JP2020525356A - プロペラポンプ式油圧推進装置およびその装置を備えた船舶 - Google Patents

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Abstract

本発明は、特に船舶用のプロペラポンプタイプの油圧推進装置(以下、「プロペラポンプ式油圧推進装置」と呼ぶ)、及びその装置を備えた船舶に関する。本発明によるプロペラポンプ式油圧推進装置(3)は、中空体(6)の内部で、ハブ(9)と油圧ローター(8)のブレード(10)のそれぞれの側に位置する2つの固定子(12)を有していて、それぞれの固定子(12)は、中空体(6)の内部で油圧ローター(8)を支持するための少なくとも2つの固定ラジアルマウント(14)を有してフィンを形成し、それら少なくとも2つのフラップ(20)は、油圧ローター(8)のブレード(10)に対して位置して、2つの固定ラジアルマウント(14)の端部に沿って延び、その端部でフラップ(20)の旋回がコントロールできるようにされる。【選択図】図3

Description

本発明は、特に船舶用のプロペラポンプタイプの油圧推進装置(以下、「プロペラポンプ式油圧推進装置」と呼ぶ)、及びその装置を備えた船舶に関する。
フランス国特許2,869,586号は、船舶用のプロペラポンプ式油圧推進装置を開示している。このプロペラポンプ式油圧推進装置は、船舶の船体下に装着された支持ブラケットから吊り下げられたナセルと、プロペラポンプのローターを形成し、ナセルの背後にある幅広のノズルに取付けられるブレードを備えたプロペラとからなり、プロペラは、エンジンに接続された駆動軸と一体となって回転し、フィンは、プロペラポンプの固定子を形成するプロペラから上流のノズル内に設置されている。ナセルの支持ブラケットは、船体に対し通常/前方推進位置を主に180°旋回して、後方推進位置にすることができる。しかしながら、この船舶推進システムのデザインは、非常に複雑で費用がかかり、ナセル、固定子、及びプロペラアセンブリの全体を前方推進位置から後方推進位置まで180°旋回させる必要がある。
本発明の目的は、このようなプロペラポンプ式油圧推進装置の上記欠点を克服することである。
この目的に対し、本発明による主に船舶用に意図されたプロペラポンプ式油圧推進装置は、両端が開いたパイプとなった中空外側本体と、中空体の内側で、中空体に対し対称軸の周りに回転可能に装着されて、中空体の内周面まで延びた少なくとも2つの螺旋状プロペラブレードが装着されたハブを有する油圧ローターとからなっている。
プロペラポンプ式油圧推進装置は、中空体の内部で、ハブと油圧ローターのブレードのそれぞれの側に位置する2つの固定子を有していて、それぞれの固定子が、中空体の内部で油圧ローターを支持するための少なくとも2つの固定ラジアルマウントを有してフィンを形成し、そして少なくとも2つのフラップが、油圧ローターのブレードに対して位置して、2つの固定ラジアルマウントの端部に沿って延び、その端部でフラップの旋回がコントロール可能になっていることを特徴としている。
好ましくは、油圧ローターのブレードに対して位置する固定子のフラップは、前進及び後進速度を含む船舶特性により、中空体を通り抜ける水の流れを効率よくする方向に選択的に向けられる。
好ましくは、固定子は、船舶が前進するときに上流側で、船舶が後進するとき下流側となる前部固定子と、船舶が前進するときに下流側で、船舶が後進するとき上流側となる後部固定子とからなっている。
船舶が前進しているとき、前部固定子のフラップは、ブレードの前縁見かけ入射角に近い方位角、すなわち、前縁見かけ入射角に等しいか、またはその角度のプラスマイナス4°の間の方位角でローターのプロペラブレードに向けられる。これと付随して、後部固定子のフラップ(20)は、ブレード(10)の後縁見かけの入射角に近い方位角、すなわち、後縁の見かけの入射角に等しいか、またはその角度のプラスマイナス4°の間の方位角でローター(10)のプロペラブレード(10)に向けられる。
船舶が後進しているとき、前部固定子のフラップは、ブレードの前縁見かけ入射角に近い方位角、すなわち、前縁見かけ入射角と同じ、またはその角度のプラスマイナス5°の間でなる方位角でローター(10)のプロペラブレード(10)に向けられる。これと付随して、後部固定子のフラップは、ブレードの後縁の見かけの入射角に近い方位角、すなわち、後縁の見かけの入射角に等しいか、またはその角度のプラスマイナス5°の間の方位角でローターのプロペラブレードに向けられている。
好ましくは、固定子のフラップは、固定子のラジアルマウントの長さ方向に固定された連接ヒンジを有し、それらの旋回が、溝内で反時計回りまたは時計回り方向にスライドし、同時にフラップを同じ角度にするギアでなるコントロール手段でコントロールされる。
好ましくは、フラップを旋回させる手段は、中空体の外側にあるラジアル溝内でスライドできるギアと、このギアを外側ラジアル溝内で設定角度にスライドさせると、同時にフラップを同じ角度に旋回する変更手段とからなっている。
好ましくは、各油圧ローターのブレードは、複合炭素繊維材料で作成される。
好ましくは、各油圧ローターは、エラストマー材料などの粘弾性材料が組み込まれている。
形態1:油圧ローターのブレードの同じ側に位置する固定ラジアルマウント上のフラップを旋回させる手段は、中空体の外側にあるラジアル溝内でスライドできるギアと、ギアを、固定ラジアルマウントに関係するフラップの2つの旋回軸に固定する少なくともある種の接続アセンブリを有し、このギアを外側ラジアル溝内で設定角度にスライドさせると、同時にフラップを同じ角度にする。各接続アセンブリは、舵柄である。
形態2:油圧ローターのブレードの同じ側に位置する固定ラジアルマウント上のフラップを旋回させる手段は、中空体の外側ラジアル溝内でスライドできる外ギア(外側に歯がある)と、外ギアを、固定ラジアルマウントに関係するフラップの2つの旋回軸に固定する接続アセンブリからなり、外ギアを外側ラジアル溝内で設定角度にスライドさせると、同時にフラップも同じ角度にする。各接続アセンブリは、外ギアと噛み合うギアホイールと、このギアホイールと一体になり、対応するフラップの旋回軸の一端に固定された別のギアホイールと噛み合う送りねじを有している。
形態3:油圧ローターのブレードの同じ側に位置する固定ラジアルマウント上のフラップを旋回させる手段は、中空体の外側ラジアル溝内でスライドできる横ギア(側に歯がある)と、横ギアを、固定ラジアルマウントに関係するフラップの2つピボット軸(22)に固定する少なくとも2つの接続アセンブリからなり、この横ギアを外側ラジアル溝内で設定角度にスライドさせると、同時にフラップも同じ角度にする。各接続アセンブリは、横ギアと噛み合い、対応するフラップのピボット軸の一端に固定されるギアホイールを有している。
本発明はまた、少なくとも1つの推進装置を、船舶の船体の下で、この船舶の後部に取付けられている船舶を目的にしている。
油圧ローターのブレードの両側にある固定子のフラップを旋回する手段が、フラップを選択的に方向に変え、船の前進または後進速度、その負荷、および/またはエンジン出力を含む船舶の水流特性に応じて、中空体を通り抜ける水の流れを最も効率よくできるのは有益である。
好ましくは、油圧ローターのブレードのそれぞれの側のフラップを旋回させる手段は、油圧または空気圧駆動装置を有している。この駆動装置のシリンダーは、船舶の船体の一部であり、そのピストンロッドは、ギアの一部であって、駆動装置が係合されたとき、ピストンロッドを中空体のラジアル溝内でスライドさせて、フラップの角度を対応する固定子の固定マウントに対して調整することができるようにする。
油圧ローターは、熱エンジンまたは電気エンジンなどの推進エンジンに連結された船舶に装着された長さ方向駆動シャフトによって回転する。
推進装置の中空体は、幅広ノズル形状で、船舶の船体の下に固定される。
以下の図面を用いての説明は、本発明、他の目的、特性、詳細、及び利点を理解する助けとなる。図面は、本発明の3つの構成/形態を例として挙げている。
本発明のプロペラポンプ式推進装置を備えた船舶の斜視図である。 図1の矢印IIが指す部分を示す船舶後部の拡大図である。 本発明のプロペラポンプ式推進装置の内部拡大斜視図である。 図3の矢印IVが指す部分を示すプロペラポンプ式推進装置の斜視図である。 図4の矢印Vが指す部分を示す部分斜視図で、形態1で説明する手段の一部を表し、プロペラポンプ式推進装置の固定子のフラップを適切な方向にすることができるようにしている。
プロペラポンプ式推進装置の固定子のフラップを適切な方向にする手段の1つを示す拡大部分斜視図である。 プロペラポンプ式推進装置の固定子のフラップを適切な方向にすることができるようにした形態2の手段の1つを示す拡大部分斜視図である。 プロペラポンプ式推進装置の固定子のフラップを適切な方向にすることができるようにした形態3の手段の1つを示す拡大部分斜視図である。 プロペラポンプ式推進装置の内部に粘弾性材料を含んだブレードの長さ方向断面図である。
プロペラポンプ式推進装置の斜視図であり、図3に対応し、船舶がこの船舶の設定稼働条件で前進している場合を示している。 プロペラポンプ式推進装置の斜視図であり、図10に対応する。これは、船舶が図10に示した設定稼働条件を外れて前進しているときにプロペラポンプによって生成される乱流を示している。 図10と図11に対応するプロペラポンプの斜視図で、図11に示すように、船舶の前方への動きによって生じる乱流を打消すためのプロペラポンプ内の水の流れの修正を示している。
船舶が逆方向にあるときにプロペラポンプがどのように見えるかを示す斜視図であり、その内部に生じた乱流を示している。 図13からのプロペラポンプの斜視図であり、図13から乱流を打消すために内部で修正された水の流れを示している。 図15−1と図15−2は、船舶が前進しているときの水の流れを示す斜視図である。 図16−1と図16−2は、それぞれ典型的な青銅と典型的なステンレス鋼または複合材料のブレードの側面を示している。 種々の材料で作られたプロペラの揚力/抗力比を示す図である。
先ず、図1および図2を参照すると、参照番号1はコンテナ船など水上船舶を示し、船体2の下および背後に本発明によるプロペラポンプ式推進装置3が装着され、プロペラポンプ式推進装置に面して後部舵4を有している。
しかしながら、プロペラポンプ式推進装置3が装着される船舶は、例えばフェリーや旅客船などの他の水上船舶、および例えばフリゲート艦などの水上軍事船舶、地雷ハンターまたは潜水艦などの軍事航海船舶も含まれる。プロペラポンプ式推進装置3が装着できる船は、任意の水中船舶も含んでいる。
プロペラポンプ式推進装置は、特定の推進システム、例えばポンプジェットシステムにも取付けできる。
図2に示すように、プロペラポンプ式推進装置3は、船舶1の長さ方向に延びる駆動軸5に連結され、これは、船舶エンジン、例えば、図示していないが船舶1内部の熱または電気エンジンの出力軸に連結される。
プロペラポンプ式推進装置3は、図3〜6および9〜14の形態1で示される。これらの図を参照すると、プロペラポンプ式推進装置3は、両端が開いたダクトである外側中空体6を備え、この外側中空体6は、船体2の一部であるブラケット7部分の手段によって船舶1の船体2に固定されている。この中空体は、船舶1の前部から後部に向かって断面積が小さくなった幅広ノズル形状である。プロペラポンプ式油圧推進装置は、さらに、油圧ローター8が中空体6内で中空体6の対称軸X−X’の周りを回転可能に装着されている。
油圧ローター8は、少なくとも2つ、例えば8つのブレード10を持つハブ9を備えている。ブレード10は、螺旋状のプロペラブレードであり、中空体6の内周面6aにまで延びている。
油圧ローター8が、図10の矢印F1で示す方向に回転すると、矢印AVで示すように船舶1に前進方向に推力を与え、推進装置3の中空体6を設定速度で通り抜ける水の流れは、図10の様々な矢印で示すようにその反対方向に行く。
一方、油圧ローター8が、図14の矢印F2で示すように反対方向に回転すると、船舶1に矢印ARで示すような後進方向に推力を与え、推進装置3の中空体6を設定速度で通り抜ける水の流れは、図14の矢印で示すように矢印ARとは反対方向になる。
プロペラポンプ式推進装置3はまた、中空体6の内部で、ハブ9と油圧ローター8のブレード10のそれぞれの側に2つの固定子12を備えている。各固定子12は、少なくとも2つ、例えば8つの固定ラジアルマウント14を備え、これらは油圧ローター8上のブレード10の数に対応して、油圧ローター8を中空体6内に保持するに使用される。
より具体的に、油圧ローター8のハブ9は、軸方向に相対する2つの固定部位16と18の間に位置して、それぞれが対応する固定子12のマウント14によって支持されている。それ故、固定子12のマウント14は、一方の固定部位16の径方向部分であり、中空体6の内表面6aの部分でもあり、もう一方の固定子12の固定マウント14は、もう一方の固定部位18の径方向部分であり、中空体6の内表面6aでもある。これは、固定部位16および18が、対称軸X−X’と同軸にある2つの固定子12の固定マウント14によって中空体(6)の内側に保持されることを意味している。
油圧ローター8は、16と18の固定端を通り抜け、ボールベアリング(図示していない)によって回転可能に取り付けられた駆動軸5によって回転し、油圧ローター8のハブ9は、例えばスプライン手段で駆動軸(5)に回転可能に結合され、ハブ(9)は、2つの固定端部部位16と18の間で並進運動しない。
2つの固定子12のラジアルマウント14は、フィンとなるように設計され、各固定子も、フィンになるように設計されて、この固定子のラジアルマウント14の端部に沿って旋回可能(旋回はコントロールできる)に装着され、フラップ(20)が油圧ローターの8枚のブレード10に対して位置している。油圧ローター8のブレード10に対して位置した固定子20のフラップ20は、前進と後進速度を含む船舶1の特性に応じて、水の流れが中空体6を最も効率よく通る方向に選択的に向けることができる。
固定子のフラップ20は、この固定子のラジアルマウント14の長さ方向に固定された連接{こうごう}ヒンジを有し、溝26内で反時計回りまたは時計回り方向にスライドし、同時にフラップ20を同じ角度にするギア24でなるコントロール手段を使用してそれらの旋回をコントロールする。
好ましくは、各フラップ20は、径方向支持体14の縁の長さ方向に固定された連接ヒンジを有し、このヒンジの軸22が、マウント14とフラップ20のヒンジを通り抜け、このフラップのヒンジの一部であって、その結果、フラップ20がマウント14に対して旋回できる。
形態1:油圧ローター8のブレード10の同じ側にある固定ラジアルマウント14のフラップ20を旋回させる手段は、中空体6の外側にあるラジアル溝26内でスライドできるギア24と、ギア24を、固定ラジアルマウント(14)に関係するフラップ(20)の2つの旋回軸(22)に固定する接続アセンブリ28を有して、ギア24を外側ラジアル溝26内で設定角度にスライドさせると、同時にフラップ20を同じ角度にすることができるようになる。
好ましくは、各接続アセンブリ28は、中空体6の外側に位置する舵柄であり、その一端が、中空体6の外側にあるギア24から中空体6に対し垂直に突出した突起30の一部であり、他端が、中空体6からその周囲側壁を通り抜けて突出して旋回軸22の一端に連結されている。
より具体的には、突起30の一部である舵柄28の端部が、突起30にある長穴32を通ってギア24とほぼ平行に延び、舵柄28の反対側端部が、旋回軸22の外側端部となる四角形部位36を保持するブラケット34の一部である。したがって、ギア24を溝26内で設定角度にスライドさせるとき、突起30によって舵柄28を動かし、軸22を同じ方向に設定角度に回転させ、すると対応するフラップ20を旋回させる。
各ギア24を対応する溝26内でスライドさせるのは、ギア24の対称正中面をほぼ横切る平面上に位置する外付け駆動装置38によってできる。この駆動装置は、油圧式または空圧式であって、そのシリンダーは、クレビス42によって船舶1の船体2の下にある中空体6のブラケット7の一部に一体に取り付けられ、そのピストンロッド44は、ギア24の一部であるクレビス46によって固定された連接マウントによって取り付けられる。すなわち、クレビスは、ギアの外側に取り付けられる。したがって、駆動装置38を作動させると、駆動装置38のピストンロッド44がどの方向に動かに応じて、ギア24を角度方向またはその他の方向に対応する溝26内でスライドさせ、フラップ20をマウント14に対して同じ時間に同じ方向に動かすことができる。
図7に示す形態2:油圧ローター8のブレード10の同じ側にある固定ラジアルマウント14上のフラップ20を旋回させる手段は、中空体6の外側にあるラジアル溝50内でスライドできる外ギア(外側の歯)48と、外ギア48を、固定ラジアルマウント14に関係するラップ20の2つの旋回軸22に固定する接続アセンブリを有して、この外ギア48を外側ラジアル溝50内で設定角度にスライドさせると、同時にフラップ20を同じ角度にすることができる。
好ましくは、各接続アセンブリは、外ギア48と噛み合うギアホイール52と、別のギアホイール52の一部で、対応するフラップ20の旋回軸22の一端に固定された別のギアホイール56と噛み合う送りねじ54を有している。ギアホイール26は、軸22に対し垂直で、ギアホイール52に対し垂直である。もちろん、送りねじ54は、中空体6に対して回転し、中空体の外側で一体型ブラケット57の一部で中空体6に対して並進しないように装着される。
各外ギア48は、ギア24を溝26内でスライドさせるに使用される駆動装置38と同一の駆動手段(ここでは図示していない)により、溝50内で反時計回りまたは時計回りの方向に動かすことができる。この駆動手段は、形態1のそれぞれの駆動装置38に対して示したと同じ方法で、ギア48と、船体2上の中空体6のブラケット7の一部との間に装着される。したがって、駆動によって外ギア48を溝50内で時計回りまたは反時計回り方向にスライドさせると、ギアホイール52が回転し、これにより送りねじ54を回転させて他のギアホイール56を回転させ、軸22が回転して同時にマウント14に関係するフラップ20を旋回させる。
図8に示す形態3:各固定子マウント(14)のフラップ20を旋回させる手段は、中空体6の外側ラジアル溝60でスライドできる横ギア58(片側に歯がある)と、横ギアを、各固定子の固定ラジアルマウント14に関係するフラップ20の2つの旋回軸22に固定する接続アセンブリ62からなっている。
好ましくは、接続アセンブリ62は、中空体6の外部にある軸22の端部にそれぞれ組み込まれたギアホイールで構成され、これらの軸は、対応する固定子のフラップを旋回させる。これらギアホイールは、ギア58に対して垂直に延び、このギアの横歯と噛み合う。
先の2つの形態の場合のように、各ギア58が対応する溝60内で設定された角度に応じたスライドは、駆動装置によって行う。この駆動装置は、他の2つの形態で述べたと全く同じ方法で、ギア58と中空体6のブラケット7に連結されている。したがって、このコントロール駆動アセンブリの詳細な構造を繰り返す必要がない。
したがって、各固定子のギア58に接続された駆動装置が作動すると、ギア58は、駆動装置によって設定された方向と角度で、溝60内でスライドし、ギアホイール62を回転させ、同時に、この固定子のマウント14に関係するフラップ20を対応する角度に旋回させる。
好ましくは、各油圧ローター8のブレード10は、複合炭素繊維材料から作られる。油圧ローター8のブレード10に複合材料を使用すると、プロペラポンプ式推進装置3によって発生する騒音と振動を和らげる。さらに、複合材料中の炭素繊維の方向は、水圧で各ブレード10が油圧ローター8の回転速度、および船舶1の出力および/または前進速度に応じてどれだけ曲がるかをコントロールできるようにする。
したがって、油圧ローター8のブレード10のねじれは、ローターの回転速度、船舶の出力および/または前進速度、および船舶の負荷に従ってコントロールできるかもしれない。これは、これらのブレード10がほぼ最適に曲げられて、これらのブレードが種々の航行状態にわたって最適に機能することを可能にするねじれ差動とすることができることを意味している。
各複合材料のブレードに炭素繊維が存在することは、また、各ブレードの側面の厚さを減らすに使用され、それにより、プロペラポンプ式推進装置3の効率を向上させる。最後に、ブレードを複合材料から作成することは、ローター8を大幅に軽くし、ローターブレードの腐食とキャビテーションに係る問題も根本的になくせることを意味している。
図9に示すように、粘弾性材料11ならびにエラストマー材料が、油圧ローター8のブレード(10)のそれぞれに組み込ませるのが有利である。弾性材料のブレードへの組み込みは、騒音と振動を軽減するに使用される。実際、粘弾性材料をその2つの表面の間の各ブレード10に組み込むと、引張−圧縮レベルに作用し、粘弾性材料が、ブレードの複合材料と粘弾性材料の間の剛性の違いによるせん断応力下で作用する。このようにして、各ブレードを通り抜ける波は、強力なエネルギーが消散され、その結果騒音が緩和されることになる。
船舶1が矢印AVの方向に前進しているときにプロペラポンプ式推進装置3がどのようになっているかは、図10から図12を参照して以下に説明する。
図10は、特に前進速度、エンジン出力、および負荷を考慮して、船舶の設定稼働パラメーターに対応する形態にあるプロペラポンプ式推進装置3を表している。この形態では、油圧ローター8は対応する速度で回転し、2つの固定子12のフラップ20は、プロペラポンプ式推進装置が稼働している間は乱流を生じない条件にあるマウント14に対しての角度位置にある。
したがって、2つの固定子12のフラップ20の方位は、ブレード10の前縁および後縁の角度が船舶の前進速度およびポンプの回転速度に合うようになっている。これは、中空体6を通り抜けて推力を生む水の流れが、プロペラポンプ式推進装置3が稼働している間、乱流を生じさせることなく、船舶を最適な効率で前進させることを意味している。
図11は、船舶1が図10に示したものとは異なるパラメーター、例えば異なる負荷を有する場合、あるいは、海が荒れ、前進速度が遅いためにエンジン出力をより大きくし、そのため油圧ローター8の回転速度を調整する場合に使用されるプロペラポンプ式推進装置3の形態を示している。
このような状況で、図11は、各固定子12のマウント14に関係するフラップ20の位置が、油圧ローター8のブレードの前縁と後縁が船舶の前進速度の変化とローターの回転速度変化に合うように調整できないことにより、中空体6を通り抜ける水の流れのバランスが乱れていることを示している。駆動装置38によってコントロールされるフラップ20の位置を変えることにより、プロペラポンプ式推進装置3を通り抜ける水の流れは、最適性能がでるように修正され、装置の使用範囲を広くしてエンジン停止を防いでいる。水の流れの方向に関して上流側と下流側で調整可能な固定子のフラップを使用することにより、通常の状態で稼働していても、プロペラポンプ式推進装置3での乱流を抑えることができる。
図12は、上流側固定子、油圧ローター8のブレード10および下流側固定子の間の水の流れが、装置内に乱流を生じさせることなく、最適に修正されていることを示している。
図13は、油圧ローター8のブレード10が方向を反対にして船舶1を逆方向に動かし、中空体6を通り抜ける水の流れに乱流を生じさせている点でのプロペラポンプ式推進装置3を示している。実際、油圧ローター8の回転方向が逆になったことにより、油圧ローター8のブレード10の前縁と後縁(今は反転している)は、最早効率よく作動していない(効率的にするために、ブレード10周りの水の流れは、ブレードの前縁と後縁の近くで滞らなければならない)。
図14は、中空体6を通り抜ける水の流れが、対応する矢印で示されるように最適に調整されたときのプロペラポンプ式推進装置3の形態を示している。より具体的に、駆動装置38を使用して2つの固定子12のフラップ20を適切な角度に向けることにより、固定子と油圧ローター8のブレード10で水の流れがエンジンの停止を抑え、逆方向に向いているブレード10の後縁と前縁を最も効率よく維持することができる。したがって、固定子12のフラップ20の角度を変更することにより、船舶を反転させる際のエンジン停止を抑えるとともに、プロペラポンプ式推進装置3内での乱流を抑えることができる。
もちろん、2つの固定子12のフラップ20を旋回させるに使用される駆動装置38は、船舶(1)内に設置され、これは、船舶の稼働パラメーターを受けるコントロールユニット(ここでは図示していない)によって駆動され、駆動装置がフラップを船舶の稼働状態により適切な位置に動かせるようしている。これにより、プロペラポンプ式推進装置3が最も効率よく作動できるようになる。
この装置の油圧ローターの両側に可動フィンを備えた2つの固定子を持つプロペラポンプ式推進装置を使用することにより、装置の中空体がノズル型形状であっても、この装置の効率は、船舶の前進中だけでなく、装置の油圧ローターが逆に係合しているときにも改善される。
上記した3つの形態において、フラップ20を旋回させる手段は、中空体6の外側にあるラジアル溝26、50、60内でスライドできるギア24、48、58と、このギア24を外側ラジアル溝26で設定角度にスライドさせ、同時にフラップ20を同じ角度に旋回させる変更手段28;52、54、56;62を有している。ラジアル溝26、50、60が中空体6の外側に位置することにより、ギア24、48、58を、例えば外部駆動装置38により中空体6の外側からスライドさせることができ、リング24、48、58のスライドが容易になり、および両方の時間で同時にフラップ20の旋回ができる。
特に、図15−1と15−2に示すように、固定子12は、船舶が前進するときに上流側で、後進するときに下流側となる前部固定子と、船舶が前進するときに下流側で、後進するときに上流側となる後部固定子とを有している。
船舶1が前進しているとき、前部固定子のフラップ20は、ローター10のプロペラブレード10の方向に、前記ブレード10の前縁見掛け入射角の角度に近い方位角、すなわち、前縁見掛け入射角と同じか、またはその角度のプラスとマイナス4°の間の方位角で向いている。これと付随して、後部固定子のフラップ20は、ローター10のプロペラブレード10の方向に、このブレード10の後縁見掛け入射角の角度に近い方位角、すなわち、後縁見掛け入射角と同じか、またはその角度のプラスとマイナス4°の間の方位角で向いている。
船舶1が後進しているとき、前部固定子のフラップ20は、ローター10のプロペラブレード10の方向に、このブレード10の前縁見掛け入射角の角度に近い方位角、すなわち、前縁見掛け入射角と同じか、またはその角度のプラスとマイナス5°の間の方位角で向いている。これと付随して、後部固定子のフラップ20は、ローター10のプロペラブレード10の方向に、このブレード10の後縁見掛け入射角の角度に近い方位角、すなわち、後縁見掛け入射角と同じか、またはその角度のプラスとマイナス5°の間の方位角で向いている。
ブレードの前縁または後縁の見かけの入射角は、上流側/下流側の流速とプロペラの回転によって生じる速度の合計である。上流側/下流側の流れの方向は、プロペラの軸方向速度の逆であり、プロペラブレードの回転運動の速度から流れの速度を引いたベクトル減算として定義することもできる。
前部固定子のラジアルマウントは、上流側の流れ55の径方向の変形を小さくし、フラップの後縁は、上流側の流れ55をプロペラブレードの見かけの入射角に近い角度(4°未満または4°)でプロペラブレード10に向ける。下流側固定子は、プロペラの後縁の小さな角度(4°未満または4°)内にあるスラット(リーディングエッジフラップ)を有して、流れを、下流側の流れ56の径方向歪みをなくす方向に変えてシステムの全効率を改善する直進流れにする。
プロペラブレード10は、通常は遥かに広い多様な入射角(プラス/マイナス15°まで)に対応できるように設計されていて、揚力/抗力比が低いことと関連してかなり厚くしている(図15)。このことは、プロペラを、炭素繊維や最小降伏強度550N/mm2のマルテンサイトステンレス鋼(13Cr4Ni/13Cr6Ni)などの材料を使用することを念頭に置いて、降伏強度が175N/mmの高張力黄銅(Mn−Ni−青銅、CU2)などの低降伏強度材料で作り、最小可能厚さで設計できるようになる。これは、上流側固定子の後縁フラップと下流側固定子の前縁スラットが存在しない別の場合には、油圧ローター8が可変ピッチ型設計であれば可能である。典型的な青銅と典型的なステンレス鋼または複合ブレードの側面を、それぞれ図16−1と16−2に示す。
図17に示すように、ステンレス鋼または複合材料で作られたプロペラブレードと、青銅で作られたプロペラブレードに対して、種々の入射角で、揚力/抗力比をシミュレートしている。ステンレス鋼または複合材料で作られたプロペラブレードの場合、約4°の入射角で曲線のピークが得られると見られる。その場合、本発明による装置内でステンレス鋼または複合材料で作られたプロペラブレードを使用することが特に有利である。
プロペラポンプ式推進装置は、水上船舶に特に適用可能であるが、これに限定するものではない。例えば、コンテナ船では、船舶を逆転させるときに標準的な推進装置では効率が十分でない場合があり、逆方向は適用可能であるが、使用できない程度に効率が下がることがある。

Claims (18)

  1. 両端が開いたパイプとなった中空外側本体(6)と、中空体(6)の内側で、中空体(6)に対し対称軸(Χ−Χ’)の周りに回転可能に装着されて、中空体(6)の内周面まで延びた少なくとも2つの螺旋状プロペラブレード(10)が装着されたハブ(9)を有する油圧ローター(8)とからなり、船舶(1)に取り付けるプロペラポンプ式油圧推進装置(3)であって、
    前記プロペラポンプ式油圧推進装置(3)は、中空体(6)の内部で、ハブ(9)と油圧ローター(8)のブレード(10)のそれぞれの側に位置する2つの固定子(12)を有し、それぞれの固定子(12)が、中空体(6)の内部で油圧ローター(8)を支持するための少なくとも2つの固定ラジアルマウント(14)を有してフィンを形成し、そして少なくとも2つのフラップ(20)が、油圧ローター(8)のブレード(10)に対して位置して、2つの固定ラジアルマウント(14)の端部に沿って延び、その端部でフラップ(20)の旋回がコントロールできるようにされていることを特徴とするプロペラポンプ式油圧推進装置。
  2. 前記油圧ローター(8)のブレード(10)に対して位置する固定子(20)のフラップ(20)は、前進及び後進速度を含む船舶(1)特性により、中空体(6)を通り抜ける水の流れを効率よくする方向に選択的に向けられることを特徴とする請求項1に記載の油圧推進装置。
  3. 前記固定子(12)は、船舶が前進するときに上流側で、船舶が後進するとき下流側となる前部固定子と、船舶が前進するときに下流側で、船舶が後進するとき上流側となる後部固定子とからなり、
    船舶(1)が前進しているとき、前部固定子のフラップ(20)は、ブレード(10)の前縁見かけ入射角に近い、すなわち、前縁見かけ入射角に等しいかまたは前記角度のプラスマイナス4°の間の方位角でローター(10)のプロペラブレード(10)に向けられ、これと付随して、後部固定子のフラップ(20)は、前記ブレード(10)の後縁見かけの入射角に近い、すなわち、後縁の見かけの入射角に等しいか、またはその角度のプラスマイナス4°の間の方位角でローター(10)のプロペラブレード(10)に向けられ、
    船舶(1)が後進しているとき、前部固定子のフラップ(20)は、ブレード(10)の前縁見かけ入射角に近い方位角、すなわち、前縁見かけ入射角と同じ、またはその角度のプラスマイナス5°の間でなる方位角でローター(10)のプロペラブレード(10)に向けられ、これと付随して、後部固定子のフラップ(20)は、前記ブレード(10)の後縁の見かけの入射角に近い方位角、すなわち、後縁の見かけの入射角に等しいか、またはその角度のプラスマイナス5°の間の方位角でローター(10)のプロペラブレード(10)に向けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の油圧推進装置。
  4. 前記固定子のフラップ(20)は、前記固定子のラジアルマウント(14)の長さ方向に固定された連接ヒンジを有し、それらの旋回が、溝(26)内で反時計回りまたは時計回り方向にスライドし、同時にフラップ(20)を同じ角度にするギア(24)でなるコントロール手段でコントロールされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の油圧推進装置。
  5. 前記フラップ(20)を旋回させる手段は、中空体(6)の外側にあるラジアル溝(26、50,60)内でスライドできるギア(24・48,58)と、
    このギア(24)を外側ラジアル溝(26)で設定角度にスライドさせると、同時にフラップ(20)を同じ角度に旋回する変更手段(28;52、54、56;62)と、
    からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の油圧推進装置。
  6. 各油圧ローター(8)のブレード(10)は、複合炭素繊維材料で作成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の油圧推進装置。
  7. 各油圧ローター(8)のブレード(10)は、エラストマー材料などの粘弾性材料が組み込まれることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の油圧推進装置。
  8. 前記油圧ローター(8)のブレード(10)の同じ側に位置する固定ラジアルマウント(14)上のフラップ(20)を旋回させる手段は、
    中空体(6)の外側にあるラジアル溝(26)内でスライドできるギア(24)と、前記ギア(24)を、固定ラジアルマウント(14)に関係するフラップ(20)の2つの旋回軸(22)に固定する少なくともある種の接続アセンブリ(28)を有し、
    このギア(24)を外側ラジアル溝(26)で設定角度にスライドさせると、同時にフラップ(20)を同じ角度にすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の油圧推進装置。
  9. 各接続アセンブリ(28)は、舵柄であることを特徴とする請求項8に記載の油圧推進装置。
  10. 油圧ローター(8)のブレード(10)の同じ側に位置する固定ラジアルマウント(14)上のフラップ(20)を旋回させる手段は、
    中空体(6)外側ラジアル溝(50)内でスライドできる外ギア(外側に歯がある)(48)と、
    外ギア(48)を、固定ラジアルマウント(14)に関係するフラップ(20)の2つの旋回軸(22)に固定する接続アセンブリと、
    からなり、この外ギア(48)を外側ラジアル溝(50)で設定角度にスライドさせると、同時にフラップ(20)も同じ角度にすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の油圧推進装置。
  11. 各接続アセンブリは、外ギア(48)と噛み合うギアホイール(52)と、別のギアホイール(52)の一部で、対応するフラップ(20)の旋回軸(22)の一端に固定された別のギアホイール(56)と噛み合う送りねじ(54)を有し、ギアホイール26が旋回軸22に対し垂直で、ギアホイール52に対し垂直となることを特徴とする請求項10に記載の油圧推進装置。
  12. 前記油圧ローター(8)のブレード(10)の同じ側に位置する固定ラジアルマウント(14)上のフラップ(20)を旋回させる手段は、中空体(6)外側ラジアル溝(60)でスライドできる横ギア(側に歯がある)(58)と、横ギア(58)を、固定ラジアルマウント(14)に関係するフラップ(20)の2つのピボット軸(22)に固定する少なくとも2つの接続アセンブリ(62)とからなり、
    前記横ギア(58)を外側ラジアル溝(60)で設定角度にスライドさせると、同時にフラップ(20)も同じ角度にすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の油圧推進装置。
  13. 各接続アセンブリは、外ギア(58)と噛み合い、対応するフラップ(20)のピボット軸(22)の一端の一部であるギアホイール(62)を有することを特徴とする請求項8に記載の油圧推進装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載した少なくとも1つの推進装置(3)を、船舶(1)の船体(2)の下で、その船舶の後部に取付けられていることを特徴とする船舶(1)。
  15. 油圧ローター(8)のブレード(10)の両側にある固定子(12)のフラップ(20)を旋回する手段は、フラップ(20)を選択的に方向を変え、船の前進または後進速度、その負荷、および/またはエンジン出力を含む船舶の水流特性に応じて、中空体(6)を通り抜ける水の流れを最も効率的にできることを特徴とする請求項14に記載の船舶。
  16. 油圧ローター(8)のブレード(10)のそれぞれの側のフラップ(20)を旋回させる手段は、油圧または空気圧駆動装置(38)を有し、その駆動装置のシリンダー(40)は、船舶(1)の船体(2)の一部であり、そのピストンロッド(44)は、ギア(24、48および58)の一部であって、駆動装置(38)が係合されたとき、ピストンロッド(44)を中空体(6)のラジアル溝(26、50および60)内でスライドさせて、フラップ(20)の角度を対応する固定子(12)の固定マウント(14)に対して調整することができるようにしたことを特徴とする請求項14または15に記載の船舶。
  17. 油圧ローター(8)が、熱エンジンまたは電気エンジンなどの推進エンジンに連結された船舶(1)に装着された長さ方向駆動シャフト(5)によって回転することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の船舶。
  18. 推進装置の中空体(6)は、幅広ノズル形状で、船舶の船体(2)の下に固定されることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1項に記載の船舶。
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