JP2021011854A - タンク内部材への取付部材の取付構造 - Google Patents

タンク内部材への取付部材の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料供給装置のポンプユニットへのセンダゲージの取付作業を容易に行い得るようにする。【解決手段】ポンプユニット24へのセンダゲージ18の取付構造は、ポンプユニット24と、ポンプユニット24を形成するユニットケース38の外周面39に対して一方向からのスライドにより取付けるセンダゲージ18のゲージボディ40と、ユニットケース38の外周面39に少なくとも3本が並行に設けられたレール部48と、ゲージボディ40に設けられた3個の取付部52を有する。そして、レール部48と取付部52にはスライド可能に嵌合する案内ガイド部位が構成されており、案内ガイド部位の配置位置は、両側に配置される案内ガイド部位に比べ該両側間に配置される少なくとも一つの案内ガイド部位54Aが、他の案内ガイド部位に先立ってスライド嵌合される配置構成である。【選択図】図8

Description

本明細書に開示の技術は、タンク内部材への取付部材の取付構造に関する。特に、自動車等車両の燃料タンク内に装備される燃料供給装置の燃料供給装置本体部材に、燃料供給装置の付属装置である液面検出装置部材を取付ける取付構造に関する。
自動車等車両には、燃料(ガソリン)を貯留し、内燃機関に燃料を供給するための燃料タンクを備える。この燃料タンク内には、内燃機関(ガソリンエンジン)に燃料を供給するための燃料供給装置が装備される。燃料タンク内に配置される燃料供給装置は、各種装置部材から構成される。例えば、タンク内部材として燃料供給装置本体部材があり、取付部材として燃料供給装置の付属装置である液面検出装置部材がある。また、付属装置としては下記特許文献1に示すような連結支持構成部材がある。
この種、タンク内部材への取付部材の取付構造の一般的構造は、次のような部材構成からなっている。すなわち、タンク内部に配置されたタンク内部材と、このタンク内部材に一方向からスライドさせて取付ける取付部材とを備える。そして、前述のタンク内部材に設けられ、少なくとも3本が並行に設けられたレール部と、前述の取付部材に設けられ、前述の少なくとも3本のレール部にスライド可能に嵌合する取付部とを備えた部材構成からなっている。
特開2014−109255号公報
ところで、上述した一般的構成の取付構造における、レール部は突起部で形成され、取付部は突起部に対応した形状の溝部で形成される。そして、突起部と溝部は3本が並行に設けられる配置構成をとることから、一般的構成においては、3本の突起部に対して左右の溝部と真ん中の溝部の3つを同時に挿入する必要がある。このため、3本の突起部と3つの溝部の位置合わせが面倒であり、その位置合わせに時間がかかり、その取付け作業に時間がかかるという問題が生じることがある。
而して、本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、上述した点に鑑みて創案されたものであって、タンク内部材への取付部材の取付作業を容易に行い得るようにすることにある。
上記課題を解決するために、本明細書に開示のタンク内部材への取付部材の取付構造は次の手段をとる。
第1の手段は、タンク内部に配置されるタンク内部材と、前記タンク内部材の取付面に対して該取付面の一方向からのスライドにより前記タンク内部材に取付ける取付部材と、前記タンク内部材の取付面に配設され、前記スライド方向に少なくとも3本が並行に設けられたレール部と、前記取付部材に設けられ、前記タンク内部材に形成された前記少なくとも3本のレール部にスライド可能に嵌合する少なくとも3個の取付部と、を備えたタンク内部材への取付部材の取付構造であって、前記レール部と前記取付部には前記スライド方向にスライド可能に嵌合する案内ガイド部位が構成されており、前記案内ガイド部位の前記スライド方向に対する配置位置は、少なくとも3つが並行配置される前記案内ガイド部位のうち両側に配置される前記案内ガイド部位に比べ該両側間に配置される少なくとも一つの案内ガイド部位が、前記スライド方向の移動に際して他の案内ガイド部位のスライド嵌合に先立ってスライド嵌合される配置構成とされる、タンク内部材への取付部材の取付構造である。
上記第1の手段によれば、少なくとも3つが並行配置される案内ガイド部位のうち両側間に配置される少なくとも一つの案内ガイド部位が、スライド方向の移動に際して他の案内ガイド部位のスライド嵌合に先立ってスライド嵌合される。このように中央部位置の案内ガイド部位が先に案内されて取付けられることにより、取付け時における取付部材のガタツキを抑制することができる。これにより、組付け時における位置合わせを容易に行うことができ、位置合わせの時間を短縮することができる。したがって、タンク内部材に取付部材を取付ける組付け性が向上する。
第2の手段は、上述した第1の手段のタンク内部材への取付部材の取付構造であって、前記取付部は前記レール部に対してスナップフィット構成により取付けられる構成であると共に、前記取付部は前記レール部に圧入嵌合されて取付けられる構成である、タンク内部材への取付部材の取付構造である。
上記第2の手段によれば、タンク内部材の取付面に形成されるレール部に対して、取付部材の取付部がスナップフィット構成と圧入嵌合により取付けられる。これにより、取付部がレール部から脱落しにくくなる。
第3の手段は、上述した第1の手段又は第2の手段のタンク内部材への取付部材の取付構造であって、前記タンク内部材は自動車等車両の燃料タンク内に装備される燃料供給装置の燃料供給装置本体部材であり、前記取付部材は前記燃料供給装置の付属装置である液面検出装置部材である、タンク内部材への取付部材の取付構造である。
上記第3の手段によれば、燃料供給装置の燃料供給装置本体部材への、燃料供給装置の付属装置である液面検出装置を好適に取付けて組付けることができる。
本明細書に開示のタンク内部材への取付部材の取付構造は、上述の手段をとることにより、タンク内部材への取付部材の取付作業を容易に行い得ることができる。
本実施形態に係る自動車等車両の燃料タンク内に装備される燃料供給装置を示す正面図である。 図1の燃料供給装置を斜め上方位置から見た斜視図である。 ゲージボディの裏面側を左上方から見た斜視図である。 ゲージボディの裏面側を右上方から見た斜視図である。 ゲージボディを裏面側から見た正面図である。 ゲージボディを前面側から見た正面図である。 ゲージボディを下方から見た底面図である。 センダゲージのゲージボディをユニットケースの外周面に取付ける取付過程のその1を示す図である。 上記取付過程のその2を示す図である。 上記取付過程のその3を示す図である。 上記取付過程のその4を示す図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、自動車等車両の燃料タンク内に装備される燃料供給装置の燃料供給装置本体部材に、燃料供給装置の付属装置である液面検出装置部材を取付ける取付構造の場合である。なお、各図の方向表示は図1の図示状態を基本として示すものであり、左右方向をX方向、上下方向をZ方向、前後方向(図1における紙面に対する奥行方向)をY方向として示す。したがって、本実施形態の燃料供給装置が自動車等車両へ搭載される場合の方向表示と必ずしも一致するものではない。
(燃料タンク10)
先ず、図1及び図2に基づいて、燃料タンク10内に配設される燃料供給装置20の配置構成を説明する。なお、本実施形態では、燃料供給装置20を燃料供給装置本体部材16と燃料供給装置20の付属装置である液面検出装置部材18に区分して説明する。図1は燃料タンク10内に装備される燃料供給装置20全体の正面図を示し、図2は燃料供給装置20全体を斜め上方位置から見た斜視図を示す。図1に示すように、燃料タンク10は、上壁部11及び底壁部12を有する中空容器状に形成されている。燃料タンク10は、樹脂製であり、タンク内圧によって変形、主に上下方向に膨張及び収縮する。上壁部11には、円形孔状の上面開口部13が形成されている。燃料タンク10内には液体燃料としてのガソリンが貯留される。
(燃料供給装置20)
本実施形態の燃料供給装置20は、上述したように燃料供給装置本体部材16と燃料供給装置20の付属装置である液面検出装置部材18を備える。付属装置の液面検出装置部材18は、本実施形態の説明ではセンダゲージ18として説明する。燃料供給装置本体部材16は、本実施形態では液面検出装置部材(センダゲージ)18以外の各種部材を指しており、本実施形態では、主にポンプユニット24と蓋部材22等が該当する。なお、本開示技術における「タンク内部に配置されるタンク内部材」としても、本実施形態ではポンプユニット24が該当する。
蓋部材22は、円形板状の蓋板部26を主体として形成されている。蓋部材22は例えばポリアセタール樹脂(POM)からなる樹脂製である。図1に示すように、蓋板部26の下面には、短円筒状の嵌合筒部27が同心状に形成されている。蓋板部26の外周部には、嵌合筒部27よりも径方向外方へ張り出す円環板状のフランジ部28が形成されている。
図2に示すように、蓋板部26には、燃料吐出ポート30及び電気コネクタ部32が設けられている。燃料吐出ポート30は、蓋板部26を上下方向に貫通している。燃料吐出ポート30は、燃料タンク10(図1参照)内外の燃料配管の接続に用いられる。また、電気コネクタ部32は、燃料タンク10内外の電気配線の接続に用いられる。
蓋板部26の下面(図1で見て左側下面)には、スタンドオフ部34が形成されている。スタンドオフ部34は、筒柱部35と両側の湾曲壁部36とを有する。筒柱部35は、上下方向に延在する筒状に形成されている。両側の湾曲壁部36は、筒柱部35の両側に対称形状に形成されている。両側の湾曲壁部36は、嵌合筒部27から下方に向かって収束する略三角形状に形成されている。
(ポンプユニット24)
図1に示されるように、ポンプユニット24は燃料タンク10の底壁部12の上面部に配置される。そして、ポンプユニット24を形成するユニットケース38内部には、燃料をエンジンに供給するための各種機器が配置される。例えば、燃料供給機器として、周知の、サブタンク、燃料ポンプ、プレッシャレギュレータ等が配置される。そして、ポンプユニット24のユニットケース38の外面にセンダゲージ18が配置される。
なお、ポンプユニット24のユニットケース38内の下方部には、フィルタ部材14が配置されている。フィルタ部材14は係止取付具15によりユニットケース38に取付けられている。
(液面検出装置部材、センダゲージ18)
次に、燃料供給装置20の付属装置である液面検出装置部材18、すなわちセンダゲージ18について説明する。センダゲージ18は、燃料タンク10内の燃料の残量、すなわち液面位置を検出する機器である。図1及び図2に示すように、センダゲージ18は、ゲージボディ40と、アーム42と、フロート44とを有する。ゲージボディ40は、ユニットケース38の外周面39に取付けられる。ゲージボディ40には回路基板等が設けられている。ゲージボディ40の表面側にはアームホルダ46が水平軸回りに回動可能に設けられている。アーム42の基端部は、アームホルダ46に取付けられている。フロート44は、アーム42の先端部に取付けられている。なお、ゲージボディ40及びフロート44は樹脂製であり、アーム42は金属製である。
(センダゲージ18の取付構造)
図1及び図2に示すように、センダゲージ18のゲージボディ40はユニットケース38の外周面39に対して上方から下方へ一方向にスライドさせることにより取付けられる。図8から図11はその取付過程を示すものであり、詳細は後述する。したがって、本実施形態におけるゲージボディ40が、本開示技術の取付部材に相当する。
(レール部48)
本実施形態では、図1及び図2に示すように、センダゲージ18が取付けられる個所のユニットケース38の外周面39に、レール部48が形成されている。レール部48は外周面39に等間隔で3本以上の複数本が配設されている。レール部48は上下方向の縦方向に配設されており、すべてのレール部48が上下方向に対して同じ位置関係で、同じ長さで配設されている。レール部48は棒状の円柱形状で形成されており、円柱の周上の一部が外周面39に接続されて固定されている。したがって、本実施形態では、レール部48は、ユニットケース38の外周面39に配置される支柱取付部50を除いた残りの外周面39に対して周方向に等間隔(例えば30°間隔)で並列的に複数本(例えば10数本)配設されている。なお、かかる本実施形態の構成におけるユニットケース38は、本開示技術のタンク内部材に相当し、ユニットケース38の外周面39は、タンク内部材の取付面に相当する。
(ゲージボディ40)
次に、前述のレール部48にスライド移動可能に取付けられるゲージボディ40について説明する。図3から図7にゲージボディ40の全体構成が示される。図3はゲージボディ40の裏面側を左側上方から見た斜視図、図4は同様に右側上方から見た斜視図、図5は裏面側の正面図、図6は前面側の正面図、図7は下方から見た底面図である。なお、裏面側とはポンプユニット24のユニットケース38の外周面39に面合わして取付けられる側の面を指す。図3から図5に良く示されるように、本実施形態は、ゲージボディ40に設定される取付部52の取付列が3個の場合である。そして、この3個の取付部52が
ユニットケース38(図1、図2参照)に形成されたレール部48(図1、図2参照)にスライド可能に嵌合する構成となっている。なお、説明の都合上、個別に指称する必要があるときは、中央部位置に配設される取付列を第1取付部52Aとし、両側における裏面側から見て右側位置に配設される取付列を第2取付部52Bとし、左側位置に配設される取付列を第3取付部52Cとして説明する。区別する必要のないときは単に取付部52として説明する。なお、それぞれの取付部の取付列を仮想線で示した。
ゲージボディ40に形成される3個の取付部52A、52B、52Cの配置間隔は、レール部48の配置間隔と同じ配置間隔で、等間隔とされている。なお、取付部52が形成される裏面形状は、ポンプユニット24の外周面39の形状に対応した形状とされている。すなわち、取付部52の軸線方向に直交する断面形状が内側に湾曲した形状として形成されている。したがって、図3及び図4に示されるように、内側への湾曲形状の奥の中央部位置に第1取付部52Aが位置し、中央部位置から両側に張り出した位置に第2取付部52Bと第3取付部52Cが位置する。
前述したユニットケース38の外周面39に形成されるレール部48と、ゲージボディ40の取付部52には、ゲージボディ40をユニットケース38の外周面39に取付ける際のスライド方向にスライド可能に嵌合する案内ガイド部位54が構成される。この案内ガイド部位54についても、個別に指称する必要があるときは、前述の取付部52の場合と同様に指称して説明する。すなわち、中央部位置に配設される第1取付部52Aに対応する部位は第1案内ガイド部位54Aとし、両側における裏面側から見て右側位置に配設される第2取付部52Bに対応する部位は第2案内ガイド部位54Bとし、左側位置に配設される第3取付部52Cに対応する部位は第3案内ガイド部位54Cとして説明する。なお、区別する必要のないときは単に案内ガイド部位54として説明する。
中央部位置に配設される第1案内ガイド部位54Aと、両側に配設される第2案内ガイド部位54B及び第3案内ガイド部位54Cの3つは、並行に配置される。
図3〜図5に示されるように、第1案内ガイド部位54Aは第1取付部52Aに沿って形成される。第1案内ガイド部位54Aにおけるレール部48が嵌合する部位は、上下方向に形成された4段階の部位で構成される。4段階の部位を下方から54Aa、54Ab、54Ac、54Adとして示した。最上方位置の上段案内ガイド部位54Adと上方から3番目の中2段案内ガイド部位54Abの案内形状は、図3及び図4で見て、手前側が開口した形状として形成されている。上方から2番目の中1段案内ガイド部位54Acの案内形状は、図3及び図4で見て、奥側が開口した形状として形成されている。一番下の下段案内ガイド部位54Aaの案内形状は、図3及び図4で見て、手前側が一部欠如開口した形状とされているが、レール部48を略包囲する形状として形成されている。
なお、第1案内ガイド部位54Aの最下方の下段案内ガイド部位54Aaは、ゲージボディ40のスライド方向の移動に際して、第2案内ガイド部位54B及び第3案内ガイド部位54Cのスライド嵌合に先立ってスライド嵌合される構成とされている。
(第2取付部52B)
図3〜図5に示されるように、第2取付部52Bは、スナップフィット構成56と、レール部48に圧入嵌合されて取付けられる第2案内ガイド部位54Bとから構成される。スナップフィット構成56は第2取付部52Bの下方位置に配置されており、第2案内ガイド部位54Bは上方位置に配置されている。スナップフィット構成56と第2案内ガイド部位54Bは第2取付部52Bの同一軸線上に配設されている。
(スナップフィット構成56)
スナップフィット構成56は、図5に良く示されるように、レール部48(図1、図2参照)の両側に位置するように配置される支柱58と、支柱58の下端部を橋架して配設される係止部60とから構成されている。係止部60の縦断面形状は下面が傾斜した三角形状とされており、レール部48の上端がスライド移動により下方から当接した際に、支柱58が撓んで、レール部48が係止部60を乗り越えて移動できる構成とされている。すなわち、本実施形態のスナップフィット構成56は周知のスナップフィット構成と同様に構成されている。したがって、本実施形態のスナップフィット構成56によれば、レール部48が係止部60を乗り越えて、支柱58の撓み変形が戻った状態では、レール部48の底面に係止部60が当接する位置状態とされて、レール部48に対するゲージボディ40の位置決めがされる構成とされている。
なお、スナップフィット構成56の係止部60の上下方向の配置位置は、前述の第1取付部52Aにおける下段案内ガイド部位54Aaの位置より上方位置とされている。
(第2案内ガイド部位54B)
第2案内ガイド部位54Bは、図7に良く示されるように、同図で見て、上方が一部欠如されて開口した形状とされているが、レール部48を包囲する形状として形成されている。この包囲形状の径の大きさは、レール部48(図1、図2参照)がスライド嵌合する時、圧入嵌合される大きさとされている。したがって、第2取付部52Bにおける第2案内ガイド部位54Bは、レール部48と圧入嵌合により取付けられる構成とされている。なお、第2案内ガイド部位54Bの上端部は閉鎖構造とされている。
第2案内ガイド部位54Bの下端位置、すなわち、スナップフィット構成56の上端部との連結位置K1は、略中間位置とされている。この連結位置K1は、上下方向の位置関係で見て、前述の第1取付部52Aにおける中1段案内ガイド部位54Acの位置と略同じ位置とされており、下段案内ガイド部位54Aaの位置より上方位置とされている。なお、第2案内ガイド部位54Bの上端からスナップフィット構成56の係止部60までの第2取付部52Bの長さは、レール部48の上下方向の長さと略同じ長さとされている。したがって、レール部48が当該第2取付部52Bにスライド嵌合されて取付けられた状態で、ゲージボディ40はユニットケース38に位置決めされて取付けられる。
(第3取付部52C)
第3取付部52Cは、上方部に第3案内ガイド部位54Cが構成されている。この第3案内ガイド部位54Cの構成は、前述の第2案内ガイド部位54Bの構成と同じである。その上下方向の長さも略同じ長さであり、上下方向における上端位置および下端位置も同じ位置関係とされている。したがって、第3案内ガイド部位54Cにレール部48が嵌合を開始する位置は、第2案内ガイド部位54Bの連結位置K1と同じ上下方向の位置K2の位置である。すなわち、このK2の位置も、第1取付部52Aにおける下段案内ガイド部位54Aaの位置より上方位置とされている。
なお、第3案内ガイド部位54Cより下方部の第3取付部52Cの構成は、第1挿通部構成62と第2挿通部構成64とから構成されている。第1挿通部構成62及び第2挿通部構成64共に、レール部48を挿通する案内孔形状とされているが、レール部48を嵌合して案内する孔形状とはされてない。なお、本実施形態では、上方に行くにしたがって孔形状が小さくなる構成とされている。
(ゲージボディ40のユニットケース38への取付)
次に、ゲージボディ40のユニットケース38への取付け作用を説明する。ゲージボディ40は、燃料供給装置本体部材16のユニットケース38の外周面39に、上方から下方に向けた一方向のスライド移動により取付けられる。その取付けは、ユニットケース38の外周面39に形成されたレール部48に、ゲージボディ40に設定された取付部52の案内ガイド部位54が嵌合されることにより行われる。なお、ゲージボディ40のレール部48への取付けは、ユニットケース38の外周面39におけるセンダゲージ18を配置する位置に配設された3本のレール部48に対して行なわれる。したがって、本実施形態においては、レール部48はユニットケース38の外周面39の周上にくまなく形成されているので、センダゲージ18は周上の任意の位置に設定することができる。以下、図8から図11により順を追って説明する。
図8はセンダゲージ18のゲージボディ40をユニットケース38の外周面39に取付ける最初の状態(取付過程その1)を示す。この状態では、ゲージボディ40の第1取付部52Aの第1案内ガイド部位54Aのみがレール部48に嵌合した状態にある。この状態を図8にS1の丸枠で示した。すなわち、この状態では、第1案内ガイド部位54Aの下段案内ガイド部位54Aaが最下方位置にあるので、この下段案内ガイド部位54Aaのみがレール部48と嵌合する。
最初にレール部48とスライド嵌合が行われる第1取付部52Aの第1案内ガイド部位54Aは、両側の第2取付部52B及び第3取付部52Cの中央位置にある。これにより、ゲージボディ40のユニットケース38への取付け時におけるガタツキの抑制を図ることができる。そして、第1取付部52Aの第1案内ガイド部位54Aに沿ってゲージボディ40をスライド下降させることにより、その後、レール部48に嵌合することになる第2取付部52B及び第3取付部52Cの位置合わせの時間を短縮でき、組付け性の向上を図ることができる。すなわち、第1取付部52Aの案内ガイド部位54、第2取付部52Bのスナップフィット構成56、第2取付部52B及び第3取付部52Cの圧入嵌合の順番で組付けることにより、組付け性の向上を図ることができる。
図9は図8の状態からゲージボディ40をわずか下降させた状態(取付過程その2)を示す。この状態は、第2取付部52Bのスナップフィット構成56がレール部48に係合開始する状態を示している。この状態を図9にS2の丸枠で示した。この状態は、レール部48の上端がスナップフィット構成56の係止部60に係合し、支柱58を撓み変形させる。この状態では、図8の状態でゲージボディ40のガタツキが抑制される作用がなされるため、スナップフィット構成56の下端部の係止部60とレール部48の上端部との係合が確実に行われる。このため、以後の下方へのスライド下降において、支柱58の撓み変形も確実に行われて、スナップフィット作用を確実に行わせることができる。
図10は図9の状態から更にゲージボディ40を下降させた状態(取付過程その3)を示す。この状態は、レール部48の上端が、第2取付部52Bの第2案内ガイド部位54Bに臨む位置であると共に、第3取付部52Cの第3案内ガイド部位54Cに臨む位置である。この状態を図10にS3(第2取付部52B)、S4(第3取付部52C)の丸枠で示した。この位置から更に下降移動させることにより、レール部48は第2案内ガイド部位54B及び第3案内ガイド部位54Cに圧入嵌合していく。これによりゲージボディ40はレール部48を介してユニットケース38に確実に取付けられる。
図11はゲージボディ40の一方向へのスライド下降移動が完了した状態(取付過程その4)を示す。この状態では、レール部48が、第2取付部52Bの第2案内ガイド部位54B、及び第3取付部52Cの第3案内ガイド部位54Cに完全に圧入嵌合した状態となり、センダゲージ18はポンプユニット24に確実に位置決めされて取付けられる。なお、この状態では、スナップフィット構成56の係止部60はレール部48の下端から外れた位置状態とされて、支柱58は撓んだ状態から自由状態に戻された状態とされている。これにより、ゲージボディ40が上方に抜ける移動をしようとするときには、係止部60の上面とレール部48の下端面とが当接して、ゲージボディ40が抜けるのを防止する。すなわち、ゲージボディ40がユニットケース38から外れるのを防止することができる。なお、強制的にゲージボディ40を取外す必要があるときは、手動操作で、かかる当接状態を解除することにより、取外すことが可能である。
なお、上述した組立順序によれば、ゲージボディ40に対して下方への一方向に力を加えるだけで、組付けを容易に行うことができる。しかも、第1取付部52Aの第1案内ガイド部位54Aが他より先に案内して取付けるものであるので、ガタツキを抑制して組付けることができる。
[他の実施形態]
本明細書に開示の技術は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、3本のレール部48に対してゲージボディ40を取付ける構成であったが、4本以上のレール部48に取付ける構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、3本のレール部48の上下方向の位置関係は同じ位置関係として配置された場合であった。しかし、異なった位置関係として配置した関係の構成であってもよい。かかる構成の場合であっても、中央位置に配置される一つの案内ガイド部位が両側に配置される案内ガイド部位に先立ってスライド嵌合される配置構成であればよい。
また、上記の実施形態では、自動車等車両の燃料タンク内に装備される燃料供給装置の燃料供給装置本体部材16に、燃料供給装置の付属装置である液面検出装置部材18を取付けるものであるが、タンク内部に配設される部材に、他の部材を取付ける構成には幅広く適用可能である。
10 燃料タンク
11 上壁部
12 底壁部
13 上面開口部
14 フィルタ部材
15 係止取付具
16 燃料供給装置本体部材
18 センダゲージ(液面検出装置部材)
20 燃料供給装置
22 蓋部材
24 ポンプユニット(タンク内部材)
26 蓋板部
27 嵌合筒部
28 フランジ部
30 燃料吐出ポート
32 電気コネクタ部
34 スタンドオフ部
35 筒柱部
36 湾曲壁部
38 ユニットケース(タンク内部材)
39 外周面(取付面)
40 ゲージボディ(取付部材)
42 アーム
44 フロート
46 アームホルダ
48 レール部
50 支柱取付部
52 取付部
52A 第1取付部
52B 第2取付部
52C 第3取付部
54 案内ガイド部位
54A 第1案内ガイド部位
54Aa 下段案内ガイド部位
54Ab 中2段案内ガイド部位
54Ac 中1段案内ガイド部位
54Ad 上段案内ガイド部位
54B 第2案内ガイド部位
54C 第3案内ガイド部位
56 スナップフィット構成
58 支柱
60 係止部
62 第1挿通部構成
64 第2挿通部構成

Claims (3)

  1. タンク内部に配置されるタンク内部材と、前記タンク内部材の取付面に対して該取付面の一方向からのスライドにより前記タンク内部材に取付ける取付部材と、前記タンク内部材の取付面に配設され、前記スライド方向に少なくとも3本が並行に設けられたレール部と、前記取付部材に設けられ、前記タンク内部材に形成された前記少なくとも3本のレール部にスライド可能に嵌合する少なくとも3個の取付部と、を備えたタンク内部材への取付部材の取付構造であって、
    前記レール部と前記取付部には前記スライド方向にスライド可能に嵌合する案内ガイド部位が構成されており、前記案内ガイド部位の前記スライド方向に対する配置位置は、少なくとも3つが並行配置される前記案内ガイド部位のうち両側に配置される前記案内ガイド部位に比べ該両側間に配置される少なくとも一つの案内ガイド部位が、前記スライド方向の移動に際して他の案内ガイド部位のスライド嵌合に先立ってスライド嵌合される配置構成とされる、タンク内部材への取付部材の取付構造。
  2. 請求項1に記載のタンク内部材への取付部材の取付構造であって、
    前記取付部は前記レール部に対してスナップフィット構成により取付けられる構成であると共に、前記取付部は前記レール部に圧入嵌合されて取付けられる構成である、タンク内部材への取付部材の取付構造。
  3. 請求項1に記載のタンク内部材への取付部材の取付構造であって、
    前記タンク内部材は自動車等車両の燃料タンク内に装備される燃料供給装置の燃料供給装置本体部材であり、前記取付部材は前記燃料供給装置の付属装置である液面検出装置部材である、タンク内部材への取付部材の取付構造。
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