JP2021008307A - 容器供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下に多段に堆積された複数の容器の集合体から最下位の容器を簡単な構成で確実に取り出す。【解決手段】容器供給装置(1)は、基部11と、第1保持部14と、第2保持部17と、吸引機構30と、制御装置4とを備える。第1保持部14によって保持された集合体40を解放し、解放された集合体40のうち最下位の容器41の側面41bを、第2保持部17によって側方から保持し、第2保持部17によって集合体40のうち最下位の容器41の側面41bを側方から保持しつつ第1保持部14によって集合体40のうち下から2番目の容器41及びそれよりも上の容器41を保持し、吸引機構30によって最下位の容器41を吸引しつつ第2保持部17により最下位の容器41を解放することにより、集合体40から最下位の容器41を取り出す。【選択図】図6

Description

本発明は、容器供給装置に関する。
従来、上下に堆積された複数個の容器のうち、最下位の容器から順に容器を供給する容器供給装置が知られている。例えばコーヒー等の流動性の高い飲料を容器に充填する場合には底の深い容器が用いられるが、底の深い容器を上下に積み重ねた場合には、容器の縁の間に隙間が生じやすい。このような場合には、複数の容器の縁の隙間に爪状の部材を挿入することにより、最下位の容器を分離する方法が一般的である。これに対し、例えばスープ等の流動性の低い飲料を容器に充填する場合には底の浅い容器が用いられるが、底の浅い容器を上下に積み重ねた場合には、容器の縁に隙間が生じにくい。このような場合には、従来の方法を適用することは困難である。
一方、特許文献1の容器供給装置は、容器群を積層した状態で収容するストッカを保持するストッカホルダと、容器群の中で最下位の容器を吸引口から吸着して取り出す取出コンベアを備える。特許文献2の容器供給装置は、多数枚の容器を積層して収容する下面が開放したホッパと、ホッパ内の容器を取り出すための可動取出体とを備え、この可動取出体は、昇降用アクチユエータの駆動により上下動する昇降ロッドの上端部に固着されており、可動取出体の上面には、最下位の容器を吸着して取り出すための複数の吸着口が形成されている。
特許第6153178号公報 特開平5−294323号公報
しかし、上記従来の特許文献1及び特許文献2の容器供給装置は、最下位の容器の底面を吸着するための機構(特許文献1の取出コンベアや特許文献2の可動取出体)が容器群の下方に位置するため、最下位の容器を吸着して取り出した後、所定の位置(例えばコンベア上)まで送り出す動作が必要になる。このように従来の装置では構成とその動作が複雑になるため、更なる改善の余地があった。このことは、容器の縁の間隙の有無に関係なく、上下に積み重ねられた複数の容器のうち最下位の容器から順に容器を供給する装置全般に共通する課題である。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、上下に多段に堆積された複数個の縁付きの容器の集合体のうち、最下位の容器を簡単な構成で確実に取り出すことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る容器供給装置は、上下に多段に堆積された複数個の縁付きの容器の集合体のうち最下位の容器を取り出して所定の位置に供給する容器供給装置であって、基部と、前記基部に設けられ、前記集合体のうち複数の容器の縁を側方から保持又は解放可能に構成された第1保持部と、前記基部に設けられ、前記第1保持部の下方において、前記集合体のうち最下位の容器の側面を側方から保持又は解放可能に構成された第2保持部と、前記第2保持部に設けられ、前記第2保持部により保持された最下位の容器の側面を吸引可能に構成された吸引機構と、前記第1保持部、第2保持部及び前記吸引機構の動作を制御する制御部と、備え、前記制御部は、前記第1保持部によって保持された前記集合体を解放し、解放された前記集合体のうち最下位の容器の側面を、前記第2保持部によって側方から保持し、前記第2保持部によって前記集合体のうち最下位の容器の側面を側方から保持しつつ前記第1保持部によって前記集合体のうち下から2番目の容器及び当該2番目よりも上の容器を保持し、前記吸引機構によって最下位の容器の側面を吸引しつつ前記第2保持部により最下位の容器を解放することにより、前記集合体から最下位の容器を取り出すように、前記第1保持部、第2保持部及び前記吸引機構の動作を制御するものである。
上記構成によれば、第2保持部に設けられた吸引機構によって最下位の容器の側面を吸引しつつ第2保持部により最下位の容器を解放することにより、前記集合体から最下位の容器を、簡単な構成で確実に取り出すことができる。尚、容器の集合体において複数の容器の縁は隙間なく積み重ねられていてもよい。ここで「容器の縁が隙間なく積み重ねられている」とは、厳密な意味に解釈されるものではない。容器を重ねたときに加えられる力や容器の形状等のその他の要因によって生じ得る僅かな隙間を許容することを意味する。
また、前記第2保持部は、一対の把持部材を有し、前記吸引機構は、前記一対の把持部材の内面に設けられた吸引口と、前記一対の把持部材の内部に設けられた吸引経路と、を備えてもよい。
上記構成によれば、最下位の容器の側面を把持しながら最下位の容器を吸引し易くなる。
さらに、前記一対の把持部材の内面は、前記吸引口が設けられた部分と最下位の容器の側面との間に空間が生じ、且つ、前記吸引口よりも下側の部分によって最下位の容器の側面を把持するように構成されていてもよい。
また、前記一対の把持部材は、前記吸引口に沿って配置されるシール部材を更に備え、前記シール部材は、前記吸引口と前記最下位の容器の側面との間の空間をシールしてもよい。
上記構成によれば、吸引口に沿って配置されたシール部材により、吸引口と最下位の容器の側面との間に空間を密閉することで、最下位の容器の側面を吸着することができる。例えば前記吸引口の形状は円形であって、前記シール部材はOリングであってもよい。
その他、前記一対の把持部材の内面は、前記一対の把持部材の内面は、テーパー形状を有していてもよい。
尚、前記所定の位置は、搬送方向に容器を搬送する搬送装置の搬送経路上にあり、上記容器供給装置は、ベースと、先端に前記基部が取り付けられたロボットアームを更に備え、前記制御部は、前記最下位の容器が、前記搬送経路上に落下するように前記ロボットアームの動作を制御してもよい。上記構成によれば、食品の製造現場において生産性が向上する。
本発明は、以上に説明した構成を有し、上下に多段に堆積された複数個の縁付きの容器の集合体のうち、最下位の容器を簡単な構成で確実に取り出すことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る容器供給装置の一例を示す正面図である。 図2は、容器の一例を示す斜視図である。 図3は、図1のエンドエフェクタの構成を示した斜視図である。 図4は、図3のエンドエフェクタの一部の構成を示した図である。 図5は、制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図6は、容器供給装置の動作の一例を示した説明図である。 図7は、第1の変形例に係るエンドエフェクタの一部の構成を示した図である。 図8は、第2の変形例に係るエンドエフェクタの一部の構成を示した図である。 図9は、容器のその他の例を示す斜視図である。
以下、好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示したものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る容器供給装置の一例を示す図である。容器供給装置は、例えば食品の製造現場に導入される。図1に示すように、本実施形態の容器供給装置は、双腕型のロボット1により構成される。ロボット1は、台車6に固定されたベース2と、ベース2に支持された一対のロボットアーム(以下、単に「アーム」と記載する場合がある)3、3と、台車6内に収納された制御装置4及び真空発生装置8を備えている。真空発生装置8は、たとえば、真空ポンプやCONVUM(登録商標)など、負圧を発生させる装置である。以下では、一対のアーム3,3を広げた方向を左右方向と称する。ベース2の基軸の軸心に平行な方向を上下方向と称する。左右方向および上下方向に直交する方向を前後方向と称する。
各アーム3は、ベース2に対して移動可能に構成された水平多関節型ロボットアームである。アーム3は、アーム部5と、リスト部7と、を備えている。また、左右のアーム3,3は、独立して動作したり、互いに関連して動作したりすることができる。アーム部5は、本例では、第1リンク5aおよび第2リンク5bとで構成されている。第1リンク5aは、ベース2の上面に固定された基軸(図示せず)と回転関節J1により連結され、基軸の軸心を通る回転軸線L1まわりに回動可能である。第2リンク5bは、第1リンク5aの先端と回転関節J2により連結され、第1リンク5aの先端に規定された回転軸線L2まわりに回動可能である。リスト部7は、第2リンク5bの先端と直動関節J3により連結され、第2リンク5bに対し昇降移動可能である。エンドエフェクタ10は、左のアーム3のリスト部7の下端と回転関節J4により連結され、回転軸線L3まわりに回動可能である。エンドエフェクタ10は、容器を供給するために使用される(図3参照)。エンドエフェクタ20は、右のアーム3のリスト部7の下端と回転関節J4により連結され、回転軸線L3まわりに回動可能である。エンドエフェクタ20は、充填ノズル(図示せず)を備え、液体状の食材(例えばスープ)を容器に充填するために使用される。
上記構成の各アーム3は、各関節J1〜J4を有する。そして、アーム3には、各関節J1〜J4に対応付けられるように、駆動用のサーボモータ(図示せず)、および、そのサーボモータの回転角を検出するエンコーダ(図示せず)等が設けられている。また、2本のアーム3、3の第1リンク5a、5aの回転軸線L1は同一直線上にあり、一方のアーム3の第1リンク5aと他方のアーム3の第1リンク5aとは上下に高低差を設けて配置されている。
図2は、容器の一例を示す斜視図である。図2に示すように、容器41は、縁41aおよび逆截頭円錐型の側面41bからなるカップ容器である。容器41の材質はプラスチックなどの合成樹脂である。容器41はスープ等の流動性の低い飲料を充填するために用いられる。以下では、複数の容器41が上下に多段に堆積された状態を容器の集合体40と呼ぶ。図2の集合体40では、5つの容器41が上下に多段に堆積される。容器41の底は浅いため、5つの容器41の縁41aは隙間なく積み重ねられる。尚、容器41の縁41aが隙間なく積み重ねられているとは、厳密な意味に解釈されるものではない。ここでは図示されていないが、容器41を重ねたときに加えられる力や容器41の形状等のその他の要因によって生じ得る僅かな隙間を許容することを意味する。
本実施形態の双腕型のロボット1は、左のアーム3のエンドエフェクタ10により、容器41の集合体40から最下位の容器41を取り出して搬送装置50の搬送経路上に供給するとともに、右のアーム3のエンドエフェクタ20により、搬送経路上の容器41にスープ等の液体状の食品を充填する。
次に、エンドエフェクタ10の構成について図面を用いて説明する。図3は、エンドエフェクタ10の構成を示した斜視図である。図3に示すように、エンドエフェクタ10は、アーム3のリスト部7(図1参照)の下端に連結される基部11と、基部11に上下に設けられた第1保持部14及び第2保持部17とを備える。本実施形態では、基部11の先端は水平方向に延在しており、第1保持部14及び第2保持部17は、水平方向の一方側と他方側にそれぞれ2つ設けられている。第1保持部14及び第2保持部17の構成は同じであるので、以下では一方側の構成のみ説明する。
第1保持部14は、基部11の上側において駆動部材12を介して設けられる。第1保持部14は、駆動部材12に取り付けられた一対の取付部材16と、一対の取付部材16に連結された一対の第1把持部材15,15と、を備える。一対の第1把持部材15,15の内面は、内側に湾曲し且つ上下方向に平行に延びている。一対の第1把持部材15,15は駆動部材12に設けられた一のアクチュエータ(例えばエアシリンダ)によって駆動されて、平行を維持しながら互いに近接・離反するように並進移動する。これにより、第1保持部14は、集合体40のうち複数の容器41の縁41a(図2参照)を側方から保持又は解放することができる。
第2保持部17は、基部11の下側において駆動部材13を介して設けられる。第2保持部17は、駆動部材13に取り付けられた一対の第2把持部材18,18と、を備える。一対の第2把持部材18,18の内面は、容器41の側面41bに沿って内側に湾曲している。一対の第2把持部材18,18は駆動部材13に設けられた一のアクチュエータ(例えばエアシリンダ)によって駆動されて、平行を維持しながら互いに近接・離反するように並進移動する。これにより、第2保持部17は、第1保持部14の下方において、集合体40のうち最下位の容器41の側面41bを側方から保持又は解放することができる。
第2保持部17において、第2把持部材18の内面18aには吸引口18bが設けられている。図4(a)は、第2保持部17の構成のみを示した平面図である。図4(a)に示すように、第2把持部材18の内面18aには3か所の吸引口18bが設けられている。吸引口18bの形状は円形である。各吸引口18bは、第2把持部材18の内部に設けられた吸引経路18cに連通している。吸引経路18cは吸引源である真空発生装置8(図1参照)に接続されて吸引口18bに負圧を伝達する経路である。吸引口18b、吸引経路18c及び真空発生装置8は、本発明の「吸引機構」に相当する。
図4(b)は、図4(a)の第2保持部17のB−B断面図である。図4(b)に示すように、本実施形態では、一対の第2把持部材18の内面18aは、テーパー形状を有している。第2把持部材18の内面18aのうち、吸引口18bが設けられた部分と最下位の容器41の側面41bとの間に空間が生じるように構成されている。さらに、第2把持部材18の内面18aのうち、吸引口18bよりも下側の部分によって最下位の容器41の側面41bを把持するように構成されている。尚、図4(b)では、第2把持部材18の内面18aの先端は尖っているが、最下位の容器41の側面41bの形状に適合するように面状に構成されていてもよい。真空発生装置8(図1参照)により負圧が発生すると、第2把持部材18の内面18aと最下位の容器41の側面41bとの間の空間に在る空気(図4(b)の白矢印)が吸引口18bから吸引経路18cへ吸引される。これにより、第2保持部17により保持された最下位の容器41が吸引される。
図5は、ロボット1の制御装置4の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図5に示すように、制御装置4は、CPU等の演算部4aと、ROM、RAM等の記憶部4bと、サーボ制御部4cと、を備える。制御装置4は、例えばマイクロコントローラ等のコンピュータを備えたロボットコントローラである。なお、制御装置4は、集中制御する単独の制御装置4によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置4によって構成されていてもよい。
記憶部4bには、ロボットコントローラとしての基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。演算部4aは、記憶部4bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、ロボット1の各種動作を制御する。すなわち、演算部4aは、ロボット1の制御指令を生成し、これをサーボ制御部4cに出力する。サーボ制御部4cは、演算部4aにより生成された制御指令に基づいて、ロボット1の各アーム3の関節J1〜J4に対応するサーボモータの駆動を制御するように構成されている。また、エンドエフェクタ10、20(アクチュエータ等)の動作の制御も制御装置4によって行われる。演算部4aは、真空発生装置8(図1参照)の動作指令を生成し、これを真空発生装置8に出力する。よって、制御装置4は、ロボット1全体の動作の制御を行う。
次に、ロボット1による容器41の供給動作について説明する。まず、制御装置4は、容器41の供給動作に先立って、左のアーム3の動作を制御して、エンドエフェクタ10の第1保持部14により、例えば所定の位置に載置された容器の集合体40を側方から保持する。具体的には、制御装置4は、図6(a)に示すように、一対の第1把持部材15,15により、容器41の集合体40のうち複数の容器41の縁を側方から保持するように第1保持部14の動作を制御する。このとき、制御装置4は、一対の第2把持部材18,18は互いに離反した状態を維持するように第2保持部17の動作を制御する。そして、制御装置4は、左のアーム3の動作を制御して、エンドエフェクタ10の第1保持部14により保持された容器の集合体40を搬送装置50の搬送経路の直上付近に移動させる。
次に、制御装置4は、第1保持部14によって保持された集合体40を解放させる。制御装置4は、図6(b)に示すように、一対の第1把持部材15,15が互いに離反するように第1保持部14の動作を制御する。これにより、第1保持部14によって保持された集合体40は解放され下方に落下する。このとき、制御装置4は、第2保持部17によって、解放された集合体40のうち最下位の容器41の側面41bを側方から保持する。制御装置4は、一対の第2把持部材18,18が最下位の容器41の側面41bを側方から把持するように第2保持部17の動作を制御する。
次に、制御装置4は、第1保持部14によって保持された集合体40を解放させる。制御装置4は、図6(b)に示すように、一対の第1把持部材15,15が互いに離反するように第1保持部14の動作を制御する。これにより、第1保持部14によって保持された集合体40は解放し下方に落下する。このとき、制御装置4は、第2保持部17によって、解放された集合体40のうち最下位の容器41の側面41bを側方から保持する。制御装置4は、一対の第2把持部材18,18が最下位の容器41の側面41bを側方から把持するように第2保持部17の動作を制御する。
次に、制御装置4は、第2保持部17によって集合体40のうち最下位の容器41の側面を側方から保持しつつ第1保持部14によって集合体40のうち下から2番目の容器41及び2番目よりも上の容器41を保持する。制御装置4は、図6(c)に示すように、一対の第2把持部材18,18が集合体40のうち最下位の容器41の側面を側方から把持するように第2保持部17の動作を制御する。このとき、制御装置4は、集合体40を上方に移動させながら、一対の第1把持部材15,15によって集合体40のうち下から2番目の容器41及び2番目よりも上の容器41の縁を把持するように第1保持部14及び第2保持部17の動作を制御する。
次に、制御装置4は、吸引口18bに負圧を伝達するように真空発生装置8の動作を制御する。真空発生装置8の動作により負圧が発生すると、一対の第2把持部材18の内面18aと最下位の容器41の側面41bとの間の空間に在る空気が吸引口18bから吸引経路18cへ吸引される(図4(b)参照)。これにより、図6(d)に示すように、最下位の容器41の側面が一対の第2把持部材18の内面に吸引される。このとき、制御装置4は、一対の第2把持部材18,18により把持された最下位の容器41を解放するように第2保持部17の動作を制御する。
図6(e)に示すように、最下位の容器41が搬送装置50の搬送経路上に落下する。本実施形態によれば、第2保持部17に設けられた吸引口18bによって最下位の容器41の側面41bを吸引しつつ第2保持部17により最下位の容器を解放することにより、複数の容器41の縁41aが隙間なく積み重ねられた集合体40から、最下位の容器41を確実に取り出すことができる。
集合体40から最下位の容器41が取り出された後、最下位から2番目の容器41が次の最下位になる。その後、再び、図6(a)〜図6(e)で説明した動作を繰り返すことにより最下位の容器41を順次落下させることができる。落下した容器41は搬送装置50の搬送経路上において所定間隔で配列される。制御装置4は、右のアーム3の動作を制御して、エンドエフェクタ20により、搬送経路上の容器41にスープ等の液体状の食品を充填する。これにより、食品の製造現場において生産性が向上する。
(変形例)
エンドエフェクタ10の変形例について説明する。基本的な構成は実施形態の構成(図4)と同様であるので説明を省略する。図7は、第1の変形例に係るエンドエフェクタ10Aの一部の構成を示した図である。図7(a)は、エンドエフェクタ10Aの第2保持部17のみを示した斜視図である。図7(b)は、図7(a)の第2保持部17の断面を示している。図7(a)に示すように、本変形例に係るエンドエフェクタ10Aは、第2保持部17の一対の把持部材18,18が、吸引口18bに沿って配置されるシール部材19を更に備える点が実施形態(図4)の構成と異なる。
図7(b)に示すように、一対の把持部材18,18と最下位の容器41の側面41bとの当接面にはシール部材19が介在される。シール部材19は、吸引口18bと最下位の容器41の側面41bとの間の空間をシールする。シール部材19はOリングであるが、吸引口18bと最下位の容器41の側面41bとの間の空間をシール可能な部材であればこれに限られない。これにより、最下位の容器41の側面41bがシール部材19に吸着するので、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
尚、上記各実施形態のエンドエフェクタ10,10A(図4(b)及び図7(b)参照)は、一対の第2把持部材18の内面18aがテーパー形状を有していたが、これに限られない。図8は、本発明の第2の変形例に係るエンドエフェクタ10Bの構成を示した図である。図8に示すように、本変形例では、第2把持部材18の内面18aは、階段状に構成され、上側の面と下側の面とを有する。第2把持部材18の内面18aの上側の面と最下位の容器41の側面41bとの間に空間が生じるように構成されている。第2把持部材18の内面18aの下側の面によって最下位の容器41の側面41bを把持するように構成されている。このような構成であっても、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
尚、本実施形態の容器供給装置は、双腕型のロボット1で構成されたが単腕型のロボットで構成されてもよい。また、ロボット1のアーム3は水平多関節型のロボットアームで構成されたが、垂直多関節型のロボットアームで構成されてもよい。
尚、本実施形態の容器41の集合体40は、容器41の縁41aが隙間なく積み重ねられたものであったが、これに限られない。図9は、容器41のその他の例を示す斜視図である。図9に示すように、容器41Aの底は深い。容器41Aはコーヒー等の流動性の高い飲料を充填するために用いられる。5つの容器41を上下に積み重ねると容器41の縁41aが隙間を空けて積み重ねられる。このような容器41Aの集合体40Aを使用した場合であっても、吸引口18b(図4(b)参照)によって最下位の容器41の側面41bを吸引することができるので、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、本実施形態の容器供給装置は、双腕型のロボット1で構成されたが単腕型のロボットで構成されてもよい。また、ロボット1のアーム3は水平多関節型のロボットアームで構成されたが、垂直多関節型のロボットアームで構成されてもよい。その他、本実施形態の容器供給装置は、ロボット以外の位置決め制御機能を有する装置で構成されてもよい。
尚、本実施形態の容器供給装置は、水平多関節型の双腕ロボット1で構成されたが、垂直多関節型の双腕ロボットで構成されてもよい。また、双腕型のロボットに限られず、単腕型のロボットで構成されてもよいし、ロボット以外の位置決め制御機能を有する装置で構成されてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/または機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、食品の製造現場において有用である。
1 ロボット(容器供給装置)
2 ベース
3 アーム
4 制御装置
5 アーム部
6 台車
7 リスト部
8 真空発生装置
10,10A,10B エンドエフェクタ
11 基部
12,13 駆動部材
14 第1保持部
15 第1把持部材
16 取付部材
17 第2保持部
18 第2把持部材
18a 把持部材の内面
18b 吸引口(吸引機構)
18c 吸引経路(吸引機構)
19 Oリング(シール部材)
20 エンドエフェクタ
40,40A 集合体
41,41A 容器
41a 縁
41b 側面
50 搬送装置

Claims (8)

  1. 上下に多段に堆積された複数個の縁付きの容器の集合体のうち最下位の容器を取り出して所定の位置に供給する容器供給装置であって、
    基部と、
    前記基部に設けられ、前記集合体のうち複数の容器の縁を側方から保持又は解放可能に構成された第1保持部と、
    前記基部に設けられ、前記第1保持部の下方において、前記集合体のうち最下位の容器の側面を側方から保持又は解放可能に構成された第2保持部と、
    前記第2保持部に設けられ、前記第2保持部により保持された最下位の容器の側面を吸引可能に構成された吸引機構と、
    前記第1保持部、第2保持部及び前記吸引機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1保持部によって保持された前記集合体を解放し、
    解放された前記集合体のうち最下位の容器の側面を、前記第2保持部によって側方から保持し、
    前記第2保持部によって前記集合体のうち最下位の容器の側面を側方から保持しつつ前記第1保持部によって前記集合体のうち下から2番目の容器及び当該2番目よりも上の容器を保持し、
    前記吸引機構によって最下位の容器の側面を吸引しつつ前記第2保持部により最下位の容器を解放することにより、前記集合体から最下位の容器を取り出すように、前記第1保持部、第2保持部及び前記吸引機構の動作を制御する、容器供給装置。
  2. 前記集合体において複数の容器の縁は隙間なく積み重ねられている、請求項1に記載の容器供給装置。
  3. 前記第2保持部は、一対の把持部材を有し、
    前記吸引機構は、前記一対の把持部材の内面に設けられた吸引口と、前記一対の把持部材の内部に設けられた吸引経路と、
    を備える、請求項1又は2に記載の容器供給装置。
  4. 前記一対の把持部材の内面は、前記吸引口が設けられた部分と最下位の容器の側面との間に空間が生じ、且つ、前記吸引口よりも下側の部分によって最下位の容器の側面を把持するように構成されている、請求項3に記載の容器供給装置。
  5. 前記一対の把持部材は、前記吸引口に沿って配置されるシール部材を更に備え、
    前記シール部材は、前記吸引口と前記最下位の容器の側面との間の空間をシールする、請求項3又は4に記載の容器供給装置。
  6. 前記吸引口の形状は円形であって、
    前記シール部材はOリングである、請求項5に記載の容器供給装置。
  7. 前記一対の把持部材の内面は、テーパー形状を有している、請求項4乃至6のいずれか一項に記載の容器供給装置。
  8. 前記所定の位置は、搬送方向に容器を搬送する搬送装置の搬送経路上にあり、
    ベースと、
    先端に前記基部が取り付けられたロボットアームを更に備え、
    前記制御部は、
    前記最下位の容器が、前記搬送経路上に落下するように前記ロボットアームの動作を制御する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の容器供給装置。
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