JP2021012581A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
これにより、特定の特徴を有するグループのみを作成するのではなく、作成指針に応じた多様なグループの作成支援を行うことが可能とされる。
これにより、議論や討論、会議、アクティブラーニング等、人員同士が会話を行うグループに関して、作成指針に応じた多様なグループの作成支援を行うことが可能とされる。
これにより、グループの作成指針に応じた適切なグループ評価を行うことが可能とされる。
これにより、複数の作成指針のうちから選択された作成指針に応じた適切なグループ評価を行うことが可能とされる。
グループの活動方針に関するグループ活動指針とは、グループの活動目的に係る指針と換言できるものであり、例えば、多様な意見を出させる(人員の多様性を探る)、議論を促進させる、或る方向性の議論をさせる、等といった指針が挙げられる。
グループによる成果物の質に関する成果物指針とは、例えば、質の高い成果物を得たいという指針、より具体的には、能力の高い生徒同士を組ませるといった指針を挙げることができる。或いは、特定の知識を向上させたいという指針、より具体的には、特定教科を履修している生徒同士を組ませるといった指針等を挙げることができる。
これにより、作成指針として成果物指針が選択された場合に対応して、人員の能力を基準としたグループの評価を行うことが可能とされる。
これにより、成果物指針以外の作成指針が選択された場合に対応して、人員の発言時間、会話回数、又は他人員と同グループになった回数を基準としたグループの評価を行うことが可能とされる。
これにより、仮グループをユーザが手動で組む必要がなくなる。
これにより、複数のグループを作成すべき場合に対応して、仮グループ全体の評価結果を示す総合評価値を得ることが可能とされる。
これにより、評価の高まるグループ構成を探索することが可能とされる。
これにより、例えば更新を重ねても特定の人員が同一グループに固定されてしまう等、更新による組み合わせの変化に特定の偏りが生じてしまうことの防止が図られる。
これにより、人員の組み合わせをランダムに変える更新を行う場合よりも、仮グループの評価が一定以上に高まるまでに要するグループ更新回数を少なくすることが可能とされる。
これにより、更新が無闇に継続されてしまうことの防止が図られる。
例えば、人員の多様性を探るという作成指針のときは、人員をランダムに組み合わせることによる仮グループ作成を行う一方、能力の高い人員同士を組ませるという作成指針のときは、能力の評価値が一定以上の人員で一部の仮グループを作成してしまい、該評価値が一定未満の人員をランダムに組み合わせて残りの仮グループを作成するといったように、作成指針に応じて仮グループの作成手法を切り替える。
これにより、推奨する人員の組み合わせや非推奨とする人員の組み合わせがある場合に対応して、それら人員同士を必ず同一仮グループとしたり異なる仮グループに分けたりすることが可能とされる。
これにより、評価が最も高かった仮グループ等、作成指針に見合うと推定される仮グループのグループ構成情報をユーザに提示することが可能とされる。
これにより、グループにおける各人員の席順等、人員のグループ内における配置関係をユーザがいちいち定める必要がなくなる。
このような情報処理方法によっても、上記した本技術に係る情報処理装置と同様の作用が得られる。
このようなプログラムにより、上記した本技術に係る情報処理装置が実現される。
<1.支援システムの構成>
<2.実施形態としてのグループ作成支援手法>
<3.処理手順>
<4.各種変形例>
[4-1.第一変形例(個人評価値について)]
[4-2.第二変形例(作成指針について)]
[4-3.第三変形例]
[4-4.第四変形例]
[4-5.第五変形例]
[4-6.第六変形例]
[4-7.第七変形例]
[4-8.第八変形例]
[4-9.第九変形例]
<5.その他変形例>
<6.実施形態のまとめ>
<7.本技術>
図1は、本技術に係る実施形態としての情報処理装置1を含んで構成されるグループ作成支援システムの構成例を示したブロック図である。
実施形態の支援システムは、所要のグループ活動を行う際のグループ作成に係る支援を行うシステムとされる。具体的に、本例の支援システムは、人員同士が会話を行うグループについての作成支援を行う。より具体的に、本例の支援システムは、学校における生徒同士が議論を通じて学習を進めるアクティブラーニングとしてのグループ活動に係るグループ作成支援を行う。
本例において、アクティブラーニングを行うグループは複数であるとする。図1に示したカメラ2は、図2に例示するように、各テーブルに一つ設けられる。この場合、グループ内の各生徒を撮像できるように、カメラ2としては360°カメラのように全周囲を撮像できるカメラが用いられる。
また、グループごとのカメラ2の数を「1」とすることは必須ではなく、全周囲を撮像できるように複数台のカメラ2が設置されてもよい。
情報処理装置1は、これら画像信号と音声信号に基づき、アクティブラーニングにおける生徒の発言時間、会話回数を計算すると共に、これら発言時間や会話回数の情報に基づいて、グループ作成支援のための処理を行う。
また、モバイル端末6は、教師による使用が想定された例えば携帯電話機やタブレット端末等の可搬型の情報処理装置とされる。このモバイル端末6は、情報処理装置1との間でデータ通信を行うことが可能とされ、グループ作成支援に係る各種の情報表示を行う表示手段として機能する。
また、情報処理装置1は、サーバ装置5との間でもデータ通信を行うことが可能とされる。
各参加者の顔画像を登録する際には、それぞれの参加者の顔をカメラ(カメラ2以外のカメラであってもよい)で撮像することが行われる。
なお、音声をマイクアレーで検出する場合、音声処理部12は、各検出音声がどの参加者のものであるかを以下のようにして把握できる。すなわち、マイクアレーは、例えば、全周囲を撮像できる360°カメラと同じ位置、或いはその周辺に設置され、音声を検出すると同時に、その音声が発せられている方向も検出する。そのため、音声処理部12は、上述したように画像処理部11で検出されるそれぞれの参加者の顔の位置情報を参照して、マイクアレーで検出される音声がどの参加者のものであるかを把握する。これにより、音声と参加者とのマッチングが行われる。なお、マイクアレーによる音声方向検出の技術は、例えば「特開平9−251299号公報」に記載の技術を採用することができるが、これ以外の方法でも良いことは勿論である。
閾値以上の状態が一定時間に満たない場合には、同意、否定、あいづち等に係る発声であるとして、発言とは判定しない。
なお、第二の参加者の見ている方向が第一の参加者の方向でないときであっても、会話があると判定するようにされてもよい。例えば、第一の参加者が発言した後に、第二の参加者が発声するとき、或いは第一の参加者が発言した後に、第二の参加者の顔が上下に動く(あいづち)ときなどでも会話があると判定することが可能である。
制御部14は、上記ROM等に記憶されたプログラムを実行することで、情報処理装置1の全体制御を行う。
また制御部14は、会話検出部13で得られた参加者ごとの会話の検出結果に基づき、参加者ごとの会話回数を計算する。この会話回数は、参加者ごとに、他の各参加者に対する会話回数として計算する。例えば、アクティブラーニングに参加する生徒の総数(つまりクラスの総生徒数)がKであるとすると、会話回数は、一人の生徒につき、K−1人の他生徒ごとに計算する。
図3において、先ずステップST1では、各カメラ2により、アクティブラーニングに参加している各生徒を含む撮像画像を得る。そして、ステップST2では、画像処理部11が各カメラ2からの撮像画像信号を処理して、各参加者の顔の位置と状態、例えば見ている方向(顔の向きや視線)を決定する。
そして、ステップST7では、制御部14が、会話検出部13で得られた参加者ごとの会話の検出結果に基づき、参加者ごとの会話回数を計算する。
図示のように制御部14には、メモリ15、操作部16、画像生成部17、表示制御部18、及び通信部19が接続されている。
メモリ15は、制御部14によるデータの書き込み/読み出しが可能とされた不揮発性のメモリであり、制御部14による各種データの記憶に用いられる。例えば、制御部14が計算した参加者ごとの発言時間や会話回数の情報はこのメモリ15に記憶される。
表示制御部18は、制御部14の指示に基づく画像を表示装置4に表示させる制御を行う。制御部14は、この表示制御部18により、例えば画像生成部17に生成させた画像等、各種の画像を表示装置4に表示させることが可能とされる。
先ず、実施形態としてのグループ作成支援手法についての説明に先立ち、グループ作成支援の対象とするアクティブラーニングについて説明しておく。
本例で対象とするアクティブラーニングは、学校における授業の一つとして、年単位等の所定の単位期間内において複数回実施される。アクティブラーニングにおける各グループ内での活動は自主的に行われるため、教師は一つのグループに長時間留まるのではなく、各グループを巡回しながら、適切にグループ内の活動をサポートしてく。この際、教師は一つのグループに長時間留まることは難しく、グループ内の活動の詳細を把握することが比較的困難である。各生徒の評価は、グループの最終成果物(例えば、レポート等)やアクティブラーニング後のテスト等に基づき行われる。
本例の支援システムでは、このようなアクティブラーニングにおけるグループ作成について支援を行う。
図示のように制御部14は、指針設定部F1、グループ評価部F2、及び提示制御部F3としての機能を有する。
また、グループの活動方針に関する指針としては、グループによる成果物の質に関する指針(成果物指針)も挙げることができる。該指針の例としては、例えば、質の高い成果物を得たいという指針、より具体的には、能力の高い生徒同士を組ませるといった指針等が挙げられる。或いは、特定の知識を向上させたいという指針、より具体的には、特定教科を履修している生徒同士を組ませるといった指針等を挙げることができる。
ここで、本例において、授業として実施される複数回のアクティブラーニングのうち最初のNm回(Nmは2以上の自然数)までのアクティブラーニングは、各生徒のアクティブラーニングに係る個人評価値vを得るための予行として実施される。
本例において、生徒ごとの個人評価値vとしては、例えば以下の各評価値を取得する。
v1(n,k):発言時間
v2(n,k,m):会話回数
v3(n,k):能力評価値
v4(n,k):最終成果物の評価値
v5(k,m):他生徒と同グループになった回数
v6(k,m):他生徒との性別の違い
v7(k,m):他生徒との年齢差
最終成果物の評価値v4は、アクティブラーニングとしてのグループ活動で得られた最終成果物についての評価値であり、本例では、アクティブラーニング後に生徒に提出させるレポートについての評価値とされる。この評価値v4としても、本例では教師が情報処理装置1に入力することが前提とされる。
これらの評価値v3、v4は、生徒、すなわちグループを構成する人員のグループ活動における能力についての評価値に相当する。人員のグループ活動における能力についての評価値とは、これら評価値v3、v4のように、人員がグループ活動を通じて発揮する能力についての評価値を意味する。
会話回数v2については、会話相手ごとに回数がカウントされる評価値であるため、生徒識別子kのみでなく他生徒識別子mも関与している。
本例において、評価値v6は、他生徒と性別が違う場合には「1」とし、同じ場合には「0」とする。また、評価値v7は、本例では他生徒との年齢差の絶対値とする。
また、評価値v6、評価値v7については、教師等のユーザが情報処理装置1に直接数値入力を行ってもよいし、情報処理装置1が各生徒の個人情報(年齢や性別等の情報)の入力を受け付け、入力された個人情報に基づき情報処理装置1自身が生成(計算)することも可能である。
制御部14は、作成した仮グループについて、グループ評価部F2による評価を行い、該作成した仮グループが推奨できるグループであるか否かを判定する。
このとき、グループ評価部F2は、生徒ごとの個人評価値vを用いた仮グループの評価を、指針設定部F1が設定した作成指針に基づいて行う。これにより、仮グループの評価を作成指針に基づいた評価とすることができ、作成指針に応じた多様なグループの作成支援を行うことが可能とされる。
ここでは、K人の生徒によるクラス全体をG個(Gは2以上の自然数)のグループに分けるとする。先ず、制御部14は、仮のグループ分けを行う。すなわち、K人の生徒のそれぞれがG個の仮グループのうち何れかの仮グループに属するように、仮グループの作成を行う。この際のグループ分けについて、生徒の組み合わせはランダムで決めてもよいし、Nm回目と同じ構成でもよい。
例えば、「生徒の多様性を探る」という指針であれば、できるだけ同じグループになったことのない生徒が同じグループに入るのが望ましい。従って、他生徒と同グループになった回数としての評価値v5を用いる。v5の値が大きいほど同グループになった回数が多いので、回数が少ないほど評価値を高くするためには、重みw5は負の値である必要がある。v5は0以上の値であり、v5が0であれば重み付きの評価値がゼロとなり、v5が正の値として大きいと重み付きの評価値が負の方向に大きくなるようにする。このとき、評価値が負になるのが好ましくない場合は定数を加えてもよい。
なお、「同じ傾向の生徒同士を組ませる」場合、性別や年齢は同じになるようにすることが望ましいため、評価値v6の重みw6や評価値v7の重みw7はそれぞれ負の値とすればよい。
また、「同じ傾向の生徒同士を組ませる」の場合には、発言時間が多い又は少ない生徒同士を組ませるということも考えられ、その場合には、発言時間v1の重みw1を高めるようにする。
上記説明のように、作成指針に応じたグループ評価を行う上では、作成指針ごとに、複数の個人評価値vのうち重み付けを大きくする個人評価値vが予め定められる。そして、上記説明から理解されるように、重み付けを大きくする個人評価値vの組み合わせは作成指針に応じて異なる。すなわち、作成指針ごとに、その作成指針に関連する個人評価値v(少なくとも一つ以上)が定められており、本例のグループ評価においては、指定された作成指針に関連する個人評価値vの重み付けを、他の個人評価値vに対する重み付けよりも大きくしてグループの評価値の計算が行われる。
ここで、作成指針に関連する個人評価値vは、作成指針に対して複数の個人評価値vのうち関連する個人評価値vとして予め自動又は手動により設定されたものとすることができる。また、作成指針に関連する個人評価値vは、固定とするのではなく、設定変更が可能とされてもよい。
或る作成指針に対して関連する個人評価値vと判断された個人評価値vは、それ以外の個人評価値vよりも重み付けが大きくされる。また、指定された作成指針に対して関連する個人評価値vが複数ある場合において、それら個人評価値vは、該指定された作成指針に対する関連度に応じて重み付けを異なるものとすることができる。
f1(v1(n,k)):発言時間
f2(v2(n,k,m)):会話回数
f3(v3(n,k)):能力評価値
f4(v4(n,k)):最終成果物の評価値
f5(v5(k,m)):他生徒と同グループになった回数
f6(v6(k,m)):他生徒との性別の違い
f7(v7(k,m)):他生徒との年齢差
補正関数については、次の2点を考える。1点目は、数値の絶対的な大きさを極力揃える。2点目は、数値の飽和を考える。
1点目の数値の絶対的な大きさを極力揃えることは、例えば、発言時間v1は単位が「秒」(或いは「分」「時間」)であるとすると、会話回数v2と比べて大きくなりがちである。そこで、各個人評価値vにμ1からμ7の重み係数を乗ずることで、数値の絶対的な大きさを揃える。ここで、μ1からμ7は予め経験に基づいて定めればよい。
f1(v1(n,k))=μ1*log(v1(n,k))
また、飽和を行う必要がないv3やv4については次のようになる。
f3(v3(n,k))=μ3*v3(n,k)
f4(v4(n,k))=μ3*v3(n,k)
このようにv1やv2、v5の評価値は値が大きくなるにつれて飽和していく関数を用いれば、v3やv4と同等に扱いやすくなる。
また、各グループにおける各生徒の識別子であるグループ内識別子pを定める。グループ内識別子pと生徒識別子kとの対応づけは、テーブル関数hを用意して、h(p)=kとして予め設定しておく。また、グループ内の自分自身以外の生徒の識別子をqとする。
E(g)=ΣN n=1{w1/P(g)*ΣP(g) p=1v1(n,h(p))+w2/(P(g)*(P(g)-1))*ΣP(g) p=1ΣP(g) q=1v2(n,h(p),h(q))+w3/P(g)*ΣP(g) p=1v3(n,h(p))+w4/P(g)*ΣP(g) p=1v4(n,h(p))}+w5/(P(g)*(P(g)-1))*ΣP(g) p=1ΣP(g) q=1v5(h(p),h(q))+w6/(P(g)*(P(g)-1))*ΣP(g) p=1ΣP(g) q=1v6(h(p),h(q))+w7/(P(g)*(P(g)-1))*ΣP(g) p=1ΣP(g) q=1v7(h(p),h(q))
ここで、qは自分自身以外のグループ内の他生徒であるためp≠qであるが、計算式の中に条件を付与するのは煩雑になるため、v2(n,h(p),h(p))=0、v5(h(p),h(p))=0、v6(h(p),h(q))、v7(h(p),h(q))としておくことで対応する。
Eall=1/G*ΣG g=1E(g)
後述するように、制御部14は、例えばこのような仮グループの更新とグループ総評価値Eallの計算を複数回繰り返し、グループ総評価値Eallが最も高かったグループ分けにおける各仮グループのグループ構成を表す情報を教師等のユーザに提示する処理を行う。これにより、グループ作成指針に応じた適切なグループ構成をユーザに提示することによるグループ作成支援を実現できる。
また、構成の一部を規則的に変える場合は、各仮グループにおいてグループ評価値を低くしている生徒を1名から数名特定し、その生徒を他のグループと入れ替えるという手法を採ることができる。これにより、生徒の組み合わせをランダムに変える更新を行う場合よりも、仮グループの評価を一定以上に高めるまでに要するグループ更新回数を少なくすることが可能とされる。すなわち、グループ構成の探索について効率向上を図ることができる。
このグループ構成を表す情報としては、例えば、仮グループごとに、グループを構成する各生徒の識別情報(例えば、氏名や生徒番号等)を表した情報が提示されるようにする。提示制御部F3は、このようなグループ構成を表す情報を含む画像を画像生成部17に生成させ、該画像が表示装置4やモバイル端末6により教師等のユーザに対して提示されるように制御を行う。
上記により説明した実施形態としてのグループ作成支援手法を実現するための具体的な処理手順の例について、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。
なお、これら図5及び図6に示す処理は、制御部14が前述したROM等に記憶されたプログラムに従って実行する。
本例では、このステップS102で新たに作成されたグループの構成でアクティブラーニングが実施される。
一方、実施回数識別子nがNm以上であれば、制御部14は図5に示す一連の処理を終える。
先ず、制御部14はステップS201で、作成指針の指示を待機する。本例では、作成指針の指示はユーザ操作により行われる。例えば、制御部14は、作成指針の選択画面を表示装置4やモバイル端末6に表示させ、該画面に表示させた各作成指針のうち何れかの作成指針を選択する操作を作成指針の指示操作として受け付ける。
なお、探索終了条件は、グループ総評価値Eallが向上しなくなったという条件とすることもできる。或いは、ステップS203の作成・更新処理を所定回数以上行うという条件と、グループ総評価値Eallが向上しなくなったという条件とのAND条件、又はOR条件とすることもできる。
一方、応答操作が採用する旨の応答を示す操作であり、採用する旨の応答であったと判定した場合、制御部14は図6に示す一連の処理を終える。
[4-1.第一変形例(個人評価値について)]
上記では、個人評価値vの例としてv1からv7の例を挙げたが、個人評価値vはこれらの例に限られるものではない。
例えば、「生徒の多様性を探る」や「同じ傾向の生徒同士を組ませる」等といった作成指針に対しては、評価値v5(同グループになった回数)、v6(性別)、v7(年齢)の何れかに代えて、又はこれら何れかと共に、生徒の履修状況、成績、資格、性別、国籍、使用言語、宗教等に係る評価値を用いることも可能である。
この際、例えば履修状況としては、生徒が履修している教科ごとに、各他生徒も同教科を履修しているか否かを「0」又は「1」で表すような評価値とすることが考えられる。成績については、例えば履修教科ごとの他生徒との成績差(例えば5段階評価等における差)を表す評価値とすることが考えられる。また、資格、性別、国籍、使用言語、宗教については、評価値v6と同様に、それぞれ各他生徒との一致/不一致を「0」/「1」で表す評価値とすることが考えられる。
また、能力評価値v3や最終成果物の評価値v4については、教師等による入力が想定され、人が入力する評価値であると言うことができる。
評価値v5については、グループの構成履歴に関する評価値と言うことができ、広義には、グループ構成に係る評価値に属するものと言うことができる。
上記した成績や資格に係る評価値は、生徒のスキルに係る評価値と言うことができる。
上記では、グループの作成指針を一つだけ設定してグループ評価を行う例を挙げたが、作成指針は複数個設定することもできる。複数個設定する場合は、各指針の重要度を定めておく。この場合、仮グループの評価としては、設定された指針ごとにグループ総評価値Eallを計算する。そして、計算したグループ総評価値Eallを、指針ごとの重要度に応じた重みづけで加算する。
例えば、回数がまだ少ない段階では、「生徒の多様性を探る」という指針を設定して、生徒の様々な条件下において評価を行うことで生徒の特長を見極める。
次に実施回数が増えてくると、「同じ傾向の生徒同士を組ませる」へ移行する。例えば、発話時間が長い生徒同士を同じグループにしたり、発話時間の短い生徒同士を同じグループにしたりすることで、各生徒の発話時間がどう変化するか等を確認する。
最後の方では、「能力の高い生徒同士を組ませる」という指針にすることで、能力の高い生徒同士でどういう状態になるかを確認でき、生徒の最終評価を行いやすくする。
なお、ここでは3回指針を変える手法を説明したが、指針を変える回数は任意に定めることができる。
なお、以降の説明において、既に説明済みとなった処理と同様となる処理については同一ステップ番号を付して説明を省略する。
この場合、制御部14はステップSステップS210で、アクティブラーニングの実施回数情報を取得する。この実施回数情報については、制御部14が図7に示す処理の実行ごとにカウントしてもよいし、ユーザに入力させてもよい。
この場合の制御部14は、ステップS211の処理を実行したことに応じステップS203に処理を進める。ステップS203以降の処理は図6と同様となるため説明を省略する。
上記では、評価結果に基づき選出したグループ分け(グループ総評価値Eallが最も高かったグループ分け等)についてのグループ構成情報として、グループごとの生徒の組み合わせを表す情報を提示する例を挙げたが、グループ構成情報としてはグループ内の席順の情報等、グループ内における各生徒の配置位置を表す情報を含んでもよい。
席順等の配置位置の情報が提示されることで、教師等のユーザは各グループ内での生徒の配置関係をどうするかについていちいち悩まずに済む。すなわち、ユーザの負担軽減を図ることができる。
また、例えば同じグループ内でも良く会話のする生徒同士を離す、或いは近づける等で個人評価値vがどう変化するかを確認することも可能となる。
仮グループの作成について、仮グループの作成手法を作成指針に応じて切り替えることもできる。
例えば、「生徒の多様性を探る」という作成指針のときは、生徒をランダムに組み合わせることによる仮グループ作成を行う一方、「能力の高い生徒同士を組ませる」という作成指針のときは、能力評価値v3が一定以上の生徒で一部の仮グループを作成してしまい、能力評価値v3が一定未満の生徒をランダムに組み合わせて残りの仮グループを作成するといったように、作成指針に応じて仮グループの作成手法を切り替えることが考えられる。
このように仮グループの作成手法を設定された作成指針に応じて切り替えることで、作成指針の種類に応じた適切な仮グループ作成手法を採ること可能となり、作成指針に見合ったグループ構成の探索について効率向上を図ることができる。
また、仮グループの作成について、1又は複数のグループにおける一部構成を教師等のユーザが指定できるようにすることも考えられる。
この場合、例えば教師等のユーザが1又は複数のグループにおける一部構成、例えば或る一つのグループ全体の生徒の組み合わせを指定する。制御部14は、このように指定された一部の構成が維持されるように、ステップS203の作成・更新処理を行う。
これにより、教師等がグループの一部構成を固定したい場合に対応可能となる。
また、仮グループの作成において、組み合わせを変えるべき生徒の母数を少なくすることが可能となり、更新に係る処理負担の軽減を図ることができる。
一例として、教師等により、推奨する生徒の組み合わせや非推奨とする生徒の組み合わせを登録させることが考えられる。例えば、推奨する生徒の組み合わせとは、或る生徒同士を組ませると議論が活発化し易い場合における、それら生徒の組み合わせ等を挙げることができる。非推奨とする生徒の組み合わせとは、或る生徒同士を組ませると口論になってしまうなど、相性の悪い生徒の組み合わせ等を挙げることができる。
この場合、制御部14は、ステップS202で作成指針を設定したことに応じ、ステップS220で推奨、非推奨の組み合わせの指定有無を判定する。該指定がない場合、制御部14はステップS203に進んで仮グループの作成・更新処理を実行し、ステップS204以降の処理を実行する。
一方、該指定があった場合、制御部14はステップS221に進んで組み合わせ指定に応じた仮グループの作成・更新処理を実行する。すなわち、推奨とする生徒の組み合わせの指定がある場合にはそれらの生徒を同一グループにするという条件を満たすように新たな仮グループの作成を行い、非推奨とする生徒の組み合わせの指定がある場合にはそれらの生徒を異なるグループに分けるという条件を満たすように新たな仮グループの作成を行う。
これまでの説明では、1回のアクティブラーニングを同一のグループ構成を維持しながら行うことを前提としたが、アクティブラーニング中にグループ構成を変更することもできる。その場合、過去のアクティブラーニングについて取得された個人評価値vに基づいて仮グループの作成を行ってもよいし、今回のアクティラーニングの途中経過までについて取得された個人評価値vに基づいて仮グループの作成を行ってもよい。
これまでの説明では、個人評価値vは仮グループの評価に用いるものとしたが、個人評価値vを最終的な生徒の評価に用いることも可能である。この場合、上記で例示した各個人評価値v(v1からv7)を個人の最終評価用の重み係数を用いて計算する。この重みは予め定めてもよいし、教師等のユーザが修正してもよい。
例えば、生徒の評価では、教師自身が評価をしている評価値v3や評価値v4等の重みは高くする一方、誰と同じグループに何回なったか等という情報は評価にあまり関係ないので評価値v5、v6、v7の重みは下げる。また、アクティブラーニングにおいて発言が多いこともコミュニケーション能力が高いと判断する基準となり得るので発言時間v1や会話回数v2の重みを上げても良いが、単純に発言時間v1や会話回数v1やv2の値が高いよりも、満遍なく様々な人と会話した方が良いので、発言時間v1や会話回数v2はアクティブラーニングの回数に対する分散値を考慮してもよい。例えば、発言時間v1に基づく個人の評価値E(k,v1)を次のように計算する。
先ず、アクティブラーニングの回数に対する発言時間v1の平均値Aveと分散値Varを生徒kに対して求める。
Ave(k)=1/N*ΣN n=1v1(n,k)
Var(k)=1/N*ΣN n=1(Ave-v1(n,k))2
そして、計算した平均と分散から生徒kの評価値を求める。
E(k,v1)=Ave(k)-ρVar(k)
ここで、ρは重み係数であり、予め設定しておく。この式ではアクティブラーニングごとの発言時間の平均値が高いと評価が高くなり、さらに、発言時間の分散が小さい、すなわち、偏りなく常に発言していると評価値が高くなる。会話回数も、同じように計算できるが、会話回数の場合、誰と会話したかの情報も記録されているので、会話の相手に対する分散も考慮して良い。
これまでの説明では、発言時間v1や会話回数v2は1回のアクティブラーニングごとに計算した値としたが、これに時間情報を追加してもよい。つまり、下記式に表すように、いつ発言したか、いつ会話したかの情報も紐付けておく。
v1’(n,k,t):発話時間
v2’(n,k,m,t):会話の回数
これにより、1回のアクティブラーニング内での発言や会話の偏りを評価することができる。例えば、発言や会話に時間的な偏りが少ない方が評価値を高くするなどが考えられる。
生徒の発言や会話については、その時間や回数のみを考慮したが、発言や会話の内容を考慮してもよい。発言や会話の内容を全てコンピュータで解析することは困難であるが、特定の単語(キーワード)を検出することは、比較的容易である。例えば、先に挙げた特許文献3のような技術によりキーワードを検出し、教師が予めアクティブラーニングの内容に合わせて設定してあるキーワードと一致する発言をした生徒を評価するようにしてもよい。
具体例としては、キーワードと一致する発言をした生徒について、能力評価値v3を高めることが考えられる。この場合、能力評価値v3は、人が入力する評価値という範疇からは外れることになる。
なお、能力評価値v3については、教師が入力した評価値と、上記のようにキーワードと一致する発言等、発言や会話内容の解析結果から装置が計算した評価値の二種に分けることもできる。
本技術は上記により説明した具体例に限定されるものでなく、多様な変形例が考えられる。
例えば、上記では、本技術が学校教育に係るグループ活動について適用される例を挙げたが、本技術は教育以外のグループ活動についても好適に適用できる。例えば、会社等においてグループごとに行う会議や、イベント等として行うグループ討論会や、工場等の生産現場におけるグループ作業等にも本技術は適用され得る。
また、これまでの説明では、本技術に係る情報処理装置がグループの作成指針を設定する指針設定部を備える例を挙げたが、グループの作成指針を表す情報は情報処理装置外部より入力したものを用いることもでき、情報処理装置が指針設定部を備えることは必須ではない。
上記のように実施形態としての情報処理装置(同1)は、グループの作成指針と、グループを構成する複数の人員ごとに対応づけられた複数の評価値とに基づいて、グループの評価を行うグループ評価部(同F2)と、グループ評価部によるグループの評価結果に基づく情報の提示制御を行う提示制御部(同F3)と、を備えている。
これにより、特定の特徴を有するグループのみを作成するのではなく、作成指針に応じた多様なグループの作成支援を行うことが可能とされる。
従って、グループ作成の支援能力向上を図ることができる。
これにより、議論や討論、会議、アクティブラーニング等、人員同士が会話を行うグループに関して、作成指針に応じた多様なグループの作成支援を行うことが可能とされる。
従って、人員同士が会話を行うグループの作成に関する支援能力向上を図ることができる。
これにより、グループの作成指針に応じた適切なグループ評価を行うことが可能とされる。
従って、グループ作成の支援能力向上を図ることができる。
これにより、複数の作成指針のうちから選択された作成指針に応じた適切なグループ評価を行うことが可能とされる。
従って、グループ作成の支援能力向上を図ることができる。
グループの活動方針に関するグループ活動指針とは、グループの活動目的に係る指針と換言できるものであり、例えば、多様な意見を出させる(人員の多様性を探る)、議論を促進させる、或る方向性の議論をさせる、等といった指針が挙げられる。
上記構成によれば、これらの例のようなグループ活動方針に係る作成指針に応じたグループの評価を行うことができ、所望のグループ活動方針を実現する上での適切なグループ作成支援を行うことができる。
グループによる成果物の質に関する成果物指針とは、例えば、質の高い成果物を得たいという指針、より具体的には、能力の高い生徒同士を組ませるといった指針を挙げることができる。或いは、特定の知識を向上させたいという指針、より具体的には、特定教科を履修している生徒同士を組ませるといった指針等を挙げることができる。
上記構成によれば、これらの例のようなグループ成果物の質に係る作成指針に応じたグループの評価を行うことができ、所望の質のグループ成果物を得たいとした場合に対応した適切なグループ作成支援を行うことができる。
これにより、作成指針として成果物指針が選択された場合に対応して、人員の能力を基準としたグループの評価を行うことが可能とされる。
従って、能力の高い生徒同士を組ませる等、人員の能力を基準とするグループ作成指針に応じた適切なグループ評価を行うことができる。
これにより、成果物指針以外の作成指針が選択された場合に対応して、人員の発言時間、会話回数、又は他人員と同グループになった回数を基準としたグループの評価を行うことが可能とされる。
従って、発言時間の長い人員同士若しくは短い人員同士を組ませる、会話回数が少ない人員同士若しくは多い人員同士を組ませる、同グループになったことのない人員同士を組ませる等、人員のグループ活動に関する評価値(発言時間、会話回数)やグループ構成履歴に関する評価値(他人員と同グループになった回数)を基準とするグループ作成指針に応じた適切なグループ評価を行うことができる。
これにより、仮グループをユーザが手動で組む必要がなくなる。
従って、ユーザの負担軽減を図ることができる。
これにより、複数のグループを作成すべき場合に対応して、仮グループ全体の評価結果を示す総合評価値を得ることが可能とされる。
従って、複数のグループを作成すべき場合において、作成指針に応じた適切なグループ作成支援を行うことができる。
これにより、評価の高まるグループ構成を探索することが可能とされる。
従って、指針に応じたグループ作成を適切に支援することができる。
これにより、例えば更新を重ねても特定の人員が同一グループに固定されてしまう等、更新による組み合わせの変化に特定の偏りが生じてしまうことの防止が図られる。
従って、更新ごとにグループの評価値が変動し易くなるように図ることができ、作成指針に見合ったグループ構成を探索する際における探索性能向上を図ることができる。
これにより、人員の組み合わせをランダムに変える更新を行う場合よりも、仮グループの評価が一定以上に高まるまでに要するグループ更新回数を少なくすることが可能とされる。
従って、作成指針に見合ったグループ構成の探索について効率向上を図ることができる。
これにより、更新が無闇に継続されてしまうことの防止が図られる。
従って、作成指針に見合ったグループ構成の探索について効率向上を図ることができる。
例えば、人員の多様性を探るという作成指針のときは、人員をランダムに組み合わせることによる仮グループ作成を行う一方、能力の高い人員同士を組ませるという作成指針のときは、能力の評価値が一定以上の人員で一部の仮グループを作成してしまい、該評価値が一定未満の人員をランダムに組み合わせて残りの仮グループを作成するといったように、作成指針に応じて仮グループの作成手法を切り替える。
従って、作成指針の種類に応じた適切な仮グループ作成手法を採ること可能となり、作成指針に見合ったグループ構成の探索について効率向上を図ることができる。
これにより、推奨する人員の組み合わせや非推奨とする人員の組み合わせがある場合に対応して、それら人員同士を必ず同一仮グループとしたり異なる仮グループに分けたりすることが可能とされる。
従って、使い勝手の向上を図ることができる。
これにより、評価が最も高かった仮グループ等、作成指針に見合うと推定される仮グループのグループ構成情報をユーザに提示することが可能とされる。
従って、作成指針に見合ったグループ構成をユーザに容易に認識させることができ、グループの作成支援性能の向上を図ることができる。
これにより、グループにおける各人員の席順等、人員のグループ内における配置関係をユーザがいちいち定める必要がなくなる。
従って、ユーザの負担軽減を図ることができる。
このような実施形態としての情報処理方法によっても、上記した実施形態としての情報処理装置と同様の作用及び効果を得ることができる。
すなわち、図6や図7、図8等で説明した処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより実施形態としての情報処理装置の実現が容易となる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体や、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。或いは、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等のリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
なお本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
グループの作成指針と、前記グループを構成する複数の人員ごとに対応づけられた複数の評価値とに基づいて、前記グループの評価を行うグループ評価部と、
前記グループ評価部による前記グループの評価結果に基づく情報の提示制御を行う提示制御部と、を備える
情報処理装置。
(2)
前記グループは前記人員同士が会話を行うグループである
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち、前記作成指針に関連する少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを、他の評価値に対する重み付けよりも大きくして前記グループの評価を行う
前記(1)又は(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記作成指針は、複数の作成指針から選択され、
前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち、選択された作成指針に関連する少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを、他の評価値に対する重み付けよりも大きくして前記グループの評価を行う
前記(1)から(3)の何れかに記載の情報処理装置。
(5)
前記作成指針は、前記グループの活動方針に関するグループ活動指針である
前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記作成指針は、前記グループによる成果物の質に関する成果物指針を含む
前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記作成指針として前記成果物指針が選択された場合、
前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち人員のグループ活動における能力についての評価値を含む、少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを他の評価値の重み付けよりも大きくして、前記グループの評価を行う
前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記作成指針として前記成果物指針以外が選択された場合、
前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち前記人員の発言時間、会話回数、他人員と同グループになった回数の何れかを含む少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを他の評価値の重み付けよりも大きくして、前記グループの評価を行う
前記(6)に記載の情報処理装置。
(9)
前記グループ評価部が評価対象とするグループである仮グループの作成を行う仮グループ作成部を備える
前記(1)から(8)の何れかに記載の情報処理装置。
(10)
前記仮グループ作成部は、複数の仮グループを作成し、
前記グループ評価部は、前記仮グループ作成部が作成した仮グループごとに前記作成指針に基づく評価を行い、該仮グループごとの評価に基づき、複数の仮グループ全体の総合的な評価値を計算する
前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記仮グループ作成部は、仮グループについて人員の組み合わせを順次更新し、
前記グループ評価部は、前記更新ごとに仮グループについての評価を行う
前記(9)又は(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記仮グループ作成部は、
前記更新において、前記人員の組み合わせをランダムに変える
前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記仮グループ作成部は、
前記更新として、仮グループの構成の一部を規則的に変える更新を行う
前記(11)に記載の情報処理装置。
(14)
前記仮グループ作成部は、
前記更新の回数が所定回数以上となったことを条件に前記更新を終了する
前記(11)から(13)の何れかに記載の情報処理装置。
(15)
前記仮グループ作成部は、
前記作成指針に応じて仮グループの作成手法を切り替える
前記(9)から(14)の何れかに記載の情報処理装置。
(16)
前記仮グループ作成部は、
複数の仮グループについての前記更新を行う際、指定された人員同士を同一仮グループにする、又は異なる仮グループに分けるという条件を満たすように前記更新を行う
前記(11)から(15)の何れかに記載の情報処理装置。
(17)
前記提示制御部は、
前記グループ評価部による評価結果に基づき選出した前記仮グループのグループ構成を表す情報の提示制御を行う
前記(11)から(16)の何れかに記載の情報処理装置。
(18)
前記提示制御部は、
前記グループ構成を表す情報として、前記人員のグループ内における配置関係を表す情報の提示制御を行う
前記(17)に記載の情報処理装置。
Claims (20)
- グループの作成指針と、前記グループを構成する複数の人員ごとに対応づけられた複数の評価値とに基づいて、前記グループの評価を行うグループ評価部と、
前記グループ評価部による前記グループの評価結果に基づく情報の提示制御を行う提示制御部と、を備える
情報処理装置。 - 前記グループは前記人員同士が会話を行うグループである
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち、前記作成指針に関連する少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを、他の評価値に対する重み付けよりも大きくして前記グループの評価を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記作成指針は、複数の作成指針から選択され、
前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち、選択された作成指針に関連する少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを、他の評価値に対する重み付けよりも大きくして前記グループの評価を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記作成指針は、前記グループの活動方針に関するグループ活動指針である
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記作成指針は、前記グループによる成果物の質に関する成果物指針を含む
請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記作成指針として前記成果物指針が選択された場合、
前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち人員のグループ活動における能力についての評価値を含む、少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを他の評価値の重み付けよりも大きくして、前記グループの評価を行う
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記作成指針として前記成果物指針以外が選択された場合、
前記グループ評価部は、
前記複数の評価値のうち前記人員の発言時間、会話回数、他人員と同グループになった回数の何れかを含む少なくとも1以上の評価値に対する重み付けを他の評価値の重み付けよりも大きくして、前記グループの評価を行う
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記グループ評価部が評価対象とするグループである仮グループの作成を行う仮グループ作成部を備える
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記仮グループ作成部は、複数の仮グループを作成し、
前記グループ評価部は、前記仮グループ作成部が作成した仮グループごとに前記作成指針に基づく評価を行い、該仮グループごとの評価に基づき、複数の仮グループ全体の総合的な評価値を計算する
請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記仮グループ作成部は、仮グループについて人員の組み合わせを順次更新し、
前記グループ評価部は、前記更新ごとに仮グループについての評価を行う
請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記仮グループ作成部は、
前記更新において、前記人員の組み合わせをランダムに変える
請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記仮グループ作成部は、
前記更新として、仮グループの構成の一部を規則的に変える更新を行う
請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記仮グループ作成部は、
前記更新の回数が所定回数以上となったことを条件に前記更新を終了する
請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記仮グループ作成部は、
前記作成指針に応じて仮グループの作成手法を切り替える
請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記仮グループ作成部は、
複数の仮グループについての前記更新を行う際、指定された人員同士を同一仮グループにする、又は異なる仮グループに分けるという条件を満たすように前記更新を行う
請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記提示制御部は、
前記グループ評価部による評価結果に基づき選出した前記仮グループのグループ構成を表す情報の提示制御を行う
請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記提示制御部は、
前記グループ構成を表す情報として、前記人員のグループ内における配置関係を表す情報の提示制御を行う
請求項17に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が、
グループの作成指針と、前記グループを構成する複数の人員ごとに対応づけられた複数の評価値とに基づいて前記グループの評価を行い、前記グループの評価結果に基づく情報の提示制御を行う
情報処理方法。 - グループの作成指針と、前記グループを構成する複数の人員ごとに対応づけられた複数の評価値とに基づいて前記グループの評価を行い、前記グループの評価結果に基づく情報の提示制御を行う機能を、情報処理装置に実現させる
プログラム。
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