JP2021005972A - 電力供給回路及び分散型電源システム - Google Patents

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敏成 百瀬
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Abstract

【課題】電力供給回路の出力端に接続される太陽電池装置の発電電力が変動しても、発電装置が過負荷の状態になることを抑制できる電力供給回路を提供する。【解決手段】電力供給回路30は、発電装置10からの電力に所定の電力変換を施した上で出力端44へ出力する第1電力変換回路C1と、第1電力変換回路C1の温度が上昇して第1温度になると高温検知状態に移行し、第1電力変換回路C1の温度が低下して第2温度になると低温検知状態に移行する感温部31と、感温部31が高温検知状態に移行するのに応じてオン状態に切り替わり、感温部31が低温検知状態に移行するのに応じてオフ状態に切り替わるスイッチ部32と、スイッチ部32がオン状態である間は発電装置10からの電力に所定の電力変換を施した上で出力端44へ出力する第2電力変換処理を行い、オフ状態である間は第2電力変換処理を行わない第2電力変換回路C2とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、発電装置の発電電力を充放電装置に供給する電力供給回路及び分散型電源システムに関する。
特許文献1には、電力系統に接続される電力線と、太陽電池装置(太陽光発電部)と、充放電装置(蓄電部)と、発電装置(燃料電池発電部)とを備える分散型電源システムが記載されている。この分散型電源システムでは、電力系統で停電が発生した場合、自立運転している充放電装置を基準電源として太陽電池装置及び発電装置が連系運転を行い、太陽電池装置及び発電装置から充放電装置へと電力を供給できる。
特許文献2には、1台のパワーコンディショナに太陽電池装置及び充放電装置の両方が接続されるシステムが記載されている。このような構成により、太陽電池装置及び充放電装置がそれぞれ別個のパワーコンディショナに接続される場合に比べて、パワーコンディショナの台数を削減できる。
特開2011−188607号公報 特開2014−23382号公報
自立運転を行っている場合、1台のパワーコンディショナに対して太陽電池装置及び充放電装置及び発電装置の3つの装置を接続して、太陽電池装置及び発電装置からそのパワーコンディショナを介して充放電装置へと電力を供給できるような構成も想定できる。例えば、図7及び図8に示す分散型電源システムは、太陽電池装置5A(5)と、充放電装置6と、発電装置10とを備える。図7は電力系統1への連系運転時を示す図であり、図8は自立運転時を示す図である。図7及び図8では、電力が供給されている部分を太線で描いている。図示するように、分散型電源システムは、電力系統1に接続される電力線2と、充放電装置6と、太陽光を受光して発電する太陽電池装置5と、発電装置10と、電力供給回路50とを備える。充放電装置6はパワーコンディショナ20を介して電力線2に接続される。発電装置10は電力線2に接続される。電力供給回路50は、発電装置10とパワーコンディショナ20との間に接続される。
充放電装置6は、蓄電部(図示せず)で蓄えている電力の放電及び蓄電部への電力の充電を行うことができる装置であり、パワーコンディショナ20に接続される。図7及び図8に示す例では、パワーコンディショナ20は、充放電装置6が接続されるDC/DC変換部22と、電力供給回路50の出力端44に接続されるDC/DC変換部23と、インバータ21とを有する。パワーコンディショナ20は、充放電装置6を充放電させる動作や、電力線2に電力を出力する動作や、電力線2から電力を受電する動作や、電力供給回路50から電力を受電する動作などを制御する。
発電装置10は、発電部11と、発電部11で発生した電力を所望の電圧、周波数、位相の電力に変換するインバータ12とを有する。インバータ12は、電力線2に接続される連系出力線13に電力を出力するか、又は、電力線2には接続されない自立出力線14に電力を出力するかを切り替えることができる。また、発電装置10は、接点aを、接点b及び接点cの何れか一方に接続する状態に切り替える切替スイッチ15を有する。切替スイッチ15の接点aは、重要電力負荷4及び電力供給回路50の発電側入力端46に接続される。切替スイッチ15の接点bは連系出力線13に接続される。切替スイッチ15の接点cは自立出力線14に接続される。
図7に示すように、発電装置10では、連系運転時、インバータ12は電力を連系出力線13に供給し、切替スイッチ15は接点aと接点bとを接続する状態に切り替えられる。つまり、発電部11の発電電力は、電力線2及び切替スイッチ15の接点aの両方に供給される。その結果、発電部11の発電電力を、電力線2に接続されている一般電力負荷3と、切替スイッチ15の接点aに接続されている重要電力負荷4との両方に供給できる。加えて、発電部11の発電電力を、電力供給回路50の発電側入力端46にも供給できる。
図8に示すように、発電装置10では、自立運転時、インバータ12は電力を自立出力線14に供給し、切替スイッチ15は接点aと接点cとを接続する状態に切り替えられる。つまり、発電部11の発電電力は、切替スイッチ15の接点aに供給されるが、電力線2には供給されない。その結果、発電部11の発電電力を、切替スイッチ15の接点aに接続されている重要電力負荷4に供給できる。加えて、発電部11の発電電力を、電力供給回路50の発電側入力端46にも供給できる。
電力供給回路50は、発電装置10から供給される電力が入力される発電側入力端46と、パワーコンディショナ20に向けて電力を出力する出力端44とを有する。加えて、電力供給回路50は、発電側入力端46と出力端44との間に、リレー40とAC/DC変換部34とダイオード33とを備える。つまり、AC/DC変換部34は、電力供給回路50において発電装置10の発電電力に対する電力変換を行う部分である。また、電力供給回路50は、太陽電池装置5から供給される電力が入力される太陽電池側入力端45を備え、その電力は出力端44に供給される。つまり、太陽電池装置5は、ダイオード43を介して電力供給回路50の出力端44に接続される。
尚、図7及び図8に示したシステムにおいて、電力供給回路50の機能の一部を、例えば複数の太陽電池装置等からの出力を受けるように構成された接続箱を用いて実現してもよい。図7及び図8に示したシステムの場合、例えば、ダイオード33とダイオード43と出力端44と太陽電池側入力端45とを有する接続箱を設け、その接続箱に設けられるダイオード33に対して電力供給回路50のAC/DC変換部34を接続し、且つ、接続箱に設けられるダイオード43に対して太陽電池装置5Aを接続してもよい。
この場合、AC/DC変換部34の電力変換容量、即ち、電力供給回路50において発電側入力端46と出力端44との間の回路部分での電力変換容量は、発電装置10の最大発電電力と同等に設計されている。そのため、AC/DC変換部34が発電装置10に要求する電力はその最大発電電力と同等又はそれよりも小さい値になる。
リレー40は、スイッチ41とコイル42とを有する。リレー40のコイル42には、パワーコンディショナ20の連系出力線7が接続されている。図7に示す連系運転時には、連系出力線7に供給される電力によりリレー40のコイル42が通電され、その結果、リレー40のスイッチ41の接点aと接点cとが接続される。リレー40のスイッチ41の接点aには発電装置10から電力が供給されているが、リレー40のスイッチ41の接点aと接点bとが接続されていないため、リレー40のスイッチ41の接点bに電力は供給されない。図8に示す自立運転時には、リレー40のコイル42は通電されず、その結果、リレー40のスイッチ41の接点aと接点bとが接続される。この場合、発電装置10からリレー40のスイッチ41の接点aに供給されている電力が、リレー40のスイッチ41の接点bに供給され、そこからAC/DC変換部34に供給される。
図8に示す自立運転時には、電力供給回路50のAC/DC変換部34は、発電装置10から発電側入力端46に供給される電力に電力変換を行った上で出力端44へと供給する。その結果、発電装置10から発電側入力端46に供給される電力と、太陽電池装置5から太陽電池側入力端45に供給される電力との合計の電力が、電力供給回路50の出力端44からパワーコンディショナ20に供給されて、充放電装置6に充電される。
但し、自立運転時において、例えば太陽電池装置5の発電電力が大きいために出力端44の電圧が高くなっている場合や、充放電装置6の充電レベルが高いために出力端44の電圧が高くなっている場合などには、電力供給回路50のAC/DC変換部34が出力端44に出力する電力は小さくなる。つまり、AC/DC変換部34が発電装置10に要求する電力が小さくなるため、発電装置10はそれに応じて発電電力を小さくしなければならない。
尚、雲などにより日射量が急に低下した場合や夕方になった場合などに、ダイオード43を介して電力供給回路50の出力端44に接続される太陽電池装置5の発電電力が急に小さくなると、その分だけ、同じく電力供給回路50の出力端44に接続されるAC/DC変換部34が発電装置10に要求する電力が急に大きくなる可能性(例えば、発電装置10にその最大発電電力の出力が要求される可能性など)がある。その場合、発電装置10は、発電電力を急激に増加できないために過負荷の状態になり、運転を停止してしまう可能性もある。
また、図示は省略するが、電力供給回路50の発電側入力端46と出力端44との間で、別の電力変換部をAC/DC変換部34と並列に設け、更に、その別の電力変換部への電力供給をAC/DC変換部34への電力供給よりも時間的に遅れて開始させる遅延回路部を設ける構成も考えられる。この構成の場合、自立運転が開始された直後には、先ずAC/DC変換部34が発電装置10に電力を要求し、その後、遅延回路部で遅延処理が行われた後に別の電力変換部も発電装置10に電力を要求する。つまり、自立運転が開始された直後では、発電装置10に要求される電力は段階的に増加するため、例えば発電装置10にその最大発電電力の出力が突然要求される可能性は無くなる。
尚、このような構成を採用した場合であっても、自立運転が開始された直後に行われる遅延回路部での遅延処理が終了してしまうと、その後は、AC/DC変換部34及び別の電力変換部の両方が発電装置10に電力を要求できる状態になる。そのため、上述したように太陽電池装置5の発電電力が急に小さくなると、その分だけ、AC/DC変換部34及び別の電力変換部が発電装置10に要求する電力が急に大きくなり、発電装置10が過負荷の状態になるという事象が発生し得る。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力供給回路の出力端に接続される太陽電池装置の発電電力が変動しても、発電装置が過負荷の状態になることを抑制できる電力供給回路及び分散型電源システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る電力供給回路の特徴構成は、発電装置から供給される電力が入力される発電側入力端と、
充放電装置へ向けて電力を出力する出力端と、
前記発電装置から前記発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施した上で前記出力端へ出力する第1電力変換処理を行う第1電力変換回路と、
前記第1電力変換回路の温度が上昇して第1温度になると高温検知状態に移行し、前記第1電力変換回路の温度が低下して第2温度になると低温検知状態に移行する感温部と、
前記感温部が前記低温検知状態から前記高温検知状態に移行するのに応じてオフ状態からオン状態に切り替わり、前記感温部が前記高温検知状態から前記低温検知状態に移行するのに応じて前記オン状態から前記オフ状態に切り替わるスイッチ部と、
前記スイッチ部が前記オン状態である間は、前記発電装置から前記発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施した上で前記出力端へ出力する第2電力変換処理を行い、前記スイッチ部が前記オフ状態である間は、前記第2電力変換処理を行わない第2電力変換回路とを有し、
前記第1電力変換回路及び前記第2電力変換回路は、前記発電側入力端と前記出力端との間で互いに並列に接続され、前記第1電力変換回路及び前記第2電力変換回路のそれぞれは、自身の電力変換容量の範囲内で電力変換を実施でき、前記第1電力変換回路の電力変換容量及び前記第2電力変換回路の電力変換容量のそれぞれは、前記発電装置の最大発電電力よりも小さく設計されている点にある。
ここで、前記スイッチ部は、前記感温部が前記低温検知状態から前記高温検知状態に移行したタイミングで前記オン状態に切り替わり、前記感温部が前記高温検知状態から前記低温検知状態に移行したタイミングで前記オフ状態に切り替わるように構成してもよい。
或いは、前記スイッチ部は、前記感温部が前記高温検知状態に移行しており且つ前記感温部が前記低温検知状態から前記高温検知状態に移行してから設定時間が経過したタイミングで前記オン状態に切り替わり、前記感温部が前記高温検知状態から前記低温検知状態に移行したタイミングで前記オフ状態に切り替わるように構成してもよい。
上記特徴構成によれば、第1電力変換回路は、出力端で要求されている電力を出力するように、発電装置から発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施す第1電力変換処理を常に行うことができる。第1電力変換回路に電流が流れて発電装置から供給される電力の電力変換処理が行われている場合、第1電力変換回路の温度が上昇すると、感温部が高温検知状態に移行して、スイッチ部がオン状態に切り替わる。そして、第2電力変換回路は、スイッチ部がオン状態である場合、発電装置から発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施した上で出力端へ出力する第2電力変換処理を行うことができる。
尚、同じ出力端に接続されている太陽電池装置の発電電力が大きいためにその出力端の電圧が高くなっている場合や、出力端に接続されている充放電装置の充電レベルが高いためにその出力端の電圧が高くなっている場合などには、第1電力変換回路及び第2電力変換回路が出力端に出力する電力は小さくなる。つまり、第1電力変換回路及び第2電力変換回路が発電装置に要求する電力が小さくなるため、発電装置はそれに応じて発電電力を小さくしなければならない。そして、第1電力変換回路での通電電流が小さくなって第1電力変換回路の温度が低下すると、感温部が低温検知状態に移行して、スイッチ部がオフ状態に切り替わる。そして、第2電力変換回路は、スイッチ部がオフ状態である場合、出力端で電力が要求されていても第2電力変換処理を行わない。
スイッチ部がオフ状態である間に、例えば雲などにより日射量が急に低下した場合や夕方になった場合などに太陽電池装置の発電電力が急に小さくなることで、出力端の電圧が急に低くなった場合、第1電力変換回路は第1電力変換処理を行って発電装置に対して電力を要求するが、第2電力変換回路は、第1電力変換回路の温度が上昇して第1温度になるまでの間は第2電力変換処理を行わない。つまり、第1電力変換回路の温度が上昇して第1温度になるまでの間、発電装置に要求される電力の上限は、第1電力変換回路の電力変換容量に相当する電力になり、その値は発電装置の最大発電電力よりも小さくなる。そのため、発電電力の大幅な増加が発電装置に対して急に要求されることはない。
従って、太陽電池装置の発電電力が変動しても、発電装置が過負荷の状態になることを抑制できる電力供給回路を提供できる。
本発明に係る電力供給回路の更に別の特徴構成は、前記第2電力変換回路は、互いに並列接続された、前記発電装置から前記発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施した上で前記出力端へ出力する個別電力変換処理を行う複数の個別回路部を有し、前記個別回路部のそれぞれは、自身の電力変換容量の範囲内で電力変換を実施でき、前記スイッチ部が前記オン状態になった後、前記個別電力変換処理を時間が経過するにつれて順に開始する点にある。
上記特徴構成によれば、第2電力変換回路が有する複数の個別回路部のそれぞれは、スイッチ部がオン状態になった後、個別電力変換処理を順に開始する。つまり、第2電力変換回路が発電装置に要求する電力が、時間が経過するにつれて順に増加するような電力供給回路を提供できる。
本発明に係る分散型電源システムの特徴構成は、上記電力供給回路と、電力系統に接続される電力線と、前記太陽電池装置と、前記充放電装置と、前記発電装置とを備える点にある。
上記特徴構成によれば、太陽電池装置の発電電力が変動しても、発電装置が過負荷の状態になることを抑制できる分散型電源システムを提供できる。
第1実施形態の分散型電源システムの連系運転時の状態を示す図である。 第1実施形態の分散型電源システムの自立運転時の状態を示す図である。 第1実施形態の分散型電源システムの自立運転時の状態を示す図である。 第2実施形態の分散型電源システムの自立運転時の状態を示す図である。 第2実施形態の分散型電源システムの自立運転時の状態を示す図である。 第3実施形態の分散型電源システムの構成を示す図である。 分散型電源システムの連系運転時の状態を示す図である。 分散型電源システムの自立運転時の状態を示す図である。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る電力供給回路30A(30)及び分散型電源システムについて説明する。
図1は、第1実施形態の分散型電源システムの電力系統1への連系運転時の状態を示す図である。図2及び図3は、第1実施形態の分散型電源システムの自立運転時の状態を示す図である。図1及び図2及び図3では、電力が供給されている部分を太線で描いている。図示するように、分散型電源システムは、充放電装置6と、太陽光を受光して発電する太陽電池装置5A(5)と、発電装置10と、電力供給回路30Aとを備える。充放電装置6はパワーコンディショナ20を介して、電力系統1に接続される電力線2に接続される。発電装置10は電力線2に接続される。電力供給回路30Aは、発電装置10とパワーコンディショナ20との間に接続される。後述するように、電力供給回路30Aは、発電装置10の発電電力を充放電装置6に供給できる。
充放電装置6は、蓄電部(図示せず)で蓄えている電力の放電及び蓄電部への電力の充電を行うことができる装置であり、パワーコンディショナ20に接続される。本実施形態では、パワーコンディショナ20は、充放電装置6が接続されるDC/DC変換部22と、電力供給回路30Aの出力端44に接続されるDC/DC変換部23と、インバータ21とを有する。パワーコンディショナ20は、充放電装置6を充放電させる動作や、電力線2に電力を出力する動作や、電力線2から電力を受電する動作や、電力供給回路30Aから電力を受電する動作などを制御する。例えば、パワーコンディショナ20は、電力供給回路30Aから供給された電力を充放電装置6に充電させることができる。
発電装置10は、発電部11と、発電部11で発生した電力を所望の電圧、周波数、位相の電力に変換するインバータ12とを有する。発電装置10は熱と電気とを併せて発生させる熱電併給装置でもよい。発電部11は、例えば燃料電池を備える装置や、エンジンとそのエンジンによって駆動される発電機とを備える装置などにより実現できる。インバータ12は、電力線2に接続される連系出力線13に電力を出力するか、又は、電力線2には接続されない自立出力線14に電力を出力するかを切り替えることができる。また、発電装置10は、接点aを、接点b及び接点cの何れか一方に接続する状態に切り替える切替スイッチ15を有する。切替スイッチ15の接点aは、重要電力負荷4及び電力供給回路30Aの発電側入力端46に接続される。切替スイッチ15の接点bは連系出力線13に接続される。切替スイッチ15の接点cは自立出力線14に接続される。
図1に示すように、発電装置10では、電力系統1への連系運転時、インバータ12は電力を連系出力線13に供給し、切替スイッチ15は接点aと接点bとを接続する状態に切り替えられる。つまり、発電部11の発電電力は、電力線2及び切替スイッチ15の接点aの両方に供給される。その結果、発電部11の発電電力を、電力線2に接続されている一般電力負荷3と、切替スイッチ15の接点aに接続されている重要電力負荷4との両方に供給できる。加えて、発電部11の発電電力を、電力供給回路30Aの発電側入力端46にも供給できる。
図2及び図3に示すように、発電装置10では、電力系統1と接続されていない自立運転時、インバータ12は電力を自立出力線14に供給し、切替スイッチ15は接点aと接点cとを接続する状態に切り替えられる。つまり、発電部11の発電電力は、切替スイッチ15の接点aに供給されるが、電力線2には供給されない。その結果、発電部11の発電電力を、切替スイッチ15の接点aに接続されている重要電力負荷4に供給できる。加えて、発電部11の発電電力を、電力供給回路30Aの発電側入力端46にも供給できる。
電力供給回路30Aは、発電装置10から供給される電力が入力される発電側入力端46と、パワーコンディショナ20に向けて電力を出力する出力端44とを有する。加えて、電力供給回路30Aは、第1電力変換回路C1と第2電力変換回路C2と感温部31とスイッチ部32とを有する。第1電力変換回路C1と第2電力変換回路C2とは、発電側入力端46と出力端44との間で互いに並列に接続されている。第1電力変換回路C1と第2電力変換回路C2とは、リレー40を介して発電側入力端46に接続されている。また、電力供給回路30Aは、太陽電池装置5Aから供給される電力が入力される太陽電池側入力端45を備え、その電力は出力端44に供給される。このように、電力供給回路30Aでは、出力端44に対して、太陽電池装置5Aが太陽電池側入力端45とダイオード43とを介して接続され、発電装置10が発電側入力端46とリレー40とAC/DC変換部34とダイオード33とを介して接続される。
リレー40は、スイッチ41とコイル42とを有する。リレー40のコイル42には、パワーコンディショナ20の連系出力線7が接続されている。図1に示す連系運転時には、連系出力線7から供給される電力によりリレー40のコイル42が通電され、その結果、リレー40のスイッチ41の接点aと接点cとが接続される。リレー40のスイッチ41の接点aには発電装置10から電力が供給されているが、リレー40のスイッチ41の接点aと接点bとが接続されていないため、リレー40のスイッチ41の接点bに電力は供給されない。図2及び図3に示す自立運転時には、リレー40のコイル42は通電されず、その結果、リレー40のスイッチ41の接点aと接点bとが接続される。この場合、発電装置10からリレー40のスイッチ41の接点aに供給されている電力が、リレー40のスイッチ41の接点bに供給され、そこから第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2に供給される。
第1電力変換回路C1は、発電装置10から発電側入力端46に入力された電力に所定の電力変換を施した上で出力端44へ出力する第1電力変換処理を行うことができる。本実施形態では、第1電力変換回路C1は、発電装置10から発電側入力端46に入力された交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換部34と、そのAC/DC変換部34で電力変換が施された後の電力を出力端44へと供給できるダイオード33とを有する。図中では、逆流防止用のダイオード33が第1電力変換回路C1に含まれている形態を記載しているが、ダイオード33が第1電力変換回路C1とは別に設けられていてもよい。第1電力変換回路C1を構成するAC/DC変換部34で電力変換処理が行われている場合、AC/DC変換部34が発熱して第1電力変換回路C1の温度が上昇する。それに対して、第1電力変換回路C1を構成するAC/DC変換部34で電力変換処理が行われていない場合、AC/DC変換部34は発熱せず、第1電力変換回路C1の温度が低下する。
第2電力変換回路C2は、発電装置10から発電側入力端46に入力された電力に所定の電力変換を施した上で出力端44へ出力する第2電力変換処理を行うことができる。本実施形態では、第2電力変換回路C2は、発電装置10から発電側入力端46に入力された交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換部36と、そのAC/DC変換部36で電力変換が施された後の電力を出力端44へと供給できるダイオード35とを有する。図中では、逆流防止用のダイオード35が第1電力変換回路C1に含まれている形態を記載しているが、ダイオード35が第2電力変換回路C2とは別に設けられていてもよい。
本実施形態では、電力供給回路30Aにおいて、発電側入力端46と出力端44との間の回路部分(第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2)での電力変換容量は、発電装置10の最大発電電力と同等に設計されている。第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2は、発電側入力端46と出力端44との間での電力供給回路30Aの全電力変換容量のうち、一部の電力変換容量が第1電力変換回路C1に割り当てられ、残部が第2電力変換回路C2に割り当てられた状態で設計されている。そして、第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2のそれぞれは、自身の電力変換容量の範囲内で電力変換を実施できるように構成されている。
上述したように第1電力変換回路C1の電力変換機能はAC/DC変換部34によって担われ、第2電力変換回路C2の電力変換機能はAC/DC変換部36によって担われる。そして、AC/DC変換部34(第1電力変換回路C1)の電力変換容量及びAC/DC変換部36(第2電力変換回路C2)の電力変換容量のそれぞれは、発電装置10の最大発電電力よりも小さく設計されている。また、AC/DC変換部34の電力変換容量及びAC/DC変換部36の電力変換容量の合計が、発電装置10の最大発電電力と同等に設計されている。そのため、AC/DC変換部34のみが自身の電力変換容量の範囲内で電力変換を行っても、AC/DC変換部34が発電装置10に要求する電力は発電装置10の最大発電電力よりも小さい値になる。
感温部31は、第1電力変換回路C1の温度が上昇して第1温度になると高温検知状態に移行し、第1電力変換回路C1の温度が低下して第2温度になると低温検知状態に移行する。これら第1温度及び第2温度は適宜設定される温度である。スイッチ部32は、発電側入力端46とAC/DC変換部36との間の回路部分のオン状態(導通状態)とオフ状態(非導通状態)とを切り替えるように構成されている。つまり、スイッチ部32がオン状態に切り替わっている場合、発電装置10から発電側入力端46に供給される電力が、スイッチ部32を介してAC/DC変換部36に供給されて電力変換される。それに対して、スイッチ部32がオフ状態に切り替わっている場合、発電装置10から発電側入力端46に供給される電力が、スイッチ部32を介してAC/DC変換部36に供給されないので、AC/DC変換部36での電力変換も行われない。このように、第2電力変換回路C2は、スイッチ部32がオン状態である間は、発電装置10から発電側入力端46に入力された電力に所定の電力変換を施した上で出力端44へ出力する第2電力変換処理を行い、スイッチ部32がオフ状態である間は、第2電力変換処理を行わない。
感温部31及びスイッチ部32は、例えばサーミスタ(感温部)と、そのサーミスタの出力に基づいてオン状態とオフ状態とを切り替えるスイッチ(スイッチ部)などを用いて実現できる。或いは、感温部31及びスイッチ部32は、例えば温度に応じた部材(感温部)の変形により接点部(スイッチ部)が接触状態と非接触状態との間で遷移するバイメタルスイッチなどを用いて実現できる。
図2は、自立運転時において、第1電力変換回路C1の温度が低く、感温部31が低温検知状態に移行している状態を示す図である。本実施形態では、スイッチ部32は、感温部31が高温検知状態から低温検知状態に移行したタイミングでオフ状態に切り替わるように構成されているため、発電装置10から供給された電力がスイッチ部32に供給されたとしても、第2電力変換回路C2のAC/DC変換部36には電力は供給されない。その結果、第2電力変換回路C2は、第2電力変換処理を行わない。
図3は、自立運転時において、第1電力変換回路C1の温度が高く、感温部31が高温検知状態に移行している状態を示す図である。本実施形態では、スイッチ部32は、感温部31が低温検知状態から高温検知状態に移行したタイミングでオン状態に切り替わるように構成されているため、発電装置10から供給された電力がスイッチ部32に供給されていれば、第2電力変換回路C2のAC/DC変換部36に電力は供給される。その結果、第2電力変換回路C2は、第2電力変換処理を行って、電力供給回路30Aの出力端44に電力を供給する。
以上のように、本実施形態では、第1電力変換回路C1は、出力端44で要求されている電力を出力するように、発電装置10から発電側入力端46に入力された電力に所定の電力変換を施す第1電力変換処理を常に行うことができる。第1電力変換回路C1に電流が流れて発電装置10から供給される電力の電力変換処理が行われている場合、第1電力変換回路C1の温度が上昇すると、感温部31が高温検知状態に移行して、スイッチ部32がオン状態に切り替わる。そして、第2電力変換回路C2は、スイッチ部32がオン状態である場合、発電装置10から発電側入力端46に入力された電力に所定の電力変換を施した上で出力端44へ出力する第2電力変換処理を行うことができる。
尚、同じ出力端44に接続されている太陽電池装置5Aの発電電力が大きいためにその出力端44の電圧が高くなっている場合や、出力端44に接続されている充放電装置6の充電レベルが高いためにその出力端44の電圧が高くなっている場合などには、第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2が出力端44に出力する電力は小さくなる。つまり、第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2が発電装置10に要求する電力が小さくなるため、発電装置10はそれに応じて発電電力を小さくしなければならない。そして、第1電力変換回路C1での通電電流が小さくなって第1電力変換回路C1の温度が低下すると、感温部31が低温検知状態に移行して、スイッチ部32がオフ状態に切り替わる。そして、第2電力変換回路C2は、スイッチ部32がオフ状態である場合、出力端44で電力が要求されていても第2電力変換処理を行わない。
スイッチ部32がオフ状態である間に、例えば雲などにより日射量が急に低下した場合や夕方になった場合などに太陽電池装置5Aの発電電力が急に小さくなることで、出力端44の電圧が急に低くなった場合、第1電力変換回路C1は第1電力変換処理を行って発電装置10に対して電力を要求するが、第2電力変換回路C2は、第1電力変換回路C1の温度が上昇して第1温度になるまでの間は第2電力変換処理を行わない。つまり、第1電力変換回路C1の温度が上昇して第1温度になるまでの間、発電装置10に要求される電力の上限は、第1電力変換回路C1の電力変換容量に相当する電力になり、その値は発電装置10の最大発電電力よりも小さくなる。そのため、発電電力の大幅な増加が発電装置10に対して急に要求されることはない。従って、太陽電池装置5Aの発電電力が変動しても、発電装置10が過負荷の状態になることを抑制できる電力供給回路30A及び分散型電源システムを提供できる。
<第2実施形態>
第2実施形態の電力供給回路30B(30)及び分散型電源システムは、第2電力変換回路C2の構成が上記実施形態と異なっている。以下に第2実施形態の電力供給回路30B及び分散型電源システムについて説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図4及び図5は、第2実施形態の分散型電源システムの自立運転時の状態を示す図である。図4及び図5に示すように、第2電力変換回路C2は、互いに並列接続された、発電装置10から発電側入力端46に入力された電力に所定の電力変換を施した上で出力端44へ出力する個別電力変換処理を行う複数の個別回路部を有する。本実施形態では、第2電力変換回路C2は、互いに並列接続された2つの個別回路部、即ち、AC/DC変換部36及びダイオード35を有する個別回路部と、遅延回路部39及びAC/DC変換部38及びダイオード37を有する個別回路部とを有する。図中では、逆流防止用のダイオード35,37が第2電力変換回路C2に含まれている形態を記載しているが、ダイオード35,37が第2電力変換回路C2とは別に設けられていてもよい。
遅延回路部39は、スイッチ部32からの電力供給が停止した状態から、スイッチ部32からの電力供給が開始された状態に移行した後、所定の待機期間(例えば10分間など)を経過するまでの間、スイッチ部32から供給される電力をAC/DC変換部38に供給しない遅延処理を行う。
図4は、AC/DC変換部36及びダイオード35を有する個別回路部が個別電力変換処理を行い、遅延回路部39及びAC/DC変換部38及びダイオード37を有する個別回路部が個別電力変換処理を行っていない状態を示す図である。つまり、図4は、第2電力変換回路C2において、スイッチ部32がオフ状態からオン状態に切り替わることで、AC/DC変換部36及びダイオード35を有する個別回路部に電力が供給されているが、遅延回路部39の遅延処理によってAC/DC変換部38及びダイオード37を有する個別回路部への電力供給が未だ行われていない状態を示す図である。
図5は、AC/DC変換部36及びダイオード35を有する個別回路部、及び、遅延回路部39及びAC/DC変換部38及びダイオード37を有する個別回路部の両方が個別電力変換処理を行っている状態を示す図である。つまり、図5は、遅延回路部39による遅延処理が終了してAC/DC変換部38及びダイオード37を有する個別回路部への電力供給が行われている状態を示す図である。
このように、第2電力変換回路C2が有する複数の個別回路部のそれぞれは、スイッチ部32がオン状態になった後、個別電力変換処理を順に開始する。つまり、第2電力変換回路C2が発電装置10に要求する電力は時間が経過するにつれて徐々に増加するため、発電装置10が過負荷の状態になることを抑制できる。
<第3実施形態>
第3実施形態の分散型電源システムは、複数の太陽電池装置5を備える点で上記実施形態と異なっている。以下に第3実施形態の分散型電源システムについて説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図6は、第3実施形態の分散型電源システムの構成を示す図である。図示するように、パワーコンディショナ20は、充放電装置6が接続されるDC/DC変換部22と、電力供給回路30C(30)の出力端44に接続されるDC/DC変換部23と、太陽電池装置5B(5)が接続されるDC/DC変換部24と、インバータ21とを有する。このように、パワーコンディショナ20に対して接続される太陽電池装置5の数は適宜変更可能である。
加えて、本実施形態の分散型電源システムでは、パワーコンディショナ20のインバータ21は、電力線2に接続される連系出力線7に電力を出力するか、又は、電力線2には接続されない自立出力線8に電力を出力するかを切り替えることができる。自立出力線8は電力供給回路30Cのリレー40のコイル42に接続される。
パワーコンディショナ20のインバータ21は、電力系統1への連系運転時、電力を連系出力線7に供給するが自立出力線8には供給しないので、リレー40のコイル42は通電されず、その結果、リレー40のスイッチ41の接点aと接点bとが接続される。リレー40のスイッチ41の接点aには発電装置10から電力が供給されているが、リレー40のスイッチ41の接点aと接点cとが接続されていないため、リレー40のスイッチ41の接点cに電力は供給されない。
パワーコンディショナ20のインバータ21は、自立運転時には、電力を自立出力線8に供給するため、リレー40のコイル42に通電され、その結果、リレー40のスイッチ41の接点aと接点cとが接続される。この場合、発電装置10からリレー40のスイッチ41の接点aに供給されている電力が、リレー40のスイッチ41の接点cに供給され、そこから第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2に供給される。
このように、本実施形態の分散型電源システムでは、リレー40のコイル42に通電されていない場合、リレー40のスイッチ41の接点aと接点bとが接続されることで、発電装置10から供給される電力は第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2に供給されない。つまり、自立出力線8に断線などの異常が発生すると、リレー40のコイル42に通電されなくなって、リレー40のスイッチ41の接点aと接点bとが接続されることで、発電装置10から供給される電力は第1電力変換回路C1及び第2電力変換回路C2に供給されなくなるため、安全上好ましい。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、本発明の電力供給回路30及び分散型電源システムについて具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、パワーコンディショナ20に対して接続される太陽電池装置5の数は上述した例に限定されず、適宜変更可能である。
他にも、電力供給回路30の機能の一部を、例えば複数の太陽電池装置等からの出力を受けるように構成された接続箱を用いて実現してもよい。例えば、複数のダイオード(図1〜図6に示したダイオード33,35,37,43など)と出力端44と太陽電池側入力端45とを有する接続箱を設け、その接続箱に対して、電力供給回路30の電力変換回路(図1〜図6に示したAC/DC変換部34,36,38など)を接続し、且つ、太陽電池装置5Aを接続してもよい。或いは、パワーコンディショナ20が、そのような接続箱の機能を有した構成になっていてもよい。
<2>
上記実施形態では、スイッチ部32が、感温部31が低温検知状態から高温検知状態に移行したタイミングでオン状態に切り替わる例を説明したが、オン状態に切り替わるタイミングを遅延させてもよい。
例えば、スイッチ部32が、感温部31が高温検知状態に移行しており且つ感温部31が低温検知状態から高温検知状態に移行してから設定時間が経過したタイミングでオン状態に切り替わり、感温部31が高温検知状態から低温検知状態に移行したタイミングでオフ状態に切り替わるように構成してもよい。この場合、上述した遅延回路部39と同様の機能をスイッチ部32に組み込めばよい。
<3>
上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用でき、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変できる。
本発明は、電力供給回路の出力端に接続される太陽電池装置の発電電力が変動しても、発電装置が過負荷の状態になることを抑制できる電力供給回路及び分散型電源システムに利用できる。
1 電力系統
2 電力線
5(5A,5B) 太陽電池装置
6 充放電装置
10 発電装置
30(30A,30B,30C) 電力供給回路
31 感温部
32 スイッチ部
44 出力端
45 太陽電池側入力端
46 発電側入力端
C1 第1電力変換回路
C2 第2電力変換回路

Claims (5)

  1. 発電装置から供給される電力が入力される発電側入力端と、
    充放電装置へ向けて電力を出力する出力端と、
    前記発電装置から前記発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施した上で前記出力端へ出力する第1電力変換処理を行う第1電力変換回路と、
    前記第1電力変換回路の温度が上昇して第1温度になると高温検知状態に移行し、前記第1電力変換回路の温度が低下して第2温度になると低温検知状態に移行する感温部と、
    前記感温部が前記低温検知状態から前記高温検知状態に移行するのに応じてオフ状態からオン状態に切り替わり、前記感温部が前記高温検知状態から前記低温検知状態に移行するのに応じて前記オン状態から前記オフ状態に切り替わるスイッチ部と、
    前記スイッチ部が前記オン状態である間は、前記発電装置から前記発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施した上で前記出力端へ出力する第2電力変換処理を行い、前記スイッチ部が前記オフ状態である間は、前記第2電力変換処理を行わない第2電力変換回路とを有し、
    前記第1電力変換回路及び前記第2電力変換回路は、前記発電側入力端と前記出力端との間で互いに並列に接続され、前記第1電力変換回路及び前記第2電力変換回路のそれぞれは、自身の電力変換容量の範囲内で電力変換を実施でき、前記第1電力変換回路の電力変換容量及び前記第2電力変換回路の電力変換容量のそれぞれは、前記発電装置の最大発電電力よりも小さく設計されている電力供給回路。
  2. 前記スイッチ部は、前記感温部が前記低温検知状態から前記高温検知状態に移行したタイミングで前記オン状態に切り替わり、前記感温部が前記高温検知状態から前記低温検知状態に移行したタイミングで前記オフ状態に切り替わる請求項1に記載の電力供給回路。
  3. 前記スイッチ部は、前記感温部が前記高温検知状態に移行しており且つ前記感温部が前記低温検知状態から前記高温検知状態に移行してから設定時間が経過したタイミングで前記オン状態に切り替わり、前記感温部が前記高温検知状態から前記低温検知状態に移行したタイミングで前記オフ状態に切り替わる請求項1に記載の電力供給回路。
  4. 前記第2電力変換回路は、互いに並列接続された、前記発電装置から前記発電側入力端に入力された電力に所定の電力変換を施した上で前記出力端へ出力する個別電力変換処理を行う複数の個別回路部を有し、
    前記個別回路部のそれぞれは、自身の電力変換容量の範囲内で電力変換を実施でき、前記スイッチ部が前記オン状態になった後、前記個別電力変換処理を時間が経過するにつれて順に開始する請求項1〜3の何れか一項に記載の電力供給回路。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の電力供給回路と、前記出力端に電力を供給する太陽電池装置と、前記充放電装置と、前記発電装置とを備える分散型電源システム。
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