JP2021008847A - エンジン - Google Patents
エンジン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021008847A JP2021008847A JP2019122616A JP2019122616A JP2021008847A JP 2021008847 A JP2021008847 A JP 2021008847A JP 2019122616 A JP2019122616 A JP 2019122616A JP 2019122616 A JP2019122616 A JP 2019122616A JP 2021008847 A JP2021008847 A JP 2021008847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- oil
- filter mounting
- mounting base
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【課題】横幅を小さくできるエンジンを提供する。【解決手段】エンジンの横壁2に取り付けられフィルタ取付ベース3と、フィルタ取付ベース3に取り付けられたオイルフィルタ4を備え、フィルタ取付ベース3は、エンジンの横壁2に沿う基部3aと、基部3aの周縁部から横方向に突出するフィルタ取付座3bを備え、オイルフィルタ4は、エンジンの横壁2と平行な向きで、フィルタ取付座3bに取り付けられ、フィルタ取付ベース3は、金属製で、断面L字形の肉壁3cを備え、肉壁3c内にエンジンオイル6の放熱通路6aを備えている。【選択図】 図2
Description
本発明は、エンジンに関し、詳しくは、横幅を小さくできるエンジンに関する。
従来、オイルフィルタとオイルクーラを備えたエンジンがある(例えば、特許文献1参照)。
《問題点》 エンジンの横幅が大きくなる。
特許文献1のエンジンでは、エンジンの横側に、オイルクーラとオイルフィルタが横に重ねて配置されているため、エンジンの横幅が大きくなる。
特許文献1のエンジンでは、エンジンの横側に、オイルクーラとオイルフィルタが横に重ねて配置されているため、エンジンの横幅が大きくなる。
本発明の課題は、横幅を小さくできるエンジンを提供することにある。
本願発明の構成は、次の通りである。
図1に例示するように、クランク軸(1)の架設方向を前後方向、図2(A)に例示するように、前後方向と直交するエンジンの幅方向を横方向として、
図1,図2(A)に例示するように、エンジンの横壁(2)に取り付けられフィルタ取付ベース(3)と、フィルタ取付ベース(3)に取り付けられたオイルフィルタ(4)を備え、
図2(A)に例示するように、フィルタ取付ベース(3)は、エンジンの横壁(2)に沿う基部(3a)と、基部(3a)の周縁部から横方向に突出するフィルタ取付座(3b)を備え、オイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)と平行な向きで、フィルタ取付座(3b)に取り付けられ、
フィルタ取付ベース(3)は、金属製で、断面L字形の肉壁(3c)を備え、肉壁(3c)内にエンジンオイル(6)の放熱通路(6a)を備えている、ことを特徴とするエンジン。
図1に例示するように、クランク軸(1)の架設方向を前後方向、図2(A)に例示するように、前後方向と直交するエンジンの幅方向を横方向として、
図1,図2(A)に例示するように、エンジンの横壁(2)に取り付けられフィルタ取付ベース(3)と、フィルタ取付ベース(3)に取り付けられたオイルフィルタ(4)を備え、
図2(A)に例示するように、フィルタ取付ベース(3)は、エンジンの横壁(2)に沿う基部(3a)と、基部(3a)の周縁部から横方向に突出するフィルタ取付座(3b)を備え、オイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)と平行な向きで、フィルタ取付座(3b)に取り付けられ、
フィルタ取付ベース(3)は、金属製で、断面L字形の肉壁(3c)を備え、肉壁(3c)内にエンジンオイル(6)の放熱通路(6a)を備えている、ことを特徴とするエンジン。
本願発明は、次の効果を奏する。
《効果》 エンジンの横幅を小さくできる。
フィルタ取付座(3b)にエンジンの横壁(2)と平行な向きで取り付けられたオイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)からの突出量が小さく、エンジンの横幅を小さくできる。
《効果》 エンジンオイルの冷却効率が高い。
金属製で断面L字形のフィルタ取付ベース(3)は、単位体積当たりの表面積が大きく、放熱通路(6a)からのエンジンオイル(6)の放熱量が多いため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
《効果》 エンジンの横幅を小さくできる。
フィルタ取付座(3b)にエンジンの横壁(2)と平行な向きで取り付けられたオイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)からの突出量が小さく、エンジンの横幅を小さくできる。
《効果》 エンジンオイルの冷却効率が高い。
金属製で断面L字形のフィルタ取付ベース(3)は、単位体積当たりの表面積が大きく、放熱通路(6a)からのエンジンオイル(6)の放熱量が多いため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
図1と図2は本発明の実施形態に係るエンジンを説明する図で、この実施形態では、水冷式の立形多気筒ディーゼルエンジンについて説明する。
このエンジンは、図1(A)に示すように、シリンダブロック(33)と、シリンダブロック(33)の上部に組み付けられたシリンダヘッド(14)と、シリンダヘッド(14)の上部に組み付けられたシリンダヘッドカバー(15)と、シリンダブロック(33)の前部に設けられた水ポンプ(37)と、フロントケース(42)と、、水ポンプ(37)のポンプ軸(37a)に取り付けられたエンジン冷却ファン(8)と、シリンダブロック(33)の後部に配置されたフライホイール(17)と、シリンダブロック(33)の下部に組み付けられたオイルパン(18)を備えている。
シリンダヘッド(14)の横一側に吸気マニホルド(図示せず)が組み付けられ、シリンダヘッド(14)の横他側に排気マニホルド(19)が組み付けられている。
シリンダヘッド(14)の横一側に吸気マニホルド(図示せず)が組み付けられ、シリンダヘッド(14)の横他側に排気マニホルド(19)が組み付けられている。
このエンジンは、燃料供給装置(16)と、エンジン始動装置(20)と、水冷装置(21)と、エンジン潤滑装置(22)と、過給機(10)と、過給機潤滑装置(26)を備えている。
燃料供給装置(16)は、図1(A)に示すように、コモンレール式燃料噴射装置であり、これは燃焼室(図示せず)に差し込まれた燃料インジェクタ(24)と、燃料インジェクタ(24)に供給する燃料(16a)を蓄圧するコモンレール(25)と、コモンレール(25)に燃料(16a)を供給する燃料サプライポンプ(27)と、燃料サプライポンプ(27)に供給する燃料(16a)を貯留する燃料タンク(28)を備えている。
燃料インジェクタ(24)の電磁弁(24a)の開閉と、コモンレール(25)の内圧と、燃料サプライポンプ(27)の回転数は、電子制御装置(29)で制御され、エンジン回転数やエンジン負荷に応じ、燃料インジェクタ(24)の電磁弁(24a)の開弁タイミングと開弁時間が設定され、燃料インジェクタ(24)から所定タイミングで所定量の燃料(16a)が噴射される。
電子制御装置(29)はエンジンECUである。ECUは電子制御ユニットの略称であり、マイコンである。燃料(16a)は軽油である。
燃料インジェクタ(24)の電磁弁(24a)の開閉と、コモンレール(25)の内圧と、燃料サプライポンプ(27)の回転数は、電子制御装置(29)で制御され、エンジン回転数やエンジン負荷に応じ、燃料インジェクタ(24)の電磁弁(24a)の開弁タイミングと開弁時間が設定され、燃料インジェクタ(24)から所定タイミングで所定量の燃料(16a)が噴射される。
電子制御装置(29)はエンジンECUである。ECUは電子制御ユニットの略称であり、マイコンである。燃料(16a)は軽油である。
エンジン始動装置(20)は、図1(A)に示すように、スタータモータ(23)と、スタータモータ(23)のピニオンギヤ(図示せず)とかみ合うリングギヤ(30)と、キースイッチ(31)と、バッテリ(32)を備えている。
バッテリ(32)は、キースイッチ(31)と電子制御装置(29)を介してスタータモータ(23)に電気的に接続されている。
キースイッチ(31)は、OFF位置と、ON位置と、START位置を備え、OFF位置からON位置に切り替えると、電子制御装置(29)を介してバッテリ(32)から燃料供給装置(16)やその他の電気系統に給電がなされ、ON位置からSTART位置に切り替えると、バッテリ(32)からスタータモータ(23)に給電がなされ、モータリングによりエンジンが始動され、ON位置からOFF位置に切り替えると、燃料供給装置(16)やその他の電気系統への給電が停止され、電子制御装置(29)は、運転データの記憶等の所定の処理を行った後、処理を終了する。
バッテリ(32)は、キースイッチ(31)と電子制御装置(29)を介してスタータモータ(23)に電気的に接続されている。
キースイッチ(31)は、OFF位置と、ON位置と、START位置を備え、OFF位置からON位置に切り替えると、電子制御装置(29)を介してバッテリ(32)から燃料供給装置(16)やその他の電気系統に給電がなされ、ON位置からSTART位置に切り替えると、バッテリ(32)からスタータモータ(23)に給電がなされ、モータリングによりエンジンが始動され、ON位置からOFF位置に切り替えると、燃料供給装置(16)やその他の電気系統への給電が停止され、電子制御装置(29)は、運転データの記憶等の所定の処理を行った後、処理を終了する。
水冷装置(21)は、図1(A)に示すように、エンジン冷却水(7)のシリンダブロック(33)内の水路となるシリンダジャケット(33a)と、シリンダヘッド(14)内の水路となるシリンダヘッドジャケット(14a)と、サーモスタット弁(34)が収容されたウォーターフランジ(35)と、ラジエータ(36)と、水ポンプ(37)を備え、水ポンプ(37)の圧送力で、エンジン冷却水(7)は、シリンダジャケット(33a)、シリンダヘッドジャケット(14a)、ウォーターフランジ(35)、ラジエータ(36)、水ポンプ(37)の順に循環し、エンジンを水冷する。また、エンジン冷却水(7)の一部は、ラジエータ(36)を迂回し、シリンダジャケット(33a)、シリンダヘッドジャケット(14a)、水ポンプ(37)の順に循環する。
エンジン冷却水(7)の水温が低い場合には、サーモスタット弁(34)が閉じ、エンジン冷却水(7)は、ラジエータ(36)を迂回する循環のみとなり、エンジン冷却水(7)の昇温を早める暖機運転がなされる。
エンジン冷却水(7)の水温が低い場合には、サーモスタット弁(34)が閉じ、エンジン冷却水(7)は、ラジエータ(36)を迂回する循環のみとなり、エンジン冷却水(7)の昇温を早める暖機運転がなされる。
エンジン潤滑装置(22)は、図1(A)に示すように、オイルパン(18)と、オイルポンプ(38)と、オイルストレーナ(39)と、オイルフィルタ(4)と、オイルギャラリ(40)を備え、オイルパン(18)に貯留されているエンジンオイル(6)が、オイルポンプ(38)の吸引力でオイルストレーナ(39)から吸い込まれ、オイルポンプ(38)の圧送力で、オイルフィルタ(4)、オイルギャラリ(40)を順に介して、クランク軸(1)の軸受部等の摺動部(41)に供給される。
過給機(10)は、図1(A)に示すように、排気マニホルド(19)の上部に組み付けられ、排気タービン(10b)と、エアコンプレッサ(10c)と、排気タービン(10b)とエアコンプレッサ(10c)の間に設けられたタービン軸の軸受(10a)を備えている。過給機(10)は、排気マニホルド(19)から排気タービン(10b)に流入した排気(10f)でエアコンプレッサ(10c)を駆動し、エアクリーナ(図示せず)からの吸気(10d)をエアコンプレッサ(10c)から過給パイプ(10e)を介して吸気マニホルドに過給する。
過給機潤滑装置(26)は、図1(A)に示すように、オイルフィルタ(4)のオイル供給下流側でオイルギャラリ(40)の途中から分岐したオイル供給通路(11)と、過給機(10)の軸受(10a)から導出されたオイル排出通路(12)を備え、オイル供給通路(11)の終端は過給機(10)の軸受(10a)の上部に連通され、オイル排出通路(12)の始端は過給機(10)の軸受(10a)の下部に連通され、終端はオイルパン(18)の上方で開口されている。
この過給機潤滑装置(26)では、オイルギャラリ(40)からオイル供給通路(11)に分流したエンジンオイル(6)は、過給機(10)の軸受(10a)を冷却した後、オイル排出通路(12)からオイルパン(18)に戻る。
この過給機潤滑装置(26)では、オイルギャラリ(40)からオイル供給通路(11)に分流したエンジンオイル(6)は、過給機(10)の軸受(10a)を冷却した後、オイル排出通路(12)からオイルパン(18)に戻る。
このエンジンは、図1に示すように、クランク軸(1)の架設方向を前後方向、図2(A)に示すように、前後方向と直交するエンジンの幅方向を横方向として、
図1,図2(A)に示すように、エンジンの横壁(2)に取り付けられフィルタ取付ベース(3)と、フィルタ取付ベース(3)に取り付けられたオイルフィルタ(4)を備えている。
フィルタ取付ベース(3)は、図2(A)に示すように、エンジンの横壁(2)に沿う基部(3a)と、基部(3a)の周縁部から横方向に突出するフィルタ取付座(3b)を備え、オイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)と平行な向きで、フィルタ取付座(3b)に取り付けられている。
フィルタ取付ベース(3)は、金属製で、断面L字形の肉壁(3c)を備え、肉壁(3c)内にエンジンオイル(6)の放熱通路(6a)を備えている。
図1,図2(A)に示すように、エンジンの横壁(2)に取り付けられフィルタ取付ベース(3)と、フィルタ取付ベース(3)に取り付けられたオイルフィルタ(4)を備えている。
フィルタ取付ベース(3)は、図2(A)に示すように、エンジンの横壁(2)に沿う基部(3a)と、基部(3a)の周縁部から横方向に突出するフィルタ取付座(3b)を備え、オイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)と平行な向きで、フィルタ取付座(3b)に取り付けられている。
フィルタ取付ベース(3)は、金属製で、断面L字形の肉壁(3c)を備え、肉壁(3c)内にエンジンオイル(6)の放熱通路(6a)を備えている。
このエンジンでは、フィルタ取付座(3b)にエンジンの横壁(2)と平行な向きで取り付けられたオイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)からの突出量が小さく、エンジンの横幅を小さくできる。
また、金属製で断面L字形のフィルタ取付ベース(3)は、単位体積当たりの表面積が大きく、放熱通路(6a)からのエンジンオイル(6)の放熱量が多いため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
また、金属製で断面L字形のフィルタ取付ベース(3)は、単位体積当たりの表面積が大きく、放熱通路(6a)からのエンジンオイル(6)の放熱量が多いため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
このエンジンでは、図2(A)に示すように、フィルタ取付ベース(3)を取り付けるエンジンの横壁(2)は、フロントケース(42)の横壁(42a)である。フィルタ取付ベース(3)を取り付けるエンジンの横壁(2)は、図1に示すシリンダブロック(33)の横壁(33b)であってもよい。
エンジンの横壁(2)は、図2(A)に示すように、オイルポンプ(38)からエンジンオイル(6)を導出するオイル導出通路(2a)を備えている。
フィルタ取付ベース(3)は、アルミダイカスト製で、断面L字形の肉壁(3c)の屈曲部の肉壁(3c)内にエンジンの横壁(2)の未浄油導出通路(2a)と連通する未浄油導入通路(3f)を備えている。
オイルフィルタ(4)は、椀形のフィルタケース(4a)と、フィルタケース(4a)の底を塞ぐ底板(4b)と、底板(4b)の周縁部に設けられた未浄油入口(4c)と、底板(4b)の中央部に取り付けられた浄油出口(4d)と、フィルタケース(4a)内に収容された内蔵フィルタ(4f)を備えている。浄油出口(4d)は、フィルタ取付ベース(3)の放熱通路(6a)と連通している。
エンジンの横壁(2)は、図2(A)に示すように、オイルポンプ(38)からエンジンオイル(6)を導出するオイル導出通路(2a)を備えている。
フィルタ取付ベース(3)は、アルミダイカスト製で、断面L字形の肉壁(3c)の屈曲部の肉壁(3c)内にエンジンの横壁(2)の未浄油導出通路(2a)と連通する未浄油導入通路(3f)を備えている。
オイルフィルタ(4)は、椀形のフィルタケース(4a)と、フィルタケース(4a)の底を塞ぐ底板(4b)と、底板(4b)の周縁部に設けられた未浄油入口(4c)と、底板(4b)の中央部に取り付けられた浄油出口(4d)と、フィルタケース(4a)内に収容された内蔵フィルタ(4f)を備えている。浄油出口(4d)は、フィルタ取付ベース(3)の放熱通路(6a)と連通している。
このエンジンでは、オイルポンプ(38)の吸引力で、オイルパン(18)内のエンジンオイル(6)がオイルストレーナ(39)を介してオイルポンプ(38)に吸引され、オイルポンプ(38)の圧送力で、エンジンの横壁(2)の未浄油導出通路(2a)と、フィルタ取付ベース(3)の未浄油導入通路(3f)と、オイルフィルタ(4)の未浄油入口(4c)と、内蔵フィルタ(4f)の周囲の未浄油室(4g)と、内蔵フィルタ(4f)内の浄油室(4h)と、底板(4b)の浄油出口(4d)を順に介して、フィルタ取付ベース(3の放熱通路(6a)に導入される。
図2(A)(B)に示すように、フィルタ取付ベース(3)は、表面にヒートシンク(3d)を備えている。
このエンジンでは、放熱通路(6a)を通過するエンジンオイル(6)の熱は、ヒートシンク(3d)で効率的に放熱されるため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
ヒートシンク(3d)は、図2(B)に示すように、細い棒状で、断面L字形の肉壁(3c)に挟まれた放熱空間(3g)に臨むフィルタ取付ベース(3)の表面に多数のヒートシンク(3d)が縦横に林立している。放熱空間(3g)は、エンジン冷却風(8a)の風路(8b)となっている。
このエンジンでは、放熱通路(6a)を通過するエンジンオイル(6)の熱は、ヒートシンク(3d)で効率的に放熱されるため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
ヒートシンク(3d)は、図2(B)に示すように、細い棒状で、断面L字形の肉壁(3c)に挟まれた放熱空間(3g)に臨むフィルタ取付ベース(3)の表面に多数のヒートシンク(3d)が縦横に林立している。放熱空間(3g)は、エンジン冷却風(8a)の風路(8b)となっている。
このエンジンでは、図2(A)に示すように、エンジンオイル(6)の放熱通路(6a)は、フィルタ取付ベース(3)の断面L字形の肉壁(3c)に沿うL字形に形成され、放熱通路(6a)の両端の開口部(6ab)(6ac)の間にオイルクーラ(5)を介在させ、エンジンオイル(6)が放熱通路(6a)とオイルクーラ(5)を通過するようにしている。
このエンジンでは、エンジンオイル(6)がオイルクーラ(5)でも冷却されるため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
このエンジンでは、エンジンオイル(6)がオイルクーラ(5)でも冷却されるため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
このエンジンでは、図2(A)に示すように、オイルクーラ(5)は直管形で、エンジンの横壁(2)と平行な向きに見て、フィルタ取付ベース(3)の断面L字形の肉壁(3c)を二辺とする三角形の残りの一辺の位置に配置されている。
このエンジンでは、オイルクーラ(5)がエンジンの横側に大きく張り出さず、エンジンの横幅を小さく維持できる。
また、フィルタ取付ベース(3)の断面L字形の肉壁(3c)とオイルクーラ(5)が相互に離れ、それぞれの放熱が邪魔されないため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
このエンジンでは、オイルクーラ(5)がエンジンの横側に大きく張り出さず、エンジンの横幅を小さく維持できる。
また、フィルタ取付ベース(3)の断面L字形の肉壁(3c)とオイルクーラ(5)が相互に離れ、それぞれの放熱が邪魔されないため、エンジンオイル(6)の冷却効率が高い。
図2(A)に示すように、オイルクーラ(5)は、直管の放熱パイプ(5a)と、放熱パイプ(5a)の周囲を覆う直管のクーラケース(5b)と、クーラケース(5b)内で放熱パイプ(5a)の周囲に設けられたクーラジャケット(5c)を備えている。
放熱パイプ(5a)は、入口側管継手(13a)を介してフィルタ取付ベース(3)の放熱通路(6a)の出口開口部(6ab)に連通し、出口側管継手(13b)を介して放熱通路(6a)の入口開口部(6ac)に連通している。
放熱通路(6a)の出口開口部(6ab)は、フィルタ取付座(3b)の突出端に設けられ、放熱通路(6a)の入口開口部(6ac)は、基部(3a)の端部に設けられている。
放熱パイプ(5a)は、入口側管継手(13a)を介してフィルタ取付ベース(3)の放熱通路(6a)の出口開口部(6ab)に連通し、出口側管継手(13b)を介して放熱通路(6a)の入口開口部(6ac)に連通している。
放熱通路(6a)の出口開口部(6ab)は、フィルタ取付座(3b)の突出端に設けられ、放熱通路(6a)の入口開口部(6ac)は、基部(3a)の端部に設けられている。
図2(A)に示すように、入口側管継手(13a)は、環状のアイジョイント(13c)と、アイジョイント(13c)に挿通された中空ボルト(13d)と、一対のガスケット(13e)(13e)と、アイジョイント(13c)から導出されたフランジ付きパイプ(13g)を備え、アイジョイント(13c)から突出した中空ボルト(13d)が放熱通路(6a)の出口開口部(6ab)にネジ嵌合され、フランジ付きパイプ(13g)がオイルクーラ(5)の放熱パイプ(5a)のオイル入口に接続され、フィルタ取付座(3b)とアイジョイント(13c)の間、並びに、アイジョイント(13c)と中空ボルト(13d)のボルト頭部(13f)の間にそれぞれガスケット(13e)が挟み付けられている。
このエンジンでは、放熱通路(6a)の出口開口部(6ab)から流出したエンジンオイル(6)は、中空ボルト(13d)とアイジョイント(13c)とフランジ付きパイプ(13g)を順に介してオイルクーラ(5)の放熱パイプ(5a)のオイル入口に流入する。
図1(C)に示すように、フランジ付きパイプ(13g)には、複数の円板形の放熱フィン(13h)が設けられている。後述する出口側管継手(13b)も同様の構造になっている。
このエンジンでは、放熱通路(6a)の出口開口部(6ab)から流出したエンジンオイル(6)は、中空ボルト(13d)とアイジョイント(13c)とフランジ付きパイプ(13g)を順に介してオイルクーラ(5)の放熱パイプ(5a)のオイル入口に流入する。
図1(C)に示すように、フランジ付きパイプ(13g)には、複数の円板形の放熱フィン(13h)が設けられている。後述する出口側管継手(13b)も同様の構造になっている。
図2(A)に示すように、出口側管継手(13b)は、環状のアイジョイント(13c)と、アイジョイント(13c)に挿通された中空ボルト(13d)と、一対のガスケット(13e)(13e)と、アイジョイント(13c)から導出されたフランジ付きパイプ(13g)を備え、アイジョイント(13c)から突出した中空ボルト(13d)が放熱通路(6a)の入口開口部(6ac)にネジ嵌合され、フランジ付きパイプ(13g)がオイルクーラ(5)の放熱パイプ(5a)のオイル出口に接続され、基部(3a)とアイジョイント(13c)の間、並びに、アイジョイント(13c)と中空ボルト(13d)のボルト頭部(13f)の間にそれぞれガスケット(13e)が挟み付けられている。
このエンジンでは、オイルクーラ(5)の放熱パイプ(5a)のオイル出口から流出したエンジンオイル(6)は、フランジ付きパイプ(13g)とアイジョイント(13c)と中空ボルト(13d)を順に介して放熱通路(6a)の入口開口部(6ac)から流入する。
このエンジンでは、オイルクーラ(5)の放熱パイプ(5a)のオイル出口から流出したエンジンオイル(6)は、フランジ付きパイプ(13g)とアイジョイント(13c)と中空ボルト(13d)を順に介して放熱通路(6a)の入口開口部(6ac)から流入する。
クーラジャケット(5c)のエンジン冷却水(7)は、水ポンプ(37)に吸い込まれ、クーラジャケット(5c)にはシリンダジャケット(33a)からエンジン冷却水(7)が供給される。
このエンジンでは、図1,図2(A)に示すように、フィルタ取付ベース(3)は、基部(3a)の中央部が枢軸(3e)で枢支され、枢軸(3e)を中心とするフィルタ取付ベース(3)の回動で、オイルフィルタ(4)の向きが調節されるように構成されている。
このエンジンでは、オイルフィルタ(4)の向きを調節できるため、オイルフィルタ(4)と周辺部品の干渉を避けることができる。
このエンジンでは、オイルフィルタ(4)の向きを調節できるため、オイルフィルタ(4)と周辺部品の干渉を避けることができる。
図2(A)に示すように、フィルタ取付ベース(3)の基部(3a)は、エンジンの横壁(2)側に枢軸(3e)を中心とする円環オイル溝(3h)を備え、円環オイル溝(3h)は、未浄油導入通路(3f)と連通し、枢軸(3e)を中心としてフィルタ取付ベース(3)を回動させても、エンジンの横壁(2)の未浄油導出通路(2a)と円環オイル溝(3h)は常に連通する。
枢軸(3e)は、フィルタ取付ベース(3)をエンジンの横壁(2)に固定する中空の締結ボルト(43)で、エンジンの横壁(2)の浄油導入通路(2b)にネジ嵌合され、周壁の周方向に複数開口されたオイル入口(43a)と、端面に開口されたオイル出口(43b)を備え、オイル出口(43b)はオイルギャラリ(40)と連通している。
このエンジンでは、オイルポンプ(38)から圧送されたエンジンオイル(6)は、エンジンの横壁(2)の未浄油導出通路(2a)と円環オイル溝(3h)と未浄油導入通路(3f)とオイルフィルタ(4)と放熱通路(6a)とオイルクーラ(5)と放熱通路(6a)と中空の締結ボルト(43)と浄油導入通路(2b)を順に介してオイルギャラリ(40)に流入する。
枢軸(3e)は、フィルタ取付ベース(3)をエンジンの横壁(2)に固定する中空の締結ボルト(43)で、エンジンの横壁(2)の浄油導入通路(2b)にネジ嵌合され、周壁の周方向に複数開口されたオイル入口(43a)と、端面に開口されたオイル出口(43b)を備え、オイル出口(43b)はオイルギャラリ(40)と連通している。
このエンジンでは、オイルポンプ(38)から圧送されたエンジンオイル(6)は、エンジンの横壁(2)の未浄油導出通路(2a)と円環オイル溝(3h)と未浄油導入通路(3f)とオイルフィルタ(4)と放熱通路(6a)とオイルクーラ(5)と放熱通路(6a)と中空の締結ボルト(43)と浄油導入通路(2b)を順に介してオイルギャラリ(40)に流入する。
(1)…クランク軸、(2)…横壁、(3)…フィルタ取付ベース、(3a)…基部、(3b)…フィルタ取付座、(3c)…肉壁、(3d)…ヒートシンク、(3e)…枢軸、(4)…オイルフィルタ、(5)…オイルクーラ、(6)…エンジンオイル、(6a)…放熱通路、(6ab)…出口開口部、(6ac)…入口開口部。
Claims (5)
- クランク軸(1)の架設方向を前後方向、前後方向と直交するエンジンの幅方向を横方向として、
エンジンの横壁(2)に取り付けられフィルタ取付ベース(3)と、フィルタ取付ベース(3)に取り付けられたオイルフィルタ(4)を備え、
フィルタ取付ベース(3)は、エンジンの横壁(2)に沿う基部(3a)と、基部(3a)の周縁部から横方向に突出するフィルタ取付座(3b)を備え、オイルフィルタ(4)は、エンジンの横壁(2)と平行な向きで、フィルタ取付座(3b)に取り付けられ、
フィルタ取付ベース(3)は、金属製で、断面L字形の肉壁(3c)を備え、肉壁(3c)内にエンジンオイル(6)の放熱通路(6a)を備えている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
フィルタ取付ベース(3)は、表面にヒートシンク(3d)を備えている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1または請求項2に記載されたエンジンにおいて、
エンジンオイル(6)の放熱通路(6a)は、フィルタ取付ベース(3)の断面L字形の肉壁(3c)に沿うL字形に形成され、放熱通路(6a)の両端の開口部(6ab)(6ac)の間にオイルクーラ(5)を介在させ、エンジンオイル(6)が放熱通路(6a)とオイルクーラ(5)を通過するようにした、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項3に記載されたエンジンにおいて、
オイルクーラ(5)は直管形で、エンジンの横壁(2)と平行な向きに見て、フィルタ取付ベース(3)の断面L字形の肉壁(3c)を二辺とする三角形の残りの一辺の位置に配置されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載されたエンジンにおいて、
フィルタ取付ベース(3)は、基部(3a)の中央部が枢軸(3e)で枢支され、枢軸(3e)を中心とするフィルタ取付ベース(3)の回動で、オイルフィルタ(4)の向きが調節されるように構成されている、ことを特徴とすエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019122616A JP2021008847A (ja) | 2019-06-30 | 2019-06-30 | エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019122616A JP2021008847A (ja) | 2019-06-30 | 2019-06-30 | エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021008847A true JP2021008847A (ja) | 2021-01-28 |
Family
ID=74198593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019122616A Pending JP2021008847A (ja) | 2019-06-30 | 2019-06-30 | エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021008847A (ja) |
-
2019
- 2019-06-30 JP JP2019122616A patent/JP2021008847A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
MXPA05007282A (es) | Sistema de enfriamiento para un motor de combustion interna con recirculacion de gas de escape (egr). | |
JP6174348B2 (ja) | 車両用内燃機関 | |
US10180102B2 (en) | Intake air cooling device for engine | |
WO2019153494A1 (zh) | V型多缸柴油机的冷却系统 | |
CN101315042A (zh) | 一种v型发动机及其冷却系统 | |
JP2021008847A (ja) | エンジン | |
JP4321198B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
CN201137529Y (zh) | 水套式直列双缸发动机 | |
JP2001303952A (ja) | エンジンの冷却構造 | |
JP2020109267A (ja) | 過給機付きエンジン | |
JP2021008834A (ja) | エンジン | |
JP2012082770A (ja) | エンジン吸気装置 | |
WO2019153499A1 (zh) | V型多缸柴油机的机油供给系统 | |
JP7089458B2 (ja) | 過給機付きエンジン | |
JP2021008835A (ja) | エンジン | |
JP7045303B2 (ja) | 過給機付きエンジン | |
JP2023074372A (ja) | 内燃機関および内燃システム | |
CN108223098B (zh) | 内燃机 | |
JP6344404B2 (ja) | エンジンの吸気冷却装置 | |
JP2023074371A (ja) | 内燃システム | |
JP2971209B2 (ja) | 汎用内燃機関 | |
JP2020109268A (ja) | 過給機付きエンジン | |
JP2503134Y2 (ja) | 縦型頭上弁式内燃機関 | |
JPH0723694B2 (ja) | 部分液冷式直列多気筒空冷ディーゼルエンジンの冷却装置 | |
CN104389669A (zh) | 发动机轴风轮散热系统 |