JP2021007525A - 組み立て式多段ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包が比較的コンパクトで,かつ,安定性や耐久性を保持した組み立て式多段ベッドを提供する。【解決手段】組み立て式多段ベッド1は,柵用サイドフレーム2A,2Bおよび左右一対の床用サイドフレーム4A,4Bが,それぞれ2つの部材から形成され,これらをつなぎ合わせることでそれぞれが一体となる。柵用サイドフレーム2A,2Bならびに当該柵用サイドフレーム2A,2B側の床用サイドフレーム4A,4Bのつなぎ目を跨ぐように,昇降用ハシゴ5が設置される。補助柱7は,柵用サイドフレーム2A,2Bならびに当該柵用サイドフレーム2A,2B側の床用サイドフレーム4A,4Bのつなぎ目に設置されて,これらを保持する。床部材3A,3Bは,それぞれ5つの部材に分割されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は,組み立て式多段ベッドに関する。さらに詳しくいうと本発明は,コンパクトに梱包が可能で,かつ,安定性や耐久性を備えた組み立て式多段ベッドに関する。
組み立て式ベッドは,インターネットによる販売が増加してきている。
すなわち,ベッド(組み立て式ではないベッド。以下,これを「完成品ベッド」と略する)そのものが比較的大きな商品であることから,店頭で小売販売を行うには,商品としての完成品ベッドの展示や在庫の確保とともに,広大なスペースが必要となる。そのため,販売できる完成品ベッドの種類を,ある程度,スペースに応じて限定せざるをえないとともに,スペースの確保などから販売のための固定費も大きなものとなりがちである。
これに対し,ネット販売においては,そのような商品展示は写真などを用いてネット上で行えばよく,在庫についても,販売量に応じた柔軟な変更が容易である。特に,組み立て式ベッドについては,完成品ベッドそのものと比較すると,保管を行う際の商品としての容量を小さくすることができ,より小さなスペースでより多くの在庫を確保することができる。
このことから,組み立て式ベッドは,ネット販売との親和性が高く,ネット販売に非常に適した商品といえる。
また,組み立て式ベッドは,現在のライフスタイルに適した商品ともいえる。
すなわち,家族構成や居住環境などは様々であり,汎用性の高いものからニッチなものまで種々のニーズが存在するが,組み立て式ベッドであれば,様々なバリエーションや好みに応じた商品を提供しやすい。加えて,組み立て式ベッドは,完成品ベッドと比較して,マンションなど,戸建てと比較すると運搬が困難であり,搬入について限定的なスペースしかない場合であっても,取り扱いが容易である。
このことから,組み立て式ベッドは,現在のライフスタイルに適した商品といえる。
一方,組み立て式ベッドにおいて,課題となりがちなのが,安全性や耐久性などである。
すなわち,組み立て式ベッドは,複数の部材を組み立てて完成されることから,完成品ベッドと比較すると,部材そのものが小さなものとなりがちである。加えて,組み立て式ベッドは,一般消費者によって組み立てられることを前提としており,完成品ベッドと比較して複雑な構成とすることはできず,より簡易な構成とする必要がある。この点から,組み立て式ベッドは,完成品ベッドと比較すると,一般的に安全性や耐久性などに劣るものである。
特に,組み立て式多段ベッドの場合は,一段しかないベッドと比較すると,より安全性や耐久性が懸念されるものであるが,組み立て式多段ベッドのニーズは高く,種々の技術が提案されている(特許文献1,2)
特開2005−185687号公報 特開2015−096122号公報
特許文献1には,柵付きベッドと称する組み立て式二段ベッドに関する技術が開示されている。
特許文献2には,システムベッドと称する組み立て式三段ベッドに関する技術が開示されている。
これら特許文献を含め,従来技術には,共通の構成があり,これが組み立て式多段ベッドとしての利便性を低下させていたことを発明者は見出した。
すなわち,従来技術に共通の構成として,ベッドの長手方向に設けられているサイドフレームが,つなぎ目のない,一つの部材として形成されている点である。かかる構成として,例えば,特許文献1においては側枠体3ないし可動柵9(特許文献1の図1,図3を参照)であり,特許文献2においてはサイドフレーム3,3a,3j,3k(特許文献2の図1,図3を参照)などである。
サイドフレームは,組み立て式多段ベッドにおいて,長手方向の安定性に寄与するとともに,荷重もかかりやすいため,つなぎ目のない一つの部材として形成することには合理的な理由がある。
しかるに,サイドフレームを一つの部材として形成すると,サイドフレームそのものが2mほどの長さを有することから,梱包が比較的大きなものとなってしまい,輸送にかかる費用がより高額となってしまう。
上記事情を背景として,本発明では,梱包が比較的コンパクトで,かつ,安定性や耐久性を保持した組み立て式多段ベッドの開発を課題とする。
発明者は,鋭意研究の結果,サイドフレームを,複数の部材として分割するとともに,これらをつなぎ合わせ一体となった当該サイドフレームのつなぎ目となる部分とこれの対側に,補強部材を設けることにより,コンパクト性と安定性,耐久性を備えた組み立て式多段ベッドに想到し,発明を完成させたものである。
本発明は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,使用者の転落を防止するための柵用サイドフレームと,
使用者が寝るための床部材を支持するための左右一対の床用サイドフレームと,
前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームの対側に配置される,鉛直方向に延びる補強部材ならびに当該補強部材を設置するための設置用サイドフレームと,
前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームを保持するための補助柱と,
を少なくとも備え,
前記柵用サイドフレームおよび前記左右一対の床用サイドフレームは,それぞれ複数の部材から形成され,これらをつなぎ合わせることでそれぞれが一体となり,
前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目を跨ぐように,前記補強部材が設置され,
前記補助柱は,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目に設置されて,これらを保持し,
前記床部材は,複数の部材に分割されてなる,
ことを特徴とする組み立て式多段ベッドである。
本発明の第二の構成は,前記補強部材が,昇降用ハシゴ又は前後一対の柱部材である第一の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第三の構成は,前記柵用サイドフレームおよび前記左右一対の床用サイドフレームが,それぞれ2つないし3つの部材から形成される第一又は第二の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第四の構成は,前記補助柱が,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームに,嵌合して設置される第一から第三の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第五の構成は,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目が,略同一鉛直線上に存する第一から第四の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第六の構成は,前記柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目と,前記柵用サイドフレームの対側の前記床用サイドフレームのつなぎ目との間に,反りを防止するための反り防止部材が設置される第一から第五の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第七の構成は,前記補強部材が,前記組み立て式多段ベッドの段数に応じて鉛直方向に分割されてなる第一から第六の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第八の構成は,さらに,前記組み立て式多段ベッドの四隅に設置される支柱が,前記組み立て式多段ベッドの段数に応じて鉛直方向に分割されてなる第一から第七の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第九の構成は,前記組み立て式多段ベッドの段数が,二段ないし三段である第一から第八の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明の第十の構成は,前記床部材が,2つから6つの部材に分割されてなる第一から第九の構成に記載の組み立て式多段ベッドである。
本発明により,梱包が比較的コンパクトで,かつ,安定性や耐久性を保持した組み立て式多段ベッドの提供が可能となった。
本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの,上段(二段目)のベッドフレームと下段(一段目)のベッドフレームを分離して示した分解斜視図である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの,上段(二段目)のベッドフレームと下段(一段目)のベッドフレームをネジ止め固定している状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの,床部材を配置する前の状態(ベッドフレーム)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの,床部材を配置している状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドのうち,下段(一段目)のベッドフレームの組み立て方法を示す工程斜視図である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドのうち,上段(二段目)のベッドフレームの組み立て方法を示す工程斜視図である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの構成部材を示す斜視図((a)は上段側支柱と下段側支柱,(b)は床用サイドフレーム構成部材と中央受桟,(c)は設置用サイドフレームと柵用サイドフレーム構成部材)である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの構成部材を示す斜視図((a)は柵用エンドフレームと補強フレーム,(b)は床用エンドフレーム,(c)は反り防止部材)である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの構成部材を示す斜視図((a)は上段側補助柱と下段側補助柱,(b)は上段側ハシゴ支柱と下段側ハシゴ支柱とハシゴ踏板,(c)は第一床部材と第二床部材)である。 本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの他の構成を示す斜視図である。
本発明の組み立て式多段ベッドについて説明を行う。
<<I.発明の要旨>>
本発明の組み立て式多段ベッドは,使用者の転落を防止するための柵用サイドフレームと,使用者が寝るための床部材を支持するための左右一対の床用サイドフレームと,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームの対側に配置される,鉛直方向に延びる補強部材ならびに当該補強部材を設置するための設置用サイドフレームと,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームを保持するための補助柱とを少なくとも備え,前記柵用サイドフレームおよび前記左右一対の床用サイドフレームは,それぞれ複数の部材から形成され,これらをつなぎ合わせることでそれぞれが一体となり,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目を跨ぐように,前記補強部材が設置され,前記補助柱は,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目に設置されて,これらを保持し,前記床部材は,複数の部材に分割されてなることを特徴とする。
かかる構成により,組み立て式多段ベッドにおいて最も長い部材となりやすいサイドフレームを分割しコンパクトとすることが可能となり,梱包しやすいサイズとすることができる。加えて,サイドフレームのつなぎ目となる部分とこれの対側に補強部材を設置することにより,ベッドとしての安定性と耐久性を備えた構成とすることができる。
本発明において,サイドフレームは,柵用サイドフレーム,床用サイドフレームの2種類が必須の構成として存在する。加えて,柵用サイドフレームの変形例として,設置用サイドフレームを必須の構成として備えるものである。
柵用サイドフレームは,組み立て式多段ベッドの長手方向に備えられるとともに,使用者の転落を防止するための役割を果たす。柵用サイドフレームは,かかる役割を果たす限り特に限定する必要はなく,種々の形状ないし部材のものを用いることができる。
柵用サイドフレームは,典型的には,図1の2Aなどのように,平面の板状の部材を用いればよく,これを組み立て式多段ベッドの大きさや補強部材の形状等を勘案して,2つないし3つの均等な長さの部材に分けて用いることができる。
床用サイドフレームは,組み立て式多段ベッドの長手方向に左右一対で備えられるとともに,使用者が寝るための床部材を支持するため役割を果たす。床用サイドフレームは,かかる役割を果たす限り特に限定する必要はなく,種々の形状ないし部材のものを用いることができる。
床用サイドフレームは,典型的には,図1の4Aなどのように,平面の板状の部材を用いればよく,これを組み立て式多段ベッドの大きさや補強部材の形状等を勘案して,2つないし3つの均等な長さの部材に分けて用いることができる。
設置用サイドフレームは,柵用サイドフレームの変形例として備えられるものであり,柵用サイドフレームと同様の役割に加え,補強部材が設置されることにより,組み立て式ベッドの安定性や耐久性を補助する役割を果たす。設置用サイドフレームは,かかる役割を果たす限り特に限定する必要はなく,種々の形状ないし部材を用いることができる。
設置用サイドフレームは,典型的には,図1の6などに示されるように,平面の板状の部材を用いればよい。かかる場合,特に多段ベッドの上部においては,昇降用ハシゴ(補強部材)を設置した際の入り口としての役割を果たすことから,これを勘案した適度な長さとすればよい。
補強部材は,設置用サイドフレームに固定して備えられることにより,組み立て式多段ベッドを安定化する役割を果たす。補強部材は,かかる役割を果たす限り特に限定する必要はなく,種々の形状ないし構成とすることができる。
本発明において補強部材を,昇降用ハシゴとすることが好ましい。これにより,サイドフレームを補強しつつ,多段ベッドの上段にのぼるための手段とすることが可能となり,本発明の組み立て式多段ベッドの安定性と耐久性,ならびに機能を向上させる効果を有する。かかる場合,図1の5に示すような昇降用ハシゴとすればよい。
補強部材は,柵用サイドフレーム等のつなぎ目に対し,これをまたぐ形で対側に備えられることが好ましい。これにより,最もゆがみが生じやすい柵用サイドフレーム等のつなぎ目を安定化することが可能となり,本発明の組み立て式多段ベッドの安定性ならびに耐久性を向上させる効果を有する。
組み立て式多段ベッドを二段とする場合は,図1等に示すように,柵用サイドフレーム等の長手方向中央につなぎ目を設置し,これの対側の中央付近に,補強部材(昇降用ハシゴ)を備える構成とすればよい。
本発明において補助柱は,サイドフレームのつなぎ目を補強しうる限り特に限定する必要はなく,種々のものを用いることができ,典型的には,図1の7Bに示すような補助柱とすればよい。
すなわち,補助柱は,サイドフレームのつなぎ目を補強する部材として,柵用サイドフレームならびにこれと同じ側に備えられる床用サイドフレームに設置される。設置方法としては,補助柱による補強が可能である限り特に限定する必要はなく,種々の手法を用いて設置することができる。補助柱の設置方法として,典型的には,図6に示すように,補助柱に設けられた嵌合凹所に,各サイドフレームを嵌め込んだうえで,ネジなどで固定すればよい。また,かかる補助柱の設置ならびに補強を効率的にするために,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目が,略同一鉛直線上に存するような構成とすることができる。
補強部材ないし補助柱,ならびに支柱は,組み立て式多段ベッドの数に応じて,分割することができる。これにより,部材をコンパクトとして梱包しやすくなるとともに,多段ベッドを分割して一段ベッドとして使用することが可能となるため,本発明の組み立て式多段ベッドの性能を向上させる効果を有する。
かかる場合,図1ないし図2などのように,補助柱や支柱を,鉛直方向に分割しつつ,それぞれに設けられた穴に連結金具で固定するなどして用いればよい。
本発明において,前記柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目と,前記柵用サイドフレームの対側の前記床用サイドフレームのつなぎ目との間に,反りを防止するための反り防止部材を設置することが好ましい。これにより,フレーム全体の反りやゆがみを防止することが可能となり,本発明の組み立て式多段ベッドの安定性や耐久性を向上させる効果を有する。
反り防止部材は,典型的には,図2の13などに示すように,各サイドフレームのつなぎ目の垂直方向に対して,四角柱状の部材を用いて固定して用いればよい。
本発明において床部材は,これにマットレスや布団などを載せるなどして,寝床としての役割を果たす。床部材は,かかる役割を果たす限り特に限定する必要はなく,種々の形状ないし部材のものを用いることができる。
床部材は,典型的には,図1などに示すように,スノコ状の部材を用いればよい。また,床部材は,好ましくは2つから6つ,より好ましくは3つから6つ,特に好ましくは3つから5つ,最も好ましくは5つの均等な大きさの部材とすることができる。これにより,部材をコンパクトとして梱包しやすくするとともに,部材そのもののコストを低減化することが可能となり,本発明の組み立て式多段ベッドの性能や経済性を向上させる効果を有する。
本発明において多段ベッドの段数は,部材の大きさや梱包サイズ等を考慮して適宜設定することができるが,好ましくは二段ないし三段,最も好ましくは二段とすることができる。これにより,本発明の組み立て式多段ベッドの性能と梱包サイズを最適なものとすることができ,製品として最適化することができる。
<<II.実施形態>>
以下,好適な実施形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。ただし,下記の実施形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
<組み立て式多段ベッドの構成>
まず,本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの構成について,当該組み立て式多段ベッドが二段ベッドである場合を例に挙げて,図1から図5を参照しながら説明する。
図1は,本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドの構成を示す斜視図,図2は,当該組み立て式多段ベッドの,上段(二段目)のベッドフレームと下段(一段目)のベッドフレームを分離して示した分解斜視図,図3は,当該組み立て式多段ベッドの,上段(二段目)のベッドフレームと下段(一段目)のベッドフレームをネジ止め固定している状態を示す斜視図,図4は,当該組み立て式多段ベッドの,床部材を配置する前の状態(ベッドフレーム)を示す斜視図,図5は,当該組み立て式多段ベッドの,床部材を配置している状態を示す斜視図である。
図1から図5に示すように,本実施形態の組み立て式多段ベッド1は,上下二段の組み立て式ベッドである。上段のベッドフレーム1Aと下段のベッドフレーム1Bは,上下連結金具14によって連結され(図2を参照),所定のネジ15によって固定されることにより(図3を参照),一体化される。
図2から図4に示すように,上段のベッドフレーム1Aは,使用者の転落を防止するための柵用サイドフレーム2Aと,使用者が寝るための床(とこ)部材3A(図1,図5を参照)を支持するための左右一対の床用サイドフレーム4Aと,柵用サイドフレーム2Aならびに当該柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aの対側に配置される,鉛直方向に延びる上段側の昇降用ハシゴ5Aならびに当該上段側の昇降用ハシゴ5Aを設置するための設置用サイドフレーム6と,柵用サイドフレーム2Aならびに当該柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aを保持するための上段側補助柱7Aとを少なくとも備えている。
柵用サイドフレーム2Aならびに当該柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aの両端は,前後一対の上段側支柱8Aにそれぞれ固定される。また,設置用サイドフレーム6ならびに柵用サイドフレーム2Aの対側の床用サイドフレーム4Aの両端も,前後一対の上段側支柱8Aにそれぞれ固定される。そして,前側の左右一対の上段側支柱8Aおよび後側の左右一対の上段側支柱8Aは,それぞれ,柵用エンドフレーム9Aと床用エンドフレーム10Aとによって連結固定される。
柵用サイドフレーム2Aおよび左右一対の床用サイドフレーム4Aは,それぞれ2つの部材から形成され,これらをつなぎ合わせることでそれぞれが一体となるようにされている。
より具体的には,柵用サイドフレーム2Aは,2つの柵用サイドフレーム構成部材2A1,2A2から形成され,これらを上段側補助柱7Aを用いてつなぎ合わせることで一体となるようにされている(図7(c)を参照)。また,柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aは,2つの床用サイドフレーム構成部材4A1,4A2から形成され,同じくこれらを上段側補助柱7Aを用いてつなぎ合わせることで一体となるようにされている(図7(c)を参照)。すなわち,柵用サイドフレーム2Aならびに当該柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aのつなぎ目は,同一鉛直線上に存しており,上段側補助柱7Aは,柵用サイドフレーム2Aならびに当該柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aのつなぎ目に嵌合して設置されて,これらを保持する。
また,柵用サイドフレーム2Aの対側の床用サイドフレーム4Aは,2つの床用サイドフレーム構成部材4A3,4A4から形成され,これらを上段側の昇降用ハシゴ5Aを用いてつなぎ合わせることで一体となるようにされている(図7(d)を参照)。
上段側の昇降用ハシゴ5Aは,柵用サイドフレーム2Aならびに当該柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aのつなぎ目を跨ぐように設置される。
柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム4Aのつなぎ目と,柵用サイドフレーム2Aの対側の床用サイドフレーム4Aのつなぎ目との間には,反りを防止するための反り防止部材13Aが設置される。
柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム構成部材4A1には,内側に面して支持桟12A1が設けられている。また,柵用サイドフレーム2A側の床用サイドフレーム構成部材4A2には,内側に面して支持桟12A2が設けられている。なお,図2〜図4中,参照符号20は中央受桟を示している。また,柵用サイドフレーム2Aの対側の床用サイドフレーム構成部材4A3には,内側に面して支持桟12A3が設けられている(図7(d)を参照)。また,柵用サイドフレーム2Aの対側の床用サイドフレーム構成部材4A4には,内側に面して支持桟12A4が設けられている(図7(d)を参照)。そして,これら支持桟12A1,12A2,12A3,12A4および中央受桟20によって床部材3Aを支持するようにされている。
図1,図5に示すように,床部材3Aは,上段のベッドフレーム1Aの前端部と後端部に配置されるスノコ状の2つの第一床部材3A1と,これら第一床部材3A1の間に配置されるスノコ状の3つの第二床部材3A2と,に分割されてなる。
図2から図4に示すように,下段のベッドフレーム1Bは,使用者の転落を防止するための柵用サイドフレーム2Bと,使用者が寝るための床部材3B(図1,図5を参照)を支持するための左右一対の床用サイドフレーム4Bと,柵用サイドフレーム2Bならびに当該柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bの対側に配置される,鉛直方向に延びる下段側の昇降用ハシゴ5Bと,柵用サイドフレーム2Bならびに当該柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bを保持するための下段側補助柱7Bとを少なくとも備えている。
柵用サイドフレーム2Bならびに当該柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bの両端は,前後一対の下段側支柱8Bにそれぞれ固定される。また,柵用サイドフレーム2Bの対側の床用サイドフレーム4Bの両端も,前後一対の下段側支柱8Bにそれぞれ固定される。そして,前側の左右一対の下段側支柱8Bおよび後側の左右一対の下段側支柱8Bは,それぞれ,柵用エンドフレーム9Bと床用エンドフレーム10Bと補強フレーム11とによって連結固定される。
柵用サイドフレーム2Bおよび左右一対の床用サイドフレーム4Bは,それぞれ2つの部材から形成され,これらをつなぎ合わせることでそれぞれが一体となるようにされている。
より具体的には,柵用サイドフレーム2Bは,2つの柵用サイドフレーム構成部材2B1,2B2から形成され,これらを下段側補助柱7Bを用いてつなぎ合わせることで一体となるようにされている(図6(c)を参照)。また,柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bは,2つの床用サイドフレーム構成部材4B1,4B2から形成され,同じくこれらを下段側補助柱7Bを用いてつなぎ合わせることで一体となるようにされている(図6(c)を参照)。すなわち,柵用サイドフレーム2Bならびに当該柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bのつなぎ目は,同一鉛直線上に存しており,下段側補助柱7Bは,柵用サイドフレーム2Bならびに当該柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bのつなぎ目に嵌合して設置されて,これらを保持する。
また,柵用サイドフレーム2Bの対側の床用サイドフレーム4Bは,2つの床用サイドフレーム構成部材4B3,4B4から形成され,これらを下段側の昇降用ハシゴ5Bを用いてつなぎ合わせることで一体となるようにされている(図6(d)を参照)。
下段側の昇降用ハシゴ5Bは,柵用サイドフレーム2Bならびに当該柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bのつなぎ目を跨ぐように設置される。
柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム4Bのつなぎ目と,柵用サイドフレーム2Bの対側の床用サイドフレーム4Bのつなぎ目との間には,反りを防止するための反り防止部材13Bが設置される。
柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム構成部材4B1には,内側に面して支持桟12B1が設けられている(図6(c)を参照)。また,柵用サイドフレーム2B側の床用サイドフレーム構成部材4B2には,内側に面して支持桟12B2が設けられている。また,柵用サイドフレーム2Bの対側の床用サイドフレーム構成部材4B3には,内側に面して支持桟12B3が設けられている(図6(d)を参照)。また,柵用サイドフレーム2Bの対側の床用サイドフレーム構成部材4B4には,内側に面して支持桟12B4が設けられている(図6(d)を参照)。そして,これら支持桟12B1,12B2,12B3,12B4および中央受桟20によって床部材3Bを支持するようにされている。
図1,図5に示すように,床部材3Bは,下段のベッドフレーム1Bの前端部と後端部に配置されるスノコ状の2つの第一床部材3B1と,これら第一床部材3B1の間に配置されるスノコ状の3つの第二床部材3B2と,に分割されてなる。
以上のような構成を有する上段のベッドフレーム1Aと下段のベッドフレーム1Bは,対応する上段側支柱8Aと下段側支柱8B,上段側補助柱7Aと下段側補助柱7B,上段側の昇降用ハシゴ5Aと下段側の昇降用ハシゴ5Bがそれぞれ上下連結金具14によって連結され(図2を参照),かつ,所定のネジ15によって固定されることにより(図3を参照),一体化される。
このとき,昇降用ハシゴ5は,柵用サイドフレーム2A,2Bならびに当該柵用サイドフレーム2A,2B側の床用サイドフレーム4A,4Bのつなぎ目を跨ぐように設置された状態となる。また,補助柱7は,柵用サイドフレーム2A,2Bならびに当該柵用サイドフレーム2A,2B側の床用サイドフレーム4A,4Bのつなぎ目に嵌合して設置されて,これらを保持する。
上記のように,昇降用ハシゴ5は,上段側の昇降用ハシゴ5Aと下段側の昇降用ハシゴ5Bに,鉛直方向に二分割されてなる。上段側の昇降用ハシゴ5Aは,一対の上段側ハシゴ支柱5A1と,当該一対の上段側ハシゴ支柱5A1に架設される2つのハシゴ踏板5Cとにより構成されており,下段側の昇降用ハシゴ5Bは,一対の下段側ハシゴ支柱5B1と,当該一対の下段側ハシゴ支柱5B1に架設される2つのハシゴ踏板5Cとにより構成されている。また,組み立て式多段ベッド1の四隅に設置される各支柱8は,上段側支柱8Aと下段側支柱8Bに,鉛直方向に二分割されてなる。
<組み立て式多段ベッドの組み立て方法>
次に,本実施形態における組み立て式多段ベッドの組み立て方法について,図6から図10をも参照しながら説明する。
図6は,本発明の一実施形態における組み立て式多段ベッドのうち,下段(一段目)のベッドフレームの組み立て方法を示す工程斜視図,図7は,当該組み立て式多段ベッドのうち,上段(二段目)のベッドフレームの組み立て方法を示す工程斜視図,図8は,当該組み立て式多段ベッドの構成部材を示す斜視図((a)は上段側支柱と下段側支柱,(b)は床用サイドフレーム構成部材と中央受桟,(c)は設置用サイドフレームと柵用サイドフレーム構成部材),図9は,当該組み立て式多段ベッドの構成部材を示す斜視図((a)は柵用エンドフレームと補強フレーム,(b)は床用エンドフレーム,(c)は反り防止部材),図10は,当該組み立て式多段ベッドの構成部材を示す斜視図((a)は上段側補助柱と下段側補助柱,(b)は上段側ハシゴ支柱と下段側ハシゴ支柱とハシゴ踏板,(c)は第一床部材と第二床部材)である。
図8に示すように,本実施形態の組み立て式多段ベッド1は,構成部材として,4本の上段側支柱8Aと4本の下段側支柱8B,各1本の床用サイドフレーム構成部材4A1,4A2,4A3,4A4,4B1,4B2,4B3,4B4と4本の中央受桟20,2本の設置用サイドフレーム6,各1本の柵用サイドフレーム構成部材2A1,2A2,2B1,2B2を備えている。
また,図9に示すように,本実施形態の組み立て式多段ベッド1は,構成部材として,各2本の柵用エンドフレーム9A,9Bと2本の補強フレーム11,各2本の床用エンドフレーム10A,10B,各1本の反り防止部材13A,13Bを備えている。
また,図10に示すように,本実施形態の組み立て式多段ベッド1は,構成部材として,1本の上段側補助柱7Aと1本の下段側補助柱7B,2本の上段側ハシゴ支柱5A1と2本の下段側ハシゴ支柱5B1と4本のハシゴ踏板5C,各2枚の第一床部材3A1,3B1と各3枚の第二床部材3A2,3B2を備えている。
まず,下段のベッドフレーム1Bを組み立てる。
具体的には,まず,図6(a)に示すように,前側の一対の下段側支柱8Bおよび後側の一対の下段側支柱8Bを,ネジ16を用いて,それぞれ,柵用エンドフレーム9Bと床用エンドフレーム10Bと補強フレーム11とによって連結固定する。
次いで,図6(b)に示すように,一対の下段側ハシゴ支柱5B1に,2つのハシゴ踏板5Cを,木ダボ17とネジ18を用いて架設することにより,下段側の昇降用ハシゴ5Bを組み立てる(図6(e)を参照)。
次いで,図6(c)に示すように,2つの柵用サイドフレーム構成部材2B1,2B2を下段側補助柱7Bを用いてつなぎ合わせることで一体化し,2つの床用サイドフレーム構成部材4B1,4B2を同じく下段側補助柱7Bを用いてつなぎ合わせることで一体化する。より具体的には,2つの柵用サイドフレーム構成部材2B1,2B2のつなぎ目を,下段側補助柱7Bの上側の嵌合凹所7Ba(図10(a)を参照)に嵌入し,ネジ19を用いて固定することにより,当該柵用サイドフレーム構成部材2B1,2B2を一体化する。また,2つの床用サイドフレーム構成部材4B1,4B2のつなぎ目を,下段側補助柱7Bの下側の嵌合凹所7Bb(図10(a)を参照)に嵌入し,ネジ19を用いて固定することにより,当該床用サイドフレーム構成部材4B1,4B2を一体化する。そして,支持桟12B1と支持桟12B2との間に中央受桟20を配置し,ネジ21を用いて当該中央受桟20を固定する(図6(e)を参照)。
次いで,図6(d)に示すように,2つの床用サイドフレーム構成部材4B3,4B4を下段側の昇降用ハシゴ5Bを用いてつなぎ合わせることで一体化する。より具体的には,2つの床用サイドフレーム構成部材4B3,4B4を,相対する端部同士を衝接させた状態で,ネジ22を用いて下段側の昇降用ハシゴ5Bの一対の下段側ハシゴ支柱5B1にそれぞれ固定する。そして,支持桟12B3と支持桟12B4との間に中央受桟20を配置し,ネジ21を用いて当該中央受桟20を固定する。
次いで,図6(e)に示すように,以上のようにして組み立てた各組立体(図6(a)から(d)を参照)を,ネジ23,24等を用いて連結固定する。最後に,床用サイドフレーム構成部材4B1,4B2のつなぎ目と,床用サイドフレーム構成部材4B3,4B4のつなぎ目との間に,反り防止部材13Bを,ねじ26を用いて固定設置する。
以上により,下段のベッドフレーム1Bが組み立てられる。
次に,上段のベッドフレーム1Aを組み立てる。
具体的には,まず,図7(a)に示すように,前側の一対の上段側支柱8Aおよび後側の一対の上段側支柱8Aを,ネジ16を用いて,それぞれ,柵用エンドフレーム9Aと床用エンドフレーム10Aとによって連結固定する。
次いで,図7(b)に示すように,一対の上段側ハシゴ支柱5A1に,2つのハシゴ踏板5Cを,木ダボ17とネジ18を用いて架設することにより,上段側の昇降用ハシゴ5Aを組み立てる(図7(e)を参照)。
次いで,図7(c)に示すように,2つの柵用サイドフレーム構成部材2A1,2A2を上段側補助柱7Aを用いてつなぎ合わせることで一体化し,2つの床用サイドフレーム構成部材4A1,4A2を同じく上段側補助柱7Aを用いてつなぎ合わせることで一体化する。より具体的には,2つの柵用サイドフレーム構成部材2A1,2A2のつなぎ目を,上段側補助柱7Aの上側の嵌合凹所7Aa(図10(a)を参照)に嵌入し,ネジ19を用いて固定することにより,当該柵用サイドフレーム構成部材2A1,2A2を一体化する。また,2つの床用サイドフレーム構成部材4A1,4A2のつなぎ目を,上段側補助柱7Aの下側の嵌合凹所7Ab(図10(a)を参照)に嵌入し,ネジ19を用いて固定することにより,当該床用サイドフレーム構成部材4A1,4A2を一体化する。そして,支持桟12A1と支持桟12A2との間に中央受桟20を配置し,ネジ21を用いて当該中央受桟20を固定する(図7(e)を参照)。
次いで,図7(d)に示すように,2つの設置用サイドフレーム6を上段側の昇降用ハシゴ5Aを用いてつなぎ合わせることで一体化し,2つの床用サイドフレーム構成部材4A3,4A4を同じく上段側の昇降用ハシゴ5Aを用いてつなぎ合わせることで一体化する。より具体的には,2つの設置用サイドフレーム6を,ネジ25を用いて上段側の昇降用ハシゴ5Aの一対の上段側ハシゴ支柱5A1にそれぞれ固定する。また,2つの床用サイドフレーム構成部材4A3,4A4を,相対する端部同士を衝接させた状態で,ネジ25を用いて上段側の昇降用ハシゴ5Aの一対の上段側ハシゴ支柱5A1にそれぞれ固定する。そして,支持桟12A3と支持桟12A4との間に中央受桟20を配置し,ネジ21を用いて当該中央受桟20を固定する。
次いで,図7(e)に示すように,以上のようにして組み立てた各組立体(図7(a)から(d)を参照)を,ネジ23,24等を用いて連結固定する。最後に,床用サイドフレーム構成部材4A1,4A2のつなぎ目と,床用サイドフレーム構成部材4A3,4A4のつなぎ目との間に,反り防止部材13Aを,ネジ26を用いて固定設置する。
以上により,上段のベッドフレーム1Aが組み立てられる。
次いで,図2,図3に示すように,上段のベッドフレーム1Aと下段のベッドフレーム1Bを,上下連結金具14によって連結し,その後,所定のネジ15によって固定して,一体化する(図4を参照)。
次いで,図5に示すように,下段のベッドフレーム1Bの床用サイドフレーム構成部材4B1,4B2,4B3,4B4の支持桟12B1,12B2,12B3,12B4および中央受桟20上に床部材3Bを配置する。この場合,2つの第一床部材3B1を下段のベッドフレーム1Bの前端部と後端部に配置し,3つの第二床部材3B2をこれら第一床部材3B1の間に配置する。
最後に,上段のベッドフレーム1Aの床用サイドフレーム構成部材4A1,4A2,4A3,4A4の支持桟12A1,12A2,12A3,12A4および中央受桟20上に床部材3Aを配置する。この場合,2つの第一床部材3A1を上段のベッドフレーム1Aの前端部と後端部に配置し,3つの第二床部材3A2をこれら第一床部材3A1の間に配置する。
以上により,図1に示す組み立て式多段ベッド1が得られる。
なお,上記実施形態においては,組み立て式多段ベッドが二段ベッドである場合を例に挙げて説明したが,本発明は必ずしもかかる構成に限定されるものではない。本発明の組み立て式多段ベッドは,例えば図11に示すような,上段のベッドフレーム27Aと中段のベッドフレーム27Bと下段のベッドフレーム27Cとからなる三段ベッド27であってもよい。各段のベッドフレーム27A,27B,27Cの構成は上記実施形態の場合と同様であるため,それらの細かい説明は省略する。
この三段ベッド27において,昇降用ハシゴ28,補助柱29,支柱30は,段数に応じて鉛直方向に3つに分割されてなる。
また,上記実施形態においては,柵用サイドフレーム2A,2Bならびに当該柵用サイドフレーム2A,2B側の床用サイドフレーム4A,4Bの対側に配置される,鉛直方向に延びる補強部材が昇降用ハシゴ5である場合を例に挙げて説明したが,本発明は必ずしもかかる構成に限定されるものではない。補強部材は,例えば,前後一対の柱部材であってもよい。
また,上記実施形態においては,柵用サイドフレーム2A,2Bないし床用サイドフレーム4A,4Bが2つの部材から形成される場合を例に挙げて説明したが,本発明は必ずしもかかる構成に限定されるものではない。柵用サイドフレームないし床用サイドフレームは,例えば3つの部材からなっていてもよい。
また,上記実施形態においては,補助柱7が,柵用サイドフレーム2A,2Bならびに当該柵用サイドフレーム2A,2B側の床用サイドフレーム4A,4Bに,嵌合して設置される場合を例に挙げて説明したが,本発明は必ずしもかかる構成に限定されるものではない。補助柱は,例えば,床用サイドフレーム4A,4Bにネジ止めされるだけであってもよい。
また,上記実施形態においては,床部材3A,3Bがそれぞれ5つの部材に分割されてなる場合を例に挙げて説明したが,本発明は必ずしもかかる構成に限定されるものではない。床部材は,2つから4つの部材,あるいは6つの部材に分割されていてもよい。
1 組み立て式多段ベッド
1A 上段のベッドフレーム
1B 下段のベッドフレーム
2A,2B 柵用サイドフレーム
2A1,2A2,2B1,2B2 柵用サイドフレーム構成部材
3A,3B 床(とこ)部材
3A1,3B1 第一床部材
3A2,3B2 第二床部材
4A,4B 床用サイドフレーム
4A1,4A2,4A3,4A4,4B1,4B2,4B3,4B4 床用サイドフレーム構成部材
5,28 昇降用ハシゴ
5A 上段側の昇降用ハシゴ
5A1 上段側ハシゴ支柱
5B 下段側の昇降用ハシゴ
5B1 下段側ハシゴ支柱
5C ハシゴ踏板
6 設置用サイドフレーム
7,29 補助柱
7A 上段側補助柱
7Aa,7Ab,7Ba,7Bb 嵌合凹所
7B 下段側補助柱
8,30 支柱
8A 上段側支柱
8B 下段側支柱
9A,9B 柵用エンドフレーム
10A,10B 床用エンドフレーム
11 補強フレーム
12A1,12A2,12A3,12A4,12B1,12B2,12B3,12B4 支持桟
13A,13B 反り防止部材
14 上下連結金具
15,16,18,19,21,22,23,24,26 ネジ
17 木ダボ
20 中央受桟
27 三段ベッド
27A 上段のベッドフレーム
27B 中段のベッドフレーム
27C 下段のベッドフレーム

Claims (10)

  1. 使用者の転落を防止するための柵用サイドフレームと,
    使用者が寝るための床部材を支持するための左右一対の床用サイドフレームと,
    前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームの対側に配置される,鉛直方向に延びる補強部材ならびに当該補強部材を設置するための設置用サイドフレームと,
    前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームを保持するための補助柱と,
    を少なくとも備え,
    前記柵用サイドフレームおよび前記左右一対の床用サイドフレームは,それぞれ複数の部材から形成され,これらをつなぎ合わせることでそれぞれが一体となり,
    前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目を跨ぐように,前記補強部材が設置され,
    前記補助柱は,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目に設置されて,これらを保持し,
    前記床部材は,複数の部材に分割されてなる,
    ことを特徴とする組み立て式多段ベッド。
  2. 前記補強部材が,昇降用ハシゴ又は前後一対の柱部材である請求項1に記載の組み立て式多段ベッド。
  3. 前記柵用サイドフレームおよび前記左右一対の床用サイドフレームが,それぞれ2つないし3つの部材から形成される請求項1又は2に記載の組み立て式多段ベッド。
  4. 前記補助柱が,前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームに,嵌合して設置される請求項1から3のいずれか1項に記載の組み立て式多段ベッド。
  5. 前記柵用サイドフレームならびに当該柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目が,略同一鉛直線上に存する請求項1から4のいずれか1項に記載の組み立て式多段ベッド。
  6. 前記柵用サイドフレーム側の前記床用サイドフレームのつなぎ目と,前記柵用サイドフレームの対側の前記床用サイドフレームのつなぎ目との間に,反りを防止するための反り防止部材が設置される請求項1から5のいずれか1項に記載の組み立て式多段ベッド。
  7. 前記補強部材が,前記組み立て式多段ベッドの段数に応じて鉛直方向に分割されてなる請求項1から6のいずれか1項に記載の組み立て式多段ベッド。
  8. さらに,前記組み立て式多段ベッドの四隅に設置される支柱が,前記組み立て式多段ベッドの段数に応じて鉛直方向に分割されてなる請求項1から7のいずれか1項に記載の組み立て式多段ベッド。
  9. 前記組み立て式多段ベッドの段数が,二段ないし三段である請求項1から8のいずれか1項に記載の組み立て式多段ベッド。
  10. 前記床部材が,2つから6つの部材に分割されてなる請求項1から9のいずれか1項に記載の組み立て式多段ベッド。
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