JP2021009521A - 電子情報ボード、電子情報ボードシステム及びそれらの制御方法、プログラム - Google Patents

電子情報ボード、電子情報ボードシステム及びそれらの制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用者が文字や図形等の描画が欠けにくい適切な筆記速度を習得することができる電子情報ボードを提供すること。【解決手段】使用者が画面に書き込みが可能な電子情報ボードであって、前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する筆記速度判定部と、前記筆記速度判定部が、前記筆記速度が許容可能ではないと判定した場合に、筆記する速度を教示する教示部と、を備える電子情報ボード。【選択図】図3

Description

本発明は、電子情報ボード、電子情報ボードシステム及びそれらの制御方法、プログラムに関する。
手書きされた文字や線をデータとして取り込むことにより、例えば、データとして取り込んだり、プリンタに出力したり、パソコンの画面に表示したりする情報ボード製品が知られている。
特許文献1には、筆記面に描画された文字や図形等を読み取って生成された画像データを出力するに際し、画像を2値化する際に閾値を異ならせることにより、画像データの視認性を良好に保ちつつも、筆記内容の欠落を防止する電子黒板が開示されている。
ディスプレイにタッチパネルを搭載した、いわゆる電子情報ボード製品が市場に出ている。当該電子情報ボードは、搭載するタッチパネル機能を用いて、画面を表示しているパソコンを操作することができる。また、当該電子情報ボードでは、タッチパネル機能を用いて、画面上に電子ペンを用いて手書きの文字や線などを描いたり、パソコンの画面を取り込んでその上に手書きを重畳して描いたり、タッチパネルを介した手書き機能が提供されている。
しかし、電子ペンで文字や図形の入力を行う場合、タッチパネルの描画性能や電子ペンの筆記性能によっては、素早く書くと文字や図形が欠ける場合がある。先行技術のように閾値の制御により欠落を防止する範囲も限界があり、ユーザ(使用者)の操作に依存した文字の欠落を解決できないという課題があった。
本発明は、使用者が文字や図形等の描画が欠けにくい適切な筆記速度を習得することができる電子情報ボードを提供することを目的とする。
開示の技術は、使用者が画面に書き込みが可能な電子情報ボードであって、前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する筆記速度判定部と、前記筆記速度判定部が、前記筆記速度が許容可能ではないと判定した場合に、筆記する速度を教示する教示部と、を備える電子情報ボードである。
開示の電子情報ボードによれば、使用者が文字や図形等の描画が欠けにくい適切な筆記速度を習得することができる。
本実施形態の電子黒板の全体斜視図。 本実施形態の電子黒板のハードウェア構成図。 本実施形態の電子黒板の機能構成図。 本実施形態の電子黒板の処理を説明するフローチャート。 本実施形態の電子黒板の処理を説明するフローチャート。 本実施形態の電子黒板の動作を説明する図。 本実施形態の電子黒板の動作を説明する図。 本実施形態の電子黒板の動作を説明する図。 電子情報ボードの変形例を示す図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<電子黒板全体の説明>
最初に、本発明にかかる電子情報ボードの実施形態の一例である電子黒板2について説明する。
図1は、本実施形態の電子黒板2の全体斜視図である。
電子黒板2は、ディスプレイ280と、載置台3を備える。ディスプレイ280は、載置台3に画面が垂直になるように載置される。電子ペン290によりディスプレイ280の画面281上に書き込みが可能となっている。なお、画面281への書き込みは、手で行ってもよい。載置台3は、キャスターを備える。載置台3は、ディスプレイ280を載置するとともに、ディスプレイ280を載置したまま移動させることができる。
<ハードウエアの説明>
図2は、電子黒板2のハードウエア構成図である。図2に示されているように、電子黒板2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、SSD(Solid State Drive)204、ネットワークI/F205、及び、外部機器接続I/F(Interface)206を備えている。
これらのうち、CPU201は、電子黒板2全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。SSD204は、電子黒板用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークI/F205は、通信ネットワークとの通信を制御する。外部機器接続I/F206は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ230、外付け機器(マイク240、スピーカ250、カメラ260)である。
また、電子黒板2は、キャプチャデバイス211、GPU212、ディスプレイコントローラ213、接触センサ214、センサコントローラ215、電子ペンコントローラ216、近距離通信回路219、及び近距離通信回路219のアンテナ219a、電源スイッチ222及び選択スイッチ類223を備えている。
これらのうち、キャプチャデバイス211は、外付けのPC(Personal Computer)270のディスプレイの表示内容に対応する映像情報を静止画または動画として画面281に表示させる。GPU(Graphics Processing Unit)212は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイコントローラ213は、GPU212からの出力画像をディスプレイ280等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサ214は、ディスプレイ280上に電子ペン290やユーザ(使用者)の手H等が接触したことを検知する。センサコントローラ215は、接触センサ214の処理を制御する。接触センサ214は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ280の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ280に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ280の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ214は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のIDをセンサコントローラ215に出力し、センサコントローラ215が、物体の接触位置である座標位置を特定する。電子ペンコントローラ216は、電子ペン290と通信することで、ディスプレイ280へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路219は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。電源スイッチ222は、電子黒板2の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。選択スイッチ類223は、例えば、ディスプレイ280の表示の明暗や色合い等を調整するためのスイッチ群である。
更に、電子黒板2は、バスライン210を備えている。バスライン210は、図2に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、接触センサ214は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ216が、電子ペン290のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン290のユーザ(使用者)が握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
<電子黒板2の機能の説明>
図3は、本実施形態の電子黒板2の機能構成図である。
電子黒板2は、制御部300と、画面入力部400と、画面表示部500と、を備える。
[制御部300]
最初に制御部300について説明する。制御部300は、電子黒板2の全体を制御する。制御部300は、プログラムを実行するCPU201と、プログラムやデータを記憶するROM202、RAM203、SSD204と、等から構成される。具体的には、制御部300を構成するCPU201は、ROM202、SSD204等の記憶装置からプログラムをロードし、電子黒板2のアプリケーションプログラムの実行を行う。制御部300は、コンピュータとして動作する。
制御部300は、全体制御部310と、筆記速度判定部320と、教示部340と、画面入力制御部350と、画面表示制御部360と、を備える。
全体制御部310は、制御部300全体を制御する。
筆記速度判定部320は、文字や棒線等をユーザ(使用者)が描画する際に、ユーザ(使用者)の筆記速度が、電子黒板2が許容可能であるかを判定する。筆記速度判定部320は、入力判定部321と、文字認識部322と、画像比較部323と、欠落率演算部324と、判定部325と、を備える。
入力判定部321は、文字や線が入力されたかどうかを判定する。
文字認識部322は、入力された手書き文字を光学文字認識(OCR(Optical Character Recognition))により、手書き文字を認識して、対応する文字コードに変換する。
画像比較部323は、入力された手書き文字と、文字認識部322により認識された文字コードに対応するフォント文字との画像の比較を行う。
欠落率演算部324は、画像比較部323により画像比較を行った結果から、手書き入力の際に欠損している割合(欠落率)を演算する。
判定部325は、欠落率演算部324により演算された欠落率に基づいて、使用者の筆記速度が、電子黒板2が対応可能な描画速度、すなわち、文字や棒線等がかすれないように描画できる速度であるかどうかを判定する。なお、電子黒板2の機種やシリーズにより文字や棒線等がかすれないように描画できる速度にはばらつきがある。判定部325では、欠落率に基づいて判定することから、電子黒板2の性能にあわせて正しく判定することができる。
教示部340は、筆記速度判定部320において、電子黒板2が対応可能な描画速度ではないと判定されたときに、描画速度を教示する画面を表示させる。
画面入力制御部350は、画面入力部400の制御を行う。画面表示制御部360は、画面表示部500の制御を行う。
各部の処理のより具体的な内容については、後述する処理の流れの説明において説明する。
なお、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「制御部」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
[画面入力部400]
画面入力部400は、ディスプレイ280の画面281に電子ペン290や手Hが接触することを検出して、その検出結果を情報として画面入力制御部350に出力する。画面入力部400は、接触センサ214、センサコントローラ215により構成される。
[画面表示部500]
画面表示部500は、画面表示制御部360の制御に基づいて、ディスプレイ280の画面281に画像を表示する。画面表示部500は、GPU212、ディスプレイコントローラ213、ディスプレイ280により構成される。
<処理の流れの説明>
電子黒板2の処理(制御方法)について説明する。図4、図5は、本実施形態の電子黒板2の処理を説明するフローチャートである。電子黒板2は、以下のステップ(手順)に基づいて処理を行う。
(ステップS10) 電子黒板2の動作を開始する(例えば、電源スイッチ222により電子黒板2の電源がオンされる、等。)と、制御部300は、電子黒板2の初期化を行う初期化処理を行う。初期化処理において、例えば、制御部300の各機能部の初期化を行う。
(ステップS20) 入力判定部321は、文字が入力されたかどうかを判定する入力判定処理を行う。
ここで、入力判定処理について詳細を説明する。図5は、入力判定処理を示すフローチャートである。電子黒板2は、ユーザ(使用者)が書く文字を予測することはできないため、本入力判定処理を行うことによって、一連の文字が書き終えたかどうかの判定を行う。
(ステップS310) 入力判定部321は、電子ペン290又は手Hが画面281に接触したかどうかを検出する。接触している場合(ステップS310:YES)は、ステップS320に進む。接触していない場合(ステップS310:NO)は、ステップS310に戻って処理を繰り返す。なお、当該処理を繰り返す際には、一定の待ち時間を設けてもよい。
(ステップS320) 入力判定部321は、接触時間の測定を開始する。
(ステップS330) 入力判定部321は、電子ペン290又は手Hが画面281から離反したか(離れたか)どうかを検出する。離反を検出した(離れた)場合(ステップS330:YES)は、ステップS340に進む。離反を検出していない(離れていない)場合、すなわち、依然として接触している場合(ステップS330:NO)は、ステップS330に戻って処理を繰り返す。なお、当該処理を繰り返す際には、一定の待ち時間を設けてもよい。
(ステップS340) 入力判定部321は、接触時間の測定を終了する。そして、測定した結果から、接触時間(ta)を求める。
(ステップS350) 入力判定部321は、離反時間の測定を開始する。
(ステップS360) 入力判定部321は、その時点の離反時間(tb)を求める。そして、当該離反時間(tb)が、接触時間(ta)に基づく所定の値(例えば、接触時間(ta)の10倍、等。)より短いかどうかを判断する。短い場合(ステップS360:YES)は、ステップS370に進む。長い又は等しい場合(ステップS360:NO)は、ステップS390に進む。
(ステップS370) 入力判定部321は、電子ペン290又は手Hが画面281に接触したかどうかを検出する。接触している場合(ステップS370:YES)は、ステップS380に進む。接触していない場合(ステップS370:NO)は、ステップS360に戻って処理を繰り返す。なお、当該処理を繰り返す際には、一定の待ち時間を設けてもよい。
(ステップS380)(ステップS390) 入力判定部321は、離反時間の測定を終了する。
このように、ステップS20の入力判定処理を行うことによって、入力判定部321は、一連の文字を書き終えたかどうかを判定することができる。
(ステップS30) ステップS20で、文字が入力されたら、文字認識部322は、文字認識処理を行う。具体的には、文字認識部322は、入力された手書き文字を光学文字認識(OCR)により、手書き文字を認識して、対応する文字コードに変換する。なお、光学文字認識は、文字を切り出し、正規化、特徴抽出、マッチング、知識処理という順で処理を行い、手書き文字を文字コードとして変換する。
図6は、文字認識処理の様子を示す図である。図6(A)は、画面281に電子ペン290を接触させて文字(手書き文字HL1、HL2)を描画した状態の図である。手書き文字HL1は「本」、手書き文字HL2は「日」を書いたものである。なお、図6(A)において、領域Aでは、描画速度が速かったため線が欠落している。すなわち、手書き文字HL2には、欠落箇所がある。
図6(A)のように一連の文字を書き終えて、電子ペンを画面281から一定時間離した状態にすると、文字認識部322は文字認識を行う。図6(B)は、描画された手書き文字HL1、HL2に対して文字認識処理を行い、対応する文字コードのフォント文字(認識文字RL1:「本」、RL2:「日」)に置き換えた状態の図である。このように、電子黒板2は、手書き文字を、対応する文字コードのフォント文字に変換することができる。
なお、本実施形態の文字認識部322では、文字を検出しているが、例えば、線や曲線等を検出するようにしてもよい。
(ステップS40) 画像比較部323は、手書き文字と認識文字との画像比較を行う。具体的には、手書き文字と認識文字との間で、画像の比較(マッチング)を行い、線が消えている箇所を判別する。例えば、図6(A)では、手書き文字と認識文字とを比較することにより、画像比較部323は、手書き文字HL1には、欠落箇所がないと判定する。一方、手書き文字HL2には、「日」の最後の横線(図6(A)の領域A)が欠けていることがわかる。その場合には、画像比較部323は、手書き文字HL2に欠落箇所があると判定する。
(ステップS50) 画像比較部323は、入力された手書き文字(ここでは、手書き文字HL1、HL2)に、欠落箇所があるかどうかを判定する。欠落箇所がある場合(ステップS50:YES)はステップS60に進む。欠落箇所がない場合(ステップS50:NO)は、ステップS90に進む。
(ステップS60) 欠落率演算部324は、欠落箇所について線の数をカウントする。欠落率演算部324は、文字認識部322での文字認識結果により、認識された文字コードから入力された総画数を求める。欠落率演算部324は、入力された総画数に対する欠落数を示す欠落率を計算する。欠落率演算部324は、一定時間での利用(例えば、5分)における欠落率を計算する。
(ステップS70) 判定部325は、欠落率演算部324で計算された欠落率が閾値ほり大きいかどうかを判定する。閾値は例えば、4.5%である。欠落率が閾値より大きい場合(ステップS70:YES)は、ユーザ(使用者)の筆記速度が、電子黒板2が対応可能な描画速度、すなわち、文字や棒線等がかすれないように描画できる速度より速いと判定する。このようにして、判定部325は、ユーザ(使用者)の筆記速度が、電子黒板2が許容可能ではないと判断する。判定部325は、そして、ステップS80に進む。欠落率が閾値以下の場合(ステップS70:NO)は、ユーザ(使用者)の筆記速度が、電子黒板2が許容可能であると判定する。そして、ステップS90に進む。
(ステップS80) 教示部340は、画面281上にポップアップで筆記練習用画面600を表示する。図7は、筆記練習用画面600が表示された状態を示す図である。また、図8は、筆記練習用画面600の具体例である筆記練習用画面610、620を示す図である。筆記練習用画面600は、使用している電子黒板2の描画性能に合わせた筆記速度を教示する。なお、筆記練習用画面600(610、620)が、教習画面の一例である。
筆記練習用画面600(610、620)には、筆記練習用画面であることを表す「筆記速度デモ」という文字や、機種名、描画のスピードが記載されている。
次に、筆記練習用画面610について詳細を説明する。最初に、ユーザ(使用者)は、画面右上の「サンプル」において、練習を行う。画面右上には「サンプル」として、大きめの文字611(「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」)が描画されている。教示部340は、文字611の下に、アンダーバー612を、電子黒板2の描画性能にあわせて、すなわち、電子黒板2が許容可能な描画速度に基づいて、左端の「あ」から右端の「お」まで、順番に点灯させる。このようにして、教示部340は、文字611の近傍に、許容可能な筆記速度に基づく表示速度で、アンダーバー612を表示する。ユーザ(使用者)は、そのアンダーバー612にあわせて、文字611を手本として文字611の上をなぞる。このようにすることによって、ユーザ(使用者)は、電子黒板2の最適な描画速度を把握することができる。
次に、ユーザ(使用者)は、画面の中央下で反復して練習を行う。画面の中央下には、文字615(「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」)が、合計5文字×10行にわたって描画されている。教示部340は、アンダーバー613を、文字615の下に、順番に電子黒板2の最適な描画速度に合わせて点灯する。このようにして、教示部340は、文字615の近傍に、許容可能な筆記速度に基づく表示速度で、アンダーバー613を表示する。ユーザ(使用者)は、アンダーバー613にあわせて文字615を手本として、文字615の上をなぞる。それによって、電子黒板2に最適な筆記速度(電子黒板2の許容可能な描画速度)を練習することができる。上記練習を行うことによって、利用者がその電子情報ボードの性能に合致した筆記速度を習得することができる。すべての文字を書き終えたら、ステップS90に進む。
なお、文字611、615の文字は、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」に限らず、別のひらがなでもよいし、カタカナ、漢字、数字であってもよい。また、文字611、615の文字は、日本語に限らず、英語等の日本語以外の言語の文字でもよい。
アンダーバー612、613は、描画速度に基づいて変化する図形教示のための図形の一例である。また、文字611、615は、手本となる文字の一例である。
(ステップS90) 制御部300は、処理を終了するか判定を行う。処理を終了する場合(ステップS90:YES)は、ステップS100に進む。処理を終了しない場合(ステップS90:NO)は、ステップS20に戻って、ステップS20からの処理を繰り返す。
(ステップS90) 電子黒板2の処理を終了するための処理を行う。
<効果・作用>
ユーザ(使用者)の筆記速度を判定して、何度も許容速度を超える場合は、手本(デモ)として、筆記速度を教示する筆記練習用画面を電子黒板2の画面281の一部を使用して表示する。当該筆記練習用画面に基づいてユーザ(使用者)が操作することにより、ユーザ(使用者)がその電子情報ボードの性能に合致した筆記速度を習得することができる。ユーザ(使用者)が筆記速度を習得することにより、電子情報ボードに文字や図形等を入力する際に、文字や図形等の描画が欠けることを防止しながら、ユーザ(使用者)が電子情報ボードを使用することができる。
また、電子黒板2の機種やシリーズにより文字や棒線等がかすれないように描画できる速度にはばらつきがある。そのため、特定の機種で欠けにくい筆記速度に慣れたとしても、別の機種やシリーズを使う場合にその筆記速度で書くと文字が欠けてしまう。本実施形態の電子情報ボードによれば、そのような場合でも、機種に合わせてユーザ(使用者)が適切な筆記速度を習得することができる。
<変形例>
本発明にかかる電子情報ボードの実施形態としては、電子黒板2に限らない。例えば、図9に示すようなインタラクティブ・ホワイトボード700でもよい。インタラクティブ・ホワイトボード700は、タッチパネルディスプレイ710を備え、ペン730もしくは直接指でタッチパネルディスプレイ710に筆記することができる。また、ネットワーク経由で筆記したデータを他拠点と共有することができる。さらに、内蔵のカメラ720、マイク725、およびスピーカ740を用いて、自拠点および接続拠点の会議参加者の映像(例えば、画像711)および音声を共有する。
図8(b)のように、文字ではなく、図形により教示するようにしてもよい。例えば、四角形621の辺622、623、624、625を順に端から線を描画して、それをなぞるようにしてもよい。また、図形についても、円626のように円を描画して、それをなぞるようにしてもよい。
筆記練習用画面610において、アンダーバー613により、文字全体(例えば「あ」)を指示するのではなく、文字の一画ごとに画面に描画することによって、文字の一画ごとの指示するようにしてもよい。その場合には、教示部340は、電子黒板2の許容可能な描画速度に基づいて、文字を一画ごとに画面に描画する。そして、ユーザ(使用者)は、その描画にあわせて、上をなぞるようにする。この一画ごとに描画される文字は、教示のための文字の一例である。
筆記練習画面をポップアップするだけではなく、スピーカ250、740から音(例:ブーブーやピーピーなどの警告音)で筆記速度が速いことをユーザ(使用者)に警告するようにしてもよい。
本実施形態の電子黒板2では、すべての処理を電子黒板2の制御部300で行っているが、電子黒板2の制御部300で行っている一部の処理を、分散して行うようにしてもよい。例えば、電子黒板2と、電子黒板2とネットワークを介して接続されたサーバ等のコンピューティングデバイスと、を備える電子情報ボードシステムを構成してもよい。当該電子情報ボードシステムでは、本実施形態の電子黒板2の制御部300で行っていた処理の一部(例えば、文字認識部322、画像比較部323、欠落率演算部324、判定部325での処理、等。)を当該コンピューティングデバイスで処理を行うようにしてもよい。このようにすることによって、電子情報ボード単体では情報処理能力が不足する場合があっても、処理を分散させることにより処理を行うことができる。
2 電子黒板
310 全体制御部
320 筆記速度判定部
340 教示部
600 筆記練習用画面
610 筆記練習用画面
620 筆記練習用画面
700 インタラクティブ・ホワイトボード
特許第5481470号公報

Claims (8)

  1. 使用者が画面に書き込みが可能な電子情報ボードであって、
    前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する筆記速度判定部と、
    前記筆記速度判定部が、前記筆記速度が許容可能ではないと判定した場合に、筆記する速度を教示する教示部と、を備える
    電子情報ボード。
  2. 前記教示部は、前記画面に教習画面を表示し、前記教習画面に許容可能な筆記速度に基づく表示速度で文字又は図形を表示する
    請求項1に記載の電子情報ボード。
  3. 前記教習画面には、手本となる文字を表示され、
    前記教示部は、前記図形を前記手本となる文字の近傍に表示する
    請求項2に記載の電子情報ボード。
  4. 前記筆記速度判定部は、書き込まれた文字と、前記書き込まれた文字を文字認識した文字とを比較して、前記書き込まれた文字の欠落箇所の有無を判定し、入力された総画数に対する前記欠落箇所の数に基づいて、前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子情報ボード。
  5. 使用者が画面に書き込みが可能な電子情報ボードの制御方法であって、
    前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する手順と、
    前記判定する手順で、前記筆記速度が許容可能ではないと判定した場合に、筆記する速度を教示する手順と、を備える
    電子情報ボードの制御方法。
  6. 使用者が画面に書き込みが可能な電子情報ボードのコンピュータに、
    前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する手順と、
    前記判定する手順で、前記筆記速度が許容可能ではないと判定した場合に、筆記する速度を教示する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  7. 使用者が画面に書き込みが可能な電子情報ボードと、前記電子情報ボードと接続されたコンピューティングデバイスと、を備える電子情報ボードシステムであって、
    前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する筆記速度判定部と、
    前記筆記速度判定部が、前記筆記速度が許容可能ではないと判定した場合に、筆記する速度を教示する教示部と、を備える
    電子情報ボードシステム。
  8. 使用者が画面に書き込みが可能な電子情報ボードと、前記電子情報ボードと接続されたコンピューティングデバイスと、を備える電子情報ボードシステムの制御方法であって、
    前記使用者の筆記速度が許容可能であるかを判定する手順と、
    前記判定する手順で、前記筆記速度が許容可能ではないと判定した場合に、筆記する速度を教示する手順と、を備える
    電子情報ボードシステムの制御方法。
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