JP2021008438A - シクラニリプロールを含有する有害節足動物防除組成物 - Google Patents

シクラニリプロールを含有する有害節足動物防除組成物 Download PDF

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雅之 森田
卓 ▲濱▼本
卓 ▲濱▼本
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Abstract

【課題】 有害節足動物防除剤の有効成分に関する探索研究はこれまでに多くの試行錯誤がなされてきたが、人又は人の物品に有害な節足動物は人や人の物品の近傍で生息するため、有害節足動物防除剤を施用する際には人や人の物品に対する影響が少ないものを選定する必要がある。【解決手段】本発明は、シクラニリプロールを有効成分として含有する、人又は人の物品に有害な節足動物を防除するための組成物、及び前記組成物を用いて人又は人の物品に有害な節足動物を防除する方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、シクラニリプロールを有効成分として含有する、人又は人の物品に有害な節足動物を防除するための組成物、及び前記組成物を用いて人又は人の物品に有害な節足動物を防除する方法に関する。
シクラニリプロールは、例えば下記特許文献1や非特許文献1の254頁に記載された公知の化合物であり、特許文献1などに記載された方法で製造することができる。
特開2006-131607
ペスティサイドマニュアル第17版(2015年)
屋内においては、人が居住したり節足動物の餌とするものが保管されたりする。また、人の物品(例えば食料、衣類等)の使用や保管がなされたりする。建屋は上記物品を風雨や日光から守るため、閉鎖的な空間となることが多く、そのような空間では外気と比べて温度や湿度の条件変化が少なくなるようにしている。そのような条件においては、人が快適に過ごしたり、温度、湿度や日光による物品の劣化を防いだりするのに適した条件が得られる一方で、人や人の物品にとって有害な節足動物も生息しやすい条件が整っている。
又、建屋が立地する敷地は美観を整えるためや物品の出入りに必要な輸送手段(トラックや鉄道等)のために土、石、砂等を敷設することがあるが、そのような土、石、砂等を棲み処として前記の有害な節足動物が生息しやすい条件が整っている。
特許文献1には、シクラニリプロールを含む一定のアントラニルアミド系化合物がハスモンヨトウ、シルバーリーフコナジラミ、モモアカアブラムシ等の農園芸分野における有害生物に対して防除効果を示すことが知られている。
有害節足動物防除剤の有効成分に関する探索研究はこれまでに多くの試行錯誤がなされてきたが、上述のように人又は人の物品に有害な節足動物は人や人の物品の近傍で生息するため、有害節足動物防除剤を施用する際には人や人の物品に対する影響が少ないものを選定する必要がある。
本発明者らは、上記の課題を克服するべく種々検討を行った結果、本発明を完成した。
即ち、本発明は、シクラニリプロールを有効成分として含有する、人又は人の物品に有害な節足動物を防除するための組成物、及び前記組成物を用いて人又は人の物品に有害な節足動物を防除する方法に関する。
本発明により、極めて少量の有効成分の散布により効果的に、人又は人の物品に有害な節足動物を防除する組成物や当該組成物を用いて屋内で生息可能な有害節足動物を防除する方法が提供され、当該節足動物が防除される。シクラニリプロールは哺乳動物に対する安全性が高く、人や人の物品、或いはその周辺で使用した場合であってもそれらへの影響が極めて低い。
シクラニリプロール(cyclaniliprole、以下本化合物という場合がある)の化学名は、2a2,3-dibromo-4a2-chloro-1-(3-chloro-2-pyridyl)-6a2-{[(1RS)-1-cyclopropylethyl]carbonyl}pyrazole-5-carboxanilideである。
本明細書で述べられる、人に有害な節足動物とは、例えば、ゴキブリのように病原体を媒介するもの、蚊のように人を吸血するもの、アリのように人を刺咬するもの、ゴケグモのように人に有毒な成分をもったもの等が含まれる。また、見た目に節足動物の形、節足動物が発する羽音等が不快な節足動物は人にストレスを起こすので人に有害であり、それらも人に有害な節足動物に含まれる。
本明細書で述べられる、人の物品とは、人の身の回りのもの、例えば、食料、衣類等が含まれる。食料には、例えば、穀類、野菜類、果実類、及びそれを加工したものが含まれる。又、砂糖、塩等の調味料も食料に含まれる。
本明細書で述べられる、人の物品に有害な節足動物は、食料を食害するもの、節足動物が人に感染する病原体を媒介するなどして人の快適な生活を妨げる。
本明細書で述べられる、人又は人の物品に有害な節足動物(以下、単に有害節足動物ともいう)の例としては、具体的には以下のものが挙げられる。
ゴキブリ目:ヤマトゴキブリ(Perilaneta japonica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、チャバネゴキブリ(Blattella garmanica)等。
膜翅目:イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ヒメアリ(Monomorium intrudens)、ファイヤーアント(Solenopsis spp.)、アルゼンチンアリ(Linepithema humile)、Tapinoma sessile(Odorous house ant)等。
双翅目:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、チカイエカ(Culex pipiens molestus)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhyncus)等のイエカ類、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、トウゴウヤブカ(Aedes togoi)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)等のエーデス属の蚊、シナハマダラカ(Anopheles sinesis)等のアノフェレス属の蚊、イエバエ(Musca domestica)等のイエバエ類、クロバエ類、ショウジョウバエ類。
クモ目:セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)、クロゴケグモ(Latrodectus hesperus)等。
シクラニリプロールを有効成分として含有する、人又は人の物品に有害な節足動物を防除するための組成物(以下、本発明組成物という)は、従来の有害節足動物防除剤に用いられる製剤の場合と同様に、製剤補助剤と共に乳剤、粉剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤、懸濁剤、液剤、エアゾール剤、ベイト剤などの種々の形態に製剤された組成物として施用することができる。本発明組成物中のシクラニリプロールの配合割合は、通常有効成分0.001〜99重量部に対し、製剤補助剤が1〜99.999重量部であり、望ましくは有効成分0.01〜95重量部に対し、製剤補助剤が5〜99.99重量部であることが望ましく、さらに望ましくは有効成分0.01〜80重量部に対し、製剤補助剤が20〜99.99重量部であることが更に望ましい。これら製剤の実際の使用に際しては、そのまま使用するか、又は水等の希釈剤で所定濃度に希釈して使用することができる。
ここにいう製剤補助剤としては、担体、乳化剤、懸濁剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、増粘剤、消泡剤、安定剤、凍結防止剤などが挙げられ、必要により適宜添加すればよい。担体としては、固体担体と液体担体に分けられ、固体担体としては、澱粉、活性炭、大豆粉、小麦粉、木粉、魚粉、粉乳などの動植物性粉末;タルク、カオリン、ベントナイト、炭酸カルシウム、ゼオライト、珪藻土、ホワイトカーボン、クレー、アルミナなどの鉱物性粉末;硫黄粉末;無水硫酸ナトリウムなどが挙げられ、液体担体としては、水;メチルアルコール、エチレングリコールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、N−メチル−2−ピロリドンなどのケトン類;ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;ケロシン、灯油などの脂肪族炭化水素類;キシレン、トリメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、シクロヘキサン、ソルベントナフサなどの芳香族炭化水素類;クロロホルム、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミドなどの酸アミド類;酢酸エチルエステル、脂肪酸のグリセリンエステルなどのエステル類;アセトニトリルなどのニトリル類;ジメチルスルホキシドなどの含硫化合物類;大豆油、トウモロコシ油などの植物油などが挙げられる。
シクラニリプロールの単位面積あたりの施用量は、1平方メートル当り、シクラニリプロールが有効成分として約0.0001〜1000mg、望ましくは0.001〜500mg施用される。有効成分濃度は、製剤の形態及び施用する方法、目的、時間、場所及び害虫の発生状況等によってこれらの範囲を逸脱してもよいが、散布液中の濃度は約0.01〜1000ppm、望ましくは0.05〜500ppmにて施用される。また、その施用は、通常一般に行なわれている方法、即ち、散布(例えば散布、噴霧、ミスティング、アトマイジング、散粒、水面施用等)、土壌施用(混入、灌注等)、毒餌等により行うことができる。また、いわゆる微量散布法(ultra low volume Application method)により施用することもできる。この方法においては、有効成分を100%含有することも可能である。
蚊の幼虫のような水中に生息している有害節足動物の場合には、シクラニリプロールそのもの又はシクラニリプロールを有効成分として含有する組成物を有害節足動物が生息している水中に施用することができる。施用した水中での有効成分濃度は10〜10000ppb、望ましくは200〜2000ppbとなるように施用することができる。
毒餌の形態の場合には、毒餌中のシクラニリプロールの含有量は、0.01〜10wt%、望ましくは0.1〜2wt%とすることができる。
また、本発明組成物は、更に他の有害生物防除剤に使用される有効成分と併用することができ、この場合に一層優れた効果、作用性を示すことがある。そのようなものとしては、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺土壌害虫剤、殺菌剤、抗ウィルス剤、誘引剤、などが挙げられる。特に、本発明組成物と他の有害生物防除用有効成分の有効成分化合物の1種又は2種以上とを混用或は併用した組成物は、適用範囲、薬剤処理の時期、防除活性等を好ましい方向へ改良することが可能である。尚、各有効成分は別々に製剤したものを散布時に混合して使用しても、両者を一緒に製剤して使用してもよい。本発明には、このよう組成物も含まれる。
上記他の有害生物防除用有効成分(一般名;一部申請中を含む、又は日本植物防疫協会試験コード)としては、例えばプロフェノホス(profenofos)、ジクロルボス(dichlorvos)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、EPN、ダイアジノン(diazinon)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos‐methyl)、アセフェート(acephate)、プロチオホス(prothiofos)、ホスチアゼート(fosthiazate)、カズサホス(cadusafos)、ジスルホトン(dislufoton)、イソキサチオン(isoxathion)、イソフェンホス(isofenphos)、エチオン(ethion)、エトリムホス(etrimfos)、キナルホス(quinalphos)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメトエート(dimethoate)、スルプロホス(sulprofos)、チオメトン(thiometon)、バミドチオン(vamidothion)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロパホス(propaphos)、ホサロン(phosalone)、ホルモチオン(formothion)、マラチオン(malathion)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、シアノホス(cyanophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、メチダチオン(methidathion)、フェントエート(phenthoate)、ESP、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、フェンチオン(fenthion)、ヘプテノホス(heptenophos)、メトキシクロル(methoxychlor)、パラチオン(parathion)、ホスホカルブ(phosphocarb)、デメトン-S-メチル(demeton-S-methyl)、モノクロトホス(monocrotophos)、メタミドホス(methamidophos)、イミシアホス(imicyafos)、パラチオン-メチル(parathion-methyl)、テルブホス(terbufos)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスメット(phosmet)、ホレート(phorate)、ホキシム(phoxim)、トリアゾホス(triazophos)のような有機リン酸エステル系化合物;
カルバリル(carbaryl)、プロポキスル(propoxur)、アルジカルブ(aldicarb)、カルボフラン(carbofuran)、チオジカルブ(thiodicarb)、メソミル(methomyl)、オキサミル(oxamyl)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、ピリミカルブ(pirimicarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、カルボスルファン(carbosulfan)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、メトルカルブ(metolcarb)、キシリルカルブ(xylylcarb)、XMC、フェノチオカルブ(fenothiocarb)のようなカーバメート系化合物;
カルタップ(cartap)、チオシクラム(thiocyclam)、ベンスルタップ(bensultap)、チオスルタップナトリウム(thiosultap-sodium)、チオスルタップジナトリウム(thiosultap-disodium)、モノスルタップ(monosultap)、ビスルタップ(bisultap)、シュウ酸水素チオシクラム(thiocyclam hydrogen oxalate)のようなネライストキシン誘導体;
ジコホル(dicofol)、テトラジホン(tetradifon)、エンドスルファン(endosulfan)、ジエノクロル(dienochlor)、ディルドリン(dieldrin)のような有機塩素系化合物;
酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、シヘキサチン(cyhexatin)のような有機金属系化合物;
フェンバレレート(fenvalerate)、ペルメトリン(permethrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、テフルトリン(tefluthrin)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、フルフェンプロックス(flufenprox)、シフルトリン(cyfluthrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルバリネート(fluvalinate)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、ピレスリン(pyrethrins)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、テトラメスリン(tetramethrin)、レスメスリン(resmethrin)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、ビフェントリン(bifenthrin)、ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)、アクリナトリン(acrinathrin)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、アレスリン(allethrin)、ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、シータシペルメトリン(theta-cypermethrin)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、トラロメスリン(tralomethrin)、プロフルスリン(profluthrin)、ベータシペルメトリン(beta-cypermethrin)、ベータシフルトリン(beta-cyfluthrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、フェノトリン(phenothrin)、フルメトリン(flumethrin)、デカメトリン(decamethrin)のようなピレスロイド系化合物;
ジフルベンズロン(diflubenzuron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、トリフルムロン(triflumuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、ビストリフルロン(bistrifluron)、フルアズロン(fluazuron)のようなベンゾイルウレア系化合物;
メトプレン(methoprene)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、ジオフェノラン(diofenolan)のような幼若ホルモン様化合物;
ピリダベン(pyridaben)のようなピリダジノン系化合物;
フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フィプロニル(fipronil)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、エチプロール(ethiprole)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、アセトプロール(acetoprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリプロール(pyriprole)のようなピラゾール系化合物;
イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、クロチアニジン(clothianidin)、ニジノテフラン(nidinotefuran)、ジノテフラン(dinotefuran)、ニチアジン(nithiazine)のようなネオニコチノイド系化合物;
テブフェノジド(tebufenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)のようなヒドラジン系化合物;
ピリダリル(pyridalyl)、フロニカミド(flonicamid)のようなピリジン系化合物; スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロテトラマト(spirotetramat)のような環状ケトエノール系化合物;
フルアクリピリム(fluacrypyrim)のようなストロビルリン系化合物;
フルフェネリム(flufenerim)のようなピリジナミン系化合物;
ジニトロ系化合物、有機硫黄化合物、尿素系化合物、トリアジン系化合物、ヒドラゾン系化合物、また、その他の化合物として、フロメトキン(flometoquin)、ブプロフェジン(buprofezin)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、アミトラズ(amitraz)、クロルジメホルム(chlordimeform)、シラフルオフェン(silafluofen)、トリアザメイト(triazamate)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、インドキサカルブ(indoxacarb)、アセキノシル(acequinocyl)、エトキサゾール(etoxazole)、シロマジン(cyromazine)、1,3−ジクロロプロペン(1,3-dichloropropene)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ビフェナゼート(bifenazate)、プロパルギット(propargite)、クロフェンテジン(clofentezine)、メタフルミゾン(metaflumizone)、フルベンジアミド(flubendiamide)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、フェナザキン(fenazaquin)、アミドフルメット(amidoflumet)、スルフルアミド(sulfluramid)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、メタアルデヒド(metaldehyde)、リアノジン(ryanodine)、ベルブチン(verbutin)、クロロベンゾエート(chlorobenzoate)、チアゾリルシナノニトリル(thiazolylcinnanonitrile)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、フルエンスルホン(fluensulfone)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、アフィドピロペン(afidopyropen)、フルピラジフロン(flupyradifuron)、フルキサメタミド(fluxametamide)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、フルララネル(fluralaner)、ブロフラニリド(broflanilide)、ピフルブミド(pyflubumide)、dicloromezotiaz、fluhexafon、チオキサザフェン(tioxazafen)、fluazaindolizine、NA−89、NNI−1501、S−1587のような化合物;等が挙げられる。
更に、Bacillus thuringiensis aizawai、Bacillus thuringiensis kurstaki、Bacillus thuringiensis israelensis、Bacillus thuringiensis japonensis、Bacillus thuringiensis tenebrionis等のBacillus thuringiensisが生成する結晶タンパク毒素、昆虫病原ウイルス剤、昆虫病原糸状菌剤、線虫病原糸状菌剤等のような微生物農薬、アベルメクチン(avermectin)、エマメクチンベンゾエート(emamectin Benzoate)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、スピノサド(spinosad)、イベルメクチン(ivermectin)、レピメクチン(lepimectin)、DE−175、アバメクチン(abamectin)、エマメクチン(emamectin)、スピネトラム(spinetoram)のような抗生物質及び半合成抗生物質;アザディラクチン(azadirachtin)、ロテノン(rotenone)のような天然物;ディート(deet)のような忌避剤;等と、混用、併用することもできる。
本発明の望ましい態様を以下に記載するが、本発明はこれら記載に基づき限定解釈されるものではない。
[1]シクラニリプロールを有効成分として含有する、人又は人の物品に有害な節足動物を防除する組成物。
[2]節足動物が、ゴキブリ、アリ、蚊、ハエ又はクモである、前記[1]に記載の組成物。
[3]節足動物が、ゴキブリ、アリ、蚊、又はクモである、前記[1]に記載の組成物。
[4]節足動物が、ゴキブリである、前記[1]に記載の組成物。
[5]ゴキブリが、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)である、前記[4]に記載の組成物。
[6]節足動物が、アリである、前記[1]に記載の組成物。
[7]アリが、イエアリ(Tapinoma sessile)又はイエヒメアリ(Monomorium pharaonis)である、前記[6]に記載の組成物。
[8]節足動物が、蚊である、前記[1]に記載の組成物。
[9]節足動物が、ハエである、前記[1]に記載の組成物。
[10]ハエが、イエバエ(Musca domestica)である、前記[9]に記載の組成物。
[11]節足動物が、クモである、前記[1]に記載の組成物。
[12]クモが、クロゴケグモ(Latrodectus hesperus)である、前記[11]に記載の組成物。
[13]前記[1]〜[12]に記載の組成物を用いて人又は人の物品に有害な節足動物を防除する方法。
試験例1
プラスチックカップ(直径6cm、高さ3.5cm)の底に直径5.5cmのろ紙を敷き、その上に本化合物所定量を溶かしたアセトン溶液0.1mlを処理し乾燥させた。ろ紙上に砂糖30mgと蒸留水0.7mlを処理した後、この中にチャバネゴキブリ(Blattella germanica)雄成虫5頭を入れ蓋をした。本化合物を37mg/mで処理した場合の1日後の死虫率は100%であった。
試験例2
プラスチックカップ(直径6cm、高さ3.5cm)の底に直径5.5cmのろ紙を敷き、その上に本化合物所定量を溶かしたアセトン溶液0.1mlを処理し乾燥させた。ろ紙上に砂糖30mgと蒸留水0.3mlを処理した後、この中にイエヒメアリ(Monomorium pharaonis)職蟻10頭を入れ蓋をした。本化合物を2.3mg/mで処理した場合の1日後の死虫率は100%であった。
試験例3
イエアリ(Tapinoma sessile)職蟻10頭を上部蓋がナイロンネットのプラスチックカップ内に入れた。本化合物を4.5wt%含む製品(製品名「テッパン液剤」石原産業株式会社製、以下、「本製剤」と略す)の所定量の水希釈液を41ml/mにて5cmの高さから噴霧器で処理した。本製剤1wt%希釈液処理での2日後の死虫率は100%であった。繰り返し数は4回とした。
試験例4
本化合物所定量を溶かしたアセトン溶液0.2mlを容量20mlのガラス製スクリュー管に入れて均一にコーティングし乾燥させた。この中にアカイエカ(Culex pipiens pallens)雌成虫5頭を入れ、蓋をして室内に保管、24時間後に生死を調査し死虫率を求めた。本化合物を10mg/mで処理した場合の死虫率は100%であった。繰り返し数は2回とした。
試験例5
ネッタイシマカ(Aedes aegypti)雌成虫10頭を上部蓋がナイロンネットのプラスチックカップ内に入れた。本製剤の所定量の水希釈液を41ml/mにて5cmの高さから噴霧器で処理した。本製剤1wt%希釈液処理での2日後の死虫率は100%であった。繰り返し数は5回とした。
試験例6
150mlのアルミ容器にイオン交換水100mlを入れ、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)4令幼虫25匹を放った。上記イオン交換水中に本化合物所定量を溶かしたアセトン溶液0.1mlを加えた後、餌を入れた。本化合物500ppb希釈水での1日後の死虫率は100%であった。繰り返し数は2回とした。
試験例7
イエバエ(Musca domestica)雄成虫10頭を上部蓋がナイロンネットのプラスチックカップ内に入れた。本製剤の所定量の水希釈液を41ml/mにて10cmの高さから噴霧器で処理した。本製剤1wt%希釈液処理での1日後の死虫率は100%であった。繰り返し数は5回とした。
試験例8
所定濃度に調整した本化合物を溶かしたアセトン溶液0.5mlをハエ用ベイト(スキムミルクとグラニュー糖の1:1混合物)に混和し、1時間乾燥させた。ナイロンネットケージ(縦15cm、横15cm、高さ21cm)内にイエバエ(Musca domestica)成虫20頭(雄10頭、雌10頭)を放ち、3時間水のみを与えた。その後、ハエ用ベイトを60分間ケージの中に入れ、60分後にベイトを取り出し、餌を入れた。本化合物0.5wt%含有ベイト剤での1日後の死虫率は98%であった。繰り返し数は2回とした。
試験例9
クロゴケグモ(Latrodectus hesperus)雌成体1頭を上部蓋がナイロンネットのプラスチックカップ内に入れた。本製剤の所定量の水希釈液を41ml/mにて5cmの高さから噴霧器で処理した。本製剤1wt%希釈液処理での2日後の死虫率は100%であった。繰り返し数は20回とした。
本発明により提供される組成物並びに方法により、人又は人の物品に有害な節足動物が効果的に防除される。

Claims (12)

  1. シクラニリプロールを有効成分として含有する、人又は人の物品に有害な節足動物を防除するための組成物。
  2. 節足動物が、ゴキブリ、アリ、蚊、ハエ又はクモである、請求項1に記載の組成物。
  3. 節足動物が、ゴキブリである、請求項1に記載の組成物。
  4. ゴキブリが、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)である、請求項3に記載の組成物。
  5. 節足動物が、アリである、請求項1に記載の組成物。
  6. アリが、イエアリ(Tapinoma sessile)又はイエヒメアリ(Monomorium pharaonis)である、請求項5に記載の組成物。
  7. 節足動物が、蚊である、請求項1に記載の組成物。
  8. 節足動物が、ハエである、請求項1に記載の組成物。
  9. ハエが、イエバエ(Musca domestica)である、請求項8に記載の組成物。
  10. 節足動物が、クモである、請求項1に記載の組成物。
  11. クモが、クロゴケグモ(Latrodectus hesperus)である、請求項10に記載の組成物。
  12. 請求項1に記載の組成物を用いて、人又は人の物品に有害な節足動物を防除する方法。
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