JP2021002064A - 並進型老眼用コンタクトレンズ対 - Google Patents

並進型老眼用コンタクトレンズ対 Download PDF

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Abstract

【課題】切断型の形状を有する並進型コンタクトレンズの持つ並進機能を連続的な円形又は長円形のコンタクトレンズで実現する。【解決手段】対の第1のレンズ102と第2のレンズ104とで異なる光学度数ゾーンを有する並進型多焦点コンタクトレンズ対100が、装用者の老眼を矯正するために利用される。各レンズは、光学度数サブゾーンのセグメント高さ、度数、非球面性、形状、向き、及び/又はインセットにおいて異なってもよく、それによって、遠距離、中距離、及び近距離にて明確でかつ快適な視覚をもたらす。各コンタクトレンズの周辺ゾーン114はその前面に厚化領域を有し、その厚化領域は、眼瞼がレンズと相互作用するための表面を設けることによって真に平坦な切断部と同様に機能する疑似切断部を有し、その疑似切断部はコンタクトレンズの前面に設けられた設計特徴を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、対の各レンズごとに異なる光学度数ゾーン特徴を備えた並進式コンタクトレンズ対に関し、より具体的には、第1の目のための第1のレンズのセグメント高さ、度数、非球面性、形状、向き及び/又はインセットが、第2の目のための第2のレンズのセグメント高さ、度数、非球面性、形状、向き、又はインセットと比較して異なる光学度数ゾーン特徴を備えた並進型コンタクトレンズ対に関する。
新生児において、目の水晶体はいくぶんか軟質で順応性があるので、目は極度に柔軟となり、かつ相当な程度で遠近調節又は焦点調節できるものとなっている。人が年を取るにつれて、水晶体は次第により硬質となり、したがって、人の目は、観察者に比較的近い物体に焦点を合わせるように遠近調節すること、つまり生来の水晶体を曲げることができなくなる。この状態は老眼として知られている。
水晶体によって失われた焦点調節能力を回復させるために、正パワーのレンズが利用され得る。正パワーのレンズは、読書用の眼鏡、二焦点の眼鏡、又は三焦点の眼鏡の形態を取り得る。読書用の眼鏡は、個人が遠方に対する屈折補正を必要としないときに容易に利用される。しかしながら、読書用の眼鏡を通して見ると、遠くの物体はぼやけることになる。個人が既に近視、遠視及び/又は乱視用の眼鏡を装用している場合、正パワーが二焦点又は三焦点レンズの形態で既存の眼鏡に加えられ得る。また、老眼に対処するためにコンタクトレンズも装用され得る。ある種類のそのようなレンズにおいて、遠方視及び近方視領域は、レンズの幾何学的中心の周りに同心をなして配置される。レンズの光学ゾーンを通過した光は、目の中の複数の点で集中及び集束する。これらのレンズは一般に、同時視モードにおいて使用される。同時視において、レンズの光学ゾーンのうちの、遠方及び近方に焦点を合わせた各部分が同時に利用可能であり、両方の物距離から光を同時に集束させる。画質及び画像コントラストが低下し得るので、これは不利である。
別の種類のコンタクトレンズ、つまりセグメントレンズにおいて、近方及び遠方視領域は、レンズの幾何学的中心の周りで同心をなさない。セグメントレンズは、装用者の目の瞳孔に対して並進する、つまり鉛直に移動できるように構成されているため、セグメントレンズの装用者はレンズの近方視領域を利用することが可能である。レンズを装用している人が、例えば文字を読むために視線を下方に移すと、この並進型レンズは鉛直に移動する。これにより、装用者の視線の中心にある近方視部分が上方に位置決めされる。光学ゾーンを通過した光の実質的にすべてが、視線に基づいて目の中の1点に集束され得る。
ある種類の並進レンズは、切断型の形状を有する。つまり、相当に連続的な円形又は長円形である大多数のレンズと異なり、切断型コンタクトレンズの下方部分は、レンズのその部分を切り落とすかあるいは切り詰めることによって平坦化されている。この結果、レンズの底部において縁部は相当に平坦で、厚いものとなる。そのようなレンズの例示的な説明が、米国特許第7,543,935号、同第7,430,930号、同第7,052,132号、及び同第4,549,794号を含めて、多数の特許に記載されている。しかしながら、これらのレンズなど、コンタクトレンズの縁部が相対的に平坦であることは、快適性を減じることになりがちである。したがって、並進型コンタクトレンズを、この種の縁部の設計を伴わないものにし、それによって快適性の改善をもたらすことが望ましい。
別のタイプの並進型レンズは、連続的に円形又は長円形をなす外形を有するが、中央の光学ゾーンの周辺に相当に厚化された部分を備える。この厚化された部分は、装用者が下を見ると下眼瞼と接触し、位置的に並進するように意図されたものである。そのようなレンズに関する例示的な言及が、米国特許第7,040,757号及び米国特許公開第2010/0171924号に記されている。本明細書に示す例示的な実施形態において、光学ゾーンの外側におけるレンズの周辺部分の厚さは、レンズの垂直経線に平行な経線にわたって実質的に一様であり、これにより、垂直経線を切断する平面に対して鏡面対称性を呈する。
上眼瞼と下眼瞼は、まばたきの間に上昇及び下降行程を伴って、厳密には垂直方向に移動しないことが、米国特許第7,216,978号にて説明されている。上眼瞼は、まばたきの間に小さな鼻方向の成分を伴って実質的に鉛直に移動し、下眼瞼は、まばたきの間に鼻方向に移動して、実質的に水平に移動する。それに加えて、上眼瞼と下眼瞼は、垂直経線を切断する平面に対して対称ではない。換言すれば、個人は、開いた上眼瞼と下眼瞼との間に引かれた水平軸に対して、対称にまばたきするのではない。それに加えて、観察者が見下ろして読むとき、目が輻輳することが知られている。したがって、まばたき自体が結果として、コンタクトレンズの理想的な並進をもたらさないこともある。
米国特許第6,802,606号及び同第5,485,228号において、両眼鏡対が同時視設計の一部として記載されている。これらの例は、遠方度数か又は完全な近方度数を有する中央円板を備えた同心の光学設計を示すものである。この設計もまた、並進型レンズの一部としては機能しない。基本的に、これらの例は、瞳孔の上で中央に留まって遠方と近方との間の最適な度数比をもたらすことを意図した回転対称の設計を示すものである。したがって、これらの設計が並進された場合、遠方用のセグメントと近方用のセグメントとの間の度数比は最適化されない。しかしながら、留意すべき重要なこととして、非対称の光学ゾーンを備えたコンタクトレンズが知られているが、それらのコンタクトレンズは、それぞれの目において等しく非対称であり、したがって完全な利点が得られないことがある。
米国特許第7,004,585号において、並進型レンズの遠方視の中心と近方視の中心は共に、光学ゾーンの垂直経線上に存在する。ここでもまた、この種の設計に付随する潜在的な欠点は、レンズにおける対称性並びに目同士の間の対称性である。
したがって、低減または最小化された並進の必要性のもとで、遠距離、中距離、及び近距離における視力の改善をもたらし、装用する快適さをもたらすコンタクトレンズ対を得ることが有利となる。
本発明の並進型老眼用コンタクトレンズ対は、老眼に対処するための現行の矯正用コンタクトレンズに伴う多数の欠点を克服する。
一態様によれば、本発明は、老眼を対処するための並進型コンタクトレンズ対に関する。この並進型コンタクトレンズ対は、光学ゾーンと周囲ゾーンと縁部ゾーンとを有し、光学ゾーン特徴に対する値の第1の組を備えた光学ゾーン特徴の第1の組を有する第1のコンタクトレンズと、光学ゾーンと周囲ゾーンと縁部ゾーンとを有し、光学ゾーン特徴に対する値の第2の組を備えた光学ゾーン特徴の第2の組を有する第2のコンタクトレンズとを備え、光学度数ゾーン特徴の第1の組における少なくとも1つの特徴の値は、光学度数ゾーン特徴の第2の組におけるその特徴の値とは異なり、各コンタクトレンズの光学ゾーンは、コンタクトレンズの垂直経線に関して非対称である。
本発明は、老眼を矯正するための方法、そのような矯正のためのコンタクトレンズ、及びそのようなコンタクトレンズを生産するための方法を提供する。本発明のコンタクトレンズは、並進型の多焦点コンタクトレンズ対であり、その多焦点コンタクトレンズ対は、第2の目のための第2のレンズの光学度数ゾーン特徴と比較して、第1の目のための第1のレンズにおいて異なる光学度数ゾーン特徴を備える。この対の第1及び第2のレンズの光学度数ゾーンは、セグメント高さ、度数、非球面性、形状、向き、インセット、及び/又はそれらの任意の組み合わせにおいて異なっていてもよい。並進型レンズ対の各レンズの外周は、実質的に円形であるか、若しくは平滑かつ連続的で、平坦かつ切断型であってもよく、又は非対称的であってもよい。本発明のコンタクトレンズは、3つの主要ゾーン、つまり、光学ゾーンと、レンズが並進できるようにする特徴を備えた、光学ゾーンから半径方向外向きに位置する周囲ゾーンと、周囲ゾーンから半径方向外向きに位置し、レンズ縁部を包囲する縁部ゾーンとを備える。
本発明の並進型老眼用コンタクトレンズ対は、既存のレンズに対して画質とコントラストを改善しながらも、明快でかつ快適な適合をもたらすものである。
上述のように、コンタクトレンズを用いた老眼の矯正は多くの場合、同時視として知られる方法で、遠方又は近方のいずれかに対して矯正されたゾーンに瞳孔を細分する非並進型レンズを用いて達成される。これらの設計において、遠方ゾーンと近方ゾーンとの比は通常、約50:50である。それに代わる設計様式として、並進型レンズは好ましくは、望まれる度数の100パーセントを適時にもたらす。実際には、しかしながら、上述のすべての要因により、実際の比は通常、約75:25である。
加えて、大多数の装用者は今日、異なる2つの近方視距離で機能することを必要としている。まず、印刷物を読むとき、装用者は便宜上、印刷物を約33cm〜約45cmに保持するが、コンピュータビデオ表示画面は多くの場合、約50cm〜約65cmにある。このことは、遠近調節の要求に大きな差があることを表している。読み物は約2.50ジオプターの遠近調節を要求するが、更に中間的なコンピュータディスプレイは約1.75ジオプターを要求する。
同時視設計かあるいは通常の並進手法のいずれを用いても、遠方視、コンピュータディスプレイ、又は印刷物に合わせた適切な矯正を必要なときに得ることは困難又は不可能である。一般に、装用者は、印刷された読み物を見るとき、コンピュータディスプレイを見るときよりも更に下方を見ることが必要となる。
加えて、上記の設計は、まばたきにおいて上眼瞼と下眼瞼との間で非対称性があり、またあらゆる目視活動の間に距離に関係しない目の輻輳があるという事実を考慮したものではない。本設計の利点のうちの1つは、装用者が必要とするときに、必要な度数が存在し、必要な位置にあることである。
本発明の前述の、そして他の特徴及び利点が、添付の図面に示すように、本発明の好ましい実施形態の、以下のより具体的な説明から明らかとなろう。
本発明による、対の各レンズで異なる第1の組の光学度数ゾーン特徴を有する並進型老眼用コンタクトレンズ対の例示的な一実施形態の概略平面図である。 本発明による、対の各レンズで異なる第2の組の光学度数ゾーン特徴を有する並進型老眼用コンタクトレンズ対の別の例示的な一実施形態の概略平面図である。 本発明による、対の各レンズで異なる第3の組の光学度数ゾーン特徴を有する並進型老眼用コンタクトレンズ対の更に別の例示的な一実施形態の概略平面図である。 本発明による例示的な光学度数ゾーン形状の平面図である。 本発明による例示的な光学度数ゾーン形状の平面図である。 本発明による例示的な光学度数ゾーン形状の平面図である。 本発明による例示的な光学度数ゾーン形状の平面図である。 本発明による例示的な光学度数ゾーン形状の平面図である。
本発明は、老眼を矯正するための方法、そのような矯正のためのコンタクトレンズ、及びそのようなコンタクトレンズを生産するための方法を提供する。本発明のコンタクトレンズは、並進型の多焦点コンタクトレンズ対であり、その多焦点コンタクトレンズ対は、第2の目のための第2のレンズの光学度数ゾーン特徴と比較して、第1の目のための第1のレンズにおいて異なる光学度数ゾーン特徴を備える。この対の第1及び第2のレンズの光学度数ゾーンは、セグメント高さ、度数、非球面性、形状、向き、インセット、及び/又はそれらの任意の組み合わせにおいて異なっていてもよい。並進型レンズ対の各レンズの外周は、実質的に円形であるか、若しくは平滑かつ連続的で、平坦かつ切断型であってもよく、又は非対称的であってもよい。本発明のコンタクトレンズは、3つの主要ゾーン、つまり、光学ゾーンと、レンズが並進できるようにする特徴を備えた、光学ゾーンから半径方向外向きに位置する周囲ゾーンと、周囲ゾーンから半径方向外向きに位置し、レンズ縁部を包囲する縁部ゾーンとを備える。
光学度数ゾーンは、装用者の屈折異常及び老眼に対する視力矯正を備えた、レンズのうちの実質的に中央の部分として定義される。屈折異常は、概して長距離において、良好な視力をもたらすのに必要な光学度数として定義される。これには、近視又は遠視、及びそれらのいずれかと併発する乱視が含まれることが分かる。老眼は、正の光学度数を光学ゾーンの一部分に代数的に加えて装用者の近方視力条件を修正することによって矯正される。これらの光学度数は、屈折手段、回折手段、又はそれら両方によって生成され得ることが分かる。
光学度数ゾーンは、少なくとも1つの遠方視サブゾーンと、好ましくは少なくとも1つの近方視サブゾーンとを含む。それに代わって、光学度数ゾーンは、少なくとも1つの遠方視サブゾーンと、好ましくは少なくとも1つの中間視サブゾーンとを含む。それに代わって、光学度数ゾーンは、複数の遠方視サブゾーン及び/又は複数の近方視サブゾーンを有し、好ましくは、後に詳細に記載するように、1つの遠方視サブゾーンが実質的にレンズの水平経線に又はその上方にあり、また近方視サブゾーンが水平経線に又はその下方にある。
任意選択により、コンタクトレンズの光学度数ゾーンは、1つ又は2つ以上の中間視サブゾーンを有する。中間視サブゾーンは、軽度の又は部分的な老眼用加入度数を有する。光学度数ゾーンは、レンズの垂直経線に対して対称であっても非対称であってもよい。好ましくは、垂直方向に非対称である。光学度数ゾーンは、遠方視サブゾーンと、近方視サブゾーンと、任意選択による中間視サブゾーンとの組み合わせである。遠方視サブゾーンと、近方視サブゾーンと、任意選択による中間視サブゾーンとの間の遷移は、段状の度数変化に見られるように、急激で、非常に短い距離にわたって生じてもよく、あるいは、漸進的な度数変化に見られるように、平滑で、より長い距離にわたって生じてもよい。好ましい例示的な実施形態において、この遷移は、装用者にとっての不快感を回避するために、また必要な遷移を最小限にするために、可能な限り急激である。
遠方視サブゾーン又は部分とは、コンタクトレンズの装用者の遠方視力を所望の程度にまで矯正するのに必要な遠用光学度数又は屈折力の強さをもたらす領域である。近方視サブゾーン又は部分とは、装用者の近方視力を所望の程度にまで矯正するのに必要な近用光学度数又は屈折力の強さをもたらす領域である。中間視サブゾーン又は部分とは、典型的には装用者の好ましい遠方視力と近方視力との間の範囲にある物体を視認するために、装用者の中間視力を矯正するのに必要な光学度数又は屈折力の強さをもたらす領域である。多焦点の並進型コンタクトレンズは、二焦点、三焦点、又は多焦点の光学系を含む並進型コンタクトレンズを指す。
垂直経線は、コンタクトレンズの幾何学的中心を貫いてコンタクトレンズの下方縁部からレンズの上方縁部へと延びる線として定義される。水平経線は、コンタクトレンズの幾何学的中心を貫いてコンタクトレンズの鼻側縁部からコンタクトレンズの側頭側縁部へと延びる線として定義される。レンズの中心は、水平経線と垂直経線との交点として見出される。
セグメント高さは、本明細書では、レンズの水平経線から近方視又は中間視サブゾーンのうちの最も近い点まで下方に至る垂直距離として定義される。インセットは、本明細書では、垂直経線から近方視又は中間視セグメントの光学的中心までの水平距離として定義される。
非球面性とは、遠方視サブゾーン若しくは近方視サブゾーンのいずれか、又はそれら両方に用いられるとき、そのサブゾーンの表面が球面形状から逸脱する程度のことである。非球面性は、円錐、高次多項式、チェビシェフ展開、バイキュービック、スプライン又は三角関数の形態をなし得る。円錐の場合、レンズサブゾーンの表面は、以下の式で記述され得る。
Z=cr/(1+(1−(1+k)c1/2
ここで、Zは、コンタクトレンズ表面の垂下量、すなわち表面空間おける物理的な位置であり、cは曲率(半径の逆数)であり、rは半径方向の位置であり、kはコーニック定数である。kの種々の値により、以下のように様々な形状が得られる。
k=0 球面
−1<k<0 楕円
k=−1 放物面
k<−1 双曲面
k>1 扁平楕円
図1を参照すると、本発明による1対のコンタクトレンズ100の好ましい例示的な実施形態が示されている。第1の目のためのコンタクトレンズ102が左に示されており、第2の目のためのコンタクトレンズ104が右に示されている。Nは鼻、又はコンタクトレンズの内側/鼻側を指し、Tは側頭、又はコンタクトレンズの外側/耳側を指す。コンタクトレンズ102、104は共に、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線101及び103はそれぞれ、コンタクトレンズ102、104の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線101と垂直線103との交点にレンズの中心106がある。各コンタクトレンズ102、104の最外周は好ましくは、垂直経線103及び水平経線101に関して対称である。各コンタクトレンズ102、104の前面に、遠方視サブゾーン110と近方視又は中間視サブゾーン112とを備えた光学度数ゾーン108がある。各コンタクトレンズ102、104の周辺部分114が、光学度数ゾーン108の周囲にあり、光学度数ゾーン108を包囲している。周辺部分114は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によってコンタクトレンズ102、104は、それら自体を回転に関して適応し、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な一実施形態において、光学度数ゾーン108はレンズの中心106に対して対称である。別の好ましい例示的な実施形態において、光学度数ゾーン108は垂直経線103に対して対称ではない。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102のセグメント高さ116、つまりレンズの水平経線から近方視又は中間視サブゾーンの最短の垂直な点までの垂直距離は、第2のコンタクトレンズ104のセグメント高さ118と異なるものである。好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102のセグメント高さ116は、約0mm〜約1mmであり、第2のコンタクトレンズ104のセグメント高さ118は約0.4mm〜約2mmである。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102のセグメント高さ116は、約0mm〜約0.6mmであり、第2のコンタクトレンズ104のセグメント高さ118は約0.6mm〜約1.5mmである。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第1のコンタクトレンズ102の近方視サブゾーン112は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ104の近方視サブゾーン112は中間の度数を有している。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第1のコンタクトレンズ102の近方視サブゾーン112は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ104の近方視サブゾーン112は、完全な加入度数の約25パーセント〜約75パーセントの中間の度数を有している。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第1のコンタクトレンズ102の近方視サブゾーン112は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ104の近方視サブゾーン112は、完全な加入度数の約50パーセントの中間の度数を有している。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第1のコンタクトレンズ102の近方視サブゾーン112は中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ104の近方視サブゾーン112は、異なる中間の度数を有している。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第1のコンタクトレンズ102の近方視サブゾーン112は、完全な加入度数の約10パーセント〜約60パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ104の近方視サブゾーン112は、完全な近方度数の約50パーセント〜約80パーセントの度数を有している。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第1のコンタクトレンズ102の近方視サブゾーン112は、完全な加入度数の約25パーセント〜約50パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ104の近方視サブゾーン112は、完全な近方度数の約60パーセント〜約70パーセントの度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第1のコンタクトレンズ102の近方視サブゾーン112は、完全な加入度数の約35パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ104の近方視サブゾーン112は、完全な近方度数の約65パーセントの度数を有している。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、任意の度数サブゾーンが球面又は非球面の表面を備え得る。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数は約+0.5〜約−1.0である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数は約+0.0〜約−0.5である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数は約−0.25の間である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式における高次多項式は約2〜約12である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式における高次多項式は約3〜約6である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、第2のコンタクトレンズ104の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン112とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式が、バイキュービック、スプライン、チェビシェフ又は三角関数によって表される。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102のセグメントインセット120、つまり垂直経線103から近方視又は中間視セグメントの光学的中心122までの水平距離は、第2のコンタクトレンズ104のセグメントインセット120、つまり垂直経線103から近方視又は中間視セグメントの光学的中心122までの水平距離と異なる。好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102のセグメントインセット120は、約0mm〜約2mmであり、第2のコンタクトレンズ104のセグメントインセット120は約0.4mm〜約2.5mmである。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ102のセグメントインセット120は、約0.5mm〜約1.5mmであり、第2のコンタクトレンズ104のセグメントインセット120は約1mm〜約2mmである。
便宜上、図1に示す様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって調和されてもよい。留意すべき重要なことは、中間視又は近方視サブゾーン112に関して、コンタクトレンズ対の2枚のレンズの間に対称性がないことである。
ここで図2を参照すると、本発明による1対のコンタクトレンズ200の別の好ましい例示的な実施形態が示されている。第1の目のためのコンタクトレンズ202が左に示されており、第2の目のためのコンタクトレンズ204が右に示されている。Nは前述同様に、鼻、又はコンタクトレンズの内側/鼻側を指し、Tは前述同様に、側頭、又はコンタクトレンズの外側/耳側を指す。コンタクトレンズ202、204はそれぞれ、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線201及び203はそれぞれ、各コンタクトレンズ202、204の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線201と垂直線203との交点にレンズの中心206がある。各コンタクトレンズ202、204の最外周は好ましくは、垂直経線203及び水平経線201に関して対称である。各コンタクトレンズ202、204の前面に、遠方視サブゾーン210と近方視又は中間視サブゾーン212とを備えた光学度数ゾーン208がある。各コンタクトレンズ202、204の周辺部分214が、光学度数ゾーン208の周囲にあり、光学度数ゾーン208を包囲している。周辺部分214は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によって各コンタクトレンズ202、204は、それら自体を回転に関して適応させ、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な一実施形態において、光学度数ゾーン208はレンズの中心206に対して対称である。別の好ましい例示的な実施形態において、光学度数ゾーン208は垂直経線203に対して対称ではない。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202における、セグメント高さ216で規定される近方視又は中間視サブゾーン212の回転は、第2のコンタクトレンズ204における、セグメント高さ218によって規定される近方又は中間度数サブゾーン212の回転とは異なる。好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202のセグメント高さ216は、約0mm〜約1mmであり、第2のコンタクトレンズ204のセグメント高さ218は約0.4mm〜約2mmである。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202のセグメント高さ216は、約0mm〜約0.6mmであり、第2のコンタクトレンズ204のセグメント高さ218は約0.6mm〜約1.5mmである。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第1のコンタクトレンズ202の近方視サブゾーン212は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ204の近方視サブゾーン212は中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第1のコンタクトレンズ202の近方視サブゾーン212は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ204の近方視サブゾーン212は、完全な加入度数の約25パーセント〜約75パーセントの中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第1のコンタクトレンズ202の近方視サブゾーン212は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ204の近方視サブゾーン212は、完全な加入度数の約50パーセントの中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第1のコンタクトレンズ202の近方視サブゾーン212は中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ204の近方視サブゾーン212は、異なる中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第1のコンタクトレンズ202の近方視サブゾーン212は、完全な加入度数の約10パーセント〜約60パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ204の近方視サブゾーン212は、完全な近方度数の約50パーセント〜約80パーセントの度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第1のコンタクトレンズ202の近方視サブゾーン212は、完全な加入度数の約25パーセント〜約50パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ204の近方視サブゾーン212は、完全な近方度数の約60パーセント〜約70パーセントの度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン108は遠方視サブゾーン110と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第1のコンタクトレンズ202の近方視サブゾーン212は、完全な加入度数の約35パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ204の近方視サブゾーン212は、完全な近方度数の約65パーセントの度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、任意の度数サブゾーンが球面又は非球面の表面を備え得る。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数が約+0.5〜約−1.0である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数は約+0.0〜約−0.5である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数は約−0.25の間である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式における高次多項式は約2〜約12である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式における高次多項式は約3〜約6である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、第2のコンタクトレンズ204の光学度数ゾーン208は遠方視サブゾーン210と近方視サブゾーン212とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式が、バイキュービック、スプライン、チェビシェフ又は三角関数によって表される。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202のセグメントインセット220、つまり垂直経線203から近方視又は中間視セグメントの光学的中心222までの水平距離は、第2のコンタクトレンズ204のセグメントインセット220、つまり垂直経線203から近方視又は中間視セグメントの光学的中心222までの水平距離と異なる。好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202のセグメントインセット220は、約0mm〜約2mmであり、第2のコンタクトレンズ204のセグメントインセット220は約0.4mm〜約2.5mmである。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ202のセグメントインセット220は、約0.5mm〜約1.5mmであり、第2のコンタクトレンズ204のセグメントインセット220は約1mm〜約2mmである。
ここでもまた便宜上、図2に示す様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって調和されてもよい。図1に示すコンタクトレンズ対100とコンタクトレンズ対200とを比較すると、近方又は中間度数サブゾーン112、212が、セグメント高さ、形状、向き又は回転、及びインセットのうちの少なくとも1つにおいて異なることが容易に分かる。
ここで図3を参照すると、本発明による1対のコンタクトレンズ300の別の好ましい例示的な実施形態が示されている。第1の目のためのコンタクトレンズ302が左に示されており、第2の目のためのコンタクトレンズ304が右に示されている。Nは前述同様に、鼻、又はコンタクトレンズの内側/鼻側を指し、Tは前述同様に、側頭、又はコンタクトレンズの外側/耳側を指す。コンタクトレンズ302、304はそれぞれ、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線301及び303はそれぞれ、各コンタクトレンズ302、304の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線301と垂直線303との交点にレンズの中心306がある。各コンタクトレンズ302、304の最外周は好ましくは、垂直経線303及び水平経線301に関して対称である。各コンタクトレンズ302、304の前面に、遠方視サブゾーン310と近方視又は中間視サブゾーン312とを備えた光学度数ゾーン308がある。各コンタクトレンズ302、304の周辺部分314が、光学度数ゾーン308の周囲にあり、光学度数ゾーン308を包囲している。周辺部分314は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によってコンタクトレンズ302、304は、それら自体を回転に関して適応させ、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な一実施形態において、光学度数ゾーン308はレンズの中心306に対して対称である。別の好ましい例示的な実施形態において、光学度数ゾーン308は垂直経線303に対して対称ではない。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302における、セグメント高さ316で規定される近方視又は中間視サブゾーン312のインセットは、第2のコンタクトレンズ304における、セグメント高さ318によって規定される近方又は中間度数サブゾーン312のインセットとは異なる。好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302のセグメント高さ316は、約0mm〜約1mmであり、第2のコンタクトレンズ304のセグメント高さ318は約0.4mm〜約2mmである。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302のセグメント高さ316は、約0mm〜約0.6mmであり、第2のコンタクトレンズ304のセグメント高さ318は約0.6mm〜約1.5mmである。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第1のコンタクトレンズ302の近方視サブゾーン312は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ304の近方視サブゾーン312は中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第1のコンタクトレンズ302の近方視サブゾーン312は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ304の近方視サブゾーン312は、完全な加入度数の約25パーセント〜約75パーセントの中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第1のコンタクトレンズ302の近方視サブゾーン312は完全な近方視度数部分を有し、第2のコンタクトレンズ304の近方視サブゾーン312は、完全な加入度数の約50パーセントの中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第1のコンタクトレンズ302の近方視サブゾーン312は中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ304の近方視サブゾーン312は、異なる中間の度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第1のコンタクトレンズ302の近方視サブゾーン312は、完全な加入度数の約10パーセント〜約60パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ304の近方視サブゾーン312は、完全な近方度数の約50パーセント〜約80パーセントの度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第1のコンタクトレンズ302の近方視サブゾーン312は、完全な加入度数の約25パーセント〜約50パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ304の近方視サブゾーン312は、完全な近方度数の約60パーセント〜約70パーセントの度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第1のコンタクトレンズ302の近方視サブゾーン312は、完全な加入度数の約35パーセントの中間の度数を有し、第2のコンタクトレンズ304の近方視サブゾーン312は、完全な近方度数の約65パーセントの度数を有する。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、任意の度数サブゾーンが球面又は非球面の表面を備え得る。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数が約+0.5〜約−1.0である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数が約+0.0〜約−0.5である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、任意のサブゾーンのコーニック定数は約−0.25の間である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式における高次多項式は約2〜約12である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式における高次多項式は約3〜約6である。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、第2のコンタクトレンズ304の光学度数ゾーン308は遠方視サブゾーン310と近方視サブゾーン312とを備え、任意のサブゾーンの表面を表す式が、バイキュービック、スプライン、チェビシェフ又は三角関数によって表される。
別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302のセグメントインセット320、つまり垂直経線303から近方視又は中間視セグメントの光学的中心322までの水平距離は、第2のコンタクトレンズ304のセグメントインセット320、つまり垂直経線303から近方視又は中間視セグメントの光学的中心322までの水平距離と異なる。好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302のセグメントインセット320は、約0mm〜約2mmであり、第2のコンタクトレンズ304のセグメントインセット320は約0.4mm〜約2.5mmである。別の好ましい例示的な実施形態において、第1のコンタクトレンズ302のセグメントインセット320は、約0.5mm〜約1.55mmであり、第2のコンタクトレンズ304のセグメントインセット322は約1mm〜約2mmである。
ここでもまた便宜上、図3に示す様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって調和されてもよい。図1に示すコンタクトレンズ対100と、図2に示すコンタクトレンズ対200と、図3に示すコンタクトレンズ対300とを比較すると、近方又は中間度数サブゾーン112、212及び312が、セグメント、高さ、形状、向き又は回転、及びインセットのうちの少なくとも1つにおいて異なることが容易に分かる。
留意すべき重要なこととして、セグメント高さ、非球面性及びインセットなど、いくつかの特徴は、特定の母集団、部分母集団、集団又は個人に基づいたものであってよい。各個人と協力することで、直接その個人の要求に適応され得る、完全に特注のコンタクトレンズを開発することが可能となる。
様々な測定値が、視力矯正用のデータを提供するために利用され、コンタクトレンズの設計及び生産に取り入れられる。従来の屈折矯正では、患者の球面円柱の矯正処方要素は低次となる。これらの要素は、球面度数、円柱度数及び軸を含む。高次の屈折矯正が波面測定によって可能となる。ニューメキシコ州アルバカーキ(Albuquerque)のウェーブフロントサイエンス社(Wavefront Sciences Inc.)から入手可能なCOAS収差計などの波面センサーを使用して、眼球の波面データが患者から収集される。この波面データは、一般にはゼルニケ多項式の係数の形態をなすが、指定されたデカルト座標又は極座標における1組の波面高さであってもよい。ゼルニケ係数を指定する好ましいシステムが、OSA法としてANSI Z80.28に記載されている。
イタリア国ローマ(Rome)のオプチコン社(Optikon 2000 S.p.A)から入手可能なケラトロン(Keratron)又はケラトロンスカウト(Keratron Scout)などの角膜トポグラファーを使用して、角膜のトポグラフィーに関するデータが患者から収集される。これらの装置は、角膜から得られる多数の環状輪画像の反射を解釈することによって機能する。トポグラフィーデータは、トポグラフィー高度マップを含めて、多数の形式で利用可能である。トポグラフィーデータはコンタクトレンズ設計を特注する上で利用されてもよく、あるいは、最適な裏面のコンタクトレンズ形状を選択する指針とするために用いられてもよい。
上にマーキングを備えたコンタクトレンズを利用して、他の測定がなされてもよい。例えば、適切に定置されたカメラを含めて、基準マーク付きのコンタクトレンズが、主要な注視、周辺の注視、及び読む際の注視を含めて、任意の注視方向におけるコンタクトレンズのセンタリングと回転を判断するために利用されてもよい。これらの基準はまた、センタリング及び回転の性能などの特徴に関する人口データを集めるために、研究環境において任意の種類のコンタクトレンズで利用され得る。
ここで図4Aを参照すると、本発明による単一のコンタクトレンズ400の別の好ましい例示的な実施形態が示されている。コンタクトレンズ400は、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線401及び403はそれぞれ、コンタクトレンズ400の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線401と垂直線403との交点にレンズの中心402がある。コンタクトレンズ400の最外周は好ましくは、垂直経線403及び水平経線401に関して対称である。コンタクトレンズ400の前面に、遠方視サブゾーン408と近方視又は中間視サブゾーン410とを備えた光学度数ゾーン406がある。
コンタクトレンズ400の周辺部分412が、光学度数ゾーン406の周囲にあり、光学度数ゾーン406を包囲している。周辺部分412は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によってコンタクトレンズ400は、それら自体を回転に関して適応させ、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な実施形態において、近方度数サブゾーン410は形状において弓状であり、内縁部又は分画線414によって部分的に画定されており、その内縁部又は分画線414は、セグメント高さ416だけ水平経線401から分離され、円形、楕円形、又は類似の幾何学的模様の一部分を構成している。ここでもまた便宜上、図4Aすべてにおける様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって調和されてもよい。
ここで図4Bを参照すると、本発明による単一のコンタクトレンズ400の別の好ましい例示的な実施形態が示されている。コンタクトレンズ400は、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線401及び403はそれぞれ、コンタクトレンズ400の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線401と垂直線403との交点にレンズの中心402がある。コンタクトレンズ400の最外周は好ましくは、垂直経線403及び水平経線401に関して対称である。コンタクトレンズ400の前面に、遠方視サブゾーン408と近方視又は中間視サブゾーン410とを備えた光学度数ゾーン406がある。
コンタクトレンズ400の周辺部分412が、光学度数ゾーン406の周囲にあり、光学度数ゾーン406を包囲している。周辺部分412は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によってコンタクトレンズ400は、それら自体を回転に関して適応させ、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な実施形態において、近方度数サブゾーン410は形状において弓状であり、実質的に直線状の線、平坦な境界線及び/又は類似の分画線418を備え、分画線418は、セグメント高さ420だけ水平経線401から分離されている。ここでもまた便宜上、図4Bにおける様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって調和されてもよい。
ここで図4Cを参照すると、本発明による単一のコンタクトレンズ400の別の好ましい例示的な実施形態が示されている。コンタクトレンズ400は、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線401及び403はそれぞれ、コンタクトレンズ400の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線401と垂直線403との交点にレンズの中心402がある。コンタクトレンズ400の最外周は好ましくは、垂直経線403及び水平経線401に関して対称である。コンタクトレンズ400の前面に、遠方視サブゾーン408と近方視又は中間視サブゾーン410とを備えた光学度数ゾーン406がある。
コンタクトレンズ400の周辺部分412が、光学度数ゾーン406の周囲にあり、光学度数ゾーン406を包囲している。周辺部分412は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によってコンタクトレンズ400は、それら自体を回転に関して適応させ、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な実施形態において、近方度数サブゾーン410は形状において弓状であり、パルス様の形状の区間又は類所の分画線422を備え、分画線424は、セグメント高さ424だけ水平経線401から分離している。ここでもまた便宜上、図4Cすべてにおける様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって調和されてもよい。
ここで図4Dを参照すると、本発明による単一のコンタクトレンズ400の別の好ましい例示的な実施形態が示されている。コンタクトレンズ400は、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線401及び403はそれぞれ、コンタクトレンズ400の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線401と垂直線403との交点にレンズの中心402がある。コンタクトレンズ400の最外周は好ましくは、垂直経線403及び水平経線401に関して対称である。コンタクトレンズ400の前面に、遠方視サブゾーン408と近方視又は中間視サブゾーン410とを備えた光学度数ゾーン406がある。
コンタクトレンズ400の周辺部分412が、光学度数ゾーン406の周囲にあり、光学度数ゾーン406を包囲している。周辺部分412は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によってコンタクトレンズ400は、それら自体を回転に関して適応させ、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な実施形態において、近方度数サブゾーン410は形状において弓状であり、円形、楕円形、又は他の分画線426を備え、分画線426は、セグメント高さ428だけ水平経線401から分離されている。ここでもまた便宜上、図4Dすべてにおける様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって調和されてもよい。
ここで図4Eを参照すると、本発明による単一のコンタクトレンズの別の好ましい例示的な実施形態が示されている。コンタクトレンズ400は、図示の前面と、不図示の後面とを有する。
線401及び403はそれぞれ、コンタクトレンズ400の水平、つまり0度〜180度の経線、及び垂直、つまり90度〜270度の経線を表している。水平線401と垂直線403との交点にレンズの中心402がある。コンタクトレンズ400の最外周は好ましくは、垂直経線403及び水平経線401に関して対称である。コンタクトレンズ400の前面に、遠方視サブゾーン408と近方視又は中間視サブゾーン410とを備えた光学度数ゾーン406がある。
コンタクトレンズ400の周辺部分412が、光学度数ゾーン406の周囲にあり、光学度数ゾーン406を包囲している。周辺部分412は、後に更に詳細に説明する機械的要素を備えており、その機械的要素によって前記レンズ400は、それら自体を回転に関して適応させ、下向きに注視する目の上で並進することができる。
好ましい例示的な実施形態において、近方度数サブゾーン410は、「コウモリの翼状」若しくは二重パルスの又は分画線430で示される類似の形状を備え、分画線430はセグメント高さ432だけ水平経線401から分離されており、これら2つのパルスは、遠方度数サブゾーン408と近方又は中間サブゾーン410との間の会合部を垂直経線403の上にあるいは垂直経線403の相当に近くで下降させるように分離されている。便宜上、図4Eすべてにおける様々なゾーンの境界線は、はっきり区別される線として示されているが、当業者には理解されるように、これらの境界線は任意の好適な手段によって混合されてもよい。
留意すべき重要なこととして、近方視又は中間視サブゾーンに、他の形状も考えられる。近方視サブゾーンの光学系は、二焦点、三焦点であってもよく、更に多くの視力ゾーンを有してもよい。光学ゾーンは、形状において、円形であっても非円形であってもよく、つまり、弓形、直線、複数の同心円、半径方向に変動する同心円、及び/若しくは漸進的に変化する度数関数、及び幾何学的なインセットセグメントであってもよい。
本発明による多焦点並進型コンタクトレンズの光学度数ゾーンは、遠方視サブゾーンと、中間視又は近方視サブゾーンとを有してもよい。この多焦点並進型コンタクトレンズは、主たる注視、例えば運転の際の遠方視力矯正、半下向きの注視、例えばコンピュータ上での作業の際の中間視力矯正、及び完全に下向きの注視、例えば本及び新聞を読む際の近方視力矯正をもたらし得る。
例示的な一実施形態において、本発明の多焦点並進型コンタクトレンズの中間視サブゾーンは漸進度数ゾーンであり、この漸進度数ゾーンは、遠方視から近方視へと連続的に変化する光学度数を有する。三焦点並進型コンタクトレンズ又は漸進度数ゾーンを有する多焦点並進型コンタクトレンズを効果的に使用するには、ある距離を置いた物体の注視(主たる視線)から、中間的な距離にある物体の注視(部分的に下向き又は半下向きの視線)へと、あるいはすぐ近くの物体の注視(完全に下向きの視線)へと目が変化するとき、目の表面全体にわたる様々な並進量が必要となる。これは、疑似切断部の存在によって制御される。
本発明のコンタクトレンズは任意選択により、上記のような安定化のためにレンズを向き付ける特徴を有してもよい。これらは、疑似切断部に加えられるものであり、疑似切断部が、装用時に下眼瞼に隣接してレンズの底部に位するように働く。安定化又は向き付け特徴には、安定化ゾーン、プリズムバラスト、スラブオフ、動的安定化などが挙げられる。基本的に、任意の好適な手段が、当該技術分野で知られているように安定化手段として利用され得る。
疑似切断部とは、本明細書で用いられるとき、レンズ周辺部分114の厚化領域を指し、その厚化領域は、眼瞼がレンズと相互作用しレンズを並進させるための表面を設けることによって、真に平坦な切断部と同様に機能する。例えば、疑似切断部は、光学ゾーン108を包囲する周辺ゾーン又は部分114においてコンタクトレンズの前面に置かれた設計特徴を備えてもよく、その設計特徴により、この特徴を備えたコンタクトレンズは、注視の方向が変化するときに目の上で並進又は移動することができ、そのため、遠方視力及び/又は近方視力がそれに応じて矯正される。並進は、疑似切断部特徴と下眼瞼との相互作用によって生じる。
本発明のコンタクトレンズは、ハードレンズであってもソフトレンズであってもよいが、好ましくはソフトコンタクトレンズである。好ましくは、そのようなレンズを生産するのに好適な任意の材料でできたソフトコンタクトレンズが本発明に従って利用される。本発明の方法を利用してソフトコンタクトレンズを形成するのに好適な好ましい材料には、限定するものではないが、参照によってすべてが本願に組み込まれる米国特許第5,371,147号、同第5,314,960号、及び同第5,057,578号に開示されているもの、ヒドロゲル、シリコーン含有ヒドロゲルなど、並びにそれらの組み合わせが挙げられる。より好ましくは、レンズ材料は、限定するものではないが、ポリジメチルシロキサンマクロマー、メタクリルオキシプロピルポリアルキルシロキサン、及びそれらの混合物、シリコーンヒドロゲル、若しくはヒドロキシ基、カルボキシル基を含有するモノマーから作られたヒドロゲル、又はそれらの組み合わせを含めて、シロキサン官能基を含有する。ソフトコンタクトレンズを作製するための材料は周知であり、商業的に入手可能である。好ましくは、その材料は、セノフィルコン、ナラフィロン(narafilon)、アクアフィルコン、エタフィルコン、ゲンフィルコン、レネフィルコン、バラフィルコン、又はロトラフィルコンである。
本発明のコンタクトレンズは、例えば、乱視を矯正するための円柱屈折力、又は視力矯正若しくは眼球運動の問題を矯正するためのプリズム屈折力など、遠方及び近方光学度数に加えて、表面に取り入れられた多様な矯正用光学特性のうちのいずれかを有し得る。
装用者が明確でかつ快適な視力を遠距離、中距離、及び近距離にて得るように十分に並進する例示的なコンタクトレンズ対がセノフィルコンから製作され、一方のレンズにおける近方視及び/又は中間視サブゾーンの、レンズの中心から約0.3mm下方のセグメント高さと、もう一方のレンズにおける近方視及び/又は中間視サブゾーンの、レンズの中心から約0.6mm下方のセグメント高さとを有し得る。装用者が明確でかつ快適な視力を遠距離、中距離、及び近距離にて得るように十分に並進する例示的なコンタクトレンズ対がセノフィルコンから製作され、一方のレンズにおける近方視サブゾーンの約10度の回転と、もう一方のレンズにおける近方視サブゾーンの約25度の回転とを有し得る。装用者が明確でかつ快適な視力を遠距離、中距離、及び近距離にて得るように十分に並進する別の例示的なコンタクトレンズ対がセノフィルコンから製作され、一方のレンズにおける約100マイクロメートルのインセットを有する近方視サブゾーンと、もう一方のレンズにおける約300マイクロメートルのインセットを有する近方視サブゾーンとを有し得る。留意すべき重要なこととして、光学度数サブゾーンに関するあらゆる組み合わせが老眼を矯正するように調整され得る。
最も実用的で好ましい実施形態であると考えられる内容が図示及び説明されているが、明らかなこととして、説明及び図示した特定の設計及び方法は、当業者には思いつくものであり、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく用いられ得るものである。本発明は、説明及び図示した特定の構造に限定されるものではないが、添付の特許請求の範囲に含まれ得るすべての修正形態に一致するものと見なされるべきである。
〔実施の態様〕
(1) 老眼に対処するための並進型コンタクトレンズ対であって、
光学ゾーンと周辺ゾーンと縁部ゾーンとを有し、光学ゾーン特徴に対する値の第1の組を備えた光学ゾーン特徴の第1の組を有する第1のコンタクトレンズと、
光学ゾーンと周辺ゾーンと縁部ゾーンとを有し、光学ゾーン特徴に対する値の第2の組を備えた光学ゾーン特徴の第2の組を有する第2のコンタクトレンズとを備え、光学度数ゾーン特徴の前記第1の組における少なくとも1つの特徴の値は、光学度数ゾーン特徴の前記第2の組におけるその特徴の値とは異なり、各コンタクトレンズの前記光学ゾーンは、前記コンタクトレンズの垂直経線に関して非対称である、並進型コンタクトレンズ対。
(2) 各コンタクトレンズの前記光学ゾーンは、前記コンタクトレンズの水平経線の上に少なくとも1つの遠方視サブゾーンを備える、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(3) 各コンタクトレンズの前記光学ゾーンは、前記コンタクトレンズの水平経線の下に少なくとも1つの近方視サブゾーンを備える、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(4) 各コンタクトレンズの前記光学ゾーンは、少なくとも1つの中間視サブゾーンを備える、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(5) 各コンタクトレンズの前記周辺ゾーンは、その前面に疑似切断部の設計特徴を有する、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(6) 光学ゾーン特徴の前記第1の組は第1の所定のセグメント高さを含み、光学ゾーン特徴の前記第2の組は第2の所定のセグメント高さを含む、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(7) 前記第1の所定のセグメント高さは約0mm〜約1mmに及び、前記第2の所定のセグメント高さは約0.4mm〜約2mmに及ぶ、実施態様6に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(8) 前記第1の所定のセグメント高さは約0mm〜約0.6mmに及び、前記第2の所定のセグメント高さは約0.6mm〜約1.5mmに及ぶ、実施態様6に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(9) 光学ゾーン特徴の前記第1の組は第1の所定の度数を含み、光学ゾーン特徴の前記第2の組は第2の所定の度数を含む、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(10) 前記第1の所定の度数は約100パーセントの度数であり、前記第2の所定の度数は約100パーセント未満の度数である、実施態様9に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(11) 前記第1の所定の度数は約100パーセントの度数であり、前記第2の所定の度数は約25パーセント〜約75パーセントの度数に及ぶ、実施態様9に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(12) 前記第1の所定の度数は約100パーセントの度数であり、前記第2の所定の度数は約50パーセントの度数である、実施態様9に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(13) 前記第1の所定の度数は約100パーセント未満の度数であり、前記第2の所定の度数は約100パーセント未満の度数であるが、前記第1の所定の度数には等しくない、実施態様9に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(14) 光学ゾーン特徴の前記第1の組は第1の所定の非球面性を含み、光学ゾーン特徴の前記第2の組は第2の所定の非球面性を含む、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(15) 前記第1及び第2の所定の非球面性は、約+0.5〜約−1.0のコーニック定数を伴う、実施態様14に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(16) 光学ゾーン特徴の前記第1の組は第1の所定の形状を含み、光学ゾーン特徴の前記第2の組は第2の所定の形状を含む、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(17) 前記第1の所定の形状と第2の所定の形状は同一である、実施態様16に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(18) 前記第1の所定の形状と第2の所定の形状は同一ではない、実施態様16に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(19) 光学ゾーン特徴の前記第1の組は第1の所定の向きを含み、光学ゾーン特徴の前記第2の組は第2の所定の向きを含む、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(20) 前記第1の所定の向きと第2の所定の向きは同一である、実施態様19に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(21) 前記第1の所定の向きと第2の所定の向きは同一ではない、実施態様19に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(22) 光学ゾーン特徴の前記第1の組は第1の所定のインセットを含み、光学ゾーン特徴の前記第2の組は第2の所定のインセットを含む、実施態様1に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(23) 前記第1の所定のインセットは約0mm〜約2mmに及び、前記第2の所定のインセットは約0.4mm〜約1.5mmに及ぶ、実施態様22に記載の並進型コンタクトレンズ対。
(24) 前記第1の所定のインセットは約0.5mm〜約1.5mmに及び、前記第2の所定のインセットは約1.0mm〜約2.0mmに及ぶ、実施態様22に記載の並進型コンタクトレンズ対。

Claims (1)

  1. 老眼に対処するための並進型コンタクトレンズ対であって、
    光学ゾーンと周辺ゾーンとを有する第1のコンタクトレンズであって、前記光学ゾーンは、前記第1のコンタクトレンズの水平経線の上に少なくとも1つの遠方視サブゾーンと、前記第1のコンタクトレンズの水平経線の下に少なくとも1つの近方視サブゾーンとを備え、前記周辺ゾーンは、前記光学ゾーンから半径方向の外側に位置し、レンズが並進できるようにする特徴を備えた、第1のコンタクトレンズと、
    光学ゾーンと周辺ゾーンとを有する第2のコンタクトレンズであって、前記光学ゾーンは、前記第2のコンタクトレンズの水平経線の上に少なくとも1つの遠方視サブゾーンと、前記第2のコンタクトレンズの水平経線の下に少なくとも1つの近方視サブゾーンとを備え、前記周辺ゾーンは、前記光学ゾーンから半径方向の外側に位置し、レンズが並進できるようにする特徴を備えた、第2のコンタクトレンズと、を備え、
    前記第1または第2のコンタクトレンズの前記近方視サブゾーンは、前記垂直経線の近くで下降する、コウモリの翼すなわち二重パルスの分画線で示される形状を有し、前記分画線は、セグメント高さだけ前記水平経線から下方に分離され、前記二重バルスは、前記分画線が前記垂直経線の上あるいは前記垂直経線の近くで下降するように、分離されている、並進型コンタクトレンズ対。
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