JP2021004036A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
Description
従って、本発明は、乗員が自然に適正なドライビングポジションを維持することができる車両用シートを提供することを目的としている。
本発明の車両用シートでは、坐骨結節点を支持するシートクッションの坐骨支持部がほぼ水平に向けられ、大腿骨支持部は、坐骨支持部から前方に向けて傾斜している。このため、車両用シートに着座した乗員の骨盤は、シートバックと大腿骨支持部の間の坐骨支持部に自然に挟み込まれ、乗員の坐骨結節点はほぼ水平な坐骨支持部によって適正に支持される。これにより、乗員の脊椎は自然なS字カーブを描いた状態でシートバックに支持される。しかしながら、大腿骨支持部を、坐骨支持部から前方に向けて傾斜するように構成すると、乗員の脚によるペダル操作を阻害する虞がある。上記のように構成された本発明によれば、大腿骨支持部におけるバネ定数が、坐骨支持部におけるバネ定数よりも小さくなるように構成されているので、ペダルの操作時には大腿骨支持部は容易に変位し、乗員によるペダル操作への悪影響を抑制することができる。
このように構成された本発明によれば、寛骨支持部が着座した乗員の坐骨結節点の位置から鉛直上方に70mm乃至230mmの範囲を含むように設けられているので、種々の体格を有する乗員の寛骨を適正に支持することができる。
このように構成された本発明によれば、胸郭支持部が着座した乗員の坐骨結節点の位置から鉛直上方に300mm乃至500mmの範囲を含むように設けられているので、種々の体格を有する乗員の胸郭を適正に支持することができる。
このように構成された本発明によれば、大腿骨支持部が着座した乗員の坐骨結節点の位置から水平方向前方に80mm乃至250mmの範囲を含むように設けられているので、種々の体格を有する乗員の大腿骨を適正に支持することができる。
このように構成された本発明によれば、坐骨支持部が着座した乗員の寛骨の後端の位置から水平方向前方に60mm乃至150mmの範囲を含むように設けられているので、種々の体格を有する乗員の骨盤を適正に支持することができる。
図1は、本発明の実施形態による車両用シート全体を示す概略図である。図2は、本実施形態の車両用シートによる乗員の骨格の支持を説明する図である。図3は、本実施形態の車両用シートによる乗員の骨盤の支持を説明する図である。図4は、本実施形態の車両用シートの各部の寸法を詳細に示す図である。
ヘッドレスト6は、シートバック4の上端に取り付けられ、乗員Dの後頭部を支持するように配置されている。
図2に示すように、車両用シート1に着座している乗員Dは、その骨盤8の寛骨の下端である坐骨結節点8a及びその周辺が、シートクッション2の坐骨支持部2aによって下方から支持されている。さらに、乗員Dは、その大腿骨10の中央付近が、シートクッション2の大腿骨支持部2bによって斜め下方から支持されている。即ち、シートクッション2の大腿骨支持部2bは、車両用シート1の前方が高くなるように傾斜しているので、車両用シート1に着座した乗員Dは、この傾斜により車両用シート1の後方に向けて落ち込み、適度に背中がシートバック4に押しつけられる。なお、大腿骨支持部2bの水平面に対する好ましい傾斜角は、着座乗員のヒールポイントからヒップポイントまでの高さ方向長さに依存する。当該長さが255mmの場合は、約18°乃至19°、300mmの場合は約15°乃至16°である。
図4に示すように、シートクッション2の坐骨支持部2aは、着座した乗員Dの寛骨の後端8bの位置から水平方向前方に60mm以上、150mm以下の範囲を含むように設けられている。
また、シートクッション2の大腿骨支持部2bは、着座した乗員Dの坐骨結節点8aの位置から水平方向前方に80mm以上、250mm以下の範囲を含むように設けられている。
また、シートバック4の胸郭支持部4bは、着座した乗員Dの坐骨結節点8aの位置から鉛直上方に300mm以上、500mm以下の範囲を含むように設けられている。
これら、坐骨支持部2a、大腿骨支持部2b、寛骨支持部4a及び胸郭支持部4bの位置は、人体ダミーモデルの寸法を基に設定され、身長150cmの小型のモデル(AF05)から、身長189cmの大型のモデル(DM95)に対応できるように設定されている。
図5は、本発明の実施形態による車両用シート1に着座している乗員の、車両が加速した場合における脊柱の動きを模式的に示す図である。図6は、本発明の実施形態による車両用シート1に着座している乗員の、車両が減速した場合における脊柱の動きを模式的に示す図である。図7は、比較例として、従来の車両用シートに着座している乗員の、車両が加速した場合における脊柱の動きを模式的に示す図である。
2 シートクッション
2a 坐骨支持部
2b 大腿骨支持部
4 シートバック
4a 寛骨支持部
4b 胸郭支持部
6 ヘッドレスト
8 骨盤
8a 坐骨結節点
8b 寛骨の後端部
10 大腿骨
12 胸郭
12a 胸郭重心点
14 頭部
14a 頸椎
Claims (5)
- シートバックとシートクッションからなる車両用シートであって、
上記シートバックは、着座した乗員の寛骨を支持する寛骨支持部と、この寛骨支持部の上方に設けられ、着座した乗員の胸郭を支持する胸郭支持部と、を備えると共に、フレーム部材、及びこのフレーム部材を包むクッション部材から構成され、
上記胸郭支持部は、着座した乗員の胸郭重心の位置を含む、上記シートバック上の領域に設けられ、
上記シートバックは、上記シートバック表面の上記胸郭支持部における上記車両用シートに着座した乗員の脊柱に対応する位置でのバネ定数が、上記シートバック表面の上記寛骨支持部における上記車両用シートに着座した乗員の脊柱に対応する位置でのバネ定数以下になるように構成されていることを特徴とする車両用シート。 - 上記胸郭支持部におけるバネ定数は、上記シートバック表面の上記胸郭支持部における上記車両用シートに着座した乗員の脊柱に対応する位置に直径100mmの円盤を100Nの力で押しつけた場合における円盤の変位量X3mmから、100/X3により計算した値であり、上記寛骨支持部におけるバネ定数は、上記シートバック表面の上記寛骨支持部における上記車両用シートに着座した乗員の脊柱に対応する位置に直径100mmの円盤を100Nの力で押しつけた場合における円盤の変位量X2mmから、100/X2により計算した値である請求項1記載の車両用シート。
- 上記シートバックは、上記胸郭支持部の共振倍率が2以下に構成されている請求項1又は2に記載の車両用シート。
- 上記胸郭支持部におけるバネ定数は、上記寛骨支持部におけるバネ定数の1倍乃至0.8倍に設定されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用シート。
- 上記胸郭支持部は、着座した乗員の坐骨結節点の位置から鉛直上方に300mm乃至500mmの範囲を含むように設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用シート。
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