JP2020525169A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2020525169A5
JP2020525169A5 JP2019571961A JP2019571961A JP2020525169A5 JP 2020525169 A5 JP2020525169 A5 JP 2020525169A5 JP 2019571961 A JP2019571961 A JP 2019571961A JP 2019571961 A JP2019571961 A JP 2019571961A JP 2020525169 A5 JP2020525169 A5 JP 2020525169A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
sonication
processor
target bbb
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019571961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7289061B2 (ja
JP2020525169A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from US15/637,163 external-priority patent/US11123575B2/en
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/IB2018/000834 external-priority patent/WO2019002943A1/en
Publication of JP2020525169A publication Critical patent/JP2020525169A/ja
Publication of JP2020525169A5 publication Critical patent/JP2020525169A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7289061B2 publication Critical patent/JP7289061B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本明細書で使用されるように、用語「実質的に」は、組織体積の±10%、いくつかの実施形態では、組織体積の±5%を意味する。「臨床的に許容可能」は、例えば、それへの損傷の開始を誘起することに先立って、臨床医によって有意ではないと見なされる、組織に対する所望されない効果(時として、所望の効果の欠如)を有することを意味する。本明細書全体を通した「一実施例」、「ある実施例」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の言及は、実施例と関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本技術の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通した種々の箇所における語句「一実施例では」、「ある実施例では」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の出現は、必ずしも全てが同一の実施例を指すわけではない。さらに、特定の特徴、構造、ルーチン、ステップ、または特性は、本技術の1つ以上の実施例において任意の好適な様式で組み合わせられてもよい。本明細書に提供される見出しは、便宜上のためだけのものであり、請求される技術の範囲または意味を限定または解釈することを意図していない。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
集束超音波の源を使用して、着目組織領域内の少なくとも1つの標的BBB領域の処置のためのプロトコルをコンピュータ的に生成する方法であって、前記方法は、
(a)(i)前記集束超音波の源を使用して前記標的BBB領域に超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを印加するための少なくとも1つの超音波処理パラメータの設定と、(ii)前記標的BBB領域の中に投与されるように選択されるマイクロバブルの特性とを規定するステップと、
(b)少なくとも部分的に、前記超音波処理の少なくとも1つのシーケンスをコンピュータ的に実行し、前記特性を有する前記マイクロバブルをコンピュータ的に投与することによって、前記規定された超音波処理パラメータ設定およびマイクロバブル特性による処置を電子的にシミュレートするステップと、
(c)前記処置の前記シミュレーションに基づいて、前記処置からもたらされる前記標的BBB領域の組織破綻の程度をコンピュータ的に予測するステップと、
(d)少なくとも部分的に、前記予測された組織破綻の程度に基づいて、前記プロトコルを生成するステップと
を含む、方法。
(項目2)
前記組織破綻の程度は、時間の関数として予測される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記少なくとも1つの超音波処理パラメータは、前記超音波処理のシーケンスにおける少なくとも1つの超音波処理の振幅、周波数、ビーム形状、位相、または方向のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
(e)前記予測された組織破綻の程度を標的目的と比較するステップと、
(f)前記予測された組織破綻の程度が前記標的目的から逸脱する場合、前記処置プロトコルを改変し、前記改変された処置プロトコルに関してステップ(b)−(e)を繰り返すステップと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記標的目的は、前記標的BBB領域の開放、前記標的BBB領域における標的灌流速度、前記標的BBB領域における標的組織浸透性、前記標的BBB領域と関連付けられる安全閾値、または前記標的BBB領域の外側の組織と関連付けられる安全閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記方法はさらに、
(e)前記予測された組織破綻の程度を標的目的と比較するステップと、
(f)前記予測された組織破綻の程度が前記標的目的から逸脱する場合、(i)超音波処理の後続シーケンスにおける前記超音波処理パラメータまたは(ii)前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを改変し、ステップ(b)−(e)を繰り返すステップと
を含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記超音波処理パラメータは、連続的超音波処理シーケンスの間の時間間隔である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記標的BBB領域の少なくとも一部のデジタル画像を取得し、前記標的BBB領域の一部に対応する3Dボクセルのセットをコンピュータ的に識別するステップをさらに含み、前記処置プロトコルは、前記識別された3Dボクセルに基づいて作成される、項目1に記載の方法。
(項目9)
複数の標的BBB領域が、前記画像内で識別され、前記処置プロトコルは、それぞれが前記標的BBB領域のうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する、項目8に記載の方法。
(項目10)
ステップ(b)において、前記複数の超音波処理シーケンスは、実質的に同時に前記標的BBB領域に印加される、項目9に記載の方法。
(項目11)
ステップ(b)において、前記複数の超音波処理シーケンスは、ラウンドロビン方式で前記標的BBB領域に連続的に印加される、項目9に記載の方法。
(項目12)
ステップ(b)はさらに、前記コンピュータ的に実行された超音波処理からもたらされるマイクロバブルキャビテーションをコンピュータ的に予測するステップを含み、ステップ(c)において、前記標的BBB領域の組織破綻の程度は、少なくとも部分的に、前記予測されたマイクロバブルキャビテーションに基づいて予測される、項目11に記載の方法。
(項目13)
第2の標的BBB領域に印加される第2の超音波処理シーケンスと関連付けられる前記超音波処理パラメータの設定は、少なくとも部分的に、前記予測されたマイクロバブルキャビテーションまたは第1の標的BBB領域に以前に印加された第1の超音波処理シーケンスからもたらされる前記組織破綻の程度のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、項目12に記載の方法。
(項目14)
複数の組織タイプが、前記画像の標的BBB領域内で識別され、前記処置プロトコルは、それぞれが前記標的BBB領域の1つの組織タイプに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する、項目8に記載の方法。
(項目15)
前記組織破綻の程度は、前記標的BBB領域の中へのMRI造影剤の投与およびその拡散をコンピュータ的にシミュレートすることによって予測される、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記マイクロバブルの特性は、作用物質タイプ、サイズ、濃度、用量、投与速度またはタイミング、または注入部位の場所のうちの少なくとも1つを規定する、項目1に記載の方法。
(項目17)
(e)超音波トランスデューサを使用して、前記処置プロトコルにおける設定に従って、超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを伝送するステップと、
(f)前記超音波処理からもたらされる処置効果を実験的に監視するステップと、
(g)前記実験的に監視された処置効果を前記コンピュータ的に予測された組織破綻の程度と比較するステップと、
(h)前記実験的に監視された処置効果と前記予測された組織破綻の程度との間の不一致の検出に応じて、前記処置プロトコルにおける前記超音波処理パラメータまたは前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを調節するステップと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目18)
前記標的BBB領域の中に治療剤をコンピュータ的に投与し、前記治療剤からもたらされる前記組織領域の処置効果をコンピュータ的に予測するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目19)
前記組織領域に放射線量をコンピュータ的に印加し、前記放射線量からもたらされるその処置効果をコンピュータ的に予測するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目20)
集束超音波の源を使用して、着目組織領域内の少なくとも1つの標的BBB領域の処置のためのプロトコルをコンピュータ的に生成するためのシステムであって、前記システムは、
プロセッサと、
処置プロトコルを記憶するメモリであって、前記処置プロトコルは、(i)前記集束超音波の源を使用して、前記標的BBB領域に超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを印加するための少なくとも1つの超音波処理パラメータの設定と、(ii)前記標的BBB領域の中に投与されるように選択されるマイクロバブルの特性と、(iii)命令とを規定し、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
(a)少なくとも部分的に、前記超音波処理の少なくとも1つのシーケンスをコンピュータ的に実行し、前記特性を有する前記マイクロバブルをコンピュータ的に投与することによって、前記規定された超音波処理パラメータ設定およびマイクロバブル特性による処置を電子的にシミュレートすることと、
(b)前記処置の前記シミュレーションに基づいて、前記処置からもたらされる前記標的BBB領域の組織破綻の程度をコンピュータ的に予測することと、
(c)少なくとも部分的に、前記予測された組織破綻の程度に基づいて、前記プロトコルをコンピュータ的に生成することと
を行わせる、メモリと
を備える、システム。
(項目21)
前記プロセッサはさらに、時間の関数として前記組織破綻の程度を予測するように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目22)
前記少なくとも1つの超音波処理パラメータは、前記超音波処理のシーケンスにおける少なくとも1つの超音波処理の振幅、周波数、ビーム形状、位相、または方向のうちの少なくとも1つを含む、項目20に記載のシステム。
(項目23)
前記プロセッサはさらに、
(d)前記予測された組織破綻の程度を標的目的と比較することと、
(e)前記予測された組織破綻の程度が前記標的目的から逸脱する場合、前記処置プロトコルを改変し、前記改変された処置プロトコルに関して(a)−(d)を繰り返すことと
を行うように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目24)
前記標的目的は、前記標的BBB領域の開放、前記標的BBB領域における標的灌流速度、前記標的BBB領域における標的組織浸透性、前記標的BBB領域と関連付けられる安全閾値、または前記標的BBB領域の外側の組織と関連付けられる安全閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目23に記載のシステム。
(項目25)
前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記プロセッサはさらに、
(d)前記予測された組織破綻の程度を標的目的と比較することと、
(e)前記予測された組織破綻の程度が前記標的目的から逸脱する場合、(i)超音波処理の後続シーケンスにおける前記超音波処理パラメータまたは(ii)前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを改変し、(a)−(d)を繰り返すことと
を行うように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目26)
前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記超音波処理パラメータは、連続的超音波処理シーケンスの間の時間間隔である、項目20に記載のシステム。
(項目27)
前記標的BBB領域の少なくとも一部のデジタル画像を取得するための撮像デバイスをさらに備え、前記プロセッサはさらに、前記標的BBB領域の一部に対応する3Dボクセルのセットをコンピュータ的に識別し、前記識別された3Dボクセルに基づいて、前記処置プロトコルを生成するように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目28)
複数の標的BBB領域が、前記画像内で識別され、前記処置プロトコルは、それぞれが前記標的BBB領域のうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する、項目27に記載のシステム。
(項目29)
前記プロセッサはさらに、前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域に実質的に同時に印加するように構成される、項目28に記載のシステム。
(項目30)
前記プロセッサはさらに、前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域にラウンドロビン方式で連続的に印加するように構成される、項目28に記載のシステム。
(項目31)
前記プロセッサはさらに、前記コンピュータ的に実行された超音波処理からもたらされるマイクロバブルキャビテーションをコンピュータ的に予測し、少なくとも部分的に、前記予測されたマイクロバブルキャビテーションに基づいて、前記標的BBB領域の組織破綻の程度を予測するように構成される、項目30に記載のシステム。
(項目32)
前記プロセッサはさらに、少なくとも部分的に、(i)前記予測されたマイクロバブルキャビテーションまたは(ii)第1の標的BBB領域に以前に印加された第1の超音波処理シーケンスからもたらされる前記組織破綻の程度のうちの少なくとも1つに基づいて、第2の標的BBB領域に印加される第2の超音波処理シーケンスと関連付けられる前記超音波処理パラメータの設定を決定するように構成される、項目31に記載のシステム。
(項目33)
前記プロセッサはさらに、前記画像の標的BBB領域内で複数の組織タイプを識別し、それぞれが前記識別された組織タイプのうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する前記処置プロトコルを生成するように構成される、項目27に記載のシステム。
(項目34)
前記プロセッサはさらに、前記標的BBB領域の中へのMRI造影剤の投与およびその拡散をコンピュータ的にシミュレートすることによって、前記組織破綻の程度を予測するように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目35)
前記マイクロバブルの特性は、作用物質タイプ、サイズ、濃度、用量、投与速度またはタイミング、または注入部位の場所のうちの少なくとも1つを規定する、項目20に記載のシステム。
(項目36)
検出システムをさらに備え、前記プロセッサはさらに、
(d)超音波トランスデューサに、前記処置プロトコルにおける設定に従って、超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを伝送させることと、
(e)前記検出システムに、前記超音波処理からもたらされる実際の処置効果を監視させることと、
(f)前記実験的に監視された処置効果を前記コンピュータ的に予測された組織破綻の程度と比較することと、
(g)前記監視された処置効果と前記予測された組織破綻の程度との間の不一致の検出に応じて、前記処置プロトコルにおける前記超音波処理パラメータまたは前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを調節することと
を行うように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目37)
治療剤を前記標的BBB領域の中に投与するための投与システムをさらに備える、項目20に記載のシステム。
(項目38)
前記治療剤は、ブスルファン、チオテパ、CCNU(ロムスチン)、BCNU(カルムスチン)、ACNU(ニムスチン)、テモゾロミド、メトトレキサート、トポテカン、シスプラチン、エトポシド、イリノテカン/SN−38、カルボプラチン、ドキソルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、プロカルバジン、パクリタキセル、フォテムスチン、イホスファミド/4−ヒドロキシイフォスファミド/アルドイホスファミド、ベバシズマブ、5−フルオロウラシル、ブレオマイシン、ヒドロキシウレア、ドセタキセル、またはシタラビン(シトシンアラビノシド、ara−C)/ara−Uのうちの少なくとも1つを含む、項目37に記載のシステム。
(項目39)
前記組織領域に放射線量を印加するための放射線デバイスをさらに備える、項目20に記載のシステム。
(項目40)
処置のために少なくとも1つの標的BBB領域を含む標的組織を破綻させるためのシステムであって、前記システムは、
超音波トランスデューサと、
前記標的BBB領域にマイクロバブルを導入するための投与システムと、
プロセッサであって、前記プロセッサは、
(a)少なくとも部分的に、(i)前記標的BBB領域に超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを印加するための少なくとも1つの超音波処理パラメータの設定と、(ii)前記標的BBB領域の中に投与されるように選択されるマイクロバブルの特性とを規定することによって、処置プロトコルを生成することと、
(b)少なくとも部分的に、前記超音波処理の少なくとも1つのシーケンスをコンピュータ的に実行し、前記特性を有する前記マイクロバブルをコンピュータ的に投与することによって、前記規定された超音波処理パラメータ設定およびマイクロバブル特性による処置をシミュレートすることと、
(c)前記標的BBB領域のシミュレートされた処置効果が標的目的を達成するかどうかを決定することと、
(d)該当する場合、前記特性を有する前記マイクロバブルを前記標的BBB領域に導入させ、前記超音波処理パラメータの設定に従って前記超音波トランスデューサをアクティブ化することと
を行うように構成される、プロセッサと
を備える、システム。
(項目41)
前記プロセッサはさらに、時間の関数として前記処置効果をシミュレートするように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目42)
前記少なくとも1つの超音波処理パラメータは、前記超音波処理のシーケンスにおける少なくとも1つの超音波処理の振幅、周波数、ビーム形状、位相、または方向のうちの少なくとも1つを含む、項目40に記載のシステム。
(項目43)
前記プロセッサはさらに、
前記標的目的からの前記シミュレートされた処置効果の逸脱が閾値を超えるかどうかを決定することと、
該当する場合、前記処置プロトコルにおける前記超音波処理パラメータの設定または前記マイクロバブルの特性のうちの少なくとも1つを改変し、前記逸脱が前記閾値を下回るまで(b)および(c)を繰り返すことと
を行うように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目44)
前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記プロセッサはさらに、
前記標的目的からの前記シミュレートされた処置効果の逸脱が閾値を超えるかどうかを決定することと、
該当する場合、超音波処理の後続シーケンスにおける前記超音波処理パラメータの設定または前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを改変し、(b)および(c)を繰り返すことと
を行うように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目45)
前記標的目的は、前記標的BBB領域の開放、前記標的BBB領域における標的灌流速度、前記標的BBB領域における標的組織浸透性、前記標的BBB領域と関連付けられる安全閾値、または前記標的BBB領域の外側の組織と関連付けられる安全閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目40に記載のシステム。
(項目46)
前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記超音波処理パラメータは、連続的超音波処理シーケンスの間の時間間隔である、項目40に記載のシステム。
(項目47)
前記標的BBB領域の少なくとも一部のデジタル画像を取得するための撮像デバイスをさらに備え、前記プロセッサはさらに、前記標的BBB領域の一部に対応する3Dボクセルのセットをコンピュータ的に識別し、前記識別された3Dボクセルに基づいて、前記処置プロトコルを生成するように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目48)
複数の標的BBB領域が、前記画像内で識別され、前記処置プロトコルは、それぞれが前記標的BBB領域のうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する、項目47に記載のシステム。
(項目49)
前記プロセッサはさらに、前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域に実質的に同時に印加するように構成される、項目48に記載のシステム。
(項目50)
前記プロセッサはさらに、前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域にラウンドロビン方式で連続的に印加するように構成される、項目48に記載のシステム。
(項目51)
前記プロセッサはさらに、前記コンピュータ的に実行された超音波処理からもたらされるマイクロバブルキャビテーションをコンピュータ的に予測し、少なくとも部分的に、前記予測されたマイクロバブルキャビテーションに基づいて、前記標的BBB領域の処置効果をシミュレートするように構成される、項目50に記載のシステム。
(項目52)
前記プロセッサはさらに、少なくとも部分的に、(i)前記予測されたマイクロバブルキャビテーションまたは(ii)第1の標的BBB領域に以前に印加された第1の超音波処理シーケンスからもたらされる前記処置効果のうちの少なくとも1つに基づいて、第2の標的BBB領域に印加される第2の超音波処理シーケンスと関連付けられる前記超音波処理パラメータの設定を決定するように構成される、項目51に記載のシステム。
(項目53)
前記プロセッサはさらに、前記画像の標的BBB領域内で複数の組織タイプを識別し、それぞれが前記識別された組織タイプのうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する前記処置プロトコルを生成するように構成される、項目47に記載のシステム。
(項目54)
前記プロセッサはさらに、前記標的BBB領域の中にMRI造影剤をコンピュータ的に投与し、その中で拡散を引き起こすことによって、前記処置効果をシミュレートするように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目55)
前記マイクロバブル特性は、作用物質タイプ、サイズ、濃度、用量、投与速度またはタイミング、または注入部位の場所のうちの少なくとも1つを規定する、項目40に記載のシステム。
(項目56)
検出システムをさらに備え、前記プロセッサはさらに、
(e)前記超音波トランスデューサに、前記処置プロトコルにおける設定に従って、超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを伝送させることと、
(f)前記検出システムに、前記超音波処理からもたらされる実際の処置効果を監視させることと、
(g)前記監視された処置効果を前記シミュレートされた処置効果と比較することと、
(h)前記監視された処置効果と前記シミュレートされた処置効果との間の不一致の検出に応じて、前記超音波処理パラメータまたは前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを調節することと
を行うように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目57)
前記投与システムはさらに、治療剤を前記標的BBB領域の中に導入するように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目58)
前記治療剤は、ブスルファン、チオテパ、CCNU(ロムスチン)、BCNU(カルムスチン)、ACNU(ニムスチン)、テモゾロミド、メトトレキサート、トポテカン、シスプラチン、エトポシド、イリノテカン/SN−38、カルボプラチン、ドキソルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、プロカルバジン、パクリタキセル、フォテムスチン、イホスファミド/4−ヒドロキシイフォスファミド/アルドイホスファミド、ベバシズマブ、5−フルオロウラシル、ブレオマイシン、ヒドロキシウレア、ドセタキセル、またはシタラビン(シトシンアラビノシド、ara−C)/ara−Uのうちの少なくとも1つを含む、項目57に記載のシステム。
(項目59)
前記組織領域に放射線量を印加するための放射線デバイスをさらに備える、項目40に記載のシステム。
(項目60)
集束超音波の源を使用して、少なくとも1つの標的BBB領域を含む標的組織を破綻させる方法であって、前記方法は、
(a)少なくとも部分的に、(i)前記集束超音波の源を使用して前記標的BBB領域に超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを印加するための少なくとも1つの超音波処理パラメータの設定と、(ii)前記標的BBB領域の中に投与されるように選択されるマイクロバブルの特性とを規定することによって、処置プロトコルを生成するステップと、
(b)少なくとも部分的に、前記超音波処理の少なくとも1つのシーケンスをコンピュータ的に実行し、前記特性を有する前記マイクロバブルをコンピュータ的に投与し、前記標的BBB領域における処置効果をコンピュータ的に予測することによって、前記規定された超音波処理パラメータ設定およびマイクロバブル特性による処置を電子的にシミュレートするステップと、
(d)前記標的BBB領域における前記予測された処置効果が標的目的を達成するかどうかを決定するステップと、
(e)該当する場合、前記特性を有する前記マイクロバブルを前記標的BBB領域に導入させ、前記超音波処理パラメータに従って前記超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを印加するステップと
を含む、方法。
(項目61)
前記標的組織の中に治療剤を投与するステップをさらに含む、項目60に記載の方法。
(項目62)
前記治療剤は、ブスルファン、チオテパ、CCNU(ロムスチン)、BCNU(カルムスチン)、ACNU(ニムスチン)、テモゾロミド、メトトレキサート、トポテカン、シスプラチン、エトポシド、イリノテカン/SN−38、カルボプラチン、ドキソルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、プロカルバジン、パクリタキセル、フォテムスチン、イホスファミド/4−ヒドロキシイフォスファミド/アルドイホスファミド、ベバシズマブ、5−フルオロウラシル、ブレオマイシン、ヒドロキシウレア、ドセタキセル、またはシタラビン(シトシンアラビノシド、ara−C)/ara−Uのうちの少なくとも1つを含む、項目60に記載の方法。

Claims (40)

  1. 集束超音波の源を使用して、着目組織領域内の少なくとも1つの標的BBB領域の処置のためのプロトコルをコンピュータ的に生成するためのシステムであって、前記システムは、
    プロセッサと、
    処置プロトコルを記憶するメモリであって、前記処置プロトコルは、(i)前記集束超音波の源を使用して、前記標的BBB領域に超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを印加するための少なくとも1つの超音波処理パラメータの設定と、(ii)前記標的BBB領域の中に投与されるように選択されるマイクロバブルの特性と、(iii)命令とを規定し、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると
    (a)少なくとも部分的に、前記超音波処理の少なくとも1つのシーケンスをコンピュータ的に実行し、前記特性を有する前記マイクロバブルをコンピュータ的に投与することによって、前記規定された超音波処理パラメータ設定およびマイクロバブル特性による処置を電子的にシミュレートすることと、
    (b)前記処置の前記シミュレーションに基づいて、前記処置からもたらされる前記標的BBB領域の組織破綻の程度をコンピュータ的に予測することと、
    (c)記予測された組織破綻の程度に少なくとも部分的に基づいて、前記プロトコルをコンピュータ的に生成することと
    行うことを前記プロセッサに行わせる、メモリと
    を備える、システム。
  2. 前記プロセッサは時間の関数として前記組織破綻の程度を予測するようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  3. 前記少なくとも1つの超音波処理パラメータは、前記超音波処理のシーケンスにおける少なくとも1つの超音波処理の振幅、周波数、ビーム形状、位相、または方向のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載のシステム。
  4. 前記プロセッサは
    (d)前記予測された組織破綻の程度を標的目的と比較することと、
    (e)前記予測された組織破綻の程度が前記標的目的から逸脱する場合、前記処置プロトコルを改変し、前記改変された処置プロトコルに関して(a)−(d)を繰り返すことと
    を行うようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  5. 前記標的目的は、前記標的BBB領域の開放、前記標的BBB領域における標的灌流速度、前記標的BBB領域における標的組織浸透性、前記標的BBB領域と関連付けられる安全閾値、または前記標的BBB領域の外側の組織と関連付けられる安全閾値のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載のシステム。
  6. 前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記プロセッサは
    (d)前記予測された組織破綻の程度を標的目的と比較することと、
    (e)前記予測された組織破綻の程度が前記標的目的から逸脱する場合、(i)超音波処理の後続シーケンスにおける前記超音波処理パラメータまたは(ii)前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを改変し、(a)−(d)を繰り返すことと
    を行うようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  7. 前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記超音波処理パラメータは、連続的超音波処理シーケンスの間の時間間隔である、請求項に記載のシステム。
  8. 前記標的BBB領域の少なくとも一部のデジタル画像を取得するための撮像デバイスをさらに備え、前記プロセッサは前記標的BBB領域の一部に対応する3Dボクセルのセットをコンピュータ的に識別し、前記識別された3Dボクセルに基づいて、前記処置プロトコルを生成するようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  9. 複数の標的BBB領域が、前記画像内で識別され、前記処置プロトコルは、それぞれが前記標的BBB領域のうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する、請求項に記載のシステム。
  10. 前記プロセッサは前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域に実質的に同時に印加するようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  11. 前記プロセッサは前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域にラウンドロビン方式で連続的に印加するようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  12. 前記プロセッサは前記コンピュータ的に実行された超音波処理からもたらされるマイクロバブルキャビテーションをコンピュータ的に予測し前記予測されたマイクロバブルキャビテーションに少なくとも部分的に基づいて、前記標的BBB領域の組織破綻の程度を予測するようにさらに構成される、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記プロセッサは(i)前記予測されたマイクロバブルキャビテーションまたは(ii)第1の標的BBB領域に以前に印加された第1の超音波処理シーケンスからもたらされる前記組織破綻の程度のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第2の標的BBB領域に印加される第2の超音波処理シーケンスと関連付けられる前記超音波処理パラメータの設定を決定するようにさらに構成される、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記プロセッサは前記画像の標的BBB領域内で複数の組織タイプを識別し、それぞれが前記識別された組織タイプのうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する前記処置プロトコルを生成するようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  15. 前記プロセッサは前記標的BBB領域の中へのMRI造影剤の投与およびその拡散をコンピュータ的にシミュレートすることによって、前記組織破綻の程度を予測するようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  16. 前記マイクロバブルの特性は、作用物質タイプ、サイズ、濃度、用量、投与速度またはタイミング、または注入部位の場所のうちの少なくとも1つを規定する、請求項に記載のシステム。
  17. 検出システムをさらに備え、前記プロセッサは
    (d)超音波トランスデューサに、前記処置プロトコルにおける設定に従って、超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを伝送させることと、
    (e)前記検出システムに、前記超音波処理からもたらされる実際の処置効果を監視させることと、
    (f)前記実験的に監視された処置効果を前記コンピュータ的に予測された組織破綻の程度と比較することと、
    (g)前記監視された処置効果と前記予測された組織破綻の程度との間の不一致の検出に応じて、前記処置プロトコルにおける前記超音波処理パラメータまたは前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを調節することと
    を行うようにさらに構成される、請求項に記載のシステム。
  18. 治療剤を前記標的BBB領域の中に投与するための投与システムをさらに備える、請求項に記載のシステム。
  19. 前記治療剤は、ブスルファン、チオテパ、CCNU(ロムスチン)、BCNU(カルムスチン)、ACNU(ニムスチン)、テモゾロミド、メトトレキサート、トポテカン、シスプラチン、エトポシド、イリノテカン/SN−38、カルボプラチン、ドキソルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、プロカルバジン、パクリタキセル、フォテムスチン、イホスファミド/4−ヒドロキシイフォスファミド/アルドイホスファミド、ベバシズマブ、5−フルオロウラシル、ブレオマイシン、ヒドロキシウレア、ドセタキセル、またはシタラビン(シトシンアラビノシド、ara−C)/ara−Uのうちの少なくとも1つを含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記組織領域に放射線量を印加するための放射線デバイスをさらに備える、請求項に記載のシステム。
  21. 処置のために少なくとも1つの標的BBB領域を含む標的組織を破綻させるためのシステムであって、前記システムは、
    超音波トランスデューサと、
    前記標的BBB領域にマイクロバブルを導入するための投与システムと、
    プロセッサであって、前記プロセッサは、
    (a)少なくとも部分的に、(i)前記標的BBB領域に超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを印加するための少なくとも1つの超音波処理パラメータの設定と、(ii)前記標的BBB領域の中に投与されるように選択されるマイクロバブルの特性とを規定することによって、処置プロトコルを生成することと、
    (b)少なくとも部分的に、前記超音波処理の少なくとも1つのシーケンスをコンピュータ的に実行し、前記特性を有する前記マイクロバブルをコンピュータ的に投与することによって、前記規定された超音波処理パラメータ設定およびマイクロバブル特性による処置をシミュレートすることと、
    (c)前記標的BBB領域のシミュレートされた処置効果が標的目的を達成するかどうかを決定することと、
    (d)該当する場合、前記特性を有する前記マイクロバブルを前記標的BBB領域に導入させ、前記超音波処理パラメータの設定に従って前記超音波トランスデューサをアクティブ化することと
    を行うように構成される、プロセッサと
    を備える、システム。
  22. 前記プロセッサは時間の関数として前記処置効果をシミュレートするようにさらに構成される、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記少なくとも1つの超音波処理パラメータは、前記超音波処理のシーケンスにおける少なくとも1つの超音波処理の振幅、周波数、ビーム形状、位相、または方向のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載のシステム。
  24. 前記プロセッサは
    前記標的目的からの前記シミュレートされた処置効果の逸脱が閾値を超えるかどうかを決定することと、
    該当する場合、前記処置プロトコルにおける前記超音波処理パラメータの設定または前記マイクロバブルの特性のうちの少なくとも1つを改変し、前記逸脱が前記閾値を下回るまで(b)および(c)を繰り返すことと
    を行うようにさらに構成される、請求項21に記載のシステム。
  25. 前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記プロセッサは
    前記標的目的からの前記シミュレートされた処置効果の逸脱が閾値を超えるかどうかを決定することと、
    該当する場合、超音波処理の後続シーケンスにおける前記超音波処理パラメータの設定または前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを改変し、(b)および(c)を繰り返すことと
    を行うようにさらに構成される、請求項21に記載のシステム。
  26. 前記標的目的は、前記標的BBB領域の開放、前記標的BBB領域における標的灌流速度、前記標的BBB領域における標的組織浸透性、前記標的BBB領域と関連付けられる安全閾値、または前記標的BBB領域の外側の組織と関連付けられる安全閾値のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載のシステム。
  27. 前記処置プロトコルは、超音波処理の複数のシーケンスを規定し、前記超音波処理パラメータは、連続的超音波処理シーケンスの間の時間間隔である、請求項21に記載のシステム。
  28. 前記標的BBB領域の少なくとも一部のデジタル画像を取得するための撮像デバイスをさらに備え、前記プロセッサは前記標的BBB領域の一部に対応する3Dボクセルのセットをコンピュータ的に識別し、前記識別された3Dボクセルに基づいて、前記処置プロトコルを生成するようにさらに構成される、請求項21に記載のシステム。
  29. 複数の標的BBB領域が、前記画像内で識別され、前記処置プロトコルは、それぞれが前記標的BBB領域のうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記プロセッサは前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域に実質的に同時に印加するようにさらに構成される、請求項29に記載のシステム。
  31. 前記プロセッサは前記複数の超音波処理シーケンスを前記標的BBB領域にラウンドロビン方式で連続的に印加するようにさらに構成される、請求項29に記載のシステム。
  32. 前記プロセッサは前記コンピュータ的に実行された超音波処理からもたらされるマイクロバブルキャビテーションをコンピュータ的に予測し前記予測されたマイクロバブルキャビテーションに少なくとも部分的に基づいて、前記標的BBB領域の処置効果をシミュレートするようにさらに構成される、請求項31に記載のシステム。
  33. 前記プロセッサは(i)前記予測されたマイクロバブルキャビテーションまたは(ii)第1の標的BBB領域に以前に印加された第1の超音波処理シーケンスからもたらされる前記処置効果のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第2の標的BBB領域に印加される第2の超音波処理シーケンスと関連付けられる前記超音波処理パラメータの設定を決定するようにさらに構成される、請求項32に記載のシステム。
  34. 前記プロセッサは前記画像の標的BBB領域内で複数の組織タイプを識別し、それぞれが前記識別された組織タイプのうちの1つに対応する複数の超音波処理シーケンスを規定する前記処置プロトコルを生成するようにさらに構成される、請求項28に記載のシステム。
  35. 前記プロセッサは前記標的BBB領域の中にMRI造影剤をコンピュータ的に投与し、その中で拡散を引き起こすことによって、前記処置効果をシミュレートするようにさらに構成される、請求項21に記載のシステム。
  36. 前記マイクロバブル特性は、作用物質タイプ、サイズ、濃度、用量、投与速度またはタイミング、または注入部位の場所のうちの少なくとも1つを規定する、請求項21に記載のシステム。
  37. 検出システムをさらに備え、前記プロセッサは
    (e)前記超音波トランスデューサに、前記処置プロトコルにおける設定に従って、超音波処理の少なくとも1つのシーケンスを伝送させることと、
    (f)前記検出システムに、前記超音波処理からもたらされる実際の処置効果を監視させることと、
    (g)前記監視された処置効果を前記シミュレートされた処置効果と比較することと、
    (h)前記監視された処置効果と前記シミュレートされた処置効果との間の不一致の検出に応じて、前記超音波処理パラメータまたは前記マイクロバブル特性のうちの少なくとも1つを調節することと
    を行うようにさらに構成される、請求項21に記載のシステム。
  38. 前記投与システムは治療剤を前記標的BBB領域の中に導入するようにさらに構成される、請求項21に記載のシステム。
  39. 前記治療剤は、ブスルファン、チオテパ、CCNU(ロムスチン)、BCNU(カルムスチン)、ACNU(ニムスチン)、テモゾロミド、メトトレキサート、トポテカン、シスプラチン、エトポシド、イリノテカン/SN−38、カルボプラチン、ドキソルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、プロカルバジン、パクリタキセル、フォテムスチン、イホスファミド/4−ヒドロキシイフォスファミド/アルドイホスファミド、ベバシズマブ、5−フルオロウラシル、ブレオマイシン、ヒドロキシウレア、ドセタキセル、またはシタラビン(シトシンアラビノシド、ara−C)/ara−Uのうちの少なくとも1つを含む、請求項38に記載のシステム。
  40. 前記組織領域に放射線量を印加するための放射線デバイスをさらに備える、請求項21に記載のシステム。
JP2019571961A 2017-06-29 2018-06-29 シミュレーションベースの薬物処置計画 Active JP7289061B2 (ja)

Applications Claiming Priority (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762526545P 2017-06-29 2017-06-29
US201762526550P 2017-06-29 2017-06-29
US201762526548P 2017-06-29 2017-06-29
US15/637,163 2017-06-29
US62/526,545 2017-06-29
US62/526,550 2017-06-29
US15/637,163 US11123575B2 (en) 2017-06-29 2017-06-29 3D conformal radiation therapy with reduced tissue stress and improved positional tolerance
US62/526,548 2017-06-29
US201762597073P 2017-12-11 2017-12-11
US201762597076P 2017-12-11 2017-12-11
US62/597,076 2017-12-11
US62/597,073 2017-12-11
PCT/IB2018/000834 WO2019002943A1 (en) 2017-06-29 2018-06-29 SIMULATION-BASED TREATMENT PLANNING BASED ON SIMULATION

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020525169A JP2020525169A (ja) 2020-08-27
JP2020525169A5 true JP2020525169A5 (ja) 2021-07-26
JP7289061B2 JP7289061B2 (ja) 2023-06-09

Family

ID=63364094

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019571961A Active JP7289061B2 (ja) 2017-06-29 2018-06-29 シミュレーションベースの薬物処置計画
JP2019571959A Pending JP2020525167A (ja) 2017-06-29 2018-06-29 キャビテーション強化型の標的化薬物送達および投与
JP2019571960A Active JP7232204B2 (ja) 2017-06-29 2018-06-29 マイクロバブル強化超音波処置における超音波周波数およびマイクロバブルサイズの最適化

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019571959A Pending JP2020525167A (ja) 2017-06-29 2018-06-29 キャビテーション強化型の標的化薬物送達および投与
JP2019571960A Active JP7232204B2 (ja) 2017-06-29 2018-06-29 マイクロバブル強化超音波処置における超音波周波数およびマイクロバブルサイズの最適化

Country Status (4)

Country Link
EP (3) EP3645117B1 (ja)
JP (3) JP7289061B2 (ja)
CN (3) CN110831665B (ja)
WO (3) WO2019002940A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11123575B2 (en) 2017-06-29 2021-09-21 Insightec, Ltd. 3D conformal radiation therapy with reduced tissue stress and improved positional tolerance
JP2022510654A (ja) 2018-11-28 2022-01-27 ヒストソニックス,インコーポレーテッド 組織破砕システムおよび方法
WO2020206281A1 (en) * 2019-04-04 2020-10-08 Northwestern University Improved delivery of drug therapy to the cns by ultrasound-based opening of the blood-brain barrier
US11730452B2 (en) * 2019-04-09 2023-08-22 Insightec Ltd. Systems and methods for regulating microbubbles in ultrasound procedures
EP4003511A1 (en) * 2019-07-25 2022-06-01 Insightec Ltd. Aberration corrections for dynamically changing media during ultrasound therapy
CA3169465A1 (en) 2020-01-28 2021-08-05 The Regents Of The University Of Michigan Systems and methods for histotripsy immunosensitization
WO2021176275A1 (en) 2020-03-05 2021-09-10 Insightec, Ltd. Differential prediction of aberration corrections for ultrasound therapy
CN117957446A (zh) 2021-07-01 2024-04-30 医视特有限公司 基于血脑屏障破坏的诊断和治疗监测
CN113714070B (zh) * 2021-07-26 2022-05-24 中北大学 混合振膜结构宽频带电容式微机械超声换能器设计方法
WO2023180811A2 (en) * 2022-03-22 2023-09-28 Insightec Ltd. Monitoring tissue permeability during ultrasound procedures
WO2024047580A1 (en) * 2022-08-31 2024-03-07 Insightec Ltd. Enforced tissue residency of payload molecules by acoustic disruption
KR102626932B1 (ko) * 2023-01-03 2024-01-23 주식회사 뉴머스 환자 맞춤형 헬멧 및 이의 제조 방법

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369039B1 (en) * 1998-06-30 2002-04-09 Scimed Life Sytems, Inc. High efficiency local drug delivery
US6309355B1 (en) * 1998-12-22 2001-10-30 The Regents Of The University Of Michigan Method and assembly for performing ultrasound surgery using cavitation
US7611462B2 (en) 2003-05-22 2009-11-03 Insightec-Image Guided Treatment Ltd. Acoustic beam forming in phased arrays including large numbers of transducer elements
WO2006018433A1 (en) * 2004-08-18 2006-02-23 Bracco Research Sa Gas-filled microvesicles composition for contrast imaging
TWI271202B (en) * 2004-11-12 2007-01-21 Ching-Hua Wang Formula for stimulating biological active substance entering skin or mucous membrane and the application of the same
CN100536783C (zh) * 2005-01-19 2009-09-09 微星科技股份有限公司 颅内压量测方法及系统
JP2006231304A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Advance Alpha:Kk マイクロバブル発生方法およびマイクロバブル発生装置
JP4630127B2 (ja) * 2005-05-17 2011-02-09 株式会社日立製作所 超音波診断治療装置
JP5340728B2 (ja) * 2005-06-07 2013-11-13 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 超音波ドラッグデリバリーのための方法及び装置、並びに相可変流体による熱治療
US20070016039A1 (en) * 2005-06-21 2007-01-18 Insightec-Image Guided Treatment Ltd. Controlled, non-linear focused ultrasound treatment
JP4369907B2 (ja) * 2005-07-01 2009-11-25 株式会社日立製作所 音響化学治療装置
CN100386057C (zh) * 2005-10-31 2008-05-07 西安交通大学 基于包膜微泡的灌注成像与超声控制释放的系统和方法
US8548562B2 (en) * 2006-04-04 2013-10-01 John Trachtenberg System and method of guided treatment within malignant prostate tissue
US9216276B2 (en) * 2007-05-07 2015-12-22 Guided Therapy Systems, Llc Methods and systems for modulating medicants using acoustic energy
JP6006473B2 (ja) * 2007-12-21 2016-10-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 高密度集束超音波ビームを追尾し、誘導するシステム及び方法
CN102112176B (zh) * 2008-07-23 2015-08-12 皇家飞利浦电子股份有限公司 超声介导的药物递送
US9987505B2 (en) * 2008-08-20 2018-06-05 The Brigham And Women's Hospital, Inc. Method for modifying glomerular permeability and function with focused ultrasound
WO2010030819A1 (en) 2008-09-10 2010-03-18 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Systems and methods for opening a tissue
US20120116221A1 (en) * 2009-04-09 2012-05-10 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Methods and systems for image-guided treatment of blood vessels
AU2010240501A1 (en) 2009-04-23 2011-10-06 Yeda Research And Development Co. Ltd. Nasal flow device controller
JP2012528079A (ja) * 2009-05-25 2012-11-12 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 癌を治療するためのインテグリンリガンドの連続投与
EP2480144B1 (en) 2009-09-21 2024-03-06 The Trustees of Columbia University in the City of New York Systems for opening of a tissue barrier
KR101200249B1 (ko) * 2009-10-05 2012-11-09 한국전기연구원 경피 약물 전달 장치
CN101698121B (zh) * 2009-10-23 2011-06-22 西安交通大学 促进药物透过血脑屏障的适型超声系统
EP2598205B1 (en) 2010-07-29 2016-08-31 Insightec Ltd. Motion compensation for non-invasive treatment therapies
GB201115419D0 (en) * 2011-09-07 2011-10-19 Univ Leuven Kath Non-invasive in-situ radiation dosimetry
WO2013050903A1 (en) * 2011-10-05 2013-04-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Assays for ultrasound mediated delivery
US20130331738A1 (en) * 2012-06-11 2013-12-12 Board Of Trustees University Of Arkansas Compositions and methods for potentiating sonothrombolysis
KR101991263B1 (ko) * 2012-06-27 2019-06-21 제주대학교 산학협력단 초음파의 열 효과를 가시화하는 스마트 조직 팬텀
US8927761B2 (en) * 2012-06-28 2015-01-06 Photocure Asa Form of hexyl-5-aminolevulinate hydrochloride and methods of using the same
WO2014008594A1 (en) * 2012-07-08 2014-01-16 Sunnybrook Health Sciences Centre System and method for using ultrasound-stimulated microbubble exposures to induce ceramide accumulation in endothelial and tumor cells
GB2505740A (en) * 2012-09-05 2014-03-12 Surf Technology As Instrument and method for ultrasound mediated drug delivery
RU2650598C2 (ru) * 2012-10-12 2018-04-16 Профаунд Медикал Инк. Мультифокусные соникации для гипертермических лечебных воздействий с использованием ультразвука, сфокусированного под контролем магнитно-резонансной томографии
CN105682739B (zh) * 2013-01-29 2018-11-13 因赛泰克有限公司 基于模拟的聚焦超声治疗计划
US20160008633A1 (en) 2013-03-06 2016-01-14 Kobi Vortman Frequency optimization in ultrasound treatment
CN103417249B (zh) * 2013-07-15 2015-06-03 南京航空航天大学 一种超声检测与治疗一体化的内窥镜
EP4005604B8 (en) * 2013-09-27 2023-07-19 Exact Therapeutics As Delivery of drugs
CN103520831A (zh) * 2013-10-14 2014-01-22 南京航空航天大学 药液超声治疗循环系统
CN104146730A (zh) * 2014-08-18 2014-11-19 中国人民解放军第三军医大学第二附属医院 医用诊断超声波激励微泡调控双侧血脑屏障通透性的用途
US11295866B2 (en) * 2014-12-18 2022-04-05 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. System and method of conducting in silico clinical trials
KR101657285B1 (ko) * 2015-05-13 2016-09-19 조선대학교산학협력단 초음파 치료 시뮬레이션시스템
US9934570B2 (en) 2015-10-09 2018-04-03 Insightec, Ltd. Systems and methods for registering images obtained using various imaging modalities and verifying image registration
US10475192B2 (en) 2016-06-10 2019-11-12 Insightec, Ltd. Motion tracking during non-invasive therapy

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020525169A5 (ja)
JP2020525167A5 (ja)
EP3645118B1 (en) Simulation-based drug treatment planning
US11857807B2 (en) Simulation-based drug treatment planning
Sheeran et al. Contrast-enhanced ultrasound imaging and in vivo circulatory kinetics with low-boiling-point nanoscale phase-change perfluorocarbon agents
JP7359765B2 (ja) 微小気泡強化超音波手技における治療剤の送達の制御
JP2020525168A5 (ja)
JP2015077418A5 (ja)
JP2020520718A5 (ja)
Pouliopoulos et al. Rapid short-pulse sequences enhance the spatiotemporal uniformity of acoustically driven microbubble activity during flow conditions
US9192357B2 (en) Method and system for quantitative vectorial perfusion based upon blood flow direction using 4D medical imaging
Kutty et al. Microbubble mediated thrombus dissolution with diagnostic ultrasound for the treatment of chronic venous thrombi
JP2020527545A5 (ja)
Cheng et al. The effect of transcranial focused ultrasound target location on the acoustic feedback control performance during blood-brain barrier opening with nanobubbles
Masiero et al. Ultrasound-induced cavitation and passive acoustic mapping: SonoTran platform performance and short-term safety in a large-animal model
JPWO2019002940A5 (ja)
US11229810B2 (en) Methods and systems for producing neuronal lesions using magnetic resonance and acoustic energy
CN111729188B (zh) 超声引导的载药微泡递送方法及装置
US20240131362A1 (en) Simulation-Based Drug Treatment Planning
Bezer Ultrasound-driven microbubble dynamics in microvessels
CN118678921A (zh) 将单克隆抗体有效递送到神经靶点的系统和方法
Rojas Contrast-enhanced Ultrasound for the Assessment of Response to Therapy
Smith Passive acoustic mapping for cavitation-mediated drug delivery monitoring
Shin et al. Microbubble-cloud behavior Simulation to Improve Focused Ultrasound Heating Effect using an Ultrasound Contrast Agent
Acconcia Investigating Interactions between Ultrasound Stimulated Microbubbles and the Fibrin Network of Blood Clots