JP2021010833A - 介助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被介助者を保持する保持部材が自由傾動可能なものにおいて、ハンドルの配置を工夫することで実用性の高い介助装置を提供する。【解決手段】介助装置は、被介助者を乗せて移動可能な基台と、前記基台に対して上下動可能に支持された昇降部材と、前記昇降部材の上下動を駆動する昇降駆動部と、前記昇降部材の支持軸に自由傾動可能に支持されて前記被介助者の上半身を保持する保持部材と、前記昇降部材に設けられた第1ハンドルと、前記保持部材に設けられ、前記昇降部材および前記第1ハンドルに対して前記保持部材と一体となって傾動する第2ハンドルと、を備えた。【選択図】図1

Description

本明細書は、被介助者の起立補助や着座補助などを行う介助装置に関する。
高齢化社会の進展に伴い、介助装置のニーズが増大している。介助装置は、被介助者の移乗介助、移動介助、排泄介助などを行うものであり、介助の一環としての起立補助や着座補助の機能を具備する。介助装置の導入により、介助者の身体的な負担が軽減されて腰痛などの予防につながるとともに、介護士の人手不足も緩和される。この種の介助装置に関する一技術例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の介助装置は、被介助者の脇下に挿入される左右1対の腕部を備え、この腕部が上昇することによって被介助者の起立動作を補助する。この介助装置は、腕部の先端部分が内側に自在に屈曲して、被介助者の背中を支えるようにしたことを特徴としている。介助装置は、さらに被介助者の胸部に当接する胸当て(保持部材)や、被介助者が握るグリップ、移動時に介助者が用いるハンドルなどを備える。これによれば、被介助者の起立を補助する際に、人に抱きかかえられる状態と同じような安心感を被介助者に与えることができる、とされている。
特開2008−36392号公報
ところで、特許文献1の介助装置において、被介助者の使用快適性を向上するために、胸当ての左右及び上下方向の傾きを許容する構成が採用されている。この構成では、被介助者は、姿勢を適宜変更できるので自然な起立動作および着座動作を行え、窮屈さを感じることもない。しかしながら、このような胸当ての傾きを許容する介助装置において、胸当てに対するグリップやハンドルなど配置には改良の余地が残されている。
それゆえ、本明細書は、被介助者を保持する保持部材が自由傾動可能なものにおいて、ハンドルの配置を工夫することで実用性の高い介助装置を提供することを課題とする。
本明細書で開示する介助装置は、被介助者を乗せて移動可能な基台と、前記基台に対して上下動可能に支持された昇降部材と、前記昇降部材の上下動を駆動する昇降駆動部と、前記昇降部材の支持軸に自由傾動可能に支持されて前記被介助者の上半身を保持する保持部材と、前記昇降部材に設けられた第1ハンドルと、前記保持部材に設けられ、前記昇降部材および前記第1ハンドルに対して前記保持部材と一体となって傾動する第2ハンドルと、を備えた。
本明細書で開示した介助装置において、保持部材と第1ハンドルとは別体とされているので、保持部材が自由傾動しても第1ハンドルは自由傾動しない。したがって、介助者は、第1ハンドルを使用して介助装置を移動させる際に、安定して移動操作できる。また、第2ハンドルは保持部材と一体となって傾動するので、保持部材と第2ハンドルとの相対位置関係は変化しない。したがって、被介助者は、保持部材を安全に自由傾動させることができる。このように、介助装置は、第1ハンドルおよび第2ハンドルの配置の工夫によって実用性が高められている。
実施形態の介助装置を斜め後方から見た斜視図である。 介助装置の構成および座位姿勢にある被介助者を示す側面図である。 介助装置の構成および立位姿勢にある被介助者を示す側面図である。 第1ハンドルおよび第2ハンドルの形状および取り付け構造を示す部分側面図である。 第1ハンドルおよび第2ハンドルの形状および取り付け構造を示す図4の矢印A方向から見た図である。 保持部材が前方に傾動した状態を例示する部分側面図である。
(1.実施形態の介助装置1の構成)
実施形態の介助装置1について、図1〜図6を参考にして説明する。図1は、実施形態の介助装置1を斜め後方から見た斜視図である。また、図2は、介助装置1の構成および座位姿勢にある被介助者Mを示す側面図であり、図3は、介助装置1の構成および立位姿勢にある被介助者Mを示す側面図である。図2および図3に示される被介助者Mを基準にして、図1に示されるように前後方向、左右方向、および上下方向を定める。なお、図2および図3において、固定カバー23、昇降カバー33、および制御部6は図示省略されている。
介助装置1は、被介助者Mの座位姿勢から立位姿勢への起立補助、および立位姿勢から座位姿勢への着座補助を行う。さらに、介助装置1は、立位姿勢の被介助者Mを乗せた状態で、介助者の操作により移動可能となっている。これにより、介助装置1は、被介助者Mの移乗介助および移動介助が可能となっている。なお、本明細書において、「立位姿勢」は、被介助者Mの下半身が立っている姿勢を意味し、上半身の姿勢を問わない。介助装置1は、基台2、昇降部3、揺動部4、保持部材5、および制御部6などで構成されている。
基台2は、フレーム21、支柱22、固定カバー23、足載置台24、下腿当て部25、および6個の車輪26〜28などで構成されている。フレーム21は、床面Fの近くにほぼ水平に設けられる。支柱22は、フレーム21の前寄りの左右方向の中央から上方に向かって立設されている。支柱22の略矩形断面の内部空間に、後述する昇降駆動部32が配置される。固定カバー23は、支柱22および後述する昇降部材31の下部の周りを覆って保護する。
足載置台24は、フレーム21の上面後方に固定されて、ほぼ水平に設けられる。足載置台24の上面に描かれた足形の接地マーク241は、被介助者Mが足を乗せる位置を案内する。基台2は、被介助者Mが乗っても十分な機械的強度を有する。足載置台24の後部中央に、凹部242が形成されている。下腿当て部25は、左右一対の支持アーム251によって、接地マーク241よりも少し前側の上方に配設される。左右一対の支持アーム251は、フレーム21の上面の支柱22の両側からそれぞれ後方に延び、途中で屈曲して上方に延びている。下腿当て部25は、左右の支持アーム251の直立した部分を渡って配置され、左右方向に延在する。下腿当て部25は、被介助者Mの下腿が接触する部位であり、クッション材によって形成される。下腿当て部25の配置高さは、調整可能となっている。
フレーム21の下側の前寄りに、左右一対の前車輪26が設けられている。前車輪26は、移動方向を転換する転舵機能、および移動を規制するロック機能を備える。足載置台24の下側の前後方向の中間付近に、左右一対の中車輪27が設けられている。さらに、足載置台24の下側の後寄りに、左右一対の後車輪28が設けられている。中車輪27および後車輪28は、移動方向を転換する転舵機能を備える。6個の車輪26〜28により、フレーム21および足載置台24は、床面Fからわずかに離れて水平に維持される。6個の車輪26〜28の転舵機能により、介助装置1は、前後方向の移動および方向転換だけでなく、横移動(真横への移動)や超信地旋回(その場旋回)が可能となっている。
昇降部3は、昇降部材31、昇降駆動部32、および昇降カバー33などで構成されている。昇降部材31は、上下方向に長い長尺部材であり、支柱22の後面に上下動可能に支持されている。昇降部材31の上部は後方に突出しており、突出した後端寄りに揺動支持部34が設けられている。昇降部材31の上部の内部空間には、後述する揺動駆動部42が配置される。支柱22の内部空間に配置された昇降駆動部32は、昇降部材31の上下動を駆動する。昇降カバー33は、昇降部材31および支柱22の周りおよび上方を覆って保護する。昇降カバー33は、昇降部材31に結合されており、昇降部材31とともに上下動する。上下動する昇降カバー33の下部は、常に固定カバー23の外周側に重なっている。
揺動部4は、揺動アーム部材41および揺動駆動部42などで構成され、第1ハンドル43が付設される。揺動アーム部材41は、本発明の「昇降部材に揺動可能に支持された揺動部材」に相当する。揺動アーム部材41の一端411は、昇降部材31の揺動支持部34に揺動可能に支持されている。昇降部材31の上部の内部空間に配置された揺動駆動部42は、揺動アーム部材41の一端411を揺動中心として、他端412を前後方向に揺動駆動する。揺動アーム部材41の揺動範囲は、図略のストッパ部材により規制されている。揺動アーム部材41の他端412に、傾動支持軸44(図5参照)が設けられている。第1ハンドル43は、揺動アーム部材41の他端412に、一体に付設される(詳細後述)。
保持部材5は、被支持部材51、胴体受部52、および左右一対の脇受部53などで構成され、第2ハンドル54が付設される。被支持部材51の前下側は、揺動アーム部材41の傾動支持軸44に、自由傾動可能に支持されている(詳細後述)。被支持部材51の後上側に、胴体受部52が設けられている。胴体受部52は、クッション材を用いて被介助者Mの胴体形状に近い面状に形成されており、柔軟な変形が可能になっている。胴体受部52の被介助者Mの胸部から腹部に接触する面が、支持面521である。支持面521は、被介助者Mの胴体を下方から支持する。
左右一対の脇受部53は、胴体受部52の左右に設けられている。脇受部53は、上方を向く円弧状に形成されており、被介助者Mの両脇を下方から支持する。これにより、胴体受部52および脇受部53は、被介助者Mの上半身を安定して保持できる。第2ハンドル54は、被支持部材51の前下側に、一体に付設される(詳細後述)。
制御部6は、フレーム21の上側右寄りに設けられている。制御部6は、被介助者Mまたは介助者からの指令に基づいて、昇降駆動部32および揺動駆動部42を制御する。制御部6には、ソフトウェアで動作するコンピュータ装置を用いることができる。コンピュータ装置は、被介助者Mまたは介助者からの指令を受け付ける図略のリモコン装置を備えていてもよい。ソフトウェアとして、起立補助を行う起立補助プログラムや、着座補助を行う着座補助プログラムが実行可能に記憶されている。制御部6の下側には、繰り返しての充放電が可能な符号略のバッテリ電源が付属されている。バッテリ電源は、フレーム21の上側左寄りにも付属されている。バッテリ電源は、昇降駆動部32および揺動駆動部42にも共用される。
(2.第1ハンドル43および第2ハンドル54の形状および取り付け構造)
次に、第1ハンドル43および第2ハンドル54について詳述する。図4は、第1ハンドル43および第2ハンドル54の形状および取り付け構造を示す部分側面図である。また、図5は、第1ハンドル43および第2ハンドル54の形状および取り付け構造を示す図4の矢印A方向から見た図である。
第1ハンドル43は、概ね四角形の枠形状に形成されている。第1ハンドル43は、左右一対の第1ハンドル基軸部431、左右一対の第1ハンドル部432、および移動ハンドル部433(図1参照)からなる。図5に示されるように、左右一対の第1ハンドル基軸部431は、揺動アーム部材41の二股に分岐した他端412の両側面に固定されて左右方向に延びている。左右一対の第1ハンドル部432は、それぞれ第1ハンドル基軸部431の先端に連続して90°屈曲し、前上方向に延びている。左右一対の第1ハンドル部432は、相互に並行するとともに、後上方向に向かって湾曲している。移動ハンドル部433は、左右一対の第1ハンドル部432の先端同士を連結して左右方向に延びている。
揺動アーム部材41の他端412の二股の間に、傾動支持軸44が設けられている。傾動支持軸44は、左右一対の第1ハンドル基軸部431の間に位置する。保持部材5の被支持部材51は、傾動支持軸44に外嵌する傾動部材511を有する。したがって、保持部材5は、傾動支持軸44を傾動軸線にして自由傾動し、換言すると、第1ハンドル基軸部431を傾動軸線にして自由傾動する。保持部材5の傾動範囲は、図略のストッパ部材により規制されて、図4から図6(後述)に示された範囲内となっている。
第2ハンドル54は、第2ハンドル基軸部541、左右一対の第2ハンドル部542、および左右一対の第2ハンドル先端部543からなる。図4および図5に示されるように、第2ハンドル基軸部541は、被支持部材51から延びる一対のハンドル取り付け座512に固定されている。第2ハンドル基軸部541は、保持部材5の保持面521と反対側の裏面を通り、左右方向に延在している。左右一対の第2ハンドル部542は、第2ハンドル基軸部541の左右の先端に連続して90°屈曲し、相互に並行して前上方向に延びている。
左右一対の第2ハンドル先端部543は、第2ハンドル部432の両方の先端にそれぞれ連続して90°屈曲し、揺動アーム部材41の他端412に向かい、途中まで延在している。第2ハンドル54と胴体受部52との間には、一定の離隔距離D1が確保されている。離隔距離D1は、被介助者Mの身体を挟んだりすることが生じないように、安全に配慮して適切に設定される。
被介助者Mは、起立動作時および着座動作時に、第1ハンドル43の第1ハンドル部432を把持する。介助者は、第1ハンドル43の移動ハンドル部433を把持して牽引することにより、介助装置1を前方に移動できる。さらに、介助者は、第1ハンドル43の移動ハンドル部433または第1ハンドル部432を片手で把持し、第2ハンドル54の第2ハンドル部542を別の片手で把持して、介助装置1を横移動させたり、超信地旋回させたりできる。
(3.実施形態の介助装置1の使用方法および作用)
次に、実施形態の介助装置1の使用方法および作用について説明する。以降では、椅子Cに座っている被介助者Mが起立動作を行う場合を例にして説明する。仮に介助装置1が遠くにある場合、介助者は、前以て介助装置1を被介助者Mの近くまで移動させておく。座位姿勢の被介助者Mは、まず介助装置1を引き寄せる。すると、図2に示されるように、被介助者Mの両脚は、保持部材5の下側に入り込む。ここで、保持部材5が邪魔になる場合、被介助者Mは、保持部材5の下端部を手で持ち上げ、あるいは、保持部材5の下端部や第2ハンドル54の第2ハンドル基軸部541を膝で持ち上げる。これにより、保持部材5は、前方に傾動する。被介助者Mは、次に、両足を接地マーク241の上に乗せる。被介助者Mの下腿は、下腿当て部25に接触し、または接近する。
次に、被介助者Mは、制御部6の起立補助プログラムの初期動作ルーチンを始動させる。これにより、被介助者Mの体格に合わせて、昇降部材31の高さが自動調整される。次に、被介助者Mは、上半身を胴体受部52に寄りかからせ、両腕を脇受部53の上から前方に出す。さらに、被介助者Mは、両手で第1ハンドル43の左右の第1ハンドル部432をそれぞれ把持する。これにより、図2に示された被介助者Mの座位状態となる。座位状態において、被介助者Mの上半身は、少し前傾した姿勢となる。このときの保持部材5の姿勢が、着座時姿勢である。
続いて、被介助者Mは、起立補助プログラムの起立補助ルーチンを始動させる。これにより、昇降部材31の上下動と、揺動アーム部材41の前方への揺動とが協調して行われる。起立補助プログラムが終了した時点で、昇降部材31は上昇し、揺動アーム部材41は前方に揺動して、図3に示された被介助者Mの立位姿勢となる。立位姿勢において、被介助者Mの上半身は、大きく前傾した姿勢となる。このときの保持部材5の姿勢が、移乗時姿勢である。第1ハンドル43は、移乗時姿勢における保持部材5の前側に配置され、第2ハンドル54は、移乗時姿勢における保持部材5の下側に配置される。
被介助者Mの着座動作については、概ね起立動作の逆の動作となるので、説明は省略する。なお、上述した被介助者Mの一連の起立動作の一部は、介助者が介助してもよく、あるいは介助者が代行してもよい。
介助者は、図3に示された立位姿勢の被介助者Mを介助装置1とともに移動させ、被介助者Mを椅子C以外に移乗させることができる。このとき、被介助者Mが姿勢を変えて保持部材5が自由傾動しても、第1ハンドル43は自由傾動しない。したがって、介助者は、第1ハンドル43を使用して介助装置1を移動させる際に、安定して移動操作できる。また、図2および図3を比較すれば分かるように、移乗時姿勢における胴体受部52の支持面521は、着座時姿勢における支持面521よりも水平に近い。したがって、被介助者Mは、体重を保持部材5に預けて、楽な姿勢で移動できる。
上記した被介助者Mの起立動作中および移動中の任意のタイミングにおいて、保持部材5の揺動アーム部材41に対する自由傾動は可能となっている。図6は、保持部材5が前方に傾動した状態を例示する部分側面図である。図6の状態は、例えば、被介助者Mが介助装置1を引き寄せる際に、保持部材5の下端部を持ち上げると発生する。
図6に示されるように、保持部材5が前方に傾動すると、第1ハンドル43に接近する。それでも、胴体受部52と第1ハンドル43との間には離隔距離D2が確保される。離隔距離D2は、被介助者Mの身体を挟んだりすることが生じないように、安全に配慮して適切に設定される。さらに、第1ハンドル43の第1ハンドル部432は、胴体受部52よりも左右に離れて配置されているので、胴体受部52に接近しない。したがって、保持部材5と第1ハンドル43との間に被介助者の身体が挟まれることが無く、安全である。
また、第2ハンドル54は保持部材5と一体となって傾動する。このため、保持部材5と第2ハンドル54との相対位置関係は変化せず、離隔距離D1が常に維持される。したがって、保持部材5と第2ハンドル54との間に被介助者の身体が挟まれることが無く、安全である。さらに、保持部材5および第2ハンドル54は、第1ハンドル43の第1ハンドル基軸部431を傾動軸線にして自由傾動する。したがって、第2ハンドル54と第1ハンドル基軸部431の間が一定の離隔距離に保たれ、安全である。
(4.実施形態の介助装置1の態様および効果)
実施形態の介助装置1は、被介助者Mを乗せて移動可能な基台2と、基台2に上下動可能に支持された昇降部材31と、昇降部材31の上下動を駆動する昇降駆動部32と、昇降部材31に揺動可能に支持された揺動アーム部材41と、揺動アーム部材41の揺動を駆動する揺動駆動部42と、揺動アーム部材41に自由傾動可能に支持されて被介助者Mの上半身を保持する保持部材5と、揺動アーム部材41に設けられた第1ハンドル43と、保持部材6に設けられ、保持部材6と一体となって傾動する第2ハンドル54と、を備えた。
実施形態の介助装置1において、保持部材5と第1ハンドル43とは別体とされているので、保持部材5が自由傾動しても第1ハンドル43は自由傾動しない。したがって、介助者は、第1ハンドル43を使用して介助装置1を移動させる際に、安定して移動操作できる。また、第2ハンドル54は保持部材5と一体となって傾動するので、保持部材5と第2ハンドル54との相対位置関係は変化しない。したがって、被介助者Mは、保持部材5を安全に自由傾動させることができる。このように、実施形態の介助装置1は、第1ハンドル43および第2ハンドル54の配置の工夫によって実用性が高められている。
さらに、第2ハンドル54は、保持部材5の被介助者Mに接触しない裏面を通り、保持部材5に保持された被介助者Mの左右方向に延在する第2ハンドル基軸部541と、第2ハンドル基軸部541の両端に設けられる第2ハンドル部542と、を有する。これによれば、第2ハンドル基軸部541は、被介助者Mの膝で持ち上げることが可能であるので、保持部材5の自由傾動が容易になる。また、第2ハンドル部542は、介助者が把持できるので、介助装置1の移動が容易になる。
さらに、第1ハンドル43は、揺動アーム部材41に固定され、保持部材5に保持された被介助者Mの左右方向に延在する第1ハンドル基軸部431と、第1ハンドル基軸部431の両端に設けられる第1ハンドル部432と、を有し、保持部材5は、第1ハンドル基軸部431を傾動軸線にして自由傾動する。これによれば、第2ハンドル54と第1ハンドル基軸部431の間が一定の離隔距離に保たれるので、安全である。
さらに、第1ハンドル43は、被介助者Mおよび介助者により把持可能であり、第2ハンドル54は、介助者により把持可能である。これによれば、介助者は、第1ハンドル43を片手で把持し、第2ハンドル54を別の片手で把持して、2箇所で介助装置を操作できる。したがって、介助装置1の移動操作性が良好となる。また、第1ハンドル43は、被介助者Mおよび介助者に共用とされるので、介助装置1の構成部品点数が削減される。
さらに、保持部材5は、着座時姿勢から前方に揺動することで移乗時姿勢となり、第1ハンドル43は、移乗時姿勢における保持部材5の前側に配置され、第2ハンドル54は、移乗時姿勢における保持部材5の下側に配置される。これによれば、介助者は、被介助者Mの脇の下から第2ハンドル54を把持できて、アクセスが容易である。また、介助者は、前後方向に離れて配置された第1ハンドル43および第2ハンドル54を把持できるので、介助装置1の方向転換や横移動、超信地旋回などの操作性が極めて良好となり、かつ位置のコントロールも容易となる。
(5.実施形態の変形および応用)
なお、実施形態で説明した揺動部4を省略して、保持部材5が上下動および傾動する簡易な構成とすることも可能である。さらに、第1ハンドル43および第2ハンドル54の形状は適宜変更できる。本実施形態は、その他にも様々な変形や応用が可能である。
1:介助装置 2:基台 3:昇降部 31:昇降部材 32:昇降駆動部 4:揺動部 41:揺動アーム部材 42:揺動駆動部 43:第1ハンドル 431:第1ハンドル基軸部 432:第1ハンドル部 5:保持部材 54:第2ハンドル 541:第2ハンドル基軸部 542:第2ハンドル部

Claims (4)

  1. 被介助者を乗せて移動可能な基台と、
    前記基台に対して上下動可能に支持された昇降部材と、
    前記昇降部材の上下動を駆動する昇降駆動部と、
    前記昇降部材の支持軸に自由傾動可能に支持されて前記被介助者の上半身を保持する保持部材と、
    前記昇降部材に設けられた第1ハンドルと、
    前記保持部材に設けられ、前記昇降部材および前記第1ハンドルに対して前記保持部材と一体となって傾動する第2ハンドルと、
    を備えた介助装置。
  2. 被介助者を乗せて移動可能な基台と、
    前記基台に対して上下動可能に支持された昇降部材と、
    前記昇降部材の上下動を駆動する昇降駆動部と、
    前記昇降部材に自由傾動可能に支持されて前記被介助者の上半身を保持する保持部材と、
    前記昇降部材に設けられた第1ハンドルと、
    前記保持部材に設けられ、前記保持部材と一体となって傾動する第2ハンドルと、を備え、
    前記第2ハンドルは、
    前記保持部材の前記被介助者に接触しない裏面を通り、前記保持部材に保持された前記被介助者の左右方向に延在する第2ハンドル基軸部と、
    前記第2ハンドル基軸部の両端に設けられる第2ハンドル部と、を有する、
    介助装置。
  3. 被介助者を乗せて移動可能な基台と、
    前記基台に対して上下動可能に支持された昇降部材と、
    前記昇降部材の上下動を駆動する昇降駆動部と、
    前記昇降部材に自由傾動可能に支持されて前記被介助者の上半身を保持する保持部材と、
    前記昇降部材に設けられた第1ハンドルと、
    前記保持部材に設けられ、前記保持部材と一体となって傾動する第2ハンドルと、を備え、
    前記第1ハンドルは、
    前記昇降部材に固定され、前記保持部材に保持された前記被介助者の左右方向に延在する第1ハンドル基軸部と、
    前記第1ハンドル基軸部の両端に設けられる第1ハンドル部と、を有し、
    前記保持部材は、前記第1ハンドル基軸部を傾動軸線にして自由傾動する、
    介助装置。
  4. 被介助者を乗せて移動可能な基台と、
    前記基台に対して上下動可能に支持された昇降部材と、
    前記昇降部材の上下動を駆動する昇降駆動部と、
    前記昇降部材に自由傾動可能に支持されて前記被介助者の上半身を保持する保持部材と、
    前記昇降部材に設けられた第1ハンドルと、
    前記保持部材に設けられ、前記保持部材と一体となって傾動する第2ハンドルと、を備え、
    前記第1ハンドルは、前記被介助者および介助者により把持可能であり、
    前記第2ハンドルは、前記介助者により把持可能である、
    介助装置。
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