JP2021013606A - 発毛・育毛促進器具及び発毛・育毛促進装置 - Google Patents

発毛・育毛促進器具及び発毛・育毛促進装置 Download PDF

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Abstract

【課題】皮膚層と脂肪細胞層のこびりつきを引きはがし、また脂肪同士を分裂させて、筋肉・腱膜層にこびりついた脂肪細胞層を引き離して、毛細血管が開通して毛根に栄養が行き渡り、発毛・育毛効果を促す器具を提供すること。【解決手段】細線状部材で略U字型に形成したU型圧接杆の開放側の両端部を円弧先端部が上方を向くようにして基盤に垂直方向に多数固定したことを特徴とする発毛・育毛促進器具。【選択図】図8

Description

この発明は頭皮への振動や圧接を利用して発毛や育毛の施術の際に用いられる発毛・育毛器具及び発毛・育毛促進装置に関する。
頭髪の減少、薄毛等は今日に至るまで、見た目の問題として多くの人を悩ませ続けてきた。頭髪の減少、薄毛等の原因の一つとして頭部の根毛部分の血行状態がよくないことが挙げられる。血行状態が悪いと、根毛部分に栄養がいきわたらないため、抜け毛や毛が細くなる原因となる。
人体の皮膚の構造断面図を概略的に示す図1において、外側から体内側に向かって順に皮膚層A、脂肪細胞層B、毛細血管層C、筋肉・腱膜層D、神経Eおよび骨Fにより形成されているが、血行がよくない原因として皮膚層Aと脂肪細胞層Bとがこびりついていること、皮膚層A下の脂肪細胞層B中の脂肪細胞同士が固まりとなること、また脂肪細胞層Bが筋肉・腱膜層Dにこびりつくことで毛根へ通じる毛細血管が完全に開通ができないことが考えられている。特に頭頂部は顎の筋肉や太い血管がないので、脂肪が溜まりやすく、脂肪細胞が膨らみ固まる傾向がある。故に毛細血管層Cが塞がりやすい傾向があり、無毛や薄毛になりやすい箇所である。このような問題の解決策として、従来から頭部の血行をよくするための様々な装置やマッサージ器具が開発されてきている。
例えば特許文献1のマッサージ器具では、頭部に宛がう凸部分がマッサージ器具の中心に向かって内側絞った構造を特徴としており、かかる構造が頭部面を押圧するように押し当てることで、宛がい部分の頭皮を内側に絞るように掴み揉みして血行を促進させるようにしている器具である。
特許文献2の発毛・育毛装置においては、皮膚層を挟むことによって周囲から圧力流体を噴射して当該部位を隆起させることによって当該部位およびその近傍の圧力流体が噴射された皮膚層下の脂肪を燃焼させて血行を良くして発毛・育毛を促す施術を行う発毛・育毛促進の施術方法において用いる装置である。
特願2018−026565号公報 特願2017―147163号公報
しかし、特許文献1に記載されたマッサージ器具は、皮膚層A下の血行を促進するが、脂肪細胞同士のこびりつきを剥がすまでは考えにくく、ましてや筋肉・腱膜層Dと脂肪細胞層Bのこびりつきを剥がすことは難しいので、皮膚層A下の血行を十分に促進できたとは言えない。
また、特許文献2に記載の発毛・育毛器具においては、脂肪細胞層Bの細胞同士の固まりを分離することが出来るが、皮膚層Aおよび筋肉・腱膜層Dのこびりついた脂肪細胞は分離しにくく、そのため毛根へ通じる毛細血管が完全に開通できていないため、発毛部分で成長の差が現れてしまうことがあった。
本発明は上記事情に鑑みて、皮膚層Aと脂肪細胞層Bのこびりつきを引きはがし、また脂肪細胞同士を分裂させて、筋肉・腱膜層Dにこびりついた脂肪細胞層を引きはがすことで、毛細血管が開通して毛根に栄養が行き届き、発毛・育毛効果を促す器具の提供をすることにある。
細線状部材で略U字型に形成したU型圧接杆の開放側の両端部を円弧先端部が上方を向くようにして基盤に垂直方向に多数固定したことを特徴とする発毛・育毛促進器具としたことにある。
前記U型圧接杆は金属製部材としたことにある。
前記U型圧接杆は硬質合成樹脂部材としたことにある。
前記U型圧接杆の円弧先端部の先端の集合からなる圧接面は全体として略平面状としたことにある。
前記U型圧接杆の円弧先端部の先端の集合からなる圧接面は全体として凹曲面状としたことにある。
前記U型圧接杆は少なくとも1つが水平方向に向きを変えて基盤に固定したことにある。
前記U型圧接杆は同方向に一列に整列して基盤に固定され、この同方向の一列に隣接する他の一列が水平方向に向きを変えて整列して基盤に固定したことにある。
前記同方向の一列に隣接する他の一列の水平方向の向きが直角としたことにある。
前記基盤に手把部が設けられたことにある。
前記基盤に振動を加えるための振動発生装置が付随されている発毛・育毛促進装置としたことにある。
出願人らの知見によると、人体の皮膚より体内への断面構造は概略的には、図1に示すように、外側から体内に向かって順に、皮膚層A、脂肪細胞層B、毛細血管層C、筋肉・腱膜層D、神経Eおよび骨Fとなっている。そして、頭髪を含む毛の根毛部は血管層の一部を含む脂肪細胞層Bにある。頭部の薄毛もしくは無毛の皮膚層Aの部位においては、前記断面構造の脂肪細胞層Bにおいて脂肪細胞同士が固まって血行がスムーズに流れていないとの知見の元に、この固まった脂肪細胞をU型圧接杆の円弧先端部で圧接することによって分裂させて絡みを外すことで塞がれていた毛細血管を開放して正しく毛根に血液を流すことができ、発毛・育毛を促進することができる。前記細線状部材が金属製部材であると、強く圧接してもU型圧接杆が曲折することがなく丈夫である。また、硬質合成樹脂部材であれば、必要な強度を維持しつつ器具の軽量化を図ることができる。
U型圧接杆の先端部分と頭皮の接点のみに基盤を押した力が働くので接触面積が小さくてほとんど摩擦熱が生じなくなり、使用者は長時間でも快適に用いることができる。
また、細線状部材をU字型に形成したU型圧接杆を用いているので、当該発毛・育毛促進器具の使用時に発生する古くなった角質いわゆるフケはU型圧接杆の空間内を通って基盤の外へ放出されるので手入れがしやすく衛生面に優れている。
U型圧接杆の円弧先端部の先端の集合からなる圧接面が全体として略平面状である場合には頭部の曲面の突出部分と接触しやすくなるので、その部位での大きな発毛・育毛効果を得られる。逆に、前記圧接面が全体として凹曲面状である場合には、部位の曲面の突出部分との接触面積が大きくなりU型圧接杆を通じて加える基盤からの人手の力が平均化して均一に広面積の部位に分散されるので、皮膚の弱い人は好適に効率よく使用できる。
U型圧接杆の少なくとも一つの水平方向の向きが変えられると、その向きの変わったU型圧接杆による皮膚面の圧接方向が異なることにより、発毛・育毛効果が向上する。このU型圧接杆の水平方向の向きが、列単位で変化して整列されている場合にはより発毛・育毛効果が増大する。
同方向の一列に隣接する他の一列の水平方向の向きが直角である場合には、圧接時に基盤をどの方向に移動させてもU型圧接杆の円弧先端部と頭皮との接触方向が変わるために頭皮に与える刺激が大きくなり、発毛・育毛効果が向上する。
基盤に手把部を設けた場合には、掴みやすくなるのでU型圧接杆を効率よく頭皮に圧接することができる。
基盤に振動発生装置を付随させた発毛・育毛促進装置とした場合には、振動によって皮膚層Aと脂肪細胞層Bのこびりつきを剥がし、且つ、脂肪細胞同士が分裂され脂肪細胞同士が分裂され脂肪細胞同士の絡みがとれることで脂肪を燃焼させ、しいては脂肪細胞層Bと筋肉腱・腱膜層Dのこびりつきをなくし、脂肪細胞同士の固まりにより塞がれていた血管を開放することで血行をよくして発毛・育毛を一層促すことができる。
発毛・育毛以外の効果として、頭髪が生える周期が早くなる効果、小顔・小頭効果、頭の形が頭蓋骨の形に沿ったきれいな形になる効果、白髪が減る効果、そして元々ある頭髪が太くなる効果など多岐に渡る。
人体の皮下層の概略断面説明図。 基盤上に取り付けられたU型圧接杆の概略説明図。 基盤が四角形でU型圧接杆の列が全て同方向を向くように配置させた発毛・育毛促進器具の平面図。 基盤が角丸の四角形でU型圧接杆の列が隣接する列とハの字型に配置した発毛・育毛促進器具の平面図。 基盤が円形でU型圧接杆の列を水平方向に直角に交わるように配置した発毛・育毛促進器具の平面図。 基盤にU型圧接杆を取り付けて圧接面を平面状にした断面説明図。 基盤にU型圧接杆を取り付けて圧接面を凹曲面状にした断面説明図。 基盤に手把部を取り付けた実施形態の斜視図。 基盤に振動発生装置を取り付けた実施形態の斜視図。 発毛・育毛促進装置の使用者自身による使用状態の実施態様図。 皮膚層Aと脂肪細胞層Bのこびりつきを引きはがす状態の皮膚断面概略説明図。 脂肪細胞層B中の脂肪細胞同士を分裂する状態の皮膚断面概略断面説明図。 脂肪細胞層Bと筋肉・腱膜層Dとのこびりつきを引きはがす状態の皮膚断面概略説明図。 施術前の使用者甲の後頭部の写真。 施術後半年経過後の使用者甲の後頭部の写真。 施術前の使用者乙の後頭部の写真。 施術後半年経過後の使用者乙の後頭部の写真。
この発明の実施形態について以下図を参照しながら説明する。この発明の実施形態の発毛・育毛促進器具1は、図2〜図7に示すように、細線状部材を略U字型に形成したU型圧接杆2の開放側の両端部を円弧先端部2aが上方を向くようにして、基盤3に対して垂直方向に多数固定したものである。U型圧接杆2の材質としては、金属や硬質合成樹脂が挙げられるが、金属の場合はステンレス鋼が強度、錆が発生し難いなどの点から最も好ましい。細線の直径Rは0.5〜5.0mm、U型圧接杆2の内径dは5.0〜30mm、基盤3の表面からの高さHは5.0〜40mmの範囲で好適に使用される。
基盤3は、U型圧接杆2と同材質金属であっても異種金属あるいは金属と硬質合成樹脂のように素材が異なってもよい。金属の場合にはU型圧接杆2の両端部を溶接によって固定したり、基盤3が金属板からなる場合には穴を設けてその中に開放側の両端部を差し込んで接着剤や溶接で固着したりしてもよい。あるいは両端部にねじ溝を形成して、基盤3の内側からねじ止めしてもよい。硬質合成樹脂からなる場合には、基盤3とU型圧接杆2とを熱溶融接着や接着剤によるものであってもよい。基盤3の外形状は円形や楕円形状、四角形状が好ましいが特に限定されるものでない。又、厚みは材質にもよるが2.0〜5.0mm程度の範囲でよく、裏面側には必要に応じてオプションとしての図8に示すように手把部5を設けてもよい、あるいは振動発生装置6を接続するために図9に示すような取付台座7を設けてもよい。1つの基盤3に固定するU型圧接杆2の数は細金属線の太さRや間隔dの大きさ更には基盤3の大きさによっても異なるが、通常20〜80個程度が適当である。
前記U型圧接杆2の基盤3への配列は、図3に示すように、全て同方向に各隣接する列の間に若干の間隔を空けて横もしくは縦一列に並べて固定したものが挙げられる。この場合において、各々のU型圧接杆2の列方向の間隔は図示のようになくてもあるいは若干の間隔を形成してもよい。図4に示すU型圧接杆2の配列は、隣接するU型圧接杆2の列がハの字あるいは逆ハの字となるように設けられたものである。図5に示すU型圧接杆2の配列は、縦横方向に直角に交差するようにして配列したものである。これら図3〜図5に示すU型圧接杆2列の配置は例示にすぎなく限定されるものではない。このようにして基盤3に固定した多数のU型圧接杆2の円弧先端部2aの高さが揃っていないと施術時に痛みや違和感を感じるので、図6に示すように高さを揃えて円弧先端部2aからなる圧接面4を平面状にするとか、図7に示すように、頭部曲面の立体形状に重なるように圧接面4の中央部が凹曲面形状とするのが好ましい。
上記の構成からなるこの実施形態の発毛・育毛促進器具1の使用について説明する。発毛・育毛促進器具1の図5に示す実施形態は、縦横方向に直角に交差した多数の列からなるU型圧接杆2を円形の基盤3表面に固定したものであり、同方向の列の隣接するU型圧接杆2の間に直交する異方向の列のU型圧接杆2が介在するようになっている。そして、この各々のU型圧接杆2の円弧先端部2aの基盤3の上面よりの高さは同一としているので、図6に示すように、円弧先端部2aの先端の集合体が形成する圧接面4が平面状になっている。使用するには基盤3を手で握って頭部に圧接面4をあてがって軽く押えつつ前後左右方向に往復移動させつつ更に少しずつ部位を移動しつつ無毛、薄毛の部位をカバーするように動かすだけでよい。1回の施術で10〜40分位継続して行うのが効果的であることが経験的に判っている。そうすることによって見た目でも毛が無かった部位からは薄毛が芽生え、薄毛の部位からは黒く太い毛が成長してくる様子が伺えた。
この理由は次のように推測できる。すなわち、図11に示すように、円弧状になっている円弧先端部2aが皮膚層Aを圧接によって刺激し次いで脂肪細胞層Bを刺激する。この時、一列に隣接する円弧先端部2aの隙間に皮膚層Aが入り込んで浮かび上るがこれを直交方向の一列のU型圧接杆2が押え込むので皮膚層Aの劣化した皮膚細胞が剥がれていわゆるフケとして飛散し始める。そして、更に圧接及び部位移動を前後左右方向に継続すると、皮膚層Aと脂肪細胞層Bのこびりつきを徐々に剥せることができる。そして、この動作を継続してゆくと図12に示すように、脂肪細胞が分裂して細かくなり円弧先端部2aが脂肪細胞層Bを更に強く圧接し続けてついには図13に示すように毛細血管層C及び筋肉・腱膜層Dを圧接し刺激を与えることになる。この段階で脂肪細胞層Bと筋肉・腱膜層Dのこびりつきが剥がれる。そしてこの状態では皮膚層Aから剥離したフケの飛散はピークに達し、基盤3が形成するU型圧接杆2のトンネル部分を通過して基盤3の端から外へフケが飛散してゆく。この時点では、頭皮はドライヤーの風を当てるだけで、頭皮が波打つ程度まで柔らかくなる。つまり、皮膚層A下の毛細血管層Cの塞がりが解消されることで血行がよくなり、毛根への栄養供給が可能となって、発毛・育毛が促進されるのである。この塞がり解消効果は数日間持続するので、発毛・育毛の促進を早める為には、数日毎にこの発明の促進器具1を用いて施術することが経験的に判っているが、即効性を求めないのであれば、月に1度の施術であっても徐々に効果が現われる。
図8に示す実施例では、発毛・育毛促進器具1の基盤3の裏側に手把部5が備えられている。この実施例で用いる際は、頭髪洗浄時のブラシとして使用することで、洗髪効果と発毛・育毛促進効果の二重の効果を得ることができる。また、当該発毛・育毛促進器具1の実施例においては小型化・軽量化の観点から硬化プラスチックなどの合成樹脂の素材で作られているのを使用するのが好ましい。
図9は当該発毛・育毛促進装置8の実施形態を示している。基盤3上にU型圧接杆2が並べられており、その基盤3の取付台座7に振動発生装置6が固定されている。本実施形態の場合は、図5に平面図で示しているようにU型圧接杆2が直角方向になるように基盤3上に配列している。直角方向に配置して、線状の押圧と振動をすることで脂肪細胞を縦方向、横方向ともに裂くことができ、平行方向や直角方向に多数個配置することで、皮膚層Aと脂肪細胞層Bが波打ち押される力と戻ろうとする力がぶつかり合うことで脂肪細胞同士のこびりつきを取る効果が増大する。脂肪細胞同士を分裂することができれば、配置の向きは直角方向に限られずどの配置にしてもよい。また、振動発生装置6と発毛・育毛促進器具1は取付台座7を介して取り外し可能であり、別の発毛・育毛促進器具1を取り付けることもできる。また、振動方向は縦、横方向に限られず、どの方向に振動してもよい。その振動変位は0.5mm〜5.0mmが好ましい。図10に実際に発毛・育毛促装置8を用いる際の使用状態を示す。薄毛部分もしくは抜け毛が気になる部分に対して発毛・育毛促進装置8を20〜40分間宛がい用いる。このように当該発毛・育毛促進装置8は他人に施術するサービス業としての活用に他に、使用者自身でも使用することができる。
この発明の実施形態の発毛・発育促進装置を用いて、薄毛の30歳代の2人の男性甲、乙について施術した場合の結果を図14〜図17に基づき説明する。使用した装置は、図9に示す発毛・育毛促進装置8で、図5に示す基盤3が円形でU型圧接杆2の列を水平方向に直角に交わるように配置したものに、取付台座7を介して振動発生装置6を固定したものである。これを施術者として本願発明者が秘密を保持することを前提にして被施術者甲及び乙の2人に6カ月間日時を変えてほぼ並行して同時に継続して施術した。振動発生装置6は、100Vで作動する振動変位が2mmで振動数が3600VPMの装置を用いた。1回につき施術に要した時間は各回毎に約30分であった。
(ケース1)
このような施術を男性甲には、1カ月毎に1回と2回を交互に合計9回繰り返しで行った。その結果、図14に示すように施術前の後頭部の頭皮には殆ど毛が生えていなかったが、6カ月経過後には、図15に示すように、濃い毛が生え出して来て、施術効果が確認できた。
(ケース2)
男性乙には、定期的に月初めと中旬に毎月2回施術を行った。その結果、図16に示す施術前の後頭部の薄毛が、6カ月後には、図17に示すように、黒色で毛根が皮膚にしっかりと根付いた毛が後頭部全体に生え出して来て、施術効果が確認できた。
(ケース3)
図示していないが、図8に示す手把部5を具備した実施形態の発毛・育毛促進器具1を用いて、50歳代の女性丙は入浴の都度およそ2日に一度の頻度で約10分間の施術を自分自身で頭部の薄毛の部位にシャンプーを兼ねて圧接しつつ継続使用したところ、4カ月後には毛の根元がしっかりした黒い毛が生え出して来て、効果を確認できた。
この発明は、頭部の薄毛や脱毛に悩む人々にとって朗報となる発明であって、今後発毛・育毛促進器具の根幹となる発明と期待される。また、本発明の発毛・育毛器具・装置は自身一人でも発毛・育毛を促すことが出来、それに伴う需要の増大により器具・装置の生産活動並びにこれら器具・装置を用いて他人に施術するサービス業の活性化により、さらなる産業の発展が見込まれる。
1 発毛・育毛促進器具
2 U型圧接杆
2a 円弧先端部
3 基盤
4 圧接面
5 手把部
6 振動発生装置
7 取付台座
8 発毛・育毛促進装置
P 使用者
この発明の発毛・育毛促進装置は、細線状部材で略U字型に形成したU型圧接杆の開放側の両端部を円弧先端部が上方を向くようにして基盤に垂直方向に多数固定した発毛・育毛促進器具において、前記開放側の両端部が同方向に一列に並んだ複数のU型圧接杆の間に向きを変えた別の一列のU型圧接杆を交差して介在させて多数のU型圧接杆を基盤に配列固定した、ことを特徴とする発毛・育毛促進器具、としたことにある。
前記向きを変えた方向が直角方向であることにある。
前記発毛・育毛促進器具の基盤に振動を加えるための振動発生装置が付随されている発毛・育毛促進装置としたことにある。
開放側の両端部が同方向に一列に並んだ複数のU型圧接杆の間に向きを変えた別の一列のU型圧接杆を交差して介在させて多数のU型圧接杆を基盤に配列固定した場合には、圧接時に基盤をどの方向に移動させてもU型圧接杆の円弧先端部と頭皮との接触方向が変わるために頭皮に与える刺激が大きくなり、発毛・育毛効果が向上する。とくに、二列のU型圧接杆の交差が直角の場合には、皮膚層の浮かび上がりとこの浮かび上がった皮膚層の押さえ込みが生じて皮膚層と脂肪細胞層とのこびりつきを効率よく剥がすことが出来る。
この発明の発毛・育毛促進装置は、細線状部材で略U字型に形成したU型圧接杆の開放側の両端部を円弧先端部が上方を向くようにして基盤に垂直方向に複数固定した発毛・育毛促進器具において、前記開放側の両端部が同方向に一列に並んだ複数のU型圧接杆の間に向きを変えた別の一列のU型圧接杆を交差して介在させて複数のU型圧接杆を基盤に配列固定した、ことを特徴とする発毛・育毛促進器具、としたことにある。
前記向きを変えた方向が直角方向であることにある。
前記発毛・育毛促進器具の基盤に振動を加えるための振動発生装置が付随されている発毛・育毛促進装置としたことにある。
開放側の両端部が同方向に一列に並んだ複数のU型圧接杆の間に向きを変えた別の一列のU型圧接杆を交差して介在させて複数のU型圧接杆を基盤に配列固定した場合には、圧接時に基盤をどの方向に移動させてもU型圧接杆の円弧先端部と頭皮との接触方向が変わるために頭皮に与える刺激が大きくなり、発毛・育毛効果が向上する。とくに、二列のU型圧接杆の交差が直角の場合には、皮膚層の浮かび上がりとこの浮かび上がった皮膚層の押さえ込みが生じて皮膚層と脂肪細胞層とのこびりつきを効率よく剥がすことが出来る。

Claims (10)

  1. 細線状部材で略U字型に形成したU型圧接杆の開放側の両端部を円弧先端部が上方を向くようにして基盤に垂直方向に多数固定したことを特徴とする発毛・育毛促進器具。
  2. 前記細線状部材が金属製部材であることを特徴とする請求項1に記載の発毛・育毛促進器具。
  3. 前記細線状部材が硬質合成樹脂部材であることを特徴とする請求項1に記載の発毛・育毛促進器具。
  4. 前記U型圧接杆の円弧先端部の先端の集合からなる圧接面が全体として略平面状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に発毛・育毛促進器具。
  5. 前記U型圧接杆の円弧先端部の先端の集合からなる圧接面が全体として凹曲面状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発毛・育毛促進器具。
  6. 前記U型圧接杆の少なくとも1つが水平方向に向きを変えて基盤に固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発毛・育毛促進器具。
  7. 前記U型圧接杆が同方向に一列に整列して基盤に固定され、この同方向の一列に隣接する他の一列が水平方向に向きを変えて整列して基盤に固定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発毛・育毛促進器具。
  8. 前記同方向の一列に隣接する他の一列の水平方向の向きが直角であることを特徴とする請求項7に記載の発毛・育毛促進器具。
  9. 前記基盤に手把部を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発毛・育毛促進器具。
  10. 前記基盤に振動を加える振動発生装置を付随したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発毛・育毛促進装置。
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