本願の実施形態は、第1UEが第1フィードバック情報を受信することによって第2UEのデータ受信状態を把握することができ、それに応じて、対応するリソースがデータ再送のために再び割り当てられ得るように、データ伝送方法、関連するデバイス、及びシステムを提供し、それによって、2つのUE間のデータ伝送の信頼性を改善する。
本願の実施形態の第1の態様は、データ伝送方法を提供し、方法は、以下を含むことができる。
基地局が最初に、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、具体的に、ダウンリンク制御情報であることができる。本願では、第1スケジューリング情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。
次いで、第1UEが、基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受け取り、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送る。しかし、第2UEは、必ずしも、第1UEによって送られたデータを正確に受け取ることができるわけではない。そのため、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを知った後に、第1UEは第1フィードバック情報を基地局へ送る。
更に、基地局は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示し得る。基地局は、第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第2スケジューリング情報は、第1UEがデータを第2UEへ再送する必要があることを示すために使用される。
確かに、実際の適用では、第2UEが再度データを受け取れない場合に、基地局は更に、第2UEへデータを再び送るように第1UEに指示するために、第3スケジューリング情報を送り続けてもよい。データを再送する回数は、通常は前もってセットされると理解され得、具体的に言えば、再送し続けることは、Nが正の整数であるとして、データを再送する回数がN以上になると停止する。
本願の実施形態の技術的解決法では、データ伝送方法が提供される。最初に、基地局は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。次いで、基地局は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。上記の方法では、基地局は、第1フィードバック情報を受け取ることによって第2UEのデータ受信状態を決定することができ、それにより、第1UEは、データ再送のために使用されるリソースを基地局に要求し、それによって、2つのUEの間のデータ伝送の信頼性が改善される。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第1の実施において、基地局が第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け取ることは、基地局が第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け取ることであって、該第1フィードバック情報が、第2UEによって第1UEへ送られた第2フィードバック情報に基づき第1UEによって決定される、ことを含んでもよい。第1フィードバック情報と同様に、第2フィードバック情報も、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。
第1フィードバック情報及び第2フィードバック情報は完全に一致しても、あるいは、異なってもよいが、第1フィードバック情報及び第2フィードバック情報によって示される内容は一致していることが留意されるべきである。具体的に言えば、第1フィードバック情報及び第2フィードバック情報は両方とも、第2UEがデータを受け取ることに成功したことを示すか、あるいは、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す。
その上、本願の実施形態において、サイドリンク上で第2UEからフィードバックを受信しようと試みた後、第1UEはフィードバックを基地局へ与え、それにより、基地局は、サイドリンク上での第1UEの送信が成功したかどうかを知ることができる。送信が成功しない場合には、基地局は、再送リソースを第1UEへ割り当て得る。上記の方法では、第2UEが最初に、データが受信されたかどうかを第1UEにフィードバックし、それにより、第1UEは、より早く、第2UEのデータ受信状態を知り、従って、第1UEを使用することによって、データを再送すべきかどうかを選択することが有利であり、それによって、解決法の実現性及び実行可能性が改善される。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第2の実施において、第2スケジューリング情報が、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることは、第2スケジューリング情報が、特に、該第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることを含んでもよい。具体的に言えば、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、第2スケジューリング情報を受信した後に、第1UEは、第2スケジューリング情報に基づきデータを第2UEへ再送し得る。
第1UEが第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送ると考えられることが理解され得る。第2UEがデータを受信できない場合に、第2UEは、現在のデータが受信できないことを第1UEに通知する。それに応じて、第1UEは、第1スケジューリング情報又は第2スケジューリング情報に基づき再び第2UEへデータを送信し得る。しかし、第2UEが依然として2回目にデータを受信できない場合には、第1UEは、第1スケジューリング情報、第2スケジューリング情報、又は第3スケジューリング情報に基づき三度第2UEへデータを送信し得る。類推によって、第1UEが繰り返しデータを第2UEへ送る過程で、最初の送信で使用された第1スケジューリング情報と同じスケジューリング情報、又は他のスケジューリング情報が使用され得る。これは、ここで限定されない。
その上、本願の実施形態において、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに直接指示してよく、第1スケジューリング情報との違いは、第2スケジューリング情報が第1スケジューリング情報とは異なるリソースを示し得る点であり、それによって、データ伝送の柔軟性及び実現可能性は高められる。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第3の実施において、第2スケジューリング情報はダウンリンクフィードバック情報を含み、基地局が第2スケジューリング情報を第1UEへ送ることは、基地局がダウンリンクフィードバック情報を第1UEへ送り、それに応じて、第1UEがダウンリンクフィードバック情報を受け取り、次いで、ダウンリンクフィードバック情報に基づき、第1スケジューリング情報を使用することによって第2UEへデータを再送すると決定することを含んでもよい。すなわち、基地局によって第1UEへ送られるダウンリンクフィードバック情報は、データを再送するために使用されるスケジューリング情報が第1スケジューリング情報と一致することを示すために使用され得る。
その上、本願の実施形態において、基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受信するとき、第1UEは、データを再送するために使用されるリソースが、最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致すると見なし、それに応じて、ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送する。上記の方法では、データを再送するために使用されるリソースが最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致する場合に、基地局は第2スケジューリング情報を送る必要がなく、サイドリンク上で再送を実行するように第1UEに指示するために、最初の送信リソースに対応する第1スケジューリング情報を使用し、それによって、解決法の柔軟性及び実行可能性は改善される。適切な解決法は、解決法の実現可能性を高めるよう異なるシナリオに対して提供される。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第4の実施において、基地局は、次の2つ方法で第1UEへ第1スケジューリング情報を送ることができる。
第1の方法では、基地局は、指示情報を含む第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。指示情報は、通常は、少なくとも1つのタイプのデータを示すことができ、データタイプは、再送データ及び非再送データであることができるデータに分類され得る。すなわち、第1UEは、第1スケジューリング情報内の指示情報によって示される内容を使用することによって、送られたデータが再送され得るかどうかを知ることができる。
第2の方法では、基地局は、スクランブリング識別子を使用することによって処理される第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。スクランブリング識別子は、通常は、少なくとも1つのタイプのデータを示すことができ、データタイプは、再送データ及び非再送データであることができるデータに分類され得る。すなわち、第1UEは、スクランブリング識別子を使用することによって、送られたデータが再送され得るかどうかを知ることができる。
その上、本願の実施形態において、基地局は、指示情報を含む第1スケジューリング情報を第1UEへ送るか、あるいは、基地局は、スクランブリング識別子によって処理される第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。上記の方法では、第1UEと基地局との間のデータ伝送の不一致を回避し、解決法の信頼性を更に改善すべく、基地局は、基地局によって割り当てられたダウンリンク制御情報がどのタイプのデータを送信するために使用されるかをより明りょうに知ることを送信側の第1UEに可能にするために、異なるスクランブリング識別子又は指示情報を使用する。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第5の実施において、第1UE及び/又は第2UEは、データタイプに基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合すべきかどうかを更に決定してもよく、次の2つの方法が具体的に含まれ得る。
第1の方法では、第1UE及び第2UEは、異なるリソースプールを使用することによってデータタイプを区別し、例えば、データタイプを送るために特に使用されるリソースプールが構成される。第2UEは、リソースプールにおいてデータを受信し、そして、サイドリンク制御情報を正確に受信しながらデータを不正確に受信する場合に、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しようと試みてよい。
第2の方法では、第1UEは、区別するためにサイドリンク制御情報に指示情報片を付加し、そして、第2UEは、サイドリンク制御情報内の指示情報を使用することによってデータタイプを区別し、次いで、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しようと試みてよい。指示情報は、基地局によって第1UEに示されても、あるいは、第1UEの上位層によって決定されてもよく、物理層に通知される。
更に、本願の実施形態において、第2UEは、第1UEによって送られたサイドリンク制御情報に基づき、データが結合され得るかどうかを判定してよく、更には、対応する最初に送信されたデータと対応する再送されたデータとを結合しようと試みてよい。上記の方法では、データ受信信頼性が更に改善され得る。その上、第1UEは、専用のリソースプールを使用するか、あるいは、指示情報をサイドリンク制御情報に付加して、データが再送され得るかどうかを区別することができ、それにより、受信側の第2UEは、どのデータが再送され得るかを知ることができ、次いで、結合動作を実行することを検討してよく、それによって、解決法の実行可能性は改善される。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第6の実施において、基地局が第1スケジューリング情報を第1UEへ送ることは、基地局が、最初の送信に使用されるリソース及び再送に使用されるリソースを一度に第1UEに対して示すことができることを含んでもよい。このようにして、第1UEは、第1フィードバック情報を基地局へ送る必要がなく、一度に受け取られた第1スケジューリング情報を使用することによって第2UEへデータを再送し得る。確かに、データを再送する回数は制限されない。
更に、本願の実施形態において、基地局は、最初の送信に使用されるリソース及び再送に使用されるリソースを第1UEに対して直接示してもよく、それにより、第1UEが複数回送信を行う過程で、第1UEが第1フィードバック情報を基地局へ送る必要なしに、第1UEはデータを第2UEへ再送することができる。上記の方法では、データ再送の場合に、基地局は、スケジューリング情報を第1UEへ複数回配信する必要がなく、第1UEは、直接データを第2UEへ再送し、それによって、シグナリングオーバヘッド及び遅延は低減される。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第7の実施において、3つのリソース割り当て方法が更に含まれ得る。
第1のリソース割り当て方法では、再送のためのスケジューリング情報が最初の送信のためのスケジューリング情報と同じである場合に、基地局は、最初の送信のためのスケジューリング情報のみを第1UEに示す必要がある。基地局は、第1スケジューリング情報のみを送り、第1UEは、再送中に再び第1スケジューリング情報を使用する。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、識別子が、第1UEによって送られるサイドリンク制御情報に付加されてもよく、それにより、第2UEは、識別子に基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合する。その上、同じスケジューリング情報が、第1UEの最初に送信されたデータ及び再送されたデータのために常に使用され、第1UEは、スケジューリング情報をサイドリンク制御情報に含める。従って、第2UEは、受信されたサイドリンク制御情報に基づき、対応する最初に送信されたデータと対応する再送されたデータとを結合し得る。
第2のリソース割り当て方法では、再送中の第1の送信でサイドリンク制御情報のために使用される周波数領域リソースが、最初の送信中の第1の送信でサイドリンク制御情報のために使用される周波数領域リソースと同じである場合に、基地局は、送信ごとにスケジューリング情報を第1UEに示す必要がある。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、識別子が、第1UEによって送られるサイドリンク制御情報に含まれてもよく、それにより、第2UEは、識別子に基づき結合を行う。その上、第1UEの最初に送信されたデータ及び再送されたデータの中の第1の送信におけるサイドリンク制御情報のためのリソースは同じであるから、第2UEは、受信されたサイドリンク制御情報に基づき、対応する最初に送信されたデータと対応する再送されたデータとを結合し得る。
第3のリソース割り当て方法では、再送のためのスケジューリング情報と最初の送信のためのスケジューリング情報との間に関連関係がない場合に、基地局は、送信ごとにスケジューリング情報を第1UEに示す必要がある。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、識別子が、第1UEによって送られるサイドリンク制御情報に含まれてもよく、それにより、第2UEは、識別子に基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合する。その上、第1UEは、サイドリンク制御情報を使用することによって、次の再送中の第1の送信におけるサイドリンク制御情報のリソース位置を示すことができ、それにより、第2UEは、サイドリンク制御情報に基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合することができる。
更に、本願の実施形態において、最初の送信のためのリソース及び再送のためのリソースを第1UEに示す場合に、基地局は、3つの一般的な場合における処理方法を更に検討してもよい。再送リソースが最初の送信リソースと完全に同じであるか、あるいは、再送中の第1の送信におけるSCIのための周波数領域リソースが最初の送信中の第1の送信におけるSCIのための周波数領域リソースと同じであるか、あるいは、再送リソースと最初の送信リソースとの間には関連関係がなく、それによって、サイドリンク上のデータフィードバック及び再送が実装される。その上、基地局は、シグナリングオーバヘッド及び遅延を更に低減するために、最初の送信リソース及び再送リソースを第1UEに直接割り当ててもよい。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第8の実施において、本願は、半永続スケジューリングシナリオに更に適用されてもよく、第1スケジューリング情報は、半永続的スケジューリングリソース及び再送リソースを割り当てるために使用される。
基地局は、サブフレームAにおいて第1UEへ第1スケジューリング情報を送り、ここで、第1スケジューリング情報は、半永続的スケジューリングリソースを示す。1周期はxミリ秒であると仮定され、具体的に言えば、2つの半永続的スケジューリングリソースブロックに対応する伝送時間インターバルはxミリ秒であり、ここで、xは正数である。具体的に言えば、第1の半永続的スケジューリングリソースブロックの第1の送信は(A+a)番目のサブフレームで起こり、第2の半永続的スケジューリングリソースブロックの第1の送信は(A+a+x)番目のサブフレームで起こり、2つの半永続的スケジューリングリソースブロックの間の時間インターバルは1周期であり、ここで、A及びaは両方とも正の整数である。
更に、本願の実施形態において、リンクデータフィードバック及び再送が、基地局によるスケジューリングに基づきSPSシナリオに更に拡張され得、それによって、解決法の実行可能性及び柔軟性は高められる。従って、適切なシナリオは、解決法の適切性を更に改善するために、データを送信する実際の場合に基づき選択され得る。
可能な設計では、本願の実施形態の第1の態様の第9の実施において、基地局が第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受けることは、基地局が第2UEによって送られた第2フィードバック情報を直接受けることを更に含んでもよく、具体的に言えば、基地局は、第1UEを使用することによって第2UEのデータ受信状態を知る必要がなく、第2UEは、第2UEのデータ受信状態を基地局に直接通知する。
その上、本願の実施形態において、第2UEは、最初に第2フィードバック情報を第1UEへ送る必要がなく、次いで、第1UEは、第1フィードバック情報を基地局へ送る。代わりに、第2UEは、第2フィードバック情報を基地局へ直接送ることができる。従って、シグナリングオーバヘッドは低減され得、解決法の実現可能性を改善することが有利である。
本願の実施形態の第2の態様は、データ伝送方法を提供し、当該方法は、以下を含む。
基地局が最初に、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、具体的に、ダウンリンク制御情報であることができる。
次いで、第1UEが、基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受け取り、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送る。しかし、第2UEは、必ずしも、第1UEによって送られたデータを正確に受け取ることができるわけではない。そのため、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを知った後に、第1UEは第1フィードバック情報を基地局へ送る。
第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、メッセージを知った後に、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、それにより、第1UEは、第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送することができる。
本願の実施形態の技術的解決法では、データ伝送方法が提供される。最初に、基地局は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。次いで、基地局は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。上記の方法では、基地局は、第1フィードバック情報を受け取ることによって第2UEのデータ受信状態を決定することができ、それにより、第1UEは、データ再送のために使用されるリソースを基地局に要求し、それによって、2つのUEの間のデータ伝送の信頼性が改善される。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第1の実施において、第1UEが第1フィードバック情報を基地局へ送る前に、方法は、第1UEが第2UEによって送られた第2フィードバック情報を受け取り、ここで、第1フィードバック情報と同様に、第2フィードバック情報も、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用され、更には、第1UEが、第2フィードバック情報に基づき第1フィードバック情報を決定し、次いで、第1フィードバック情報を基地局へ送ることを更に含んでもよい。
第1フィードバック情報及び第2フィードバック情報は完全に一致しても、あるいは、異なってもよいが、第1フィードバック情報及び第2フィードバック情報によって示される内容は一致していることが留意されるべきである。具体的に言えば、第1フィードバック情報及び第2フィードバック情報は両方とも、第2UEがデータを受け取ることに成功したことを示すか、あるいは、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す。
その上、本願の実施形態において、サイドリンク上で第2UEからフィードバックを受信しようと試みた後、第1UEはフィードバックを基地局へ与え、それにより、基地局は、サイドリンク上での第1UEの送信が成功したかどうかを知ることができる。送信が成功しない場合には、基地局は、再送リソースを第1UEへ割り当て得る。上記の方法では、第2UEが最初に、データが受信されたかどうかを第1UEにフィードバックし、それにより、第1UEは、より早く、第2UEのデータ受信状態を知り、従って、第1UEを使用することによって、データを再送すべきかどうかを選択することが有利であり、それによって、解決法の実現性及び実行可能性が改善される。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第2の実施において、第2スケジューリング情報が、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることは、第2スケジューリング情報が、特に、該第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることを含んでもよい。具体的に言えば、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、第2スケジューリング情報を受信した後に、第1UEは、第2スケジューリング情報に基づきデータを第2UEへ再送し得る。
第1UEが第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送ると考えられることが理解され得る。第2UEがデータを受信できない場合に、第2UEは、現在のデータが受信できないことを第1UEに通知する。それに応じて、第1UEは、第1スケジューリング情報又は第2スケジューリング情報に基づき再び第2UEへデータを送信し得る。しかし、第2UEが依然として2回目にデータを受信できない場合には、第1UEは、第1スケジューリング情報、第2スケジューリング情報、又は第3スケジューリング情報に基づき三度第2UEへデータを送信し得る。類推によって、第1UEが繰り返しデータを第2UEへ送る過程で、最初の送信で使用された第1スケジューリング情報と同じスケジューリング情報、又は他のスケジューリング情報が使用され得る。これは、ここで限定されない。
その上、本願の実施形態において、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに直接指示してよく、第1スケジューリング情報との違いは、第2スケジューリング情報が第1スケジューリング情報とは異なるリソースを示し得る点であり、それによって、データ伝送の柔軟性及び実現可能性は高められる。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第3の実施において、第2スケジューリング情報はダウンリンクフィードバック情報を含み、第1UEが基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受け取ることは、基地局がダウンリンクフィードバック情報を第1UEへ送り、それに応じて、第1UEがダウンリンクフィードバック情報を受け取り、次いで、ダウンリンクフィードバック情報に基づき、第1スケジューリング情報を使用することによって第2UEへデータを再送すると決定することを含んでもよい。すなわち、基地局によって第1UEへ送られるダウンリンクフィードバック情報は、データを再送するために使用されるスケジューリング情報が第1スケジューリング情報と一致することを示すために使用され得る。
その上、本願の実施形態において、基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受信するとき、第1UEは、データを再送するために使用されるリソースが、最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致すると見なし、それに応じて、ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送する。上記の方法では、データを再送するために使用されるリソースが最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致する場合に、基地局は第2スケジューリング情報を送る必要がなく、サイドリンク上で再送を実行するように第1UEに指示するために、最初の送信リソースに対応する第1スケジューリング情報を使用し、それによって、解決法の柔軟性及び実行可能性は改善される。適切な解決法は、解決法の実現可能性を高めるよう異なるシナリオに対して提供される。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第4の実施において、第1UEが基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受け取った後、方法は、第1UEが、受け取られたダウンリンクフィードバック情報に基づき、第1スケジューリング情報を使用することによってその後にデータを再送すると決定することを更に含んでもよく、すなわち、ダウンリンクフィードバック情報と第1スケジューリング情報との間には関連関係があり、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
その上、本願の実施形態において、ダウンリンクフィードバック情報を受け取った後、第1UEは更に、ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し得る。上記の方法では、データを再送するために使用されるリソースがデータを最初に送信するために使用されるリソースと一致する場合に、基地局は第2スケジューリング情報を送る必要がなく、サイドリンク上で再送を実行するように第1UEに指示するために、最初の送信リソースに対応する第1スケジューリング情報を使用し、それによって、解決法の柔軟性及び実行可能性は改善される。その上、解決法の実現性を改善することが有利である。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第5の実施において、第1UEは、次の2つの方法で、基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受信し得る。
第1の方法では、第1UEは、指示情報を含んで、基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受信する。指示情報は、通常は、少なくとも1つのタイプのデータを示すことができ、データタイプは、再送データ及び非再送データであることができるデータに分類され得る。すなわち、第1UEは、第1スケジューリング情報内の指示情報によって示される内容を使用することによって、送られたデータが再送され得るかどうかを知ることができる。
第2の方法では、第1UEは、スクランブリング識別子を使用することによって処理され、基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受信する。スクランブリング識別子を使用することによって処理される第1スケジューリング情報は、通常は、少なくとも1つのタイプのデータを示すことができ、データタイプは、再送データ及び非再送データであることができるデータに分類され得る。すなわち、第1UEは、スクランブリング識別子を使用することによって、送られたデータが再送され得るかどうかを知ることができる。
その上、本願の実施形態において、基地局は、指示情報を含む第1スケジューリング情報を第1UEへ送るか、あるいは、基地局は、スクランブリング識別子によって処理される第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。上記の方法では、第1UEと基地局との間のデータ伝送の不一致を回避し、解決法の信頼性を更に改善すべく、基地局は、基地局によって割り当てられたダウンリンク制御情報がどのタイプのデータを送信するために使用されるかをより明りょうに知ることを送信側の第1UEに可能にするために、異なるスクランブリング識別子又は指示情報を使用する。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第6の実施において、第1UE及び/又は第2UEは、データタイプに基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合すべきかどうかを更に決定してもよく、次の2つの方法が具体的に含まれ得る。
第1の方法では、第1UE及び第2UEは、異なるリソースプールを使用することによってデータタイプを区別し、例えば、データタイプを送るために特に使用されるリソースプールが構成される。第2UEは、リソースプールにおいてデータを受信し、そして、サイドリンク制御情報を正確に受信しながらデータを不正確に受信する場合に、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しようと試みてよい。
第2の方法では、第1UEは、区別するためにサイドリンク制御情報に指示情報片を付加し、そして、第2UEは、サイドリンク制御情報内の指示情報を使用することによってデータタイプを区別し、次いで、対応するデータを結合しようと試みてよい。指示情報は、基地局によって第1UEに示されても、あるいは、第1UEの上位層によって決定されてもよく、物理層に通知される。
更に、本願の実施形態において、第2UEは、第1UEによって送られたサイドリンク制御情報に基づき、データが結合され得るかどうかを判定してよく、更には、対応する最初に送信されたデータと対応する再送されたデータとを結合しようと試みてよい。上記の方法では、データ受信信頼性が更に改善され得る。その上、第1UEは、専用のリソースプールを使用するか、あるいは、指示情報をサイドリンク制御情報に付加して、データが再送され得るかどうかを区別することができ、それにより、受信側の第2UEは、どのデータが再送され得るかを知ることができ、次いで、結合動作を実行することを検討してよく、それによって、解決法の実行可能性は改善される。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第7の実施において、第1UEが基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受け取ることは、基地局が、最初の送信に使用されるリソース及び再送に使用されるリソースを一度に第1UEに対して示すことができることを含んでもよい。すなわち、第1UEは、最初の送信及び再送のために、基地局によって送られたリソースを一度に受け取る。このようにして、第1UEは、第1フィードバック情報を基地局へ送る必要がなく、一度に受け取られた第1スケジューリング情報を使用することによって第2UEへデータを再送し得る。確かに、データを再送する回数は制限されない。
更に、本願の実施形態において、基地局は、最初の送信に使用されるリソース及び再送に使用されるリソースを第1UEに対して直接示してもよく、それにより、第1UEが複数回送信を行う過程で、第1UEが第1フィードバック情報を基地局へ送る必要なしに、第1UEはデータを第2UEへ再送することができる。上記の方法では、データ再送の場合に、基地局は、スケジューリング情報を第1UEへ複数回配信する必要がなく、第1UEは、直接データを第2UEへ再送し、それによって、シグナリングオーバヘッド及び遅延は低減される。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第8の実施において、3つのリソース割り当て方法が更に含まれ得る。
第1のリソース割り当て方法では、再送のためのスケジューリング情報が最初の送信のためのスケジューリング情報と同じである場合に、第1UEは、基地局によって送られる、最初の送信のためのスケジューリング情報のみを受け取り、再送中に再びその第1スケジューリング情報を使用する。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、識別子が、第1UEによって送られるサイドリンク制御情報に付加されてもよく、それにより、第2UEは、識別子に基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合する。その上、同じスケジューリング情報が、第1UEの最初に送信されたデータ及び再送されたデータのために常に使用され、第1UEは、スケジューリング情報をサイドリンク制御情報に含める。従って、第2UEは、受信されたサイドリンク制御情報に基づき、対応する最初に送信されたデータと対応する再送されたデータとを結合し得る。
第2のリソース割り当て方法では、再送中に第1の送信でサイドリンク制御情報のために使用されるリソースが、最初の送信中に第1の送信でサイドリンク制御情報のために使用される周波数領域リソースと同じである場合に、第1UEは、基地局によって配信される送信ごとのスケジューリング情報を受信する必要がある。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、識別子が、第1UEによって送られるサイドリンク制御情報に含まれてもよく、それにより、第2UEは、識別子に基づき結合を行う。その上、第1UEの最初に送信されたデータ及び再送されたデータの中の第1の送信におけるサイドリンク制御情報のためのリソースは同じであるから、第2UEは、受信されたサイドリンク制御情報に基づき、対応する最初に送信されたデータと対応する再送されたデータとを結合し得る。
第3のリソース割り当て方法では、再送のためのスケジューリング情報と最初の送信のためのスケジューリング情報との間に関連関係がない場合に、第1UEは、基地局によって配信される送信ごとのスケジューリング情報を受信する必要がある。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、識別子が、第1UEによって送られるサイドリンク制御情報に含まれてもよく、それにより、第2UEは、識別子に基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合する。その上、第1UEは、サイドリンク制御情報を使用することによって、次の再送中の第1の送信におけるサイドリンク制御情報のリソース位置を示すことができ、それにより、第2UEは、SCIに基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合することができる。
更に、本願の実施形態において、最初の送信のためのリソース及び再送のためのリソースを第1UEに示す場合に、基地局は、3つの一般的な場合における処理方法を更に検討してもよい。再送リソースが最初の送信リソースと完全に同じであるか、あるいは、再送中の第1の送信におけるSCIのための周波数領域リソースが最初の送信中の第1の送信におけるSCIのための周波数領域リソースと同じであるか、あるいは、再送リソースと最初の送信リソースとの間には関連関係がなく、それによって、サイドリンク上のデータフィードバック及び再送が実装される。その上、基地局は、シグナリングオーバヘッド及び遅延を更に低減するために、最初の送信リソース及び再送リソースを第1UEに直接割り当ててもよい。
可能な設計では、本願の実施形態の第2の態様の第9の実施において、本願は、半永続スケジューリングシナリオに更に適用されてもよい。
基地局は、サブフレームAにおいて第1UEへ第1スケジューリング情報を送り、ここで、第1スケジューリング情報は、半永続的スケジューリングリソースを示す。1周期はxミリ秒であると仮定され、具体的に言えば、2つの半永続的スケジューリングリソースブロックに対応する伝送時間インターバルはxミリ秒であり、ここで、xは正数である。具体的に言えば、第1の半永続的スケジューリングリソースブロックの第1の送信は(A+a)番目のサブフレームで起こり、第2の半永続的スケジューリングリソースブロックの第1の送信は(A+a+x)番目のサブフレームで起こり、2つの半永続的スケジューリングリソースブロックの間の時間インターバルは1周期であり、ここで、A及びaは両方とも正の整数である。
更に、本願の実施形態において、リンクデータフィードバック及び再送が、基地局によるスケジューリングに基づきSPSシナリオに更に拡張され得、それによって、解決法の実行可能性及び柔軟性は高められる。従って、適切なシナリオは、解決法の適切性を更に改善するために、データを送信する実際の場合に基づき選択され得る。
本願の実施形態の第3の態様は、基地局を提供し、基地局は、
第1スケジューリング情報を第1UEへ送るよう構成される送信ユニットであり、前記第1スケジューリング情報は、前記送信ユニットによって送られた前記第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように前記第1UEに指示するために使用される、前記送信ユニットと、
前記第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受けるよう構成される受信ユニットであり、前記第1フィードバック情報は、前記第2UEが前記データを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される、前記受信ユニットと
を含み、
前記受信ユニットによって受け取られた前記第1フィードバック情報が、前記第2UEが前記データを受け取れなかったことを示す場合に、前記送信ユニットは更に、第2スケジューリング情報を前記第1UEへ送るよう構成され、前記第2スケジューリング情報は、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第3の態様の第1の実施において、前記第1フィードバック情報は、第2フィードバック情報に基づき前記第1UEによって決定され、前記第2フィードバック情報は、前記第2UEによって前記第1UEへ送られる。
可能な設計では、本願の実施形態の第3の態様の第2の実施において、前記第2スケジューリング情報が、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用されることは、前記第2スケジューリング情報が、該第2スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用されることを含む。
可能な設計では、本願の実施形態の第3の態様の第3の実施において、前記第2スケジューリング情報は、ダウンリンクフィードバック情報を含み、
前記送信ユニットが第2スケジューリング情報を前記第1UEへ送るよう更に構成されることは、前記送信ユニットが前記ダウンリンクフィードバック情報を前記第1UEへ送るよう更に構成されることを含み、
前記ダウンリンクフィードバック情報は、前記第1スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第3の態様の第4の実施において、送信ユニットが第1スケジューリング情報を第1UEへ送るよう構成されることは、
前記送信ユニットが、前記第1UEへ、前記データが再送可能なデータであることを示すために使用される指示情報を含む前記第1スケジューリング情報を送るよう構成されること、又は
前記送信ユニットが、前記第1UEへ、前記データが再送可能なデータであることを示すために使用されるスクランブリング識別子を使用することによって処理される前記第1スケジューリング情報を送るよう構成されること
を含む。
本願の実施形態の第4の態様は、UEを提供し、UEは、
基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受けるよう構成される受信ユニットであり、前記第1スケジューリング情報は、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される、前記受信ユニットと、
第1フィードバック情報を前記基地局へ送るよう構成される送信ユニットであり、前記第1フィードバック情報は、前記第2UEが前記データを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される、前記送信ユニットと
を含み、
前記送信ユニットによって送られた前記第1フィードバック情報が、前記第2UEが前記データを受け取れなかったことを示す場合に、前記受信ユニットは更に、前記基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう構成され、前記第2スケジューリング情報は、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第4の態様の第1の実施において、前記受信ユニットは更に、前記送信ユニットが前記第1フィードバック情報を前記基地局へ送る前に、前記第2UEによって送られた第2フィードバック情報を受けるよう構成され、前記第2フィードバック情報は、前記第2UEが前記データを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用され、
当該UEは、前記受信ユニットによって受け取られた前記第2フィードバック情報に基づき前記第1フィードバック情報を決定するよう構成される決定ユニットを更に含む。
可能な設計では、本願の実施形態の第4の態様の第2の実施において、前記第2スケジューリング情報が、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用されることは、前記第2スケジューリング情報が、該第2スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用されることを含む。
可能な設計では、本願の実施形態の第4の態様の第3の実施において、前記第2スケジューリング情報は、ダウンリンクフィードバック情報を含み、
前記受信ユニットが前記基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう更に構成されることは、前記受信ユニットが前記基地局によって送られた前記ダウンリンクフィードバック情報を受けるよう更に構成されることを含んでもよく、
前記ダウンリンクフィードバック情報は、前記第1スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第4の態様の第4の実施において、前記受信ユニットが前記基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう更に構成されることは、前記決定ユニットが、前記受信ユニットが前記基地局によって送られた前記ダウンリンクフィードバック情報を受け取った後に、該ダウンリンクフィードバック情報に基づき前記第1スケジューリング情報を決定するよう更に構成されることを更に含み、
前記第1スケジューリング情報は、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第4の態様の第5の実施において、受信ユニットが基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受けるよう構成されることは、
前記受信ユニットが、指示情報を含んで前記基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受けるよう更に構成され、前記指示情報は、前記データが再送可能なデータであることを示すために使用される、こと、又は
前記受信ユニットが、スクランブリング識別子を使用することによって処理され、前記基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受けるよう更に構成され、前記スクランブリング識別子は、前記データが再送可能なデータであることを示すために使用される、こと
を含む。
本願の実施形態の第5の態様は、メモリ、トランシーバ、プロセッサ、及びバスシステムを含む基地局を提供し、
前記メモリは、プログラム及び命令を記憶するよう構成され、
前記トランシーバは、前記プロセッサの制御下で情報を受信又は送信するよう構成され、
前記プロセッサは、前記メモリ内の前記プログラムを実行するよう構成され、
前記バスシステムは、前記メモリ、前記トランシーバ、及び前記プロセッサが通信するように、前記メモリ、前記トランシーバ、及び前記プロセッサを接続するよう構成され、
前記プロセッサは、前記メモリ内の前記プログラム及び前記命令を呼び出して、次の:
第1スケジューリング情報を第1UEへ送るステップであり、前記第1スケジューリング情報は、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように前記第1UEに指示するために使用される、ステップと、
前記第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受けるステップであり、該第1フィードバック情報は、前記第2UEが前記データを受信することに成功したかどうかを示すために使用される、ステップと、
前記第2UEが前記データを受信することができなかったと前記第1フィードバック情報が示す場合に、前記基地局によって第2スケジューリング情報を前記第1UEへ送るステップであり、前記第2スケジューリング情報は、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される、ステップと
を実行するよう構成される。
可能な設計では、本願の実施形態の第5の態様の第1の実施において、前記プロセッサは特に、次の:
前記第1UEによって送られた前記第1フィードバック情報を受けるステップであり、該第1フィードバック情報は、前記第1UEによって第2フィードバック情報に基づき決定され、前記第2フィードバック情報は、前記第2UEによって前記第1UEへ送られる、ステップ
を実行するよう構成される。
可能な設計では、本願の実施形態の第5の態様の第2の実施において、前記第2スケジューリング情報は、該第2スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第5の態様の第3の実施において、前記第2スケジューリング情報は、ダウンリンクフィードバック情報を含み、
前記プロセッサは特に、次の:
前記ダウンリンクフィードバック情報を前記第1UEへ送るステップであり、前記ダウンリンクフィードバック情報は、前記第1スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される、ステップ
を実行するよう構成される。
可能な設計では、本願の実施形態の第5の態様の第4の実施において、前記プロセッサは特に、次の:
前記第1UEに対して、前記データが再送可能なデータであることを示すために使用される指示情報を含む前記第1フィードバック情報を送るステップ、又は
前記第1UEに対して、前記データが再送可能なデータであることを示すために使用されるスクランブリング識別子を使用することによって処理される前記第1フィードバック情報を送るステップ
を実行するよう構成される。
本願の実施形態の第6の態様は、メモリ、トランシーバ、プロセッサ、及びバスシステムを含むUEを提供し、
前記メモリは、プログラム及び命令を記憶するよう構成され、
前記トランシーバは、前記プロセッサの制御下で情報を受信又は送信するよう構成され、
前記プロセッサは、前記メモリ内の前記プログラムを実行するよう構成され、
前記バスシステムは、前記メモリ、前記トランシーバ、及び前記プロセッサが通信するように、前記メモリ、前記トランシーバ、及び前記プロセッサを接続するよう構成され、
前記プロセッサは、前記メモリ内の前記プログラム及び前記命令を呼び出して、次の:
基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受けるステップであり、前記第1スケジューリング情報は、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように前記第1UEに指示するために使用される、ステップと、
前記第1UEによって第1フィードバック情報を前記基地局へ送るステップであり、該第1フィードバック情報は、前記第2UEが前記データを受信することに成功したかどうかを示すために使用される、ステップと、
前記第2UEが前記データを受信することができなかったと前記第1フィードバック情報が示す場合に、前記第1UEによって、前記基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるステップであり、前記第2スケジューリング情報は、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される、ステップと
を実行するよう構成される。
可能な設計では、本願の実施形態の第6の態様の第1の実施において、前記プロセッサは更に、次の:
前記第2UEによって送られた第2フィードバック情報を受けるステップであり、該第2フィードバック情報は、前記第2UEが前記データを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される、ステップと、
前記第2フィードバック情報に基づき前記第1フィードバック情報を決定するステップと
を実行するよう構成される。
可能な設計では、本願の実施形態の第6の態様の第2の実施において、前記第2スケジューリング情報は、該第2スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第6の態様の第3の実施において、前記第2スケジューリング情報は、ダウンリンクフィードバック情報を含んでもよく、
前記プロセッサは特に、次の:
前記基地局によって送られた前記ダウンリンクフィードバック情報を受けるステップであり、該ダウンリンクフィードバック情報は、前記第1スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される、ステップ
を実行するよう構成される。
可能な設計では、本願の実施形態の第6の態様の第4の実施において、前記プロセッサは更に、次の:
前記ダウンリンクフィードバック情報に基づき前記第1スケジューリング情報を決定するステップであり、該第1スケジューリング情報は、前記第2UEへ前記データを再送するように前記第1UEに指示するために使用される、ステップ
を実行するよう構成される。
可能な設計では、本願の実施形態の第6の態様の第5の実施において、前記プロセッサは特に、次の:
前記データが再送可能なデータであることを示すために使用される指示情報を含んで前記基地局によって送られる前記第1スケジューリング情報を受けるステップ、又は
前記データが再送可能なデータであることを示すために使用されるスクランブリング識別子を使用することによって処理され、前記基地局によって送られる前記第1スケジューリング情報を受けるステップ
を実行するよう構成される。
本願の実施形態の第7の態様は、データ伝送システムを提供し、システムは、基地局及びUEを含むことができる。
基地局は、第3の態様及び該第3の態様の第1乃至第4の可能な実施のうちいずれか1つに従う基地局である。
ユーザ機器は、第4の態様及び該第4の態様の第1乃至第5の可能な実施のうちいずれか1つに従うユーザ機器である。
本願の他の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶する。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の態様において方法を実行する。
本願の実施形態の技術的解決法では、データ伝送方法が提供される。最初に、基地局は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。次いで、基地局は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。上記の方法では、第1UEは、対応するリソースがデータ再送のために再び割り当てられ得るように、第1フィードバック情報を受け取ることによって第2UEのデータ受信状態を把握することができ、それによって、2つのUEの間のデータ伝送の信頼性が改善される。
本願の明細書、特許請求の範囲、及び添付の図面において、語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」など(もしあれば)は、類似したオブジェクトを区別することを目的とし、必ずしも特定の順序又は順番を示すわけではない。そのようにして使用されるデータは、適切な状況で交換可能であることが理解されるべきであり、それにより、ここで記載される実施形態は、ここで図示又は記載されている順序以外の他の順序で実施され得る。その上、語「〜を含む」、「〜を包含する」及び他の如何なる変形も、非排他的な包有を対象とするものであり、例えば、ステップ又はユニットの一覧を含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、必ずしもそれらのステップ又はユニットに限定されず、明示的に挙げられても又はそのようなプロセス、方法、製品若しくはデバイスに特有でもない他のステップ又はユニットを含んでもよい。
本願の実施形態の技術的解決法は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications,GSM)システム、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access,CDMA)システム、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service,GPRS)、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex,FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex,TDD)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(Universal Mobile Telecommunications System,UMTS)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access,WiMAX)通信システム、又は第5世代モバイル通信技術(5th Generation,5G)などの様々な通信システムに適用され得ることが理解されるべきである。具体的な通信システムは、本願の実施形態で限定されないことが留意されるべきである。
図2は、本願の実施形態に従うD2D通信の概略図である。図示されるように、D2Dは、UE間の直接通信技術である。従来のセルラー通信技術との最大の違いは、次の通りである。UEは、もはや転送を実行するように基地局にもはや求めず、互いと直接に通信し得る。基地局は、UEが互いに直接通信することを支援するよう、リソースの設定、スケジューリング、及び協調などを行うためにUEへ制御命令を送信することができる。D2Dシステムでは、サイドリンク上のデータ伝送は、既存のUE間(Uu)インターフェイスのアップリンクリソースを使用することによって実施される。
D2D技術は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation Partnership Project,3GPP)で議論されている。LTEリリース(Release,Rel)12におけるD2D技術では、ブロードキャスト様式でデータが送信される。図3は、本願の実施形態に従うD2D通信伝送メカニズムの概略図である。D2D技術は2つの特徴、すなわち、発見(Discovery)及び通信(Communication)を含む。発見は、UEが周期的に情報をブロードキャストして、UEの周りのユーザがブロードキャスト情報を検出してUEを発見することができるようにすることを意味する。通信は、UE間の直接データ伝送であり、具体的に言えば、サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information,SCI)及びデータを一緒に送信するためのメカニズムが使用される。SCIはまた、リソーススケジューリング割り当て(Scheduling Assignment,SA)としても使用される。
SCIは、送信端からの送信データの状態情報を示すために使用され、データの時間周波数リソース情報、変調及び符号化フォーマット(Modulation and Coding Scheme,MCS)情報、などを含む。受信端は、SCIの指示に従ってデータを受信することができる。送信端は、SCIによって示されているフォーマットを使用することによって、SCIによって示されている時間周波数リソース上でデータを送信する。
理解の容易のために、本願がD2D分野に適用される場合に、図4を参照されたい。図4は、本願の実施形態に従うD2Dリソースプールの概略図である。図示されるように、UEがセルのカバレッジエリア内にある場合に、基地局は、送信リソースプールをD2D UEへ割り当て、送信リソースプールは、D2D UEによってデータを送信するために使用される。リソースプールは、時間周波数リソースの組であり、送信のために使用されるリソースプールと、受信のために使用されるリソースプールとに分類される。基地局は、システムブロードキャスト又は専用シグナリングを使用することによって、SCI送信リソースプール及びデータ送信リソースプールなどの異なる送信リソースプールを構成する。SCI送信リソースプールは、主に、SCIを送信するために使用され、データ送信リソースプールは、主に、データを送信するために使用される。
通常は、リソースプール内のリソースを使用する2つのモードがある。第1のモードでは、基地局は、リソースプール内で、決定された時間周波数リソースを各D2D UEへ割り当て、時間周波数リソースは、UEによってD2D伝送を実行するために使用される。第2のモードでは、UEが独立して且つランダムにリソースプールからリソースを選択してD2D伝送を実行し、例えば、SCIリソースプール内で常に2回SCIを送信し、データリソースプール内で常に4回データを送信する。Rel.13では、D2Dは、UE間のユニキャスト通信を更にサポートし得るが、ブロードキャスト通信、マルチキャスト通信、及びユニキャスト通信のどれもレイヤ1又はレイヤ2フィードバックをサポートしない。
その上、本願がLTE−Vシステムに適用される場合に、SCI及びデータの相対位置は、D2Dにおけるそれらとは異なる。SCI及び対応するデータは、同じサブフレームで送信される。具体的には、2つの方法が存在し得る。1つの方法では、SCI及び対応するデータは常に、周波数領域内の隣接するリソースを占有する。他の方法では、SCI及び対応するデータは、周波数領域内でSCIリソースプール及びデータリソースプールにおいて夫々送信される。すなわち、SCI及びデータは、周波数領域内で分かれ得る。D2Dと同様に、LTE−Vでは、リソースを使用する2つのモードがやはりある。第1のモードでは、基地局は、サイドリンク上で各UEへ時間周波数リソースを割り当て、時間周波数リソースは、UEによってデータを送信するために使用される。第2のモードでは、UEは独立してリソースプールからリソースを選択し、UEは、UEによって以前にリッスンされ取得されたリソース情報に基づき、データを送信するためにいくつかの比較的使われていないリソースを選択する。SCI及び対応するデータは常に同じサブフレームで送信される。従って、SCI及びデータの送信回数は常に等しく、SCI及びデータは1度又は2度送信され得る。これはここで限定されない。
D2D分野又はLTE−V分野に加えて、本願は、実際の応用では他のタイプの通信分野に適用されてもよいことが留意されるべきである。これはここで限定されない。
本願は具体的に、図5に示されるデータ伝送システムに適用され得ることが理解されるべきである。システム内に含まれる全てのネットワーク要素は、具体的な内部構造を具現する。この実施形態における各ネットワーク要素の内部構造は一例にすぎず、伝送システムに対する限定と見なされるべきでないことが留意されるべきである。
UEは、無線リンクを通じて基地局と通信する。UEは、バスを通じて接続されている1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、及び1つ以上のトランシーバ(各トランシーバは送信器及び受信器を含む。)を含む。1つ以上のトランシーバは、1つ以上のアンテナへ接続されている。1つ以上のメモリは、コンピュータプログラムコードを含む。
基地局は、UEからネットワークへの無線アクセスを提供し、バスを通じて接続されている1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、1つ以上のネットワークインターフェイス、及び1つ以上のトランシーバ(各トランシーバは受信器及び送信器を含む。)を含む。1つ以上のトランシーバは、アンテナ又はアンテナアレイへ接続されている。1つ以上のプロセッサは、コンピュータプログラムコードを含む。ネットワークインターフェイスは、リンク(例えば、ネットワークインターフェイスとコアネットワークとの間のリンク)を通じてコアネットワークへ接続されるか、あるいは、有線又は無線リンクを通じて他の基地局へ接続される。
ネットワークは、更なるネットワーク接続、例えば、電話網及び/又はデータ通信網(例えば、インターネット)を更に提供し得る、ネットワーク制御ユニット、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity,MME)、又はサービング・ゲートウェイ(Serving Gateway,S−GW)などのコアネットワークデバイスを更に含んでもよい。基地局は、リンク(例えば、S1インターフェイス)を通じてコアネットワークデバイスへ接続されてもよい。コアネットワークデバイスは、バスを通じて接続されている1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、及び1つ以上のネットワークインターフェイスを含む。1つ以上のメモリは、コンピュータプログラムコードを含む。
UE、基地局、及びコアネットワークデバイスに含まれているメモリは、如何なるローカルテクノロジ環境にとっても適切なタイプであることができ、如何なる適切なデータ記憶技術も使用することによって実装され得る。
UE、基地局、及びコアネットワークデバイスにおける様々な無線周波数デバイスは、ノイズの作用下で出力信号の位相にランダムな変化を引き起こす。これは信号復調を難しくする。通信システムでは、無線システム利用を改善し且つ無線チャネルのフェーディングに抵抗するよう、複数のMCSがセットされ、異なる信号対干渉及び雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio,SINR)に適応することができる。しかし、送信端UEが受信端UEへデータを再送することができるように、基地局は更に、複数回送信端UEのためのリソースをスケジューリングする必要がある。ユニキャスト及びマルチキャストの場合には、伝送信頼性を更に確かにし且つアプリケーション層要件を満足するために、フィードバック及び再送メカニズムがサポートされる必要がある。本願の解決法は、フィードバック及び再送メカニズムを加える方法について具体的に説明するよう以下で記載されている。
図6を参照すると、本願の実施形態におけるデータ伝送方法の実施形態は、次のステップを含む。
201.基地局は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送信し、第1UEは、基地局から第1スケジューリング情報を受信する。
この実施形態では、最初に、基地局が第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。第1スケジューリング情報は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)であってよく、具体的にはDCIフォーマット(format)5Aであってよい。DCIは他のフォーマットであってもよいことが留意されるべきである。これはここで限定されない。DCIは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)において搬送される。
202.第1UEは、基地局によって送信された第1スケジューリング情報を受信し、第1スケジューリング情報に基づきデータを第2UEへ送信する。
この実施形態では、基地局によって送信された第1スケジューリング情報を受信した後、第1UEは、第1スケジューリング情報に基づきサイドリンク上で対応するリソースにおいてSCI及びデータを送信することができる。
203.第1UEは、第1フィードバック情報を基地局へ送信し、基地局は、第1UEによって送信された第1フィードバック情報を受信し、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受信することに成功したかどうかを示すために使用される。
この実施形態では、第1UEが送信端となり、第2UEが受信端となる。第1UEがSCI及びデータを第2UEへ送信した後、第2UEが第1フィードバック情報を第1UEへ送信し、第1UEが第1フィードバック情報を基地局へ転送するか、あるいは、第2UEが直接に第1フィードバック情報を基地局へ送信する。第1フィードバック情報は、主に、現在のデータ伝送が成功したかどうかを基地局に通知するために、具体的に言えば、第1UEによって送信されたデータを第2UEが受信したかどうかを示すために、使用される。
第1フィードバック情報は、具体的に、肯定応答(Acknowledgement,ACK)情報又は否定応答(Negative Acknowledgement,NACK)情報であってよいことが留意されるべきである。第1フィードバック情報がACKである場合に、それは、サイドリンク上のデータ伝送が成功したことを示し、従って、データは再送される必要がない。対照的に、第1フィードバック情報がNACKである場合には、それは、サイドリンク上のデータ伝送が失敗したことを示し、それに応じて、ステップ204の内容は実行される必要がある。
しかし、実際の適用では、基地局は、複数の方法で、第2UEがデータを受け取れないと判断する。方法は、具体的に、次の通りである。
第1の方法では、第1UEは、対応するフィードバックリソース上で第2UEからのフィードバックを受け取らず、第1UEは、基地局へのフィードバックも与えない。この場合に、基地局が対応するフィードバックリソース上でフィードバックを受け取らないならば、基地局は、第2UEがデータを受け取れないと見なす。
第2の方法では、第1UEは、対応するフィードバックリソース上で第2UEからのフィードバックを受け取らないが、第1UEは、NACKを基地局へフィードバックする。この場合に、基地局が第1UEによって送信されたNACKを受け取るならば、基地局は、第2UEがデータを受け取れないと見なす。
第3の方法では、第1UEは、第2UEによってフィードバックされたNACKを受け取るが、第1UEは、フィードバックを基地局へ与えない。この場合に、基地局が対応するフィードバックリソース上でフィードバックを受け取らないならば、基地局は、第2UEがデータを受け取れないと見なす。
第4の方法では、第1UEは、第2UEによってフィードバックされたNACKを受け取り、第1UEも、NACKを基地局へフィードバックする。この場合に、基地局が第1UEによって送信されたNACKを受け取るならば、基地局は、第2UEがデータを受け取れないと見なす。
上記4つの方法は、第2UEがデータを受け取れないと基地局が判断する例にすぎず、本願に対する限定と解釈されるべきでない。
実際の適用では、基地局は、複数の方法で、第2UEがデータを受け取ることに成功したと判断する。方法は、具体的に、次の通りである。
第1の方法では、第1UEは、第2UEによってフィードバックされたACKを受け取り、第1UEも、ACKを基地局へフィードバックする。この場合に、基地局が第1UEによって送信されたACKを受け取るならば、基地局は、第2UEがデータを受け取ることに成功したと見なす。
第2の方法では、第1UEは、第2UEによってフィードバックされたACKを受け取るが、第1UEは、対応するフィードバックリソース上で基地局へフィードバックを与えない。この場合に、基地局が対応するフィードバックリソース上でフィードバックを受け取らないならば、基地局は、第2UEがデータを受け取ることに成功したと見なす。
上記2つの方法は、第2UEがデータを受け取ることに成功したと基地局が判断する例にすぎず、本願に対する限定と解釈されるべきでない。
204.第2UEがデータを受け取れないと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送信し、第1UEは、第2スケジューリング情報を受信する。
この実施形態では、第2UEが第1UEによって送信されたデータを受け取れないと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、メッセージを受信後に、第2スケジューリング情報を第1UEへ送信する。第2スケジューリング情報は、第1スケジューリング情報によって示されたリソースと一致しても、あるいは、第1スケジューリング情報によって示されたリソースと不一致であってもよい。第2スケジューリング情報は、具体的に、DCIであってよい。DCIは、リソース割り当て情報を含むがこれに限られない。
205.第1UEは、第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送し、第2UEは、第1UEによって再送されたデータを受信する。
この実施形態では、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送信し、それにより、第1UEは、第2スケジューリング情報に基づき、基地局によってサイドリンク上で第1UEへ割り当てられたリソースを決定する。リソースは、データを再送するために使用される。それに応じて、第1UEは、サイドリンク上で対応するリソースにおいてSCI及びデータを再送する。
理解の容易のために、本願の実施形態におけるデータ伝送方法は、具体的な適用シナリオを一例として使用することによって、以下で詳細に記載される。図7は、本願の適用シナリオにおけるデータフィードバックと再送との間の時間順序関係の概略図である。詳細は次の通りである。
基地局は、n番目のサブフレームにおいて第1UEへスケジューリング情報Aを送信し、ここで、スケジューリング情報Aは具体的にDCIであってよく、そして、DCIによって示される内容に基づき第1UEへのサイドリンク上の2つの送信のためにリソースを割り当てる。具体的に言えば、2つの送信は、図中の、サイドリンク上の第1の送信、及びサイドリンク上の第2の送信に対応する。第1の送信は、(n+4)番目のサブフレームで行われ、2つの送信の間にはk個のサブフレームのインターバルが存在する。この場合に、第2の送信は、(n+4+k)番目のサブフレームで行われる。(n+8+k)番目のサブフレームでは、基地局が、第2UEによって送信されたフィードバック情報を受信しようと試みる。フィードバック情報は、具体的に、アップリンク(Uplink,UL)フィードバック情報であってよい。再送が現在実行される必要があるとULフィードバック情報が示す場合には、基地局は、(n+12+k)番目のサブフレームで第1UEへスケジューリング情報Bを送信する。スケジューリング情報Bも、具体的にDCIであってよく、スケジューリング情報Bは、再送リソースを第1UEに割り当てるために使用される。(n+16+k)番目のサブフレームでは、第1UEが、サイドリンク上で再送中に第1の送信(図中、サイドリンク上の第3の送信に対応する。)を実行する。
第1UEがスケジューリング情報Aを受ける時点から、最初の送信中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されず、第1UEがスケジューリング情報Bを受ける時点から、再送中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルも、4つのサブフレームに制限されないことが留意されるべきである。代替的に、サブフレームは、他の時間単位、例えば、スロット、シンボル、又は数シンボルを含む他の時間単位であってよい。これは、ここで限定されない。2つの送信の間のk個のサブフレームは、実際の場合に基づきセットされ得ることが理解され得、ここで、kは正の整数である。その上、ULフィードバック情報とDCIとの間のインターバルは、4つのサブフレームに制限されず、他の数のサブフレームであってもよい。これは、ここで限定されない。
基地局は、第2UEのための対応するフィードバックリソースを設定する。フィードバックリソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソースのうちの少なくとも1つであってよく、リソースは、第2UEによってULフィードバック情報を送るために使用される。基地局は、システムブロードキャストメッセージ、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)専用シグナリング、媒体アクセス制御(Media Access Control,MAC)層シグナリング、物理層(Physical Layer)シグナリング、などのうちの少なくとも1つを使用することによって、フィードバックリソースを設定し得ることが留意されるべきである。代替的に、第2UEが、第1UEの受信されたSCIによって占有されるリソースのシーケンス番号を使用することによって、フィードバックリソースを決定してもよい。例えば、第2UEは、ULフィードバック情報を送るために、SCIによって占有されるいくつかの物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)から最小又は最大のシーケンス番号を有するPRBを選択する。その上、2つの方法の組み合わせが使用されてもよい。これは、ここで限定されない。
より具体的には、第2UEは、t1が正の整数であるとして、第1UEの最後の送信後であるt1番目のサブフレームで、ULフィードバック情報を基地局へ送信し得る。サブフレームnでスケジューリング情報Aを配信する場合に、基地局は、第2UEによってULフィードバック情報を送るために使用されるサブフレームが(n+t1+t2)番目のサブフレームであると既に知っている。ここで、t2は、第1UEの最後の送信がサブフレームnの後にあるt2番目のサブフレームで起こることを示す。基地局は、(n+t1+t2)番目のサブフレームで、第2UEによって送信されたULフィードバック情報を受信する。ULフィードバック情報は、サイドリンク上の送信が成功したかどうかを示す。第2UEは、第1UEからSCIを受信する。SCIを使用することによって、第2UEは、アップリンクフィードバックを与えるサブフレームを決定することができ、そして、対応するフィードバックを与える。第2UEは、第1UEを使用せずに直接ULフィードバック情報を基地局へ送り、それにより、シグナリングオーバヘッド及び遅延は効果的に低減され得る。
第2UEがデータを正確に受信したと知った後、基地局は更に、サイドリンク上のデータが正確に受信されたことを第1UEに通知し得る。具体的に言えば、基地局は、ダウンリンク(Downlink,DL)フィードバック情報を第1UEへ送る、例えば、ACLを送る。
本願のこの実施形態の技術的解決法では、データ伝送方法が提供される。最初に、基地局は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。次いで、基地局は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。上記の方法では、基地局は、第1フィードバック情報を受け取ることによって第2UEのデータ受信状態を決定することができ、それにより、第1UEは、データ再送のために使用されるリソースを基地局に要求し、それによって、2つのUEの間のデータ伝送の信頼性が改善される。
任意に、図6に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法の第1の任意の実施形態では、第1UEが第1フィードバック情報を基地局へ送る前に、方法は、
第1UEが、第2UEによって送られた第2フィードバック情報を受け、ここで、第2フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される、ことと、
第1UEが、第2フィードバック情報に基づき第1フィードバック情報を決定することと、
第1UEが、第1フィードバック情報を基地局へ送り、基地局が、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第1UEによって第2フィードバック情報に基づき決定され、第2フィードバック情報は、第2UEによって第1UEへ送られる、ことと
を更に含んでもよい。
この実施形態において、第1フィードバック情報を基地局へ送る前に、第1UEは、第2UEによって送られた第2フィードバック情報を前もって受け取ることができる。第1フィードバック情報と同様に、第2フィードバック情報も、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2フィードバック情報を受け取った後、第1UEは、第2フィードバック情報に基づき第1フィードバック情報の内容を決定し得る。例えば、第2フィードバック情報がACKである場合に、第1フィードバック情報もACKであってよく、あるいは、第2フィードバック情報がNACKである場合に、第1フィードバック情報もNACKであってよい。
具体的に、図8は、本願の実施形態に従うデータ伝送方法の他の実施形態の概略図である。図示されるように、ステップ301は、ステップ201と同様であり、ステップ302は、ステップ202と同様である。従って、詳細は、ここでは記載されない。
ステップ303で、第2UEは、第1UEによって送信されたデータが受信されるかどうかに基づきフィードバックを与え、例えば、第2フィードバック情報を第1UEへ送る。第2フィードバック情報は、具体的にはACK又はNACKであってよく、ACKは、第2UEがデータ及びSCIを成功裏に受け取ることを示し、NACKは、第2UEがデータ及び/又はSCIを受け取れないことを示す。その上、基地局が対応するフィードバックリソース上でフィードバックを受け取らない場合には、基地局は、第2UEがデータを受け取れないと見なしてもよい。
ステップ304からステップ306は、図6に対応する上記の実施形態におけるステップ203からステップ205と同様である。従って、詳細は、ここでは記載されない。
理解の容易のために、本願の実施形態におけるデータ伝送方法は、具体的な適用シナリオを一例として使用することによって、以下で詳細に記載される。図9は、本願の適用シナリオにおけるデータフィードバックと再送との間の他の時間順序関係の概略図である。
基地局は、n番目のサブフレームにおいて第1UEへスケジューリング情報Aを送信し、ここで、スケジューリング情報Aは具体的にDCIであってよく、そして、DCIによって示される内容に基づき第1UEへのサイドリンク上の2つの送信のためにリソースを割り当てる。具体的に言えば、2つの送信は、図中の、サイドリンク上の第1の送信、及びサイドリンク上の第2の送信に対応する。第1の送信は、(n+4)番目のサブフレームで行われ、2つの送信の間にはk個のサブフレームのインターバルが存在する。この場合に、第2の送信は、(n+4+k)番目のサブフレームで行われる。(n+8+k)番目のサブフレームでは、第1UEが、第2UEによって送信されたサイドリンクフィードバック情報を受信しようと試みる。(n+12+k)番目のサブフレームでは、基地局が、第1UEからULフィードバック情報を受信しようと試みる。再送が現在実行される必要があるとULフィードバック情報が示す場合には、基地局は、(n+16+k)番目のサブフレームで第1UEへスケジューリング情報Bを送信する。スケジューリング情報Bも、具体的にDCIであってよく、スケジューリング情報Bは、再送リソースを第1UEに割り当てるために使用される。(n+20+k)番目のサブフレームでは、第1UEが、サイドリンク上で再送中に第1の送信(図中、サイドリンク上の第3の送信に対応する。)を実行する。
第1UEがスケジューリング情報Aを受ける時点から、最初の送信中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されず、且つ、第1UEがスケジューリング情報Bを受ける時点から、再送中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されないことが留意されるべきである。代替的に、サブフレームは、他の時間単位、例えば、スロット、シンボル、又は数シンボルを含む他の時間単位であってよい。これは、ここで限定されない。2つの送信の間のk個のサブフレームは、実際の場合に基づきセットされ得ることが理解され得、ここで、kは正の整数である。その上、ULフィードバック情報とDCIとの間のインターバルは、4つのサブフレームに制限されず、他の数のサブフレームであってもよい。これは、ここで限定されない。
基地局は、第1UEのための対応するリソースを設定する。リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソースのうちの少なくとも1つであってよく、リソースは、第1UEによってULフィードバック情報を送るために使用される。基地局は、システムブロードキャストメッセージ、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)専用シグナリング、媒体アクセス制御(Media Access Control,MAC)層シグナリング、物理層(Physical Layer)シグナリング、などのうちの少なくとも1つを使用することによってフィードバックリソースを設定しても、あるいは、サブフレームnで送信されるDCIによって専用される制御チャネル要素(Control Channel Element,CCE)における最小又は最大のシーケンス番号を使用することによってリソースを決定してもよいことが留意されるべきである。CCEは、PDCCHのリソース粒度である。その上、2つの方法の組み合わせが使用されてもよい。これは、ここで限定されない。
より具体的には、第1UEは、t1が正の整数であるとして、第1UEの最後の送信後であるt1番目のサブフレームで、ULフィードバック情報を基地局へ送信し得る。サブフレームnでスケジューリング情報Aを配信する場合に、基地局は、第1UEによってULフィードバック情報を送るために使用されるサブフレームが(n+t1+t2)番目のサブフレームであると既に知っており、ここで、t2は、第1UEの最後の送信がサブフレームnの後にあるt2番目のサブフレームで起こることを示し、そして、(n+t1+t2)番目のサブフレームで、第1UEによって送信されたULフィードバック情報を受信する。ULフィードバック情報は、サイドリンク上の送信が成功したかどうかを示す。第2UEは、第1UEからSCIを受信する。SCIを使用することによって、第2UEは、アップリンクフィードバックを与えるサブフレームを決定することができ、そして、対応するフィードバックを与える。
その上、本願の実施形態において、サイドリンク上で第2UEからフィードバックを受信しようと試みた後、第1UEはフィードバックを基地局へ与え、それにより、基地局は、サイドリンク上での第1UEの送信が成功したかどうかを知ることができる。送信が成功しない場合には、基地局は、再送リソースを第1UEへ割り当て得る。上記の方法では、第2UEが最初に、データが受信されたかどうかを第1UEにフィードバックし、それにより、第1UEは、より早く、第2UEのデータ受信状態を知り、従って、第1UEを使用することによって、データを再送すべきかどうかを選択することが有利であり、それによって、解決法の実現性及び実行可能性が改善される。
任意に、図6に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法の第2の任意の実施形態で、第2スケジューリング情報はダウンリンクフィードバック情報を含み、第1UEが基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受け取ることは、
基地局がダウンリンクフィードバック情報を第1UEへ送り、第1UEが基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受け取ることと、
第1UEがダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される、ことと
を含んでもよい。
第1UEが基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受け取ることは、
第1UEが基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受け取り、ここで、ダウンリンクフィードバック情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される、ことと
を含んでもよい。
この実施形態において、基地局によって送信されて第1UEによって受信される第2スケジューリング情報は、DCIであっても、あるいは、DLフィードバック情報であってもよい。シグナリングオーバヘッドを低減するよう、第1UEがDLフィードバック情報を受け取る場合に、第1UEは、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送すると決定し得る。すなわち、この場合に、第2スケジューリング情報の内容は、スケジューリング情報の内容と同じである。従って、基地局は、第1UEへ再び第1スケジューリング情報を送る必要がない。
具体的に、図10は、本願の実施形態に従うデータ伝送方法の他の実施形態の概略図である。図示されるように、ステップ401からステップ404は、図8に対応する上記の実施形態におけるステップ301からステップ304と同様である。従って、詳細は、ここでは記載されない。
ステップ405で、基地局は、DLフィードバック情報を第1UEへ送る。この場合に、DLフィードバック情報に基づき、再送のために使用される周波数領域リソース、送信の回数、送信間の時間領域インターバル、MCS、などが、最初の送信のために使用されたそれらと同じであると決定され得る。従って、指示は、第2スケジューリング情報を使用することによって再度行われる必要がない。DLフィードバック情報を受け取った後、第1UEは、サイドリンク上で再送を実行するために、依然として、最初の送信のための第1スケジューリング情報を使用する。
しかし、図8に対応する実施形態におけるステップ305では、データが再送される必要があると知った後に、基地局は第2スケジューリング情報を第1UEへ送信する。第2スケジューリング情報は具体的にDCIであり、第2スケジューリング情報は、再送リソースを第1UEに割り当てるために使用される。この場合に、再送のために使用される周波数領域リソース、送信の回数、2つの送信間の時間領域インターバル、MCS、などは、最初の送信のために使用されたそれらと異なってもよく、第1UEは、再送されたDCIの指示に従ってサイドリンク上で再送を実行する。再送リソースが最初の送信リソースと異なる場合に、第2スケジューリング情報は第1スケジューリング情報とは異なる。
図8に対応する実施形態におけるステップ306、及び図9に対応するデータフィードバックと再送との間の時間順序関係の概略図を参照すると、最初の送信及び再送のために使用されるリソースが異なることがあるが、第2UEは最初の送信リソースと再送リソースとの間の関係を知らないので、第2UEは、(具体的に言えば、第1の送信及び第2の送信における)最初に送信されたデータと、(第3の送信における)再送されたデータとを結合しない。この方法では、再送されたデータの冗長性バージョン(Redundancy version,RV)が最初から再計算される必要がある。従来のLTEシステムでは、RVは、1サイクルで0、2、3、及び1である。本願では、上記のRVメカニズムが使用される。例えば、最初の送信中の2つの送信のRVは、夫々、0(第1の送信)及び2(第2の送信)である。この場合に、再送中の第1の送信のRVは0(第3の送信)であり、第2の送信があるならば、冗長性バージョンは2(第4の送信)である。
しかし、この実施形態におけるステップ406では、第1UEによって送信されるSCIが、識別(identification,ID)情報片を含み、同じIDが最初の送信及び再送の間に使用される。それに応じて、第2UEは、IDに基づき、最初に送信されたデータと、再送されたデータとを結合することができる。より具体的には、IDは、基地局によって第1UEに割り当てられ得、例えば、第1スケジューリング情報に含まれる。ここで、第1スケジューリング情報は、具体的にDCIであっても、あるいは、RRC専用シグナリング又はMAC層シグナリングを使用することによって送信されても、あるいは、第1UE自体によって選択されてもよい。実際の適用では、IDは、送信側の第1UEと受信側の第2UEとの間の関係を示すために更に使用されてもよいことが理解され得る。例えば、ID1は、第1UEと第2UEとの間の通信のために使用され、ID2は、第3UEと第4UEとの間の通信のために使用される。このようにして、IDは、フィルタの役割も果たし得る。例えば、第2UEによって受信されるSCIがID1を含む場合には、第2UEは、対応するデータを復調又は復号しようと試み続ける。第2UEによって受信されるSCIがID2を含む場合には、第2UEは、対応するデータを復調又は復号しようと試み続けない。この方法では、再送されたデータのRVは、最初の送信の冗長性バージョンに従って引き続き計算され得る。例えば、最初の送信中の2つの送信の間の冗長性バージョンは、夫々、0(第1の送信)及び2(第2の送信)である。この場合に、再送中の第1の送信のRVは0(第3の送信)であり、第2の送信があるならば、冗長性バージョンは2(第4の送信)である。
その上、本願のこの実施形態では、基地局によって送信されたダウンリンクフィードバック情報を受信する場合に、第1UEは、データを再送するために使用されるMCSなどが、最初にデータを送信するために使用されるMCSなどと一致すると見なし、それに応じて、ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送する。上記の方法では、データを再送するために使用されるMCSなどが、最初にデータを送信するために使用されるMCSなどと一致する場合に、基地局は第2スケジューリング情報を送信する必要がなく、サイドリンク上で再送を実行するように第1UEに指示するために、最初の送信リソースに対応する第1スケジューリング情報を使用し、それによって、解決法の柔軟性及び実行可能性は改善される。適切な解決法が、解決法の実現性を改善するために、異なるシナリオに対して提供される。
任意に、図6及び図6に対応する第1又は第2の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法の第3の任意の実施形態で、基地局が第1スケジューリング情報を第1UEへ送ることは、
基地局が、第1UEに対して、指示情報を含む第1スケジューリング情報を送り、第1UEが、指示情報を含む第1スケジューリング情報を受け、ここで、指示情報は、データが再送可能なデータであることを示すために使用される、こと、又は
基地局が、第1UEに対して、スクランブリング識別子を使用することによって処理される第1スケジューリング情報を送り、第1UEが、スクランブリング識別子を使用することによって処理される第1スケジューリング情報を受け、ここで、スクランブリング識別子は、データが再送可能なデータであることを示すために使用される、こと
を含んでもよい。
この実施形態において、送信側の第1UEによって送信されるいくつかのデータ、すなわち、ブロードキャストデータなどの非再送データに対して、サイドリンク上にフィードバック及び再送はない。その他のデータ、すなわち、ユニキャストデータ及びマルチキャストデータなどの再送可能なデータに対しては、サイドリンク上にフィードバック及び/又は再送がある。受信側の第2UEは、異なるデータごとに異なる処理方法を有している。例えば、ブロードキャストデータの場合に、第2UEは、フィードバック及び最初に送信されたデータと再送されたデータとの結合を考える必要がない。ユニキャストデータ及びマルチキャストデータの場合に、第2UEは、フィードバックを与えること及び/又は結合を実行することが必要であり得る。従って、再送を伴うデータと、再送を伴わないデータとが、受信中に区別される必要がある。
基地局が異なるデータタイプを示す方法が、最初に以下で記載される。この実施形態は、具体的に次の通りである2つの実現可能な方法を提供する。
データタイプを示す第1の方法では、基地局は、送信側の第1UEへDCIを送る。DCIは、サイドリンク上にデータのフィードバック及び再送が存在し得るかどうかを示すために使用される。サイドリンク上にデータのフィードバック及び再送がない場合には、データタイプはデータタイプAであり、データは、具体的にはブロードキャストデータなどであってよい。対照的に、サイドリンク上にデータのフィードバック及び/又は再送が存在し得る場合には、データタイプはデータタイプBであり、データは、具体的にはマルチキャストデータ、ユニキャストデータ、などであってよい。データタイプがデータタイプBである場合に、基地局は、第1UE又は第2UEからアップリンクフィードバックを受信しようと試みる必要がある。
データタイプを示す第2の方法では、基地局は、異なるスクランブリング識別子を使用することによってDCIをスクランブルする。例えば、スクランブリング識別子1を使用することによってスクランブルされたDCIは、データタイプAを示すために使用され、データタイプAのデータは、具体的にはブロードキャストデータなどであってよい。スクランブリング識別子Bを使用することによってスクランブルされたDCIは、データタイプBを示すために使用され、データタイプBのデータは、具体的にはマルチキャストデータ、ユニキャストデータ、などであってよい。スクランブリング識別子は、基地局によって、例えば、RRC専用シグナリングを使用することによって、割り当てられ得る。スクランブリング識別子を割り当てる方法は、ここで限定されない。具体的には、スクランブリング識別子は、DCIの巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check,CRC)ビットをスクランブルするために使用される。
スクランブリング識別子は、具体的には無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier,RNTI)であってよい。RNTIは、基地局によってUEに割り当てられる識別子である。識別子は、UEに対して事前設定されても、あるいは、予め定義されてもよい。
第1UE及び第2UEがデータタイプを区別し、データを処理する方法が、以下で記載される。この実施形態は、具体的に次の通りである2つの実現可能な方法を提供する。
異なるデータタイプを区別し、データを処理する第1の方法では、第1UE及び第2UEは、異なるリソースプールを使用することによってデータタイプを区別し、例えば、データタイプBを送るために特に使用されるリソースプールが構成される。リソースプールは、基地局を使用することによって構成され得る。例えば、リソースプールは、システムブロードキャストメッセージ、RRC専用シグナリング、などを使用することによって構成され得る。代替的に、リソースプールは、第1UE及び第2UEに対して事前構成されてもよい。実際の適用では、1つのリソースプールが構成されても、あるいは、複数のリソースプールが構成されてもよいことが留意されるべきである。受信側の第2UEは、リソースプールにおいてデータを受信し、そして、SCIを正確に受信しながらデータを不正確に受信する場合に、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しようと試みてよい。
異なるデータタイプを区別し、データを処理する第2の方法では、第1UEは、区別するためにSCIに指示情報片を付加する。可能な実施において、指示情報は1ビットであってよい。例えば、ビットが“0”であるとき、それは、データがデータタイプAであることを示す。ビットが“1”であるとき、それは、データがデータタイプBであることを示す。受信側の第2UEは、SCI内の指示情報を使用することによってデータタイプを区別し、次いで、異なる動作を実行し得る。例えば、指示情報がデータタイプBを示す場合に、第2UEがSCIを正確に受信しながらデータを不正確に受信するならば、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しようと試みてよい。指示情報は、基地局によって第1UEに示されても、あるいは、第1UEの上位層によって決定されてもよく、物理層に通知される。受信側の第2UEがデータタイプBのデータを結合しないならば、第2UEは、区別せずに1つのリソースプールにおいて2つのタイプのデータを送信し得ると理解され得る。
実際の適用では、指示情報のビットが“0”であるとき、それは、データがデータタイプBであることを示すことができ、指示情報のビットが“1”であるとき、それは、データがデータタイプAであることを示すことが留意されるべきである。これは、ここでの一例にすぎず、本願に対する限定と解釈されるべきではない。
その上、本願のこの実施形態において、基地局は、第1UEに対して、指示情報を含む第1スケジューリング情報を送るか、あるいは、基地局は、第1UEに対して、スクランブリング識別子を使用することによって処理される第1スケジューリング情報を送る。上記の方法では、第1UEと基地局との間のデータ伝送の不一致を回避し、解決法の信頼性を更に改善すべく、基地局は、基地局によって割り当てられたDCIがどのタイプのデータを送信するために使用されるかをより明りょうに知ることを送信側の第1UEに可能にするために、異なるスクランブリング識別子又は指示情報を使用する。その上、第1UEは、データが再送され得るかどうかを区別するために、専用のリソースプールを使用するか、又は指示情報をSCIに付加してよく、それにより、受信側の第2UEは、どのデータが再送され得るかを知ることができ、次いで、結合動作を実行することを検討することができ、それによって、解決法の実行可能性は改善される。
任意に、図6に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法の第4の任意の実施形態で、基地局が第1スケジューリング情報を第1ユーザ機器UEへ送ることは、
基地局が、第1UEに対して、最初の送信のために使用されるリソース及び再送のために使用されるリソースを示し、それにより、第1UEが、第1フィードバック情報を基地局へ送らずにデータを第2UEへ再送することができるようにすることを含む。
図6のステップ201では、基地局が、第1UEに対して、最初の送信リソースを示すために使用される第1スケジューリング情報を送る。第2UEがデータを正確に受信することができない場合に、ステップ204で、基地局は更に、第1UEに対して、再送リソースを示すために使用される第2スケジューリング情報を送る。この実施形態では、基地局は、最初の送信のために使用されるリソース及び再送のために使用されるリソースを一緒に直接示し、それにより、第1UEが複数回送信を実行する過程で、第1UEは、再送リソースを要求するために基地局へ第1フィードバック情報を送る必要がない。
具体的に、図11は、本願の実施形態に従うデータ伝送方法の他の実施形態の概略図である。図示されるように、ステップ501で、基地局は第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。第1スケジューリング情報は、最初の送信リソース及び再送リソースを第1UEに割り当てるとともに、最初に送信されるべきデータを最初の送信リソースを使用することによってステップ502で第2UEへ送るように第1UEに指示するために使用される。第2UEが第1UEによって送信されたデータを受け取れない場合に、第2UEは、ステップ503で第2フィードバック情報を第1UEへ送って、現在のデータが受信できないことを第1UEに通知する。それに応じて、ステップ504で、第1UEは、再送リソースを使用することによってデータを第2UEへ再送する。ステップ505で、第1UEは、データが再送される必要があるかどうかを判定するために、第2UEによって送信された第2フィードバック情報を受信しようと試みる。特に、第1UEが第2UEによって送信された第2フィードバック情報を受け取れない場合には、データが正確に受信されないとやはり見なされ、データは再送される必要がある。最終的に、第1UEは、第1フィードバック情報がステップ506で基地局へ送られる必要があるかどうかを選択し得る。
ステップ501で、基地局は、第1UEに対して、リソースを割り当てるために使用される第1スケジューリング情報を送信すると理解され得、ステップ501の具体的な実施は、次の通りであることができる。
第1の可能な実施において、基地局は、少量の再送リソースしか割り当てず、例えば、一度しか再送リソース(例えば、第3のデータ送信のために必要なリソース、及び第4のデータ送信のために必要なリソース)を割り当てなくてもよい。第1UEは、最初にデータを送信した後(具体的に言えば、第2のデータ送信に必要なリソースの後)に第2UEからフィードバックを受信し、フィードバックは、データが正確に受信されることを示すと仮定される。この場合に、第1UEは、第1フィードバック情報を基地局へ送る必要がない。
第1UEのためのリソースが使い切られた後にデータが依然として正確に送信されていない場合には、図6に対応する上記の実施形態で記載された方法が、データ再送を要求するよう基地局へ第1フィードバック情報を送り続けるために使用され得る。
第2の可能な実施において、基地局は、比較的に多い再送リソースを第1UEへ割り当ててもよい。再送リソース(例えば、第3のデータ送信に必要なリソース乃至第16のデータ送信に必要なリソース)が7回割り当てられ、第1UEは、第1の再送後(具体的に言えば、第4のデータ送信に必要なリソース後)に第2UEからフィードバックを受信し、フィードバックは、データが正確に受信されることを示すと仮定される。この場合に、第1UEは、データを送信することに成功したことを基地局に通知するために第1フィードバック情報を基地局へ送り、全て又はいくつかの未使用のリソース(全てのリソースは、第5のデータ送信に必要なリソース乃至第16のデータ送信に必要なリソースを含み得る。)を解放する。基地局は、未使用のリソースを多のUEへ使用のために割り当ててよい。
第1UEのためのリソースが使い切られた後にデータが依然として正確に送信されていない場合には、図6に対応する上記の実施形態で記載された方法が、データ再送を要求するよう基地局へ第1フィードバック情報を送り続けるために使用され得る。
基地局によって割り当てられるリソースの量又は送信の回数は、基地局によって、例えば、システムブロードキャストメッセージ、RRC専用シグナリング、MAC層シグナリング、又は物理層シグナリングを使用することによって設定されても、あるいは、第1UEに対して事前設定されてもよい。これは、ここで限定されない。
理解の容易のために、本願の実施形態におけるデータ伝送方法は、具体的な適用シナリオを一例として使用することによって、以下で詳細に記載される。図12は、本願の適用シナリオにおけるデータフィードバックと再送との間の他の時間順序関係の概略図である。詳細は次の通りである。
基地局は、n番目のサブフレームにおいて第1UEへ第1スケジューリング情報を送信し、ここで、第1スケジューリング情報は具体的にDCIであってよく、そして、DCIによって示される内容に基づき第1UEに対してサイドリンク上で最初の送信リソース及び再送リソースを割り当てる。最初の送信は2つの送信を含み、第1の送信は、(n+4)番目のサブフレームで行われ、2つの送信の間にはk個のサブフレームのインターバルが存在する。この場合に、第2の送信は、(n+4+k)番目のサブフレームで行われる。(n+8+k)番目のサブフレームでは、第1UEが、第2UEによって送信されたサイドリンクフィードバック情報を受信しようと試みることができる。再送が必要とされる場合には、第1UEは、(n+12+k)番目のサブフレーム及び(n+16+k)番目のサブフレームにおいてサイドリンク上で再送中に2つの送信(図中の、サイドリンク上の第3の送信、及びサイドリンク上の第4の送信に対応する。)を実行する。再送が不要である場合には、任意に、第1UEは更に、第1フィードバック情報、すなわち、ULフィードバック情報を基地局へ送る。
第1UEがスケジューリング情報Aを受ける時点から、最初の送信中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されず、且つ、第1UEがスケジューリング情報Bを受ける時点から、再送中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されないことが留意されるべきである。代替的に、サブフレームは、他の時間単位、例えば、スロット、シンボル、又は数シンボルを含む他の時間単位であってよい。これは、ここで限定されない。2つの送信の間のk個のサブフレームは、実際の場合に基づきセットされ得ることが理解され得、ここで、kは正の整数である。その上、ULフィードバック情報とDCIとの間のインターバルは、4つのサブフレームに制限されず、他の数のサブフレームであってもよい。これは、ここで限定されない。
基地局は、第1UEのための対応するリソースを設定する。リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び符号領域リソースのうちの少なくとも1つであってよく、リソースは、第1UEによってULフィードバック情報を送るために使用される。基地局は、システムブロードキャストメッセージ、RRC専用シグナリングMAC層シグナリング、物理層シグナリング、などのうちの少なくとも1つを使用することによってフィードバックリソースを設定しても、あるいは、サブフレームnで送信されるDCIによって専用されるCCEにおける最小又は最大のシーケンス番号を使用することによってリソースを決定してもよいことが留意されるべきである。CCEは、PDCCHのリソース粒度である。その上、2つの方法の組み合わせが使用されてもよい。これは、ここで限定されない。
より具体的には、第1UEは、t1が正の整数であるとして、第1UEの最後の送信後であるt1番目のサブフレームで、ULフィードバック情報を基地局へ送信し得る。サブフレームnでスケジューリング情報Aを配信する場合に、基地局は、第1UEによってULフィードバック情報を送るために使用されるサブフレームが(n+t1+t2)番目のサブフレームであると既に知っており、ここで、t2は、第1UEの最後の送信がサブフレームnの後にあるt2番目のサブフレームで起こることを示し、そして、(n+t1+t2)番目のサブフレームで、第1UEによって送信されたULフィードバック情報を受信する。ULフィードバック情報は、サイドリンク上の送信が成功したかどうかを示す。第2UEは、第1UEからSCIを受信する。SCIを使用することによって、第2UEは、アップリンクフィードバックを与えるサブフレームを決定することができ、そして、対応するフィードバックを与える。
更に、本願のこの実施形態において、基地局は、最初の送信に使用されるリソース及び再送に使用されるリソースを第1UEに対して直接示してもよく、それにより、第1UEが複数回送信を行う過程で、第1UEが第1フィードバック情報を基地局へ送る必要なしに、第1UEはデータを第2UEへ再送することができる。上記の方法では、データ再送の場合に、基地局は、スケジューリング情報を第1UEへ複数回配信する必要がなく、第1UEは、直接データを第2UEへ再送し、それによって、シグナリングオーバヘッド及び遅延は低減される。
任意に、図6に対応する第4の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法の第5の任意の実施形態で、方法は、
第2UEが、最初に送信されたSCIに基づき、再送されたSCI及び再送されたデータを受信すること、又は
第2UEが、最初に送信されたSCIのリソース位置に基づき、再送されたSCIのリソース位置を決定すること、又は
第2UEが、最初に送信されたSCIに含まれる指示情報に基づき、再送されたSCIのリソース位置を決定すること
を更に含んでもよい。
この実施形態において、それは、異なる場合において、具体的に、基地局及びUEのための次の3つのリソース割り当て方法があり得ることを示す。
第1のリソース割り当て方法では、図7が一例として使用され、夫々の再送(例えば、第3のデータ送信及び第4のデータ送信)のためのスケジューリング情報(例えば、周波数領域リソース、送信の回数、時間領域インターバル、及びMSC)は常に、最初の送信(第1のデータ送信及び第2のデータ送信)のためのスケジューリング情報と同じであると仮定される。この場合に、基地局は、第1UEに対して最初の送信のためのスケジューリング情報のみを示す必要がある。例えば、基地局は、第1スケジューリング情報のみを送り、第1UEは、再送中に再び第1スケジューリング情報を使用する。第1スケジューリング情報はDCIであってよい。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、IDが第1UEによって送信されるSCIに付加されてもよく、それにより、第2UEは、IDに基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合する。その上、同じスケジューリング情報が、第1UEの最初に送信されたデータ及び再送されたデータのために常に使用され、第1UEは、スケジューリング情報をSCIに含める。従って、第2UEは、受信されたSCIに基づき、対応する最初に送信されたデータと、対応する再送されたデータとを結合し得る。例えば、最初の送信中に、第2UEはSCIしか正確に受信せず、(例えば、第1のデータ送信及び第2のデータ送信における)データを正確に受信することができない。この場合に、第2UEは、SCIに関する情報に基づき、再送されたSCI及び再送されたデータに対応するスケジューリング情報、例えば、リソース位置、送信の回数、時間インターバル、及びMCSを知ることができ、次いで、第2UEは、最初に送信されたデータと、再送されたデータとを結合し得る。
第2のリソース割り当て方法では、図7が一例として使用され、夫々の再送中の第1の送信でSCIのために使用される周波数領域リソースが、最初の送信中の第1の送信でSCIのために使用される周波数領域リソースと同じであると仮定される(例えば、第1のデータ送信におけるSCIのための周波数領域リソースは、第3のデータ送信におけるSCIのための周波数領域リソースと同じである。)。この場合に、基地局は、例えば、DCI、MAC層シグナリング、又はRRC専用シグナリングを使用することによって、第1UEに対して夫々の送信(最初の送信及び夫々の再送)のためのスケジューリング情報を示す必要がある。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、IDが第1UEによって送信されるSCIに含まれてもよく、それにより、第2UEはIDに基づき結合を行う。その上、第1UEの最初に送信されたデータ及び再送されたデータの中の第1の送信におけるSCIのための周波数領域リソースは同じであるから、第2UEは、受信されたSCIに基づき、対応する最初に送信されたデータと対応する再送されたデータとを結合し得る。例えば、データが最初に送信されるとき、第2UEは、第1の送信におけるSCIしか正確に受信せず、(例えば、第1のデータ送信及び第2のデータ送信における)データを正確に受信することができない。この場合に、第2UEは、SCIの周波数領域リソース位置に基づき、再送中の第1の送信においてSCIに対応する周波数領域リソース位置を知り、従って、SCIに基づき、対応する再送信されたデータを取得することができ、次いで、最初に送信されたデータと、再送されたデータとを結合し得る。
第3のリソース割り当て方法では、図7が一例として使用され、夫々の再送のためのスケジューリング情報と最初の送信のためのスケジューリング情報との間に関連関係がないことがある。基地局は、例えば、DCI、MAC層シグナリング、又はRRC専用シグナリングを使用することによって、第1UEに対して夫々の送信(最初の送信及び夫々の再送)のためのスケジューリング情報を示す必要がある。この方法では、第2UEは、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合しなくてもよく、あるいは、IDが第1UEによって送信されるSCIに含まれてもよく、それにより、第2UEは、IDに基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合する。その上、第1UEは、SCIを使用することによって、次の再送中の第1の送信におけるSCIの周波数領域リソース位置を示すことができ、それにより、第2UEは、SCIに基づき、最初に送信されたデータと再送されたデータとを結合することができる。例えば、最初の送信中に、第2UEは、第1の送信におけるSCIしか正確に受信せず、(例えば、第1のデータ送信及び第2のデータ送信における)データを正確に受信することができない。この場合に、SCIは、次の再送中の第1の送信におけるSCIの周波数領域リソース位置を示すので、第2UEは、SCIの周波数領域リソース位置に基づき、対応する再送されたデータのためのSCIを決定し、従って、SCIに基づき、対応する再送されたデータを取得することができ、次いで、最初に送信されたデータと、再送されたデータとを結合し得る。
この実施形態におけるリソースは、SCIのためのリソースと、データのためのリソースとを含むことが留意されるべきである。
更に、本願のこの実施形態において、最初の送信のために使用されるリソース及び再送のために使用されるリソースを第1UEに示す場合に、基地局は、3つの一般的な場合における処理方法を更に検討してもよい。再送リソースが最初の送信リソースと完全に同じであるか、あるいは、再送中の第1の送信におけるSCIのための周波数領域リソースが最初の送信中の第1の送信におけるSCIのための周波数領域リソースと同じであるか、あるいは、再送リソースと最初の送信リソースとの間には関連関係がなく、それによって、サイドリンク上のデータフィードバック及び再送が実装される。その上、基地局は、シグナリングオーバヘッド及び遅延を更に低減するために、最初の送信リソース及び再送リソースを第1UEに直接割り当ててもよい。
任意に、図6及び図6に対応する第1乃至第5の実施形態のいずれか1つに基づき、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法の第6の任意の実施で、方法は、半永続的スケジューリング(Semi-Persistent Scheduling,SPS)シナリオに更に適用されてもよい。
この実施形態において、データ伝送方法は、SPSシナリオに適用されてもよい。動的なスケジューリング方法がLTEシステムでは基本的に使用される。しかし、ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(Voice over Internet Protocol,VoIP)サービスでは、データパケットが比較的に小さく、制御チャネルは大量のリソースを占有し、それに応じて、ボイスサービス容量は大いに影響を受ける。この場合を考慮して、LTEシステムは、ボイスサービス容量を増大させ且つ制御チャネルのオーバーヘッドを低減させるよう、SPSもサポートする。
LTEシステムは、RRCシグナリングを使用することによってSPS情報を端末に通知し、このときの内容は、SPS周期及び半永続的スケジューリングの関連パラメータを含み、次いで、PDCCHチャネルを通じて、いつ半永続的スケジューリングを開始すべきかを端末に通知し得る。半永続的スケジューリング状態にある端末はまた、いつでもPDCCHスケジューリングコマンドを監視し、そして、VOIPサービスが実行されるときに他のデータサービスによってもたらされる可能性があるバーストトラフィックに対処すべく、伝送レートを増大させるためにいつでも動的スケジューリングを使用することができる。
本願のこの実施形態において、第1スケジューリング情報はSPSリソースを示すことができ、更には、最初の送信リソース及び再送リソースも示し得ることが理解され得る。
理解の容易のために、本願の実施形態におけるデータ伝送方法は、具体的な適用シナリオを一例として使用することによって、以下で詳細に記載される。図13は、本願の半永続的スケジューリングの適用シナリオにおけるデータフィードバックと再送との間の時間順序関係の概略図である。詳細は次の通りである。
基地局は、n番目のサブフレームにおいて第1スケジューリング情報、すなわち、DCIを第1UEへ送る。DCIはSPSリソースを示す。1周期は200ミリ秒であると、具体的に言えば、2つのSPS TBに対応する伝送時間インターバルは200ミリ秒であると仮定される。図示されるように、具体的に言えば、第1SPS TBの第1の送信は(n+4)番目のサブフレームで起こり、第2SPS TBの第1の送信は(n+204)番目のサブフレームで起こり、2つのSPS TBの間の時間インターバルは1周期である。
夫々のSPS TBのためのフィードバック及び再送については、図6及び図6に対応する第1乃至第5の実施形態のいずれか1つで記載される方法が使用されてもよいことが理解され得る。従って、詳細は、ここでは記載されない。
更に、本願のこの実施形態において、リンクデータフィードバック及び再送が、基地局によるスケジューリングに基づきSPSシナリオに更に拡張され得、それによって、解決法の実行可能性及び柔軟性は高められる。従って、適切なシナリオは、解決法の適切性を更に改善するために、データを送信する実際の場合に基づき選択され得る。
本願の実施形態に対応する基地局が、以下で詳細に記載される。図14を参照すると、本願のこの実施形態における基地局60は、
第1スケジューリング情報を第1UEへ送るよう構成される送信ユニット601であり、第1スケジューリング情報は、送信ユニットによって送られた第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される、送信ユニット601と、
第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受けるよう構成される受信ユニット602であり、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される、受信ユニット602と
を含む。
受信ユニット602によって受け取られた第1フィードバック情報が、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す場合に、送信ユニット601は更に、第2スケジューリング情報を第1UEへ送るよう構成され、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
この実施形態において、送信ユニット601は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送信し、第1スケジューリング情報は、送信ユニットによって送られた第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。受信ユニット602は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け取り、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。受信ユニット602によって受け取られた第1フィードバック情報が、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す場合に、送信ユニット601は更に、第2スケジューリング情報を第1UEへ送るよう構成され、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
本願のこの実施形態の技術的解決法では、データ伝送のための基地局が提供される。最初に、基地局は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。次いで、基地局は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。上記の方法では、基地局は、第1フィードバック情報を受け取ることによって第2UEのデータ受信状態を決定することができ、それにより、第1UEは、データ再送のために使用されるリソースを基地局に要求し、それによって、2つのUEの間のデータ伝送の信頼性が改善される。
任意に、図14に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供される基地局の他の実施形態で、第1フィードバック情報は、第1UEによって第2フィードバック情報に基づき決定され、第2フィードバック情報は、第2UEによって第1UEへ送られる。
その上、本願のこの実施形態において、サイドリンク上で第2UEからフィードバックを受信しようと試みた後、第1UEはフィードバックを基地局へ与え、それにより、基地局は、サイドリンク上での第1UEの送信が成功したかどうかを知ることができる。送信が成功しない場合には、基地局は、再送リソースを第1UEへ割り当て得る。上記の方法では、第2UEが最初に、データが受信されたかどうかを第1UEにフィードバックし、それにより、第1UEは、より早く、第2UEのデータ受信状態を知り、従って、第1UEを使用することによって、データを再送すべきかどうかを選択することが有利であり、それによって、解決法の実現性及び実行可能性が改善される。
任意に、図14に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供される基地局の他の実施形態で、第2スケジューリング情報が、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることは、特に、
第2スケジューリング情報が、該第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることを含んでもよい。
その上、本願のこの実施形態において、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに直接指示してもよく、第1スケジューリング情報との違いは、第2スケジューリング情報が第1スケジューリング情報とは異なるリソースを示し得る点であり、それによって、データ伝送の柔軟性及び実現可能性は高められる。
任意に、図14に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供される基地局の他の実施形態で、第2スケジューリング情報はダウンリンクフィードバック情報を含む。
送信ユニット601が第2スケジューリング情報を第1UEへ送るよう更に構成されることは、
送信ユニット601がダウンリンクフィードバック情報を第1UEへ送るよう更に構成されることを含み、ダウンリンクフィードバック情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
その上、本願のこの実施形態において、基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受信するとき、第1UEは、データを再送するために使用されるリソースが、最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致すると見なし、それに応じて、ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送する。上記の方法では、データを再送するために使用されるリソースが最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致する場合に、基地局は第2スケジューリング情報を送る必要がなく、サイドリンク上で再送を実行するように第1UEに指示するために、最初の送信リソースに対応する第1スケジューリング情報を使用し、それによって、解決法の柔軟性及び実行可能性は改善される。適切な解決法は、解決法の実現可能性を高めるよう異なるシナリオに対して提供される。
任意に、図14に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供される基地局の他の実施形態で、送信ユニット601が第1スケジューリング情報を第1UEへ送ることは、
送信ユニット601が、第1UEに対して、データが送信可能なデータであることを示すために使用される指示情報を含む第1スケジューリング情報を送るよう構成されること、又は
送信ユニット601が、第1UEに対して、データが送信可能なデータであることを示すために使用されるスクランブリング識別子を使用することによって処理される第1スケジューリング情報を送るよう構成されること
を含む。
その上、本願のこの実施形態において、基地局は、指示情報を含む第1スケジューリング情報を第1UEへ送るか、あるいは、基地局は、スクランブリング識別子によって処理される第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。上記の方法では、第1UEと基地局との間のデータ伝送の不一致を回避し、解決法の信頼性を更に改善すべく、基地局は、基地局によって割り当てられたダウンリンク制御情報がどのタイプのデータを送信するために使用されるかをより明りょうに知ることを送信側の第1UEに可能にするために、異なるスクランブリング識別子又は指示情報を使用する。その上、第1UEは、専用のリソースプールを使用するか、あるいは、指示情報をSCIに付加して、データが再送され得るかどうかを区別することができ、それにより、受信側の第2UEは、どのデータが再送され得るかを知ることができ、次いで、結合動作を実行することを検討してよく、それによって、解決法の実行可能性は改善される。
本願における基地局は上記の通りである。本願の実施形態に対応するUEが、以下で詳細に記載される。図15を参照すると、本願のこの実施形態におけるUE70は、
基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受けるよう構成される受信ユニット701であり、第1スケジューリング情報は、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される、受信ユニット701と、
第1フィードバック情報を基地局へ送るよう構成される送信ユニット702であり、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される、送信ユニット702と
を含む。
送信ユニット702によって送られた第1フィードバック情報が、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す場合に、受信ユニット701は更に、基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう構成され、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
この実施形態において、受信ユニット701は、基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受信し、ここで、第1スケジューリング情報は、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。送信ユニット702は、第1フィードバック情報を基地局へ送信し、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。送信ユニット702によって送られた第1フィードバック情報が、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す場合に、受信ユニット701は更に、基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう構成され、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
本願のこの実施形態の技術的解決法では、データ伝送のためのユーザ機器が提供される。最初に、第1UEは、基地局によって送信された第1スケジューリング情報を受信し、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。次いで、第1UEは、第1フィードバック情報を基地局へ送信し、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、第1UEは、基地局によって送信された第2スケジューリング情報を受信し、ここで、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。上記の方法では、基地局は、第1フィードバック情報を受け取ることによって第2UEのデータ受信状態を決定することができ、それにより、第1UEは、データ再送のために使用されるリソースを基地局に要求し、それによって、2つのUEの間のデータ伝送の信頼性が改善される。
任意に、図15に対応する上記の実施形態に基づき、図16を参照すると、本願のこの実施形態で提供されるUEの他の実施形態で、受信ユニット701は更に、送信ユニット702が第1フィードバック情報を基地局へ送る前に、第2UEによって送られた第2フィードバック情報を受けるよう構成され、第2フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用され、
UE70は、受信ユニット701によって受け取られた第2フィードバック情報に基づき第1フィードバック情報を決定するよう構成される決定ユニット703を更に含む。
その上、本願のこの実施形態において、サイドリンク上で第2UEから第2フィードバック情報を受信しようと試みた後、第1UEはフィードバックを基地局へ与え、それにより、基地局は、サイドリンク上での第1UEの送信が成功したかどうかを知ることができる。送信が成功しない場合には、基地局は、再送リソースを第1UEへ割り当て得る。上記の方法では、第2UEが最初に、データが受信されたかどうかを第1UEにフィードバックし、それにより、第1UEは、より早く、第2UEのデータ受信状態を知り、従って、第1UEを使用することによって、データを再送すべきかどうかを選択することが有利であり、それによって、解決法の実現性及び実行可能性が改善される。
任意に、図15に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるユーザ機器の他の実施形態で、第2スケジューリング情報が、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることは、特に
第2スケジューリング情報が、該第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用されることを含んでもよい。
その上、本願のこの実施形態において、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに直接指示してよく、第1スケジューリング情報との違いは、第2スケジューリング情報が第1スケジューリング情報とは異なるリソースを示し得る点であり、それによって、データ伝送の柔軟性及び実現可能性は高められる。
任意に、図15に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるユーザ機器の他の実施形態で、第2スケジューリング情報はダウンリンクフィードバック情報を含む。
受信ユニット701が基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう更に構成されることは、
受信ユニット701が基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受けるよう更に構成されることを含み、ダウンリンクフィードバック情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
その上、本願のこの実施形態において、基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受信するとき、第1UEは、データを再送するために使用されるリソースが、最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致すると見なし、それに応じて、ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送する。上記の方法では、データを再送するために使用されるリソースが最初にデータを送信するために使用されたリソースと一致する場合に、基地局は第2スケジューリング情報を送る必要がなく、サイドリンク上で再送を実行するように第1UEに指示するために、最初の送信リソースに対応する第1スケジューリング情報を使用し、それによって、解決法の柔軟性及び実行可能性は改善される。適切な解決法は、解決法の実現可能性を高めるよう異なるシナリオに対して提供される。
任意に、図15に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるユーザ機器の他の実施形態で、受信ユニット701が基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう更に構成されることは、
決定ユニット703が、受信ユニット701が基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受け取った後に、該ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定するよう更に構成されることを更に含み、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。
その上、本願のこの実施形態において、ダウンリンクフィードバック情報を受け取った後、第1UEは更に、ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定し得る。上記の方法では、データを再送するために使用されるリソースがデータを最初に送信するために使用されるリソースと一致する場合に、基地局は第2スケジューリング情報を送る必要がなく、サイドリンク上で再送を実行するように第1UEに指示するために、最初の送信リソースに対応する第1スケジューリング情報を使用し、それによって、解決法の柔軟性及び実行可能性は改善される。その上、解決法の実現性を改善することが有利である。
任意に、図15に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるユーザ機器の他の実施形態で、受信ユニット701が基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受けるよう構成されることは、
受信ユニット701が、指示情報を含んで基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受けるよう更に構成され、指示情報は、データが再送可能なデータであることを示すために使用される、こと、又は
受信ユニット701が、スクランブリング識別子を使用することによって処理され、基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受けるよう更に構成され、スクランブリング識別子は、データが再送可能なデータであることを示すために使用される、こと
を含む。
その上、本願のこの実施形態において、基地局は、指示情報を含む第1スケジューリング情報を第1UEへ送るか、あるいは、基地局は、スクランブリング識別子によって処理される第1スケジューリング情報を第1UEへ送る。上記の方法では、第1UEと基地局との間のデータ伝送の不一致を回避し、解決法の信頼性を更に改善すべく、基地局は、基地局によって割り当てられたダウンリンク制御情報がどのタイプのデータを送信するために使用されるかをより明りょうに知ることを送信側の第1UEに可能にするために、異なるスクランブリング識別子又は指示情報を使用する。その上、第1UEは、専用のリソースプールを使用するか、あるいは、指示情報をSCIに付加して、データが再送され得るかどうかを区別することができ、それにより、受信側の第2UEは、どのデータが再送され得るかを知ることができ、次いで、結合動作を実行することを検討してよく、それによって、解決法の実行可能性は改善される。
図17は、本願の実施形態に従う基地局の略構造図である。基地局800における比較的に大きい違いは、構成又は性能の差により生じ得る。基地局800は、1つ以上の中央演算処理装置(central processing unit,CPU)822(例えば、1つ以上のプロセッサ)と、1つ以上のメモリ832と、アプリケーションプログラム842又はデータ844を記憶する1つ以上の記憶媒体830(例えば、1つ以上の大容量記憶装置)とを含むことができる。メモリ832及び記憶媒体830は、一時記憶又は永久記憶のために使用され得る。記憶媒体830に記憶されているプログラムは、1つ以上のモジュール(図示せず。)を含むことができ、各モジュールは、サーバに対する一連の命令動作を含むことができる。更に、中央演算処理装置822は、サーバ800上で記憶媒体830内の一連の命令動作を実行するために記憶媒体830と通信するよう構成され得る。
基地局800は、1つ以上の電源826、1つ以上の有線若しくは無線ネットワークインターフェイス850、1つ以上の入出力インターフェイス858、及び/又はWindows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、若しくはFreeBSDTMなどの1つ以上のオペレーティングシステム841を更に含むことができる。
上記の実施形態で基地局によって実行されたステップは、図17に示される基地局構造に基づいてよい。
CPU822は、次の:
第1スケジューリング情報を第1UEへ送るステップであり、第1スケジューリング情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される、ステップと、
第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受けるステップであり、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受信することに成功したかどうかを示すために使用される、ステップと、
第2UEがデータを受信することができなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、第2スケジューリング情報を第1UEへ送るステップであり、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される、ステップと
を実行するよう構成される。
任意に、プロセッサ822は特に、次の:
ダウンリンクフィードバック情報を第1UEへ送るステップであり、ダウンリンクフィードバック情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される、ステップ
を実行するよう構成される。
任意に、CPU822は特に、次の:
第1UEに対して、データが再送可能なデータであることを示すために使用される指示情報を含む第1フィードバック情報を送るステップ、又は
第1UEに対して、データが再送可能なデータであることを示すために使用されるスクランブリング識別子を使用することによって処理される第1フィードバック情報を送るステップ
を実行するよう構成される。
本願の実施形態は、他の画像表示制御装置を更に提供する。図18に示されるように、機載の簡単のために、本願のこの実施形態に関連する部分のみが示されている。開示されていない具体的な技術詳細については、本願の実施形態の方法部分を参照されたい。端末は、携帯電話機、タブレットコンピュータ、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、販売時点管理(Point of Sale,POS)、車載型コンピュータ、などを含む如何なる端末デバイスであってもよい。例えば、端末は携帯電話機である。
図18は、本願のこの実施形態に従う端末に関連した携帯電話機の部分構造のブロック図である。図18を参照すると、携帯電話機は、無線周波数(Radio Frequency,RF)回路910、メモリ920、入力ユニット930、表示ユニット940、センサ950、オーディオ回路960、ワイヤレス・フィデリティ(Wireless Fidelity,Wi−Fi)モジュール970、プロセッサ980、及び電源990を含む。当業者は、図18に示される携帯電話機の構造が携帯電話機に対する限定を構成せず、携帯電話機が図示されているよりも多い又は少ない構成要素を含んでも、あるいは、いくつかの構成要素を結合しても、あるいは、異なる構成要素配置を有してもよいと理解し得る。
携帯電話機の全ての構成要素は、図18を参照して以下で詳細に記載される。
RF回路910は、情報受信若しくは送信プロセス又は呼び出しプロセスにおいて信号を受信及び送信するよう構成され得る。特に、基地局のダウンリンク情報を受信した後、RF回路910は、ダウンリンク情報を処理のためにプロセッサ980へ送り、その上、関連するアップリンクデータを基地局へ送る。通常は、RF回路910は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier,LNA)、デュプレクサ、などを含むがこれらに限られない。その上、RF回路910は更に、無線通信を通じてネットワーク及び他のデバイスと通信し得る。無線通信は、GSM、GPRS、CDMA、WCDMA、LTE、電子メール、ショート・メッセージ・サービス(Short Message Service,SMS)、などを含むがこれらに限られない如何なる通信標準又はプロトコルも使用し得る。
メモリ920は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するよう構成され得る。プロセッサ980は、メモリ920に記憶されているソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することによって、携帯電話機の様々な機能アプリケーションと、データ処理とを実行する。メモリ920は、主に、プログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含み得る。プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音響再生機能又は画像再生機能)によって必要とされるアプリケーションプログラム、などを記憶し得る。データ記憶エリアは、携帯電話機の使用に基づき生成されるデータ(例えば、オーディオデータ又は電話帳)、などを記憶し得る。その上、メモリ920は、高速ランダム・アクセス・メモリを含むことができ、更には、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、又は他の揮発性固体状態記憶装置を含むことができる。
入力ユニット930は、入力された数字又は文字情報を受け、携帯電話機のユーザ設定及び機能制御に関連したキー信号入力を生成するよう構成され得る。具体的に、入力ユニット930は、タッチパネル931及び他の入力装置932を含むことができる。タッチスクリーンとも呼ばれるタッチパネル931は、タッチパネル931上又はその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、指又はスタイラスなどの何らかの適切な物又はアクセサリを使用することによってタッチパネル931上で又はタッチパネル931の近くでユーザによって行われる操作)を収集し、前もってセットされたプログラムに基づき、対応する接続装置を駆動し得る。任意に、タッチパネル931は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置及びタッチ制御部を含むことができる。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向を検出し、タッチ操作によってもたらされる信号を検出し、信号をタッチ制御部へ送る。タッチ制御部は、タッチ検出装置からのタッチ情報を受け、タッチ情報をタッチ点座標に変換し、次いで、タッチ点座標をプロセッサ980へ送信し、そして、プロセッサ980によって送信されたコマンドを受信し実行することができる。その上、タッチパネル931は、抵抗型、容量型、赤外線、表面弾性波などの、複数のタイプを使用することによって実装され得る。タッチパネル931に加えて、入力ユニット930は、他の入力装置932を含んでもよい。具体的に、他の入力装置932は、物理キーボード、ファンクションキー(例えば、音量制御キー又はオン/オフキー)、トラックボール、マウス、及びジョイスティックのうちの1つ以上を含むことができるがこれらに限られない。
表示ユニット940は、ユーザによって入力された情報又はユーザに供給される情報、及び携帯電話機の様々なメニューを表示するよう構成され得る。表示ユニット940は、表示パネル941を含むことができる。任意に、表示パネル941は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)又は有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)などの形で構成され得る。更に、タッチパネル931が表示パネル941を覆ってもよい。タッチパネル931上又はその近くでタッチ操作を検出するとき、タッチパネル931は、タッチイベントのタイプを決定するためにタッチ操作をプロセッサ980へ送信し、次いで、プロセッサ980は、タッチイベントのタイプに基づき、対応する視覚出力を表示パネル941上で提供する。図18では、タッチパネル931及び表示パネル941は、携帯電話機の入力及び入力機能を実装するために2つの独立した構成要素として使用されている。しかし、いくつかの実施形態において、タッチパネル931及び表示パネル941は、携帯電話機の入力及び出力機能を実装するよう一体化されてもよい。
携帯電話機は、光センサ、運動センサ、及び他のセンサなどの少なくとも1つのセンサ950を更に含んでもよい。具体的に、光センサは、周囲光センサ及び近接センサを含むことができる。周囲光センサは、周囲光の明るさに基づき表示パネル941の輝度を調整し得る。近接センサは、携帯電話機がユーザの耳の方へ移動するときに表示パネル941及び/又はバックライトをオフし得る。運動センサの一種として、加速度センサは、夫々の方向(一般に、3つの軸)における加速度の値を検出することができ、静的状態では重力の値及び方向を検出することができ、携帯電話機の姿勢を認識する用途(例えば、横向きと縦向きとの間の画面切り替え、関連するゲーム、又は磁気計姿勢較正)、振動認識に関連した機能(例えば、歩数計又はノック)、などで使用され得る。携帯電話機に更に配置され得るジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、及び赤外線センサなどの他のセンサについては、詳細はここで記載されない。
オーディオ回路960、ライドスピーカ961、及びマイクロホン962は、ユーザと携帯電話機との間のオーディオインターフェイスを提供し得る。オーディオ回路960は、受け取られたオーディオデータから変換された電気信号をスピーカ961へ送り、スピーカ961は、電気信号を出力のために音響信号に変換する。その上、マイクロホン962は、収集された音響信号を電気信号に変換し、オーディオ回路960は、電気信号を受け取って、電気信号をオーディオデータに変換し、オーディオデータを処理のためにプロセッサ980へ出力する。次いで、オーディオデータは、RF回路910を使用することによって、例えば、他の携帯電話機へ送信されるか、あるいは、オーディオデータは、更なる処理のためにメモリ920へ出力される。
Wi−Fiは、短距離無線伝送技術に属する。携帯電話機は、Wi−Fiモジュール970を使用することによって、ユーザが電子メールを受信及び送信すること、ウェブページを見ること、ストリーミングメディアにアクセスすること、などを助け得る。Wi−Fiモジュール970は、ユーザに無線ブロードバンドインターネットアクセスを提供する。Wi−Fiモジュール970が図18に示されているが、Wi−Fiモジュール970は携帯電話機の必須の構成要素でなく、本発明の本質を変えることなく必要に応じて省略されてもよいことが理解され得る。
プロセッサ980は、携帯電話機の制御センターであり、様々なインターフェイス及びラインを使用することによって携帯電話機全体の全ての部分を接続し、メモリ920に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを起動又は実行することによって、且つ、メモリ920に記憶されているデータを呼び出すことによって、携帯電話機の様々な機能及びデータ処理を実行して、携帯電話機に対する全体的な監視を実行する。任意に、プロセッサ980は、1つ以上のプロセッシングユニットを含んでもよい。任意に、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサがプロセッサ980に組み込まれてもよい。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェイス、アプリケーションプログラム、などを処理する。モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。モデムプロセッサは、代替的に、プロセッサ980に組み込まれなくてもよいことが理解され得る。
携帯電話機は、電力を各構成要素に供給する電源990(例えば、バッテリ)を更に含む。任意に、電源は、電源管理システムを使用することによって充電管理、放電管理、及び電力消費管理などの機能を実装するよう、電源管理システムを使用することによってプロセッサ980へ論理的に接続され得る。
図示されていないが、携帯電話機は、カメラ、ブルートゥースモジュール、などを更に含んでもよい。詳細はここで記載されない。
本願のこの実施形態において、端末に含まれているプロセッサ980は、次の:
基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受ける機能であり、第1スケジューリング情報は、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される、機能と、
第1フィードバック情報を基地局へ送る機能であり、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受信することに成功したかどうかを示すために使用される、機能と、
第2UEがデータを受信することができなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受ける機能であり、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される、機能と
を更に備える。
任意に、プロセッサ980は更に、次の:
第2UEによって送られた第2フィードバック情報を受けるステップであり、第2フィードバック情報は、第2UEが前記データを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される、ステップと、
第2フィードバック情報に基づき第1フィードバック情報を決定するステップと
を実行するよう構成される。
任意に、プロセッサ980は特に、次の:
基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受けるステップであり、ダウンリンクフィードバック情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される、ステップ
を実行するよう構成される。
任意に、プロセッサ980は更に、次の:
ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定するステップであり、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される、ステップ
を実行するよう構成される。
任意に、プロセッサ980は特に、次の:
データが再送可能なデータであることを示すために使用される指示情報を含んで基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受けるステップ、又は
データが再送可能なデータであることを示すために使用されるスクランブリング識別子を使用することによって処理され、基地局によって送られる第1スケジューリング情報を受けるステップ
を実行するよう構成される。
図19は、本願の実施形態に従うデータ伝送システムの実施形態の概略図である。データ伝送システムは、基地局1001、第1UE1002、及び第2UE1003を含む。
この実施形態において、基地局1001は、第1スケジューリング情報を第1UE1002へ送り、第1UE1002は、基地局1001によって送られた第1スケジューリング情報を受け取る。第1スケジューリング情報は、第1スケジューリング情報に基づき第2UE1003へデータを送信するように第1UE1002に指示するために使用される。第1UE1002は、第1フィードバック情報を基地局1001へ送り、基地局1001は、第1UE1002によって送られた第1フィードバック情報を受け取る。第1フィードバック情報は、第2UE1003がデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UE1003がデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局1001は、第2スケジューリング情報を第1UE1002へ送り、第1UE1002は、基地局1001によって送られた第2スケジューリング情報を受け取る。第2スケジューリング情報は、第2UE1003へデータを再送するように第1UE1002に指示するために使用される。
本願のこの実施形態の技術的解決法では、データ伝送システムが提供される。最初に、基地局は、第1スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを送るように第1UEに指示するために使用される。次いで、基地局は、第1UEによって送られた第1フィードバック情報を受け、ここで、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、ここで、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するように第1UEに指示するために使用される。上記の方法では、第1UEは、第1フィードバック情報を受け取ることによって第2UEのデータ受信状態を把握することができ、それにより、対応するリソースがデータ再送のために割り当てられ得、それによって、2つのUEの間のデータ伝送の信頼性が改善される。
便宜上及び簡潔な記載のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいことが当業者によって明りょうに理解され得る。詳細は、ここで再びは記載されない
本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されているシステム、装置、及び方法は、他の様態で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上述されている装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、ユニット分割は、単に、論理的な機能分割であり、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は一体化されてもよく、あるいは、いくつかの機能は無視されるか又は実行されなくてもよい。その上、表示又は議論されている相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、何らかのインターフェイスを使用することによって実施されてもよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電気的な、機械的な、又は他の形で実施されてもよい。
別個のコンポーネントとして記載されているユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示されているコンポーネントは、物理的なユニットでもあってもなくてもよく、一箇所に位置していても、又は複数のネットワークユニットに分布していてもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決法の目的を達成すべく、実際の要件に基づき選択され得る。
その上、本願の実施形態における機能ユニットは、1つのプロセッシングユニットに一体化されてもよく、あるいは、ユニットの夫々は物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化される。一体化されたユニットは、ハードウェアの形で実装されても、あるいは、ソフトウェア機能ユニットの形で実装されてもよい。
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づき、本願の技術的解決法は本質的に、又は先行技術に寄与する部分、又は技術的解決法の全て若しくはいくつかは、ソフトウェア製品の形で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、本願の実施形態で記載されている方法のステップの全て又は一部を実行するようにコンピュータ装置(パーソナル・コンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい。)に指示するためのいくつかの命令を含む。前記の記憶媒体は、USBフラッシュ・ドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含む。
上記の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実装され得る。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用される場合に、実施形態は、完全に又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実装され得る。
コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ実行される場合に、本願の実施形態に従うプロシージャ又は機能が全て又は部分的に発生する。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されても、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ送られてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(Digital Subscriber Line,DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)で伝えられ得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによって保持され得る何らかの使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を組み込む、サーバ若しくはデータセンターのようなデータ記憶装置であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD))、半導体媒体(例えば、固体状態ディスクsolid state disk(SSD))などであってよい。
上記の実施形態は、単に、本願の技術的解決法について記載すること目的としており、本願を限定する意図はない。本願は、上記の実施形態を参照して詳細に記載されているが、当業者は、彼らが、本願の実施形態の技術的解決法の精神及び適用範囲から逸脱することなしに、上記の実施形態で記録されている技術的解決法に対して依然として変更を行ったり、あるいは、そのいくつかの技術的特徴に対して等価な置換を行ったりし得ると理解すべきである。
第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。第2UEがデータを受け取れなかったと第1フィードバック情報が示す場合に、基地局は、第1フィードバックメッセージを知った後に、第2スケジューリング情報を第1UEへ送り、それにより、第1UEは、第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送することができる。
可能な設計では、本願の実施形態の第4の態様の第4の実施において、前記受信ユニットが前記基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう更に構成されることは、前記決定ユニットが、前記受信ユニットが前記基地局によって送られた前記ダウンリンクフィードバック情報を受け取った後に、該ダウンリンクフィードバック情報に基づき前記第1スケジューリング情報を決定するよう更に構成されることを更に含み、
前記第1スケジューリング情報は、前記第2UEへ前記データを再送するように当該UEに指示するために使用される。
可能な設計では、本願の実施形態の第6の態様の第2の実施において、前記第2スケジューリング情報は、該第2スケジューリング情報に基づき前記第2UEへ前記データを再送するように当該UEに指示するために使用される。
本願の明細書、特許請求の範囲、及び添付の図面において、語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」など(もしあれば)は、類似したオブジェクトを区別することを目的とし、必ずしも特定の順序又は順番を示すわけではない。そのようにして使用される語は、適切な状況で交換可能であることが理解されるべきであり、それにより、ここで記載される実施形態は、ここで図示又は記載されている順序以外の他の順序で実施され得る。その上、語「〜を含む」、「〜を包含する」及び他の如何なる変形も、非排他的な包有を対象とするものであり、例えば、ステップ又はユニットの一覧を含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、必ずしもそれらのステップ又はユニットに限定されず、明示的に挙げられても又はそのようなプロセス、方法、製品若しくはデバイスに特有でもない他のステップ又はユニットを含んでもよい。
基地局は、UEからネットワークへの無線アクセスを提供し、バスを通じて接続されている1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、1つ以上のネットワークインターフェイス、及び1つ以上のトランシーバ(各トランシーバは受信器及び送信器を含む。)を含む。1つ以上のトランシーバは、アンテナ又はアンテナアレイへ接続されている。1つ以上のメモリは、コンピュータプログラムコードを含む。ネットワークインターフェイスは、リンク(例えば、ネットワークインターフェイスとコアネットワークとの間のリンク)を通じてコアネットワークへ接続されるか、あるいは、有線又は無線リンクを通じて他の基地局へ接続される。
第1UEがスケジューリング情報Aを受ける時点から、最初の送信中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されず、第1UEがスケジューリング情報Bを受ける時点から、再送中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルも、4つのサブフレームに制限されないことが留意されるべきである。代替的に、サブフレーム以外の他の時間単位、例えば、スロット、シンボル、又は数シンボルを含む他の時間単位があってもよい。これは、ここで限定されない。2つの送信の間のk個のサブフレームは、実際の場合に基づきセットされ得ることが理解され得、ここで、kは正の整数である。その上、ULフィードバック情報とDCIとの間のインターバルは、4つのサブフレームに制限されず、他の数のサブフレームであってもよい。これは、ここで限定されない。
第1UEがスケジューリング情報Aを受ける時点から、最初の送信中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されず、且つ、第1UEがスケジューリング情報Bを受ける時点から、再送中の第1のデータ送信のための時点の間の時間インターバルは、4つのサブフレームに制限されないことが留意されるべきである。代替的に、サブフレーム以外の他の時間単位、例えば、スロット、シンボル、又は数シンボルを含む他の時間単位があってもよい。これは、ここで限定されない。2つの送信の間のk個のサブフレームは、実際の場合に基づきセットされ得ることが理解され得、ここで、kは正の整数である。その上、ULフィードバック情報とDCIとの間のインターバルは、4つのサブフレームに制限されず、他の数のサブフレームであってもよい。これは、ここで限定されない。
第2の可能な実施において、基地局は、比較的に多い再送リソースを第1UEへ割り当ててもよい。再送リソース(例えば、第3のデータ送信に必要なリソース乃至第16のデータ送信に必要なリソース)が7回割り当てられ、第1UEは、第1の再送後(具体的に言えば、第4のデータ送信に必要なリソース後)に第2UEからフィードバックを受信し、フィードバックは、データが正確に受信されることを示すと仮定される。この場合に、第1UEは、データを送信することに成功したことを基地局に通知するために第1フィードバック情報を基地局へ送り、全て又はいくつかの未使用のリソース(全ての未使用のリソースは、第5のデータ送信に必要なリソース乃至第16のデータ送信に必要なリソースを含み得る。)を解放する。基地局は、未使用のリソースを多のUEへ使用のために割り当ててよい。
送信ユニット702によって送られた第1フィードバック情報が、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す場合に、受信ユニット701は更に、基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう構成され、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するようにUE70に指示するために使用される。
この実施形態において、受信ユニット701は、基地局によって送られた第1スケジューリング情報を受信し、ここで、第1スケジューリング情報は、該第1スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを送るようにUE70に指示するために使用される。送信ユニット702は、第1フィードバック情報を基地局へ送信し、第1フィードバック情報は、第2UEがデータを受け取ることに成功したかどうかを示すために使用される。送信ユニット702によって送られた第1フィードバック情報が、第2UEがデータを受け取れなかったことを示す場合に、受信ユニット701は更に、基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう構成され、第2スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するようにUE70に指示するために使用される。
任意に、図15に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるユーザ機器の他の実施形態で、第2スケジューリング情報が、第2UEへデータを再送するようにUE70に指示するために使用されることは、特に
第2スケジューリング情報が、該第2スケジューリング情報に基づき第2UEへデータを再送するようにUE70に指示するために使用されることを含んでもよい。
任意に、図15に対応する上記の実施形態に基づき、本願のこの実施形態で提供されるユーザ機器の他の実施形態で、受信ユニット701が基地局によって送られた第2スケジューリング情報を受けるよう更に構成されることは、
決定ユニット703が、受信ユニット701が基地局によって送られたダウンリンクフィードバック情報を受け取った後に、該ダウンリンクフィードバック情報に基づき第1スケジューリング情報を決定するよう更に構成されることを更に含み、第1スケジューリング情報は、第2UEへデータを再送するようにUE70に指示するために使用される。
表示ユニット940は、ユーザによって入力された情報又はユーザに供給される情報、及び携帯電話機の様々なメニューを表示するよう構成され得る。表示ユニット940は、表示パネル941を含むことができる。任意に、表示パネル941は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)又は有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)などの形で構成され得る。更に、タッチパネル931が表示パネル941を覆ってもよい。タッチパネル931上又はその近くでタッチ操作を検出するとき、タッチパネル931は、タッチイベントのタイプを決定するためにタッチ操作をプロセッサ980へ送信し、次いで、プロセッサ980は、タッチイベントのタイプに基づき、対応する視覚出力を表示パネル941上で提供する。図18では、タッチパネル931及び表示パネル941は、携帯電話機の入力及び出力機能を実装するために2つの独立した構成要素として使用されている。しかし、いくつかの実施形態において、タッチパネル931及び表示パネル941は、携帯電話機の入力及び出力機能を実装するよう一体化されてもよい。
コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ実行される場合に、本願の実施形態に従うプロシージャ又は機能が全て又は部分的に発生する。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されても、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ送られてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(Digital Subscriber Line,DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)で伝えられ得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによって保持され得る何らかの使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を組み込む、サーバ若しくはデータセンターのようなデータ記憶装置であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD))、半導体媒体(例えば、固体状態ディスク(solid state disk,SSD))などであってよい。