JP2021001925A - 情報端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者自身を撮影する用途と、操作者と対面している者を撮影する用途と、のいずれにも用いることができる情報端末装置を提供する。【解決手段】情報端末装置は、カメラを内蔵し、略直方体で、長手方向の2つの端面にそれぞれ回動軸が設けられ、長手方向の中央における長手方向に垂直な面に対して対称な形状である撮像部と、タッチパネル付きディスプレイが設けられ、上端部には、撮像部の形状に対応する形状に形成されて撮像部が収容される収容部分を有する本体部と、を備え、撮像部の収容形態として、カメラのレンズが露出しているレンズ露出面とタッチパネル付きディスプレイが設けられているディスプレイ面とが同一の方向を向くように撮像部が収容部分に収容されている第1の形態と、レンズ露出面とディスプレイ面とが反対の方向を向くように撮像部が収容部分に収容されている第2の形態と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報端末装置に関する。
筐体内にカメラを搭載した情報端末装置が知られている。特許文献1には、撮影制御手段が、検出手段より取得したカメラの向きに応じて、撮影処理を行なう各部を制御する情報端末装置が開示されている。
特開2002−073207号公報
ところで、タッチパネル付きディスプレイを有する情報端末装置を利用して顧客の顔認証を行うことが検討されている。情報端末装置を利用して顧客の顔認証を行うときに想定されるシチュエーションとして、顧客自身が情報端末装置を操作して顧客自身の顔認証を行う場合と、店員が情報端末装置を操作して対面している顧客の顔認証を行う場合と、が考えられる。前者の場合には、情報端末装置は搭載されたカメラにより操作者自身を撮影する必要がある。後者の場合には、操作者と対面している者を撮影する必要がある。コスト削減の観点から、上記2つの場合のいずれにも用いることができる情報端末装置が望まれている。
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、操作者自身を撮影する用途と、操作者と対面している者を撮影する用途と、のいずれにも用いることができる情報端末装置を提供することにある。
本発明の一実施態様に係る情報端末装置は、カメラを内蔵し、略直方体で、長手方向の2つの端面にそれぞれ回動軸が設けられ、前記長手方向の中央における前記長手方向に垂直な面に対して対称な形状である撮像部と、タッチパネル付きディスプレイが設けられ、上端部には、前記撮像部の形状に対応する形状に形成されて前記撮像部が収容される収容部分を有する本体部と、を備え、前記収容部分における、前記撮像部の前記長手方向の一端面と他端面のそれぞれに対向する壁面には、前記回動軸を回動可能に支持するための軸孔がそれぞれ形成され、前記撮像部が前記収容部分に収容されている形態として、前記カメラのレンズが露出しているレンズ露出面と前記タッチパネル付きディスプレイが設けられているディスプレイ面とが同一の方向を向くように前記撮像部が前記収容部分に収容されている第1の形態と、前記レンズ露出面と前記ディスプレイ面とが反対の方向を向くように前記撮像部が前記収容部分に収容されている第2の形態と、を有する。
本発明により、操作者自身を撮影する用途と、操作者と対面している者を撮影する用途と、のいずれにも用いることができる。
実施の形態1に係る情報端末装置の構造について説明する模式図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の外観図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の撮像部を示す6面図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の撮像部を本体部に組み付ける際に必要な部品を示す分解図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の本体部における、回転軸を保持する部分の構造について説明するための図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の撮像部が本体部に収容されている態様について説明する図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の撮像部が本体部に収容されている態様について説明する図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の撮像部が本体部に収容されている態様について説明する図である。 実施の形態2に係る情報端末装置の電気的な構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る情報端末装置が顧客の顔認証を行なう処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る情報端末装置が顧客の顔認証を行なう処理の流れの別の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。なお、図に示した右手系XYZ座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。
[実施の形態1]
以下、実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる情報端末装置1の構造について説明する模式図である。図1に示すように、情報端末装置1は、撮像部2と、本体部3と、を備えている。
撮像部2は、カメラを内蔵し、略直方体で、長手方向の2つの端面にそれぞれ回動軸21が設けられ、長手方向の中央における長手方向に垂直な面に対して対称な形状である。本体部3は、タッチパネル付きディスプレイ31が設けられ、上端部には、撮像部2の形状に対応する形状に形成されて撮像部2を収容する収容部分32が設けられている。収容部分32における、撮像部2の長手方向の一端面と他端面のそれぞれに対向する壁面33a、33bには、回動軸21を回動可能に支持するための軸孔34がそれぞれ形成されている。
撮像部2が収容部分32に収容されている形態として、第1の形態と第2の形態とを有する。第1の形態は、カメラのレンズ22が露出しているレンズ露出面23とタッチパネル付きディスプレイ31が設けられているディスプレイ面35とが同一の方向を向くように撮像部2が収容部分32に収容されている。第2の形態は、レンズ露出面23とディスプレイ面35とが反対の方向を向くように撮像部2が収容部分32に収容されている。
上述のように情報端末装置1を構成することで、情報端末装置1の操作者と対面している者を撮影する用途と、情報端末装置1の操作者自身を撮影する用途と、のいずれにも用いることができる。
[実施の形態2]
以下、実施の形態2に係る情報端末装置について説明する。
図2は、実施の形態2に係る情報端末装置101の外観について示す外観図である。図2には、左から、正面図、側面図、背面図の順に示されている。図2に示すように、情報端末装置101は、撮像部102と、本体部103と、を備えている。本体部103は、タッチパネル付きディスプレイ131が設けられ、上端部には撮像部102を収容することが可能な収容部分132が形成されている。
図3は、撮像部102を示す6面図である。図3に示すように、撮像部102は、略直方体で、長手方向の2つの端面にそれぞれ回動軸121が設けられ、長手方向の中央における長手方向に垂直な面P1に対して対称な形状である。撮像部102は、カメラを内蔵し、レンズ露出面123においてレンズ122が露出している。なお、撮像部102において、カメラのレンズ122は、中央に位置しているが、中央からずれた位置にあってもよい。
回動軸121には、回動の角度を制限する爪状の2つのストッパ121aと、2つのリング状の被保持部分121bを有する。被保持部分121bの径は、回動軸121の径よりも大きい。撮像部102は、回動軸121を中心として、所定の角度、例えば±15度の角度で回動させることが可能である。
図4は、撮像部102を本体部103に組み付ける際に必要な部品を示す分解図である。なお、図4には、便宜上、撮像部102の長手方向の一端側の構成のみを示す。撮像部102の長手方向の他端側の構成についても撮像部102の長手方向の一端側の構成と同じである。
図4に示すように、本体部103は、第1筐体103aと、第2筐体103bと、を有する。撮像部102の長手方向の一端面102aに対向する、収容部分132の一端側壁面133aには、回動軸121を回動可能に支持するための軸孔134が形成されている。なお、収容部分132の他端側壁面133bにも一端側壁面133aと同様に軸孔134が形成されている。収容部分132の他端側壁面133bは、撮像部102の長手方向の他端面(不図示)に対向する。
図4には、第1筐体103aにおいて軸孔134が半円状に形成されていることが示されているが、第2筐体103bにおいても第1筐体103aと同様に軸孔134が半円状に形成されている。撮像部102は、回動軸121が本体部103の軸孔134に収まるように、かつ、被保持部分121bが対向する2つの保持部材136で挟持されるように組み付けられる。回動軸121は中空であるので、回動軸121の内部に、撮像部102に内蔵されたカメラのケーブル(不図示)が通されている。当該ケーブルにより、カメラと後述する制御部とが接続される。
図5は、本体部103における、回動軸121を保持する部分の構造について説明するための図である。図5の上段には情報端末装置101の上端部の拡大図を示す。図5の中段には、図5の上段のA−A線矢視の断面図を示す。図5の下段には、図5の上段のB−B線矢視の断面図を示す。
図5の中段に示すように、撮像部102は、爪状の2つのストッパ121aが、第1筐体103aと第2筐体103bに形成された凹部134aの壁面に当接することにより、回動軸121の回動角度が制限される。また、図5の下段に示すように、撮像部102は、回動軸121の被保持部分121bが対向する2つの保持部材136によって挟持されている。被保持部分121bと、2つの保持部材136と、の摩擦によって、回動軸121における回動後の角度が維持される。保持部材136の材質は、例えば、ウレタンやゴムである。保持部材136の厚さや材料を変えることで、撮像部102を回動するために要する力の強弱を容易に調整することが可能である。
次に、撮像部102が本体部103に収容されている態様について説明する。
図6、図7及び図8は、撮像部102が本体部103に収容されている態様について説明する図である。なお、図6では、簡便のため、情報端末装置101の上端部のみ示し、第2筐体103b及び第2筐体103bに配置されている保持部材136(図4参照)の記載は省略されている。図7と図8では、情報端末装置101がヒンジ141を介してスタンド142に取り付けられた状態を示す。図7及び図8に示されているヒンジ141は、フリーストップヒンジで、縦方向(チルト方向)と横方向(スイブル方向)の両方向とも、+30/−30度で回動させることが可能である。
撮像部102が本体部103に収容されている態様には、第1の形態と第2の形態との2つが存在する。図6の上段と図7には第1の形態が、図6の下段と図8には第2の形態が示されている。図6の上段と図7に示すように、第1の形態では、カメラのレンズ122が露出しているレンズ露出面123とタッチパネル付きディスプレイ131が設けられているディスプレイ面135とが同一の方向を向くように、撮像部102が収容部分132に収容されている。一方、図6の下段と図8に示すように、第2の形態では、レンズ露出面123とディスプレイ面135とが逆の方向を向くように撮像部102が収容部分132に収容されている。前述したように、回動軸121の一方にはケーブル160が通されている。図6に示すように、ケーブル160は、第1の形態では右側に位置し、第2の形態では左側に位置する。なお、図6では、紙面の裏側がディスプレイ面135である。第1の形態で用いられる部品と第2の形態で用いられる部品とは同一であり、差異はない。
図6の上段と図7に示す第1の形態は、カメラのレンズ122が情報端末装置1の操作者の方を向くことになるので、情報端末装置1の操作者自身を撮影することができる。一方、図6の下段と図8に示す第2の形態は、カメラのレンズ122が情報端末装置1の操作者とは反対の方を向くことになるので、情報端末装置101の操作者と対面している者を撮影することができる。このように、情報端末装置1の操作者自身を撮影する用途と、情報端末装置101の操作者と対面している者を撮影する用途と、のいずれにも用いることができる。
図9は、情報端末装置101の電気的な構成を示すブロック図である。図9に示すように、撮像部102は、顧客の顔画像などの画像を取得する。タッチパネル付きディスプレイ131は、表示部131aと、入力部131bと、を有する。表示部131aは、操作キー、操作ガイド、操作後の結果等を表示する。入力部131bは、操作キーの入力を受け付ける。
第1点灯部153と第2点灯部154は、点灯し、かつ、滅火する機能を有し、例えばLEDが内蔵されているものである。本体部103における、ディスプレイ面135(図5参照)の側には、第1点灯部153が、ディスプレイ面135と反対の側には、第2点灯部154が設けられている。なお、情報端末装置101において、第1点灯部153と第2点灯部154が設けられていない構成であってもよい。
通信部152は、外部装置と通信する。なお、通信部152と外部装置との通信は、有線通信であっても無線通信であってもよい。制御部151は、顔認証に関する処理を含む、情報端末装置101における様々な処理の制御を行う。
情報端末装置101は、第1の形態である場合、外部装置としての、顧客が操作するセルフPOS端末装置と通信して顔認証を行うようにしてもよい。この場合、情報端末装置101の操作者は顧客であり、撮像部102に内蔵されたカメラのレンズ122は顧客の方を向いているので、撮像部102により顧客の顔画像が取得される。そして、制御部151において、顧客の顔画像とセルフPOS端末装置に記憶されている会員情報(会員の顔画像)とに基づいて当該顧客の認証を行なう。
また、情報端末装置101は、第2の形態である場合、外部装置としての、店員によって操作されるPOS端末装置と通信して顔認証を行うようにしてもよい。この場合、情報端末装置101の操作者は店員であり、撮像部102に内蔵されたカメラのレンズ122は店員と対面している顧客の方を向いているので、撮像部102により顧客の顔画像が取得される。そして、制御部151において、顧客の顔画像とPOS端末装置に記憶されている会員情報(会員の顔画像)とに基づいて当該顧客の認証を行なう。
次に、情報端末装置101が顧客の顔認証を行なう処理の流れについて説明する。なお、以下の説明では図9についても適宜参照する。また、以下の説明において、第1の形態の場合は顧客によって操作されるセルフPOS端末装置が外部装置に該当し、第2の形態の場合は店員によって操作されるPOS端末装置が外部装置に該当する。
図10は、情報端末装置101の制御部151が顧客の顔認証を行なう処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示すように、まず、カメラのレンズ122に顔を向けた後に撮像キーを押下するよう促す旨をタッチパネル付きディスプレイ131に表示させて、入力部131bの撮像キーが押下されたか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1において撮像キーが押下されたと判定された場合(YESの場合)、撮像部102に顧客の顔画像の取得を行なわせる(ステップS2)。ステップS1において撮像キーが押下されていないと判定された場合(NOの場合)、ステップS1を繰り返す。
ステップS2に続いて、通信部152を介して外部装置と通信し、撮像により取得した顧客の顔画像と外部装置に記憶されている会員情報(会員の顔画像)とを照合して、認証がOKか否かを判定する(ステップS3)。ここで、認証がOKとは、外部装置に記憶されている会員の顔画像の中に、撮像により取得した顧客の顔画像と一致するものがあった場合である。
ステップS3において認証がOKと判定された場合(YESの場合)、表示部131aに“認証OK”と表示させる(ステップS4)。なお、ステップS4において、表示部131aに“認証OK”と表示させるとともに、第1点灯部153と第2点灯部154を緑色点灯させるようにしてもよい。情報端末装置101がスピーカーを有する場合には、ステップS4において、さらに、会員番号が特定できた旨の音声をスピーカーから出力させるようにしてもよい。
ステップS3において認証がOKでないと判定された場合(NOの場合)、表示部131aに“認証NG”と表示させる(ステップS5)。なお、ステップS5において、表示部131aに“認証NG”と表示させるとともに、第1点灯部153と第2点灯部154を赤色点灯させるようにしてもよい。情報端末装置101がスピーカーを有する場合には、ステップS5において、さらに、会員番号が特定できなかった旨の音声をスピーカーから出力させるようにしてもよい。
ステップS4とステップS5に続いて、通信部152を介して認証結果を外部装置に送信する(ステップS6)。なお、ステップS6において、認証結果を外部装置に送信するとともに、表示部131aにおける認証結果に関する表示を消去させ、第1点灯部153と第2点灯部154を滅火させるようにしてもよい。
図10を参照して説明した、情報端末装置101の制御部151が顧客の顔認証を行なう処理の流れでは、情報端末装置101において、顧客の顔画像と、外部装置に記憶されている会員の顔画像と、の照合を行なっていた。これに対し、顧客の顔画像のデータを外部装置へ送信し、顧客の顔画像と、外部装置に記憶されている会員の顔画像と、の照合を外部装置において行ない、情報端末装置101が外部装置における照合の結果を取得するようにしてもよい。
図11は、外部装置において、顧客の顔画像と外部装置に記憶されている会員の顔画像との照合を行う場合に、情報端末装置101の制御部151が行なう処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11に示すように、まず、顔をカメラのレンズ122に向けた後に撮像キーを押下するよう促す旨をタッチパネル付きディスプレイ131に表示させて、入力部131bの撮像キーが押下されたか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101において撮像キーが押下されたと判定された場合(YESの場合)、撮像部102に顧客の顔画像の取得を行なわせる(ステップS102)。ステップS101において撮像キーが押下されていないと判定された場合(NOの場合)、ステップS101を繰り返す。
ステップS102に続いて、通信部152を介して撮像部102が取得した顧客の顔画像のデータを外部装置に送信する(ステップS103)。なお、顧客の顔画像のデータを受信した外部装置では、顧客の顔画像と、外部装置に記憶されている会員の顔画像と、の照合を行ない、照合結果を情報端末装置101に送信する。
ステップS103に続いて、通信部152を介して外部装置から認証結果を受信したか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104において、外部装置から認証結果を受信したと判定された場合(YESの場合)、表示部131aに認証結果を表示させる(ステップS105)。なお、ステップS105において、表示部131aに認証結果を表示させるとともに、認証OKだった場合は第1点灯部153と第2点灯部154を緑色点灯させ、認証NGだった場合は第1点灯部153と第2点灯部154を赤色点灯させるようにしてもよい。情報端末装置101がスピーカーを有する場合には、ステップS105において、さらに、認証結果を音声にてスピーカーから出力させるようにしてもよい。
情報端末装置101の第1の形態は、例えば、顧客自身がタッチパネル付きディスプレイを操作して顧客自身の顔認証を行う場合などに用いることができる。一方、情報端末装置101の第2の形態は、例えば、店員がタッチパネル付きディスプレイ131を操作して顧客の顔認証を行う場合などに用いることができる。
図9に示す制御部151は、第1の形態であるときに、通信部152を介してタッチパネル付きディスプレイ131の入力部131bから入力された情報を外部装置としてのセルフPOS端末装置に送信するようにしてもよい。また、制御部151は、第1の形態であるときに、通信部152を介してセルフPOS端末装置の出力結果を取得して当該出力結果をタッチパネル付きディスプレイ131の表示部131aに表示させるようにしてもよい。このようにすれば、情報端末装置101が、顧客が操作するセルフPOS端末装置の表示部及び入力部の役割を兼ねるので、POS端末装置の表示部及び入力部を別に設ける必要がない。
図9に示す制御部151は、第2の形態であるときに、通信部152を介してタッチパネル付きディスプレイ131の入力部131bから入力された情報を外部装置としてのPOS端末装置に送信するようにしてもよい。また、制御部151は、第2の形態であるときに、通信部152を介してPOS端末装置の出力結果を取得して当該出力結果をタッチパネル付きディスプレイ131の表示部131aに表示させるようにしてもよい。このようにすれば、情報端末装置101が、店員が操作するPOS端末装置の表示部及び入力部の役割を兼ねるので、POS端末装置の表示部及び入力部を別に設ける必要がない。
以上より、本実施の形態に係る情報端末装置101は、撮像部2が収容部分32に収容されている形態として、第1の形態と第2の形態とを有する。第1の形態は、カメラのレンズ22が露出しているレンズ露出面23とタッチパネル付きディスプレイ31が設けられているディスプレイ面35とが同一の方向を向くように撮像部2が収容部分32に収容されている。つまり、第1の形態では、カメラのレンズ22が操作者の方を向いている。第2の形態は、レンズ露出面23とディスプレイ面35とが反対の方向を向くように撮像部2が収容部分32に収容されている。つまり、第2の形態では、カメラのレンズ22が操作者と対面している者に向いている。このように、本実施の形態に係る情報端末装置101は、第1の形態と第2の形態とを有するので、操作者自身を撮影する用途と、操作者と対面している者を撮影する用途と、のいずれにも用いることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、以上で説明した複数の例は、適宜組み合わせて実施されることもできる。
1、101 情報端末装置
2、102 撮像部
3、103 本体部
21、121 回動軸
22、122 レンズ
23、123 レンズ露出面
31、131 タッチパネル付きディスプレイ
32 収容部分
33a、33b 壁面
34、134 軸孔
35、135 ディスプレイ面
102a 一端面
103a 第1筐体
103b 第2筐体
121a ストッパ
121b 被保持部分
131a 表示部
131b 入力部
132 収容部分
133a 一端側壁面
133b 他端側壁面
134a 凹部
136 保持部材
141 ヒンジ
142 スタンド
151 制御部
152 通信部
153 第1点灯部
154 第2点灯部
160 ケーブル

Claims (6)

  1. カメラを内蔵し、略直方体で、長手方向の2つの端面にそれぞれ回動軸が設けられ、前記長手方向の中央における前記長手方向に垂直な面に対して対称な形状である撮像部と、
    タッチパネル付きディスプレイが設けられ、上端部には、前記撮像部の形状に対応する形状に形成されて前記撮像部が収容される収容部分を有する本体部と、を備え、
    前記収容部分における、前記撮像部の前記長手方向の一端面と他端面のそれぞれに対向する壁面には、前記回動軸を回動可能に支持するための軸孔がそれぞれ形成され、
    前記撮像部が前記収容部分に収容されている形態として、前記カメラのレンズが露出しているレンズ露出面と前記タッチパネル付きディスプレイが設けられているディスプレイ面とが同一の方向を向くように前記撮像部が前記収容部分に収容されている第1の形態と、前記レンズ露出面と前記ディスプレイ面とが反対の方向を向くように前記撮像部が前記収容部分に収容されている第2の形態と、を有する、情報端末装置。
  2. 前記第1の形態で用いられる部品と前記第2の形態で用いられる部品とは同一である、請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記収容部分には、前記回動軸における回動後の角度が維持されるように前記回動軸の被保持部分を挟持するための対向する2つの保持部材が設けられている、請求項1または2に記載の情報端末装置。
  4. 前記回動軸は、中空で、内部には前記カメラからのケーブルが通されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報端末装置。
  5. 外部装置と通信するための通信部と、顔認証を行なうための処理を制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1の形態であるときには、前記通信部を介して顧客が操作するセルフPOS端末装置と通信して顔認証を行い、
    前記第2の形態であるときには、店員が操作するPOS端末装置と通信して顔認証を行う、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報端末装置。
  6. 前記制御部は、さらに、
    前記第1の形態であるときには、前記通信部を介して前記タッチパネル付きディスプレイから入力された情報を前記セルフPOS端末装置に送信するとともに、前記通信部を介して前記セルフPOS端末装置の出力結果を取得して当該出力結果を前記タッチパネル付きディスプレイに表示させるようにし、
    前記第2の形態であるときには、前記通信部を介して前記タッチパネル付きディスプレイから入力された情報を前記POS端末装置に送信するとともに、前記通信部を介して前記POS端末装置の出力結果を取得して当該出力結果を前記タッチパネル付きディスプレイに表示させるようにする、請求項5に記載の情報端末装置。
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