JP2021018778A - 画像形成装置、当該画像形成装置を備えるネットワークシステム、画像形成装置の制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

画像形成装置、当該画像形成装置を備えるネットワークシステム、画像形成装置の制御プログラムおよび制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 添付資料を含む電子メールが同報送信されたときに、その添付資料が当該電子メールの送信先数に応じた部数分、自動的に印刷される技術を提供する。【解決手段】 本発明に係るネットワークシステム10において、会議主催者であるユーザAのPC30から他の複数のユーザB、CおよびDそれぞれのPC30宛に会議の開催を案内する会議案内メールが送信される。この会議案内メールは、画像形成装置としての複合機20にも送信される。併せて、会議案内メールには、会議で使用される資料が添付される。複合機20は、会議案内メールの送信先数を検出して、この送信先数に応じた部数分、資料を印刷する。これにより、必要部数分の資料を別途印刷する手間が省ける。【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置、当該画像形成装置を備えるネットワークシステム、画像形成装置の制御プログラムおよび制御方法に関し、特に、電子メールを受信する受信手段を備える画像形成装置、当該画像形成装置を備えるネットワークシステム、画像形成装置の制御プログラムおよび制御方法に関する。
電子メールを受信する受信手段を備える画像形成装置の一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された画像形成装置によれば、携帯電話機から送信された電子メールが受信手段により受信される。そして、受信手段により受信された電子メールにプリント対象ファイルという添付情報が含まれる場合に、当該添付情報が印刷される。
特開2007−111920号公報
ところで、特許文献1には明記されていないが、当該特許文献1に開示された画像形成装置では、前述の添付情報は1部のみ印刷される、と推測される。また、この添付情報を含む電子メールが同報送信されたときでも、当該添付情報は1部のみ印刷される、と推測される。
ここで、添付情報を含む電子メールが同報送信されたときは、当該添付情報については、1部のみ印刷されるのではなく、たとえば当該電子メールの送信先数に応じた部数分、印刷されるのが好都合な場合がある。その一例として、会議や講習会などのイベントの開催の案内が電子メールの同報送信により行われ、その際に、当該イベントで使用される資料が当該電子メールに添付される場合がある。この場合、電子メールに添付された資料が当該電子メールの送信先数に応じた部数分、印刷されると、とりわけ自動的に印刷されると、当該資料を別途印刷する必要がなくなり、極めて好都合である。
そこで、本発明は、添付情報を含む電子メールが同報送信されたときに、その添付情報が当該電子メールの送信先数に応じた部数分、自動的に印刷される、新規な画像形成装置、当該画像形成装置を備えるネットワークシステム、画像形成装置の制御プログラムおよび制御方法を提供することを、目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、画像形成装置に係る第1の発明、当該画像形成装置を備えるネットワークシステムに係る第2の発明、画像形成装置の制御プログラムに係る第3の発明、および、画像形成装置の制御方法に係る第4の発明を含む。
このうちの画像形成装置に係る第1の発明は、受信手段と、印刷手段と、印刷制御手段と、を備える。ここで、受信手段は、電子メールを受信する。印刷手段は、印刷対象情報を印刷する。そして、印刷制御手段は、受信手段により電子メールとして添付情報を含みかつ同報送信された特定メールが受信されたとき、当該特定メールの送信先数に応じた部数分、当該添付情報を印刷対象情報として印刷手段に印刷させる。
なお、本第1の発明における特定メールは、会議や講習会などのイベントの開催を案内する案内メールを含む。
そして、案内メールは、イベントの開催時期を表す時期情報を含む場合がある。この場合、印刷制御手段は、時期情報に応じたタイミングで、つまりイベントの開催時期に応じたタイミングで、印刷手段に添付情報を印刷させてもよい。
さらに、受信手段は、電子メールとして案内メールへの返信メールを受信する場合がある。この場合、第1変更手段が、備えられてもよい。この第1変更手段は、返信メールの内容に応じて、印刷手段による添付情報の印刷部数を変更する。
具体的には、返信メールは、イベントへの出欠回答を表す出欠情報を含む。そして、第1変更手段は、出欠情報がイベントへの欠席回答を表す返信メールの受信件数分、つまり当該欠席回答の総数分、印刷部数を減ずる。
また、受信手段は、電子メールとして案内メールの転送メールを受信する場合がある。この場合、第2変更手段が、さらに備えられてもよい。この第2変更手段は、転送メールの受信件数に応じて、印刷手段による添付情報の印刷部数を変更する。
具体的には、第2変更手段は、転送メールの受信件数分、換言すれば案内メールの転送件数分、印刷部数を追加する。
さらにまた、特定メールは、印刷手段による添付情報の印刷に関する情報を表す印刷設定情報を含んでもよい。この場合、印刷制御手段は、印刷設定情報に従う条件で印刷手段に添付情報を印刷させてもよい。
本発明のうちの第2の発明に係るネットワークシステムは、第1の発明に係る画像形成装置と、送信元装置と、1以上の送信先装置と、を備える。ここで、送信元装置は、特定メールの送信元であり、たとえば案内メールの送信元である。そして、送信先装置は、特定メールの画像形成装置以外の送信先であり、たとえば案内メールの当該画像形成装置以外の送信先である。
本発明のうちの第3の発明に係る画像形成装置の制御プログラムは、当該画像形成装置のコンピュータに、印刷制御手順を実行させる。ここで、画像形成装置は、電子メールを受信する受信手段と、印刷対象情報を印刷する印刷手段と、を備える。その上で、印刷制御手順では、受信手段により電子メールとして添付情報を含みかつ同報送信された特定メールが受信されたとき、当該特定メールの送信先数に応じた部数分、当該添付情報を印刷対象情報として印刷手段に印刷させる。
本発明のうちの第4の発明に係る画像形成装置の制御方法は、印刷制御ステップを含む。ここで、画像形成装置は、電子メールを受信する受信手段と、印刷対象情報を印刷する印刷手段と、を備える。その上で、印刷制御ステップでは、受信手段により電子メールとして添付情報を含みかつ同報送信された特定メールが受信されたとき、当該特定メールの送信先数に応じた部数分、当該添付情報を印刷対象情報として印刷手段に印刷させる。
本発明によれば、添付情報を含む電子メールが同報送信されたときに、その添付情報が当該電子メールの送信先数に応じた部数分、自動的に印刷される。これはたとえば、会議や講習会などのイベントの開催に際して、当該イベントで使用される必要部数分の資料を事前に用意するような場合に、極めて好都合である。
図1は、本発明の第1実施例に係るネットワークシステムの全体の構成を示す図である。 図2は、第1実施例における複合機の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施例における会議案内メールの送受信時の状態を示す図である。 図4は、第1実施例における会議案内メールの送信画面の一例を示す図である。 図5は、第1実施例における印刷管理テーブルの構成を概念的に示す図である。 図6は、第1実施例における主記憶部のRAM内の構成を概念的に示すメモリマップである。 図7は、第1実施例におけるメール受信管理タスクの流れを示すフロー図である。 図8は、第1実施例における印刷管理タスクの流れを示すフロー図である。 図9は、本発明の第2実施例における欠席メールの送受信時の状態を示す図である。 図10は、第2実施例における会議案内メールの受信画面の一例を示す図である。 図11は、第2実施例における出席メールの送信画面の一例を示す図である。 図12は、第2実施例における欠席メールの送信画面の一例を示す図である。 図13は、第2実施例におけるメール受信管理タスクの一部の流れを示すフロー図である。 図14は、本発明の第3実施例における会議案内転送メールの送受信時の状態を示す図である。 図15は、第3実施例における会議案内転送メールの受信画面の一例を示す図である。 図16は、第3実施例におけるメール受信管理タスクの一部の流れを示すフロー図である。
[第1実施例]
本発明の第1実施例について、図1に示される企業用のネットワークシステム10を例に挙げて説明する。
図1に示されるように、本第1実施例に係るネットワークシステム10は、画像形成装置としての複合機20と、情報処理装置としての複数台のパーソナルコンピュータ(以下「PC」と言う。)30、30、…と、を備える。これらは、社内に敷設された内部回線としてのLAN(Local Area Network)回線40に接続され、いわゆる社内LANを構成する。併せて、LAN回線40は、中継装置としてのルータ50を介して不図示の外部回線に接続され、ひいてはインターネットに接続される。なお、図示は省略するが、複合機20は、公衆電話回線にも接続される。
複合機20は、コピー機能、プリンタ機能、イメージスキャナ機能、ファクス機能などの複数の機能を備える、いわゆるMFP(MultiFunction Peripheral)である。また、複合機20は、電子メールを送受信するメール送受信機能をも備える。このため、複合機20には、適宜のIP(Internet Protocol)アドレスおよびメールアドレスが設定される。この複合機20は、社員を含む複数人によって共用される。
各PC30、30、…は、たとえば個々の社員用として、当該個々の社員に割り当てられる。併せて、各PC30、30、…には、個別のIPアドレスおよびメールアドレスが設定される。これ以降、各PC30,30,…については、それぞれのユーザの呼称で表現することがあり、たとえば「ユーザA」、「ユーザB」、「ユーザC」、…というように表現することがある。
ルータ50は、前述の社内LANおよびインターネットという互いに異なるネットワーク間を中継する。このルータ50としては、ネットワークシステム10の規模に応じて、たとえばエッジルータまたはブロードバンドルータが採用される。
複合機20について、より詳しく説明すると、当該複合機20は、図2に示されるように、画像読取部202、画像形成部204および通信部206を備える。併せて、複合機20は、制御部208および補助記憶部210を備える。さらに、複合機20は、表示部212および操作部214を備える。これらは、互いに共通のバス216を介して接続される。
画像読取部202は、不図示の原稿の画像を読み取って当該原稿の画像に応じた2次元の画像データを出力する画像読取処理を担う、画像読取手段の一例である。このため、画像読取部202は、不図示の原稿載置台、光源、ミラー、結像レンズ、ラインセンサなどを含む画像読取ユニットを備える。さらに、画像読取部202は、当該画像読取ユニットを移動させる不図示の駆動機構などを備える。また、画像読取部202は、不図示の自動原稿送り装置(Auto Document Feeder:ADF)を備えることがある。この画像読取部202は、とりわけコピー機能、イメージスキャナ機能およびファクス機能(ファクス送信機能)の実現に供される。
画像形成部204は、不図示の用紙などのシート状の画像記録媒体に公知の電子写真方式により画像を形成する画像形成処理を担う、画像形成手段の一例である。言い換えれば、画像形成部204は、後述する添付ファイル(資料)などの印刷対象情報を印刷する、印刷手段の一例である。このため、画像形成部204は、不図示の感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置などを備える。この画像形成部204による画像形成処理により画像が形成された後の画像記録媒体、言わば印刷物は、不図示の排紙トレイに排出される。なお、画像形成部204は、電子写真方式に限らず、たとえばインクジェット方式によって、画像形成処理を行うものであってもよい。この画像形成部204は、とりわけコピー機能、プリンタ機能およびファクス機能(ファクス受信機能)の実現に供される。
通信部206は、LAN回線40を介しての双方向の通信処理を担う、通信手段の一例である。また、通信部206は、前述の公衆電話回線を介しての双方向の通信処理をも担う。この通信部206は、とりわけプリンタ機能、ファクス機能、イメージスキャナ機能およびメール送受信機能の実現に供される。
制御部208は、複合機20の全体的な制御を司る、制御手段の一例である。このため、制御部208は、制御実行手段としてのCPU(Central Processing Unit)208aを有する。併せて、制御部208は、CPU208aが直接的にアクセス可能な主記憶手段としての主記憶部208bを有する。主記憶部208bは、たとえば不図示のROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含む。このうちのROMには、CPU208aの動作を制御するための制御プログラム(ファームウェア)が記憶される。RAMは、CPU208aが当該制御プログラムに基づく処理を実行する際の作業領域およびバッファ領域を構成する。
補助記憶部210は、補助記憶手段の一例であり、たとえば不図示のハードディスクドライブを含む。また、補助記憶部210は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリを含む場合がある。この補助記憶部210には、CPU208aによる制御に従って、各種のデータが記憶される。
表示部212は、表示手段の一例としてのディスプレイ212aを有する。このディスプレイ212aは、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)であるが、これに限らず、有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイなどであってもよい。また、表示部212は、ディスプレイ212aの他に、不図示の発光ダイオード(LED)などの適宜の発光素子を有する。
操作部214は、操作受付手段の一例としてのタッチパネル214aを有する。このタッチパネル214aは、ディスプレイ212aの表示面上に重なるように設けられる。このタッチパネル214aは、たとえば静電容量方式のパネルであるが、これに限らず、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式などの他の方式のパネルであってもよい。また、操作部214は、タッチパネル214a以外に、不図示の押しボタンスイッチなどの適宜のハードウェアスイッチを含む。
さて、本第1実施例に係るネットワークシステム10によれば、たとえば各PC30、30、…間で電子メールの送受信をすることができ、とりわけ会議の開催を案内する会議案内メールの送受信をすることができる。その際、会議で使用される資料が会議案内メールに添付されるとともに、この会議案内メールの送信先の1つとして複合機20が加えられると、当該会議案内メールの送信先数に応じた部数分の資料の印刷が当該複合機20により自動的に行われる。
具体的には、たとえば図3に示されるように、ユーザAが会議の主催者であり、この会議主催者であるユーザAのPC30から別の3人のユーザB、CおよびDそれぞれのPC30宛に会議案内メールが同報送信される、とする。その際、会議で使用される資料が会議案内メールに送付されるとともに、この会議案内メールの同報送信先の1つとして複合機20が加えられる、とする。すると、会議案内メールに添付された資料が、当該会議案内メールの送信先数に応じた部数分、詳しくは複合機20以外の送信先数に応じた部数分、つまり合計3部、複合機20により自動的に印刷される。しかも、この資料の印刷は、会議の開催日時に応じた適当なタイミングで、たとえば当該会議の開始日時の1時間前のタイミングで、行われる。
このような言わば資料の自動印刷の実現のために、まず、会議主催者であるユーザAのPC30において、適合な電子メールソフトが起動される。そして、この電子メールソフトにより会議案内メールが作成される。図4に、その会議案内メールの送信(作成)画面300の一例を示す。この送信画面300は、ユーザAのPC30のディスプレイに表示される。
この図4に示される送信画面300によれば、たとえばその上部に、会議案内メールの送信元(差出人)を表す、つまりユーザAを表す、文字列302が配される。併せて、文字列302の下方に、会議案内メールの送信先(宛先)を入力するための1以上の、ここでは4つの、フィールド304、306、308および310が縦一列に配される。そして、これら4つのフィールド304、306、308および310に、ユーザB、C、Dおよび複合機20という4つの送信先に関する情報が入力される。ここで言う送信先に関する情報としては、たとえば当該送信先のメールアドレスまたは予め登録された連絡先名が入力される。また、複数の送信先が予めグループとして登録されている場合には、そのグループに関する情報、たとえばグループ名が、入力されてもよい。なお、送信先の1つである複合機20については、主たる送信先ではなく、CC(Carbon Copy)またはBCC(Blind Carbon Copy)などの言わば参考的な送信先として、指定されてもよい。そして、この複合機20については、手動(ユーザAの操作)により入力されるが、たとえば会議案内メールの作成時に自動的に入力されるように、予め電子メールソフトの設定が成されてもよい。さらに、送信先を入力するためのフィールド304、306、308および310の数については、必要に応じて増減可能である。
加えて、各フィールド304、306、308および310の下方に、会議案内メールの件名を入力するためのフィールド312が配される。そして、フィールド312の下方に、会議の開催場所を入力するためのフィールド314が配される。さらに、フィールド314の下方に、会議の開始日時(年/月/日/曜日/時刻)を入力するためのフィールド316が配される。併せて、フィールド316の下方に、会議の終了日時(年/月/日/曜日/時刻)を入力するためのフィールド318が配される。また、フィールド318の下方に、前述の資料を入力するための、厳密には当該資料のファイル名を入力するための、フィールド320が配される。そして、図示は省略するが、フィールド320の下方に、会議案内メールの本文を入力するためのフィールドが配される。
なお、図4に示される送信画面300の構成は、飽くまでも一例であり、これに限定されない。たとえば、フィールド316に入力される会議開始日時については、とりわけ日付については、カレンダなどの適当なGUI(Graphical User Interface)ウィジェットにより入力可能とされてもよい。そして、会議開始時刻については、ドロップダウンリストなどの適当なウィジェットにより入力可能とされてもよい。このことは、フィールド318に入力される会議終了日時についても、同様である。また、会議開始日時および会議終了日時については、終日という形で入力可能とされてもよく、そのためのチェックボックスなどの適当なウィジェットが設けられてもよい。さらに、フィールド320に入力される添付ファイルについては、図4では、PDF(Portable Document Format)形式のファイルが入力された例が示されているが、これ以外の形式のファイルが入力されてもよい。すなわち、複合機20が対応することのできる形式のファイルであれば、当該フィールド320に入力することができる。加えて、会議案内メールには、添付ファイル(資料)の印刷に関する条件を表す印刷設定情報、たとえば片面/両面印刷の指定や、拡大/縮小印刷の指定、白黒/カラー印刷の指定、集約印刷の指定などに関する当該印刷設定情報を、盛り込むことができる。
ここで言う電子メールソフトとしては、図4に示される送信画面300のように、会議の開催場所、開始日時、終了日時などの当該会議の開催に関する基本的な情報(要件)を入力することのできるものが、望ましい。そのような電子メールソフトとしては、たとえばマイクロソフト社のマイクロソフト・オフィス・アウトルック(Microsoft Office Outlook:登録商標)をはじめとする電子メール機能付の情報管理ソフトウェアがある。特に、マイクロソフト・オフィス・アウトルックによれば、電子メール機能の他に予定表機能(スケジューラ)が備えられており、当該電子メール機能(会議案内メール)により通知された会議の開催に関する基本的な情報が当該予定表機能に反映されることを含め、種々の面で極めて有益である。
図4に示される送信画面300において、それぞれの送信先などの会議案内メールの送信に必要な情報が入力された上で、当該送信画面300に配された不図示の送信ボタンが操作(押下)されると、当該会議案内メールの送信が開始される。なお、図示は省略するが、会議案内メールは、一般的な(RFC(Request for Comments)に準拠したプロトコルを使用した)電子メールと同様、ヘッダ部およびボディ部を有する。このうちのヘッダ部に、差出人、それぞれの送信先、および件名に関する情報が収められる。そして、ボディ部に、それ以外の情報、つまり会議の開催場所、開始日時、終了日時、および本文に関する情報が収められる。また、ボディ部には、添付ファイルも収められる。さらに、ボディ部には、前述の印刷設定情報が収められる場合がある。
ユーザAのPC30から送信された会議案内メールは、それぞれの送信先により受信され、つまりユーザB、CおよびDそれぞれのPC30ならびに複合機20により受信される。そのために、ユーザB、CおよびDそれぞれのPC30においては、適当な電子メールソフトが起動され、たとえばユーザAのPC30におけるのと同様の電子メールソフト(電子メール機能付の情報管理ソフトウェア)が起動される。これにより、ユーザA、BおよびCのそれぞれは、会議案内メールの内容を確認することができるとともに、会議で使用される資料を添付ファイルという形で受け取ることができる。併せて、会議案内メールの内容が、とりわけ会議の開催場所、開始日時、終了日時などの当該会議の開催に関する基本的な情報が、電子メールソフトの予定表機能に反映される。
一方、複合機20においては、会議案内メールが自動的に受信され、つまりはそうなるように前述のメール送受信機能の設定が行われる。そして、受信された会議案内メールから特定の情報が抽出される。ここで言う特定の情報としては、たとえば会議案内メールのヘッダ部のメッセージID(Massage-ID)、当該会議案内メールのボディ部の会議開始日時に関する情報および添付ファイルがある。また、会議案内メールのボディ部に前述の印刷設定情報が含まれる場合には、この印刷設定情報も、ここで言う特定の情報として抽出される。さらに、これら特定の情報の抽出と併せて、会議案内メールの送信先数が検出される。すなわち、ユーザB、CおよびDそれぞれのPC30ならびに複合機20という4つの送信先の総数である4という数が、検出される。
このようにして会議案内メールから特定の情報が抽出されるとともに、当該会議案内メールの送信先数が検出されると、複合機20においては、当該特定の情報および会議案内メールの送信先数に基づいて、当該会議案内メールについての印刷管理情報が生成される。この印刷管理情報は、ID、印刷開始日時、印刷対象ファイルおよび印刷部数を含む。また、抽出された特定の情報に印刷設定情報が含まれる場合には、この印刷設定情報も、当該印刷管理情報に盛り込まれる。
この印刷管理情報に含まれるIDは、当該印刷管理情報を識別するための情報であり、前述のメッセージIDが、そのまま当該IDとされる。そして、印刷開始日時は、印刷対象ファイルの印刷を開始する日時であり、たとえば前述の会議開始日時よりも所定時間前の日時が、当該印刷開始日時とされる。ここで言う所定時間は、たとえば1時間であるが、複合機20についての種々の設定を行うためのシステム設定において任意に変更可能である。さらに、印刷対象ファイルは、印刷の対象となるファイルであり、つまり前述の添付ファイルである。そして、印刷部数は、印刷対象ファイルの印刷部数であり、複合機20以外の会議案内メールの送信先数が、つまりここではユーザB、CおよびDそれぞれのPC30の総数である3という数が、当該印刷部数とされる。また、前述の如く印刷設定情報も、印刷管理情報に盛り込まれる。
このようにして生成された印刷管理情報は、図5に示される印刷管理テーブル400に記憶される。この印刷管理テーブル400は、後述する如く主記憶部208bのRAM内に構成される。
この印刷管理テーブル400に記憶された印刷管理情報の印刷開始日時が到来すると、当該印刷管理情報に含まれる印刷対象ファイルの印刷が開始される。この印刷対象ファイルの印刷は、印刷管理情報に含まれる印刷部数分、つまり3部分、行われる。また、印刷管理情報に印刷設定情報が含まれている場合には、この印刷設定情報に従う条件で印刷対象ファイルの印刷が行われる。
この結果、前述の如く資料の自動印刷が実現される。すなわち、会議案内メールに添付された資料(ファイル)が、当該会議案内メールの複合機20以外の送信先数に相当する合計3部分、自動的に印刷される。そして、この資料の印刷は、会議開始日時の1時間前のタイミングで行われる。さらに、この資料の印刷に関する印刷設定情報が付随されている場合には、その印刷設定情報に従う条件で当該資料の印刷が行われる。したがって、会議主催者であるユーザAや、会議案内メールの送信先であるユーザB、CおよびDのそれぞれにより、資料を印刷する手間が省ける。このように資料の自動印刷が実現されることを鑑みると、たとえば会議案内メールの本文に、資料の印刷は不要である旨を表す適当な注記が加えられてもよい。
なお、ユーザA以外のユーザが会議主催者となる場合も、これと同様の要領で資料の自動印刷が行われる。また、互いに別個の複数の会議の開催を案内する複数の会議案内メールの送受信が並行して行われる場合もあり得る。この場合は、それぞれの会議案内メールごとに、当該会議案内メールについての印刷管理情報が印刷管理テーブル400に記憶される。そして、印刷管理テーブル400に記憶された複数の印刷管理情報のいずれかの印刷開始日時が到来すると、その印刷管理情報に含まれる印刷対象ファイルの印刷が、当該印刷管理情報に含まれる印刷部数分、行われる。また、その印刷管理情報に印刷設定情報が含まれる場合には、この印刷設定情報に従う条件で印刷が行われる。そして、印刷が終了すると、その印刷対象ファイルを含む印刷管理情報が印刷管理テーブル400から削除される。
加えて、1つの印刷管理情報に複数の印刷対象ファイルが含まれる場合があり、つまり1つの会議案内メールに複数のファイル(資料)が添付される場合がある。この場合は、これら複数のファイルのそれぞれについて、同じ印刷管理情報に含まれる印刷部数分、印刷が行われる。さらに、これら複数の添付ファイルのそれぞれに対応して個別の印刷設定情報が付随される場合があり、つまり複数の当該印刷設定情報が付随される場合がある。この場合は、それぞれの添付ファイルに付随された印刷設定情報に従う条件で当該添付ファイルの印刷が行われる。
また、会議案内メールにファイルが添付されていない場合もある。この場合は当然に、印刷は行われない。
ここで、図6に、主記憶部208bのRAM内の構成を概念的に表すメモリマップ500を示す。
このメモリマップ500に示されるように、RAMは、プログラム記憶領域510およびデータ記憶領域550を有する。このうちのプログラム記憶領域510には、前述の制御プログラムが記憶される。具体的には、制御プログラムは、表示制御プログラム512、操作検出プログラム514、画像読取プログラム516、画像形成プログラム518、通信制御プログラム520、メール受信管理プログラム522、印刷管理プログラム524などを含む。
表示制御プログラム512は、ディスプレイ212aに不図示の操作用画面などの各種の画面を表示させるのに必要な表示画面データを生成するためのプログラムである。操作検出プログラム514は、タッチパネル214aへの操作状態を検出するためのプログラムである。画像読取プログラム516は、画像読取部202を制御するためのプログラムである。画像形成プログラム518は、画像形成部204を制御するためのプログラムである。通信制御プログラム520は、通信部206を制御するためのプログラムである。メール受信管理プログラム522は、CPU208aに後述するメール受信管理タスクを実行させるためのプログラムである。そして、印刷管理プログラム524は、CPU208aに後述する印刷管理タスクを実行させるためのプログラムである。
一方、データ記憶領域550には、各種のデータが記憶される。この各種のデータとしては、表示画像生成データ552、操作データ554、送受信データ556、前述の印刷管理テーブル400などがある。
表示画像生成データ552は、前述の表示制御プログラム512に基づく表示画面データの生成に用いられるポリゴンデータやテクスチャデータなどのデータである。操作データ554は、タッチパネル214aに対する操作状態を表すデータであり、詳しくは当該タッチパネル214aに対するユーザのタッチ位置(座標)を表す時系列のデータである。そして、送受信データ556は、制御部208と画像読取部202などの当該制御部208以外の各要素との間で3送受信されるデータである。この送受信データ556には、前述の会議案内メールを含む電子メールのデータも含まれる。印刷管理テーブル400については、前述した通りである。
このように、本第1実施例によれば、資料の自動印刷が実現される。すなわち、会議案内メールに添付された資料(ファイル)が、当該会議案内メールの複合機20以外の送信先数に相当する部数分、自動的に印刷される。そして、この資料の印刷は、その会議案内メールにより通知された会議開始日時の1時間前のタイミングで、つまり当該会議開始日時に応じたタイミングで、行われる。さらに、この資料の印刷に関する印刷設定情報が付随されている場合には、その印刷設定情報に従う条件で当該資料の印刷が行われる。
この資料の自動印刷の実現のために、CPU208aは、前述のメール受信管理プログラム522(図6参照)に従って、メール受信管理タスクを実行する。このメール受信管理タスクの流れを、図7に示す。なお、CPU208aは、会議案内メールを含む複合機20宛の電子メールが受信されたときに、これに応答してメール受信管理タスクを実行する。
このメール受信管理タスクによれば、CPU208aは、まず、ステップS1において、受信された電子メールが会議案内メールであるかどうかを判定する。この判定は、たとえば電子メールのボディ部に会議の開始時刻に関する情報が含まれているかどうかに基づいて行われる。ここでたとえば、受信された電子メールが会議案内メールではない場合(S1:NO)、CPU208aは、メール受信管理タスクを終了する。一方、受信された電子メールが会議案内メールである場合は(S1:YES)、CPU208aは、処理をステップS3へ進める。
ステップS3において、CPU208aは、会議案内メールにファイルが添付されているかどうかを判定する。ここでたとえば、会議案内メールにファイルが添付されていない場合(S3:NO)、CPU208aは、メール受信管理タスクを終了する。一方、会議案内メールにファイルが添付されている場合は(S3:YES)、CPU208aは、処理をステップS5へ進める。
ステップS5において、CPU208aは、会議案内メールから前述の特定の情報を抽出し、つまりメッセージID、会議開始日時、添付ファイルを抽出する。また、会議案内メールに印刷設定情報が含まれている場合は、CPU208aは、当該印刷設定情報をも抽出する。併せて、CPU208aは、会議案内メールの送信先数を検出する。その上で、CPU208aは、処理をステップS7へ進める。
ステップS7において、CPU208aは、前述の印刷管理情報を生成する。すなわち、CPU208aは、ステップS5で抽出されたメッセージIDを印刷管理情報のIDとする。そして、CPU208aは、ステップS5で抽出された会議開始日時の1時間前の日時を印刷開始日時とする。さらに、CPU208aは、ステップS5で抽出された添付ファイルを印刷対象ファイルとする。また、ステップS5で印刷設定情報が抽出された場合には、CPU208aは、当該印刷設定情報をも印刷管理情報に盛り込む。加えて、CPU208aは、会議案内メールの複合機20以外の送信先数に相当する数を印刷部数とする。その上で、CPU208aは、処理をステップS9へ進める。
ステップS9において、CPU208aは、ステップS7で生成された印刷管理情報を印刷管理テーブル400に記憶し、つまり当該印刷管理テーブル400の記憶内容を更新する。これをもって、CPU208aは、メール受信管理タスクを終了する。
このメール受信管理タスクの実行に加えて、CPU208aは、前述の印刷管理プログラム524(図6参照)に従って、印刷管理タスクを実行する。この印刷管理タスクの流れを、図8に示す。なお、CPU208aは、この印刷管理タスクを定期的に実行し、たとえば1分間〜数分間程度の一定の時間間隔(周期)で実行する。
この印刷管理タスクによれば、CPU208aは、まず、ステップS101において、印刷管理テーブル400を参照する。その上で、CPU208aは、処理をステップS103へ進める。
ステップS103において、CPU208aは、ステップS101で参照した印刷管理テーブル400の中に印刷開始日時が到来した印刷管理情報が存在するかどうかを判定する。ここでたとえば、印刷開始日時が到来した印刷管理情報が存在しない場合(S103:NO)、CPU208aは、印刷管理タスクを終了する。一方、印刷開始日時が到来した印刷管理情報が存在する場合は(103:YES)、CPU208aは、処理をステップS105へ進める。
ステップS105において、CPU208aは、印刷開始日時が到来した印刷管理情報に印刷設定情報が含まれているかどうかを判定する。ここでたとえば、印刷設定情報が含まれている場合(S105:YES)、CPU208aは、処理をステップS107へ進める。一方、印刷設定情報が含まれていない場合は(S105:NO)、CPU208aは、処理を後述するステップS109へ進める。
ステップS107において、CPU208aは、印刷設定情報に従う条件で印刷が行われるように、当該印刷に関する条件を設定し、つまり画像形成部204による画像形成処理の条件を設定する。そして、CPU208aは、処理をステップS111へ進める。
また、CPU208aは、前述のステップS105からステップS109へ処理を進めた場合は、当該ステップS109において、印刷に関する条件をデフォルトに設定し、つまり画像形成部204による画像形成処理の条件をデフォルトに設定する。その上で、CPU208aは、処理をステップS111へ進める。
ステップS111において、CPU208aは、印刷開始日時が到来した印刷管理情報に含まれる印刷対象ファイルの印刷を開始し、つまり当該印刷対象ファイルに従う画像形成部204による画像形成処理を開始する。そして、CPU208aは、処理をステップS113へ進める。
ステップS113において、CPU208aは、印刷対象ファイルの印刷が終了するのを待つ(S113:NO)。そして、印刷対象ファイルの印刷が終了すると(S113:YES)、CPU208aは、処理をステップS115へ進める。
ステップS115において、CPU208aが、印刷終了後の印刷対象ファイルを含む印刷管理情報を印刷管理テーブル400から削除し、つまり当該印刷管理テーブル400の記憶内容を更新する。これをもって、CPU208aは、印刷管理タスクを終了する。
以上のように、本第1実施例によれば、資料の自動印刷が実現される。すなわち、会議案内メールに添付された資料(ファイル)が、当該会議案内メールの複合機20以外の送信先数に相当する部数分、自動的に印刷される。そして、この印刷は、会議開始日時の1時間前のタイミングで行われ、つまり当該会議開始日時に応じたタイミングで行われる。さらに、この印刷に関する印刷設定情報が付随されている場合には、その印刷設定情報に従う条件で当該印刷が行われる。したがって、会議で使用される必要部数分の資料を別途印刷する手間が省け、効率的な面や経済的な面を含め、極めて有益である。
なお、本第1実施例における会議案内メールは、本発明に係る特定メールの一例である。そして、この会議案内メールに添付された資料(ファイル)は、本発明に係る添付情報の一例である。さらに、複合機20においては、会議案内メールが、厳密には当該会議案内メールを含む電子メールが、通信部206を介して受信されるが、この電子メールの受信を担う通信部206は、本発明に係る受信手段の一例である。加えて、会議案内メールに添付された資料は、会議開始日時に応じたタイミングで印刷されるが、この資料の印刷タイミングの基準となる会議開始日時は、本発明に係る時期情報の一例である。そして厳密に言えば、資料の印刷は、CPU208a(制御部208)による画像形成部204の制御によって実現されるが、そのようなCPU208aは、本発明に係る印刷制御手段の一例である。
また、本第1実施例における会議案内メールの送信元、たとえば図3に示される状態おけるユーザAのPC30は、本発明に係る送信元装置の一例である。そして、本第1実施例における会議案内メールの送信先、たとえば図3に示される状態におけるユーザB、CおよびDそれぞれのPC30は、本発明に係る送信先装置の一例である。
本第1実施例においては、会議案内メールの複合機20以外の送信先数に相当する数が、資料の印刷部数とされたが、これに限らない。たとえば、会議主催者用の部数が、印刷部数に加えられてもよい。また、この資料の印刷部数に、所定の余裕分が加味されてもよい。この所定の余裕分については、適宜に設定可能とされてもよい。
[第2実施例]
続いて、本発明の第2実施例について、図1〜図8に加えて、図9〜図13をも参照して、説明する。
本第2実施例においては、会議案内メールの送信先から当該会議案内メールの送信元への返信である返信メールが送信される。そして、この返信メールの内容に応じて、当該返信メールに係る会議の資料、つまり当該返信メールに対応する元々の会議案内メールに添付された資料(ファイル)、の印刷部数が自動的に変更される。
具体的には、たとえば図9に示されるように、会議主催者であるユーザAのPC30から別の3人のユーザB、CおよびDそれぞれのPC30宛に会議案内メールが同報送信される、とする。その際、会議で使用される資料が会議案内メールに送付されるとともに、この会議案内メールの同報送信先の1つとして複合機20が加えられる、とする。その上で、会議案内メールの送信先の1つであるたとえばユーザDのPC30から当該会議案内メールの送信元であるユーザAのPC30に対して返信メールが送信される、とする。そして、この返信メールは、会議案内メールによる通知に対する出欠回答として欠席という意思を表す言わば欠席メールである、とする。この欠席メールは、ユーザAのPC30以外に、複合機20にも送信される。言い換えれば、複合機20は、欠席メールの送信先の1つとして加えられる。すると、複合機20においては、欠席メールの受信件数分、つまり会議案内メールに対する欠席回答者の人数分、当該欠席メールに係る資料の印刷部数が減ぜられ、言わば自動的に減ぜられる。そして、この資料の印刷開始日時が到来すると、当該資料の印刷が行われる。
このように会議案内メールに対する欠席回答者の人数分、資料の印刷部数が自動的に減ぜられることにより、当該欠席回答者の分まで資料が印刷されてしまうことが防止され、言わば当該資料の無駄な印刷が防止される。なお、資料の印刷開始日時が到来した後に、つまり当該資料の印刷が開始された後に、複合機20により欠席メールが受信された場合は、その欠席メールについては、当該資料の印刷部数に反映されず、言わば無視される。
より具体的に説明すると、たとえば図9に示される状態における会議案内メールの送信先であるユーザB、CおよびDそれぞれのPC30において、前述の電子メールソフトが起動されて、当該会議案内メールが受信される、とする。すると、当該PC30のディスプレイに、図10に示されるような受信画面600が表示される。
この図10に示される受信画面600によれば、たとえばその左上部分に、2つのボタン602および604が縦一列に配される。このうちの上側のボタン602は、会議案内メールによる通知に対する出欠回答として出席という意思を表す出席メールを当該会議案内メールへの返信メールとして送信する場合に操作される、言わば出席(承認)ボタンである。一方、下側のボタン604は、会議案内メールへの返信メールとして前述の欠席メールを送信する場合に操作される、言わば欠席(辞退)ボタンである。そして、これらのボタン602および604の下方に、会議案内メールの送信元を表す文字列606と、当該会議案内メールの件名を表す文字列608と、会議の開催場所を表す文字列610と、当該会議の開催日時を表す文字列612と、添付ファイルのファイル名を表す文字列614と、が縦一列に配される。このうちの添付ファイルのファイル名を表す文字列614は、当該添付ファイルを開くための操作を受付可能な操作子として機能する。さらに、文字列614の下方に、会議案内メールの本文を表示するための不図示の領域が配される。
この受信画面600において、たとえば出席ボタン602が操作される、とする。すると、図11に示されるような出席メールの送信画面700が、たとえば受信画面600上に重なるように表示される。なお、図11に示される送信画面700は、ユーザBのPC30に表示される、つまりユーザBのPC30が出席メールの送信元となる場合の、当該送信画面700の一例である。
この図11に示される送信画面700によれば、たとえばその上部に、出席メールの送信元(差出人)を表す、つまりユーザBを表す、文字列702が配される。併せて、文字列702の下方に、出席メールの送信先(宛先)を入力するためのフィールド704が配される。このフィールド704には、出席メールの送信先としてのユーザAに関する情報が自動的に入力される。このフィールド704に入力される情報は、任意に変更可能であるが、基本的には変更されない。そして、フィールド704の下方に、出席メールの件名を表す文字列706と、会議の開催場所を表す文字列708と、当該会議の開催日時(開始日時および終了日時)を表す文字列710と、が縦一列に配される。特に、出席メールの件名を表す文字列706については、その文頭に出席(承認)という意味を表す適当な文字列、たとえば「Accepted:」という英単語を含む文字列、が付される。さらに、図示は省略するが、文字列710の下方に、出席メールの本文を入力するためのフィールドが配される。
この図11に示される送信画面700において、当該送信画面700に配された不図示の送信ボタンが操作されると、出席メールの送信が開始される。なお、図示は省略するが、出席メールもまた、一般的な電子メールと同様、ヘッダ部およびボディ部を有する。このうちのヘッダ部に、差出人、送信先、および件名に関する情報が収められる。そして、ボディ部に、それ以外の情報、つまり会議の開催場所、開催日時、および本文に関する情報が収められる。
このユーザBのPC30から送信された出席メールは、当該出席メールの送信先であるユーザAのPC30により受信される。そのために、ユーザAのPC30においては、前述の電子メールソフトが起動される。これにより、ユーザAは、出席メールの内容を確認することができ、とりわけユーザBが会議に出席する予定である旨を確認することができる。また、ユーザBが会議に出席する予定である旨は、電子メールソフトの予定表機能に反映される。
これに対して、図10に示される受信画面600において、欠席ボタン604が操作される、とする。すると、図12に示されるような欠席メールの送信画面800が、たとえば受信画面600上に重なるように表示される。なお、図12に示される送信画面800は、ユーザDのPC30に表示される、つまりユーザDのPC30が欠席メールの送信元となる場合の、当該送信画面800の一例である。
この図12に示される送信画面800によれば、たとえばその上部に、欠席メールの送信元(差出人)を表す、つまりユーザDを表す、文字列802が配される。併せて、文字列802の下方に、欠席メールの送信先(宛先)を入力するための1以上の、ここでは2つの、フィールド804および806が縦一列に配される。これら2つのフィールド804および806の一方、たとえば上側のフィールド804には、欠席メールの送信先としてのユーザAに関する情報が自動的に入力される。そして、下側のフィールド806には、欠席メールの別の送信先としての複合機20に関する情報が自動的に入力される。これらのフィールド804および806のそれぞれに入力される情報は、任意に変更可能であるが、とりわけフィールド806に入力される情報については、つまり欠席メールの送信先としての複合機の指定については、変更されることは好ましくない。また、欠席メールの送信先としての複合機20については、主たる送信先ではなく、CCまたはBCCなどの参考的な送信先として、指定されてもよい。さらに、フィールド806の下方に、欠席メールの件名を表す文字列808と、会議の開催場所を表す文字列810と、当該会議の開催日時を表す文字列812と、が縦一列に配される。特に、欠席メールの件名を表す文字列808については、その文頭に欠席(辞退)という意味を表す適当な文字列、たとえば「Declined:」という英単語を含む文字列が、付される。加えて、図示は省略するが、文字列812の下方に、欠席メールの本文を入力するためのフィールドが配される。
この図12に示される送信画面800において、当該送信画面800に配された不図示の送信ボタンが操作されると、欠席メールの送信が開始される。なお、図示は省略するが、欠席メールもまた、一般的な電子メールと同様、ヘッダ部およびボディ部を有する。このうちのヘッダ部に、差出人、それぞれの送信先、および件名に関する情報が収められる。そして、ボディ部に、それ以外の情報、つまり会議の開催場所、開催日時、および本文に関する情報が収められる。
このユーザDのPC30から送信された欠席メールは、当該欠席メールの送信先であるユーザAのPC30および複合機20により受信される。そのために、たとえばユーザAのPC30においては、前述の電子メールソフトが起動される。これにより、ユーザAは、欠席メールの内容を確認することができ、とりわけユーザDが会議に欠席する予定である旨を認識することができる。また、ユーザDが会議に出席する予定である旨は、電子メールソフトの予定表機能に反映される。
一方、複合機20においては、欠席メールが自動的に受信され、つまりはそうなるように前述のメール送受信機能の設定が行われる。そして、複合機20は、欠席メールのヘッダ部から当該欠席メールの件名を抽出する。この件名に前述の「Declined:」という情報が含まれていることを受けて、複合機20は、欠席メールが受信されたことを認識し、換言すれば受信された電子メールが当該欠席メールであることを認識する。さらに、複合機20は、欠席メールのヘッダ部から当該欠席メールに対応する元々の会議案内メールのメッセージIDを抽出する。そして、複合機20は、抽出されたメッセージIDと前述の印刷管理テーブル400(図5参照)の記憶内容とを照合して、当該メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報の有無を確認する。ここでたとえば、メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報が存在する場合は、当該印刷管理情報に含まれる印刷部数が1という数だけ減ぜられる。なお、メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報が存在しない場合は、欠席メールは無視される。
このようにして印刷部数が減ぜられた印刷管理情報について、その印刷開始日時が到来すると、当該印刷管理情報に含まれる印刷対象ファイルの印刷が開始される。この結果、会議案内メールに対する欠席回答者の人数分、換言すれば会議への欠席予定者の人数分、印刷対象ファイルの印刷部数が自動的に減ぜられ、前述の如く当該印刷対象ファイルに基づく資料の無駄な印刷が防止される。
なお、ユーザD以外のユーザのPC30が欠席メールの送信元となる場合も、これと同様の要領で、資料(印刷対象ファイル)の印刷部数が自動的に減ぜられる。そして、資料の印刷が終了した後は、当該資料に係る印刷管理情報が印刷管理テーブル400から削除される。
このような本第2実施例においては、前述のメール受信管理タスク(図7参照)の一部として、図13に示されるステップS11〜ステップS19が加えられる。このステップS11〜ステップS19は、メール受信管理タスクにおけるステップS1のNOと終了との間に加えられる。
すなわち、ステップS1において、受信された電子メールが会議案内メールではない場合(S1:NO)、CPU208aは、ステップS11へ処理を進める。そして、このステップS11において、CPU208aは、受信された電子メールが欠席メールであるかどうかを判定する。この判定は、前述の如く当該電子メールの件名に「Declined:」という情報が含まれているかどうかに基づいて行われる。このステップS11において、たとえば受信された電子メールが欠席メールではない場合(S11:NO)、CPU208aは、メール受信管理タスクを終了する。一方、受信された電子メールが欠席メールである場合は(S11:YES)、CPU208aは、処理をステップS13へ進める。
ステップS13において、CPU208aは、欠席メールのヘッダ部から当該欠席メールに対応する元々の会議案内メールのメッセージIDを抽出する。そして、CPU208aは、処理をステップS15へ進める。
ステップS15において、CPU208aは、印刷管理テーブル400を参照する。そして、CPU208aは、処理をステップS17へ進める。
ステップS17において、CPU208aは、ステップS13で抽出されたメッセージIDと印刷管理テーブル400の記憶内容とを照合して、当該メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報の有無、言わば該当印刷管理情報の有無、を判定する。ここでたとえば、該当印刷管理情報が存在しない場合(S17:NO)、CPU208aは、メール受信管理タスクを終了する。一方、該当印刷対象情報が存在する場合は(S17:YES)、CPU208aは、処理をステップS19へ進める。
ステップS19において、CPU208aは、該当印刷管理情報に含まれる印刷部数を1という数だけ減じ、つまり印刷管理テーブル400の記憶内容を更新する。これをもって、CPU208aは、メッセージ送受信管理タスクを終了する。
以上のように、本第2実施例によれば、会議への欠席予定者の人数分、資料の印刷部数が自動的に減ぜられる。これにより、欠席予定者の分まで資料が印刷されてしまう、という当該資料の無駄な印刷が防止される。
なお、本第2実施例においては、CPU208aがメール受信タスクを実行することにより、とりわけ当該メール受信タスクにおけるステップS19を実行することにより、印刷部数が減ぜられるが、このようなCPU208a(厳密には制御部208)は、本発明に係る第1変更手段の一例である。また、出席メールに含まれる出席予定である旨を表す情報、詳しくは当該出席メールの件名に含まれる「Accepted:」という文字列は、本発明に係る出欠情報の一例である。そして、欠席メールに含まれる欠席予定である旨を表す情報、詳しくは当該欠席メールの件名に含まれる「Declined:」という文字列もまた、本発明に係る出欠情報の一例である。
本第2実施例における会議案内メールの受信画面600(図10参照)、出席メールの送信画面700(図11参照)、欠席メールの送信画面800(図12参照)などの構成は、飽くまでも一例であり、これらに限定されない。
[第3実施例]
続いて、本発明の第3実施例について、図14〜図16をさらに参照して、説明する。
本第3実施例においては、会議案内メールの送信先からさらに別の相手先へ当該会議案案内メールが転送される。そして、この会議案内メールの転送件数に応じて、当該会議案内メールに添付された資料(ファイル)の印刷部数が自動的に変更される。
具体的には、たとえば図14に示されるように、会議主催者であるユーザAのPC30から別の3人のユーザB、CおよびDそれぞれのPC30宛に会議案内メールが同報送信される、とする。その際、会議で使用される資料が会議案内メールに送付されるとともに、この会議案内メールの同報送信先の1つとして複合機20が加えられる、とする。その上で、会議案内メールの送信先の1つであるたとえばユーザCのPC30からさらに別のPC30へ、ここではユーザEのPC30へ、当該会議案内メールが転送される、とする。この転送された会議案内メール、言わば会議案内転送メールは、複合機20にも送信される。言い換えれば、複合機20は、会議案内転送メールの送信先の1つとして加えられる。すると、複合機20においては、会議案内転送メールの受信件数分、つまり会議への出席予定者の増加分、当該会議案内転送メールに係る資料の印刷部数が追加される。そして、この資料の印刷開始日時が到来すると、当該資料の印刷が行われる。なお、図14においては、前述の欠席メールが送受信される状態も参考的に示されている。
このように会議への出席予定者の増加分、資料の印刷部数が自動的に追加されることで、当該出席予定者が増加したことによる資料の不足が防止される。なお、資料の印刷開始日時が到来した後に、つまり当該資料の印刷が開始された後に、複合機20により会議案内転送メールが受信された場合には、その会議案内転送メールについては、無視される。
より具体的に説明すると、たとえば図14に示される状態における会議案内転送メールの送信先であるユーザEのPC30において、前述の電子メールソフトが起動されて、当該会議案内転送メールが受信される、とする。すると、ユーザEのPC30のディスプレイに、図15に示されるような受信画面900が表示される。
この図15に受信画面900によれば、図10に示される受信画面600と同様、その左上部分に、出席ボタン902および欠席ボタン904が縦一列に配される。そして、これらのボタン902および904の下方に、会議案内転送メールの送信元を表す文字列906と、当該会議案内転送メールの件名を表す文字列908と、会議の開催場所を表す文字列910と、当該会議の開催日時を表す文字列912と、添付ファイルのファイル名を表す文字列914と、が縦一列に配される。このうちの会議案内転送メールの送信元を表す文字列906には、当該会議案内転送メールが元々の会議案内メールの送信元(ここではユーザA)の代理としてユーザDのPC30から送信されたことを表す適当な文字列が付される。併せて、会議案内転送メールの件名を表す文字列908については、その文頭に転送という意味を表す適当な文字列、たとえば「FW:」という英単語を含む文字列が、付される。また、添付ファイルのファイル名を表す文字列914は、当該添付ファイルを開くための操作を受付可能な操作子として機能する。さらに、文字列914の下方に、会議案内転送メールの本文を表示すぅるための不図示の領域が配される。
この受信画面900において、たとえば出席ボタン902が操作されると、図11に示されるのと同様の出席メールの送信画面が、当該受信画面900上に重なるように表示される。そして、図示を含む詳しい説明は省略するが、ユーザEのPC30から出席メールが送信されると、この出席メールは、元々の会議案内メールの送信元であるユーザAのPC30により受信される。これ以降は、前述の第2実施例において、ユーザAのPC30により出席メールが受信された場合と、同様である。
これに対して、図15に示される受信画面900において、欠席ボタン904が操作されると、図12に示されるのと同様の欠席メールの送信画面が、当該受信画面900上に重なるように表示される。そして、図示を含む詳しい説明は省略するが、ユーザEのPC30から欠席メールが送信されると、この欠席メールは、ユーザAのPC30および複合機20により受信される。これ以降は、前述の第2実施例において、ユーザAのPC30および複合機20により欠席メールが受信された場合と、同様である。
一方、複合機20においては、会議案内転送メールが自動的に受信され、つまりはそうなるように前述のメール送受信機能の設定が行われる。そして、複合機20は、会議案内転送メールのヘッダ部から当該会議案内転送メールの件名を抽出する。この件名に前述の「FW:」という情報が含まれていることを受けて、複合機20は、会議案内転送メールが受信されたことを認識し、換言すれば受信された電子メールが当該会議案内転送メールであることを認識する。さらに、複合機20は、会議案内転送メールのヘッダ部から当該会議案内転送メールに対応する元々の会議案内メールのメッセージIDを抽出する。そして、複合機20は、抽出されたメッセージIDと前述の印刷管理テーブル400(図5参照)の記憶内容とを照合して、当該メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報の有無を確認する。ここでたとえば、メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報が存在する場合は、当該印刷管理情報に含まれる印刷部数が1という数だけ追加される。なお、メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報が存在しない場合は、会議案内転送メールは無視される。
このようにして印刷部数が追加された印刷管理情報について、その印刷開始日時が到来すると、当該印刷管理情報に含まれる印刷対象ファイルの印刷が開始される。この結果、会議への欠席予定者の増加分、印刷対象ファイルの印刷部数が自動的に追加され、前述の如く当該印刷対象ファイルに基づく資料の不足が防止される。
なお、ユーザC以外のユーザのPC30が会議案内転送メールの送信元となる場合や、ユーザE以外のユーザのPC30が当該会議案内転送メールの送信先となる場合も、これと同様の要領で、資料(印刷対象ファイル)の印刷部数が自動的に追加される。そして、資料の印刷が終了した後は、当該資料に係る印刷管理情報が印刷管理テーブル400から削除される。
このような本第3実施例においては、前述のメール受信管理タスク(図7および図13参照)の一部として、図16に示されるステップS21〜ステップS29が加えられる。このステップS21〜ステップS29は、メール受信管理タスクにおけるステップS1のNOと終了との間、または、ステップS11のNOと終了との間に加えられる。
すなわち、ステップS11において、受信された電子メールが欠席メールではない場合(S11:NO)、CPU208aは、ステップS21へ処理を進める。そして、このステップS21において、CPU208aは、受信された電子メールが会議案内転送メールであるかどうかを判定する。この判定は、前述の如く当該電子メールの件名に「FW:」という情報が含まれているかどうかに基づいて行われる。このステップS21において、たとえば受信された電子メールが会議案内転送メールではない場合(S21:NO)、CPU208aは、メール受信管理タスクを終了する。一方、受信された電子メールが会議案内転送メールである場合は(S21:YES)、CPU208aは、処理をステップS23へ進める。
ステップS23において、CPU208aは、会議案内転送メールのヘッダ部から当該会議案内転送メールに対応する元々の会議案内メールのメッセージIDを抽出する。そして、CPU208aは、処理をステップS25へ進める。
ステップS25において、CPU208aは、前述の印刷管理テーブル400を参照する。そして、CPU208aは、処理をステップS27へ進める。
ステップS27において、CPU208aは、ステップS23で抽出されたメッセージIDと印刷管理テーブル400の記憶内容とを照合して、当該メッセージIDと同じIDを含む印刷管理情報の有無、つまり該当印刷管理情報の有無、を判定する。ここでたとえば、該当印刷管理情報が存在しない場合は(S27:NO)、CPU208aは、メール受信管理タスクを終了する。一方、該当印刷対象情報が存在する場合は(S27:YES)、CPU208aは、処理をステップS29へ進める。
ステップS29において、CPU208aは、該当印刷管理情報に含まれる印刷部数を1という数だけ追加し、つまり印刷管理テーブル400の記憶内容を更新する。これをもって、CPU208aは、メッセージ送受信管理タスクを終了する。
以上のように、本第3実施例によれば、会議への欠席予定者の増加分、資料の印刷部数が自動的に追加される。これにより、会議への欠席予定者が増加したことによる資料の不足が防止される。
なお、本第3実施例においては、CPU208aがメール受信タスクを実行することにより、とりわけ当該メール受信タスクにおけるステップS29を実行することにより、印刷部数が追加されるが、このようなCPU208a(厳密には制御部208)は、本発明に係る第2変更手段の一例である。また、本第3実施例における会議案内転送メールは、本発明に係る転送メールの一例である。
本第2実施例における会議案内転送メールの受信画面900(図15参照)の構成は、飽くまでも一例であり、これに限定されない。
[その他の適用例]
以上の各実施例は、本発明の具体例であり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。これら各実施例以外の局面にも、本発明を適用することができる。
たとえば、会議案内メールに添付された資料の印刷が開始されるとき、または、当該資料の印刷が終了したとき、その旨が、当該会議案内メールへの返信という形で複合機20から当該会議案内メールの送信元であるPC30へ通知されてもよい。
また、複合機20により既に受信された(かつ印刷管理テーブル400に印刷管理情報が残っている)会議案内メールに関係する転送メールまたは返信メールであって、当該会議案内メールと同じ送信元から送信されてきたメールが、複合機20により受信される、とする。そして、その受信メールに、新たなファイル(資料)が添付されている、とする。さらに、その新たな添付ファイルのファイル名と、会議案内メールに添付された言わば最初の添付ファイルのファイル名とが、互いに異なる、とする。この場合は、新たな添付ファイルは、言わば追加ファイルとして取り扱われてもよい。そして、この追加ファイルについても、最初の添付ファイルとともに、印刷されてもよい。その一方で、新たな添付ファイルのファイル名と、最初の添付ファイルのファイル名と、の互いの一部分のみが異なる、たとえば末尾の数字のみが異なる、とする。この場合は、新たな添付ファイルは、更新ファイルとして取り扱われてもよい。そして、最初の添付ファイルに代えて、更新ファイルのみが、印刷されてもよい。なお、会議案内メールに関係するメールであるかどうかについては、そのメールのヘッダ部に含まれるメッセージIDや返信情報(n-Reply-To)、返信関係情報(References)などから判断される。
加えて、複合機20により既に受信された(かつ印刷管理テーブル400に印刷管理情報が残っている)会議案内メールに関係する転送メールまたは返信メールであって、当該会議案内メールと同じ送信元から送信されてきたメールが、複合機20により受信される、とする。そして、その受信メールに、会議案内メールに添付されたファイルの印刷を取り消す旨の言わば印刷予約キャンセルを表す情報が含まれている、とする。この場合は、その印刷予約キャンセルの対象となる添付ファイルの印刷が取り消されてもよい。つまりはそうなるように、印刷管理テーブル400が更新されてもよい。ここで言う印刷予約キャンセルを表す情報は、たとえばメールのヘッダ部の件名、または、当該メールのボディ部に、文字列として組み込まれてもよい。
前述の各実施例では、会議の開催の案内を電子メールの同報送信により行う場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。講習会や討論会などの会議以外のイベントの開催の案内を電子メールの同報送信により行う場合や、それ以外の用途で電子メールを同報送信する場合にも、本発明を適用することができる。すなわち、印刷対象情報が添付された電子メールを同報送信する場合に、本発明を適用することができる。
また、画像形成装置として、複合機20を例に挙げたが、当該画像形成装置は、コピー機やプリンタなどの当該複合機20以外の装置であってもよい。併せて、情報処理装置としてのそれぞれのPC30に代えて、または、これに加えて、タブレットやスマートフォンなどの装置が採用されてもよい。
さらに、各実施例においては、各PC30、30、…間で、つまり社内LANという枠内で、電子メールが送受信される場合について説明したが、これに限らない。すなわち、社内LAN以外の装置との間で電子メールが送受信される場合にも、本発明を適用することができる。極端には、ウェブメールやメッセンジャなどのいわゆる広義の電子メールが送受信される場合にも、本発明を適用することができる。
そして、本発明は、画像形成装置および当該画像形成装置を備えるネットワークシステムという形態に限らず、当該画像形成装置の制御プログラム(ソフトウェア)という形態、および、当該画像形成装置の制御方法という形態によっても、提供することができる。
10 … ネットワークシステム
20 … 複合機
30 … PC
204 … 画像形成部
206 … 通信部
208 … 制御部
208a … CPU
208b … 主記憶部

Claims (11)

  1. 電子メールを受信する受信手段と、
    印刷対象情報を印刷する印刷手段と、
    前記受信手段により前記電子メールとして添付情報を含みかつ同報送信された特定メールが受信されたとき、当該特定メールの送信先数に応じた部数分、当該添付情報を前記印刷対象情報として前記印刷手段に印刷させる印刷制御手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記特定メールは、イベントの開催を案内する案内メールを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記案内メールは、前記イベントの開催時期を表す時期情報を含み、
    前記印刷制御手段は、前記時期情報に応じたタイミングで前記印刷手段に前記添付情報を印刷させる、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記受信手段により前記電子メールとして前記案内メールへの返信メールが受信されたとき、当該返信メールの内容に応じて前記印刷手段による前記添付情報の印刷部数を変更する第1変更手段をさらに備える、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記返信メールは、前記イベントへの出欠回答を表す出欠情報を含み、
    前記第1変更手段は、前記出欠情報が前記イベントへの欠席回答を表す前記返信メールの受信件数分、前記印刷部数を減ずる、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記受信手段により前記電子メールとして前記案内メールの転送メールが受信されたとき、当該転送メールの受信件数に応じて前記印刷手段による前記添付情報の印刷部数を変更する第2変更手段をさらに備える、請求項2から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第2変更手段は、前記転送メールの受信件数分、前記印刷部数を追加する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記特定メールは、前記印刷手段による前記添付情報の印刷に関する条件を表す印刷設定情報を含み、
    前記印刷制御手段は、前記印刷設定情報に従う条件で前記印刷手段に前記添付情報を印刷させる、請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 請求項1に記載の画像形成装置と、
    前記特定メールの送信元である送信元装置と、
    前記特定メールの前記画像形成装置以外の送信先である1以上の送信先装置とを備える、ネットワークシステム。
  10. 電子メールを受信する受信手段と、印刷対象情報を印刷する印刷手段と、を備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記受信手段により前記電子メールとして添付情報を含みかつ同報送信された特定メールが受信されたとき、当該特定メールの送信先数に応じた部数分、当該添付情報を前記印刷対象情報として前記印刷手段に印刷させる印刷制御手順を、前記画像形成装置のコンピュータに実行させる、制御プログラム。
  11. 電子メールを受信する受信手段と、印刷対象情報を印刷する印刷手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記受信手段により前記電子メールとして添付情報を含みかつ同報送信された特定メールが受信されたとき、当該特定メールの送信先数に応じた部数分、当該添付情報を前記印刷対象情報として前記印刷手段に印刷させる印刷制御ステップを含む、制御方法。
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