JP2021014775A - 建物の柱脚用型枠、及び建物の柱脚用型枠の組み立て方法 - Google Patents

建物の柱脚用型枠、及び建物の柱脚用型枠の組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】柱脚用型枠において、組み立てを容易にし、充填材を漏れ難くする。【解決手段】柱脚を外囲する4辺の側壁9と、側壁の各々の上縁から延び前記側壁に対して屈曲している上側部分42と、側壁の各々の下縁から外向きに延出する下側フランジ11とを有する建物の柱脚用型枠7、22、40であって、型枠が1対の型枠部材13、23、41を有し、1対の型枠部材の各々が、側壁の1つを形成する中央片14と、中央片の一端から延出する長片15と、中央片の他端から長片と同方向に延出する短片16とを有し、一方の型枠部材の長片が、他方の型枠部材の短片の内面に沿って他方の型枠部材の内面に衝当し、他方の型枠部材の長片が、一方の型枠部材の短片の内面に沿って一方の型枠部材の内面に衝当する。【選択図】図1

Description

本開示は、建物の基礎と鉄骨製柱とを接合する柱脚部に対し、連結支持層を形成する際に用いる建物の柱脚用型枠とその組み立て方法に関する。本開示は特に、組み立てを容易にし、充填材を漏れ難くした建物の柱脚用型枠とその組み立て方法に関する。
柱脚用グラウト型枠は、鉄骨製柱を介して建物の応力を基礎に伝達するために、基礎コンクリート中に埋設したアンカーボルトの上端側を地上に突出させ、鉄骨製柱の下端側に設けたベースプレートと連結している。また、現場打ちした基礎コンクリートの上面は凹凸のある不陸面になり易いので、ベースプレートの下面との間に予め一定の隙間を設け、この隙間の外周囲に型枠を設置してグラウト材を充填することにより、ベースプレートの下面を水平レベルに保持し且つ基礎コンクリートの上面と密着させる連結支持層を設けている(例えば、特許文献1)。
特開2008−196121号公報
特許文献1に記載の柱脚用グラウト型枠は、定尺に裁断した帯状型枠材の端部を連結して所望の形枠形状で型枠本体を形成し、型枠本体の外側適所に設けられた帯状型枠材に重合する型枠取付部の外側から係止部材を打ち込むことで基礎コンクリート上に固定される。各帯状型枠材の端部間の接合面はそれぞれ一面であるため、型枠の組み立て時には帯状型枠材が動かないように注意しながら作業を行う必要があった。また、帯状型枠材の端部間から、充填されたグラウト材が漏れ易いという問題があった。
このような問題に鑑み、本発明は、組み立てを容易にし、充填材を漏れ難くした建物の柱脚用型枠を提供することを目的とする。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、柱脚を外囲する4辺の側壁(9)と、前記側壁の各々の上縁から延び前記側壁に対して屈曲している上側部分(42)と、前記側壁の各々の下縁から外向きに延出する下側フランジ(11)とを有する建物の柱脚用型枠(7、22、40)であって、前記型枠が1対の型枠部材(13、23、41)を有し、前記1対の型枠部材の各々が、前記側壁の1つを形成する中央片(14)と、前記中央片の一端から延出する長片(15)と、前記中央片の他端から前記長片と同方向に延出する短片(16)とを有し、一方の型枠部材の長片が、他方の型枠部材の短片の内面に沿って前記他方の型枠部材の内面に衝当し、前記他方の型枠部材の長片が、前記一方の型枠部材の短片の内面に沿って前記一方の型枠部材の内面に衝当するとよい。
この構成によれば、型枠部材が互いにずれ難くなるため、型枠の組み立てが容易となる。更に、型枠部材の間の継ぎ目から充填材が漏れ難くなる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記構成において、前記1対の型枠部材の各々が、前記中央片、前記長片及び前記短片を形成するように折り曲げられた1枚の長方形の板金を有し、前記板金の上部及び下部には、前記上側部分及び前記下側フランジの、前記側壁の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット(20)又は切り欠き(21)が設けられ、前記板金は、前記上側部分及び前記下側フランジを形成するように折り曲げられているとよい。
この構成によれば、各々の型枠部材が1枚の板金から形成されるため、各々の型枠部材の組み立てが簡易になる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、前記上側部分は、前記側壁の各々の上縁部分から内向き又は外向きに延出する上側フランジ(10、24)を含むとよい。
この構成によれば、1つの型枠部材の上側フランジ上に別の型枠部材を取り付けることができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、前記上側部分は、前記側壁の各々の上縁から前記側壁の外面に沿って下向きに延びているとよい。
この構成によれば、側壁と上側部分とが重なり、各型枠部材の剛性を高めることができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、2つ1組の上記第1または第2の構成における型枠を含み、少なくとも一方の前記型枠の前記上側フランジは外向きに延出し、前記一方の前記型枠の前記上側フランジの上面と、他方の前記型枠の前記下側フランジの底面とを重ねるように、上下に取り付けることによって形成された長型枠(32)であるとよい。
この構成によれば、より少ない種類の型枠部材を用いて、異なる高さの別の型枠を実現することができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記第1の構成における建物の柱脚用型枠を組み立てる方法であって、前記型枠部材を形成するための1枚の長方形の板金を用意するステップと、前記板金を、前記上側部分及び前記下側フランジを形成するように折り曲げるステップと、前記板金の上部及び下部に、前記上側部分及び前記下側フランジの、前記側壁の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット又は切り欠きを設けるステップと、前記側壁を、前記中央片、前記長片及び前記短片を形成するように折り曲げるステップと、前記1対の型枠部材が前記柱脚を囲むように、前記一方の型枠部材の前記長片を、前記他方の型枠部材の前記短片の前記内面に沿って前記他方の型枠部材の前記内面に衝当させ、前記他方の型枠部材の前記長片を、前記一方の型枠部材の前記短片の前記内面に沿って前記一方の型枠部材の前記内面に衝当させるステップとを含むとよい。
この構成によれば、型枠部材の間の継ぎ目から充填材を漏れ難くした型枠を容易に組み立てることができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記構成において、前記1対の型枠部材の間の継ぎ目をそれぞれ接合するステップを更に含むとよい。
この構成によれば、一方の型枠部材の長片と他方の型枠部材の短片と、及び他方の型枠部材の長片と一方の型枠部材の短片とがそれぞれ衝当しているため、型枠部材の間の継ぎ目から充填材を漏れ難くすることができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記のいずれかの構成において、前記型枠の前記下側フランジの各々を、基礎コンクリート(1)に固定するステップを更に含むとよい。
この構成によれば、型枠が基礎コンクリート上でずれることを防ぐことができる。
本発明によれば、組み立てを容易にし、充填材を漏れ難くした建物の柱脚用型枠を提供することができる。
第1実施形態に係る型枠を適用した建物の柱脚部の斜視図 図1の柱脚部の拡大断面図 第1実施形態に係る型枠を適用した別の実施例による建物の柱脚部の拡大断面図 第1実施形態に係る型枠の型枠部材の1つの展開図 第2実施形態に係る型枠の型枠部材の1つの斜視図 第3実施形態に係る長型枠の分解斜視図 第3実施形態に係る長型枠を適用した建物の柱脚部の断面図 第4実施形態に係る型枠の型枠部材の1つの斜視図
<<第1実施形態>>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、建物の柱脚部の斜視図である。建物の基礎となる基礎コンクリート1に埋設して上端側を地上に突出させたアンカーボルト2と、地上に立設する鉄骨製柱3の下端側に設けたフランジ状のベースプレート4を、アンカーボルト2に螺合する固定ナット5で連結している。
図2は、図1の柱脚部の拡大断面図である。この柱脚部における鉄骨製柱3は、基礎コンクリート1の上面に凹凸がある不陸の場合は垂直に立設することができないので、基礎コンクリート1の上面とベースプレート4の下面との間にレベルモルタル6を盛り上げることにより、予め一定の隙間を設ける。隙間の外周囲に型枠7(柱脚用型枠)を設置し、グラウト材を充填して連結支持層8を形成し、基礎コンクリート1の上面を均してベースプレート4の下面を水平レベルに保持して鉄骨製柱3を垂直に立設すると共に、ベースプレート4を基礎コンクリート1の上面と密着させた状態で鉄骨製柱3と連結している。
型枠7は、ベースプレート4の外周囲に対して一定の間隔aを保持して設置され、この間隔aを介して型枠7内に無収縮モルタルなどによるグラウト材を充填することができる。また、図3に示すように、型枠7をベースプレート4の外周囲に当接させ、ベースプレート4に穿設した注入口37から型枠7内にグラウト材を充填してもよい。更に、図3のように型枠7を配置した柱脚部において、基礎コンクリート1の上面とベースプレート4の下面との間にグラウト材を充填せず、型枠7の外側に、図示しない土間コンクリートを打設してもよい。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る型枠7は、柱脚部を外囲する4辺の側壁9と、側壁9の各々の上縁から延び前記側壁に対して屈曲している上側部分42と、側壁9の各々の下縁から水平方向外向きに延出する下側フランジ11とを有する。本実施形態では、上側部分42は、側壁9の各々の上縁から水平方向内向きに延出する上側フランジ10である。型枠7は、下側フランジ11の4辺に打ち込まれる釘などの係止手段12によって、基礎コンクリート1に対して固定される。
型枠7は、各々が1枚の長方形の板金によって形成された、1対の型枠部材13を有する。型枠部材13の各々は、型枠7の側壁9の1つを形成する中央片14と、中央片14の一端から略直角に延出する長片15と、中央片14の他端から長片15と同方向に延出する短片16とを有する。1対の型枠部材13の一方の長片15が、1対の型枠部材13の他方の短片16の内面に沿って、他方の型枠部材13の内面に衝当し、1対の型枠部材13の他方の長片15が、1対の型枠部材13の一方の短片16の内面に沿って、一方の型枠部材13の内面に衝当するように、1対の型枠部材13は接続される。各型枠部材13間の継ぎ目は、テープなどの接合手段17によって接合される。型枠部材13は、鋏などの手動工具によって切断可能な可撓性材料、例えばスチールから製造されるとよい。
図4は、型枠部材13(板金)の1つの平面図である。板金は、上側フランジ10及び下側フランジ11を形成するように辺18及び辺19で折り曲げられる。また、板金の上部及び下部には、上側フランジ10及び下側フランジ11の、側壁9の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット20又は略V字型の切り欠き21が設けられる。本実施形態では、上側フランジ10を内向きに曲げる作業が容易になるように、上側フランジ10には切り欠き21が設けられるとよい。下側フランジ11には、スリット20が設けられる。板金は、更に、中央片14、長片15及び短片16を形成するように側壁9の4辺間の隅部を構成するべき部分で折り曲げられる。
このように構成されるため、本実施形態に係る型枠7は、以下のような利点を有する。
各型枠部材13は、下側フランジ11が外向きに延在することにより自立する。また、1対の型枠部材13の一方の長片15が、1対の型枠部材13の他方の短片16の内面に沿って、他方の型枠部材13の内面に衝当し、1対の型枠部材13の他方の長片15が、1対の型枠部材13の一方の短片16の内面に沿って、一方の型枠部材13の内面に衝当することで、1対の型枠部材13は互いにずれ難くなる。これにより、1対の型枠部材13を、テープなどの接合手段17を用いて容易に接合することができる。更に、1対の型枠部材13の一方の長片15と他方の短片16とがそれぞれ重合し、衝当することにより、型枠部材13間の継ぎ目からグラウト材を漏れ難くすることができる。
また、各型枠部材13の下側フランジ11は、水平方向外向きに延出しているため、釘などの係止手段12を打ち込むことによって、基礎コンクリート1に対して型枠7を固定することが容易となる。更に、上側フランジ10によって、型枠7の剛性が高くなる。これにより、型枠7内にグラウト材を充填したときに、グラウト材から加わる外力に対する型枠7の応力が増し、型枠7が歪み難くなる。上側フランジ10が水平方向に延在していることにより、上側フランジ10に補強材等を載せて固定することもできる。
また、本発明の第1実施形態に係る型枠7は、以下の手順によって組み立てることができる。まず、型枠部材13を形成するための1枚の長方形の板金を用意する。次に、板金を、上側フランジ10及び下側フランジ11を形成するように、略直角に折り曲げる。続いて、板金の上部及び下部に、上側フランジ10及び下側フランジ11の、側壁9の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット20又は切り欠き21を設ける。その後、側壁9を、中央片14、中央片14の一端から延出する長片15、及び中央片14の他端から長片15と同方向に延出する短片16を形成するように、略直角に折り曲げる。次に、1対の型枠部材13が建物の柱脚部を囲むように、1対の型枠部材13の一方の長片15を、1対の型枠部材13の他方の短片16の内面に沿って、他方の型枠部材13の内面に衝当させ、1対の型枠部材13の他方の長片15を、1対の型枠部材13の一方の短片16の内面に沿って、一方の型枠部材13の内面に衝当させる。その後、1対の型枠部材13間の継ぎ目をそれぞれ接合する。最後に、各型枠部材13の各下側フランジ11を、基礎コンクリート1に固定する。
<<第2実施形態>>
図5は、本発明の第2実施形態に係る型枠22の型枠部材23の1つの斜視図である。本実施形態に係る型枠22は、第1実施形態に係る型枠7(図1参照)と比較して、各々の型枠部材23の上側フランジ24(上側部分42)の延出方向が外向きである点において異なる。説明に当たって、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
型枠部材23の上側フランジ24は、水平方向外向きに延出している。本実施形態では、下側フランジ11と同様に、上側フランジ24の側壁9の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット20が設けられるとよい。
このように構成されるため、本実施形態に係る型枠22は、各型枠部材23の板金にスリット20を設ける工程が簡易になるため、組み立てがより容易となる。
<<第3実施形態>>
図6は、本発明の第2実施形態に係る型枠22(図5参照)を2つ1組で上下に重ねて取り付けることによって形成された、長型枠32の分解斜視図である。長型枠32は、上側型枠32a、及び上側型枠32aと同様の構成を有する下側型枠32bを含む。上側型枠32a及び下側型枠32bはそれぞれ、第2実施形態に係る型枠22と同一の構成を有する。説明に当たって、第2実施形態と共通する構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
長型枠32は、上側型枠32a及び下側型枠32bを上下に重ねて配置することによって組み立てられる。より具体的には、上側型枠32a及び下側型枠32bは、上側型枠32aの一対の型枠部材23、23の各下側フランジ11、11の各底面33a、33aと、下側型枠27bの一対の型枠部材23、23の各上側フランジ24、24の各上面34b、34bとを接続すべく4辺に打ち込まれた係止手段35によって互いに連結され、長型枠32を形成する。上側型枠32aの下側フランジ11の底面33a及び下側型枠32bの上側フランジ24の上面34bは、上下に重ねたときに整合する形状を有していることが好ましい。
図7は、図4の長型枠32を適用した建物の柱脚部の断面図である。本実施形態において、長型枠32は、地上に立設する鉄骨製柱3を支持すべく基礎コンクリート1上に設けられるコンクリート製の柱型36を形成するために、柱脚部を外囲するように配置される。長型枠32は、下側型枠32bの下側フランジ11の4辺に打ち込まれる釘などの係止手段12によって、基礎コンクリート1に対して固定される。柱型36に埋設し、上端側において地上に突出したアンカーボルト2は、アンカーボルト2に螺合する固定ナット5によって鉄骨製柱3の下端側に設けられたベースプレート4と連結されている。柱型36の上面とベースプレート4の下面との間には、レベルモルタル6を盛り上げることによって設けられた隙間にグラウト材を充填して、連結支持層8が形成されるとよい。
このように構成されるため、本実施形態では、各々が第2実施形態に係る型枠22と同様の構成を有する上側型枠32a及び下側型枠32bを上下に重ねて取り付けることにより、異なる高さを有する長型枠32を形成することができる。よって、より少ない種類の型枠部材23を用いて、高さの異なる長型枠32を実現することができる。
<<第4実施形態>>
図8は、本発明の第4実施形態に係る型枠40の型枠部材41の1つの斜視図である。本実施形態に係る型枠40は、第1実施形態に係る型枠7(図1参照)と比較して、各々の型枠部材41の上側部分42が、側壁9の外面に沿って下向きに延びている点において異なる。説明に当たって、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
型枠部材41の上側部分42は、側壁9の各々の上縁から側壁9の外面に沿って下方に延びている。本実施形態では、下側フランジ11と同様に、上側部分42の側壁9の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット20が設けられるとよい。
このように構成されるため、本実施形態に係る型枠40は、各型枠部材41の側壁9と上側部分42とが重なり、剛性を高めることができる。また、板金が側壁9の上端で折り返されることにより、上端が丸まって鈍くなるため、作業者が型枠部材41に接触したときに怪我等を生じ難くすることができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、第1実施形態及び第2実施形態において、型枠7、22の曲げ強度を高めるために、各型枠部材13、23の上側フランジ10、24及び下側フランジ11の延出端が折り曲げられて二重になっていてもよい。また、第3実施形態において、長型枠32の上側型枠32aは第2実施形態に係る型枠22と同様の構成を有していたが、上側型枠32aは、第1実施形態に係る型枠7と同様の構成を有していてもよい。
1:基礎コンクリート
7:第1実施形態に係る型枠
9:側壁
10、24:上側フランジ
11:下側フランジ
13、23、41:型枠部材
14:中央片
15:長片
16:短片
20:スリット
21:切り欠き
22:第2実施形態に係る型枠
32:長型枠
40:第4実施形態に係る型枠
42:上側部分

Claims (8)

  1. 柱脚を外囲する4辺の側壁と、前記側壁の各々の上縁から延び前記側壁に対して屈曲している上側部分と、前記側壁の各々の下縁から外向きに延出する下側フランジとを有する建物の柱脚用型枠であって、
    前記型枠が1対の型枠部材を有し、
    前記1対の型枠部材の各々が、前記側壁の1つを形成する中央片と、前記中央片の一端から延出する長片と、前記中央片の他端から前記長片と同方向に延出する短片とを有し、
    一方の型枠部材の長片が、他方の型枠部材の短片の内面に沿って前記他方の型枠部材の内面に衝当し、前記他方の型枠部材の長片が、前記一方の型枠部材の短片の内面に沿って前記一方の型枠部材の内面に衝当することを特徴とする型枠。
  2. 前記1対の型枠部材の各々が、前記中央片、前記長片及び前記短片を形成するように折り曲げられた1枚の長方形の板金を有し、
    前記板金の上部及び下部には、前記上側部分及び前記下側フランジの、前記側壁の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット又は切り欠きが設けられ、
    前記板金は、前記上側部分及び前記下側フランジを形成するように折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の型枠。
  3. 前記上側部分は、前記側壁の各々の上縁から内向き又は外向きに延出する上側フランジを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の型枠。
  4. 前記上側部分は、前記側壁の各々の上縁から前記側壁の外面に沿って下向きに延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の型枠。
  5. 2つ1組の、請求項3に記載の型枠を含み、
    少なくとも一方の前記型枠の前記上側フランジは前記外向きに延出し、
    前記一方の前記型枠の前記上側フランジの上面と、他方の前記型枠の前記下側フランジの底面とを重ねるように、上下に取り付けることによって形成された長型枠。
  6. 請求項1に記載の型枠を組み立てる方法であって、
    前記型枠部材を形成するための1枚の長方形の板金を用意するステップと、
    前記板金を、前記上側部分及び前記下側フランジを形成するように折り曲げるステップと、
    前記板金の上部及び下部に、前記上側部分及び前記下側フランジの、前記側壁の4辺間の隅部を構成するべき部分に対応するようにスリット又は切り欠きを設けるステップと、
    前記側壁を、前記中央片、前記長片及び前記短片を形成するように折り曲げるステップと、
    前記1対の型枠部材が前記柱脚を囲むように、前記一方の型枠部材の前記長片を、前記他方の型枠部材の前記短片の前記内面に沿って前記他方の型枠部材の前記内面に衝当させ、前記他方の型枠部材の前記長片を、前記一方の型枠部材の前記短片の前記内面に沿って前記一方の型枠部材の前記内面に衝当させるステップとを含むことを特徴とする方法。
  7. 前記1対の型枠部材の間の継ぎ目をそれぞれ接合するステップを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記型枠の前記下側フランジの各々を、基礎コンクリートに固定するステップを更に含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
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