JP2021015339A - 時刻記録システム及び時刻記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】勤務地が固定されていない場合にも、低コストで自動的に出退勤時刻の管理を行う。【解決手段】プロセッサと、記憶装置と、を有する時刻記録システムであって、記憶装置は、勤務地のエリアと、勤務地に対応する人物と、に関する勤務地情報と、人物の位置情報と、を保持し、プロセッサは、人物の位置が勤務地のエリアに含まれ、かつ、勤務地に人物が対応付けられている場合に、人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となるかを判定し、人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となる場合に、人物の位置に対応する時刻を人物の始業時刻として記憶装置に記録する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば従業員の出退勤等の時刻を記録する技術に関する。
企業等の従業員の出退勤時刻記録方法として、旧来のタイムレコーダを用いてタイムカードに打刻する方法に代えて、無線信号を利用した自動打刻システムが提案されている。例えば非特許文献1には、所定の無線信号(いわゆるビーコン)を発信する親機端末が設置され、子機端末が親機を検知した時に打刻されるシステムが記載されている。
"クラウド勤怠管理システム シュキーン シュキーンの紹介・特徴"、[online]、株式会社インフィニットループ、[2019年5月30日検索]、インターネット<URL:https://www.shukiin.com/feature/>
上記のようにビーコンを利用した時刻記録方法の場合、あらかじめ勤務地にビーコンの発信機を設置する必要がある。しかし、職種によっては、例えばオフィスのほかに複数の現場又は客先等のいずれかで勤務する場合があり、新たな現場又は客先が追加される場合もある。また、働き方の多様化により、在宅勤務等が行われる場合もある。このように、従業員の勤務地が固定されていない場合に、全ての勤務地にビーコンの発信機を設置することはコストの上昇を招く。また、新たな現場が追加された場合、及び、新たな顧客を開拓した場合など、発信機の設置が困難又は不可能な場合もある。
上記課題を解決するために、本願において開示される発明の代表的な一例は、プロセッサと、記憶装置と、を有する時刻記録システムであって、前記記憶装置は、勤務地のエリアと、前記勤務地に対応する人物と、に関する勤務地情報と、人物の位置情報と、を保持し、前記プロセッサは、前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれ、かつ、前記勤務地に前記人物が対応付けられている場合に、前記人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となるかを判定し、前記人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となる場合に、前記人物の位置に対応する時刻を前記人物の始業時刻として前記記憶装置に記録することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、勤務地が固定されていない場合にも、低コストで自動的に出退勤時刻の管理を行うことができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例の自動打刻システム全体の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例の自動打刻システムの打刻サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例の打刻サーバのデータベースに含まれる情報を示す説明図である。 本発明の実施例の打刻サーバが実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例の打刻サーバが実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例の自動打刻システム全体の構成を示すブロック図である。
ここで、打刻とは、従業員の勤務の開始及び終了等の時刻を記録することである。本実施例では、後述するように、従業員の勤務の開始及び終了等の時刻が打刻情報として記憶装置に記録される。
本実施例の自動打刻システムは、打刻サーバ100と、インターネット130を介して打刻サーバ100と通信するスマートフォン140と、所定の信号を発信するビーコン機器160及びGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星170と、を有する。
スマートフォン140は、ユーザ150が所持する端末装置の一例であり、ビーコン機器160からの信号又はGNSS衛星170からの信号を受信すると、その受信に対応する所定の情報を、インターネット130を介して打刻サーバ100に送信する。ユーザ150は、例えば、本実施例の自動打刻システムを用いた勤務時間の管理の対象の人物であり、例えば会社の従業員である。なお、図1には一人のユーザ150と一つのスマートフォン140を示しているが、実際にはそれぞれがスマートフォン140を所持する複数のユーザ150が存在する。
ビーコン機器160は、所定の無線信号(以下、ビーコン信号とも記載)を送信する無線機器であり、勤務地(例えば建物の入り口等)にあらかじめ設置しておくことができる。ビーコン信号は、例えば、送信元のビーコン機器160の識別情報を含んでいてもよい。ある時刻にスマートフォン140がビーコン信号を受信したことは、当該スマートフォン140が当該時刻に当該ビーコン信号を受信可能な位置にあったことを意味する。すなわち、ビーコン機器160をユーザ150の勤務地にあらかじめ設置しておけば、スマートフォン140が当該ビーコン機器160からのビーコン信号を受信したときに当該ユーザ150が当該勤務地にいたと判定することができる。
GNSS衛星170は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星であり、所定の無線信号(以下、GNSS信号とも記載)を送信する。スマートフォン140は、受信したGNSS信号に基づいて、当該GNSS信号受信時の当該スマートフォン140の位置(例えば緯度及び経度)を取得することができる。
インターネット130は、スマートフォン140と打刻サーバ100との間の通信を媒介するネットワークの一例であり、実際には任意の種類のネットワークによって実現することができる。
打刻サーバ100は、少なくともデータベース110及び打刻情報への変換機能115を有する計算機システムである。データベース110は、GNSSからの位置情報111、ビーコンの受信情報112、勤務地情報113及び打刻情報114を含む。打刻情報への変換機能115(以下、打刻情報変換部115とも記載)は、GNSSからの位置情報111、ビーコンの受信情報112及び勤務地情報113に基づいて打刻情報114を生成する。これらの詳細については後述する。
図2は、本発明の実施例の自動打刻システムの打刻サーバ100のハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施例の打刻サーバ100は、相互に接続されたCPU201、インターフェース(I/F)202及び記憶装置203を有する計算機システムである。
CPU201は、記憶装置203に格納されたプログラムに従って、以下に説明する種々の処理を実行するプロセッサである。記憶装置203は、CPU201によって実行されるプログラム及びCPU201が種々の処理で参照するデータを格納する。記憶装置203は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)のような主記憶装置と、ハードディスク装置又はフラッシュメモリ等の補助記憶装置とを含んでもよい。
本実施例の記憶装置203は、データベース110及び打刻情報変換部115を格納する。打刻情報変換部115は、GNSSからの位置情報111、ビーコンの受信情報112及び勤務地情報113に基づいて打刻情報114を生成する機能を実現するためのプログラムである。以下の説明において打刻情報変換部115が実行する処理は、実際にはCPU201が打刻情報変換部115に相当するプログラムを実行することによって実現される。
I/F202は、インターネット130に接続され、インターネット130を介してスマートフォン140との通信を行う。例えば、打刻サーバ100は、I/F202がインターネット130を介してスマートフォン140から受信した情報に基づいて、GNSSからの位置情報111及びビーコンの受信情報112を更新する。
図3は、本発明の実施例の打刻サーバ100のデータベース110に含まれる情報を示す説明図である。
データベース110内のGNSSからの位置情報111は、例えば、時刻311、位置312及びユーザID313を含む。スマートフォン140は、GNSS衛星170からのGNSS信号を受信して、それに基づいてスマートフォン140の位置(すなわちそのスマートフォン140を所持するユーザ150の位置)を計算し、GNSS信号の受信時刻と、計算した位置と、当該スマートフォン140を所持するユーザ150のIDと、を打刻サーバ100に送信する。スマートフォン140は、位置を1回計算するたびにその結果を送信してもよいし、複数回の計算結果をまとめて送信してもよい。
打刻サーバ100は、受信した情報を、GNSSからの位置情報111の時刻311、位置312及びユーザID313として格納する。このような情報を蓄積することによって、GNSS信号に基づいて計算された各時刻の各ユーザの位置が記録される。なお、ここではユーザIDが送信される例を示したが、ユーザ150の識別に使用できる情報であれば、例えばスマートフォン140のIDなど、他の情報が使用されてもよい。後述する他のユーザIDについても同様である。
データベース110内のビーコンの受信情報112は、例えば、時刻321、ビーコンID322及びユーザID323を含む。スマートフォン140は、ビーコン機器160からのビーコン信号を受信すると、受信時刻と、受信したビーコン信号から特定されるビーコン機器160の識別情報(ビーコンID)と、当該スマートフォン140を使用するユーザ150のIDと、を打刻サーバ100に送信する。スマートフォン140は、ビーコン信号を1回受信するたびにそれに関する情報を送信してもよいし、複数回の受信に関する情報をまとめて送信してもよい。
打刻サーバ100は、受信した情報を、ビーコンの受信情報112の時刻321、ビーコンID322及びユーザID323として格納する。このような情報を蓄積することによって、各ユーザ150のスマートフォン140がいつ、どのビーコン機器160からの信号を受信したかが記録される。
データベース110内の勤務地情報113は、自動打刻システムによる管理の対象であるユーザ150の勤務地を管理する情報であり、例えば、勤務地ID331、打刻エリア332、ビーコンID333及び登録ユーザ334等を含む。例えば自動打刻システムがある会社の従業員の勤務時間を管理するために使用される場合、勤務地とは、従業員が通常勤務する場所の他、従業員の出張先を含んでもよい。具体的には、勤務地は、会社のオフィス、会社が事業を行っている現場、及び会社の取引先の所在地等を含んでもよい。また、在宅勤務が行われる場合には、従業員の自宅を含んでもよい。
勤務地ID331は、各勤務地を識別する情報である。打刻エリア332は、各勤務地に対応するエリア(これを打刻エリアと記載する)を示す情報である。打刻エリアとは、ユーザ150が勤務していることを判断する基準の一つとして使用されるエリアであり、例えば勤務地の位置の範囲である。例えば、ユーザ150が打刻エリア内にいる場合、当該ユーザが勤務している可能性があると判断されてもよい。
打刻エリア332は、ユーザ150の位置座標と比較して、当該ユーザ150がその中にいるか否かを判定できる情報である限り、どのような情報であってもよい。例えば、勤務地がオフィスである場合、打刻エリア332は、ポリゴン状のオフィスの輪郭を特定するための複数の位置座標の集合であってもよいし、オフィスの輪郭を近似する円の中心座標及び半径であってもよい。
ビーコンID333は、各勤務地に設置されたビーコン機器160の識別情報である。ただし、既に説明したように、ビーコン機器160が設置されていない勤務地もありうる。そのような勤務地については、ビーコンID333に値が登録されていなくてもよい。
登録ユーザ334は、各勤務地に勤務する人物として登録されたユーザ150(言い換えると、各勤務地を勤務先として登録しているユーザ150)の識別情報である。一般に、例えばオフィスなど、一つの勤務地に多数のユーザ150が登録される場合がある。その一方で、例えば出張先など、少数のユーザ150のみが登録されている場合もある。
登録ユーザ334の内容は、必要に応じて更新することができる。例えば、ユーザ150がスマートフォン140に自身の勤務地の登録又は削除の指示を入力すると、その指示がスマートフォン140から打刻サーバ100に送信され、その指示に従って登録ユーザ334の内容が更新されてもよい。また、後述するように、所定の条件が満たされる場合に打刻サーバ100が登録ユーザ334を更新することもできる。
データベース110内の打刻情報114は、各ユーザ150の始業時刻及び終業時刻(言い換えると、それぞれ、各ユーザ150が当日の勤務を開始した時刻及び終了した時刻)を打刻した結果として記録される情報であり、ユーザID341、始業時刻342及び終業時刻343を含む。ユーザID341は、各ユーザ150の識別情報である。始業時刻342及び終業時刻343は、各ユーザ150の始業時刻及び終業時刻として打刻された時刻である。
なお、一般に、始業時刻及び終業時刻は勤務日ごとに打刻される。このため、始業時刻342及び終業時刻343が日付の情報を含んでもよいし、それらとは別に打刻情報114が日付の情報を含んでもよい。同様に、時刻311及び時刻321も、日付の情報を含んでもよい。
なお、上記のデータベース110内の情報の形式は一例であり、上記以外の任意の形式を採用することができる。例えば勤務地情報113は、各勤務地とそのエリア、各勤務地とビーコンID、各勤務地とそこに勤務するユーザ150、がそれぞれ対応付けられていれば、どのような形式であってもよい。
図4A及び図4Bは、本発明の実施例の打刻サーバ100が実行する処理を示すフローチャートである。
ここでは、ある特定のユーザ150に関する打刻の処理について説明する。各ユーザ150について同様の処理が行われる。
打刻サーバ100の打刻情報変換部115は、処理を開始すると、最初に、ユーザ150が打刻エリアにいるかを判定する(ステップ401)。具体的には、打刻情報変換部115は、GNSSからの位置情報111に含まれる当該ユーザ150の位置312を時刻311の順に参照して、参照した位置312と勤務地情報113に含まれる打刻エリア332と照合して、当該位置312がいずれかの勤務地の打刻エリア332に含まれるかを判定する。
その結果、ユーザ150がいずれかの打刻エリアにいると判定された場合(ステップ401:Yes)、打刻情報変換部115は、ユーザ150のスマートフォン140がビーコン信号(すなわちいずれかのビーコン機器160からの電波信号)を受信したかを判定する(ステップ402)。具体的には、打刻情報変換部115は、ステップ401においてユーザ150がいずれかの打刻エリアにいると判定された時刻を含む所定の長さの時間帯にスマートフォン140がビーコン信号を受信したかを判定してもよいし、複数の時刻の位置312に基づいてユーザ150が打刻エリアにいると判定された時間帯にスマートフォン140がビーコン信号を受信したかを判定してもよい。
その結果、ユーザ150のスマートフォン140がビーコン信号を受信したと判定された場合(ステップ402:Yes)、打刻情報変換部115は、当該ユーザ150について打刻を行う。具体的には、打刻情報変換部115は、当該打刻が当該ユーザ150に関してその日の最初の打刻であるかを判定し(ステップ403)、最初の打刻である場合(ステップ403:Yes)には始業としての打刻を行う(ステップ404)。これによって、当該ユーザに対応する始業時刻342として、ビーコン信号の受信時刻が記録される。
一方、当該打刻が最初の打刻でない場合(ステップ403:No)には、打刻情報変換部115は、終業としての打刻を行う(ステップ405)。これによって、当該ユーザに対応する終業時刻343として、ビーコン信号の受信時刻が記録される。このとき、既に終業時刻343に別の(当該ビーコン信号の受信時刻より前の)時刻が記録されている場合には、当該ビーコン信号の受信時刻が上書きされる。また、この時点で記録された時刻は、真の終業時刻ではない(すなわちその日の勤務がその後も継続する)可能性がある。このため、この時点で記録された時刻は、その後、さらに後の時刻に上書きされる場合がある。
なお、このとき、古い終業時刻は記憶装置203から削除されてもよいが、削除せずに新しい終業時刻を追記してもよい。後者の場合、1日の中で最後に記録された終業時刻が有効な終業時刻として使用される。
ステップ402において、ユーザ150のスマートフォン140がビーコン信号を受信していないと判定された場合(ステップ402:No)、打刻情報変換部115は、ユーザ150が登録されている勤務地にいるかを判定する(ステップ406)。具体的には、打刻情報変換部115は、勤務地情報113を参照して、ユーザ150がいると判定された打刻エリアが、当該ユーザの勤務地として登録されているかを判定する。
ユーザ150が登録されている勤務地にいると判定された場合(ステップ406:Yes)、打刻情報変換部115は、当該ユーザ150についてその時点で打刻を行ったとしたら、その打刻が当該ユーザ150に関してその日の最初の打刻となるかを判定する(ステップ407)。その結果、最初の打刻となる場合(ステップ407:Yes)には、打刻情報変換部115は始業としての打刻を行う(ステップ408)。具体的には、打刻情報変換部115は、ステップ401で打刻エリアにいると判定されたユーザ150の位置情報に対応する時刻を、当該ユーザに対応する始業時刻342として記録する。一方、最初の打刻とならない場合(言い換えると、当該ユーザに関してその日に既に打刻が行われている場合)(ステップ407:No)には打刻情報変換部115は打刻しない(ステップ409)。
ステップ406において、ユーザ150が登録されている勤務地にいないと判定された場合(ステップ406:No)、当該ユーザ150の所在地は、打刻エリアではあるが、当該ユーザ150の勤務地としては登録されていない。この場合、打刻情報変換部115は、ユーザ150が同じ場所(例えば当該打刻エリア)に所定の時間以上とどまっているかを判定する(ステップ410)。
ユーザ150が同じ場所に所定の時間以上とどまっていないと判定された場合(ステップ410:No)、打刻情報変換部115は、ユーザ150がその場所で勤務をしていないと判定して、打刻をしない(ステップ411)。
ユーザ150が同じ場所に所定の時間以上とどまっていると判定された場合(ステップ410:Yes)、例えば突発的な出張などによって、ユーザ150が登録されていない勤務地で勤務をしている可能性がある。この場合、打刻情報変換部115は、ユーザ150に対して、その場所が勤務地(例えば出張先)かを問い合わせて、それに対して勤務地であるとの回答があったかを判定する(ステップ412)。
その場所が勤務地であるとの回答がなかった場合(ステップ412:No)、打刻情報変換部115は、ユーザ150がその場所で勤務をしていないと判定して、打刻をしない(ステップ413)。
その場所が勤務地であるとの回答があった場合(ステップ412:Yes)、打刻情報変換部115は、ユーザ150がその場所に入った時刻を打刻したとしたらそれが当該ユーザのその日の最初の打刻となるかを判定する(ステップ414)。その結果、最初の打刻とならない場合(ステップ414:No)、打刻情報変換部115は打刻しない(ステップ415)。一方、最初の打刻となる場合(ステップ414:Yes)、打刻情報変換部115はユーザ150がその場所に入った時刻を始業時刻として打刻する(ステップ416)。さらに、打刻情報変換部115は、その場所を当該ユーザ150の勤務地として登録してもよい。その場合、勤務地情報113の登録ユーザ334が更新される。
ステップ401において、ユーザ150が打刻エリアにいないと判定された場合(ステップ401:No)、打刻情報変換部115は、前回取得された当該ユーザ150の位置が勤務地内(例えば登録された勤務地内、又は、ステップ412の問い合わせに対して勤務地であると回答された場所)であるかを判定する(ステップ417)。前回取得された当該ユーザ150の位置が登録された勤務地内でない場合(ステップ417:No)、打刻情報変換部115は打刻をしない。
一方、前回取得された当該ユーザ150の位置が登録された勤務地内である場合(ステップ417:Yes)、打刻情報変換部115は、ユーザ150がそれまで当該勤務地で勤務していたと判定して、前回の位置に対応する時刻を終業時刻として打刻する(ステップ419)。ステップ405の打刻と同様、ステップ419の打刻は、既に記録されている時刻を上書きするように行われる場合がある。また、ここで記録された時刻がさらに後に行われる打刻によって上書きされる場合がある。
以上の本発明の実施例によれば、GNSS衛星からの信号に基づく位置計測等、広く利用可能な方法によって、ユーザが打刻エリアにいると判定される場合に、その打刻エリアがユーザの勤務地として登録されていれば、自動的に打刻が行われる(例えばステップ408)。これによって、あらかじめビーコン機器等を設置していなくてもユーザの勤務時間等を管理することができる。
また、打刻エリアがユーザの勤務地として登録されていない場合、ユーザに問い合わせを行うことによって、そこでユーザが勤務しているかが判定され、それに基づく打刻が行われる。さらに、その場所を新たにユーザの勤務地として登録することもできる(例えばステップ416)。これによって、例えば業種又は職種等に起因してユーザの勤務地が一定しない場合にも柔軟にユーザの勤務時間等を管理することができる。
また、ユーザが打刻エリアから出たことが検知され、それに基づいて終業時刻が打刻される(例えばステップ419)。これによって、あらかじめビーコン機器等を設置していなくてもユーザの勤務時間等を管理することができる。
また、勤務地にビーコン機器が設置されており、打刻エリアでユーザの端末がビーコン信号を受信した場合には、それに基づく打刻が行われる(例えばステップ404、405)。これによって、精度の高い勤務時間の管理を行うことができる。
また、終業時刻を打刻しようとするときに既に別の時刻が終業時刻として記録されている場合には、新たな終業時刻が上書きされる(例えばステップ405、419)。これによって、精度の高い勤務時間の管理を行うことができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 打刻サーバ
110 データベース
111 GNSSからの位置情報
112 ビーコンの受信情報
113 勤務地情報
114 打刻情報
115 打刻情報への変換機能(打刻情報変換部)
130 インターネット
140 スマートフォン
150 ユーザ
160 ビーコン機器
170 GNSS衛星

Claims (9)

  1. プロセッサと、記憶装置と、を有する時刻記録システムであって、
    前記記憶装置は、勤務地のエリアと、前記勤務地に対応する人物と、に関する勤務地情報と、人物の位置情報と、を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれ、かつ、前記勤務地に前記人物が対応付けられている場合に、前記人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となるかを判定し、
    前記人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となる場合に、前記人物の位置に対応する時刻を前記人物の始業時刻として前記記憶装置に記録することを特徴とする時刻記録システム。
  2. 請求項1に記載の時刻記録システムであって、
    前記プロセッサは、
    前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれ、かつ、前記勤務地に前記人物が対応付けられていない場合に、前記人物が前記勤務地のエリアに所定の時間以上とどまっているかを判定し、
    前記人物が前記勤務地のエリアに所定の時間以上とどまっている場合に、前記勤務地が前記人物の勤務地であるかの問い合わせを送信し、
    前記問い合わせに対して前記勤務地が前記人物の勤務地であることを示す情報を受信した場合に、前記人物が前記勤務地のエリアに入った時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となるかを判定し、
    前記人物が前記勤務地のエリアに入った時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となる場合に、前記人物が前記勤務地のエリアに入った時刻を前記人物の始業時刻として前記記憶装置に記録することを特徴とする時刻記録システム。
  3. 請求項2に記載の時刻記録システムであって、
    前記プロセッサは、前記問い合わせに対して前記勤務地が前記人物の勤務地であることを示す情報を受信した場合に、前記人物を前記勤務地に対応付ける情報を前記勤務地情報に追加することを特徴とする時刻記録システム。
  4. 請求項1に記載の時刻記録システムであって、
    前記プロセッサは、
    前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれない場合に、前回取得された前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれるかを判定し、
    前回取得された前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれる場合、前回取得された前記人物の位置に対応する時刻を前記人物の終業時刻として前記記憶装置に記録することを特徴とする時刻記録システム。
  5. 請求項4に記載の時刻記録システムであって、
    前記プロセッサは、
    前回取得された前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれ、かつ、前記人物の終業時刻が既に前記記憶装置に記録されている場合に、前回取得された前記人物の位置に対応する時刻を前記人物の終業時刻として前記記憶装置に上書き記録することを特徴とする時刻記録システム。
  6. 請求項1に記載の時刻記録システムであって、
    前記勤務地情報は、前記勤務地に設置された無線機器から送信される無線信号を識別する情報をさらに含み、
    前記記憶装置は、前記人物が所持する端末装置が前記無線機器からの無線信号を受信した時刻をさらに保持し、
    前記プロセッサは、前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれ、かつ、前記人物が所持する端末装置が前記無線機器からの無線信号を受信した場合に、前記無線信号を受信した時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となるかを判定し、
    前記無線信号を受信した時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となる場合に、前記無線信号を受信した時刻を前記人物の始業時刻として前記記憶装置に記録し、
    前記無線信号を受信した時刻の記録が1日の最初の時刻の記録でない場合に、前記無線信号を受信した時刻を前記人物の終業時刻として前記記憶装置に記録することを特徴とする時刻記録システム。
  7. 請求項6に記載の時刻記録システムであって、
    前記無線信号を受信した時刻の記録が1日の最初の時刻の記録でなく、かつ、前記人物の終業時刻が既に前記記憶装置に記録されている場合に、前記無線信号を受信した時刻を前記人物の終業時刻として前記記憶装置に上書き記録することを特徴とする時刻記録システム。
  8. 請求項1に記載の時刻記録システムであって、
    前記人物の位置情報は、前記人物が所持する端末装置が受信した衛星からの無線信号に基づいて計測された前記人物の位置を含み、
    前記人物の位置に対応する時刻は、前記無線信号の受信時刻であることを特徴とする時刻記録システム。
  9. プロセッサと、記憶装置と、を有する計算機システムが実行する時刻記録方法であって、
    前記記憶装置は、勤務地のエリアと、前記勤務地に対応する人物と、に関する勤務地情報と、人物の位置情報と、を保持し、
    前記時刻記録方法は、
    前記プロセッサが、前記人物の位置が前記勤務地のエリアに含まれ、かつ、前記勤務地に前記人物が対応付けられている場合に、前記人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となるかを判定する手順と、
    前記プロセッサが、前記人物の位置に対応する時刻の記録が1日の最初の時刻の記録となる場合に、前記人物の位置に対応する時刻を前記人物の始業時刻として前記記憶装置に記録する手順と、を含むことを特徴とする時刻記録方法。
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