JP2021002310A - 作業支援装置及び作業支援管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、締付作業に留まらず生産工程中の作業工程が予め定められた作業内容でもって完了したかを把握することは生産の合理化に有用である。
以下に、実施の形態1に係る作業支援管理システムについて図を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る作業支援管理システムを示す概略構成図である。図において、作業支援管理システム1は、作業管理装置100及び作業支援装置200を備えている。作業管理装置100は、生産を行う対象製品の情報を格納している製品情報データベース101と、製品の生産を行う作業内容の情報を格納している作業内容データベース102と、作業に必要な工具の情報を格納している工具データベース103と、これら3つのデータベースの情報を紐づけて、製品の生産を行う作業工程を示す作業マスタテーブルを作成する作業マスタ作成装置110と、通信装置120とを備えている。また、作業支援装置200は、主として生産ラインに配置されるもので、作業マスタテーブルを表示し、作業者に作業内容を示す作業支援端末210と、作業マスタテーブルで示された作業を実行するための工具401、501、601から工具を特定するID及び工具による作業が終了するごとに送信される作業完了信号を含む信号を受信し、作業支援端末210に送信する中継用端末220とを備えている。
トルクレンチは生産ライン001においてはGR001の中継用端末220に、生産ライン002においてはGR002の中継用端末220に登録され、トルクドライバは生産ライン001においてはGR003の中継用端末220に登録されていることが示されている。なお、図5においても、中継用端末は端末のIPアドレスであってもよい。
作成された作業マスタテーブルは通信装置120により作業支援装置の作業支援端末210に送信される。
図9は、実施の形態1に係る作業支援管理システム1の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、作業管理装置100の作業マスタ作成装置110は、3つのデータベースの情報を紐づけて製品Xの生産を行う作業を工程ごとに示した作業マスタテーブルを作成する。
ステップS102において、作成された作業マスタテーブルは作業支援端末210に送信される。
ステップS202において、作業支援端末210は作業工程ごとに作業工程完了信号を作業管理装置100へ送信する。この作業工程完了信号は、作業支援端末210から自動で送信されてもよいし、作業者が作業工程の進捗を確認後送信してもよい。
ステップS104において、作業マスタテーブルの最終工程の作業工程完了信号を受信すると製品Xの生産が完了する。
ステップS200において、作業支援端末210は作業管理装置100より製品Xの生産に関する作業マスタテーブルを受信する。このステップは図9のステップS102の次に位置する。
ステップS201は前述のとおりである。ステップS201aにおいて、作業マスタテーブルに示された作業箇所と中継用端末220より受信した作業完了信号の数が一致するか確認する。作業完了信号の数が作業箇所の数に達しない場合(NO)は、ステップS201に戻り、作業が継続される。作業完了信号の数が作業箇所の数に達した場合(YES)は、ステップS202において、作業支援端末210は作業工程ごとに作業工程完了信号を作業管理装置100へ送信する。なお、図6の作業番号2の「締付作業1」のように1つの作業工程において複数の工具を使用する作業がある場合などは、ステップS201aにおいて、その作業工程に必要なすべての作業箇所の数に対し、作業完了信号の数が到達した場合に、ステップS202へ進む。
図12は、5つの作業支援端末210(PC001〜PC005)と1の中継用端末220(GR001)を具備する作業支援装置200に複数のトルクレンチ401、402、403、404が使用される構成を示した図である。すなわち、1つの生産ラインに複数の作業支援端末210を有する構成である。
図13にGR001の中継用端末220に登録された工具IDマスタテーブルの一例を示す。例えば、作業支援端末210から指定される工具ID001について、GR001の中継用端末220では、作業支援端末210によって、変換工具IDを付与する。この場合、1つのトルクレンチを複数の作業支援端末210で共有し、作業支援端末210の数に相当する変換工具IDを付与してもよい。あるいは、作業支援端末210ごとに専用の工具を準備し、1つずつに変換工具IDを付与してもよい。
また、中継用端末220を介して作業支援端末210と工具とを紐づけることにより、紐づけられていない信号を受信することもなく、作業完了信号を誤認することもなくなる。
また、本実施の形態おいては、主としてトルクレンチによる作業について例示したが、通信機能を有し、予め作業完了信号の発信を設定可能な工具であれば、作業支援装置あるいは作業支援管理システムを適用できることは言うまでもない。また、デジタル測長器のように測定値を信号化でき通信機能をもたせることで、同様に測定作業の作業完了を把握することも可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
Claims (5)
- 工具から前記工具を特定するID及び前記工具による作業完了時の作業完了信号を含む信号を受信する中継用端末と、
前記中継用端末から前記工具による作業完了信号を受信する作業支援端末と、を備え、
前記作業支援端末は、
作業工程に対応した前記工具の仕様と作業する箇所とを含む作業工程情報を有し、
前記中継用端末から受信した前記工具のID及び作業完了信号と前記作業工程情報とを比較して作業工程が完了したか否かを判定する、作業支援装置。 - 前記中継用端末は、複数の前記作業支援端末に接続され、前記作業支援端末ごとに前記工具を特定するIDを紐づける、請求項1に記載の作業支援装置。
- 前記中継用端末は、前記中継用端末に登録された前記工具の信号を受信する、請求項1または2に記載の作業支援装置。
- 前記作業工程は締結部品の締付作業である請求項1から3のいずれか1項に記載の作業支援装置。
- 生産予定の製品の種類及び仕様の情報を有する製品情報データベース、
前記製品の生産に用いられる作業内容の情報を有する作業内容データベース、
前記作業に使用される工具の情報を有する工具データベース、
前記製品情報データベースと前記作業内容データベースと前記工具データベースとを用いて前記生産予定の製品の作業工程を示す作業内容マスタテーブルを作成する作業マスタ作成装置を有する作業管理装置、
及び請求項1から4のいずれか1項に記載の作業支援装置を備え、
前記作業支援装置において、
前記作業管理装置で作成された前記作業内容マスタテーブルを受信して前記作業支援端末に表示し、
前記中継用端末から受信した前記工具のID及び作業完了信号をもとに前記作業内容マスタテーブルに示された前記作業工程ごとに作業工程完了の判定を行い、
作業工程完了と判定された場合、作業工程完了信号を前記作業管理装置へ送信し、
前記作業管理装置は、前記作業支援装置から受信した前記作業工程完了信号を用いて前記生産予定の製品の作業工程を管理する、作業支援管理支援システム
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