JPH0518577B2 - - Google Patents
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- JPH0518577B2 JPH0518577B2 JP56503229A JP50322981A JPH0518577B2 JP H0518577 B2 JPH0518577 B2 JP H0518577B2 JP 56503229 A JP56503229 A JP 56503229A JP 50322981 A JP50322981 A JP 50322981A JP H0518577 B2 JPH0518577 B2 JP H0518577B2
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Classifications
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- A61B17/068—Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps
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-
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Description
請求の範囲
1 剛性のU型支持構造体と、
アンビル部材及びこのアンビル部材に枢着され
たステープルホルダを含む外科用ステープルカー
トリツジ組立体と、を有し、 前記アンビル部材は、前記アンビル部材と前記
ステープルホルダとの間の旋回取付け部を前記支
持構造体のベースに隣接して配置して前記支持構
造体の脚部のうちの一方に固定され、前記ステー
プルホルダは、複数の外科用ステープルと、全て
のステープルをステープルホルダから同時に打ち
込むためのステープル打ち込み手段とを有し、 前記U型支持構造体は縦方向連結構造体でハン
ドルに連結され、この連結構造体は、身体組織を
ステープルホルダとアンビル部材との間にクラン
プするためステープルホルダをアンビル部材に向
かつて旋回させるための手段と、ステープル打ち
込み手段を押圧するための手段とを有し、ステー
プル打ち込み手段を押圧するための前記手段は、
ステープルカートリツジ内の全てのステープルを
組織に同時に打ち込むように前記ハンドルによつ
て作動される、ことを特徴とする外科用ステープ
ラー。 2 通常はアンビル部材から離れるようにステー
プルホルダを旋回させておくための手段を更に備
えている、請求の範囲第1項に記載の外科用ステ
ープラー。 3 ステープルホルダとアンビル部材との間に所
定の最小の間隔を保つため、旋回取付け部と反対
側でカートリツジの側面と関連したスペーサー手
段を更に備えている、請求の範囲第1項に記載の
外科用ステープラー。 4 ステープルホルダとアンビル部材とをカート
リツジの関連した側面で整合させるため、旋回取
付け部と反対側でカートリツジの側面と関連した
整合手段を更に備えている、請求の範囲第1項に
記載の外科用ステープラー。 5 前記整合手段は、ステープルホルダとアンビ
ル部材とを互いに向かつて旋回させるとき、ステ
ープルホルダとアンビル部材の両者の内部に延び
るピンを備えている、請求の範囲第4項に記載の
外科用ステープラー。 6 前記製合手段は、ピンが通常はステープルホ
ルダとアンビル部材との間の領域の中に延びてい
ないようにするため、ピンを通常は後退させてお
くための手段を備えている、請求の範囲第5項に
記載の外科用ステープラー。 7 通常はアンビル部材から離れるようにステー
プルホルダを旋回させておくための手段を更に有
し、通常はアンビル部材から離れるようにステー
プルホルダを旋回させておくための手段がステー
プルホルダをアンビル部材に向かつて完全に旋回
させる前に、ピンを通常は後退させておくための
手段がピンをステープルホルダとアンビルとの間
の領域内に延ばす、請求の範囲第6項に記載の外
科用ステープラー。 8 アンビル部材とステープルホルダとの間の旋
回軸連結手段と、 この旋回軸連結手段を受入れるため、アンビル
部材及びステープルホルダのうちの少なくとも一
方に形成した開口とを有し、この開口は、ステー
プル駆動方向と平行な方向で、対応する旋回軸連
結手段の寸法より大きな寸法を有する、請求の範
囲第1項に記載の外科用ステープラー。 9 旋回取付け部と反対側でステープルホルダの
側面に取付けられかつ旋回取付け部と反対側でア
ンビル部材の端部内に延びることのできる整合ピ
ンと、 この整合ピンが通常はステープルホルダとアン
ビル部材との間の領域に延びていないようにする
ため、整合ピンを通常は後退させておくための手
段とを更に有する、請求の範囲第2項に記載の外
科用ステープラー。 10 ステープルホルダをアンビル部材から離れ
るように弾性的に旋回させるための手段を更に備
えており、ステープルホルダをアンビル部材から
離れるように弾性的に旋回させるため前記手段が
ステープルホルダをアンビル部材に向かつて完全
に旋回させる前に、整合ピンを通常は後退させて
おくための手段が、整合ピンをステープルホルダ
とアンビル部材との間の領域内に延ばす、請求の
範囲第9項に記載の外科用ステープラー。 11 旋回取付け部は、枢着された要素のうちの
少なくとも一方に形成された細長い開口と係合
し、この開口は、ステープルホルダがこの細長い
開口に沿つてアンビル部材に対して直線方向に或
る程度並進できるようにステープル打ち込み方向
と平行な方向で細長くなつている、請求の範囲第
2項に記載の外科用ステープラー。 12 ステープルを同時に打ち込むための手段
は、ステープルホルダをアンビル部材に向かつて
旋回させるとき、旋回軸にほぼ垂直でアンビル部
材とほぼ平行な縦方向プツシヤー部材を有する、
請求項1に記載の外科用ステープラー。 13 ステープルホルダは、ステープラの一部を
ステープルホルダに入れてプツシヤー部材をアン
ビル部材に向かつて駆動するため、アンビル部材
から遠方の側部に開口を有する外ハウジングを更
に有する、請求項12に記載の外科用ステープラ
ー。 14 前記ステープルホルダを旋回させるための
手段、及び前記ステープル打ち込み手段を押圧す
るための手段が、回転自在の縦方向連結構造体に
連結された回転自在のハンドルを有する、請求項
1に記載の外科用ステープラー。 15 剛性のU型支持構造体と、 アンビル部材及びこのアンビル部材に枢着され
たステープルホルダを含む外科用ステープルカー
トリツジ組立体と、を有し、 前記アンビル部材は、前記アンビル部材と前記
ステープルホルダとの間の旋回取付け部を前記支
持構造体のベースに隣接して配置して前記支持構
造体の脚部のうちの一方に取外し自在に取付けら
れ、前記ステープルホルダは、複数の外科用ステ
ープルと、全てのステープルをステープルホルダ
から同時に打ち込むためのステープル打ち込み手
段とを有し、 前記U型支持構造体は縦方向連結構造体でハン
ドルに連結され、この連結構造体は、身体組織を
ステープルホルダとアンビル部材との間にクラン
プするためステープルホルダをアンビル部材に向
かつて旋回させるための手段と、ステープル打ち
込み手段を押圧するための手段とを有し、ステー
プル打ち込み手段を押圧するための前記手段は、
ステープルカートリツジ内の全てのステープルを
組織に同時に打ち込むように前記ハンドルによつ
て作動される、ことを特徴とする外科用ステープ
ラー。 16 通常はアンビル部材から離れるようにステ
ープルホルダを旋回させておくための手段を更に
備えている、請求の範囲第15項に記載の外科用
ステープラー。 17 ステープルホルダとアンビル部材との間に
所定の最小の間隔を保つため、旋回取付け部と反
対側でカートリツジの側面と関連したスペーサー
手段を更に備えている、請求の範囲第15項に記
載の外科用ステープラー。 18 ステープルホルダとアンビル部材とをカー
トリツジの関連した側面で整合させるため、旋回
取付け部と反対側でカートリツジの側面と関連し
た整合手段を更に備えている、請求の範囲第15
項に記載の外科用ステープラー。 19 前記整合手段は、ステープルホルダとアン
ビル部材とを互いに向かつて旋回させるとき、ス
テープルホルダとアンビル部材の両者の内部に延
びるピンを備えている、請求の範囲第18項に記
載の外科用ステープラー。 20 前記整合手段は、ピンが通常はステープル
ホルダとアンビル部材との間の領域の中に延びて
いないようにするため、ピンを通常は後退させて
おくための手段を備えている、請求の範囲第19
項に記載の外科用ステープラー。 21 通常はアンビル部材から離れるようにステ
ープルホルダを旋回させておくための手段を更に
有し、通常はアンビル部材から離れるようにステ
ープルホルダを旋回させておくための手段がステ
ープルホルダをアンビル部材に向かつて完全に旋
回させる前に、ピンを通常は後退させておくため
の手段がピンをステープルホルダとアンビルとの
間の領域内に延ばす、請求の範囲第20項に記載
の外科用ステープラー。 22 アンビル部材とステープルホルダとの間の
旋回軸連結手段と、 この旋回軸運結手段を受入れるため、アンビル
部材及びステープルホルダのうちの少なくとも一
方に形成した開口とを有し、この開口は、ステー
プル駆動方向と平行な方向で、対応する旋回軸連
結手段の寸法より大きな寸法を有する、請求の範
囲第15項に記載の外科用ステープラー。 23 旋回取付け部と反対側でステープルホルダ
の側面に取付けられかつ旋回取付け部と反対側で
アンビル部材の端部内に延びることのできる整合
ピンと、 この整合ピンが通常はステープルホルダとアン
ビル部材との間の領域に延びていないようにする
ため、整合ピンを通常は後退させておくための手
段とを更に有する、請求の範囲第15項に記載の
外科用ステープラー。 24 ステープルホルダをアンビル部材から離れ
るように弾性的に旋回させるための手段を更に備
えており、ステープルホルダをアンビル部材から
離れるように弾性的に旋回させるため前記手段が
ステープルホルダをアンビル部材に向かつて完全
に旋回させる前に、整合ピンを通常は後退させて
おくための手段が、整合ピンをステープルホルダ
とアンビル部材との間の領域に延ばす、請求の範
囲第23項に記載の外科用ステープラー。 25 旋回取付け部は、枢着された要素のうちの
少なくとも一方に形成された細長い開口と係合
し、この開口は、ステープルホルダがこの細長い
開口に沿つてアンビル部材に対して直線方向に或
る程度並進できるようにステープル打ち込み方向
と平行な方向で細長くなつている、請求の範囲第
15項に記載の外科用ステープラー。 26 ステープルを同時に打ち込むための手段
は、ステープルホルダをアンビル部材に向かつて
旋回させるとき、旋回軸にほぼ垂直でアンビル部
材とほぼ平行な縦方向プツシヤー部材を有する、
請求項15に記載の外科用ステープラー。 27 ステープルホルダは、ステープラの一部を
ステープルホルダに入れてプツシヤー部材をアン
ビル部材に向かつて駆動するため、アンビル部材
から遠方の側部に開口を有する外ハウジングを更
に有する、請求項26項に記載の外科用ステープ
ラー。 28 前記ステープルホルダを旋回させるための
手段、及び前記ステープル打ち込み手段を押圧す
るための手段が、回転自在の縦方向連結構造体に
連結された回転自在のハンドルを有する、請求項
15に記載の外科用ステープラー。 29 前記ステープルカートリツジが、アンビル
部材をU型支持構造体の脚部のうちの一方に取り
外し自在に係合させるための、アンビル部材と関
連した手段を更に有する、請求項28に記載の外
科用ステープラー。 30 アンビル部材を支持構造体と係合させない
支持構造体から外したりするためアンビル部材が
支持構造体の一方の脚部に対して縦方向に摺動自
在であり、前記アンビル部材と関連した手段は、
アンビル部材を支持構造体に対して正確に位置決
めするため支持構造体と係合する際に支持構造体
の一方の脚部の表面と共働する表面を備えている
請求の範囲第29項に記載の器具。 31 アンビル部材は、支持構造体と係合させた
とき、アンビル部材が支持構造体の一方の脚部の
横方向に動かないようにしつかりと取付けられて
いる、請求の範囲第30項に記載の器具。 32 支持構造体の一方の脚部の表面と共動をす
る表面は、アンビル部材を支持構造体の一方の脚
部に対して縦方向の適正な位置に着脱自在に保持
するための戻り止め面を含む、請求の範囲第31
項に記載の器具。 発明の背景 本発明は外科用ステープラに関するものであ
り、さらに詳細には多数の外科用ステープルをほ
ぼ同時に体組織に貫通してアンビルに向けて打込
み、体組織に多数の端を曲げたステープルをつく
りだすための外科用ステープルに関するものであ
る。 多数の外科用ステープルをステープルホルダか
らほぼ同時に送り出して体組織に多数のステープ
ルをつくりだすような外科用ステープラは公知で
ある。典型的にはこれらのステープラは、ステー
プル留めする組織の一方の側に配置されているス
テープルホルダと、ステープル留めする組織の他
方の側にありステープルホルダに平行なアンビル
と、組織がステープルホルダとアンビルの間にク
ランプされるようにこれらを相互に直線的に移動
させるための手段と、ステープルの先端が組織内
を通過しアンビルによつて端を曲げられるように
ステープルホルダからステープルを送り出しそれ
によつて組織中に多数の完成されたステープルを
つくりだすための手段とを備えている。一般的に
使用されているのは、ステープルホルダとアンビ
ルが使い捨てカートリツジを構成しており、この
カートリツジがこれを支持し作動させるための恒
久的なアクチユエータに着脱自在に取付けられて
いるようなステープラである。このカートリツジ
は一度使用したら使い捨てにすることができる。
恒久的なアクチユエータは新しいカートリツジを
再装填した後、同じ外科処置に再使用することが
でき、また洗浄、殺菌、再装填後、別の外科処理
に再使用することができる。 外科用器具の洗浄および殺菌が困難でありかつ
高価であるために、使い捨て外科用器具に対する
関心および要求が高まりつつある。このことは上
記の外科用ステープラのアクチユエータのような
多数の可動部分を有する外科用器具について特に
当てはまる。一方、これまでの外科用ステープラ
のアクチユエータは、一般にステープル留めする
組織をクランプしかつ多数のステープルを組織に
打込むことと関連した比較的大きな力に耐えるこ
とが要求され、しかも同時にステープルの正確な
形成にとつて必要とされる、ステープルホルダと
アンビルとの間の正確な整合を与えることが要求
されている。これらの要求からステンレススチー
ルのような比較的高価な材料でつくられた多数の
正確な部品を有する極めて精密なアクチユエータ
構造が一般的に必要とされている。このような構
造は一般に経済的に使い捨てにできるものではな
い。 従つて本発明の目的はアクチユエータの精密性
および正確性に対する要求が極めて緩和され、ア
クチユエータの大部分を比較的安価な材料を用い
てかつ比較的安価な設計でつくることができ、そ
れによつてアクチユエータ(並びにカートリツ
ジ)を必要により経済的に使い捨てできるような
上記タイプの外科用ステープラを提供することで
ある。 上記タイプの器具は、いろいろな形状のステー
プル配置と器具を必要とする幾つかの異なるタイ
プの外科用ステープル装置を行うのに利用できる
が、代表的な器具はいわゆる胸部−腹部外科用ス
テープラであつて、このステープラは一般に胸
郭、気管、胃あるいは腸のような中空の身体器官
に横方向に一列のステープルを形成するのに一般
的に使用される。このタイプのステープラはステ
ープル留めする組織の周囲に配置される器具の末
端がU型構造している。このタイプの器具では縦
方向部材であるアンビルは、U型構造の遠方の脚
に取付けられ、またステープルホルダはこの構造
の近い方の脚に取付けられている。この器具の基
部に近い端部のノブにより、アンビルに向かつて
送られるステープルとホルダがアンビルの対向す
る面とステープルとの間に組織をクランプするよ
うになつている。それから、器具の基部に組込ま
れているハンドル機構を操作して、ステープルホ
ルダからすべてのステープルを同時に組織を通し
てアンビルに向かつて送り出す。このようにして
組織をステープルで留めた後、再びクランプノブ
を操作して空になつているステープルホルダを引
つ込めて組織を器具から解放する。 このタイプの器具(そしていろいろな程度でそ
の他の同様なタイプの外科用ステープラ)の一つ
の問題は、器具の末端にあるU型構造物に組織を
クランプし、その構造物の平行な脚の間に多数の
ステープルを同時に送り出す結果このU型構造物
に大きな力がかかりそれによつて構造物が変形し
てしまうことである。特にU型構造物の平行な脚
はばらばらに力が加えられそれによつてその平行
関係を失う。U型構造物の遠方の脚もU型のベー
スおよび構造物のどこかで起こる変形の結果、基
部に近い脚に対して縦方向にシフトする。U型構
造物のこのような変形あるいは歪みが時にはステ
ープルホルダとアンビルの位置関係を狂わせ、も
はやアンビルが一部あるいはすべてのステープル
の端を正確に曲げることができないようにしてし
まう。このように不正確に端が曲げられたステー
プルは、組織を適切に留めることができず、およ
び/または組織を傷つけることになる。 従つて本発明の他の目的は共働する支持構造物
の変形によるステープルホルダとアンビルの不整
合が極めて少ないかあるいは全くないような上記
タイプの外科用ステープラを提供することであ
る。 発明の要約 本発明はこれらの目的およびその他の目的は、
本発明の原理によれば、ステープルホルダがアン
ビルに枢着され、それによつてアンビルの変形や
歪みの際にステープルホルダがアンビルの変形や
歪みの際にステープルホルダがアンビルと共に移
動し常にアンビルと正確に整合するような外科用
ステープラを与えることによつて達成される。ス
テープルホルダとアンビルの間の正確な整合は主
としてこれらの要素自身により保持される。従つ
て器具の残りの部分(すなわち器具のアクチユエ
ータ部分)の高度の精密性および正確性はあまり
重要でなく、器具のこの部分はより安価な材料を
用いてかつあまり厳格でない製造公差をもつてく
ることができる。このことは装置のコストを大幅
に低くし、この器具は所望により経済的に使い捨
て可能な商品として製造することが可能になる。 本発明のさらに別の特徴、性質および種々の利
点は、添付図面および本発明の以下の詳細な説明
からさらに明らかになろう。
たステープルホルダを含む外科用ステープルカー
トリツジ組立体と、を有し、 前記アンビル部材は、前記アンビル部材と前記
ステープルホルダとの間の旋回取付け部を前記支
持構造体のベースに隣接して配置して前記支持構
造体の脚部のうちの一方に固定され、前記ステー
プルホルダは、複数の外科用ステープルと、全て
のステープルをステープルホルダから同時に打ち
込むためのステープル打ち込み手段とを有し、 前記U型支持構造体は縦方向連結構造体でハン
ドルに連結され、この連結構造体は、身体組織を
ステープルホルダとアンビル部材との間にクラン
プするためステープルホルダをアンビル部材に向
かつて旋回させるための手段と、ステープル打ち
込み手段を押圧するための手段とを有し、ステー
プル打ち込み手段を押圧するための前記手段は、
ステープルカートリツジ内の全てのステープルを
組織に同時に打ち込むように前記ハンドルによつ
て作動される、ことを特徴とする外科用ステープ
ラー。 2 通常はアンビル部材から離れるようにステー
プルホルダを旋回させておくための手段を更に備
えている、請求の範囲第1項に記載の外科用ステ
ープラー。 3 ステープルホルダとアンビル部材との間に所
定の最小の間隔を保つため、旋回取付け部と反対
側でカートリツジの側面と関連したスペーサー手
段を更に備えている、請求の範囲第1項に記載の
外科用ステープラー。 4 ステープルホルダとアンビル部材とをカート
リツジの関連した側面で整合させるため、旋回取
付け部と反対側でカートリツジの側面と関連した
整合手段を更に備えている、請求の範囲第1項に
記載の外科用ステープラー。 5 前記整合手段は、ステープルホルダとアンビ
ル部材とを互いに向かつて旋回させるとき、ステ
ープルホルダとアンビル部材の両者の内部に延び
るピンを備えている、請求の範囲第4項に記載の
外科用ステープラー。 6 前記製合手段は、ピンが通常はステープルホ
ルダとアンビル部材との間の領域の中に延びてい
ないようにするため、ピンを通常は後退させてお
くための手段を備えている、請求の範囲第5項に
記載の外科用ステープラー。 7 通常はアンビル部材から離れるようにステー
プルホルダを旋回させておくための手段を更に有
し、通常はアンビル部材から離れるようにステー
プルホルダを旋回させておくための手段がステー
プルホルダをアンビル部材に向かつて完全に旋回
させる前に、ピンを通常は後退させておくための
手段がピンをステープルホルダとアンビルとの間
の領域内に延ばす、請求の範囲第6項に記載の外
科用ステープラー。 8 アンビル部材とステープルホルダとの間の旋
回軸連結手段と、 この旋回軸連結手段を受入れるため、アンビル
部材及びステープルホルダのうちの少なくとも一
方に形成した開口とを有し、この開口は、ステー
プル駆動方向と平行な方向で、対応する旋回軸連
結手段の寸法より大きな寸法を有する、請求の範
囲第1項に記載の外科用ステープラー。 9 旋回取付け部と反対側でステープルホルダの
側面に取付けられかつ旋回取付け部と反対側でア
ンビル部材の端部内に延びることのできる整合ピ
ンと、 この整合ピンが通常はステープルホルダとアン
ビル部材との間の領域に延びていないようにする
ため、整合ピンを通常は後退させておくための手
段とを更に有する、請求の範囲第2項に記載の外
科用ステープラー。 10 ステープルホルダをアンビル部材から離れ
るように弾性的に旋回させるための手段を更に備
えており、ステープルホルダをアンビル部材から
離れるように弾性的に旋回させるため前記手段が
ステープルホルダをアンビル部材に向かつて完全
に旋回させる前に、整合ピンを通常は後退させて
おくための手段が、整合ピンをステープルホルダ
とアンビル部材との間の領域内に延ばす、請求の
範囲第9項に記載の外科用ステープラー。 11 旋回取付け部は、枢着された要素のうちの
少なくとも一方に形成された細長い開口と係合
し、この開口は、ステープルホルダがこの細長い
開口に沿つてアンビル部材に対して直線方向に或
る程度並進できるようにステープル打ち込み方向
と平行な方向で細長くなつている、請求の範囲第
2項に記載の外科用ステープラー。 12 ステープルを同時に打ち込むための手段
は、ステープルホルダをアンビル部材に向かつて
旋回させるとき、旋回軸にほぼ垂直でアンビル部
材とほぼ平行な縦方向プツシヤー部材を有する、
請求項1に記載の外科用ステープラー。 13 ステープルホルダは、ステープラの一部を
ステープルホルダに入れてプツシヤー部材をアン
ビル部材に向かつて駆動するため、アンビル部材
から遠方の側部に開口を有する外ハウジングを更
に有する、請求項12に記載の外科用ステープラ
ー。 14 前記ステープルホルダを旋回させるための
手段、及び前記ステープル打ち込み手段を押圧す
るための手段が、回転自在の縦方向連結構造体に
連結された回転自在のハンドルを有する、請求項
1に記載の外科用ステープラー。 15 剛性のU型支持構造体と、 アンビル部材及びこのアンビル部材に枢着され
たステープルホルダを含む外科用ステープルカー
トリツジ組立体と、を有し、 前記アンビル部材は、前記アンビル部材と前記
ステープルホルダとの間の旋回取付け部を前記支
持構造体のベースに隣接して配置して前記支持構
造体の脚部のうちの一方に取外し自在に取付けら
れ、前記ステープルホルダは、複数の外科用ステ
ープルと、全てのステープルをステープルホルダ
から同時に打ち込むためのステープル打ち込み手
段とを有し、 前記U型支持構造体は縦方向連結構造体でハン
ドルに連結され、この連結構造体は、身体組織を
ステープルホルダとアンビル部材との間にクラン
プするためステープルホルダをアンビル部材に向
かつて旋回させるための手段と、ステープル打ち
込み手段を押圧するための手段とを有し、ステー
プル打ち込み手段を押圧するための前記手段は、
ステープルカートリツジ内の全てのステープルを
組織に同時に打ち込むように前記ハンドルによつ
て作動される、ことを特徴とする外科用ステープ
ラー。 16 通常はアンビル部材から離れるようにステ
ープルホルダを旋回させておくための手段を更に
備えている、請求の範囲第15項に記載の外科用
ステープラー。 17 ステープルホルダとアンビル部材との間に
所定の最小の間隔を保つため、旋回取付け部と反
対側でカートリツジの側面と関連したスペーサー
手段を更に備えている、請求の範囲第15項に記
載の外科用ステープラー。 18 ステープルホルダとアンビル部材とをカー
トリツジの関連した側面で整合させるため、旋回
取付け部と反対側でカートリツジの側面と関連し
た整合手段を更に備えている、請求の範囲第15
項に記載の外科用ステープラー。 19 前記整合手段は、ステープルホルダとアン
ビル部材とを互いに向かつて旋回させるとき、ス
テープルホルダとアンビル部材の両者の内部に延
びるピンを備えている、請求の範囲第18項に記
載の外科用ステープラー。 20 前記整合手段は、ピンが通常はステープル
ホルダとアンビル部材との間の領域の中に延びて
いないようにするため、ピンを通常は後退させて
おくための手段を備えている、請求の範囲第19
項に記載の外科用ステープラー。 21 通常はアンビル部材から離れるようにステ
ープルホルダを旋回させておくための手段を更に
有し、通常はアンビル部材から離れるようにステ
ープルホルダを旋回させておくための手段がステ
ープルホルダをアンビル部材に向かつて完全に旋
回させる前に、ピンを通常は後退させておくため
の手段がピンをステープルホルダとアンビルとの
間の領域内に延ばす、請求の範囲第20項に記載
の外科用ステープラー。 22 アンビル部材とステープルホルダとの間の
旋回軸連結手段と、 この旋回軸運結手段を受入れるため、アンビル
部材及びステープルホルダのうちの少なくとも一
方に形成した開口とを有し、この開口は、ステー
プル駆動方向と平行な方向で、対応する旋回軸連
結手段の寸法より大きな寸法を有する、請求の範
囲第15項に記載の外科用ステープラー。 23 旋回取付け部と反対側でステープルホルダ
の側面に取付けられかつ旋回取付け部と反対側で
アンビル部材の端部内に延びることのできる整合
ピンと、 この整合ピンが通常はステープルホルダとアン
ビル部材との間の領域に延びていないようにする
ため、整合ピンを通常は後退させておくための手
段とを更に有する、請求の範囲第15項に記載の
外科用ステープラー。 24 ステープルホルダをアンビル部材から離れ
るように弾性的に旋回させるための手段を更に備
えており、ステープルホルダをアンビル部材から
離れるように弾性的に旋回させるため前記手段が
ステープルホルダをアンビル部材に向かつて完全
に旋回させる前に、整合ピンを通常は後退させて
おくための手段が、整合ピンをステープルホルダ
とアンビル部材との間の領域に延ばす、請求の範
囲第23項に記載の外科用ステープラー。 25 旋回取付け部は、枢着された要素のうちの
少なくとも一方に形成された細長い開口と係合
し、この開口は、ステープルホルダがこの細長い
開口に沿つてアンビル部材に対して直線方向に或
る程度並進できるようにステープル打ち込み方向
と平行な方向で細長くなつている、請求の範囲第
15項に記載の外科用ステープラー。 26 ステープルを同時に打ち込むための手段
は、ステープルホルダをアンビル部材に向かつて
旋回させるとき、旋回軸にほぼ垂直でアンビル部
材とほぼ平行な縦方向プツシヤー部材を有する、
請求項15に記載の外科用ステープラー。 27 ステープルホルダは、ステープラの一部を
ステープルホルダに入れてプツシヤー部材をアン
ビル部材に向かつて駆動するため、アンビル部材
から遠方の側部に開口を有する外ハウジングを更
に有する、請求項26項に記載の外科用ステープ
ラー。 28 前記ステープルホルダを旋回させるための
手段、及び前記ステープル打ち込み手段を押圧す
るための手段が、回転自在の縦方向連結構造体に
連結された回転自在のハンドルを有する、請求項
15に記載の外科用ステープラー。 29 前記ステープルカートリツジが、アンビル
部材をU型支持構造体の脚部のうちの一方に取り
外し自在に係合させるための、アンビル部材と関
連した手段を更に有する、請求項28に記載の外
科用ステープラー。 30 アンビル部材を支持構造体と係合させない
支持構造体から外したりするためアンビル部材が
支持構造体の一方の脚部に対して縦方向に摺動自
在であり、前記アンビル部材と関連した手段は、
アンビル部材を支持構造体に対して正確に位置決
めするため支持構造体と係合する際に支持構造体
の一方の脚部の表面と共働する表面を備えている
請求の範囲第29項に記載の器具。 31 アンビル部材は、支持構造体と係合させた
とき、アンビル部材が支持構造体の一方の脚部の
横方向に動かないようにしつかりと取付けられて
いる、請求の範囲第30項に記載の器具。 32 支持構造体の一方の脚部の表面と共動をす
る表面は、アンビル部材を支持構造体の一方の脚
部に対して縦方向の適正な位置に着脱自在に保持
するための戻り止め面を含む、請求の範囲第31
項に記載の器具。 発明の背景 本発明は外科用ステープラに関するものであ
り、さらに詳細には多数の外科用ステープルをほ
ぼ同時に体組織に貫通してアンビルに向けて打込
み、体組織に多数の端を曲げたステープルをつく
りだすための外科用ステープルに関するものであ
る。 多数の外科用ステープルをステープルホルダか
らほぼ同時に送り出して体組織に多数のステープ
ルをつくりだすような外科用ステープラは公知で
ある。典型的にはこれらのステープラは、ステー
プル留めする組織の一方の側に配置されているス
テープルホルダと、ステープル留めする組織の他
方の側にありステープルホルダに平行なアンビル
と、組織がステープルホルダとアンビルの間にク
ランプされるようにこれらを相互に直線的に移動
させるための手段と、ステープルの先端が組織内
を通過しアンビルによつて端を曲げられるように
ステープルホルダからステープルを送り出しそれ
によつて組織中に多数の完成されたステープルを
つくりだすための手段とを備えている。一般的に
使用されているのは、ステープルホルダとアンビ
ルが使い捨てカートリツジを構成しており、この
カートリツジがこれを支持し作動させるための恒
久的なアクチユエータに着脱自在に取付けられて
いるようなステープラである。このカートリツジ
は一度使用したら使い捨てにすることができる。
恒久的なアクチユエータは新しいカートリツジを
再装填した後、同じ外科処置に再使用することが
でき、また洗浄、殺菌、再装填後、別の外科処理
に再使用することができる。 外科用器具の洗浄および殺菌が困難でありかつ
高価であるために、使い捨て外科用器具に対する
関心および要求が高まりつつある。このことは上
記の外科用ステープラのアクチユエータのような
多数の可動部分を有する外科用器具について特に
当てはまる。一方、これまでの外科用ステープラ
のアクチユエータは、一般にステープル留めする
組織をクランプしかつ多数のステープルを組織に
打込むことと関連した比較的大きな力に耐えるこ
とが要求され、しかも同時にステープルの正確な
形成にとつて必要とされる、ステープルホルダと
アンビルとの間の正確な整合を与えることが要求
されている。これらの要求からステンレススチー
ルのような比較的高価な材料でつくられた多数の
正確な部品を有する極めて精密なアクチユエータ
構造が一般的に必要とされている。このような構
造は一般に経済的に使い捨てにできるものではな
い。 従つて本発明の目的はアクチユエータの精密性
および正確性に対する要求が極めて緩和され、ア
クチユエータの大部分を比較的安価な材料を用い
てかつ比較的安価な設計でつくることができ、そ
れによつてアクチユエータ(並びにカートリツ
ジ)を必要により経済的に使い捨てできるような
上記タイプの外科用ステープラを提供することで
ある。 上記タイプの器具は、いろいろな形状のステー
プル配置と器具を必要とする幾つかの異なるタイ
プの外科用ステープル装置を行うのに利用できる
が、代表的な器具はいわゆる胸部−腹部外科用ス
テープラであつて、このステープラは一般に胸
郭、気管、胃あるいは腸のような中空の身体器官
に横方向に一列のステープルを形成するのに一般
的に使用される。このタイプのステープラはステ
ープル留めする組織の周囲に配置される器具の末
端がU型構造している。このタイプの器具では縦
方向部材であるアンビルは、U型構造の遠方の脚
に取付けられ、またステープルホルダはこの構造
の近い方の脚に取付けられている。この器具の基
部に近い端部のノブにより、アンビルに向かつて
送られるステープルとホルダがアンビルの対向す
る面とステープルとの間に組織をクランプするよ
うになつている。それから、器具の基部に組込ま
れているハンドル機構を操作して、ステープルホ
ルダからすべてのステープルを同時に組織を通し
てアンビルに向かつて送り出す。このようにして
組織をステープルで留めた後、再びクランプノブ
を操作して空になつているステープルホルダを引
つ込めて組織を器具から解放する。 このタイプの器具(そしていろいろな程度でそ
の他の同様なタイプの外科用ステープラ)の一つ
の問題は、器具の末端にあるU型構造物に組織を
クランプし、その構造物の平行な脚の間に多数の
ステープルを同時に送り出す結果このU型構造物
に大きな力がかかりそれによつて構造物が変形し
てしまうことである。特にU型構造物の平行な脚
はばらばらに力が加えられそれによつてその平行
関係を失う。U型構造物の遠方の脚もU型のベー
スおよび構造物のどこかで起こる変形の結果、基
部に近い脚に対して縦方向にシフトする。U型構
造物のこのような変形あるいは歪みが時にはステ
ープルホルダとアンビルの位置関係を狂わせ、も
はやアンビルが一部あるいはすべてのステープル
の端を正確に曲げることができないようにしてし
まう。このように不正確に端が曲げられたステー
プルは、組織を適切に留めることができず、およ
び/または組織を傷つけることになる。 従つて本発明の他の目的は共働する支持構造物
の変形によるステープルホルダとアンビルの不整
合が極めて少ないかあるいは全くないような上記
タイプの外科用ステープラを提供することであ
る。 発明の要約 本発明はこれらの目的およびその他の目的は、
本発明の原理によれば、ステープルホルダがアン
ビルに枢着され、それによつてアンビルの変形や
歪みの際にステープルホルダがアンビルの変形や
歪みの際にステープルホルダがアンビルと共に移
動し常にアンビルと正確に整合するような外科用
ステープラを与えることによつて達成される。ス
テープルホルダとアンビルの間の正確な整合は主
としてこれらの要素自身により保持される。従つ
て器具の残りの部分(すなわち器具のアクチユエ
ータ部分)の高度の精密性および正確性はあまり
重要でなく、器具のこの部分はより安価な材料を
用いてかつあまり厳格でない製造公差をもつてく
ることができる。このことは装置のコストを大幅
に低くし、この器具は所望により経済的に使い捨
て可能な商品として製造することが可能になる。 本発明のさらに別の特徴、性質および種々の利
点は、添付図面および本発明の以下の詳細な説明
からさらに明らかになろう。
第1図は本発明に従つてつくられた胸部−腹部
外科用ステープラの第1実施態様を示す斜視図で
ある。 第2図は使用前の第1図の器具の一部切欠き立
面図である。 第3図は使用前の第1図の器具の一部を示す一
部切欠き斜視図である。 第4図は第2図に類似の図面であり、組織がク
ランプされ、ステープルを打込む状態にある、使
用状態の器具を示している。 第5図は第1図の器具の一部を示す拡大立面断
面図であり、この器具を操作してステープルで留
める組織をクランプする方法を示している。 第6図は第5図に類似の図面であり、組織がク
ランプされ、ステープルが打込まれる状態にある
器具の状態を示している。 第7図は第5図および第6図に類似の図面であ
り、器具を操作してクランプされた組織をステー
プルで留める方法を示している。 第8図は第5図〜第7図に類似の図面であり、
組織がステープルで留められた後に器具から解放
される方法を示している。 第9図は第6図の線9−9に沿つて取られた断
面図である。 第10図は第6図の線10−10に沿つて取ら
れた断面図である。 第11図は典型的な従来の胸部−腹部外科用ス
テープラの使用中に起こるような構造的変形の例
を示すこのステープラの一部の簡略立面図であ
る。 第12図は本発明の原理に従つてつくられた胸
部−腹部外科用ステープラの使用中に起こるよう
な構造的変形の例を示すこのステープラの一部の
簡略立面図である。 第13図は本発明に従つてつくられた胸部−腹
部外科用ステープラの第2実施態様の一部を示す
斜視図である。 第14図は第13図の器具の立面断面図であ
る。 第15図は第14図の線15−15に沿つて取
られた断面図である。 第16図は第14図の線16−16に沿つて取
られた断面図である。 第17図は第14図に示されている器具の底部
を示す図面である。 第18図は本発明に従つてつくられた胸部−腹
部外科用ステープラの第3実施態様を示す斜視図
である。 第19図は第18図の器具の端面図である。 第20図は第18の器具の立面断面図でありこ
のステープラに組織をクランプするための器具の
操作方法を示している。 第21図は第20図に類似の図面でありクラン
プされた組織をステープルで留めるための器具の
操作方法を示している。 第22図は第20図の線22−22に沿つて取
られた断面図である。
外科用ステープラの第1実施態様を示す斜視図で
ある。 第2図は使用前の第1図の器具の一部切欠き立
面図である。 第3図は使用前の第1図の器具の一部を示す一
部切欠き斜視図である。 第4図は第2図に類似の図面であり、組織がク
ランプされ、ステープルを打込む状態にある、使
用状態の器具を示している。 第5図は第1図の器具の一部を示す拡大立面断
面図であり、この器具を操作してステープルで留
める組織をクランプする方法を示している。 第6図は第5図に類似の図面であり、組織がク
ランプされ、ステープルが打込まれる状態にある
器具の状態を示している。 第7図は第5図および第6図に類似の図面であ
り、器具を操作してクランプされた組織をステー
プルで留める方法を示している。 第8図は第5図〜第7図に類似の図面であり、
組織がステープルで留められた後に器具から解放
される方法を示している。 第9図は第6図の線9−9に沿つて取られた断
面図である。 第10図は第6図の線10−10に沿つて取ら
れた断面図である。 第11図は典型的な従来の胸部−腹部外科用ス
テープラの使用中に起こるような構造的変形の例
を示すこのステープラの一部の簡略立面図であ
る。 第12図は本発明の原理に従つてつくられた胸
部−腹部外科用ステープラの使用中に起こるよう
な構造的変形の例を示すこのステープラの一部の
簡略立面図である。 第13図は本発明に従つてつくられた胸部−腹
部外科用ステープラの第2実施態様の一部を示す
斜視図である。 第14図は第13図の器具の立面断面図であ
る。 第15図は第14図の線15−15に沿つて取
られた断面図である。 第16図は第14図の線16−16に沿つて取
られた断面図である。 第17図は第14図に示されている器具の底部
を示す図面である。 第18図は本発明に従つてつくられた胸部−腹
部外科用ステープラの第3実施態様を示す斜視図
である。 第19図は第18図の器具の端面図である。 第20図は第18の器具の立面断面図でありこ
のステープラに組織をクランプするための器具の
操作方法を示している。 第21図は第20図に類似の図面でありクラン
プされた組織をステープルで留めるための器具の
操作方法を示している。 第22図は第20図の線22−22に沿つて取
られた断面図である。
本発明の原理は他の同様なタイプの外科用ステ
ープラに応用できるものであるが、上記タイプの
胸部−腹部外科用ステープラに本発明に適用する
説明から本発明は明瞭に理解されよう。本発明は
また恒久的な器具および使い捨て器具の両者に適
用可能である。従つて先ず、本発明を全体に使い
捨て可能な実施態様において説明する。次にステ
ープルホルダとアンビルを備えた使い捨てカート
リツジを恒久的な器具に取付けた第2実施態様を
説明する。そして最後に再び全体に使い捨て可能
であるが、ステープルホルダとアンビルのアツセ
ンブリのアクチユエータが異なつている第3実施
態様を説明する。 第1実施態様: レバー操作型アクチユエータを備えた使い捨
て器具 A 全体的な構造および操作 第1図〜第10図は本発明の第1実施態様
を示している。この実施態様では、一回の外
科用ステープル留め処置で使用した後、器具
全体を使い捨てにすることができ、かつこの
器具はレバーで作動するようになつている。 例えば第1図に示されているように器具1
0は、この器具の基端近くにあるハンドル2
0と、ハンドル20にほぼ垂直な縦方向の連
結構造体30と、連結構造体30の末端にあ
る開放U型またはV型の支持構造体40とを
備えている。第2図において一層よくわかる
ように、支持構造体40は基部に近い脚42
と、基部から遠い脚44と、この脚42およ
び44のそれぞれ一端を結合するベース46
とを備えている。支持構造体40は連結構造
体30の縦軸にほぼ平行な平面内にある。し
かしながら脚42と44のそれぞれの縦軸は
連結構造体30の縦軸に交差している。使用
する場合には、ステープルで留める組織(例
えば胸郭のような管状の器官)が脚42と4
4の間に入り、支持構造体40の平面と交差
するように、この器具は組織12に対して配
置する。 第2図にさらに明瞭に示されているよう
に、支持構造体40の末端の脚44には、旋
回するステープルホルダとアンビルのアツセ
ンブリ50が取付けられている。アツセンブ
リ50は、脚44に固定取付けされているア
ンビル部分52と、支持構造体40のベース
46に隣接して旋回軸62によりアンビル部
分52に枢支されているステープルホルダ部
分60とを備えている(図面に示されている
好ましい実施態様では旋回軸62は単独で回
転できるようになつているが、旋回軸62の
配置は以下に詳細に説明されるように、アン
ビルに向かい合つているステープルホルダ表
面64に垂直なステープルホルダの動きの大
きさを制限するようになつている。これが第
2図において破線で示されている細長い開口
61の機能である。しかしながらこの器具を
当面全体的に説明するためには、旋回軸62
が単独に旋回運動をさせるものであると見な
して十分であろう)。アンビル部材54はス
テープルホルダ60と向かい合うようにアン
ビル部分52に取付けられている。ステープ
ルホルダ60は支持構造体40を構成してい
る2つのほぼ平行なプレート40aおよび4
0bの間で案内されるが(第9図参照)、旋
回軸62を除けばステープルホルダ60はこ
の器具で支持されてはいない。ステープルホ
ルダ60は通常、アンビル部分52とステー
プルホルダ部分60との間の板ばね56(第
5図)によつてアンビル部材54から遠去か
るように押付けられている。第2図に示され
ているような通常の開いた状態では、アツセ
ンブリ50はアンビル部材54とステープル
ホルダ60の向かい合つた面64との間に組
織12を容易に受入れることができるように
なつている(第1図参照)。 組織がアンビル部材54とステープルホル
ダ60の間の所定の位置に置いた後、旋回ク
ランプアクチユエータ70が第5図に示され
ているようにその旋回軸72の周りに反時計
方向に旋回される。これによつてアクチユエ
ータ70の末端のカム面74が、ステープル
ホルダ60をその旋回軸62の周りに時計方
向に旋回させ、それによつて組織12をアン
ビル部材54とステープルホルダ60の向か
い合つた面64との間に徐々にクランプす
る。 アクチユエータ70が完全に反時計方向に
旋回して、例えば第4図および第6図に示さ
れているようにそれが連結構造体30の縦軸
にほぼ平行になると、カム面74の末端がス
テープルホルダ60の基部側にある戻り止め
65にかかる。すると、組織12が、アンビ
ル部材54と、向かい合つたステープルホル
ダ面64との間にしつかりとクランプされ
る。ステープルホルダ60とアンビル部材5
4はほぼ平行であり、旋回軸62と、この軸
62の反対側にあるステープルホルダ60の
側面にあるスペーサー部材66によつて、ア
ンビル部材54と面64との間に適当な間隙
が保持される。スペーサー部材66はアンビ
ル部材54の隣接部分と接触することによつ
てその機能を発揮する。ステープルホルダ6
0とアンビル部材54の正確な整合は整合ピ
ン80(第6図)によつて助成される。この
整合ピン80は、旋回軸62と反対側でステ
ープルホルダ60を貫通して伸び、ステープ
ルホルダ60が旋回してアンビル部材54に
平行になると、アンビルアツセツブリ52の
整合開口58内に入る。 またアクチユエータ70が第4図および第
6図に示されているように完全に反時計方向
に旋回すると、アクチユエータ70により支
持されている駆動ピン76は連結構造体30
の基部にある駆動ピン90と整合する。この
際、駆動ピン76の末端はステープルホルダ
60の基部側に伸びてステープルホルダのス
テープル駆動アツセンブリ68(第6図)の
基部側表面に隣接する。通常、アクチユエー
タレバー110を反時計方向に旋回してハン
ドル20から遠去けるようにしている安全ラ
ツチ100(第4図)はこれを時計方向に旋
回することにより、第4図に示されている破
線の位置まで下げられる。レバー110を旋
回軸112を中心に反時計方向にハンドル2
0に向かつて旋回させて(すなわちハンドル
を握つている手で指でハンドルの方向にレバ
ーを引くことによつて)ステープル駆動機構
を作動させることができる。 このようにレバー110が時計方向に旋回
すると連結構造体30の基部に近い端部の内
側のレバー110の端部が駆動ピン90の基
部に近い端部のヘツド92と接触し、ピン9
0を末端の方向に駆動する。順にピン90の
末端は駆動ピン76の基部に近い端部のヘツ
ド78と接触してこのピンを末端方向に駆動
する(第7図参照)。ピン76の末端はステ
ープル駆動アツセンブリ68の基部に近い面
と接触し、それによつてこのアツセンブリを
末端方向に駆動し、このアツセンブリにステ
ープルホルダ60からステープル120を組
織12を通しアンビル部材54の方向に送り
出させる。アンビル部材54はステープルの
端を曲げ、ステープルは組織の中に残り組織
を保持する。このようにステープルの端が折
り曲げられたらレバー110を、連結構造体
30内のヘツド92と面32の間で駆動ピン
90の基部に近い端部の周囲に配置されてい
る圧縮コイル復帰ばね94(第2図および第
4図)の力によりその元の位置に戻す。 こうして組織のステープル留めが完全とな
り、しなければならないことはステープル留
めされた組織を器具から取り出すことだけで
ある。この取り出しは第8図に示されている
ように、クランプ解放トグル130の基部に
近い端部132を押し下げることによつて達
成される。クランプ解放トグル130は、旋
回軸134に軸支されており、その末端13
6がクランプアクチユエータ70の基部に近
い端部138の下に伸びるように配置されて
いる。クランプ解放トグル130の基部に近
い端部132を押し下げると、このトグルの
末端がクランプアクチユエータ70の基部に
近い端部138を押し上げ、それによつてク
ランプアクチユエータ70を時計方向に旋回
させ、ステープルホルダ60にかかるカム面
74の圧力をゆるめる。次にステープルホル
ダ60が板ばね56の圧力に応答して旋回軸
62の周りに反時計方向に旋回する。このよ
うにしてアンビルアツセンブリ52から離れ
るようにステープルホルダ60が旋回し、ス
テープル留めされた組織12を器具から容易
に取り出すことができる。 B アクチユエータアツセンブリ 器具10は3つの主要な部分すなわち(1)ハ
ンドル20と、連結構造体30と、支持構造
体40を備えたアクチユエータアツセンブリ
および(2)ステープルホルダとアンビルのアツ
センブリ50を有するものと考えることがで
きる。アツセンブリ50に関する詳細は以下
のセクシヨンCにおいてさらに説明される。
同様にアクチユエータアツセンブリの一部を
形成しているクランプ機構およびステープル
駆動機構に関する詳細は以下のセクシヨンD
において説明される。しかしなが予備的にア
クチユエータアツセンブリの残りの部分の構
造の詳細についてここで考案を加えておく。 器具10を容易にかつ経済的に使い捨て可
能にするためには、器具のできるだけ多くの
部分をプラスチツクのような比較的安価な材
料でつくることが望ましい。大きな応力がか
かるような器具の部分だけを金属でつくるこ
とが望ましい。 前記の事柄を念頭に置くと、支持構造体4
0の基本的な要素は、2つの隔置された実質
的に平行な金属プレート40aおよび40b
である(例えば第1図および第9図参照)。
一方、ハンドル20の基本的な要素は固定ハ
ンドル部材22と回転アクチユエータレバー
110であり、これらはいずれも主としてプ
ラスチツク製である。ハンドル部材22のプ
ラスチツクは、連結構造体30に沿つてプレ
ート40aおよび40bの金属に連結されて
いる。プレート40aと40bは、連結構造
体30に沿つて支持構造体40から基部に戻
るようにプラスチツクの外側シエル36内に
実質上包囲されかつこのシエル36に接着さ
れている(第1図、第9図および第10図参
照)。シエル36はプラスチツクハンドル部
材22と一体である。 アツセンブリ50のアンビル部分52は、
プレート40aと40bの末端の脚44の間
に固定して問付けられている。ステープルホ
ルダ60はプレート40aと40bの基部に
近い脚42の間でアンビル部分52の一端に
軸支されている。クランプアクチユエータ7
0とクランプリリーストグル130も、連結
構造体30内に伸びているプレート40aと
40bの部分の間に軸支されている。プレー
ト40aと40bは要素70と130のそれ
ぞれ旋回軸72と134の両端を支持してい
る(第3図第9図および第10図参照)。ま
た、プレート40aと40bの基部に近い端
部でこれらのプレートはアクチユエータレバ
ー110の旋回軸112の両端をそれぞれ支
持している(第4図参照)。アクチユエータ
レバー110は金属コア114を含んでおり
(第2図および第4図)、それによつてレバー
110は旋回軸112に取付けられ、このコ
ア114は軸112を越えて伸び駆動ピン9
0のヘツド92と接触している。 C ステープルホルダとアンビルのアツセンブ
リ 第9図に最もよく示されているように、ス
テープルホルダとアンビルのアツセンブリ5
0のアンビル部分52は、ベース部材150
を有し、この部材150はリベツト48(第
2図)または同様の手段によつてプレート4
0aと40bの末端の脚44の間に、固定し
てかつ永久的に取付けられている。アンビル
部材54はベース部材150の外向きに広が
つたレール部分152(第9図)の上にこれ
をはめ込むことによりベース部材150に取
付けられている。アンビル部材54は2列の
平行なステープルの端曲げポケツトすなわち
窪み54aおよび54bを有している(第3
図参照)。アンビルポケツト54aおよび5
4bの各列はそれぞれステープルホルダ60
の平行な2列のステープル120のそれぞれ
と整合している。各列の2つの隣接するステ
ープルポケツトはそれぞれステープルの関連
する列の各ステープルの2つの先端とそれぞ
れ整合している。例えば第5図においても最
もよく示されているように、アンビル部材5
4はまた組織がこの器具にクランプされる際
に整合ピン80の端部がベース部材150の
開口58に入れるための穴54cを備えてい
る。このアンビルアツセンブリの他方の端部
において、ベース部材150はベースに向か
つて伸びるタング154を備えており(第5
図)、このタングに上記の通り、また以下に
詳細に説明するようにステープルホルダ60
が枢支されている。 再び第9図に戻る。ステープルホルダ60
はプレート40aおよび40bの基部の脚4
2の間に配置されている。ステープルホルダ
60は外側ハウジング160を有し、このハ
ウジング160は一対のタブ162を有し
(第5図)、このタブ162は舌部154の各
側面に接触して末端に向かつて延びている。
旋回軸62は舌部154に保持され、舌部の
各側面からタブ162のそれぞれにある細長
い開口61に伸び、ステープルホルダ60を
アンビル部分52に枢着している。開口61
は、組織が器具にクランプされる際、組織と
接触するステープルホルダ60の基部から遠
い方の面に垂直(すなわちステープルの駆動
方向に平行)な方向に細長くなつている。旋
回軸62の端部は、初め例えば第2図および
第3図に示されているように、細長い開口6
1の基部に近い方の部分に配置されている。
ステープルホルダ60が第5図に示されてい
るように器具内でクランプされる組織に近付
くと、細長い開口61は第5図の矢印63で
示されているように、少し基部の方向に直線
的に、旋回軸62に近いステープルホルダ6
0の部分を移動させる。このことが主として
旋回クランプ運動の最後の方で、有効にわず
かな直線クランプ運動を与えることにより、
アツセンブリ50が閉じる際にクランプされ
る極めて流動性の組織が旋回軸62から遠去
かる方向に流動するのを防止している。この
組織はこれによつて器具に一層均一に分配さ
れる。第6図に示されているように、アツセ
ンブリ50が完全に閉じると旋回軸62の両
端が細長い開口61の末端に接触し、それに
よつてスペーサー部材66と共働してアンビ
ル部分52に平行にステープルホルダ60を
保持する。 もう一度第9図に戻る。ステープル保持部
材164はハウジング160の末端側に取付
けられている。ステープル保持部材164は
2列の平行なステープル収容開口164aと
164bを有し、開口164aと164bは
それぞれアンビルポケツトの列54aと54
bに整合している。ステープル収容開口はそ
れぞれ初めに1つのステープル120を有し
ており、開口はなお一層整合しており、アン
ビルポケツトの関連する列の1つのアンビル
ポケツトがその開口のステープルのそれぞれ
の先端に向かい合うようになつている。各ス
テープル120の後には器具に摺動自在に取
付けられたステープルプツシヤー166があ
る(第5図参照)。ステープルプツシヤー1
66の基部に近い端部はすべて横方向プツシ
ヤー部材168と接触しており、このプツシ
ヤー部材168も器具に摺動自在に取付けら
れている。従つて要素166と168はステ
ープルホルダ60内のステープル駆動アツセ
ンブリ68を構成する。このステープル駆動
アツセンブリへの接近はハウジング160の
基部に近い側の細長いスロツト170を通し
て行われる。 ステープルホルダ60は、例えば第5図に
示されているように、板ばね56により通
常、アンビル部材54から遠去かるように押
付けられている。例えば第5図に示されてい
るように、板ばね56の一端はアンビルベー
ス部材150のタンク154に取付けられて
いる。板ばね56の他端はステープルホルダ
60の内側の面172に接している。 ステープルホルダ60はまた、整合ピン8
0を支持している。アツセンブリ50を開い
た時に整合ピン80の端部がアツセンブリ5
0の開放端部を部分的にふさいで障害とな
り、この器具に入れるあるいはこの器具から
取出される組織に損傷を与えることがないよ
うに、整合ピン80はステープルホルダ60
に往復運動可能に取付けられ、アツセンブリ
50が閉じるとこのピンを自動的に伸ばし、
アツセンブリ50が開くとこのピンを自動的
に引込めるための手段を備えている。例えば
第3図に示されているように、ピン80の基
部に近い端部は板ばね180のスロツト端部
182と係合している。この板ばね180は
ハウジング160の基部に近接し、且つこれ
に沿つて伸び、ハウジングの底部に固定され
ている(第5図参照)。板ばね180は細長
いスロツト184を有しこのスロツト184
はハウジング160のスロツト170とほぼ
同一の外延を有している。板ばね180はま
た、横方向の窪みをもち、この窪みはクラン
プアクチユエータ70が旋回して連結構造体
30と平行になつた場合に、カム面74の末
端の戻り止め65を形成している。ハウジン
グ164の基部に近い側を戻り止め窪み65
に対応して除去することもできる。板ばね1
80は例えば第2図および第3図に示されて
いるように一般に傾斜し、ピン80の方向に
ハウジング160の基部に近い側から遠去か
るように配置されている。この状態ではばね
180はピン80を引つ込めた状態で保持す
るので末端はホルダ60から突き出していな
い。 クランプアクチユエータ70が第5図に示
されているようにアツセンブリ50を閉じる
ように反時計方向に回転すると、先ずカム面
74がスロツト184の両側でばね180の
中央部分に接触する。これによつてアツセン
ブリ50が閉じ始めると、ハウジング160
の基部に近い側ばね180が押される。ばね
180の反りによつてピン80がホルダ60
を基部から遠い方向に動かし、それによつて
ピン80を末端をホルダ60からアンビル部
分52に向けて突き出させる。アツセンブリ
50が締まり続けるとピン80の末端はアン
ビルアツセンブリ52の整合開口58に入り
込み、上記のごとくステープルホルダ60と
アンビル部分52を整合させる。何らかの理
由でばね80がハウジング160の基部に近
い側に完全に着座しないような場合しは、第
6図の矢印186で示されているようにヘツ
ド82を押してピン80を開口58の奥まで
押し込むことができる。第8図に示されてい
るようなアツエンブリ50を再び開けると、
カム面74がばね180から離れてばね18
0がハウジング160の基部に近い面から離
れピン80を引つ込ませる。 適切なステープル形成を確実に行うのに必
要とされるステープル案内要素とステープル
形成要素(すなわちステープルホルダ60と
アンビル部材54)との間の正確な整合は、
アツセンブリ50自身によつて完全に与えら
れているということに留意しなければならな
い。従つてこの器具(すなわちアクチユエー
タ)のその他のすべての部品に対する公差の
要求は著しく小さくなる。このことがアクチ
ユエータのコストを極めて低くし、上記のご
とくこの器具のこの部分に比較的安価な材料
を広く使用することを可能とする。 器具の残りの部分の場合と同じように、ス
テープルホルダおよびアンビルのアツセンブ
リ50のできるだけ多くの部分を、比較的安
価で経済的に使い捨てにできるプラスチツク
などの材料でつくることが望ましい。従つて
アンビルベース部材150、ステープルホル
ダハウジング160、およびステープル収容
部材164はすべてプラスチツク製であるの
が好ましい。アンビル部材54、旋回軸6
2、ステープル駆動アツセンブリ68、整合
ピン80、およびばね56と180のような
アツセンブリ50のその他の高い応力がかか
る要素は普通は金属製である。 D クランプおよびステープル駆動機構 アツセンブリ50は通常、ばね56によつ
て開放された状態にあり、それ故にステープ
ルホルダ60に基部に近い側がアクチユエー
タ70を時計方向に回転させようとするため
に、クランプアクチユエータ70は通常、例
えば第2図に示されているように縦方向の構
造体30に対して斜めに回転している。使用
前、駆動ピ76はヘツド78の基部に近い側
および末端側にそれぞれ隣接するビード17
4aおよび174bによりアクチユエータ7
0に保持されている(第5図も参照)。 アツセンブリ50を閉じようとする場合に
は、器具の使用者は第5図に示されているよ
うにアクチユエータ70の基部に近い端部1
38を押し下げてアクチユエータ70を反時
計方向に回転させ、これを連結構造体30と
ほぼ平行にする(第6図参照)。アクチユエ
ータ70が反時計方向に回転するとカム面7
4がばね180を押し付け、それによつてば
ね180がステープルホルダハウジング16
0の基部に近い側を押圧し、ステープルホル
ダ60をアンビル部分52の方に旋回させ
る。これが行われるとピン76の末端がばね
180スロツト184を通過してハウジング
160のスロツト170に入り込む。第6図
に示されているように、アクチユエータ70
が連結構造体30に対して完全に平行になり
かつアツセンブリ50が完全に閉じられる
と、ピン76は横方向プツシヤー部材168
のほぼ中央の点でプツシヤー部材168に対
してほぼ垂直になる。アクチユエータ70が
連結構造体30の面34と接触すると、アク
チユエータ70は連結構造体30に対して平
行な状態で静止する。アクチユエータ70は
カム面74および戻り止め65の共働作用に
よつてこの状態にラツチあるいはロツクされ
る。 また、アクチユエータ70が連結構造体3
0に対して平行な状態にある時も、アクチユ
エータ70の基部に近い端部138はトグル
130の末端136の上に重なり、ログル1
30の基部に近い端部132を回転させて連
結構造体30から引き離す。アクチユエータ
70を回転して連結構造体30に対して平行
にすると、駆動ピン76と駆動ピン90とが
上記のごとく整合する(第4図も参照)。次
にレバー110を操作してピン90により、
第7図に示されているように末端の方向にピ
ン76を駆動させる。ピン76のヘツド78
がビード174bを切取り、次いでピン76
の基部に近い端部がステープルホルダ60の
横方向プツシヤー部材168と接触して、こ
の部材およびすべてのステープルプツシヤー
166を第7図の矢印178で示されている
末端の方向に動かす。上記の通りこれは同時
にすべてのステープル130を動かす。 ステープルが駆動されかつレバー110が
ゆるめられると、駆動ピン90が引つ込めら
れ、トグル130の基部に近い端部132を
押し下げることにより第8図に示されている
ように組織のクランプをゆるめることができ
る。これがアクチユエータ70を時計方向に
旋回させてばね180にかかつているカム面
74の圧力をゆるめる。次にばね56の圧力
によつてステープルホルダ60が反時計方向
に旋回して整合ピン80の末端を開口58か
ら取り出す。ばね180もハウジング160
の基部に近い側から遠去かるように曲げられ
て元に戻り、それによつてピン80の末端を
ステープルホルダ60の中に引つ込め、かつ
アツセンプリ50の開放されている側を障害
物のない状態とし、器具からステープルで留
められた組織を容易に取り出せるようにす
る。 経済的に使い捨てができるようにするため
にクランプアクチユエータ70とトグル13
0はいずれもプラスチツクなどでつくるのが
好ましい。駆動ピン76と90は一般的に金
属製である。 E 操作上の利点 第11図は従来の胸部−腹部外科用ステー
プラの末端の極めて簡略化した立面図で実線
で示している。この器具は角が直角になつて
いるU型の末端部分210を有するフレーム
200を備えている。本発明の器具と同じよ
うに、この末端部分の基部から遠い方の脚2
14は器具のアンビル部分を支持している。
この脚はベース部分216と基部に近い脚2
12によりフレーム200の残りの部分に連
結されている。この器具のステープルホルダ
220は、それがフレーム200内で横方向
に往復運動するように取付けられている。ス
テープルホルダ220は脚214の方に送ら
れ、組織をステープラのステープルホルダと
アンビルの間にクランプする。その後、これ
もフレーム200内で軸方向に往復運動する
ステープル駆動機構を働かせて、複数のステ
ープルをステープルホルダ220からクラン
プされた組織に通し、脚214により支持さ
れているアンビルの方に同時に送り出す。 組織をクランプしかつその際に比較的多数
のステープルを同時に駆動するために、第1
1図の器具にかけられる力によつて、一般的
に構造体210が反りを生じたり変形したり
する。これらの反りは明瞭となるように著し
く誇張されているが、第11図の破線によつ
て示されている。これらの破線によつて示さ
れているように、この器具におけるクランプ
力およびステープル留めする力は、脚214
をステープルホルダ220から遠去かるよう
に位置214′まで押すような傾向がある。
脚214がステープルホルダ220に対して
支持されている方法の故に、脚214はその
元の位置に対して横方向に下向きにシフトし
(偏位の大きさA)かつステープルホルダ2
20から外向きに遠去かりU型構造体210
の開放された側に向かう方向に曲げられる
(偏位の大きさB)傾向がある。 ステープルホルダ220は、脚214の反
りと完全に一致することあるいはこの反りに
従うことができない可能性がある。なぜな
ら、それは脚214から遠く離れたフレーム
200の部分によつて主として往復運動の動
きをするように支持されているからである。
従つて脚214の上記の偏位はアンビルとス
テープルホルダとの間の不整合を起こす傾向
がある。時にはこの不整合のために、ステー
プルの先端がアンビルポケツトに正確に入ら
ず、1つまたはそれ以上のステープルが不正
確にあるいは不完全に形成されるような結果
をもたらすことがある。このような不正確に
あるいは不完全に形成されたステープルは極
めて望ましくない。というのは、それらが組
織を傷つけたり、あるいは組織を確実に保持
しなかつたり、あるいはまた外科処置の最中
またはその後にゆるんでしまうことがあるか
らである。 第12図は本発明の器具がいかにして上記
の不整合の問題を解決するかを示すものであ
る。第11図と同様に各種の要素の偏位とし
ていない状態は実線で示されており、また偏
位した状態は破線で示されている。偏位は例
示が目的であるので極めて誇張されている。
従来の器具と同じように組織をクランプしス
テープルを駆動する力は、支持構造体の脚4
4を下向きにかつその初めの位置から遠去か
るように位置44′まで偏位させる傾向があ
る。しかしながらステープルホルダ60が、
脚44の一方の端部に隣接する旋回連結部6
2(これは位置62′まで偏位する)によつ
て完全に取付けられているために、ステープ
ルホルダ60は脚44といつしよに位置6
0′まで偏位する。従つてステープルホルダ
60は常に、脚44に取付けられているアン
ビルと正確に整合した状態を保持し、ステー
プルホルダとアンビルの不整合によりステー
プルが不正確に形成されるような恐れは極め
て少なくなる。ステープルホルダ60のそれ
ぞれ反対側端部にある旋回軸62(細長い開
口61の基部から遠い端部と接触している)
とスペーサー部材66とが協働することによ
つて、ステープルホルダ60は常にアンビル
から正確に隔置されかつアンビルに対して平
行に保持されている。このことも正確なステ
ープルを形成する上で重要なことである。 アンビルとステープルホルダとの間の不整
合の可能性が極めて少ないことのほかに、第
1図〜第10図に示されている実施態様は、
比較的安価な材料を広く使用していること並
びに器具のアクチユエータ部分に対する製造
公差の厳密整が一層少ないという理由によ
り、完全に使い捨てできる商品として経済的
に製造することができる。一回使用した後器
具を完全に使い捨てにすることができること
により、再使用する際の洗浄や殺菌に伴うあ
らゆる困難性や経費が完全になくなる。第1
図〜第10図に示されている実施態様はま
た、従来の多数の胸部−腹部ステープラより
も操作が容易でありかつ迅速に行えるという
利点を有している。組織をクランプしあるい
はゆるめることは、ねじ機構によるよりもレ
バー70および130により、一層迅速に行
われる。整合ピン80はまた、アツセンブリ
50が初めに閉じ次いで再び開放される際自
動的に伸長しあるいは引つ込む。 第2実施態様: 使い捨てステープルホルダとアンビルのカー
トリツジを備えた恒久的なアクチユエータ 第13〜第17図は本発明の別の態様を示す
ものである。この態様はステープルホルダとア
ンビルのアツセンブリ50が、使い捨てカート
リツジ250としてつくられており、器具の残
りの部(すなわちカートリツジアクチユエー
タ)は清掃、殺菌および再使用することができ
る恒久的な設計でつくられているということを
除けば第1実施態様と基本的に同じである。 第13図に示されているように、カートリツ
ジ250は上記実施態様のアツセンブリ50と
実質的に同一である。2つの実施態様の同じ部
品には同じ参照符号が付けられている。従つて
カートリツジ250は、旋回軸62によつてそ
の一端が枢支されているステープルホルダ60
を有するアンビル部分52を備えている。アン
ビル部分52はアンビル部材54(第14図お
よび第16図)を支持しており、ステープルホ
ルダ60は整合ピン80を支持している。この
整合ピン80はこのカートリツジを器具に取付
けて使用状態にすると板ばね180の作用によ
つて自動的に伸びたり引つ込んだりする。カー
トリツジ250の内部構造および操作はアツセ
ンブリ50の構造および操作と同一であり、再
び詳細には説明しない。 カートリツジ250が使用されるアクチユエ
ータ230は、使い捨て器具において典型的に
プラスチツクなどである部品に対して一層多く
恒久的な材料が使用されるという点を除けば、
器具10のアクチユエータ部分と実質的に同じ
である。従つてアクチユエータ230の主要部
分については再び示さないし説明もしない。ア
クチユエータ230の末端部分240だけは、
器具10の対応する部分40とやゝ異なつてお
り、第13図〜第17に示されておりかつ以下
に詳細に説明する。 例えば第13図に示されているように、アク
チユエータ230の末端部分240は、この部
分240がカートリツジ250を着脱自在に収
容するように設計されているという点を除け
ば、器具10の対応する部分40と同様であ
る。構造体240は2つの隔置された実質的に
平行なプレート40aと40bから構成されて
おり、これらのプレートはこのアクチユエータ
の末端で横方向のプレート240によつて連結
されている。構造体240は基部に近い脚4
2、基部から遠い脚44、およびベース46を
構成しており、これらはすべてそれぞれ器具1
0の対応する部分に類似している。 カートリツジ250のアンビル部分52は、
構造体240の脚44に対して縦方向にスライ
ドさせて出し入れできるように設計されてい
る。アンビル部分52の基部に遠い側は基部か
ら遠い方向に突き出している保持構造体252
を有し、この構造体252はプレート242の
スロツト244に嵌合する(第14図〜第16
図も参照)。保持構造体252とスロツト24
4は、カートリツジ250が器具に正確に取付
けられた際に、保持構造体252のビード25
4(第15図)がスロツト244の両側にある
ノツチ246に着座するように設計されてい
る。同時に脚44の内面のビード248はアン
ビル部分52の開口256に着座する。従つ
て、要素246,248,254および256
はアクチユエータ230の所定の位置にカート
リツジ250を着脱自在に保持するための戻り
止め手段を構成している。保持構造体252の
横方向に伸びているフランジ258も(第13
図および第16図)、アンビル部分52を脚4
4の所定の位置に保持し、それによつてアクチ
ユエータにカートリツジ250を保持するのに
役立つている。 器具10と同じようにステープルカートリツ
ジ250がアクチユエータ230に取付けられ
ると、ステープルホルダ60は基部に近い脚4
2に隣接してプレート40aおよび40bの間
に嵌合する(第17図参照)。ステープルカー
トリツジ250は、器具10のアツセンブリ5
0を操作してアンビル部材54とステープルホ
ルダ60の間に挿入された組織をクランプしス
テープル留めするのと同様に操作される。カー
トリツジ250を使用した後、脚44からアン
ビル部分52を引つ張り出すことにより、アク
チユエータ230からカートリツジ250を取
り出す。使用済のカートリツジを廃棄し、外科
処置の際にさらにステープル留めを必要とする
場合には別のカートリツジをアクチユエータに
装填する。外科処置が完了したらアクチユエー
タ230を清掃、殺菌して別の外科処置にこれ
を使用するための設備をする。 第13図〜第17図に示されているタイプの
カートリツジ250は上記の特定のアクチユエ
ータの設計以外の数多くの設計をもつアクチユ
エータに使用することができることが理解され
るべきである。例えばカートリツジ250は以
下に説明するタイプのねじ作動型アクチユエー
タに使用することもできる。ねじとレバー操作
を組合せた多くのアクチユエータもこの技術分
野において知られており、本発明のステープル
ホルダとアンビルのカートリツジを使用するの
に適合させることができる。 器具10のアツセンプリ50と同じように、
カートリツジ250のステープルホルダ60と
アンビン部材54の正確な整合は、カートリツ
ジ250自身によつて完全に保持される。この
ことはカートリツジ250が恒久的な再使用可
能なアクチユエータといつしよに使用されるよ
うな場合に特に有益である。というのはその場
合アクチユエーはもはや厳密な公差を必要とし
ないからである。従つてこのアクチユエータは
清掃、殺菌および保管の際のかなり雑な取扱い
に対して一層抵抗力がある。 第3実施態様: ねじ作動型アクチユエータを備えた使い捨て
器具 第18図〜第22図は本発明の別の実施態様
を示している。この実施態様では上記のものと
同様のステープルホルダとアンビルのアツセン
プリが、ねじアクチユエータによつて作動され
る。この器具は上記の第1実施態様と同様の完
全に使い捨てにできるユニツトとしてつくるこ
とができる。あるいはカートリツジ250に類
似の使い捨てできるステープルホルダとアンビ
ルのカートリツジを、上記第2実施態様に類似
の方法で恒久的な再使用できる設計のアクチユ
エータに着脱自在に取付けることもできる。例
示の目的でこの実施態様の器具は完全に使い捨
てできるということが仮定されている。この器
具を変形して使い捨てカートリツジを受入れる
ための恒久的なアクチユエータを構成する方法
は以下の説明から容易に明らかになろう。 例えば第18図に示されているように、この
実施態様の胸部−腹部ステープラ310は、器
具の基部に近い端部にあるハンドル部分32
0、器具の基部から遠い端部にあるステープル
ホルダとアンビルのアツセンブリ50、アツセ
ンプリ50を支持するための開放U型あるいは
V型支持構造体340、およびハンドル部分3
20と支持構造体340の間にある縦方向の連
結シヤフト部分330を備えている。ステープ
ルホルダとアンビルのアツセンブリ50は第1
実施態様の対応する部分と同一にすることがで
きる。従つて再び詳細には説明しない。支持構
造体340も、その基部に近い端部に雌ねじを
もつブロツク342を有しているという点を除
けば、第1実施態様の支持構造体40と同様と
することができる。この支持構造体340はベ
ース46によつて連結された基部に近い脚42
と基部から遠い脚44を備えている。これらは
すべてそれぞれ第1実施態様の対応する要素に
類似している。また第1実施態様と同じよう
に、基部から遠い脚44はアツセンブリ50の
アンビル部分52に対する緊密な連結によつて
アツセンプリ50を支持している。ステープル
ホルダ60は支持構造体ベース46に隣接する
旋回連結部によつてアンビル部分52に枢支さ
れている。 第20図にさらに明瞭に示されているよう
に、シヤフト部分330は同心の内側シヤフト
334と外側シヤフト332を備えている。外
側シヤフト332の基部から遠い端部はブロツ
ク342にねじ込みされ、ステープルホルダ6
0の基部に近い側に隣接するクランプ作動面3
44で終つている。内側シヤフト334は外側
シヤフト332の内面の一部とのねじ連結部3
46有している。内側シヤフト334は外側シ
ヤフト332に取付けられ、2つのシヤフトの
間に相対的な回転がある場合に内側シヤフト3
34が外側シヤフト332に対して縦方向に移
動するようになつている。この相対的な縦方向
の移動運動の大きさは、シヤフト332の隣接
している環状肩336bおよび336cと共働
している、シヤフト334の基部に近い部分に
ある環状フランジすなわちリング336aによ
つて制限されている。シヤフト334は初め引
つ込められており、リング336aは肩336
bに隣接している。内側シヤフト334の基部
に近い端部は外側シヤフト332の基部に近い
端部より遠くに伸びる。内側シヤフト334は
シヤフト334の基部に近い端部の側面にある
平らな面338と、これに共働しているハンド
ル部分320の同様の内面によつて、ハンドル
部分320に対して回転しないようになつてい
る(第19図も参照)。しかしながら内側シヤ
フト334はハンドル部分320に対して縦に
移動することができる。内側部分334の基部
から遠い端部は、横方向プツシヤー部材168
の中間点付近でステープルホルダ60の基部に
近い側面にあるスロツト170および184を
通過し、ステープルホルダ60のステープル駆
動機構のための駆動ピンとして働く。 外側シヤフト332の基部に近い部分は半径
方向外向きに伸びている環状フランジ350を
備えており、このフランジ350は器具の縦軸
に対して平行に伸びている複数の開口352を
有している。シヤフト332のフランジ350
の基部に近い側にはまた半径方向内向きに伸び
ている環状溝354がある。 ハンドル部分320はシヤフト332の基部
に近い端部に回転自在に取付けられた翼状ハン
ドル322を備えている。このハンドル322
は、環状溝354の一部を通つて伸びているピ
ン324によつて、シヤフト322の端部に保
持されている(第22図も参照)。ハンドル3
22を通つて縦方向に伸び、フランジ350の
開口352の1つに入り込んでいるピン360
によつて、ハンドル322は初めシヤフト33
2に対して回転できないようになつている。ピ
ン360はその基部に近い端部に旋回フイガー
リング362を有し、器具の使用者が以下に説
明するように適当な時にピン360を引つ込め
ることができるようになつている。ピン360
の基部から遠い端部にあるフランジすなわちリ
ング364は、ハンドル322の隣接部分の内
側にある肩326と共働して、フランジ350
の開口352からピン360を引つ込めるのに
必要な大きさよりも十分に大きくピン360が
引つ込められないようにしている。 操作する場合には、ハンドル部分320とシ
ヤフト部分330は第18図に示されているよ
うに初め引つ込められた状態にあり、ステープ
ルホルダ60がアンビル部分52から遠去かる
ように旋回して、ステープル留めする組織12
をアンビル部分52と60の間に挿入すること
ができるようになつている。シヤフト334も
シヤフト332に対して初め引つ込められた状
態にあり、リング336aが肩336bに隣接
し、ピン360が着座して開口352の1つの
中に伸び、シヤフト332に対してハンドル3
22が回転しないようにしている。 ステープル留めする組織が器具内に置かれた
ら、ハンドル322を第18図の矢印370で
示されているように支持構造体340に対して
時計方向に回転する。シヤフト332は開口3
52のピン360の存在によつてハンドル32
2と共に回転する。シヤフト334もこれとハ
ンドル322の間にある回転伝達連結部338
によつてハンドル322といつしよに回転す
る。従つてハンドル322が回転するとシヤフ
トアツセンブリ330がそれといつしよに回転
し、シヤフト332とブロツク342の間にあ
るねじ付き連結部により、アツセンブリ330
がステープルホルダ60の方向に基部から遠去
かるように移動する。シヤフト332の基部か
ら遠い端部344は、ステープルホルダ60の
基部に近い側と接触し、それによつて第20図
に示されているように、ステープルホルダ60
をアンビル部分52の方向に時計方向に旋回さ
せ、ステープル留めする組織を器具にクランプ
する。 ステープルホルダ60をアンビル部分52の
方に完全に旋回させると、シヤフト332の肩
348は第21図に示されているようにブロツ
ク342に対して静止する。従つてシヤフト3
32はもはや前進することができず、ハンドル
322の回転は止められる。このようになると
器具の使用者は組織がクランプされステープル
留めされる準備ができたことを知る。次いで使
用者はリング362を使用してピン360を第
21図に示されている位置まで引つ込める。こ
れによつてハンドル322とシヤフト332の
連結が解かれてハンドル322の回転を続ける
ことができるようになる。 ハンドル322とさらに回転させる際、外側
シヤフト332は静止状態を保ち、内側シヤフ
ト334だけがハンドルといつしよに回転す
る。シヤフト332と334の間のねじ連結部
346により内側シヤフト334が外側シヤフ
ト332に対して基部から遠い方向に移動す
る。従つてシヤフト334の基部から遠い端部
がステープルホルダ60のステープル駆動機構
を動かす。これは先に説明した実施態様のピン
76がその機構を動かすのと同様である。 第21図に示されるようにステープルが完全
に前進すると、リング336aは肩336bか
ら肩336cまで動く。これによつてシヤフト
334がさらに基部から遠い方に移動すること
が防止され、再びハンドル322の時計方向の
回転を止める。こうしてステープル操作が完了
し、残つているのはステープル留めされた組織
から外すことだけである。これは組織をクラン
プしステープルを駆動する方向とは反対の方向
にハンドル322を回転し、シヤフト332を
支持構造体340かつ引つ込め、それによつて
ステープルホルダ60をアンビル部分52から
遠去かるように反時計方向に旋回させることに
よつて行われる。ハンドル322とシヤフト3
32との間に十分な摩擦接触があるか、または
ピン360を再び開口352の1つに押込め
ば、シヤフト332の後退はすぐに開始する。
そうでない場合にはシヤフト332の後退はシ
ヤフト334が後退した後に始まる。その結
果、リング336aは肩336bと接触し、そ
れによつてハンドル322の回転をシヤフト3
32に伝達する。 第18図〜第22図に示されている実施態様
の要素322と332は、プラスチツクなどの
経済的に使い捨てできる材料でつくることがで
きる。要素324,334および360のよう
な高い応力のかかる要素および支持構造体34
0の部分のみは金属製とすることが必要であ
る。アツセンプリ50の構造は先に説明した通
りとすることができる。従つてこの実施態様の
器具全体は、一回使用した後、容易にかつ経済
的に使い捨てにすることができ、それによつて
再装填、清掃および裁菌にかかわるすべての不
便や経費をなくすことができる。第18図〜第
22図に示されている実施態様はまた比較的小
型でコンパクトなものであるという利点を有し
ており、この事は器具のコストを下げある外科
処置においてその使用を容易にする。 ここに示され説明されている実施態様は本発明
の原理を例示しているだけであつて、本発明の範
囲および精神から逸脱することなく、いろいろな
変形を当業者が行うことができるということが理
解されよう。例えば上記実施態様は、1回使用し
た後に使い捨てにすることをねらつているが、上
記第2実施態様に関して説明したのと同じよう
に、使い捨てにすることができるステープルホル
ダとアンビルのカートリツジ250を受入れるこ
とができるような、恒久的な再使用可能なアクチ
ユエータを有する同様の器具をつくることもでき
る。
ープラに応用できるものであるが、上記タイプの
胸部−腹部外科用ステープラに本発明に適用する
説明から本発明は明瞭に理解されよう。本発明は
また恒久的な器具および使い捨て器具の両者に適
用可能である。従つて先ず、本発明を全体に使い
捨て可能な実施態様において説明する。次にステ
ープルホルダとアンビルを備えた使い捨てカート
リツジを恒久的な器具に取付けた第2実施態様を
説明する。そして最後に再び全体に使い捨て可能
であるが、ステープルホルダとアンビルのアツセ
ンブリのアクチユエータが異なつている第3実施
態様を説明する。 第1実施態様: レバー操作型アクチユエータを備えた使い捨
て器具 A 全体的な構造および操作 第1図〜第10図は本発明の第1実施態様
を示している。この実施態様では、一回の外
科用ステープル留め処置で使用した後、器具
全体を使い捨てにすることができ、かつこの
器具はレバーで作動するようになつている。 例えば第1図に示されているように器具1
0は、この器具の基端近くにあるハンドル2
0と、ハンドル20にほぼ垂直な縦方向の連
結構造体30と、連結構造体30の末端にあ
る開放U型またはV型の支持構造体40とを
備えている。第2図において一層よくわかる
ように、支持構造体40は基部に近い脚42
と、基部から遠い脚44と、この脚42およ
び44のそれぞれ一端を結合するベース46
とを備えている。支持構造体40は連結構造
体30の縦軸にほぼ平行な平面内にある。し
かしながら脚42と44のそれぞれの縦軸は
連結構造体30の縦軸に交差している。使用
する場合には、ステープルで留める組織(例
えば胸郭のような管状の器官)が脚42と4
4の間に入り、支持構造体40の平面と交差
するように、この器具は組織12に対して配
置する。 第2図にさらに明瞭に示されているよう
に、支持構造体40の末端の脚44には、旋
回するステープルホルダとアンビルのアツセ
ンブリ50が取付けられている。アツセンブ
リ50は、脚44に固定取付けされているア
ンビル部分52と、支持構造体40のベース
46に隣接して旋回軸62によりアンビル部
分52に枢支されているステープルホルダ部
分60とを備えている(図面に示されている
好ましい実施態様では旋回軸62は単独で回
転できるようになつているが、旋回軸62の
配置は以下に詳細に説明されるように、アン
ビルに向かい合つているステープルホルダ表
面64に垂直なステープルホルダの動きの大
きさを制限するようになつている。これが第
2図において破線で示されている細長い開口
61の機能である。しかしながらこの器具を
当面全体的に説明するためには、旋回軸62
が単独に旋回運動をさせるものであると見な
して十分であろう)。アンビル部材54はス
テープルホルダ60と向かい合うようにアン
ビル部分52に取付けられている。ステープ
ルホルダ60は支持構造体40を構成してい
る2つのほぼ平行なプレート40aおよび4
0bの間で案内されるが(第9図参照)、旋
回軸62を除けばステープルホルダ60はこ
の器具で支持されてはいない。ステープルホ
ルダ60は通常、アンビル部分52とステー
プルホルダ部分60との間の板ばね56(第
5図)によつてアンビル部材54から遠去か
るように押付けられている。第2図に示され
ているような通常の開いた状態では、アツセ
ンブリ50はアンビル部材54とステープル
ホルダ60の向かい合つた面64との間に組
織12を容易に受入れることができるように
なつている(第1図参照)。 組織がアンビル部材54とステープルホル
ダ60の間の所定の位置に置いた後、旋回ク
ランプアクチユエータ70が第5図に示され
ているようにその旋回軸72の周りに反時計
方向に旋回される。これによつてアクチユエ
ータ70の末端のカム面74が、ステープル
ホルダ60をその旋回軸62の周りに時計方
向に旋回させ、それによつて組織12をアン
ビル部材54とステープルホルダ60の向か
い合つた面64との間に徐々にクランプす
る。 アクチユエータ70が完全に反時計方向に
旋回して、例えば第4図および第6図に示さ
れているようにそれが連結構造体30の縦軸
にほぼ平行になると、カム面74の末端がス
テープルホルダ60の基部側にある戻り止め
65にかかる。すると、組織12が、アンビ
ル部材54と、向かい合つたステープルホル
ダ面64との間にしつかりとクランプされ
る。ステープルホルダ60とアンビル部材5
4はほぼ平行であり、旋回軸62と、この軸
62の反対側にあるステープルホルダ60の
側面にあるスペーサー部材66によつて、ア
ンビル部材54と面64との間に適当な間隙
が保持される。スペーサー部材66はアンビ
ル部材54の隣接部分と接触することによつ
てその機能を発揮する。ステープルホルダ6
0とアンビル部材54の正確な整合は整合ピ
ン80(第6図)によつて助成される。この
整合ピン80は、旋回軸62と反対側でステ
ープルホルダ60を貫通して伸び、ステープ
ルホルダ60が旋回してアンビル部材54に
平行になると、アンビルアツセツブリ52の
整合開口58内に入る。 またアクチユエータ70が第4図および第
6図に示されているように完全に反時計方向
に旋回すると、アクチユエータ70により支
持されている駆動ピン76は連結構造体30
の基部にある駆動ピン90と整合する。この
際、駆動ピン76の末端はステープルホルダ
60の基部側に伸びてステープルホルダのス
テープル駆動アツセンブリ68(第6図)の
基部側表面に隣接する。通常、アクチユエー
タレバー110を反時計方向に旋回してハン
ドル20から遠去けるようにしている安全ラ
ツチ100(第4図)はこれを時計方向に旋
回することにより、第4図に示されている破
線の位置まで下げられる。レバー110を旋
回軸112を中心に反時計方向にハンドル2
0に向かつて旋回させて(すなわちハンドル
を握つている手で指でハンドルの方向にレバ
ーを引くことによつて)ステープル駆動機構
を作動させることができる。 このようにレバー110が時計方向に旋回
すると連結構造体30の基部に近い端部の内
側のレバー110の端部が駆動ピン90の基
部に近い端部のヘツド92と接触し、ピン9
0を末端の方向に駆動する。順にピン90の
末端は駆動ピン76の基部に近い端部のヘツ
ド78と接触してこのピンを末端方向に駆動
する(第7図参照)。ピン76の末端はステ
ープル駆動アツセンブリ68の基部に近い面
と接触し、それによつてこのアツセンブリを
末端方向に駆動し、このアツセンブリにステ
ープルホルダ60からステープル120を組
織12を通しアンビル部材54の方向に送り
出させる。アンビル部材54はステープルの
端を曲げ、ステープルは組織の中に残り組織
を保持する。このようにステープルの端が折
り曲げられたらレバー110を、連結構造体
30内のヘツド92と面32の間で駆動ピン
90の基部に近い端部の周囲に配置されてい
る圧縮コイル復帰ばね94(第2図および第
4図)の力によりその元の位置に戻す。 こうして組織のステープル留めが完全とな
り、しなければならないことはステープル留
めされた組織を器具から取り出すことだけで
ある。この取り出しは第8図に示されている
ように、クランプ解放トグル130の基部に
近い端部132を押し下げることによつて達
成される。クランプ解放トグル130は、旋
回軸134に軸支されており、その末端13
6がクランプアクチユエータ70の基部に近
い端部138の下に伸びるように配置されて
いる。クランプ解放トグル130の基部に近
い端部132を押し下げると、このトグルの
末端がクランプアクチユエータ70の基部に
近い端部138を押し上げ、それによつてク
ランプアクチユエータ70を時計方向に旋回
させ、ステープルホルダ60にかかるカム面
74の圧力をゆるめる。次にステープルホル
ダ60が板ばね56の圧力に応答して旋回軸
62の周りに反時計方向に旋回する。このよ
うにしてアンビルアツセンブリ52から離れ
るようにステープルホルダ60が旋回し、ス
テープル留めされた組織12を器具から容易
に取り出すことができる。 B アクチユエータアツセンブリ 器具10は3つの主要な部分すなわち(1)ハ
ンドル20と、連結構造体30と、支持構造
体40を備えたアクチユエータアツセンブリ
および(2)ステープルホルダとアンビルのアツ
センブリ50を有するものと考えることがで
きる。アツセンブリ50に関する詳細は以下
のセクシヨンCにおいてさらに説明される。
同様にアクチユエータアツセンブリの一部を
形成しているクランプ機構およびステープル
駆動機構に関する詳細は以下のセクシヨンD
において説明される。しかしなが予備的にア
クチユエータアツセンブリの残りの部分の構
造の詳細についてここで考案を加えておく。 器具10を容易にかつ経済的に使い捨て可
能にするためには、器具のできるだけ多くの
部分をプラスチツクのような比較的安価な材
料でつくることが望ましい。大きな応力がか
かるような器具の部分だけを金属でつくるこ
とが望ましい。 前記の事柄を念頭に置くと、支持構造体4
0の基本的な要素は、2つの隔置された実質
的に平行な金属プレート40aおよび40b
である(例えば第1図および第9図参照)。
一方、ハンドル20の基本的な要素は固定ハ
ンドル部材22と回転アクチユエータレバー
110であり、これらはいずれも主としてプ
ラスチツク製である。ハンドル部材22のプ
ラスチツクは、連結構造体30に沿つてプレ
ート40aおよび40bの金属に連結されて
いる。プレート40aと40bは、連結構造
体30に沿つて支持構造体40から基部に戻
るようにプラスチツクの外側シエル36内に
実質上包囲されかつこのシエル36に接着さ
れている(第1図、第9図および第10図参
照)。シエル36はプラスチツクハンドル部
材22と一体である。 アツセンブリ50のアンビル部分52は、
プレート40aと40bの末端の脚44の間
に固定して問付けられている。ステープルホ
ルダ60はプレート40aと40bの基部に
近い脚42の間でアンビル部分52の一端に
軸支されている。クランプアクチユエータ7
0とクランプリリーストグル130も、連結
構造体30内に伸びているプレート40aと
40bの部分の間に軸支されている。プレー
ト40aと40bは要素70と130のそれ
ぞれ旋回軸72と134の両端を支持してい
る(第3図第9図および第10図参照)。ま
た、プレート40aと40bの基部に近い端
部でこれらのプレートはアクチユエータレバ
ー110の旋回軸112の両端をそれぞれ支
持している(第4図参照)。アクチユエータ
レバー110は金属コア114を含んでおり
(第2図および第4図)、それによつてレバー
110は旋回軸112に取付けられ、このコ
ア114は軸112を越えて伸び駆動ピン9
0のヘツド92と接触している。 C ステープルホルダとアンビルのアツセンブ
リ 第9図に最もよく示されているように、ス
テープルホルダとアンビルのアツセンブリ5
0のアンビル部分52は、ベース部材150
を有し、この部材150はリベツト48(第
2図)または同様の手段によつてプレート4
0aと40bの末端の脚44の間に、固定し
てかつ永久的に取付けられている。アンビル
部材54はベース部材150の外向きに広が
つたレール部分152(第9図)の上にこれ
をはめ込むことによりベース部材150に取
付けられている。アンビル部材54は2列の
平行なステープルの端曲げポケツトすなわち
窪み54aおよび54bを有している(第3
図参照)。アンビルポケツト54aおよび5
4bの各列はそれぞれステープルホルダ60
の平行な2列のステープル120のそれぞれ
と整合している。各列の2つの隣接するステ
ープルポケツトはそれぞれステープルの関連
する列の各ステープルの2つの先端とそれぞ
れ整合している。例えば第5図においても最
もよく示されているように、アンビル部材5
4はまた組織がこの器具にクランプされる際
に整合ピン80の端部がベース部材150の
開口58に入れるための穴54cを備えてい
る。このアンビルアツセンブリの他方の端部
において、ベース部材150はベースに向か
つて伸びるタング154を備えており(第5
図)、このタングに上記の通り、また以下に
詳細に説明するようにステープルホルダ60
が枢支されている。 再び第9図に戻る。ステープルホルダ60
はプレート40aおよび40bの基部の脚4
2の間に配置されている。ステープルホルダ
60は外側ハウジング160を有し、このハ
ウジング160は一対のタブ162を有し
(第5図)、このタブ162は舌部154の各
側面に接触して末端に向かつて延びている。
旋回軸62は舌部154に保持され、舌部の
各側面からタブ162のそれぞれにある細長
い開口61に伸び、ステープルホルダ60を
アンビル部分52に枢着している。開口61
は、組織が器具にクランプされる際、組織と
接触するステープルホルダ60の基部から遠
い方の面に垂直(すなわちステープルの駆動
方向に平行)な方向に細長くなつている。旋
回軸62の端部は、初め例えば第2図および
第3図に示されているように、細長い開口6
1の基部に近い方の部分に配置されている。
ステープルホルダ60が第5図に示されてい
るように器具内でクランプされる組織に近付
くと、細長い開口61は第5図の矢印63で
示されているように、少し基部の方向に直線
的に、旋回軸62に近いステープルホルダ6
0の部分を移動させる。このことが主として
旋回クランプ運動の最後の方で、有効にわず
かな直線クランプ運動を与えることにより、
アツセンブリ50が閉じる際にクランプされ
る極めて流動性の組織が旋回軸62から遠去
かる方向に流動するのを防止している。この
組織はこれによつて器具に一層均一に分配さ
れる。第6図に示されているように、アツセ
ンブリ50が完全に閉じると旋回軸62の両
端が細長い開口61の末端に接触し、それに
よつてスペーサー部材66と共働してアンビ
ル部分52に平行にステープルホルダ60を
保持する。 もう一度第9図に戻る。ステープル保持部
材164はハウジング160の末端側に取付
けられている。ステープル保持部材164は
2列の平行なステープル収容開口164aと
164bを有し、開口164aと164bは
それぞれアンビルポケツトの列54aと54
bに整合している。ステープル収容開口はそ
れぞれ初めに1つのステープル120を有し
ており、開口はなお一層整合しており、アン
ビルポケツトの関連する列の1つのアンビル
ポケツトがその開口のステープルのそれぞれ
の先端に向かい合うようになつている。各ス
テープル120の後には器具に摺動自在に取
付けられたステープルプツシヤー166があ
る(第5図参照)。ステープルプツシヤー1
66の基部に近い端部はすべて横方向プツシ
ヤー部材168と接触しており、このプツシ
ヤー部材168も器具に摺動自在に取付けら
れている。従つて要素166と168はステ
ープルホルダ60内のステープル駆動アツセ
ンブリ68を構成する。このステープル駆動
アツセンブリへの接近はハウジング160の
基部に近い側の細長いスロツト170を通し
て行われる。 ステープルホルダ60は、例えば第5図に
示されているように、板ばね56により通
常、アンビル部材54から遠去かるように押
付けられている。例えば第5図に示されてい
るように、板ばね56の一端はアンビルベー
ス部材150のタンク154に取付けられて
いる。板ばね56の他端はステープルホルダ
60の内側の面172に接している。 ステープルホルダ60はまた、整合ピン8
0を支持している。アツセンブリ50を開い
た時に整合ピン80の端部がアツセンブリ5
0の開放端部を部分的にふさいで障害とな
り、この器具に入れるあるいはこの器具から
取出される組織に損傷を与えることがないよ
うに、整合ピン80はステープルホルダ60
に往復運動可能に取付けられ、アツセンブリ
50が閉じるとこのピンを自動的に伸ばし、
アツセンブリ50が開くとこのピンを自動的
に引込めるための手段を備えている。例えば
第3図に示されているように、ピン80の基
部に近い端部は板ばね180のスロツト端部
182と係合している。この板ばね180は
ハウジング160の基部に近接し、且つこれ
に沿つて伸び、ハウジングの底部に固定され
ている(第5図参照)。板ばね180は細長
いスロツト184を有しこのスロツト184
はハウジング160のスロツト170とほぼ
同一の外延を有している。板ばね180はま
た、横方向の窪みをもち、この窪みはクラン
プアクチユエータ70が旋回して連結構造体
30と平行になつた場合に、カム面74の末
端の戻り止め65を形成している。ハウジン
グ164の基部に近い側を戻り止め窪み65
に対応して除去することもできる。板ばね1
80は例えば第2図および第3図に示されて
いるように一般に傾斜し、ピン80の方向に
ハウジング160の基部に近い側から遠去か
るように配置されている。この状態ではばね
180はピン80を引つ込めた状態で保持す
るので末端はホルダ60から突き出していな
い。 クランプアクチユエータ70が第5図に示
されているようにアツセンブリ50を閉じる
ように反時計方向に回転すると、先ずカム面
74がスロツト184の両側でばね180の
中央部分に接触する。これによつてアツセン
ブリ50が閉じ始めると、ハウジング160
の基部に近い側ばね180が押される。ばね
180の反りによつてピン80がホルダ60
を基部から遠い方向に動かし、それによつて
ピン80を末端をホルダ60からアンビル部
分52に向けて突き出させる。アツセンブリ
50が締まり続けるとピン80の末端はアン
ビルアツセンブリ52の整合開口58に入り
込み、上記のごとくステープルホルダ60と
アンビル部分52を整合させる。何らかの理
由でばね80がハウジング160の基部に近
い側に完全に着座しないような場合しは、第
6図の矢印186で示されているようにヘツ
ド82を押してピン80を開口58の奥まで
押し込むことができる。第8図に示されてい
るようなアツエンブリ50を再び開けると、
カム面74がばね180から離れてばね18
0がハウジング160の基部に近い面から離
れピン80を引つ込ませる。 適切なステープル形成を確実に行うのに必
要とされるステープル案内要素とステープル
形成要素(すなわちステープルホルダ60と
アンビル部材54)との間の正確な整合は、
アツセンブリ50自身によつて完全に与えら
れているということに留意しなければならな
い。従つてこの器具(すなわちアクチユエー
タ)のその他のすべての部品に対する公差の
要求は著しく小さくなる。このことがアクチ
ユエータのコストを極めて低くし、上記のご
とくこの器具のこの部分に比較的安価な材料
を広く使用することを可能とする。 器具の残りの部分の場合と同じように、ス
テープルホルダおよびアンビルのアツセンブ
リ50のできるだけ多くの部分を、比較的安
価で経済的に使い捨てにできるプラスチツク
などの材料でつくることが望ましい。従つて
アンビルベース部材150、ステープルホル
ダハウジング160、およびステープル収容
部材164はすべてプラスチツク製であるの
が好ましい。アンビル部材54、旋回軸6
2、ステープル駆動アツセンブリ68、整合
ピン80、およびばね56と180のような
アツセンブリ50のその他の高い応力がかか
る要素は普通は金属製である。 D クランプおよびステープル駆動機構 アツセンブリ50は通常、ばね56によつ
て開放された状態にあり、それ故にステープ
ルホルダ60に基部に近い側がアクチユエー
タ70を時計方向に回転させようとするため
に、クランプアクチユエータ70は通常、例
えば第2図に示されているように縦方向の構
造体30に対して斜めに回転している。使用
前、駆動ピ76はヘツド78の基部に近い側
および末端側にそれぞれ隣接するビード17
4aおよび174bによりアクチユエータ7
0に保持されている(第5図も参照)。 アツセンブリ50を閉じようとする場合に
は、器具の使用者は第5図に示されているよ
うにアクチユエータ70の基部に近い端部1
38を押し下げてアクチユエータ70を反時
計方向に回転させ、これを連結構造体30と
ほぼ平行にする(第6図参照)。アクチユエ
ータ70が反時計方向に回転するとカム面7
4がばね180を押し付け、それによつてば
ね180がステープルホルダハウジング16
0の基部に近い側を押圧し、ステープルホル
ダ60をアンビル部分52の方に旋回させ
る。これが行われるとピン76の末端がばね
180スロツト184を通過してハウジング
160のスロツト170に入り込む。第6図
に示されているように、アクチユエータ70
が連結構造体30に対して完全に平行になり
かつアツセンブリ50が完全に閉じられる
と、ピン76は横方向プツシヤー部材168
のほぼ中央の点でプツシヤー部材168に対
してほぼ垂直になる。アクチユエータ70が
連結構造体30の面34と接触すると、アク
チユエータ70は連結構造体30に対して平
行な状態で静止する。アクチユエータ70は
カム面74および戻り止め65の共働作用に
よつてこの状態にラツチあるいはロツクされ
る。 また、アクチユエータ70が連結構造体3
0に対して平行な状態にある時も、アクチユ
エータ70の基部に近い端部138はトグル
130の末端136の上に重なり、ログル1
30の基部に近い端部132を回転させて連
結構造体30から引き離す。アクチユエータ
70を回転して連結構造体30に対して平行
にすると、駆動ピン76と駆動ピン90とが
上記のごとく整合する(第4図も参照)。次
にレバー110を操作してピン90により、
第7図に示されているように末端の方向にピ
ン76を駆動させる。ピン76のヘツド78
がビード174bを切取り、次いでピン76
の基部に近い端部がステープルホルダ60の
横方向プツシヤー部材168と接触して、こ
の部材およびすべてのステープルプツシヤー
166を第7図の矢印178で示されている
末端の方向に動かす。上記の通りこれは同時
にすべてのステープル130を動かす。 ステープルが駆動されかつレバー110が
ゆるめられると、駆動ピン90が引つ込めら
れ、トグル130の基部に近い端部132を
押し下げることにより第8図に示されている
ように組織のクランプをゆるめることができ
る。これがアクチユエータ70を時計方向に
旋回させてばね180にかかつているカム面
74の圧力をゆるめる。次にばね56の圧力
によつてステープルホルダ60が反時計方向
に旋回して整合ピン80の末端を開口58か
ら取り出す。ばね180もハウジング160
の基部に近い側から遠去かるように曲げられ
て元に戻り、それによつてピン80の末端を
ステープルホルダ60の中に引つ込め、かつ
アツセンプリ50の開放されている側を障害
物のない状態とし、器具からステープルで留
められた組織を容易に取り出せるようにす
る。 経済的に使い捨てができるようにするため
にクランプアクチユエータ70とトグル13
0はいずれもプラスチツクなどでつくるのが
好ましい。駆動ピン76と90は一般的に金
属製である。 E 操作上の利点 第11図は従来の胸部−腹部外科用ステー
プラの末端の極めて簡略化した立面図で実線
で示している。この器具は角が直角になつて
いるU型の末端部分210を有するフレーム
200を備えている。本発明の器具と同じよ
うに、この末端部分の基部から遠い方の脚2
14は器具のアンビル部分を支持している。
この脚はベース部分216と基部に近い脚2
12によりフレーム200の残りの部分に連
結されている。この器具のステープルホルダ
220は、それがフレーム200内で横方向
に往復運動するように取付けられている。ス
テープルホルダ220は脚214の方に送ら
れ、組織をステープラのステープルホルダと
アンビルの間にクランプする。その後、これ
もフレーム200内で軸方向に往復運動する
ステープル駆動機構を働かせて、複数のステ
ープルをステープルホルダ220からクラン
プされた組織に通し、脚214により支持さ
れているアンビルの方に同時に送り出す。 組織をクランプしかつその際に比較的多数
のステープルを同時に駆動するために、第1
1図の器具にかけられる力によつて、一般的
に構造体210が反りを生じたり変形したり
する。これらの反りは明瞭となるように著し
く誇張されているが、第11図の破線によつ
て示されている。これらの破線によつて示さ
れているように、この器具におけるクランプ
力およびステープル留めする力は、脚214
をステープルホルダ220から遠去かるよう
に位置214′まで押すような傾向がある。
脚214がステープルホルダ220に対して
支持されている方法の故に、脚214はその
元の位置に対して横方向に下向きにシフトし
(偏位の大きさA)かつステープルホルダ2
20から外向きに遠去かりU型構造体210
の開放された側に向かう方向に曲げられる
(偏位の大きさB)傾向がある。 ステープルホルダ220は、脚214の反
りと完全に一致することあるいはこの反りに
従うことができない可能性がある。なぜな
ら、それは脚214から遠く離れたフレーム
200の部分によつて主として往復運動の動
きをするように支持されているからである。
従つて脚214の上記の偏位はアンビルとス
テープルホルダとの間の不整合を起こす傾向
がある。時にはこの不整合のために、ステー
プルの先端がアンビルポケツトに正確に入ら
ず、1つまたはそれ以上のステープルが不正
確にあるいは不完全に形成されるような結果
をもたらすことがある。このような不正確に
あるいは不完全に形成されたステープルは極
めて望ましくない。というのは、それらが組
織を傷つけたり、あるいは組織を確実に保持
しなかつたり、あるいはまた外科処置の最中
またはその後にゆるんでしまうことがあるか
らである。 第12図は本発明の器具がいかにして上記
の不整合の問題を解決するかを示すものであ
る。第11図と同様に各種の要素の偏位とし
ていない状態は実線で示されており、また偏
位した状態は破線で示されている。偏位は例
示が目的であるので極めて誇張されている。
従来の器具と同じように組織をクランプしス
テープルを駆動する力は、支持構造体の脚4
4を下向きにかつその初めの位置から遠去か
るように位置44′まで偏位させる傾向があ
る。しかしながらステープルホルダ60が、
脚44の一方の端部に隣接する旋回連結部6
2(これは位置62′まで偏位する)によつ
て完全に取付けられているために、ステープ
ルホルダ60は脚44といつしよに位置6
0′まで偏位する。従つてステープルホルダ
60は常に、脚44に取付けられているアン
ビルと正確に整合した状態を保持し、ステー
プルホルダとアンビルの不整合によりステー
プルが不正確に形成されるような恐れは極め
て少なくなる。ステープルホルダ60のそれ
ぞれ反対側端部にある旋回軸62(細長い開
口61の基部から遠い端部と接触している)
とスペーサー部材66とが協働することによ
つて、ステープルホルダ60は常にアンビル
から正確に隔置されかつアンビルに対して平
行に保持されている。このことも正確なステ
ープルを形成する上で重要なことである。 アンビルとステープルホルダとの間の不整
合の可能性が極めて少ないことのほかに、第
1図〜第10図に示されている実施態様は、
比較的安価な材料を広く使用していること並
びに器具のアクチユエータ部分に対する製造
公差の厳密整が一層少ないという理由によ
り、完全に使い捨てできる商品として経済的
に製造することができる。一回使用した後器
具を完全に使い捨てにすることができること
により、再使用する際の洗浄や殺菌に伴うあ
らゆる困難性や経費が完全になくなる。第1
図〜第10図に示されている実施態様はま
た、従来の多数の胸部−腹部ステープラより
も操作が容易でありかつ迅速に行えるという
利点を有している。組織をクランプしあるい
はゆるめることは、ねじ機構によるよりもレ
バー70および130により、一層迅速に行
われる。整合ピン80はまた、アツセンブリ
50が初めに閉じ次いで再び開放される際自
動的に伸長しあるいは引つ込む。 第2実施態様: 使い捨てステープルホルダとアンビルのカー
トリツジを備えた恒久的なアクチユエータ 第13〜第17図は本発明の別の態様を示す
ものである。この態様はステープルホルダとア
ンビルのアツセンブリ50が、使い捨てカート
リツジ250としてつくられており、器具の残
りの部(すなわちカートリツジアクチユエー
タ)は清掃、殺菌および再使用することができ
る恒久的な設計でつくられているということを
除けば第1実施態様と基本的に同じである。 第13図に示されているように、カートリツ
ジ250は上記実施態様のアツセンブリ50と
実質的に同一である。2つの実施態様の同じ部
品には同じ参照符号が付けられている。従つて
カートリツジ250は、旋回軸62によつてそ
の一端が枢支されているステープルホルダ60
を有するアンビル部分52を備えている。アン
ビル部分52はアンビル部材54(第14図お
よび第16図)を支持しており、ステープルホ
ルダ60は整合ピン80を支持している。この
整合ピン80はこのカートリツジを器具に取付
けて使用状態にすると板ばね180の作用によ
つて自動的に伸びたり引つ込んだりする。カー
トリツジ250の内部構造および操作はアツセ
ンブリ50の構造および操作と同一であり、再
び詳細には説明しない。 カートリツジ250が使用されるアクチユエ
ータ230は、使い捨て器具において典型的に
プラスチツクなどである部品に対して一層多く
恒久的な材料が使用されるという点を除けば、
器具10のアクチユエータ部分と実質的に同じ
である。従つてアクチユエータ230の主要部
分については再び示さないし説明もしない。ア
クチユエータ230の末端部分240だけは、
器具10の対応する部分40とやゝ異なつてお
り、第13図〜第17に示されておりかつ以下
に詳細に説明する。 例えば第13図に示されているように、アク
チユエータ230の末端部分240は、この部
分240がカートリツジ250を着脱自在に収
容するように設計されているという点を除け
ば、器具10の対応する部分40と同様であ
る。構造体240は2つの隔置された実質的に
平行なプレート40aと40bから構成されて
おり、これらのプレートはこのアクチユエータ
の末端で横方向のプレート240によつて連結
されている。構造体240は基部に近い脚4
2、基部から遠い脚44、およびベース46を
構成しており、これらはすべてそれぞれ器具1
0の対応する部分に類似している。 カートリツジ250のアンビル部分52は、
構造体240の脚44に対して縦方向にスライ
ドさせて出し入れできるように設計されてい
る。アンビル部分52の基部に遠い側は基部か
ら遠い方向に突き出している保持構造体252
を有し、この構造体252はプレート242の
スロツト244に嵌合する(第14図〜第16
図も参照)。保持構造体252とスロツト24
4は、カートリツジ250が器具に正確に取付
けられた際に、保持構造体252のビード25
4(第15図)がスロツト244の両側にある
ノツチ246に着座するように設計されてい
る。同時に脚44の内面のビード248はアン
ビル部分52の開口256に着座する。従つ
て、要素246,248,254および256
はアクチユエータ230の所定の位置にカート
リツジ250を着脱自在に保持するための戻り
止め手段を構成している。保持構造体252の
横方向に伸びているフランジ258も(第13
図および第16図)、アンビル部分52を脚4
4の所定の位置に保持し、それによつてアクチ
ユエータにカートリツジ250を保持するのに
役立つている。 器具10と同じようにステープルカートリツ
ジ250がアクチユエータ230に取付けられ
ると、ステープルホルダ60は基部に近い脚4
2に隣接してプレート40aおよび40bの間
に嵌合する(第17図参照)。ステープルカー
トリツジ250は、器具10のアツセンブリ5
0を操作してアンビル部材54とステープルホ
ルダ60の間に挿入された組織をクランプしス
テープル留めするのと同様に操作される。カー
トリツジ250を使用した後、脚44からアン
ビル部分52を引つ張り出すことにより、アク
チユエータ230からカートリツジ250を取
り出す。使用済のカートリツジを廃棄し、外科
処置の際にさらにステープル留めを必要とする
場合には別のカートリツジをアクチユエータに
装填する。外科処置が完了したらアクチユエー
タ230を清掃、殺菌して別の外科処置にこれ
を使用するための設備をする。 第13図〜第17図に示されているタイプの
カートリツジ250は上記の特定のアクチユエ
ータの設計以外の数多くの設計をもつアクチユ
エータに使用することができることが理解され
るべきである。例えばカートリツジ250は以
下に説明するタイプのねじ作動型アクチユエー
タに使用することもできる。ねじとレバー操作
を組合せた多くのアクチユエータもこの技術分
野において知られており、本発明のステープル
ホルダとアンビルのカートリツジを使用するの
に適合させることができる。 器具10のアツセンプリ50と同じように、
カートリツジ250のステープルホルダ60と
アンビン部材54の正確な整合は、カートリツ
ジ250自身によつて完全に保持される。この
ことはカートリツジ250が恒久的な再使用可
能なアクチユエータといつしよに使用されるよ
うな場合に特に有益である。というのはその場
合アクチユエーはもはや厳密な公差を必要とし
ないからである。従つてこのアクチユエータは
清掃、殺菌および保管の際のかなり雑な取扱い
に対して一層抵抗力がある。 第3実施態様: ねじ作動型アクチユエータを備えた使い捨て
器具 第18図〜第22図は本発明の別の実施態様
を示している。この実施態様では上記のものと
同様のステープルホルダとアンビルのアツセン
プリが、ねじアクチユエータによつて作動され
る。この器具は上記の第1実施態様と同様の完
全に使い捨てにできるユニツトとしてつくるこ
とができる。あるいはカートリツジ250に類
似の使い捨てできるステープルホルダとアンビ
ルのカートリツジを、上記第2実施態様に類似
の方法で恒久的な再使用できる設計のアクチユ
エータに着脱自在に取付けることもできる。例
示の目的でこの実施態様の器具は完全に使い捨
てできるということが仮定されている。この器
具を変形して使い捨てカートリツジを受入れる
ための恒久的なアクチユエータを構成する方法
は以下の説明から容易に明らかになろう。 例えば第18図に示されているように、この
実施態様の胸部−腹部ステープラ310は、器
具の基部に近い端部にあるハンドル部分32
0、器具の基部から遠い端部にあるステープル
ホルダとアンビルのアツセンブリ50、アツセ
ンプリ50を支持するための開放U型あるいは
V型支持構造体340、およびハンドル部分3
20と支持構造体340の間にある縦方向の連
結シヤフト部分330を備えている。ステープ
ルホルダとアンビルのアツセンブリ50は第1
実施態様の対応する部分と同一にすることがで
きる。従つて再び詳細には説明しない。支持構
造体340も、その基部に近い端部に雌ねじを
もつブロツク342を有しているという点を除
けば、第1実施態様の支持構造体40と同様と
することができる。この支持構造体340はベ
ース46によつて連結された基部に近い脚42
と基部から遠い脚44を備えている。これらは
すべてそれぞれ第1実施態様の対応する要素に
類似している。また第1実施態様と同じよう
に、基部から遠い脚44はアツセンブリ50の
アンビル部分52に対する緊密な連結によつて
アツセンプリ50を支持している。ステープル
ホルダ60は支持構造体ベース46に隣接する
旋回連結部によつてアンビル部分52に枢支さ
れている。 第20図にさらに明瞭に示されているよう
に、シヤフト部分330は同心の内側シヤフト
334と外側シヤフト332を備えている。外
側シヤフト332の基部から遠い端部はブロツ
ク342にねじ込みされ、ステープルホルダ6
0の基部に近い側に隣接するクランプ作動面3
44で終つている。内側シヤフト334は外側
シヤフト332の内面の一部とのねじ連結部3
46有している。内側シヤフト334は外側シ
ヤフト332に取付けられ、2つのシヤフトの
間に相対的な回転がある場合に内側シヤフト3
34が外側シヤフト332に対して縦方向に移
動するようになつている。この相対的な縦方向
の移動運動の大きさは、シヤフト332の隣接
している環状肩336bおよび336cと共働
している、シヤフト334の基部に近い部分に
ある環状フランジすなわちリング336aによ
つて制限されている。シヤフト334は初め引
つ込められており、リング336aは肩336
bに隣接している。内側シヤフト334の基部
に近い端部は外側シヤフト332の基部に近い
端部より遠くに伸びる。内側シヤフト334は
シヤフト334の基部に近い端部の側面にある
平らな面338と、これに共働しているハンド
ル部分320の同様の内面によつて、ハンドル
部分320に対して回転しないようになつてい
る(第19図も参照)。しかしながら内側シヤ
フト334はハンドル部分320に対して縦に
移動することができる。内側部分334の基部
から遠い端部は、横方向プツシヤー部材168
の中間点付近でステープルホルダ60の基部に
近い側面にあるスロツト170および184を
通過し、ステープルホルダ60のステープル駆
動機構のための駆動ピンとして働く。 外側シヤフト332の基部に近い部分は半径
方向外向きに伸びている環状フランジ350を
備えており、このフランジ350は器具の縦軸
に対して平行に伸びている複数の開口352を
有している。シヤフト332のフランジ350
の基部に近い側にはまた半径方向内向きに伸び
ている環状溝354がある。 ハンドル部分320はシヤフト332の基部
に近い端部に回転自在に取付けられた翼状ハン
ドル322を備えている。このハンドル322
は、環状溝354の一部を通つて伸びているピ
ン324によつて、シヤフト322の端部に保
持されている(第22図も参照)。ハンドル3
22を通つて縦方向に伸び、フランジ350の
開口352の1つに入り込んでいるピン360
によつて、ハンドル322は初めシヤフト33
2に対して回転できないようになつている。ピ
ン360はその基部に近い端部に旋回フイガー
リング362を有し、器具の使用者が以下に説
明するように適当な時にピン360を引つ込め
ることができるようになつている。ピン360
の基部から遠い端部にあるフランジすなわちリ
ング364は、ハンドル322の隣接部分の内
側にある肩326と共働して、フランジ350
の開口352からピン360を引つ込めるのに
必要な大きさよりも十分に大きくピン360が
引つ込められないようにしている。 操作する場合には、ハンドル部分320とシ
ヤフト部分330は第18図に示されているよ
うに初め引つ込められた状態にあり、ステープ
ルホルダ60がアンビル部分52から遠去かる
ように旋回して、ステープル留めする組織12
をアンビル部分52と60の間に挿入すること
ができるようになつている。シヤフト334も
シヤフト332に対して初め引つ込められた状
態にあり、リング336aが肩336bに隣接
し、ピン360が着座して開口352の1つの
中に伸び、シヤフト332に対してハンドル3
22が回転しないようにしている。 ステープル留めする組織が器具内に置かれた
ら、ハンドル322を第18図の矢印370で
示されているように支持構造体340に対して
時計方向に回転する。シヤフト332は開口3
52のピン360の存在によつてハンドル32
2と共に回転する。シヤフト334もこれとハ
ンドル322の間にある回転伝達連結部338
によつてハンドル322といつしよに回転す
る。従つてハンドル322が回転するとシヤフ
トアツセンブリ330がそれといつしよに回転
し、シヤフト332とブロツク342の間にあ
るねじ付き連結部により、アツセンブリ330
がステープルホルダ60の方向に基部から遠去
かるように移動する。シヤフト332の基部か
ら遠い端部344は、ステープルホルダ60の
基部に近い側と接触し、それによつて第20図
に示されているように、ステープルホルダ60
をアンビル部分52の方向に時計方向に旋回さ
せ、ステープル留めする組織を器具にクランプ
する。 ステープルホルダ60をアンビル部分52の
方に完全に旋回させると、シヤフト332の肩
348は第21図に示されているようにブロツ
ク342に対して静止する。従つてシヤフト3
32はもはや前進することができず、ハンドル
322の回転は止められる。このようになると
器具の使用者は組織がクランプされステープル
留めされる準備ができたことを知る。次いで使
用者はリング362を使用してピン360を第
21図に示されている位置まで引つ込める。こ
れによつてハンドル322とシヤフト332の
連結が解かれてハンドル322の回転を続ける
ことができるようになる。 ハンドル322とさらに回転させる際、外側
シヤフト332は静止状態を保ち、内側シヤフ
ト334だけがハンドルといつしよに回転す
る。シヤフト332と334の間のねじ連結部
346により内側シヤフト334が外側シヤフ
ト332に対して基部から遠い方向に移動す
る。従つてシヤフト334の基部から遠い端部
がステープルホルダ60のステープル駆動機構
を動かす。これは先に説明した実施態様のピン
76がその機構を動かすのと同様である。 第21図に示されるようにステープルが完全
に前進すると、リング336aは肩336bか
ら肩336cまで動く。これによつてシヤフト
334がさらに基部から遠い方に移動すること
が防止され、再びハンドル322の時計方向の
回転を止める。こうしてステープル操作が完了
し、残つているのはステープル留めされた組織
から外すことだけである。これは組織をクラン
プしステープルを駆動する方向とは反対の方向
にハンドル322を回転し、シヤフト332を
支持構造体340かつ引つ込め、それによつて
ステープルホルダ60をアンビル部分52から
遠去かるように反時計方向に旋回させることに
よつて行われる。ハンドル322とシヤフト3
32との間に十分な摩擦接触があるか、または
ピン360を再び開口352の1つに押込め
ば、シヤフト332の後退はすぐに開始する。
そうでない場合にはシヤフト332の後退はシ
ヤフト334が後退した後に始まる。その結
果、リング336aは肩336bと接触し、そ
れによつてハンドル322の回転をシヤフト3
32に伝達する。 第18図〜第22図に示されている実施態様
の要素322と332は、プラスチツクなどの
経済的に使い捨てできる材料でつくることがで
きる。要素324,334および360のよう
な高い応力のかかる要素および支持構造体34
0の部分のみは金属製とすることが必要であ
る。アツセンプリ50の構造は先に説明した通
りとすることができる。従つてこの実施態様の
器具全体は、一回使用した後、容易にかつ経済
的に使い捨てにすることができ、それによつて
再装填、清掃および裁菌にかかわるすべての不
便や経費をなくすことができる。第18図〜第
22図に示されている実施態様はまた比較的小
型でコンパクトなものであるという利点を有し
ており、この事は器具のコストを下げある外科
処置においてその使用を容易にする。 ここに示され説明されている実施態様は本発明
の原理を例示しているだけであつて、本発明の範
囲および精神から逸脱することなく、いろいろな
変形を当業者が行うことができるということが理
解されよう。例えば上記実施態様は、1回使用し
た後に使い捨てにすることをねらつているが、上
記第2実施態様に関して説明したのと同じよう
に、使い捨てにすることができるステープルホル
ダとアンビルのカートリツジ250を受入れるこ
とができるような、恒久的な再使用可能なアクチ
ユエータを有する同様の器具をつくることもでき
る。
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