JP2020517066A - 有機el装置及びその電極 - Google Patents

有機el装置及びその電極 Download PDF

Info

Publication number
JP2020517066A
JP2020517066A JP2019555805A JP2019555805A JP2020517066A JP 2020517066 A JP2020517066 A JP 2020517066A JP 2019555805 A JP2019555805 A JP 2019555805A JP 2019555805 A JP2019555805 A JP 2019555805A JP 2020517066 A JP2020517066 A JP 2020517066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive layer
electrode
light
organic
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019555805A
Other languages
English (en)
Inventor
チョウ ミン
チョウ ミン
ジンウェン ティアン
ジンウェン ティアン
シェンファン リウ
シェンファン リウ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kunshan Govisionox Optoelectronics Co Ltd
Original Assignee
Kunshan Govisionox Optoelectronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kunshan Govisionox Optoelectronics Co Ltd filed Critical Kunshan Govisionox Optoelectronics Co Ltd
Publication of JP2020517066A publication Critical patent/JP2020517066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • H10K50/81Anodes
    • H10K50/816Multilayers, e.g. transparent multilayers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K50/852Arrangements for extracting light from the devices comprising a resonant cavity structure, e.g. Bragg reflector pair
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • H10K50/81Anodes
    • H10K50/818Reflective anodes, e.g. ITO combined with thick metallic layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • H10K50/82Cathodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K50/856Arrangements for extracting light from the devices comprising reflective means
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/60Forming conductive regions or layers, e.g. electrodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K2102/00Constructional details relating to the organic devices covered by this subclass
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K2102/00Constructional details relating to the organic devices covered by this subclass
    • H10K2102/301Details of OLEDs
    • H10K2102/351Thickness
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices

Abstract

本発明は有機EL装置及びその電極を開示している。当該電極は、第1導電層と、前記第1導電層の第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層とを含む。当該電極は、第1導電層と、第1導電層の第1側に積層設置されている第2導電層とを含み、即ち、本発明では、第1導電層の第1側に積層設置されている透明導電層により、光が当該電極の内部で複数回反射されて、マイクロキャビティ効果及び相殺的干渉効果が生じ、光取り出し効率が向上できる。

Description

本発明は、表示技術分野に関し、具体的に有機ELデバイス及びその電極に関する。
有機EL装置(Organic Light−Emitting Display、OLEDと略称されている)は、液晶ディスプレイと比べて、自己発光、迅速な反応、広い視角、高輝度、鮮やかな色、軽量化・薄型化などの利点があるため、次世代の表示技術とされている。自発光素子即ち有機発光ダイオードは、主に、基板から順次に離れるように設けられるアノード層、有機材料機能層(一般的に、電子輸送層、有機機能層及び正孔輸送層などの機能層を含む)及びカソード層により構成されている。発光方向によって、OLEDは、2つのタイプ、即ちボトムエミッションタイプ(基板の下方から光を取り出すタイプ)とトップエミッションタイプ(基板の上方から光を取り出すタイプ)に分けることができる。
カソード層は、一般的に仕事関数の低い金属単体及び/又は合金材料により構成されるため、光透過率が低い。カソード層によるトップエミッションタイプOLEDの全体的な光取り出し効率への影響を控えるために、普通、カソード層の厚さをナノレベルとするとともに、反射金属をアノード層として光透過率をさらに向上させる。しかしながら、カソード層は肉厚が薄いほど、そのシート抵抗の抵抗値Rsが大きくなり、その結果、トップエミッションタイプの有機発光ダイオードの電圧降下が激しくなる。さらに、トップエミッションタイプOLEDはカソード層を発光側とするが、カソード層を構成する材料の光透過率が低いため、カソード層は反射機能を有する半透明フィルムに相当する。これにより、カソード層と下方に位置する反射アノード層との間にマイクロキャビティが形成され、その結果、トップエミッションタイプOLEDにおいて強いマイクロキャビティ効果が発生してしまう。よって、上記の各要因で従来のトップエミッションタイプOLEDの量産は難しい。
従って、従来のOLEDは、簡単な製造方法及び割と成熟した技術によるボトムエミッションタイプ構造を採用するのが多く、ボトムエミッションタイプOLEDから発される光はアノード層を通過して基板側から放出される。ここで、アノード層に、仕事関数が高いとともに光透過率が高い酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide、ITOと略称される)材料がよく採用されている。
しかしながら、ITOフィルムは光透過率が高く、光取り出しに有利なマイクロキャビティ効果を収めることはできない。しかも、ITOフィルムは、パッケージ基板とともにカップリング消光システムを形成しやすいため、OLEDの光取り出し効率に悪影響を及ぼす。
従って、本発明は、先行技術による有機ELデバイスの光取り出し効率が低いとの課題を解決しようとし、有機ELデバイスに適する電極及び当該電極を含む有機ELデバイスを提供する。
本発明の一態様によって、有機ELデバイスに適する電極が提案される。当該電極は、反対となる第1側と第2側とを有し、かつ、第1導電層と、前記第1導電層の第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層と、をさらに含む。
あるいは、前記電極は、前記第1導電層の第2側に積層設置されており透明導電層である第3導電層をさらに含む。
あるいは、前記第1導電層は半透過・半反射型導電層である。
あるいは、前記第3導電層の厚さは50nm〜80nmである。
あるいは、前記第2導電層の厚さは20nm〜50nmである。
本発明の別の態様によって、基板上に順次に積層設置されている第1電極、有機機能層及び第2電極を含む有機ELデバイスが提案される。前記第1電極は、反対となる第1側と第2側とを有し、かつ、第1導電層と、前記第1導電層の第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層とを含む。
あるいは、前記第1導電層は半透過・半反射型導電層である。
前記電極は、前記第1導電層の第2側に積層設置されており透明導電層である第3導電層をさらに含む。
あるいは、前記第3導電層の厚さは50nm〜80nmである。
あるいは、前記第2導電層の厚さは20nm〜50nmである。
あるいは、前記第2電極は反射電極である。
あるいは、前記第2電極と前記第1電極とでマイクロキャビティ構造が形成される。
あるいは、基板上に順次に積層設置されている第1電極、有機機能層及び第2電極を含む有機ELデバイスであって、前記第1電極は、反対となる第1側と第2側とを有し、かつ、第1導電層と、前記第1導電層の前記第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層とを含む、有機ELデバイスが提案される。
あるいは、前記第1電極は、前記第1導電層の前記第2側に積層設置されており透明導電層である第3導電層をさらに含む。
あるいは、前記第2電極と前記第1電極によってマイクロキャビティ構造を形成する。
あるいは、第2電極が反射電極である場合、前記第2電極と前記第1電極の第1導電層によってマイクロキャビティ構造が形成される。
あるいは、有機ELデバイスは、基板をさらに含み、当該基板と第1導電層は前記第2導電層の反対となる両側に設けられており、第2導電層は第2電極側の位置に設けられており、第3導電層は基板側の位置に設けられている。
本発明による技術案によれば、以下の利点1、2、3、4、5がある。
1.本発明の実施例による電極は、第1導電層と、前記第1導電層の第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層と、を含む。当該電極は第1導電層と、第1導電層の第1側に積層設置されている第2導電層とを含むが、即ち、本発明では、第1導電層の第1側に積層設置されている透明導電層により、光は当該電極の内部で複数回反射されて、マイクロキャビティ効果及び相殺的干渉効果が生じ、光取り出し効率は向上できる。
2.本発明の実施例による電極では、第1導電層は半透過・半反射型導電層である。当該半透過・半反射型導電層は、半反射半透過の特性を有し、反射電極とともにマイクロキャビティ構造を形成することができる。これにより、光の結合による増強で光取り出し効率は向上する。
3.本発明の実施例による電極では、第3導電層の厚さは50nm〜80nmである。当該第3導電層の厚さは光の第3導電層内での波長の4分の1に等しい。光は空気から電極に入射する際に、第3導電層の二つの面からの反射光はいずれも半波長損失が発生し、第3導電層の裏面からの反射光と第3導電層の前面からの反射光との間の光路差はちょうど半波長であるため、この場合、反射光と入射光とが相殺的に干渉することでなく、第3導電層の前面からの反射光と裏面からの反射光とが相殺的に干渉する。これにより、透過光のエネルギーが増え、ひいては光取り出し効率は向上する。
4.本発明の実施例による有機ELデバイスは、基板上に積層設置されている第1電極、有機機能層及び第2電極を含む。前記第1電極は、第1導電層と、前記第1導電層の第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層とを含む。本発明では、第1導電層と第1導電層の第1側に積層設置された透明導電層とを含み積層設置された第1電極により、光が当該電極の内部で複数回反射され、マイクロキャビティ効果及び相殺的干渉効果が生じ、光取り出し効率は向上できる。
5.本発明による有機ELデバイスでは、第2電極は反射電極である。当該反射電極と半反射半透過の特性を有する第1導電層とでマイクロキャビティ構造が形成されることにより、光のカップリングによる増強に寄与する。
本発明の具体的な実施形態又は先行技術に係る技術案をより明確に説明するため、次に、具体的な実施形態又は先行技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。下記の図面は本発明の一部実施形態を示すものに過ぎず、当業者にとって、創造力を必要とせず、これらの図面に基づいて他の図面を得られることは言うまでもない。
本発明の実施例1に係る電極の構成模式図である。 本発明の実施例2に係る電極の構成模式図である。 本発明の実施例3に係る電極の構成模式図である。 本発明の実施例4に係る有機ELデバイスの構成模式図である。
本発明の目的、技術案及び利点をより明確させるため、以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態をより詳細に説明する。
本発明の説明について説明しておきたいが、本明細書において、「第1」及び「第2」という用語を以て各種の特徴/要素を説明することがあるが、特記しないかぎり、これらの特徴/要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、1つの特徴/要素を他の特徴/要素から区別するものである。よって、本発明の範囲から逸脱することなく、以下に説明される第1特徴/要素は第2特徴/要素と呼ばれてもよく、同様に、以下に説明される第2特徴/要素は第2特徴/要素と呼ばれてもよい。
本発明は、様々な形態で実施されることができ、本明細書で説明される実施例に限定されると理解されるべきではない。逆に、これらの実施例によって、本開示を徹底かつ完全にするとともに、本開示の構想を当業者に十分に伝えようとしている。本発明は、特許請求の範囲のみによって限定される。図面について、層及び領域の寸法及び相対寸法は、明瞭さのために誇張して表現されることがある。例えば層、領域又は基板などの素子が他素子「上」に「形成される」又は「設けられる」と表現される場合、当該素子は前記他素子に直接的に設けられてもよく、又は中間素子が介在してもよい。逆に、素子が他素子に「直接的に形成される」又は「直接的に設けられる」と表現される場合は、中間素子は介在しない。
本発明の実施例において、第1導電層11は、金、銀、アルミ、モリブデン、銅、チタン、クロム、インジウム、錫のうちいずれか1種、又はこれらの少なくとも2種からなる合金、又は金属酸化物であってよく、かつ、透過率は5%〜95%、厚さは200nm〜700nmで、例えば、200nm、300nm、550nm、600nm、700nmなどであってよい。この場合、第1導電層は半透過・半反射型導電層に形成される。
第2導電層12は、正孔の注入障壁を低減させ、正孔の注入効率を向上させるために、仕事関数の高い透明なアルカリ金属酸化物により作製される。例えば、第2導電層は、Al、Fe又はKOにより作製されてよく、厚さは20nm〜50nmで、例えば、は20nm、30nm、45nm、50nmなどであってよい。
第3導電層13は、例えばTiO、Nb、Si、Ta、ZrOなどの高屈折率材料により製造され、屈折率は1.8〜2.5で、厚さは50nm〜80nmで、例えば、50nm、60nm、75nm又は80nmなどであってよい。
本発明の実施例において、有機ELデバイスは、基板上に順次に積層設置されている第1電極10、有機機能層30及び第2電極20を含む。第1電極10をカソードとしてよく、これに応じて、第2電極20をアノードとしてよい。又は、第1電極10をアノードとしてもよく、これに応じて、第2電極20をカソードとしてもよい。
第1電極10は、仕事関数の大きい材料により作製されてよく、これにより、正孔を有機機能層に容易に注入することができる。具体的に、当該材料は、例えば銀、亜鉛、金など及びこれらの合金などの金属と、例えば酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)などの金属酸化物と、金属と酸化物との複合物又は導電性ポリマーなどを含んでよい。
第2電極20は、仕事関数の小さい材料により作製されてよいが、これにより、電子を有機機能層に容易に注入することができる。具体的に、当該材料は、例えばマグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、銀及びこれらの合金などの金属、又は、LiF/Al又はLiO/Alなどの複合材料などを含んでよい。しかしながら、第2電極は、不透明な材料(例えば金属)により作製される場合、薄い肉厚で透明なフィルム層に形成されなければならない。
本発明の実施例における有機機能層30は多層構造であってよい。例えば、当該有機機能層30は正孔注入層、正孔輸送層、有機発光層、電子輸送層などを含んでよい。正孔注入層の材料としては、低電圧で第1電極10からの正孔を理想的に受け取ることができる材料が好ましい。正孔輸送層の材料としては、正孔を正孔注入層から有機発光層に輸送することができるように、正孔移動度の高い適切な材料が好ましい。正孔輸送層の材料は、芳香族アミン系有機材料、導電性ポリマー、及び共役部分と非共役部分とを有するブロック共重合体などを含んでよいが、これらに限定されない。有機発光層の材料としては、正孔輸送層からの正孔と電子輸送層からの電子を受け取って再結合させることで可視光を発することができる材料が好ましい。電子輸送層の材料としては、電子を第2電極20から有機発光層に輸送することができるように、電子移動度の高い適切な材料が好ましい。
なお、以下に説明される本発明の異なる実施形態における技術的特徴は、矛盾がなければ、互いに組み合わせることができる。
図1に示すように、本実施例において、第1電極10は、第1導電層11と、それぞれ第1導電層11の反対となる両側に積層設置されている第2導電層12及び第3導電層13と、を含み、第2導電層12及び第3導電層13はいずれも透明導電層である。
本実施例において、第1導電層11は、金からなるものであり、厚さは500nm〜600nmであるが、550nmが好ましい。当該厚さに対応する反射率は53%であり、対応する光透過率は42%である。当該厚さを有する第1導電層11の反射率と光透過率とがほぼ等しいため、光取り出し効率を向上させることができる。当該第1導電層11は半透過・半反射型導電層であり、当該半透過・半反射型導電層は、半透過・半反射層から放出された光が反射される際に生じる位相差を調整する。
第2導電層12は、Alからなるものであり、厚さは30nmである。第2導電層12の最高占有分子軌道(Highest Occupied Molecular Orbital、HOMOと略称される)エネルギー準位が−5.6eVである一方、OLED層の正孔輸送材料のHOMOエネルギー準位が−4.6eVより低いため、第2導電層12と当該電極が適用されたOLEDの有機機能層30の正孔輸送材料との間にHOMOエネルギー準位差がある。当該エネルギー準位差は、OLED有機機能層30の中での電子移動に寄与して、従って正孔の注入に寄与し、ひいては電極の金属表面結合によるOLED光子エネルギーの吸収を低減させることができる。
第3導電層13は、TiOからなるものであり、厚さは60nmである。第3導電層13は、屈折率2.2で、消光係数3.9*10−5cm*mol−1である。当該第3導電層13の厚さは、青色光の第3導電層内での波長の4分の1に等しい。さらに、当該厚さでは、光が空気から電極に入射する際に、第3導電層13の両面からの反射光はともに半波長損失(half−wave loss)が発生し、第3導電層13の裏面からの反射光と第3導電層13の前面からの反射光との光路差はちょうど半波長である。この時、反射光と入射光とが相殺的に干渉するのでなく、第3導電層の前面からの反射光と裏面からの反射光とが相殺的に干渉する。これにより、透過光のエネルギーが増え、ひいては光取り出し効率が向上する。
本実施例に係る電極では、それぞれ第1導電層11の両側に積層設置される透明導電層により、光は当該電極の内部で複数回反射されて、マイクロキャビティ効果及び相殺的干渉効果が生じることができ、光取り出し効率は向上できる。
図4に示すように、当該電極と積層設置された第2電極20が反射電極である場合、光が反射電極20と半透過・半反射型導電層11との間で反射され、即ち、反射電極と半透過・半反射型導電層とでマイクロキャビティ構造が形成されてマイクロキャビティ効果が生じる。これにより、光の相殺的干渉及び建設的干渉が起こり、その結果、所定の波長を有する光のみの強度が維持され、他の波長を有する光の強度は低減する。マイクロキャビティ構造を調整する際に、半透過・半反射型導電層の厚さを調整することで半透過・半反射型導電層における反射率及び透過率を制御し、これにより、光が半透過・半反射層の中で反射される際に生じる位相差を調整することができる。また、図4に示すように、第1導電層11の仕事関数が5.1eVであり、即ち、第1導電層11が仕事関数の大きい材料からなるものであるため、エネルギー準位障壁は低くされ、正孔は有機機能層30に容易に注入されることができる。
図2に示すように、本実施例において、電極は、第1導電層11と第1導電層11の片側に積層設置されている第3導電層13とを含む。
第1導電層11は、銅からなるものであり、厚さは200nmである。当該厚さに対応する反射率は56%であり、対応する光透過率は40%である。
第3導電層13は、Nbからなるものであり、屈折率は2.26であり、厚さは50nmである。
当該電極と積層設置された第2電極20が反射電極である場合、第1導電層11と反射電極とでマイクロキャビティ構造が形成されマイクロキャビティ効果が生じる。これにより、光の相殺的干渉及び建設的干渉を起こし、その結果、所定の波長を有する光のみの強度が維持され、他の波長を有する光の強度が低減する。第3導電層13の前面からの反射光とその裏面からの反射光とが相殺し、これにより、透過光のエネルギーが増え、ひいては光取り出し効率が向上する。
本実施例において詳しく説明されていない第1導電層11及び第3導電層13の具体的な構成については、実施例1を参照することができるが、ここで説明を省略する。
図3に示すように、本実施例において、電極は、第1導電層11と第1導電層11の片側に積層設置されている第2導電層12とを含む。
第1導電層11は、インジウムからなるものであり、厚さは600nmである。当該厚さに対応する反射率は48%であり、対応する光透過率は50%である。
第2導電層12は、Feからなるものであり、屈折率は1.99で、厚さは45nmである。
図4に示すように、当該電極と積層設置された第2電極20が反射電極である場合、第1導電層11と反射電極とでマイクロキャビティ構造が形成されマイクロキャビティ効果が生じる。これにより、光の相殺的干渉及び建設的干渉が起こり、その結果、所定の波長を有する光のみの強度が維持され、他の波長を有する光の強度は低減する。第2導電層12は、正孔の注入を高めて電極の金属表面結合によるOLED光子エネルギーの吸収を低減させるものである。
本実施例において詳しく説明されていない第1導電層11及び第2導電層12の具体的な構成については、実施例1を参照することができるが、ここで説明を省略する。
図4に示すように、本実施例において、有機ELデバイス(OLED)が提案されている。本実施例に係るOLEDはボトムエミッションデバイスである。第1電極10は酸化インジウムスズからなる透明アノードである。第2電極20は、金属カソードであり、反射電極として使用され、LiF/Alからなるものである。
本実施例において、図4に示すように、第1電極10は、第1導電層11と、第1導電層11の反対となる両側に積層設置された第2導電層12及び第3導電層13と、を含む。
第1導電層11は、金からなるものであり、厚さは550nmである。当該厚さに対応する反射率は53%であり、対応する光透過率は42%である。
第2導電層12は、Alからなるものであり、厚さは30nmである。
第3導電層13は、TiOからなるものであり、厚さは60nmである。
本実施例に係るOLEDはボトムエミッションタイプのデバイスであり、光は有機機能層30から放出されて、第3導電層13、第1導電層11、第2導電層12を順次に通過して、最後に基板40から放出される。第2導電層12が金属表面結合によるOLED光子エネルギーの吸収を低減させることができるため、第2導電層12を第2電極20側の位置に設けることにより、光が有機機能層30から放出された後に光子エネルギーが減少しないように確保でき、光取り出し効率に影響を及ぼさないようにできる。さらに、第3導電層13の前面からの反射光とその裏面からの反射光とが相殺して透過光のエネルギーが増えることができるため、第3導電層13を基板40側の位置に設けることにより、光が第1電極10から放出された前に、透過光のエネルギーをさらに高めて、光取り出し効率を向上させることができる。
本実施例の他の実施形態として、第1電極10は、第1導電層11と第1導電層11の上方に積層設置されている第2導電層12とを含む。
本実施例のさらに別の実施形態として、第1電極10は、第1導電層11と第1導電層11の下方に積層設置されている第3導電層13とを含む。
本実施例において詳しく説明されていない第1電極10の構成の詳細については、実施例1を参照することができるが、ここで説明を省略する。
本実施例に係る有機ELデバイスでは、第1導電層11とそれぞれ第1導電層11の両側に積層設置された透明導電層とを含み積層設置された第1電極10により、光が当該電極の内部で複数回反射され、第1電極10と第2電極20との間にマイクロキャビティ効果及び相殺的干渉効果が生じて、光取り出し効率が向上できる。
勿論、上記実施例は分かりやすく説明するために例示したものであり、実施形態を限定するものではない。当業者にとって、上記説明を基に、他の様々な変化や変更を加えることができる。ここで全ての実施形態を説明する必要はない。ここから派生する自明な変化や変更も本発明の保護範囲のものである。
本発明の一態様によって、有機ELデバイスに適する電極が提案される。当該電極は、反対となる第1側と第2側とを有する第1導電層と、前記第1導電層の第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層と、をさらに含む。
本発明の別の態様によって、基板上に順次に積層設置されている第1電極、有機機能層及び第2電極を含む有機ELデバイスが提案される。前記第1電極は、反対となる第1側と第2側とを有する第1導電層と、前記第1導電層の第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層とを含む。
前記第1電極は、前記第1導電層の第2側に積層設置されており透明導電層である第3導電層をさらに含む。
あるいは、有機ELデバイスは、基板をさらに含み、当該基板と第1導電層は前記第導電層の反対となる両側に設けられており、第2導電層は第2電極側の位置に設けられており、第3導電層は基板側の位置に設けられている。
本発明の説明について説明しておきたいが、本明細書において、「第1」及び「第2」という用語を以て各種の特徴/要素を説明することがあるが、特記しないかぎり、これらの特徴/要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、1つの特徴/要素を他の特徴/要素から区別するものである。よって、本発明の範囲から逸脱することなく、以下に説明される第1特徴/要素は第2特徴/要素と呼ばれてもよく、同様に、以下に説明される第2特徴/要素は第特徴/要素と呼ばれてもよい。
図4に示すように、当該電極と積層設置された第2電極20が反射電極である場合、光が当該反射電極と半透過・半反射型導電層である第1電極11との間で反射され、即ち、反射電極と半透過・半反射型導電層とでマイクロキャビティ構造が形成されてマイクロキャビティ効果が生じる。これにより、光の相殺的干渉及び建設的干渉が起こり、その結果、所定の波長を有する光のみの強度が維持され、他の波長を有する光の強度は低減する。マイクロキャビティ構造を調整する際に、半透過・半反射型導電層の厚さを調整することで半透過・半反射型導電層における反射率及び透過率を制御し、これにより、光が半透過・半反射層の中で反射される際に生じる位相差を調整することができる。また、図4に示すように、第1導電層11の仕事関数が5.1eVであり、即ち、第1導電層11が仕事関数の大きい材料からなるものであるため、エネルギー準位障壁は低くされ、正孔は有機機能層30に容易に注入されることができる。
本実施例に係るOLEDはボトムエミッションタイプのデバイスであり、光は有機機能層30から放出されて、第2導電層12、第1導電層11、第3導電層13を順次に通過して、最後に基板40から放出される。第2導電層12が金属表面結合によるOLED光子エネルギーの吸収を低減させることができるため、第2導電層12を第2電極20側の位置に設けることにより、光が有機機能層30から放出された後に光子エネルギーが減少しないように確保でき、光取り出し効率に影響を及ぼさないようにできる。さらに、第3導電層13の前面からの反射光とその裏面からの反射光とが相殺して透過光のエネルギーが増えることができるため、第3導電層13を基板40側の位置に設けることにより、光が第1電極10から放出された前に、透過光のエネルギーをさらに高めて、光取り出し効率を向上させることができる。

Claims (15)

  1. 基板上に順次に積層設置されている第1電極と有機機能層と第2電極とを含む有機EL装置であって、
    前記第1電極は、反対となる第1側と第2側とを有し、かつ、第1導電層と、前記第1導電層の前記第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層と、を含むことを特徴とする有機EL装置。
  2. 前記第1電極は、前記第1導電層の前記第2側に積層設置されており透明導電層である第3導電層をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の有機EL装置。
  3. 前記第1導電層は半透過・半反射型導電層であることを特徴とする、請求項1に記載の有機EL装置。
  4. 前記第2導電層の厚さは20nm〜50nmであることを特徴とする、請求項1に記載の有機EL装置。
  5. 前記第3導電層の厚さは50nm〜80nmであることを特徴とする、請求項2に記載の有機EL装置。
  6. 前記第2電極は反射電極であることを特徴とする、請求項1に記載の有機EL装置。
  7. 前記第2電極と前記第1電極とでマイクロキャビティ構造が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の有機EL装置。
  8. 前記第2電極が反射電極である場合、前記第2電極と前記第1電極の前記第1導電層とでマイクロキャビティ構造が形成されることを特徴とする、請求項2に記載の有機EL装置。
  9. 基板をさらに含み、前記基板と前記第1導電層は前記第2導電層の反対となる両側に設けられており、前記第2導電層は前記第2電極側に設けられており、前記第3導電層は前記基板側に設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の有機EL装置。
  10. 有機EL装置に適用される電極であって、
    反対となる第1側と第2側とを有し、かつ
    第1導電層と、
    前記第1導電層の前記第1側に積層設置されており透明導電層である第2導電層と、を含む、ことを特徴とする、電極。
  11. 前記第1導電層の前記第2側に積層設置されており透明導電層である第3導電層をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載の電極。
  12. 前記第1導電層は半透過・半反射型導電層であることを特徴とする、請求項10に記載の電極。
  13. 前記第2導電層の厚さは20nm〜50nmであることを特徴とする、請求項10に記載の電極。
  14. 前記第3導電層の厚さは50nm〜80nmであることを特徴とする、請求項11に記載の電極。
  15. 前記第1導電層の厚さは500nm〜600nmであることを特徴とする、請求項10に記載の電極。
JP2019555805A 2017-08-16 2018-04-28 有機el装置及びその電極 Pending JP2020517066A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201721024404.X 2017-08-16
CN201721024404.XU CN208173629U (zh) 2017-08-16 2017-08-16 电极及有机电致发光装置
PCT/CN2018/085171 WO2019033794A1 (zh) 2017-08-16 2018-04-28 有机电致发光装置及其电极

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020517066A true JP2020517066A (ja) 2020-06-11

Family

ID=63961015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019555805A Pending JP2020517066A (ja) 2017-08-16 2018-04-28 有機el装置及びその電極

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20200168833A1 (ja)
EP (1) EP3598519A4 (ja)
JP (1) JP2020517066A (ja)
KR (1) KR102329991B1 (ja)
CN (1) CN208173629U (ja)
TW (1) TWM564831U (ja)
WO (1) WO2019033794A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023058308A1 (ja) * 2021-10-05 2023-04-13 株式会社ジャパンディスプレイ 発光装置および発光装置形成基板

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11588135B2 (en) 2020-07-07 2023-02-21 Avalon Holographies Inc. Microcavity pixel array design and method

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005108644A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 有機el素子
JP2007529868A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 イーストマン コダック カンパニー 安定性が改善された有機発光デバイス

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7019331B2 (en) * 2004-01-22 2006-03-28 Eastman Kodak Company Green light-emitting microcavity OLED device using a yellow color filter element
US9136504B2 (en) * 2004-08-04 2015-09-15 Cambridge Display Technology Limited Organic electroluminescent device
CN1787702A (zh) * 2004-12-09 2006-06-14 北京大学 红光有机发光器件的制备方法
FR2925981B1 (fr) * 2007-12-27 2010-02-19 Saint Gobain Substrat porteur d'une electrode, dispositif electroluminescent organique l'incorporant.
EP2172990A1 (en) * 2008-10-03 2010-04-07 Thomson Licensing OLED or group of adjacent OLEDs with a light-extraction enhancement layer efficient over a large range of wavelengths
KR101084239B1 (ko) * 2009-12-08 2011-11-16 삼성모바일디스플레이주식회사 유기 발광 표시 장치
KR20170001827A (ko) * 2015-06-25 2017-01-05 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005108644A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 有機el素子
JP2007529868A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 イーストマン コダック カンパニー 安定性が改善された有機発光デバイス
JP4741577B2 (ja) * 2004-03-19 2011-08-03 グローバル オーエルイーディー テクノロジー リミティド ライアビリティ カンパニー 安定性が改善された有機発光デバイス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023058308A1 (ja) * 2021-10-05 2023-04-13 株式会社ジャパンディスプレイ 発光装置および発光装置形成基板

Also Published As

Publication number Publication date
EP3598519A4 (en) 2020-05-20
KR102329991B1 (ko) 2021-11-23
US20200168833A1 (en) 2020-05-28
TWM564831U (zh) 2018-08-01
EP3598519A1 (en) 2020-01-22
WO2019033794A1 (zh) 2019-02-21
CN208173629U (zh) 2018-11-30
KR20190121849A (ko) 2019-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4951130B2 (ja) 有機発光素子及びその製造方法
TWI617023B (zh) 顯示裝置與光學膜
KR101125569B1 (ko) 유기 발광 표시 장치 및 그 제조 방법
CN108206199B (zh) 有机发光显示装置
JP5698848B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2006092936A (ja) 有機el装置
JP2007115645A (ja) 有機発光素子及びその製造方法
EP3675173B1 (en) Display panel, method for manufacturing same, electroluminescent device and display apparatus
KR20060102446A (ko) 유기전계 발광표시장치 및 그 제조방법
CN108598279B (zh) Oled显示基板及其制作方法、显示装置
Kim et al. 5‐4: High Efficiency Top‐Emission Organic Light Emitting Diodes Realized Using Newly Developed Low Absorption Pure Ag cathode Configuration
JP2020517066A (ja) 有機el装置及びその電極
WO2021031517A1 (zh) 一种显示面板及其显示装置
US11430969B2 (en) Electroluminescent component having metal layer disposed between two of optical coupling layers and display device having the same
JP2018190666A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、照明装置
JP2012151060A (ja) 有機el素子
JP6541089B2 (ja) 有機発光素子
KR20150137204A (ko) 유기전계발광소자
KR102045374B1 (ko) 상부 발광형 유기 발광 소자 및 그의 제조방법
KR101084263B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
KR20080024036A (ko) 전계발광소자
KR101009717B1 (ko) 미세 공동 효과를 이용하는 유기전계발광소자
TWI224942B (en) Organic electroluminescent device and fabricating method thereof
TW201535820A (zh) 有機發光二極體及使用其之顯示面板
TWM472951U (zh) 有機發光二極體結構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191011

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210616

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210616

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210623

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210629

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210813

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210817

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20211109

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220208

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220315

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220315