JP2021013090A - 画像処理装置、データ保存システムおよびデータ保存方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影装置により撮影された映像に基づく画像データを、撮影装置を含む複数の装置により保存することで、一方の装置の画像データが消失した場合でも他方の画像データにより撮影情報を再生可能とした画像処理装置等を提供する。【解決手段】制御部と記憶部とを有するカメラと、制御部(200)と記憶部(270)とを有する画像処理装置(20)とを用いる画像処理装置であって、カメラは、撮影した映像を第1画像データとして記憶部へ保存し、画像処理装置(20)は、カメラから前記第1画像データを取得して、第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データ(271)として記憶部(270)へ保存することを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、撮影装置と通信接続が可能な画像処理装置等に関する。
近年、ネットワークカメラ(IPカメラ)や、Webカメラの利用が進んでいる。また、ネットワークカメラを監視カメラとして利用して、その撮影データに基づき、監視対象の装置周辺に変化が生じたかどうかを監視するようにした技術が知られている。
例えば、撮影装置としてデジタルムービーカメラにより撮影された映像に基づき、撮影データ(画像内容)が共通し、かつ画質が異なる複数の動画像ファイルを生成する際に、これらの動画像ファイルを編集する場合に、複数の動画像ファイルのうち何れかの動画像ファイルに対して編集した内容を、その他の動画像ファイルに反映することで、ユーザの利便性が向上するようにした技術が開示されている(特許文献1を参照。)。
しかし、特許文献1に記載された技術では、画質が異なる複数の動画像ファイルは同一の記憶装置に保存される為に、その記憶装置に障害が発生した場合は、保存されている複数の動画像ファイルはともに消失してしまうという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、撮影装置により撮影された映像に基づく画像データを、撮影装置を含む複数の装置により保存することで、一方の装置の画像データが消失した場合でも他方の画像データにより撮影情報を再生可能とした画像処理装置等を提供することを目的とする。
本発明は、制御部と記憶部とを有し、外部の撮影装置(例えば、ネットワークカメラ等)と通信接続が可能な画像処理装置(例えば、MFP(複合機)等)であって、前記制御部により、前記撮影装置が撮影した映像を第1画像データ(高画質画像データ)として前記撮影装置から取得して、前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データ(低画質画像データ)として前記記憶部へ保存することを特徴とするものである。
また、本発明は、制御部と記憶部とを有する撮影装置と、制御部と記憶部とを有する画像処理装置とを用いるデータ保存システムであって、前記撮影装置では、撮影した映像を第1画像データとして記憶部へ保存し、前記画像処理装置では、前記撮影装置から前記第1画像データを取得して、前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして記憶部へ保存することを特徴とするものである。
また、本発明は、制御部と記憶部とを有し、外部の撮影装置と通信接続が可能な画像処理装置のデータ保存方法であって、前記撮影装置が撮影した映像を第1画像データとして前記撮影装置から取得する工程と、前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして前記記憶部へ保存する工程と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、撮影装置と、画像処理装置とを用いて画像データを保存するデータ保存方法であって、前記撮影装置が撮影した映像を、第1画像データとして前記撮影装置に保存する工程と、前記撮影装置から前記第1画像データを取得する工程と、前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして前記画像処理装置に保存する工程と、を備えることを特徴とするものである。
本発明の画像処理装置等によれば、制御部と記憶部とを有し、外部の撮影装置と通信接続が可能であって、前記制御部により、前記撮影装置が撮影した映像を第1画像データとして前記撮影装置から取得して、前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画像の第2画像データとして前記記憶部へ保存するようにしたことで、前記撮影装置により撮影された撮影情報を、前記撮影装置と前記画像処理装置とを含む複数の装置により保存することで、何れかの装置の画像データが消失した場合でも画像データを再生することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係るデータ保存システムの構成を示す説明図、図2はデータ保存システムの一部を構成するカメラの構成を示すブロック図、図3はデータ保存システムの一部を構成する画像処理装置の構成を示すブロック図、図4はデータ保存システムの一部を構成する端末装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係るデータ保存システムの構成を示す説明図、図2はデータ保存システムの一部を構成するカメラの構成を示すブロック図、図3はデータ保存システムの一部を構成する画像処理装置の構成を示すブロック図、図4はデータ保存システムの一部を構成する端末装置の構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係るデータ保存システム1は、図1に示すように、撮影装置としてのカメラ10と、画像処理装置20と、端末装置30とが、ネットワークNWを介して接続されて構成される。ネットワークNWとしては、LAN(Local Area Network)が想定されるが、LANの代わりに他の通信可能な手段(例えば、LTE(Long Term Evolution)/5G等の外部ネットワークを介したインターネット網)によって接続されてもよい。
データ保存システム1では、カメラ10は、撮影した映像を高画質の第1画像データとして保存し、画像処理装置20は、カメラ10から第1画像データを取得して、第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして保存することを特徴としている。
第1実施形態では、第1画像データは、高画質で高フレームレートの高画質画像データである。第2画像データは、低画質で低フレームレートの低画質画像データである。
カメラ10は、ネットワークに接続され、撮影した映像を映像データとして記憶することが可能な装置であり、いわゆるIPカメラと呼ばれる装置である。
画像処理装置20は、画像形成装置として機能するものであり、外部から入力される画像データを記録用紙等に画像を形成したりすることで、画像を出力する装置であり、いわゆる複合機やMFP(Multi function Printer)と呼ばれる装置である。
端末装置30は、利用者によって操作される情報処理装置である。端末装置30は、PC(Personal Computer)、スマートフォンや、タブレット、といった装置によって構成される。
画像処理装置20は、画像形成装置として機能するものであり、外部から入力される画像データを記録用紙等に画像を形成したりすることで、画像を出力する装置であり、いわゆる複合機やMFP(Multi function Printer)と呼ばれる装置である。
端末装置30は、利用者によって操作される情報処理装置である。端末装置30は、PC(Personal Computer)、スマートフォンや、タブレット、といった装置によって構成される。
図1に示すように、ネットワークNWには、複数のカメラ10(第1カメラ10a、第2カメラ10b)が接続されてもよい。この場合は、カメラ10毎に、それぞれ映像データが出力される。なお、端末装置30も、ネットワークNWに複数接続されてもよい。
(カメラの構成)
カメラ10は、図2に示すように、主に、制御部100と、画像入力部110と、音声入力部120と、通信部130と、記憶部140とを備えて構成されている。
カメラ10は、図2に示すように、主に、制御部100と、画像入力部110と、音声入力部120と、通信部130と、記憶部140とを備えて構成されている。
第1実施形態では、カメラ10は、撮影した映像を内蔵された記憶部140に常時、または、スケジュール設定に基づいて保存するようにされている。
制御部100は、カメラ10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central Processing Unit))等により構成されている。
画像入力部110は、カメラといった画像入力装置によって構成され、画像入力装置によって入力された画像を制御部100に出力する機能部である。また、音声入力部120は、マイクといった音声入力装置によって構成され、音声入力装置によって入力された音声を制御部100に出力する機能部である。制御部100は、画像入力部110から出力される画像と音声入力部120から出力される音声とに基づき、映像データを生成する。
通信部130は、カメラ10が外部の装置と通信を行うための機能部である。例えば、無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、LTE(Long Term Evolution)/LTE−A(LTE-Advanced)/LAA(License-Assisted Access using LTE)/5G回線に接続可能な通信モジュールにより構成される。
記憶部140は、カメラ10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部140は、カメラ10に対して取り外し可能で、小型の記憶媒体で構成されてもよいし、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成されてもよい。
第1実施形態では、記憶部140は、カメラ10により撮影された映像データに基づく第1画像データ141が保存される。制御部100は、第1画像データ141を高画質で高フレームレートの高画質画像データとして記憶部140に保存する。
(画像処理装置の構成)
画像処理装置20は、図3に示すように、主に、制御部200と、画像入力部210と、画像形成部220と、表示部230と、操作入力部240と、通信部250と、記憶部270とを備えて構成される。
画像処理装置20は、図3に示すように、主に、制御部200と、画像入力部210と、画像形成部220と、表示部230と、操作入力部240と、通信部250と、記憶部270とを備えて構成される。
第1実施形態では、画像処理装置20は、カメラ10から定期的に撮影された映像を記憶部270に保存するようにされている。
制御部200は、画像処理装置20の全体を制御するための機能部である。制御部200は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、1又は複数の演算装置(CPU)等により構成される。
第1実施形態では、制御部200は、画像データを解析して、イベントが発生したか否かを判定し、解析結果を出力する機能を備えることを特徴とする。また、制御部200は、画像データや音声データに対するフィルタ処理(例えば、画像データの鮮鋭化や色調変化、音声データの特定の周波数成分音量の逓減化)を行ってもよい。
画像入力部210は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する機能部である。例えば、画像入力部210は、CCD(Charge Coupled Device)等の光学情報を電気信号に変換するデバイスを備えたスキャナ装置等により構成される。なお、画像入力部210は、USBメモリや、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の記憶媒体、通信部250を介して他の端末から画像データを入力(受信)してもよい。
画像形成部220は、画像データを記録媒体(例えば記録用紙)に形成する機能部である。例えば、画像形成部220は、給紙トレイから給紙された記録用紙の表面に画像を形成し、排紙トレイから排紙する。画像形成部220は、例えば電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成される。
表示部230は、利用者に各種情報を表示するための機能部であり、例えばLCD(Liquid crystal display)等により構成される。また、操作入力部240は、利用者による操作指示を受け付けるための機能部であり、各種キースイッチや、接触による入力を検出する装置等により構成される。画像処理装置20の利用者は、操作入力部240を介して、使用する機能や出力条件を入力する。なお、画像処理装置20は、表示部230と、操作入力部240とが一体に形成されるタッチパネルを備えてもよい。この場合において、タッチパネルの入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。
通信部250は、画像処理装置20が外部の装置と通信を行うための機能部である。例えば、無線LANで利用されるNICや、LTE/LTE−A/LAA/5G回線に接続可能な通信モジュールにより構成される。
記憶部270は、画像処理装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部270は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成される。
第1実施形態では、記憶部270は、カメラ10に保存された第1画像データ141に基づき生成された第2画像データ271と、第2画像データ271に基づく解析結果ファイル(解析結果)272が保存される。
制御部200は、第2画像データ271を第1画像データ141よりも低画質で低フレームレートの低画質画像データとして生成して、記憶部270に保存する。
また、制御部200は、第2画像データ271の解析結果を解析結果ファイル272として記憶部270に保存する。
さらに、制御部200は、カメラ10側の第1画像データ141と画像処理装置20側の第2画像データ271と解析結果ファイル272とを関連付けて、解析結果ファイル272に基づき、第1画像データ141と第2画像データ271とを再生可能に制御することを特徴としている。
(端末装置の構成)
端末装置30は、図4に示すように、主に、制御部300と、表示部310と、操作入力部320と、通信部330と、記憶部340とを備えて構成される。
端末装置30は、図4に示すように、主に、制御部300と、表示部310と、操作入力部320と、通信部330と、記憶部340とを備えて構成される。
制御部300は、端末装置30の全体を制御するための機能部である。制御部300は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、1又は複数の演算装置(CPU)等により構成される。
表示部310は、各種情報を表示するための機能部であり、例えば、LCDや、有機ELディスプレイといった装置で構成される。また、操作入力部320は、利用者からの操作入力を受け付けるための機能部であり、例えば、キーボード、マウス等といった外部入力装置で構成される。なお、端末装置30が、スマートフォンやタブレットといった装置であれば、表示部310と、操作入力部320とを一体にタッチパネルとして構成してもよい。
通信部330は、端末装置30が外部の装置と通信を行うための機能部である。例えば、無線LANで利用されるNICや、LTE/LTE−A/LAA/5G回線に接続可能な通信モジュールにより構成される。
記憶部340は、端末装置30の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部340は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成される。
第1実施形態では、端末装置30は、画像処理装置20の記憶部270に保存された解析結果ファイル272に基づいて、例えば、動体検知発生箇所をユーザに提示し、その発生箇所を選択することで、関連する画像処理装置20内の記憶部270に保存された第2画像データ271に基づく映像を再生する。
また、端末装置30は、画像処理装置20内の記憶部270に保存された解析結果ファイル272に基づいて、例えば、動体検知発生箇所をユーザに提示し、その発生箇所を選択することで、関連するカメラ10に保存された第1画像データ141に基づく映像を再生する。
(画像データの解析処理)
次に、第1実施形態に係るデータ保存システム1における、カメラ10、画像処理装置20、端末装置30の処理の流れについて説明する。
図5は第1実施形態に係るデータ保存システムにおける撮影データの画像データ解析処理の一例を示すフローチャートである。
次に、第1実施形態に係るデータ保存システム1における、カメラ10、画像処理装置20、端末装置30の処理の流れについて説明する。
図5は第1実施形態に係るデータ保存システムにおける撮影データの画像データ解析処理の一例を示すフローチャートである。
まず、データ保存システム1において、カメラ10により撮影された映像の解析処理と、映像に基づく画像データの保存処理について説明する。
データ保存システム1において、カメラ10により撮影した映像が入力されると、図5に示すように、カメラ10において、カメラ10により撮影された映像に基づき、高画質で高フレームレートの高画質画像データである第1画像データ141が記憶部140に保存される(ステップS101)。
そして、画像処理装置20において、カメラ10から第1画像データ141を取得する(ステップS103)。そして、第1画像データ141に基づき、低画質で低フレームレートの低画質画像データである第2画像データ271が記憶部270に保存される(ステップS105)。
そして、画像処理装置20において、制御部200で第2画像データ271の解析処理を実行して、解析結果である解析結果ファイル272を記憶部270に保存する(ステップS107)。このようにして、画像処理装置20において、カメラ10により撮影した映像に基づく第2画像データの解析処理が終了する。
第1実施形態では、データ保存システム1は、第2画像データ271の解析結果ファイル272に基づいて、カメラ10側、画像処理装置20側の何れの画像データに対しても再生処理を可能にしている。
(画像データの解析処理)
ここで、画像処理装置20における画像データの解析処理について説明する。
図6は第1実施形態に係るデータ保存システムの画像処理装置における画像データの解析処理の一例を示すフローチャートである。
ここで、画像処理装置20における画像データの解析処理について説明する。
図6は第1実施形態に係るデータ保存システムの画像処理装置における画像データの解析処理の一例を示すフローチャートである。
データ保存システム1の画像処理装置20において、画像データの解析処理を行う場合は、図6に示すように、まず、画像データの先頭フレームより数フレームの画素単位の平均値を算出して背景画像を生成する(ステップS201)。
そして、入力画像と背景画像との画素毎の差分を計算する(ステップS203)。そして、画素毎の差分の絶対値が閾値以上であるか否かが判定される(ステップS205)。
ステップS205において、画素毎の差分の絶対値が閾値以上であると判定された場合は、判定される画素は移動物体画素(1)に設定して(ステップS207)、ステップS211に進む。
一方、ステップS205において、画素毎の差分の絶対値が閾値以上ではないと判定された場合は、判定される画素は背景画素(0)に設定して(ステップS209)、ステップS211に進む。
ステップS211では、移動物体画素に対するラベリング処理により移動物体領域を抽出する。そして、面積が閾値以上の移動物体領域が存在するか否かが判定される(ステップS213)。
ステップS213において、面積が閾値以上の移動物体領域が存在すると判定された場合は、移動物体有りと判定して(ステップS215)、解析結果を保存する(ステップS219)。
一方、ステップS213において、面積が閾値以上の移動物体領域が存在しないと判定された場合は、移動物体無しと判定して(ステップS217)、解析結果を保存する(ステップS219)。
そして、次のフレームが存在するか否かが判断される(ステップS221)。ステップS221において、次のフレームが存在すると判断された場合は、ステップS203に戻り、画素毎の差分の計算が繰り返される。一方、ステップS221において、次のフレームが存在しないと判断された場合は、解析結果をファイル出力して(ステップS223)、画像データの解析処理は終了する。
(画像データの解析結果の表示)
次に、画像処理装置20における画像データの解析処理による解析結果について説明する。
図7は第1実施形態に係るデータ保存システムの画像処理装置における画像データの解析結果を示す解析結果ファイルの内容を表示する一例を示す説明図、図8は解析結果ファイルの動体検知フレーム情報の内容を表示する一例を示す説明図である。
次に、画像処理装置20における画像データの解析処理による解析結果について説明する。
図7は第1実施形態に係るデータ保存システムの画像処理装置における画像データの解析結果を示す解析結果ファイルの内容を表示する一例を示す説明図、図8は解析結果ファイルの動体検知フレーム情報の内容を表示する一例を示す説明図である。
画像処理装置20における画像データの解析処理による解析結果は、解析結果ファイル272として画像処理装置20の記憶部270に保存される。
解析結果ファイル272は、図7に示すように、画像データ単位で画像データ情報を有している。画像データ情報は、カメラID設定2721、動体検知対象画像ファイル名2722、動体検知対象画像ファイル開始時刻2723、動体検知対象画像ファイル終了時刻2724、フレーム時間の単位情報2725、動体検知フレーム情報2726、動体検知フレーム数2727、動画ファイル内の総フレーム数2728、動体検知矩形数2729、動体検知対象画像ファイル時間(秒)2730、動体検知対象画像ファイルのフレームレート2731、動体検知対象画像ファイルの横方向サイズ2732、動体検知対象画像ファイルの縦方向サイズ2733、を有している。
例えば、動体検知フレーム情報2726は、図8に示すように、位置動体検知フレーム2741,2742毎に、ファイル先頭からの動体検知フレームの時間情報2751、ファイル先頭からの動体検知フレーム位置2752、フレーム内の検知領域数2753、フレーム内の検知領域2754、を有している。
(画像データのフォルダ構成)
次に、データ保存システム1のカメラ10および画像処理装置20に保存される画像データのフォルダ構成について説明する。
図9は第1実施形態に係るデータ保存システムのカメラ側に保存される画像データのフォルダ構成の一例を示す説明図、図10はデータ保存システムの画像処理装置側に保存される画像データのフォルダ構成の一例を示す説明図である。
次に、データ保存システム1のカメラ10および画像処理装置20に保存される画像データのフォルダ構成について説明する。
図9は第1実施形態に係るデータ保存システムのカメラ側に保存される画像データのフォルダ構成の一例を示す説明図、図10はデータ保存システムの画像処理装置側に保存される画像データのフォルダ構成の一例を示す説明図である。
データ保存システム1のカメラ10の記憶部140に保存される第1画像データのファイルをファイルD1(D11,D12)、画像処理装置20の記憶部270に保存される第2画像データのファイルをファイルD2(D21,D22)、画像処理装置20の記憶部270に保存される第2画像データの解析結果ファイルをファイルF2(F21,F22)とする。
以下に、それぞれの画像データのフォルダ構成について説明する。
記憶部140に保存される第1画像データのファイルをファイルD1(D11,D12)と、記憶部270に保存される第2画像データのファイルをファイルD2(D21,D22)とは、図9,図10に示すように、同じフォルダ構成であって、同じファイル名で保存される。ここでは、フォルダ名は、例えば、年(Y)、月(M)、日(D)、時(h)、分(m)、秒(s)に基づいて付されている。
記憶部140に保存される第1画像データのファイルをファイルD1(D11,D12)と、記憶部270に保存される第2画像データのファイルをファイルD2(D21,D22)とは、図9,図10に示すように、同じフォルダ構成であって、同じファイル名で保存される。ここでは、フォルダ名は、例えば、年(Y)、月(M)、日(D)、時(h)、分(m)、秒(s)に基づいて付されている。
また、画像処理装置20の記憶部270に保存される第2画像データの解析結果ファイルをファイルF2(F21,F22)は、図10に示すように、第2画像データのファイルD2(D21,D22)と同じファイル名で保存される。
これにより、第1画像データのファイルD1、第2画像データのファイルD2および第2画像データの解析結果のファイルF2は、同じファイル名とすることでそれぞれが関連付けられている。
また、カメラ10に対応する画像処理装置20が識別できるように、画像処理装置20においては、録画パスP2には、複数のカメラを区別するために、例えば、ホスト名、IPアドレスが付されている。
(画像データの再生処理)
次に、データ保存システム1において、カメラ10および画像処理装置20に保存された画像データに基づく再生処理について説明する。
図11は第1実施形態に係るデータ保存システムにおける再生処理の一例を示すフローチャートである。
次に、データ保存システム1において、カメラ10および画像処理装置20に保存された画像データに基づく再生処理について説明する。
図11は第1実施形態に係るデータ保存システムにおける再生処理の一例を示すフローチャートである。
データ保存システム1において、カメラ10により撮影された映像を再生する場合は、図11に示すように、画像処理装置20において、再生画像を通常再生(低画質)で再生するか否かが判定される(ステップS301)。
ステップS301において、再生画像が通常再生(低画質)で再生すると判定された場合は、画像処理装置20に保存された第2画像データと解析結果に基づいて、低画質、低フレームレートで再生される(ステップS303)。
一方、ステップS301において、再生画像が通常再生(低画質)で再生しない(高画質で再生)と判定された場合は、カメラ10に保存された第1画像データと解析結果に基づいて、高画質、高フレームレートで再生される(ステップS305)。
そして、画像再生が終了したか否かが判断される(ステップS307)。ステップS307において、画像再生が終了していないと判断された場合は、ステップS301に戻り、画像再生が繰り返される。
一方、ステップS307において、画像再生が終了したと判断された場合は、画像の再生処理は終了する。
(画像処理装置の表示部の表示画面の構成)
ここで、データ保存システム1の画像処理装置20において、再生処理が行われるときの表示部230の表示画面について説明する。
図12は第1実施形態に係るデータ保存システムの画像処理装置の表示部における再生処理時の表示画面の一例を示す説明図である。
ここで、データ保存システム1の画像処理装置20において、再生処理が行われるときの表示部230の表示画面について説明する。
図12は第1実施形態に係るデータ保存システムの画像処理装置の表示部における再生処理時の表示画面の一例を示す説明図である。
画像処理装置20の表示部230において画像再生を行う場合には、図12に示すように、表示部230の表示画面231には、動画が再生される動画再生画面232と、動画の再生状態(進行状態)を示すいわゆるタイムラインバー233が表示される。
タイムラインバー233は、画像データ(ここでは、第1画像データ)と解析結果ファイルに基づき生成される。
タイムラインバー233は、表示画面231の下方部で表示画面231の幅方向に沿って所定の長さで表示される。タイムラインバー233の幅方向の一端部の位置を再生開始位置233Sとし、他端部の位置を再生終了位置233Eとしている。
また、タイムラインバー233には、動画の進行状態に応じて移動する再生位置233Pが表示される。
第1実施形態では、タイムラインバー233上に、画像データの解析処理の解析結果に基づき、動体が検知された動体検知位置233A1,233A2,233A3が重ねて表示される。このように、タイムラインバー233に、動体検知位置を表示することで、ユーザは再生する画像データには動体が検知されていることが容易に確認することができる。そして、ユーザは動体検知位置を把握して、素早く再生することができる。
(カメラ側の画像データにおける動体検知位置の換算について)
画像処理装置20の第2画像データにおける動体検知された1フレームに対して、カメラ10側の第1画像データでは、動体検知フレーム位置1〜動体検知フレーム位置2までのフレームを動体検知位置として表示する。
画像処理装置20の第2画像データにおける動体検知された1フレームに対して、カメラ10側の第1画像データでは、動体検知フレーム位置1〜動体検知フレーム位置2までのフレームを動体検知位置として表示する。
カメラ10側の第1画像データにおける動体検知フレーム位置は、以下の式1、式2の換算式に基づいて換算される。
(式1)
(式2)
(式1)
(式2)
(画像データの再生処理について)
データ保存システム1における画像データの再生は、図12に示すように、画像処理装置20の表示部230に表示される。
データ保存システム1における画像データの再生は、図12に示すように、画像処理装置20の表示部230に表示される。
データ保存システム1においては、通常再生を行う場合は、画像処理装置20の記憶部270に保存された低画質で低フレームレートの第2画像データ271と解析結果ファイル272とに基づいて画像再生が行われる。
高画質再生を行う場合は、カメラ10の記憶部140に保存された高画質で高フレームレートの第1画像データ141と画像処理装置20の記憶部270に保存された解析結果ファイル272とに基づいて画像再生が行われる。
なお、画像データの再生は、端末装置30に、第1画像データ141と第2画像データ271と解析結果ファイル272とを関連付けて画像データを再生する機能を備えることで、端末装置30の表示部310に、解析結果ファイル272に基づき、第1画像データ141、第2画像データ271の何れの画像データに基づく画像を再生することも可能である。
(実施例1)
実施例1では、画像処理装置20または端末装置30において画像再生を行う際に、第2画像データ271に対する動体検知の結果が無い時間帯では、画像処理装置20に保存された第2画像データ271に基づいて低画質、低フレームレートで画像再生を行う。第2画像データ271に対する動体検知の結果が有る時間帯では、カメラ10に保存された第1画像データ141に基づいて高画質、高フレームレートで画像再生を行う。
実施例1では、画像処理装置20または端末装置30において画像再生を行う際に、第2画像データ271に対する動体検知の結果が無い時間帯では、画像処理装置20に保存された第2画像データ271に基づいて低画質、低フレームレートで画像再生を行う。第2画像データ271に対する動体検知の結果が有る時間帯では、カメラ10に保存された第1画像データ141に基づいて高画質、高フレームレートで画像再生を行う。
(実施例2)
実施例2では、画像処理装置20または端末装置30において画像再生を行う際に、第2画像データ271に対する動体検知の結果が無い時間帯では、画像処理装置20に保存された第2画像データ271に基づいて低画質、低フレームレートで早送り再生を行う。第2画像データ271に対する動体検知の結果が有る時間帯では、カメラ10に保存された第1画像データ141に基づいて高画質、高フレームレートで通常の画像再生を行う。
実施例2では、画像処理装置20または端末装置30において画像再生を行う際に、第2画像データ271に対する動体検知の結果が無い時間帯では、画像処理装置20に保存された第2画像データ271に基づいて低画質、低フレームレートで早送り再生を行う。第2画像データ271に対する動体検知の結果が有る時間帯では、カメラ10に保存された第1画像データ141に基づいて高画質、高フレームレートで通常の画像再生を行う。
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、撮影装置としてのカメラ10と、画像処理装置20とを用いるデータ保存システム1であって、カメラ10側に、撮影した映像を高画質画像データの第1画像データ141として保存し、画像処理装置20側に、カメラ10から第1画像データ141を取得して、第1画像データ141の画質よりも低い画質の第2画像データ271として保存するようにしたので、第1画像データ141および第2画像データ271の何れの画像データに基づいても画像再生を行うことができる。これにより、第1画像データ141および第2画像データ271の何れか一方の画像データを消失した場合でも、他方の画像データに基づいて画像再生を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。
第2実施形態は、データ保存システム1において、カメラ側に第1画像データを保存して、画像処理装置20側に第2画像データを保存した状態から、カメラ側に保存した第1画像データを消失した場合は、画像処理装置20側の第2画像データ271に基づき、カメラ10側へ保存する画像データを復元することを特徴とするものである。
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。
第2実施形態は、データ保存システム1において、カメラ側に第1画像データを保存して、画像処理装置20側に第2画像データを保存した状態から、カメラ側に保存した第1画像データを消失した場合は、画像処理装置20側の第2画像データ271に基づき、カメラ10側へ保存する画像データを復元することを特徴とするものである。
図13は第2実施形態に係るデータ保存システムにおいて消失したカメラ側の第1画像データの復元処理の一例を示すフローチャート、図14はデータ保存システムにおける画像データの復元可能時間の設定の一例を示すフローチャートである。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同一の機能を有する構成については、同一の番号を付して説明を省略する。
(カメラ側の消失した画像データの復元処理)
第2実施形態では、データ保存システム1において、カメラ10側に保存した第1画像データ141を消失した場合は、画像処理装置20側の第2画像データ271に基づきカメラ10側へ保存する画像データを復元する。以下、画像データの復元処理をフローチャートに沿って説明する。
第2実施形態では、データ保存システム1において、カメラ10側に保存した第1画像データ141を消失した場合は、画像処理装置20側の第2画像データ271に基づきカメラ10側へ保存する画像データを復元する。以下、画像データの復元処理をフローチャートに沿って説明する。
データ保存システム1において、画像データの復元処理が開始されると、図13に示すように、まず、カメラ10側の第1画像データ141を消失したか否かが判定される(ステップS401)。
ステップS401において、カメラ側の第1画像データを消失していないと判定された場合は、画像データの復元処理は終了する。一方、ステップS401において、カメラ側の第1画像データを消失したと判定された場合は、復元対象となる画像データを保存するカメラを指定する(ステップS403)。
そして、復元する画像データについて、画像データの一括復元処理を行うか否かが判定される(ステップS405)。ステップS405において、画像データの一括復元処理を行うと判定された場合は、画像データのファイルサイズにより復元可能時間を算出する(ステップS409)。
一方、ステップS405において、画像データの一括復元処理を行わないと判定された場合は、復元する時間帯を指定して(ステップS407)、画像データのファイルサイズにより復元可能時間を算出する(ステップS409)。
そして、復元設定された時間帯の画像処理装置20側の第2画像データを低画質で低フレームレートの画像データとしてカメラ側の記憶部にコピー処理を行う(ステップS411)。そして、ステップS401に戻り、画像データの消失の判定が繰り返される。
このようにして、画像処理装置20において、カメラ側で消失した画像データの復元処理が行われる。
このようにして、画像処理装置20において、カメラ側で消失した画像データの復元処理が行われる。
(消失した画像データの復元時間の算出)
ここで、消失した画像データのファイルサイズによる復元可能時間の算出処理について説明する。
ここで、消失した画像データのファイルサイズによる復元可能時間の算出処理について説明する。
消失した画像データの復元可能時間の算出は、図14に示すように、まず、カメラ側の記憶部の画像データを保存する保存可能領域のサイズを取得する(ステップS501)。そして、指定時間帯における画像処理装置20側の第2画像データのファイルサイズを取得する(ステップS503)。なお、消失した画像データの一括復元処理時間は、対象カメラの全画像データのファイルサイズを処理する時間となる。
そして、取得したファイルサイズが画像データを保存する保存可能領域のサイズ以下か否かが判定される(ステップS505)。ステップS505において、取得したファイルサイズが画像データを保存可能領域のサイズ以下であると判定された場合は、復元時間を算出して、復元時間を設定する(ステップS509)。
一方、ステップS505において、取得したファイルサイズが画像データを保存する保存可能領域のサイズ以下ではないと判定された場合は、ユーザに復元時間帯の再指定を要求する(ステップS507)。そして、ステップS503に戻り、再指定した復元時間帯の画像データのファイルサイズを取得する。このようにして、ファイルサイズに応じた復元可能時間を算出する処理を進める。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、データ保存システム1において、カメラ側に保存した第1画像データを消失した場合であっても、画像処理装置20側の第2画像データに基づき、カメラ10側へ保存する画像データを復元するようにしたので、低画質で低フレームレートの画像データに基づき、指定時間帯の画像データの復元処理を行ったり、画像データを一括して復元処理を行ったりすることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図面を参照して説明する。
第3実施形態は、データ保存システム1において、カメラ側に第1画像データを保存して、画像処理装置20側に第2画像データを保存した状態から、画像処理装置20側に保存した第2画像データを消失した場合は、カメラ側の第1画像データ141に基づき、画像処理装置20側へ保存する画像データを復元することを特徴とするものである。
次に、第3実施形態について図面を参照して説明する。
第3実施形態は、データ保存システム1において、カメラ側に第1画像データを保存して、画像処理装置20側に第2画像データを保存した状態から、画像処理装置20側に保存した第2画像データを消失した場合は、カメラ側の第1画像データ141に基づき、画像処理装置20側へ保存する画像データを復元することを特徴とするものである。
図15は第3実施形態に係るデータ保存システムにおいて消失した画像処理装置側の画像データの復元処理の一例を示すフローチャート、図16は前記データ保存システムにおける画像データの想定復元可能時間の設定の一例を示すフローチャートである。
(画像処理装置側の消失した画像データの復元処理)
第3実施形態では、データ保存システム1において、画像処理装置20側に保存した第2画像データ271を消失した場合は、カメラ10側の第1画像データ141に基づき画像処理装置20側へ保存する画像データを復元する。以下、画像データの復元処理をフローチャートに沿って説明する。
第3実施形態では、データ保存システム1において、画像処理装置20側に保存した第2画像データ271を消失した場合は、カメラ10側の第1画像データ141に基づき画像処理装置20側へ保存する画像データを復元する。以下、画像データの復元処理をフローチャートに沿って説明する。
データ保存システム1において、画像データの復元処理が開始されると、図15に示すように、まず、画像処理装置20側の第2画像データ271を消失したか否かが判定される(ステップS601)。
ステップS601において、画像処理装置20側の第2画像データを消失していないと判定された場合は、画像データの復元処理は終了する。一方、ステップS601において、画像処理装置20側の第2画像データを消失したと判定された場合は、復元する画像データについて、画像データの一括復元処理を行うか否かが判定される(ステップS603)。ステップS603において、画像データの一括復元処理を行うと判定された場合は、画像データのファイルサイズにより想定される復元可能時間を算出する(ステップS607)。
一方、ステップS603において、画像データの一括復元処理を行わないと判定された場合は、復元する時間帯を指定して(ステップS605)、画像データのファイルサイズにより想定される復元可能時間を算出する(ステップS607)。
そして、復元設定されたカメラ10と時間帯のカメラ10側の第1画像データを取得する(ステップS609)。そして、低画質で低フレームレートの画像データとして画像処理装置20側に第2画像データを生成して、記憶部に保存する(ステップS611)。
そして、第2画像データに対して解析処理を実行して、その解析結果を記憶部に保存する(ステップS613)。そして、ステップS601に戻り、画像データの消失の判定が繰り返される。
このようにして、画像処理装置20において、画像処理装置20側で消失した第2画像データの復元処理が行われる。
このようにして、画像処理装置20において、画像処理装置20側で消失した第2画像データの復元処理が行われる。
(消失した画像データの復元時間の算出)
ここで、消失した画像データのファイルサイズによる復元可能時間の算出処理について説明する。
ここで、消失した画像データのファイルサイズによる復元可能時間の算出処理について説明する。
消失した画像データの復元可能時間の算出は、図16に示すように、まず、画像処理装置20側の記憶部の画像データを保存する保存可能領域のサイズを取得する(ステップS701)。そして、指定時間帯における画像処理装置20側の第2画像データの想定ファイルサイズを算出する(ステップS703)。なお、消失した画像データの一括復元処理時間は、対象カメラ内の全画像データを対象とした場合のファイルサイズを処理する時間となる。
そして、算出した想定したファイルサイズが画像データを保存可能領域のサイズ以下か否かが判定される(ステップS705)。ステップS705において、取得したファイルサイズが画像データを保存可能領域のサイズ以下であると判定された場合は、復元時間を算出して、復元時間を設定する(ステップS709)。
一方、ステップS705において、取得したファイルサイズが画像データを保存可能領域のサイズ以下ではないと判定された場合は、ユーザに復元時間帯の再指定を要求する(ステップS707)。そして、ステップS703に戻り、再指定した復元時間帯の画像データの想定したファイルサイズを算出する。このようにして、ファイルサイズに応じた復元可能時間を算出する処理を進める。
(復元対象の画像データの想定ファイルサイズの算出)
復元対象の画像データの想定ファイルサイズは、以下の式3の演算式に基づいて算出される。
(式3)
復元対象の画像データの想定ファイルサイズは、以下の式3の演算式に基づいて算出される。
(式3)
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、データ保存システム1において、画像処理装置20側に保存した第2画像データを消失した場合であっても、カメラ10側に保存した第1画像データを取得して、第1画像データに基づき、画像処理装置20側へ保存する低画質で低フレームレートの第2画像データを生成するとともに保存して、第2画像データに対して解析処理を実行して、その解析結果を記憶部に保存するようにしたので、高画質で高フレームレートの第1画像データに基づき、指定時間帯の画像データの復元処理を行ったり、画像データを一括して復元処理を行ったりすることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について図面を参照して説明する。
第4実施形態は、データ保存システム1において、画像処理装置20の動作状況において負荷状態が高い場合は、画像処理装置20の記憶部に保存する画像データの画質を決定する要素(例えば、フレームレートや解像度)を変更して、解析処理を行うことを特徴とするものである。
次に、第4実施形態について図面を参照して説明する。
第4実施形態は、データ保存システム1において、画像処理装置20の動作状況において負荷状態が高い場合は、画像処理装置20の記憶部に保存する画像データの画質を決定する要素(例えば、フレームレートや解像度)を変更して、解析処理を行うことを特徴とするものである。
図17は第4実施形態に係るデータ保存システムにおいて画像処理装置の負荷状態に応じて画像データの解析結果を取得する処理工程の一例を示すフローチャートである。
(画像処理装置の解析負荷軽減モードによる解析処理)
第4実施形態では、データ保存システム1において、画像処理装置20の解析処理以外の動作状況に応じて、画像処理装置20の負荷状態が高い場合には、解析負荷軽減モードに移行し、解析負荷軽減モード時は、解析処理にかかる処理負荷が軽減されるように、保存する画像データの画質を決定するフレームレートや解像度を変更することを特徴としている。
第4実施形態では、データ保存システム1において、画像処理装置20の解析処理以外の動作状況に応じて、画像処理装置20の負荷状態が高い場合には、解析負荷軽減モードに移行し、解析負荷軽減モード時は、解析処理にかかる処理負荷が軽減されるように、保存する画像データの画質を決定するフレームレートや解像度を変更することを特徴としている。
以下に、画像処理装置20において、解析負荷軽減モードを用いて画像データの解析処理を行う動作フローをフローチャートに沿って説明する。
データ保存システム1において、カメラ10により撮影した映像が入力されると、図17に示すように、カメラ10において、カメラ10により撮影された映像に基づき、高画質で高フレームレートの高画質画像データである第1画像データ141が記憶部140に保存される(ステップS801)。
そして、画像処理装置20において、カメラ10から第1画像データ141を取得する(ステップS803)。そして、画像データの解析処理を解析負荷軽減モードで行うか否かが判定される(ステップS805)。
ステップS805において、画像データの解析処理を解析負荷軽減モードで行わないと判定された場合は、第1画像データ141に基づき、第2画像データ271が低画質で低フレームレートの画像データで生成されて、記憶部270に保存される(ステップS807)。
一方、ステップS805において、画像データの解析処理を解析負荷軽減モードで行うと判定された場合は、第2画像データ271は、低画質、低フレームレートでかつ低解像度の画像データで生成されて、記憶部270に保存される(ステップS809)。
なお、解析負荷軽減モードでは、通常モードにおける低フレームレートよりも更に低いフレームレートを設定することも可能である。
そして、画像処理装置20において、制御部200で第2画像データ271の解析処理を実行して、解析結果である解析結果ファイル272を記憶部270に保存する(ステップS811)
第4実施形態では、データ保存システム1は、画像処理装置20の負荷状態に応じて、第2画像データ271の画質を変更して生成することで、画像処理装置20の負荷を軽減して効率良く解析処理を行うようにしている。
(解析負荷軽減モードへの移行)
例えば、画像処理装置20における解析負荷軽減モードへの移行は、予め設定された解析負荷を軽減するように設定されたスケジュールに基づいて、解析負荷軽減モードの有効、無効を切り替えるようにしてもよい。
例えば、画像処理装置20における解析負荷軽減モードへの移行は、予め設定された解析負荷を軽減するように設定されたスケジュールに基づいて、解析負荷軽減モードの有効、無効を切り替えるようにしてもよい。
また、画像処理装置20の過去一定期間(1週間、2週間、1ヶ月等)における1時間単位の平均稼動率を算出して、平均稼動率が設定値よりも大きい時間帯は、解析負荷軽減モードに移行するようにしてもよい。
また、画像処理装置20の解析処理を行う際の初期設定を解析負荷軽減モードを有効としておき、画像処理装置20がスリープ状態や待機状態のように装置が低負荷運転状態に移行したタイミングで、解析負荷軽減モードを無効に設定するようにしてもよい。
さらに、画像処理装置20がスリープ状態等の低負荷運転状態から通常運転に復帰したタイミングで、解析負荷軽減モードを有効設定に戻すようにしてもよい。
以上のように構成したので、第4実施形態によれば、データ保存システム1において、画像処理装置20の動作状況において負荷状態が高い場合は、生成する画像データの画質を決定するフレームレートや解像度を低くすることで、画像データの解析処理にかかる負荷を低減して、効率良く解析処理を行うことができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。
第5実施形態は、データ保存システム1において、外部サーバを通信可能に接続して、外部サーバが、カメラ10に保存された高画質の第1画像データ、または、画像処理装置に保存された第2画像データを定期的に取得して保存することを特徴とするものである。
次に、第5実施形態について説明する。
第5実施形態は、データ保存システム1において、外部サーバを通信可能に接続して、外部サーバが、カメラ10に保存された高画質の第1画像データ、または、画像処理装置に保存された第2画像データを定期的に取得して保存することを特徴とするものである。
なお、外部サーバが、第1画像データ及び第2画像データの両方を定期的に取得して保存するようにしてもよい。
このように構成することで、データ保存システム1において、通信可能に接続された外部サーバに、カメラ10が撮影した高画質の第1画像データ、または、画像処理装置に保存された第2画像データを定期的に保存するようにしたことで、常に第1画像データまたは第2画像データを、カメラ10、画像処理装置20またはサーバの何れかの装置が保存しているので、画像データの消失に対して第1画像データまたは第2画像データに基づいて消失データの復元が可能になる。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
1 データ保存システム
10 カメラ(撮影装置)
20 画像処理装置
30 端末装置
100,200,300 制御部
140,270,340 記憶部
141 第1画像データ
230 表示部
232 動画再生画面
233 タイムラインバー
233A1,233A2,233A3 動体検知位置
271 第2画像データ
272 解析結果ファイル(解析結果)
10 カメラ(撮影装置)
20 画像処理装置
30 端末装置
100,200,300 制御部
140,270,340 記憶部
141 第1画像データ
230 表示部
232 動画再生画面
233 タイムラインバー
233A1,233A2,233A3 動体検知位置
271 第2画像データ
272 解析結果ファイル(解析結果)
Claims (10)
- 制御部と記憶部とを有し、外部の撮影装置と通信接続が可能な画像処理装置であって、
前記制御部は、
前記撮影装置が撮影した映像を第1画像データとして前記撮影装置から取得して、前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして前記記憶部へ保存する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御部は、
前記第2画像データに対して解析処理を行い、
前記第2画像データの解析結果を前記記憶部に保存し、
前記撮影装置側の第1画像データと前記第2画像データと前記解析結果とを関連付けて、
前記解析結果に基づき、前記第1画像データと前記第2画像データとを再生可能に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記撮影装置が前記第1画像データを消失した場合は、
前記制御部は、前記第2画像データに基づき前記第1画像データを復元することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置に保存された前記第2画像データを消失した場合は、前記第1画像データに基づいて、前記第1画像データの画質よりも低い画質の画像データを生成して、画像データ解析処理を行うことで前記第2画像データを復元することを特徴とする請求項1から3のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記画像処理装置の動作状況において負荷状態が高い場合は、前記画像処理装置の記憶部に保存する画像データの画質を決定する要素を変更して、解析処理を行うことを特徴とする請求項1から4のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理装置には、外部サーバが通信可能に接続され、
前記外部サーバは、前記撮影装置から前記第1画像データ、及び/または、前記画像処理装置から前記第2画像データを取得して保存することを特徴とする請求項1から5のうち何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置の制御部は、
前記第2画像データに対して解析処理を行い、
前記第2画像データの解析結果を前記記憶部に保存し、
前記画像処理装置には、制御部を有する端末装置が通信可能に接続され、
前記端末装置の制御部は、前記第1画像データと前記第2画像データと前記解析結果とを関連付けて、
前記解析結果に基づき、前記第1画像データと前記第2画像データとを再生可能に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 制御部と記憶部とを有する撮影装置と、制御部と記憶部とを有する画像処理装置とを用いるデータ保存システムであって、
前記撮影装置は、撮影した映像を第1画像データとして記憶部へ保存し、
前記画像処理装置は、前記撮影装置から前記第1画像データを取得して、前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして記憶部へ保存する、
ことを特徴とするデータ保存システム。 - 制御部と記憶部とを有し、外部の撮影装置と通信接続が可能な画像処理装置のデータ保存方法であって、
前記撮影装置が撮影した映像を第1画像データとして前記撮影装置から取得する工程と、
前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして前記記憶部へ保存する工程と、
を備えることを特徴とするデータ保存方法。 - 撮影装置と、画像処理装置とを用いて画像データを保存するデータ保存方法であって、
前記撮影装置が撮影した映像を、第1画像データとして前記撮影装置に保存する工程と、
前記撮影装置から前記第1画像データを取得する工程と、
前記第1画像データに基づき前記第1画像データの画質よりも低い画質の第2画像データとして前記画像処理装置に保存する工程と、
を備えることを特徴とするデータ保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019126207A JP2021013090A (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 画像処理装置、データ保存システムおよびデータ保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019126207A JP2021013090A (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 画像処理装置、データ保存システムおよびデータ保存方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021013090A true JP2021013090A (ja) | 2021-02-04 |
Family
ID=74227887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019126207A Pending JP2021013090A (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 画像処理装置、データ保存システムおよびデータ保存方法 |
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-
2019
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