JP2021018004A - エコノマイザー - Google Patents

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【課題】効率よく水を加温させ、且つ、点検及び清掃が容易な構造のエコノマイザーを得る。【解決手段】ボイラーで発生した燃焼排ガスにより水を加温するエコノマイザーにおいて、流入口12及び流出口13を側面に形成して前記水が通過するよう横向きに配置された円筒状の水管11と、水管11の一方の側端位置に第1側部区画壁17を介して連結する第1側部連結管40と、水管11の他方の側端位置に第2側部区画壁14を介して連結する第2側部連結管20と、各側部連結管の空間同士を繋ぐように、第1側部区画壁17と第2側部区画壁14との間を貫通して配設された複数のガス管とを備えるとともに、各側部連結管に開口可能な側板21(41)を設け、第1側部連結管又は第2側部連結管の下面に燃焼排ガス導入口15を設け、第1側部連結管又は第2側部連結管の上面に燃焼排ガス排出口19を設ける。【選択図】図5

Description

本発明は、ボイラーへ給水される水をボイラーの燃焼排ガスで予熱するエコノマイザーに関する。
ボイラーへ給水される水を、ボイラーから廃棄される燃焼排ガスの熱で予熱を行うエコノマイザーは、熱を有効に利用可能なことから広く一般的に利用されている。
例えば、特許文献1に記載されたエコノマイザー(図26)は、ボイラー1で発生した燃焼排ガスが流通する煙道2内に、多数の水管を配設し、各水管内を流れる水が熱交換により加熱される構成となっている。また、煙道外側のU字管4及び煙道外側に鏡板5を設けることで、水管の経路を折り返し、再び逆方向に向けて煙道2を貫通させることを繰り返すことによって経路を長くするとともに、煙道2内の水管には熱吸収を良くするために多数のフィン管3が設けられている。
特許文献1に記載のエコノマイザーによれば、ボイラー1に連結する煙道2内において、給水経路を煙道上部および下部で折り返すことで煙道内に縦方向の水管を多数配置し、少なくとも下部の折り返し部(U字管4)が煙道内部に設けられている。そして、ボイラー1からブロー配管6を介してブロー水を噴射する噴霧ノズル7を煙道内の水管に向けて配置することで、水管に向けてブロー水を噴霧させ、折り返し部が水に浸かるように煙道下部の水槽(水部9)にブロー水が溜められ、水槽からオーバーフローした水が排水管8から排水される。
特許第3587895号公報
従来のエコノマイザーの構造によれば、煙道2内に配置された給水経路(水管)により、水管内の水を加温するものであるので、水管内を流れる水に対する熱吸収効率が悪く、期待通りの加温を行うことができないという課題があった。また、水管の体積が小さいため、加温された水の保有水量(例えば10〜20リットル)に限界があり、時間当たりの給水量が多くなると十分な加温が維持できなくなるという構造上の問題があった。
また、水管の外側に設けた突起物であるフィン管3に燃焼排ガスが接触するので、汚れが付着し易くこれを除去することが困難であるという課題があった。
そこで本発明者は、効率よく水を加温させることができる構造として、図23〜図25に示すエコノマイザー(特願2019−054551)を提案した。
このエコノマイザーは、流入口12及び流出口13を側面に形成して水が通過する円筒状の水管11内の下端位置に燃焼排ガス導入口15に臨む燃焼排ガス導入室200と、燃焼排ガス導入室200に対して区画された下部連結室300を設け、水管内の上端位置に燃焼排ガス排気口19に臨む燃焼排ガス排出室400と、燃焼排ガス排出室400に対して区画されて燃焼排ガス排出室400を囲む上部環状連結室500を設けている。
そして、水管11内に燃焼排ガスを流通させるため、燃焼排ガス導入室200と上部環状連結室500とを連結するように水管11の内壁周囲に沿って下部区画壁140及び上部区画壁170を貫通して立設された複数の第1のガス管61と、上部環状連結室500と下部連結室300とを連結するように第1のガス管の内側位置に下部区画壁140及び上部区画壁170を貫通して立設された複数の第2のガス管62と、下部連結室300と燃焼排ガス排出室400とを連結するように第2のガス管の内側位置に下部区画壁140及び上部区画壁170を貫通して立設された複数の第3のガス管63とを備えることで、ボイラーで発生した燃焼排ガスを利用して水を加温する。
水が通過する円筒状の水管11内の下方位置には円板状の下部区画壁140が装着され、水管11の下端位置に形成されたガス導入口15に臨む燃焼排ガス導入室200が形成されている。
また、下部区画壁140の下面側を円錐蓋部16で塞ぐことで、燃焼排ガス導入室200に対して区画された下部連結室300が形成されている。下部連結室300は、円錐蓋部16で塞がれているため、燃焼排ガス導入室側に凸となる円錐空間で構成されている。
水管11内の上方位置には円板状の上部区画壁170が装着され、上部区画壁170と水管11の天板裏面との間に環状区画壁18が装着されることで、水管11の上端位置に形成されたガス排気口19に臨む燃焼排ガス排出室400と、燃焼排ガス排出室400を囲む上部環状連結室500が形成されている。
上記構造によれば、複数のガス管61,62,63において、水管11底面側から導入された燃焼排ガスが水管11上部で折り返して下方に流れ、更に水管11下部で折り返して上方に流れて水管11上面側から流出される際の熱交換で水管11内の水を加温する。
複数の第1のガス管61と複数の第2のガス管62は、本数及び断面積の総和を等しくして水管11内に環状に一列に配置しているので、配置できるガス管の本数が制限されることがある。例えば、上述の例において、第3のガス管63を環状区画壁18の内側に溶接により配置できる本数は、溶接作業を確保するために制限されるので、それにともなって第1のガス管61及び第2のガス管62の本数が決まる。第1のガス管61も一列に配列されるので、第2のガス管62に比較して配置密度が低くなる。そのため、配置本数を最大限多くして効果的な加温を行うことに支障を来すという課題が存在した。
本発明は、上記実情に鑑みて提案されたものであり、同じ面積におけるガス管の本数を最大限設置して効率よく水を加温させることができるとともに、点検及び清掃が容易な構造のエコノマイザーを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明(請求項1)は、ボイラーで発生した燃焼排ガスにより水を加温するエコノマイザーにおいて、
流入口(12)及び流出口(13)を側面に形成して前記水が通過するよう横向きに配置された円筒状の水管(11)と、
前記水管(11)の一方の側端位置に第1側部区画壁(17)を介して連結する第1側部連結管(40)と、
前記水管(11)の他方の側端位置に第2側部区画壁(14)を介して連結する第2側部連結管(20)と、
各側部連結管の空間同士を繋ぐように、前記第1側部区画壁(17)と第2側部区画壁(14)との間を貫通して配設された複数のガス管とを備えるとともに、
前記各側部連結管に開口可能な側板(21,41)を設け、
前記第1側部連結管又は第2側部連結管の下面に燃焼排ガス導入口(15)を設け、前記第1側部連結管又は第2側部連結管の上面に燃焼排ガス排出口(19)を設けることで、前記燃焼排ガス導入口(15)から導入された燃焼排ガスが各側部連結管及び複数のガス管を介して前記燃焼排ガス排出口(19)から排出することを特徴としている。
請求項2は、請求項1のエコノマイザーにおいて、
前記第1側部連結管(40)の菅内を上下で二分する水平区画壁(42)を設け、
二分された下方の第1側部連結管内を燃焼排ガス導入室としてその下面に前記ガス導入口(15)を設け、二分された上方の第1側部連結管内を燃焼排ガス排出室としてその上面に前記ガス排出口(19)を設けた請求項1に記載のエコノマイザー。
請求項3は、請求項1のエコノマイザーにおいて、
前記第1側部連結管(40)の菅内を左右で二分する垂直区画壁(45)を設け、
二分された一方の第1側部連結管内を更に二分する第1水平区画壁(46)を設け、
前記第1水平区画壁(46)で更に二分された下方の側部連結管内を燃焼排ガス導入室としてその下面に前記ガス導入口(15)を設け、
前記第1水平区画壁(46)で更に二分された上方の側部連結管内を燃焼排ガス排出室としてその上面に前記ガス排出口(19)を設け、
前記垂直区画壁(45)に直交する面を含む位置で前記第2側部連結管(20)の菅内を二分する第2水平区画壁(25)を設けたことを特徴としている。
請求項4は、請求項1のエコノマイザーにおいて、
前記第1側部連結管(40)の菅内を三分の一の体積に区画する内角120度の第1折曲区画壁(43)を設けることで、前記三分の一の体積に区画された下方の側部連結管内を燃焼排ガス導入室としてその下面に前記ガス導入口(15)を設け、
前記第2側部連結管(20)の菅内を三分の一の体積に区画する内角120度の第2折曲区画壁(22)を設けることで、前記三分の一の体積に区画された下方の側部連結管内を燃焼排ガス排出室としてその上面に前記ガス排出口(19)を設けたことを特徴としている。
請求項5は、請求項4のエコノマイザーにおいて、
前記第1折曲区画壁(43)及び第2折曲区画壁(22)は、前記水管(11)の中心軸に沿って折曲され、一方の片が水平面に含まれるように配置されたことを特徴としている。
請求項6は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエコノマイザーにおいて、
前記ガス導入口(15)と前記ガス排出口(19)とを繋ぐ排気バイパス管(90)と、
前記水管(11)内の水温を検知する温度センサ(91)と、
前記温度センサ(91)の温度に応じて前記排気バイパス管(90)の導通状態を管理する排気バイパス弁(93)と、
を備えたことを特徴としている。
請求項7は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエコノマイザーにおいて、
前記第1側部連結管(40)又は第2側部連結管(20)の下面に清掃用配管(85)を設けたことを特徴とする。
請求項8は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエコノマイザーにおいて、
前記流入口(12)は水管側面下方位置に、前記流出口(13)は水管側面上方位置にそれぞれ形成することを特徴としている。
請求項9は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエコノマイザーにおいて、
前記水管(11)を圧力水容器で構成することを特徴としている。
請求項1のエコノマイザーによれば、燃焼排ガスを流通させるために横向きに配置された複数のガス管を水管(11)内に配設することで、水管内に供給される水がガス管の周囲で効率良く加温される。
また、水管(11)内でのガス管による燃焼排ガスの流れは、1往復、1.5往復又は2往復として、燃焼排気ガスが下方位置の燃焼排ガス導入口(15)から上方位置の燃焼排ガス排出口(19)に流れるようにすることで、燃焼排気ガスを効率良く利用することができる。
側板(21、41)の開閉で各ガス管の開口を側方から臨むことができ、各ガス管の内部の点検や清掃を容易に行うことが可能となる。
請求項2のエコノマイザーによれば、水平面において水管(11)を二分割する領域(半円柱部分)に第1のガス管(61)及び第2のガス管(62)を互いのガス管の配置位置に制限されることなく配設できるので、半円部分において各ガス管の本数を多く設置することが可能となる。
請求項3のエコノマイザーによれば、水平面において水管(11)を四分割する領域(90度の扇形状部分)に第1のガス管(61)、第2のガス管(62)、第3のガス管(63)、第4のガス管(64)を互いのガス管の配置位置に制限されることなく配設できるので、扇形状部分において各ガス管の本数を多く設置することが可能となる。
請求項4のエコノマイザーによれば、水平面において水管(11)を三分割する領域(9120度の扇形状部分)に第1のガス管(61)、第2のガス管(62)、第3のガス管(63)を互いのガス管の配置位置に制限されることなく配設できるので、扇形状部分において各ガス管の本数を多く設置することが可能となる。
請求項5のエコノマイザーによれば、第1折曲区画壁(43)及び第2折曲区画壁(22)の一方の片が水平面に含まれるように配置することで、燃焼排ガス導入口(15)及び燃焼排ガス排気口(19)を水管の最上部及び最下部にそれぞれ設置可能とすることができる。
請求項6のエコノマイザーによれば、排気バイパス管(90)を設けることで、負荷変動に合わせて水管(11)内への燃焼排ガスの供給制御を行うことが可能となる。
請求項7によれば、側部連結管(20,40)の下面に清掃用配管(85)を連結することで、清掃時にガス管の側端から水を注入した場合に、側部連結管(燃焼排ガス通過室)を介して清掃用配管(85)から回収して排出することができる。
請求項8によれば、流入口(12)を下方位置に、流出口(13)を上方位置に形成することで、加温された水を流出し易くすることができる。
請求項9によれば、水管(11)を圧力水容器で構成することで加温された水を100℃以上の温度にすることができる。
本発明の一実施例に係るエコノマイザー(2パス型)の側面説明図である。 図1のエコノマイザーの底面説明図である。 エコノマイザーの水管内における複数のガス管の配置状態(第1側部連結管40側)を示す正面説明図である。 エコノマイザーの水管内における複数のガス管の配置状態(第2側部連結管20側)を示す正面説明図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管内を流れる燃焼排気ガスの流れ方向を説明するためのモデル図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管(第1側部連結管40側)を示すモデル図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管(第2側部連結管20側)を示すモデル図である。 本発明の一実施例に係るエコノマイザー(3パス型)の側面説明図である。 図1のエコノマイザーの底面説明図である。 エコノマイザーの水管内における複数のガス管の配置状態(第1側部連結管40側)を示す正面説明図である。 エコノマイザーの水管内における複数のガス管の配置状態(第2側部連結管20側)を示す正面説明図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管内を流れる燃焼排気ガスの流れ方向を説明するためのモデル図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管(第1側部連結管40側)を示すモデル図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管(第2側部連結管20側)を示すモデル図である。 本発明の一実施例に係るエコノマイザー(4パス型)の側面説明図である。 図1のエコノマイザーの底面説明図である。 エコノマイザーの水管内における複数のガス管の配置状態(第1側部連結管40側)を示す正面説明図である。 エコノマイザーの水管内における複数のガス管の配置状態(第2側部連結管20側)を示す正面説明図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管内を流れる燃焼排気ガスの流れ方向を説明するためのモデル図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管(第1側部連結管40側)を示すモデル図である。 エコノマイザーの水管内に設置した複数のガス管(第2側部連結管20側)を示すモデル図である。 図8〜図14の実施例に係るエコノマイザー(3パス型)をボイラーへ接続した例を示す側面図である。 本発明者が提案したエコノマイザーの縦断面説明図である。 図23のII−II線断面説明図である。 図23のIII−III線断面説明図である。 従来のエコノマイザーの構造を示す構成説明図である。
本発明に係るエコノマイザーの実施形態の一例について、図1〜図7を参照しながら説明する。図1〜図7において、図23〜図25と同一の構成を採る部分については、同一符号を付している。
エコノマイザーは、ボイラーで発生した燃焼排ガスにより水を加温するものであり、図1に示すように、横向きに配置された円筒状の水管(水容器)11に対して、流入口12及び流出口13を2個ずつ形成している。流入口12は水管における下方の最下位置の両端側で形成され、流出口13は水管側における上方の最上位置に両側に形成され、二か所の流入口12から供給された水(給水)が水管内部で温められて上昇し二か所の流出口13から流出(排水)するように構成されている。
水が通過する円筒状の水管11内の一方の側端位置(図1における水管の右側位置)には円板状の側部区画壁14が装着され、この側面区画壁14を覆うように、水管11と同径の側部連結管20がフランジ部同士(フランジ部11aとフランジ部20a)を対向して連結固定している。側部連結管20は側板21で塞がれている。
水管11と側部連結管20との連結は、水管11に形成されたフランジ部11aと、側部連結管20に形成されたフランジ部20aとを対向させ、複数のボルト71とナット72で脱着可能に連結固定されている。
側板21の中央には、側部連結管20に流れた水を回収するための清掃用配管85が連結されている。
水管11内の他方の側位置(図1における水管の左側位置)には円板状の側部区画壁17が装着され、この側部区画壁17を覆うように、水管11と同径の側部連結管40がフランジ部同士(フランジ部11bとフランジ部40a)を対向して連結固定している。側部連結管40の側面は、開口可能な側板41で塞がれている。
水管11と側部連結管40との連結は、水管11に形成されたフランジ部11bと、側部連結管40に形成されたフランジ部40aとを対向させ、複数のボルト71とナット72で脱着可能に連結固定されている。
側部連結管40の下側には燃焼ガス導入口15が、側部連結管40の上側には燃焼ガス排出口19がそれぞれ形成されている(図1、図2、図5)。燃焼ガス導入口15には導入ガス管81が、燃焼ガス排出口19には排気ガス管82が、それぞれ鉛直方向に連結されている。
側部連結管40内は、水平区画壁42により燃焼ガス導入口15に臨む下方の燃焼排ガス導入室Aと、燃焼ガス排出口19に臨む上方の燃焼排ガス排出室Bとに区画されている(図5)。水平区画壁42は、側板41(側部連結管40)の直径位置に配置されることで、燃焼排ガス導入室Aと燃焼排ガス排出室Bとをほぼ同一の体積に形成している。
側板41は、燃焼排ガス導入室A及び燃焼排ガス排出室Bに対してそれぞれ密封状態となるシール構造を備えて構成されている。
側部連結管20内には、燃焼排ガス導入室Aからガス管に流れ込んだ燃焼廃ガスが水管11内に多数配置されたガス管を介して燃焼排ガス排出室Bへ流れる際の燃焼排ガス通過室Cを形成している。
水管11内には、燃焼排ガスを流通させるため、複数のガス管が配設されている。
ガス管は、図3〜図5に示すように、側部区画壁14及び側部区画壁17を貫通して燃焼排ガス導入室Aと燃焼排ガス通過室Cとを連結するように水管11における水平面の下方側の1/2面積部分(半円形状)に配設された複数の第1のガス管61と、側部区画壁14及び側部区画壁17を貫通して燃焼排ガス通過室Cと燃焼排ガス排出室Bとを連結するように水管11における水平面の上方側の1/2面積部分(半円形状)に配設された複数の第2のガス管62とから構成されている。すなわち、図5〜7の例では、水管11の各半円形状柱部分(図5において水平区画壁42の延長面で区画された各領域)にそれぞれ47本のガス管が配置されている。
第1のガス管61は、水管11の半円形状柱部分に47本が配置され、燃焼排ガス導入室Aと燃焼排ガス通過室Cとを連通するように構成され、燃焼ガス導入口15から燃焼排ガス導入室Aに導かれた燃焼排ガスが複数の第1のガス管61を通って横方向に移動し(図5の通路Oから通路P)、一旦燃焼排ガス通過室Cに導かれる。
第2のガス管62は、水管11の半円形状柱部分に47本が配置され、燃焼排ガス通過室Cと燃焼排ガス排出室Bとを連通するように構成されることで、燃焼排ガス通過室Cからの燃焼排ガスが複数の第2のガス管62を通って横方向に移動し(図5の通路Qから通路R)、燃焼排ガス排出室Bに導かれる。
上述した構成によれば、鉛直面で半円形状部分に配置される各ガス管群は、他のガス管の配置位置による制限を受けることなく自由に配置できるので、半円形状の面積部分にできるだけ多くの本数のガス管を設置することが可能となる。
その結果、ガス管を多く配置することで、ガス管の断面積を小さくして(ガス流路を絞って)ガスの流通速度を上げるとともに、本数を増やすことで伝熱面積を減らすことなく水管内における燃焼排ガスと水との間接加熱を行うことが可能となり、水槽内の水を効率良く加温することができる。
また、第1のガス管61及び第2のガス管62は、それぞれ同じ数(47本)だけ設けられ、各ガス管の直径も同じにして流通路となる総断面積が同じになるように形成されている。これは、燃焼排ガスが第1のガス管61から第2のガス管62へ移動するに際して生じる抵抗が少なくなるようにするためである。
また、水管11の側部連結管40の燃焼排ガス導入室A及び燃焼排ガス排出室Bに対して側板41が開口し、側部連結管20の燃焼排ガス通過室Cに対して側板21が開口することで、側部区画壁14,17を貫通する第1のガス管61及び第2のガス管62及の各端部が側方から臨めるようなっている。側部連結管20(40)に対する側板21(41)の取り付けは、例えば蝶番により連結して開口可能に構成することで、各ガス管の内部の点検を容易に行うことができる。
この状態で横方向の開口から燃焼排ガス導入室A及び燃焼排ガス排出室Bに高圧洗浄水を注入すれば、洗浄水は各ガス管内を通過して燃焼排ガス通過室Cに導かれ、清掃用配管85を介して外部に排出させることができ、ガス管内部の洗浄を容易に行うことができる。
図8〜図14は、エコノマイザーの実施形態の他の例を示したもので、図1〜図7に示したエコノマイザーと同一の構成を採る部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略するとともに、異なる構成について以下に説明する。
図8〜図14のエコノマイザーは、図1〜図7のエコノマイザーでは導入ガス管81及び排気ガス管82を左右方向の同じ側の水管11端に形成したのに対して、左右方向で互いに逆位置の水管11端に形成したものである。
図1〜図7のエコノマイザーでは、導入ガス管81から導かれた燃焼排ガスが、第1のガス管61で左から右方向に流れ、第2のガス管62で右から左方向に流れて排気ガス管82から排出する2パス構造(水管11内で一往復)を採用していたが、図18〜図14のエコノマイザーは、第1のガス管61で左から右方向に流れ、第2のガス管62で右から左方向に流れ、第3のガス管63で再度左から右方向に流れて排気ガス管82から排出する3パス構造(水管11内で1.5往復)を採用している。
側部連結管40の下側に燃焼ガス導入口15を設け、側部連結管20の上側に燃焼ガス排出口19をそれぞれ設け(図8、図9、図12)、燃焼ガス導入口15に導入ガス管81を、燃焼ガス排出口19に排気ガス管82をそれぞれ鉛直方向に連結している。
側部連結管40内は、第1折曲区画壁43により燃焼ガス導入口15に臨む燃焼排ガス導入室Aと、側部燃焼排ガス通過室Cに区画されている(図12)。第1折曲区画壁43は、側部連結管40の中心軸に沿って中央で120度の角度(内角120度)で折り曲げられた折曲片で形成することで、燃焼排ガス導入室Aが側部連結管40に対して三分の一の体積に区画され、その下方の側部連結管内を燃焼排ガス導入室Aとし、その下面に燃焼ガス導入口15が設けられている。
側部連結管20内は、第2折曲区画壁22により燃焼ガス排出口19に臨む燃焼排ガス排出室Bと、側部燃焼排ガス通過室Dとに区画されている(図12)。第2折曲区画壁22は、側部連結管20の中心軸に沿って中央で120度の角度(内角120度)で折り曲げられた折曲片で形成することで、燃焼排ガス排出室Bが側部連結管20に対して三分の一の体積に区画され、その上方の側部連結管20内を燃焼排ガス排出室Bとし、その上面に燃焼ガス排出口19が設けられている。
また、第1折曲区画壁42及び第2折曲区画壁22は、側部連結管40及び側部連結管20の中心軸に沿って折曲され、各区画壁を構成する一方の片が水平面に含まれるように構成することで、連結管20,40を三分割した室に対して、最上部に燃焼ガス排出口19を、最下部に燃焼ガス導入口15を設けることができる。
水管11内には、燃焼排ガスを流通させるため、複数のガス管が配設されている。
ガス管は、図10〜図12に示すように、側部区画壁14及び側部区画壁17を貫通して燃焼排ガス導入室Aと側部燃焼排ガス通過室Dとを連結するように水管11における水平面の1/3面積部分(扇形状)に配設された複数の第1のガス管61と、側部区画壁14及び側部区画壁17を貫通して燃焼排ガス通過室Dと燃焼排ガス通過室Cとを連結するように水管11における水平面の1/3面積部分(扇形状)に配設された複数の第2のガス管62と、側部区画壁14及び側部区画壁17を貫通して燃焼排ガス通過室Cと燃焼排ガス排出室Bとを連結するように水管11における水平面の1/3面積部分(扇形状)に配設された複数の第3のガス管63とから構成されている。すなわち、図12の例では、水管11を水平面で断面した各扇形状部分(図10及び図11の実線及び点線で区画された各領域)にそれぞれ31本のガス管が配置されている。
第1のガス管61は、水管11の扇形状柱部分に31本が配置され、燃焼排ガス導入室Aと燃焼排ガス通過室Dとを連通するように構成され、ガス導入口15から燃焼排ガス導入室Aに導かれた燃焼排ガスが複数の第1のガス管61を通って移動し(図12の[O]から[P])、一旦燃焼排ガス通過室Dに導かれる。
第2のガス管62は、水管11の扇形状柱部分に31本が配置され、燃焼排ガス通過室Dと燃焼排ガス通過室Cとを連通するように構成されることで、燃焼排ガス通過室Dからの燃焼排ガスが複数の第2のガス管62を通って移動し(図12の[Q]から[R])、一旦燃焼排ガス通過室Cに導かれる。
第3のガス管63は、水管11の扇形状柱部分に31本が配置され、燃焼排ガス通過室Cと燃焼排ガス排出室Bとを連通するように構成されることで、燃焼排ガス通過室Cからの燃焼排ガスが複数の第3のガス管63を通って移動し(図12の[S]から[T])、燃焼排ガス排出室Bを介してガス排気口19から排出される。
上述した構成によれば、水平面で扇形状部分に配置される各ガス管群は、他のガス管の配置位置による制限を受けることなく自由に配置できるので、扇形状の面積部分にできるだけ多くの本数のガス管を設置することが可能となる。
その結果、ガス管を多く配置することで、ガス流路を絞ってガス速度を上げるとともに、本数を増やすことで伝熱面積を減らすことなく水管内における燃焼排ガスと水との間接加熱を行うことが可能となり、水槽内の水を効率良く加温することができる。
図15〜図21は、エコノマイザーの実施形態の他の例を示したもので、図1〜図7に示したエコノマイザーと同一の構成を採る部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略するとともに、異なる構成について以下に説明する。
図1〜図7のエコノマイザーでは、導入ガス管81から導かれた燃焼排ガスが、第1のガス管61で左から右方向に流れ、第2のガス管62で右から左方向に流れて排気ガス管82から排出する2パス構造(水管11内で一往復)を採用していたが、図15〜図21のエコノマイザーは、第1のガス管61で左から右方向に流れ、第2のガス管62で右から左方向に流れ、第3のガス管63で再度左から右方向に流れ、第4のガス管64で再度左から右方向に流れて排気ガス管82から排出する4パス構造(水管11内で二往復)を採用している。
すなわち、垂直区画壁(第1垂直区画壁)45により側部連結管40を二つの室に分け、一方の室を燃焼排ガス通過室Cとするとともに、他方の室を垂直区画壁(第1垂直区画壁)45に直交する位置で水平区画壁(水平区画壁)46により更に二分し、燃焼ガス導入口15に臨む燃焼排ガス導入室Aと、燃焼ガス排出口19に臨む燃焼排ガス排出室Bとに区画する(図19)。
燃焼排ガス導入室Aは、導入ガス管81から燃焼排ガスが導かれる室であり、燃焼排ガス排出室Bは、水管11を通過した排気ガス管82へ導くための室である。燃焼排ガス通過室Cは、導入ガス管81から導かれた燃焼排ガスが排気ガス管82へ導かれるまでに通過する室である。
側部連結管20内は、水平区画壁46が含まれた面に位置する水平区画壁(第2水平区画壁)25により下部燃焼排ガス通過室Dと上部燃焼排ガス通過室Eに区画されている(図19)。
下部燃焼排ガス通過室D及び上部燃焼排ガス通過室Eは、導入ガス管81から導かれた燃焼排ガスが排気ガス管82へ導かれるまでに通過する室である。
また、燃焼排ガス通過室C及び燃焼排ガス通過室Dの下方位置にそれぞれ清掃用配管85を連結することで、側板41又は側板21の開口時に、第1のガス管61、ガス管62、第3のガス管63及び第4のガス管に対して清掃するための水を供給した場合、燃焼排ガス通過室C及び燃焼排ガス通過室Dに流れた水を回収して廃棄することができる。
第1のガス管61は、水管11の1/4円形状柱部分に22本が配置され、燃焼排ガス導入室Aと燃焼排ガス通過室Dとを連通するように構成され、ガス導入口15から燃焼排ガス導入室Aに導かれた燃焼排ガスが複数の第1のガス管61を通って左から右方向に移動し(図19の通路Oから通路P)、一旦下部燃焼排ガス通過室Dに導かれる。
第2のガス管62は、水管11の1/4円形状柱部分に22本が配置され、下部燃焼排ガス通過室Dと燃焼排ガス通過室Cとを連通するように構成されることで、燃焼排ガス通過室Dからの燃焼排ガスが複数の第2のガス管62を通って右から左方向に移動し(図19の通路Qから通路R)、燃焼排ガス通過室Cに導かれる。
第3のガス管63は、水管11の1/4円形状柱部分に22本が配置され、燃焼排ガス通過室Cと上部燃焼排ガス通過室Eとを連通するように構成されることで、燃焼排ガス通過室Cからの燃焼排ガスが複数の第3のガス管63を通って左から右方向に移動し(図19の通路Sから通路T)、上部燃焼排ガス通過室Eに導かれる。
第4のガス管64は、水管11の1/4円形状柱部分に22本が配置され、上部燃焼排ガス通過室Eと燃焼排ガス排出室Bとを連通するように構成されることで、上部燃焼排ガス通過室Eからの燃焼排ガスが複数の第4のガス管64を通って右から左方向に移動し(図19の通路Uから通路W)、燃焼排ガス排出室Bを介してガス排気口19から排出される。
上記構造によれば、側板41及び側板21を開口させることで、ガス排気口19に排気ガス管82が連結された状態で、側部連結管40及び側部連結管20の側面の全てを開口させることができ、第1のガス管61、第2のガス管62、第3のガス管63及び第4の全ての端部が臨めるようになっている。
また、側部連結管20又は側部連結管40の下方位置に清掃用配管85を連結することで、側板41や側板21の開口時に、第1〜第4のガス管61,62,63,64の測端から清掃するための水を供給した場合、燃焼排ガス通過室に流れた水を回収して廃棄することができる。
上述した各エコノマイザーの構造によれば、導入ガス管81から燃焼排ガス導入口15を介して導入された高温の燃焼排ガスは、燃焼排ガス棒入館20から水管11内のガス管を1往復(ガス管61,62)、1.5往復(ガス管61,62,63)、又は2往復(ガス管61,62,63,64)して燃焼排ガス排出口19から排気ガス管82に流れる。
また、水管11の流入口12から供給された水は、ガス管の周囲に接して加温しながら水管11内を下から上へ移動し、流出口13から流出される。
上述したエコノマイザーによれば、燃焼排ガスを流通させるために複数のガス管(第1のガス管61、第2のガス管62、第3のガス管63、第4のガス管64)を水管11内に水平位置に配設することで、水管11内に供給される水がガス管の周囲で効率良く加温される。
すなわち、水管11内にガス管が配設されるため、水管11の体積を十分に大きくすることができるので保有水量(例えば200〜400リットル、好ましくは300リットル以上)を多くでき、時間当たりの給水量が増加してもそれによる水の温度低下を抑えることができ、十分な加温(100℃程度まで可能)を維持できるという効果がある。
また、水管11内でガス管を水平位置に配設することで、燃焼排ガスの流れは1往復、1.5往復又は2往復として、燃焼排気ガスが下方位置の燃焼排ガス導入口15から上方位置の燃焼排ガス排出口19に流れるようにすることで、燃焼排気ガスを効率良く利用することができる。
燃焼排ガスは水管11内に直接導かれることが無く、各ガス管内を流通するだけなので、水管11内に燃焼排ガスによる汚れが付着することがない。
また、ガス管の測端から清掃するための水を供給した場合、燃焼排ガス通過室に流れた水を清掃用配管85から回収して廃棄することができる。
上述したエコノマイザーの水管11は、保有水の水面に大気圧がかかり、水管内部で温められた水が流出口13から流出(排水)する水容器で構成したが、ホンプ圧力による給水と、電磁弁制御による水位保持により、大気圧と異なる一定の圧力で水が貯留する圧力水容器で構成してもよい。水管11を圧力水容器とした場合、加温された水を100℃以上の150℃程度まで上昇させることができる。
続いて、図8〜図13に示したエコノマイザーをボイラーに接続する使用例について、図22を参照して説明する。このエコノマイザー101の場合、ガス導入口15とガス排出口19とを繋ぐ排気バイパス管90が設けられている。
ボイラー102は、エコノマイザー101からの供給水に対してブロア103から燃焼ガスを送り込むことで、蒸気を排出するとともに、燃焼排ガスをエコノマイザー101の導入ガス管81を介して側部連結管20から送り込み、上述した構造のエコノマイザー101の水管11に供給される水を加温する。
そして、ガス導入口15に連結された導入ガス管81と、ガス排出口19に連結された排気ガス管82とを繋ぐ排気バイパス管90と、水管11内の水温を検知する温度センサ91と、温度センサ91による臨界温度を調節する調節計92と、温度センサ91の臨界温度に応じて排気バイパス管90の導通状態を管理する排気バイパス弁93を備えて構成されている。
すなわち、調節計92で設定した温度(例えば80℃)にエコノマイザー101の水温が上昇した場合、排気バイパス弁93が開状態となり、ボイラー排気の一部が排気バイパス管90を通って直接ガス排気管82へ導かれる。水温が下がってきた場合は、排気バイパス弁93が閉状態となり、ボイラー排気の全てエコノマイザー101の水管11へ導かれる。
温度の監視は調節計92に接続された温度センサ91で行われ、排気バイパス弁93の開閉に応じた水管11内への燃焼排ガスの供給制御に関する一連の動作は負荷変動に合わせて連続的に行われる。
このエコノマイザーによれば、排気バイパス管90を設けることで、負荷変動に合わせて水管11内への燃焼排ガスの供給制御を行うことが可能となる。
また、エコノマイザー101では、給水平均温度15度の水がポンプ(図示せず)を介して加圧されて(例えば、0.98MPa,1.57MPa,2.94MPa)流入口12から圧力容器(水槽)11内に供給される。供給水は加圧されているために、水槽11内で120度程度にまで加温され、流出口13から排出される。
加温水は、ボイラー102側に供給されることで、ボイラー内では120度の加温水から蒸気を発生させることになる。120度の加温水から蒸気を発生させるので、ブロワ103から供給される燃焼ガスを効率良く利用することができ、省エネ効果を実現することができる。
11…水管(圧力水容器)
11a、11b…フランジ部
12…流入口
13…流出口
14…側部区画壁(第2側部区画壁)
15…燃焼排ガス導入口
17…側部区画壁(第1側部区画壁)
19…燃焼排ガス排気口
20…側部連結管(第2側部連結管)
20a…フランジ部
21…側板
22…折曲区画壁(第2折曲区画壁)
25…水平区画壁(第2水平区画壁)
40…側部連結管(第1側部連結管)
40a…フランジ部
41…側板
42…水平区画壁
43…折曲区画壁(第1折曲区画壁)
45…垂直区画壁
46…水平区画壁(第1水平区画壁)
61…第1のガス管
62…第2のガス管
63…第3のガス管
64…第4のガス管
81…導入ガス管
82…排気ガス管
85…清掃用配管
90…排気バイパス管
91…温度センサ
93…排気バイパス弁
101…エコノマイザー
102…ボイラー
A…燃焼排ガス導入室
B…燃焼排ガス排気室
C…燃焼排ガス通過室
D…燃焼排ガス通過室
E…燃焼排ガス通過室

Claims (9)

  1. ボイラーで発生した燃焼排ガスにより水を加温するエコノマイザーにおいて、
    流入口及び流出口を側面に形成して前記水が通過するよう横向きに配置された円筒状の水管と、
    前記水管の一方の側端位置に第1側部区画壁を介して連結する第1側部連結管と、
    前記水管の他方の側端位置に第2側部区画壁を介して連結する第2側部連結管と、
    各側部連結管の空間同士を繋ぐように、前記第1側部区画壁と第2側部区画壁との間を貫通して配設された複数のガス管とを備えるとともに、
    前記各側部連結管に開口可能な側板を設け、
    前記第1側部連結管又は第2側部連結管の下面にガス導入口を設け、前記第1側部連結管又は第2側部連結管の上面にガス排出口を設けることで、前記ガス導入口から導入された燃焼排ガスが各側部連結管及び複数のガス管を介して前記ガス排出口から排出することを特徴とするエコノマイザー。
  2. 前記第1側部連結管の菅内を上下で二分する水平区画壁を設け、
    二分された下方の第1側部連結管内を燃焼排ガス導入室としてその下面に前記ガス導入口を設け、二分された上方の第1側部連結管内を燃焼排ガス排出室としてその上面に前記ガス排出口を設けた請求項1に記載のエコノマイザー。
  3. 前記第1側部連結管の菅内を左右で二分する第1垂直区画壁を設け、
    二分された一方の第1側部連結管内を更に二分する第1水平区画壁を設け、
    前記第1水平区画壁で更に二分された下方の側部連結管内を燃焼排ガス導入室としてその下面に前記ガス導入口を設け、
    前記第1水平区画壁で更に二分された上方の側部連結管内を燃焼排ガス排出室としてその上面に前記ガス排出口を設け、
    前記第1垂直区画壁に直交する面を含む位置で前記第2側部連結管の菅内を二分する第2水平区画壁を設けた請求項1に記載のエコノマイザー。
  4. 前記第1側部連結管の菅内を三分の一の体積に区画する内角120度の第1折曲区画壁を設けることで、前記三分の一の体積に区画された下方の側部連結管内を燃焼排ガス導入室としてその下面に前記ガス導入口を設け、
    前記第2側部連結管の菅内を三分の一の体積に区画する内角120度の第2折曲区画壁を設けることで、前記三分の一の体積に区画された下方の側部連結管内を燃焼排ガス排出室としてその上面に前記ガス排出口を設けた請求項1に記載のエコノマイザー。
  5. 前記第1折曲区画壁及び第2折曲区画壁は、前記水管の中心軸に沿って折曲され、一方の片が水平面に含まれるように配置された請求項4に記載のエコノマイザー。
  6. (排気バイパス管を設置して負荷変動に合わせて駆動)
    前記ガス導入口と前記ガス排出口とを繋ぐ排気バイパス管と、
    前記水管内の水温を検知する温度センサと、
    前記温度センサの温度に応じて排気バイパス管の導通状態を管理する排気バイパス弁と、
    を備えた請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエコノマイザー。
  7. 前記第1側部連結管又は第2側部連結管の下面に清掃用配管を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエコノマイザー。
  8. 前記流入口は水管側面下方位置に、前記流出口は水管側面上方位置にそれぞれ形成する請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のエコノマイザー。
  9. 前記水管を圧力水容器で構成する請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエコノマイザー。
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