JP2021003074A - 作業機 - Google Patents

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Kiminori Nakatani
公紀 中谷
健志 橋本
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健志 橋本
健児 海田
Kenji Kaida
健児 海田
貴智 滝口
Takatomo Takiguchi
貴智 滝口
忠亮 大月
Chusuke Otsuki
忠亮 大月
拓斗 甲斐
Takuto Kai
拓斗 甲斐
直輝 川本
Naoki Kawamoto
直輝 川本
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Abstract

【課題】作業機の持ち上げ位置に対する自由度が高く、作業機の後方から、当該作業機の横幅の大きさ及び走行機体の状態を視認することができる作業機を提供すること。【解決手段】作業機は、進行方向に対して交差する方向に延びたフレームパイプと、前記フレームパイプの長手方向の端部近傍かつ後方から見たときに前記フレームパイプと重なる位置に設けられた、灯火器を含む保安部品と、を有する。前記作業機は、前記フレームパイプの下方に設けられたカバー部材をさらに有してもよい。前記保安部品の少なくとも一部は、前記フレームパイプと前記カバー部材との間に設けられていてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は作業機に関する。特に、本発明は作業機の後方に走行状態等を通知する保安部品が設けられた作業機に関する。
従来、トラクタ等の走行機体に農作業用の作業機を装着した状態で公道を走ることについての取り扱いが不明確であった。しかしながら、近年の規制緩和に伴い、一定の要件を満たした保安部品を設置すれば、トラクタに作業機を装着したまま公道を走ることが可能となった。例えば、トラクタに作業機を装着した場合、トラクタの後退灯や制動灯(ブレーキランプ)等が後方から視認できなくなる虞がある。この場合、トラクタの後退灯等(以下、「灯火器類」という)の代わりとなる保安部品を作業機に装着する必要が生じる。また、トラクタよりも横幅の大きい作業機を装着する場合は、作業機の大きさ(横幅方向の端部の位置)が分かるように、表示板等を装着する必要が生じる。つまり、大きな作業機ほど一定の要件を満たした保安部品の設置が必要となる場合が多い。
このような作業機において、作業機の横幅を視認させるための技術として、例えば、特許文献1に示すような技術が知られている。特許文献1では、作業機のフレームパイプの端部近傍に光反射体を設け、光反射体により作業機の横幅の大きさ等を後続車に認識させる技術が開示されている。
実開昭49−120713号公報
特許文献1の構成では、光反射体がフレームパイプの上方に突出しているため、このような規制を考慮して光反射体が設けられた作業機を上方に持ち上げると、光反射体と走行機体とが干渉してしまうという問題が生じてしまう。
また、特許文献1に記載された技術は、周囲が暗くなった場合に作業機の大きさが分かるようにすることを念頭に置いたものであり、公道を走行する際の各種規制を考慮したものではない。すなわち、前述したようなトラクタの灯火器類が作業機で隠れてしまった場合の対応等は何ら考慮されていなかった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた発明であり、作業機の持ち上げ位置に対する自由度が高く、作業機の後方から、当該作業機の横幅の大きさ及び走行機体の状態を視認することができる作業機を提供することを課題とする。又は、本発明は、公道走行時における保安基準を考慮した作業機を提供することを課題とする。
本発明の一実施形態における作業機(100)は、進行方向に対して交差する方向に延びたフレームパイプ(110)と、前記フレームパイプの長手方向の端部近傍かつ後方から見たときに前記フレームパイプと重なる位置に設けられた、灯火器(210)を含む保安部品(200)と、を有する。
前記フレームパイプの下方に設けられたカバー部材(120、130)をさらに有し、前記保安部品の少なくとも一部は、前記フレームパイプと前記カバー部材との間に設けられていてもよい。
前記フレームパイプに、前記長手方向における機体の端部を示す模様が施されていてもよい。
前記カバー部材に、前記長手方向における機体の端部を示す模様が施されていてもよい。
本発明によれば、作業機の持ち上げ位置に対する自由度が高く、作業機の後方から、当該作業機の横幅の大きさ及び走行機体の状態を視認することができる作業機を提供することができる。又は、本発明によれば、公道走行時における保安基準を考慮した作業機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る作業機の構成を背面側から示す図である。 本発明の一実施形態に係る作業機の構成を側方から示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る作業機の構成を側方から示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る作業機の保安部品を示す図である。 本発明の一実施形態に係る作業機の保安部品を示す図である。 本発明の一実施形態に係る作業機の保安部品を示す図である。 本発明の一実施形態に係る作業機の構成を背面側から示す図である。 本発明の一実施形態に係る作業機の構成を上面側から示す図である。
以下、図面を参照して本発明の農作業用の作業機について説明する。但し、本発明の作業機は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す例の記載内容に限定して解釈されない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号又は同一の符号の後にアルファベットを付し、その繰り返しの説明は省略する。
本願の明細書及び特許請求の範囲において、「上」は圃場から垂直に遠ざかる方向を示し、「下」は圃場に向かって垂直に近づく方向を示す。また、「前」は作業機を基準として走行機体が位置する方向を示し、「後」は前とは180°反対の方向を示す。また、「左」は作業機を基準として走行機体が位置する方向に向かったときの左を示し、「右」は左とは180°反対の方向を示す。
また、本願の明細書及び特許請求の範囲において、平面視における作業機の中心線(進行方向に平行な線)を基準としたとき、相対的に、中心線に近い側を「内側」と呼び、中心から遠い側を「外側」という。
以下の実施形態では、作業機として耕耘機を代表的に例示するが、この例に限定されない。例えば、耕耘機以外にも代かき機(折り畳み型ではないもの)、砕土機、草刈り機、畦塗り機、溝掘り機などの作業機に本発明を適用することができる。また、特に技術的な矛盾が生じない限り、異なる実施形態間の技術を組み合わせることができる。また、特に技術的な矛盾が生じない限り、ある実施形態の変形例として挙げられた技術思想は、他の実施形態にも適用することができる。
〈第1実施形態〉
[作業機100の構成]
図1は、第1実施形態の作業機100の構成を背面側から示す図である。図2は、第1実施形態の作業機100の構成を側方から示す側面図である。具体的には、図2は、作業機100のエプロン130(整地体とも呼ばれる)を通常位置に下降させた状態を図1の左側方から示している。なお、図2において、説明の便宜上、一部の部材を省略して図示している。例えば、シールドカバー120の上方に設けられた部材のうち、フレームパイプ110及び保安部品200以外は省略されている。
本明細書中において「保安部品」とは、トラクタ等の走行機体に作業機を連結した状態で公道を走行する際に、保安基準を満たすために設けられる部品を指す。保安部品としては、灯火器、反射器、作業機の外端を明示する外側表示板、保安基準緩和の条件となる制限を受けていることを示す標識等が含まれる。
[保安部品200に関連する構成]
図1及び図2に示すように、本実施形態の作業機100は、大別して、フレームパイプ110、シールドカバー120(図2にのみ図示)、エプロン130、サイドプレート140(図1にのみ図示)、耕耘ロータ150、制御装置170(図1にのみ図示)、及び保安部品200を含む。なおシールドカバー120及びエプロン130の一方又は両方をカバー部材という場合がある。当該カバー部材は、フレームパイプ110の下方に設けられている。
図1に示すように、フレームパイプ110は、トラクタ等の走行機体(図示せず)の後方に、トップマスト135及びロアリンク連結部(図示せず)により接続される。フレームパイプ110は、円筒形であり、作業機100の進行方向に対して交差する方向に延びている。図1の例では、フレームパイプ110は上記進行方向に対して直交する方向に延びている。フレームパイプ110の長手方向の端部は、同方向における作業機100の端部と略同一である。フレームパイプ110には保安部品200が取り付けられている。保安部品200は、フレームパイプ110の長手方向の端部近傍、かつ、後方から見たときにフレームパイプ110と重なる位置に設けられている。なお、図1及び図2の例では、保安部品200は、後方から見たときにフレームパイプ110の下部の領域と重なる位置に設けられている。
ここで、フレームパイプ110の長手方向の端部近傍とは、フレームパイプ110の長手方向の最外端よりも中央側の位置を指し、後方から作業機100を見た人が作業機100の左右方向の端部を認識できる位置を意味する。
なお、フレームパイプ110の形状は円筒形でなくてもよい。例えば、三角形や四角形など、多角形の筒状であってもよい。また、フレームパイプ110は直線状でなくてもよい。フレームパイプ110はフレームとしての機能を備えていれば湾曲していてもよい。
保安部品200は、灯火器210、外側表示板220、反射器230、及び取付部材290(図2にのみ図示)を有する。保安部品200は、走行機体の灯火器類の代わりとなる部品である。走行機体の後部に作業機100を接続して公道を走行する際、作業機100によって走行機体の灯火器類が後方から見えない場合がある。そのような場合、保安部品200は、走行機体の灯火器類の代わりに、作業機100の後方に作業機100の横幅や走行機体のブレーキ作動の有無、走行方向の指示等を伝達する役割を果たす。
上記のような制御信号を走行機体から作業機100に伝送するためには、有線通信を用いて伝達してもよく、無線通信を用いて伝達してもよい。例えば、走行機体には、灯火器類の制御信号を取り出すための端子が存在するため、そのような端子を利用して作業機100の保安部品200を制御してもよい。
本実施形態では、保安部品200は、灯火器210、外側表示板220、及び反射器230が一体化した部品である。図1及び図2に示す例では、灯火器210及び反射器230は外側表示板220よりも後方側に設けられている。つまり、灯火器210及び反射器230は、後方から見たときにそれらの全体が視認されるように設けられており、外側表示板220の一部は灯火器210及び反射器230によって隠れている。つまり、後方から見たときに灯火器210及び反射器230は外側表示板220と重なる位置に設けられている。なお、後方から見たときに、灯火器210、外側表示板220、及び反射器230の全てがフレームパイプ110と重なる位置に設けられていてもよいが、これらの部材の少なくとも1つがフレームパイプ110と重なる位置に設けられていればよい。また、後方から見たときに、灯火器210及び反射器230が外側表示板220と重ならない位置に設けられていてもよい。
なお、保安部品200は、灯火器210、外側表示板220、及び反射器230が一体化していなくてもよい。例えば、各部材が個別にフレームパイプ110に取り付けられる構成であってもよい。その場合、灯火器210及び反射器230をフレームパイプ110の後方側に設け、外側表示板220をフレームパイプ110の前方側に設けてもよい。この場合も、後方から見たときに灯火器210及び反射器230が外側表示板220と重なっていてもよく、重なっていなくてもよい。
灯火器210は、車幅灯211(尾灯213)、制動灯215、方向指示器217、及び後退灯219を含む。灯火器210に含まれる上記の部材を総称して発光灯という場合がある。また灯火器210は保持部材212を有し、上記の発光灯は保持部材212の後方側に取り付けられている。保持部材212は、外側表示板220の後方側の面に取り付けられている。車幅灯211は、発光灯のうち最も外側に設けられる。車幅灯211は、作業機100を後方から見たときに視認される位置だけでなく、作業機100を前方から見たときにも視認される位置にも設けられている。つまり、車幅灯211は後方向けの車幅灯と前方向けの車幅灯の少なくとも2つの車幅灯を含む。後方向けの車幅灯は赤色の光を発し、前方向けの車幅灯は白色の光を発する。ただし、これらの色は適宜変更することが可能である。なお、上記の発光灯のうち、尾灯213、制動灯215、方向指示器217、及び後退灯219は、走行機体の制御に伴って表示動作が制御される。また、上記の発光灯の配列順は適宜変更することができる。
上記の実施形態では、後方から見たときに、灯火器210に含まれる上記の全ての発光灯及び反射器230が外側表示板220と重なる構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、後方から見たときに、灯火器210に含まれる上記の発光灯の一部又は反射器230が外側表示板220と重ならない位置に設けられていてもよい。
灯火器210は、車幅灯211(尾灯213)、制動灯215、方向指示器217、及び後退灯219のうち少なくとも一部の発光灯を備えていればよく、これら全ての発光灯を備えていなくてもよい。また、通常、灯火器210は作業機100の左右の端部近傍に対で設けられるが、特に後退灯219については、いずれか一方の端部近傍に設けられていてもよい。
尾灯213、制動灯215、方向指示器217、及び後退灯219は、これらと同様の機能を持った灯火器類が走行機体にも設けられている。走行機体に設けられた灯火器類の表示と作業機100に設けられた発光灯とが二重で後方に視認されないように、例えば、作業機100の一部に走行機体の灯火器類を後方から視認できないように覆うカバー部材が設けられてもよい。又は、上記のような発光灯が設けられた作業機100が走行機体に接続された場合に、作業機100の発光灯を表示させる代わりに走行機体の灯火器類の表示を行わないように制御してもよい。
図2の例では、取付部材290と外側表示板220とが固定された構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、外側表示板220がフレームパイプ110と平行な回動軸を中心に回動する構成であってもよい。このような構成を有することで、灯火器210及び反射器230が設けられた外側表示板220の面が後方を向く場合と、例えばその面が上方又は下方を向く場合とに調整することができる。この構成によって、後方に灯火器210、外側表示板220、及び反射器230を視認させる表示状態と、これらを後方に視認させない非表示状態とを切り換えることができる。この場合、表示状態と非表示状態とのそれぞれの状態で外側表示板220の角度を固定可能なロック機構が設けられていてもよい。
また、灯火器210、外側表示板220、及び反射器230の後方側に、これらの部材を覆って後方から視認できない状態(非表示状態)と、後方から視認できる状態(表示状態)とを切り替え可能なカバー部材を設けてもよい。当該カバー部材は、フレームパイプ110と平行な回動軸を中心に回動する構成によって、上記の表示状態と非表示状態とを切り換えてもよい。
また、灯火器210、外側表示板220、及び反射器230の後方側に、これらの部材に洗浄液を噴射する機構、及びワイパー機構が設けられていてもよい。これらの機構は灯火器210、外側表示板220、及び反射器230の各々に設けられていてもよく、これらの部材に共通に設けられていてもよい。
また、灯火器210、外側表示板220、及び反射器230はスライド移動可能に設けられていてもよい。この場合、作業機100には、これらの部材がスライド移動可能なレールが設けられており、そのレールに沿ってこれらの部材がスライド移動することで、図2に示す表示状態と非表示状態とが切り換えられてもよい。当該スライド機構は灯火器210、外側表示板220、及び反射器230の各々に設けられていてもよく、これらの部材に共通に設けられていてもよい。
図2の例では、灯火器210が自ら光を発する構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、灯火器210が設けられた位置に光の拡散板が設けられており、走行機体に設けられた光源(例えば、走行機体の灯火器類)からの光を、光ファイバなどを介して誘導し、当該拡散板に照射してもよい。又は、灯火器210が設けられた位置に反射鏡が設けられており、走行機体に設けられた光源からの光を反射することで、後方から走行機体の灯火器類の表示を視認可能にしてもよい。
なお、上記の変形例は第1実施形態に限定されることなく、技術的な内容に矛盾が生じない範囲で以下の実施形態に適用することができる。
外側表示板220は、外側表示板220が取り付けられた位置が作業機100の端部近傍であることを示す模様が施された板状部材である。外側表示板220の模様は赤と白の斜めストライプ模様である。
反射器230は、後方から入射された光を、後方から視認可能なように反射する。反射器230は、入射された光を赤色に変換して反射する。つまり、後方から白い光が反射器230に入射された場合であっても、反射器230によって反射された光は後方からは赤色に見える。ただし、この反射光の色は適宜変更することができる。また、反射器230は後方から視認可能な位置だけでなく、前方から視認可能な位置にも設けられてもよい。この場合、前方から視認可能な反射器230は白色の光を反射する部材を設けることができる。
上記の車幅灯211の色、外側表示板220の模様、及び反射器230の反射光の色は保安基準の規定に準拠したものである。したがって、規定が変更される、又は規定がなくなった場合は、それに合わせて模様を変更することができる。
図2に示すように、灯火器210、外側表示板220、及び反射器230は取付部材290を介してフレームパイプ110に取り付けられている。取付部材290として多様な構成を用いることができる。例えば、取付部材290としてマグネット、ボルト、ピン、吸着盤などを用いることができる。
取付部材290としてマグネットが用いられる場合、フレームパイプ110及び保安部品200の両方にマグネットを取り付けてもよい。
取付部材290としてボルト、及びピンなどの締結部材が用いられる場合、締結部材に対応した穴が設けられた突出部がフレームパイプ110に設けられてもよい。この場合、当該突出部の穴に対応して、保安部品200にも穴が設けられる。例えば、フレームパイプ110に筒状の突出部が設けられ、保安部品200の一部を当該筒状の突出部に挿入した状態で、上記の締結部材を用いて両者を固定してもよい。このとき、上記突出部及び保安部品200の一方に凹部を設け、他方に突起を設けることで、保安部品200を上記枠状の突出部に挿入したときに、突起が凹部の内部に入り込むことで、嵌合又は係止させてもよい。
フレームパイプ110に設けられた、灯火器210等と取り付けるための突出部が、フレームパイプ110の長手方向に長手を有していてもよい。この場合、突出部には、フレームパイプ110の長手方向に並んだ複数の穴が設けられていてもよい。また、保安部品200の各部材が個別に取り付け可能な構成を有しており、任意の部材を、突出部の上記長手方向の任意の位置に取り付けてもよい。
フレームパイプ110に設けられた突出部に、締結部材をフレームパイプ110の長手方向に貫通させる穴が設けられていてもよい。この場合、締結部材を緩めることで、フレームパイプ110の長手方向に平行な軸を中心として保安部品200を回動させることができるため、保安部品200の角度を調整することができる。
[その他の構成]
フレームパイプ110の内部には図1のチェーンケース105に通じる動力伝達軸(図示せず)が設けられている。この動力伝達軸は、トラクタ等の走行機体が有するPTO軸からPIC(Power Input Connection)シャフトを経て伝達される回転動力の向きを、進行方向に対して左右方向へと切り替える役割を果たす。フレームパイプ110内の動力伝達軸は、作業機100の側部に配置されたチェーンケース105に接続され、このチェーンケース105内のチェーン伝達機構によって、耕耘ロータ150の爪軸180に動力が伝達される。
耕耘ロータ150は、作業機100の幅方向(フレームパイプ110の長手方向)に延びる爪軸180と、この爪軸180に取り付けられたフランジ190と、フランジ190に装着された複数の作業爪160とで構成される。つまり、本実施形態における作業機100は、フランジタイプの作業機である。図1に示すように、作業機100の背面側から見た場合、複数の作業爪160は、左方向に湾曲した作業爪160Lと、右方向に湾曲した作業爪160Rとで構成され、爪軸180の軸方向に間隔をおいて取り付けられる。なお、本実施形態では、作業爪160L及び作業爪160Rは爪軸180の軸方向に一定間隔で取り付けられている。耕耘ロータ150は、図2において矢印Wで示す方向に回転する。
図2に示すように、シールドカバー120は、耕耘ロータ150の上方を覆うように配置される。図1に示すように、シールドカバー120の側面には、サイドプレート140が設けられる。サイドプレート140は、チェーンケースプレート、サイドフレーム、支持フレーム等と呼ばれる場合もある。なお、図2においては、サイドプレート140の図示が省略されている。
図2に示すように、エプロン130は、耕耘ロータ150の後方に配置され、シールドカバー120に対して接続部133を軸として回転可能に接続されている。エプロン130の重心は、接続部133よりも後方にあるため、エプロン130は自重により下降しようとする。エプロン130の先端にはステンレスの整地板132が取付けられている。整地板132はエプロン130の内側から外側に向かってループを描くように構成されている。この整地板132が耕耘ロータ150によって掘り起こされた圃場を平坦にする。
図1に示すように、整地板132の両端には可動式の延長整地板134が設けられている。延長整地板134を開くことによって整地板132とともに広い幅の範囲を整地することが可能になる。
制御装置170は、図示しない中央演算処理装置(CPU)、記憶装置(メモリ)及び通信装置を含み、作業機100が走行機体から受信した信号(例えば、ライト、ブレーキ、方向指示器などの車両操作信号)を処理して保安部品200を動作させる、又は、作業機100に設けられた保安部品200等で生成された信号(例えば、灯火器の故障など)を走行機体に送信する。記憶装置は、各種データ及び各種プログラムを記憶している。中央演算処理装置は、記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、上記の保安部品200以外に作業機100が備えるアクチュエータ等の駆動部の動作を制御する。
以上のように、本実施形態に係る作業機100によると、作業機100を走行機体に接続させた状態で公道を走行する場合に、走行機体の灯火器類が作業機100によって隠されてしまい、後方から見ることができない場合であっても、作業機100の横幅の大きさ及び走行機体の状態を視認することができる。これにより、公道走行時における保安基準を考慮した作業機を提供することができる。また、保安部品200が後方から見てフレームパイプ110と重なる位置に設けられていることで、作業機100の持ち上げ位置に対する自由度を高くすることができる。
〈第2実施形態〉
図3を用いて、第2実施形態に係る作業機100Aについて説明する。図3に示す作業機100Aは図1及び図2に示す作業機100と類似しているが、保安部品200Aの構成が保安部品200の構成と相違する。作業機100Aのその他の構成は作業機100と同じなので、説明を省略する。
図3に示すように、保安部品200Aの一部を構成する取付部材290Aはフレームパイプ110A及びシールドカバー120Aの両方に取り付けられている。取付部材290Aは、枠部材291A及び固定部材293Aを有する。なお、図3において丸枠の中に記載した図面は、図3の側面視における枠部材291Aを矢印の方向から見た図であり、フレームパイプ110A及び固定部材293Aが省略された図である。
枠部材291Aは、緩衝部材240Aを介してシールドカバー120Aに取り付けられている。また、枠部材291Aは固定部材293Aを用いてフレームパイプ110Aに取り付けられている。つまり、保安部品200は、作業機100Aの幅方向における一部の領域において、フレームパイプ110Aとシールドカバー120Aとの間を埋めるように設けられている。なお、図3の例では、保安部品200Aの一部(枠部材291A)だけがフレームパイプ110Aとシールドカバー120Aとの間に設けられた構成を例示したが、保安部品200Aの他の部材がフレームパイプ110Aとシールドカバー120Aとの間に設けられてもよく、保安部品200Aの全ての部材がフレームパイプ110Aとシールドカバー120Aとの間に設けられてもよい。枠部材291Aの形状は略L字型である。図3の例では、枠部材291Aは鋭角に屈折した平面であるが、この屈折角度及び形状はシールドカバー120Aの取り付け位置の傾斜角度及び形状等に応じて適宜変更することができる。固定部材293Aの形状はU字型である。枠部材291Aと固定部材293Aとによってフレームパイプ110Aを囲むようにして、固定部材293Aが枠部材291Aに固定される。
灯火器210A、外側表示板220A、及び反射器230Aは枠部材291Aに取り付けられている。枠部材291Aは突出部295A及び調整穴297Aを備えている。突出部295Aは、フレームパイプ110Aの外側(つまり、作業機100Aの外側)に向かって突出した部分である。突出部295Aに灯火器210A、外側表示板220A、及び反射器230Aが設けられている。調整穴297Aは上下方向に長手を有する穴である。調整穴297Aに固定部材293Aが取り付けられる。上記のように調整穴297Aが上下方向に長手を有していることで、固定部材293Aに対する枠部材291Aの上下方向の位置を調整することができる。
上記の灯火器210A、外側表示板220A、及び反射器230Aは、第1実施形態の構成と同様の部材を用いることができる。ただし、これらの部材の位置などは適宜調整することができる。また、灯火器210A、外側表示板220A、及び反射器230Aの全てが突出部295Aに設けられている必要はなく、これらの部材のうち、一部の部材が突出部295Aに設けられていればよい。また、灯火器210A、外側表示板220A、及び反射器230Aは、枠部材291Aの一部の領域に集められていなくてもよい。つまり、各部材が枠部材291Aのそれぞれ離れた位置に配置されていてもよい。
枠部材291Aが外側表示板220Aとしての機能を有していてもよい。つまり、枠部材291Aに作業機100Aの機体の端部を示す模様(例えば、赤と白の斜めストライプ模様)が施されていてもよい。又は、枠部材291Aが反射器230Aとしての機能を有していてもよい。つまり、枠部材291Aに、赤い光を反射する加工が施されていてもよい。
固定部材293Aの形状はU字型に限定されない。固定部材293Aの形状は、枠部材291Aの位置をフレームパイプ110Aに固定可能であれば、U字型以外の形状であってもよい。また、枠部材291Aは屈折部で可撓性を有していてもよい。
以上のように、本実施形態に係る作業機100Aによると、第1実施形態に係る作業機100と同様の効果を得ることができる。また、保安部品200Aがフレームパイプ110A及びシールドカバー120Aの両方に接続されていることで、保安部品200Aの保持強度を向上させることができる。
〈第3実施形態〉
図4を用いて、第3実施形態に係る作業機100Bについて説明する。図4に示す作業機100Bは図1及び図2に示す作業機100と類似しているが、保安部品200Bの構成が保安部品200の構成と相違する。その他の構成は同じなので、説明を省略する。
図4に示すように、外側表示板220Bは取付部材290Bによってフレームパイプ110Bの前方側に取り付けられている。取付部材290Bの形状はU字型である。外側表示板220Bと取付部材290Bとによってフレームパイプ110Bを囲むようにして、取付部材290Bが外側表示板220Bに固定される。外側表示板220Bの上部、かつ、外側表示板220Bの後方側の面に反射器230Bが設けられている。外側表示板220Bの上端部に灯火器210Bが設けられている。灯火器210Bは円柱状であり、柱が延びる方向に車幅灯211B(尾灯213B)、制動灯215B、方向指示器217B、及び後退灯219Bが並んで配置されている。灯火器210Bとして設けられたこれらの発光灯は後方に光を発する。
図4の例では、外側表示板220Bがフレームパイプ110Bの前方側に取り付けられた構成を例示したが、外側表示板220Bがフレームパイプ110Bの後方側に取り付けられてもよい。また、取付部材290Bが外側表示板220B又は反射器230Bとしての機能を有していてもよい。つまり、取付部材290Bに作業機100Bの機体の端部を示す模様(例えば、赤と白の斜めストライプ模様)が施されていてもよく、赤い光を反射する加工が施されていてもよい。また、灯火器210Bとして設けられた発光灯は、後方だけでなく前方に光を発してもよい。つまり、発光灯が円柱の円周に沿って設けられていてもよい。
灯火器210Bの形状は円柱状に限定されない。例えば、灯火器210Bは三角柱や四角柱などの多角形柱状であってもよい。また、灯火器210Bは平板状であってもよい。外側表示板220Bには取付部材290Bを固定するための穴が設けられているが、この穴は上下方向に長手を有する形状に設けられていてもよい。当該穴の形状が上下方向に長手を有することで、外側表示板220Bの取付位置を上下に調整することができる。
以上のように、本実施形態に係る作業機100Bによると、第1実施形態に係る作業機100と同様の効果を得ることができる。さらに、保安部品200Bが取付部材290Bを介してフレームパイプ110Aに取り付けられることで、保安部品200Bの取付位置及び取付角度を容易に調整することができる。
〈第4実施形態〉
図5を用いて、第4実施形態に係る作業機100Cについて説明する。図5では、フレームパイプ110C、エプロン130C、及び保安部品200Cのみが示されており、その他の部材は省略されている。図5に示す作業機100Cは、第1実施形態〜第3実施形態に係る作業機100〜100Bに適用することができる。具体的には、作業機100Cでは、作業機100〜100Bにおける外側表示板220〜220Bの機能がフレームパイプ110Cに備えられている。つまり、フレームパイプ110Cに作業機100Cの機体の端部を示す模様(例えば、赤と白の斜めストライプ模様)が施されている。換言すると、フレームパイプ110Cは保安部品200Cの一部の機能を有する。
保安部品200Cの一部としてフレームパイプ110Cが用いられる場合、外側表示板220〜220Bに相当する部材は省略されてもよく、フレームパイプ110Cと共に外側表示板220〜220Bが設けられてもよい。フレームパイプ110Cに施された模様は、フレームパイプ110Cの長手方向の全域に設けられていてもよく、当該長手方向の両端部付近に設けられていてもよい。
フレームパイプ110Cに施される赤と白の斜めストライプ模様は、赤及び白の塗装によって形成されてもよく、赤及び白のテープの貼り付けによって形成されてもよい。又は、フレームパイプ110Cの白の下地塗装の上に赤のテープが貼り付けられてもよく、赤の下地塗装の上に白のテープが貼り付けられてもよい。
なお、反射器230〜230Bの機能をフレームパイプ110Cに備えてもよい。つまり、フレームパイプ110Cの後方から視認可能な位置に赤色の反射部材を設け、フレームパイプ110Cの前方から視認可能な位置に白色の反射部材を設けてもよい。
以上のように、本実施形態に係る作業機100Cによると、第1実施形態に係る作業機100と同様の効果を得ることができる。さらに、保安部品200Cの一部の機能をフレームパイプ110Cに備えることで、後方から保安部品200Cを視認させやすいという効果を有する。
〈第5実施形態〉
図6を用いて、第5実施形態に係る作業機100Dについて説明する。図6では、フレームパイプ110D、エプロン130D、及び保安部品200Dのみが示されており、その他の部材は省略されている。図6に示す作業機100Dは、第1実施形態〜第4実施形態に係る作業機100〜100Cに適用することができる。具体的には、作業機100Dでは、作業機100〜100Bにおける外側表示板220〜220Bの機能、及びフレームパイプ110Cの機能がエプロン130Dに備えられている。つまり、エプロン130D(カバー部材)に作業機100Dの機体の端部を示す模様(例えば、赤と白の斜めストライプ模様)が施されている(外側表示領域221D)。換言すると、エプロン130Dは保安部品200Dの一部を構成する。
保安部品200Dの一部としてエプロン130Dが用いられる場合、外側表示板220〜220Bに相当する部材は省略される、又は、作業機100Dのフレームパイプ110Dにフレームパイプ110Cと同様の模様が施されていなくてもよい。つまり、エプロン130Dと共に外側表示板220〜220B及びフレームパイプ110Cと同様の模様が施されてもよい。エプロン130Dに施された模様は、エプロン130Dの長手方向の全域に設けられていてもよく、当該長手方向の両端部付近に設けられていてもよい。
エプロン130Dの外側表示領域221D以外の表面が赤で塗装される場合、外側表示領域221Dの白模様223Dに相当する領域を除いて赤の塗装が施される。なお、赤の塗装がされない領域の下地が白色であれば、その白色の下地が赤の塗装から露出され、下地が白色以外の色である場合は、当該下地の色を白色に塗装してから、その上に赤の塗装を施してもよい。又は、外側表示領域221Dに赤及び白の両方の塗装を用いて、赤と白の斜めストライプ模様を形成してもよい。
なお、反射器230〜230Bの機能をエプロン130Dに備えてもよい。つまり、エプロン130Dの後方から視認可能な位置に赤色の反射部材を設け、エプロン130Dの前方から視認可能な位置に白色の反射部材を設けてもよい。
以上のように、本実施形態に係る作業機100Dによると、第1実施形態に係る作業機100と同様の効果を得ることができる。さらに、保安部品200Dの一部の機能をエプロン130Dに備えることで、後方から保安部品200Dを視認させやすいという効果を有する。
〈第6実施形態〉
図7を用いて、第6実施形態に係る作業機100Eについて説明する。図7に示す作業機100Eは、第1実施形態に係る作業機100に類似しているが、保安部品200Eの構成が保安部品200の構成と相違する。作業機100Eのその他の構成は作業機100と同じなので、説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態では、取付部材290Eはシールドカバー120Eの両端に設けられたサイドプレート140Eに取り付けられている。取付部材290Eは、サイドプレート140Eから上方に延びており、その上端部付近から作業機100Eの内側に向かって延びている。取付部材290Eの内側方向の端部において、保安部品200Eは取付部材290Eに接続されている。本実施形態において、保安部品200Eの少なくとも一部は後方から見てフレームパイプ110Eと重なる位置に設けられている。
なお、本実施形態では、取付部材290Eがサイドプレート140Eに取り付けられた構成を例示したが、この構成に限定されない。取付部材290Eは、フレームパイプ110Eを支持する部材に取り付けることができる。例えば、フレームパイプ110Eをその長手方向の端部で支持する部材に取り付けることができる。また、保安部品200Eが取付部材290Eから作業機100Eの内側に向かって延びる構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、保安部品200Eは取付部材290Eの上方に設けられていてもよい。又は、保安部品200Eは取付部材290Eから作業機100Eの外側に向かって延びる構成であってもよい。
また、図示しないが、サイドプレート140Eに取付部材290Eを取り付けるためのブラケットが設けられており、当該ブラケット及び取付部材290Eに、ピンを貫通可能な貫通孔が設けられていてもよい。この場合、取付部材290Eには、その長手方向に複数の貫通孔が設けられており、ピンを貫通させる孔を変更することで取付位置を調整可能にしてもよい。
〈第7実施形態〉
図8を用いて、第7実施形態に係る作業機100Fについて説明する。図8に示す作業機100Fは、畦塗り機である。図8に示すように、作業機100Fは、装着部310F、オフセット機構部320F、動力伝達部330F、及び作業部340Fを備えている。作業機100Fは装着部310Fによってトラクタ等の走行機体に連結される。装着部310F及び作業部340Fは、オフセット機構部320F及び動力伝達部330Fを介して連結される。この構成によって、走行機体の走行に伴って作業機100Fが牽引され、作業部340Fによる畦塗り作業が行われる。
装着部310Fは、走行機体の2つの後方タイヤの間に設けられた三点リンク機構に対して連結される。装着部310Fは、トップマスト313F及びロワーリンク連結部315Fを有する。トップマスト313Fは、オートヒッチアーム(図示せず)を介して三点リンク機構のトップリンクに接続される。ロワーリンク連結部315Fは、オートヒッチアーム(図示せず)を介して三点リンク機構のロワーリンクに接続される。装着部310Fは、走行機体の幅方向である左右方向に延びるヒッチフレーム311Fを備える。ヒッチフレーム311Fは、上記の三点リンク機構に連結可能に構成されている。
ヒッチフレーム311Fの左右方向の端部からスタンドブラケット317Fが左右方向に延びている。スタンドブラケット317Fは、作業機100Fに設けられており、作業機100Fを走行機体から取り外した状態で保管するときに、保管用の台座として用いられるスタンドをスタンドブラケット317Fに装着することで作業機100Fを保持することができる。図8の例では、スタンドブラケット317Fは略U字型の形状であり、スタンドの柱状部材を3方向から囲むような形状を有している。スタンドブラケット317F及びスタンドの柱状部材の各々にはピンを貫通可能な貫通孔が設けられており、これらの貫通孔の位置を合わせた状態でピンを貫通させることで、スタンドブラケット317Fをスタンドの柱状部材に取り付けることができる。
図8の例では、このスタンドブラケット317Fに保安部品200Fが取り付けられている。保安部品200Fは、取付部材290Fを介してスタンドブラケット317Fに取り付けられている。取付部材290Fは、スタンドの柱状部材と同様の形状の柱状部材である。つまり、スタンドの柱状部材をスタンドブラケット317Fに取り付ける方法と同様の方法で、取付部材290Fをスタンドブラケット317Fに取り付けることができる。取付部材290Fはスタンドブラケット317Fとの取付位置から上方に延びており、取付部材290Fの上端近傍に保安部品200Fが取り付けられている。
図8の例では、作業機100Fの進行方向(図中の白抜きの矢印方向)に向かって左側の取付部材290Fはスタンドブラケット317Fから上方に延びており、右側の取付部材290Fはスタンドブラケット317Fから上方かつ右方向に延びている。ただし、この構成に限定されない。
図8では、スタンドブラケット317Fに保安部品200Fを取り付ける例として、畦塗り機を例示したが、この構成は、例えばオフセットタイプの草刈り機、溝掘り機など、スタンドブラケットを備えた他の作業機に適用することができる。
上記の実施形態では、保安部品(200〜200F)が非文字情報を表示する構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、現行の保安基準では、作業機の横幅が2.5mを超える場合には、当該作業機の全幅及び運行速度等を表示する標識を掲示することが要求されている。したがって、左右に設けられた保安部品の間に、作業機の全幅及び運行速度を表示する表示パネル又は看板を設けてもよい。ここで、表示パネルは、例えば電光掲示板又は液晶パネルなどのように、電気的な信号に基づいて表示内容を変更可能なパネルである。標識として表示パネルを用いた場合、走行機体及び作業機の条件に応じて表示内容を適宜調整することができる。なお、表示パネルの代わりに、表示内容が変更される可能性がある数字の部分を、はめ込みタイプ又はマグネットタイプによって交換可能なパネルを用いてもよい。
なお、上記の表示パネルを走行機体に設けてもよい。例えば、走行機体の後方に電光掲示板が設けられており、当該電光掲示板に各種情報が表示されてもよい。又は、走行機体の後方にスクリーンが設けられており、作業機にはプロジェクタが設けられており、プロジェクタからスクリーンに向けて表示情報を投射してもよい。又は、走行機体の後方に反転フラップ式表示機が設けられており、当該表示機に各種情報が表示されてもよい。
また、上記の実施形態では、外側表示板(200〜200B、200E、及び200F)が平板状である構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、外側表示板は折り畳み可能であってもよい。外側表示板は、斜め方向に折り畳み可能であってもよく、上下方向に折り畳み可能であってもよい。
また、走行機体の運転手から視認可能な位置に、作業機を上方に持ち上げたときの作業機の傾きを表示可能な表示計が設けられていてもよい。上記のように、作業機を走行機体に接続した状態で公道を走行する場合、保安基準上、路上表面から作業機の下端までの間に200mm以上の距離を確保する必要がある。一方、走行機体の運転手から、作業機が路上表面から200mm以上の高さまで持ち上げられたことを認識することは難しい。そこで、予め作業機が路上表面から200mm以上の高さまで持ち上げられたときの作業機の傾きを上記表示計に記しておくことで、当該運転手は作業機の傾きに基づいて作業機が路上表面から200mm以上の高さに持ち上げられたことを確認することができる。
上記の実施形態において、保安部品の制御信号として、一般社団法人日本農業機械工業会が定める通信制御の共通化規格である「AG−PORT」を用いることができる。例えば、各実施形態において「AG−PORT」を用いることにより、走行機体と作業機との間で双方向通信により制御信号をやり取りすることが可能となる。これにより、作業機又は走行機体で検知した信号に基づいて、保安部品の制御を行うことが可能となる。
例えば、「AG−PORT」を用いて、走行機体又は作業機が公道を走行する準備段階にあることを検知し、そのような検知信号に基づいて、保安部品の点灯制御等を行うことが可能である。走行機体が公道を走行する準備段階にあることを検知する信号としては、変速レバーが「High」に入ったことを検知する信号、全地球衛星航法システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)により走行機体が公道に入ったこと(又は、入ること)を検知する信号等が挙げられる。また、作業機が公道を走行する準備段階にあることを検知する信号としては、PTO軸の稼働状況を検知する信号や、左右のブレーキペダルが連結されたことを検知する信号等が挙げられる。
以上のように、「AG−PORT」を用いて走行機体又は作業機の現在の状況を検知し、保安部品の動作の制御に利用することにより、例えば走行機体及び作業機が、自動走行により公道を走るような場合においても保安基準を満たすように保安部品を明示することが可能となる。
以上、本発明について図面を参照しながら説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本実施形態の作業機を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。さらに、上述した各実施形態は、相互に矛盾がない限り適宜組み合わせが可能であり、各実施形態に共通する技術事項については、明示の記載がなくても各実施形態に含まれる。
上述した各実施形態の態様によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
100:作業機、 105:チェーンケース、 110:フレームパイプ、 120:シールドカバー、 130:エプロン、 132:整地板、 133:接続部、 134:延長整地板、 135:トップマスト、 140:サイドプレート、 150:耕耘ロータ、 160:作業爪、 170:制御装置、 180:爪軸、 190:フランジ、 200:保安部品、 210:灯火器、 211:車幅灯、 212:保持部材、 213:尾灯、 215:制動灯、 217:方向指示器、 219:後退灯、 220:外側表示板、 221D:外側表示領域、 223D:白模様、 230:反射器、 240A:緩衝部材、 290:取付部材、 291A:枠部材、 293A:固定部材、 295A:突出部、 297A:調整穴、 310F:装着部、 311F:ヒッチフレーム、 313F:トップマスト、 315F:ロワーリンク連結部、 317F:スタンドブラケット、 320F:オフセット機構部、 330F:動力伝達部、 340F:作業部

Claims (4)

  1. 進行方向に対して交差する方向に延びたフレームパイプと、
    前記フレームパイプの長手方向の端部近傍かつ後方から見たときに前記フレームパイプと重なる位置に設けられた、灯火器を含む保安部品と、
    を有する、走行機体の後方に接続される作業機。
  2. 前記フレームパイプの下方に設けられたカバー部材をさらに有し、
    前記保安部品の少なくとも一部は、前記フレームパイプと前記カバー部材との間に設けられている、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記フレームパイプに、前記長手方向における機体の端部を示す模様が施されている、請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記カバー部材に、前記長手方向における機体の端部を示す模様が施されている、請求項2に記載の作業機。
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