JP2021014090A - 黒板用罫線形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆記具を使って黒板に罫線を簡単に形成することが可能な黒板用罫線形成装置を提供する。【解決手段】文字や図形をチョークやマジックで書く黒板9の上部棚10または下部棚11に置かれた系止部1に車輪2を設け、左右に移動できるようにした。さらに、前記系止部から垂直に伸びる縦棒3に取り付けられた付勢部材4を介して複数の筆記具5を装着し、装置が左右に移動すると複数の横罫線12が引けるようにした。付勢部材には、蛇腹状やスプリングを備えることで押しつけた際に筆記具先の高さをそろえる働きを持たせた。【選択図】図1
Description
本発明は、筆記具を使って黒板に罫線を簡単に形成することが可能な黒板用罫線形成装置に関するものである。
近年、ユニバーサルデザインとして、障害の有無や能力の差などを問わず設計することが重要になっている。黒板やホワイトボードなどの黒板に文字を書く際も、どのような人が書いても同じ字の大きさで、曲がらずに書くことが求められている。その一つの解決方法として、黒板に罫線を書き、そのマス目に沿ってチョークで字を書くという手法が増えつつある。この罫線とは、黒板の左右方向に沿って連続する横罫線と、黒板の上下方向に沿って連続する縦罫線のことである。この罫線を書くには、毎回罫線が消えないようにマジックを使いながら縦・横の線を物差しやT型定規を使って書いていたが、だんだん罫線が薄くなっていくので時々罫線を引き直す必要があり、ひじょうに手間・時間がかかっていた。
今までの物差しやT型定規を使った方法では、広い範囲の黒板に罫線を書くにはひじょうに手間・時間がかかっていた。特に、黒板は横が広く何度も補助線を引いた上で線を延長する作業が必要で難しかった。
請求項1に記載の黒板用罫線形成装置は、
文字や図形を筆記具で書くための黒板に罫線を形成することが可能な黒板用罫線形成装置であって、
前記黒板の左右方向に移動可能に取り付けられた系止部と、
前記系止部から上下方向に伸びる縦棒と、
前記縦棒に取り付けられた複数の筆記具と、
前記筆記具の先端が前記黒板に接触した状態で前記系止部が左右に移動することにより横線を形成することを特徴とする黒板用罫線形成装置である。
文字や図形を筆記具で書くための黒板に罫線を形成することが可能な黒板用罫線形成装置であって、
前記黒板の左右方向に移動可能に取り付けられた系止部と、
前記系止部から上下方向に伸びる縦棒と、
前記縦棒に取り付けられた複数の筆記具と、
前記筆記具の先端が前記黒板に接触した状態で前記系止部が左右に移動することにより横線を形成することを特徴とする黒板用罫線形成装置である。
請求項2に記載の装置は、
前記系止部は車輪を有し、車輪の回転により左右に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の黒板用罫線形成装置である。
前記系止部は車輪を有し、車輪の回転により左右に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の黒板用罫線形成装置である。
請求項3に記載の装置は、
前記筆記具は、前記縦棒に対して複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の黒板用罫線形成装置である。
前記筆記具は、前記縦棒に対して複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の黒板用罫線形成装置である。
前記4に記載の装置は、
前記筆記具は前記縦棒に対して付勢する付勢部材を介して取り付けられて、
前記縦棒に筆記具が移動可能に取り付けた請求項1から請求項3のいずれかの一項に記載の黒板用罫線形成装置である。
前記筆記具は前記縦棒に対して付勢する付勢部材を介して取り付けられて、
前記縦棒に筆記具が移動可能に取り付けた請求項1から請求項3のいずれかの一項に記載の黒板用罫線形成装置である。
請求項1の発明によれば、今まで時間や手間がかかっていた罫線を書く作業が短時間に、簡単に書けるようになる。
請求項2の発明によれば、系止部に車輪を付けたことで黒板の左右に対して少しの力でスムーズに動くようになるとともに、黒板の横に対して並行した動きが作れるようになる。
請求項3の発明によれば、複数の筆記具を装着することで一度に複数の直線を同時に形成することができるようになる。
請求項4の発明によれば、付勢部材が筆記具の高さの差を吸収し、同時に複数の罫線を形成する際でも筆記具が黒板に対して接触しやすくするとともに、この付勢部材が前記縦棒に移動可能な状態で取り付けていることで罫線の間隔を自由に設定できるようなる。
図1ないし図4は本発明に係わる黒板用罫線形成装置の実施例を示す。
第1実施形態としては、図1において系止部1は黒板9の黒板上部棚(上縁)10に設置し、車輪2を介して左右に移動できるようになっている。前記系止部1から垂直に伸びる縦棒3には付勢部材4を介して複数の筆記具5が設けられ、本装置を左右に動かすことで同時に複数の横罫線12が形成できる。
第2実施形態としては、図1において破線で囲まれたように系止部1は黒板下部棚(下縁)9の下部11に設置し、車輪2を介して左右に移動できるようになっている。前記系止部1から垂直に伸びる縦棒3には付勢部材4を介して複数の筆記具5が設けられ、本装置を左右に動かすことで同時に複数の横罫線12が引けるようになる。
前記第1実施形態の特徴としては、黒板上部棚(上縁)10に本発明品を吊り下げる形になるので、移動する際の力やバランスが取りやすいことである。また、黒板上部棚(上縁)10の左右に障害物がない際に、端まで横罫線12を引けることが特徴である。その際は、車輪2を3個以上取り付け、端に行ってもバランスが取れるようにすると良い。
前記第2実施形態の特徴としては、チョークなどを置く黒板下部棚(下縁)9を移動することで、比較的黒板上部棚(上縁)10に比べて平らな面を移動できることである。どうしても、黒板上部棚(上縁)10には黒板取り付けの際の釘やネジが取り付けられていることが多くあるが、黒板下部棚(下縁)9はチョーク等を置くための棚なので凹凸が無い。
この2つの実施形態は、実際使用する黒板の状態によって使い分ければよい。
第1実施形態としては、図1において系止部1は黒板9の黒板上部棚(上縁)10に設置し、車輪2を介して左右に移動できるようになっている。前記系止部1から垂直に伸びる縦棒3には付勢部材4を介して複数の筆記具5が設けられ、本装置を左右に動かすことで同時に複数の横罫線12が形成できる。
第2実施形態としては、図1において破線で囲まれたように系止部1は黒板下部棚(下縁)9の下部11に設置し、車輪2を介して左右に移動できるようになっている。前記系止部1から垂直に伸びる縦棒3には付勢部材4を介して複数の筆記具5が設けられ、本装置を左右に動かすことで同時に複数の横罫線12が引けるようになる。
前記第1実施形態の特徴としては、黒板上部棚(上縁)10に本発明品を吊り下げる形になるので、移動する際の力やバランスが取りやすいことである。また、黒板上部棚(上縁)10の左右に障害物がない際に、端まで横罫線12を引けることが特徴である。その際は、車輪2を3個以上取り付け、端に行ってもバランスが取れるようにすると良い。
前記第2実施形態の特徴としては、チョークなどを置く黒板下部棚(下縁)9を移動することで、比較的黒板上部棚(上縁)10に比べて平らな面を移動できることである。どうしても、黒板上部棚(上縁)10には黒板取り付けの際の釘やネジが取り付けられていることが多くあるが、黒板下部棚(下縁)9はチョーク等を置くための棚なので凹凸が無い。
この2つの実施形態は、実際使用する黒板の状態によって使い分ければよい。
系止部1には車輪2を2個以上有し、これらの車輪2が黒板9の上部棚10または下部棚11に接触した状態で回転することで黒板用罫線形成装置全体が左右に移動できる構造になっている。前記系止部1は黒板の上部棚10または下部棚11に置き系止させて使用する。これによって、系止部1は黒板9の横方向に平行移動する運動がスムーズにできるようになる。材質として、この系止部1は黒板9の左右方向に長尺な部材で、たとえば木材・プラスチック・金属などで形成されている。また、車輪がなくても、プラスチックでも平滑性の高いテフロン材などを用いて滑らせても、車輪2の変わりとして可能である。
縦棒3は系止部1の左右方向中央部より黒板9の高さ方向に沿って延びている。縦棒3には、付勢部材4を介して複数の筆記具5が取り付けられている。この筆記具5は、付勢部材4によって黒板9側に押しつけられ、筆記具先が黒板9に接触する。その状態で系止部1を左右に動かすことで、筆記具5が黒板9の横と平行な動きを作ることで、同時に黒板9と並行した複数の罫線12を形成することができる。縦棒3は、押しつけ時にゆがまない程度の厚みを有した材料として、たとえば木材・プラスチック・金属などで形成されている。本作用の複数罫線を形成するという目的からは、正確にペンの高さを調整したとすれば、このような付勢部材を使用しなくても可能であるが手間・時間はかかる。本発明の付勢部材4を使用すると効果が大きく、付勢部材4は簡単に複数罫線12が同時に引けるという特徴を実現させるのに役立っている。
また、縦棒3に沿って筆記具を動かすことで黒板9に対して縦方向(高さ方向)の罫線13を形成することもできる。
また、縦棒3に沿って筆記具を動かすことで黒板9に対して縦方向(高さ方向)の罫線13を形成することもできる。
さらに、筆記具5を保持する付勢部材4は、蛇腹状部分6(図4(a)参照)またはスプリング7(図4(b)参照)などのより弾力変形しやすい部分を持たせることで、筆記具5を黒板9方向へ押しつけることで筆記具5の筆記具先の高さ(黒板9の面に垂直な方向)の差を吸収し、複数の筆記具先が黒板9に押し当たるようにはたらく。この付勢部材4は、たとえば弾性を有するようなプラスチック・ゴム・金属線などでできている。また、縦棒3にレール8(図5参照)を設けて付勢部材4を固定することで、レール8に沿って自由に間隔を変更できるようにして使用することも、初めから縦棒3に間隔を固定して使用することもできる。
1系止部
2車輪
3縦棒
4付勢部材
5筆記具
6蛇腹状部分
7スプリング
8縦棒レール部分
9黒板
10黒板上部棚
11黒板下部棚
12横罫線
13縦罫線
2車輪
3縦棒
4付勢部材
5筆記具
6蛇腹状部分
7スプリング
8縦棒レール部分
9黒板
10黒板上部棚
11黒板下部棚
12横罫線
13縦罫線
Claims (4)
- 文字や図形を筆記具で書くための黒板に罫線を形成することが可能な黒板用罫線形成装置であって、
前記黒板の左右方向に移動可能に取り付けられた系止部と、
前記系止部から上下方向に伸びる縦棒と、
前記縦棒に取り付けられた複数の筆記具とを備え、
前記筆記具の先端が前記黒板に接触した状態で前記系止部が左右に移動することにより罫線を形成することを特徴とする黒板用罫線形成装置。 - 前記系止部は車輪を有し、前記車輪の回転により左右に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の黒板用罫線形成装置。
- 前記筆記具は、前記縦棒に対して複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の黒板用罫線形成装置。
- 前記筆記具は、前記黒板側に対して付勢する付勢部材を介して前記縦棒に取り付けられており、
前記縦棒に前記筆記具が移動可能に取り付けた請求項1から請求項3のいずれかの一項に記載の黒板用罫線形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019130864A JP2021014090A (ja) | 2019-07-16 | 2019-07-16 | 黒板用罫線形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019130864A JP2021014090A (ja) | 2019-07-16 | 2019-07-16 | 黒板用罫線形成装置 |
Publications (1)
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JP2021014090A true JP2021014090A (ja) | 2021-02-12 |
Family
ID=74530944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019130864A Pending JP2021014090A (ja) | 2019-07-16 | 2019-07-16 | 黒板用罫線形成装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61118790U (ja) * | 1985-01-09 | 1986-07-26 | ||
JPS63207699A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-29 | 松下電送株式会社 | 電子黒板 |
JPH03109892U (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-12 |
-
2019
- 2019-07-16 JP JP2019130864A patent/JP2021014090A/ja active Pending
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