JP2021000432A

JP2021000432A - トロカール組立体のための保持機構

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Publication number: JP2021000432A
Application number: JP2020086475A
Authority: JP
Inventors: スグロイアンソニー; Sgroi Anthony; ウィリアムズジャスティン; Justin Williams; アイジンガージョセフ; Eisinger Joseph
Original assignee: Covidien LP
Current assignee: Covidien LP
Priority date: 2019-06-24
Filing date: 2020-05-18
Publication date: 2021-01-07
Also published as: EP3782560A1; EP3782560B1; CA3079293A1; AU2020202764A1; US20200397475A1; US11464541B2

Abstract

【課題】トロカール組立体のための保持機構を提供する。【解決手段】トロカール組立体１２０をアダプタ組立体１００の外側スリーブ１０６内に解放可能に固定するための保持機構は、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、保持ブロックに対してカムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材１７０と、カムワイヤがロック位置にあるときにトロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられる第１の位置、ならびにカムワイヤが解放位置にあるときにトロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含む。保持部材は各々、第１および第２の段付き切り欠き部分を有する切り欠きと、カムワイヤを受け入れるための第１の段付き切り欠きと第２の段付き切り欠きとの間の滑らかな移行部と、を規定する。【選択図】図３

Description

本開示は、外科用ステープル留めデバイス用の再利用可能なアダプタ組立体に関する。より詳細には、本開示は、再利用可能なアダプタ組立体内に取り外し可能なトロカール組立体を解放可能に固定するための保持機構に関する。

ステープル、クリップ、または他の留め金具を組織に適用するための外科用デバイスがよく知られている。典型的には、内視鏡ステープル留めデバイスは、作動ユニット、すなわち、デバイスを作動させるハンドル組立体および内視鏡アクセスのためのシャフト、ならびにシャフトの遠位端に配置されたツール組立体を含む。これらのデバイスのいくつかでは、シャフトは、ハンドル組立体に固定可能な近位端、およびツール組立体に固定可能な遠位端を有するアダプタ組立体を含む。

円形のステープル留めデバイスは、典型的には、取り付けられたアンビル組立体を位置付けするためのトロカール組立体を含む。トロカール組立体は、アダプタ組立体内で解放可能に固定可能であり、アダプタ組立体の洗浄および滅菌ならびに再利用を可能にする。トロカール組立体をアダプタ組立体と解放可能に固定するための保持機構があれば有益であろう。

装入ユニットをハンドル組立体に接続するためのアダプタ組立体は、外側スリーブと、外側スリーブに解放可能に固定可能なトロカール組立体と、外側スリーブ内にトロカール組立体を解放可能に固定するように構成された保持機構と、を含む。トロカール組立体は、一対の開口部を規定するトロカールハウジングを含む。保持機構が、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、保持ブロックに対してカムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材と、カムワイヤがロック位置にあるときにトロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられ第１の位置、ならびにカムワイヤが解放位置にあるときにトロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含む。保持部材は各々、第１および第２の段付き切り欠き部分を有する切り欠きと、カムワイヤを受け入れるための第１の段付き切り欠きと第２の段付き切り欠きとの間の滑らかな移行部と、を規定する。

実施形態では、保持部材は各々、ロック部分を含み、ロック部分の端面が、第１および第２の面取り部分を有する。第１および第２の面取り部分が、互いに対向してもよい。第１および第２の面取り部分が、トロカールハウジングの一対の開口部内の一対の保持部材の受け入れを容易にしてもよい。カムワイヤは、各々が角度付き部分を有する一対の脚を含み得る。カムワイヤの角度付き部分が、一対の保持部材の切り欠き内に受け入れられてもよい。

装入ユニットをハンドル組立体に接続するためのアダプタ組立体は、外側スリーブと、外側スリーブに解放可能に固定可能なトロカール組立体と、外側スリーブ内にトロカール組立体を解放可能に固定するように構成されている保持機構と、を含む。トロカール組立体は、一対の開口部を規定するトロカールハウジングを含む。保持機構が、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、保持ブロックに対してカムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材と、カムワイヤがロック位置にあるときにトロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられる第１の位置、ならびにカムワイヤが解放位置にあるときにトロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含む。保持部材は各々、ロック部分を有する実質的に円筒形の本体を含み、ロック部分の端面が第１および第２面取り部分を有し、トロカールハウジングの一対の開口部内の一対の保持部材の受け入れを容易にする。

いくつかの実施形態では、第１および第２の面取り部分は互いに対向している。カムワイヤは、各々が角度付き部分を有する一対の脚を含み得る。カムワイヤの角度付き部分が、一対の保持部材の切り欠き内に受け入れられてもよい。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
（項目１）
装入ユニットをハンドル組立体に接続するためのアダプタ組立体であって、
外側スリーブと、
上記外側スリーブに解放可能に固定可能なトロカール組立体であって、一対の開口部を規定するトロカールハウジングを含む、トロカール組立体と、
上記トロカール組立体を上記外側スリーブ内に解放可能に固定するように構成されている保持機構と、を含み、上記保持機構が、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で上記保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、上記保持ブロックに対して上記カムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、上記カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材と、上記カムワイヤが上記ロック位置にあるときに上記トロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられる第１の位置、ならびに上記カムワイヤが上記解放位置にあるときに上記トロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含み、上記一対の保持部材のうちの各保持部材が、第１および第２の段付き切り欠き部分を有する切り欠きと、上記カムワイヤを受け入れるための上記第１の段付き切り欠きと第２の段付き切り欠きとの間の滑らかな移行部と、を規定する、アダプタ組立体。
（項目２）
上記一対の保持部材のうちの各保持部材がロック部分を含み、上記ロック部分の端面が第１および第２の面取り部分を有する、上記項目に記載のアダプタ組立体。
（項目３）
上記第１および第２の面取り部分が互いに対向している、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタ組立体。
（項目４）
上記第１および第２の面取り部分が、上記トロカールハウジングの上記一対の開口部内の上記一対の保持部材の受け入れを容易にする、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタ組立体。
（項目５）
上記カムワイヤが、一対の脚を含み、上記一対の脚のうちの各脚が、角度付き部分を有する、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタ組立体。
（項目６）
上記カムワイヤの上記角度付き部分が、上記一対の保持部材の上記切り欠き内に受け入れられる、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタ組立体。
（項目７）
装入ユニットをハンドル組立体に接続するためのアダプタ組立体であって、
外側スリーブと、
上記外側スリーブに解放可能に固定可能なトロカール組立体であって、一対の開口部を規定するトロカールハウジングを含む、トロカール組立体と、
上記トロカール組立体を上記外側スリーブ内に解放可能に固定するように構成されている保持機構と、を含み、上記保持機構が、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で上記保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、上記保持ブロックに対して上記カムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、上記カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材と、上記カムワイヤが上記ロック位置にあるときに上記トロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられる第１の位置、ならびに上記カムワイヤが上記解放位置にあるときに上記トロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含み、上記一対の保持部材のうちの各保持部材が、ロック部分を有する実質的に円筒形の本体を含み、上記ロック部分の端面が第１および第２の面取り部分を有し、上記トロカールハウジングの上記一対の開口部内の上記一対の保持部材の受け入れを容易にする、アダプタ組立体。
（項目８）
上記第１および第２の面取り部分が互いに対向している、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタ組立体。
（項目９）
上記カムワイヤが、一対の脚を含み、上記一対の脚のうちの各脚が、角度付き部分を有する、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタ組立体。
（項目１０）
上記カムワイヤの上記角度付き部分が、上記一対の保持部材の上記切り欠き内に受け入れられる、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタ組立体。
（摘要）
トロカール組立体をアダプタ組立体の外側スリーブ内に解放可能に固定するための保持機構は、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、保持ブロックに対してカムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材と、カムワイヤがロック位置にあるときにトロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられる第１の位置、ならびにカムワイヤが解放位置にあるときにトロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含む。保持部材は各々、第１および第２の段付き切り欠き部分を有する切り欠きと、カムワイヤを受け入れるための第１の段付き切り欠きと第２の段付き切り欠きとの間の滑らかな移行部と、を規定する。

本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示の実施形態を例証し、上述した開示の一般的な説明、および下記の実施形態の詳細な説明とともに、本開示の原理を説明する役割を果たす。
本開示の一実施形態による、ハンドル組立体およびアダプタ組立体を含む外科用ステープル留めデバイスの斜視図である。取り外し可能なトロカール組立体がアダプタ組立体の遠位部分から延びている状態の図１に示すアダプタ組立体の斜視図である。取り外し可能なトロカールがアダプタ組立体内から取り外されている状態の図１に示すアダプタ組立体の遠位部分および取り外し可能なトロカール組立体の斜視図である。図３に示す細部の指示領域の拡大図である。外側スリーブが取り外されて保持機構を露出した状態の図２に示すアダプタ組立体の遠位部分の斜視図である。構成要素が分解されている状態の図５に示す保持機構の側面斜視図である。保持機構がロック位置にある状態の図２に示すアダプタ組立体の図３に示す線７−７に沿った断面端面図である。図７に示す細部の指示領域の拡大図である。中央ビームが第１の状態または曲がっていない状態の図５に示す保持機構のボタン部材を含むアダプタ組立体の一部の上面図である。ボタン部材の中央ビームが第２の状態または曲がっている状態の図９に示す上面図である。保持機構が解放位置にある状態の図７に示すアダプタ組立体の断面端面図である。本開示の別の実施形態によるアダプタ組立体の遠位部分の斜視図である。図１１に示すアダプタ組立体の遠位部分の別の斜視図である。外側スリーブが取り外されて保持機構を露出した状態の図１１に示すアダプタ組立体の遠位部分の斜視図である。構成要素が分解されている状態の図１３に示す保持機構の側面斜視図である。図１３に示す保持機構の下部保持ブロック延長部の斜視図である。図１１に示すアダプタ組立体の線１６−１６に沿った断面端面図である。図１３に示す保持機構のスライドボタン部材が近位位置にある状態の図１３に示すアダプタ組立体の遠位部分の斜視図である。スライドボタン部材が近位位置にあり、ボタン部材が押し下げられた状態にある状態の図１７に示す保持機構の側面図である。本開示の一実施形態による保持部材の第１の斜視図である。図１９に示す保持部材の第２の斜視図である。図１９および図２０に示す保持部材の側面図である。図１９〜図２１に示す保持部材を含む保持機構を含むアダプタ組立体の断面端斜視図である。図２２に示すアダプタ組立体の線２２−２２に沿った断面上面斜視図である。図２３に示す細部の指示領域の拡大図である。

取り外し可能なトロカール組立体を中に固定するための保持機構を含む、本開示のアダプタ組立体の実施形態は、いくつかの図の各々において同様の参照番号が同一または対応する要素を示す図面を参照してここで詳細に説明される。当該技術分野で一般的であるように、「近位」という用語は、ユーザまたはオペレータ、すなわち外科医または臨床医により近い部分または構成要素を指し、一方、「遠位」という用語は、ユーザからより遠くの部分または構成要素を指す。

最初に図１を参照すると、一般にアダプタ組立体１００として示される本開示の一実施形態によるアダプタ組立体は、外科用ステープル留めデバイス１０の構成要素である。外科用ステープル留めデバイス１０は、装入ユニット３０を作動させるための動力式ハンドル組立体２０、および装入ユニット３０に対して支持されるアンビル組立体４０を含む。外科用ステープル留めデバイス１０に関して図示および記載されているが、本開示の態様は、様々な構成を有する手動式外科用ステープル留めデバイス、および代替の構成を有する動力式外科用ステープル留めデバイスでの使用のために改変され得る。例示的な外科用ステープル留めデバイスの詳細な説明については、米国特許第９，０２３，０１４号および同第９，０５５，９４３号を参照されたい。これらのそれぞれの内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

図２を参照すると、アダプタ組立体１００は、ハンドル組立体２０（図１）への動作可能な接続のために構成された近位部分１０２、ならびに装入ユニット３０（図１）およびアンビル組立体４０（図１）への動作可能な接続のために構成された遠位部分１０４を含む。一体ユニットを形成するものとして図示および説明されているが、近位部分１０２および遠位部分１０４は、互いに解放可能に固定可能な別個のユニットとして形成され得ることが想定される。

アダプタ組立体１００は、本開示の態様を完全に開示するのに必要な範囲でのみ説明される。例示的なアダプタ組立体の詳細な説明については、米国特許第１０，２２６，２５４号（「’２５４特許」）を参照されたい。その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

図３および図４をさらに参照すると、アダプタ組立体１００は、外側スリーブ１０６、および外側スリーブ１０６の遠位端に固定されたコネクタハウジング１０８を含む。コネクタハウジング１０８は、エンドエフェクタ、例えばエンドエフェクタ３０（図１）をアダプタ組立体１００に解放可能に固定するように構成されている。外側スリーブ１０６は、フラッシュポート１０５（図３）と、トロカール保持機構１３０のボタン部材１７０が動作可能に配置される開口部１０７と、を規定する。以下でさらに詳細に説明するように、外側スリーブ１０６は、開口部１０７と連通する非対称の切り欠き１０７ａ（図４）をさらに含む。

図５をさらに参照すると、アダプタ組立体１００は、トロカール組立体１２０（図３）と、アダプタ組立体１００の外側スリーブ１０６（図３）に対してトロカール組立体１２０を解放可能に固定している保持機構１３０と、をさらに含む。トロカール組立体１２０は、本開示の態様を十分に説明するのに必要な範囲でのみ説明される。例示的なトロカール組立体の構造および機能の詳細な説明については、’２５４特許を参照されたい。その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

具体的に図３を参照すると、アダプタ組立体１００（図２）のトロカール組立体１２０は、トロカールハウジング１２２と、トロカールハウジング１２２内に摺動可能に配置されたトロカール部材１２４と、トロカールハウジング１２２に対してトロカール部材１２４を軸方向に移動させるためのトロカール部材１２４内に動作可能に受け入れられた駆動ねじ１２６と、を含む。トロカールハウジング１２２は、アダプタ組立体１００の保持機構１３０の第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂ（図６）のそれぞれのロック部分１８２ａ、１８２ｂを受け入れるための第１および第２のロック開口１２３ａ、１２３ｂ（図７）を規定する。

図７を簡単に参照すると、アダプタ組立体１００の保持機構１３０は、それぞれの内側および外側駆動組立体１１０、１１２の第１の駆動部材と第２の駆動部材１１０ａ、１１０ｂ、１１２ａ、１１２ｂとの間に配置される。第１および第２の駆動組立体１１０、１１２は、エンドエフェクタ、例えばエンドエフェクタ３０（図１）の動作をもたらすために、アダプタ組立体１００の近位部分１０２の第１および第２の駆動シャフト（図示せず）に動作可能に接続され、第１と第２の機能を実行する。より具体的には、それぞれの第１および第２の駆動組立体１１０、１１２の第１および第２の駆動部材１１０ａ、１１０ｂ、１１２ａ、１１２ｂは、アダプタ組立体１００の遠位部分１０４内で長手方向に移動するように構成されている。実施形態では、第１の駆動組立体１１０の前進は組織ステープル留めをもたらし、第２の駆動組立体１１２の前進は組織切断をもたらす。

第１および第２の駆動組立体１１０、１１２は、本開示の態様を十分に開示するのに必要な範囲でのみ説明される。例示的な駆動組立体の詳細な説明については、’２５４特許を参照されたい。その内容は先に本明細書に組み込まれている。

ここで図５および図６を参照すると、アダプタ組立体１００の保持機構１３０は、保持ブロック１４０と、保持ブロック１４０によって支持されるカムワイヤ１５０（図６）と、保持ブロック１４０に対してカムワイヤ１５０を維持するための保持ブロック延長部１６０と、カムワイヤ１５０と動作可能に係合し、保持ブロック１４０に対して旋回可能に支持されるボタン部材１７０と、保持ブロック１４０内でカムワイヤ１５０によって支持される第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂ（図６）と、を含む。

特に図６を参照すると、保持機構１３０の保持ブロック１４０は、トロカール組立体１２０（図３）を受け入れるための中央開口部１４１と、中央開口部１４１と連通し、それぞれの第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂを受け入れるための第１および第２の対向する円筒形開口１４３ａ、１４３ｂと、保持ブロック１４０の周囲の周りに、保持ブロック１４０の第１および第２の円筒形開口部１４３ａ、１４３ｂを通って延び、カムワイヤ１５０を受け入れるためのチャネルまたはスロット１４５を規定する。保持機構１３０の第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂは、カムワイヤ１５０によって保持ブロック１４０の第１および第２の円筒形開口部１４３ａ、１４３ｂ内に支持され、トロカール組立体１２０がアダプタ組立体１００の遠位部分１０４（図２）内に完全に受け入れられるときに、トロカール組立体１２０のトロカールハウジング１２２の第１および第２のロック開口部１２３ａ、１２３ｂ内に受け入れられるように構成されている。

保持機構１３０のカムワイヤ１５０は、バックスパン１５２と、バックスパン１５２から延びる第１および第２の脚１５４ａ、１５４ｂとを有する実質的なＵ字形の部材を含む。バックスパン１５２は、ボタン係合部分１５２ａと、ボタン係合部分１５２ａの両側にある一対の肩部分１５２ｂと、を含む。第１および第２の脚１５４ａ、１５４ｂのそれぞれは、対向する角度付き部分１５６ａ、１５６ｂを含む。カムワイヤ１５０は、保持ブロック１４０のチャネル１４５内に受け入れられる。以下でさらに詳細に説明するように、カムワイヤ１５０は、ボタン部材１７０が初期または非押し下げ位置にあるときの第１の位置またはロック位置（図８）とボタン部材１７０が押し下げられたときの第２の位置または解放位置との間で移動可能である。

引き続き図６を参照すると、保持ブロック延長部１６０は、開口部１６１と一対の半円筒形の凹部１６３とを規定する実質的に長方形のフレーム１６２を含む。ボタン部材１７０の第１および第２の旋回部分１７４（１つのみ図示）は、フレーム１６２の半円筒形の凹部１６３内で旋回可能に支持され、ボタン部材の本体部分１７２は、開口部１６１内に配置される。フレーム１６２は、カムワイヤ１５０のバックスパン１５２の肩部分１５２ｂと係合するための一対の停止面１６２ａ（図７）と、停止部材、例えば、ボタン部材１７０の押し下げを抑制するためのフレーム１６２の中央線「ｍ」に沿った停止タブ１６４と、を含む。

アダプタ組立体１００（図２）の保持機構１３０のボタン部材１７０は、ユーザによる操作可能な係合のために構成されている本体部分１７２と、保持ブロック延長部１６０の一対の半円筒形の凹部１６３内に受け入れられるように構成された一対の旋回部分１７４と、を含む。ボタン部材１７０は、カムワイヤ１５０のバックスパン１５２の係合部分１５２ａと動作可能に係合するように構成されている。実施形態では、カムワイヤ１５０は、ボタン部材１７０に固定される。例えば、示されるように、ボタン部材１７０の本体部分１７２は、バックスパン１５２の係合部分１５２ａが摩擦嵌合によって保持されるキャビティ１７１（図７Ａ）を規定する。代替的には、バックスパン１５２は、機械的ファスナー、結合、溶接、接着剤、または任意の他の適切な方法でキャビティ１７１内に固定される。保持機構１３０は、付勢部材を含み得、例えば、カムワイヤ１５０を外側に第１の位置に付勢するための板ばね１７８、および／またはボタン部材１７０を非押し下げ位置に外向きに付勢し得る（図７）。

トロカール保持機構１３０のボタン部材１７０は、中央ビーム１７６をさらに含み、中央ビーム１７６の両側にレリーフ１７５を規定する。中央ビーム１７６は、リブ１７６ａを含むか、さもなければ、ユーザによる係合のために構成されている。中央ビーム１７６およびレリーフ１７５は、中央ビーム１７６がボタン部材１７０の中央線「Ｍ」から離れるように曲げられ得るように構成されている。より具体的には、ボタン部材１７０の中央ビーム１７６は、中央ビーム１７６が初期または曲げられていない状態にあるときに、保持ブロック延長部１６０の停止タブ１６４と整列するように構成されている。このようにして、ボタン部材１７０の中央ビーム１７６は、ボタン部材１７０が押し下げられるのを防ぐ。以下でさらに詳細に説明するように、ボタン部材１７０の中心線「Ｍ」から離れるように中央ビーム１７６を曲げると、中央ビーム１７６が保持ブロック延長部１６０の停止タブ１６４との整列から外れるように移動し、それにより、ボタン部材１７０の押し下げが可能になる。ボタン部材１７０のレリーフ１７５がまた、アダプタ組立体１００（図２）の洗い流しおよび洗浄を容易にしてもよい。

保持機構１３０の第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂは、実質的に円筒形の本体１８２ａ、１８２ｂを形成する。第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂは、カムワイヤ１５０のそれぞれの第１および第２の脚１５４ａ、１５４ｂの角度付き部分１５６ａ、１５６ｂに支持される。実施形態では、示されるように、第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂは、トロカール組立体１２０のトロカールハウジング１２２のくさび形の第１および第２のロック開口部１２３ａ、１２３ｂ内に受け入れられるように構成されているくさび形を形成する。第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂが、保持ブロック１４０を介したトロカール組立体１２０の受け入れを容易にするために、傾斜した内面（図示せず）を含んでもよい。

第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂは各々、段付き開口部１８１ａ、１８ａｂを規定し、そこを通って、カムワイヤ１５０のそれぞれの角度付き部分１５６ａ、１５６ｂが受け入れられる。カムワイヤ１５０ならびに第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂの段付き開口部１８１ａ、１８１ｂは、カムワイヤ１５０が第１の位置にあるときに、第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂがブロック１４０内から中央通路１４１内に延びるように構成されている。このようにして、トロカール組立体１２０がアダプタ組立体１００の遠位部分１０４（図２）内に完全に着座するときに、第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂは、トロカール組立体１２０のトロカールハウジング１２２のそれぞれの第１および第２のロック開口部１２３ａ、１２３ｂ（図７）内に受け入れられる。逆に、カムワイヤ１５０が第２の位置または解放位置にあるときに、第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂは、保持ブロック１４０の中央開口部１４１内から後退して、トロカール組立体１２０のアダプタ組立体１００の遠位部分１０４に対する挿入および／または取り外しを可能にする。

ここで図７〜図８を参照すると、アダプタ組立体１００の保持機構１３０は、トロカール組立体１２０がアダプタ組立体１００の遠位部分１０４内にしっかりと受け入れられた状態の第１のまたはロック構成で示されている。ロック構成では、ボタン部材１７０に固定された保持機構１３０のカムワイヤ１５０は、板ばね１７８（図６）によって第１の位置に付勢されている。第１の位置では、カムワイヤ１５０のバックスパン１５２の肩部分１５２ｂは、保持ブロック延長部１６０の停止面１６２ａと係合する。上記のように、カムワイヤ１５０が第１の位置にあり、トロカール組立体１２０がアダプタ組立体１００の遠位部分１０４（図２）内に完全に着座するときに、第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂが、トロカール組立体１２０のトロカールハウジング１２２のそれぞれの第１および第２のロック開口部１２３ａ、１２３ｂ内に受け入れられる。

図７〜図８を引き続き参照すると、保持機構１３０のボタン部材１７０の中央ビーム１７６は、第１の位置または曲げられていない位置で示されている。曲げられていない位置では、中央ビーム１７６は、ボタン部材１７０の中央線「Ｍ」と整列する。中央ビーム１７６は、中央線「Ｍ」と整列するときに、ボタン部材１７０の中央線「Ｍ」とも整列する保持ブロック延長部１６０の停止タブ１６４と係合し、それによって、ボタン部材１７０が押し下げられるのを防ぐ。

図９を参照すると、アダプタ組立体１００の使用後、またはトロカール組立体１２０をアダプタ組立体１００の遠位部分１０４から取り外すために、保持機構１３０のボタン部材１７０の中央ビーム１７６のリブ１７６ａが、矢印「Ａ」で示されるように、ボタン部材１７０の中心線「Ｍ」から中心から外れて、またはそこから離れるように移動すると、ボタン部材１７０の中央ビーム１７６が保持ブロック延長部１６０の停止タブ１６４との整列から外れるように移動する。上記のように、ボタン部材１７０の中央ビーム１７６が保持ブロック延長部１６０の停止タブ１６４と整列していないときに、停止タブ１６４はもはやボタン部材１７０が押し下げられるのを妨げない、または抑制しない。

図１０を参照すると、ボタン部材１７０の中央ビーム１７６が曲げられた位置にある状態で、矢印「Ｂ」で示されるように、ボタン部材１７０を押し下げることができる。ボタン部材１７０を押し下げると、矢印「Ｃ」で示されるように、カムワイヤ１５０をその第１の位置（図７）からその第２の位置に移動させる。カムワイヤ１５０が第２の位置に移動するため、第１および第２の脚１５４ａ、１５４ｂのそれぞれの角度付き部分１５６ａ、１５６ｂと、それぞれの第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂとの係合により、矢印「Ｄ」で示されるように、第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂを半径方向外向きに移動させる。第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂの半径方向外向きの移動は、第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂを、トロカール組立体１２０のトロカールハウジング１２２のそれぞれの第１および第２のロック開口部１２３ａ、１２３ｂ内から引き抜いて、トロカール組立体１２０のアダプタ組立体１００（図２）の遠位部分１０４内からの取り外しを許容する。

ここで図１１〜図１８を参照すると、本開示による保持機構の別の実施形態が、一般に保持機構２３０（図１３）として示されている。保持機構２３０は、上述の保持機構１３０と実質的に同様であり、それらの間の相違点に関してのみ詳細に説明される。保持機構２３０は、トロカール組立体２２０をアダプタ組立体２００の遠位部分２０４内に解放可能に固定する。トロカール組立体２２０は、保持機構２３０の保持部材２８０ａ、２８０ｂ（図１６）をそれぞれ受け入れるための第１および第２のロック開口部２２３ａ、２２３ｂを規定するトロカールハウジング２２２を含む。

図１３および図１４を特に参照すると、アクセス組立体２００の保持機構２３０は、保持ブロック２４０（図１３）と、保持ブロック２４０に対して可動に位置付けられたカムワイヤ２５０（図１６）と、保持ブロック２４０に対してカムワイヤ２５０を固定する上部保持ブロック延長部２６０と、上部保持ブロック２６０によって旋回可能に支持され、カムワイヤ２５０と動作可能に係合するボタン部材２７０と、カムワイヤ２５０と動作可能に係合し、保持ブロック２３０内に移動可能に配置された第１および第２の保持部材２８０ａ、２８０ｂと、保持ブロック２４０と係合して上部保持ブロック２６０の反対側に配置された下部保持ブロック延長部２９０と、下部保持ブロック延長部２９０に摺動可能に支持されたスライドボタン部材２９６と、を含む。

アクセス組立体２００の保持機構２３０の保持ブロック２４０、カムワイヤ２５０、ならびに第１および第２の保持部材２８０ａ、２８０ｂは、上述の保持ブロック１４０、カムワイヤ１５０、ならびに第１および第２の保持部材１８０ａ、１８０ｂと実質的に同様である。上部保持ブロック延長部２６０およびボタン部材２７０もまた、保持ブロック延長部１６０およびボタン部材１７０と実質的に同様である。保持機構２３０のボタン部材２７０は、アダプタ組立体２００の外側スリーブ２０６の第１の開口部２０７（図１１）を介してアクセス可能である。スライドボタン部材２９６は、外側スリーブ２０６の第２の開口部２０７ｂ（図１２）を介してアクセス可能である。

特に図１４および図１５を参照すると、保持機構２３０の下部保持ブロック延長部２９０は、スライドボタン部材２９６を受け入れるための開口部２９１を規定する実質的に長方形のフレーム２９２を含む。フレーム２９２の一対の切り欠き２９３は、スライドボタン部材２９６の一対の停止部材２９８ａを支持する。下部保持ブロック延長部２９０は、保持ブロック２４０と係合し、上部保持ブロック延長部２６０と対向してアダプタ組立体の外側スリーブ２０６（図１６）内に受け入れられる。

保持機構２９０のスライドボタン部材２９６は、ユーザによる動作可能な係合のために構成された本体部分２９８、および本体部分２９８から外向きに延びる一対の停止部材２９８ａを含む。停止部材２９８ａは、下部保持ブロック延長部２９０の切り欠き２９３内に乗っている。スライドボタン部材２９６は、スライドボタン部材２９６の停止部材２９８ａがそれぞれカムワイヤ２５０の脚２５４ａ、２５４ｂの自由端２５８ａ、２５８ｂ（図１６）と整列する第１の位置または遠位位置（図１３）と、停止部材２９８ａがそれぞれカムワイヤ２５０の脚２５４ａ、２５４ｂの自由端２５８ａ、２５８ｂから離れる第２の位置または近位位置（図１７）との間で移動可能である。

保持組立体２３０のスライドボタン部材２９６ための端部の円筒状凹部２９７（図１５）は、例えば、スライドボタン部材２９６を第１の方向、例えば、遠位方向に、示されるように、遠位位置に向けて付勢するための付勢部材、例えばコイルばね２９９（図１４）を受け入れるように構成されている。スライドボタン部材２９６は、アダプタ組立体２００の外側スリーブ２０６の第２の開口部２０７ｂ（図１２）を介してアクセス可能である。

特に図１６を参照すると、保持機構２３０は、カムワイヤ２５０が第１の位置にあり、スライドボタン部材２９６が遠位の位置にある状態の第１の位置またはロック位置に示されている。スライドボタン部材２９６は、コイルばね２９９によって遠位位置に維持される。上述のように、保持機構２３０のスライドボタン部材２９６が近位位置にあるときに、スライドボタン部材２９８の停止部材２９８ａは、それぞれカムワイヤ２５０の脚２５４ａ、２５４ｂの自由端２５８ａ、２５８ｂと整列して、カムワイヤ２５０の第２の位置への移動を防止する。

図１７および図１８を参照すると、使用後、またはいつでもトロカール組立体２３０がアダプタ組立体２００の遠位部分２０４から取り外されることが望まれるとき、スライドボタン部材２９６は、矢印「Ｅ」で示されるように、コイルばね２９９の付勢に対して近位方向に移動される。スライドボタン部材２９６の近位方向の移動により、スライドボタン部材２９６の停止部材２９８ａが、それぞれカムワイヤ２５０の脚２５４ａ、２５４ｂの自由端２５８ａ、２５８ｂ（図１６）との係合から外れるように移動する。スライドボタン部材２９６の停止部材２９８ａがカムワイヤ２５０の第２の位置への移動をもはや妨げない状態で、ボタン部材２７０は、矢印「Ｆ」で示されるように押し下げられて、カムワイヤ２５０を矢印「Ｇ」で示されるように、第２の位置に移動させる。保持機構１３０に関して上記で詳細に論じたように、カムワイヤ２５０が第２の位置に移動すると、保持部材２８０ａ、２８０ｂ（図１６）は、トロカール組立体２３０のトロカールハウジング２３２の第１および第２のロック開口部２２３ａ、２２３ｂ内から半径方向外側に移動して、アダプタ組立体２００の遠位部分２０４内からトロカール組立体２３０を解放し、アダプタ組立体２００内からトロカール組立体２３０の取り外しを許容する。

図１９〜図２３は、一般に保持機構３３０として示される、本開示の保持機構の別の実施形態を図示する。（図２２）。保持機構３３０は、上述した保持機構１３０、２３０と実質的に同様であり、それらの間の相違点に関してのみ説明する。

図１９〜２１は、保持機構３３０（図２２）の例示的な保持部材３８０を図示する。保持部材３８０は、切り欠き３８１を規定する実質的に円筒形の本体３８２を含む。切欠き３８１は、第１または上部切り欠き部分３８１ａと、第２または下部切り欠き部分３８１ｂと、を含む。第１および第２の部分３８１ａ、３８１ｂは、互い違いに配置され、それらの間に開口部３８１ｃを規定する。円筒形の本体３８２の内面３８４は滑らかであり、カムワイヤ３５０の脚３５４ａ、３５４ｂのそれぞれの角度付き部分３５６ａ、３５６ｂ（図２２）の通過に対応するために丸い移行部を含む。例えば、内面３８４（図１９）の第１および第２の表面部分３８４ａ、３８４ｂは、切り欠き３８１の上部切り欠き部分３８１ａと下部切り欠き部分３８１ｂとの間に開口部３８１ｃを境界付ける。実施形態では、内面３８４が、カムワイヤ３５０の滑らかな通過に対応するように輪郭形成または他の方法で形成されてもよい。

保持部材３８０の切り欠き３８１が、ミル（ｍｉｌｌ）を使用して形成されてもよい。より具体的には、上部および下部切り欠き部分３８１ａ、３８１ｂは、円筒形の本体３８２の第１の側から完全にミルされ得る。このようにして、保持部材３８０の切り欠き３８１が、ワンパスで形成されてもよく、それにより、製造時間およびコストを低減する。切り欠き３８１を片側から機械加工することにより、保持部材３８０の切り欠き３８１内にバリまたはギザギザの縁が形成される可能性も低減される。

保持部材３８０の円筒形の本体３８２は、トロカール組立体３２０のトロカールハウジング３２２のロック開口部３２３ａ、３２３ｂ（図２２）内に選択的に受け入れるように構成されているロック部分３８２ａを含む。保持部材３８０のロック部分３８２ａの端面３８６は、上部および下部面取り面３８６ａ、３８６ｂを含む。上部および下部の面取り面３８６ａ、３８６ｂは、トロカール組立体３２０のトロカールハウジング３２２のロック開口部３２３ａ、３２３ｂとの保持部材３８０の整列を容易にした。

端面３８６の外周全体を面取りするのではなく、保持部材３８０の端面３８６の２つの領域、例えば、上部および下部面取り面３８６ａ、３８６ｂを面取りすると、保持部材３８０の面取りされた外縁がトロカール組立体３２０のトロカールハウジング３２２と係合する可能性を低減し、それにより、トロカール組立体３２０をアダプタ組立体３００と部分的にのみロックする。

図２３を参照すると、保持部材３８０は、円筒形の本体３８２のロック部分３８２ａの側面に沿ってトロカールハウジング３２２と係合する。上部および下部の面取り面３８６ａ、３８６ｂ（図２０）をロック部分３８２ａの端面３８６の上部および下部に位置付けることにより、保持部材３８０の円筒形本体３８２の全直径がトロカール組立体３２０のトロカールハウジング３２２に係合して、安全な接続を確保する。

当業者においては、本明細書で具体的に説明され、添付の図面において図示された装置および方法が、非限定的かつ例示的な実施形態であることが理解されよう。１つの例示的な実施形態に関連して例示または説明される要素および特徴は、別の要素および特徴と、本開示の範囲から逸脱することなく組み合わせることができることが想到される。同様に、当業者は、上記の実施形態に基づいて本開示のさらなる特徴および利点を理解するであろう。したがって、本開示は、特に図示されかつ説明されたものによって限定されるものではない。

Claims

装入ユニットをハンドル組立体に接続するためのアダプタ組立体であって、
外側スリーブと、
前記外側スリーブに解放可能に固定可能なトロカール組立体であって、一対の開口部を規定するトロカールハウジングを含む、トロカール組立体と、
前記トロカール組立体を前記外側スリーブ内に解放可能に固定するように構成されている保持機構と、を含み、前記保持機構が、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で前記保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、前記保持ブロックに対して前記カムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、前記カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材と、前記カムワイヤが前記ロック位置にあるときに前記トロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられる第１の位置、ならびに前記カムワイヤが前記解放位置にあるときに前記トロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含み、前記一対の保持部材のうちの各保持部材が、第１および第２の段付き切り欠き部分を有する切り欠きと、前記カムワイヤを受け入れるための前記第１の段付き切り欠きと第２の段付き切り欠きとの間の滑らかな移行部と、を規定する、アダプタ組立体。
前記一対の保持部材のうちの各保持部材がロック部分を含み、前記ロック部分の端面が第１および第２の面取り部分を有する、請求項１に記載のアダプタ組立体。
前記第１および第２の面取り部分が互いに対向している、請求項２に記載のアダプタ組立体。
前記第１および第２の面取り部分が、前記トロカールハウジングの前記一対の開口部内の前記一対の保持部材の受け入れを容易にする、請求項２に記載のアダプタ組立体。
前記カムワイヤが、一対の脚を含み、前記一対の脚のうちの各脚が、角度付き部分を有する、請求項１に記載のアダプタ組立体。
前記カムワイヤの前記角度付き部分が、前記一対の保持部材の前記切り欠き内に受け入れられる、請求項５に記載のアダプタ組立体。
装入ユニットをハンドル組立体に接続するためのアダプタ組立体であって、
外側スリーブと、
前記外側スリーブに解放可能に固定可能なトロカール組立体であって、一対の開口部を規定するトロカールハウジングを含む、トロカール組立体と、
前記トロカール組立体を前記外側スリーブ内に解放可能に固定するように構成されている保持機構と、を含み、前記保持機構が、保持ブロックと、ロック位置と解放位置との間で前記保持ブロックに対して可動に位置付けられたカムワイヤと、前記保持ブロックに対して前記カムワイヤを維持する保持ブロック延長部と、前記カムワイヤと動作可能に係合するボタン部材と、前記カムワイヤが前記ロック位置にあるときに前記トロカール組立体の第１および第２の開口部内に受け入れられる第１の位置、ならびに前記カムワイヤが前記解放位置にあるときに前記トロカール組立体から離れる第２の位置から移動可能な一対の保持部材と、を含み、前記一対の保持部材のうちの各保持部材が、ロック部分を有する実質的に円筒形の本体を含み、前記ロック部分の端面が第１および第２の面取り部分を有し、前記トロカールハウジングの前記一対の開口部内の前記一対の保持部材の受け入れを容易にする、アダプタ組立体。
前記第１および第２の面取り部分が互いに対向している、請求項７に記載のアダプタ組立体。
前記カムワイヤが、一対の脚を含み、前記一対の脚のうちの各脚が、角度付き部分を有する、請求項７に記載のアダプタ組立体。
前記カムワイヤの前記角度付き部分が、前記一対の保持部材の前記切り欠き内に受け入れられる、請求項９に記載のアダプタ組立体。