JP2020523309A - ピラゾロピリミジンpde9インヒビター - Google Patents

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JP2020523309A JP2019567341A JP2019567341A JP2020523309A JP 2020523309 A JP2020523309 A JP 2020523309A JP 2019567341 A JP2019567341 A JP 2019567341A JP 2019567341 A JP2019567341 A JP 2019567341A JP 2020523309 A JP2020523309 A JP 2020523309A
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Abstract

本発明は、ホスホジエステラーゼ9(PDE9)に関連した障害の治療のための治療物質として有用でありうるピラゾロピリミジン化合物に関する。本発明はまた、例えば高血圧、慢性腎疾患および心不全のような心血管疾患および脳血管疾患、ならびに例えば統合失調症、精神病またはハンチントン病のような神経障害および精神障害、ならびに線条体機能低下または大脳基底核機能障害に関連した神経障害および精神障害を治療するための、そのような化合物の使用に関する。

Description

本発明はピラゾロピリミジンPDE9インヒビターに関する。
ホスホジエステラーゼ酵素ファミリーは、環状ヌクレオチドである環状アデノシン一リン酸(cAMP)および環状グアノシン一リン酸(cGMP)を加水分解する。cGMPおよびcAMPは生理学的および病態生理学的な両方の多数の細胞事象の制御および調節の中心である。cAMPおよびcGMPのような環状ヌクレオチドのレベルに影響を及ぼす1つの経路は、3’,5’−環状ヌクレオチド特異的ホスホジエステラーゼ(PDE)として公知の、これらの酵素を分解する酵素を改変または調節することである。PDEスーパーファミリーは、11個のPDEファミリーをコードする21個の遺伝子を含む。これらのファミリーは触媒ドメイン相同性および基質特異性に基づいて更に細分され、(1)cAM112P特異的、PDE4A〜D、7Aおよび7Bならびに8Aおよび8B、(2)cGMP特異的、PDE 5A、6A〜Cおよび9A、ならびに(3)二重基質であるPDE 1A〜C、2A、3Aおよび3B、10Aならびに11Aを含む。ファミリー間の相同性が20%〜45%の範囲であることは、これらのサブタイプのそれぞれに対する選択的インヒビターを開発することが可能でありうることを示唆している。
ホスホジエステラーゼPDE9の同定が報告されており、そのアミノ酸配列、機能特性および組織分布に基づいて、他のPDEから区別された。PDE9Vは2つの遺伝子(PDE9AおよびPDE9B)によりコードされ、cGMPに特異的である。少なくとも20個の異なるスプライス変異体(PDE9A1〜PD9A20)がヒト及びマウスにおいて見出されている。PDE9Aの構造研究は、そのような種々のスプライス変異体のcDNAが、触媒ドメインにおいて高い割合のアミノ酸同一性を共有していることを示している。しかし、PDE9Aが全てのPDEの中でcGMPに対する最も高い特異性を有するにもかかわらず、通常はcGMPが結合して触媒活性を活性化するGAFドメインを欠く。PDE9は、腎臓、脾臓およびその他の末梢器官において発現されることに加えて、マウス、ラットおよびヒトの脳に広く分布しており、精巣、小腸、骨格筋、血管系の平滑筋、心臓、肺および胸腺を含む種々のヒト組織に存在することが判明している。
PDE9の阻害は、例えば高血圧および心不全のような心血管疾患および脳血管疾患、ならびに神経変性障害および精神障害に関連した認知障害、ならびにニューロン内のcGMPのレベルの上昇から利益を受ける種々の症状または障害、例えばアルツハイマー病、統合失調症および鬱病の治療に有用であると考えられている。
発明の概括
本発明は、ホスホジエステラーゼ9(PDE9)に関連した障害の治療のための治用物質として有用でありうるピラゾロピリミジン化合物に関する。本発明はまた、例えば高血圧および心不全のような心血管疾患および脳血管疾患、ならびに例えば統合失調症、精神病またはハンチントン病のような神経障害および精神障害、ならびに、線条体機能低下または大脳基底核機能障害に関連した神経障害および精神障害を治療するための、そのような化合物の使用に関する。
発明の詳細な説明
本発明は、式I:
Figure 2020523309
[式中、
Aは、置換されていないか又はフルオロおよびメチルから選択される置換基で置換されているシクロブチル環であり;
、RおよびRは、独立して、
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)ヒドロキシル、
(4)置換されていないか又はヒドロキシおよびフルオロから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル、
(5)置換されていないか又はフルオロから選択される置換基で置換されている−O−C1−6アルキル、
(6)C3−6シクロアルキル、
(7)C2−6アルキニル、および
(8)−CN
から選択され;
は、
(1)水素、
(2)−CH
(3)−CF
(4)−CHOH、
(5)−COH、および
(6)−CHCH
から選択され;
は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、シクロヘキシルまたはテトラヒドロピラニル環であり、ここで、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、シクロヘキシルまたはテトラヒドロピラニル環は、R1a、R1bおよびR1cで置換されており、ここで、R1a、R1bおよびR1cは、独立して、
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)ヒドロキシル、
(4)置換されていないか又はヒドロキシおよびフルオロから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル、
(5)置換されていないか又はフルオロから選択される置換基で置換されている−O−C1−6アルキル、
(6)C3−6シクロアルキル、および
(7)−CN
から選択される]
の化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
本発明の1つの実施形態は、式Ia:
Figure 2020523309
[式中、A、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Iaa:
Figure 2020523309
[式中、A、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Iaa’:
Figure 2020523309
[式中、A、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Iaa’’:
Figure 2020523309
[式中、A、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Iab:
Figure 2020523309
[式中、A、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Iab’:
Figure 2020523309
[式中、A、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Iab’’:
Figure 2020523309
[式中、A、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Ib:
Figure 2020523309
[式中、R、R、RおよびRは本明細書中に定義されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
本発明の実施形態は、Aが、置換されていないか又はRおよびRで置換されているシクロブチル環であり、ここで、RおよびRが、
(1)水素、
(2)フルオロ、および
(3)−CH
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Aが、置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されているシクロブチル環である、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、R、RおよびRが、独立して、
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)ヒドロキシル、
(4)置換されていないか又はヒドロキシおよびフルオロから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル、
(5)置換されていないか又はフルオロから選択される置換基で置換されている−O−C1−6アルキル、
(6)C3−6シクロアルキル、
(7)C2−6アルキニル、および
(8)−CN
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、R、RおよびRが、独立して、
(1)水素、
(2)フルオロ、
(3)クロロ、
(4)ヒドロキシル、
(5)置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されているC1−2アルキル、
(6)置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されている−O−C1−2アルキル、
(7)C3−5シクロアルキル、および
(8)C2−3アルキニル
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが水素であり、Rが水素である化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが水素であり、Rが水素であり、そして、Rが、
(1)水素、
(2)フルオロ、
(3)クロロ、
(4)ヒドロキシル、
(5)置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されているC1−2アルキル、
(6)置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されている−O−C1−2アルキル、および
(7)C3−5シクロアルキル、および
(8)C2−3アルキニル
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが水素であり、Rが水素であり、そして、Rが、
(1)水素、
(2)フルオロ、
(3)クロロ、
(4)ブロモ、
(5)ヒドロキシル、
(6)−CH
(7)−OCH
(8)−CHF
(9)−CF
(10)−OCHF
(11)−OCF
(12)−CHCH
(13)−CH(CH
(14)−C(CH
(15)−C≡CH、および
(16)シクロプロピル
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが水素である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rが−CHである化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニルまたはチアゾリル環であり、ここで、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニルまたはチアゾリル環は、R1a、R1bおよびR1cで置換されており、ここで、R1a、R1bおよびR1cは、独立して、
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)ヒドロキシル、
(4)置換されていないか又はヒドロキシおよびフルオロから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル、
(5)置換されていないか又はフルオロから選択される置換基で置換されている−O−C1−6アルキル、
(6)C3−6シクロアルキル、および
(7)−CN
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニルまたはチアゾリル環であり、ここで、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニルまたはチアゾリル環は、R1a、R1bおよびR1cで置換されており、ここで、R1a、R1bおよびR1cは、独立して、
(1)水素、
(2)フルオロ、
(3)置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されているC1−2アルキル、
(4)置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されている−O−C1−2アルキル、
(5)シクロプロピル、および
(6)−CN
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニルまたはチアゾリル環であり、ここで、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニルまたはチアゾリル環は、R1a、R1bおよびR1cで置換されており、ここで、R1a、R1bおよびR1cは、独立して、
(1)水素、
(2)フルオロ、
(3)−CH
(4)−CHF
(5)−CF
(6)−OCHF
(7)−OCF
(8)−OCHF
(9)−OCF
(10)シクロプロピル、および
(11)−CN
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rがフェニル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがピリジル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがピラジニル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがピラゾリル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがピリミジニル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがピリダジニル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがチアゾリル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがシクロヘキシル環である化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、Rがテトラヒドロピラニル環である化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、R1bが水素であり、R1cが水素であり、そして、R1aが、
(1)水素、
(2)フルオロ、
(3)−CH3、
(4)−CHF
(5)−CF
(6)−OCHF
(7)−OCF
(8)シクロプロピル、および
(9)−CN
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、Rが、
(1)4−フルオロフェニル、
(2)4−シアノフェニル、
(3)3−(トリフルオロメチル)フェニル、
(4)4−(トリフルオロメチル)フェニル、
(5)3,4−ジフルオロフェニル、および
(6)6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル
から選択される、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、以下のものから選択される化合物を含む:
1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−[1−(4−シアノフェニル)エチル]−4−オキソ−6−(2−ピリミジン−2−イルシクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−[2−ピリミジン−2−イルシクロブチル]−1−{1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−[2−ピリミジン−2−イルシクロブチル]−1−{1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2S)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2R)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(4,6−ジ−tert−ブチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1S,2S)−2−(4−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4,6−ビス(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4,6−ジ−tert−ブチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−(2−(4−(tert−ブチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4,6−ジ−tert−ブチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
6−((1R,2R)−2−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;および
6−((1R,2R)−2−(4−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
またはそれらの薬学的に許容される塩。
本発明の或る実施形態は、本明細書の実施例の主題化合物またはそれらの薬学的に許容される塩から選択される化合物を含む。
本発明の化合物は1以上の不斉中心を含有することがあり、したがって、ラセミ体およびラセミ混合物、単一のエナンチオマー、ジアステレオマー混合物および個々のジアステレオマーとして存在しうる。分子上の種々の置換基の性質に応じて、追加的な不斉中心が存在しうる。それぞれのそのような不斉中心は、独立して、2つの光学異性体を生成し、混合物中の及び純粋な又は部分的に精製された化合物としての可能な全ての光学異性体及びジアステレオマーの混合物が本発明の範囲内に含まれると意図される。本発明は、これらの化合物のそのような全ての異性体形態を含むと意図される。同様に、本発明は、本明細書に開示されている化合物の互変異性形態を含む。式Iは、特定の立体化学を伴わない化合物のクラスの構造を示す。本出願に記載されている本発明の化合物の化学名の少なくとも幾つかは、商業的に入手可能な化学命名ソフトウェアプログラムを使用して自動的に命名された可能性があり、独立しては検証されていない。
これらのジアステレオマーの独立した合成またはそれらのクロマトグラフィー分離は、本明細書に開示されている方法の適切な修飾により、当技術分野で公知のとおりに達成されうる。それらの絶対立体化学は、既知絶対立体配置の不斉中心を含有する試薬で必要に応じて誘導体化された結晶生成物または結晶中間体のX線結晶学により決定されうる。所望により、化合物のラセミ混合物を分離して、個々のエナンチオマーを単離することが可能である。分離は、当技術分野でよく知られた方法により実施可能であり、例えば、化合物のラセミ混合物をエナンチオマー的(鏡像異性的)に純粋な化合物にカップリングしてジアステレオマー混合物を形成させ、ついで、標準的な方法、例えば分別結晶またはクロマトグラフィーにより個々のジアステレオマーを分離することにより実施可能である。カップリング反応は、しばしば、エナンチーマー的に純粋な酸または塩基を使用する塩形成である。ついで、該ジアステレオマー誘導体は、付加されたキラル残基の切断により純粋なエナンチオマーに変換されうる。また、化合物のラセミ混合物は、キラル固定相を利用するクロマトグラフィー法によって直接的に分離可能であり、この方法は当技術分野でよく知られている。あるいは、当技術分野でよく知られた方法による、光学的に純粋な出発物質または既知立体配置の試薬を使用する立体選択的合成により、化合物の任意のエナンチオマーが入手可能である。
本発明の化合物は異なる互変異性形態で存在することが可能であり、全てのそのような形態が本発明の範囲内に含まれる。また、例えば、化合物の全てのケト−エノール、ラクタム−ラクチムおよびアミド−イミド酸形態が本発明に含まれる。したがって、例えば、式:
Figure 2020523309
の本発明の化合物、およびそれらの互変異性体:
Figure 2020523309
の両方が本発明の化合物の範囲内であることが意図され、特定の互変異性体の表示は全ての他の互変異性体を包含する。
当業者に理解されるとおり、本明細書中で用いるハロゲンまたはハロは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを含むと意図される。C1−6アルキルのような語におけるC1−6なる語は、該基が1、2、3、4、5または6個の炭素を線状または分岐配置で有するものと特定するように定義され、したがって、C1−6アルキルは、特に、メチル、エチル、n−プロピル、iso(イソ)−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、ペンチルおよびヘキシルを含む。置換基(例えば、R、R、R、R1a、R1b、R1c、RおよびR)は、それらが結合する基の原子価がそのような置換を許容しない場合には、存在しないことが可能である。独立して置換基で置換されていると示されている基は、複数のそのような置換基で独立して置換されていることが可能である。
本発明はまた、同じ原子番号を有するが、天然で通常見出される原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子により1以上の原子が置換されている、式Iの化合物の全ての薬学的に許容される同位体変異体を含む。そのような化合物は、天然で通常見出される原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子により1以上の原子が置換されていること以外は、本明細書に開示されて化合物と同一である。本発明の化合物中に組込まれうる同位体の例には、水素の同位体、例えばHおよびH、炭素の同位体、例えば11C、13Cおよび14C、窒素の同位体、例えば、13Nおよび15N、酸素の同位体、例えば15O、17Oおよび18O、リンの同位体、例えば32P、硫黄の同位体、例えば35S、フッ素の同位体、例えば18F、ヨウ素の同位体、例えば123Iおよび125I、ならびに塩素の同位体、例えば36Clが含まれる。式Iの或る同位体標識化合物、例えば、放射性同位体を含む化合物は、薬物および/または基質組織分布研究に有用である。放射性同位体トリチウム、すなわちH、および炭素−14、すなわち14Cは、それらが容易に組み込まれ、簡便な検出手段であることから、この目的に特に有用である。より重い同位体、例えば重水素、すなわちHでの置換は、代謝安定性の向上、例えばインビボ半減期の延長または投与要件の緩和から得られる或る治療上の利点をもたらし、したがって、幾つかの状況では好ましいことがある。陽電子放射同位体、例えば11C、18F、15Oおよび13Nでの置換は、基質受容体占有度を調べるための陽電子放射断層撮影(PET)研究において有用でありうる。本発明の1つの実施形態は、陽電子放射同位体で置換された化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、11C同位体で置換された化合物を含む。本発明の1つの実施形態は、18F同位体で置換された化合物を含む。本発明の化合物においては、原子はそれらの天然の同位体存在度を示し、又は、1以上の原子は、同じ原子番号を有するが天然で優勢に見出される原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する特定の同位体で人工的に濃縮(富化)されていることが可能である。本発明は、本発明の化合物の適切な全ての同位体変異体を含むと意図される。例えば、水素(H)の種々の同位体には、プロチウム(H)および重水素(H)が含まれる。プロチウムは、天然で見出される主要水素同位体である。重水素の濃縮は、ある治療上の利点、例えばインビボ半減期の延長または投与要件の緩和をもたらすことがあり、あるいは、生物学的サンプルの特徴づけのための標準として有用な化合物をもたらしうる。本発明の同位体濃縮化合物は、適切な同位体濃縮試薬および/または中間体を使用する本明細書中のスキームおよび実施例に記載されているものに類似した方法により、あるいは当業者によく知られた通常の技術により、過度な実験を伴うことなく製造されうる。
本発明の化合物が塩を形成しうる場合が当業者に認識されるでろう。そのような場合において、もう1つの実施形態では本発明の化合物の薬学的に許容される塩を提供する。したがって、本明細書における本発明の化合物に対する言及は、特に示されていない限り、その塩に対する言及を含むと理解される。「薬学的に許容される塩」なる語は、無機または有機塩基および無機または有機酸を含む薬学的に許容される無毒性の塩基または酸から製造される塩を意味する。加えて、本発明の化合物が塩基性部分(限定的なものではないが例えば、ピリジンまたはイミダゾール)と酸性部分(限定的なものではないが例えば、カルボン酸)との両方を含有する場合、両性イオン(「内部塩」)が形成可能であり、本発明に含まれる。無機塩基に由来する塩には、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、第二マンガン塩、マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛などが含まれる。特定の実施形態には、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムおよびナトリウム塩が含まれる。固体形態の塩は複数の結晶構造で存在することが可能であり、水和物または溶媒和物の形態であることも可能である。薬学的に許容される有機無毒性塩基に由来する塩には、一級、二級および三級アミン、置換アミン、例えば天然に存在する置換アミン、環状アミン、および塩基性イオン交換樹脂の塩が含まれ、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどの塩が含まれる。本発明の化合物が塩基性である場合、無機酸および有機酸を含む薬学的に許容される無毒性酸から塩が製造されうる。そのような酸には、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンファースルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ムコ酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸などが含まれる。特定の実施形態はクエン酸、臭化水素酸、塩酸、マレイン酸、リン酸、硫酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸および酒石酸を含む。本明細書中で用いる式Iの化合物に対する言及は薬学的に許容される塩をも含むと意図されると理解されるであろう。本発明の化合物の塩は、当業者に公知の方法により、例えば、塩が沈殿する媒体のような媒体中または水性媒体中、酸または塩基の或る量、例えば当量と本発明の化合物を反応させ、ついで凍結乾燥させることにより形成されうる。
本発明は、実施例および本明細書に開示されている化合物の使用により例示される。本発明における具体的な化合物には、後記実施例に開示されている化合物およびそれらの薬学的に許容される塩およびそれらの個々のエナンチオマーまたはジアステレオマーから選択される化合物が含まれる。
本化合物は、該化合物の有効量を投与することを含む、PDE9の阻害を要する哺乳動物のような患者におけるPDE9機能障害に関連した心血管もしくは脳血管疾患または神経もしくは精神障害の治療方法において有用でありうる。霊長類、特にヒトに加えて、種々の他の哺乳動物が本発明の方法により治療されうる。本化合物は、該化合物の有効量を投与することを含む、PDE9の阻害を要する哺乳動物のような患者におけるPDE9活性の阻害方法において有用でありうる。本化合物は、治療を要する哺乳動物患者における線条体機能低下または大脳基底核機能障害に関連した神経または精神障害の治療においても有用でありうる。本化合物は、心血管疾患および脳血管疾患、例えば高血圧および心不全の治療にも有用でありうる。霊長類、特にヒトに加えて、種々の他の哺乳動物が本発明の方法により治療されうる。
本発明は、医薬における使用のための、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。本発明は更に、治療を要する哺乳動物患者においてPDE9機能障害に関連した神経障害または精神障害を治療するための医薬の製造のための、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用に関する。本発明は更に、治療を要する哺乳動物患者において、例えば統合失調症、精神病またはハンチントン病のような神経障害および精神障害、ならびに線条体機能低下または大脳基底核機能障害に関連した神経障害および精神障害、ならびに例えば高血圧および心不全のような心血管疾患および脳血管疾患を治療するための医薬の製造のための、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用に関する。
本明細書で用いる「治療」および「治療する」なる語は、本明細書に記載されている疾患または障害の進行の遅延、妨害、阻止、制御または停止(ただし、必ずしも全ての疾患または障害の症状の完全な排除を示すわけではない)が生じうる過程を意味し、並びに、示されている症状の進行を遅らせ、または該症状のリスクを低減して(特に、そのような疾患または障害の素因を有するがその病態の症状を未だ経験も提示もしていない患者の場合)、病態を抑制し、すなわち、病態またはその臨床症状の発生を阻止し、あるいは病態を緩和し、すなわち、病態またはその臨床症状の一時的または永久的な退縮を引き起こすための予防的療法をも意味する。
本方法において治療される対象は、一般に、治療が望まれる哺乳動物、特に男性または女性のヒトである。「治療的有効量」なる語は、研究者、獣医、医師または他の臨床家により求められている、組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的応答を誘発する本化合物の量を意味する。当業者は、本発明の化合物の有効量で、神経障害および精神障害に現在罹患している患者を治療することにより、またはそのような障害に罹患している患者を予防的に治療することにより、神経障害および精神障害に影響を及ぼしうると認識される。
PDE9のインヒビター、特にPDE9Aのインヒビターは、精神障害および認知障害に罹患している個体に治療上の利益をもたらしうる。シナプス可塑性および認知におけるNO/cGMP/PKGシグナル伝達に関して既に記載されている役割と共に記憶および学習における中心的な役割を果たす脳領域である齧歯類およびヒトの皮質および海馬におけるPDE9の保存された局在化は、認知機能におけるPDE9の可能な役割、ならびにその結果としてのアルツハイマー病および統合失調症における認知機能障害に対する治療標的としてのPDE9の可能な役割に関心を集めている。グルタミン酸(NMDA)およびコリン作動性受容体活性化の両方が脳内のcGMPの形成を促進し、両方の神経基質が認知機能に関与していることを考えると、グルタミン酸および/またはコリン作動性ニューロンシグナル伝達の調節によりPDE9阻害が認知機能を改善するメカニズムが潜在的に可能である。
本明細書中で用いる「選択的PDE9インヒビター」なる語は、PDE9ファミリーの酵素をPDE1〜8またはPDE10〜11ファミリーの酵素より大きな度合で有効に阻害する有機分子を意味する。1つの実施形態においては、選択的PDE9インヒビターは、別のPDE酵素のインヒビターである物質の約10分の1以下の、PDE9阻害に関するKiを有する有機分子である。換言すれば、該有機分子は、任意の他のPDE酵素に必要な濃度の約1/10以下の濃度で、PDE9活性を同程度に阻害する。好ましくは、選択的PDE9インヒビターは、別のPDE酵素のインヒビターである物質の100分の1以下の、PDE9の阻害に関するKiを有する有機分子である。換言すれば、該有機分子は、任意の他のPDE酵素に必要な濃度の約1/100以下の濃度で、PDE9活性を同程度に阻害する。「選択PDE9インヒビター」は、例えば、PDE9活性を阻害する有機分子の能力を、その他のPDEファミリーのPDE酵素を阻害するその能力と比較することにより特定されうる。例えば、有機分子は、PDE9活性ならびにPDE1A、PDE1B、PDE1C、PDE2A、PDE3A、PDE3B、PDE4A、PDE4B、PDE4C、PDE4D、PDE5A、PDE6A、PDE6B、PDE6C、PDE7A、PDE7B、PDE8A、PDE8B、PDE10Aおよび/またはPDE11Aを阻害するその能力に関してアッセイされうる。
PDE9を含むホスホジエステラーゼ酵素は広範な生物学的機能に関与している。このことはヒトおよび他の種の種々の疾患過程におけるこれらの酵素の潜在的な役割を示唆している。本発明の化合物は、例えば統合失調症、精神病またはハンチントン病のような神経障害および精神障害、ならびに線条体機能低下または大脳基底核機能障害に関連した神経障害および精神障害、ならびに例えば高血圧および心不全のような心血管疾患および脳血管疾患の治療における有用性を有しうる。
1つの実施形態においては、本発明の化合物は、治療を要する患者に、本発明の化合物の有効量を投与することを含む、統合失調症または精神病の治療方法を提供しうる。精神障害の診断および統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)(DSM−IV−TR)(2000,American Psychiatric Association,Washington DC)は、(DSM−IV−TR)(2000年、ワシントンDCの米国精神医学会)は、妄想型、解体型、緊張型または未分化型統合失調症および物質誘発性精神病性障害を含む診断手段を記載している。本明細書中で用いる「統合失調症または精神病」なる語は、DSM−IV−TRに記載されているこれらの精神障害の診断および分類を含み、この用語は、他の情報源に記載されている類似障害を含むと意図される。これに含まれる障害および症状には、以下のものが含まれるが、それらに限定されるものではない:統合失調症または精神病、例えば統合失調症(妄想型、解体型、緊張型、未分化型または残存型)、統合失調症様障害、統合失調感情障害、例えば妄想型または抑うつ型のもの、妄想障害、精神病性障害、短期精神病性障害、共有精神病性障害、全身病状による及び物質誘発性または薬物誘発性の精神病性障害(例えば、アルコール、アンフェタミン、大麻、コカイン、幻覚剤、吸入剤、オピオイド、フェンシクリジン、ケタミンおよび他の解離性麻酔薬、および他の精神刺激薬により誘発される精神病)、精神病精神障害、情動障害に関連した精神病、短時間反応性精神病、統合失調感情性精神病、「統合失調症スペクトル」障害、例えばスキゾイドパーソナリティ障害または統合失調型パーソナリティ障害、妄想型のパーソナリティ障害、統合失調型のパーソナリティ障害(例えば、大うつ、躁うつ(双極性)障害、アルツハイマー病および心的外傷後ストレス症候群)、例えば、統合失調症および他の精神病の陽性症状および陰性症状の両方を含むもの。
もう1つの実施形態においては、本発明の化合物は、それを要する患者に本発明の化合物の有効量を投与することを含む、認知障害の治療方法または認知の改善方法を提供しうる。DSM−IV−TRはまた、痴呆、せん妄、健忘障害および加齢性認知機能低下を含む認知障害を含む診断手段を記載している。本明細書中で用いる「認知障害」なる語は、DSM−IV−TRに記載されているこれらの障害の診断および分類を含み、この用語は、他の情報源に記載されている類似障害を含むと意図される。これに含まれる障害および症状には、以下のものが含まれるが、それらに限定されるものではない:注意力および/または認知機能の低下を症状として含む障害、例えば痴呆(アルツハイマー病、虚血、多発梗塞性痴呆、外傷、頭蓋内腫瘍、脳外傷、血管障害または卒中、アルコール性痴呆または他の薬物関連痴呆、エイズ、HIV疾患、パーキンソン病、ハンチントン病、ピック病、クロイツフェルトヤコブ病、周産期低酸素症、他の全身病状または薬物乱用に関連したもの)、アルツハイマー病、多発梗塞性痴呆、エイズ関連痴呆、および前頭側頭型痴呆、せん妄、健忘障害または加齢性認知機能低下。
もう1つの実施形態においては、本発明の化合物は、治療を要する患者に本発明の化合物の有効量を投与することを含む、不安障害の治療方法を提供しうる。DSM−IV−TRはまた、全般性不安障害、強迫性障害およびパニック発作のような不安障害を含む診断手段を記載している。本明細書中で用いる「不安障害」なる語は、DSM−IV−TRに記載されているこれらの精神障害の診断および分類を含み、この用語は、他の情報源に記載されている類似障害を含むと意図される。これに含まれる障害および症状には、以下のものが含まれるが、それらに限定されるものではない:不安障害、例えば急性ストレス障害、広場恐怖症、全般性不安障害、強迫性障害、パニック発作、パニック障害、心的外傷後ストレス障害、分離不安障害、社会的不安障害、限局性恐怖症、物質誘発性不安障害、および一般的医学病状による不安。
もう1つの実施形態においては、本発明の化合物は、治療を要する患者に本発明の化合物の有効量を投与することを含む、物質関連障害および嗜癖行動の治療方法を提供しうる。DSM−IV−TRはまた、持続性痴呆、持続性健忘障害、薬物乱用により誘発される精神病性障害または不安障害、および乱用物質の耐性、依存または離脱を含む診断手段を記載している。本明細書中で用いる「物質関連障害および嗜癖行動」なる語は、DSM−IV−TRに記載されているこれらの精神障害の診断および分類を含み、この用語は、他の情報源に記載されている類似障害を含むと意図される。これに含まれる障害および症状には、以下のものが含まれるが、それらに限定されるものではない:物質関連障害および嗜癖行動、例えば物質誘発性せん妄、持続性痴呆、持続性健忘障害、精神病性障害または不安障害、薬物中毒、アルコール、アンフェタミン、大麻、コカイン、幻覚剤、吸入剤、ニコチン、オピオイド、フェンシクリジン、鎮静剤、催眠剤または抗不安剤を含む物質に対する耐性および依存またはそれらからの離脱。
もう1つの実施形態においては、本発明の化合物は、過剰な食物摂取に関連した摂食障害または肥満およびそれに関連した合併症の治療方法であって、それを要する患者に本発明の化合物の有効量を投与することを含む、治療方法を提供しうる。現在、肥満は、International Classification of Diseases and Related Health Problemsの第10版(ICD−10)(1992 World Health Organization)に、一般医学症状として含まれている。DSM−IV−TRはまた、医学症状に影響を及ぼす心理的要因の存在下の肥満を含む診断手段を記載している。本明細書中で用いる「過剰な食物摂取に関連した摂食障害または肥満」は、ICD−10およびDSM−IV−TRに記載されているこれらの医学症状および障害の診断および分類を含み、この用語は、他の情報源に記載されている類似障害を含むと意図される。これに含まれる障害および症状には、肥満、神経性過食症および強迫性摂食障害が含まれるが、これらに限定されるものではない。
もう1つの実施形態においては、本発明の化合物は、治療を要する患者に本発明の化合物の有効量を投与することを含む、気分および抑うつ障害の治療方法を提供しうる。本明細書中で用いる「気分および抑うつ障害」なる語は、DSM−IV−TRに記載されているこれらの医学的症状および障害の診断および分類を含み、この用語は、他の情報源に記載されている類似障害を含むと意図される。これに含まれる障害および症状には、以下のものが含まれるが、それらに限定されるものではない:双極性障害、抑うつ障害を含む気分障害、軽度、中等度または重度型の大うつ病エピソード、躁病または混合気分エピソード、軽躁気分エピソード、非定型性特徴を伴う抑うつエピソード、憂鬱性特徴を伴う抑うつエピソード、緊張性特徴を伴う抑うつエピソード、産後発症を伴う気分エピソード、脳卒中後うつ病;大うつ病性障害、気分変調性障害、軽度抑うつ障害、月経前不快気分障害、統合失調症の精神病後抑うつ障害、妄想障害または統合失調症のような精神病性障害と重なった大うつ病性障害、双極性障害、例えば双極I型障害、双極II型障害、気分循環性障害、うつ病、例えば単極性うつ病、季節性うつ病および産後うつ病、月経前症候群(PMS)および月経前不快気分障害(PDD)、全身病状による気分障害および物質誘発性気分障害。
もう1つの実施形態においては、本発明の化合物は、治療を要する患者に本発明の化合物の有効量を投与することを含む、疼痛の治療方法を提供しうる。特定の疼痛の実施形態は、骨および関節疼痛(変形性関節症)、反復運動痛、歯痛、癌痛、筋膜痛(筋肉損傷、線維筋痛)、周術期痛(一般外科、婦人科)、慢性疼痛および神経因性疼痛である。
他の実施形態においては、本発明の化合物は、以下のもの(それらに限定されるものではない)を含む他のタイプの認知障害、学習障害および精神関連障害の治療方法を提供しうる:学習障害、例えば読字障害、数学障害または文章表現の障害、注意欠陥/多動性障害、加齢性認知機能低下、広汎性発達障害、例えば自閉症障害、注意障害、例えば注意欠陥多動性障害(ADHD)および行動障害;NMDA受容体関連障害、例えば自閉症、良性健忘症、小児学習障害および閉鎖性頭部外傷;神経変性障害または症状、例えば脳外傷、脳卒中、脳梗塞、てんかん発作、神経毒中毒または低血糖誘発性神経変性に関連した神経変性;多系統萎縮;運動障害、例えば壁運動消失および無動−筋強剛(akinetic−rigid)症候群(パーキンソン病、薬物誘発性パーキンソニズム、脳炎後パーキンソニズム、進行性核上性麻痺、多系統萎縮、皮質基底核変性、パーキンソニズム−ALS認知症複合体および大脳基底核石灰化を含む)、薬物誘発性パーキンソニズム(例えば神経遮断薬誘発性パーキンソニズム、神経遮断薬悪性症候群、神経遮断薬誘発性急性ジストニア、神経遮断薬誘発性急性アカシジア、神経遮断薬誘発性遅発性ジスキネジアおよび薬物誘発性姿勢振戦)、ハンチントン病、ドーパミンアゴニスト療法に関連したジスキネジア、ジル・ド・ラ・トゥレット症候群、てんかん、筋肉痙攣、および筋肉痙縮または衰弱に関連した障害(振戦を含む);ジスキネジア、例えば振戦(例えば安静時振戦、姿勢振戦、企図振戦および本態性振戦)、レストレスレッグ症候群、舞踏病(例えばシデナム舞踏病、ハンチントン病、良性遺伝性舞踏病、有棘赤血球舞踏病、症候性舞踏病、薬物誘発性舞踏病および片側バリズム)、ミオクローヌス(全身性ミオクローヌスおよび局所性ミオクローヌスを含む)、チック(単純チック、複合チックおよび症候性チックを含む)、ジストニア(全身性、特発性、薬物誘発性、症候性、発作性および局所性を含む(例えば眼瞼痙攣、顎口腔、痙攣性、痙攣性斜頸、軸性ジストニア、片麻痺およびジストニア書痙));尿失禁;神経損傷(眼損傷、網膜症または眼黄斑変性、耳鳴、聴覚障害および損失ならびに脳浮腫を含む);嘔吐;および睡眠障害、例えば不眠症およびナルコレプシー。
もう1つの実施形態においては、本発明の化合物は、高血圧、例えば、原因不明の高血圧の形態である本態性高血圧(原発性または特発性高血圧としても公知である)、全身性高血圧、肺高血圧(例えば、肺動脈高血圧、新生児肺高血圧)および心不全(これは急性心不全および慢性心不全の両方を含み、後者はうっ血性心不全としても公知である)の治療方法を提供しうる。該化合物はまた、腎臓、肺、内分泌および血管疾患のような幾つかの原発性疾患のいずれかに関連した高血圧の治療、例えば、心不全および/または慢性腎疾患のような医学的症状を有する患者の治療にも使用されうる。更に、本発明の化合物は、1以上の障害、例えば肺高血圧症、特に肺動脈高血圧、心血管疾患、浮腫症状、糖尿病、尿崩症、術後容積過負荷、内皮機能障害、拡張機能障害、収縮機能障害、安定および不安定狭心症、血栓症、再狭窄、心筋梗塞、脳卒中、心不全、肺高血圧、アテローム性動脈硬化症、肝硬変、腹膜炎、子癇前症、脳浮腫、腎症、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎不全、慢性腎不全(慢性腎疾患、より一般的には腎障害とも称される)、急性尿細管壊死、高カルシウム血症、特発性浮腫、デント病、メニエール病、緑内障、良性頭蓋内圧亢進症および他の症状の治療、予防またはその発生リスクの低減のための方法において使用されうる。
特定の実施形態においては、本発明の化合物は、血栓症、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、高血圧、狭心症、血管新生関連障害、不整脈、心血管または循環器疾患または病態、急性冠症候群、冠動脈疾患、血栓症、血管開通性低下症状(例えば経皮的冠動脈形成術後)、末梢血管疾患、腎疾患(特に糖尿病に併発するもの)、狭心症(安定、不安定および異型(プリンツメタル)狭心症を含む)、心筋虚血、心筋梗塞、心筋梗塞または脳卒中の二次予防、緊急冠血管再生、糸球体腎炎、血栓脳卒中、血栓塞栓性脳卒中、末梢動脈疾患、深部静脈血栓症、静脈血栓塞栓症、ホルモン補充療法に関連した心血管疾患、アテローム性動脈硬化、高コレステロール血症、冠状動脈性心疾患、メタボリックシンドローム、急性冠症候群、播種性血管内凝固症候群、脳梗塞、ならびに心肺バイパス手術、心臓弁修復および置換手術、および心膜および大動脈修復手術に関連した病態、例えば出血、血栓性血管イベント(例えば血栓症または再狭窄)、静脈グラフト不全、動脈グラフト不全、アテローム性動脈硬化症、狭心症、心筋虚血、急性冠症候群、心筋梗塞、心不全、不整脈、高血圧、一過性脳虚血発作、脳機能障害、血栓塞栓性脳卒中、脳虚血、脳梗塞、血栓性静脈炎、深部静脈血栓症ならびに末梢動脈疾患の治療方法を提供しうる。
前記障害のうち、統合失調症、双極性障害、うつ病、例えば単極性うつ病、季節性うつ病および産後うつ病、月経前症候群(PMS)および月経前不快気分障害(PDD)、学習障害、広汎性発達障害、例えば自閉症障害、注意障害、例えば注意欠陥/多動性障害、自閉症、チック障害、例えばトゥレット障害、不安障害、例えば恐怖症および心的外傷後ストレス障害、痴呆(認知症)に関連した認知障害、エイズ認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、痙縮、ミオクローヌス、筋痙攣、耳鳴ならびに聴覚障害および損失が特に重要である。
PDE9インヒビターとしての本発明の化合物の活性は、当技術分野でよく知られた蛍光偏光(FP)法(Huang,W.ら,J.Biomol Screen,2002,7:215)を用いて、過度な実験を伴うことなく容易に決定されうる。特に、以下の実施例の化合物は、環状ヌクレオチドのリン酸エステル結合の加水分解を阻害する能力を示すことにより、参照アッセイにおいて活性を示した。
典型的な実験においては、本発明の化合物のPDE9阻害活性は以下の実験方法に従い決定された。
N末端GSTタグを含有する全長ヒトPDE9(PDE9A2、GenBankアクセッション番号NM 001001567)をBPS Bioscienceから購入した。環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼに関する蛍光偏光アッセイを、Molecular Devices,Sunnyvale,CA(製品番号R8139)により供給されたIMAP(登録商標)FPキットを使用して行った。IMAPは(登録商標)技術はホスホジエステラーゼアッセイに既に適用されている(Huang,W.ら,J.Biomol Screen,2002,7:215)。アッセイは、20.2μLのインキュベーション体積で、384ウェルマイクロタイタープレート内で室温で行った。試験化合物の溶液をDMSO中で調製し、DMSOで系列希釈して、濃度において3倍異なる10個の溶液(プレート当たり32個の系列希釈)のそれぞれの8μLを得た。100%阻害は、公知PDE9インヒビター、例えば1−(2−クロロフェニル)−6−[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロピル]−1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−オン(BAY 73−6691)(Wunderら,Mol.Pharmacol.,2005,68(6):1775−81)、(6−[(3S,4S)−4−メチル−1−(ピリミジン−2−イルメチル)ピロリジン−3−イル]−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−オン(PF−04447943)(Wagerら,ACS Chemical Neuroscience,2010,1:435−449)を使用して決定される。0%阻害は、DMSO(1%最終濃度)を使用して決定される。Labcyte Echo 555(Labcyte,Sunnyvale,CA)を使用して、滴定プレートの各ウェルからの200nLを384ウェルアッセイプレートに分注する。ヒトPDE9A2膜調製物を1ng/mlに希釈した。FAM標識cGMP基質(Molecular Devices,Sunnyvale,CA)をアッセイバッファー(10mM Tris HCl,pH 7.2、10mM MgCl、0.05%NaN、0.01%Tween−20および1mM DTT)中の100nM(cGMPのPDE9のKmは70〜170nMである)の濃度であった。PDE9酵素混合物と化合物とを混合し、室温で30分間インキュベートした。ついでFAMcGMP基質を加え、振とうし、室温で更に60分間インキュベートした。ヒトPDE9膜調製物の最終濃度は0.5ng/mlであった。FAM−cGMPの最終濃度は50nMであった。インキュベーション時間の後、結合溶液(IMAP−FP,Molecular Devices;80%溶液A、20%溶液Bおよび1:600希釈の結合試薬から構成される)を各ウェルに加えることにより酵素反応を停止させた。該プレートを振とうし、ついで室温で1時間インキュベートした後、Perkin Elmer EnVision(商標)プレートリーダー(Waltham,MA)を使用して蛍光偏光(mP)を測定した。
各サンプルウェルの平行蛍光(S)および垂直蛍光(P)と、基質のみを含有するメジアン(median、中央値)対照ウェルに関する類似値(SoおよびPo)とから、以下の式を用いて、蛍光偏光(mP)を計算した。
偏光(mP)=1000(S/So−P/Po)/(S/So+P/Po)
以下に示す4パラメーター式にmPデータをフィットさせることにより、各化合物の用量阻害プロファイルを特徴づけした。見掛け阻害定数(K)、「100%阻害対照」(Imax;例えば、1はこの対照と同じ)に対する低プラトーにおける最大阻害、「0%阻害対照」(Imin;例えば、0は薬物無し対照と同じ)に対する高プラトーにおける最小阻害およびヒル勾配(nH)は、Mosserら,JALA,2003,8:54−63に記載されている方法に基づいて、社内ソフトウェアを使用して、化合物の用量の関数としてのmP値の非線形最小二乗フィッティングにより決定される。
Figure 2020523309
「0%阻害対照」のメジアンシグナル(0%MP)および「100%阻害対照」のメジアンシグナル(100%MP)は、各アッセイプレートの列1〜2および23〜24に位置する対照から決定される定数である。150nMのFAM標識cAMPの見掛け(K)を、基質および選択薬物濃度の同時変動により、別の実験において決定した。
他のPDEファミリーと比較した場合のPDE9に対する選択性を、IMAP(登録商標)技術を用いて評価した。ヒトPDE10A2酵素を一過性トランスフェクト化HEK細胞のサイトゾル画分から調製した。全ての他のPDEは、昆虫細胞内で発現されたGST Tagヒト酵素であり、BPS Bioscience(San Diego,CA)から入手した:PDE1A(カタログ番号60010)、PDE3A(カタログ番号60030)、PDE4A1A(カタログ番号60040)、PDE5A1(カタログ番号60050)、PDE6C(カタログ番号60060)、PDE7A(カタログ番号60070)、PDE8A1(カタログ番号60080)、PDE9A2(カタログ番号60090)、PDE11A4(カタログ番号60110)。
PDE 1〜11に関するアッセイを、20.2μLのインキュベーション体積で、384ウェルマイクロタイタープレート内で室温で並行して行った。試験化合物の溶液をDMSO中で調製し、DMSOで系列希釈して、濃度において3倍異なる10個の溶液(プレート当たり32系列希釈)のそれぞれの30μLを得た。酵素の代わりにバッファーを加えることにより、100%阻害を決定し、DMSO(1%最終濃度)を使用することにより、0%阻害を決定した。Labcyte POD 810(Labcyte,Sunnyvale,CA)を使用して、滴定プレートの各ウェルから200nLを分注して、各滴定に関するアッセイプレートのコピー(同一物)を11個調製した(各PDE酵素当たり1コピー)。各酵素の溶液(アリコートからの希釈液;20%の基質変換をもたらすのに十分なもの)およびMolecular Devices(Sunnyvale,CA)からのFAM標識cAMPまたはFAM標識cGMP(製品番号R7506またはcGMP#R7508)の個別溶液(50nMの最終濃度)をアッセイバッファー(10mM Tris HCl,pH7.2、10mM MgCl、0.05%NaN、0.01%Tween−20および1mM DTT)中で調製した。PDE2の基質は、1000nMのcGMPを含有する50nM FAM cAMPであることに注意すべきである。ついで該酵素および該基質を10μLの2回の連続的添加でアッセイプレートに加え、ついで振とうして混合した。反応を室温で60分間進行させた。ついで80%溶液A、20%溶液Bおよび結合試薬(全結合溶液の1/600の体積)から構成されるキット成分から結合溶液を調製した。該結合溶液60μLをアッセイプレートの各ウェルに加えることにより、酵素反応を停止させた。プレートを密閉し、10秒間振とうした。プレートを室温で1時間インキュベートした。Perkin Elmer EnVision(商標)プレートリーダー(Waltham,MA)を使用して、プレートの各ウェルの平行蛍光および垂直蛍光を測定した。
全11種類のPDEに対する化合物の見掛け阻害定数を、それぞれの酵素および基質の組合せに関する以下の見掛けK値を使用して、PDE FPアッセイに関して記載されているとおりに、平行蛍光測定値および垂直蛍光測定値から決定した:PDE1A(FAM cGMP)70nM、アカゲザルPD2A3(FAM cAMP)10,000nM、PDE3A(FAM cAMP)50nM、PDE4A1A(FAM cAMP)1500nM、PDE5A1(FAM cGMP)400nM、PDE6C(FAM cGMP)700nM、PDE7A(FAM cAMP)150nM、PDE8A1(FAM cAMP)50nM、PDE10A2(FAM cAMP)150nM、PDE11A4(FAM cAMP)1000nM。本発明に従い使用されうる化合物の固有PDE10阻害活性はこれらのアッセイにより決定されうる。
以下の実施例の化合物は、前記アッセイにおいてヒトPDE9酵素を阻害する活性を有し、一般に約500nM未満のKiを有していた。本発明における化合物の多くは、前記アッセイにおいて、約100nM未満のKiでヒトPDE9酵素を阻害する活性を有し、該化合物の幾つかは約10nM未満のKiを有する。以下の実施例において、追加的なデータを示す。そのような結果は、PDE9酵素のインヒビターとしての使用のための、該化合物の固有活性を示している。一般に、物質がPDE9活性を有効に阻害するとみなされるのは、それが約500nM以下のKiを有する場合である、と当業者に認識され、その場合、より強力なインヒビターは約100nM以下のKiを有する。本発明は、他のホスホジエステラーゼ酵素のインヒビターとしての活性を有する、本発明の範囲内の化合物をも含む。
本化合物は更に、本明細書に記載されている疾患、障害および症状の予防、治療、制御、改善またはリスク低減のための方法において有用でありうる。本化合物は更に、他の薬剤と組合されて、前記の疾患、障害および症状の予防、治療、制御、改善またはリスク低減のための方法において有用でありうる。本発明の化合物は、1以上の他の薬剤と組合せて、本発明の化合物または前記の他の薬剤が有用でありうる疾患または症状の治療、予防、制御、改善またはリスク低減において使用可能であり、この場合、薬剤の併用は、いずれかの薬剤単独より安全または有効である。そのような他の薬剤は、それに一般的に使用される経路および量で、本発明の化合物と同時または連続的に投与されうる。本発明の化合物を1以上の他の薬剤と同時に使用する場合、そのような他の薬剤と本発明の化合物とを含有する単位剤形の医薬組成物が望ましいかもしれない。しかし、併用療法には、本発明の化合物と1以上の他の薬剤とを異なる重複スケジュールで投与する療法も含まれうる。1以上の他の活性成分と組合せて使用される場合、本発明の化合物およびそのような他の活性成分は、それぞれが単独で使用される場合より低い用量で使用されうることも想定される。したがって、本発明の医薬組成物は、本発明の化合物に加えて、1以上の他の活性成分を含有するものが含まれる。前記の組合せには、本発明の化合物と1つの他の活性化合物との組合せだけでなく、2以上の他の活性化合物との組合せも含まれる。同様に、本発明の化合物は、本発明の化合物が有用である疾患または症状の予防、治療、制御、改善またはリスク低減において使用される他の薬剤と組合せて使用されうる。そのような他の薬剤は、それに一般的に使用される経路および量で、本発明の化合物と同時または連続的に投与されうる。したがって、本発明の医薬組成物には、本発明の化合物に加えて、1以上の他の活性成分をも含有するものが含まれる。本発明の化合物と第2の活性成分との重量比は変動可能であり、各成分の有効用量に左右されるであろう。一般に、それぞれの有効量が使用される。したがって、例えば、本発明の化合物を別の薬剤と組合せる場合、本発明の化合物と前記の他の薬剤との重量比は、一般に、約1000:1〜約1:1000、例えば、約200:1〜約1:200の範囲である。本発明の化合物と他の活性成分との組合せも、一般に、前記の範囲内であるが、各場合において、各活性成分の有効用量が使用されるべきである。
そのような組合せにおいては、本発明の化合物および他の活性物質は別々に又は一緒に投与されうる。また、1つの要素の投与は他の物質の投与の前、同時または後に行われうる。
したがって、本化合物は単独で使用可能であり、あるいは、その適応症において有益であることが知られている他の薬剤、または本発明の化合物の有効性、安全性、簡便性を改善し、もしくは望ましくない副作用もしくは毒性を低減する受容体もしくは酵素に影響を及ぼす他の薬剤と組合せて使用されうる。本化合物および前記の他の薬剤は、併用療法または固定された組合せのいずれかで、共投与されうる。
1つの実施形態においては、本化合物は、抗アルツハイマー物質、ベータ−セクレターゼインヒビター、ガンマ−セクレターゼインヒビター、HMG−CoAレダクターゼインヒビター、NSAID、例えばイブプロフェン、ビタミンEおよび抗アミロイド抗体と組合せて使用されうる。
もう1つの実施形態においては、本化合物は以下のものと組合せて使用されうる:鎮静薬、催眠薬、抗不安薬、抗精神病薬、抗不安薬、シクロピロロン、イミダゾピリジン、ピラゾロピリミジン、マイナートランキライザー、メラトニンアゴニストおよびアンタゴニスト、メラトニン作動薬、ベンゾジアゼピン、バルビツラート、5HT−2アンタゴニストなど、例えば、アジナゾラム、アロバルビタール、アロニミド、アルプラゾラム、アミサルプリド、アミトリプチリン、アモバルビタール、アモキサピン、アリピプラゾール、非定型抗精神病薬、ベンタゼパム、ベンゾクタミン、ブロチゾラム、ブプロピオン、ブスプリオン、ブタバルビタール、ブタルビタール、カプリド、カルボクロラール、クロラールベタイン、クロラール水和物、クロミプラミン、クロナゼパム、クロペリドン、クロラゼペート、クロルジアゼポキシド、クロレタート、クロルプロマジン、クロザピン、シプラゼパム、デシプラミン、デクスクラモール、ジアゼパム、ジクロラルフェナゾン、ジバルプロエックス、ジフェンヒドラミン、ドキセピン、エストラゾラム、エトクロルビノール、エトミデート、フェノバム、フルニトラゼパム、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルラゼパム、フルボキサミン、フルオキセチン、フォサゼパム、グルテチミド、ハラゼパム、ハロペリドール、ヒドロキシジン、イミプラミン、リチウム、ロラゼパム、ロルメタゼパム、マプロチリン、メクロクアロン、メラトニン、メホバルビタール、メプロバメート、メタクアロン、ミダフルル、ミダゾラム、ネファゾドン、ニソバメート、ニトラゼパム、ノルトリプチン、オランザピン、オキサゼパム、パルアルデヒド、パロキセチン、ペントバルビタール、ペルラピン、ペルフェナジン、フェネルジン、フェノバルビタール、プラゼパム、プロメタジン、プロポフォール、プロトリプチリン、クアゼパム、クエチアピン、レクラゼパム、リスペリドン、ロレタミド、セコバルビタール、セルトラリン、スプロクロン、テマゼパム、チオリダジン、チオチキセン、トラカゾレート、トラニルシプロマイン、トラゾドン、トリアゾラム、トレピパム、トリセタミド、トリクロフォス、トリフルオペラジン、トリメトジン、トリミプラミン、ウルダゼパム、ベンラファキシン、ザレプロン、ジプラシドン、ゾラゼパム、ゾルピデムおよびそれらの塩ならびにそれらの組合せなど。あるいは、本化合物は、光療法または電気刺激のような物理的方法の使用と共に投与されうる。
もう1つの実施形態においては、本化合物は、レボドパ(選択的脳外デカルボキシラーゼインヒビター、例えばカルビドパまたはベンセラジドの存在下または非存在下)、抗コリン薬、例えばビペリデン(所望により、その塩酸塩または乳酸塩として)および塩酸トリヘキシフェニジル(ベンズヘキソール)、COMTインヒビター、例えばエンタカポン、MOA−Bインヒビター、抗酸化剤、A2aアデノシン受容体アンタゴニスト、コリン作動性アゴニスト、NMDA受容体アンタゴニスト、セロトニン受容体アンタゴニスト、ならびにドーパミン受容体アゴニスト、例えばアレンテモール、ブロモクリプチン、フェノルドパム、リスリド、ナキサゴリド、ペルゴリドおよびプラミペキソールと組合せて使用されうる。ドーパミンアゴニストは、薬学的に許容される塩、例えば、臭化水素酸アレンテモール、メシル酸ブロモクリプチン、メシル酸フェノルドパム、塩酸ナキサゴリドおよびメシル酸ペルゴリドの形態でありうると理解されるであろう。リスリドおよびプラミペキソールは、一般に、非塩形態で使用される。
もう1つの実施形態においては、本化合物は、フェノチアジン、チオキサンテン、複素環式ジベンザゼピン、ブチロフェノン、ジフェニルブチルピペリジンおよびインドロンクラスの神経遮断薬(神経遮断物質)からの化合物と組合せて使用されうる。フェノチアジンの適切な例には、クロルプロマジン、メソリダジン、チオリダジン、アセトフェナジン、フルフェナジン、ペルフェナジンおよびトリフルオペラジンが含まれる。チオキサンテンの適切な例には、クロルプロチキセンおよびチオチキセンが含まれる。ジベンザゼピンの一例はクロザピンである。ブチロフェノンの一例はハロペリドールである。ジフェニルブチルピペリジンの一例はピモジドである。インドロンの一例はモリンドロンである。他の神経遮断薬には、ロキサピン、スルピリドおよびリスペリドンが含まれる。本化合物と組合せて使用される場合の神経遮断薬は、薬学的に許容される塩、例えば、塩酸クロルプロマジン、ベシル酸メソリダジン、塩酸チオリダジン、マレイン酸アセトフェナジン、塩酸フルフェナジン、フルフェナジン エナサート、デカン酸フルフェナジン、塩酸トリフルオペラジン、塩酸チオチキセン、デカン酸ハロペリドール、コハク酸ロキサピンおよび塩酸モリンドンの形態でありうると理解されるであろう。ペルフェナジン、クロルプロチキセン、クロザピン、ハロペリドール、ピモジドおよびリスペリドンは、一般に、非塩形態で使用される。したがって、本化合物は、アセトフェナジン、アレンテモール、アリピプラゾール、アミスルプリド、ベンズヘキソール、ブロモクリプチン、ビペリデン、クロルプロマジン、クロルプロチキセン、クロザピン、ジアゼパム、フェノルドパム、フルフェナジン、ハロペリドール、レボドパ、ベンセラジドと組合されたレボドパ、カルビドパと組合されたレボドパ、リスリド、ロキサピン、メソリダジン、モリンドロン、ナキサゴリド、オランザピン、ペルゴリド、ペルフェナジン、ピモジド、プラミペキソール、クエチアピン、リスペリドン、スルピリド、テトラベナジン、トリヘキシフェニジル、チオリダジン、チオチキセン、トリフルオペラジンまたはジプラシドンと組合せて使用されうる。
もう1つの実施形態においては、本化合物は、抗うつまたは抗不安薬、例えばノルエピネフリン再取り込みインヒビター(第三級アミン三環式化合物および第二級アミン三環式化合物を含む)、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)、モノアミンオキシダーゼインヒビター(MAOI)、モノアミンオキシダーゼの可逆的インヒビター(RIMA)、セロトニンおよびノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)、コルチコトロピン放出因子(CRF)アンタゴニスト、α−アドレナリン受容体アンタゴニスト、ニューロキニン−1受容体アンタゴニスト、非定型抗うつ薬、ベンゾジアゼピン、5−HT1Aアゴニストまたはアンタゴニスト、特に5−HT1A部分アゴニスト、およびコルチコトロピン放出因子(CRF)アンタゴニストと組合せて使用されうる。具体的な物質には、アミトリプチリン、クロミプラミン、ドキセピン、イミプラミンおよびトリミプラミン;アモキサピン、デシプラミン、マプロチリン、ノルトリプチリンおよびプロトリプチリン;フルオキセチン、フルボキサミン、パロキセチンおよびセルトラリン;イソカルボキサジド、フェネルジン、トラニルシプロミンおよびセレギリン;モクロベミド:ベンラファキシン;デュロキセチン;アプレピタント;ブプロピオン、リチウム、ネファゾドン、トラゾドンおよびビロキサジン;アルプラゾラム、クロルジアゼポキシド、クロナゼパム、クロラゼペート、ジアゼパム、ハラゼパム、ロラゼパム、オキサゼパムおよびプラゼパム;ブスピロン、フレシノキサン、ゲピロンおよびイプサピロン、ならびにそれらの薬学的に許容される塩が含まれる。
1つの実施形態においては、本化合物は以下のものと組合せて使用されうる:チアジド様利尿薬、例えばヒドロクロロチアジド(HCTZまたはHCT);アンジオテンシン変換酵素インヒビター(例えば、アラセプリル、ベナゼプリル、カプトプリル、セロナプリル、シラザプリル、デラプリル、エナラプリル、エナラプリラト、フォシノプリル、イミダプリル、リシノプリル、モベルチプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリル、スピラプリル、テモカプリルまたはトランドラプリル);アンジオテンシン変換酵素(ACE)および中性エンドペプチダーゼ(NEP)の二重インヒビター、例えばオマパトリラト、サンパトリラトおよびファシドトリル;アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト(これはアンジオテンシン受容体ブロッカーまたはARBとしても公知であり、遊離塩基、遊離酸、塩またはプロドラッグ形態でありうる)、例えばアジルサルタン、例えばアジルサルタンメドキソミルカリウム(EDARBI(登録商標))、カンデサルタン、例えばカンデサルタンシレキセチル(ATACAND(登録商標))、エプロサルタン、例えばメシル酸エプロサルタン(TEVETAN(登録商標))、イルベサルタン(AVAPRO(登録商標))、ロサルタン、例えばロサルタンカリウム(COZAAR(登録商標))、オルメサルタン、例えばオルメサルタンメドキシミル(BENICAR(登録商標))、テルミサルタン(MICARDIS(登録商標))、バルサルタン(DIOVAN(登録商標))、およびヒドロクロロチアジド(例えば、HYZAAR(登録商標)、DIOVAN HCT(登録商標)、ATACAND HCT(登録商標))のようなチアジド様利尿薬と組合せて使用されるこれらの薬物のいずれか;カリウム保持性利尿薬、例えばアミロリドHCl、スピロノラクトン、エプレラノン、トリアムテレン(それぞれ、HCTZの存在下または非存在下);炭酸脱水酵素インヒビター、例えばアセタゾラミド;中性エンドペプチダーゼインヒビター(例えば、チオルファンおよびホスホラミドン);アルドステロンアンタゴニスト;アルドステロン合成酵素インヒビター;レニンインヒビター;ペプスタチン誘導体ならびにスタトン含有ペプチドのフルオロおよびクロロ誘導体;エナルクレイン;アリスキレン(2(S),4(S),5(S),7(S)−N−(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2,7−ジイソプロピル−8−[4−メトキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)−フェニル]−オクタンアミド ヘミフマラート));エンドセリン受容体アンタゴニスト;血管拡張薬(例えば、ニトロプルシド);カルシウムチャネルブロッカー(例えば、アムロジピン、ニフェジピン、ベラパミル、ジルチアゼム、フェロジピン、ガロパミル、ニルジピン、ニモジピン、ニカルジピン、ベプリジル、ニソルジピン);カリウムチャネルアクチベーター(例えば、ニコランジル、ピナシジル、クロマカリム、ミノキシジル、アプリカルカリム、ロプラゾラム);交感神経遮断薬;ベータ−アドレナリン遮断薬(例えば、アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、カルベジロール、メトプロロール、酒石酸メトプロロール、ナドロール、プロプラノロール、ソタロール、チモロール);アルファアドレナリン遮断薬(例えば、ドキサゾシン、プラゾシンまたはアルファメチルドーパ);中枢アルファアドレナリンアゴニスト;末梢血管拡張薬(例えば、ヒドララジン);ニトラートまたは一酸化窒素供与化合物、例えば一硝酸イソソルビド;脂質低下剤、例えばHMG−CoAレダクターゼインヒビター、例えばシンバスタチンおよびロバスタチン[これらはラクトンプロドラッグ形態でZOCOR(登録商標)およびMEVACOR(登録商標)として販売されており、投与後にインヒビターとして機能する]、およびヒドロキシ開環酸HMG−CoAレダクターゼインヒビターの薬学的に許容される塩、例えばアトルバスタチン(特に、LIPITOR(登録商標)として販売されているカルシウム塩)、ロスバスタチン(特に、CRESTOR(登録商標)として販売されているカルシウム塩)、プラバスタチン(特に、PRAVACHOL(登録商標)として販売されているナトリウム塩)およびフルバスタチン(特に、LESCOL(登録商標)として販売されているナトリウム塩);コレステロール吸収インヒビター、例えばエゼチミブ(ZETIA(登録商標))、およびエゼチミブと、任意の他の脂質低下剤、例えば前記のHMG−CoAレダクターゼインヒビター、特にシンバスタチン(VYTORIN(登録商標))またはアトルバスタチンカルシウムとの組合せ;即時放出または制御放出形態のナイアシン、特に、ナイアシンと、DPアンタゴニスト、例えばラロピパントおよび/またはHMG−CoAレダクターゼインヒビターとの組合せ;ナイアシン受容体アゴニスト、例えばアシピモックスおよびアシフラン、およびナイアシン受容体部分アゴニスト;代謝改変剤、例えばインスリン抵抗性改善薬および糖尿病治療用関連化合物、例えば、ビグアナイド(例えば、メトホルミン)、メグリチニド(例えば、レパグリニド、ナテグリニド)、スルホニル尿素(例えば、クロルプロパミド、グリメピリド、グリピジド、グリブリド、トラザミド、トルブタミド)、グリタゾンとも称されるチアゾリジンジオン(例えば、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン)、アルファグルコシダーゼインヒビター(例えば、アカルボース、ミグリトール)、ジペプチジルペプチダーゼインヒビター(例えば、シタグリプチン(JANUVIA(登録商標))、アログリプチン、ビルダグリプチン、サキサグリプチン、リナグリプチン、デュトグリプチン、ジェミグリプチン)、SGLT2インヒビター(例えば、ソタグリフロジン)、麦角アルカロイド(例えば、ブロモクリプチン)、組合せ医薬、例えばJANUMET(登録商標)(メトホルミンとシタグリプチンとの組合せ)、および注射可能な糖尿病薬、例えばエクセナチドおよび酢酸プラムリンチド;ホスホジエステラーゼ−5(PDE5)インヒビター、例えばシルデナフィル(レバチオ(Revatio)、バイアグラ(Viagra))、タダラフィル(シアリス(Cialis)、アドサーカ(Adcirca))バルデナフィルHCl(レビトラ(Levitra));または前記疾患の予防もしくは治療に有益な他の薬剤、例えばジアゾキシド(これに限定されるものではない);ならびに化学的に可能な場合の前記薬剤の遊離酸、遊離塩基および薬学的に許容される塩形態、プロドラッグ形態(エステルを含むが、これに限定されない)およびプロドラッグの塩。前記医薬品の商標名は活性物質の市販形態の例示のために示されている。そのような医薬は、本発明の化合物との同時または連続的投与のために、別個の剤形として使用可能であり、あるいは、それにおける活性薬剤は、本発明の化合物を含む一定の用量の薬剤の組合せとして使用可能である。
本発明の化合物は、経口、非経口(例えば、筋肉内、腹腔内、静脈内、ICV、槽内注射または注入、皮下注射、またはインプラント)、吸入スプレー、鼻腔、膣、直腸、舌下または局所投与経路により投与可能であり、各投与経路に適した通常の無毒性の薬学的に許容される担体、アジュバントおよびビヒクルを含有する適切な投与単位製剤中に、単独で又は一緒に製剤化されうる。マウス、ラット、ウマ、ウシ、ヒツジ、イヌ、ネコ、サルなどのような温血動物の治療に加えて、本発明の化合物はヒトにおける使用に有効である。化合物の「投与」および/または化合物を「投与する」なる語は、治療を要する個体に本発明の化合物または本発明の化合物のプロドラッグを与えることを意味すると理解されるべきである。
本明細書中で用いる「組成物」なる語は、特定された成分を所定の量または割合で含む産物(製品)、ならびに特定された量の特定された成分の組合せから直接的または間接的に得られる任意の産物(製品)を含むと意図される。医薬組成物に関するそのような語は、活性成分と、担体を構成する不活性成分とを含む産物、および成分の任意の2以上の組合せ、複合体化もしくは凝集から、または成分の1以上の解離から、または成分の1以上の他のタイプの反応もしくは相互作用から、直接的または間接的に得られる任意の産物を含むと意図される。一般に、医薬組成物は、活性成分を液体担体または微粉化固体担体またはその両方と均一かつ密接に結合させ、ついで、必要に応じて、産物を所望の製剤に成形することにより製造される。医薬組成物においては、活性目的化合物は、疾患の過程または症状に対して所望の効果をもたらすのに十分な量で含まれる。したがって、本発明の医薬組成物は、本発明の化合物と薬学的に許容される担体とを混合することにより製造される任意の組成物を包含する。
経口使用を意図した医薬組成物は、医薬組成物の製造のための当技術分野で公知の任意の方法により製造可能であり、そのような組成物は、薬学的に上品で美味な製剤を得るために、甘味剤、香味剤、着色剤および保存剤から選択される1以上の物質を含有しうる。錠剤は、錠剤の製造に適した無毒性の薬学的に許容される賦形剤と混合された活性成分を含有する。錠剤はコーティングされていなくてもよく、あるいはそれは、胃腸管内の崩壊および吸収を遅らせることによってより長期間にわたる持続作用をもたらすために、公知技術によりコーティングされていてもよい。経口使用のための組成物は、活性成分が不活性固体希釈剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合された硬ゼラチンカプセルとして、あるいは活性成分が水または油媒体、例えばピーナッツ油、流動パラフィンもしくはオリーブ油と混合された軟ゼラチンカプセルとしても提供されうる。水性懸濁液、油性懸濁液、分散性粉末または顆粒、水中油エマルジョン、および滅菌注射用水性または油性懸濁液は、当技術分野で公知の標準的な方法により製造されうる。「薬学的に許容される」は、担体、希釈剤または賦形剤が製剤のその他の成分と適合性でなければならず、その被投与者に有害であってはならないことを意味する。
本化合物は更に、本明細書に記載されている疾患、障害および症状の予防、治療、制御、改善またはリスク低減のための方法において有用でありうる。本発明の組成物中の活性成分の用量は変動しうるが、活性成分の量は、適切な剤形が得られるようなものであることが必要である。活性成分は、そのような治療を要する患者(動物およびヒト)に、最適な薬学的有効性をもたらす用量で投与されうる。選択される用量は、所望の治療効果、投与経路および治療期間に左右される。用量は、疾患の性質および重症度、患者の体重、患者が従う特別な食事、併用薬、および当業者が認識する他の要因に応じて、患者によって異なるであろう。通常、1日当たり0.001〜10mg/kg体重の投与レベルが患者、例えばヒトおよび高齢のヒトに投与される。用量範囲は、一般に、患者当たり1日当たり約0.5mg〜100mgであり、これは単回投与(単一用量)または複数回投与(複数用量)で投与されうる。1つの実施形態においては、用量範囲は患者当たり1日当たり約0.5mg〜50mgであり、もう1つの実施形態においては、患者当たり1日当たり約0.5mg〜20mgであり、更にもう1つの実施形態においては、患者当たり1日当たり約0.5mg〜5mgである。本発明の医薬組成物は、例えば約0.5mg〜100mgの活性成分を含む、または約0.5mg〜50mgの活性成分を含む固体投与製剤として提供されうる。該医薬組成物は、約0.5mg、1mg、5mg、10mg、25mg、50mgまたは100mgの活性成分を含む固体投与製剤として提供されうる。経口投与の場合、該組成物は、治療される患者に対する用量の症候的調整のために、0.5〜100ミリグラムの活性成分、例えば0.5、1、5、10、15、20、25、50、75および100ミリグラムの活性成分を含有する錠剤の形態で提供されうる。該化合物は1日1〜4回、例えば1日1回または2回のレジメンで投与されうる。
本発明の化合物を製造するための幾つかの方法を以下のスキームおよび実施例に例示する。出発物質および必要な中間体は幾つかの場合には商業的に入手可能であり、あるいは文献記載の方法に従いまたは本明細書に例示されているとおりに製造されうる。本発明の化合物は、文献において公知である又は実験手順において例示されている他の標準的な操作に加えて、以下のスキームに示されている反応を用いることにより製造されうる。該スキームに示されている置換基の番号付けは、特許請求の範囲において用いられているものと必ずしも相関しておらず、しばしば、明瞭化のために、前記の定義においては複数の置換基が許容される場合でも該化合物に結合した単一の置換基が示されている。本発明の化合物を製造するために用いられる反応は、エステル加水分解、保護基の切断などのような他の標準操作(これらは文献において公知であるか、または実験手順において例示されているかもしれない)に加えて、本明細書中のスキームおよび実施例に示されているとおりに反応を用いることにより実施される。出発物質は、当技術分野で公知の手順に従いまたは本明細書に例示されているとおりに製造される。本明細書においては以下の略語を用いる:Et:エチル;t−Bu:tert−ブチル;Ar:アリール;Ph:フェニル;Bn:ベンジル;Ac:アセチル;THF:テトラヒドロフラン;Boc:tert−ブチルオキシカルボニル;DIPEA:N,N−ジイソプロピルエチルアミン;DPPA:ジフェニルホスホリルアジド;EDC:N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド;EtOAc:酢酸エチル;HOBt:ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物;TEA:トリエチルアミン;DMF:N,N−ジメチルホルムアミド;ACN:アセトニトリル;TFA:トリフルオロ酢酸;DCM:ジクロロメタン;DMSO:ジメチルスルホキシド;MTBE:メチルtert−ブチルエーテル;DMPU:1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン;DAST:ジエチルアミノ硫黄三フッ化物;TBAI:テトラブチルアンモニウムヨージド;HATU:(1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム 3−オキシドヘキサフルオロホスファート;ttbtpy:4,4’,4’’−トリ−tert−ブチル−2,2’:6’,2’’−テルピリジン;CAN:硝酸第二セリウムアンモニウム;rt:室温;HPLC:高速液体クロマトグラフィー;NMR:核磁気共鳴;TLC:薄層クロマトグラフィー。
本発明の化合物は種々の方法で製造されうる。幾つかの場合には、最終生成物は、例えば置換基の操作により、更に修飾されうる。これらの操作は、当業者に一般に公知である還元、酸化、アルキル化、アシル化および加水分解反応を含むが、これらに限定されるものではない。幾つかの場合には、反応を促進するためにまたは望ましくない反応生成物を避けるために、前記の反応スキームを実施する順序が改変されうる。該スキームは例示であるため、本発明は、示されている化学反応および条件によって限定されると解釈されるべきではない。本明細書中で用いる種々の出発物質の製造は当業者の技量の範囲内に十分に含まれるものである。以下の実施例は、本発明がより十分に理解されうるように記載されている。これらの実施例は単なる例示に過ぎず、本発明を何ら限定するものではないと解釈されるべきである。実施例および中間体における別個の立体異性体の絶対立体化学は、実施例において特に示されていない限りまたは命名において明示的に示されていない限り、決定されていない。
Figure 2020523309
Figure 2020523309
式Iの化合物は、まず、ケトンまたはアルデヒド1をBoc−ヒドラジンと反応させて2を得、それを酸、例えばHClで処理してヒドラジン3を得ることにより製造されうる。塩基性条件下のヒドラジン3とオレフィン4との反応はピラゾール5を与える。水酸化アンモニウムおよび過酸化水素で5を処理して6を得て、ついでこれをトランスラセミ体7と反応させてトランスラセミ体8を得る。ついで8のニトリルをピリミジン11に変換する。これは、まず、酸性エタノールでの処理およびそれに続くアンモニアでの処理により9を得、ジアセタール10での環化により11を得ることにより行う。Iへの変換は3段階で行い、まず、BClを使用してベンジル基を除去して12を得、ついで酸化剤、例えばデス・マーチン・ペルヨージナンを使用する酸化により13を得、最後にニトリル形成によりIを得る
Figure 2020523309
あるいは、式Iの化合物は、まず、ヒドラジン3をオレフィン14と反応させてピラゾール15を得ることにより製造されうる。POClの存在下の15と酸16との反応は化合物Iを生成しうる。
Figure 2020523309
シクロブタンカルボン酸16aを、スキーム3に示されているとおりに製造した。17の脱炭酸臭素化により得られたベンジル 2−ブロモシクロブタンカルボキシラート18を、脱気DMPU中でTBAI、ヨウ化ニッケル(II)、ttbtpy、亜鉛、ピリジンおよび19のような置換ブロミドと混合して、20のようなベンジル 2−シクロブタンカルボキシラートを得た。ついで後者を、LiOHを使用して加水分解して、16aのような2−シクロブタンカルボン酸を得た。
中間体1
Figure 2020523309
2−(2−(ベンジルオキシ)−1−メトキシエチリデン)マロノニトリル
工程A:2−(ベンジルオキシ)アセチルクロリド。窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された5000mL 4つ口丸底フラスコに、2−(ベンジルオキシ)酢酸(500g,3.01mol)、ジクロロメタン(2500mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)を入れた。これに続いて、室温でシュウ酸ジクロリド(458.3g,3.61mol)を添加した。得られた溶液を室温で一晩撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を200mLのDCMで希釈した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を200mLのDCMで希釈した。得られた混合物を真空下で濃縮した。粗物質を更に精製することなく次工程で使用した。
工程B:2−[2−(ベンジルオキシ)−1−ヒドロキシエチリデン]プロパンジニトリル。窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された3000mL 4つ口丸底フラスコに、テトラヒドロフラン(1100mL)、プロパンジニトリル(195g,2.95mol)を入れた。これに続いて、水素化ナトリウム(236.16g,5.90moL,60%)を、数回に分けて0℃で20分間かけて添加した。これに、2−(ベンジルオキシ)アセチルクロリド(545g,2.95mol)を0℃で撹拌しながら滴下した。得られた溶液を0℃で2時間撹拌した。ついで、0℃で500mLの水を加えることによりクエンチした。得られた溶液を2000mLの塩化水素(1mol/L)で希釈した。得られた溶液を3×1000mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を2×1000mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を使用するシリカゲルカラムに適用して、表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):215.2[M+H]
工程C:2−[2−(ベンジルオキシ)−1−メトキシエチリデン]プロパンジニトリル。窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された20L 4つ口丸底フラスコに、2−[2−(ベンジルオキシ)−1−ヒドロキシエチリデン]プロパンジニトリル(457g,2.13mol)、ジオキサン(7000mL)、重炭酸ナトリウム(609.3g,7.25mol)、硫酸ジメチル(376.7g,2.99mol)を入れた。得られた溶液を85℃で一晩撹拌した。固体を濾去した。濾液を真空下で濃縮した。得られた溶液を2000mLの水で希釈した。得られた溶液を3×2000mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を2×1000mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を使用するシリカゲルカラムに適用して、表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):229.0[M+H]
中間体2
Figure 2020523309
トランス−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸
工程A:ジエチル 1−シアノシクロブタン−1,2−ジカルボキシラート。オーブン乾燥した丸底フラスコに、エタノール(50mL)中のジエチル 2,5−ジブロモヘキサンジオアート(25g,69.4mmol)を入れた。シアン化カリウム(12.75g,196mmol)を加え、内容物を90℃で28時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、ブライン(300mL)を加え、混合物をジエチルエーテル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機画分を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製表題化合物を得、それを更に精製することなく次工程に進めた。
工程B:エチル 2−シアノシクロブタンカルボキシラート。オーブン乾燥した丸底フラスコ(500mL)に、DMSO(80mL)中のジエチル 1−シアノシクロブタン−1,2−ジカルボキシラート(15.7g,69.7mmol)を入れた。塩化ナトリウム(8.15mL,139mmol)、水(3.14mL,174mmol)を加え、内容物を150℃で4時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、ブラインでクエンチし、ジエチルエーテル(3×200mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗製表題化合物を得、これを更に精製することなく次工程に進めた。
工程C:2−カルバムイミドイルシクロブタンカルボン酸塩酸塩。オーブン乾燥した丸底フラスコ(2000mL)に、0℃に冷却されたクロロホルム(300mL)中のエタノール(300mL)を入れ、塩化アセチル(139mL,1959mmol)を滴下し、内容物を、0℃で20分間撹拌した。クロロホルム(50mL)中のエチル 2−シアノシクロブタンカルボキシラート(10.0g,65.3mmol)を加え、内容物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物を0℃に冷却したエタノール(300mL)に溶解し、メタノール中のアンモニア(410mL,2872mmol)を加え、内容物を室温で12時間撹拌し、減圧下で濃縮して粗製表題化合物を得た。
工程D:メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート。オーブン乾燥した圧力管(250mL)に、1,1,3,3−テトラメトキシプロパン(50mL)中の粗2−カルバムイミドイルシクロブタンカルボン酸(13.0g,91mmol)を入れ、内容物を160℃で18時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗物質を、石油エーテル中の20〜80%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):193.4[M+H]
工程E:2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸。オーブン乾燥した丸底フラスコ(100mL)に、室温でメチル 2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(4.0g,20.81mmol)、水(40.0mL)およびテトラヒドロフラン(40.00mL)を入れた。水酸化リチウム(1.495g,62.4mmol)を添加し、内容物を室温で72時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水性反応混合物をジエチルエーテル(2×20mL)で洗浄し、水性塊を0℃に冷却し、10%硫酸水素カリウムで中和し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物を得た。1H NMR(CDCl,400MHz):δ 8.79(d,J=5.20Hz,2H),7.32(t,J=4.80Hz,1H),4.04−4.02(m,1H),3.50−3.50(m,1H),2.43−2.37(m,4H)。LCMS(ES,m/z):179.0[M+H]
中間体3
Figure 2020523309
2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸
工程A:エタノール(9.61mL,0.17mol)およびDCM(8.4mL)の溶液に、N下、0℃でAcCl(11.70mL,0.17mol)を加えた。反応溶液を0℃で30分間撹拌した後、エチル 2−シアノシクロブタンカルボキシラート(1.68g,10.97mmol)を加えた。反応溶液を0℃で3時間撹拌し、ついで15℃〜20℃に徐々に加温し、この温度で6時間撹拌した後、真空下で濃縮して粗生成物を得、これを次工程で直接使用した。MeOH(4mL)中の粗生成物の溶液に、アンモニア(40mL,0.28mol)(MeOH中、7M)を、N下0℃で加え、反応溶液を室温で2時間撹拌した後、真空下で濃縮して、2−カルバムイミドイルシクロブタンカルボン酸を得、これを更に精製することなく次工程に直接使用した。(ES,m/z):143.1[M+H]
工程B:MeOH(2mL)中の2−カルバムイミドイルシクロブタンカルボン酸(1.30g,9.14mmol)の溶液に、ナトリウムメタノラート(0.99g,18.29mmol)および(Z)−3−(ジメチルアミノ)−2−メチルアクリルアルデヒド(1.24g,10.97mmol)をN下、室温で加えた。反応混合物をNで3回脱気し、80℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣をMeOH(5mL)に溶解し、以下の条件下でC18カラムにより精製した:移動相A:0.5%TFAを含有する水、移動相B:ACN;流量:50mL/分;勾配:20分で0%Bから60%Bへ;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸を得た。(ES,m/z):193.1[M+H]
中間体4
Figure 2020523309
2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸
工程A:CHCl(16.30mL)およびEtOH(16.30mL)の溶液に、塩化アセチル(5.36mL,75.00mmol)を0℃で20分かけて滴下した。ついでCHCl(13mL)中のエチル 2−シアノシクロブタン−カルボキシラート(0.50g,3.26mmol)を0℃で前記溶液に滴下し、反応溶液を室温で20時間撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮して、エチル 2−(エトキシ(イミノ)メチル)−シクロブタンカルボキシラートを得、これを更に精製することなく次工程で直接使用した。(ES,m/z):200.1[M+H]
工程B:ACN(25mL)中の5−ブロモ−1,2,3−トリアジン(3.98g,24.88mmol)の溶液に、エチル 2−(エトキシ(イミノ)メチル)シクロブタンカルボキシラート(8.40g,42.20mmol)を加え、反応混合物を室温で5分間撹拌した後、80℃に加熱し、24時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル中の5%〜25%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、エチル 2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラートを得た。(ES,m/z):285.0、287.0[M+H]
工程C:THF(10mL)中のエチル 2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(1.00g,3.51mmol)の溶液に、室温でLiOH(水中の1M;5.26mL,5.26mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した後、真空下で濃縮した。残渣をMeOH(5mL)に溶解し、以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:X Bridge(ブリッジ)C18 OBD Prep(分取)カラム60オングストローム、40〜60μm、19mm×250mm;移動相A:5mmol/L TFAを含有する水;移動相B:ACN;流量:70mL/分;勾配:8分で5%Bから95%Bへ;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸を得た。(ES,m/z):257.0、259.0[M+H]
中間体5
Figure 2020523309
2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸
工程A:DMF(2.5mL)中のエチル 2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(0.20g,0.70mmol)の溶液に、CsCO(0.46g,1.40mmol)、RockPhos Pd G(17.64mg,0.02mmol)および(E)−ベンズアルデヒドオキシム(0.11g,0.91mmol)を加えた。反応混合物をNで3回脱気し、90℃で16時間撹拌した。得られた混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。溶出液として0.05%TFAを含有する水中の1%〜40%ACNの勾配を用いる逆相(C18)カラムにより、残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、エチル 2−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラートを得た。(ES,m/z):223.2[M+H]
工程B:DMF(1.2mL)中のエチル 2−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(80mg,0.36mmol)の溶液に、エチル 2−ブロモ−2,2−ジフルオロアセタート(0.22g,1.08mmol)およびCsCO(0.24g,0.72mmol)を室温で加えた。反応混合物を80℃で48時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:X Bridge C18 OBD Prepカラム 100オングストローム、10μm、19mm×150mm;移動相A:0.05%TFAを含有する水;移動相B:ACN;流量:25mL/分;勾配:6.5分で10%Bから35%Bへ;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、エチル 2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラートを得た。(ES,m/z):273.2[M+H]
工程C:THF(0.5mL)中のエチル 2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(60.00mg,0.22mmol)の溶液に、LiOH(水中の1M;0.33mL,0.33mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した後、真空下で濃縮した。残渣をDMFに溶解し、以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:X Bridge C18 OBD Prepカラム 100オングストローム、10μm、19mm×150mm;移動相A:0.05%TFAを含有する水;移動相B:ACN;流量:25mL/分;勾配:7分で10%Bから35%Bへ;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、2−(5−(ジフルオロメトキシ)−ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸を得た。(ES,m/z):245.1[M+H]
中間体6
Figure 2020523309
2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸
工程A:THF(0.50mL)中のエチル 2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(0.10g,0.35mmol)の溶液に、Pd(PPh(40.50mg,0.035mmol)およびトリエチルアルミニウム(60.10mg,0.53mmol)を加えた。反応混合物をNで3回脱気し、70℃で20時間撹拌した。得られた混合物をMeOH(2mL)でクエンチし、濾過し、EtOAc(10mL)で洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をPrep−TLC(石油エーテル/EtOAc=2/1)で精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、エチル 2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラートを得た。(ES,m/z):235.1[M+H]
工程B:THF(0.5mL)および水(0.5mL)中のエチル 2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(60.00mg,0.26mmol)の溶液に、LiOH(9.2mg,0.38mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:Sunfire Prep C18 OBDカラム、10μm、19 * 250mm。移動相A:0.05%TFAの水、移動相B:ACN。流量:25mL/分;勾配:8分で12%Bから60%B;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブタン−カルボン酸を得た。(ES,m/z):207.1[M+H]
中間体7
Figure 2020523309
2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸
工程A:TBAI(86mg,0.23mmol)、ヨウ化ニッケル(II)(29mg,0.09mmol)、ttbtpy(37mg,0.09mmol)および亜鉛(0.12g,1.86mmol)をバイアルに加えた。混合物をNで脱気した。脱気DMPU(3mL)を加え、ついでピリジン(7.51μL,0.09mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌し、ついで2−ブロモ−5−フルオロピリミジン(0.25g,1.39mmol)およびベンジル 2−ブロモシクロブタンカルボキシラート(0.25g,0.93mmol)のDMPU(2mL)中の溶液を加えた。得られた混合物を室温で2日間撹拌した後、1M NaHSOでクエンチし、MTBE(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。EtOAc/ヘキサン(1:20から1:5)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、ベンジル 2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラートを得た(約11:1 トランス:シス混合物)。LCMS(m/z):287.1[M+H]
工程B:MeOH(0.30mL)、THF(0.30mL)および水(0.30mL)中のベンジル 2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(0.25g,0.87mmol)の混合物に、LiOH(62.70mg,2.62mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。得られた混合物をMTBEで希釈し、1N NaOHで抽出した。溶液のpH値を6N HClで1〜2に調整し、MTBE(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の0%〜40%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸を得た。(ES,m/z):197.0[M+H]
中間体8
Figure 2020523309
1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エタノン
工程A:エチル 2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボキシラート(11.00g,48.80mmol)(米国特許5034404、1991に記載されているとおりに調製)のTHF(3.00mL)および水(1.50mL)中の懸濁液に、NaOH(9.77g,244.00mmol)を加えた。反応混合物を20℃で4時間撹拌した。混合物のpH値を2N HClにより2〜3に調整し、得られた混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。残渣をC18相反転カラム(水:ACN=1:1)により精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボン酸を得た。(ES,m/z):198.0[M+H]
工程B:2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボン酸(1.20g,6.09mmol)のDCM(15mL)中の混合物に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.59g,6.09mmol)を加えた。反応混合物を室温で5分間撹拌した。HATU(3.47g,9.13mmol)を混合物に加え、ついで3分間撹拌した後、EtN(3.39mL 24.35mmol)を加えた。反応混合物を20℃で4時間撹拌した後、真空下で濃縮した。残渣を水(10mL)で希釈し、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の5%〜25%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、N−メトキシ−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボキサミドを得た。(ES,m/z):241.0[M+H]
工程C:N雰囲気下、0℃で、THF(20mL)中のN−メトキシ−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−カルボキサミド(4.40g,18.32mmol)の溶液に、臭化メチルマグネシウム(THF中1M)(27.50mL,27.50mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃で3時間撹拌した後、水性NHCl(飽和;15mL)中に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の5%〜25%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エタノンを得た。(ES,m/z):196.0[M+H]
中間体9
Figure 2020523309
5−アミノ−1−(1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル
EtOH(80mL)中の2−(1−ヒドラジニルエチル)−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(2.20g,5.07mmol)の溶液に、EtOH(20mL)中のNaOH(0.41g,10.10mmol)の溶液およびエテン−1,1,2,2−テトラカルボニトリル(0.71g,5.57mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応溶液に水性NaHCO(飽和;30mL)を加えた。有機溶媒を真空下で除去した。得られた混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の0%〜60%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮し、5−アミノ−1−(1−(5−(トリフルオロメチル)−ピラジン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリルを得た。(ES,m/z):308.1[M+H]
表1
本明細書中の反応スキームおよび実施例に記載されているとおりに(例えば、中間体9に関して記載されているとおりに)、公知の又は調製された出発物質を使用して、本明細書中の実施例および方法において示されている一般的方法に従い、以下の化合物を製造した。必要な出発物質は、本明細書に記載されているとおりに製造され、商業的に入手可能であり、または過度な実験を伴うことなく当技術分野でよく知られた通常の反応を用いて商業的に入手可能な試薬から製造されうる。
Figure 2020523309
Figure 2020523309
中間体21
Figure 2020523309
5−アミノ−1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル
工程A:EtOH(2mL)中の1−(2−クロロピリミジン−5−イル)エタノン(5.00g,31.9mmol)、tert−ブチル ヒドラジンカルボキシラート(4.22g,31.9mmol)の溶液に、AcOH(0.64mL、11.18mmol)を室温で加えた。反応溶液を1時間撹拌した。反応物を真空下で濃縮して、(Z)−tert−ブチル2−(1−(2−クロロピリミジン−5−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキシラートを得た。粗生成物を次工程に直接使用した。(ES,m/z):271.1[M+H]
工程B:AcOH(200mL)中の(Z)−tert−ブチル 2−(1−(2−クロロピリミジン−5−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキシラート(11.50g,42.5mmol)の溶液に、NaCNBH(3.20g,51.0mmol)を室温で加えた。反応溶液を室温で一晩撹拌した。反応混合物をNHCl(水性)でクエンチし、ついで濃縮した。得られた混合物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、ブライン(3×200mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の0〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、tert−ブチル 2−(1−(2−クロロピリミジン−5−イル)エチル)ヒドラジンカルボキシラートを得た。(ES,m/z):273.1[M+H]
工程C:1,4−ジオキサン(4mL)および水(2.00mL)中のtert−ブチル 2−(1−(2−クロロピリミジン−5−イル)エチル)ヒドラジン−カルボキシラート(0.40g,1.47mmol)に、シクロプロピルボロン酸(0.38g,4.40mmol)、トリフェニルホスフィン(77mg,0.29mmol)およびPd(OAc)(32.9mg,0.15mmol)を室温で加えた。反応混合物をNで3回脱気し、120℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の0〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、tert−ブチル 2−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)ヒドラジンカルボキシラートを得た。(ES,m/z):279.2[M+H]
工程D:1,4−ジオキサン(8mL)中のtert−ブチル 2−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)ヒドラジンカルボキシラート(0.50g,1.80mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン中の4N HCl(13.92mL,55.7mmol)を室温で加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮して、2−シクロプロピル−5−(1−ヒドラジニルエチル)ピリミジン二塩酸塩を得、これを精製せずに次工程で使用した。(ES,m/z):179.1[M+H]
工程E:EtOH(6mL)中の2−シクロプロピル−5−(1−ヒドラジニルエチル)ピリミジン(0.15g,0.60mmol)の溶液に、NaOH(47.8mg,1.19mmol)(EtOH中、2mL)およびエテン−1,1,2,2−テトラカルボニトリル(77mg,0.60mmol)の溶液を0℃で加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。得られた混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の0%〜70%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、5−アミノ−1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリルを得た。(ES,m/z):280.1[M+H]
中間体22
Figure 2020523309
3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン
工程A:THF(5mL)中の1,1,3,3−テトラエトキシプロパン−2−オール(0.20g,0.85mmol)の溶液に、NaH(0.051g,1.27mmol)およびMeI(0.079mL,1.27mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した後、真空下で濃縮した。残渣を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮して、1,1,3,3−テトラエトキシ−2−メトキシプロパンを得、これを更に精製することなく次工程に直接使用した。
工程B:2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−へ1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド(0.050g,0.095mmol)に、1,1,3,3−テトラエトキシ−2−メトキシプロパン(0.24g,0.95mmol)を加えた。反応混合物を170℃で5時間撹拌した。得られた混合物を分取TLC(EtOAc/石油エーテル=1/1)により精製して、3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オンを得た。(ES,m/z):592.2[M+H]
中間体23
Figure 2020523309
3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−(2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン
AcOH(5mL)中の2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド(0.50g,0.95mmol)および2−クロロマロンアルデヒド(0.20g,1.90mmol)の溶液に、酢酸ナトリウム(0.23g,2.85mmol)を室温で加えた。ついで反応混合物を100℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、それを濃縮し、飽和NaHCO(水性;100mL)でクエンチした。得られた混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。石油エーテル中の0%〜60%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−(2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オンを得た。(ES,m/z):596.2[M+H]
中間体24
Figure 2020523309
3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−(2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン
工程A:MeOH(2mL)中の2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタン−カルボキシイミドアミド(0.10g,0.19mmol)の溶液に、ナトリウムメタノラート(0.41g,0.76mmol)および[3−(ジメチルアミノ)−2−[(ジメチルイミニウムイル)メチル]プロパ−2−エン−1−イリデン]ジメチル−アザニウム二過塩素酸塩(0.73g,0.19mmol)(Journal of Heterocyclic Chemistry,28(5),1281−5;1991により調製)を、アルゴン雰囲気下室温で加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌した後、真空下で濃縮した。石油エーテル中の63%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、2−(2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブチル)ピリミジン−5−カルバルデヒドを得た。(ES,m/z):590.2[M+H]
工程B:
DCM(1mL)中の2−(2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロ−メチル)ピリジン−3−イル)エチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブチル)−ピリミジン−5−カルバルデヒド(0.05g,0.08mmol)の溶液に、N下、氷浴においてDeoxo−Fluor(0.045mL,0.34mmol)を加えた。反応溶液をNで3回脱気した。得られた溶液を窒素下室温で一晩撹拌した。得られた溶液を、0℃でMeOHでクエンチし、真空下で濃縮した。石油エーテル中の50%〜100%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−(2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オンを得た。(ES,m/z):612.2[M+H]
中間体25
Figure 2020523309
4−イソプロポキシ−6−((1S,2Sおよび1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された10L 四つ口丸底フラスコに[(4−メトキシフェニル)メチル]ヒドラジン二塩酸塩(100g,444.22mmoL,1当量)、エタノール(4L)を入れ、混合物を0℃に冷却した。これに続いて、エタノール(1.2L)中の水酸化ナトリウム(35.5g,888.43mmoL,2当量)の溶液を0℃で撹拌しながら滴下した。エタ−1−エン−1,1,2,2−テトラカルボニトリル(62.6g,488.64mmoL,1.1当量)を添加した。得られた溶液を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水(1.5L)でクエンチし、濃縮した。得られた溶液を3×2Lの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。合わせた有機層を2Lのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、まず、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を使用するシリカゲルカラムで精製し、ついで更に、キラル分離(SFC)により位置異性体副産物を除去して、5−アミノ−1−[(4−メトキシフェニル)−メチル]−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(SFC条件:EnantioPak−A1−5(02)525cm、5μm A1−122579−444M31595、MeOH:CO2=40:60)を得た。第2ピークが所望の化合物であった。同じプロセスを3回繰り返した。
工程B:窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された250mL 密封チューブ内に、5−アミノ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(13g,51.33mmoL,1当量)、(1S,2Sおよび1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(10.1g,0.06mmoL,1.1当量)、ジクロロエタン(130mL,1642.09mmol,31.99当量)、三塩化ホスホリル(39.4g,0.26mmoL,5当量)を入れた。得られた溶液を、密封チューブ内で80℃で一晩撹拌した。得られた溶液を500mLの酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウムの氷冷水溶液(1.3L)中に加えてクエンチした。得られた溶液を3×1.3Lの酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を5Lのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。同じプロセスを4回繰り返し、残渣を次工程に直接使用した。
工程C:窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された3L 3つ口丸底フラスコに、i−PrOH(38.4g,638.99mmoL,3.000当量)、THF(920mL)を入れ、0℃に冷却した。これに続いて、0℃で水素化ナトリウム(17.0g,425.04mmoL,1.995当量、60%)を少しずつ添加し、混合物を0℃で0.5時間撹拌した。THF(920mL)中の4−クロロ−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−6−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(92g,213.02mmoL,1当量)の溶液を滴下した。得られた溶液を0℃で1時間撹拌した。ついで水の添加によりクエンチした。得られた溶液を3×1.5Lの酢酸エチルで抽出し、1×1.5Lのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を使用するシリカゲルカラムに適用して、1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−(プロパン−2−イルオキシ)−6−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。
工程D:窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された2L 3つ口丸底フラスコに、1−[(4−メトキシフェニル)メチル]−4−(プロパン−2−イルオキシ)−6−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(28g,61.47mmol,1当量)、ACN(700mL)、HO(160mL)を入れ、ついでHO(64mL)中のCAN(118.4g,215.18mmoL,3.501当量)の水性懸濁液を加えた。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。ついで620mLの飽和NaHCOの添加によりクエンチした。4×1.5Lの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。1×1.5Lの飽和NaClで洗浄した。KCOで乾燥させ、濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(2:1)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、4−(プロパン−2−イルオキシ)−6−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルが得られた。LCMS:(ES,m/z):336[M+H];H−NMR:(300MHz,CDCL,ppm):14.43(1H,s),8.75−8.74(2H,d),7.29−7.20(1H,t),5.65(1H,m),4.38−4.24(2H,mm),2.66−2.48(4H,m),1.52−1.49(6H,t)。
中間体26
Figure 2020523309
(1R)−ベンジル 2−ブロモシクロブタンカルボキシラート
(1R,2S)−2−((ベンジルオキシ)カルボニル)シクロブタンカルボン酸(50g,213mmol)、1,3−ジブロモ−1,3,5−トリアジナン−2,4,6−トリオン(77g,267mmol)、ジクロロエタン(1000ml)を、N下の2000ml 3つ口ボトル内に入れた。Ag(phen)OTf(6.59g,10.67mmol)を加えた。得られた混合物を70℃で2時間撹拌した。ついで反応混合物をMTBEで希釈し、濾過し、NaHCO/Na、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をシリカカラム(酢酸エチル:石油エーテル 1:50)で精製して、(1R)−ベンジル 2−ブロモシクロ−ブタン−カルボキシラートを得た。LC−MS:(ESI、m/z):291[M+Na]
中間体27および28
Figure 2020523309
(S)−5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体27)および(R)−5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体28)
5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの製造は、後記実施例5〜8の工程A〜Dに記載されている。この物質を、キラル分取SFC(AS−H、21×250mmカラム、40%MeOH共溶媒)を使用して分離して、ピーク1(中間体27;VCDにより立体化学を決定;LCMS(ES,m/z):420.2[M+H])およびピーク2(中間体28;VCDにより立体化学を決定;LCMS(ES,m/z):420.2[M+H])を得た。
中間体29および30
Figure 2020523309
(S)−5−アミノ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(中間体29)および(R)−5−アミノ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(中間体30)
工程A:1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エタン−1−オン(10g,53mmol)、tert−ブチルヒドラジンカルボキシラート(7.7g,58mmol)のEtOH(250mL)中の溶液に、AcOH(1.1g,17mmol)を室温で加えた。反応溶液を80℃で2時間撹拌した。反応物を真空下で濃縮して、tert−ブチル2−(1−(2−クロロピリミジン−5−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキシラートを得、次工程で直接使用した。
工程B:AcOH(70mL)およびMeCN(160ml)中のtert−ブチル2−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチリデン)ヒドラジン−1−カルボキシラート(15g,50mmol)の溶液に、NaCNBH(6.3g,100mmol)を室温で加えた。反応溶液を80℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、EtO(100mL)を加え、1N KOHを加えてpH=13に調整した。水層をEtO(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮して、tert−ブチル 2−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)ヒドラジン−1−カルボキシラートの粗生成物を得、これを更に精製することなく次工程で使用した。
工程C:tert−ブチル 2−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)ヒドラジン−1−カルボキシラート(15g,49mmol)の溶液に、ジオキサン中の4N HCl(75ml,300mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌し、溶媒を真空下で除去した。残渣をEtO(75mL)中でスラリー化し、濾過して、5−(1−ヒドラジニルエチル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジンHCl塩の粗生成物を得、これを更に精製することなく次工程で使用した。
工程D:5−(1−ヒドラジニルエチル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジンHCl塩(9g,49mmol)の0℃のEtOH(360mL)中の溶液に、NaOH(2.6g,65mmol)(EtOH中、108mL)およびエテン−1,1,2,2−テトラカルボニトリル(6.3g,49mmol)の溶液を0℃で加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、飽和NaHCO(135mL)を加え、EtOHを真空下で除去した。得られた混合物を酢酸エチル(3×90mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。石油エーテル中の25%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製して、5−アミノ−1−(1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリルを得た。この物質を、キラル分取SFC(AS−H、21×250mmカラム、20%MeOH共溶媒)を使用して分離し、ピーク1(中間体29;VCDにより立体化学を決定;LCMS(ES,m/z):307.1[M+H])およびピーク2(中間体30;VCDにより立体化学を決定;LCMS(ES,m/z):307.1[M+H])を得た。
中間体31
Figure 2020523309
2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド
実施例5〜8の工程EおよびFに記載されている方法を用いて、(S)−5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体27)から2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド(中間体31)を製造した。(ES,m/z):526.2[M+H]
中間体32および33
Figure 2020523309
(1R,2Sおよび1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(中間体32)および(1S,2Sおよび1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(中間体33)
2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸を、本明細書に記載されているとおりに製造した(中間体2を参照されたい)。この混合物を、酢酸エチル:MeOH(10:1〜3:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離して、ピーク1およびピーク2を得た。ピーク1を、10〜15℃でアセトニトリルから沈殿させることにより更に精製して、中間体32を得た。LCMS(ES,m/z):179.1[M+H]。ピーク2を分取HPLC[PhenomenexLuna(2)C−18、250×50mm;5%〜25%MeCN水溶液(0.09%TFA)]で更に精製して、中間体33を得た。LCMS(ES,m/z):179.1[M+H]
実施例1〜4
Figure 2020523309
Figure 2020523309
1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:(E)−tert−ブチル 2−(1−(4−フルオロフェニル)エチリデン)ヒドラジンカルボキシラート。丸底フラスコ(2L)に、エタノール(1L)中の1−(4−フルオロフェニル)エタノン(50g,362mmol)を入れ、ついでtert−ブチル ヒドラジンカルボキシラート(52.6g,398mmol)および酢酸(7.61g,127mmol)を加え、内容物を90℃で4時間撹拌した。ついで反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これを石油エーテル(2×50mL)で洗浄して表題化合物を得、これを更に精製することなく使用した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.84(s,1H),7.79−7.75(m,2H),7.24−7.19(m,2H),2.19(s,3H),1.48(s,9H)。LCMS(ES,m/z):197[M+H]
工程B:tert−ブチル2−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)ヒドラジンカルボキシラート。アセトニトリル(850mL)中の(E)−tert−ブチル 2−(1−(4−フルオロフェニル)エチリデン)ヒドラジンカルボキシラート(85g,337mmol)の溶液に、酢酸(77mL,1348mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(52.9g,842mmol)を順次加え、内容物を80℃で2.5時間撹拌した。ついで反応混合物を濃縮し、水(400mL)および10%水酸化ナトリウム溶液(150mL)を順次加え、反応混合物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、5〜10%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.15(s,1H),7.37−7.33(m,2H),7.14−7.08(m,2H),4.61(s,1H),4.09(d,J=7.60Hz,1H),1.35(s,9H),1.16(d,J=8.80Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):199[M+H]
工程C:(1−(4−フルオロフェニル)エチル)ヒドラジン二塩酸塩。tert−ブチル 2−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)ヒドラジンカルボキシラート(71g,279mmol)のジクロロメタン(200mL)中の溶液を含有する丸底フラスコ(1L)を0℃に冷却し、HClのジオキサン溶液(400mL,1600mmol)を加え、内容物を周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをジエチルエーテル(2×50mL)で洗浄して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.01−7.89(m,3H),7.53−7.48(m,2H),7.23−7.17(m,2H),4.25(q,J=8.80Hz,1H),1.40(d,J=8.80Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):155[M+H]
工程D:5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル。(1−(4−フルオロフェニル)エチル)ヒドラジン二塩酸塩(10g,44.0mmol)の0℃のエタノール(100mL)中の予冷溶液に、ナトリウムメトキシド(5.00g,92mmol)および2−(2−(ベンジルオキシ)−1−メトキシエチリデン)マロノニトリル(11.06g,48.4mmol)を順次加え、内容物を周囲温度で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水(100mL)を加え、混合物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、20〜25%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 7.34−7.27(m,7H),7.16(t,J=12.00Hz,2H),6.72(br s,2H),5.54−5.52(m,1H),4.49(s,2H),4.37(s,2H),1.68(d,J=8.80Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):351[M+H]
工程E:5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。0℃に冷却したDMSO(150.0mL)中の5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(10g,28.5mmol)の溶液に、炭酸カリウム(19.72g,143mmol)および過酸化水素(14.58mL,143mmol)を加え、内容物を周囲温度で10時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、炭酸カリウム(19.72g,143mmol)および過酸化水素(14.58mL,143mmol)を加え、内容物を周囲温度で10時間撹拌した。このサイクルをもう一度繰り返し、飽和チオ硫酸ナトリウム(100mL)溶液でクエンチし、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、30〜35%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 7.39−7.26(m,7H),7.15(t,J=11.60Hz,2H),6.92(br s,2H),6.43(br s,2H),5.54−5.49(m,1H),4.54(s,2H),4.50(s,2H),1.70(d,J=9.20Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):369[M+H]
工程F:(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボニトリル。密封チューブ(100mL)に無水エタノール(50.0mL)中の5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(5g,13.57mmol)を入れ、水素化ナトリウム(1.628g,40.7mmol)の60%分散物を0℃で加え、内容物を室温で1時間撹拌した。ついで(1,2−トランス)−シクロブタン−1,2−ジカルボニトリル(4.32g,40.7mmol)を加えた。混合物を140℃で18時間撹拌し、周囲温度に冷却し、減圧下で濃縮し、氷水でクエンチし、ジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、25〜30%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 12.21(s,1H),7.45(q,J=6.40Hz,2H),7.35−7.26(m,5H),7.19−7.13(m,2H),6.11−6.06(m,1H),4.84(s,2H),4.56(s,2H),3.87−3.80(m,2H),2.33−2.26(m,4H),1.89(d,J=7.20Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):458[M+H]
工程G:(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド。0℃に冷却した乾燥エタノール(30mL)とクロロホルム(30mL)との混合物に、塩化アセチル(14.51mL,203mmol)をゆっくりと加え、混合物を0℃で20分間撹拌し続けた。ついで乾燥クロロホルム(30mL)中の(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボニトリル(3.1g,6.78mmol)の溶液を滴下し、混合物を周囲温度で18時間撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発させ、残渣を無水エタノール(30mL)に再溶解させ、メタノール中のアンモニア(48.4mL,6.78mmol)を加えた。混合物を周囲温度で24時間撹拌し、溶媒を減圧下で蒸発させて表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.84(s,1H),7.51−7.42(m,2H),7.33−7.20(m,7H),7.18−7.01(m,3H),6.13−6.05(m,1H),4.70(s,2H),4.56(s,2H),3.82−3.61(m,2H),3.47−3.40(m,1H),2.37−2.04(m,3H),1.87(d,J=9.20Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):475[M+H]
工程H:3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン。密封チューブ(50mL)に、(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド(3.3g,6.95mmol)および1,1,3,3−テトラメトキシプロパン(14.0mL,6.95mmol)を入れた。反応混合物を175℃で16時間撹拌し、周囲温度に冷却し、溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン(50mL)で処理し、得られた混合物を10分間撹拌した。混合物を濾過し、得られた溶液を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、60〜80%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 12.07(s,1H),8.81−8.78(m,2H),7.44−7.40(m,3H),7.40−7.26(m,5H),7.17−7.08(m,2H),6.06−6.03(m,1H),4.70(s,2H),4.56(s,2H),4.27−4.22(m,1H),3.88−3.86(m,1H),2.32−2.26(m,4H),1.88(d,J=8.00Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):511[M+H]
工程I:1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ヒドロキシメチル)−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン。
3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(1.1g,2.154mmol)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を含有する丸底フラスコ(100mL)を−78℃に冷却し、三塩化ホウ素(8.62mL,8.62mmol)を添加し、内容物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物を−78℃に冷却し、メタノール(15.0mL)を加えた。反応物を0℃に加温し、水酸化アンモニウムでpH7に中和し、ジクロロメタンで希釈し、層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.81−8.78(m,2H),7.45−7.34(m,3H),7.17−7.10(m,2H),6.04−6.01(m,1H),5.15(br s,1H),4.64(d,J=4.80Hz,2H),4.26−4.23(m,1H),3.89−3.86(m,1H),2.33−2.31(m,4H),1.81(d,J=8.00Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):421[M+H]
工程J:1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルバルデヒド。ジクロロメタン(20mL)中の1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ヒドロキシメチル)−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(1g,2.378mmol)の溶液に、デス・マーチン・ペルヨージナン(1.211g,2.85mmol)を周囲温度で加え、内容物を30分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびチオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチした。得られた混合物を更に30分間撹拌した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.15(s,1H),8.80−8.78(m,2H),7.46−7.34(m,3H),7.17−7.11(m,2H),6.04−6.01(m,1H),4.33−4.18(m,1H),3.95−3.70(m,1H),2.34−2.30(m,4H),1.93(d,J=8.00Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):419[M+H]
工程K:1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル。
アセトニトリル(20.0mL)中の1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルバルデヒド(1g,2.390mmol)を含有する丸底フラスコ(100mL)を、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.249g,3.58mmol)およびDIPEA(1.252mL,7.17mmol)で処理した。プロピルホスホン酸無水物の50%溶液(3.80g,5.97mmol)を混合物に滴下し、得られた溶液を80℃で16時間加熱した。反応混合物を冷却し、真空中で蒸発させ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタン(2×25mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、80〜100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して、表題化合物を4つの異性体の混合物として得た。異性体をキラルSFC HPLC精製(メタノール中の20mM アンモニア;カラム:Lux C3;流量:3mL)により分離し、実施例1としてのピーク1の第1溶出異性体[H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 12.55(s,1H),8.80(d,J=4.80Hz,2H),7.46(q,J=5.60Hz,3H),7.17(t,J=8.80Hz,2H),6.16−6.14(m,1H),4.25−4.23(m,1H),3.93−3.91(m,1H),2.33−2.28(m,4H),1.89(d,J=6.80Hz,3H),LCMS(ES,m/z):416[M+H],キラル純度:t:3.06(純度100%)]、実施例2としてのピーク2の第2の溶出異性体[H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 12.46(s,1H),8.79(d,J=4.80Hz,2H),7.45−7.38(m,3H),7.14−7.09(m,2H),6.17−6.15(m,1H),4.28−4.26(m,1H),3.94−3.89(m,1H),2.33−2.31(m,4H),1.89(d,J=6.80Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):416[M+H],キラル純度:t:3.52(純度99.12%)]、実施例3としてのピーク3の第3溶出異性体[H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 12.58(s,1H),8.83−8.78(m,2H),7.45−7.38(m,3H),7.13−7.09(m,2H),6.17(q,J=7.20Hz,1H),4.28−4.26(m,1H),3.92−3.90(m,1H),2.33−2.31(m,4H),1.89(d,J=7.20Hz,3H),LCMS(ES,m/z):416[M+H],キラル純度:t:4.83(純度97.57%)]、実施例4としてのピーク4の第4溶出異性体[H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 12.57(s,1H),8.80(d,J=4.80Hz,2H),7.48−7.45(m,2H),7.40(t,J=4.80Hz,1H),7.20−7.16(m,2H),6.16−6.14(m,1H),4.25−4.23(m,1H),3.93−3.91(m,1H),2.33−2.28(m,4H),1.90(d,J=7.20Hz,2H),LCMS(ES,m/z):416[M+H],キラル純度:t:6.39(純度97.82%)]を得た。
実施例5〜8
Figure 2020523309
Figure 2020523309
4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:tert−ブチル 2−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)ヒドラジンカルボキシラート。エタノール(375ml)中のtert−ブチル カルバザート(11.53g,87mmol)と1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エタノン(15g,79mmol)との撹拌混合物に、酢酸(1.589ml,27.8mmol)を周囲温度で加え、混合物を80℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、アセトニトリル(375ml)および酢酸(18.16ml,317mmol)を周囲温度で加え、ついでシアノ水素化ホウ素ナトリウム(9.97g,159mmol)を加えた。反応物を80℃で加熱し、48時間後、溶媒を真空下で除去した。粗残渣をEtO/HO(150:50mL)に溶解し、固体KOHを注意深く加えることによりpHを13にした。有機層を分離し、ブライン(1×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):305[M+H]
工程B:5−(1−ヒドラジニルエチル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン二塩酸塩。tert−ブチル 2−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)ヒドラジンカルボキシラート(30g,63.9mmol)をジオキサン(150ml)に溶解し、塩化水素(192ml,766mmol)を加えた。48時間後、白色沈殿物が生じ、混合物を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):205[M+H]
工程C:5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル。5−(1−ヒドラジニルエチル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン二塩酸塩(20g,71.9mmol)および2−(2−(ベンジルオキシ)−1−メトキシエチリデン)マロノニトリル(19.7g,86mmol)の0℃のメタノール(25ml)中の撹拌溶液に、ナトリウムメトキシド溶液(0.5M,302mL,151mmol)を加えた。氷浴を取り外し、溶液を周囲温度で30分間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、粗反応混合物を150mLの水および500mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(1×150mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中の10〜40%EtOAc)により精製して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):402.2[M+H]
工程D:5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。EtOH(90mL)中の5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(25.4g,63.3mmol)に30%過酸化水素水(32.6ml,316mmol)溶液を加え、ついで0℃で水酸化アンモニウム(85ml,633mmol)を加えた。氷浴を取り外し、溶液を周囲温度で48時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、過酸化物をクエンチするのに十分な(約3当量)飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液でゆっくりクエンチした。溶媒を真空下で除去し、粗残渣に200mLの水を加え、酢酸エチル(2×250mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で蒸発させて表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):420.4[M+H]
工程E:(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボニトリル。EtOH(15ml)中の5−アミノ−3−((ベンジルオキシ)メチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(22g,52.5mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(6.29g,157mmol)の60%分散物を、N下周囲温度で加えた。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、(1,2−トランス)−シクロブタン−1,2−ジカルボニトリル(16.70g,157mmol)を加えた。混合物を4つのバッチに分け、150℃でそれぞれ30分間マイクロ波照射した。反応物を合わせ、溶媒を真空下で除去し、残渣を250mLの水で希釈し、EtOAc(2×250mL)で抽出した。合わせたEtOAc層をNaSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中の30〜50%EtOAc)で精製して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):509.4[M+H]
工程F:(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド。CHCl(44.2ml)とエタノール(44.2ml)との混合物を0℃に冷却した。塩化アセチル(14.47ml,204mmol)を該溶媒混合物に滴下し、0℃で20分間撹拌した。35mLのCHCl中の(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボニトリル(5g,8.85mmol)を0℃で反応混合物に滴下した。周囲温度で48時間後、溶媒を真空下で除去し、残渣を25mLのEtOHに溶解し、25mLの7M アンモニアのMeOH溶液を加えた。48時間後、溶媒を減圧下で除去して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):526.2[M+H]
工程G:3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン。1,1,3,3−テトラメトキシプロパン(10ml,60.7mmol)中の(1,2−トランス)−2−(3−((ベンジルオキシ)メチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)シクロブタンカルボキシイミドアミド(2.5g,1.665mmol)を、3つの別々のバッチとして150℃で0.5時間マイクロ波照射した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中の30〜60%EtOAc)により精製して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):562.1[M+H]
工程H:3−(ヒドロキシメチル)−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン。−78℃のDCM(65.9ml)中、3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−((1,2−トランス−ラセミ(rac))−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(3.7g,6.59mmol)にトリクロロボラン(26.4ml,26.4mmol)を加えた。溶液を0℃に加温し、0℃で15分間撹拌した。反応物を−78℃に冷却し、2mLのMeOHを加え、ついで0℃に加温し、NHOH水溶液でpH7に中和し、濾過し、NaSOで乾燥させ、溶媒を真空下で除去して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):472.2[M+H]
工程I:4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルバルデヒド。周囲温度のDCM(215ml)中、3−(ヒドロキシメチル)−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(3.8g,6.45mmol)に、デス・マーチン・ペルヨージナン(2.74g,6.45mmol)を加えた。10分後、反応物を25mLのDCMで希釈し、5mLの飽和NaHCO水溶液および5mLの飽和Na水溶液でクエンチし、混合物を周囲温度で30分間撹拌した。2つの層を分離し、水層を2×25mLのDCMで抽出した。合わせたDCM画分をNaSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(2〜5%MeOH:DCM)により精製して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):470.4[M+H]
工程J:4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル。N下、周囲温度のアセトニトリル(57.5ml)中、4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルバルデヒド(2.7g,5.75mmol)にヒドロキシルアミン塩酸塩(0.600g,8.63mmol)を加え、ついでN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(2.004ml,11.50mmol)を滴下した。反応物を周囲温度で5分間撹拌し、ついで2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン 2,4,6−トリオキシド(6.85ml,11.50mmol)の50%溶液を反応混合物に滴下した。反応混合物を80℃で4時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(2〜5%MeOH:DCM)により精製し、4つの異性体の混合物として表題化合物を得た。異性体の分離をキラルSFC(OJ−H、50×250mmカラム;35%MeOH;2.5mL 注入容量;210nm UV検出;100mL MeOH/ACN(1:1濃度)中の1.6g)により行って4つの異性体を得た。実施例5としての第1溶出ピーク1:H NMR(CDCl3)δ(ppm):2.08(d,3H),2.32(q,t,1H),2.54(m,2H),2.73(m,1H),3.77(q,1H),3.96(q,1H),6.27(q,1H),7.33(t,1H),7.71(d,1H),8.01(d,d,1H),8.84(t,3H),12.33(s,1H)。LCMS(ES,m/z):467.2[M+H]。実施例6としての第2溶出ピーク2:H NMR(CDCl3)δ(ppm):2.07(d,3H),2.35(m,1H),2.53(m,2H),2.66(d,q,1H),3.80(d,t,1H),3.93(q,1H),6.27(q,1H),7.33(t,d 1H),7.74(d,d 1H),8.06(d,d,1H),8.87(d,d,3H),12.38(s,1H)。LCMS(ES,m/z):467.2[M+H]。実施例7としての第3溶出ピーク3:H NMR(CDCl3)δ(ppm):2.07(d,3H),2.35(q,d,1H),2.53(d,t,1H),2.66(d,1H),3.80(q,1H),3.92(q,1H),6.27(q,1H),7.33(s,1H),7.74(d 1H),8.06(d,d,1H),8.87(d,d,3H),12.38(s,1H)。LCMS(ES,m/z):467.2[M+H]。実施例8としての第4溶出ピーク4:H NMR(CDCl3)δ(ppm):2.07(d,3H),2.33(q,1H),2.55(d,d,2H),2.72(q,1H),3.77(q,1H),3.96(q,1H),6.27(q,1H),7.30(m,1H),7.72(d,1H),8.01(d,1H),8.85(d,3H),12.32(s,1H)。LCMS(ES,m/z):467.2[M+H]
実施例9〜10
Figure 2020523309
4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:(E)−tert−ブチル 2−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチレン)ヒドラジン−カルボキシラート。丸底フラスコにエタノール(200mL)中の6−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(10g,57.1mmol)を入れ、ついでtert−ブチル ヒドラジンカルボキシラート(8.30g,62.8mmol)および酢酸(1.144mL,19.99mmol)を加えた。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、反応混合物を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 11.31(s,1H),8.94(s,1H),8.29−8.26(m,1H),8.12(s,1H),7.94(d,J=11.20Hz,1H),1.49(s,9H)。LCMS(ES,m/z):290[M+H]
工程B:tert−ブチル 2−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)ヒドラジン−カルボキシラート。0℃に予冷したメタノール(150mL)中の(E)−tert−ブチル 2−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチレン)−ヒドラジンカルボキシラート(15.2g,52.5mmol)の溶液に酢酸(12.62g,210mmol)を加え、ついでシアノ水素化ホウ素ナトリウム(33.0g,525mmol)を少しずつ加えた。得られた反応混合物を30分かけて周囲温度に加温し、ついで85℃で8時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、水(400mL)を加え、混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、30%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して表題化合物を得た。LCMS(ES,m/z):292[M+H]
工程C:5−(ヒドラジニルメチル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン二塩酸塩。tert−ブチル 2−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)ヒドラジンカルボキシラート(14.9g,51.2mmol)のジクロロメタン(30mL)中の溶液を含有する丸底フラスコを0℃に冷却し、HClのジオキサン溶液(150ml,600mmol)を加え、内容物を周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して表題化合物を得、これを更に精製することなく次工程で使用した。H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 8.78(s,1H),8.72(br s,3H),8.13(d,J=7.92Hz,1H),7.94(d,J=8.00Hz,1H),4.20(s,2H)。LCMS(ES,m/z):192[M+H]
工程D:5−アミノ−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル。エタノール(20mL)中の5−(ヒドラジニルメチル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン二塩酸塩(2g,7.57mmol)の0℃の予冷溶液に、トリエチルアミン(2.299g,22.72mmol)およびエテン−1,1,2,2−テトラカルボニトリル(0.970g,7.57mmol)を順次添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、水(100mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜400メッシュ、35%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 8.69−8.61(m,1H),7.93−7.79(m,2H),7.51(s,1H),6.90(s,1H),5.44(s,2H)。LCMS(ES,m/z):291[M+H]
工程E:4−オキソ−6−((1,2−トランス)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル。圧力管(10mL)にジクロロエタン(16.0mL)中の5−アミノ−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(800mg,2.74mmol)を室温で入れ、ついでトランス−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(976mg,5.48mmol)および三塩化ホスホリル(0.754mL,8.21mmol)を加え、得られた内容物を80℃で18時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法:A:HO中の0.1%HCOOH;B:CHCN、カラム:Atlandis dC18(150×4.6mm)5 Micron;流量:1.2mL)により精製して、エナンチオマーの混合物として表題化合物を得た。異性体をキラルSFC HPLC精製(OJ−H、21×250mmカラム;共溶媒としてEtOHを伴う35%MeOH;0.5mL 注入容量;210nm UV検出;12mL MeOH/ACN(1:1濃度)中の72)により分離して、実施例9としてのピーク1の第1溶出異性体[H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 12.63(s,1H),8.82(s,1H),8.79−8.77(m,2H),8.04(d,J=8.00Hz,1H),7.88(d,J=8.00Hz,1H),7.39(t,J=4.80Hz,1H),5.79(s,2H),4.30−4.24(m,1H),3.97−3.92(m,1H),2.33−2.29(m,4H)。LCMS(ES,m/z):453.1[M+H]]、実施例10としてのピーク2の第2溶出異性体[H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 12.63(s,1H),8.82(s,1H),8.79−8.77(m,2H),8.04(d,J=8.00Hz,1H),7.88(d,J=8.00Hz,1H),7.39(t,J=4.80Hz,1H),5.79(s,2H),4.30−4.24(m,1H),3.97−3.92(m,1H),2.33−2.29(m,4H)。LCMS(ES,m/z):453.1[M+H]]を得た。
表2
本明細書中の反応スキームおよび実施例に記載されているとおりに、公知の又は調製された出発物質を使用して、本明細書中の実施例および方法において示されている一般的方法に従い、以下の化合物を製造した。必要な出発物質は、中間体の節に記載されているとおりに製造され、商業的に入手可能であり、または過度な実験を伴うことなく、当技術分野でよく知られた通常の反応を用いて商業的に入手可能な試薬から製造されうる。
Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
表3
本明細書中の反応スキームおよび実施例に記載されているとおりに(例えば、実施例9〜10に記載されているとおりに)、公知の又は調製された出発物質を使用して、本明細書中の実施例および方法において示されている一般的方法に従い、以下の化合物を製造した。反応混合物を三塩化ホスホリルでの処理の後に濃縮した。粗残渣を室温でACN/HO(約3:1の比)に溶解した。反応溶液を50℃で一晩撹拌し、真空下で濃縮した。このようにして得られた残渣を逆相HPLCにより精製し、ついで、必要に応じてキラルHPLCにより精製した。必要な出発物質は、中間体の節に記載されているとおりに製造され、または商業的に入手可能であり、または過度な実験を伴うことなく、当技術分野でよく知られた通常の反応を用いて商業的に入手可能な試薬から製造されうる。分取(Pre)HPLCの一般的精製条件(条件A):X Bridge C18 OBD 分取カラム 100オングストローム、10μm、19mm×250mm;移動相A:20mmol/L NHHCOを含有する水、移動相B:ACN;流量:20mL/分;勾配:20〜50%Bから50〜80%Bへ。キラルHPLC条件:条件B:CHIRALPAK−IC、2×25cm、5μm;移動相A:Hex:DCM=3:1またはHex:DCM=1:1またはHexまたはEtOH:DCM=3:1;移動相B:EtOH:15〜50%またはIPA 40〜50%またはMeOH:IPA=1:1、60%。条件C:Chiralpak(キラルパック)IA、2×25cm、5μm;移動相A:Hex:DCM=3:1またはHex;移動相B:EtOH:20〜100%。条件D:CHIRALPAK IE、2×25cm、5μm;移動相A:Hex、移動相B:EtOH:23%。条件E:(R,R)−WHELK−O1−Kromasil,5×25cm、5μm;移動相A:Hex、移動相B:EtOH:30%。条件F:CHIRAL ARTセルロース−SB、2×25cm、5μm;移動相A:Hex、移動相B:IPA:40%またはEtOH30%。条件G:CHIRALPAK AD−H、2×25cm;移動相A:Hex、移動相B:EtOH:15〜20%。条件H:CHIRALPAK AS−H、5×25cm、5μm;移動相A:Hex、移動相B:EtOH:30%またはIPA50%。条件I:CHIRALPAK ID−03、2×25cm、5μm;移動相A:Hex、移動相B:IPA:40%。条件J:CHIRALPAK IG UL001、2×25cm、5μm;移動相A:Hex、移動相B:EtOH:40〜50%。
Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
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Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
実施例82
Figure 2020523309
6−(2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:DMF(500μl)中の1−トリブチルスタニル−2−トリメチルシリルアセチレン(34.5mg,0.089mmol)の溶液に、6−(2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(24.3mg,0.045mmol)およびPdCl(dppf)(3.26mg,4.46μmol)を室温で加えた。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。混合物を冷却し、水性塩化アンモニウム(飽和、10mL)を加え、混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。合わせた有機画分を塩化アンモニウム水溶液(飽和、15mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)させ、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。アセトニトリル/水(5〜100%)(波長254mm)で溶出する分取逆相LC(C−18)RediSep Rf 50g HPにより残渣を精製して、4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−6−(2−(5−((トリメチルシリル)エチニル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。LCMS(ES,m/z):653.3[M+H]H NMR(500MHz,クロロホルム−d)δ 11.98(s,1H),8.85(d,J=1.8Hz,1H),8.82(s,2H),8.02(dd,J=2.0,8.2Hz,1H),7.71(d,J=8.2Hz,1H),6.23(q,J=7.1Hz,1H),3.89(q,J=9.4Hz,1H),3.76(q,J=9.7Hz,1H),2.63(p,J=10.3Hz,1H),2.48(td,J=5.7,9.9,10.5Hz,2H),2.32(ddd,J=5.2,10.6,13.7Hz,1H),2.04(d,J=7.2Hz,3H),0.28(s,9H)。
工程B:アセトニトリル(500μL)中の4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−6−(2−(5−((トリメチルシリル)エチニル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(16.1mg,0.029mmol)の溶液に、TBAF(60μL,0.060mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を冷却し、水性塩化アンモニウム(飽和、10mL)を加え、混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。合わせた有機画分を水性塩化アンモニウム(飽和、15ml)で洗浄し、乾燥(MgSO)させ、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。アセトニトリル/水(5〜100%)(波長254mm)で溶出する分取LC逆相(C−18)RediSep Rf 50g HPにより残渣を精製した。これを、アセトニトリル/水(7〜100%)で溶出する分取LC逆相(C−18)により更に精製して、実施例82の6−(2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。LCMS(ES,m/z):491.2[M+H]H NMR(500MHz,クロロホルム−d)δ 8.87(s,2H),8.86−8.84(m,1H),8.03(d,J=6.9Hz,1H),7.71(d,J=8.2Hz,1H),6.23(q,J=7.1Hz,1H),3.91(q,J=9.4Hz,1H),3.77(q,J=9.6Hz,1H),3.42(s,1H),2.64(p,J=10.2Hz,1H),2.49(dt,J=4.6,9.3Hz,2H),2.32(tt,J=5.1,10.7Hz,1H),2.04(d,J=7.2Hz,3H)。
実施例83〜84
Figure 2020523309
6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
20mLのバイアル内で、2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸(0.961g,4.90mmol)および(S)−5−アミノ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(1.25g,4.08mmol)のジクロロエタン(17mL)中の懸濁液に、POCl(1.141mL,12.25mmol)を加えた。バイアルに栓をし、反応混合物を60℃に一晩加熱した。反応混合物を室温に冷却した。反応混合物をフラスコに移し、溶媒を真空下で除去した。アセトニトリル(12.0mL)および水(5mL)を反応混合物に入れ、ついでこれを50℃に3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水性炭酸水素ナトリウム(飽和、30mL)を入れた。それを酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機画分を乾燥(NaSO)させ、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。0〜8%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルRediSep Gold 120gシリカのカラムクロマトグラフィーにより残渣を精製して、6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。キラル分取SFC(Chiralpak OJ−H、21×250mm、20%MeOH)により表題化合物を得た。表題化合物の、速く溶出した異性体(実施例83):LCMS(ES,m/z):485.4[M+H]H NMR(500MHz,クロロホルム−d)δ 11.67(s,1H),8.81(s,1H),8.70(s,2H),7.99(d,J=8.5Hz,1H),7.69(d,J=8.1Hz,1H),6.24(q,J=7.1Hz,1H),3.91(q,J=9.4Hz,1H),3.72(q,J=9.7Hz,1H),2.71(dt,J=20.8,11.0Hz,1H),2.49(dq,J=21.2,10.6,9.7Hz,2H),2.30(q,J=8.9,8.3Hz,1H),2.06(d,J=7.2Hz,3H)。表題化合物の、遅く溶出した異性体(実施例84):LCMS(ES,m/z):485.4[M+H]H NMR(500MHz,クロロホルム−d)δ 11.74(s,1H),8.86(s,1H),8.69(s,2H),8.04(d,J=7.9Hz,1H),7.72(d,J=8.2Hz,1H),6.23(q,J=7.2Hz,1H),3.87(q,J=9.3Hz,1H),3.75(q,J=9.4Hz,1H),2.64(dt,J=20.4,10.7Hz,1H),2.56−2.40(m,2H),2.37−2.26(m,1H),2.04(d,J=7.2Hz,3H)。
実施例85
Figure 2020523309
6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
5−アミノ−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(SFC分離からのピーク1、単一異性体)および2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸を使用して、実施例83および84に関して記載されているのと同様の方法により表題化合物を製造し、キラル分取SFC(Chiralpak AD−H、21×250mm、10%MeOH)により表題化合物(実施例85、単一異性体)を得た。LCMS(ES,m/z):424.2[M+H]H NMR(500MHz,CDCl):δ 10.70(s,1H),8.68(s,2H),4.09−3.94(m,3H),3.88(dd,J=11.5,3.9Hz,1H),3.45(q,J=9.9,9.2Hz,1H),3.38(t,J=11.8Hz,1H),3.28(t,J=11.7Hz,1H),2.47(ddd,J=21.9,11.4,6.3Hz,3H),2.22(t,J=8.4Hz,1H),2.16−2.04(m,1H),1.57(d,3H),1.31(dq,J=20.3,7.9,6.3Hz,2H),1.16(qd,J=12.3,4.6Hz,2H)。
実施例86
Figure 2020523309
6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
5−アミノ−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(SFC分離からのピーク2、単一異性体)および2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸を使用して、実施例83および84に関して記載されているのと同様の方法により表題化合物を製造し、キラル分取SFC(Chiralpak AD−H、21×250mm、10%MeOH)により表題化合物(実施例86、単一異性体)を得た。LCMS(ES,m/z):424.2[M+H]H NMR(500MHz,CDCl):δ 10.55(s,1H),8.64(s,2H),4.06−3.99(m,2H),3.99−3.87(m,2H),3.49(q,J=9.3Hz,1H),3.38(t,J=11.6Hz,1H),3.30(t,J=11.9Hz,1H),2.60−2.49(m,1H),2.46(q,J=9.8,8.9Hz,2H),2.21−2.04(m,2H),1.37−1.27(m,2H),1.18(qd,J=12.1,4.4Hz,2H)(溶媒ピーク下のCH)。
実施例87〜88
Figure 2020523309
6−(1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸(シス−ラセミ体、980mg,5.5mmol)の0℃のMeOH/トルエン(5ml/22ml)中のスラリーに、TMSジアゾメタン(2M ヘキサン中、2.9ml,5.77mmol)を滴下した。反応混合物を3.5時間かけて周囲温度に加温した。1mLのトリメチルシリルジアゾメタン(ヘキサン中の2M)を加えた。反応を周囲温度で更に30分間継続した。ついで溶媒を濃縮した。0〜100%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲル(Redisep gold 40gシリカカートリッジ)カラムクロマトグラフィーにより残渣を精製して、メチルエステルを得た。LCMS(ES,m/z):193.2[M+H]
雰囲気下、−78℃のTHF(4ml)中の前記からのメチルエステル[メチル 2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート,192mg,1mmol]に、LHMDS(THF中の1M,1.2ml,1.2mmol)を加えた。反応を−78℃で1時間維持した。ついでMeI(0.1ml,1.6mmol)を滴下した。反応を2時間かけてゆっくりと0℃に加温した。飽和NHCl溶液(40ml)の添加によりクエンチした。EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(NaSO)させ、濾過し、濃縮した。20〜100%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲル(Redisep gold 24gシリカカートリッジ)カラムクロマトグラフィーで粗残渣を精製し、メチル 1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラートを得た。LCMS(ES,m/z):207.2[M+H]
工程B:THF/MeOH/水(1/1/0.5mL)中、メチル 1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボキシラート(95mg,0.461mmol)に、1M LiOH水溶液(0.92ml,0.92mmol)を加えた。反応物を周囲温度で4.5時間撹拌した。この時点で、1M LiOH水溶液(約0.5ml,約0.5mmol)を更に加え、周囲温度で一晩撹拌した。ついで溶媒の大部分を濃縮し、水(15mL)で希釈した。1M HCl水溶液を添加した(pH紙でpH=1〜2まで)。EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(NaSO)させ、濾過し、濃縮して、1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸を得た。LCMS(ES,m/z):193.2[M+H]
工程C:ジクロロエタン(1.5ml)中、1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブタンカルボン酸(50mg,0.26mmol)に(S)−5−アミノ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3,4−ジカルボニトリル(80mg,0.26mmol)をバイアル内で加えた。ジクロロエタン(1.5ml)を更に加え、ついでPOCl(0.1ml,1.07mmol)を加えた。バイアルに栓をし、75℃で一晩加熱した。反応物を周囲温度に冷却し、MeCN(約5ml)および水(1mL)をrxn混合物中に加え、50℃で2.5時間(合計時間)激しく撹拌した。ついで反応物を0℃に冷却し、EtOAc(10mL)で希釈し、飽和NaHCO(10ml)を撹拌しながらゆっくり加えた。更にEtOAc(合計30ml)で希釈し、水(20ml)を加えた。有機層を分離し、水層をEtOAc(30ml)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50ml)で洗浄し、乾燥(NaSO)させ、濾過し、濃縮した。粗物質をMeCN(10ml)に溶解し、1M NaOH水溶液(4ml)を加え、周囲温度で約30分間撹拌した。ついで混合物をCHCl(30ml)で希釈し、飽和NHCl(25ml)/ブライン(5ml)を加えた。撹拌し、有機層を分離した。水層をCHCl(30ml)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(NaSO)させ、濾過し、濃縮した。粗残渣を逆相HPLCにより精製した。条件:Sunfire Prep C−18、10μm、30×150mm OBDカラム、流速30mL/分、勾配=10〜90%CHCN(0.05%TFA)水溶液(0.05%TFA)。ピーク3とピーク4との混合物(約1:2.5の比のピーク3:ピーク4を含有する)を単離した。この混合物をSFC(条件 − OJ−H、21×250mmカラム、20%MeOH)により更に分離して、ピーク2:単一異性体 − 6−(1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(実施例87)[LCMS(ES,m/z):481.3[M+H]H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 12.65(s,1H),8.85(d,J=4.9Hz,2H),8.82(d,J=1.7Hz,1H),8.02(dd,J=1.8,8.2Hz,1H),7.70(d,J=8.2Hz,1H),7.31(t,J=4.9Hz,1H),6.23(q,J=7.0Hz,1H),4.03(t,J=8.7Hz,1H),2.85−2.66(m,2H),2.43−2.28(m,1H),2.10−1.98(m,1H),2.05(d,J=7.2Hz,3H),1.18(s,3H)]、ピーク3:単一異性体 − 6−(1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(実施例88)[LCMS(ES,m/z):481.3[M+H]H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 12.66(s,1H),8.91−8.79(m,3H),8.04(dd,J=2.1,8.2Hz,1H),7.72(d,J=8.1Hz,1H),7.31(t,J=4.9Hz,1H),6.23(q,J=7.4Hz,1H),3.99(t,J=9.2Hz,1H),2.82−2.58(m,2H),2.37−2.29(m,1H),2.11−1.97(m,1H),2.05(d,J=7.2Hz,3H),1.23(s,3H)]を得た。
実施例89〜90
Figure 2020523309
6−(2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:6−(2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(0.05g,0.092mmol)の1,4−ジオキサン(0.5mL)および水(0.1mL)中の溶液に、BuBrettphos Pd G3(0.023g,0.027mmol)およびZn(CN)(0.022g,0.18mmol)を室温で加えた。反応混合物をNで3回脱気し、N下55℃で16時間撹拌した。得られた溶液を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。残渣を以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:X Bridge C18 OBD分取(Prep)カラム 100オングストローム、10μm、19mm×250mm;移動相A:20mmol/L NHHCOを含有する水、移動相B:ACN;流量:20mL/分;勾配:6分で58%Bから76%Bへ;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、6−(2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。LCMS(ES,m/z):492.2[M+H]
工程B:6−(2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを、以下の条件の分取キラルHPLCにより分離した:カラム:CHIRALPAK IC、2×25cm、5μm;移動相A:HEX:DCM=3:1、移動相B:EtOH;流量:16mL/分;勾配:26分で50%Bから50%Bへ;254/220nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、6−(2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(ピーク1、異性体A、実施例89)[LCMS(ES,m/z):492.2[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.24(brs,1H),9.09(s,2H),8.81(d,J=1.6Hz,1H),7.99(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),7.69(d,J=8.0Hz,1H),6.23(q,J=7.2Hz,1H),4.05(q,J=9.2Hz,1H),3.81(q,J=9.6Hz,1H),2.77−2.69(m,1H),2.57−2.49(m,2H),2.38−2.31(m,1H),2.06(d,J=7.2Hz,3H)]および6−(2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(ピーク2、異性体B、実施例90)[LCMS(ES,m/z):492.2[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.28(brs,1H),9.08(s,2H),8.84(d,J=1.6Hz,1H),8.03(dd,J=8.0Hz,2.0Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),6.23(q,J=7.2Hz,1H),4.02(q,J=9.6Hz,1H),3.82(q,J=9.2Hz,1H),2.71−2.63(m,1H),2.56−2.49(m,2H),2.40−2.33(m,1H),2.05(d,J=6.8Hz,3H)]を得た。
実施例91
Figure 2020523309
6−(2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
トルエン(0.8mL)および水(0.2mL)中の6−(2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(実施例59、異性体B)(40.00mg,0.073mmol)の溶液に、シクロプロピルボロン酸(9.45mg,0.11mmol)、CsCO(35.8mg,0.11mmol)、ジアセトキシパラジウム(1.65mg,7.34μmol)およびXPhos(3.50mg,7.34μmol)を室温で加えた。反応混合物をNで3回脱気し、140℃で4時間マイクロ波照射した。室温に冷却した後、得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮した。残渣を以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:X Select CSH Prep C18 OBDカラム、19×250mm、5μm;移動相A:0.05%TFAを含有する水、移動相B:ACN;流量:20mL/分;勾配:15分で20%Bから34%Bへ;254/210nm。集めた画分を合わせ、真空下で濃縮して、6−(2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(実施例91)を得た。LCMS(ES,m/z):507.4.[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.46(brs,1H),8.86(d,J=2.0Hz,1H),8.58(s,2H),8.03(dd,J=8.0Hz,1.6Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),6.24(q,J=7.2Hz,1H),3.87(q,J=9.2Hz,1H),3.73(q,J=9.2Hz,1H),2.65−2.48(m,1H),2.47−2.44(m,2H),2.34−2.27(m,1H),2.04(d,J=7.2Hz,3H),1.94−1.87(m,1H),1.16−1.12(m,2H),0.84−0.79(m,2H)。
実施例92
Figure 2020523309
6−(2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
6−(2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(実施例58、異性体A)を使用して、実施例91に記載されているのと同様にして表題化合物実施例92を製造した。LCMS(ES,m/z):507.4[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.46(brs,1H),8.86(d,J=2.0Hz,1H),8.58(s,2H),8.03(dd,J=8.0Hz,1.6Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),6.24(q,J =7.2Hz,1H),3.87(q,J=9.2Hz,1H),3.73(q,J=9.2Hz,1H),2.65−2.48(m,1H),2.47−2.44(m,2H),2.34−2.27(m,1H),2.04(d,J=7.2Hz,3H),1.94−1.87(m,1H),1.16−1.12(m,2H),0.84−0.79(m,2H)。
実施例93、94、95、96
Figure 2020523309
1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(異性体A)−実施例93
1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(異性体C)−実施例94
1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(異性体BA)−実施例95
1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(異性体BB)−実施例96
工程A:MeOH(10mL)中の1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エタノン(1.00g,6.17mmol)の溶液に、NaBH(0.467g,12.33mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。ついで2mLの水の添加によりクエンチした。残渣を水で希釈し、酢酸エチル(3×60mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、石油エーテル中の0%〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エタノールを得た。LCMS(ES,m/z):165.2[M+H]
工程B:トルエン(1.5mL)中の1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エタノール(0.150g,0.913mmol)および4−イソプロポキシ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(0.306g,0.913mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(0.599g,2.284mmol)およびジイソプロピル アゾジカルボキシラート(0.355mL,1.827mmol)を室温で加えた。反応溶液を室温で3時間撹拌した。得られた反応物を減圧下で濃縮し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、石油エーテル中の0%〜70%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮し、1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−イソプロポキシ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。LCMS(ES,m/z):482.3[M+H]
工程C:TFA(4mL)中の1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−イソプロポキシ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(0.350g,0.00mmol)の溶液を、室温で16時間撹拌した。得られた溶液を濾過し、濾液を以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:XBridge C18 OBD 分取カラム 100オングストローム、10μm、19mm×250mm;移動相A:水(20mmol/L NHHCO)、移動相B:ACN;流量:25mL/分;勾配:8分で33%Bから55%Bへ;254/210nm。それにより、1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。LCMS(ES,m/z):440.3[M+H]
工程D:1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(0.210g,0.478mmol)を、以下の条件のPREP CHIRAL HPLCにより分離した:カラム:CHIRALPAK IG,20250mm、5μm;移動相A:Hex−HPLC、移動相B:EtOH−HPLC;流量:20mL/分;勾配:29分で40 Bから40 Bへ;220/254nm;RT1:16.751分;RT2:18.655分;RT:23.755分。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、異性体A 1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(ピーク1)、異性体B 1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(ピーク2)、および、異性体C 1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(ピーク3)を得た。異性体A(ピーク1、実施例93):LCMS(ES,m/z):440.3[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.34(s,1H),8.85(d,J=4.9Hz,2H),8.74(s,2H),7.37−7.30(m,1H),6.11(q,J=7.1Hz,1H),3.93(q,J=9.4Hz,1H),3.80(q,J=9.5Hz,1H),2.77−2.62(m,1H),2.59−2.48(m,2H),2.38−2.25(m,2H),2.05(d,J=7.3Hz,3H),1.22−1.08(m,4H)。異性体C(ピーク3、実施例94):LCMS(ES,m/z):440.3[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.29(s,1H),8.85(d,J=5.0Hz,2H),8.69(s,2H),7.37−7.30(m,1H),6.12(q,J=7.2Hz,1H),3.95(q,J=9.5Hz,1H),3.78(q,J=9.4Hz,1H),2.81−2.66(m,1H),2.59−2.48(m,2H),2.40−2.20(m,2H),2.05(d,J=7.2Hz,3H),1.20−1.06(m,4H)。
工程E:異性体B(工程Dのピーク2) 1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(90mg,0.205mmol)を、以下の条件のPREP CHIRAL HPLCにより分離した:カラム:(R,R)−WHELK−O1−Kromasil、5cm25cm(5μm);移動相A:Hex−HPLC、移動相B:EtOH−HPLC;流量:20mL/分;勾配:22分で30 Bから30 Bへ;254/220nm。集めた画分を合わせ、真空下で濃縮して、より速く溶出する異性体BA 1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。集めた画分を合わせ、真空下で濃縮して、より遅く溶出する異性体BB 1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。異性体BA(速く溶出する、ピーク1、実施例95):LCMS(ES,m/z):440.3[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.34(s,1H),8.85(d,J=4.9Hz,2H),8.73(s,2H),7.37−7.30(m,1H),6.11(q,J=7.2Hz,1H),3.93(q,J=9.4Hz,1H),3.80(q,J=9.5Hz,1H),2.76−2.62(m,1H),2.59−2.48(m,2H),2.40−2.23(m,2H),2.04(d,J=7.2Hz,3H),1.21−1.07(m,4H)。異性体BB(より遅く溶出する、ピーク2、実施例96):LCMS(ES,m/z):440.3[M+H]H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.28(s,1H),8.85(d,J=5.0Hz,2H),8.69(s,2H),7.37−7.30(m,1H),6.12(q,J=7.2Hz,1H),3.95(q,J=9.5Hz,1H),3.78(q,J=9.4Hz,1H),2.73(p,J=10.3Hz,1H),2.59−2.48(m,2H),2.39−2.22(m,2H),2.05(d,J=7.2Hz,3H),1.20−1.06(m,4H)。
実施例97
Figure 2020523309
6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
工程A:DCM(2mL)中の3−((ベンジルオキシ)メチル)−6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(0.05g,0.085mmol)の溶液に、三塩化ホウ素(0.34mL,0.34mmol)を−78℃で加えた。反応溶液を−40℃で2時間撹拌した。得られた溶液を−78℃でMeOHでクエンチし、真空下で濃縮した。残渣を以下のカラムにより精製した:カラム:XBridge C18 OBD 分取カラム、100オングストローム、5μm、19mm×250mm;移動相A:20mmol/L NHHCOを含有する水、移動相B:ACN;流量:20mL/分;勾配:9分で20%Bから80%Bへ;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、3−(ヒドロキシメチル)−6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オンを得た。LCMS(ES,m/z):502.2[M+H]
工程B:DCM(4mL)中の3−(ヒドロキシメチル)−6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(0.10g,0.20mmol)の溶液に、デス・マーチン・ペルヨージナン(0.09g,0.20mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を水性NaHCO(飽和、3mL)および水性Na(飽和、3mL)でクエンチした。得られた混合物を30分間撹拌した。反応混合物をDCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。残渣を、石油エーテル中の50%〜100%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルバルデヒドを得た。LCMS(ES,m/z):500.1[M+H]
工程C:N下、6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルバルデヒド(45.00mg,0.090mmol)の室温のACN(0.5mL)中の溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(9.39mg,0.14mmol)およびDIPEA(0.063mL,0.36mmol)を加えた。反応混合物を室温で5分間撹拌した。2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(115mg,0.36mmol)の50%溶液を反応混合物に滴下した。反応混合物を80℃で8時間撹拌した。溶媒を真空下で除去した。残渣を以下の条件の分取HPLCにより精製した:カラム:X Bridge BEH C18 OBD分取カラム、5μm、19mm×250mm;移動相A:10mmol/L NHHCOおよび0.1%NH.HOを含有する水、移動相B:ACN;流量:20mL/分;勾配:9分で20%Bから70%Bへ;254/210nm。所望の生成物を含有する画分を合わせ、真空下で濃縮して、6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルを得た。LCMS(ES,m/z):497.2[M+H]
表4
適切な出発物質および精製条件を用いて、本明細書中の反応スキームおよび実施例に記載されているとおりに(例えば、実施例97に記載されているとおりに)、公知の又は調製された出発物質を使用して、本明細書中の実施例および方法において示されている一般的方法に従い、以下の化合物を製造した。必要な出発物質は、中間体の節に記載されているとおりに製造され、商業的に入手可能であり、または過度な実験を伴うことなく、当技術分野でよく知られた通常の反応を用いて商業的に入手可能な試薬から製造されうる。
Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
実施例110〜111
Figure 2020523309
6−((1S,2S)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(実施例110)および6−((1S,2S)−2−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(実施例111)
6−((1S,2S)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(9mg,0.02mmol)、Ir(dF(CF)ppy)(dtbbpy)]PF光触媒(1.09mg,0.96μmol、5mol%)のCAN(106μL)/TFA(106μL)中の溶液に、tert−ブチルペルアセタート(10.8μL,0.058mmol)を加え、青色LED光(Merck G2光反応器、82%LED強度)下、混合物を室温で12時間撹拌した。12時間後、LCMSは幾らかの量の生成物の形成を示した。別の1回分のtert−ブチルペルアセタート(10.8μL,0.058mmol)を更に添加し、青色LED光下、溶液を室温で更に12時間撹拌した。LCMSは、有意な量のモノメチル化生成物と共にビスメチル化生成物の形成を示した。反応混合物を減圧下で濃縮し、1.5mLのDMSOに溶解し、0.45ミクロンのHPLCフリットで濾過し、逆相クロマトグラフィー(カラム:Waters XBridge C18カラム、130オングストローム、19×150mm、5μm、流量=25mL/分、直線勾配:30%CAN/水から開始し、0.16%水酸化アンモニウムで緩衝化された70%CAN/水(pH10)へ)により精製して、実施例110および実施例111の生成物を得た。実施例110:H NMR(500MHz,CDCl)δ 13.03(s,1H),8.89(s,1H),8.67(d,J=5.1Hz,1H),8.06(d,J=8.1Hz,1H),7.74(d,J=8.2Hz,1H),7.17(d,J=5.0Hz,1H),6.27(q,J=7.1Hz,1H),3.88(q,J=9.6Hz,1H),3.77(q,J=9.4Hz,1H),2.68(s,3H),2.61(q,J=9.8Hz,1H),2.51(dt,J=9.6,16.7Hz,2H),2.34(d,J=8.3Hz,1H),2.07(d,J=7.1Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):[M+H]:481.4。実施例111:H NMR(500MHz,CDCl)δ 13.03(br s,1H),8.90(s,1H),8.05(d,J=6.5Hz,1H),7.73(d,J=8.2Hz,1H),7.04(s,1H),6.35(m,1H),4.09−3.48(m,2H),2.62(s,6H),2.53−2.44(m,2H),2.34(d,J=8.0Hz,1H),2.06(d,J=7.1Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):[M+H]:495.4。
実施例112
Figure 2020523309
6−((1S,2S)−2−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリルトリフルオロ酢酸塩
6−((1S,2S)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル(9mg,0.02mmol)、10−メチル−9−(2,4,6−トリメチルフェニル)アクリジニウムテトラフルオロボラート光触媒(0.38mg,0.96μmol,5mol%)、ジフルオロメタンスルフィン酸亜鉛(17.11mg,0.058mmol)のCAN(150μL)/水(150μL)中の溶液に、過硫酸カリウム(15.65mg,0.058mmol)およびTFA(1.48μL,0.02mmol)を添加し、青色LED光(Merck G2光反応器、91%LED強度)下、混合物を室温で12時間撹拌した。12時間後、LCMSは幾らかの量の生成物の形成を示した。ジフルオロメタンスルフィン酸亜鉛(17.11mg,0.058mmol)および過硫酸カリウム(15.65mg,0.058mmol)を更に添加し、青色LED光(Merck G2光反応器、100%LED強度)下、溶液を室温で更に12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、1.5mLのDMSOに溶解し、0.45ミクロンのHPLCフリットで濾過し、逆相クロマトグラフィー(カラム:Waters CSH C18カラム、130オングストローム、19×150mm、5μm、流量=25ml/分、直線勾配:40%CAN/水から開始し、0.1%TFAで緩衝化された85%CAN/水へ)により精製して、生成物である実施例112のTFA塩を得た。H NMR(500MHz,CDCl)δ 11.96(s,1H),8.06(dd,J=8.2,1.9Hz,1H),7.74(d,J=8.2Hz,1H),7.62(d,J=5.1Hz,1H),6.66(t,J=54.5Hz,1H),6.26(q,J=7.1Hz,1H),3.98(q,J=9.4Hz,1H),3.83(q,J=9.5Hz,1H),2.68(p,J=10.0Hz,1H),2.60−2.48(m,2H),2.37(q,J=8.4Hz,1H),2.07(d,J=7.2Hz,3H)。LCMS(ES,m/z):[M+H]:517.4。
表5
適切な出発物質および精製条件を用いて、本明細書中の反応スキームおよび実施例に記載されているとおりに(例えば、実施例110〜112に記載されているとおりに)、公知の又は調製された出発物質を使用して、本明細書中の実施例および方法において示されている一般的方法に従い、以下の化合物を製造した。該化合物を2,2,2−トリフルオロ酢酸塩として単離した。必要な出発物質は、中間体の節に記載されているとおりに製造され、商業的に入手可能であり、または過度な実験を伴うことなく、当技術分野でよく知られた通常の反応を用いて商業的に入手可能な試薬から製造されうる。
Figure 2020523309
Figure 2020523309
Figure 2020523309
表6
以下の表は、本明細書に記載されているアッセイにより決定されたPDE9インヒビターとしての実施例の化合物の代表的データを示す。この表においては、PDE9 Kは、PDE9酵素の作用を阻害する試験化合物の能力の尺度である。そのような結果は、PDE9酵素のインヒビターとしての使用のための化合物の固有活性を示している。
Figure 2020523309
Figure 2020523309
本発明は、その或る特定の実施形態を参照して記載され例示されているが、手順およびプロトコルの種々の応用、変更、修飾、置換、削除または付加が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく行われうる、と当業者は認識するであろう。

Claims (14)

  1. 式I:
    Figure 2020523309

    [式中、
    Aは、置換されていないか又はフルオロおよびメチルから選択される置換基で置換されているシクロブチル環であり;
    、RおよびRは、独立して、
    (1)水素、
    (2)ハロゲン、
    (3)ヒドロキシル、
    (4)置換されていないか又はヒドロキシおよびフルオロから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル、
    (5)置換されていないか又はフルオロから選択される置換基で置換されている−O−C1−6アルキル、
    (6)C3−6シクロアルキル、
    (7)C2−6アルキニル、および
    (8)−CN
    から選択され;
    は、
    (1)水素、
    (2)−CH
    (3)−CF
    (4)−CHOH、
    (5)−COH、および
    (6)−CHCH
    から選択され;
    は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、シクロヘキシルまたはテトラヒドロピラニル環であり、ここで、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、シクロヘキシルまたはテトラヒドロピラニル環は、R1a、R1bおよびR1cで置換されており、ここで、R1a、R1bおよびR1cは、独立して、
    (1)水素、
    (2)ハロゲン、
    (3)ヒドロキシル、
    (4)置換されていないか又はヒドロキシおよびフルオロから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル、
    (5)置換されていないか又はフルオロから選択される置換基で置換されている−O−C1−6アルキル、
    (6)C3−6シクロアルキル、および
    (7)−CN
    から選択される]
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. 式Ia:
    Figure 2020523309

    の、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. Aが、置換されていないか又は1以上のフルオロで置換されているシクロブチル環である、請求項1〜2のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. 、RおよびRが、独立して、
    (1)水素、
    (2)ハロゲン、
    (3)ヒドロキシル、
    (4)置換されていないか又はヒドロキシおよびフルオロから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル、
    (5)置換されていないか又はフルオロから選択される置換基で置換されている−O−C1−6アルキル、
    (6)C3−6シクロアルキル、
    (7)C2−6アルキニル、および
    (8)−CN
    から選択される、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. が−CHである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  6. が水素であり、Rが水素であり、そして、Rが、
    (1)水素、
    (2)フルオロ、
    (3)クロロ、
    (4)ブロモ、
    (5)ヒドロキシル、
    (6)−CH
    (7)−OCH
    (8)−CHF
    (9)−CF
    (10)−OCHF
    (11)−OCF
    (12)−CHCH
    (13)−CH(CH
    (14)−C(CH
    (15)−C≡CH、および
    (16)シクロプロピル
    から選択される、請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  7. 1bが水素であり、R1cが水素であり、そして、R1aが、
    (1)水素、
    (2)フルオロ、
    (3)−CH3、
    (4)−CHF
    (5)−CF
    (6)−OCHF
    (7)−OCF、および
    (8)−CN
    から選択される、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  8. 1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−[1−(4−シアノフェニル)エチル]−4−オキソ−6−(2−ピリミジン−2−イルシクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(4−シアノフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−[2−ピリミジン−2−イルシクロブチル]−1−{1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−[2−ピリミジン−2−イルシクロブチル]−1−{1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−ブロモピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−エチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(6−シクロプロピルピリジン−3−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−(1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((S)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−1−((R)−1−(2−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−エチニルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−フルオロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−1−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−シアノピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((R)−1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−メトキシピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−(2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1R,2S)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    1−((S)−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−4−オキソ−6−((1S,2R)−2−(ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2S)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2R)−2−(5−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−(1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(5−クロロピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(4,6−ジ−tert−ブチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1S,2S)−2−(4−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4,6−ビス(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4,6−ジ−tert−ブチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((R)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4−メチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−(2−(4−(tert−ブチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4,6−ジ−tert−ブチルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;
    6−((1R,2R)−2−(4−(ジフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル;および
    6−((1R,2R)−2−(4−シクロプロピルピリミジン−2−イル)シクロブチル)−4−オキソ−1−((S)−1−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)エチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボニトリル
    から選択される化合物またはその薬学的に許容される塩。
  9. 不活性担体と請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩とを含む医薬組成物。
  10. 療法における使用のための、請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  11. 心血管疾患、脳血管疾患、高血圧、慢性腎疾患、心不全、精神病性障害、妄想障害、薬物誘発性精神病、不安障害、運動障害、気分障害または神経変性障害の治療における使用のための、請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療的有効量を患者に投与することを含む、PDE9機能障害に関連した障害または疾患の治療を要する哺乳動物患者におけるPDE9機能障害に関連した障害または疾患の治療方法。
  13. 請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療的有効量を患者に投与することを含む、治療を要する哺乳動物患者における心血管疾患、脳血管疾患、高血圧、慢性腎疾患または心不全の治療方法。
  14. 請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療的有効量を患者に投与することを含む、治療を要する哺乳動物患者における精神病性障害、妄想障害、薬物誘発性精神病、不安障害、運動障害、気分障害または神経変性障害の治療方法。
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