JP2021017285A - ガス置換装置およびガス置換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 置換ガスの消費量が低減され、ガス置換時の容器からの液こぼれ量が抑制されると共に高いガス置換効率が得られ、かつ、ヘッドスペース内の面方向のガス置換分布のバラツキを小さくすることができるガス置換装置およびガス置換方法の提供。【解決手段】 ガス置換装置10は、3つ以上のノズル15を有し、内容物26が充填された有底筒状の容器本体21の開口部21aに、当該開口部を閉塞するための蓋25が被せられる直前に、容器本体の開口部と充填された内容物の上面部26aとの間のヘッドスペースSに側方から置換ガスをノズルから吹き出し、ヘッドスペース内の残存気体を置換ガスによって置換するガス置換装置において、各々のノズルは、そのノズル口から置換ガスが容器本体の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すよう、配置されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、飲料缶等に用いられる内容物が充填された容器のヘッドスペースに置換ガスを吹き込んでヘッドスペース内の残存気体を置換ガスにより置換するガス置換装置およびガス置換方法に関する。
飲料缶等の内容物が充填された缶などの容器において、内容物の酸化による鮮度や風味の劣化を防ぐために、缶内部の酸素ガスを除去することが行われる。缶詰製造工程は、以下の工程に沿って行われる。すなわち、図7に示すように、外部から供給され、ターレット11の缶着位置11Aに装着された缶体(空缶本体)21が、内容物充填位置11Bに搬送されて内容物が充填された後、ガス置換位置11Cに搬送されて缶体21の開口部近傍の残存気体が置換ガスに置換され、その後、捲締め位置11Dにおいて缶体21と缶蓋とが捲き締められ、さらに、搬出位置11Eに搬送されてターレット11から搬出される。
ガス置換方法としては、缶蓋が缶体21の開口部に被さる直前に、缶体21の開口部とこの缶体21に充填された内容物の上面部の間(ヘッドスペース)に向けて置換ガスを吹き込んでガス置換を行なうアンダーカバーガッシング法が広く用いられている。しかしながら、アンダーカバーガッシング法は、ガス置換効率が低いため、近年の製造ラインにおける内容物の多様化に伴い、所定の置換率の達成に要する置換ガス量(流量)が著しく増大してしまっており、また、置換ガスの流量を増大させることに伴って缶体21からの液こぼれ量も増大してしまう傾向にある。
アンダーカバーガッシング法を用いた場合のガス置換効率を向上させるために、例えば、特許文献1には、置換ガス噴射流路の中央部にガス流を左右に分岐する分岐体を設けて左右にノズル孔を形成することにより、一対のノズルから噴射する置換ガスを缶内上部空間中心部で衝突させることによって、置換ガスを缶のヘッドスペースの液面に指向させるようにした装置が提案されているが、ガス置換効率の向上は十分ではない。容器のガス置換方法においては、置換ガスの消費量の低減、ガス置換時の容器からの液こぼれ量の抑制が達成された上で、容器のヘッドスペースの残存酸素量を低減させることが求められるが、ヘッドスペース内で均等に残存酸素量を低減させる、すなわち、ヘッドスペース内の面方向のガス置換分布のバラツキを小さくすることは困難であって、未だ満足するものが得られていない。
特許第5906533号公報
本発明は、上記課題を解決するものであって、その目的は、置換ガスの消費量が低減され、ガス置換時の容器からの液こぼれ量が抑制されると共に高いガス置換効率が得られ、かつ、ヘッドスペース内の面方向のガス置換分布のバラツキを小さくすることができるガス置換装置およびガス置換方法を提供することにある。
本発明のガス置換装置は、3つ以上のノズルを有し、
内容物が充填された有底筒状の容器本体の開口部に、当該開口部を閉塞するための蓋が被せられる直前に、前記容器本体の開口部と充填された前記内容物の上面部との間のヘッドスペースに側方から置換ガスを前記ノズルから吹き出し、前記ヘッドスペース内の残存気体を置換ガスによって置換するガス置換装置において、
各々の前記ノズルは、そのノズル口から置換ガスが前記容器本体の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すよう、配置されていることにより、上記課題を解決するものである。
本発明のガス置換方法は、内容物が充填された有底筒状の容器本体の開口部に、当該開口部を閉塞するための蓋が被せられる直前に、前記容器本体の開口部と充填された前記内容物の上面部との間のヘッドスペースに側方から置換ガスを前記ノズルから吹き出し、前記ヘッドスペース内の残存気体を置換ガスによって置換するガス置換方法において、
前記ノズルを3つ以上有し、各々の前記ノズルのノズル口から置換ガスが前記容器本体の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すことを特徴とする。
本発明のガス置換装置およびガス置換方法においては、ヘッドスペース内の残存気体を置換する置換ガスを吹き出すノズルを3つ以上有し、これらが、そのノズル口から置換ガスが容器本体の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すように配置されている。従って、本発明のガス置換装置およびガス置換方法によれば、3つ以上のノズルを互いに異なる周方向位置に配置して、各々のノズルから容器本体の径方向中心部に向かって置換ガスを吹き出させることにより、ヘッドスペースにおいて置換ガス流が分散された複数箇所から面方向に均質に伸びるので、ヘッドスペース内の残存気体に対する面方向のガス置換分布のバラツキを小さくすることができ、かつ、置換ガスの消費量が低減され、ガス置換時の容器からの液こぼれ量が抑制されると共に高いガス置換効率が得られる。
本発明の一実施形態に係るガス置換装置の構成の一例を示す斜視図である。 図1のガス置換装置において蓋を除いて示す平面図である。 図2のA−A線断面図である。 容器本体と蓋とノズルの位置関係を示す説明用断面図である。 図1のガス置換装置においてノズルが上昇している状態を示す斜視図である。 複数のノズル口を有するノズルの容器本体に対する配置関係を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るガス置換装置が設置されるターレットを説明する説明用模式図である。 実施例および比較例において、ターレットおよび置換ガスの動作状態を示すタイムテーブルである。 実施例1および比較例1の結果を示すグラフである。 実施例1および比較例1の結果を示す置換ガスの面方向の流れ状態を示す数値解析図である。 実施例1、実施例2、比較例1および比較例2の結果を示すグラフである。 実施例1、実施例2、比較例1および比較例2の結果を示す棒グラフである。
〔ガス置換装置〕
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係るガス置換装置10は、図7に示すようなターレット11のガス置換位置11Cに設けられ、図1〜図5に示すように、内容物26が充填された有底筒状の容器本体(缶体)21の開口部21aに、この開口部21aを閉塞するための缶蓋25が被せられる直前に、缶体21の開口部21aとこの缶体21に充填された内容物26の上面部26aとの間のヘッドスペースSに側方から置換ガスを3つのノズル15,15,15から吹き出し、ヘッドスペースS内の残存気体を置換ガスによって置換する、ターレット型インデックスガス置換装置である。
缶体21は、有底の円筒状のものであり、缶蓋25は、缶体21の開口部21aの開口サイズに適合した円盤状の蓋部25aと、この蓋部25aの外縁部に形成されたチャックウォール部25bとを有するものである。缶体21の開口部21aに缶蓋25が被せられる直前の状態とは、缶体21の開口部21aの直上方に缶体21の開口端から隙間を介して缶蓋25が位置される状態である。
本実施形態においては、各々のノズル15は、そのノズル口15aから置換ガスが缶体21の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すように配置されている。
隣接するノズル15,15間の置換ガスの吹き出し角度θ1、θ2、θ3は、少なくともその1つが90°以上180°未満であることが好ましく、90°以上135°未満であることがより好ましく、隣接吹き出し角度θ1、θ2、θ3のいずれもが上記角度範囲にあることが特に好ましい。さらに、全ての隣接吹き出し角度θ1、θ2、θ3が等しい、すなわち本実施形態においては120°であることが好ましい。
隣接するノズル15,15間の置換ガスの吹き出し角度(隣接吹き出し角度)とは、隣接するノズル15,15のノズル口15a,15aの中心と容器本体の径方向中心部とを結ぶ線のなす角度である。
隣接吹き出し角度が上記のような範囲にあることにより、3つのノズル15,15,15が大きく分散された周方向位置に配置されることとなり、各々のノズル15,15,15から缶体21の径方向中心部に向かって置換ガスを吹き出させることにより、ヘッドスペースSにおいて置換ガス流が分散された3箇所から面方向(図2において紙面方向)に均質に伸びるので、高いガス置換効率が得られ、さらに、ヘッドスペースS内の残存気体に対する面方向のガス置換分布のバラツキを極めて小さくすることができる。
1つのノズル15とは、置換ガスの流量や流速を独立して制御可能な配管を有するものであることが好ましいが、例えば置換ガス供給源から伸びる主配管から途中に流速や流量、または他のガスの混合部などを備えずに分岐しただけの各分岐路からなる構成であってもよい。
本実施形態においては、図6に示すように、1つのノズル15に対して同方向に置換ガスを吹き出す複数(5つ)のノズル口15aが備えられている。具体的には、1つのノズル15において、途中に設けられた分岐板15cによって複数の水平方向に等間隔に並んで伸びるガス分流路15dに分岐され、それぞれのガス分流路15dの先端にノズル口15aが形成されている。水平に等間隔に並んだ複数のノズル口15a群は、缶体21の開口部21aを内包する正三角形の軌跡の各辺上に配置され、各ノズル口15a群の中央のノズル口15aからの置換ガスが缶体21の径方向中心部に向かって吹き出し、両端部の他のノズル口15aからの置換ガスは中央のノズル口15aからの置換ガスと平行に吹き出す。すなわち、1つのノズル15の中央のノズル口15aからの置換ガス流と、隣接するノズル15の中央のノズル口15aからの置換ガス流との吹き出し角度が、好ましくは90°以上180°未満、より好ましくは90°以上135°未満、特に好ましくは120°の角度をなしている。各ノズル口15a群の中央のノズル口15aから缶体21の径方向中心部までの距離は、互いに同等とされる。
置換ガスとしては、例えば缶体21に充填される内容物および缶体21および缶蓋25に対して活性を有さないガスが用いられ、例えば窒素ガス、炭酸ガスなどが挙げられる。
本実施形態のガス置換装置10は、缶体21を搬送経路に沿って搬送する搬送機構を有する。
搬送機構は、図7に示すように、外部から供給された缶体21を間欠的に搬送するターレット11を有している。ターレット11は、円周状に等間隔に複数の缶搬送ポケット(図示せず)を有して、間欠的に回転するように構成されており、外部から供給されて缶着位置11Aに装着された缶体21は、間欠的な回転によって、内容物が充填される内容物充填位置11B、ガス置換が行われるガス置換位置11C、缶体21と缶蓋25との捲き締めが行われる捲締め位置11D、搬出位置11Eの順に安定して搬送される。
搬送機構において、缶体21は、ガス置換位置11Cに間欠的に搬送され、搬送速度は、例えば20〜100缶/minとされる。缶体21がガス置換位置11Cに間欠搬送され、搬送速度がこの低速範囲にあることにより、少量多品種の容器について低コストで確実に高いガス置換効率が得られる。
本実施形態のガス置換装置10は、搬送機構による缶体21の搬送経路上に配置されるノズル15を昇降させる昇降機構を有する。本実施形態のガス置換装置10においては、缶体21の搬送経路上の2つのノズル15,15が可動的に設置され、残りの1つのノズル15は固定されている。
昇降機構は、下方にノズル15を連結したエアシリンダー17を有して構成されている。エアシリンダー17は、ガス置換位置11Cに載置された缶体21に対して、ノズル15が、缶体21の開口部21aと充填された内容物26の上面部26aとの間のヘッドスペースSの側方のレベル位置(ガス吹き出し位置)と、缶体21の搬送を阻害しない程度に上方のレベル位置(退避位置)との間を上下動させるものである。
本実施形態のガス置換装置10は、缶蓋供給機構を有する。缶蓋供給機構は、缶蓋25を重ねて収容する収容孔(図示せず)と、収容孔の最下部で僅かに内周側に突出するように配置された3個のスクリューロール18とを有している。スクリューロール18は、それぞれ、その円柱状外周面の上下方向に1本の斜め溝18aを有する。収容孔に積み重ねられた缶蓋25は、3個のスクリューロール18が回転すると、一体に取り付けられたナイフにより最下端の缶蓋25が1枚だけ切り出され、それぞれの斜め溝18aの最上部が同時に収容孔側に対向すると、切り出された缶蓋25が、スクリューロール18の3本の斜め溝18a内を缶蓋25の周縁部が支持されながら水平な姿勢で下降し、缶体21の開口部21aの上方に間隙を介して載置される。
3個のスクリューロール18は、図1に示すように、ガス吹き出し位置に下降されたノズル15,15,15と同じレベル位置に設けられている。
本実施形態のガス置換装置10において、缶蓋供給機構とノズル15とは、一体的には構成されておらず、缶蓋25の下降とノズル15の下降とが、別個に動作可能なものとされているが、この構成に限定されず、缶蓋供給機構とノズル15とが一体的に構成されて、缶蓋25の下降とノズル15の下降とが同期して動作するものとして構成されていてもよい。
このような搬送機構および昇降機構を有する構成によれば、缶体21に対して対向する複数の側方位置から置換ガスを吹き出す配置関係を容易に形成することができ、その結果、ヘッドスペースS内の残存気体に対する面方向のガス置換分布のバラツキを確実に小さくすることができると共に液こぼれの発生を抑制することができる。
ノズル15が吹き出し位置に下降された状態における缶体21と缶蓋25とノズル15との位置関係は、図4に示すように、缶蓋25の蓋部25aが缶体21の開口部21aの直上に水平な姿勢で位置すると共に、ノズル口15aが缶体21の開口部21aと充填された内容物26の上面部26aとの間のヘッドスペースSの上側方に位置する。具体的には、ノズル口15aの内部最上端がチャックウォール部25bの端部の最下端よりも上のレベル位置となり、ノズル口15aの内部最下端が缶体21の開口端よりも下のレベル位置となるよう、ノズル口15aが位置される。
ノズル15の端部15bは水平方向に伸び、内部の高さhは3〜7mmとされる。ノズル口15aは缶蓋25のチャックウォール部25b、ヘッドスペースSおよび缶体21の開口端に対向する状態とされている。缶体21の開口端と缶蓋25の蓋部25aとの距離d1は1〜5mm、缶蓋25とノズル口15aとの距離d2は1〜5mm、ノズル口15aの内部最上端のレベル位置とチャックウォール部25bの端部の最下端のレベル位置との距離d3は1〜3mm、ノズル口15aの内部最下端のレベル位置と缶体21の開口端のレベル位置との距離d4は1〜3mmとされる。また、缶体21の開口端のレベル位置と内容物26の上面部26aのレベル位置との距離d5は、7〜25mmとされる。
置換ガスの全体の流量は、例えば30〜80L/minとされる。また、各ノズル口15aからの置換ガスの流速は、例えば5〜20m/secとされる。置換ガスの全体の流量が上記の範囲にあることにより、置換ガスの消費量が低減されながら、確実に高いガス置換効率が得られる。また、各ノズル口15aからの置換ガスの流速が上記の範囲にあることにより、ガス置換時の缶体21からの液こぼれ量が抑制されながら、確実に高いガス置換効率が得られる。
〔ガス置換方法〕
本発明のガス置換方法は、上記のようなガス置換装置10を用いてアンダーカバーガッシング方法によってガス置換を行う方法である。具体的には、内容物26が充填された缶体21の開口部21aに、当該開口部21aを閉塞するための缶蓋25が被せられる直前に、缶体21の開口部21aと充填された内容物26の上面部26aとの間のヘッドスペースSに、3つのノズル15,15,15によって側方3方向から置換ガスを缶体21の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出し、ヘッドスペースS内の残存気体を置換ガスによって置換する方法である。
具体的には、ガス置換装置10が設置されたターレット11において、外部から供給された缶体21が缶着位置11Aに装着され、内容物充填位置11Bに搬送されて内容物が充填された後、円弧軌道の搬送経路(図2において矢印で示す。)に沿ってガス置換位置11Cに搬送される。ガス置換位置11Cにおいては、缶蓋25が積み重ねられた収容孔の最下端から切り出された1枚の缶蓋25が、3つのスクリューロール18,18,18が同期して回転することによって側周面に刻まれた斜め溝18aに沿って水平な姿勢を維持して下降し、缶体21の開口部21aと間隙を介した状態で停止される。缶蓋25の下降と同時に、図5に示す退避位置にある2つの可動式のノズル15,15が必要に応じて置換ガスを吹き出しながら昇降機構によって缶体21の開口部21aと充填された内容物26の上面部26aとの間のヘッドスペースSの側方の図1に示すガス吹き出し位置まで下降され、この位置においてガス置換が行われる。ガス置換においては、周方向に120°ずつ離間した側方位置から水平に置換ガスが吹き出し、ノズル口15aから缶体21の径方向中心に面方向に置換ガス流が伸びる。
ガス置換が行われた後、置換ガスの停止と共に缶蓋25が缶体21の開口部21a上に接触状態に載置されて缶体21の開口部21aが閉塞され、その後、捲締め位置11Dに搬送されて缶体21と缶蓋25とが捲き締められ、さらに、搬出位置11Eに搬送されてターレット11から搬出される。
缶体21のガス置換位置11Cへの搬送と、缶蓋25の缶蓋供給機構の収容孔からの下降および2つの可動式のノズル15,15の下降とは、互いに干渉しないタイミングで行われればよい。
以上のようなガス置換装置10においては、ヘッドスペースS内の残存気体を置換する置換ガスを吹き出すノズル15を3つ以上有し、これらが、そのノズル口15aから置換ガスが缶体21の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すように配置されている。従って、このガス置換装置10およびこのガス置換装置10を用いたガス置換方法によれば、3つ以上のノズル15を互いに異なる周方向位置に配置して、各々のノズル15から缶体21の径方向中心部に向かって置換ガスを吹き出させることにより、ヘッドスペースSにおいて置換ガス流が分散された複数箇所から面方向に均質に伸びるので、ヘッドスペースS内の残存気体に対する面方向のガス置換分布のバラツキを小さくすることができ、かつ、置換ガスの消費量が低減され、ガス置換時の缶体21からの液こぼれ量が抑制されると共に高いガス置換効率が得られる。
以上、本発明の実施形態に係るガス置換装置について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、ノズルの数は4つ以上であってもよいが、上記の実施形態のように3つであることが特に好ましい。ノズルの数が2つ以下である場合には、後述する実施例および比較例の比較からも明らかなように、ヘッドスペースS内の残存気体に対する面方向のガス置換分布のバラツキを十分に小さくすることが困難である。一方、スクリューロール18の設置位置に阻害されるためにノズルの数を過度に多くすることは困難である。また、多数のノズルを設置可能であっても、ノズルの数が過多である場合は、置換ガス流によって押し出されるべき残存気体の流出路を広く確保することができずにガス置換のスピードが遅く、また、液こぼれが発生するおそれがある。
また例えば、ノズル口から置換ガス流が容器本体の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すことができる構成であれば、複数のノズル口群は水平方向に等間隔で並ぶことに限定されず、上下方向に多段に並ぶ構成としたり、間隔可変に設けられた構成としたりすることも可能である。さらに、1つのノズルに対して複数のノズル口が備えられていることに限定されず、ノズル口は1つであってもよい。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕
以下のような設定条件で、図8に示すタイムテーブルに従ってアンダーカバーガッシング方法によってガス置換を行い、ガス置換分布を測定して評価を行った。なお、ターレットの動作が停止すると同時に缶蓋が缶体の開口部の上方に隙間を介して載置されるものとする。
(1)ガス置換装置
・ノズル:3本
・各ノズルのノズル口の数:1つ
・各ノズルのノズル口の面積:0.2cm2 (4mm×5mmの矩形)
・各ノズルのガス供給口からノズル口までの距離:28.7mm
・吹き出し角度(置換ガス噴射角度):全て120°
(2)ガス置換条件
・缶形状:缶胴350ml缶(開口部直径62.7mm、缶ネック部高さ18.0mm)
・缶体の開口端と缶蓋の蓋部との距離:2mm
・ガス置換領域(ヘッドスペース)の容積:25.4×103 mm3
・内溶物の種類およびその量:飽和食塩水350g
・置換ガス:窒素ガス
・処理速度:20缶/min
・置換ガスの流量:36L/min
・ノズルから吹き出す置換ガスの流速:各々10m/sec
・ガス吹き出し時間:2sec
(3)ガス置換分布
・ガス吹き出し開始から2秒間後のガス置換領域の窒素ガス分布を、シミュレーション技術を用いて混相流解析により求めた。
〔実施例2〕
実施例1において、ガス置換装置として以下のものを用いたこと以外は同様にして、ガス置換領域の窒素ガス分布を調査した。
(1)ガス置換装置
・ノズル:4本
・各ノズルのノズル口の数:1つ
・各ノズルのノズル口の面積:0.15cm2
・各ノズルのガス供給口からノズル口までの距離:28.7mm
・吹き出し角度(置換ガス噴射角度):全て90°
〔比較例1〕
実施例1において、ガス置換装置として以下のものを用いたこと以外は同様にして、ガス置換領域の窒素ガス分布を調査した。
(1)ガス置換装置
・ノズル:2本
・各ノズルのノズル口の数:1つ
・各ノズルのノズル口の面積:0.3cm2
・各ノズルのガス供給口からノズル口までの距離:28.7mm
・吹き出し角度(置換ガス噴射角度):90°
〔比較例2〕
実施例1において、ガス置換装置として以下のものを用いたこと以外は同様にして、ガス置換領域の窒素ガス分布を調査した。
(1)ガス置換装置
・ノズル:1本
・各ノズルのノズル口の数:1つ
・各ノズルのノズル口の面積:0.6cm2
・各ノズルのガス供給口からノズル口までの距離:28.7mm
・吹き出し角度(置換ガス噴射角度):−
実施例1および比較例1について、吹き出し開始から2秒間後の窒素ガスの質量分率(mass fraction)に対する体積比(ガス置換領域における窒素ガスが占める割合)を表すグラフを図9に示す。また、実施例1および比較例1について、吹き出し開始から2秒間後のガス置換領域の窒素ガスの質量分率を示す分布図を図10に示す。また、実施例1、実施例2、比較例1および比較例2について、吹き出し開始からの経過時間に対する窒素ガスの質量分率(mass fraction)を表すグラフを図11に示す。さらに、実施例1、実施例2、比較例1および比較例2について、吹き出し開始から2秒間後の窒素ガスの質量分率を表すグラフを図12に示す。
図9の結果から明らかなように、3つのノズルを有するガス置換装置においては、2つのノズルを有するガス置換装置と比較して、窒素ガスの質量分率(窒素ガスへのガス置換率)が全体的に高いことが確認され、また、図10の結果から明らかなように、3つのノズルを有するガス置換装置においては、ヘッドスペースにおいて置換ガス流が分散された複数箇所から面方向に均質に伸びることが確認された。
また、図11および図12の結果から明らかなように、3つまたは4つのノズルを有するガス置換装置においては、窒素ガスの質量分率(窒素ガスへのガス置換率)が高く、高い窒素ガスの質量分率が安定的に得られるまでの時間も短いことが確認された。
本発明のガス置換装置は、内容物を充填した容器のヘッドスペースに置換ガスを吹き入れて残存気体と置換するガス置換装置として利用することができ、特に、多品種少量の容器に内容物を充填するときのガス置換装置として有用であるが、缶容器のガス置換に限らず、例えばボトル状容器の蓋密封直前のガス置換装置やカップ状容器の蓋材のヒートシール前のガス置換装置としても適用可能である。
本発明のガス置換装置は、特に、缶体に充填される内容物として、ワイン、日本酒、コーヒー、ジュースなどの飲料物の他、野菜、果物、肉類、魚類、穀類等を原料とする食品や菓子類などの固形物、あるいは前記固形物を含む液状物が充填される場合の蓋の捲き締め前のガス置換に好適に用いることができる。
10 ガス置換装置
11 ターレット
11A 缶着位置
11B 内容物充填位置
11C ガス置換位置
11D 捲締め位置
11E 搬出位置
15 ノズル
15a ノズル口
15b 端部
15c 分岐板
15d ガス分流路
17 エアシリンダー
18 スクリューロール
18a 斜め溝
21 缶体
21a 開口部
25 缶蓋
25a 蓋部
25b チャックウォール部
26 内容物
26a 内容物の上面部
S ヘッドスペース

Claims (10)

  1. 3つ以上のノズルを有し、
    内容物が充填された有底筒状の容器本体の開口部に、当該開口部を閉塞するための蓋が被せられる直前に、前記容器本体の開口部と充填された前記内容物の上面部との間のヘッドスペースに側方から置換ガスを前記ノズルから吹き出し、前記ヘッドスペース内の残存気体を置換ガスによって置換するガス置換装置において、
    各々の前記ノズルは、そのノズル口から置換ガスが前記容器本体の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すよう、配置されていることを特徴とするガス置換装置。
  2. 前記ノズルを、3つ有することを特徴とする請求項1に記載のガス置換装置。
  3. 隣接する前記ノズル間の置換ガスの吹き出し角度が90°以上180°未満であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス置換装置。
  4. 隣接する前記ノズル間の置換ガスの吹き出し角度が90°以上135°未満であることを特徴とする請求項3に記載のガス置換装置。
  5. 全ての隣接する前記ノズル間の置換ガスの吹き出し角度が等しいことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のガス置換装置。
  6. 有底筒状の容器本体を搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、前記ノズルの少なくとも1つを昇降させる昇降機構とをさらに有し、
    前記昇降機構は、ガス置換位置に載置された内容物が充填された有底筒状の容器本体に対して、前記搬送機構による容器本体の搬送経路上に配置される前記ノズルの少なくとも1つを、前記ヘッドスペースの側方位置と前記容器本体の搬送を阻害しない上方位置との間で昇降させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のガス置換装置。
  7. 有底筒状の容器本体を搬送経路に沿って搬送する搬送機構を有し、
    前記搬送機構は、前記容器本体を、ガス置換位置に間欠的に搬送することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のガス置換装置。
  8. 前記搬送機構は、20〜100個/minの速度でガス置換位置に前記容器本体を搬送することを特徴とする請求項7に記載のガス置換装置。
  9. 前記置換ガスの流量が30〜80L/minであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のガス置換装置。
  10. 内容物が充填された有底筒状の容器本体の開口部に、当該開口部を閉塞するための蓋が被せられる直前に、前記容器本体の開口部と充填された前記内容物の上面部との間のヘッドスペースに側方から置換ガスを前記ノズルから吹き出し、前記ヘッドスペース内の残存気体を置換ガスによって置換するガス置換方法において、
    前記ノズルを3つ以上有し、各々の前記ノズルのノズル口から置換ガスが前記容器本体の径方向中心部に向かって互いに衝突するように吹き出すことを特徴とするガス置換方法。

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