JP2020531057A - 薬品容器にいっぱいに充填するためのデバイス及び方法 - Google Patents

薬品容器にいっぱいに充填するためのデバイス及び方法 Download PDF

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Abstract

一次パッケージング構成要素にいっぱいに充填するための方法、及び、これら方法に従って準備される薬製品が、本明細書に開示される。本方法は、ある容量の処方薬物を、公称の容量を有する、一次パッケージング構成要素内に導入することであって、処方薬物の容量が、一次パッケージング構成要素の公称の容量より大である、導入することを含む場合がある。いくつかのケースでは、一次パッケージング構成要素は、予め充填可能である注射器である場合がある。

Description

本開示の様々な実施形態は、一次パッケージング構成要素にいっぱいに充填するためのデバイス及び方法に関する。より詳細には、本開示の特定の実施形態は、予め充填可能である注射器を含む、注射器にいっぱいに充填するためのデバイス及び方法に関する。
注射器、静脈流体容器、小型容器、及び他の薬品容器などの、一次パッケージング構成要素は、最大の容量の、処方薬製品または他の流体を保持するように特定されている。たとえば、注射器は、ストッパが付された注射器の内容物または完全性を損なうことなく、注射器のストッパ、プランジャ、及び他の部品が適切に機能することを依然として確実にしつつ、注射器が保持するようにテストされた公称の容量、または最大容量を伴って、製造及び販売される場合がある。具体的には、予め充填可能である注射器の公称の容量は、注射器が、充填されると、パッケージング及び輸送などの、様々な充填後のプロセスを通して、その完全性を維持することを確実にするように、特定されている場合がある。しかし、いくつかの状況では、一次パッケージング構成要素の公称の容量は、一次パッケージング構成要素に含むための、処方薬物の所望の容量よりも少ない場合がある。このことは、たとえば、パッケージングの公称の容量と、所望の投薬容量との間の差異、または、適切なより大であるパッケージングの欠如に起因する。
本開示は、薬製品、及びその準備方法に関する。具体的には、本開示は、一次パッケージング構成要素に処方薬物をいっぱいに充填することに関する。
本開示の一態様では、ある容量の処方薬物を一次パッケージング構成要素内に導入することであって、処方薬物の容量が、一次パッケージング構成要素の公称の容量より大である、導入することと、一次パッケージング構成要素内にストッパを配置することであって、ストッパを配置することには、ストッパに真空を印加することが含まれる、配置することと、を含む、薬製品の準備方法が提供される。
一実施形態では、一次パッケージング構成要素は注射器である。さらなる実施形態では、一次パッケージング構成要素は、予め充填可能である注射器である。さらなる実施形態では、一次パッケージング構成要素は、少なくとも1mLの公称の容量を有する、予め充填可能である注射器である。さらに別の実施形態では、一次パッケージング構成要素は、予め充填可能である注射器であり、公称の容量が1mLであり、ストッパを一次パッケージング構成要素内に配置することは、注射器のフランジにもっとも近いストッパの端部が、注射器のフランジから、約2.5mmから約5.0mmの間だけ離れているように、ストッパを注射器の本体内に挿入することを含んでいる。別の実施形態では、一次パッケージング構成要素の一部に真空を印加することは、一次パッケージング構成要素の一部に、70mBar(7kPa)から75mBar(7.5kPa)の間の圧力を課すことを含んでいる。
一実施形態では、処方薬物の容量は、1.05mLから1.30mLの間である。さらなる実施形態では、処方薬物の容量は、一次パッケージング構成要素の公称の容量の約110%から約140%の間である。別の実施形態では、処方薬物の容量は、一次パッケージング構成要素の公称の容量より、少なくとも0.05mL大である。さらなる実施形態では、処方薬物は、タンパク質、核酸、または遺伝子治療薬の1つを含んでいる。さらに別の実施形態では、処方薬物は、抗体、及び、少なくとも1つの添加剤を含んでいる。別の実施形態では、処方薬物は、抗体溶液を含み、抗体が、少なくとも100mg/mLの濃度で溶液内に存在する。さらなる実施形態では、処方薬物は、抗体を含み、また、少なくとも5cPoise(0.005Pa・s)の粘性を有する。
一実施形態では、本方法は、一次パッケージング構成要素をさらなるパッケージングに配置することを含んでいる。別の実施形態では、本方法は、複数の一次パッケージング構成要素の束の各々に関して繰り返される場合がある。たとえば、一次パッケージング構成要素の束(batch)は、80の予め充填された注射器を備えている場合がある。
本開示のさらなる態様では、薬製品は、上述の方法の1つによって準備される。
本開示の別の態様では、ある容量の処方薬物を予め充填可能である注射器内に導入することであって、処方薬物が抗体を含み、処方薬物の容量が、予め充填可能である注射器の公称の容量より大である、導入することと、真空状態でのストッパ取付けプロセスまたは真空で補助されたストッパ取付けプロセスの一方を使用して、予め充填可能である注射器にストッパを取付けることと、を含む薬製品の準備方法が提供される。
別の態様では、公称の容量を有する、一次パッケージング構成要素と、一次パッケージング構成要素内のある容量の処方薬物であって、処方薬物の容量が、公称の容量より大である、容量の処方薬物と、ストッパと、を備えた薬製品が提供される。この態様の一実施形態では、一次パッケージング構成要素は、予め充填可能である注射器である。さらなる実施形態では、予め充填可能である注射器は、本体、及び、本体の開口を囲むフランジを有し、フランジとストッパとの間の最小の距離が、少なくとも2.5mmである。さらに別の実施形態では、公称の容量が1mLであり、処方薬物の容量が、少なくとも1.05mLである。別の実施形態では、処方薬物は、タンパク質、核酸、血液構成要素、ワクチン、抗アレルギー性物質、遺伝子治療薬、抗生物質、疼痛管理薬、麻酔薬、及び/またはホルモンを含んでいる。さらなる実施形態では、処方薬物は抗体を含んでいる。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、様々な例示的実施形態を図示し、詳細な説明とともに、開示の実施形態の原理を説明する役割を果たす。図面は、本開示の様々な態様を示し、また、適切である場合は、異なる図において同様の構造、構成要素、材料、及び/または要素を示す参照符号は、同様に付される。明確に示されている組合せ以外の、構造、構成要素、及び/または要素の様々な組合せが考慮され、本開示の範囲内にあることを理解されたい。
本明細書に記載され、説明される、多くの発明が存在する。記載の発明は、いずれの単一の態様にも限定もされず、その態様の実施形態にも限定されず、そのような態様及び/または実施形態のあらゆる組合せ及び/または置換にも限定されない。さらに、記載の発明、及び/またはその実施形態の態様の各々は、単独で、または、記載の発明、及び/またはその実施形態の他の態様の1つまたは複数と組み合わせて、採用される場合がある。簡潔さのために、一定の置換及び組合せは、本明細書では、別々に論じられず、及び/または、説明されない。特に、「例示的」として本明細書に記載される実施形態または実施態様は、たとえば、他の実施形態または実施態様に対して、好ましいか有利であるものとは解釈されないものとし、むしろ、実施形態(複数可)が、「例示的」実施形態(複数可)であることを反映すること、または示すことが意図される。
抗体濃度、組成、及び温度の関数としての、例示的抗体溶液の濃度を示すグラフである。 抗体濃度、組成、及び温度の関数としての、例示的抗体溶液の濃度を示すグラフである。 本開示に係る、いっぱいに充填するために適切である、例示的な、一次パッケージング構成要素の各構成要素の概略図である。 本開示に係る、いっぱいに充填するために適切である、例示的な、一次パッケージング構成要素の各構成要素の概略図である。 本開示に係る、例示的な、いっぱいに充填され、ストッパが付された、一次パッケージング構成要素の概略図である。 本開示に係る、例示的な、いっぱいに充填され、ストッパが付された、一次パッケージング構成要素の別の概略図である。 本開示に係る、ストッパが付された、一次パッケージング構成要素の部分概略図である。 本開示に係る、ストッパが付された、一次パッケージング構成要素の部分概略図である。 本開示に係る、一次パッケージング構成要素にいっぱいに充填するための、例示的方法のフロー図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、別の例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、別の例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、別の例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、別の例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。 いっぱいに充填された、一次パッケージング構成要素にストッパを付す、別の例示的プロセスの各ステップを示す概略図である。
本明細書で使用される場合、「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、または、これらの任意の他の変形形態の用語は、排他的ではない包含をカバーすることが意図されており、それにより、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、または装置は、それら要素のみを含むものではなく、明示的に列挙されていないか、そのようなプロセス、方法、物品、または装置に本来備わっている他の要素を含む場合があるようになっている。「例示的(exemplary)」との用語は、「理想的形態(ideal)」よりむしろ「実施例(example)」の意味で使用される。さらに、「第1(first)」、「第2(second)」などの用語は、本明細書では、いずれの順番、量、または重要性をも示さず、むしろ、要素、構造、ステップ、またはプロセスを、別の要素、構造、ステップ、またはプロセスから区別するために使用される。さらに、「a」及び「an」との用語は、本明細書では、量の限定を示さず、むしろ、参照されたアイテムの1つまたは複数が存在することを示す。
本開示の実施形態は、一次パッケージング構成要素にいっぱいに充填するためのシステム及び方法に関する。たとえば、本開示の実施形態は、注射器などの薬品容器にいっぱいに充填するためのシステム及び方法に関する場合がある。より具体的には、本開示の実施形態は、たとえば、パッケージング、販売、及び商業利用のための、予め充填可能である注射器(「PFS」)にいっぱいに充填するためのシステム及び方法に関する場合がある。本開示の文脈における「いっぱいに充填させる(overfilling)」は、容器及びその内容物に関する安全性及び/または完全性の所望のレベルを依然として維持しつつ、容器の公称の容量よりも大である容量の物質で容器を充填することに関する。
容器の「公称の容量(nominal volume)」(「特定の容量(specified volume)」または「特定のキャパシティ(specified capacity)」とも呼ばれる)は、容器の製造業者、または、安全規格の組織によって指定されるような、容器の最大キャパシティに関する。製造業者または安全規格の組織は、容器の公称の容量を特定して、容器をその容量の流体(無菌であるか、無菌ではない)で充填し、閉じることができ、ストッパを付すことができ、消毒することができ、パッケージングすることができ、輸送することができ、及び/または、容器の閉鎖の完全性を維持しつつ、また、内部に包含される流体の安全性、殺菌状態、及び/または殺菌の性質を維持しつつ、使用できることを示す場合がある。容器の公称の容量の判定において、製造業者または安全規格の組織は、通常の充填、閉鎖、ストッパ取付け、パッケージング、輸送、及び投与の手順の間に生じる可変性をも考慮する場合がある。実施例として、予め充填可能である注射器は、その注射器の公称の容量までの液体を、手作業または機械で充填される場合があり、次いで、充填及びストッパ取付け用の機械及びツールが、注射器の内容物に接触し、潜在的に汚染することなく、ベントチューブで、または真空により、ストッパが取り付けられる場合がある。
容器をいっぱいに充填することには、容器の公称の容量より多くの流体で、容器を充填することが含まれる場合がある。たとえば、1mLの流体の公称の容量を有するPFSをいっぱいに充填することには、以下により詳細に論じるように、1mLより多くの流体でPFSのバレルを充填し、機械的手順におけるパッケージング、輸送、または投与の間、ストッパが、動かされるか、取り除かれるか、別様に妨げられないように、PFSにストッパを付すことが含まれる場合がある。
「処方薬物(formulated drug substance)」との用語は、治療効果のある成分(たとえば、生物学的または慣習的な薬学の化学物質などの能動的な薬学の成分)、ならびに、1つまたは複数の添加剤及び希釈剤を含む物質に関する。「薬製品(drug product)」との用語は、本明細書で使用される場合、パッケージング、輸送、移送、及び/または患者への投与のために、一次パッケージング構成要素内に配分される処方薬物のある容量に関する場合がある。
「一次パッケージング構成要素(primary packaging component)」との用語は、処方薬物と直接物理的に接触するように設計及び製造された、薬品容器などの、薬品のためのパッケージング構成要素に関する。(たとえば、Guidance for Industry on Container Closure Systems for Packaging Human Drugs and Biologics、U.S. Department of Health and Human Services、Food and Drug Administration、Center for Drug Evaluation and Research、及びCenter for Biologics Evaluation and Research(1999年5月)を参照されたい。これらは、参照することにより、本明細書に組み込まれる。)一次パッケージング構成要素の実施例には、ガラス、プラスチック、及び/または他の材料で形成された、予め充填可能である注射器、ルーアー注射器、カートリッジ、及び小型容器が含まれる。
処方薬物が(たとえば、殺菌処置が施された充填プロセス、または、殺菌処置が施されていない充填プロセスで)パッケージングされ、殺菌され、販売され、及び/または、使用される、一次パッケージング構成要素が、パッケージングプロセス、輸送、及び使用に耐えることもできつつ、使用すること(たとえば、処方薬物の単一の投薬)、ならびに、安全で閉じた状態のままであり、構造的完全性及び殺菌状態(たとえば、殺菌処置が施された状態)を維持し、医療の専門家、患者、及び他者によって扱うことに関して安全なままであり、かつ処方薬物を、損傷及び望ましくない変化のリスクから保護しつつ使用することのために、適切であるか望ましい量の処方薬物を包含することが可能であることが、概して所望である。しばしば、標準化されたか大量生産されたパッケージング構成要素は、0.5mL、1mL、1.5mL、2mL、2.25mL、2.5mL、3mL、5mLなどの、標準的であるか、一般的に使用される公称の容量を有する場合がある。しかし、処方薬物の所望であるか適切な容量は、所定の投薬量、液体の投薬の形態における有効成分の可溶性、及び他の因子などの因子に基づき、これら量を超えて変化する場合がある(たとえば、0.5mLから1mLの間、1mLから2mLの間、または、2mLから3mLの間の容量)。たとえば、液体の投薬形態における有効成分の濃度を増大させることが、溶液内の有効成分の、短期及び長期の安定性及び可溶性に影響する場合がある。いくつかの有効成分(たとえば、抗体)の濃度を増大させることは、デバイスから容易に投与すること(注射器からの注入など)ができないレベル、または、患者の身体に適していないレベルなど、望ましくないレベルまで液体の粘度を増大させる場合もある。たとえば、図1A及び図1Bは、2つの例示的な液体の抗体調合製品の粘度のプロットを示している。具体的には、図1Aは、抗体濃度の関数としての、4つの異なる調合製品の粘度のプロットを示している。図1Bは、2つの異なる温度(20℃及び25℃)における、抗体濃度の関数としての、抗体Bの調合製品の粘度のプロットを示している。図1A及び図1Bに示すように、各調合製品の粘度は、抗体の濃度の増大に対し、急激に増大する。このため、これら例示的調合製品によって示されるように、組成内の抗体の濃度のわずかな増大でさえも、搬送デバイス内への充填または患者への投与のための組成の粘性及び適正に、比例して大きく影響する(たとえば、急激に大きくなる影響)場合がある。
いくつかのケースでは、所望の投薬量を搬送するために、薬製品内に含めるための、処方薬物の容量は、薬製品の一次パッケージング構成要素の公称の容量よりもわずかに大である場合がある(たとえば、処方薬物の所望の容量は、1.1mLまたは1.2mLである場合があり、薬製品の一次パッケージング構成要素は、1mLのみの公称の容量を有する場合がある)。このことは、様々な理由のために生じる場合がある。たとえば、有効成分のリサーチにより、有効成分の特定の投薬量が、疾患状態の治療のために、所望の効果を生じるか、有益である場合があるが、特定の投薬量は、一次パッケージング構成要素の公称の容量に等しい液体の容量内に、その特定の投薬量の有効成分を含めることが、薬製品の粘性を(上述のような)望ましくないレベルに増大させる場合があるため、一次パッケージング構成要素の公称の容量のみを使用して搬送することが不可能である場合があることが明らかになる場合がある。別の実施例として、公称の容量の流体内の、有効成分の所望の投薬量での濃度は、患者の治療において、安全であるか有効であるためには、高すぎる場合がある(すなわち、より低い濃度が、安全性、有効性、または調整の基準のために、必要である)。このため、処方薬物内の有効成分の濃度を増大させ、薬製品内の処方薬物の総量を低く維持する(すなわち、一次パッケージング構成要素の公称の容量、またはそれ未満)ことの代わりに、薬製品の一次パッケージング構成要素の公称の容量を超えて、薬製品内に処方薬物のより高い容量を加えることが、実用的であるか、所望であるか、必要である場合がある。
さらに、より大である公称の容量を有する単一の薬品容器を使用すること、または、より小さい公称の容量を有する、2つのより小さい薬品容器を使用することの代わりに、より多くの処方薬物を、処方薬物の所望の容量に近いが、わずかに低い、公称の容量の、一次パッケージング構成要素内にフィットさせることが所望である場合がある。たとえば、1.5mLまたは2.0mLの公称の容量を有する、一次パッケージング構成要素、または、1.2mLの処方薬物を、各々が1.0mLの公称の容量を有する2つの一次パッケージング構成要素に分割することの代わりに、1.2mLの処方薬物を、1.0mLの公称の容量を有する、単一の、一次パッケージング構成要素内にパッケージングすることが望ましい場合がある。このことは、多くの理由のためである場合がある。たとえば:
・薬製品に含めるための処方薬物の所望の量と明確に同じであるか、大である公称の容量の一次パッケージング構成要素は、容易に利用可能ではない場合がある。たとえば、ready−to−fillタイプの注射器、または、ステークドニードル(staked needle)タイプの注射器など、特定のタイプの注射器が、処方薬物の所望の容量以上である公称の容量を有するサイズで利用可能ではない場合がある。具体的には、一次パッケージング構成要素のいくつかのタイプは、歴史的に、限られた小さい公称の容量で生産されてきた。たとえば、いくつかのタイプの注射器は、歴史的に、1mL以下の公称の容量で提供されてきた。これら注射器のための製造ツール、パッケージング、殺菌の設備及びプロセス、ならびに、搬送デバイス(たとえば、オートインジェクタ)は、同様に、限られた範囲の注射器のサイズに関して設計されている場合がある。
・いくつかのケースでは、規制当局(U.S. Food and Drug Administrationなど)は、特定のサイズの、一次パッケージング構成要素に、薬品の搬送を明確化し、他のサイズの一次パッケージング構成要素では搬送しない場合がある。
・処方薬物の所望の容量より大である公称の容量の、一次パッケージング構成要素を使用することは、パッケージング内の「デッド」スペース、または、空の空気のスペースが大きくなり過ぎる結果となる場合があり、このことは、このため、処方薬物の空気に対する望ましくない露出、パッケージング内の望ましくない攪拌及び気泡形成、及び/または、他の障害に繋がる場合がある。
・処方薬物の所望の容量より大である公称の容量の、一次パッケージング構成要素を使用することが、より高いパッケージング及び輸送のコストに繋がる場合がある。
・ポータブルであるように設計された薬製品は、必要なサイズより大であるサイズのパッケージング構成要素内にある場合、よりポータブルではなくなる場合がある。
・非経口的な薬製品を自分で投与する患者は、小さい注射器よりも、大である注射器で自身に注射することをより嫌う場合がある。
・複数回投与されるように設計された薬製品(たとえば、1日2回のスケジュール)は、1日1回など、より少ない回数で投与されるように設計された薬製品に比べ、患者の投薬順守性が低くなる結果となる場合がある。
・他のデバイス(たとえば、オートインジェクタ、ペン、ニードルカバー、またはセーフティデバイスなどの二次パッケージング構成要素)とともに作用するように設計された、一次パッケージング構成要素は、サイズが変化する場合、それらデバイスとの互換性がより低い場合がある。及び/または、
・処方薬物の所望の容量よりわずかに低い公称の容量の、一次パッケージング構成要素は、より安価である場合があるか、充填が行われている時点において、より容易に利用可能である場合がある。
これら理由のいずれか、またはすべてのために、新たな製造、ツール、パッケージング、殺菌、及び/または、搬送のプロセス及び/またはデバイス(または、新たな調整のクリアランスさえ)を使用することを必要とすることなく、許容できる粘性レベルを維持しつつ、たとえば、有効成分の処方量の増大を可能にするために、より少ない公称の容量の、一次パッケージング構成要素(注射器など)内で処方薬物の増大された容量を搬送することが望ましい場合がある。
しかし、一次パッケージング構成要素にいっぱいに充填することの結果のいくつかが、一次パッケージング構成要素、及び/または、この構成要素内の薬物の安全性、効能、効率、殺菌性、及び他の態様に影響する場合がある。たとえば、一次パッケージング構成要素(たとえば、注射器)に追加された処方薬物の容量は、一次パッケージング構成要素に、しっかりとストッパが付され、パッケージング、輸送、搬送、及び投与の間に取り扱われ得る範囲に影響する場合がある。
本明細書に開示のシステム及び方法は、有利には、一次パッケージング構成要素を首尾良くいっぱいに充填するために使用される場合があり、それにより、一次パッケージング構成要素及びその内容物の所望の閉鎖及び完全性を維持しつつ、パッケージング構成要素が、その公称の容量より大である容量の処方薬物で充填されるようになっている。具体的には、本明細書に開示のシステム及び方法は、有利には、PFSを首尾良くいっぱいに充填するために使用される場合がある。たとえば、本明細書に開示のシステム及び方法は、抗体、ワクチン、抗生物質、疼痛管理薬、麻酔薬、ホルモン、タンパク質、小分子などの有効成分を有する処方薬物を含む、非経口的投与のための液体または流体の様々な処方薬物、及び、任意の他の液体または流体の処方薬物で、PFSを首尾良くいっぱいに充填する際に使用される場合がある。本開示の態様が、PFSを液体でいっぱいに充填することに関して記載されるが、本明細書に開示のシステム及び方法は、様々な一次パッケージング構成要素に、様々なタイプの流体をいっぱいに充填することに適用される場合があることを理解されたい。さらに、本開示が、生物製剤(たとえば、人間の単クローン抗体などの抗体、グリコシル化したタンパク質もしくは他のタンパク質、核酸、遺伝子治療薬、または、翻訳後の分子)を含む処方薬物でPFSをいっぱいに充填することを参照しているが、当業者は、本開示の各態様が、任意の血液構成要素、ワクチン、抗アレルギー性物質、抗生物質、疼痛管理薬、麻酔薬、ホルモン、及び/または小分子を含むものなど、任意の処方薬物でPFSをいっぱいに充填することを予期することを、容易に理解することになるであろう。
図2Aは、概略的形態で、本開示に従っていっぱいに充填される場合がある、例示的なステークタイプの注射器100を示している。注射器100の部品は、断面の形態で示されている。注射器100は、本体102を含む場合がある。この本体102は、注射器100の近位端において開口を囲むフランジ104と、注射器100の遠位端において、ニードル110に繋がる通路106とを有する場合がある。ニードル110は、シース108によって覆われている場合がある。注射器100は、ニードル110を覆う場合があるキャップ120をも含む場合がある。キャップ120は、グリップ122と、補強された先端部124とを含む場合がある。
注射器100は、標準的な注射器または長い注射器など、処方薬物の非経口的投与のための公称の容量を有する、任意のタイプの注射器である場合がある。たとえば、注射器100は、殺菌すること、予め充填すること、パッケージング、輸送、及び使い捨ての投与のために適切なPFSである場合がある。注射器100は、たとえば、ガラス、プラスチック、及び/または金属など、任意の適切な材料、または材料の組合せで形成されている場合がある。注射器100は、たとえば、0.3mL、0.5mL、1mL、1.5mL、2mL、2.25mL、2.5mL、3mL、5mL、または任意の他の公称の容量などの、任意の公称の容量を有する場合がある。たとえば、注射器100は、Ompi EZ−fill(登録商標)の注射器、Gerresheimerのready−to−fillタイプの注射器、BD Hypak SCF(商標)の注射器、または、他のバルク処理がされた(bulk−processed)ready−to−fillタイプもしくは予め充填可能である注射器である場合がある。しかし、注射器100は、流体のその公称の容量より大である量を物理的に保持するキャパシティを有する場合がある。いくつかの実施形態では、注射器100は、複数回使用する注射器(multi−use syringe)である場合がある。いくつかの実施形態では、注射器100は、オートインジェクタに装填するために適切である場合がある。
注射器100の本体102は、流体の、注射器100の公称の容量を少なくとも保持するように構成されている場合がある。本体102は、円筒状である場合があるか、楕円形のシリンダまたは矩形の角柱など、任意の他の適切な形状を有する場合がある。本体102は、ガラス、プラスチック、金属、及び/またはシリコンなど、処方薬物を保持するための任意の適切な材料で形成される場合がある。本体102は、殺菌、充填、ストッパ取付け、パッケージング、輸送、及び/または使用など、様々な取扱い手順を通して、完全性を維持するために適切である壁厚を有する場合もある。本体102は、その近位端に開口101を有する場合があり、この開口101を通して、流体及びストッパアセンブリ(たとえば、図2Bに示すストッパアセンブリ150)が、本体102の内部107内に導入される場合がある。内部107は、本体102の全体にわたって、実質的に一定の断面のサイズ及び形状を有する場合があり、それにより、たとえば、内部107を通して移動される間、ストッパが、本体102の壁の内側表面と接触したままであり得るようになっている。いくつかの実施形態では、本体102は、透明である場合があり、それにより、本体102内に置かれたいずれの内容物も、本体102の壁を通して視認可能であり得るようになっている。
フランジ104は、本体102の近位端において、開口101を囲む場合がある。フランジ104は、近位側103及び遠位側105を有する場合がある。いくつかの実施形態では、フランジ104は、遠位側105の周りをグリップすること(たとえば、指によるグリップまたは機械によるグリップ)、及び/または、プランジャが本体102内に完全に押し込まれた際に、プランジャのフランジ(たとえば、図2Bに示すプランジャのフランジ154)が、近位側103に対して置かれることを可能にするように構成されている場合がある。プランジャロッド152の長さに応じて、フランジ104は、プランジャ150の、本体107内への挿入距離を制限する役割を果たす場合がある。フランジ104は、卵形プロファイル、円形プロファイルを有する場合があるか、端が切られたフランジである場合がある。
通路106は、本体102をニードル110と接続する場合がある。いくつかの実施形態では、通路106は、内部107よりも実質的に狭い場合があり、それにより、ニードル110に向かって押される場合がある流体の流量を低減するようになっている。ニードル110は、通路106に流体的に接続されている場合があり、それにより、流体が、本体102から、通路106を通るとともにニードル110を通り得るようになっている。ニードル110と通路106との間の接続は、当該技術で既知である任意の適切な接続である場合がある。ニードル110は、その遠位端または遠位端の近位に、開口(図示されていない)を有する場合があり、この開口を通して、流体が放出され得る。ニードル110は、ステンレス鋼、チタン、または任意の他の金属など、組織内に注射するための任意の適切な生体親和性材料によるものである場合がある。シース108は、たとえば、ニードル110の先端を保護するため、及び/または、流体がニードル110の外に漏洩することを防止するために、ニードル110を覆う場合がある。
キャップ120は、ニードル110をカバーするようにサイズ設定及び構成され、また、本体102及び/またはシース108に固定されている場合がある。キャップ120は、たとえば、ゴム、ガラス、プラスチック、熱可塑性エラストマ、他のポリマ、金属、またはそのような材料の組合せなどの、ニードル110を保護するために適切な任意の材料で形成されている場合がある。キャップ120は、ネジ山による接続などの、任意の既知の取外し可能な方式、または、他のかみ合う接続で、本体102に固定可能である場合がある。キャップ120は、たとえば、キャップ120の取外しを容易にすることを可能にするために、グリップ122を含む場合がある。
図2Bは、例示的なストッパアセンブリ150を概略的な形態で示している。ストッパアセンブリ150は、プランジャロッド152及びプランジャフランジ154を含む場合がある。ストッパアセンブリ150は、コネクタ158を介してプランジャロッド152に接続されている場合があるストッパ156(断面の形態で示されている)をも含む場合がある。ストッパ156は、周方向リブ160、1つまたは複数の突起162、及び頂部164をも含む場合がある。
ストッパアセンブリ150は、注射器100に適合可能である(たとえば、適切なサイズになっている)場合があり、それにより、プランジャロッド152及びストッパ156が、注射器100の本体102内にぴったりとフィットするようになっている。プランジャロッド152とストッパ156とが、同様に、互いに適合可能である場合があり、それにより、ストッパ156が、たとえば、コネクタ158を介して、プランジャロッド152にしっかりと結合され得るようになっている。いくつかの実施形態では、プランジャロッド152及びストッパ156は、互いに適合可能であるように、特別に製造されている場合がある。たとえば、注射器100が1mLの注射器(たとえば、標準的であるか長い注射器)である場合、プランジャロッド152は、対応する1mLのプランジャロッドである場合があり、ストッパ156は、フッ素樹脂でコートされたストッパなど、対応する1mLのストッパである場合がある。いくつかの実施形態では、ストッパ156は、プランジャロッド152に接続される前に、本体102の内部107に挿入可能であるように製造される場合があり、その後に、プランジャロッド152が、コネクタ158により、挿入されたストッパ156内に接続され得る。コネクタ158がネジコネクタである実施形態では、たとえば、ストッパ156は、コネクタ158のらせんネジの形状と相補的な方式でネジが切られたキャビティを有する場合があり、このキャビティ内に、コネクタ158がねじ込まれる場合がある。
プランジャロッド152は、コネクタ158を介してストッパ156に接続されると、本体102の内部107を通して、ストッパ156を引張り及び押込みするように、サイズ設定及び構成されている場合がある。プランジャロッド152は、このため、本体102の内部107を通してストッパ156を移動するのに必要な力に耐えるのに適切である任意の材料で形成されている場合がある。たとえば、プランジャロッド152は、金属、ガラス、プラスチック、他のポリマ、またはこれらの組合せで形成されている場合がある。ストッパ156は、同様に、内部107内にぴったりとフィットするようにサイズ設定及び構成されている場合がある。たとえば、内部107が、実質的に一定の円形断面を有する場合(すなわち、本体102が円筒状である場合)、ストッパ156は、同様に、内部107の直径内にぴったりとフィットするように設計された直径の円形断面を有する場合がある。ストッパ156は、たとえば、ゴム、プラスチック、シリコン、または熱可塑性エラストマなどの、当該技術で既知である任意の適切な材料で形成されている場合がある。いくつかの実施形態では、ストッパ156は、ストッパ156の材料と、本体102内に収容される処方薬物との間の相互作用を低減する材料でコーティングされている場合がある。たとえば、ストッパ156は、テフロン(登録商標)もしくはフッ素樹脂フィルム、または、結合されたシリコンオイルでコーティングされる場合がある。さらに、ストッパ156は、周方向リブ160、及び/または、1つもしくは複数の突起162を有する場合がある。これらは、本体102内のストッパ156の可動性を妨げることなく、ストッパ156と本体102との間のシールを向上させるように構成されている場合がある。
図3Aは、ストッパ156とプランジャロッド152の一部とが、ストッパ156の頂部164が、フランジ104の遠位側105を距離Aだけ越えて挿入されるまで本体102の内部にあるように、注射器100内に挿入されたストッパアセンブリ150を含む、充填され、ストッパが付された注射器アセンブリ200を概略的形態で示している。注射器アセンブリ200は、処方薬物202で充填されている。
処方薬物202は、注射器アセンブリ200内にパッケージングするために適切な、任意の流体の処方薬物である場合がある。たとえば、処方薬物202は、ニードル110を通して非経口的に投与するのに適切な任意の流体である場合がある。処方薬物202は、たとえば、液体、ゲル、または懸濁液である場合がある。いくつかの実施形態では、処方薬物202は、液体またはゲルの溶液内に、有効な薬学の成分(API)を含む場合がある。そのようなAPIは、タンパク質(たとえば、人間の単クローン抗体などの抗体、グリコシル化タンパク質、もしくは他のタンパク質)、核酸、遺伝子治療薬、抗生物質、疼痛管理薬、麻酔薬、ホルモン、または他の高分子量であるか低分子量のAPIなど、治療効果のある投与のための任意の適切なAPIである場合がある。
いくつかの実施形態では、注射器100内に導入される処方薬物202の容量は、注射器100の公称の容量より大である場合がある。たとえば、いくつかの実施形態では、処方薬物202の容量は、少なくとも約3%、注射器100の公称の容量より大である場合がある。いくつかの実施形態では、処方薬物202の容量は、約3%から約40%、注射器100の公称の容量より大である場合がある。いくつかの実施形態では、処方薬物202の容量は、約3%から約30%、約12%から約25%、約14%から約25%、注射器100の公称の容量より大である場合がある。いくつかの実施形態では、処方薬物202の容量は、約3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、または30%、注射器100の公称の容量より大である場合がある。さらなる実施形態では、処方薬物202の容量は、約0.1mLから約0.3mL、注射器100の公称の容量より大である場合がある。たとえば、1mLの公称の容量の注射器では、処方薬物202の容量は、約1.10mLから1.27mL、1.10mLから1.25mL、または1.10mLから1.15mLなど、約1.09mlから1.30mLの間、1.09mL、1.10mL、1.11mL、1.12mL、1.13mL、1.14mL、1.15mL、1.16mL、1.17mL、1.18mL、1.19mL、1.20mL、1.21mL、1.22mL、1.23mL、1.24mL、1.25mL、1.26mL、または1.27mLなどである場合がある。別の実施例として、2mLの公称の容量を有する注射器では、処方薬物202の容量は、約2.10mLから2.25mL、2.10mLから2.20mL、または2.10mLから2.15mLなど、約2.09mlから2.30mLの間、2.09mL、2.10mL、2.11mL、2.12mL、2.13mL、2.14mL、2.15mL、2.16mL、2.17mL、2.18mL、2.19mL、または2.20mLなどである場合がある。いくつかの実施形態では、処方薬物202の容量は、注射器100の公称の容量より大であるが、注射器100の公称の容量の140%、130%、または120%未満である場合がある。
いくつかの実施形態では、注射器100に導入される処方薬物202の容量は、「デッドボリューム」、たとえば、ストッパアセンブリ150が本体102を通して完全に押し込まれた後に、通路106(及び/またはニードル110)内に残ったままの容量に起因して、注射器100から、ニードル110を通して放出される場合がある処方薬物202の容量よりわずかに大である場合がある。たとえば、1mLの公称の容量を有する注射器では、処方薬物202の充填容量は、1.19mLである場合があるが、処方薬物202の、可能性のある、ニードル110を通して排出される容量、または、投与される容量は、約1.14mLである場合がある。さらなる実施形態では、注射器100内に導入される処方薬物202の容量は、処方薬物202のターゲットとなる容量と、注射器100のデッドボリュームとの組合せより大である場合がある。さらに、いくつかの実施形態では、注射器100内に導入される処方薬物202のターゲットとなる容量は、充填プロセスの可変性に対処するため、及び、最小量の処方薬物202が搬送されることを保証するために、ニードル110を通して放出される処方薬物202のターゲットとなる容量よりわずかに大である場合がある。
いくつかの実施形態では、処方薬物202が追加され、ストッパ156が本体102内に収容された後は、本体102の内部107内にはエアスペースが存在しない。さらなる実施形態では、そのようなエアスペースがいくらか存在する場合がある。たとえば、1mLの公称の容量を有する注射器では、ストッパ156の底部の任意のポイントから、処方薬物202の投薬ライン上の任意のポイントまで測定したエアスペースは、約0.01mmから約1mmの間である場合がある。いくつかの実施形態では、存在するエアスペースは、比較的小さい場合があり、それにより、図3Bに気泡170によって示すように、本体102が横向きにされた場合、気泡のみが視認可能であり得るようになっている。いくつかの実施形態では、既存のエアスペースは、流体容量の150μLなど、流体容量の約5μLから250μLの間を占める場合がある。
距離Aは、フランジ104の遠位側105から、ストッパ156の頂部164まで、または、本体102の近位端における開口101から、ストッパ156の頂部164までの距離である場合がある。いくつかの実施形態では、距離Aは、0より大である場合があり、それにより、ストッパ156全体が、本体102内に収容されるようになっている。このことは、処方薬物202が、本体102内に完全にシールされていることを確実にする場合がある。さらなる実施形態では、距離Aは、実験的に判定された閾値より大である場合がある。たとえば、1mLの公称の容量を有するいくつかの注射器では、距離Aは、少なくとも約1mmである場合がある。いくつかの実施形態では、距離Aは、少なくとも約1.5mm、2mm、2.5mm、少なくとも約2.56mm、少なくとも約2.57mm、少なくとも約3mm、少なくとも約3.5mm、少なくとも約4mm、少なくとも約4.5mm、少なくとも約5.0mm、または少なくとも約5.5mmである場合がある。
いくつかの実施形態では、距離Aは、プランジャロッド152が、注射器アセンブリ200内の本体102の長手軸に対して傾くことができる場合がある量に基づいて、部分的に、試験的に判定される場合がある。このことは、プランジャロッド152の過度な傾きにより、(たとえば、注射器アセンブリ200のパッケージング、輸送、開梱、または使用の間に)ストッパ156が押しのけられ、ひいては、ストッパ156と本体102との間の殺菌状態のシールを破損するか、ストッパ156、本体102、及び/または注射器アセンブリ200の完全性を別様に妨げることを防止するためのものである場合がある。いくつかの実施形態では、距離Aは、プランジャロッド152のあらゆる傾きが、本体102の壁との接触により、本体102の長手軸に対する所与の角度未満に制限されるように、十分に大である場合がある。
図3C及び図3Dは、本体102の内部107内のストッパ156の代替的な配置を示している。図3Cでは、距離Aは非常に小さく、この理由は、プランジャロッド152が、ストッパ156が本体102の壁から引き離される場合があるか、注射器から押しのけられる場合があるような量(たとえば、角度a)まで傾く場合があり、ひいては、ストッパ156の完全性、及び、ストッパ156、注射器102、及び処方薬物202の殺菌状態を妨げるためである。図3Dでは、距離Aは、プランジャロッド152の傾きが、本体102の壁によって(たとえば、角度bに)制限され、また、ストッパ156が本体102の壁から引き離され、押しのけられるか、別様に妨げられることになるようにさせるには十分ではないようにするには適切である。いくつかの実施形態では、1mLの公称の容量を有する一定の注射器では、たとえば、角度bは、たとえば、20度、15度、12度、または10度以下である場合がある。
いっぱいに充填され、ストッパが付された注射器などの、いっぱいに充填され、ストッパが付された一次パッケージング構成要素は、様々な方法によって達成される場合がある。さらに、様々な方法は、いっぱいに充填され、ストッパが付された薬品容器をパッケージングするために使用される場合がある。
図4は、薬品容器などの、一次パッケージング構成要素にいっぱいに充填するための方法300の各ステップのフロー図を示している。ステップ302によれば、処方薬物が準備される場合がある。ステップ304によれば、公称の容量を保持するための仕様の薬品容器が準備される場合がある。ステップ306によれば、薬品容器は、ある容量の処方薬物で充填される場合があり、ここで、充填容量は、公称の容量より大である。ステップ308によれば、薬品容器にストッパが付される場合がある。ステップ310によれば、薬品容器がパッケージングされる場合がある。
ステップ302によれば、処方薬物が準備される場合がある。使用される処方薬物(たとえば、図3A及び図3Bに示す処方薬物202)に応じて、様々な準備が適切である場合がある。たとえば、APIが、患者への投与に適切な流体(たとえば、液体またはゲル)の溶液で準備される場合がある。いくつかの実施形態では、APIは、このため、溶液外にAPIが沈殿することを避けるように準備がされる場合がある。さらなる実施例として、予め形成され、冷凍され、貯蔵された処方薬物が、ストレージから取り出され、室温など、充填に適切な温度まで解凍される場合がある。別の実施例として、薬物は、様々な添加剤及び/または緩衝剤により、処方薬物となるように希釈される場合がある。またさらなる実施例として、処方薬物は、薬品容器の充填の前に、たとえば、殺菌状態を確実にするために、濾過システムを通して濾過される場合がある。濾過システムを通して処方薬物を濾過することには、処方薬物の解凍、貯蔵、混合、温度の平衡化、濾過、及び/または輸送の1つまたは複数が含まれる場合がある。
ステップ304によれば、公称の容量を有する薬品容器が準備される場合がある。たとえば、図3A及び図3Bに示される注射器アセンブリ200は、注射器100がストッパアセンブリ150から分離されるように、分解される場合がある。いくつかの実施形態では、薬品容器は、組み立てられるか、パッケージングから取り出されるか、洗浄されるか、殺菌される場合がある。いくつかの実施形態では、薬品容器は、薬品容器を、ある容量の処方薬物で自動的に充填するために適切な充填マシン内に詰め込まれる場合がある。図2Aに示す注射器100に関して前述したように、薬品容器は、任意の公称の容量を有する場合がある。いくつかの実施形態では、複数の薬品容器が、たとえば、80、100、160、200、またはそれより多くの薬品容器の束(batch)の、多数のものの中で組み立てられ、殺菌される場合がある。
ステップ306によれば、薬品容器は、ある容量の処方薬物で充填される場合があり、ここで、この容量は、薬品容器の公称の容量より大である。この充填ステップは、たとえば、自動充填マシンを使用するか半自動充填マシンを使用する機械による充填プロセスによって達成される場合があるか、手作業で達成される場合がある。いくつかの実施形態では、薬品容器は、薬品容器内の容量が、エアポケットまたな泡によって占められることを防止するために、真空下で充填される場合がある。いくつかの実施形態では、複数の薬品容器が、たとえば、自動化された充填完了プロセスを使用して、多数の中で充填される場合がある。たとえば、80、100、160、200、またはそれより多くの薬品容器の束が、自動化された充填プロセスの一部として、充填される場合がある。いくつかの実施形態では、薬品容器は、殺菌処置が施された条件で充填される場合がある。準備される処方薬物の容量は、公称の容量より大である任意の量である場合がある。たとえば、準備される処方薬物の容量は、公称の容量よりも少なくとも約10%大である場合があるか、注射器アセンブリ200内の処方薬物202に関して記載したような、公称の容量よりも大である任意の他の量である場合がある。
ステップ308によれば、薬品容器にストッパが付される場合がある。ストッパを付すことには、薬品容器の残りの部分に対し、ストッパ要素の適切な配置を確実にすることが含まれる。たとえば、注射器アセンブリ200に関し、ストッパを付すことには、ストッパ156の頂部164が、本体102のフランジ104の遠位側105を少なくとも通過し、それにより、ストッパ156が完全に本体102の内部107内にあることを確実にすることが含まれる場合がある。いくつかの実施形態では、ストッパを付すことには、注射器アセンブリ200に関して前述したように、ストッパ156の頂部164が、フランジ104の遠位側105を越えて少なくとも所望の距離だけ挿入されることを確実にすることが含まれる場合がある。
ステップ308に係るストッパを付すことには、図5Aから図5Dに示すように、真空状態でのストッパ取付けプロセス、または、図6Aから図6Eに示すように、真空で補助されたストッパ取付けプロセスが含まれる場合がある。そのような実施形態では、真空は、本体102の内部107に空気が残ることを防止するか低減し、本体102の内部107内に可能な限り奥までストッパを挿入することを促すために、ストッパを付す間に印加される場合がある。真空状態でのストッパ取付け、または、真空で補助されたストッパ取付けは、注射器100にいっぱいに充填することを促進する場合がある。この理由は、真空が、本体102の内部107内に通常は残る空気の、さらなる容量の処方薬物202との置換を促す場合があるためである。真空状態でのストッパ取付けプロセスは、たとえば、機械的なストッパ取付け用の部品が流体と接触することなく、また、ストッパの望ましくない変形(たとえば、しわが形成されること、または裂けること)を生じることなく、ストッパが、薬品容器内の流体の近くに引き込まれることを可能にする。これら理由のために、真空状態でのストッパ取付けプロセス、または、真空で補助されたストッパ取付けプロセスは、たとえば、これら利益を提供しない場合がある、機械式のストッパ取付けプロセスには好ましい場合がある。他の実施形態では、ステップ308に係るストッパ取付けは、当該技術で既知である任意の他の方法によって達成される場合がある。
図5Aから図5Dは、1つの例示的な真空状態でのストッパ取付けプロセスを示している。この真空状態でのストッパ取付けプロセスでは、真空が、薬品容器の遠位側に印加され、ストッパは、真空によって容器内に引き込まれる。図5Aから図5Dに示すように、真空ハウジング502は、真空ハウジング502を囲む場合があるガスケット504と、真空導管506とを含んでいる。真空ハウジング502は、ストッパ156を保持するようなサイズである場合があり、また、注射器本体102の直径に適合する直径を有する場合がある。処方薬物202は、注射器本体202内に導入されている場合がある。図5Aに示すように、ストッパ156は、ストッパ156のキャビティ157内にフィットする場合がある、挿入ロッド508の補助により、真空ハウジング502内に導入される場合がある。図5Bに示すように、ストッパ156を保持する真空ハウジング502は、ガスケット504が注射器本体102のフランジ104と接触するように、注射器本体102の上に配置されている場合がある。ガスケット504は、真空ハウジング502と、本体102のフランジ104との間にシールを形成する場合がある。真空は、ストッパ156の下のシールされたエリア(すなわち、本体102の内部107)に、真空導管506を介して印加される場合がある。真空は、図5Cに示すように、挿入ロッド508の補助により、ストッパ156が真空ハウジング502の外に、本体102内へ引き下げられることを可能にする。真空は、ストッパ156が、可能な限り処方薬物202の近くに配置されることを確実にすることを補助する場合がある。最後に、図5Dに示すように、真空ハウジング502が取り外される場合がある。
図6Aから図6Eは、1つの例示的な真空で補助されたストッパ取付けプロセスを示している。この真空で補助されたストッパ取付けプロセスでは、真空が、薬品容器に印加され、ストッパ挿入チューブが、真空が形成した吸引によって補助されて、ストッパを押圧し、ストッパを薬品容器内に挿入するために使用される。図6Aから図6Eに示すように、ストッパ挿入チューブ602は、ストッパ挿入チューブ602を囲む場合があるガスケット604と、真空導管606とを含んでいる。ストッパ挿入チューブ602のすべてまたは一部は、わずかに圧縮された構成で、ストッパ156を保持するようなサイズである場合があり、また、注射器本体102内にフィットする場合がある。この注射器本体102内には、処方薬物202が導入されている。図6Aに示すように、ストッパ156は、ストッパ156のキャビティ157内にフィットする場合がある、挿入ロッド608の補助により、ストッパ挿入チューブ602内に導入される場合がある。図6Bに示すように、ストッパ156を保持する、ストッパ挿入チューブ602は、注射器本体102の内部107内に導入される場合がある。ガスケット604は、挿入チューブ602と、本体102のフランジ104との間にシールを形成する場合がある。真空は、ストッパ156の下のシールされたエリアに、真空導管606を介して印加される場合がある。図6Cに示すように、挿入ロッド608は、ストッパ156を、挿入チューブ602を通して移動するために使用される場合がある。真空は、ストッパ102が処方薬物202の近位にあるように、ストッパ156を本体102内にさらに引き込むことを補助する場合がある。図6Dに示すように、挿入チューブ602は、取り外される場合がある。挿入ロッド608は、ストッパ156が残され、本体102内にフィットするように膨張するように、ストッパ156を定位置に保持することを補助する場合がある。図6Eに示すように、挿入ロッド608は、取り外される場合がある。いくつかの実施形態では、挿入ロッド608は、挿入チューブ602を取り外す前に取り外される場合があり、真空が、挿入ロッド608の取外しの後に、ストッパ156を本体102内に引き込むために、挿入チューブ602を通して印加され続ける場合がある。
真空状態でのストッパ取付けプロセス、または、真空で補助されたストッパ取付けプロセスを使用して、ストッパを容器内部に引き込むことにより、機械的ストッパ取付け要素が、容器内の処方薬物に接触する可能性が低減され得、こうして、処方薬物の殺菌状態を維持する。
いくつかの実施形態では、図5Aから図5D、及び、図6Aから図6Eに示すように、ストッパ取付け要素(たとえば、ストッパ156)は、真空状態でのストッパ取付けプロセス、または、真空で補助されたストッパ取付けプロセスを使用して、取り付けられたプランジャロッド(たとえば、プランジャロッド152)を伴わずに、本体102の内部107内に挿入されるか引き込まれる場合がある。プランジャロッドは、ストッパ取付けが完了した後に、(たとえば、キャビティ157を介して)ストッパに接続される場合がある。
ステップ310によれば、薬品容器がパッケージングされる場合がある。パッケージングには、たとえば、薬品容器の輸送に適切なプラスチック製のパッケージングなど、二次パッケージング構成要素(すなわち、処方薬物と直接接触していないパッケージング)内に、ストッパが付された薬品容器全体を封じることが含まれる場合がある。ステップ310は、1つまたは複数のシール及び/またはラベルを、ストッパが付された薬品容器、またはそのパッケージングに適用することをも含むか、代替的に含む場合がある。いくつかの実施形態では、(薬品容器を超えて)必要であるパッケージングがほとんどないか、存在しない場合がある。
ストッパが付され、パッケージングされた薬品容器は、所望に応じて貯蔵、輸送、及び/または使用される場合がある。いくつかの実施形態では、薬品容器は、殺菌処置が施された充填プロセスを介して、予め殺菌され、充填され、ストッパが付される場合がある。さらなる実施形態では、パッケージングされた薬品容器は、「末端で」殺菌される場合がある。末端での殺菌は、たとえば、薬品容器内の処方薬物(たとえば、注射器アセンブリ200内の処方薬物202)を、殺菌されていない環境に曝すか、処方薬物を漏洩させるように、薬品容器のストッパ(たとえば、注射器アセンブリ200内のストッパ156)を移動することによる、ストッパが付された薬品容器への負の影響を与えない、当該技術で既知である任意の方法によって実施される場合がある。さらに、末端での殺菌は、(i)ストッパが付された薬品容器及びその内容物を、容器または内部の処方薬物に不利に影響する場合がある温度及び/または圧力に曝すことがない、または、(ii)殺菌残留物がストッパ156から浸出する結果となることがない、当該技術で既知である任意の方法によって実施される場合がある。たとえば、末端での殺菌は、2017年3月27日に出願された米国特許出願第62/477,030号、及び、2017年3月17日に出願された米国特許出願第62/472,067号に開示されるプロセスなど、気化された過酸化水素の殺菌プロセスによって達成される場合がある。これら文献は、参照することにより、本明細書に組み込まれる。末端での殺菌は、たとえば、気化された過酸化水素、酸化エチレン(EO)による殺菌、放射、スチーム、または二酸化窒素(NO)を使用する他のプロセス、ガンマ線放射による殺菌、電子ビームによる殺菌、または、当該技術で既知である他のプロセスによって達成される場合もある。
いくつかの実施形態では、上述のステップ及びフェイズのいずれかまたはすべてが、手作業か、当該技術で既知である様々な準備、充填、及びストッパ取付けのマシン及び方法によって自動的に、または、手作業と自動作業との組合せによって、実行される場合がある。いくつかの実施形態では、上述のステップ及びフェイズのいずれかまたはすべてが、薬品容器の1つまたは複数の束に実行される場合がある。束には、たとえば、グループで、準備、いっぱいに充填、ストッパ取付けなどがされる場合がある、複数の同じ薬品容器が含まれる場合がある。たとえば、予め充填可能である注射器の束(batch)には、10、50、80、150、160、200、1,000、10,000、20,000、50,000、100,000、またはそれより多くの、予め充填可能である注射器が含まれる場合がある。さらに、方法300の上述のステップのいずれかは、省略されるか、別のステップと組み合わせられる場合がある。さらに、上述のステップ及びフェイズのいくつかが、薬品容器、または、より具体的には、注射器に関して記載されている場合があるが、本明細書に開示の各ステップが、様々な、一次パッケージング構成要素に適用される場合があることを理解されたい。さらに、前述のステップの1つまたは複数は、図4に示す順番以外で実施される場合がある。
実施例1
注射器をいっぱいに充填する理論上の実現可能性を、以下のように判定した。1mLのBD Hypak PS Flurotecのプランジャストッパ、及び、1mLのBD Hypak 21510 PR Cのプランジャロッド(Beckton Dickinson Medical)と対になっている場合、1.15mLまたは1.10mLの投与薬の容量で充填できるかを判定するために、1mLのBD Hypak Physiolys SCF(商標)の低タングステン注射器(Beckton Dickinson Medical)を分析した。
第1に、1.15mL及び1.10mLの投与薬の容量を達成するために必要な、理論上の充填容量を判定した。理論上の失われる容量(たとえば、デッドボリューム、または、可能な限り多くの容量を放出した後に注射器に残った容量、及び、充填プロセスにおける可変性に基づく、所望の容量からのマイナスの潜在的偏差)を、注射器の図面からの測定値、所望の投与薬の容量の計算された充填高さ、及び、プロセス中の制御(IPC)能力に基づいて判定した。これら理論上の損失容量を、以下のように計算した。
これら理論上の値を、1.15mL及び1.10mLの理論上の投与薬量に加算することにより、公称のケースにおいて、1.15mLの投与薬量を達成するために必要な理論上の充填容量が、1.173mLであり、1.10mLの投与薬量を達成するために必要な理論上の充填容量が、1.123mLであると判定した。もっとも不利なケースでは、1.15mLの投与薬量を達成するために必要な理論上の充填容量が、1.187mLであると判定し、1.10mLの投与薬量を達成するために必要な理論上の充填容量が、1.137mLであると判定した。
次に、これら容量を、注射器の寸法を使用して、理論上の充填される注射器内の「薬の高さ」に変換した。薬の高さは、次いで、注射器とストッパとのアセンブリの寸法と組み合わせて、所望の理論上の充填容量で充填された注射器内の、理論上のストッパの位置を判定した。「ストッパの位置」は、充填される注射器内のストッパの頂部と、注射器のフランジの遠位側との間の距離に関する(たとえば、本開示の図3Aから図3Dの距離A)。各注射器の泡の高さも考慮した。「泡の高さ」は、充填された注射器内の処方薬物の充填ラインと、ストッパの底部との間の距離に関する。いっぱいに充填されなければ、ストッパ高さが7.65+/−0.4mmであり、泡の高さが4mm+/−1mmであると、最初に判定した。これら値は、ストッパを注射器に挿入する間、しわ、クラック、及び/または視覚による検査を通過し損なう結果となり得る、望ましくないストッパの圧縮が存在しないことを示した。次いで、以下のように、4.0mmの決まった泡の高さを想定した、1.15mL及び1.10mLの、所望のいっぱいに充填された投与薬量(ADV)に関するストッパの高さを、公称のシナリオ、及び、もっとも不利なケースのシナリオを想定して計算し、また、上で判定した理論上の充填容量を計算した。
次に、充填され、ストッパが付された注射器がテストされる中で、ストッパアセンブリのプランジャロッドが、ストッパによって形成されたシールの完全性を潜在的に損ない得る範囲まで、ストッパを変形させるのに十分に傾くことを制限するために、ストッパが、注射器のフランジの下の一定の距離にある必要があったことが判定された。プランジャロッドが、注射器本体の長手軸に対して12度より大の角度に傾くことが防止される場合のような範囲まで、ストッパが変形しないことが判定された。注射器、ストッパ、及びプランジャの提供された寸法に基づき、この長さが、+/−0.5mmの公差を伴って、3.0mmであると判定された。このため、少なくとも2.5mmの距離、より詳細には、3.0mm+/−0.5mmの最小の距離が、充填された注射器内のストッパの頂部と、注射器のフランジの遠位側との間に維持されるべきであると判定された(たとえば、図3Aから図3Dに示されるような距離A)。
最後に、注射器本体内のストッパの完全性を失うことなく、いっぱいに充填された注射器を達成するために、所望である理論上の薬の高さ及びストッパの位置が変更可能ではないことから、4.00mmの泡の高さが、理論上、低減されることが判定された。もっとも不利なケースのシナリオの薬の高さ及びストッパの位置を使用して、所望される1.15mLのADV及び1.10mLのADVに関する泡の高さを、以下のように計算した。
実施例2
複数のPFSが、以下のように、マシンによっていっぱいに充填された。5つの処方物質(87.7mg/mLの抗体A、131.6mg/mLの抗体A、175mg/mLの抗体A、プラシーボ溶液、及び、注射用水(WFI))が、準備され、−80℃で冷凍された。各処方物質は、冷凍ストレージから取り出され、16時間解凍された。処方物質(WFIを除く)は、以下のように、混合され、濾過され、2℃から8℃の環境に移送された。
冗長な濾過ライン(redundant filtration lines)は、2つのMillipak 20のユニットと、製品の通路のための、1/4インチ×3/8インチのPt硬化シリコンチュービングとで構成した。175mg/mLの抗体Aのケースでは、2つのMillipak 20のユニットが最初に使用され、次いで、通過する経路の一部がMillipak 40のユニットに切り換えられた。蠕動ポンプを、濾過のための推進力として使用した。一次フィルタのすべてをテストし、EP−024の基準に関するフィルタの完全性をパスさせた。
この手順で充填したPFSは、1mLの公称の容量を有する、1mLのBD Hypak Physiolys SCF(商標)の低タングステン注射器(Beckton Dickinson Medical)を含むものとした。これら注射器は、1mLのBD Hypak PS Flurotecのプランジャストッパ、及び、1mLのBD Hypak 21510 PR Cのプランジャロッド(Beckton Dickinson Medical)と対であるものとした。ストッパの頂部の所望の配置は、注射器のフランジの遠位側の下の少なくとも2.57mm、好ましくは、注射器のフランジの遠位側の下の5.0mmから2.56mmの間とした。代替的には、ストッパの頂部にもっとも近いストッパのリブの所望の配置は、注射器のフランジの遠位側の下に4.9mmとした。この手順における充填は、INOVA H3−5Vの商業上のスケールの注射器フィルタを使用して完了した。ストッパの取付けは、Becton Dickson Hypakのストッパ取付けユニットを使用して完了した。ストッパ取付け高さ(たとえば、ストッパの頂部と、注射器のフランジの遠位側との間の距離)は、Vernierのカリパスを使用して測定した。
注射器充填機は、最初に、1.28mLのターゲットの充填容量に関してセットアップした。WFIを使用すると、このことは、10の投薬注射器に関し、1.27mLの平均の搬送可能な容量の結果となった。ストッパ取付けユニット上の、70mBar(7kPa)、及び750msのストッパ取付けの停止時間のセッティングの真空状態でのストッパ取付けタンクを、最初に使用した。この充填容量及びストッパ取付け停止時間の設定では、ストッパ取付けは、ときには不完全であり、WFIが真空チャンバ内に引き込まれた。
このため、注射器充填機は、1.19mLのターゲットの充填容量に関してセットアップされた。このことは、真空状態でのストッパ取付けのセッティング及びストッパ配置の要請に関し、より大である動作の緩衝を提供しつつ、1.14mLの最小の搬送可能な容量を維持するためのターゲットとされた。真空状態でのストッパ取付けのセッティングは、ストッパの停止時間を250msに変化させた一方で、70mBar(7kPa)から75mBar(7.5kPa)の間に維持した。WFIを使用してテストした場合、これにより、真空チャンバ内に製品が吸引される問題を除去した。しかし、ストッパ取付けの位置の要請(ストッパの頂部を、注射器のフランジの遠位側の少なくとも3.0mm下とする)が、ストッパが付された注射器で満足された。所望より低いストッパ取付けの一貫性が達成されたが、このことは、注射器の、端が切られたフランジに起因するものと判定された。端が切られたフランジが、ストッパ取付けの一貫性の理由であったと評価するために、丸いフランジで、1mLの長さの注射器の、各々80の注射器の2つのタブ(合計160の注射器)を、注射器の充填機で使用した。このことは、端が切られたフランジの注射器での動作の中で見られるストッパ取付けの拒絶に比べ、ストッパ取付けの拒絶が顕著に低減される結果となった。
このため、1.19mLのターゲットの充填容量にセットされた注射器の充填機が、WFI、プラシーボ、及び抗体Aの処方物質を使用して、注射器を充填するために使用された。160の注射器は、5つの異なる流体の各々で、また、3つの異なるマシンの速度(40%、65%、及び90%)の各々で充填した(利用可能な製品の量が不十分であることに起因して、35の注射器のみが充填された、40%の速度での87.7mg/mLの抗体Aの充填、及び、いずれの注射器も充填されなかった、65%の速度での87.7mg/mLでの抗体Aの充填を除く)。すべての注射器には、Hypakのストッパ取付けマシンを使用して、ストッパを取り付けた。各束からの、充填され、ストッパが付された20の注射器からの搬送可能な容量が、次いで測定された。搬送可能な容量は、20の注射器の各々からある容量を放出し、放出された容量の重量を測定し、また、以下の濃度を使用して、重量を容量に変換することによって測定した。
搬送可能な容量は、以下のように計算された。
ストッパ取付け高さは、ストッパの頂部から、注射器のフランジの遠位側まで測定し、以下のように測定及び計算した。
実施例3
複数のPFSが、以下のように、手作業でいっぱいに充填された。3つの処方物質(87.7mg/mLの抗体A、131.6mg/mLの抗体A、175mg/mLの抗体A)が準備され、−80℃で冷凍された。各物質は、冷凍ストレージから取り出され、16時間解凍された。各物質は、以下のように、混合され、濾過され、2℃から8℃に移送された。
87.7mg/mLの抗体A及び131.6mg/mLの抗体Aに関する冗長な濾過ラインは、2つのMillipak 20と、製品の通路のための、1/4インチ×3/8インチのPt硬化シリコンチュービングとで構成した。175mg/mLの抗体Aに関する冗長な濾過ラインは、2つのMillipak 40と、製品の通路のための、1/4インチ×3/8インチのPt硬化シリコンチュービングとで構成した。蠕動ポンプを、濾過のための推進力として使用した。
この手順で充填されたPFSは、1mLのBD Hypak Physiolys SCF(商標)の低タングステン注射器(Beckton Dickinson Medical)を含み、1mLのBD Hypak PS Flurotecのプランジャストッパ、及び、1mLのBD Hypak 21510 PR Cのプランジャロッド(Beckton Dickinson Medical)と対であるものとした。ストッパの頂部の所望の配置は、注射器のフランジの遠位側の少なくとも3.0mm下とした。この手順での充填は、Watson−Marlowのポンプを使用して、手作業で完了した。ストッパの取付けは、Becton Dickson Hypakの真空状態でのストッパ取付けユニットを使用して完了した。
ターゲットとなる充填容量は、この手順に関し、1.19mLにセットした。160の注射器(各々に80の注射器を含む2つのタブ)を、3つの異なる処方物質の各々で充填した。各束からの、首尾良く充填され、ストッパが付された10の注射器から搬送可能な容量を、次いで測定した。搬送可能な容量は、各注射器からある容量を放出し、放出された容量の重量を測定し、また、表5に示す濃度を使用して、重量を容量に変換することによって測定した。搬送可能な容量は、以下のように計算された。
これら容量を、表6の容量と比較することによって見ることができるように、手作業で充填される注射器の搬送可能な容量は、機械で充填した注射器の搬送可能な容量に匹敵するものであった。
ストッパ取付け高さは、Vernierのカリパスを使用して、15の手作業で充填したサンプルに関し、ストッパの頂部から、注射器のフランジの遠位側まで測定した。測定結果は以下のようになった。
これらストッパ取付け高さを、表7のストッパ取付け高さと比較することによって見ることができるように、手作業で充填される注射器のストッパ取付け高さは、機械で充填した注射器のストッパ取付け高さに匹敵するものであった。
上述の記載及び実施例は、説明的ものであり、限定的であることは意図されていない。当業者は、本発明の全体的な範囲から逸脱することなく、多くの変更及び/または変形を行う場合がある。たとえば、記載したように、上述の実施形態(及び/またはその態様)は、互いに組み合わせて使用される場合がある。さらに、上述の実施形態の各部分は、本発明の範囲を逸脱することなく、除去される場合がある。さらに、変更が、様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料に適合するために、様々な実施形態の教示に対して行われ得る。多くの他の実施形態も、上の記載を見直すことで、当業者には明らかとなるであろう。
ある値に関して本明細書で使用される「約(about)」との用語は、述べられている値の10%上か下の変化に関する場合がある。さらに、本明細書に開示の実施形態(及びその変形形態)の多くの目的及び利点が記載されているが、必ずしも、そのような目的または利点のすべてが、任意の特定の実施形態に従って達成され得るわけではない。このため、たとえば、当業者は、本明細書に記載のシステム及び技術が、本明細書に教示された1つの利点または利点のグループを、本明細書に教示されるか暗示された場合がある他の目的または利点を必ずしも達成することなく、達成するか最大限に利用するような方式で実施されるか行われ得ることを理解するであろう。

Claims (24)

  1. ある容量の処方薬物を一次パッケージング構成要素内に導入することであって、前記処方薬物の前記容量が、前記一次パッケージング構成要素の公称の容量より大である、前記導入することと、
    前記一次パッケージング構成要素内にストッパを配置することであって、前記ストッパを配置することには、前記ストッパに真空を印加することが含まれる、前記配置することと、を含む、薬製品の準備方法。
  2. 前記一次パッケージング構成要素が注射器である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記一次パッケージング構成要素が、予め充填可能である注射器である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記一次パッケージング構成要素が、少なくとも1mLの公称の容量を有する、予め充填可能である注射器である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記処方薬物の前記容量が、前記一次パッケージング構成要素の前記公称の容量より、少なくとも0.05mL大である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記処方薬物が、タンパク質、核酸、または遺伝子治療薬の1つを含んでいる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記処方薬物が、抗体、及び、少なくとも1つの添加剤を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記処方薬物が、抗体溶液を含み、抗体が、少なくとも100mg/mLの濃度で前記溶液内に存在する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記処方薬物が抗体を含み、また、少なくとも5cPoise(0.005Pa・s)の粘性を有する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記一次パッケージング構成要素をさらなるパッケージングに配置することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 複数の薬製品の準備方法であって、前記方法が、複数の一次パッケージング構成要素の束の各々に関し、請求項1に記載の前記ステップを繰り返すことを含む、前記準備方法。
  12. 一次パッケージング構成要素の前記束が、80の予め充填された注射器を備えている、請求項11に記載の方法。
  13. 請求項1に記載の方法によって準備された薬製品。
  14. 前記一次パッケージング構成要素が、予め充填可能である注射器であり、前記公称の容量が1mLであり、前記ストッパを前記一次パッケージング構成要素内に配置することが、前記注射器のフランジにもっとも近い前記ストッパの端部が、前記注射器の前記フランジから、約2.5mmから約5.0mmの間だけ離れているように、前記ストッパを前記注射器の本体内に挿入することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記処方薬物の前記容量が、1.05mLから1.30mLの間である、請求項1に記載の方法。
  16. 前記処方薬物の前記容量が、前記一次パッケージング構成要素の前記公称の容量の約110%から約140%の間である、請求項1に記載の方法。
  17. 前記一次パッケージング構成要素の前記一部に前記真空を印加することが、前記一次パッケージング構成要素の前記一部に、70mBar(7kPa)から75mBar(7.5kPa)の間の圧力を課すことを含んでいる、請求項1に記載の方法。
  18. ある容量の処方薬物を、予め充填可能である注射器内に導入することであって、前記処方薬物が抗体を含み、前記処方薬物の前記容量が、前記予め充填可能である注射器の公称の容量より大である、前記導入することと、
    真空状態でのストッパ取付けプロセスまたは真空で補助されたストッパ取付けプロセスの一方を使用して、前記予め充填可能である注射器にストッパを取り付けることと、を含む、薬製品の準備方法。
  19. 公称の容量を有する、一次パッケージング構成要素と、
    前記一次パッケージング構成要素内のある容量の処方薬物であって、前記処方薬物の前記容量が、前記公称の容量より大である、前記容量の処方薬物と、
    ストッパと、を備えた、薬製品。
  20. 前記一次パッケージング構成要素が、予め充填可能である注射器である、請求項19に記載の薬製品。
  21. 前記公称の容量が1mLであり、前記処方薬物の容量が、少なくとも1.05mLである、請求項19に記載の薬製品。
  22. 前記一次パッケージング構成要素が、本体、及び、前記本体の開口を囲むフランジを有する、予め充填可能である注射器であり、前記フランジと前記ストッパとの間の最小の距離が、少なくとも2.5mmである、請求項19に記載の薬製品。
  23. 前記処方薬物が、タンパク質、核酸、血液構成要素、ワクチン、抗アレルギー性物質、遺伝子治療薬、抗生物質、疼痛管理薬、麻酔薬、及び/またはホルモンを含む、請求項19に記載の薬製品。
  24. 前記処方薬物が抗体を含んでいる、請求項19に記載の薬製品。
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