JP2021008821A - 攪拌装置 - Google Patents

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慶子 柴田
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Abstract

【課題】尿素水に起因する白色生成物の析出を抑制する攪拌装置を提供する。【解決手段】排ガスG1が通過する排気通路1の中途位置に配置された尿素水噴射弁2と選択的還元触媒装置3との間に配置された攪拌部11を備える攪拌装置10において、攪拌部11は尿素水噴射弁2の側に向いた面に尿素水を吸着可能な多孔質体15を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、攪拌装置に関し、より詳細には、尿素水に起因する白色生成物の析出を抑制する攪拌装置に関する。
攪拌装置として尿素水噴射弁から噴射された尿素水の拡散を促進するミキサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−144644号公報
ところで、尿素水噴射弁から噴射される尿素水の量が多かったり、排気通路を流れる排ガスの流量が少なかったり、排ガスの温度が低かったりすると、ミキサで攪拌された尿素水が拡散せずに、液状や液滴の状態で排気通路や選択的還元触媒装置に付着する。その付着した尿素水から、尿素、メラミン、シアヌル酸、ビウレットなどが固体化した白色生成物が析出する。
白色生成物が析出すると、その分、尿素水が加水分解されていないことになり、アンモニアの生成量が少なくなる。また、排気ガスの温度が上昇してその析出した白色生成物が熱分解するとアンモニアが生成される。つまり、この白色生成物が析出することで、選択的還元触媒装置に供給されるアンモニアの量が過少になったり、過多になったりする。この結果として、選択的還元触媒装置における窒素酸化物の還元率が低下したり、選択的還元触媒装置を通過するアンモニア量が増加したりする問題があった。
本開示の目的は、尿素水に起因する白色生成物の析出を抑制する攪拌装置を提供することである。
上記の目的を達成する本発明の一態様の攪拌装置は、排ガスが通過する排気通路の中途位置に配置された尿素水噴射弁とこの尿素水噴射弁よりも排ガスの流れに関して下流側に配置された選択的還元触媒装置との間に配置された攪拌部を備える攪拌装置において、前記攪拌部はその前記尿素水噴射弁の側に向いた面に尿素水を吸着可能な多孔質体を有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、攪拌部が多孔質体を有することで加水分解できなかった液状あるいは液滴状の尿素水を吸着することができる。これにより、尿素水が排気通路や選択的還元触媒装置に直接付着することを防止するには有利になり、排気通路や選択的還元触媒装置に尿素水に起因する白色生成物が析出することを抑制することができる。
実施形態の攪拌装置を例示する構成図である。 図1の攪拌部の斜視図である。 図2の矢印IIIで示す断面図である。 図1の矢印IVで示す断面図である。 実施形態の攪拌装置における加熱方法を例示するフロー図である。
以下に、本開示における攪拌装置の実施形態について説明する。図中において、白抜き矢印が排ガスG1を示し、X方向をその排ガスG1の流れに関して上流側から下流側に向かう方向とし、Y方向をX方向の反対側の方向とする。また、図中の一点鎖線は信号線を示すものとする。
図1および図2に例示するように、本実施形態の攪拌装置10は図示しない車両に搭載された内燃機関の排気通路1の中途位置に配置され、攪拌部11と誘電加熱部12とを備えて構成される。
排気通路1は円筒管で構成されて、図示しない内燃機関の複数の気筒から排出される排ガスG1が通過する通路であり、複数の気筒に連通する排気多岐管から車両の外部への出口までの通路である。排気通路1の中途位置にはX方向に向かって順に尿素水噴射弁2と選択的還元触媒装置3とが配置される。尿素水噴射弁2は尿素水を排気通路1の内部に向かって噴射する装置である。選択的還元触媒装置3は多孔質セラミック担体にゼオライト等の触媒を担持して構成され、噴射された尿素水が排ガスG1の熱により加水分解されて生成されたアンモニアを還元剤として排ガスG1に含有される窒素酸化物を選択的に還元浄化する装置である。
排気通路1における尿素水噴射弁2が配置される位置は図示しないターボチャージャよりも排ガスG1の流れに関して下流側に限定されずに、排気多岐管やターボチャージャのタービンよりも上流側でもよく、ターボチャージャの上流側に尿素水噴射弁2が配置され、ターボチャージャの下流側に選択的還元触媒装置3が配置されてもよい。また、排ガスG1の流れに関して尿素水噴射弁2の上流側や選択的還元触媒装置3の下流側に配置される装置としては、図示しない酸化触媒装置やフィルタ装置、アンモニア吸着触媒装置4が例示されるが特に限定されるものではない。加えて、尿素水噴射弁2は、排気通路1に挿通されていればよく、排気通路1の一部の内壁を窪ませて形成した空間に配置されてもよい。
攪拌部11は尿素水噴射弁2および選択的還元触媒装置3の間の排気通路1の内部に配置されて、尿素水噴射弁2から噴射された尿素水が衝突し、衝突した尿素水を攪拌する装置である。攪拌部11は、尿素水噴射弁2の近傍に配置されることが望ましく、尿素水噴射弁2から噴射された尿素水の液滴が衝突可能な位置に配置されることがより望ましい。
本実施形態の尿素水噴射弁2は、尿素水が噴射される噴射部が図中において右下側に向かって開口しており、尿素水が図中の左上から右下に向う方向に噴射される。噴射された尿素水は様々な粒径の液滴があり、粒径が小さい尿素水の液滴は慣性力が小さくなり排ガスG1の流れに乗って流れるので、排ガスG1中に拡散され易く、アンモニアに加水分解され易い。一方、粒径が大きい尿素水の液滴は慣性力が大きいことから排ガスG1中に拡散され難く、尿素水噴射弁2から噴射された後に所定の進行方向に向かって直進する。本実施形態で、尿素水の液滴が衝突する位置とは、尿素水噴射弁2から噴射された粒径が大きな尿素水の液滴の進路上とする。
攪拌部11としては軸流ファンモータが例示されるが、排気通路1を流れる尿素水を攪拌可能な構成であればよく、その構成は軸流ファンモータに限定されるものではない。例えば、攪拌部11としては排ガスの流れに対向する板に排ガスが通過可能な多数の穴が形成された固定の整流板でもよい。但し、攪拌部11は、軸流ファンモータのように回転することで尿素水の拡散性を向上することができ、揮発した尿素を均一に混合することができる。
本実施形態の攪拌部11は、複数の羽根14から成るプロペラファン13と多孔質体15とを有する。プロペラファン13は排気通路1の管周方向に間隔を空けて配置された複数の羽根14がその管周方向に回転するものであればよく、駆動用のモータが内蔵されたハブやケーシングについてはその説明を省略する。プロペラファン13は排ガスG1の流れる方向に排ガスG1を送風可能に構成されることが好ましい。
多孔質体15は複数の羽根14の尿素水噴射弁2の側に向いた面のそれぞれに配置される。羽根14の尿素水噴射弁2の側に向いた面は排ガスG1の流れに関して上流側に向いた面であり、Y方向に向いた面である。なお、多孔質体15は羽根14に限らずにハブやケーシングのY方向に向いた面に配置されてもよい。多孔質体15はプロペラファン13の複数の羽根14の一部に配置されてもよいが、複数の羽根14の全てに配置されることが好ましい。
多孔質体15は尿素水を吸着可能な部材であり、尿素水を物理吸着可能な金属多孔質体であることが望ましい。物理吸着とは尿素水の液滴が多孔質体15の細孔にファンデルワールス力により吸着する現象であり、化学吸着とは異なる現象である。多孔質体15は攪拌部11を通過する排ガスG1が到達する温度に耐えられる材質であればよい。多孔質体15としては、耐熱性に優れる金属で構成されることが望ましい。また、金属多孔質体としては、金属粉体の焼結、金属布の圧縮や積層、あるいは、溶解金属へのガスの溶解により、表面および内部に多数(無数)の細孔が空いたものが例示される。
本実施形態の多孔質体15は金属繊維16が交絡して成る金属布17で構成される。多孔質体15は一枚の金属布17から構成されてもよいが、複数の金属布17が排ガスG1の流れる方向に積層して構成されることが望ましい。多孔質体15を複数の金属布17で構成することで、多孔質体15が様々な大きさの細孔を有することができる。
金属繊維16としてはステンレス鋼が例示される。金属布17は金属繊維16が交絡して成る織物、編物、および、不織布が例示されるが、細孔が不均一で且つ複雑になる不織布で構成されることが望ましい。
図3に例示するように、多孔質体15の細孔の大きさはX方向に向かって小さくなることが望ましく、金属布17が積層して成る多孔質体15は下流側に配置された金属布17における細孔の大きさが上流側に配置された金属布17における細孔の大きさよりも小さいことが望ましい。本開示で多孔質体15の細孔の大きさは各層のそれぞれに存在する多数の細孔の大きさの平均値とする。多孔質体15の細孔の大きさの最小は、排ガスG1中に拡散され易く、アンモニアに加水分解され易い尿素水の液滴の粒径程度に設定されることが好ましく、大きさの最大は尿素水噴射弁2から噴射される尿素水の液滴の粒径の最大値程度に設定されることが好ましい。
金属布17における細孔の大きさは構成する金属繊維16が密になることで小さくなる。よって、金属布17で構成される多孔質体15はX方向に向かって金属繊維16が密になることが望ましく、X方向に向かって順々に金属繊維16が密になることがより望ましい。
多孔質体15における金属布17の積層数は特に限定されるものではない。金属布17は細孔が不均一で且つ複雑になる不織布で構成されることが好ましいが、複数の金属布17が積層する場合に全ての金属布17が不織布で構成されなくてもよく、編物と不織布との組み合わせでもよい。
排ガスG1の温度が低い状況で尿素水噴射弁2から尿素水が噴射されると、粒径の小さい尿素水は拡散し、排ガスG1中で加水分解される。一方、粒径の大きい尿素水は慣性力により噴射方向に直進し、攪拌部11に衝突する。攪拌部11に衝突した尿素水は多孔質体15に吸着される。このとき、粒径が大きい尿素水の液滴は細孔が比較的に大きい金属布17に吸着され、その金属布17を通り抜けた粒径が小さい尿素水は細孔が小さい金属布17に吸着される。
尿素水の液滴の粒径が多孔質体15の細孔よりも小さくなると、尿素水の液滴は多孔質体15から脱離して、排ガスG1に拡散されて加水分解される。つまり、その細孔よりも粒径が大きい尿素水の液滴は多孔質体15から脱離されずに吸着が維持される。
このように、攪拌部11が多孔質体15を有することで加水分解し難い液状あるいは液滴状の尿素水を吸着することができる。これにより、尿素水が排気通路1や選択的還元触媒装置3に直接付着することを防止するには有利になり、排気通路1や選択的還元触媒装置3に尿素水に起因する白色生成物が析出することを抑制することができる。
図1および図4に例示するように、誘電加熱部12は尿素水噴射弁2および選択的還元触媒装置3の間の排気通路1の内部に配置された電波吸収体18と、排気通路1の外部に配置された電波発振器19とを有し、攪拌部11を誘電加熱により加熱する装置である。誘電加熱部12の加熱対象は攪拌部11の一部であってもよく、本実施形態の誘電加熱部12は加熱対象が攪拌部11の多孔質体15である。
電波吸収体18はX方向に見て攪拌部11の外縁部に配置される。本開示で、攪拌部11の外縁部とは、尿素水を攪拌する部位の外縁部であり、本実施形態においてケーシングでは無く、プロペラファン13の羽根14の先端部とする。
電波吸収体18はプロペラファン13の複数の羽根14の先端部のそれぞれに配置されて、X方向に見て多孔質体15の外縁部に伝熱可能に当接することが望ましい。なお、電波吸収体18は、複数の羽根14のうちの多孔質体15が設置されていない羽根14には設置しなくてもよい。
電波吸収体18は、抵抗性吸収材料、誘電性吸収材料、および、磁性吸収材料が例示される。電波吸収体18は、排ガスG1が到達する温度に耐えられるものが望ましく、金属材料から成る抵抗性吸収材料や磁性吸収材料がより望ましい。
電波吸収体18を羽根14の先端部に配置するため、本実施形態の多孔質体15は羽根14の尿素水噴射弁2の側に向いた面の全域のうちの先端部を除いた部位を覆うものとする。
電波発振器19は排気通路1の外側に配置されて、排気通路1の内部に配置された電波吸収体18に向かって電波を発振する装置であり、マグネトロン、クライストロン、および、進行波管が例示される。電波発振器19はX方向に見て排気通路1の外側に間隔を空けて複数配置されることが望ましい。
電波発振器19が発振する電波はマイクロ波であることが望ましく、誘電加熱部12はマイクロ波加熱により攪拌部11の少なくとも一部を加熱する構成であることが望ましい。
電波発振器19は温度取得装置20と電気的に接続された制御装置21に電気的に接続されて、温度取得装置20の取得した温度Txに基づいて、制御装置21により電波の発振が制御される。
温度取得装置20は選択的還元触媒装置3を通過する排ガスG1の温度Txを取得する温度センサである。温度取得装置20は、排ガスG1の流れに関して選択的還元触媒装置3よりも上流側に配置されることが望ましく、尿素水噴射弁2の近傍に配置されることがより望ましい。
制御装置21は、各種情報処理を行う中央演算装置(CPU)、その各種情報処理を行うために用いられるプログラムや情報処理結果を読み書き可能な内部記憶装置、及び各種インターフェースなどから構成されるハードウェアである。制御装置21は、尿素水噴射弁2の尿素水の噴射を制御するドージングコントロールユニットで構成されてもよい。
制御装置21は、機能要素として加熱判定部22、および、加熱制御部23を有する。各機能要素は、プログラムとして内部記憶装置に記憶されていて、適時、中央演算装置により実行されている。なお、各機能要素としては、プログラムの他にそれぞれが独立して機能するプログラマブルコントローラ(PLC)や電気回路で構成されてもよい。
加熱判定部22は温度取得装置20が取得した排ガスG1の温度Txが入力されて、その温度Txが予め設定された下限値Ta以上、且つ、上限値Tb以下の範囲に収まるか否かを判定し、判定した結果を加熱制御部23に出力する機能要素である。
加熱制御部23は加熱判定部22の判定結果が入力されて、温度Txが予め設定された範囲に収まるという判定結果の場合に、電波発振器19に電波を発振させる制御を行う機能要素である。
下限値Ta以上、且つ、上限値Tb以下の範囲は、予め実験や試験により設定された温度範囲であり、尿素水噴射弁2から尿素水の噴射が許可される温度範囲のうちの低温側の範囲に設定される。ここでいう尿素水噴射弁2から尿素水の噴射が許可される温度範囲とは、尿素水がアンモニアに加水分解可能で、且つ、選択的還元触媒装置3がアンモニアを還元剤として窒素酸化物を還元可能に活性化した温度範囲である。また、その温度範囲のうちの低温側の範囲とは、その温度範囲の高温側の範囲に比して尿素水からアンモニアへの加水分解の反応速度が遅い範囲である。
図5に例示するように、攪拌装置10の加熱方法は、図示しない内燃機関の運転中に所定の周期ごとに繰り返し行われる方法である。本開示で、所定の周期とは温度取得装置20が温度Txを取得する周期とする。なお、フロー図における一周期の経過は「リターン」で示す。
内燃機関の運転が開始されると、温度取得装置20が温度Txを取得する(S110)。ついで、加熱判定部22が、取得した温度Txが下限値Ta以上か否かを判定する(S120)。下限値Taが尿素水噴射弁2から尿素水の噴射を開始する温度に設定されている場合にこのステップは温度Txと下限値Taとの比較では無く、尿素水の噴射の有無を判定するステップとしてもよい。
ついで、温度Txが下限値Ta以上と判定した場合に(S120:YES)、加熱判定部22が、取得した温度Txが上限値Tb以下か否かを判定する(S130)。一方、温度Txが下限値Taを下回ると判定した場合に(S120:NO)、スタートへ戻る。
ついで、温度Txが上限値Tb以下と判定した場合に(S130:YES)、加熱制御部23が、電波発振器19に指令を出し、電波を発振させて(S140)、スタートへ戻る。一方、温度Txが上限値Tbを上回ると判定した場合に(S130:NO)、加熱制御部23が、電波発振器19の電波の発振を停止させて(S150)、スタートへ戻る。
電波発振器19が電波を発振すると、電波吸収体18が発振された電波を吸収して発熱する。ついで、電波吸収体18で生じた熱が多孔質体15に伝熱して、多孔質体15に吸着された尿素水を加熱する。加熱された尿素水の液滴は揮発して多孔質体15から脱離して、排ガスG1に拡散されて加水分解される。
このように、誘電加熱部12により攪拌部11を誘電加熱することで、排ガスG1の温度Txでは揮発できなかった尿素水を揮発させることができる。これにより、尿素水が排気通路1や選択的還元触媒装置3に直接付着することを防止するには有利になり、排気通路1や選択的還元触媒装置3に尿素水に起因する白色生成物が析出することを抑制することができる。
誘電加熱部12は攪拌部11を誘電加熱により加熱する。誘電加熱は、誘導加熱に比して均一加熱、迅速加熱、選択加熱の点で優れる。つまり、誘電加熱部12は時々刻々と変化する排ガスG1の温度Txに対して迅速加熱することで、加熱遅れを回避するには有利になる。また、誘電加熱部12は選択加熱により攪拌部11のみを加熱するのに有利になる。
既述した実施形態で、攪拌装置10は多孔質体15を有する攪拌部11および誘電加熱部12の両方を備えているが、攪拌装置10は誘電加熱部12が無く、多孔質体15を有する攪拌部11のみで構成されてもよく、攪拌装置10は多孔質体15を有さない攪拌部11および誘電加熱部12で構成されてもよい。
前述したとおり、攪拌装置10は攪拌部11が多孔質体15を有することで、加水分解できなかった液状あるいは液滴状の尿素水を吸着することができる。また、攪拌装置10は誘電加熱部12により攪拌部11を誘電加熱することで、排ガスG1の温度Txでは揮発できなかった尿素水を揮発させることができる。
これらに対して、多孔質体15を有する攪拌部11および誘電加熱部12の両方を備える攪拌装置10は、加水分解できなかった液状あるいは液滴状の尿素水を多孔質体15で吸着する。ついで、攪拌装置10は排ガスG1の温度Txでは吸着したその尿素水を揮発できない場合に、誘電加熱部12により攪拌部11を誘電加熱することで、吸着した尿素水を揮発させることができる。
このように、多孔質体15を有する攪拌部11および誘電加熱部12の両方を備える攪拌装置10によれば、どちらか一方を備えない攪拌装置に比して、尿素水が排気通路や選択的還元触媒装置に直接付着することを防止するには有利になり、排気通路や選択的還元触媒装置に尿素水に起因する白色生成物が析出することを抑制することができる。
攪拌装置10が有する多孔質体15が吸着可能な尿素水の量を予め実験や試験により設定し、排ガスG1の温度Txでは尿素水を揮発できない場合に、尿素水噴射弁2から噴射される尿素水の噴射量を多孔質体15から尿素水が飛び散らない量にするとよい。
また、多孔質体15を排ガスG1の流れに関して攪拌部11よりも下流側で、選択的還元触媒装置3の上流側の排気通路1における底部に設置してもよい。ここでいう、排気通路1における底部とは液状あるいは液滴の尿素水が付着し易い場所である。排気通路1における多孔質体15を設置する場所は、攪拌部11の近傍が好ましい。また、排気通路1に設置された多孔質体15の細孔の大きさは管中心から管径方向外側に向かって小さくなることが望ましい。
排気通路1に設置された多孔質体15に当接する電波吸収体18を備えるとともに、その電波吸収体18に向けて電波を発振する電波発振器19を備えてもよい。
既述した実施形態で、電波吸収体18を羽根14の先端部に配置し、多孔質体15を羽根14の尿素水噴射弁2の側に向いた面の全域のうちの先端部を除いた部位を覆うように配置する構成を例示したが、電波吸収体18の尿素水噴射弁2の側に向いた面に多孔質体15を配置してもよい。
1 排気通路
2 尿素水噴射弁
3 選択的還元触媒装置
10 攪拌装置
11 攪拌部
15 多孔質体

Claims (5)

  1. 排ガスが通過する排気通路の中途位置に配置された尿素水噴射弁とこの尿素水噴射弁よりも排ガスの流れに関して下流側に配置された選択的還元触媒装置との間に配置された攪拌部を備える攪拌装置において、前記攪拌部はその前記尿素水噴射弁の側に向いた面に尿素水を吸着可能な多孔質体を有することを特徴とする攪拌装置。
  2. 前記多孔質体は金属繊維が交絡して成る金属布で構成される請求項1に記載の攪拌装置。
  3. 前記多孔質体は複数の前記金属布が排ガスの流れる方向に積層して成る請求項2に記載の攪拌装置。
  4. 前記多孔質体の細孔の大きさは排ガスの流れに関して上流側から下流側に向かって小さくなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の攪拌装置。
  5. 排ガスの流れる方向に見て前記多孔質体の外縁部に当接した電波吸収体と前記排気通路の外側に配置された電波発振器とを有する誘電加熱部を備え、前記多孔質体は前記電波発振器から出力された電波を吸収した前記電波吸収体からの伝熱により加熱される請求項1〜4のいずれか1項に記載の攪拌装置。
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