JP2021006388A - インクジェットプリンター - Google Patents

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Sotaro Kanai
宗太郎 金井
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Abstract

【課題】 ワイパーによるノズル面の清掃中にワイパーがノズル面に適切に接触する可能性を向上することができるインクジェットプリンターを提供する。【解決手段】 インクジェットプリンターは、インクを吐出するノズルが形成されているノズル面が形成されているインクジェットヘッドと、矢印13aで示す方向に移動させられることによってノズル面に対して摺動し、ノズル面に対して摺動することによってノズル面を清掃するワイパー31と、矢印13aで示す方向に移動可能に支持されていてワイパー31を支持するワイパースライダー34と、ワイパー31を付勢力によってノズル面に押し付ける2本のコイルスプリング39とを備えることを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、インクを吐出するインクジェットプリンターに関する。
従来のインクジェットプリンターとして、インクを吐出するノズルが形成されているノズル面が形成されているインクジェットヘッドと、ノズル面に平行な方向にノズル面に対して摺動することによってノズル面を清掃するワイパーとを備えるものが知られている(特許文献1参照。)。
特開2014−117945号公報
しかしながら、従来のインクジェットプリンターにおいては、インクジェットヘッドのノズル面に対してワイパーが摺動する場合のワイパーの移動経路におけるいずれかの位置において、製造誤差など、様々な原因によって、ノズル面と、ワイパーとが適切に接触しない可能性があるという問題がある。そのために、組立工程において、ノズル面と、ワイパーの先端とのギャップを調整して固定する必要があり、作業性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、ワイパーによるノズル面の清掃中にワイパーがノズル面に適切に接触する可能性を向上することができるインクジェットプリンターを提供することを目的とする。
本発明のインクジェットプリンターは、インクを吐出するノズルが形成されているノズル面が形成されているインクジェットヘッドと、前記ノズル面に押し付けられた状態で前記ノズル面に対して特定の方向に相対的に移動することによって前記ノズル面を清掃するワイパーと、前記ワイパーに対して前記ノズル面が存在する方向と交差する方向に延在する軸線を中心とした回転方向に揺動可能に前記ワイパーを支持するワイパー支持部とを備えることを特徴とする。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、ワイパーがインクジェットヘッドのノズル面に押し付けられた状態で揺動可能に支持されているので、ワイパーと、ノズル面とのギャップや傾きが作業者によって厳密に調整されなくても、ワイパーによるノズル面の清掃中にワイパーがノズル面に適切に接触する可能性を向上することができる。
本発明のインクジェットプリンターは、前記ワイパーを付勢力によって前記ノズル面に押し付けるワイパー付勢部を備えても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、ワイパー付勢部による付勢力によってワイパーをインクジェットヘッドのノズル面に押し付けるので、ワイパーによるノズル面の清掃中にワイパーがノズル面に適切に接触する可能性を向上することができる。
本発明のインクジェットプリンターにおいて、前記ワイパー付勢部は、前記ワイパー支持部と、前記ワイパーとの間に配置され、前記ワイパー支持部は、前記ワイパーが前記ノズル面に押し付けられる方向に移動可能に前記ワイパーを支持しても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、ワイパーがインクジェットヘッドのノズル面に押し付けられる方向にワイパーおよびワイパー支持部のうちワイパーのみをワイパー付勢部が付勢するので、この方向にワイパーおよびワイパー支持部の両方をワイパー付勢部が付勢する構成と比較して、ワイパー付勢部に必要な付勢力を低減することができる。
本発明のインクジェットプリンターにおいて、前記ワイパー付勢部は、前記軸線が延在する方向に直交する方向に並べて配置された一対のバネ部材を備え、前記直交する方向における前記軸線の位置は、前記直交する方向における前記一対のバネ部材の位置の間であっても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、ワイパーの揺動の回転方向の中心の軸線が延在する方向に直交する方向において、軸線の両側に配置された一対のバネ部材による付勢力によってワイパーをインクジェットヘッドのノズル面に押し付けるので、ワイパーの揺動の回転方向の中心の軸線が延在する方向に直交する方向において、ノズル面にワイパーを押し付ける力の偏りを低減することができ、ワイパーによるノズル面の清掃中にワイパーがノズル面に適切に接触する可能性を向上することができる。
本発明のインクジェットプリンターにおいて、前記軸線は、前記特定の方向に延在しても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、ワイパーがインクジェットヘッドのノズル面を清掃する場合にワイパーがノズル面に対して相対的に移動する方向にワイパーの揺動の回転方向の中心の軸線が延在しているので、ワイパーがノズル面を清掃する場合にワイパーがノズル面に対して相対的に移動する方向に直交する方向において、ノズル面にワイパーを押し付ける力の偏りを低減することができ、ワイパーによるノズル面の清掃中にワイパーがノズル面に適切に接触する可能性を向上することができる。
本発明のインクジェットプリンターは、ワイパーによるノズル面の清掃中にワイパーがノズル面に適切に接触する可能性を向上することができる。
本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンターの斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンターの正面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの底面図である。 図1に示すインクジェットプリンターのインクジェットヘッドのノズル面の近傍の部分の側面断面図である。 図1に示すワイパー装置の一部の斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンターの一部の平面図である。 図1に示すインクジェットプリンターの一部の正面断面図である。 図1に示すインクジェットプリンターの一部の側面断面図である。 図6に示す装置ベースの斜視図である。 図5に示すワイパーベースの斜視図である。 (a)図10に示すワイパーベースの平面図である。 (b)図10に示すワイパーベースの正面図である。 (c)図10に示すワイパーベースの側面図である。 図5に示すワイパーカバーの斜視図である。 (a)図12に示すワイパーカバーの平面図である。 (b)図12に示すワイパーカバーの正面図である。 (c)図12に示すワイパーカバーの側面図である。 図5に示すストッパーの斜視図である。 (a)図14に示すストッパーの正面図である。 (b)図14に示すストッパーの側面図である。 (c)図14に示すストッパーの底面図である。 図1に示すインクジェットプリンターのブロック図である。 図5に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンターの一部の正面断面図である。 図5および図17に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンターの一部の正面断面図である。 図18に示す移動規制用突起の近傍の部分の側面断面図である。 (a)図5、図17および図18に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンターの一部の、簡略化した正面断面図である。 (b)図5、図17、図18および図20(a)に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンターの一部の、簡略化した正面断面図である。 図20に示すワイパーおよびワイパーカバーの、簡略化した正面断面図である。 図5、図17、図18および図20に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンターの一部の側面断面図である。 図1に示すワイパーの一例の外観斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るインクジェットプリンターの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンター10の斜視図である。図2は、インクジェットプリンター10の正面図である。
図1および図2に示すように、インクジェットプリンター10は、矢印11で示す鉛直方向における下側から記録媒体90を支持するプラテン21と、鉛直方向に直交する矢印12で示す左右方向に延在しているガイドレール22と、プラテン21によって支持されている記録媒体90に対して鉛直方向における上側に配置されて左右方向に移動可能にガイドレール22に支持されているキャリッジ23と、キャリッジ23に搭載されている複数のインクジェットヘッド24とを備えている。
図3は、インクジェットヘッド24の底面図である。
図3に示すように、インクジェットヘッド24は、インクを鉛直方向に吐出するノズル24aが複数並べられたノズル列24bが複数形成されているノズル面24cが形成されている。
ノズル列24bは、鉛直方向および左右方向の両方に直交する矢印13で示す前後方向に延在している。
ノズル面24cは、インクを弾くための撥液処理が施されている。ノズル面24cは、鉛直方向に直交して配置されている。
図1および図2に示すように、インクジェットプリンター10は、前後方向のうち、前側から後側に向かう矢印13aで示す方向にインクジェットヘッド24のノズル面24cに対して摺動することによってノズル面24cの清掃、すなわち、ワイピングを実行するワイパー31を備えているワイパー装置30を備えている。
図4は、インクジェットプリンター10のインクジェットヘッド24のノズル面24cの近傍の部分の側面断面図である。
図4に示すように、インクジェットヘッド24のノズル面24cは、鉛直方向においてキャリッジ23の底面23aより下側に配置されている。また、鉛直方向におけるワイパー31の上端は、ノズル面24cに接触していない場合に、鉛直方向においてインクジェットヘッド24のノズル面24cより上側に配置されている。
図5は、ワイパー装置30の一部の斜視図である。図6は、インクジェットプリンター10の一部の平面図である。図7は、インクジェットプリンター10の一部の正面断面図である。図8は、インクジェットプリンター10の一部の側面断面図である。
図5〜図8に示すように、ワイパー装置30は、インクジェットヘッド24(図4参照。)のノズル面24c(図4参照。)に押し付けられた状態でノズル面24cに対して矢印13aで示す方向に移動することによってワイピングを実行するワイパー31と、インクジェットプリンター10(図1参照。)の本体10aに取り付けられる装置ベース32と、装置ベース32に対して固定されていて前後方向に延在させられている2本のシャフト33と、シャフト33が挿入される穴34aが形成されていて前後方向に移動可能にシャフト33に支持されているワイパースライダー34と、ワイパースライダー34に固定されるワイパーベース35と、ワイパーベース35をワイパースライダー34に固定するための2本の固定ネジ36と、ワイパー31が固定されるワイパーホルダー37と、ワイパーホルダー37が固定されるワイパーカバー38と、ワイパーベース35に対してワイパーカバー38を鉛直方向に離隔するように付勢するバネ部材である2本のコイルスプリング39と、鉛直方向におけるワイパーベース35に対するワイパーカバー38の移動を制限するストッパー40とを備えている。
ワイパー31は、インクジェットヘッド24(図4参照。)のノズル面24c(図4参照。)に接触するためのノズル面接触部31aと、ノズル面接触部31aが形成されている先端とは反対側の先端側に形成されていてワイパーホルダー37に固定されるための図示していない被固定部とを備えている。ワイパー31は、例えばゴム系の材料で形成されている。
図9は、装置ベース32の斜視図である。
図6〜図9に示すように、ワイパー装置30は、ワイパースライダー34を移動可能に支持するシャフト33の延在方向が前後方向になるように調整するための4本の調整ネジ41を備えている。調整ネジ41は、装置ベース32をインクジェットプリンター10(図1参照。)の本体10aに固定する。4本の調整ネジ41は、装置ベース32に対して固定されている2本のシャフト33のそれぞれの延在方向、すなわち、2本のシャフト33に支持されているワイパースライダー34の移動方向がインクジェットヘッド24(図4参照。)のノズル面24c(図4参照。)と平行になるように調整されて、本体10aに固定される。
図5〜図8に示すワイパースライダー34は、固定ネジ36と嵌め合う図示していないネジ穴が形成されている。ワイパースライダー34は、2本のシャフト33によって前後方向に移動可能に支持されていて、ワイパーホルダー37、ワイパーカバー38、2本のコイルスプリング39およびワイパーベース35を介してワイパー31を支持している。
図10は、ワイパーベース35の斜視図である。図11(a)は、ワイパーベース35の平面図である。図11(b)は、ワイパーベース35の正面図である。図11(c)は、ワイパーベース35の側面図である。
図5〜図7、図10および図11に示すように、ワイパーベース35は、コイルスプリング39の外側の部分が嵌められるスプリングガイド溝35aが形成されている。スプリングガイド溝35aは、鉛直方向に延在していて、鉛直方向における下側に配置されている下端部35bで鉛直方向における下側へのコイルスプリング39の移動を規制する。ワイパーベース35は、固定ネジ36が挿入される穴35cが形成されている。
図5〜図8に示すワイパーホルダー37は、ワイパーカバー38にワイパーホルダー37を固定するためにワイパーカバー38の後述の穴38bに挿入される固定用爪37aと、ワイパーホルダー37にワイパー31を固定するためにワイパー31の上述の被固定部を固定する図示していない固定部とを備えている。
図12は、ワイパーカバー38の斜視図である。図13(a)は、ワイパーカバー38の平面図である。図13(b)は、ワイパーカバー38の正面図である。図13(c)は、ワイパーカバー38の側面図である。
図5〜図8、図12および図13に示すように、ワイパーカバー38は、ワイパーホルダー37が挿入される穴38aと、ワイパーカバー38にワイパーホルダー37を固定するための、ワイパーホルダー37の固定用爪37aが挿入されるための穴38bとが形成されている。ワイパーカバー38は、コイルスプリング39の内側に嵌められるガイド突起38cを備えている。ガイド突起38cは、鉛直方向に延在していて、鉛直方向における上側に配置されている根元部38dで鉛直方向における上側へのコイルスプリング39の移動を規制する。ワイパーカバー38は、鉛直方向における上側への移動がストッパー40によって規制されるために前後方向に突出している円柱状の移動規制用突起38eを備えている。
ワイパーカバー38は、移動規制用突起38eを回転軸として、すなわち、前後方向に延在する軸線を中心として、コイルスプリング39の付勢力に抗しながら、矢印14で示す方向に回転可能である。
コイルスプリング39は、ワイパーベース35と、ワイパーカバー38との間で、鉛直方向に延在して配置されている。2本のコイルスプリング39は、左右方向に並べて配置されている。コイルスプリング39は、ワイパー31を付勢力によってインクジェットヘッド24(図4参照。)のノズル面24c(図4参照。)に押し付ける部材であり、本発明のワイパー付勢部を構成している。
図14は、ストッパー40の斜視図である。図15(a)は、ストッパー40の正面図である。図15(b)は、ストッパー40の側面図である。図15(c)は、ストッパー40の底面図である。
図5〜図8、図14および図15に示すように、ストッパー40は、ワイパーベース35にストッパー40を固定するためにワイパーベース35に係合する固定用爪40aを備えている。ストッパー40は、鉛直方向における上側へのワイパーカバー38の移動を規制するためにワイパーカバー38の移動規制用突起38eが挿入されるガイド溝40bが形成されている。ガイド溝40bは、鉛直方向に延在している。
ワイパーベース35およびストッパー40によって構成されるユニット44は、ワイパー31が固定されるワイパーホルダー37が固定されるワイパーカバー38の移動規制用突起38eがストッパー40のガイド溝40bに挿入されていることによって、前後方向に延在する軸線を中心とした矢印14で示す回転方向に揺動可能にワイパー31を支持しており、本発明のワイパー支持部を構成している。
図16は、インクジェットプリンター10のブロック図である。
図16に示すように、インクジェットプリンター10は、上述したインクジェットヘッド24と、キャリッジ23(図1参照。)をガイドレール22(図1参照。)に沿って左右方向、すなわち、主走査方向に移動させるキャリッジ走査装置25と、前後方向、すなわち、副走査方向に記録媒体90(図1参照。)を搬送する媒体搬送装置26と、ワイパースライダー34(図6参照。)をシャフト33(図6参照。)に沿って前後方向に移動させる、ワイパー装置30のスライダー走査部42と、種々の操作が入力される例えばボタンなどの操作部51と、種々の情報を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部52と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部53と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部54と、インクジェットプリンター10全体を制御する制御部55とを備えている。
制御部55は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部54に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
次に、印刷を実行する場合のインクジェットプリンター10の動作について説明する。
制御部55は、通信部53を介して印刷データを受信すると、この印刷データに基づいて、記録媒体90に対して印刷を実行する。すなわち、制御部55は、キャリッジ走査装置25によって主走査方向にキャリッジ23を移動させてインクジェットヘッド24によって記録媒体90に向けてインクを吐出することによって、主走査方向における記録媒体90に対する印刷を実行する。また、制御部55は、主走査方向における記録媒体90に対する印刷を実行すると、必要に応じて、媒体搬送装置26によって副走査方向に記録媒体90を搬送することによって、副走査方向における記録媒体90に対する印刷の位置を変更した後、再び主走査方向における記録媒体90に対する印刷を実行する。
次に、ワイピングを実行する場合のインクジェットプリンター10の動作について説明する。
制御部55は、ワイピングを開始するための条件が満たされると、スライダー走査部42によってワイパースライダー34を前後方向における最も前の位置で待機させた後、主走査方向においてインクジェットヘッド24のノズル面24cの位置がワイパー31のノズル面接触部31aの位置と同一になるように、キャリッジ走査装置25によってキャリッジ23を移動させる。
次いで、制御部55は、スライダー走査部42によってワイパースライダー34を矢印13aで示す方向に移動させることによって、インクジェットヘッド24のノズル面24cに対してワイパー31のノズル面接触部31aを摺動させてワイピングを実行する。
ワイパー装置30は、インクジェットヘッド24のノズル面24cにワイパー31のノズル面接触部31aが接触する場合、ワイパーベース35のスプリングガイド溝35aの下端部35bによって鉛直方向における下側への移動が規制されている2本のコイルスプリング39が、インクジェットヘッド24のノズル面24cによって鉛直方向における下側に押されているワイパー31を固定しているワイパーホルダー37を固定しているワイパーカバー38のガイド突起38cの根元部38dによって、鉛直方向における下側に押される。
ここで、インクジェットヘッド24のノズル面24cが歪んでいて前後方向に平行に延在していないなどの何らかの理由によって、ノズル面24cが、前後方向におけるワイパースライダー34の位置によってはワイパースライダー34の移動方向と平行でなくなる場合がある。そのような場合であっても、ワイパー装置30は、ワイパー31のノズル面接触部31aがノズル面24cに対して矢印13aで示す方向に摺動させられるときに、ノズル面接触部31aがコイルスプリング39の付勢力によってノズル面24cに沿って鉛直方向に移動するので、ノズル面接触部31aがノズル面24cの形状に沿ってノズル面24cに適切に追従して接触する。
また、インクジェットヘッド24のノズル面24cが歪んでいて左右方向に平行に延在していないなどの何らかの理由によって、ワイパースライダー34に対する矢印14で示す方向におけるノズル面24cの傾きが、前後方向におけるワイパースライダー34の位置によって変化する場合がある。そのような場合であっても、ワイパー装置30は、ワイパー31のノズル面接触部31aがノズル面24cに対して矢印13aで示す方向に摺動させられるときに、ノズル面接触部31aがコイルスプリング39の付勢力によってノズル面24cに沿って矢印14で示す方向に回転するので、ノズル面接触部31aがノズル面24cの形状に沿ってノズル面24cに適切に追従して接触する。
以上に説明したように、インクジェットプリンター10は、ワイパー31がインクジェットヘッド24のノズル面24cに押し付けられた状態で揺動可能に支持されているので、ワイパー31と、ノズル面24cとのギャップや傾きが作業者によって厳密に調整されなくても、ノズル面24cに対してワイパー31が摺動する場合のワイパー31の移動経路におけるいずれの位置においても、ワイパー31によるノズル面24cの清掃中にワイパー31がノズル面24cに適切に接触する可能性を向上することができる。
インクジェットプリンター10は、コイルスプリング39による付勢力によってワイパー31をインクジェットヘッド24のノズル面24cに押し付けるので、ワイパー31によるノズル面24cの清掃中にワイパー31がノズル面24cに適切に接触する可能性を向上することができる。
インクジェットプリンター10は、ワイパー31に対してインクジェットヘッド24のノズル面24cが存在する方向、すなわち、鉛直方向にワイパー31を付勢しなければワイパー31がノズル面24cに適切に接触しない場合であっても、実際には、ワイパー31をコイルスプリング39の付勢力によって鉛直方向に付勢することによってワイパー31をノズル面24cに押し付けるので、ワイパー31によるノズル面24cの清掃中にワイパー31がノズル面24cに適切に接触する可能性を向上することができる。
インクジェットプリンター10は、前後方向に延在する軸線を中心とした回転方向、すなわち、矢印14で示す方向にワイパー31を付勢しなければワイパー31がインクジェットヘッド24のノズル面24cに適切に接触しない場合であっても、実際には、ワイパー31をコイルスプリング39の付勢力によって矢印14で示す方向に付勢することによってワイパー31をノズル面24cに押し付けるので、ワイパー31によるノズル面24cの清掃中にワイパー31がノズル面24cに適切に接触する可能性を向上することができる。
インクジェットプリンター10は、ノズル面24cに対してワイパー31が摺動する場合のワイパー31の移動経路におけるいずれの位置においても、ノズル面24cと、ワイパー31とが適切に接触する可能性を向上することができるので、ワイパー31によるノズル面24cの清掃の性能を安定化させることができる。
インクジェットプリンター10は、ワイパー31をコイルスプリング39の付勢力によってインクジェットヘッド24のノズル面24cに押し付けるので、4本の調整ネジ41による鉛直方向における装置ベース32の高さの調整に必要な精度や、4本の調整ネジ41によるワイパースライダー34の移動方向の調整に必要な精度を低く抑えることができる。したがって、インクジェットプリンター10は、ワイパー装置30の取り付けを容易化することができる。
ワイパー31は、使用回数の増加に伴って、形状が変化したり、ノズル面接触部31aの硬度が変化したりなど、劣化する。しかしながら、インクジェットプリンター10は、ワイパー31をコイルスプリング39の付勢力によってインクジェットヘッド24のノズル面24cに押し付けるので、ワイパー31の使用回数の増加に伴う劣化が発生したとしても、ノズル面24cと、ワイパー31とが適切に接触しなくなる可能性を低減することができる。そのため、インクジェットプリンター10は、ワイパー31の交換時期、すなわち、ワイパー31の寿命を延長することができる。
ワイパー31によるノズル面24cの清掃に関して十分な性能を得るために、ノズル面24cに対してワイパー31を押し付ける荷重としては、インクジェットプリンター10に搭載されるインクジェットヘッド24の種類と、このインクジェットヘッド24によって使用されるインクの種類との組み合わせに応じて適切な荷重が存在する。ここで、インクジェットプリンター10は、コイルスプリング39を交換することによって、ワイパー31に対するコイルスプリング39の付勢力を変更することができ、その結果、ノズル面24cに対してワイパー31を押し付ける荷重を変更することができる。したがって、インクジェットプリンター10は、コイルスプリング39を交換することによって、インクジェットプリンター10に搭載されるインクジェットヘッド24の種類と、このインクジェットヘッド24によって使用されるインクの種類との、様々な組み合わせに適切に対応することができる。
インクジェットプリンター10は、矢印14で示す回転方向の中心の軸線が延在する前後方向に直交する左右方向において、この軸線の両側に配置された一対のコイルスプリング39による付勢力によってワイパー31をインクジェットヘッド24のノズル面24cに押し付けるので、左右方向において、ノズル面24cにワイパー31を押し付ける力の偏りを低減することができ、ワイパー31によるノズル面24cの清掃中にワイパー31がノズル面24cに適切に接触する可能性を向上することができる。
ワイパー装置30は、本実施の形態において、本発明のワイパー付勢部として2本のコイルスプリング39を備えている。しかしながら、ワイパー装置30は、2本のコイルスプリング39以外の構成を本発明のワイパー付勢部として備えても良い。例えば、ワイパー装置30は、図17に示すように、1本のコイルスプリング43を本発明のワイパー付勢部として備えても良い。また、ワイパー装置30は、例えば皿バネなど、コイルスプリング43以外の弾性体を本発明のワイパー付勢部として備えても良いし、弾性体以外の付勢手段を本発明のワイパー付勢部として備えても良い。
図18は、図5および図17に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンター10の一部の正面断面図である。図19は、移動規制用突起138bの近傍の部分の側面断面図である。
図1に示すワイパー装置30は、図18および図19に示す構成でも良い。図18および図19に示すワイパー装置30の構成は、図5に示すワイパー装置30が、ワイパーベース35(図7参照。)、ワイパーカバー38(図7参照。)に代えてそれぞれワイパーベース135、ワイパーカバー138を備えるとともに、ストッパー40(図7参照。)を備えていない構成と同様である。
ワイパーベース135の構成は、後述の移動規制用突起138bが嵌められる突起ガイド溝135aがワイパーベース35に形成されている構成と同様である。突起ガイド溝135aは、鉛直方向に延在していて、鉛直方向における上側に配置されている上端部135bで鉛直方向における上側へのワイパーカバー138の移動を規制する。
ワイパーカバー138の構成は、ワイパーカバー38が、鉛直方向における下側に向けて延設された脚部138aと、鉛直方向における上側への移動が突起ガイド溝135aの上端部135bによって規制されるために鉛直方向における脚部138aの下端から前後方向に突出している移動規制用突起138bとを備えているとともに、移動規制用突起38e(図7参照。)を備えていない構成と同様である。
図18に示す例では、ワイパーベース135は、ワイパー31が固定されるワイパーホルダー37が固定されるワイパーカバー138の移動規制用突起138bが突起ガイド溝135aに挿入されていることによって、前後方向に延在する軸線を中心とした矢印14で示す回転方向に揺動可能にワイパー31を支持しており、本発明のワイパー支持部を構成している。
図5、図17および図18に示すインクジェットプリンターは、移動規制用突起38e、移動規制用突起138bなどのワイパーカバーの突起が、ガイド溝40b、突起ガイド溝135aなどのワイパー支持部の溝に挿入されていることによって、ワイパー支持部がワイパー31を、鉛直方向に移動可能、および、矢印14で示す回転方向に揺動可能に支持している。しかしながら、インクジェットプリンターは、ワイパー支持部の突起がワイパーカバーの溝に挿入されていることによって、ワイパー支持部がワイパー31を、鉛直方向に移動可能、および、矢印14で示す回転方向に揺動可能に支持しても良い。
図5、図17および図18に示すインクジェットプリンターは、ワイパー31がインクジェットヘッド24のノズル面24cに押し付けられる方向にワイパー31およびワイパー支持部のうちワイパー31のみをワイパー付勢部が付勢するので、この方向にワイパー31およびワイパー支持部の両方をワイパー付勢部が付勢する構成と比較して、ワイパー付勢部に必要な付勢力を低減することができ、その結果、ワイパー付勢部を小型化することができる。
しかしながら、インクジェットプリンター10は、図20に示すように、ワイパー31がインクジェットヘッド24(図4参照。)のノズル面24c(図4参照。)に押し付けられる方向にワイパー31およびワイパー支持部の両方をワイパー付勢部が付勢する構成でも良い。
図20(a)は、図5、図17および図18に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンター10の一部の、簡略化した正面断面図である。図20(b)は、図5、図17、図18および図20(a)に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンター10の一部の、簡略化した正面断面図である。
図20は、ワイパーホルダーおよびワイパーベースが省略されて描かれている。また、図20に示すワイパー装置30は、ストッパー40(図5参照。)を備えていない。
図20(a)に示すワイパー装置30は、ワイパー付勢部が2本のコイルスプリング39である場合の例であり、図20(b)に示すワイパー装置30は、ワイパー付勢部が1本のコイルスプリング43である場合の例である。
図20に示す例では、ワイパーカバー38は、前後方向に延在する軸線16を中心とした矢印14で示す回転方向に揺動可能にワイパー31を支持しており、本発明のワイパー支持部を構成している。
なお、図20に示す例においては、ワイパー31と、ワイパーカバー38との間に付勢部材が設けられなくても良い。しかしながら、図21に示すように、軸線16を通り鉛直方向に延在する平面(以下「基準面」という。)17を考えた場合に、ノズル面接触部31aが左右方向に平行に維持されている状態でのワイパー31のうちの、基準面17に対して左右方向における一方側に存在する部分の重さと、基準面17に対して左右方向における他方側に存在する部分の重さとが等しくないときには、ワイパー31と、ワイパーカバー38との間にバネなどの付勢部材45が配置されても良い。図21に示す例においては、ワイパー31のノズル面接触部31aがインクジェットヘッド24(図4参照。)のノズル面24c(図4参照。)に接触していない場合に、付勢部材45による付勢力によってノズル面接触部31aが左右方向に平行に維持されている。
インクジェットプリンター10は、ワイパー31がインクジェットヘッド24のノズル面24cを清掃する場合にワイパー31がノズル面24cに対して移動する前後方向にワイパー31の揺動の回転方向の中心の軸線が延在しているので、前後方向に直交する左右方向において、ノズル面24cにワイパー31を押し付ける力の偏りを低減することができ、ワイパー31によるノズル面24cの清掃中にワイパー31がノズル面24cに適切に接触する可能性を向上することができる。
なお、ワイパー31の揺動の回転方向の中心の軸線は、ワイパー31に対してインクジェットヘッド24のノズル面24cが存在する鉛直方向と交差する方向であれば、前後方向以外の方向に延在していても良い。
図22は、図5、図17、図18および図20に示す例とは異なる例での、図1に示すインクジェットプリンター10の一部の側面断面図である。
図1に示すワイパー装置30は、図22に示す構成でも良い。図22に示すワイパー装置30の構成は、図5に示すワイパー装置30が、図示していないワイパーベースと、ワイパーカバー238と、2本のコイルスプリング239と、ワイパーカバー238を支持するカバー支持部材240とを、それぞれワイパーベース35(図7参照。)、ワイパーカバー38(図8参照。)、2本のコイルスプリング39(図7参照。)およびストッパー40(図8参照。)に代えて備える構成と同様である。
コイルスプリング239は、鉛直方向に延在して配置されている。2本のコイルスプリング239は、前後方向に並べて配置されている。コイルスプリング239は、ワイパー31を付勢力によってインクジェットヘッド24(図4参照。)のノズル面24c(図4参照。)に押し付ける部材であり、本発明のワイパー付勢部を構成している。
図22に示すワイパー装置30の図示していないワイパーベースの構成は、コイルスプリング239の外側の部分が嵌められる図示していないスプリングガイド溝がスプリングガイド溝35a(図10参照。)に代えてワイパーベース35に形成される構成と同様である。図22に示すワイパー装置30の図示していないワイパーベースの図示していないスプリングガイド溝は、鉛直方向に延在していて、鉛直方向における下側に配置されている図示していない下端部で鉛直方向における下側へのコイルスプリング239の移動を規制する。
ワイパーカバー238の構成は、ワイパーカバー38が、コイルスプリング239の内側に嵌められる図示していないガイド突起と、左右方向に突出している円柱状の突起238eとを、それぞれガイド突起38c(図13参照。)および移動規制用突起38e(図8参照。)に代えて備える構成と同様である。
ワイパーカバー238の図示していないガイド突起は、鉛直方向に延在していて、鉛直方向における上側に配置されている図示していない根元部で鉛直方向における上側へのコイルスプリング239の移動を規制する。
カバー支持部材240は、ストッパー40が、ワイパーカバー238の突起238eを回転可能に支持する支持部240aを、ガイド溝40b(図14参照。)に代えて備える構成と同様である。
ワイパーカバー238は、突起238eを回転軸として、すなわち、左右方向に延在する軸線を中心として、コイルスプリング239の付勢力に抗しながら、矢印15で示す方向に回転可能である。すなわち、図22に示すワイパー装置30は、左右方向に延在する軸線を中心とした回転方向にワイパー31を付勢することによって、鉛直方向にワイパー31を付勢力によってノズル面24cに押し付ける。
図23は、ワイパー31の一例の外観斜視図である。
インクジェットプリンター10は、ワイパー31として図23に示すものを備えても良い。図23に示すワイパー31は、ワイパーホルダー37(図5参照。)に固定される本体部31bと、一端が本体部31bに固定されている舌片部31cとを備えている。本体部31bと、舌片部31cとは、一体として形成されている。ノズル面接触部31aは、舌片部31cに形成されている。舌片部31cは、前後方向に延在する軸線31dを中心とした矢印31eで示す回転方向に揺動可能であるので、インクジェットヘッド24のノズル面24cに追従してノズル面接触部31aによってワイピングを実行することができる。
インクジェットヘッド24のノズル面24cに対するワイパー31によるワイピングは、本実施の形態においてワイパー31の移動によって実現されている。しかしながら、ワイピングが実行される際のインクジェットヘッド24のノズル面24cに対するワイパー31の移動は、相対的な移動であれば良い。したがって、インクジェットヘッド24のノズル面24cに対するワイパー31によるワイピングは、例えば、インクジェットヘッド24の移動によって実現されても良い。
インクジェットヘッド24のノズル面24cに対するワイパー31によるワイピングの方向は、本実施の形態において矢印13で示す方向であるが、矢印11で示す鉛直方向に直交する方向であれば、矢印13で示す方向以外の方向でも良い。例えば、インクジェットヘッド24のノズル面24cに対するワイパー31によるワイピングの方向は、矢印12で示す方向でも良い。
インクジェットプリンター10は、ワイパー31を付勢力によってインクジェットヘッド24のノズル面24cに押し付ける例えばコイルスプリング39、43、239などのワイパー付勢部を備えていなくても良い。インクジェットプリンター10は、ワイパー付勢部を備えていない場合、例えばワイパー31自身の弾性力によってワイパー31がノズル面24cに押し付けられても良い。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、プラテン21に対して記録媒体90を副走査方向に搬送することによって、インクジェットヘッド24に対して記録媒体90を副走査方向に移動させている。しかしながら、インクジェットプリンター10は、プラテン21を図1に示すものより副走査方向に伸ばして、いわゆるフラットベッドタイプのインクジェットプリンターにして、プラテン21に対してレール22、キャリッジ23およびワイパー装置30を副走査方向に移動させる機構を備えることによって、記録媒体90に対してインクジェットヘッド24を副走査方向に移動させても良い。
本発明は、本実施の形態において平面に印刷するインクジェットプリンター10に採用されているが、3D造形用のインクジェットプリンターに採用されても良い。
10 インクジェットプリンター
11 矢印(特定の方向に直交する方向のうち、ワイパーに対してノズル面が存在する方向を示す矢印)
12 矢印(特定の方向に直交する方向のうち、ワイパーに対してノズル面が存在する方向と、特定の方向との両方に直交する方向を示す矢印)
13a 矢印(特定の方向)
14 矢印(特定の方向に延在する軸線を中心とした回転方向を示す矢印)
15 矢印(特定の方向に直交する方向のうち、ワイパーに対してノズル面が存在する方向と、特定の方向との両方に直交する方向に延在する軸線を中心とした回転方向を示す矢印)
24 インクジェットヘッド
24a ノズル
24c ノズル面
31 ワイパー
35 ワイパーベース(ワイパー支持部)
38 ワイパーカバー(ワイパー支持部)
39 コイルスプリング(ワイパー付勢部、バネ部材)
43 コイルスプリング(ワイパー付勢部)
44 ユニット(ワイパー支持部)
239 コイルスプリング(ワイパー付勢部)

Claims (5)

  1. インクを吐出するノズルが形成されているノズル面が形成されているインクジェットヘッドと、
    前記ノズル面に押し付けられた状態で前記ノズル面に対して特定の方向に相対的に移動することによって前記ノズル面を清掃するワイパーと、
    前記ワイパーに対して前記ノズル面が存在する方向と交差する方向に延在する軸線を中心とした回転方向に揺動可能に前記ワイパーを支持するワイパー支持部と
    を備えることを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記ワイパーを付勢力によって前記ノズル面に押し付けるワイパー付勢部を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記ワイパー付勢部は、前記ワイパー支持部と、前記ワイパーとの間に配置され、
    前記ワイパー支持部は、前記ワイパーが前記ノズル面に押し付けられる方向に移動可能に前記ワイパーを支持することを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンター。
  4. 前記ワイパー付勢部は、前記軸線が延在する方向に直交する方向に並べて配置された一対のバネ部材を備え、
    前記直交する方向における前記軸線の位置は、前記直交する方向における前記一対のバネ部材の位置の間であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のインクジェットプリンター。
  5. 前記軸線は、前記特定の方向に延在することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のインクジェットプリンター。
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