JP2021011706A - 洋式便器およびユニットトイレ - Google Patents

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雅貴 内山
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雅貴 内山
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Abstract

【課題】洋式便器の上下を容易に分離または連結することができる洋式便器を提供する。【解決手段】ユニットトイレ100は、洋式便器200を備えている。洋式便器200は、便座201が載置される上側便器半体203と、この上側便器半体203が載置される下側便器半体210とを備えている。上側便器半体203は、便座201が載置される便座載置部204の外側に下垂した状態で外側下垂部208が形成されているとともに、この外側下垂部208における張出部208aに凹状嵌合部208bが形成されている。下側便器半体210は、上側便器半体203が載置される上側半体載置部211が外側下垂部208の内側となる位置に形成されている。また、下側便器半体210には、上側半体載置部211の下方に凹状嵌合部208b内に嵌合する凸状突起212が形成されている。【選択図】 図6

Description

本発明は、使用者が腰掛けた状態で用を足す洋式便器およびこの洋式便器を備えたユニットトイレに関する。
従来から、使用者が腰掛けた状態で用を足す洋式便器がある。例えば、下記特許文献1には、使用者が着座する着座部が形成された上部便体が下部便器床に対して連結部によって連結された上下分離形式の洋式便器が開示されている。
特開平9−144115号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された洋式便器においては、上部便体と下部便器床とがボルトと思われる連結部によって両者が強固に一体的に連結されているため容易に上部便体と下部便器床とを分離するができず分離作業または連結作業が煩雑であるという問題がある。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、洋式便器の上下を容易に分離または連結することができる洋式便器およびこの洋式便器を備えたユニットトイレを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、使用者が腰掛ける便座が載置される環状の便座載置部を有する上側便器半体と、便座載置部が載置される環状の上側半体載置部を有して上側便器半体を下方から支持する下側便器半体と、上側便器半体および下側便器半体のうちの少なくとも一方に上側便器半体および下側便器半体のうちの一方が他方に着脱自在な状態で嵌り込んで水平方向の位置ずれを規制する半体嵌合部が設けられていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、洋式便器は、上側便器半体および下側便器半体のうちの少なくとも一方に上側便器半体および下側便器半体のうちの一方が他方に着脱自在な状態で嵌り込んで水平方向の位置ずれを規制する半体嵌合部が設けられているため、作業者は上側便器半体を下側便器半体に対して載置するのみまたは除去するのみで洋式便器の上下を容易に分離または連結することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記洋式便器において、さらに、上側便器半体の下側便器半体への連結またはこの連結状態の解除を手動操作によって行える連結具を備えることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、洋式便器は、上側便器半体の下側便器半体への連結またはこの連結状態の解除を手動操作によって行える連結具を備えているため、上側便器半体を下側便器半体上により安定的に載置することができるとともに上側便器半体を作業者による手動操作によって容易に下側便器半体から分離することができる。この場合、手動操作とは、作業者の人手による操作であって工具などの特別な道具や器具を使用することなく人手のみで行える作業である。
また、本発明の他の特徴は、前記洋式便器において、連結具は、常に外部に露出した状態で設けられていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、洋式便器は、連結具が常に外部に露出した状態で設けられているため、作業の初心者においても連結具の発見を容易にして上側便器半体の連結または分離を迅速に行うことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記洋式便器において、連結具は、上側便器半体および下側便器半体のうちの少なくとも一方に凸状に張り出して設けられた凸状突起と、上側便器半体および下側便器半体のうちの少なくとも他方に凹状に形成されて凸状突起が嵌る凹状嵌合部とをそれぞれ備えていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、洋式便器は、連結具が上側便器半体および下側便器半体のうちの少なくとも一方に凸状に張り出して設けられた凸状突起と、上側便器半体および下側便器半体のうちの少なくとも他方に凹状に形成されて凸状突起が嵌る凹状嵌合部とをそれぞれ備えているため、凸状突起を凹状嵌合部内に嵌合させることで容易に上側便器半体を下側便器半体に連結または分離させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記洋式便器において、連結具は、上側便器半体および下側便器半体における洋式便器の正面に対して左側および右側のうちの少なくとも一方の側面に設けられていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、洋式便器は、連結具が上側便器半体および下側便器半体における便座上に腰掛けた使用者に対して左側および右側のうちの少なくとも一方の側面に設けられているため、作業者は洋式便器の正面側から容易に連結具を操作して上側便器半体を下側便器半体に連結または分離させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記洋式便器において、上側便器半体は、下側便器半体よりも軽量に形成されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、洋式便器は、上側便器半体が下側便器半体よりも軽量に形成されているため、作業者は上側便器半体の取り扱いが容易となり下側便器半体への連結または分離の各作業のほか、輸送または清掃などの作業も行い易くすることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記洋式便器において、下側便器半体は、洋式便器の背面側に少なくとも人手を挿入可能な大きさの背面開口部が形成されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、洋式便器は、下側便器半体における洋式便器の背面側に少なくとも人手を挿入可能な大きさの背面開口部が形成されているため、洋式便器内部のメンテナンスを用意にすることができる。また、本発明に係る洋式便器は、汚物を洋式便器外に導く排出パイプを下側便器半体を介して上側便器半体に接続することで汚物の排出先を容易に変更することもできる。すなわち、本発明に係る洋式便器は、例えば、便槽の故障またはメンテナンスなどで便槽を使用できない場合のほか、洋式便器を洗浄水の使用量が少ないポンプ式簡易水洗と給水設備からの給水を受けて十分な水量で洗浄を行う完全水洗とを相互に切り替え易くすることができる。
また、本発明は、洋式便器の発明として実施できるばかりでなく、この洋式便器を備えたユニットトイレの発明としても実施できるものである。
具体的には、ユニットトイレは、前記した各洋式便器と、洋式便器を備えて屋外または屋内に一時的に設置される可搬型の個室とを備えればよい。これによれば、ユニットトイレは、前記した洋式便器と同様の作用効果を期待することができる。
本発明に係るユニットトイレの構成を個室ドアが閉められた状態で概略的に示した斜視図である。 図1に示すユニットトイレ内の洋式便器がポンプ式簡易水洗の場合における内部構成を斜め前方から概略的に示した一部破断斜視図である。 図1に示すユニットトイレ内の洋式便器がポンプ式簡易水洗の場合における内部構成を斜め後方から概略的に示した一部破断斜視図である。 図1に示すユニットトイレ内の洋式便器が完全水洗の場合における内部構成を斜め前方から概略的に示した一部破断斜視図である。 図1に示すユニットトイレ内の洋式便器が完全水洗の場合における内部構成を斜め後方から概略的に示した一部破断斜視図である。 本発明に係る洋式便器の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図6に示した洋式便器における上側便器半体を下側便器半体に組み付けた状態の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図7に示した洋式便器の内部構成を洋式便器の左右方向の断面で概略的に示す断面図である。 図7に示した洋式便器内にフラッパを設けた内部構成を洋式便器の前後方向の断面で概略的に示す断面図である。 図7に示した洋式便器に水洗トラップを設けた内部構成を洋式便器の前後方向の断面で概略的に示す断面図である。 図7に示した洋式便器を構成する上側便器半体の裏面側の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図7に示した洋式便器を構成する下側便器半体を上方から見た外観構成を概略的に示す斜視図である。 図9に示した洋式便器に配置されたフラッパの外観構成を概略的に示す斜視図である。 図10に示した洋式便器に配置された水洗トラップの外観構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の変形例に係る洋式便器における上側便器半体を下側便器半体に組み付けた状態の外観構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の他の変形例に係る洋式便器における上側便器半体を下側便器半体に組み付けた状態の外観構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の他の変形例に係る洋式便器の外観構成を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明に係る洋式便器およびユニットトイレの一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るユニットトイレ100の構成を個室ドア105aが閉められた状態で概略的に示した斜視図である。また、図2は、図1に示すユニットトイレ100内の洋式便器200がポンプ式簡易水洗の場合における内部構成を斜め前方から概略的に示した一部破断斜視図である。また、図3は、図1に示すユニットトイレ100内の洋式便器200がポンプ式簡易水洗の場合における内部構成を斜め後方から概略的に示した一部破断斜視図である。また、図4は、図1に示すユニットトイレ100内の洋式便器200が完全水洗の場合における内部構成を斜め前方から概略的に示した一部破断斜視図である。また、図5は、図1に示すユニットトイレ100内の洋式便器200が完全水洗の場合における内部構成を斜め後方から概略的に示した一部破断斜視図である。このユニットトイレ100は、屋外または屋内において下水道工事を必ずしも必要とせずに設置、移動または撤去ができる簡易設置型のトイレである。
(ユニットトイレ100の構成)
ユニットトイレ100は、ユニットベース101上に個室104を備えて構成されている。ユニットベース101は、ユニットトイレ100が設置される設置面上に載置されて屎尿(「汚物」ともいう)を貯留するとともに個室104内の床面104aを構成する部品であり、PP(ポリプロピレン樹脂)、PE(ポリエチレン樹脂)またはFRP(繊維強化樹脂)材などの樹脂材を水平方向に延びるとともに内部が空洞の箱状に成形して構成されている。すなわち、ユニットベース101の内部は、屎尿を貯留する便槽を構成している。
一方、ユニットベース101の外部には、使用者が個室104に出入りし易くするために前側部分が階段状に形成されている。また、ユニットベース101の上面は、個室104内の床面104aを構成しており、給水ポンプ102および洋式便器200がそれぞれ設けられている。なお、ユニットベース101には、便槽を構成するユニットベース101内部の臭気を排気する脱気管や貯留した屎尿を回収するための汲取り口などが設けられているが本発明に直接関わらないため、これらの説明は省略する。
給水ポンプ102は、図示しない外部貯水タンクに貯留されている水を洋式便器200に供給するための給水装置である。ここで、外部貯水タンクは、ユニットトイレ100の外部に別体で設けられて洋式便器200内の洗浄に使用する水を貯留する容器である。この外部貯水タンクには、ユニットトイレ100の使用者または管理者によって適宜水が補給される。なお、給水ポンプ102は、外部貯水タンクに代えてユニットトイレ100内に設けられた内部貯水タンク(図示せず)から水の供給を受けてもよい。
給水ポンプ102は、前記外部貯水タンクに対して第1ポンプ給水管103aを介して接続されているとともに洋式便器200に対して第2ポンプ給水管103bを介して接続されており、この外部貯水タンク内に貯留されている水を使用者によるハンドル操作によって洋式便器200に供給する。この給水ポンプ102は、床面104a上における洋式便器200に隣接する位置に固定的に設けられている。
第1ポンプ給水管103aおよび第2ポンプ給水管103bは、前記外部貯水タンクに貯留されている水を給水ポンプ102を介して洋式便器200に導くための配管であり、可撓性を有する樹脂製のパイプでそれぞれ構成されている。この場合、第2ポンプ給水管103bは、洋式便器200内に設けられた後述する吐水ノズル206に接続されている。
個室104は、洋式便器200を収容して使用者が用を足す空間を構成する部屋であり、ユニットベース101上で上方向に延びる箱状に形成されている。より具体的には、個室104は、ユニットベース101の上面である床面104a上に樹脂材(高密度ポリエチレン樹脂など)をそれぞれ板状に形成した前面パネル105、背面パネル106、左側面パネル115、右側面パネル116および天井パネル117を直方体状に組み付けて構成されている。
前面パネル105は、個室104の正面側に起立した状態で配置されて他のパネル材とともに洋式便器200の周囲を囲う壁状の部品であり、個室ドア105aを開閉自在に支持する方形枠状に形成されている。個室ドア105aは、個室104内に対して使用者または管理者が出入りするために個室104内を開閉自在に仕切るための部品であり、樹脂材(高密度ポリエチレン樹脂など)を正面視で上下方向に延びる長方形状の板状に形成して構成されている。この個室ドア105aは、前面パネル105の内縁部に対して蝶番を介して取り付けられてこの蝶番を回動中心として回動する所謂開き戸で構成されている。ここで、洋式便器200における前面パネル105側が正面であり前側となる。
背面パネル106は、前面パネル105に対して洋式便器200を介した個室104の後側の位置に起立した状態で配置されて他のパネル材とともに洋式便器200の周囲を囲う壁状の部品であり、上下方向に延びる長方形状に形成されている。この背面パネル106には、タンク支持具106a、給水管支持具106bおよび排出パイプ貫通機構110がそれぞれ設けられている。ここで、洋式便器200における背面パネル106側が背面であり後側となる。
タンク支持具106aは、洋式便器200に供給する洗浄水を一時的に貯留する室内貯水タンク107を着脱自在に支持するための部品であり、室内貯水タンク107の背面に設けられたフック107aが引っ掛けられる板状体で構成されている。給水管支持具106bは、室内貯水タンク107に接続される第1タンク給水管108aを保持する部品であり、背面パネル106を貫通する金属製の円筒体で構成されている。
室内貯水タンク107は、個室104内に設置されて洋式便器200内の洗浄に使用する水を貯留する容器である。この室内貯水タンク107は、第1タンク給水管108aを介して上水道(図示せず)に接続されており、室内貯水タンク107内から水が排出されるごとに上水道から自動的に水が補給される。また、室内貯水タンク107は、第2タンク給水管108bを介して洋式便器200に接続されており、使用者によるハンドル操作によって洋式便器200に貯留している水を供給する。この場合、第2タンク給水管108bは、洋式便器200における吐水ノズル206に対して前記第2ポンプ給水管103bと選択的に接続される。
これらの第1タンク給水管108aおよび第2タンク給水管108bは、本実施形態においては剛性を有する金属製のパイプで構成されているが、可撓性を有する樹脂製のパイプで構成されていてもよい。すなわち、このユニットトイレ100は、洋式便器200に対して給水ポンプ102から給水を行うポンプ式簡易水洗と室内貯水タンク107を介した上水道から給水を行う完全水洗とを選択的に採用して構成することができる。
排出パイプ貫通機構110は、洋式便器200から汚物を導く排出パイプ114を通すための部分であり、主として、パイプ貫通孔111、開閉板112および案内レール113a,113bをそれぞれ備えて構成されている。パイプ貫通孔111は、排出パイプ114を通すための部分であり、背面パネル106を貫通する貫通孔で構成されている。
開閉板112は、パイプ貫通孔111に排出パイプ114を通さない場合にパイプ貫通孔111を塞ぎつつ第1ポンプ給水管103aを通すための部品であり、樹脂製、金属製または木製の板状体で構成されている。この開閉板112は、パイプ貫通孔111を覆うことができる大きさの方形に形成されるとともに、中央部に第1ポンプ給水管103aを通すための貫通孔が形成されている。
案内レール113a,113bは、開閉板112をスライド可能な状態で保持するための上下一対の棒状の部品であり、2つの棒状体の表面に開閉板112の上辺および下辺がそれぞれ摺動自在に嵌合する凹状の溝が形成されて構成されている。これらの案内レール113a,113bは、背面パネル106におけるパイプ貫通孔111に対して上方および下方にそれぞれ互いに平行な姿勢で取り付けられている。これにより、開閉板112は、案内レール113a,113bに沿ってスライドすることでパイプ貫通孔111を塞ぐ位置とパイプ貫通孔111から離隔した位置にそれぞれ位置決めすることができる。
排出パイプ114は、洋式便器200内に排泄された屎尿や汚水などからなる汚物を洋式便器200の外に導くための部品であり、可撓性を有する樹脂製のパイプで構成されている。この排出パイプ114は、上側便器半体203における水洗トラップ230に対して直接着脱自在に接続される。なお、この排出パイプ114は、洋式便器200内の汚物をユニットベース101内の便槽で回収する場合には不要の部品である。
左側面パネル115および右側面パネル116は、前面パネル105および背面パネル106の各左右両端部にそれぞれ起立した状態で配置されて他のパネル材とともに洋式便器200の周囲を囲う壁状の部品であり、上下方向に延びる長方形状にそれぞれ形成されている。ここで、洋式便器200における左側面パネル115側および右側面パネル116側がそれぞれ左右の側面であり側方側となる。
天井パネル117は、個室104の上側に水平方向に延びた状態で配置されて他のパネル材とともに洋式便器200の周囲を囲って天井面を構成する部品であり、水平方向に延びる長方形状に形成されている。この天井パネル117は、全体が半透明の板状体で構成されている。
これらの床面104a、前面パネル105、背面パネル106、左側面パネル115、右側面パネル116および天井パネル117は、互いに隣接する部材同士がボルト(図示せず)などの連結具を介して互いに連結されてその内部が外部から視認不能な隔てられた空間として形成された個室104を構成している。なお、図2ないし図4においては、前面パネル105、右側面パネル116および天井パネル117の図示を省略している。また、図3および図5においては、背面パネル106を二点鎖線で示している。
洋式便器200は、図6および図7にそれぞれ示すように、使用者が腰掛けた姿勢で排泄した屎尿を受け止めてユニットベース101内の便槽または排出パイプ114に導くための器であり、樹脂材、金属材またはセラミック材を上方に向かって開口した器状に形成して構成されている。この場合、樹脂材としてはポリプロピレン樹脂などの熱可塑性樹脂のほかにFRP(繊維強化樹脂)材を用いることもできる。また、金属材としては、ステンレス材またはアルミニウム材を用いることができる。また、セミラック材としては陶器を用いることができる。
この洋式便器200は、主として、便座201、便蓋202、上側便器半体203および下側便器半体210をそれぞれ備えて構成されている。なお、図7においては、便座201および便蓋202の図示を省略している。
便座201は、使用者が腰掛けるための部品であり、平面視でU字状またはO字状の平板状に形成されている。この便座201は、上側便器半体203の上面における背面パネル106側の端部に上下方向に回動自在な状態で取り付けられている。便蓋202は、上側便器半体203上に載置された便座201を上方から覆う部品であり、便座201を覆うことができる大きさの板状体の外縁部が便座201の側面を覆うことができる程度に下垂した形状に形成されている。この便蓋202は、便座201と同様に、上側便器半体203の上面における背面パネル106側の端部に上下方向に回動自在な状態で取り付けられている。
上側便器半体203は、図8ないし図11にそれぞれ示すように、便座201および便蓋202をそれぞれ支持するとともに使用者が排泄した屎尿を受け止めて下方に導くための部品であり、主として、便座載置部204およびボウル部207をそれぞれ備えて構成されている。便座載置部204は、便座201および便蓋202をそれぞれ支持する部分であり、便座201に沿って平面がリング状に延びて形成されている。この便座載置部204の裏面側には、図11に示すように、張出支持部205が形成されている。張出支持部205は、下側便器半体210の上側半体載置部211上に載置される部分であり、便座載置部204の裏面から下方に向かって格子状に突出して形成されている。
また、便座載置部204におけるリングの内側部分は、便座載置部204に沿って略垂直方向に下垂した内側下垂部204aが形成されているとともに、この内側下垂部204aの下方にボウル部207が形成されている。この場合、内側下垂部204aにおける便座201および便蓋202を支持する側の側面には、吐水ノズル206が設けられている。吐水ノズル206は、給水ポンプ102または室内貯水タンク107から導かれる洗浄水をボウル部207に向かって吐水する部品であり、第2ポンプ給水管103bまたは第2タンク給水管108bが連結されている。
ボウル部207は、使用者が排泄した屎尿および前記洗浄水を受け止めて下方に導く部分であり、内側下垂部204aより内側部分に凹状に窪んだ器状に形成されている。このボウル部207の最下部には、ボウル部207に排泄された屎尿および洗浄水がボウル部207の下方に排出される円筒状のボウル排出口207aが下方に向かって延びて形成されている。
一方、便座載置部204におけるリングの外側部分は、便座載置部204に沿って略垂直方向に下垂した外側下垂部208が形成されている。外側下垂部208は、下側便器半体210の上側半体載置部211の外側に位置して便座載置部204とともに上側半体載置部211を覆う部分であり便座載置部204の外縁部から下垂する板状に形成されている。この場合、外側下垂部208における内側面は、下側便器半体210の上側半体載置部211の外側面との間に隙間を介して対向配置されるように形成されている。また、外側下垂部208は、洋式便器200の背面側の中央部が上方に向かって凹状に切り欠かれており、後述する背面開口部218を形成している。
この外側下垂部208には、洋式便器200の前後方向に湾曲しながら延びる2つの左右側面における前後方向中央部に更に下方に張り出した張出部208aがそれぞれ形成されている。張出部208aは、本発明に係る連結具の一部を構成する凹状嵌合部208bが形成される部分であり、人手によって容易に外側に弾性変形させることができる板状に形成されている。
凹状嵌合部208bは、下側便器半体210の上側半体載置部211の外側面に設けられた凸状突起212と協働して上側便器半体203を下側便器半体210に連結するための部分であり、凸状突起212が嵌合する貫通孔で構成されている。そして、これらの便座載置部204、内側下垂部204a、ボウル部207、外側下垂部208が一体的に成形されて上側便器半体203が形成されている。また、この上側便器半体203は、本実施形態においては、下側便器半体210よりも軽量に形成されている。
下側便器半体210は、上側便器半体203におけるボウル部207を覆いつつ上側便器半体203を下方から支持する部品であり、主として、上側半体載置部211、内側形成部213および外側形成部217をそれぞれ備えて構成されている。上側半体載置部211は、上側便器半体203が載置される部分であり、下側便器半体210の上端部が便座載置部204の裏面に沿って平面がリング状に延びて形成されている。この場合、上側半体載置部211は、外側形成部217の上端外周部よりも内側の位置から起立して形成されており、外側下垂部208と外側形成部217とが垂直方向に略面一になるように形成されている。
この上側半体載置部211には、洋式便器200の前後方向に湾曲しながら延びる2つの左右側面における前後方向中央部に凸状突起212がそれぞれ形成されている。凸状突起212は、上側半体載置部211に設けられた凹状嵌合部208bと協働して上側便器半体203を下側便器半体210に連結するための部分であり、凹状嵌合部208b内を貫通する柱状に張り出して形成されている。本実施形態においては、凸状突起212は、楕円柱状に形成されている。すなわち、凸状突起212は、本発明に係る連結具の他の一部を構成する。
内側形成部213は、図12に示すように、上側便器半体203のボウル部207の前方側壁面および左右側の壁面をそれぞれ覆いつつボウル部207から排出された汚物を下方に排出させる部分であり、上方から下方に向かって開口面積が縮小する漏斗状に形成されている。より具体的には、内側形成部213は、主として、上側覆い部214、中段部215および下部排出口216をそれぞれ有して構成されている。
上側覆い部214は、上側便器半体203のボウル部207の前方側壁面および左右側の壁面をそれぞれ覆う部分であり、下方にボウル部207に沿って絞られる傾斜面で構成されている。中段部215は、フラッパ220および水洗トラップ230が選択的に載置される部分であり、上側覆い部214の下端部が内側方向に張り出したリング状の平面部で構成されている。
下部排出口216は、ボウル部207のボウル排出口207aから排出された汚物をユニットベース101内の便槽に導くための部分であり、下方に向かって開口面積が縮小する漏斗状に形成されている。なお、図8においては、フラッパ220および水洗トラップ230の図示をそれぞれ省略している。また、図9および図10においては、フラッパ220および水洗トラップ230を二点鎖線でそれぞれ示している。
外側形成部217は、内側形成部213の外側を覆いつつ下側便器半体210の外表面を構成する部分であり、上方から下方に向かって内側形成部213に沿って絞られた形状に形成されている。この外側形成部217は、底部がユニットベース101の床面104a上にボルトによって固定されている。
また、上側便器半体203および下側便器半体210の各背面には、背面開口部218が形成されている。背面開口部218は、洋式便器200の背面から洋式便器200の内部へのメンテナンス作業を行い易くするとともに水洗トラップ230を通すための部分であり、作業者が下側便器半体210の内部に手を入れて作業をできる程度の大きさで開口している。
フラッパ220は、図13に示すように、上側便器半体203のボウル排出口207aから排出される汚物を一時的に保持しつつ所定量ごとに下方に排出させるための部品であり、ボウル排出口207aから排出された汚物をユニットベース101の便槽に送る際に使用される。すなわち、フラッパ220は、ポンプ式簡易水洗のユニットトイレ100に用いられる部品である。
このフラッパ220は、主として、閉塞板221および本体ハウジング222をそれぞれ備えて構成されている。閉塞板221は、上側便器半体203のボウル排出口207aの真下に配置されてこのボウル排出口207aから排出される汚物を受け止める部品であり、樹脂製の円板体で構成されている。
本体ハウジング222は、閉塞板221を開閉自在に保持した状態で中段部215上に載置される部品であり、平面視で中段部215の内側の開口部を完全に覆いつつ中段部215の外周形状に対応する外形形状に形成されている。この本体ハウジング222には、ボウル排出口207aから排出される汚物を通過させるための貫通孔からなる排出口222aが形成されており、この排出口222aを開閉自在に塞ぐための開閉機構(図示せず)を介して閉塞板221を支持している。
ここで、開閉機構は、図示しない回転軸およびウエイトなどを備えて構成されており、閉塞板221上に溜まった汚物の重さによって閉塞板221を下方に傾斜させて汚物を排出口222aを介して下方に落下させるとともに、汚物の落下により軽くなった閉塞板221を上昇させて排出口222aを塞ぐ。
水洗トラップ230は、図14に示すように、上側便器半体203のボウル排出口207aから排出される汚物を洋式便器200の外部に導くための部品であり、ボウル排出口207aから排出された汚物をユニットトイレ100の外に送る際に使用される。すなわち、水洗トラップ230は、完全水洗のユニットトイレ100に用いられる部品である。この水洗トラップ230は、主として、導管231と本体支持部232とを備えて構成されている。
導管231は、ボウル排出口207aから排出される汚物を洋式便器200の外部に導くための部品であり、S字状に形成した樹脂製のパイプで構成されている。より具体的には、導管231は、主として、導入口231a、トラップ部231bおよび排出口231cをそれぞれ備えて構成されている。導入口231aは、ボウル排出口207aから排出される汚物を受け入れる部分であり、上方に向かって開口している。トラップ部231bは、導入口231a側への臭気または害虫の進入を防止するための部分であり、U字状またはV字状に屈曲して形成された部分である。排出口231cは、導入口231aおよびトラップ部231bを通過した汚物を排出するための部分であり、斜め下方に向かって開口している。
本体支持部232は、導管231を支持しつつ中段部215上に載置される部品であり、導管231における導入口231aの直下部分の高さ位置で水平方向に広がる板状に形成されている。この場合、本体支持部232は、平面視で中段部215の内側の開口部を完全に覆いつつ中段部215の外周形状に対応する外形形状に形成されている。
(ユニットトイレ100の作動)
次に、このように構成したユニットトイレ100の作動について説明する。本作動説明においては、ユニットトイレ100の水洗方式を図2および図3にそれぞれ示すポンプ式簡易水洗から図4および図5にそれぞれ示す完全水洗に切り替える作業を通じて本願発明の特徴を説明する。
このユニットトイレ100は、屋外または屋内に設置されて使用に供される。まず、作業者は、第2ポンプ給水管103bを洋式便器200における吐水ノズル206から取り外す。この場合、作業者は、洋式便器200の背面が背面開口部218によって大きく開口しているため、洋式便器200の前方から手を延ばして容易に第2ポンプ給水管103bを吐水ノズル206から取り外すことができる。
次に、作業者は、図8の破線矢印に示すように、洋式便器200の上側便器半体203における張出部208aを左右方向の各外側に湾曲するように変形させて凹状嵌合部208b内を貫通する凸状突起212を抜いて嵌合状態を解消させた状態で上側便器半体203を上方に持ち上げる。これにより、作業者は、上側便器半体203を下側便器半体210から分離することができる。この場合、上側便器半体203には、便座201および便蓋202が取り付けられた状態であるが、上側便器半体203の分離に際して便座201および便蓋202を事前に取り外しておいてもよい。
次に、作業者は、上側便器半体203の除去によって内部が露出した下側便器半体210の内部からフラッパ220を取り除く。この場合、フラッパ220は、中段部215上に載置されているのみであるため、容易に取り除くことができる。
次に、作業者は、給水ポンプ102に連結されている第1ポンプ給水管103aを取り外した後、この第1ポンプ給水管103aを排出パイプ貫通機構110の開閉板112およびパイプ貫通孔111からも抜き取る。これにより、給水ポンプ102は、ユニットトイレ100の外部に別体で設けられた外部貯水タンクに対して接続状態が解消されるため給水を受けることができない状態となる。
次に、作業者は、排出パイプ貫通機構110の開閉板112をスライドさせて開閉板112をパイプ貫通孔111に対向する位置から退避させてパイプ貫通孔111を個室104内に露出させる。そして、作業者は、排出パイプ114を用意してパイプ貫通孔111を貫通させて排出パイプ114の一方の端部を個室104内に導く。
次に、作業者は、水洗トラップ230を用意して個室104内に導いた排出パイプ114の一方の端部を排出口231cに接続した後、この水洗トラップ230を下側便器半体210内における中段部215上に配置する。なお、この場合、作業者は、水洗トラップ230を中段部215上に載置した後に排出パイプ114を接続してもよいことは当然である。また、排出パイプ114の他方の端部は、図示しない下水管または浄化槽に接続される。
次に、作業者は、前作業によって分離した上側便器半体203を下側便器半体210上に載置する。この場合、作業者は、下側便器半体210における上側半体載置部211上に上側便器半体203の便座載置部204の裏面に形成された張出支持部205を載置する。これにより、上側便器半体203は、外側下垂部208が上側半体載置部211の外側に位置することで下側便器半体210に対して水平方向の位置ずれが防止される。すなわち、外側下垂部208が、本発明に係る半体嵌合部に相当する。
なお、上側便器半体203は、内側下垂部204aが上側半体載置部211の内側に位置することによっても下側便器半体210に対して水平方向の位置ずれが防止される。したがって、内側下垂部204aも、本発明に係る半体嵌合部に相当する。
また、作業者は、図8の破線矢印に示すように、上側便器半体203を下側便器半体210上に載置するに際して、上側便器半体203における張出部208aを左右方向の各外側に湾曲するように変形させて凹状嵌合部208b内に凸状突起212を貫通させることで凸状突起212を凹状嵌合部208bに嵌合させる。これにより、上側便器半体203を下側便器半体210上により安定的に載置することができる。
次に、作業者は、室内貯水タンク107、第1タンク給水管108aおよび第2タンク給水管108bをそれぞれ用意する。そして、作業者は、室内貯水タンク107を背面パネル106に対してフック107aおよびタンク支持具106aをそれぞれ介して取り付ける。次いで、作業者は、第2タンク給水管108bを用いて室内貯水タンク107と洋式便器200の吐水ノズル206とを接続する。また、作業者は、第1タンク給水管108aを用いて室内貯水タンク107に上水道(図示せず)に接続する。
これにより、洋式便器200は、室内貯水タンク107を介して上水道に接続されるとともに、排出パイプ114を介して下水道に接続される。すなわち、作業者は、ユニットトイレ100の水洗方式をポンプ式簡易水洗から完全水洗に切り替えることができる。なお、作業者は、ユニットトイレ100の水洗方式を完全水洗からポンプ式簡易水洗にも同様の手順で切り替えることができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、ユニットトイレ100は、上側便器半体203に上側便器半体203が下側便器半体210の外側および内側にそれぞれ着脱自在な状態で嵌り込んで水平方向の位置ずれを規制する半体嵌合部としての外側下垂部208および内側下垂部204aが設けられているため、作業者は上側便器半体203を下側便器半体210に対して載置するのみまたは除去するのみで洋式便器200の上下を容易に分離または連結することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、各変形例の説明においては、上記実施形態と同様の部分については同じ符号を付して重複する説明は省略する。
例えば、上記実施形態においては、このユニットトイレ100は、洋式便器200に対して給水ポンプ102から給水を行うポンプ式簡易水洗と室内貯水タンク107を介した上水道から給水を行う完全水洗とを選択的に採用して構成することができる。しかし、本発明に係るユニットトイレ100は、水洗方式がポンプ式簡易水洗および完全水洗のうちの一方のみで構成されていてもよいことは当然である。この場合、洋式便器200の管理者は、上側便器半体203、下側便器半体210および洋式便器200の付帯設備の修理、点検、交換または清掃などのメンテナンスを行い易くすることができる。
また、上記実施形態においては、下側便器半体210の上端部である上側半体載置部211に対して外側に配置される外側下垂部208および内側に配置される内側下垂部204aを本発明に係る半体嵌合部として構成した。しかし、半体嵌合部は、外側下垂部208および内側下垂部204aのうちのいずれか一方で構成してもよい。また、半体嵌合部は、上側便器半体203に代えてまたは加えて下側便器半体210に形成することもできる。例えば、半体嵌合部は、下側便器半体210の上端部に凹状の溝部を設けるとともに、上側便器半体203の下端部に前記溝部内に嵌合する凸状部を設けて構成することができる。また、半体嵌合部は、上側便器半体203の下端部に前記凸状部および前記溝部を設けるとともに、下側便器半体210の上端部に前記凸状部および前記溝部にそれぞれ嵌合する前記溝部および前記凸状部を形成して構成することができる。これらの場合、洋式便器200は、上側便器半体203と下側便器半体210とが互いに小さい力の圧入で嵌合させるように構成することもできる。
また、上記実施形態においては、洋式便器200は、凹状嵌合部208bと凸状突起212とで構成される連結具を備えて構成した。しかし、洋式便器200は、凹状嵌合部208bと凸状突起212とで構成される連結具を省略して構成することもできる(図17参照)。
また、上記実施形態においては、前記連結具を構成する凹状嵌合部208bを貫通孔で構成するとともに凸状突起212を円柱体で構成した。しかし、連結部は、上側便器半体203の下側便器半体210への連結またはこの連結状態の解除を手動操作によって行えるように構成されていればよい。したがって、連結具は、例えば、凹状嵌合部208bを下側便器半体210に形成するとともに凸状突起212を上側便器半体203に形成してもよい。また、連結具は、凹状嵌合部208bが貫通孔ではなく有底の穴で形成されていてもよい。
また、連結具は、例えば、図15に示すように、鉤状に形成された引掛け片241を上側便器半体203に回転自在に設けるとともに、引掛け片241が引掛けられるピン242を下側便器半体210に設けて構成することができる。また、連結具は、例えば、図16に示すように、上側便器半体203を貫通して下側便器半体210に手動で締め付けられるボルト243で構成することもできる。
また、上記実施形態においては、前記連結具は、洋式便器200の外表面に露出するように設けた。これにより、洋式便器200は、連結具が常に外部に露出した状態で設けられているため、作業の初心者においても連結具の発見を容易にして上側便器半体203の連結または分離を迅速に行うことができる。しかし、連結具は、カバーなどで覆って洋式便器200の外表面に露出しないように設けることもできる。
また、上記実施形態においては、前記連結具は、洋式便器200の左右方向の各側面に設けた。しかし、連結具は、洋式便器200の左右方向の各側面に代えてまたは加えて左右方向の各側面以外の部分、例えば、洋式便器200の前面および背面に設けることもできる。これらの場合、連結具は、洋式便器200に対して少なくとも1つ設けられていればよい。
また、上記実施形態においては、上側便器半体203は、下側便器半体210よりも軽量に構成した。しかし、上側便器半体203は、下側便器半体210と同じ重さまたは下側便器半体210よりも重く構成することもできる。
また、上記実施形態においては、洋式便器200は、上側便器半体203の外側下垂部208と下側便器半体210の外側形成部217との合わせ部分(境界部分)を洋式便器200の上部に設けた。これにより、上側便器半体203を軽量化して取り扱いを容易することができるとともにデザイン上においても洋式便器200に一体感を与えることができる。しかし、洋式便器200は、図17に示すように、上側便器半体203の外側下垂部208と下側便器半体210の外側形成部217との合わせ部分は、(境界部分)を洋式便器200の上下方向の中央部に設けることもできる。
また、上記実施形態においては、洋式便器200の背面側に背面開口部218を形成した。この場合、背面開口部218は、上側便器半体203および下側便器半体210の各背面側に一体的に形成した。しかし、背面開口部218は、洋式便器200の背面側に少なくとも人手を挿入可能な大きさで形成されていればよく、上側便器半体203および下側便器半体210のうちの一方または両方にそれぞれ別体で形成することができる。また、洋式便器200は、背面開口部218を省略して構成することもできる(図17参照)。
また、上記実施形態においては、ボウル部207は、上側便器半体203に一体的に形成されている。しかし、ボウル部207は、下側便器半体210に一体的に形成されていれてもよいし、上側便器半体203および下側便器半体210とは独立した別体として構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、洋式便器200は、可搬型のユニットトイレ100、すなわち、仮設トイレに設置した例について説明した。しかし、本発明に係る洋式便器200は、屋内に固定的に設置される洋式便器であってもよい。また、洋式便器200は、水洗方式でない便器としても実施できる。
100…ユニットトイレ、
101…ユニットベース、102…給水ポンプ、103a…第1ポンプ給水管、103b…第2ポンプ給水管、104…個室、104a…床面、105…前面パネル、105a…個室ドア、106…背面パネル、106a…タンク支持具、106b…給水管支持具、107…室内貯水タンク、107a…フック、108a…第1タンク給水管、108b…第2タンク給水管、110…排出パイプ貫通機構、111…パイプ貫通孔、112…開閉板、113a,113b…案内レール、114…排出パイプ、115…左側面パネル、116…右側面パネル、117…天井パネル、
200…洋式便器、201…便座、202…便蓋、203…上側便器半体、204…便座載置部、204a…内側下垂部、205…張出支持部、206…吐水ノズル、207…ボウル部、207a…ボウル排出口、208…外側下垂部、208a…張出部、208b…凹状嵌合部、
210…下側便器半体、211…上側半体載置部、212…凸状突起、213…内側形成部、214…上側覆い部、215…中段部、216…下部排出口、217…外側形成部、218…背面開口部、
220…フラッパ、221…閉塞板、222…本体ハウジング、222a…排出口、
230…水洗トラップ、231…導管、231a…導入口、231b…トラップ部、231c…排出口、232…本体支持部、
241…引掛け片、242…ピン、243…ボルト。

Claims (8)

  1. 使用者が腰掛ける便座が載置される環状の便座載置部を有する上側便器半体と、
    前記便座載置部が載置される環状の上側半体載置部を有して前記上側便器半体を下方から支持する下側便器半体と、
    前記上側便器半体および前記下側便器半体のうちの少なくとも一方に前記上側便器半体および前記下側便器半体のうちの一方が他方に着脱自在な状態で嵌り込んで水平方向の位置ずれを規制する半体嵌合部が設けられていることを特徴とする洋式便器。
  2. 請求項1に記載した洋式便器において、さらに、
    前記上側便器半体の前記下側便器半体への連結またはこの連結状態の解除を手動操作によって行える連結具を備えることを特徴とする洋式便器。
  3. 請求項2に記載した洋式便器において、
    前記連結具は、
    常に外部に露出した状態で設けられていることを特徴とする洋式便器。
  4. 請求項2または請求項3に記載した洋式便器において、
    前記連結具は、
    前記上側便器半体および前記下側便器半体のうちの少なくとも一方に凸状に張り出して設けられた凸状突起と、
    前記上側便器半体および前記下側便器半体のうちの少なくとも他方に凹状に形成されて前記凸状突起が嵌る凹状嵌合部とをそれぞれ備えていることを特徴とする洋式便器。
  5. 請求項2ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載した洋式便器において、
    前記連結具は、
    前記上側便器半体および前記下側便器半体における前記洋式便器の正面に対して左側および右側のうちの少なくとも一方の側面に設けられていることを特徴とする洋式便器。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載した洋式便器において、
    前記上側便器半体は、
    前記下側便器半体よりも軽量に形成されていることを特徴とする洋式便器。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載した洋式便器において、
    前記下側便器半体は、
    前記洋式便器の背面側に少なくとも人手を挿入可能な大きさの背面開口部が形成されていることを特徴とする洋式便器。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載した洋式便器と、
    前記洋式便器を備えて屋外または屋内に一時的に設置される可搬型の個室とを備えたことを特徴とするユニットトイレ。
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