JP2021000199A - ベッドの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】階段部をベッド本体のどの辺部にも、しかも、異なる向きでも取付けできるベッドの構造を提供する。【解決手段】ベッドの構造において、平面視矩形状のベッド本体13と、ベッド本体13と別体で形成され、複数の連結穴49を有した一対の側板51の間に複数の連結穴49を有した背板53が設けられるとともに、背板53と反対の前側に複数の踏板55を階段状に設けた階段部15と、ベッド本体13の長辺の中点同士を通る長辺分割線を線対称にベッド本体13のそれぞれの短辺部、及びベッド本体13の短辺の中点同士を通る短辺分割線を線対称にベッド本体13のそれぞれの長辺部に形成され、背板53を固定する取付穴、側板51を固定する取付穴及び背板53と側板51の双方の固定に共用される取付穴からなる階段取付穴部17と、連結穴49と取付穴とを締結する締結具と、を設けた。【選択図】 図1

Description

本発明は、ベッドの構造に関する。
ベッドの構造としては、ベッド本体が上下二段に構成される二段ベッドがある。従来、この二段ベッドの構造として、上段への昇り降りには、簡易な構成として梯子を用いるものがあるが、階段状の雑貨収納部をベッド本体の長手辺に固定保持した二段ベッド(特許文献1)や、基体の側方に板体を任意の高さに支持し、階段、テーブル、椅子などに利用できるようにした二段ベッド(特許文献2)、側壁が相互に反対位置となる上下のベッド空間を有し、室内を間仕切る状態で設置される二段ベッド(特許文献3)などが知られている。
実開昭52−132705号公報 実開昭53−87711号公報 実開平7−34728号公報
しかしながら、従来の二段ベッドの構造は、安価に提供するために、階段設置位置が予め決められており、仮に変更が可能な場合であっても設置位置のバリエーションが少なく、階段をベッド本体の全ての辺部にかつ異なる向きで設置する対応はできなかった。このため、例えば、ドアを開閉できない、窓が使用できない、部屋への出入りが困難になる、その他、家具との配置関係に制約がでるなど、所望のレイアウトとする際に様々な不具合が生じた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、階段部をベッド本体のどの辺部にも、しかも、異なる向きでも取付けできるベッドの構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のベッドの構造は、平面視矩形状のベッド本体13と、
前記ベッド本体13と別体で形成され、複数の連結穴49を有した一対の側板51の間に複数の連結穴49を有した背板53が設けられるとともに、前記背板53と反対の前側に複数の踏板55を階段状に設けた階段部15と、
前記ベッド本体13の長辺の中点同士を通る長辺分割線41を線対称に前記ベッド本体13のそれぞれの短辺部、及び前記ベッド本体13の短辺の中点同士を通る短辺分割線43を線対称に前記ベッド本体13のそれぞれの長辺部に形成され、前記背板53を固定する取付穴99、前記側板51を固定する取付穴101及び前記背板53と前記側板51の双方の固定に共用される取付穴103からなる階段取付穴部17と、
前記連結穴49と前記取付穴99,101,103とを締結する締結具と、
を具備することを特徴とする。
このベッドの構造では、ベッド本体13と、階段部15とが別体に作られている。階段部15は、ベッド本体13に取り付けるための複数の連結穴49を、背板53と側板51とに有している。一方、ベッド本体13は、階段部15の連結穴49と締結が可能な階段取付穴部17を有している。この階段取付穴部17は、ベッド本体13の長辺の中点同士を通る長辺分割線41を線対称にそれぞれの短辺部と、ベッド本体13の短辺の中点同士を通る短辺分割線43を線対称にそれぞれの長辺部とに形成されている。つまり、階段取付穴部17は、長辺分割線41を線対称に短辺部に2箇所と、短辺分割線43を線対称に長辺部に2箇所の合計4箇所が設けられている。
それぞれの階段取付穴部17は、背板53を固定する取付穴(背板用取付穴99)、側板51を固定する取付穴(側板用取付穴101)及び背板53と側板51の双方の固定に共用される取付穴(共通取付穴103)からなる。
これにより、一箇所の階段取付穴部17には、階段部15が、背板53を取り付ける縦向きと、側板51を取り付ける横向きの2通りの向きで取付けが可能となる。階段取付穴部17は、ベッド本体13の4辺に設けられるので、これで8通りの階段部15の取付パターンを実現することができる。
これに加え、ベッド本体13は、簡易なヘッドボード105などの後付けによりヘッド側を決定する仕様とされる。このため、ヘッド側とフット側を分ける必要がなくなる。この場合、階段取付穴部17が、上記した線対称で各短辺部及び各長辺部に設けられているので、ベッド本体13を180°回転配置つまり正面の向きを変えることにより、各短辺部及び各長辺部の異なる端側に向けられることになる。これにより、このベッドの構造によれば、8通りの2倍の16通りの階段部15の取付パターンを実現することができる。その結果、階段部15をベッド本体13のどの辺部にも、しかも、異なる向きでも取付けできるようになる。
本発明の請求項2記載のベッドの構造は、請求項1記載のベッドの構造であって、前記ベッド本体13には、前記長辺分割線41を線対称にそれぞれの短辺部、及び前記短辺分割線43を線対称にそれぞれの長辺部に、合計4つの出入口部45が形成され、
前記出入口部45には、塞ぎ柵39が着脱自在に設けられることを特徴とする。
このベッドの構造では、ベッド本体13の一対の長辺部及び一対の短辺部に、柵板37が取り付けられる。ベッド本体13は、一対の長辺部がサイドフレーム23となり、一対の短辺部が短尺フレーム27となる。これら一対のサイドフレーム23と、一対の短尺フレーム27とには、それぞれ柵板37を除去した出入口部45が設けられる。つまり、4つの出入口部45が設けられる。ベッド本体13は、柵板37に出入口部45が設けられることにより、階段部15からベッド本体13に対しての出入りが容易となっている。出入口部45は、階段部15が取り付けられた箇所のみ塞ぎ柵39が配置されない。階段部15が取り付けられない他の出入口部45は、塞ぎ柵39によって塞がれて柵板37に延長部となって連続する。
本発明の請求項3記載のベッドの構造は、請求項1または2に記載のベッドの構造であって、前記連結穴49または前記取付穴(99,101,103)のいずれか一方が上下に長い長穴であることを特徴とする。
このベッドの構造では、階段部15が、16通りの取付パターンでベッド本体13への取付けが可能となる。ベッド本体13に、階段部15を取り付ける際、ベッド本体13の設置される床部と、階段部15の設置される床部とが、連続した平滑な面であれば良いが不陸となっていることがある。また、ベッド本体13や階段部15にはわずかな加工誤差や組立誤差が生じる場合がある。この場合、連結穴49と取付穴(99,101,103)とは複数で構成されることから、真円同士であると、各締結具の貫通が困難となる。このベッドの構造では、連結穴49または取付穴(99,101,103)のいずれか一方が上下に長い長穴である。これにより、ベッド本体13と階段部15との双方の高低差等により生じている連結穴49と取付穴(99,101,103)との位置ずれが吸収可能となる。つまり、長穴の範囲であれば、連結穴49と取付穴(99,101,103)とが締結具により締結可能となる。
本発明の請求項4記載のベッドの構造は、請求項1〜3のいずれか一つに記載のベッドの構造であって、前記階段部15には、前記踏板55の下部に収納部95が設けられることを特徴とする。
このベッドの構造では、一対の平行な側板51の背面が背板53により塞がれ、背板53の前側に階段状の踏板55が設けられることにより、ベッド本体13の昇降を可能とする階段部15が形成される。階段部15には、一対の側板51、背板53及び踏板55に囲まれた空間が形成される。このベッドの構造では、この踏板55の下側の空間が、収納部95となる。収納部95としては、例えば各踏板55の下方に、一対のスライドレールにより前後方向にスライド自在に設けた引出し97を取り付けることができる。これにより、踏板55の下部をデッドスペースとせずに複数の収納スペースを異なる広さで設けることができ、適材適所の整理収納を可能にすることができる。
本発明に係る請求項1記載のベッドの構造によれば、階段部をベッド本体のどの辺部にも、しかも、異なる向きでも取付けできる。これにより、室内に設置されるこのベッドは、ドアの位置や窓の位置、他の家具との配置関係に自由度が得られ、ドアの開閉の妨げにならず、室内レイアウトのバリエーションが増えることとなる。
本発明に係る請求項2記載のベッドの構造によれば、ベッド本体のどの辺部にも柵板を除去した出入口部を設けることができ、しかも、不要な出入口部を塞ぎ柵により塞ぐことができ、ベッドとしての安全性を確保できる。
本発明に係る請求項3記載のベッドの構造によれば、床面の不陸によりベッド本体と階段部とに段差が生じている場合や、ベッド本体や階段部に加工誤差や組立誤差が生じている場合であっても、ベッド本体と階段部とを接地させた状態で双方を確実に連結固定できる。
本発明に係る請求項4記載のベッドの構造によれば、踏板が階段状に配置される階段部の下部スペースを、見栄えの良い収納スペースとして有効利用することができる。
本発明の実施の形態に係るベッドの構造を備えた二段ベッドの斜視図である。 塞ぎ柵を外した状態のベッド本体の斜視図である。 階段部が長辺部に取り付けられる場合の分解斜視図である。 図1に示した二段ベッドの分解斜視図である。 階段取付穴部の取付穴と階段部の連結穴との対応関係を表した説明図である。 (a)は階段部がフット側の短尺フレームに横付けされた平面図、(b)は階段部がヘッド側の短尺フレームに横付けされた平面図、(c)は階段部がフット側の短尺フレームに縦付けされた平面図、(d)は階段部がヘッド側の短尺フレームに縦付けされた平面図である。 (a)は階段部が一方のサイドフレームに横付けされた平面図、(b)は階段部が他方のサイドフレームに横付けされた平面図、(c)は階段部が一方のサイドフレームに縦付けされた平面図、(d)は階段部が他方のサイドフレームに縦付けされた平面図である。 ベッド本体の下部を多用途スペースとした斜視図である。 ベッド本体の下部を多用途スペースとした場合のベッド本体と階段部の連結部分を示す斜視図を(a)に、同連結部分の分解斜視図を(b)に示した図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るベッドの構造を備えた二段ベッド11の斜視図である。
本実施の形態に係るベッドの構造は、ベッド本体13と、階段部15と、階段取付穴部17と、締結具とを主要な構成として有する。なお、本実施形態ではベッドとして二段ベッドの構造として説明する。
ベッド本体13は、本実施形態では、平面視矩形状の下段本体19及び上段本体21を多段状に重ね、上下二段とされた二段ベッドとして組み立てられる。
下段本体19は、長辺部が一対の平行なサイドフレーム23からなる。一対のサイドフレーム23の両端は、柱25を介して一対の短尺フレーム27に連結される。これにより、下段本体19は、平面視矩形状となる。一対のサイドフレーム23の対向面には、補強材29が長手方向に沿って固定される。また、一対のサイドフレーム23は、長手方向の略中央部が、連結桟材31により連結される。一対の短尺フレーム27の対向面には、連結桟材31と同一平面上で平行となる載置用横木材33が固定される。連結桟材31及び載置用横木材33には、図示しない底板等が載置される。
下段本体19の4隅には、サイドフレーム23と、短尺フレーム27とを連結する柱25が設けられる。それぞれの短尺フレーム27の上下には、横板35が両側の柱25に渡って固定される。
上段本体21は、長辺部が一対の平行なサイドフレーム23からなる。一対のサイドフレーム23の両端は、柱25を介して一対の短尺フレーム27に連結される。これにより、上段本体21は、平面視矩形状となる。一対のサイドフレーム23の対向面には、補強材29が長手方向に沿って固定される。また、一対のサイドフレーム23は、長手方向の略中央部が、連結桟材31により連結される。一対の短尺フレーム27の対向面には、連結桟材31と同一平面上で平行となる載置用横木材33が固定される。連結桟材31及び載置用横木材33には、図示しない底板等が載置される。
上段本体21の4隅には、サイドフレーム23と、短尺フレーム27とを連結する柱25が設けられる。それぞれの短尺フレーム27の下には、横板35が両側の柱25に渡って固定される。上段本体21は、一つのサイドフレーム23と、一対の短尺フレーム27の上方に柵板37が取り付けられる。つまり、柵板37は、上段本体21の4辺に設けられる。
図2は塞ぎ柵39を外した状態のベッド本体13の斜視図である。
上段本体21の柵板37には、ベッド本体13の長辺の中点同士を通る長辺分割線41を線対称にそれぞれの短辺部、及びベッド本体13の短辺の中点同士を通る短辺分割線43を線対称にそれぞれの長辺部に、合計4つの出入口部45が形成されている。出入口部45は、柵板37を所定長で除去することにより形成されている。この出入口部45には、塞ぎ柵39が着脱自在に設けられる。
塞ぎ柵39は、ビス47やボルトを用い4箇所で短尺フレーム27、サイドフレーム23に固定される。このため、短尺フレーム27とサイドフレーム23には、埋込ナットが設けられている。
下段本体19と上段本体21とは、下段本体19の柱25の上端と、上段本体21の柱25の下端が連結金具(図示略)により固定されて、上下に連結固定され、これにより上下二段のベッドを構成する。
図3は階段部15が長辺部に取り付けられる場合の分解斜視図である。
階段部15は、ベッド本体13と別体で形成される。階段部15は、複数の連結穴49を有した一対の側板51の間に複数の連結穴49を有した背板53が設けられる。連結穴49は、後述するそれぞれの取付穴(17)に対応する位置に穿設される。階段部15は、背板53と反対の前側に、複数の踏板55を階段状に設けて組み立てられる。
背板53は、上段上背板57、上段中背板59、上段下背板61、下段上背板63、下段中背板65、下段下背板67からなる。
それぞれの側板51は、上段前側板69、上段後側板71、上段上桟73、上段中桟75、上段下桟77、下段前側板79、下段後側板81、下段上桟83、下段中桟85、下段下桟87、下段上目隠し板89、下段中目隠し板91、下段下目隠し板93からなる。
本実施の形態において、階段部15は、上記した各板材57〜93からなる下段部と上段部が連結されて一体となる。
階段部15には、踏板55の下部に収納部95が設けられる。収納部95は、側板51の対向面に、スライドレールを固定し、このスライドレールに、スライド自在な3段の引出し97を設けることで構成される。引出し97は、下段に向かって奥行き寸法が大きく形成することとしてもよい。階段部15に収納部95を設けることにより、無駄な空間がなくなる。また、階段部15は、ベッド本体13とは分離可能であるため、独立した収納家具として使用することも可能となる。
図4は図1に示した二段ベッド11の分解斜視図である。
階段取付穴部17は、ベッド本体13のそれぞれの短辺部と、ベッド本体13のそれぞれの長辺部との4箇所に形成される。それぞれの短辺部に形成される階段取付穴部17は、ベッド本体13の長辺の中点同士を通る長辺分割線41を線対称に形成される。それぞれの長辺部に形成される階段取付穴部17は、ベッド本体13の短辺の中点同士を通る短辺分割線43を線対称に形成される。
図5は階段取付穴部17の取付穴と階段部15の連結穴49との対応関係を表した説明図である。
短辺部と長辺部に形成される階段取付穴部17は、同一の取付穴が配置される。つまり、4箇所の階段取付穴部17は、取付穴が同一の配列パターンとなっている。階段取付穴部17を構成する取付穴は、背板53を固定する取付穴(背板用取付穴99)と、側板51を固定する取付穴(側板用取付穴101)と、背板53と側板51の双方の固定に共用される取付穴(共通取付穴103)からなる。これら背板用取付穴99、側板用取付穴101、共通取付穴103は、それぞれが上下で組となる2つずつ形成される。従って、階段取付穴部17には、上段本体21と下段本体19とに3個1組ずつで合計6つの取付穴が形成されている。なお、6つの取付穴のうち、下側の側板用取付穴101のみが他の5つから階段下段側の外れた位置に離間して配置される(図2)。
なお、使用してない連結穴49や取付穴については、そのままでも良いし、閉塞部材、例えばキャップやシールなどで塞いでも良い。
締結具は、連結穴49と取付穴とを締結する。締結具は、例えば連結穴49に挿通されるボルトと、取付穴に挿入されるナット部材、所謂飾りナットなどの筒体に雌ねじを有し頭部を備えたナット部材からなる。ボルトおよび飾りナットは、頭部が表面に大きく突出しないものが好ましい。このボルトや飾りナットとしては、例えば平頭に六角穴付きのボルトおよび飾りナットを用いることができる。階段部15は、連結穴49に通したボルトを取付穴に挿入した飾りナットに螺着してベッド本体13に固定される。階段部15は、上下に2か所ずつ、合計4箇所のボルト、飾りナットで固定される。
なお、締結具は、上記と逆に、連結穴49に飾りナットを埋入し、取付穴からボルトを通してベッド本体13に階段部15を固定するものであってもよい。また、連結穴49と取付穴を貫通してパイプ状のナットを挿入し、双方から通した一対のボルトにて螺合してベッド本体13に階段部15を固定してもよい。
連結穴49または取付穴のいずれか一方は、上下に長い長穴である。長穴の長手方向の長さは、階段部15とベッド本体13との載置される不陸となった床部の高低差や、ベッド本体13や階段部15に生じるわずかな加工誤差や組立誤差を吸収できる程度の距離とする。連結穴49または取付穴の一方を長穴に形成したことで、ベッド本体13や階段部15の組立誤差、組付誤差、加工誤差、床面の状態などでの、ベッド本体13側と階段部15側との穴ズレを吸収できる。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施の形態に係るベッドの構造では、ベッド本体13と、階段部15とが別体に作られている。階段部15は、ベッド本体13に取り付けるための複数の連結穴49を、背板53と側板51とに有している。一方、ベッド本体13は、階段部15の連結穴49と締結が可能な階段取付穴部17を有している。この階段取付穴部17は、ベッド本体13の長辺の中点同士を通る長辺分割線41を線対称にそれぞれの短辺部と、ベッド本体13の短辺の中点同士を通る短辺分割線43を線対称にそれぞれの長辺部とに形成されている。つまり、階段取付穴部17は、長辺分割線41を線対称に短辺部に2箇所と、短辺分割線43を線対称に長辺部に2箇所の合計4箇所が設けられている。
それぞれの階段取付穴部17は、背板53を固定する取付穴(背板用取付穴99)、側板51を固定する取付穴(側板用取付穴101)及び背板53と側板51の双方の固定に共用される取付穴(共通取付穴103)からなる。階段取付穴部17は、それぞれの取付穴が上段本体21と下段本体19とに一組必要となるので、少なくとも合計6つの取付穴を有する。
図6(a)は階段部15がフット側の短尺フレーム27に横付けされた平面図、(b)は階段部15がヘッド側の短尺フレーム27に横付けされた平面図、(c)は階段部15がフット側の短尺フレーム27に縦付けされた平面図、(d)は階段部15がヘッド側の短尺フレーム27に縦付けされた平面図である。図7(a)は階段部15が一方のサイドフレーム23に横付けされた平面図、(b)は階段部15が他方のサイドフレーム23に横付けされた平面図、(c)は階段部15が一方のサイドフレーム23に縦付けされた平面図、(d)は階段部15が他方のサイドフレーム23に縦付けされた平面図である。
これにより、一箇所の階段取付穴部17には、階段部15が、図6(a)、(b)、図7(a)、(b)に示す側板51を取り付ける横向き、すなわちベッドに沿うように設けられる向きと、図6(c)、(d)、図7(c)、(d)に示す背板53を取り付ける縦向き、すなわちベッドに対して直交するような向きとの2通りの向きで取付けが可能となる。階段取付穴部17は、ベッド本体13の4辺に設けられるので、これで8通りの階段部15の取付パターンを実現することができる。
これに加え、ベッド本体13は、簡易なヘッドボード105(図1)などの後付けによりヘッド側を決定する仕様とされる。このため、ヘッド側とフット側を分ける必要がなくなる。この場合、階段取付穴部17は、上記した線対称で各短辺部及び各長辺部に設けられているので、ベッド本体13を鉛直線回りに180°回転配置、つまり、ベッド本体13の正面をどちらとするかで、各短辺部及び各長辺部の異なる端側に向けられることになる。これにより、ベッドの構造では、図示した8通りをさらに180°回転配置しての2倍の計16通りの階段部15の取付パターンを実現することができる。その結果、階段部15をベッド本体13のどの辺部にも、しかも、異なる向きでも取付けできるようになる。
また、このベッドの構造では、ベッド本体13の上段本体21の一対の長辺部及び一対の短辺部に、柵板37が取り付けられる。上段本体21は、一対の長辺部がサイドフレーム23となり、一対の短辺部が短尺フレーム27となる。これら一対のサイドフレーム23と、短尺フレーム27とには、それぞれ柵板37を除去した出入口部45が設けられる。つまり、4つの出入口部45が設けられる。上段本体21は、柵板37に出入口部45が設けられることにより、階段部15から上段本体21に対しての出入りが容易となっている。出入口部45は、階段部15が取り付けられた箇所のみ塞ぎ柵39が無いこととなる。階段部15が取り付けられない他の出入口部45は、塞ぎ柵39によって塞がれて柵板37の延長部となる。その結果、ベッド本体13のどの辺部にも上段本体21の柵板37を除去した出入口部45を設けることができ、しかも、不要な出入口部45を塞ぎ柵39により塞ぐことができる。なお、この塞ぎ柵39は、階段部15が取り付けられない箇所である3箇所の出入口部45に取り付けられればよいことから3個が必須の構成数であるが、全ての出入口部45を塞ぐために4個で構成しても良く、その場合には取り外された塞ぎ柵39が別途保管されることになる。
また、このベッドの構造では、階段部15が、上述の通り16通りの取付パターンでベッド本体13への取付けが可能となる。なお、階段部15は、ベッド本体13に取り付けられずに、単独で使用されても良い。ベッド本体13に、階段部15を取り付ける場合、ベッド本体13の設置されている床部と、階段部15の設置されている床部とが、不陸となっている場合や、ベッド本体13や階段部15にわずかな加工誤差や組立誤差が生じている場合がある。この場合、連結穴49と取付穴とは、真円同士であると、締結具の貫通が困難となる。このベッドの構造では、連結穴49または取付穴のいずれか一方が上下に長い長穴である。これにより、ベッド本体13と階段部15との双方の高低差により生じている連結穴49と取付穴との位置ずれが吸収可能となる。つまり、長穴の範囲であれば、連結穴49と取付穴とが締結具により締結可能となる。その結果、床面の不陸や種々の誤差等によりベッド本体13と階段部15とに段差が生じている場合であっても、ベッド本体13と階段部15とを接地させた状態で双方を確実に連結固定でき、ベッド本体13と階段部15とをガタつくことなく設置できる。
さらに、このベッドの構造では、一対の平行な側板51の背面が背板53により塞がれ、背板53の前側に階段状の踏板55が設けられることにより、上段本体21の昇降を可能とする階段部15が形成される。階段部15には、一対の側板51、背板53及び踏板55に囲まれた空間が形成される。このベッドの構造では、この踏板55の下側の空間が、収納部95となる。収納部95としては、例えば各踏板55の下方に、一対のスライドレールにより前後方向にスライド自在に設けた引出し97を取り付けることができる。これにより、複数の収納スペースを異なる広さで設けることができ、適材適所の整理収納を可能にすることができる。その結果、踏板55が階段状に配置される階段部15の下部スペースを、見栄えの良い収納スペースとして有効利用することができる。
従って、本実施の形態に係るベッドの構造によれば、階段部15をベッド本体13のどの辺部にも、しかも、異なる向きでも取付けでき、室内レイアウトの自由度を増すことが可能となり、さらには長穴形状の連結穴によって互いを確り連結固定でき、ガタつくことなく設置可能となる。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、ベッドが二段ベッドである場合を例に説明したが、ベッドは、2段以上の段数、例えば三段ベッドであってもよい。
また、図8に示すように、上述した2段ベッドの上段本体21のみをベッドとして、下段本体19の位置は一方のサイドフレーム23,連結桟材31等が無い状態、すなわちベッドとして構成せず、ベッド本体13としての下部、この図8の例では上段本体21の下部に空間を形成し多用途スペース109として、上部本体21への昇降に階段部15を組み付ける構成としてもよい。
多用途スペース109は、設置時に正面とする位置のサイドフレームが無く、左右側方と奥方の三方を囲み四隅の柱25で構成され、床面上に本棚やラックなどを組み込んで収納部(図示せず)として用いても良いし、デスク(図示せず)を組み込む構成としても良く、あるいは単なる空間部分としたフリースペースとしても良い。このようなベッドの構造では、所謂ロフトのような構成とすることができ、上述した階段部15との組み合わせにおいても、この階段部15のベッド本体13に対する取付け向きを自由にできるものであり、すなわち室内レイアウトの自由度を向上させる。
なお、この多用途スペース109を構成する際には、下段本体19のサイドフレーム23の無い状態であることから、階段部15の固定のための取付穴17が上段本体21のサイドフレーム23のみとなる。そこで、階段部15の下部の固定のために図9(a)に示す連結部分を構成させる。この連結部分は、L字状に形成される連結体107を用い、図9(b)に示すように、柱25に穿設される連結穴108と、階段部15の背板53に穿設される連結穴49とを締結具にて締結固定する。これにより、階段部15の下部においてもベッド本体13に連結固定され、上部の各連結穴49による階段取付穴部17との連結固定とともに確り固定され、階段部15を安定させることが可能となる。なお、この連結部分においても、いずれかの穴を長穴に形成することで、上述と同様の効果である互いのガタつきをなくして双方を確実に連結固定することが可能となる。
また、上記の実施の形態において、階段部15は、下段部と上段部が連結されて一体となる構成を説明したが、一体物の単品として構成されてもよい。
11…ベッド(二段ベッド)
13…ベッド本体
15…階段部
17…階段取付穴部
39…塞ぎ柵
41…長辺分割線
43…短辺分割線
45…出入口部
49…連結穴
51…側板
53…背板
55…踏板
95…収納部
99…背板用取付穴(取付穴)
101…側板用取付穴(取付穴)
103…共通取付穴(取付穴)

Claims (4)

  1. 平面視矩形状のベッド本体と、
    前記ベッド本体と別体で形成され、複数の連結穴を有した一対の側板の間に複数の連結穴を有した背板が設けられるとともに、前記背板と反対の前側に複数の踏板を階段状に設けた階段部と、
    前記ベッド本体の長辺の中点同士を通る長辺分割線を線対称に前記ベッド本体のそれぞれの短辺部、及び前記ベッド本体の短辺の中点同士を通る短辺分割線を線対称に前記ベッド本体のそれぞれの長辺部に形成され、前記背板を固定する取付穴、前記側板を固定する取付穴及び前記背板と前記側板の双方の固定に共用される取付穴からなる階段取付穴部と、
    前記連結穴と前記取付穴とを締結する締結具と、
    を具備することを特徴とするベッドの構造。
  2. 前記ベッド本体には、前記長辺分割線を線対称にそれぞれの短辺部、及び前記短辺分割線を線対称にそれぞれの長辺部に、合計4つの出入口部が形成され、
    前記出入口部には、塞ぎ柵が着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1記載のベッドの構造。
  3. 前記連結穴または前記取付穴のいずれか一方が上下に長い長穴であることを特徴とする請求項1または2に記載のベッドの構造。
  4. 前記階段部には、前記踏板の下部に収納部が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のベッドの構造。
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