JP2020519421A - 鼻用装置 - Google Patents

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Abstract

呼吸空気をろ過するための鼻用装置は、細長い支持部材と、細長い支持部材のそれぞれの端部にそれぞれ配置された1つまたは2つの丸みのあるホルダ部材とを有している。ホルダ部材は、遠位端部が鼻孔内に向けられ、近位端部が鼻孔開口に隣接する状態で鼻孔内へ挿入されるように適応されている。ホルダ部材は、遠位−近位延びにおける少なくとも1つの平面内でベル形の横断面を有している。

Description

本発明は、独立請求項の前段による鼻用装置に関する。
多くの環境および状況において、我々が呼吸する空気を浄化、ろ過および/または脱臭することができる必要がある。例えば、ヘルスケア、軍事的作業などにおいて悪臭を除去することが望ましい多くの状況が存在する。その他の状況では、我々が呼吸する空気中のほこり、花粉、ガス、スモッグ、臭いまたはその他の有害なかつ/または刺激性の粒子を除去するためにフィルタが使用されることがある。フェイスマスクからマウスカバーおよび鼻用プラグまで、多くのタイプの呼吸またはろ過装置が存在する。これらの多くは、かさ張り、不快であり、外見を変えるという点で見た目が悪い。さらに、しばしばこのような装置は、空気漏れのために効果的でない傾向がある。
鼻用ほこりフィルタの一例が米国特許第4200150号明細書に記載されている。米国特許第4200150号明細書は、鼻通路内に挿入されかつ中隔壁に張力を加えるクリップによって適所に保持されるように適応された鼻用フィルタを開示している。フィルタは、カバーされた外面を備える一対の傘型の円形カップを備えている。
別の例は、米国特許第7207333号明細書に示されており、この明細書には、鼻孔内に挿入されることが予定されたストッパのような端部を備える鼻用クリップが開示されている。一実施形態では、各ストッパは、中心軸によって接続された一対の円形のフィルタを有している。
米国特許出願公開第2016/0256715号明細書は、空気をろ過するためのさらに別のタイプの鼻用プラグを開示している。装置は、フリップリッドを備える内側および外側のプラグと、それらの間に挟まれたフィルタと、鼻用クリップとを備えている。中国実用新案第204246706号明細書は、フィルタを保持するための内側溝を有するカップ形フレームを備える鼻用プラグを示している。
空気をろ過するための別の鼻用プラグは、米国特許出願公開第2015/0182766号明細書に示されており、この場合、空気ろ過装置は、凹面−凸面状のまたは平坦なフィルタを備える2つの環状またはカップ形の支持構造を有しており、支持構造は、鼻孔内に挿入されることが予定されておりかつブリッジによって接続されている。
本発明の発明者らは、改良された密着性および使用性能を提供する改良された鼻用装置の必要性を認識した。公知の鼻用プラグの多くは、プラグと鼻孔の内面との間の摩擦に起因する刺激および不快感を発生させる。その他は、各鼻用プラグの周囲の空気流に対するシーリングの点で効果的でない傾向があり、このため、空気をろ過、案内および妨害する点で装置を効果的でないものにしている。
本発明の目的は、着用が快適でありかつ使用時に外観において分離している鼻用装置を提供することである。
本発明の別の目的は、使用者の鼻孔に確実に密着する鼻用装置を提供することである。本開示のさらに別の目的は、鼻孔を刺激するリスクが最小限である鼻用装置を提供することである。
本発明の別の目的は、フィルタが設けられている場合、鼻を通過する空気の有効なろ過を提供し、花粉、ほこり、スモッグなどをろ過するなど、異なるタイプの状況のために使用可能である鼻用装置を提供することである。さらに、P41706025EP00の別の目的は、製造の点で費用対効果の高い鼻用装置を提供することである。
上述の目的は、独立請求項に係る本発明によって達成される。
好ましい実施形態は、従属請求項に記載されている。
本発明によれば、呼吸空気をろ過するための鼻用装置は、細長い支持部材と、細長い支持部材のそれぞれの端部にそれぞれ配置された1つまたは2つの丸みのあるホルダ部材とを備えている。ホルダ部材は、遠位端部が鼻孔内に向けられ、近位端部が鼻孔開口に隣接する状態で鼻孔内へ挿入されるように適応されている。ホルダ部材は、ワンピースで形成されかつ可撓性材料から形成されており、それぞれ、遠位−近位延びにおける少なくとも1つの平面内でベル形の横断面を有している。さらに、各ホルダ部材は、丸みのある遠位部分と、開放した近位部分であって、近位部分の外周に沿って周方向に配置されかつホルダ部材から半径方向外方へ延びている外側リムを有する、近位部分と、遠位部分と近位部分との間に配置された中間ウェスト部分と、を有している。中間部分は、各遠位部分および近位部分のそれぞれの最大外周よりも小さい、遠位−近位方向に対して本質的に横方向の平面内に少なくとも1つの外周を有している。
図1a〜図1dは、鼻用装置の様々な図を示している。 図2a〜図2hは、別の鼻用装置の様々な図を示している。 図3a〜図3dは、別の鼻用装置の様々な図を示している。 図4a〜図4dは、さらに別の鼻用装置の様々な図を示している。 鼻用装置が鼻の鼻孔内に配置されるようにどのように適応されているかを概略的に示す図である。 静電フィルタ部材をさらに有する、図1bに示した鼻用装置の平面A−AまたはA’−A’に沿った断面図である。 静電フィルタ部材をさらに有する、図1bに示した鼻用装置の平面B−Bに沿った断面図である。 機械的なフィルタ部材をさらに有する、図1bに示した鼻用装置の平面A−AまたはA’−A’に沿った断面図である。 機械的なフィルタ部材をさらに有する、図1bに示した鼻用装置の平面B−Bに沿った断面図である。 鼻孔内に配置された鼻用装置の断面側面図である。 鼻孔内に配置された鼻用装置の断面正面図である。 図9a〜図9cは、異なる形状の鼻孔を有する鼻の下側から見た鼻用装置のホルダ部材の斜視図である。図9dは、鼻の下側から見た鼻用装置の斜視図である。 図10aおよび図10bは、図1bに示した鼻用装置の平面B−Bに沿った断面図である。 図11a〜図11dは、別の鼻用装置の様々な図を示している。 図12a〜図12dは、別の鼻用装置の様々な図を示している。 図13a〜図13dは、さらに別の鼻用装置の様々な図を示している。 図14aおよび図14bは、鼻用装置の製造中の成形ツールおよび鼻用装置の2つの例を示している。 2つの異なる鼻用装置の断面図を示している。 2つの異なる鼻用装置の断面図を示している。
本発明は、エアフィルタを備える、ストッパとして、薬剤またはその他の物質を使用者に投与するため、呼吸を容易にするためなどの様々な用途のための鼻用装置である。鼻用装置は、小さく、便利であり、分離しているが、同時に、確実な取付けおよび鼻孔内の最小限の刺激と共に、鼻孔開口に対して有効なシーリングを提供するように設計されている。
図1aには、鼻孔内に挿入されたときの一般的な構成における鼻用装置の第1の態様が示されている。特に、鼻用装置は、半剛性の、細長い支持部材2を有している。支持部材2の両端部には、2つの丸みのあるホルダ部材3が設けられており、各丸みのあるホルダ部材の閉鎖端部4は、それぞれの鼻孔内に遠位に挿入されるように適応されている。対応して、各丸みのあるホルダ部材3の開放端部は、近位端部と呼ばれ、鼻孔内に挿入されたとき、鼻孔開口に、すなわち鼻の外側に向かって配置されるように適応されている。図1bは、遠位方向から見た鼻用装置を示している。略近位−遠位方向に配置された2つの図示の平面AおよびA’は、例示のように、互いに対して所定の角度で配置されていてもよいし、以下でさらに詳述するように略平行な形式で配置されていてもよい。
支持部材2は、最初は本質的に直線状であり、鼻孔内に挿入されたとき、ホルダが例えば図1に示した構成に適応するように屈曲可能であってもよい。すなわち、使用前の鼻用装置の初期構成は図1aに示したようなものであってもよいし、代替的に、細長い支持構造2が本質的に直線状であり、2つのホルダ部材3の閉鎖端部4が本質的に反対方向を向いている構成(図示されていない)であってもよい。初期構成は、図2bに示す図と同様に、遠位方向から見たときに平行な構成で配置された、すなわち互いに平行な平面AおよびA’を備える、ホルダ部材3を備えていてもよい。
支持部材2は、少なくとも鼻用装置が鼻孔内に挿入されたとき、好ましくは略U字形である。支持部材2は、図1aの一般的な構成においてホルダ部材3を保持するように適応されていてもよいが、好ましくは、使用中に鼻用装置を適所に保持するために鼻中隔にクリップ留めされるように適応されていてもよい。図面のうちの多くにおいて、支持部材2は、各ホルダ部材3の側壁の内側に取り付けられて示されている。しかしながら、支持部材2は、代替的に、近位端部に隣接している、遠位端部の内側に隣接しているなど、ホルダ部材3の他の位置に取り付けられていてもよい。別の代替例として、支持部材は、図4a〜図4dに関連して以下で説明するように、ホルダ部材と一体的に形成されていてもよい。図2a〜図2h、図3a〜図3dおよび図4a〜図4dは、別の鼻用装置を示している。これらの装置は、図1a〜図1dに関して説明したものと同じ特徴の多くを有しており、鼻用装置は、説明した特徴のあらゆる適合可能な組合せを有していてもよいことが理解される。しかしながら、例示目的のために、選択された幾つかの変形態様のみが示されている。明示的に述べられない限り、類似の特徴は類似の機能を有するものと理解される。
図2a〜図2dは、別の鼻用装置31をそれぞれ斜視図、遠位図、正面図および側面図で示している。鼻用装置31は、上述の鼻用装置と同様に、支持部材32と、丸みのある遠位端部34を備える2つの丸みのあるホルダ部材33と、開放した近位端部とを有している。
図2bは、遠位方向から見た鼻用装置を示している。略近位−遠位方向に配置された2つの図示の平面AおよびA’は、上述のように、互いに対して所定の角度で配置されていてもよいし、図2bに示したように略平行な形式で配置されていてもよい。
図2e〜図2hは、鼻用装置31の別の変形態様をそれぞれ斜視図、遠位図、正面図および側面図で示している。
図3a〜図3dは、別の類似の鼻用装置41をそれぞれ斜視図、遠位図、正面図および側面図で示している。鼻用装置40は、図1b、図2bまたは図2fに観察されるような鼻用装置のものよりも、図3bに最も良く示されているように、遠位方向から見たときに全体的なより丸みのある形状を有している。ホルダ部材の形状のこの態様を以下でさらに詳細に説明する。
図4a〜図4dは、別の類似の鼻用装置51をそれぞれ斜視図、遠位図、正面図および側面図で示している。ここでは、支持部材52は、支持部材52を形成するように、特に他方のホルダ部材53に面した側においてリム58の一部を延長することによって、ホルダ部材53と一体的に形成されている。好ましくは、図4cおよび図4dに示すように、2つの隣接するホルダ部材53の外側リム58の本質的に平坦な延びが、湾曲した支持部材52を形成している。
一態様では、ホルダ部材3,33,43,53は、好ましくは、ワンピースで形成されており、別の態様では、2つのホルダ部材と、支持部材2,32,42,52とは、全て単一の一体的な部材として成形または形成されている。少なくともホルダ部材の材料は、好ましくは、生体適合性の可撓性ポリマーである。材料の非限定的な例は、シリコーンエラストマー、熱可塑性エラストマー(TPE)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン(PUR)、フルオロポリマー(PTFE,FEP,PFA,EFTE,ECTFE,PVDF)、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)である。さらに、ホルダ部材3および/または支持部材2の材料は、澱粉ベース材料などのセルロースベース材料、例えば、ポリ乳酸(PLA)プラスチックまたはポリヒドロキシアルカノエート(PHA)プラスチックであってもよい。選択的に、材料は、形状記憶材料(SMM)、例えば形状記憶ポリマー(SMP)であってもよい。
好ましくは、材料は、鼻用装置が鼻の中に適用されたときに本質的に見えないように透明または肌色の材料である。しかしながら、材料は、鼻用装置がコントラストをなす色または特定のパターンを有するように選択されることも考えられる。
支持部材は、例えば、上記の材料によって被覆された金属ワイヤコアによって強化されていてもよい。このような強化された支持部材を有する鼻用装置は、幾つかの用途では、より確実な密着性を得るために有効であることがある。
上記の異なる鼻用装置において説明された各ホルダ部材3,33,43,53は、遠位−近位延びにおける少なくとも1つの平面内でベル形の横断面を有している。上述のように、図1a、図2a、図2e、図3aおよび図4aは、各鼻用装置の斜視図を示している。さらに、図1c、図2c、図2g、図3cおよび図4cは、各鼻用装置を正面図で示しており、図1d、図2d、図2h、図3dおよび図4dは、鼻用装置を対応する側面図で示している。これらの図は、ホルダ部材3,33,43,53が、概して丸みのあるまたはベル形の輪郭を有することを示しており、例示の目的で、3つの異なる一体的に形成された部分、すなわち、丸みのある遠位部分5と、開放した近位部分7と、遠位部分5と近位部分7との間に配置された中間ウェスト部分9とを有するものとして観察されてもよい。中間部分9は、少なくとも遠位上部5と比較して、狭まったウェスト部分を形成している。言い換えれば、中間部分9は、少なくとも遠位部分5のそれぞれの最大外周よりも小さい、遠位−近位方向に対して本質的に横方向の平面内に少なくとも1つの外周を有している。好ましくは、中間部分9は、近位部分7のそれぞれの最大外周よりも小さい、遠位−近位方向に対して本質的に横方向の平面内に少なくとも1つの外周も有している。これは、図面において、ホルダ部材3,33,43,53の狭まった中間部分9として観察される。
さらに、丸みのあるホルダ部材3,33,43,53の可撓性のリム8,38,48,58であって、近位部分7の外周の周囲に周方向に配置されているリムは、本質的に半径方向外方へ突出するように適応されており、これによりホルダ部材3,38,48,58、ひいては鼻用装置1,31,41,51は、鼻孔開口に対して密にシールされる。好ましくは、リム8,38,48,58は、近位部分7に一体的に形成されている。この形式において、鼻用プラグが鼻孔開口に挿入されると、貫通孔が設けられている場合、鼻用装置を通過するあらゆる空気は、以下でさらに詳述するように、本質的にホルダ部材のみを通過するように方向付けられる。リムは、ホルダ部材の全体輪郭の鼻孔開口に対するシーリング効果を高め、これにより、ホルダ部材は、鼻孔開口内で本質的に気密形式で適所にしっかりと保持される。さらに、好ましくは、リムは、鼻孔内の低下した空気圧力により、使用者が吸入したとき鼻孔開口に対する鼻用装置の外側の気密シーリングを提供する。図5は、鼻10に配置された鼻用装置の斜視図を示しており、この図では、支持部材2,32,42,52の一部と、近位部分7のリム8,38,48,58のみが外側から実質的に見えていることが分かる。中間部分9の狭まった輪郭の1つの利点は、図5に示したように、鼻孔開口内に配置されたとき、ホルダ部材3,33,43,53が、狭まった中間セクション9のために適所に有効に保持されるということである。なぜならば、より広い遠位部分5が鼻孔開口の内側に配置され、より広い近位部分7のリム8が鼻孔から突出するからである。さらに、この形状は、ホルダ部材3,33,43,53の外側を通過する空気に対する有効なシーリングを提供する。なぜならば、中間セクション9が、鼻孔の全体的な形状に十分に適応しているからである。適応可能性のさらなる詳細を以下にさらに説明する。
前述のように、鼻用装置は、鼻孔開口内の配置のために適応されている。ホルダ部材の形状は、鼻用装置が鼻孔内へさらに入り込むことを防止する。したがって、鼻用装置は、鼻孔の内面との最小限の接触を有しており、よって、鼻通路を刺激したり不快感を生じたりするリスクを最小限に減らす。さらに、鼻用装置は、吸入した空気を温めかつ湿らすなどの、鼻孔の自然の機能を損なうことはなく、鼻通路の内面に存在する鼻毛に影響を与えたり刺激したりすることを本質的に回避する。加えて、支持部材は、ホルダ部材を適所に保持することを助ける。したがって、ベル形輪郭と突出した外側リムとの組合せは、鼻孔内の刺激のリスクを最小限にして、鼻孔開口における快適かつ確実な密着性を提供する。
一態様では、丸みのある部分5の遠位面には、空気が遠位部分を通過することを可能にするように適応された1つまたは複数の貫通孔6,36,46,56が設けられていてもよい。その例は、図1b,図2b,図2f,図3bおよび図4bにおける遠位図において観察される。これらの貫通孔は、空気が遠位部分を通過し、これにより、鼻用装置の内側から外側へまたはその逆に通過することを可能にする。これは、鼻用装置が鼻孔開口に配置されたときに空気が鼻孔を通って自由に流れることを可能にし、さらに、以下でより詳細に説明するように、ホルダ部材内のフィルタ部材のための支持を提供してもよい。貫通孔6,36,46,56のセットは、メッシュ構造によって、または、例えばハニカム形状の孔、花弁形の孔、円形の孔、正方形または矩形の孔、楕円形の孔、三角形の孔などの、ただしこれらに限定されない、異なるパターンで配置された複数の孔によって形成されていてもよい。幾つかの好ましい構造が、鼻用装置の遠位図を示す図1b、図2b、図2fおよび図3bに最も良く示されている。例示された孔構造は、孔の間の最小限の材料ならびに快適な密着性および丸みのある形状により、有効な空気流を提供する。
代替例として、以下でさらにより詳細に説明するように、丸みのある遠位部分5に、1つのより大きな貫通孔が設けられていてもよいし、全く孔が設けられていなくてもよい。
幾つかの態様では、ホルダ部材33,43,53の遠位部分5は、さらに、遠位−近位延びに対して本質的に垂直な方向に配置された1つまたは複数の貫通アクセス孔100を有していてもよい。これらのアクセス孔100は、以下でさらに詳細に説明する製造法の結果である。しかしながら、これらの孔は、上記で遠位貫通孔6,36,46,56に関して説明したように、使用時に鼻用装置を通るさらなる空気流も提供する。
例えば、図1b,図2bおよび図2fにも観察されるように、各ホルダ部材は、僅かに長円形または楕円形を有していてもよいし、図3bに観察されるように、より丸みのある形状を有していてもよい。これらの形状は、僅かに変形可能な/弾性の材料と組み合わされて、鼻孔の異なる形状に対する適応可能性を有するホルダ部材3,33,43,53を提供し、これにより、1つのサイズの鼻用装置のより広い範囲の使用を提供する。これは、以下でさらに詳述する。
さらに、2つのホルダ部材3は、互いの関係における2つの鼻孔の向きに従うように、互いに関して角度を付けて配置されていてもよい。これは、図1bに2つの平面AおよびA’として示されており、これらの平面は、互いに対して1〜40度の範囲内、10〜35度の範囲内または20〜30度の範囲内で配置されていてもよい。しかしながら、鼻用装置には、互いに平行に配置された2つのホルダ部材3が設けられていてもよい。これは、図2b、図2f、図3bおよび図4bに、好ましくは互いに本質的に平行に配置された2つの平面AおよびA’として示されている。特に、使用中、可撓性材料の使用により、互いに対するホルダ部材の角度が、使用者の鼻孔内に挿入されたとき、必要に応じて調節されてもよい。
鼻用装置、特にホルダ部材3,33,43,53の全体形状は、使用者の鼻孔内で使用および適用することが容易であり、かつ鼻孔開口に確実に固定される鼻用装置を提供する。さらに、この構成は、遠位部分5に貫通孔を有する鼻用装置のために、空気流を最小限にのみ阻止することによって、鼻孔内に挿入されたときに使用者による有効な呼吸を可能にする。加えて、ホルダ部材3は、特に使用者が吸入したとき、鼻孔開口に対して密にシールされる。同時に、狭まったウェストセクションを備えるホルダ部材のベル形状により、鼻用装置は、使用中に鼻孔開口内で適所に有効にとどまる。
上述のような鼻用装置1は、以下で詳述するように、フィルタ部材と一緒に使用されてもよい。例えば、水泳目的のために、部材を通る空気のいかなる流れも防止するために、フィルタ部材は、ストッパ部材と共にまたはストッパ部材として使用されてもよい。フィルタ部材は、以下でさらに詳述する、例えば使用者の鼻孔を通流する空気を処理するための、その他のタイプのインサートまたはアタッチメントと共に使用されてもよい。
図6aおよび図7aは、図1bに示した鼻用装置の平面A−AまたはA’−A’に沿った断面図を示している。図6bおよび図7bは、図1bに示した鼻用装置の平面B−Bに沿った断面図を示している。以下は、本明細書で説明されるあらゆるその他の鼻用装置にも該当する。図6a、図6b、図7aおよび図7bに観察されるように、鼻用装置1は、さらに、遠位部分5の内面に対して配置されたフィルタ部材20,21を有していてもよく、これにより、鼻用装置1を通過する本質的に全ての空気が、フィルタを通るように方向付けられる。上述のように、遠位部分は、空気が通過するための貫通孔6のセットを有している。これらの図では、フィルタは、遠位部分5の内面に接触して配置されるように示されている。フィルタは、図6aおよび図6bに示した突出部22などの、内側突出部によって適所に保持されていてもよい。これらの突出部22は、ホルダ部材3の内周に沿って連続的(すなわち、リム)または断続的であってもよい。図6bに観察されるように、フィルタ部材は、支持部材2の遠位部分に対して当接するように、または支持部材2の遠位部分によって適所に保持されるように配置されていてもよい。さらに、鼻用装置は、対応して、本明細書に説明された貫通孔を備えるあらゆるその他のホルダ部材、例えば、図2b、図2f、図3b、図4b、図11bまたは図13bのホルダ部材に示したようなホルダ部材の遠位部分5の内面に対して上記の形式で配置された、フィルタ部材20,21を有していてもよい。
フィルタ部材は、ホルダ部材内、好ましくは遠位部分5内にその他の形式で配置されてもよい。例えば、内側突出部がホルダ部材内に設けられてもよく、これにより、フィルタ部材は、このような突出部の近位側に隣接して設けられてもよいし、このような突出部の近位側に対して当接していてもよい。このような配置の一例を図10および図10bに関連して説明する。さらに、以下で説明するように、フィルタ部材26はホルダ部材と一体に形成されていてもよい。
フィルタ部材20,21,26は、静電フィルタ、機械式フィルタ、フリンマーフィルタ、サブミクロンフィルタまたはナノフィルタを含むが、これらに限定されないあらゆるタイプの空気フィルタであってよい。フィルタ部材は、粒子状汚染物質、異なるタイプのほこりまたは生物学的汚染物質をろ過するように適応されていてもよい。より具体的には、フィルタ部材は、すす、タバコスモーク、オイルスモーク、フライアッシュ、セメントダスト、浮遊した大気ダスト、ヘビーダスト、砂、スモッグ、ポリューション、オイルミスト、タバコスモークまたはダスト、冶金学的ダスト、農薬、気体分子、動物アレルゲンまたはハウスダストダニアレルゲンなどのアレルゲン、カビ胞子、花粉、化学的蒸気、臭気などを捕捉するように適応されていてもよい。空気によって運ばれる病気から使用者を保護する必要性もあるかもしれず、フィルタ部材は、微生物、ウィルスまたはその他のタイプの病原体をろ過するために設けられていてもよい。フィルタ部材20,21,26は、直径が0.01ナノメートル以上のサイズ範囲の粒子をろ過するように適応されていてもよい。図6aおよび図6bは、静電フィルタなどの薄いタイプのフィルタ20を備える鼻用装置を示している。図7aおよび図7bは、機械式フィルタなどのより厚いまたはより三次元的なフィルタ21を備える鼻用装置を示している。特に、鼻用装置は、同時に同じまたは異なるタイプの2つ以上のフィルタ部材と共に使用されてもよい。2つ以上のフィルタ部材は、時間が経過するにつれて互換的に使用されてもよい。鼻用装置は、使用者によって吸入された空気を加湿または除湿するように適応された適切な材料から形成されたフィルタ部材またはその他の部材と共に使用されてもよい。
幾つかの態様では、フィルタ部材20,21は、ホルダ部材の内側形状に適応可能な可撓性材料を含む。さらに、フィルタ部材20,21は、ホルダ部材3の内側形状に適合するように、全体的な長円形または楕円形で設けられていてもよい。幾つかの態様では、フィルタは、レーザ切断またはその他の切断技術によって形成されてもよい。幾つかの態様では、フィルタ20,21の強化されたまたは硬いエッジを生成する切断技術が使用されてもよく、これは、ホルダ部材3の内側におけるより良い密着性を提供することがある。
ホルダ部材3およびホルダ部材内に配置されるあらゆるフィルタの丸みのある遠位形状の利点は、呼吸空気に曝される表面領域が、平坦なフィルタ面を使用するのと比較して増大されるということである。これは、使用者の呼吸能力を妨げずに、鼻用装置1を通過する空気のろ過を強化する。
一態様では、フィルタ部材20,21は、中間部分9において半径方向内方へ延びる内周リム24を本質的に形成する、狭まった中間部分9によって適所に保持されている。狭まった中間部分9は、好ましくは、フィルタ部材20,21を適所に保持するために、ホルダ部材3におけるフィルタ部材20,21の圧入配置と組み合わされて機能する。
別の態様では、フィルタ部材20,21はアタッチメント部材によって適所に保持されている。アタッチメント部材は、ピン、ねじ山、のりもしくは接着剤、フレームもしくはホルダ、または支持部材2の延長部の非限定的な例のいずれかであってもよい。フィルタ部材は、空気が吐き出されたときにフィルタ部材の少なくとも一部を自由に移動させるように取り付けられていてもよく、基本的に逆止弁として機能する。このような配置において、フィルタ部材は、鼻用装置を通過する全ての空気が、使用者が吸入したときにフィルタ部材を通って方向付けられるように配置されていてもよく、吸入される空気の有効なろ過を保証する。使用者が吐き出すとき、空気の少なくとも一部は、フィルタ部材の周囲または外側を通過する。これらの基準を満たすあらゆる配置が使用されてもよい。一例として、フィルタ部材は、使用者が吸入したときホルダ部材の内面に対して密に押し付けられるように配置されており、使用者が吐き出したときより緩く配置されるように適応されていてもよい。別の例が、図10aおよび図10bに示されている。図6bおよび図7bに示した鼻用装置と同様に、図10aおよび図10bは、図1bに示した鼻用装置の平面B−Bに沿った断面図を示している。しかしながら、以下は、本明細書に説明された貫通孔を備えるあらゆるその他のホルダ部材、例えば、図2b、図2f、図3b、図4b、図11bまたは図13bのホルダ部材において適用されてもよい。
上述のように、鼻用装置1は、さらにフィルタ部材20を有している。ここでは、フィルタ部材は、ピン25を用いて適所に保持されており、ピン25は、ピン25の遠位端部においてホルダ部材3の遠位端部に取り付けられており、ピン25の近位端部においてフィルタ部材20に取り付けられている。図10aは、初期状態および鼻用装置を鼻孔内に適用した使用者が吸入したときの構成を示しており、フィルタ部材20は、ホルダ部材3の遠位端部の内側に沿って配置された突出部23に対して当接している。したがって、鼻孔に進入する全ての空気はフィルタ部材20を通過する。しかしながら、図10bに示されているように、使用者が吐き出したとき、近位方向に通過する空気は、フィルタ部材20のエッジを、突出部23から離れるように押し付け、これにより、空気は、フィルタ部材20を通過し、また、フィルタ部材20の周囲も通過する。
一部の使用者は、このような逆止弁配置を使用して、向上した呼吸能力を感じることがある。
本明細書に開示されたあらゆる態様による鼻用装置が、どのように有利には鼻孔開口に密着するように適応されているかをさらに示すために、図8aは、図6aおよび図6bに示した鼻用装置の断面側面図を示している。図8bは、鼻用装置を断面正面図で示している。各ホルダ部材3は、鼻10の鼻孔開口11に密着し、これにより、より広い遠位端部5が鼻孔の内側に配置され、近位部分、特にリム8は、鼻孔から外方へ突出して配置される。図8bでは、支持部材2が、鼻孔内で鼻への鼻用装置のさらなる固定を提供することがさらに観察される。
図9a〜図9dは、さらに、異なる形状の鼻孔内への鼻用装置、特にホルダ部材3,33,43,53の適応可能性を示している。これらの図は、鼻の下側から、すなわち近位方向から見た斜視図を示している。鼻用装置は、異なる長円または円形で提供されていてもよいが、その例は、図1a、図2aおよび図3aに観察されてもよく、鼻用装置の形状の適応可能性は、鼻用装置の多くの異なるサイズおよび形状を提供する必要性を最小限に減じる。図9aは、例えば、図1a、図2aまたは図2fに示したように、鼻用装置の長円形のホルダ部材の初期形状を示している。図9bは、細長い形状を有する鼻孔11へ挿入されたときの同じホルダ部材を示している。図9cは、丸みのある形状を有する鼻孔11へ挿入されたときの同じホルダ部材を示している。ホルダ部材の形状は、変形可能でありかつ可撓性材料から形成されていることと組み合わせて、本質的にあらゆる鼻孔形状に適応することができる。使用者は、例えば、必要に応じて形状を容易に適応させるためにホルダ部材をあらゆる方向に僅かに押し潰すことができる。図9dは、同じ視点から見た2つのホルダ部材3および支持部材2を備える鼻用装置を示している。
幾つかの態様では、支持部材は、上記の鼻用装置のいずれかにおいて説明したように、長さが調節可能であってもよく(図面には示されていない)、これにより、鼻用装置は、鼻および鼻孔の異なるサイズおよび形状に、より適応可能となる。支持部材は、複数の異なるプリセットされた長さで提供されてもよい。
図11a〜図11d、図12a〜図12dおよび図13a〜図13dは、別の鼻用装置を示している。これらの装置は、図1〜図4に関して説明したものと同じ特徴の多くを有しており、鼻用装置が、説明された特徴のあらゆる適合可能な組み合わせを有していてもよいことが理解される。しかしながら、例示目的のために、選択された幾つかの変形態様のみが示されている。明示的に述べられない限り、類似の特徴は類似の機能を有するものと理解される。特に、本明細書に記載された全ての鼻用装置は、ベル形の横断面を備えるホルダ部材を有しており、したがって、例えば図5、図8a、図8bおよび図9dに示したように、全てが鼻孔開口における確実でかつ快適な密着性を提供する。
図11a〜図11dは、別の鼻用装置61をそれぞれ斜視図、遠位図、正面図および側面図で示している。鼻用装置61は、支持部材62と、2つの丸みのあるホルダ部材63と、開放した近位端部7とを有している。リム68は、上述の鼻用装置と同様に、近位部分7の外縁の周囲に周方向に配置されている。しかしながら、この鼻用装置では、1つの大きな貫通孔66が、遠位端部5に設けられている。
図11bは、遠位方向から見た鼻用装置61を示している。略近位−遠位方向に配置された2つの図示の平面AおよびA’は、上に開示したように、互いに対して所定の角度で、または図11bに示したように略平行な形式で配置されていてもよい。
図11に示した鼻用装置は、鼻孔拡張装置として使用されてもよく、これにより、鼻を通じて呼吸するための向上した能力を提供することができる。これは、特に、自然に生じるかまたは障害もしくは外傷の結果としての、小さなまたは狭い鼻孔を有する使用者のために有効であることがある。
図11に示した鼻用装置には、ホルダ部材の側部にエッジが一体化されたまたは成形されたフィルタ部材を含む、本明細書に記載されたあらゆる適合可能な態様によるフィルタ部材が設けられてもよい。したがって、フィルタ部材は、ホルダ部材を通過する全ての空気または空気の選択された部分または一方向のみの空気をろ過するように配置されていてもよい。
図12a〜図12dは、別の鼻用装置71をそれぞれ斜視図、遠位図、正面図および側面図で示している。鼻用装置71は、支持部材72と、2つの丸みのあるホルダ部材73と、開放した近位端部とを有している。リム78は、上述の鼻用装置と同様に、近位部分7の外縁の周囲に周方向に配置されている。しかしながら、この鼻用装置は、閉鎖された遠位端部5を有しているという点で前述の鼻用装置とは異なる。すなわち、使用時に、鼻用装置は、鼻孔内でストッパとして機能する。特に、ストッパ部材は、さらなる支持のために、この鼻用装置内に、または本明細書に記載された鼻用装置のいずれかにブロッキング部材を提供することによって、形成されてもよい。ストッパ鼻用装置は、鼻を通じた呼吸または通過が望まれないときに有効であることがある。これは、ウォータースポーツまたは水中でのその他のアクティビティ中である可能性がある。薬剤などを投与する場合など、鼻を通じてではなく、使用者が口を通じて呼吸することを強制するまたは促進するために、医療状況において使用することもできる。
概して近位−遠位方向に配置された2つの図示の平面AおよびA’は、上に開示したように、互いに対して所定の角度で、または図12bに示したように略平行な形式で配置されていてもよい。
図13a〜図13cは、さらに別の鼻用装置81をそれぞれ斜視図、遠位図および側面図で示している。鼻用装置81は、支持部材82と、2つの丸みのあるホルダ部材83と、開放した近位端部とを有している。リム88は、上述の鼻用装置と同様に、近位部分7の外縁の周囲に周方向に配置されている。ホルダ部材83のうちの少なくとも1つには、1つのより大きな貫通孔86が設けられている。図13dは、図13b中の線AまたはA’に沿った断面図を示しており、この図では、ホルダ部材83が、貫通孔86を備える、遠位端部において材料の本質的に中実なピースとして設けられてもよいことが分かる。これにより、空気が、孔86を介してホルダ部材を通過することができる。このような鼻用装置では、ホルダ部材86および貫通孔86は、管またはカップリング部材の取付けのために適応されていてもよい。取付けのためのこのような適応は、例えば、一体化された接続を介するもの、または圧入、ルアーロック、スナップロックまたはねじ山付きねじ部材を介するものであってもよい。ことによると、このような鼻用装置は、酸素またはその他のガス、麻酔剤、薬剤または経鼻投与に適したその他の物質を投与するために有効である。その他の使用例は、鼻孔を洗浄するかつ/または湿らせるために、水、食塩水またはその他の物質を投与することである。
図13aおよび図13bでは、両ホルダ部材83に貫通孔86が設けられている。しかしながら、図13に示した1つのホルダ部材83と、例えば図12に示した1つのホルダ部材73とを備える鼻用装置、すなわち、貫通孔を有する1つのホルダ部材と、ストッパ部材の形式の1つのホルダ部材とを備える鼻用装置を提供することも可能である。これは、一方の鼻孔における物質の投与を向上させるために有効である。なぜならば、他方の鼻孔が閉鎖されながら、管が一方の鼻孔に接続されるからである。
本明細書に開示された各鼻用装置は、同じタイプの2つのホルダ部材を有するように示されているが、1つの鼻用装置において2つの異なるタイプのホルダ部材3,33,43,53,63,73,83を互いに組み合わせることも考えられる。管の取付けのために適応されたホルダ部材83と組み合わされた、閉鎖されたホルダ部材73を備える一例が上述されている。別の例は、管の取付けのために適応されたホルダ部材83と、物質、例えば酸素または麻酔剤を管を通じて同時に投与しながら空気をろ過するためのフィルタ部材20,21が設けられたホルダ部材3,33,43とを組み合わせた鼻用装置であってもよい。別の例は、2つの鼻孔が異なるサイズまたは形状である状況に適応するために、異なるサイズおよび/または形状を有するホルダ部材を組み合わせることである。さらに別の例は、支持部材を備える1つのホルダ部材のみの使用であり、これにより、1つのホルダ部材は、鼻中隔にクリップ留めされる支持部材によってさらに固定されてもよい。
特に、図1〜図10に関して説明したホルダ部材と同様に、図11、図12および図13に示したホルダ部材は、略丸みのあるまたはベル形の輪郭を有しており、例示の目的で、3つの異なる一体的に形成された部分、すなわち、丸みのある遠位部分5と、開放した近位部分7と、遠位部分5と近位部分7との間に配置された中間ウェスト部分9とを有するものとして観察されてもよい。中間部分9は、少なくとも遠位上部5と比較して、狭まったウェスト部分を形成している。すなわち、中間部分9は、少なくとも遠位部分5のそれぞれの最大外周よりも小さい、遠位−近位方向に対して本質的に横方向の平面内に少なくとも1つの外周を有している。好ましくは、中間部分9は、近位部分7のそれぞれの最大外周よりも小さい、遠位−近位方向に対して本質的に横方向の平面内に少なくとも1つの外周も有している。これは、図面では、ホルダ部材63,73,83の狭まった中間部分9として観察される。
さらに、可撓性のリム68,78,88は、本質的に半径方向外方へ突出するように適応されており、したがってホルダ部材63,73,83、ひいては鼻用装置33,43,53は、鼻孔開口に対して密にシールされる。好ましくは、リム68,78,88は、近位部分7に一体的に形成されている。リムは、ホルダ部材の全体輪郭の鼻孔開口に対するシーリング効果を高め、これにより、ホルダ部材は、鼻孔開口において本質的に気密形式で適所にしっかりと保持される。さらに、好ましくは、リムは、鼻孔内の低下した空気圧力により、使用者が吸入したとき鼻孔開口に対する鼻用装置の外側の気密シーリングを提供する。
本明細書に記載された鼻用装置のうちのいずれかに記載された鼻用装置は、さらに、多くの方法で製造されてもよい。鼻用装置を製造する方法の非限定的な例は、射出成形、ダイカスト、注型、3Dプリンティング、押出成形、ブロー成形、回転成形、真空成形等を含む。
鼻用装置、例えば図2、図3または図4の鼻用装置を形成するための射出成形のために使用されてもよい型の一例が図14aに示されている。図14aは、型200およびその結果得られる鼻用装置の断面図である。例えば、射出成形によって形成された、このようにして得られた鼻用装置の非限定的な例は、例えば、図2b中の線A−AまたはA’−A’の平面に対応する平面に沿った断面図である図15に示されている。
鼻用装置、例えば図2、図3または図4の鼻用装置を形成するための射出成形のために使用されてもよい型の別の例が図14bに示されている。図14bは、型200およびその結果得られる鼻用装置の断面図である。例えば、射出成形によって形成された、このようにして得られた鼻用装置の非限定的な例は、例えば、図2f中の線A−AまたはA’−A’の平面に対応する平面に沿った断面図である図16に示されている。
図14aおよび図14bに示したように、ホルダ部材33,43,53などのホルダ部材を形成しかつ同時にフィルタ部材26を一体に取り付けるために、少なくとも2つの別個の部分200a,200bを備える型200が使用される。ホルダ部材は、好ましくは、同じ型内で支持部材32,42,52(図示せず)とも一緒にワンピースで形成される。
本明細書に開示されたあらゆる鼻用装置による鼻用装置を製造する方法は、所望の鼻用装置に適応された型を提供するステップと、型にフィルタ部材20,21,26を配置するステップと、フィルタ部材が鼻用装置と一体化されるように型に材料を本質的に充填することによって鼻用装置を形成するステップと、を含む。
一態様では、フィルタ部材20,21,26は、切断されていないフィルタ部材として提供され、型は、成形前または成形中に型の上側部分と下側部分とが型に組み立てられたまたは合わせられたときにフィルタを切断するかまたは打ち抜くように適応されている。代替例として、ホルダ部材の形状に予め切断されたフィルタ部材が、成形前に型に配置される。
さらに、方法は、幾つかの態様では、型を充填する前に型内でフィルタ部材26の遠位側に空所成形部材200cを提供することを含んでもよい。図14bに示されているように、このような空所成形部材200cは、提供された型200の一体部分であってもよい。しかしながら、空所成形部材200cは、別個の部材として提供され、例えば型を充填する前に型の一方の側から挿入されてもよい。鼻用装置のための所望の材料で型を充填することによって、鼻用装置を形成した後、鼻用装置を型から取り出す前、取り出すと同時または取り出した後、空所充填部材200cが鼻用装置から除去される。図16に示したように、これは、フィルタ部材26と、丸みのある遠位部分5の内側との間に空所101を形成する。
結果として得られる鼻用装置は、図16に示したように、遠位−近位延びに対して本質的に垂直な方向に配置された1つまたは複数の貫通アクセス孔100を有する遠位部分5と、フィルタ部材と遠位端部5の内面との間の内側空所101とを備えるホルダ部材33,43,53を有している。アクセス孔100は、上述のように、鼻用装置の製造中に空所成形部材を提供した結果である。言い換えれば、フィルタ部材26は、1つまたは複数の貫通アクセス孔100の近位に配置されている。
フィルタ部材26と、貫通孔36,46,56を備える遠位端部5との間に空所101を提供する利点は、鼻用装置、ひいてはフィルタ部材26を通る空気の抵抗が小さくなることにより、空気の流れが強化されるということである。可視のアクセス孔100は、使用者が鼻用装置の挿入方向を識別することをもより容易にすることがある。
しかしながら、空気の流れの強化は、図15に示したような鼻用装置、すなわち、装置を通る空気の流れが最小限に影響されるように比較的大きな貫通孔36を備える鼻用装置を提供することによって達成されてもよい。この場合、フィルタは、フィルタ部材26の周囲で一体に接続され、好ましくは、また付加的に、本質的に全ての貫通孔36の周囲に沿ってホルダ部材の遠位端部に取り付けられているかまたは一体化されている。これは、ホルダ部材へのフィルタ部材の改良された取付けを提供する。
本明細書に記載された鼻用装置は、さらに、鼻用装置の少なくとも一部の表面の材料に分散されたまたは表面に配置された放出可能な物質を含んでいてもよい。物質は、鼻用装置を通じて使用者によって吸い込まれてもよいし、かつ/または、拡散または気化によって投与されてもよい。放出可能な物質は、鼻用装置自体の材料内に混合されていてもよいし、あらゆる公知の技術を用いて装置の全部または一部にコーティングされていてもよい。フィルタ部材20,21は、所望の物質に浸す、所望の物質を噴霧する、所望の物質へ落とすまたは沈めることによって、組立て前に準備されてもよい。
放出可能な物質は、ホルダ部材、支持部材およびフィルタ部材のうちの1つまたは複数に配置されていてもよい。放出可能な物質は、使用者に心地よい香りを提供する芳香剤または香水であってもよい。物質は、メントールまたはその他のアピールする芳香剤であってもよい。さらに、放出可能な物質は、医療用化合物または医療用組成物であってもよい。別の例として、放出可能な物質は、鼻孔を湿らせるための水または食塩水であってもよい。
本発明は、上述の好ましい実施形態に限定されない。様々な代替例、変形態様および均等物が用いられてもよい。したがって、上記の実施形態は、添付の請求項によって規定される本発明の範囲を限定するものとして解されるべきではない。

Claims (18)

  1. 鼻用装置(1,31,41,51,61,71,81)であって、
    細長い支持部材(2,32,42,52,62,72,82)と、
    1つまたは2つの丸みのあるホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)であって、各ホルダ部材は、前記細長い支持部材(2,32,42,52,62,72,82)のそれぞれの端部に配置されており、前記ホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)は、遠位端部が鼻孔に向けられ、近位端部が鼻孔開口に隣接する状態で前記鼻孔内へ挿入されるように適応されている、ホルダ部材と、
    を備える鼻用装置において、
    前記ホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)は、ワンピースで形成されておりかつ可撓性材料から形成されており、
    前記ホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)は、それぞれ、遠位−近位延びにおける少なくとも1つの平面内にベル形の横断面を有しており、
    前記ホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)は、それぞれ、
    丸みのある遠位部分(5)と、
    開放した近位部分(7)であって、該近位部分(7)の外周に沿って周方向に配置されかつ前記ホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)から半径方向外方へ延びる外側リム(8,38,48,58,68,78,88)を有する、開放した近位部分(7)と、
    前記遠位部分(5)と前記近位部分(7)との間に配置された中間ウェスト部分(9)であって、該中間部分(9)は、遠位−近位方向に対して本質的に横方向の平面内に少なくとも1つの外周を有しており、該外周は、少なくとも前記遠位部分(5)のそれぞれの最大外周よりも小さい、中間ウェスト部分(9)と、を有し、
    前記近位部分(7)の前記外周の周囲に周方向に配置された前記外側リム(8,38,48,58,68,78,88)は、前記鼻用装置が鼻孔内に配置されたときに前記鼻孔開口と係合しかつ前記鼻孔から外方へ突出するように適応されている
    ことを特徴とする、鼻用装置(1,31,41,51,61,71,81)。
  2. 前記中間部分(9)の前記外周は、それぞれの前記遠位部分(5)および前記近位部分(7)のそれぞれの最大外周よりも小さい、請求項1記載の鼻用装置。
  3. 前記ホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)は、遠位−近位延びに対して本質的に横方向の平面内で略長円形または楕円形である、請求項1または2記載の鼻用装置。
  4. 前記丸みのある遠位部分(5)には、空気が前記遠位部分(5)を通過することを可能にするように適応された1つまたは複数の貫通孔(6,36,46,56,66,86)が設けられている、請求項1から3までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  5. 前記丸みのある遠位部分(5)には、空気が前記遠位部分(5)を通過することを可能にするように適応された複数の貫通孔(6,36,46,56)が設けられており、前記遠位部分(5)における前記複数の孔(6,36,46,56)は、ハニカムパターンを形成している、請求項1から4までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  6. 前記支持部材(2,32,42,52,62,72,82)の長さが調節可能である、請求項1から5までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  7. 前記ホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)は、前記支持部材(2,32,42,52,62,72,82)と一体化されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  8. 前記外側リム(58)の延長部は、前記支持部材(52)を形成している、請求項7記載の鼻用装置。
  9. フィルタ部材(20,21,26)をさらに備え、該フィルタ部材(20,21,26)は、少なくとも空気が遠位方向に流れるとき、前記鼻用装置を通過する本質的に全ての空気が前記フィルタ部材(20,21,26)を通るように方向付けられるように、前記遠位部分(5)または前記中間部分(9)の内側に配置されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  10. 前記フィルタ部材(20,21)は、前記中間部分(9)において半径方向内方へ延びる内周リム(24)によって適所に保持されている、請求項9記載の鼻用装置。
  11. 前記フィルタ部材(20,21)は、アタッチメント部材によって適所に保持されている、請求項9または10記載の鼻用装置。
  12. 前記フィルタ部材(20,21,26)は、前記ホルダ部材に一体に取り付けられている、請求項9記載の鼻用装置。
  13. 前記ホルダ部材の前記遠位部分(5)は、さらに、遠位−近位延びに対して本質的に垂直な方向に配置された1つまたは複数の貫通アクセス孔(100)を有する、請求項9または12記載の鼻用装置。
  14. 前記フィルタ部材(20,21,26)は、静電フィルタである、請求項9から13までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  15. 前記フィルタ部材(20,21,26)は、機械式フィルタである、請求項9から13までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  16. 前記鼻用装置は、該鼻用装置の少なくとも一部の表面の材料に分散されたまたは該表面に配置された放出可能な物質を含む、請求項1から15までのいずれか1項記載の鼻用装置。
  17. 鼻用装置を製造する方法であって、
    鼻用装置(1,31,41,51,61,71,81)の形状に適応された型(200)であって、前記鼻用装置は、細長い支持部材(2,32,42,52,62,72,82)と、1つまたは2つの丸みのあるホルダ部材(3,33,43,53,63,73,83)とを備え、各ホルダ部材は、前記細長い支持部材のそれぞれの端部に配置されており、前記ホルダ部材は、遠位端部が鼻孔内へ方向付けられ、近位端部が鼻孔開口に隣接する状態で前記鼻孔内へ挿入されるように適応されており、前記ホルダ部材は、丸みのある遠位部分(5)と、開放した近位部分(7)と、前記遠位部分(5)と前記近位部分(7)との間に配置された中間ウェスト部分(9)とを有する、型(200)を提供するステップと、
    前記型に1つまたは2つのフィルタ部材(20,21,26)を配置するステップと、
    前記フィルタ部材が前記鼻用装置と一体化されるように、前記型に材料を充填することによって鼻用装置を形成するステップと、
    を含む、鼻用装置を製造する方法。
  18. 前記型に前記材料を充填する前に、前記型に、前記フィルタ部材(26)の遠位にかつ該フィルタ部材(26)に隣接して、空所成形部材(200c)が提供され、該空所充填部材(200c)は、前記型を充填した後に除去され、これにより、前記フィルタ部材(26)と前記丸みのある遠位部分(5)との間に空所(101)が形成される、請求項17記載の方法。
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