JP2021009070A - 見守りシステムおよび見守り方法 - Google Patents
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Abstract
Description
を有し、前記端末部および前記スタッフ端末のうちのいずれか一方は、空気振動を介した通信により識別情報を発信し、前記識別情報を受信した前記端末部または前記スタッフ端末は、前記制御部に前記識別情報を受信した旨の通知を送信し、前記制御部は、前記通知の受信状況に基づいて前記スタッフの位置を判断する見守りシステム。
(全体構成)
図1は、見守りシステム1の全体構成を示す図である。図2Aは、見守り対象者70の居所に設置された検出部10の例を示す図である。図2Bは、端末部から出力された音波が、見守り対象者70の居所に所在するスタッフ80aが所持するスタッフ端末40aによって検出される様子を示す図である。
図3は、検出部10の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、体動センサー14、および音入出力部15を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。検出部10は、少なくとも一部が平面になっていることで構成される設置部(不図示)を有し、当該平面が居室の天井等と接するように固定配置され得る。設置部は、居室の天井等に検出部10を固定するためのボルトを通す穴が設けられた止め板を、検出部10の側面等の一部分に固定することにより構成されてもよい。
図4は、サーバー20の概略構成を示すブロック図である。サーバー20は、制御部として機能し、制御部21、通信部22、および記憶部23(データベースとも称される)を備える。このサーバー20は、見守り対象者70用の居室と同じ建物内に設けられてもよく、遠隔地に設けられ、ネットワークを介して他の機器から接続されるようにしてもよい。例えば、サーバー20は、インターネット等のネットワーク上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されるクラウドサーバーであってもよい。各構成は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。
管理者端末30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、CPU、RAM等で構成される制御部、通信部、表示部、入力部、および音入出力部を備える。管理者端末30は、例えばナースステーション内に配置される。
スタッフ端末40は、見守りシステム1のユーザーインターフェースとして機能する機器であり、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成され得る。
次に、第1実施形態の見守りシステム1において行われる、スタッフ位置検出処理の手順について説明する。
図6に示すように、出力部15b(端末部)は、音波を出力する。具体的には、出力部15bは、設けられる位置に対応する所定の範囲において、可聴域外の周波数を有する音波を出力し、当該音波を介して、当該出力部15bを識別可能な固有の識別情報である端末情報を出力(発信)する。
スタッフ端末40は、出力部15bによって出力された音波をマイク44aによって検出し、検出された音波を解析することによって端末情報を取得する。例えば、スタッフ端末40は、検出された音波のレベルが所定の閾値以上である場合に端末情報を取得してもよい。
スタッフ端末40は、スタッフ80またはスタッフ端末40を識別可能なスタッフ情報を記憶部等から取得し、端末情報とともにサーバー20に送信する。ここで、スタッフ端末40は、ステップS140の処理において複数の端末情報が取得された場合、各端末情報が取得される際にスタッフ端末40において検出された音波の振幅または位相に基づいて、サーバー20に送信する端末情報を決定する。例えば、スタッフ端末40は、振幅が最大の音波に対応する端末情報を、所在する位置に設けられた出力部15bを示す情報として、サーバー20に送信する。また、スタッフ端末40は、各出力部15bにおいて出力された音波の位相と、検出した音波の位相のずれ等に基づいて各出力部15bとの距離を判断し、最も近接する出力部15bから出力された端末情報をサーバー20に送信してもよい。なお、スタッフ端末40は、複数の端末情報を取得した場合、各端末情報と、各端末情報に対応する音波の振幅等の情報をサーバー20に送信し、サーバー20において、音波の振幅等に基づいて使用する端末情報が決定されてもよい。この場合、サーバー20は、スタッフ端末40の代わりに決定部として機能する。なお、サーバー20は、後述するように、複数の端末情報を使用してスタッフ端末40が所在する位置を判断してもよい。
サーバー20は、スタッフ端末40から送信された端末情報の受信状況に基づいて、当該スタッフ端末40を携帯するスタッフ80の位置を判断する。また、サーバー20は、スタッフ端末40から送信されたスタッフ情報に基づいて、どのスタッフ80が、どの位置に所在しているかを判断する。例えば、サーバー20は、スタッフ端末40から受信した端末情報に対応する出力部15bが設けられた位置に、スタッフ80が所在していると判断してもよい。スタッフ80の活動領域内の各所に出力部15bを設置することによって、スタッフ80の位置を精緻に判断することができる。また、サーバー20は、端末情報が取得される際にスタッフ端末40において検出された音波の振幅等の情報から、スタッフ端末40と出力部15bとの距離を推定して、スタッフ80が所在する可能性がある位置範囲としてスタッフ80の位置を判断してもよい。さらに、サーバー20は、複数の端末情報と、各端末情報が取得される際にスタッフ端末40において検出された音波の振幅等の情報、および各端末情報に対応する出力部15bの位置に関する情報を組み合わせて、スタッフ端末40が所在する位置を判断してもよい。具体的には、サーバー20は、複数の端末情報と、各端末情報に対応する音波の振幅等によって、スタッフ端末40と各端末情報に対応する出力部15bそれぞれとの距離を推定し、推定結果を組み合わせることによってスタッフ端末40の位置を判断することができる。
サーバー20は、スタッフ80の位置に関する情報を、時刻情報と関連付けて記憶部23に蓄積する。例えば、サーバー20は、所定の時間間隔ごとに各スタッフ80の位置を取得し、各時刻における各スタッフ80の位置を示す座標情報を、時刻情報と関連付けて記憶部23に順次記憶する。
サーバー20は、各位置に関する情報と、時刻情報と関連付けられて蓄積されたスタッフ80の位置に関する情報とに基づいて、各スタッフ80の動線を示す情報を生成する。具体的には、サーバー20は、各スタッフ80の位置を時系列で2次元座標上にプロットし、隣接するプロット同士を線で接続することによって動線を示す画像情報を生成する。例えば、サーバー20は、記憶部23に記憶されたマップ上に動線を重畳して、図7に示されるような動線を示す画像情報を生成する。図7の例においては、スタッフAおよびスタッフBの2人のスタッフの動線が、それぞれ実線および破線として互いに区別されて可視化されている。生成された動線を示す情報は、記憶部23に記憶される。サーバー20は、所定のタイミングにおいて、予め指定された期間等の条件に基づいて動線を示す情報を生成してもよく、あるいはユーザーからの指示に基づいて、動線を示す情報を都度生成してもよい。生成された動線を示す情報は、例えば管理者端末30の表示部に表示され、スタッフ80の業務状況の管理、把握、および改善等に活用される。
上記の第1実施形態の見守りシステム1においては、所定の位置に設けられた端末部が空気振動を介した通信によって識別情報を発信する例について説明したが、スタッフ80に携帯されるスタッフ端末40が空気振動を介した通信によって識別情報を発信してもよい。第2実施形態では、スタッフ端末40が空気振動を介した通信によって識別情報としてスタッフ情報を発信し、端末部がスタッフ端末40から発信されたスタッフ情報を受信して端末情報とともにサーバー20に送信し、サーバー20において受信した情報に基づいてスタッフ80の位置を判断する例について説明する。
次に、第2実施形態の見守りシステム1において行われる、スタッフ位置検出処理の手順について説明する。
図9に示すように、スタッフ端末40は、音波を出力(発信)する。具体的には、スタッフ端末40は、スピーカー44bから可聴域外の周波数を有する音波を出力し、当該音波を介して、当該スタッフ端末40を識別可能な固有の識別情報であるスタッフ情報を出力(発信)する。
端末部(入力部15a)は、スタッフ端末40によって出力された音波を検出し、検出された音波を解析することによってスタッフ情報を取得する。例えば、端末部は、検出された音波のレベルが所定の閾値以上である場合にスタッフ情報を取得してもよい。
端末部は、自機を識別可能な端末情報を記憶部等から取得し、スタッフ情報とともにサーバー20に送信する。ステップS240の処理において複数のスタッフ情報が取得された場合の端末部およびサーバー20における処理は、第1実施形態のスタッフ端末40およびサーバー20における処理と同様である。
サーバー20は、端末部から送信された端末情報およびスタッフ情報の受信状況に基づいて、どのスタッフ80が、どの位置に所在しているかを判断する。ステップS270におけるスタッフ80の位置を判断する処理およびステップS280、S290の処理は第1実施形態のサーバー20における処理と同様である。
10 検出部(端末部)
11 制御部
12 通信部
13 カメラ
14 体動センサー
15 音入出力部
15a マイク
15b スピーカー
20 サーバー
21 制御部
22 通信部
23 記憶部
30 管理者端末
40 スタッフ端末
41 制御部
42 無線通信部
43 操作表示部
44 音入出力部
44a マイク
44b スピーカー
50 ネットワーク
51 アクセスポイント
60 ベッド
70 見守り対象者
80 スタッフ
Claims (13)
- 所定の位置に設けられる端末部と、
対象者への対応を行うスタッフに携帯されるスタッフ端末と、
前記端末部および前記スタッフ端末に関する情報を管理する制御部と、
を有し、
前記端末部および前記スタッフ端末のうちのいずれか一方は、空気振動を介した通信により識別情報を発信し、
前記識別情報を受信した前記端末部または前記スタッフ端末は、前記制御部に前記識別情報を受信した旨の通知を送信し、
前記制御部は、前記通知の受信状況に基づいて前記スタッフの位置を判断する見守りシステム。 - 前記スタッフ端末は、前記空気振動を介して、当該スタッフ端末または当該スタッフ端末を携帯するスタッフを識別可能なスタッフ情報を前記識別情報として発信し、
前記端末部は、前記スタッフ端末から受信した前記スタッフ情報を、前記端末部を識別可能な端末情報とあわせて前記制御部に送信し、
前記制御部は、前記端末部から送信された前記スタッフ情報および前記端末情報の受信状況に基づいて前記スタッフの位置を判断する請求項1に記載の見守りシステム。 - 前記端末部は、前記空気振動を介して、前記端末部を識別可能な端末情報を前記識別情報として発信し、
前記スタッフ端末は、前記端末部から受信した前記端末情報を、当該スタッフ端末または当該スタッフ端末を携帯するスタッフを識別可能なスタッフ情報とあわせて前記制御部に送信し、
前記制御部は、前記スタッフ端末から送信された前記スタッフ情報および前記端末情報の受信状況に基づいて前記スタッフの位置を判断する請求項1に記載の見守りシステム。 - 複数の端末部は、異なる複数の位置にそれぞれ設けられ、
前記制御部は、前記端末情報の受信状況に基づいて前記スタッフの位置を判断する請求項2または3に記載の見守りシステム。 - 複数の前記スタッフ端末は、複数の前記スタッフそれぞれに携帯され、各スタッフ端末は、当該スタッフ端末に対応する前記スタッフ情報を送信し、
前記制御部は、前記スタッフ情報の受信状況に基づいて、複数の前記スタッフそれぞれの位置を判断する請求項2〜4のいずれか一項に記載の見守りシステム。 - 前記制御部は、前記スタッフの位置に関する情報を時刻情報と関連付けて記憶し、記憶された情報に基づいて前記スタッフの位置の推移に関する情報を出力する請求項1〜5のいずれか一項に記載の見守りシステム。
- 前記制御部は、前記スタッフの位置の推移に関する情報として、前記スタッフの動線を示す情報を出力する請求項6に記載の見守りシステム。
- 前記制御部は、前記スタッフの活動領域を示すマップを取得し、前記位置の推移に関する情報が、前記マップに対応付けて可視化されるように出力する請求項6または7に記載の見守りシステム。
- 前記制御部は、複数の前記スタッフそれぞれの位置の推移に関する情報を取得して各スタッフに関する情報と対応付けて記録し、
前記位置の推移に関する情報が前記スタッフごとに区別して可視化されるように出力する請求項6〜8のいずれか一項に記載の見守りシステム。 - 前記スタッフ端末または前記端末部において前記空気振動から複数の前記識別情報を取得した場合、各識別情報に対応する前記空気振動の振幅および位相の少なくとも一方に基づいて、前記制御部における判断に使用される前記識別情報を決定する決定部をさらに有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の見守りシステム。
- 前記スタッフ端末は、当該スタッフ端末において音声通話を行うために設けられた音入力部または音出力部によって、前記空気振動を介した前記識別情報の受信または送信を行う請求項1〜10のいずれか一項に記載の見守りシステム。
- 前記端末部は、当該端末部において音声通話を行うために設けられた音入力部または音出力部によって、前記空気振動を介した前記識別情報の受信または送信を行う請求項1〜11のいずれか一項に記載の見守りシステム。
- 所定の位置に設けられる端末部と、対象者への対応を行うスタッフに携帯されるスタッフ端末と、前記端末部および前記スタッフ端末に関する情報を管理する制御部と、を有する見守りシステムにおいて実行される見守り方法であって、
前記端末部および前記スタッフ端末のうちのいずれか一方によって、空気振動を介して識別情報を発信するステップ(a)と、
前記識別情報を受信した前記端末部または前記スタッフ端末によって、前記制御部に前記識別情報を受信した旨の通知を送信するステップ(b)と、
前記制御部によって、前記通知の受信状況に基づいて前記スタッフの位置を判断するステップ(c)と、
を含む見守り方法。
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A521 | Request for written amendment filed |
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A02 | Decision of refusal |
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