述したコンタクトベース54に対応する位置において、ガイド溝62Cが形成されており、ガイド溝62Cは、下側へ開放されたリング状に形成されている。そして、コンタクトスプリング60の上端部が、ガイド溝62Cの径方向内側部分に挿入されて、カバー62に係止されている。また、ガイド溝62Cの径方向外側部分には、コンタクトベース54の上端部が挿入されている。これにより、コンタクトアッシー52が接続位置と非接続位置との間を移動するときには、ガイド溝62Cによってコンタクトアッシー52の移動がガイドされる構成になっている。
カバー62の上面には、支持部62Bの径方向外側において、一対の端子用凹部62Dが形成されている。端子用凹部62Dは、カバー62の上面よりも下側へ一段下がった凹状に形成されると共に、平面視で略扇形状に形成されている。また、端子用凹部62Dは、カバー62の径方向外側へ開放されている。さらに、一対の端子用凹部62Dは、軸線ALに対して第2方向一方側及び第2方向他方側にそれぞれ配置されて、平面視で軸線ALに対して点対称となる位置に配置されている。
カバー62には、端子用凹部62Dの位置において、ナット64が埋設されている。ナット64は、上側へ開放された有底円筒状に形成されており、ナット64の上面が、端子用凹部62D内において上側へ露出している。
また、カバー62の端子用凹部62Dには、「孔部」としての一対の端子用孔部62Eが上下方向に貫通形成されている。端子用孔部62Eは、ターミナルベース32の第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aに対応する位置にそれぞれ配置されている。この端子用孔部62Eは、傾斜方向を長手方向とする矩形状に形成されており、端子用孔部62Eの外形が、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aの平面視における外形よりも大きく設定されている。そして、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aが、それぞれ端子用孔部62E内に下側から挿入されている。
また、図6に示されるように、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aの先端部は、端子用孔部62Eへの挿入後、直角に屈曲されて、端子用凹部62Dの上面に隣接して配置されている。具体的には、第1給電端子部34Aの先端部が、接点収容部32B(図6では、不図示)の幅方向一方側へ屈曲され、第2給電端子部36Aの先端部が、接点収容部32Bの幅方向他方側へ屈曲されている。また、この状態では、第1給電端子部34Aの第1端子溝34Bが、一方のナット64と同軸上に配置されており、第2給電端子部36Aの第2端子溝36Bが、他方のナット64と同軸上に配置されている。さらに、この状態では、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aの先端部の上面が、カバー62の上面よりも若干上側に配置されている。
カバー62の外周部には、一対のナット64の径方向外側において、規制突起62Fがそれぞれ形成されている。規制突起62Fは、カバー62の外周部から径方向外側へ突出しており、規制突起62Fの下端部が、カバー側フランジ部62Aの上面に接続されている。
(コネクタ70について)
図2、図3、及び図6〜図8に示されるように、コネクタ70は、カバー62の上側に配置されて、カバー62に固定されている。このコネクタ70は、コネクタ本体72と、一対のコネクタターミナル78と、を含んで構成されており、コネクタターミナル78がコネクタ本体72にインサート成形によって一体に形成されている。
コネクタ本体72は、樹脂材によって構成されている。コネクタ本体72は、カバー62に組付けられたコネクタベース部74と、コネクタベース部74から第1方向一方側(図2及び図6の矢印C方向側)へ突出したコネクタ部76と、を含んで構成されている。
コネクタベース部74は、下側へ開放された略有底円筒状に形成されている。コネクタベース部74の頂壁には、中央部において、円形状の支持孔74Aが上下方向に貫通形成されており、支持孔74Aは軸線ALと同軸上に配置されている。そして、カバー62の支持部62Bが支持孔74A内に下側から挿入されている。これにより、コネクタ70がカバー62に固定される前の状態(以下、この状態を「仮組状態」という)では、コネクタ70が支持部62Bによって回転可能に支持されている。すなわち、コネクタ70の仮組状態では、コネクタ70が、軸線AL回りにカバー62に対して相対回転可能に構成されている。
図7(A)に示されるように、コネクタベース部74の側壁は、カバー62の外周面の径方向外側に配置されており、コネクタベース部74の第1方向一方側及び第1方向他方側の内周面が、カバー62の外周面に対して径方向外側に隣接して配置されている。なお、コネクタベース部74における第1方向一方側の側壁は、他の部分よりも第1方向一方側且つ下側へ延出されている。
コネクタベース部74の側壁における第2方向一方側及び第2方向他方側の部分は、径方向外側に隆起されると共に、コネクタベース部74の周方向に延在されている。これにより、コネクタベース部74の第2方向一方側及び第2方向他方側の内周面が、カバー62の外周面に対して径方向外側に離間して配置されている。すなわち、コネクタベース部74の第2方向一方側及び第2方向他方側の内周面には、径方向内側へ開放された規制溝74Bが形成されており、規制溝74Bが、コネクタベース部74の周方向に沿って延在されている。そして、カバー62の規制突起62Fが、規制溝74B内に配置されている。
ここで、コネクタ70の仮組状態において、コネクタ70を平面視で軸線AL回りに回転方向一方側(時計回り)に回転させると、規制溝74Bの周方向他方側の端部が、カバー62の規制突起62Fに当接して、コネクタ70の回転方向一方側の回転が規制される構成になっている。一方、コネクタ70の仮組状態において、コネクタ70を平面視で軸線AL回りに回転方向他方側(反時計回り)に回転させると、規制溝74Bの周方向一方側の端部が、カバー62の規制突起62Fに当接して、コネクタ70の回転方向他方側の回転が規制される構成になっている。すなわち、コネクタ70の仮組状態では、コネクタ70が、第1組付位置(図10(A)に示される位置)と第2組付位置(図10(B)に示される位置)との間を回転可能に構成されている。
図3及び図6に示されるように、コネクタベース部74には、一対のターミナル用溝部74Cが上下方向に貫通形成されている。一対のターミナル用溝部74Cは、第1基準線L1に対して、第2方向一方側及び第2方向他方側に配置されて、平面視で、コネクタベース部74の周方向に延在された円弧状に形成されている。すなわち、一対のターミナル用溝部74Cが、平面視で、規制溝74Bの径方向内側にそれぞれ配置されている。また、一対のターミナル用溝部74Cは、第1基準線L1に対して、第2方向において対称となる位置に配置されている。
コネクタ部76は、略楕円筒状に形成されて、コネクタベース部74における第1方向一方側の側壁から第1方向一方側へ突出している。そして、コネクタ部76に、車両側の外部コネクタが嵌合されるようになっている。
図2、図6、及び図8に示されるように、一対のコネクタターミナル78は、金属製の板材によって構成され、第1方向に延在された略長尺板状に形成されると共に、上下方向を板厚方向として配置されている。また、一対のコネクタターミナル78は、第1基準線L1に対して第2方向において対称の位置に配置されている。コネクタターミナル78の長手方向一端部は、外部接続部78Aとして構成されており、外部接続部78Aは、コネクタ部76の内部に配置されて、コネクタ部76に嵌合された外部コネクタに接続されている。また、コネクタターミナル78の長手方向中間部は、外部接続部78Aから上側に2段のクランク状に屈曲されて、コネクタベース部74に埋設されている。
コネクタターミナル78の長手方向他端部は、「変更許容部」としての給電用接続部78Bとして構成されて、コネクタベース部74に一体に形成されている。この給電用接続部78Bは、コネクタベース部74のターミナル用溝部74Cに対応して、平面視で、コネクタベース部74の周方向に沿って延在された円弧状に形成されている。給電用接続部78Bの幅方向中央部には、「貫通部」としての接続孔78Cが貫通形成されており、接続孔78Cは、給電用接続部78Bの長手方向に沿った長孔状に形成されている。
そして、給電用接続部78Bの下面は、コネクタベース部74の頂壁の下面と面一に配置されて、コネクタベース部74に対して下側へ露出されている。また、給電用接続部78Bの上面は、外周部を除いて、ターミナル用溝部74Cによって上側へ露出されている。
給電用接続部78Bは、カバー62の端子用凹部62D内に配置された第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aの先端部の上側にそれぞれ隣接して配置されて、給電用接続部78Bと、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aの先端部と、が上下方向に対向して配置されている。さらに、給電用接続部78Bの接続孔78Cと、第1給電端子部34Aの第1端子溝34B(第2給電端子部36Aの第2端子溝36B)とが、平面視で重なって配置されている。具体的には、接続孔78Cの長手方向中間部が、第1給電端子部34Aの第1端子溝34B(第2給電端子部36Aの第2端子溝36B)と重なって配置されている。そして、「締結部材」としての固定ネジS2が、接続孔78C、及び第1給電端子部34Aの第1端子溝34B内(第2給電端子部36Aの第2端子溝36B内)に挿入され、ナット64に螺合されることで、コネクタ70がカバー62に固定されている。
また、前述したように、コネクタ70の仮組状態では、コネクタ70が、第1組付位置と第2組付位置との間を回転可能に構成されている。そして、コネクタ70の第1組付位置及び第2組付位置においても、給電用接続部78Bの接続孔78Cと、第1給電端子部34Aの第1端子溝34B(第2給電端子部36Aの第2端子溝36B)とが、平面視で重なって配置されている。このため、コネクタ70の組付位置を、第1組付位置と第2組付位置との間の任意の位置に設定して、コネクタ70をカバー62に固定できる構成になっている(図10参照)。
また、図7(B)に示されるように、コネクタ70の固定状態では、第1給電端子部34A(第2給電端子部36A)と給電用接続部78Bとが、固定ネジS2の頭部とナット64とによって挟み込まれて挟着されている。換言すると、固定ネジS2の締付力によって、第1給電端子部34A(第2給電端子部36A)と給電用接続部78Bとが圧着されている。これにより、外部コネクタと第1給電ターミナル34及び第2給電ターミナル36とが、一対のコネクタターミナル78によって電気的に接続されて、ソレノイド本体20の吸引用コイル30A及び保持用コイル30Bに電流が供給されるようになっている。
(モールド部80について)
図1〜図3に示されるように、モールド部80は、樹脂材によって構成されている。モールド部80は、コネクタ70におけるコネクタベース部74の外周部及びハウジング12の開口部の外周部を被覆している。これにより、コネクタベース部74のターミナル用溝部74C内にモールド部80が入り込んで、ハウジング12内の気密性が確保された状態で、ハウジング12の開口部が閉塞されている。
(作用効果)
次に、ソレノイド10の動作及び組立手順を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
<ソレノイド10の動作について>
図3に示されるように、ソレノイド10の非作動状態では、プランジャ22が非作動位置に配置され、コンタクトアッシー52が接続位置に配置されている。このため、ソレノイド本体20の固定接点38,42とコンタクトアッシー52の可動接点58とが圧接されて、スイッチ用ターミナル40及び第2給電ターミナル36が電気的に接続されている。この状態で、外部コネクタからソレノイド10に電流が供給されると、吸引用コイル30A及び保持用コイル30Bが通電される。これにより、吸引用コイル30A及び保持用コイル30Bによって磁界が発生して、この磁界によってプランジャ22が上側へ吸引される。よって、プランジャ22が、リターンスプリング24の付勢力に抗して、非作動位置から上昇する。
プランジャ22が非作動位置から上昇すると、プランジャ22の作動軸部22Dが、ヨーク44の挿通孔44A内を挿通して、ダイヤフラム46を介してコンタクトアッシー52を上側へ押圧する。そして、プランジャ22が、さらに上昇すると、コンタクトアッシー52がコンタクトスプリング60の付勢力に抗して接続位置から上側へ移動する。このとき、コンタクトアッシー52が、ターミナルベース32の接点収容部32B及びカバー62のガイド溝62Cによってガイドされながら、接続位置から上側へ移動する。
そして、図9に示されるように、プランジャ22が、作動位置に配置されることで、コンタクトアッシー52が非接続位置に到達する。これにより、コンタクトアッシー52の可動接点58が、固定接点38,42に対して上側へ離間して、固定接点38,42と可動接点58との圧接状態が解除される。すなわち、第2給電ターミナル36とスイッチ用ターミナル40との接続が遮断される。これにより、吸引用コイル30Aへの通電が遮断されて、保持用コイル30Bのみが通電される。したがって、保持用コイル30Bによって発生した磁界によって、プランジャ22の作動位置に配置された状態が維持されて、コンタクトアッシー52が非接続位置に保持される。
一方、外部コネクタからコネクタターミナル78への電流の供給を遮断すると、第1給電ターミナル34及び第2給電ターミナル36への電流供給が遮断される。これにより、保持用コイル30Bにおいて磁界が発生しなくなる。よって、プランジャ22がリターンスプリング24の付勢力によって作動位置から下降して非作動位置に復帰する。また、このときには、コンタクトアッシー52がコンタクトスプリング60の付勢力によって非接続位置から下降して接続位置に復帰する。これにより、図3に示されるように、固定接点38,42と可動接点58とが再び圧接して、第2給電ターミナル36とスイッチ用ターミナル40とが再び接続される。
<ソレノイド10の組立手順について>
ソレノイド10の組立では、初めに、ハウジング12におけるロアハウジング部12Lの内部にガイドパイプ16を嵌入し、ガイドパイプ16の内部にプランジャ22を挿入する。そして、プランジャ22のプランジャ本体22Aにリターンスプリング24を装着する。この状態で、コイルベースアッシー26をハウジング12のアッパハウジング部12Uの内部に挿入する。具体的には、ボビン28の内部にプランジャ本体22Aの上部及びリターンスプリング24を挿入させながら、コイルベースアッシー26をアッパハウジング部12Uの内部に挿入する。
次に、コンタクトアッシー52を、ターミナルベース32の接点収容部32Bの内部に上側から収容すると共に、コンタクトスプリング60をコンタクトベース54の内部に上側から収容する。この状態で、カバー62をターミナルベース32の上側へ組付ける。具体的には、カバー62のガイド溝62Cの内部に、コンタクトスプリング60の上端部を挿入させながら、カバー62のカバー側フランジ部62Aをターミナルベース32の外周部の上側に隣接配置する。また、このときには、ターミナルベース32の第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aを、カバー62の端子用孔部62E内に下側から挿入する。
この状態で、ハウジング12の開口端部に曲げ加工を施して、固定フランジ部12Bを形成する。これにより、カバー62のカバー側フランジ部62A、ターミナルベース32の外周部、及びヨーク44の外周部が、ハウジング12の固定フランジ部12B及び段差部12Aによって上下に挟み込まれて、コイルベースアッシー26及びカバー62がハウジング12に固定される。
カバー62をハウジング12に固定した後、ターミナルベース32の第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aの各々の先端部に曲げ加工を施して、当該先端部を直角に屈曲させる。これにより、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aの先端部が、カバー62の端子用凹部62D内に配置されると共に、ナット64の上側に配置される(図6参照)。
次に、コネクタ70をカバー62の上側に配置して、カバー62の支持部62Bをコネクタ70の支持孔74A内に挿入する。これにより、コネクタ70が、カバー62に支持された仮組状態になる。つまり、図10(A)及び(B)に示されるように、カバー62が、第1組付位置と第2組付位置との間で回転可能になる。そして、ソレノイド10の仕様に対応して、ハウジング12の周方向におけるコネクタ70の位置を調整する。本実施の形態では、コネクタ部76の位置がハウジング12から第1方向一方側へ突出した位置であるため、ハウジング12に対するコネクタ70の位置を、この位置に調整する。そして、固定ネジS2を、コネクタターミナル78の接続孔78C内に挿入し、カバー62のナット64に螺合する。これにより、コネクタターミナル78の給電用接続部78Bがカバー62に固定されて、コネクタ70が本組される。
コネクタ70をカバー62に固定した後、アウトサート成形によってモールド部80を成形する。これにより、モールド部80によってコネクタ70におけるコネクタベース部74の外周部及びハウジング12の開口端部の外周部が被覆される。以上により、ソレノイド10の組立が完了する。
ここで、ソレノイド10のコネクタ70におけるコネクタターミナル78の他端部には、ターミナルベース32の第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aに接続される給電用接続部78Bが設けられている。この給電用接続部78Bは、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aと上下方向に対向して配置されると共に、ハウジング12の周方向に延在されている。これにより、コネクタ70の仮組状態において、コネクタ70を軸線AL回りに回転させても、給電用接続部78Bにおける、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aとの対向配置状態が維持される。このため、コネクタ70の仮組状態において、ハウジング12の周方向におけるコネクタ70の組付位置の変更を許容することができる。その結果、ハウジング12の周方向におけるコネクタ部76の位置を各種車両に対応した位置に変更して、コネクタ70をカバー62に固定することができる。したがって、各種車両への取付仕様に対するソレノイド10の汎用性を向上することができる。
また、本実施の形態のソレノイド10では、上述のように、ハウジング12の周方向におけるコネクタ部76の位置を各種車両に対応した位置に変更することができる。このため、ソレノイド10において、各種車両に対応したコネクタ70を用意する必要がなくなる。これにより、例えば、各種車両に対応したコネクタ70を成形するための金型を複数製作する必要がなくなる。したがって、ソレノイド10のコストダウンに寄与することができる。
また、コネクタターミナル78の給電用接続部78Bには、接続孔78Cが貫通形成されており、接続孔78Cは、給電用接続部78Bの長手方向に沿った長孔状に形成されている。そして、固定ネジS2が、給電用接続部78Bの接続孔78Cと、第1給電ターミナル34(第2給電ターミナル36)における第1給電端子部34A(第2給電端子部36A)の第1端子溝34B(第2端子溝36B)と、の内部に挿入され、カバー62のナット64に螺合されている。これにより、第1給電端子部34A(第2給電端子部36A)と給電用接続部78Bとが、固定ネジS2の頭部とナット64とによって挟着される。換言すると、固定ネジS2の締付力によって、第1給電端子部34A(第2給電端子部36A)と給電用接続部78Bとが圧着される。したがって、第1給電端子部34A及び第2給電端子部36Aと給電用接続部78Bとの接続状態を良好に維持することができる。
また、カバー62の頂壁には、支持部62Bが形成されており、支持部62Bが、コネクタ70の支持孔74A内に回転可能に挿入されている。このため、コネクタ70の仮組状態において、支持部62Bによってコネクタ70を軸線AL回りに回転可能に支持することができる。したがって、コネクタ70の仮組状態において、コネクタ70の組付位置を容易に調整することができる。これにより、コネクタ70の組立性を向上することができると共に、ひいてはソレノイド10の組立性を向上することができる。
また、カバー62の外周部には、一対のナット64の径方向外側において、径方向外側へ突出した規制突起62Fがそれぞれ形成されている。また、コネクタベース部74の側壁の内周面には、径方向内側へ開放され且つコネクタベース部74の周方向に延在された規制溝74Bが形成されており、規制突起62Fが、規制溝74B内に配置されている。そして、コネクタ70の仮組状態において、コネクタ70を平面視で軸線AL回りに回転方向一方側(時計回り)に回転させると、規制溝74Bの周方向他方側の端部が、カバー62の規制突起62Fに当接して、第1組付位置におけるコネクタ70の回転方向一方側への回転が規制される。一方、コネクタ70の仮組状態において、コネクタ70を平面視で軸線AL回りに回転方向他方側(反時計回り)に回転させると、規制溝74Bの周方向一方側の端部が、カバー62の規制突起62Fに当接して、第2組付位置におけるコネクタ70の回転方向他方側への回転が規制される。これにより、コネクタ70が、ハウジング12の軸線AL回りに360度回転できる構成と比べて、コネクタ70の仮組状態における、コネクタ70の組付位置の調整を一層容易に行うことができる。したがって、コネクタ70の組立性を一層向上することができると共に、ひいてはソレノイド10の組立性を一層向上することができる。
また、ソレノイド本体20及び接点機構50をハウジング12内に収容した後では、ハウジング12の開口部に曲げ加工が施されて、固定フランジ部12Bが形成される。そして、カバー62のカバー側フランジ部62A、ターミナルベース32の外周部、及びヨーク44の外周部が、ハウジング12の固定フランジ部12B及び段差部12Aによって上下に挟持されて、ソレノイド本体20(コイルベースアッシー26)及びカバー62がハウジング12に固定される。これにより、コネクタ70を組付けるときには、カバー62がハウジング12に固定されているため、コネクタ70のカバー62への組付性を向上することができる。
また、ソレノイド本体20は、一対の固定接点38,42を有しており、固定接点38,42は、平面視で軸線ALに対して点対称の位置に配置されている。さらに、接点機構50は、コンタクトスプリング60と、コンタクトスプリング60の付勢力によって、一対の固定接点38,42に圧接される一対の可動接点を有するコンタクトアッシー52とを含んで構成されている。そして、コンタクトスプリング60が、一対の可動接点58の間に配置されている。これにより、コンタクトスプリング60から一対の可動接点に作用する付勢力を均一にすることができる。これにより、固定接点38,42と可動接点58との圧接状態を良好に維持することができる。
また、コンタクトアッシー52がターミナルベース32の接点収容部32B内に収容されている。そして、コンタクトアッシー52の接続位置と非接続位置との間を移動するときには、コンタクトアッシー52が、接点収容部32Bによってガイドされる。これにより、接続位置と非接続位置との間で、コンタクトアッシー52を良好に移動させることができる。
また、カバー62には、コンタクトベース54の上端部が収容された、ガイド溝62Cが形成されている。そして、コンタクトアッシー52が接続位置と非接続位置との間を移動するときには、コンタクトアッシー52が、ガイド溝62Cによってガイドされる。このため、接続位置と非接続位置との間で、コンタクトアッシー52を一層良好に移動させることができる。
また、モールド部80が、コネクタ70におけるコネクタベース部74の外周部及びハウジング12の開口部の外周部を被覆している。これにより、ハウジング12内の気密性を確保した状態で、ハウジング12の開口部を閉塞することができる。これにより、ハウジング12の内部に異物が侵入することを抑制または防止することができる。したがって、ソレノイド10の信頼性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、コネクタターミナル78の給電用接続部78Bに、長孔状の接続孔78Cが形成されて、固定ネジS2が接続孔78Cの内部に挿入されている。これに代えて、例えば、円形状の接続孔78Cを給電用接続部78Bに複数形成して、当該接続孔78Cを給電用接続部78Bの長手方向に並ぶ構成にしてもよい。また、例えば、接続孔78Cの代わりに、給電用接続部78Bの径方向外側又は径方向内側へ開放された、「貫通部」としての切欠部を貫通形成して、切欠部を第1給電端子部34A(第2給電端子部36A)の第1端子溝34B(第2端子溝36B)と上下に対向して配置させてもよい。この場合には、固定ネジS2を、切欠部の内部に挿入させ、ナット64に螺合させることで、給電用接続部78Bを第1給電端子部34A(第2給電端子部36A)に圧着させることができる。
また、本実施の形態では、コネクタ70に一対の規制溝74Bが形成されており、カバー62の外周部に、規制溝74Bの内部に配置された一対の規制突起62Fが形成されているが、一対の規制溝74B及び一対の規制突起62Fの一方を省略してもよい。すなわち、コネクタ70に一箇所の規制溝74Bを形成し、カバー62に一箇所の規制突起62Fを形成してもよい。
10 ソレノイド(アクチュエータ)
12 ハウジング
12A 段差部
12B 固定フランジ部
20 ソレノイド本体(アクチュエータ本体)
34A 第1給電端子部(接続端子部)
36A 第2給電端子部(接続端子部)
38 固定接点
42 固定接点
52 コンタクトアッシー(コンタクト部材)
58 可動接点
60 コンタクトスプリング(付勢部材)
62 カバー
62B 支持部
62E 端子用孔部(孔部)
62F 規制突起
70 コネクタ
72 コネクタ本体
74 コネクタベース部
74B 規制溝
76 コネクタ部
78 コネクタターミナル
78B 給電用接続部(変更許容部)
78C 接続孔(貫通部)
80 モールド部
AL 軸線
S2 固定ネジ(締結部材)

Claims (8)

  1. 軸方向一方側が開口された有底筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの内部に収容され、前記ハウジングの開口側に配置された接続端子部を有するアクチュエータ本体と、
    前記ハウジングの開口部を閉塞して前記アクチュエータ本体を前記ハウジングの軸方向一方側から覆うと共に、前記接続端子部が挿入された孔部を有するカバーと、
    前記ハウジングの軸方向一方側に設けられ、前記カバーに固定されたコネクタと、
    を備え、
    前記コネクタは、
    前記カバーに組付けられたコネクタベース部と、前記コネクタベース部から前記ハウジングの径方向外側へ突出されたコネクタ部と、を有するコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体に一体に形成され、一端部が前記コネクタ部の内部に配置され、他端部が前記コネクタベース部に配置され且つ前記接続端子部に接続されたコネクタターミナルと、
    を含んで構成されており、
    前記コネクタターミナルの他端部が、前記コネクタを前記カバーに固定する前の仮組状態において、前記ハウジングの周方向における前記コネクタの組付位置の変更を許容する変更許容部として構成されているアクチュエータ。
  2. 前記変更許容部が、前記ハウジングの周方向に延在されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記変更許容部には、前記ハウジングの軸方向に貫通された貫通部が形成され、
    締結部材が、前記貫通部を挿通し、前記カバーに螺合されることで、前記変更許容部及び前記接続端子部が、前記締結部材及び前記カバーによって挟着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記カバーには、支持部が形成されており、
    前記コネクタの仮組状態において、前記コネクタ本体が前記支持部によって前記ハウジングの周方向に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記カバーには、前記ハウジングの径方向外側へ突出した規制突起が形成され、
    前記コネクタベース部には、前記ハウジングの周方向に延在され且つ前記規制突起が配置された規制溝が形成されており、
    前記コネクタの仮組状態において、前記規制突起が、前記規制溝の長手方向の端部に当接することで、前記コネクタの回転が規制されることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記ハウジングの開口側の部分には、径方向外側へ張出された段差部が形成され、前記ハウジングの開口端部には、径方向内側へ屈曲された固定フランジ部が形成されており、
    前記アクチュエータ本体及び前記カバーが、前記段差部及び前記固定フランジ部によって前記ハウジングの軸方向に挟持されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記アクチュエータ本体は、前記ハウジングの軸線に対して点対称の位置に配置された一対の固定接点を有しており、
    前記カバーと前記アクチュエータ本体との間には、一対の前記固定接点に当接可能に構成された可動接点を有するコンタクト部材と、前記コンタクト部材を前記固定接点側へ付勢して前記可動接点を前記固定接点に圧接させる付勢部材と、が設けられており、
    前記付勢部材が、一対の前記可動接点の間に配置されている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  8. 前記ハウジングにおける開口端部の外周部及び前記コネクタベース部の外周部が、モールド部によって被覆されている請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のアクチュエータ。
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