JP2007510960A - 交代視型の二焦点装着モダリティ - Google Patents

交代視型の二焦点装着モダリティ Download PDF

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Abstract

本発明は、優位眼用のレンズおよび非優位眼用のレンズである、二焦点コンタクトレンズ対を開示する。両レンズは、上方ゾーンおよび下方ゾーンに分割される光学ゾーンを有する。優位眼用のレンズの上方ゾーンは、遠方視力矯正のためのものであり、下方ゾーンは、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のためのものである。非優位眼用のレンズの上方ゾーンは、遠方視力矯正もしくは中間視力矯正のためのものであり、非優位眼用のレンズの下方ゾーンは、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のためのものである。

Description

本発明は、光学機器に関し、より詳細には、ソフトコンタクトレンズ対に関する。
コンタクトレンズは、様々な異なる視覚異常に対して広く用いられている。これらの異常には、近視(myopia)および遠視(hypermetropia)のような欠陥、ならびに通常老化に伴って起こる近方視野での欠陥(老眼、presbyopia)が含まれる。老眼は、年をとって目の水晶体がその弾性を失い始めると起こるものであり、最終的には、目は、近くの対象物に焦点を合わせる能力を失う。よって、老眼のある人は、読書またはコンピュータを使用する作業のために追加的な視力矯正が必要となる。
老眼のある人の中には、近方視力および遠方視力の両方に欠陥を有している人もおり、そのような場合、視力を適正に矯正するためには二焦点レンズまたは多焦点レンズが必要となる。
典型的な単焦点コンタクトレンズは、レンズが平行光線に対して垂直に配置されている場合に光の平行光線が集まる点である実焦点または虚焦点と、そのような焦点からレンズの中心へと引いた仮想線である光学軸とを有している。レンズは、角膜に当て嵌る後面と、その裏側の前面とを有している。レンズの、1つまたは複数の光学ゾーンが、視力を矯正するように光を集める。典型的な球面レンズの場合には、光学ゾーンは、単一の曲率半径を有しており、この曲率半径は、視部面上の任意の点から曲率中心と呼ばれる光軸上の点までの距離である。
二焦点コンタクトレンズは、少なくとも2つの光学ゾーン、つまり遠方視力矯正のための遠方ゾーンと、近方視力矯正(例えば、読書時)のための近方光学ゾーンとを有している。
二焦点コンタクトレンズによって、遠方視力および近方視力を向上させることができるが、二焦点コンタクトレンズは、コンピュータスクリーンを見る場合のような中間視力矯正に関しては妥協している。このような必要とされる矯正を、二焦点コンタクトレンズは提供しない。
したがって、遠方視力矯正および近方視力矯正だけでなく中間視力の矯正も提供する、二焦点または多焦点の装着型のモダリティが必要である。
発明の開示
発明の概要
従来技術の上記欠点は、一局面において、交代視型(translating)(セグメント型)多焦点コンタクトレンズ対、つまり、装用者の優位眼(dominant eye)で使用される第1のコンタクトレンズおよび装用者の非優位眼(non-dominant eye)で使用される第2のコンタクトレンズである本発明によって解決される。第1および第2の各レンズは、前面および後面を有している。各レンズの前面は、垂直経線および水平経線、ならびに中央光学ゾーンを有している。各レンズの中央光学ゾーンは、上方光学ゾーン、下方光学ゾーンおよび光学ブレンディングゾーンを有しており、光学ブレンディングゾーンは、上方光学ゾーンから下方光学ゾーンへの滑らかな面移行を保証しかつ上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンの互いに独立した設計および最適化を可能にする面を有しており、これにより、上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンからのゴーストイメージもしくはぼやけを最小限に抑えるかまたはなくすことができる。第1のレンズの上方光学ゾーンは、遠方視力矯正のためのものであり、第1のレンズの下方光学ゾーンは、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のためのものである。第2のレンズの上方光学ゾーンは、遠方視力矯正もしくは中間視力矯正のためのものであり、第2のレンズの下方光学ゾーンは、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のためのものである。好ましくは、第1のレンズの下方ゾーンの視力矯正は、つまり、これを中間視力矯正とするか近方視力矯正とするかは、装用者の主観的な好みおよび日常の主たる活動によって設定されるであろう。
本発明は、上述の中間視力矯正を長時間必要とする人、例えばコンピュータユーザのための多焦点コンタクトレンズ対の製造方法も提供する。
本発明の上記の局面および別の局面は、図面と関連させた好ましい態様についての以下の説明により明確となろう。また、当業者に明らかであるように、本開示の新規の概念の思想および範囲から逸脱することがなければ、本発明の多くの変形および変更が可能である。
発明を実施するための最良の形態
本発明の好ましい実施態様を、以下に詳説する。図面を参照すると、全ての図面を通じて、同じ参照符号は同じ構成要素を示す。本明細書の説明において、また特許請求の範囲を通して使用されているように、以下の用語は、文脈が別のものを指すことが明らかである場合を除き、そこに明示された意味を取る。「1つの〜(a、an)」および「その〜(the)」の意味には複数形が含まれ、「〜の中に(in)」には、「〜の中に(in)」および「〜の上に(on)」が含まれる。別途定義されていなければ、ここで使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明の技術分野の当業者に一般に理解されているものと同じ意味を有する。一般に、ここで使用される用語および実験手順は周知であり、当分野で一般的に用いられているものである。上記手順の実施のためには、当分野で知られた、また一般の様々な参考文献に記載の従来の方法が用いられる。
優位眼は、人の主体となる視軸を決定する。優位眼および非優位眼の両方に、視野の矯正が必要であり、また、例えば近視および遠視のために距離の矯正が必要であろう。さらに、年をとって各眼の水晶レンズが弾性を失えば、両眼とも、老眼のための近方視力の矯正が必要となるであろう。
図1aおよび1bに、本発明の好ましい実施態様による多焦点コンタクトレンズ対を概略的に示す。このレンズ対は、優位眼のための第1のレンズ100(図1a)と非優位眼のための第2のレンズ200(図1b)とからなる。
本明細書では、「多焦点」コンタクトレンズは、二焦点レンズ、三焦点レンズ、多焦点レンズまたは漸進多焦点レンズ(progressive multi focal lens)であってよい。
本発明の多焦点コンタクトレンズ対の各レンズ(100または200)は、図1aおよび1bに示すように前面(もしくはフロントカーブ)と、その裏側の、使用者がコンタクトレンズを装用した時に眼の角膜に載置する後面(もしくはベースカーブ面)(図示せず)とを有している。各レンズの前面は、垂直経線151または251、水平経線152または252、中央光学ゾーン101または202、この中央光学ゾーン102または202から外側に向かって延びる周縁ブレンディングゾーン120または220、およびこのブレンディングゾーン120または220の周りを囲む周縁部(例えばレンチクラールゾーン、lenticular zone)115または215を有している。
「レンチクラール」とは、コンタクトレンズの前面上の光学ゾーンとレンズ端部との間の周縁部の非光学的な面のゾーンである。レンチクラールの主な機能は、レンズのエッジの厚みおよび/もしくはレンズの位置安定性を制御し、かつ/または装用者に快適さを提供することである。
中央光学ゾーンは、前面の幾何学中心と同心的になっていることが好ましいが、中央光学ゾーンの中心は、前面の幾何学中心から2mmまで逸脱していてよいことを理解されたい。
最も好ましくは、周縁ゾーンと中央光学ゾーンとの間の周縁ブレンディングゾーンの存在が、中央光学ゾーンおよび周縁ゾーンの分離しかつ独立した設計を可能にするために、また中央光学ゾーンから周縁ゾーンへの連続的な面の移行を保証するために必要である。中央光学ゾーン102または202と周縁ゾーン115または215との間に設けられている周縁ブレンディングゾーン120または220によって、コンタクトレンズは、変曲点を有しかつ/または2つのゾーン間の結合部での鋭角なエッジをなくすことができ、これにより、装用者に改善された快適さが提供される。さらに、中央光学ゾーン102または202と周縁ゾーン115または215との間の周縁ブレンディングゾーン120または220により、レンズの光学的特性、機械的安定性および交代視的な特性を分離することが可能となり、これにより、光学機器へのプリズムの導入が回避される。本発明の周縁ブレンディングゾーン120または220は、周縁ゾーン115または215、周縁ブレンディングゾーン120または220および中央光学ゾーン102または202が互いに接面となることを保証する面を有している。本発明の周縁ブレンディングゾーンは、数学的関数、好ましくはスプラインベースの数学的関数によって表される任意の面であるか、または異なる面パッチ(surface patch)からなっていてよい。
「垂直経線」は、コンタクトレンズが眼において所定の配向に保持されている場合にコンタクトレンズの前面の上部から中心を通って底部へと垂直方向に延びる仮想線を指す。「水平経線」は、コンタクトレンズが眼において所定の配向に保持されている場合にコンタクトレンズの前面の左側から中心を通って右側へと水平方向に延びる仮想線を指す。水平経線および垂直経線は互いに直交している。
「面パッチ」は、一次導関数、好ましくは二次導関数で互いに連続している曲面および線の組合せを指す。
周縁ゾーンは、継ぎ集められて(patched together)連続的な面を形成する1つ以上の周縁帯または領域からなっていてよいということを理解されたい。このような周縁ブレンディングゾーンは、1つ以上の数学的関数、好ましくはスプラインベースの数学的関数によって規定される連続面であるかまたは複数の異なる面パッチからなっていてよい。
各コンタクトレンズ100または200の中央光学ゾーン102または202は、上方光学ゾーン112または212と、下方光学ゾーン114または214と、好ましくは、これらの上方光学ゾーンと下方光学ゾーンとの間(112と114との間または212と214との間)に設けられている光学ブレンディングゾーン116または216とを有している。
レンズの上方光学ゾーン112または212は、中央光学ゾーンの上方部分を占めている。好ましくは、上方光学ゾーン112または212の、光学ブレンディングゾーンとの下側境界線は、少なくともその中央部分で(つまり、下側境界線と、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線との交点付近で)、中央光学ゾーン102または202の中心を通って延びる水平線(水平経線または水平経線に平行な線)上にあるかまたはその水平線より下にある。より好ましくは、上方光学ゾーン112または212の光学ブレンディングゾーン116または216との下側境界線は、中央光学ゾーン102の中心を通って延びる水平線より下にある。
上方光学ゾーン112または212の頂点は、好ましくは、中央光学ゾーンの中心と一致している。この上方光学ゾーンの頂点および後面(ベースカーブ面)の光学ゾーンの中心を通って、レンズの光軸が延びている。上方光学ゾーン112または212は、任意の数学的関数、例えば球関数、円錐関数、双円錐関数、ゼルニケ多項式、スプラインベースの数学的関数またはこれらの組合せによって規定することができる。
下方光学ゾーン114または214は、光学ブレンディングゾーン116または216より下に位置している。下方光学ゾーン114または214の頂部中心は、好ましくは、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線上に、かつ光学ブレンディングゾーンとの境界線上に位置している。下方光学ゾーン114または214は、任意の数学的関数、例えば球関数、円錐関数、双円錐関数、ゼルニケ多項式、スプラインベースの数学的関数またはこれらの組合せによって規定することができる。
セグメント型の二焦点コンタクトレンズ、例えば図示のコンタクトレンズ(例示的かつ非限定的な例として、例えば100で示すもの)では、ゴーストイメージを最小限に抑えるかまたはなくすために、眼において、両光学ゾーン112および114からの画像が横方向に一致しなくてはならない。ゴーストイメージは、複数の光学ゾーンからの画像が眼において横方向に分離する場合に生じる。2つのゾーンからの画像は、眼において軸線方向に分離するが、これは二焦点レンズでは典型的である。本明細書に実施態様として示すように、下方光学ゾーンの頂部中心および下方光学ゾーンの頂部中心における曲率中心を通って延びる線は、好ましくは、上方光学ゾーンの頂点および後面の頂点における曲率中心を通って延びる線と交差しており、その交点は、ベース光学面の頂点における曲率中心から2mm以内に位置している。このような光学ゾーンは、レンズの光軸付近の側方の画像を適切に整合させ、装用者の眼に入る画像を制御する。
好ましい態様では、上方光学ゾーンを最適に整合するために、下方光学ゾーンの頂点を中心に下方光学ゾーンを回転させることによってこれを制御する。側方の画像を適正に整合させるには、下方光学ゾーンの頂部中心と、下方光学ゾーンの頂部中心における曲率中心とを通って延びる線が、(後面である)ベースカーブ面の曲率中心を通って延びていることが好ましい。しかし、好ましい実施態様では、レンズの非対称の安定化および交代視の特徴には、下方光学ゾーンの頂部中心および下方光学ゾーンの頂部中心における曲率中心を通って延びる線が、後面(もしくはベースカーブ面)の中心軸と、曲率中心からわずかにずれて交差することが必要である。
上方光学ゾーン112または212は、少なくとも部分的にもしくは完全に、光学ブレンディングゾーン116または216によって下方光学ゾーン114または214から分離されている。垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線に沿った、上方光学ゾーンと下方光学ゾーンとの間の距離は、好ましくは0.5mm以下であり、より好ましくは0.2mm以下であり、さらに好ましくは0.05mm以下であり、最も好ましくは0.01mm以下である。垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線に沿った、上方光学ゾーンと下方光学ゾーンとの間の距離がゼロである場合、上方光学ゾーン112または212および下方光学ゾーン114または214は、下方光学ゾーンの頂部中心と一致する共通の接点160または260で接している。
光学ブレンディングゾーン116または216は、好ましくは、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線で切った平面に関して鏡面対称である。光学ブレンディングゾーン116または216は、上方光学ゾーン112または212から下方光学ゾーン114または214への滑らかな面の移行を保証する面を有している。光学ブレンディングゾーン116または216は、好ましくは、上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンのいずれよりもはるかに大きな局所的な曲率(屈折度)を有しており、これにより、光が眼の斑部から離れるように屈折する。二焦点コンタクトレンズ設計の上方ゾーン112または212と下方ゾーン114または214との間のブレンディングにより、装用者が凝視する際の画像形成が最適化される。
一般に、上方光学ゾーンと下方光学ゾーンとで面凹部が異なると、滑らかな面移行が妨げられる。したがって、好ましい態様では、ブレンディングゾーンの面のカーブの大きさは、光学ゾーンのカーブよりもずっと大きくなっている。好ましい態様では、光学ブレンディングゾーン116または216の面は、主に水平方向に湾曲している。
図1aおよび1bに示すように、光学ブレンディングゾーン116または216は、上方光学ゾーン112または212と下方光学ゾーン114または214との間で、垂直経線(もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線)上に位置する中心点160または260からコンタクトレンズ100または200の周縁部へと水平方向に延びている。また、光学ブレンディングゾーン116または216は、垂直経線から外側にコンタクトレンズ100または200の周縁に向かって広がっている。光学ブレンディングゾーン116または216の幅は、中央光学ゾーンの周縁に向かって大きくなっており、制御されたカーブ、制御された屈折度および光学ゾーンからレンチクラールゾーンへの滑らかな面の移行を提供している。
瞳が、光学ブレンディングゾーン116または216の範囲内にある場合、ゴーストイメージに関連する問題およびぼやけが生じる。しかし、本発明の光学ブレンディングゾーンおよび光学ゾーンの構成によって、上記の問題は最小限となる。
ブレンディングゾーン116または216は、下方光学ゾーンの頂部中心から上方光学ゾーンの頂点にかけて、最適な視野のために適正に整合されかつ1.5mm以下の距離をおいて離れている2つの面を作ることによって形成することができる。下方光学ゾーン114または214は、下方光学ゾーン114または214の頂部中心の周りで回転し、これにより、上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンの両方からの画像の横方向の整合が得られる。適切に設計され整合されている上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンの両ゾーンの、ブレンディングゾーン116または216と共通の境界は、好ましくは、周縁で広がっており、これにより、ブレンディングゾーン116または216を横切って比較的滑らかなカーブが維持される。光学ブレンディングゾーンの幅は、(垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びるに沿って)中心で0.1mm以下のオーダーとなっており、周縁で1mmである。好ましい態様では、境界となるカーブは、スプラインもしくは4次以上の数学的関数によって規定され、面上に投影されていてよい。
例えば、本発明の二焦点コンタクトレンズの前面における中央光学ゾーンは、次のように設計することができる。第1の光学面を、中間視力矯正もしくは遠方視力矯正のための所望の屈折度が得られるように設計する。この第1の光学面の中心軸は、後面の中心軸に一致する。後面の中心軸に垂直な平面(xy平面)上の第1の凸カーブを、第1の光学面上に投影し、上方光学ゾーンと光学ブレンディングゾーンとの境界線を形成する。
さらに、第2の光学面を、中間視力矯正または近方視力矯正のための所望の屈折度が得られるよう設計する。第2の光学面の中心軸に垂直な平面(xy平面)上の第2の凸カーブを、第2の光学面上に投影し、下方光学ゾーンと光学ブレンディングゾーンとの境界線を形成する。設計された下方光学ゾーンの頂部中心を、垂直経線(もしくは垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線)に沿った、上方光学ゾーンの下に位置する所望の点に位置決めすることによって、この設計された下方光学ゾーンを前面の中央光学ゾーンに配置する。好ましくは、設計された下方光学ゾーンを前面の中央光学ゾーン内に配置し、設計された下方光学ゾーンおよび第1の光学面(第1の光学ゾーンと光学ブレンディングゾーンとの境界線より下の部分)が、設計された下方光学ゾーンの頂部中心で互いに接するようにする。設計された下方光学ゾーンを、下方光学ゾーンの頂部中心の周りで回転させ、下方光学ゾーンを上方光学ゾーンに対して適正に整合させる。
第1の凸カーブおよび第2の凸カーブは、互いに独立して、6次の数学的関数(等式1および2)で表すことができる。
Figure 2007510960
[式中、δは、上方光学ゾーンと下方光学ゾーンとの間の(つまり、垂直経線に沿った)中央のギャップであり、
OZDは、光学ゾーンの直径であり、
T1は、第1の(上方)ゾーンのための2次係数であり、
T2は、第1のゾーンのための4次係数であり、
T3は、第1のゾーンのための6次係数であり、
B1は、第2の(下方)ゾーンのための2次係数であり、
B2は、第2のゾーンのための4次係数であり、
B3は、第2のゾーンのための6次係数であり、tは、パラメトリックパラメータ[0:1]である]
図2に、ギャップのプロファイルを概略的に示し、y軸(上方光学ゾーンと下方光学ゾーンとの間の距離)は、前面の垂直経線への距離(x軸)の関数である。上方光学ゾーンと光学ブレンディングゾーンとの境界線は、式1によって規定される凸カーブから誘導され、その場合、δは0.005mm、OZDは8mm、T1は0.02、T2は0.0001およびT3は0.00001である。下方光学ゾーンと光学ブレンディングゾーンとの境界線は、式2によって規定される凸カーブから誘導され、δは0.005mm、OZDは8mm、B1は0.005、B2は−0.003およびB3は−0.0001である。
本発明によれば、多焦点レンズ対の一方が、遠方視力矯正のための上方光学ゾーン、ならびに中間視力矯正および近方視力矯正のための下方光学ゾーンを有している。そして、多焦点レンズ対のもう一方が、遠方視力矯正または中間視力矯正のための上方光学ゾーン、ならびに中間視力矯正および近方視力矯正のための下方光学ゾーンを有している。
遠方視力矯正のための屈折度は、通常は、矯正自覚屈折力に等しい。ここで「自覚屈折」とは、使用者の眼の主体的な最良の矯正を意味する。さらに「矯正自覚屈折」とは、使用者の眼の主体的な最良の矯正を達成するために必要とされる屈折力を意味する。
中間視力矯正または近方視力矯正のための屈折度は、通常、矯正自覚屈折力およびADD値により加えられる屈折度の合計に等しい。ADD値は、通常、中間視力または近方視力のための最適な視力矯正のための値を提供する。このADD値は、老眼の度合いに依存し、通常、1〜3ジオプタ(Diopter)である。
近距離での読書のために必要なADD値は、中間距離でコンピュータスクリーンを読むために必要なADD値よりも大きい。中間視力矯正のためのADD値は、近方視力矯正ゾーンのためのADD値の25〜75%であることが奨励され、これにより、中間距離のための最適な視力を得ることができる。例えば、近方視力に対してADD値が1ジオプタである場合には、中間ゾーンのADD値は0.25〜0.75ジオプタであることが望ましく、近方視力に対してADD値が2ジオプタである場合には、中間ゾーンのADD値は1〜0.5ジオプタであることが望ましく、近方視力に対してADD値が3ジオプタである場合には、中間ゾーンのADD値は1.5〜0.75ジオプタであることが望ましい。推奨されるADD値は、通常、人の年齢に依存するものであることを理解されたい。
本発明のコンタクトレンズの下方光学ゾーンが、近方視力矯正のための光学ゾーンである場合には、下方ゾーンの大きさが、図1aに示すように上方ゾーンの大きさより小さくなっていることが望ましい。下方光学ゾーンに対する上方光学ゾーンの大きさの比は、約1.6以上である。上方光学ゾーン112の、光学ブレンディングゾーン116との下側境界線の少なくとも65%は、少なくともその中央部分で(つまり、下側境界線と、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線との交点付近で)、中央光学ゾーン102の中心を通って延びる水平線(水平経線もしくは水平経線に平行な線)より下にある。上方光学ゾーン112の頂点から、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線と、上方光学ゾーン112の光学ブレンディングゾーン116との下側境界線との交点への距離は、0.5〜1.5mm、好ましくは0.75〜1.25mm、より好ましくは0.9〜1.1mmである。
本発明のコンタクトレンズの下方光学ゾーンが、中間視力矯正のための光学ゾーンである場合には、下方ゾーンの大きさが、図1bに示すように上方ゾーンの大きさに等しいかまたはわずかに小さくなっていることが望ましい。上方光学ゾーンの、下方光学ゾーンに対する大きさの比は、約1.5以下である。上方光学ゾーン212の頂点から、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線と、上方光学ゾーン212の光学ブレンディングゾーン216との下側境界線との交点への距離は、約0.8mm未満、好ましくは0.5mm未満、より好ましくは0.3mm未満である。
優位眼用のレンズの下方ゾーンが有するADD値は、装用者の主な活動に依存する。一般に、装用者の主な非遠方の視覚活動に対して優位眼を使用することが推奨される。例えば、装用者がコンピュータユーザであり、主な非遠方活動が、コンピュータスクリーンを中間距離で見ることである場合には、優位眼が中間距離での活動のために使用されることが望ましい、つまり、優位眼のレンズの下方ゾーンが、中間距離の活動のため、例えばコンピュータスクリーンを見るために使用されることが望ましい。この場合、非優位眼のレンズの下方ゾーンは、近距離の活動、例えば読書のために使用される。
別の態様では、装用者がトラック運転手であり、通常、本来の(主な)凝視では遠方を見て、そうでなければ下方凝視で近方の地図を見る人の場合には、優位眼を近方での活動のために下方凝視で使用するのが望ましい、つまり、図1aおよび1bに示すように、優位眼のレンズの下方ゾーンを、近方の活動、例えば地図を読むことのために使用し、非優位眼のレンズの下方ゾーンを、中間距離の活動のために使用することが望ましい。
図1aおよび1bに、本発明の好ましい態様を示す。レンズ100の上方ゾーン102およびレンズ200の上方ゾーン202はいずれも遠方視力の矯正を提供するが、下方ゾーン106および206のADD値は異なっている。優位眼用レンズ100は、近方視力矯正のための下方光学ゾーン106(ADD=+3.0D)を有しており、非優位眼用レンズ200は、中間視力矯正のための下方光学ゾーン(ADD=+1.5D)を有している。
好ましい態様では、本発明のレンズの上方光学ゾーンは、垂直方向に配向するコマ収差を含み、上方光学ゾーンの下部分でより近視眼的となっている。垂直方向に配向するコマ収差が、中間視野ゾーンを形成する。
「コマ収差様波面収差」とは、3次、5次、7次のゼルニケのコマ収差様の項、提案されているOSA標準(米国光学会、Optical Society of America)のゼルニケ多項式およびそれらの組合せのいずれかによって記述される波面収差であるかそれと同等のものを指す。
提案されているOSA標準(米国光学会)の7次までのゼルニケ多項式の表を以下に示す(ゼルニケ多項式に関しては、
http://color.eri.harvard.edu/standardization/standards.TOPS4.pdfで見ることができる)。
Figure 2007510960
垂直方向に配向したコマ収差は、少なくとも3次のコマ収差ゼルニケ項Z7、5次のコマ収差ゼルニケ項Z17、7次のコマ収差ゼルニケ項Z31およびこれらの組合せによって記述される波面収差であるかもしくはこれと同等のものである。
別の好ましい態様では、本発明のレンズの中央光学ゾーンは、上方ゾーンと下方ゾーンとの間に漸進屈折ゾーンを有していてよい。
別の好ましい態様では、中央光学ゾーン12、14は、各ゾーンの周縁でより近視的とならない球面収差を交互に有していてもよい。任意の光学ゾーンの中心から3mmの位置で、球面収差の大きさは、一群の全てのレンズの1ジオプタのオーダーとなっている。通常は、老眼の眼は、6mmの瞳に対して、周縁でより近視眼的となっている1ジオプタ以上の球面収差を示す。レンズで形成される実際の球面収差も、レンズ設計およびレンズ材料に対する、眼を連結する球面収差の関数であってよい。
一般に、中央領域における狭い光学ブレンディングゾーン116または216は、製造プロセスによって平滑化される。周縁での屈折度の大きさは、光学領域でのそれと著しく異なる。好ましい態様では、光学ブレンディングゾーン116または216からレンチクラール領域115または215にかけて非対称になっていてよく、その領域でブレンディングが最適化される。さらに、光学ブレンディングゾーン116または216の端部でのカーブは、軸外光を網膜へと屈折させることができ、これにより、装用者のレンズ100または200の配向に応じて光による視覚的刺激が提供される。
本発明のコンタクトレンズは、好ましくは、1つ以上の配向/安定化フィーチャを有している(171、172、271、272)。本発明では、任意の適切な配向/安定化フィーチャを使用することができる。配向/安定化フィーチャの例としては、様々な厚みのプロファイルを利用してレンズの配向を制御するプリズムバラスト、レンズの幾何学形状の一部を除去してレンズ配向を制御するファセット面、瞼との相互作用によってレンズを配向させるリッジフィーチャ、上部スラブオフゾーン171または271および下部スラブオフゾーンを有し、装用者が適正な配向でレンズを装用することができるように眼における配向およびレンズにおける視覚的刺激を維持するダブルスラブオフフィーチャ、米国特許出願第60/401736号明細書に記載のような、レンズの周縁ゾーンでの非プリズムバラストフィーチャが挙げられるが、これらに限定されることはない。
好ましくは、本発明のコンタクトレンズの配向/安定化フィーチャは、米国特許出願第60/398485号明細書に記載の、レンズの前面で隆起したリッジゾーン172または272を含む。この隆起したリッジゾーンは、第2の光学ゾーンより下に設けられており、上部端部と、下部隆起端部と、前面から外側に向かって延びる側部リッジと、下部隆起端部から下側に向かって延びかつ下瞼が隆起リッジゾーンのどこに当たるかによって、隆起リッジゾーンと下瞼との様々な度合いの相互作用を提供するカーブおよび傾斜を有する隆起部とを有している。眼の下瞼は、隆起リッジゾーンの少なくとも一部と常に係合している。このような隆起リッジゾーンは、装用者に快適さを提供するものであり、本来の(主な)凝視での眼におけるコンタクトレンズの位置および/または遠距離にある対象物の凝視から中間距離もしくは近距離の対象物の凝視へと眼を変化させた時に眼を横切る交代視の程度を制御することもできる。好ましくは、最適化された光学モデルレンズ設計を機械的なレンズ設計に移行する時に、同種のコンタクトレンズ群のいくつかの共通の特性を組み込むことができる。
さらに好ましくは、本発明のコンタクトレンズの配向/安定化フィーチャは、米国特許出願第60/401736号明細書に記載の、レンズの周縁ゾーンに設けられた非プリズムバラストフィーチャを含む。コンタクトレンズが周縁ゾーン(光学ゾーンの周りを囲む非光学ゾーン)でレンズ厚みプロファイルを有しており、その厚みが、レンズの上部から下方に向かって垂直経線および垂直経線と平行な線に沿って光学ゾーンと端部ゾーンとの間の位置で累進的に増加し、さらに端部ゾーンの端部へと減少していることを特徴としている場合、このようなコンタクトレンズが、眼において所定の配向で保持されうることが見いだされた。このような配向フィーチャは、従来のレンズバラストのように、レンズの重心を底部に置くことによって機能し、レンズを眼における平衡位置に到達させる。このような配向フィーチャによって、前面の光学ゾーンを独立させて設計することができ、これにより、最適な視覚性能を得ることができる。
特に、本発明のコンタクトレンズの配向/安定化フィーチャは、プリズムの光学的歪みがなく、眼において所定の配向でレンズを保持できる。このようなレンズは、米国特許出願第60/472365号明細書に記載されている。コンタクトレンズの前面は、さらに、周縁ゾーンと、端部ゾーンと、中央光学ゾーンから周縁ゾーンへと外側へ延びておりかつ中央光学ゾーンから周縁ゾーンへの連続的な移行を提供する第1のブレンディングゾーンと、周縁ゾーンから端部ゾーンへと外側へ延びておりかつ周縁ゾーンから端部ゾーンへの連続的な移行を提供する第2のブレンディングゾーンとを有している。前面は、垂直経線平面に関して鏡面対称となっており、少なくとも一次導関数で連続的になっている。レンズ厚みを周縁ゾーンおよび第2のブレンディングゾーン内で変化させることによってコンタクトレンズの下半部分に重心を置き、眼においてレンズが平衡位置に達するようにし、また、レンズ厚みが、垂直経線の下部分に対して約35度以上で2本の扇形境界形成半経線と2本の扇形境界形成半径線間に含まれる端部部分とによって区切られている扇形において、周縁ゾーンの内側境界から各半経線に沿って最大値に達するまで漸次的に増大し、その後減少することを特徴とするレンズ厚みプロファイルを有する。別の好ましい態様では、レンズ厚みプロファイルは、さらに次の特徴を有している。(1)垂直経線の上部分に沿った、周縁ゾーンでのコンタクトレンズのレンズ厚みが、実質的に一定であるかまたは周縁ゾーンの外側境界から周縁ゾーンの内側境界へと漸次的に増加しており、2つの交点、つまり垂直経線の上部分と周縁ゾーンの外側境界との交点、および垂直経線の上部分と周縁ゾーンの内側境界と交点でのレンズ厚みの値の差が50%より小さく、好ましくは30%より小さく、さらに好ましくは15%より小さくなっていること、および/または(2)垂直経線の下部分に沿った、周縁ゾーンでのコンタクトレンズのレンズ厚みが、実質的に一定であるかまたは周縁ゾーンの内側境界から周縁ゾーンの外側境界へと漸次的に増加しており、2つの交点、つまり垂直経線の上部分と周縁ゾーンの外側境界との交点、および垂直経線の上部分と周縁ゾーンの内側境界と交点でのレンズ厚みの値の差が、約15%〜約65%となっている。
「外側境界」とは、コンタクトレンズの前面における中央光学ゾーン以外のゾーンに関して、そのゾーンの2つの周縁境界の2つのうち、前面の幾何学的中心から離れている方を指す。
「内側境界」とは、コンタクトレンズの前面における中央光学ゾーン以外のゾーンに関して、そのゾーンの2つの周縁境界の2つのうち、前面の幾何学的中心に近い方を指す。
「半経線」とは、コンタクトレンズの前面の幾何学的中心から半径方向に延びる仮想線を指す。
「垂直経線の上部分」とは、コンタクトレンズが眼において所定の配向に保持されている場合に、垂直方向の仮想線の、コンタクトレンズの前面の幾何学的中心の上半分を指す。
「垂直経線の下部分」とは、コンタクトレンズが眼において所定の配向に保持されている場合に、垂直方向の仮想線の、コンタクトレンズの前面の幾何学的中心の下半分を指す。
「連続的な移行」とは、2つ以上のゾーンに関して、これらのゾーンが少なくとも一次導関数(first derivative)で、好ましくは二次導関数で連続的になっていることを指す。
「垂直経線平面」とは、コンタクトレンズの光軸およびコンタクトレンズの前面の垂直経線を通るように切る平面を指す。
「扇形(sector)」とは、コンタクトレンズの前面に関して、垂直経線の下部分となす角度が等しい2本の扇形境界形成半径線と、これら2本の扇形境界形成半径線間に含まれる端部部分とによって区切られた領域を指す。2本の扇形境界形成半径線間に含まれる端部は、2本の扇形境界形成半径線の一方と垂直経線の下部分との間の第1の端部部分と、もう一方の扇形境界形成半径線と垂直経線の下部分との間の第2の端部部分とを合わせたものである。
2本の「扇形境界形成半径線」とは、前面を2つの扇形に分割する2本の半径線を指す。
「レンズ厚み」とは、コンタクトレンズの前面上の一点から後面への最短距離を指す。
「レンズ厚みの2つの値間の差のパーセンテージ」とは、小さい方の値を大きい方の値から引き、その差を大きい方の値で割り、最後に100を掛けることによって得られる。
「ブレンディングゾーン」とは、2つのゾーン間に位置する非光学ゾーンであり、その2つのゾーン間の連続的な移行を提供する。
第1のブレンディングゾーンがあることによって、中央光学ゾーンおよび周縁ゾーンの分離されかつ独立した設計が可能となり、中央光学ゾーンから周縁ゾーンへの連続的な移行が保証される。中央光学ゾーンと周縁ゾーンとの間の第1のブレンディングゾーンによって、2つのゾーン間の結合部での変曲点および/またははっきりとした境界をなくし、これにより、装用者の快適感を向上させるようにコンタクトレンズを製造することができる。さらに、第1のブレンディングゾーンは、中央光学ゾーンと周縁ゾーンとの間で、レンズの光学的特性、機械的安定性および交代視の特性の分離を可能にし、これにより、光学機器へのプリズム導入が防止される。第1のブレンディングゾーンは、周縁ゾーン、第1のブレンディングゾーンおよび中央光学ゾーンが互いに接面となることを保証する面を有している。本発明のブレンディングゾーンは、数学的関数、好ましくはスプラインベースの数学的関数によって表される任意の面であるか、または異なる接線面パッチからなっていてよい。
「接点面パッチ」とは、一次導関数、好ましくは二次導関数が互いに連続している曲面を有する面の組合せを指す。
周縁ゾーンは、継ぎ集められた連続的な面を形成する1つ以上の周縁帯または領域からなっていてよい。コンタクトレンズが、周縁ゾーンおよび第2のブレンディングゾーンに上述のレンズ厚みを有していると、このようなコンタクトレンズが、眼において所定の配向で有効に保持されうることが見いだされた。本発明の配向フィーチャは、従来のレンズバラストのように、レンズの下半部分に重点を置くことによって機能し、眼における平衡位置にレンズを到達させる。このような配向フィーチャによって、前面の光学ゾーンを独立させて設計することができ、これにより、最適な視覚性能が得られる。
以下に、本発明による二焦点レンズ対の使用のシナリオを説明する。左眼を優位眼とするコンピュータユーザである装用者が眼科医で眼の診察を受け、彼専用の二焦点コンタクトレンズ対が作られることになった。この装用者にとって、主な非遠方の視覚活動は、コンピュータスクリーンを見ることである。
両レンズの上方ゾーンは、遠方視力の矯正のために規定されている。非優位眼(右眼)の下方ゾーンは、近方視力の矯正を行い、優位眼(左眼)の下方ゾーンは、中間視力の矯正を行う。
このユーザがマニュアルを読む必要がある時には、マニュアルを机の上に置き、両レンズの読書用の下方ゾーンを通してそれを見る。マニュアルを読むことはこのユーザの主な視覚活動ではないので、非優位眼を通してマニュアルのテキストに焦点を合わせることによって視力を調節する。どちらの眼に依存するかの選択を行うには、訓練が必要であるが、ユーザはこれを簡単に習得することができるだろう。
本発明のコンタクトレンズは、ハードレンズであってもソフトレンズであってもよい。本発明のソフトコンタクトレンズは、好ましくは、シリコンもしくはフッ素含有のハイドロゲルもしくはHEMAのようなソフトコンタクトレンズ材料からなっている。しかし、本発明のコンタクトレンズの製造ではあらゆるレンズ材料が使用可能であることが理解されるであろう。
本発明のコンタクトレンズは、任意の周知の適切な光学的設計システムを用いて設計することができる。光学モデルレンズの設計のためのコンピュータ支援光学設計システムの例としては、ZEMAX(Focus Software, Inc.)が挙げられるが、これに限定されることはない。しかし、ZEMAX(Focus Software, Inc.)を用いて行うことが好ましいであろう。例えば、機械的なコンピュータ支援設計(CAD)システムによって、光学モデルレンズの設計を、物理的なレンズを作るための一群の機械的パラメータに変換することができる。本発明では、周知の適切な機械CADシステムを使用することができる。光学モデルレンズの設計は、受容システム、つまり、光学CADまたは機械CADのいずれかが、得ようとする設計のNURB(非均一有理Bスプライン)またはベジエ曲面を構築できるようにするトランスレーティングフォーマットを利用して、光学CADシステムと機械CADシステムとの間を往復することができる。例示的なトランスレーションフォーマットには、VDA(Verband der Automobilindustrie)およびIGES(Initial Graphics Exchange Specification)が含まれるが、これらに限定されることはない。このようなトランスレーションフォーマットを使用することによって、レンズの面全体を、半径方向に非対称の形状を有するレンズの製造が簡単となる連続的な形状に形成することができる。ベジエ曲面およびNURB曲面によって、複数のゾーンが一体化され、分析され、最適化されうるので、光学ゾーンおよび非光学ゾーンを含む複数のゾーンを有するレンズにおいては特に有利である。より好ましくは、機械CADシステムにより、正確にかつ数学的に高次の曲面を表現することができる。このような機械CADシステムの一例は、Parametric TechnologyのPro/Engineerである。
光学モデルレンズ設計を一群の機械的パラメータに移行する時、レンズ設計プロセスにおいて、同種のコンタクトレンズ群の共通の特性を組み込むことができる。このようなパラメータの例には、収縮、非光学端部ゾーンおよびその曲率、中央厚み、屈折度の範囲およびこれらに類するものが含まれる。
本発明のコンタクトレンズは、例えばコンピュータ制御可能な製造装置、成形等を含む都合の良い製造手段によって製造することができる。「コンピュータ制御可能な製造装置」とは、コンピュータシステムによって制御することができ、直接的にコンタクトレンズもしくはコンタクトレンズを作製するための光学的器機を製造できる装置を指す。本発明では、任意の適切なコンピュータ制御可能な製造装置を使用することができる。コンピュータ制御可能な製造装置の例には、旋盤、研削およびフライス機械、成形装置およびレーザが含まれるが、これらに限定されることはない。好ましくは、コンピュータ制御可能な製造装置は、45°ピエゾカッタを備えている2軸旋盤もしくはDurazo and Morganによる米国特許第6122999号明細書に記載の旋盤装置であるか、またはNC旋盤、例えばPrecitech, IncのVariform(登録商標)もしくはVarimaxピエゾセラミックス高速工具サーボアタッチメントを備えているOptoform(登録商標)超精密旋盤(型番30、40、50および80)である。
好ましくは、コンタクトレンズを、レンズを注型した時に、コンタクトレンズ面を複製する型面を有するコンタクトレンズ型を用いて成形する。例えば、数値制御型旋盤を備えている光学切削工具を使用して、本発明のコンタクトレンズの前面の特性を組み込んでいる金属製の光学工具を形成することができる。この工具を用いて前面の型を形成するが、この前面の型を、後面の型と共に使用し、型の間に適切な液体のレンズ形成材料を配置して使用し、圧縮し、そのレンズ形成材料を硬化して、本発明のレンズを成形する。
好ましくは、本発明のコンタクトレンズもしくはこれを製造するために使用される光学工具は、数値制御型旋盤、例えば、Precitech, IncのVariform(登録商標)もしくはVarimaxピエゾセラミックス高速工具サーボアタッチメントを備えているOptoform(登録商標)超精密旋盤(型番30、40、50および80)を使用することによって製造され、これについては、米国特許第60398495号明細書に記載されている。
例示的な態様によれば、緯度方向のリッジを有する隆起リッジゾーンを備えている交代視型コンタクトレンズの製造は、以下のプロセスによって製造することができる。まず、ユーザは、一群のパラメータ、例えば面公差、同心度公差、レンズ設計の配向、0,0点でのゼロ点を形成して前面および後面のそれぞれに対して生成される半直径スポークの数、Z軸の配向およびレンズ面の種類(凹面または凸面)を設定し、これらを幾何学形状へと変換する。「面公差」とは、投影された点の、レンズ設計の面における理想的な位置からの許容される位置偏差を指す。偏差は、レンズ設計の中心に平行または垂直な方向に存在していてよい。「同心度公差」とは、任意の弧からの点の、許容される位置偏差を指す。「半直径スポーク」とは、中心軸から半径方向外側に延びるカーブを指し、中心軸に対して垂直であり、面上に投影されている。「均一に隔置された半直径スポーク」とは、半直径スポークが、中心軸から半径方向外側に延び、単一の等しい角度で互いに隔置されていることを意味する。「点間隔」とは、半直径スポークに沿った2点間の距離を指す。
次に、ユーザは、中心軸に平行な方向に、均一に隔置した多数の半直径スポークのそれぞれに沿って、レンズ設計の面(例えば前面)に投影すべき点密度を決定する。ベースの円錐面からほとんど逸脱するフィーチャに対応する方位角での半直径スポークは、半直径プロービングスポークとして選択される。均一に隔置された点は、半直径プロービングスポークに沿って投影し、この場合、点の各対を、典型的には10ミクロンの点間隔で隔置する。次に、投影した全ての点を、各グループが3つの連続した点、つまり第1の点、第2の点および第3の点からなる一群のグループに分ける。各点は、1つまたは2つのグループに属していてよい。1つのグループを、中心軸から端部へまたは端部から中心軸へ同時に、そのグループの中央点で面の曲率から、中央点と同じ面の第1の点および第3の点を結ぶ線との間の距離を所定の面公差と比較することによって分析する。グループの中央点と第1の点および第3の点を結ぶ線との距離が、所定の面公差よりも大きい場合には、その点での面の曲率は鋭いので、そのグループにおいて第1の点と中央点との間に追加的な点を投影する。第1の点と追加した点との間の点間隔は、追加した点と中央点との間の点間隔に等しい。追加的な点を加えた後、新たに加えた点を含む全ての点を、再びグループ化し、一群のグループのそれぞれの中央点での面の曲率を分析する。このような反復手順を、一群のグループのそれぞれの中央点と、プロービングスポークに沿ったそのグループの第1の点および第3の点を結ぶ線との間隔が所定の面公差以下となるまで繰り返す。このようにして、等間隔に配置された所望の数の半直径スポークのそれぞれおよび一群の隣接点の対に対する点間隔に沿って、レンズ設計の表面上に投影すべき点の数を決定する。
好ましい態様では、決定された上記点の数を、24、96または384の半直径スポークに沿ってレンズ設計の前面に投影する。それ以外のスポーク数も可能である。半直径スポークのそれぞれに対して、一次導関数で連続している1つの半経線が得られる。半径線は、一群の弧と、任意に直線とを含み、その場合、少なくとも3つの連続点を球の数学的関数に所望の円心度公差内でフィッティングすることによって、各弧を規定する。各直線は、少なくとも3つの連続する点を繋ぐことによって得られる。好ましくは、弧のフィッティングルーチンを、中央軸から始めてエッジへと行う。同様にして、レンズ設計の後面の幾何学寸法への変換を、上記手順により行うことができる。
レンズ設計を、製造システムで製造されるべきコンタクトレンズの幾何学形状に変換した後、ヘッダおよびレンズの幾何学形状に関する情報の両方を含むミニファイルまたはこれと同等のフォーマットを作成する。このミニファイルには、半径方向の各位置で別の各経線の平均高さに基づき、VariformまたはVarimaxに、振動計算の基となることのできるゼロ位置を付与するゼロ半経線も含まれる。このミニファイルでは、全ての半径線の数は、ゾーンの数と同じになっている。これは、全ての経線に対してゾーンの数を均等化するする回数、半径線の最後のゾーンを複写することによって行われる。ミニファイルを完了した後、Variform(登録商標)ピエゾセラミックス高速工具サーボアタッチメントを備えているOptoform(登録商標)超精密旋盤(型番30、40、50または80)にロードし、実行して、交代視型コンタクトレンズを製造する。
本発明は、多焦点のコンタクトレンズ対の製造方法であって、第1のコンタクトレンズおよび第2のコンタクトレンズを設計するステップを含む方法も提供する。第1および第2の各レンズは、前面および後面を有している。各レンズの前面は、垂直経線および水平経線、ならびに中心光学ゾーンを有している。各レンズの中央光学ゾーンは、上方光学ゾーン、下方光学ゾーンおよび光学ブレンディングゾーンを有しており、光学ブレンディングゾーンは、上方光学ゾーンから下方光学ゾーンへの滑らかな面の移行を保証しかつ上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンの互いに独立した設計および最適化を可能にする面を有しており、これにより、上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンからのゴーストイメージもしくはぼやけを最小限に抑えるかまたはなくすことができる。第1のレンズの上方光学ゾーンは遠方視力矯正のためのものであり、第1のレンズの下方光学ゾーンは中間視もしくは近方視力矯正のためのものである。第2のレンズの上方光学ゾーンは遠方もしくは中間視力矯正のためのものであり、第2のレンズの下方光学ゾーンは中間視もしくは近方視力矯正のためのものである。好ましくは、第1のレンズの下方ゾーンの視力矯正は、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のどちらかに、装用者の主観的な好みおよび日常の主たる視覚活動によって設定される。
上述の本発明のコンタクトレンズの全ての設計の特性は、本発明の製造方法に組み込まれる。
本発明の製造方法は、好ましくは、上述の製造手段によるコンタクトレンズの製造のステップをさらに含む。
前面の設計を、潜在的なレンズ装用者の眼30の視力矯正のための情報に応じて行うこともできる。
本発明の好ましい態様による優位眼用レンズの前面図である。 本発明の好ましい態様による非優位眼用レンズの前面図である。 ギャッププロファイル(第1の光学ゾーンと第2の光学ゾーンとの距離を、好ましい態様によるコンタクトレンズの前面の垂直経線との距離の関数として示す)を概略的に示す図である。

Claims (26)

  1. 多焦点コンタクトレンズ対、つまり第1の交代視型コンタクトレンズおよび第2の交代視型コンタクトレンズの対であって、
    第1のレンズおよび第2のレンズのそれぞれが、前面および後面を有しており、
    ここで、
    各レンズの前面が、垂直経線および水平経線、ならびに中心光学ゾーンを有しており、各レンズの中央光学ゾーンは、上方光学ゾーン、下方光学ゾーンおよび光学ブレンディングゾーンを有しており、光学ブレンディングゾーンは、上方光学ゾーンから下方光学ゾーンへの滑らかな面移行を保証しかつ上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンの互いに独立した設計および最適化を可能にする面を有しており、これにより、上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンにおいてゴーストイメージもしくはぼやけを最小限に抑えるかまたはなくすことができ、第1のレンズの上方光学ゾーンが、遠方視力矯正のためのものであり、第1のレンズの下方光学ゾーンが、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のためのものであり、第2のレンズの上方光学ゾーンが、遠方視力矯正もしくは中間視力矯正のためのものであり、第2のレンズの下方光学ゾーンが、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のためのものである、多焦点コンタクトレンズ対。
  2. 上方光学ゾーンの頂点が、中央光学ゾーンの中心と一致しており、下方光学ゾーンの頂部中心が、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線と、光学ブレンディングゾーンとの境界線との交点に位置しており、光学ブレンディングゾーンの幅が、中心で約0.1mm以下であり、下方光学ゾーンの頂部中心および当下方光学ゾーンの頂部中心における曲率中心を通って延びる第1の線が、上方光学ゾーンの頂点および後面の頂点における曲率中心を通って延びる第2の線と交差しており、第1の線と第2の線との交点が、ベース光学面の頂点における曲率中心の2mm以内の位置にある、請求項1記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  3. 光学ブレンディングゾーンが、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線を通って切る面に関して鏡面対称となっており、光学ブレンディングゾーンの面が、第1の光学ゾーンおよび第2の光学ゾーンのいずれよりもはるかに大きな局所的な曲率もしくは屈折度を有しており、これにより、軸方向の光が、装用者の眼の斑部から光を屈折するようになっている、請求項2記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  4. 第1および第2のレンズの上方ゾーンが、互いに独立して、装用者の2つの眼の一方の遠方視力矯正に対する矯正自覚屈折力を有する、請求項2記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  5. 第1のレンズの下方光学ゾーンが、近方視力矯正のための近方屈折度を有し、第2のレンズの下方光学ゾーンが、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のための中間視力屈折度を有し、近方屈折度が第1のADD値を有し、中間屈折度が第2のADD値を有し、第2のADD値が、第1のADD値の25〜75%である、請求項4記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  6. 第2のADD値が、0.5〜1.5ジオプタであり、第1のADD値が、1.5〜3.0ジオプタである、請求項5記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  7. 第1のレンズについて、上方光学ゾーンの下方光学ゾーンに対する大きさの比が、約1.6以上であり、第2のレンズについて、上方光学ゾーンの下方光学ゾーンに対する大きさの比が、約1.5以下である、請求項5記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  8. 第1のレンズについて、上方光学ゾーンの頂点から、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線と、下方光学ゾーンの光学ブレンディングゾーンとの上側境界線との交点への距離が、0.6〜1.5mmであり、第2のレンズについて、上方光学ゾーンの頂点から、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線と、下方光学ゾーンの光学ブレンディングゾーンとの上側境界線との交点への距離が、約0.7mm未満である、請求項7記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  9. 第1のレンズの上方光学ゾーンが、装用者の2つの眼の一方の遠方視力矯正のための矯正自覚屈折力を有し、第2のレンズの上方光学ゾーンが、中間視力矯正のための第1の中間視力屈折度を有する、請求項2記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  10. 第1および第2のレンズの下方ゾーンが、近方視力矯正のための近方屈折度を有する、請求項9記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  11. 第1および第2の両レンズについて、上方光学ゾーンの下方光学ゾーンに対する大きさの比が、約1.6以上である、請求項10記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  12. 近方屈折度が第1のADD値を有し、第1の中間屈折度が第2のADD値を有し、第2のADD値が、第1のADD値の25〜75%である、請求項11記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  13. 第1のレンズの下方光学ゾーンが、中間視力矯正のための第2の中間屈折度を有し、第2のレンズの下方光学ゾーンが、近方視力矯正のための近方屈折度を有する、請求項9記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  14. 近方屈折度が第1のADD値を有し、第1の中間屈折度が第2のADD値を有し、第2の中間屈折度が第3のADD値を有し、第2のADD値および第3のADD値が、互いに独立して、第1のADD値の25〜75%となっている、請求項13記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  15. 第2のレンズについて、上方光学ゾーンの下方光学ゾーンに対する大きさの比が、約1.5以下であり、第2のレンズについて、上方光学ゾーンの下方光学ゾーンに対する大きさの比が、約1.6以上である、請求項14記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  16. 第2のレンズについて、上方光学ゾーンの頂点から、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線と、下方光学ゾーンの光学ブレンディングゾーンとの上側境界線との交点への距離が、0.6〜1.5mmであり、第1のレンズについて、上方光学ゾーンの頂点から、垂直経線もしくは垂直経線に平行でかつ中央光学ゾーンの中心を通って延びる線と、下方光学ゾーンの光学ブレンディングゾーンとの上側境界線との交点への距離が、約0.7mm未満である、 請求項15記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  17. 各レンズが、物理的なフィーチャを有し、これにより、眼におけるレンズの位置的および回転の安定性が維持される、請求項2記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  18. 物理的フィーチャが、様々な厚みプロファイルを利用してレンズ配向を制御するプリズムバラスト、レンズの幾何学的形状の一部を除去しレンズ配向を制御するファセット面、瞼との相互作用によってレンズを配向させるリッジフィーチャ、上部スラブオフゾーンと下部スラブオフゾーンとを有し眼におけるレンズ配向を維持するダブルスラブオフフィーチャ、およびレンズの光学ゾーンの周りを囲むレンズの周縁ゾーンに設けられた非プリズムバラストフィーチャを含む群から選択される、請求項17記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  19. 各レンズの前面が、周縁ゾーンと、端部ゾーンと、中央光学ゾーンから周縁ゾーンへと外側に延びかつ中央光学ゾーンから周縁ゾーンへの連続的な移行を提供する第1のブレンディングゾーンと、周縁ゾーンから端部ゾーンへと外側に延びかつ周縁ゾーンから端部ゾーンへの連続的な移行を提供する第2のブレンディングゾーンとをさらに有しており、前面が、垂直経線平面に関して鏡面対称になっており、少なくとも一次導関数で連続になっており、レンズ厚みを周縁ゾーンおよび第2のブレンディングゾーン内で変化させることによって、各レンズの下半部分に重心が置かれ、眼においてレンズが平衡位置となるようにし、各レンズが、垂直経線の下部分と約35度以上で角度をなす2本の扇形境界形成半経線および2本の扇形境界形成半径線間に含まれる端部部分によって区切られている扇形において、レンズ厚みが、周縁ゾーンの内側境界から各半経線に沿ってレンズ厚みの最大値に達するまで漸次的に増大し、その後減少することを特徴するレンズ厚みプロファイルを有する、請求項2記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  20. レンズ厚みプロファイルが、(1)周縁ゾーンでの各レンズ厚みが、垂直経線の上部分に沿って、実質的に一定であるかまたは周縁ゾーンの外側境界から周縁ゾーンの内側境界へと漸次的に増加しており、2つの交点、つまり垂直経線の上部分と周縁ゾーンの外側境界との交点、および垂直経線の上部分と周縁ゾーンの内側境界との交点でのレンズ厚みの値の差が、50%より小さくなっていること、および/またはおよび/または(2)垂直経線の下部分に沿って、周縁ゾーンでのコンタクトレンズのレンズ厚みが、実質的に一定であるかまたは周縁ゾーンの内側境界から周縁ゾーンの外側境界へと漸次的に増加しており、2つの交点、つまり垂直経線の下部分と周縁ゾーンの内側境界との交点、および垂直経線と周縁ゾーンの外側境界との交点でのレンズ厚みの値の差が、約15%から約65%となっていることをさらに特徴としている、請求項19記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  21. 第1および第2のレンズの少なくとも一方の上方光学ゾーンが、上方光学ゾーンの下部分でより近視眼的になる垂直方向に配向するコマ収差を含む、請求項2記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  22. 第1および第2のレンズの少なくとも一方の中央光学ゾーンが、上方光学ゾーンと下方光学ゾーンとの間で、漸進的な屈折力ゾーンを有する、請求項2記載の多焦点コンタクトレンズ対。
  23. 多焦点コンタクトレンズ対の製造方法であって、
    第1のコンタクトレンズおよび第2のコンタクトレンズを設計するステップを含み、
    ここで、
    第1および第2の各レンズが、前面および後面を有し、各レンズの前面が、垂直経線および水平経線、ならびに中央光学ゾーンを有し、各レンズの中央光学ゾーンが、上方光学ゾーン、下方光学ゾーンおよび光学ブレンディングゾーンを有し、光学ブレンディングゾーンが、上方光学ゾーンから下方光学ゾーンへの滑らかな面移行を保証しかつ上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンの互いに独立した設計および最適化を可能にする面を有し、これにより、上方光学ゾーンおよび下方光学ゾーンからのゴーストイメージもしくはぼやけを最小限に抑えるかまたはなくすことができ、第1のレンズの上方光学ゾーンが、遠方視力矯正のためのものであり、第1のレンズの下方光学ゾーンが、中間視力矯正もしくは近方視力矯正のためのものであり、第2のレンズの上方光学ゾーンが、遠方視力矯正もしくは中間視力矯正のためのものであり、第2のレンズの下方光学ゾーンが、中間視もしくは近方視力矯正のためのものである、方法。
  24. 製造手段によって眼科用レンズを製造するステップをさらに含む、請求項23記載の方法。
  25. 製造手段が、コンピュータ制御可能な製造装置である、請求項24記載の方法。
  26. コンピュータ制御可能な製造装置が、数値制御型旋盤である、請求項25記載の方法。
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