JP2020148446A - エコノマイザー - Google Patents
エコノマイザー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020148446A JP2020148446A JP2019054551A JP2019054551A JP2020148446A JP 2020148446 A JP2020148446 A JP 2020148446A JP 2019054551 A JP2019054551 A JP 2019054551A JP 2019054551 A JP2019054551 A JP 2019054551A JP 2020148446 A JP2020148446 A JP 2020148446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- pipe
- water
- combustion exhaust
- water pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
Description
例えば、特許文献1に記載されたエコノマイザーは、ボイラー1で発生した燃焼排ガスが流通する煙道2内に、多数の水管を配設し、各水管内を流れる水が熱交換により加熱される構成となっている。また、煙道外側のU字管4及び煙道外側に鏡板5を設けることで、水管の経路を折り返し、再び逆方向に向けて煙道2を貫通させることを繰り返すことによって経路を長くするとともに、煙道2内の水管には熱吸収を良くするために多数のフィン管3が設けられている。
また、水管の外側に設けた突起物であるフィン管3に燃焼排ガスが接触するので、汚れが付着し易くこれを除去することが困難であるという課題があった。
流入口(12)及び流出口(13)を側面に形成して前記水が通過する円筒状の水管(11)に対して、前記燃焼排ガスを流通させるために立設された複数のガス管(61,62,63)を配設し、前記複数のガス管は、水管底面側から導入された燃焼排ガスが水管上部で折り返して下方に流れ、更に水管下部で折り返して上方に流れて水管上面側から流出されることを特徴としている。
流入口(12)及び流出口(13)を側面に形成して前記水が通過する円筒状の水管(11)内の下端位置にガス導入口(燃焼排ガス導入口15)に臨む燃焼排ガス導入室(20)と、前記燃焼排ガス導入室(20)に対して区画された下部連結室(30)を設け、
前記水管内の上端位置にガス排気口(燃焼排ガス排気口19)に臨む燃焼排ガス排気室(40)と、前記燃焼排ガス排気室(40)に対して区画されて前記燃焼排ガス排気室を囲む上部環状連結室(50)を設け、
前記水管(11)内に前記燃焼排ガスを流通させるため、前記燃焼排ガス導入室(20)と前記上部環状連結室(50)とを連結するように前記水管(11)の内壁周囲に沿って立設された複数の第1のガス管(61)と、
前記上部環状連結室(50)と前記下部連結室(30)とを連結するように前記第1のガス管の内側位置に立設された複数の第2のガス管(62)と
前記下部連結室(30)と前記燃焼排ガス排気室(40)とを連結するように前記第2のガス管の内側位置に立設された複数の第3のガス管(63)と、
を備えたことを特徴としている。
複数の第1のガス管(61)は一列に均等に環状配置され、複数の第2のガス管(62)は一列に均等に環状配置されたことを特徴としている。
前記下部連結室(30)は、前記燃焼排ガス導入室(20)側に凸となる円錐空間で形成されたことを特徴としている。
前記第1のガス管(61)の断面積の合計と、前記第2のガス管(62)の断面積の合計と、前記第3のガス管(63)の断面積の合計とがそれぞれ等しいことを特徴としている。
前記第1のガス管(61)の本数と、前記第2のガス管(62)の本数と、前記第3のガス管(63)の本数とがそれぞれ等しいことを特徴としている。
前記流入口(12)は水管側面下方位置に、前記流出口(13)は水管側面上方位置にそれぞれ形成することを特徴としている。
水管(11)の上端を蓋体で構成することで、前記蓋体の開閉で第1のガス管(61)、第2のガス管(62)及び第3のガス管(63)の各開口が臨めるようにしたことを特徴としている。
前記水管を圧力水容器で構成することを特徴としている。
エコノマイザーは、ボイラーで発生した燃焼排ガスにより水を加温するものであり、図1に示すように、円筒状の水管(水容器)11に対して、流入口12及び流出口13を側面に形成している。流入口12は水管側面における下方位置に形成され、流出口13は水管側面の上方位置に形成され、流入口12から供給された水(給水)が水管内部で温められて上昇し流出口13から流出(排水)するように構成されている。
また、流入口12の対向位置に下部連結管22が、流出口13の対向位置に上部連結管23がそれぞれ形成され、各連結管22,23には水位計(図示せず)が接続されることで、水管11内の水位を検知して水管11内の水容量(保有水量)を制御可能に構成している。
また、下部区画壁14の下面側を円錐蓋部16で塞ぐことで、燃焼排ガス導入室20に対して区画された下部連結室30が形成されている。下部連結室30は、円錐蓋部16で塞がれているため、燃焼排ガス導入室側に凸となる円錐空間で構成されている。
第1のガス管61は、水管11の内壁に沿って一列に環状に15本が均等に配置され、燃焼排ガス導入室20と上部環状連結室50とを連通するように構成され、ガス導入口15から燃焼排ガス導入室20に導かれた燃焼排ガスが複数の第1のガス管61を通って上方に移動し、一旦上部環状連結室50に導かれる。
第2のガス管62は、第1のガス管61の内側位置に一列に環状に15本が均等に配置され、上部環状連結室50と下部連結室30とを連通するように構成されることで、上部環状連結室50からの燃焼排ガスが複数の第2のガス管62を通って下方に移動し、一旦下部連結室30に導かれる。
第3のガス管63は、水管11内の中央に1本、その周りに一列に環状に6本が均等に配置され、更にその周りに一列に環状に8本が均等に配置され、下部連結室30と燃焼排ガス排気室40とを連通するように構成されることで、下部連結室30からの燃焼排ガスが複数の第3のガス管63を通って上方に移動し、燃焼排ガス排気室40を介してガス排気口19から排出される。
続いて、燃焼排ガスは上部環状連結室50で跳ね返り第2のガス管62を通過して下方へ移動し、下部連結室30に流れて円錐蓋部16に衝突する。
燃焼排気ガスは衝突で跳ね返り、第3のガス管63を通過して上方へ移動して燃焼排ガス排気室40に流れ、燃焼排ガス排気口19から排出される。
また、水管11の流入口12から供給された水は、ガス管61,62,63の周囲に接して加温しながら水管11内を下から上へ移動し、流出口13から流出される。
すなわち、水管11内にガス管が配設されるため、水管11の体積を十分に大きくすることができるので保有水量(例えば200〜400リットル、好ましくは300リットル以上)を多くでき、時間当たりの給水量が増加してもそれによる水の温度低下を抑えることができ、十分な加温(100℃程度まで可能)を維持できるという効果がある。
また、水管上部を蓋体に形成することで、第1のガス管61、第2のガス管62及び第3のガス管63の各開口が臨めるようにしてガス管内部の清掃を容易に行うことができる。
12…流入口
13…流出口
15…燃焼排ガス導入口
16…円錐蓋部
18…環状区画壁
19…燃焼排ガス排気口
20…燃焼排ガス導入室
22…下部連結管
23…上部連結管
30…下部連結室(円錐空間)
40…燃焼排ガス排出室
50…上部環状連結室
61…第1のガス管
62…第2のガス管
63…第3のガス管
また、上述したエコノマイザーの各ガス管(第1のガス管61、第2のガス管62、第3のガス管63)は、壁面がストレートな管を使用したが、その外周において鉛直方向に山及び谷が連続する蛇腹形状で構成してもよい。この場合、蛇腹形状とすることで、水管11内においてガス管の外周壁を介して水に接する面積を広くし、熱の伝導効率を高めることができる。
水管(11)の上端を蓋体で構成することで、前記蓋体の開閉で第1のガス管(61)、第2のガス管(62)及び第3のガス管(63)の各開口が臨めるようにしたことを特徴としている。
Claims (9)
- ボイラーで発生した燃焼排ガスにより水を加温するエコノマイザーにおいて、
流入口及び流出口を側面に形成して前記水が通過する円筒状の水管に対して、
前記燃焼排ガスを流通させるために立設された複数のガス管を配設し、
前記複数のガス管は、水管底面側から導入された燃焼排ガスが水管上部で折り返して下方に流れ、更に水管下部で折り返して上方に流れて水管上面側から流出される
ことを特徴とするエコノマイザー。 - ボイラーで発生した燃焼排ガスにより水を加温するエコノマイザーにおいて、
流入口及び流出口を側面に形成して前記水が通過する円筒状の水管内の下端位置にガス導入口に臨む燃焼排ガス導入室と、前記燃焼排ガス導入室に対して区画された下部連結室を設け、
前記水管内の上端位置にガス排気口に臨む燃焼排ガス排気室と、前記燃焼排ガス排気室に対して区画されて前記燃焼排ガス排気室を囲む上部環状連結室を設け、
前記水管内に前記燃焼排ガスを流通させるため、前記燃焼排ガス導入室と前記上部環状連結室とを連結するように前記水管の内壁周囲に沿って立設された複数の第1のガス管と、
前記上部環状連結室と前記下部連結室とを連結するように前記第1のガス管の内側位置に立設された複数の第2のガス管と
前記下部連結室と前記燃焼排ガス排気室とを連結するように前記第2のガス管の内側位置に立設された複数の第3のガス管と、
を備えたことを特徴とするエコノマイザー。 - 複数の第1のガス管は一列に均等に環状配置され、複数の第2のガス管は一列に均等に環状配置された請求項2に記載のエコノマイザー。
- 前記下部連結室は、前記燃焼排ガス導入室側に凸となる円錐空間で形成された請求項2に記載のエコノマイザー。
- 前記第1のガス管の断面積の合計と、前記第2のガス管の断面積の合計と、前記第3のガス管の断面積の合計とがそれぞれ等しい請求項2に記載のエコノマイザー。
- 前記第1のガス管の本数と、前記第2のガス管の本数と、前記第3のガス管の本数とがそれぞれ等しい請求項5に記載のエコノマイザー。
- 前記流入口は水管側面下方位置に、前記流出口は水管側面上方位置にそれぞれ形成する請求項1又は請求項2に記載のエコノマイザー。
- 水管の上端を蓋体で構成することで、前記蓋体の開閉で第1のガス管、第2のガス管及び第3のガス管の各開口が臨めるようにした請求項1又は請求項2に記載のエコノマイザー。
- 前記水管を圧力水容器で構成する請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエコノマイザー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041196 | 2019-03-07 | ||
JP2019041196 | 2019-03-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020148446A true JP2020148446A (ja) | 2020-09-17 |
JP7201497B2 JP7201497B2 (ja) | 2023-01-10 |
Family
ID=72430114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019054551A Active JP7201497B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-22 | エコノマイザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7201497B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100818414B1 (ko) * | 2007-04-17 | 2008-04-02 | 박창덕 | 연관식 증기 보일러 |
JP2014025679A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Babcock-Hitachi Co Ltd | 太陽熱ボイラ用集熱装置及びこれを備えたタワー式太陽熱ボイラ |
JP2016095062A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 玉寄 将 | 燃焼炉の排ガス冷却装置 |
CN106813384A (zh) * | 2015-11-28 | 2017-06-09 | 天津市双鑫锅炉辅机有限公司 | 一种立式常压热水锅炉 |
JP2017161139A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 株式会社Ihi環境エンジニアリング | ボイラ装置 |
-
2019
- 2019-03-22 JP JP2019054551A patent/JP7201497B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100818414B1 (ko) * | 2007-04-17 | 2008-04-02 | 박창덕 | 연관식 증기 보일러 |
JP2014025679A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Babcock-Hitachi Co Ltd | 太陽熱ボイラ用集熱装置及びこれを備えたタワー式太陽熱ボイラ |
JP2016095062A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 玉寄 将 | 燃焼炉の排ガス冷却装置 |
CN106813384A (zh) * | 2015-11-28 | 2017-06-09 | 天津市双鑫锅炉辅机有限公司 | 一种立式常压热水锅炉 |
JP2017161139A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 株式会社Ihi環境エンジニアリング | ボイラ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7201497B2 (ja) | 2023-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016197545A1 (zh) | 一种用于蒸汽拖把的蒸汽加热装置及方法 | |
EP0576502A1 (en) | Heat exchanger with fluid injectors | |
JP3221900U (ja) | エコノマイザー | |
JP7201497B2 (ja) | エコノマイザー | |
RU160795U1 (ru) | Скруббер-теплоутилизатор | |
KR100946362B1 (ko) | 분진 제거가 가능한 자동 세척형 열교환기 | |
CN207286734U (zh) | 卫生级高效气体冷凝器 | |
JP7128350B2 (ja) | エコノマイザー | |
JP3223058U (ja) | エコノマイザー | |
JP7369557B2 (ja) | エコノマイザー | |
JPWO2020217545A5 (ja) | ||
JP2007064543A (ja) | 多重配置型二重管式熱交換器およびこれを備えた加熱給湯器 | |
CN106104189B (zh) | 入口分层装置 | |
CN207247971U (zh) | 洗头床 | |
KR200406049Y1 (ko) | 동심 원통형 선박용 유류 가열기 | |
CN110230934A (zh) | 一种管壳式换热器 | |
CN108627032A (zh) | 热水器热水余热回收装置 | |
US351945A (en) | Heneystutsman | |
US703215A (en) | Submerged water-heater. | |
RU166573U1 (ru) | Скруббер теплоутилизатор | |
KR102359334B1 (ko) | 관체형의 열교환기 | |
JPS5811386A (ja) | 熱交換器 | |
JP3019858U (ja) | 茹 槽 | |
JP2002243277A (ja) | 液体加熱装置 | |
KR20160065417A (ko) | 펠릿을 이용한 직립형 증기 보일러 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190327 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20190322 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190418 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220914 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7201497 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |