JP2020533194A - 粉状プラスチック粒子を熱的丸み付けまたは球状化させる方法および装置 - Google Patents

粉状プラスチック粒子を熱的丸み付けまたは球状化させる方法および装置 Download PDF

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Abstract

本願は粉状プラスチックの出発物質(20)を形成する方法に関するものであって、前記方法は以下の方法工程を有する。a)粉状プラスチック粒子を出発材料(20)として提供し、b)第1処理室内の前記プラスチック粒子を、前記プラスチックの融点より低い第1温度(T1)であって、前記プラスチック粒子がまだ互いに固着しないように決定される前記第1温度(T1)まで加熱し、c)このようにして加熱されたプラスチック粒子の方向付けられた流れを第2処理室(42)内に移行させ、d)前記第2処理室(42)内の前記プラスチック粒子を前記プラスチックの融点より高い第2温度(T2)まで加熱し、e)前記プラスチック粒子を前記第1温度(T1)より低い温度まで冷却する。【選択図】図1

Description

粉状プラスチックを可能な限り球形の粉状プラスチックに成形する方法および装置
本発明は、粉状プラスチックを可能な限り球形の粉状プラスチックに変換する方法および装置に関する。すなわち、粉末を丸める方法及び装置について説明する。任意の形状の粒子から始めて、可能な限り球形にする。このように、本発明は、既に提供されているが、可能な限り球形では提供されていない、以下では出発材料と呼ぶ粉状材料から出発する。この材料は、個々の粒子が可能な限り球形、すなわち出発材料の粒子よりも著しく丸みを帯びるように処理される。この工程では、出発材料の粒子の体積を実質的に、例えば出発材料の90%維持されることになる。粒子の質量は、可能な限り、例えば出発材料の少なくとも90%維持されることになる。個々の粒子は形状が再形成されるのみである。化学組成は再形成によってできる限り変化しないことになる。
産業界では、可能な限り球形の粉状プラスチックが求められている。個々の粒子の理想的な球形状が与えられると、生成物は、特に高密度で、良好な流動性(flowability)または流動性(fluidity)を有することが知られており、粒子が不規則な形状の場合にはこのようにはならない。本発明に従って処理された粉状プラスチックは、例えば、粉末焼結、3D印刷、3D溶融および3D焼結に使用できることになる。
より大きな初期形状、例えば、バーまたは顆粒として提供されるプラスチックをノズルによって溶融および噴霧する方法および装置が知られている。これに関しては、EP945173B1、WO2004/067245A1およびUS6903065B2が参照される。しかし、これらの方法および装置は、かなりの労力が必要とされる。このようなプラスチックは、特殊なグラインダまたは他の適当な装置で機械的に破砕することがより容易である。しかし、この場合、得られる粒子の形状は一般的に非常に不規則である。例えば、粒子は糸状または葉状であるかもしれない。それらは移動中に絡まることがある。それらは滑らかな材料円錐を形成しない。このため、多くの産業分野での実用化が困難となっている。
また、出発材料として提供されるプラスチックを溶媒で液化する方法や装置も知られている。得られた溶液は噴霧できる。一般的に、良好な球形を有する粒子が形成される。しかし、その際、環境に影響を与える化学溶剤が使用され、廃棄物が発生する。プラスチックが化学的に変化する可能性がある。本発明は、このような溶媒を用いないで済ますことを目的とする。
また、本発明の目的は、微粉内容物を増加させないことである。したがって、この方法では粒子は分解しないことになる。例えば、レーザーのレンズ上に堆積して、最適な印刷結果を妨げる可能性があるため、分解は、所望の使用にとって不利となり得る微粉内容物につながる可能性がある。あるいは、粉体から粉塵を除去するためのさらなる工程が必要とされ、これには労力を要し、結果として製品損失が10から20%の範囲になることも少なくない。
その目的は、500未満の中粒度、特に100μm未満、例えば30から100μmの範囲の粒子である。特定できる上限は800μmである。粉塵内容物、つまり、例えば、45、10または5μmより小さい粒子も目標である。産業界から様々な用途への要望がある。他の顧客は、この細かい粉塵を含まない粒度分布の粉末を望んでいる。
そこで、本発明の目的は、粉状に形成された不規則形状のプラスチック粒子の出発材料を、可能な限り球形であるものに変換できる装置および方法を特定することにある。
この方法は、粉状プラスチック粒子の出発材料を可能な限り球形の粉状プラスチック粒子に再成形する方法であって、以下の工程を含む方法により達成される。
a)粉状プラスチック粒子を出発材料として提供し、
b)第1処理室内のプラスチック粒子を、プラスチックの融点より低い第1温度T1であって、プラスチック粒子がまだ互いに固着しないように決定される前記第1温度T1まで加熱し、
c)このようにして加熱されたプラスチック粒子の方向付けられた流れを第2処理室内に移行させ、
d)前記第2処理室内の前記プラスチック粒子を前記プラスチックの融点より高い第2温度T2に加熱し、
e)前記プラスチック粒子を前記第1温度T1より低い温度に冷却する。
装置に関して、前記目的は、請求項13に記載の装置によって達成される。
この方法及び装置によれば、そうでなければかなり危機的であると考えられる、小さなバー、短い繊維、シート状の断片、細長い形状を有する粒子及び小さな引裂き糸の形状の粒子であっても、球形構造に再形成することができる。その過程で、体積の大部分は維持される。有利には、表面領域のみが溶融され、再形成され、粒子のコアは、可能な限り凝集の固体状態のままである。ガラス繊維や炭素繊維を含む材料であっても、繊維を短くしたり、それら繊維を折って破壊したりすることなく、丸めることができる。繊維は、一般にプラスチック材料よりもかなり高い溶融温度を有するので、熱的に柔らかくなることはなく、形状が変更される。乾燥ブレンド粉末/繊維混合物もまた、この方法によって少なくとも部分的に結合され得る。これにより、後の過程での分離が防止される。
有利には、この方法は密閉空間内で行われる。装置は、第1処理室および第2処理室の形状の密閉されたハウジングを有し、このハウジングは移行領域を含み、この移行領域は、完成品の供給および除去に適した開口部を有し、好ましくは閉鎖可能であり得る。この方法は、連続的に、または分割して実施することができる。球状化はもっぱら熱的に達成される。
本発明は実質的に2段階で作用する。第1処理室で行われる第1段階では、出発材料の粒子は、プラスチック材料の融点よりも僅かに低い温度を有する程度まで加熱される。それらはまだ粘着性の表面を有していないと考えられる。これらには可能な限り多くの熱エネルギーが与えられるので、第2処理室で行われる次の第2工程では、少なくとも境界領域を溶融するのに必要な熱エネルギーのみを供給すればよい。例えば、ポリアミド12は、融点が、例えば、175°C〜180°Cである。第1段階では、ポリアミド12の粒子は、好ましくは、高くとも170°Cまでしか加熱されない。
粒子は第2工程でのみ粘着性を有する。ここでは、それらがどこかに付着したり、互いに接触したり付着したりすることを防止しなければならない。第2段階の下部領域における急激な冷却のために、粒子が再形成され、粘着性である臨界領域は下方に制限される。この臨界領域の上限は、第2加熱装置内の、粒子が粘着性を有する程度に追加的に加熱される場所によって画定される。粒子は、第1段階と第2段階の間の移行部ではまだ粘着性ではない。それらは、まだ第2加熱装置によって熱エネルギーが供給されていない。好ましくは、臨界領域は、自由空間、シース流および/または好ましくは円筒壁によって横方向に区切られる。この壁は、例えば円筒状として形成されてもよいし、ガラスや石英からなる円錐状であってもよい。好ましくは、壁は、壁に向かって飛翔する粒子が偏向されるか、または振り落とされる手段を有する。例えば、壁は超音波によって振動される。z方向では、臨界領域の長さはdである。
この方法では、複数の粒子が、流れの中で方向付けられた方法で誘導される。この過程で個々の粒子は接触しないことになる。個々の粒子間の距離は対応する大きさになるように選択される。全体として、粒子は理想気体のように振舞うことになる。粒子流の運動は粒子が位置するガス流に従う。この移動は重力方向であることが好ましい。
粒子は、液相に完全に移行する必要はなく、移行すべきでもない。例えば、表面に近い体積の60または80%の外側領域が、表面張力により不規則性が補償されるほど十分な程度に溶融する場合であれば十分である。この方法では、粒子のコアは、接触しない状態であってもよい。次に、可能な限り球状なボディを外面的に与える再形成された層で囲まれる。これはプラスチック材料にもやさしい。また、エネルギーに関しては、実施するのにより良く、また、より容易である。しかし、これは、粒子が完全に液相に移行することを妨げるものではない。粒子の温度は、溶融温度よりも高く、可能な限りそれに近い温度、特に最高で5°C高い温度にしておくべきである。例えば、ポリアミド12の場合、第2段階の粒子の温度は、例えば175°C〜180°Cである。
この方法は好ましくは不活性ガス雰囲気、例えば窒素中で行われる。好ましくは、酸素含有量は、少なくとも第2処理室において、好ましくは第1処理室においても酸素限界濃度より低い。
出発材料として装置に導入された粉状プラスチック材料は、好ましくは、同じ出願人による出願番号10 2017 100 981である2017年1月19日のドイツ優先権出願に記載されている方法で製造することができる。当該出願の開示の内容は、完全に本出願の開示の内容に属する。
本発明の例示的な実施形態を以下に説明し、図面を参照してより詳細に記載する。これらの例示的な実施形態は、限定として理解されるべきではない。図面内において:
図1は、装置の第1の例示的な実施形態を示す概略図である。 図2は、装置の第2の例示的な実施形態を示す概略図である。 図3は、第1の構成における整流器の部分領域の斜視図である。 図4は、第2の構成における図3のような斜視図を示す。
右回りのx−y−z座標系が説明に使用される。z軸は重力の方向とは反対に、上向きに伸びる。
まず、図1に示す第1の例示実施形態について以下に説明する。次に、図2に示す第2の例示実施形態について、第1の例示実施形態と異なる部分のみを説明する。
例えば、グラインダ(表示されない)で粉砕された出発材料20は、バンカ22に充填されている。バンカ22は、気密に密封することができる。それには対応する蓋を有する。好ましくは、円錐形状を有する。ロータリーフィーダ24は、その下端に配置される。その出口は、第1処理室28の製品入口26に接続されている。ロータリーフィーダ24は、従来技術から知られている。それらは、粒径0−8mmの粒子に対してサイロからの計量放出に使用されている。例えば、DE31 26 696C2が参照される。
第1処理室28は、実質的に円柱状に形成されており、円柱軸がz方向に一致する。その下部領域において、第1処理室28は円錐状に次第に細くなり、そこに出口30を有する。そこでは、移行領域32に接続されている。第1加熱装置34を形成する熱風用の環状入口は、下側円錐領域内に配置される。第1処理室28には、矢印36の方向にz方向に高温ガスが吹き込まれる。この高温ガスは、第1処理室28内に位置する出発材料20を加熱して第1温度T1にする。その目的は、出発材料20の個々の粒子が、可能であれば全て、第1処理室28内で第1温度T1まで均一に加熱されることである。
また、第1加熱装置34の構成を変更することも可能である。この場合、熱風によって粒子が輸送されるので、熱風の注入は維持される。しかし、熱風の吹き込みは少なく、さらに、筒状の外壁に設けられた加熱ジャケット(表示されていない)を介して熱が供給される。
バンカ22内に充填された出発材料20を既に予熱することができる。この目的のためには、従来技術から知られている任意の加熱装置を使用することができる。出発材料20は、バルク材料として加熱することができる。予熱温度は可能な限り高いが、出発材料20の粒子が直接接触していても、それらが互いに付着する危険性はないというのに十分な程度にまで材料の融点よりも低い。第1処理室28を不要とすることが可能である。これは、特に予熱処理が行われる場合に該当する。
移行領域32は円筒状である。移行領域32内に整流器38を配置する。これは、管状移行領域32の全断面を満たす。これは、負のz方向への粒子の移動を均一にするためのものであり、これは第1加熱装置34から発し、整流器38を介してのみ流出することができる高温ガス流に関連して行われる。ガス流は粒子を輸送し搬送する。整流器38の適切な構成とガスの流れによって層流が得られる。移行領域32の下方に位置する第2処理室42に流入する方向付けられた粒子流が得られる。この粒子流は理想気体のように振舞うことになる。粒子はすべて直線的に移動することになる。それらは互いに接触しないことになる。
層流は、目に見える乱流(旋回流/横断流)が(まだ)発生しない液体と気体の動きである。流体は混合しない層を流れる。移行領域32では一定の流速が維持されるので、これは定常流である。
整流器38は、例えば、DE10 2012 109 542A1およびDE10 2014 102 370A1から知られている。図3および4は、2つの可能な実施形態の一部を示す。図3による実施形態では、隔壁40は、x−y平面にハニカムパターンを生成するように配置される。図4において、分割壁40は直角に交差し、x−y平面において正方格子を形成する。z方向では、両方の実施形態が、数センチメートル、例えば5から15cmにわたって延在する。x−y平面における対向する隔壁40の明確な距離は、0.5から5cmの範囲であってもよい。
第2処理室42は、移行領域32の下に配置される。上部領域は、移行領域32の下端に接続されている。それは実質的に円筒形状を有する。それは第2加熱装置44を含む。特定の例示実施形態では、これは第2処理室42の内壁に配置された複数の赤外線放射器45によって実現される。これらは、個別に制御することができ、個別に温度調節することができる。x−y平面では、粒子は粒子流から十分に離れているので、粒子がその近傍に到達するのを防ぐことができる。それらは粒子流に向けられ、粒子を融解温度よりもわずかに高い第2温度T2に導くことになる。したがって、個々の粒子は、少なくともそれらの表面領域で融解される。それらは少なくとも部分的には液体になる。表面張力のため、これらの粒子は変形し、多かれ少なかれ球形になる。
この過程では、粒子が形成されるのに十分な時間を与えるために、下向きに流れる粒子流が負のz方向の十分長い距離dを自由に通過できる必要がある。成形に要する時間は、各プラスチックに対する実験および二次条件によって決定される。距離dは、粒子を搬送するガスの時間の間隔および流速から計算される。
粒子が第2温度T2にある限り、ある粒子と他の粒子との接触は、可能であれば生じてはならず、粒子は、第2処理室42の内壁に達するか、または他のアイテムと接触するべきではない。上記の距離にわたって粒子流を一定に保つこと、特に断面積を一定に保つことは実際上困難であるため、第2処理室42は、下方に円錐状に膨張し、それはその方向での流れの膨張に対応している。
粒子が形成されると、それらの質量は維持される。形状のみが変更される。
距離dの下端では、成形過程が十分に起こっており、少なくとも実質的に球形が得られている。そこで、第2処理室42の下部領域の粒子は、冷却領域において第1温度T1よりも低い温度に可能な限り早く冷却されて、もはや粘着性がなくなる。冷却は、冷却ガスを導入することによって行われる。好ましくは、液体窒素は、z方向に横方向に配向されたノズル46を通して注入される。冷却領域は、距離dの下方に位置し、第2処理室42の底部の上方、つまり、製品出口48の上方で終了する。
付着しなくなった粒子は、第2処理室42の最下部の製品出口48で除去される。このとき、それらは第2処理室42内を流れるガス流によって搬送される。一方では、それは第1処理室28からの熱風に源を有し、他方では、ノズル46から流れる緩和液体窒素の圧力に源を持つ。このガス流は、製品出口48を通してのみ排気することができる。
フィルタ50はパイプを介して製品出口48に接続されている。スクリーン52は、このフィルタ50の下に配置される。球形になった粒子はスクリーン52から収集容器54、例えばバッグに落下する。
上述した流れのガスに対する流出口56はフィルタ50に設けられている。制御可能であり、この流出口56において流出する経時的なガスの量を測定可能なファン58を配置することができる。
改良点をさらに図1に示す。出口が負のz方向に下方に向けられた噴射ノズル60は、第2処理室42内に配置され、また整流器38の直径の外側のx−y平面内で整流器38の真下に配置される。これらを通して、高温ガスが注入され、その高温ガスは温度T2を有することが好ましい。それは、粒子流の周りにシース流を形成する。加熱された高温ガスを供給するための噴射ノズル60は、赤外線放射器45に加えて、またはそれらなしで、粒子を第2温度T2に加熱するために使用されてもよい。
図2による例示的な実施形態では、円筒壁62が第2処理室42内にさらに配置される。それは好ましくは石英ガラスから作られ、また赤外線放射器45の光に対して透明である。その内径は、噴射ノズル60の直径よりも僅かに大きい。噴射ノズル60によって引き起こされるシース流は、この壁62によって外側に向かって区切られる。壁62の上端は、噴射ノズル60の側方または直下に位置する。それはノズル46の上方に位置する下端を有する。
装置は、好ましくは、複数のセンサを有し、その少なくとも1つは、以下に列挙されるセンサの1つである。
−第1処理室内、第2処理室内の少なくとも1つの温度を検出するためのセンサ
−導入された高温ガスの温度を検出するためのセンサ
−導入された高温ガスの速度を検出するためのセンサ
さらに、プロセスを制御するための制御ユニットを有する。これらの詳細は図面には示されていない。
実質的に、好ましくなどの用語および不正確であると理解される可能性のある表示は、正常値からプラス/マイナス5%、好ましくはプラス/マイナス2%、および特にプラス/マイナス1パーセントの偏差が可能であることを意味すると理解されるべきである。出願人は、請求項のいかなる特徴および下位特徴まで、および/または明細書の特徴および部分的特徴を、独立請求項の特徴の範囲外であっても、任意の形式で互いに組み合わせる権利を留保する。
20 出発材料
22 バンカ
24 ロータリーフィーダ
26 製品入口
28 第1処理室
30 出口
32 移行領域
34 第1加熱装置
36 矢印
38 整流器
40 分割壁
42 第2処理室
44 第2加熱装置
45 赤外線放射器
46 ノズル
48 製品出口
50 フィルタ
52 スクリーン
54 収集容器
56 流出口
58 ファン
60 噴射ノズル
62 壁
T1 第1温度
T2 第2温度
d 距離

Claims (20)

  1. 粉状プラスチック粒子の出発材料(20)を可能な限り球形の粉状プラスチック粒子に形成する方法であって、以下の工程を含む方法。
    a)粉状プラスチック粒子を出発材料(20)として提供し、
    b)第1処理室内の前記プラスチック粒子を、前記プラスチックの融点より低い第1温度T1であって、前記プラスチック粒子がまだ互いに固着しないように決定される前記第1温度T1まで加熱し、
    c)このようにして加熱された前記プラスチック粒子の方向付けられた流れを第2処理室(42)内に移行させ、
    d)前記第2処理室(42)内の前記プラスチック粒子を前記プラスチックの融点より高い第2温度T2まで加熱し、
    e)前記プラスチック粒子を前記第1温度T1より低い温度まで冷却する。
  2. 前記方法の工程c)において、前記プラスチック粒子の流れを整流器(38)によって層流に変換することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記プラスチック粒子は、前記第2処理室(42)において互いに接触しないことを特徴とする先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記第2処理室(42)内の前記プラスチック粒子が、方向付けられた流れ内に位置し、気体流の影響、好ましくは重力の影響も受けて、負のz方向に移動することを特徴とする先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記出発材料(20)の前記プラスチック粒子が、可能な限り球形である粉状プラスチック粒子の最終生成物の最大長よりも少なくとも50%、特に少なくとも100%の長さを有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記方法の工程b)において、前記第1温度T1が、前記プラスチックの融点よりも少なくとも3°C、特に少なくとも5°C低いことを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記方法の工程d)において、前記第2温度T2が、前記プラスチックの融点よりも少なくとも3°C、特に少なくとも5°C高いことを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第2処理室(42)内の前記プラスチック粒子が直線運動をすることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第2処理室(42)内の前記プラスチック粒子は、前記プラスチック粒子の負のz方向の流れと同じ方向、好ましくは同じ速度で流れるシース流によって囲まれていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  10. 少なくとも前記第2処理室(42)において、好ましくは前記第1処理室においても、酸素含有量が、酸素限界濃度より低いことを特徴とする先行請求項いずれか1項に記載の方法。
  11. 前記第1処理室および/または前記第2処理室(42)に前記出発材料(20)の前記プラスチック粒子を個別に注入することを特徴とする先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  12. 工程a)において、前記出発材料(20)の前記プラスチック粒子は、第1温度T1よりも著しく低い、特に第1温度T1よりも30°C低い予熱温度まで既に加熱されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
  13. 先行請求項のいずれか1項に記載の方法を実施するための装置であって、
    − 前記出発材料(20)のための製品入口(26)と出口(30)とを有し、さらに第1加熱装置(34)を有する第1処理室と、
    − 一方の端が前記出口(30)に接続された移行領域(32)と、
    − 上部領域において、前記移行領域(32)の他端に接続され、第2加熱装置を有し、前記第2加熱装置の下に位置する冷却領域を有し、また、製品出口(48)を有する第2処理室(42)と、を備えることを特徴とする装置。
  14. 前記製品入口(26)が、前記出発材料(20)が配置されて気密に密閉可能なバンカ(22)に接続され、好ましくはロータリーフィーダ(24)が前記バンカ(22)と前記第1処理室との間に配置されていることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  15. フィルタ(50)およびスクリーン(52)がこの順で前記製品出口(48)に配置されていることを特徴とする、請求項13および14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記第1処理室の前記第1加熱装置(34)が、加熱された高温ガスを導入するための噴射装置を有することを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記第2加熱装置が、z軸に対して横方向に配置された複数の加熱要素、特にIR放射器を有することを特徴とする、請求項13〜16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 前記第2処理室は、負のz方向に膨張し、特に円錐状に膨張する容器を有することを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 吸引ファン(58)が、前記製品出口(48)、特にフィルタ(50)の後方に配置されることを特徴とする、請求項13〜18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 好ましくはシリンダ管として構成される壁(62)が前記第2処理室(42)内に配置され、前記壁(62)は、z方向に平行に延び、上端が前記第2加熱装置の上方に位置し、下端が前記ノズル(46)の上方に位置することを特徴とする、請求項13〜19のいずれか1項に記載の装置。


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