JP2021017990A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の板金で構成されたケースの組み立て性を向上させたビルトイン式の加熱調理器を提供すること。【解決手段】キッチン家具の中に設置されるビルトイン式の加熱調理器であって、下部ケースは、底面を構成する底面板と、側面を構成する側面板と、を備え、底面板は、側面側の端部が上側に折り曲げられて形成された底面側折り曲げ部を有し、側面板は、底面側の端部が内側に折り曲げられて形成された側面側折り曲げ部と、側面側折り曲げ部より上側の一部が内側に切り起こされて形成された複数の第一突起部と、を有し、底面側折り曲げ部は、側面側折り曲げ部と第一突起部との間に位置しているものである。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の加熱源を備えたビルトイン式の加熱調理器に関するものである。
従来、キッチンカウンター等の厨房家具の中に設置されるビルトイン式の加熱調理器が知られている。このようなビルトイン式の加熱調理器において、加熱コイルおよびグリルヒーターなどの内部構造部材をその外郭ケースの内部に底面から順に組み上げていくことにより組み立てられるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、外郭ケースを構成する底面板と左右側面板と後面板とが一体成形されており、後面板と左右側面板との稜線を接合するだけで、容易に外郭ケースを構成できるようになっている。
特開2005−77080号公報
特許文献1のように、底面板と左右側面板と後面板とが一体成形された外郭ケースでは、展開面積が大きくなり、金型サイズも大きくなってしまう。さらに、そのような外郭ケースでは、部品の取付部が深い位置となり、外郭ケース内に部品を取り付けづらい。そこで、外郭ケースの展開面積を小さくし、外郭ケース内に部品を取り付けやすくするため、外郭ケースを複数の板金で構成する場合がある。
複数の板金で構成された外郭ケースにおいて、底面板には他部品との干渉回避などのため、絞り加工によって凹凸が設けられており、底面板を床面に置いた際に端部が床面から浮く。そのため、底面板と側面板とを組み付けて締結する際に、作業者が側面板を持って床面から浮かせた状態で固定しながら底面板の側方から締結する必要があるため、底面板と側面板とのネジ穴が合いづらく、締結作業がしづらいという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、複数の板金で構成されたケースの組み立て性を向上させたビルトイン式の加熱調理器を提供することを目的としている。
本発明に係る加熱調理器は、キッチン家具の中に設置されるビルトイン式の加熱調理器であって、第一上面開口が形成され外郭を構成する箱体形状の上部ケースと、前記第一上面開口を覆い被加熱物が載置されるトッププレートと、を有し、前記キッチン家具に支持される上部ユニットと、前記上部ケースが挿入される第二上面開口が形成され外郭を構成する複数の板金で構成された箱体形状の下部ケースと、前面開口が形成され被加熱物を収納する前記下部ケース内に配置された加熱庫と、前記前面開口を開閉する前面扉と、を有し、前記上部ユニットの下方に設置された下部ユニットと、を備え、前記下部ケースは、底面を構成する底面板と、側面を構成する側面板と、を備え、前記底面板は、側面側の端部が上側に折り曲げられて形成された底面側折り曲げ部を有し、前記側面板は、底面側の端部が内側に折り曲げられて形成された側面側折り曲げ部と、前記側面側折り曲げ部より上側の一部が内側に切り起こされて形成された複数の第一突起部と、を有し、前記底面側折り曲げ部は、前記側面側折り曲げ部と前記第一突起部との間に位置しているものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、複数の板金で構成された下部ケースは、底面を構成する底面板と、側面を構成する側面板と、を備え、底面板の底面側折り曲げ部は、側面側折り曲げ部と第一突起部との間に位置している。そのため、底面板と側面板との組み付け時に、底面板の底面側折り曲げ部は、側面板の側面側折り曲げ部および第一突起部によって上下方向の動きが制限される。そのため、底面板と側面板とのネジ穴を合わせやすくすることができ、締結作業がしやすくなるため、複数の板金で構成された下部ケースの組み立て性を向上させることができる。
実施の形態に係る加熱調理器が設置された後のキッチン家具の外観を示す斜視図である。 図1に示す加熱調理器の前面扉が開けられた状態を示す図である。 実施の形態に係る加熱調理器が設置される前のキッチン家具の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器の斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器の分解斜視図である。 図5に示す加熱調理器をさらに分解した斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器を右側から側面視した図である。 実施の形態に係る下部ケースの側面板の斜視図および矢視部を拡大した図である。 実施の形態に係る加熱調理器の右前側の縦断面を側面視した図である。 図9のA矢視部を拡大した図である。 図9のA矢視部の第一変形例を拡大した図である。 図9のA矢視部の第二変形例を拡大した図である。 実施の形態に係る下部ユニットの分解斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器の右前側の横断面を平面視した図および矢視部を拡大した図である。
以下、本発明に係る加熱調理器を、ビルトイン式の誘導加熱調理器に適用した場合の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す加熱調理器は、本発明の加熱調理器が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された加熱調理器によって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。以下に説明する実施の形態では、加熱調理器を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」などを使用する。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る加熱調理器1が設置された後のキッチン家具2の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す加熱調理器1の前面扉201が開けられた状態を示す図である。図3は、実施の形態に係る加熱調理器1が設置される前のキッチン家具2の外観を示す斜視図である。図4は、実施の形態に係る加熱調理器1の斜視図である。図5は、実施の形態に係る加熱調理器1の分解斜視図である。図6は、図5に示す加熱調理器1をさらに分解した斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る加熱調理器1はビルトイン式であり、キッチン家具2に組み込まれて使用される。加熱調理器1は、キッチン家具2の上面に形成された設置口2Aの口縁部上面2Cに載せられて支持される。また、加熱調理器1がキッチン家具2に組み込まれた際に加熱調理器1と口縁部上面2Cとの間に生じる隙間は、ゴムシール材で封止される。加熱調理器1は、キッチン家具2の上面に形成された設置口2Aから、トッププレート101が露出するようになっている。また、加熱調理器1は、キッチン家具2の前面に形成された前面開口2Bから、前面扉201が露出するようになっている。加熱調理器1の前面に設けられた前面扉201は、開閉自在となっており、前面扉201が開けられた状態で加熱庫204内に被加熱物が載置されたトレー207などが収納される。
図4〜図6に示すように、加熱調理器1は、上部ユニット100と下部ユニット200とを備え、それらを上下に重ねた状態で、結合されて一体化されている。このとき、上部ユニット100は下部ユニット200の上側に配置され、下部ユニット200は上部ユニット100の下側に配置されている。
上部ユニット100は、上面が開口した箱体形状の上部ケース110と、上部ケース110の上面開口(以下、第一上面開口とも称する)を覆うように設けられた平板状のトッププレート101とを備えている。上部ケース110は、板金で構成されている。また、トッププレート101は、例えば耐熱ガラスのような非磁性体で構成されている。
上部ケース110内かつトッププレート101の下面側には、トッププレート101に密着して渦巻き状に巻かれた抵抗コイル、あるいは、誘導コイルなどからなる複数の発熱体(図示せず)が設けられている。
トッププレート101の上面には、発熱体上方の加熱部であることを表示する円形状の加熱口102が複数設けられている。これら加熱口102は、各加熱部に対応した位置にそれぞれ設けられており、それによって鍋およびフライパンなどの被加熱物を発熱体上方に載置することができるようになっている。
また、トッププレート101の上面の前側には、タイマー設定および各発熱体の加熱量などを操作する複数の操作ボタンなどを備えた操作表示部103が設けられている。
この操作表示部103の下方には、操作表示基板(図示せず)が設けられており、操作ボタンを介して操作表示基板に指令が伝達されると、上部ケース110内に設けられた制御基板(図示せず)が、操作内容に従って発熱体の加熱/停止などの出力制御を行う。
上部ケース110の上面において、トッププレート101の後方には、加熱調理器1内の空気を外部へ排出させる排気口(図示せず)が形成されており、その排気口を覆うように排気口カバー104が設けられている。排気口カバー104は、通気性を有するパンチングメタルまたは格子状の金属部材で構成されていて通気性があり、通気抵抗が少ない。
下部ユニット200は、上面および前面が開口した箱体形状の下部ケース210を備えている。下部ケース210は、複数の板金で構成されている。下部ケース210は、底面を構成する底面板210aと、左右の側面を構成する側面板210bと、前面を構成する前面板210cと、前面上部を補強する前上補強板210dと、背面を構成する背面板210eと、で構成されている。下部ユニット200の上面開口(以下、第二上面開口とも称する)は、上部ケース110の外周よりも大きくなっている。そして、上部ユニット100と下部ユニット200との結合時にそれらを上下に重ねた際に、下部ユニット200の上面開口に上部ユニット100の上部ケース110が挿入されるようになっている。
下部ユニット200の内部には、前面が開口した加熱庫204と、排気ダクト206と、制御装置(図示せず)とが設けられている。加熱庫204は、加熱庫204内からの熱および冷気の漏れを抑制する外断熱材205で覆われている。排気ダクト206は、加熱庫204の後部に設けられ、加熱庫204内の空気を排気口に導くための風路を内部に有している。排気ダクト206は、前方から後方に向かって延び、続けて上方に向かって延びており、側面視においてL字型の風路を内部に有している。制御装置は、加熱調理器1を構成する電気部品の動作を制御するものであり、加熱調理器1を構成する部材の動作を制御する制御回路などの電子部品が実装された電子回路基板である。
下部ユニット200の前面には、加熱庫204の前面開口を開閉自在に覆う前面扉201が開けられている。この前面扉201には、取っ手202が設けられており、その取っ手202を掴んで前面扉201を開けることで、前方から被加熱物を加熱庫204に出し入れすることができる。また、下部ユニット200の前面に設けられた前面扉201の左右両側には意匠パネル203が設けられている。この意匠パネル203は、前面板210c上に設けられている。
加熱庫204の上部には、加熱庫204内を加熱する第一加熱装置(図示せず)が設けられている。第一加熱装置は、例えば抵抗発熱体である。加熱庫204の下部には、加熱庫204内を加熱する第二加熱装置(図示せず)が設けられている。第二加熱装置は、例えば加熱コイルであり、加熱庫204内に載置されるトレー207を高周波磁束により発熱させて、トレー207に載置される被加熱物である食材を加熱する。なお、第一加熱装置および第二加熱装置の具体的構成は上記のものに限定されず、加熱庫204内の被加熱物を加熱するものであればよい。第一加熱装置および第二加熱装置の具体例としては、抵抗発熱体、誘導加熱コイル、マイクロ波加熱装置、または過熱水蒸気が挙げられる。また、加熱庫204は、たとえば、グリル庫、電子レンジ、あるいは炊飯器として利用される。
図7は、実施の形態に係る加熱調理器1を右側から側面視した図である。図8は、実施の形態に係る下部ケース210の側面板210bの斜視図および矢視部を拡大した図である。図9は、実施の形態に係る加熱調理器1の右前側の縦断面を側面視した図である。図10は、図9のA矢視部を拡大した図である。図11は、図9のA矢視部の第一変形例を拡大した図である。図12は、図9のA矢視部の第二変形例を拡大した図である。図13は、実施の形態に係る下部ユニット200の分解斜視図である。図14は、実施の形態に係る加熱調理器1の右前側の横断面を平面視した図および矢視部を拡大した図である。
図8〜図10に示すように、側面板210bの底面側の端部には、内側に垂直に折り曲げられて形成された側面側折り曲げ部210b1が設けられている。また、側面板210bの底面側かつ側面側折り曲げ部210b1より上側の一部には、内側に垂直に切り起こされて形成された複数の第一突起部210b2が設けられている。この第一突起部210b2は、水平方向に沿って複数設けられている。また、側面板210bの底面側には、複数のネジ穴210b3が設けられている。このネジ穴210b3は、水平方向に沿って複数設けられている。なお、側面側折り曲げ部210b1は、厳密に垂直に折り曲げられていなくてもよい。また、第一突起部210b2は、厳密に垂直に切り起こされていなくてもよい。
底面板210aの側面側の端部には、上側に垂直に折り曲げられて形成された底面側折り曲げ部210a1が設けられている。なお、底面側折り曲げ部210a1は、厳密に垂直に折り曲げられていなくてもよい。また、底面側折り曲げ部210a1には、複数のネジ穴210a2が設けられている。このネジ穴210a2は、水平方向に沿って複数設けられている。各ネジ穴210a2は、底面板210aと側面板210bとの組み付け時に、ネジ穴210b3とそれぞれ重なる位置に設けられている。
底面板210aと側面板210bとの組み付け時に、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1を、側面板210bの側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間に当接させる。そうすることで、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1は、側面板210bの側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2とで挟まれ、上下方向の動きが制限される。その状態で、各ネジ穴210a2、210b3にネジを通してネジ固定する。そうすることで、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3を合わせやすくすることができ、締結作業がしやすくなるため、下部ケース210の組み立て性を向上させることができる。
また、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1の上端と底面側折り曲げ部210a1の上方に位置する側面板210bの第一突起部210b2とのクリアランスは、側面板210bのネジ穴210b3および底面板210aのネジ穴210a2とネジとのクリアランスよりも小さい。そのため、底面板210aの側面板210bに対する上下方向の位置ズレがネジ穴210a2、210b3のクリアランス内に収められ、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3を合わせやすい。その結果、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3が合わなくてネジを通せないという事態を防ぐことができる。
また、側面板210bには、第一突起部210b2を切り起こして形成した際に切欠き穴210b4も形成されているが、この切欠き穴210b4は、第一突起部210b2よりも下側に形成されている。このように、切欠き穴210b4が第一突起部210b2よりも下側に形成されるように、第一突起部210b2を設ける。そうすることで、底面板210aと側面板210bとを組み付けた際に、図7に示すように切欠き穴210b4を底面板210aの底面側折り曲げ部210a1で塞ぐことができる。そのため、調理時に加熱庫204の熱気が切欠き穴210b4から漏れるのを防ぐことができ、熱気がキッチン家具2にダメージを与えるのを防ぐことができる。また、作業者が誤って切欠き穴210b4に指を入れて切創するのを防ぐことができる。さらに、作業者が誤って切欠き穴210b4に指を入れて内部の電装品に接触して感電するのを防ぐことができる。
図11に示すように、第一突起部210b2の下面には、下方に突出した凸部210b6が設けられていてもよい。凸部210b6は、その下端が底面側折り曲げ部210a1の上端よりも下に位置するように設けられている。あるいは、図12に示すように、第一突起部210b2には、その一部が下方に屈曲した屈曲部210b7が設けられていてもよい。屈曲部210b7は、その下端が底面側折り曲げ部210a1の上端よりも下に位置するように設けられている。このように、第一突起部210b2に凸部210b6あるいは屈曲部210b7を設けることで、底面板210aと側面板210bとの組み付け時に、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1を、側面板210bの側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間に当接させた際に、底面側折り曲げ部210a1の上端が凸部210b6あるいは屈曲部210b7に引っ掛かり、底面側折り曲げ部210a1が側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間から抜けづらくなる。そのため、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3をさらに合わせやすくすることができ、締結作業がさらにしやすくなるため、下部ケース210の組み立て性をさらに向上させることができる。
なお、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1を、側面板210bの側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間に当接させる際に、底面側折り曲げ部210a1によって押されて第一突起部210b2は撓む。そのため、凸部210b6あるいは屈曲部210b7の下端は、底面側折り曲げ部210a1の上端より上に移動する。そして、底面側折り曲げ部210a1が凸部210b6あるいは屈曲部210b7を通過したら、凸部210b6あるいは屈曲部210b7は元の位置に戻る。
図8に示すように、側面板210bには、前面側の端部の上側の一部を内側に垂直に切り起こした後さらに前側に垂直に折り曲げて形成された第二突起部210b5が設けられている。また、側面板210bの前面側には、複数のネジ穴210b9が設けられている。このネジ穴210b9は、垂直方向に沿って複数設けられている。また、第二突起部210b5は、厳密に垂直に切り起こされていなくてもよく、厳密に垂直に折り曲げられていなくてもよい。
図13に示すように、前面板210cには、側面側の端部が後側に垂直に折り曲げられて形成された前面側折り曲げ部210c1が設けられている。また、前面側折り曲げ部210c1には、複数のネジ穴210c2が設けられている。このネジ穴210c2は、鉛直方向に沿って複数設けられている。各ネジ穴210c2は、前面板210cと側面板210bとの組み付け時に、ネジ穴210b9とそれぞれ重なる位置に設けられている。なお、前面側折り曲げ部210c1は、厳密に垂直に折り曲げられていなくてもよい。
図14に示すように、前面板210cと側面板210bとの組み付け時に、前面板210cの前面側折り曲げ部210c1を、側面板210bの前面側の端部210b8と第二突起部210b5との間に当接させる。そうすることで、前面板210cの前面側折り曲げ部210c1は、側面板210bの前面側の端部210b8と第二突起部210b5とで挟まれ、左右方向の動きが制限される。その状態で、前面板210cおよび側面板210bの各ネジ穴210c2、210b9にネジを通してネジ固定する。そのため、前面板210cと側面板210bとのネジ穴210c2、210b9を合わせやすくすることができ、締結作業がしやすくなるため、下部ケース210の組み立て性を向上させることができる。
ここで、前面板210cは、底面板210aと側面板210bとを組み付けた後で、それらに対して組み付けられる。そして、側面板210bの下側での左右方向の動きは底面板210aを組み付けることによって制限されるが、側面板210bの上側での左右方向の動きは制限されていない。そこで、側面板210bの前面側の端部210b8と第二突起部210b5とで前面板210cの前面側折り曲げ部210c1を挟むことによって、側面板210bの上側での左右方向の動きが制限される。そのため、前面板210cと側面板210bとのネジ穴210c2、210b9を合わせやすくすることができ、締結作業がしやすくなる。
以上、本実施に係る加熱調理器1は、キッチン家具2の中に設置されるビルトイン式の加熱調理器1であって、第一上面開口が形成され外郭を構成する箱体形状の上部ケース110と、第一上面開口を覆い被加熱物が載置されるトッププレート101と、を有し、キッチン家具2に支持される上部ユニット100と、上部ケース110が挿入される第二上面開口が形成され外郭を構成する複数の板金で構成された箱体形状の下部ケース210と、前面開口が形成され被加熱物を収納する下部ケース210内に配置された加熱庫204と、前面開口を開閉する前面扉201と、を有し、上部ユニット100の下方に設置された下部ユニット200と、を備えている。また、下部ケース210は、底面を構成する底面板210aと、側面を構成する側面板210bと、を備えている。また、底面板210aは、側面側の端部が上側に折り曲げられて形成された底面側折り曲げ部210a1を有している。また、側面板210bは、底面側の端部が内側に折り曲げられて形成された側面側折り曲げ部210b1と、側面側折り曲げ部210b1より上側の一部が内側に切り起こされて形成された複数の第一突起部210b2と、を有している。そして、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1は、側面板210bの側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間に位置しているものである。
本実施の形態に係る加熱調理器1によれば、複数の板金で構成された下部ケース210は、底面を構成する底面板210aと、側面を構成する側面板210bと、を備え、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1は、側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間に位置している。そのため、底面板210aと側面板210bとの組み付け時に、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1は、側面板210bの側面側折り曲げ部210b1および第一突起部210b2によって上下方向の動きが制限される。その結果、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3を合わせやすくすることができ、締結作業がしやすくなるため、複数の板金で構成された下部ケース210の組み立て性を向上させることができる。
また、本実施に係る加熱調理器1において、側面板210bは、第一突起部210b2を切り起こして形成した際に形成された切欠き穴210b4を有し、切欠き穴210b4は、第一突起部210b2よりも下側に形成されている。
本実施の形態に係る加熱調理器1によれば、切欠き穴210b4が第一突起部210b2よりも下側に形成されており、底面板210aと側面板210bとを組み付けた際に、切欠き穴210b4を底面板210aの底面側折り曲げ部210a1で塞ぐことができる。そのため、調理時に加熱庫204の熱気が切欠き穴210b4から漏れるのを防ぐことができ、熱気がキッチン家具2にダメージを与えるのを防ぐことができる。また、作業者が誤って切欠き穴210b4に指を入れて切創するのを防ぐことができる。さらに、作業者が誤って切欠き穴210b4に指を入れて内部の電装品に接触して感電するのを防ぐことができる。
また、本実施に係る加熱調理器1において、第一突起部210b2は、下方に突出し、下端が底面側折り曲げ部210a1の上端よりも下に位置する凸部210b6を有するものである。あるいは、第一突起部210b2は、一部が下方に屈曲し、下端が底面側折り曲げ部210a1の上端よりも下に位置する屈曲部210b7を有するものである。
本実施の形態に係る加熱調理器1によれば、第一突起部210b2に凸部210b6あるいは屈曲部210b7が設けられている。そのため、底面板210aと側面板210bとの組み付け時に、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1を、側面板210bの側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間に当接させた際に、底面側折り曲げ部210a1の上端が凸部210b6あるいは屈曲部210b7に引っ掛かり、底面側折り曲げ部210a1が側面側折り曲げ部210b1と第一突起部210b2との間から抜けづらくなる。そのため、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3をさらに合わせやすくすることができ、締結作業がさらにしやすくなるため、下部ケース210の組み立て性をさらに向上させることができる。
また、本実施に係る加熱調理器1において、下部ケース210は、前面を構成する前面板210cを備えている。また、前面板210cは、側面側の端部が後側に折り曲げられて形成された前面側折り曲げ部210c1を有している。また、側面板210bは、前面側の端部の一部を内側に切り起こした後さらに前側に折り曲げて形成された第二突起部210b5を有している。そして、前面側折り曲げ部210c1は、側面板210bの前面側の端部210b8と第二突起部210b5との間に位置しているものである。
本実施の形態に係る加熱調理器1によれば、前面側折り曲げ部210c1は、側面板210bの前面側の端部210b8と第二突起部210b5との間に位置している。そのため、前面板210cと側面板210bとの組み付け時に、前面板210cの前面側折り曲げ部210c1は、側面板210bの前面側の端部210b8と第二突起部210b5とによって左右方向の動きが制限される。その結果、前面板210cと側面板210bとのネジ穴210c2、210b9を合わせやすくすることができ、締結作業がしやすくなる。
また、本実施に係る加熱調理器1において、底面板210aおよび側面板210bは、ネジが通されるネジ穴210a2、210b3を有している。そして、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1の上端と底面側折り曲げ部210a1の上方に位置する側面板210bの第一突起部210b2とのクリアランスは、ネジ穴210a2、210b3とネジとのクリアランスよりも小さい。
本実施の形態に係る加熱調理器1によれば、底面板210aの底面側折り曲げ部210a1の上端と底面側折り曲げ部210a1の上方に位置する側面板210bの第一突起部210b2とのクリアランスは、ネジ穴210a2、210b3とネジとのクリアランスよりも小さい。そのため、底面板210aの側面板210bに対する上下方向の位置ズレがネジ穴210a2、210b3のクリアランス内に収められ、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3を合わせやすくなっている。そして、底面板210aと側面板210bとのネジ穴210a2、210b3が合わなくてネジを通せないという事態を防ぐことができる。
1 加熱調理器、2 キッチン家具、2A 設置口、2B 前面開口、2C 口縁部上面、100 上部ユニット、101 トッププレート、102 加熱口、103 操作表示部、104 排気口カバー、110 上部ケース、200 下部ユニット、201 前面扉、202 取っ手、203 意匠パネル、204 加熱庫、205 外断熱材、206 排気ダクト、207 トレー、210 下部ケース、210a 底面板、210a1 底面側折り曲げ部、210a2 ネジ穴、210b 側面板、210b1 側面側折り曲げ部、210b2 第一突起部、210b3 ネジ穴、210b4 切欠き穴、210b5 第二突起部、210b6 凸部、210b7 屈曲部、210b8 端部、210b9 ネジ穴、210c 前面板、210c1 前面側折り曲げ部、210c2 ネジ穴、210d 前上補強板、210e 背面板。

Claims (6)

  1. キッチン家具の中に設置されるビルトイン式の加熱調理器であって、
    第一上面開口が形成され外郭を構成する箱体形状の上部ケースと、前記第一上面開口を覆い被加熱物が載置されるトッププレートと、を有し、前記キッチン家具に支持される上部ユニットと、
    前記上部ケースが挿入される第二上面開口が形成され外郭を構成する複数の板金で構成された箱体形状の下部ケースと、前面開口が形成され被加熱物を収納する前記下部ケース内に配置された加熱庫と、前記前面開口を開閉する前面扉と、を有し、前記上部ユニットの下方に設置された下部ユニットと、を備え、
    前記下部ケースは、
    底面を構成する底面板と、
    側面を構成する側面板と、を備え、
    前記底面板は、側面側の端部が上側に折り曲げられて形成された底面側折り曲げ部を有し、
    前記側面板は、底面側の端部が内側に折り曲げられて形成された側面側折り曲げ部と、前記側面側折り曲げ部より上側の一部が内側に切り起こされて形成された複数の第一突起部と、を有し、
    前記底面側折り曲げ部は、前記側面側折り曲げ部と前記第一突起部との間に位置している
    加熱調理器。
  2. 前記側面板は、前記第一突起部を切り起こして形成した際に形成された切欠き穴を有し、
    前記切欠き穴は、前記第一突起部よりも下側に形成されている
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記第一突起部は、
    下方に突出し、下端が前記底面側折り曲げ部の上端よりも下に位置する凸部を有する
    請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記第一突起部は、
    一部が下方に屈曲し、下端が前記底面側折り曲げ部の上端よりも下に位置する屈曲部を有する
    請求項1または2に記載の加熱調理器。
  5. 前記下部ケースは、
    前面を構成する前面板を備え、
    前記前面板は、側面側の端部が後側に折り曲げられて形成された前面側折り曲げ部を有し、
    前記側面板は、前面側の端部の一部を内側に切り起こした後さらに前側に折り曲げて形成された第二突起部を有し、
    前記前面側折り曲げ部は、前記側面板の前面側の端部と前記第二突起部との間に位置している
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記底面板および前記側面板は、ネジが通されるネジ穴を有し、
    前記底面板の前記底面側折り曲げ部の上端と前記底面側折り曲げ部の上方に位置する前記側面板の前記第一突起部とのクリアランスは、前記ネジ穴と前記ネジとのクリアランスよりも小さい
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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