JP2020508585A - 積層太陽電池モジュール及び該モジュールを製造する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、電気的に直列に接続された複数の太陽電池を備える太陽電池モジュールを積層化する方法に関する。方法は、ロールツーロール蒸着に適する第1及び第2可撓性基板部を提供するステップと、前記第1基板部の上に複数の第1電極を及び前記第2基板部の上に複数の第2電極を提供するステップであって、前記複数の第1及び第2電極が、複数のギャップが形成されるように空間的に分離されたストライプとして提供される、ステップと、前記複数の第1電極又は前記複数の第2電極の上に連続又は不連続活性層を蒸着するステップであって、前記連続又は不連続活性層が有機活性層である、ステップと、活性層が前記複数の第1電極又は前記複数の第2電極の他方と物理的に接触されられるようにかつ活性層が前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気的に接触させられるように、第1及び第2基板部を一緒にロールツーロールプロセスにおいて熱及び圧力によって積層化するステップと、を含む。複数の第1電極は、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が、前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって少なくとも1つの方向において完全に被覆されるように、前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される。本発明は、太陽電池モジュールにも関する。

Description

本発明は、積層太陽電池モジュールを製造する方法及び積層太陽電池モジュールに関する。
地球温暖化を緩和するために、エネルギー発生を化石燃料の支配から気候への影響の小さい発生源へ変えなければならない。光エネルギーを電気エネルギーへ直接変換する太陽電池は、将来のエネルギーシステムにおいて主要な電気源となることが期待される。太陽電池は、一般に、溶融され純化されシリコン結晶に成長するシリコン酸化物から生産される。これは、非常にエネルギー消費の高い工程なので、よりエネルギー需要の小さい製造工程を含む多くの薄膜テクノロジーが開発されてきた。概略的に、薄膜太陽電池は、2つの電極の間に挟まれた光活性半導体を備える。有機太陽電池は、2つ又はそれ以上の有機半導体の微細混合物(fine mixture)から成る光活性層を持つ薄膜太陽電池の一例である。この種の太陽電池の大きな利点は、ロールツーロールプロセスで印刷できることであり、したがって、大面積の太陽電池又は太陽電池モジュールを生産できる。更に、材料使用量及びプロセスエネルギーが非常に小さく、真に気候への影響を小さくできる。これらの材料は、又、効率よく散乱光を電気に変換する。これによって、壁などの垂直面にも有機太陽電池を設置できる。
印刷時の活性層におけるピンホールの形成は、2つの電極の間の直接接触を引き起こして太陽電池を短絡させ性能を劣化させる可能性のある周知の問題である。半導体有機分子に基づく現在の印刷太陽電池及び太陽電池モジュールに伴う問題は、活性層を貫通するピンホールを生成する危険が比較的大きいことである。このようなピンホールは、通常、短絡を引き起こし印刷太陽電池又は太陽電池モジュールの部品が適切に作用しないので、太陽電池の効率を低下させる。この問題を解決するためには、現在の技術を改良する必要がある。
現在の最新技術を改良すること及び上述の問題の少なくともいくつかを緩和することが、本発明の目的である。これらの及びその他の目的は、太陽電池モジュールを製造する方法及び該積層太陽電池モジュールによって達成される。
本発明の第1形態によれば、直列に接続された複数の太陽電池を備える太陽電池モジュールを積層化する方法が提供される。方法は、
−ロールツーロール蒸着に適する第1及び第2可撓性基板部を提供するステップと、
−前記第1基板部の上に複数の第1電極を、かつ、前記第2基板部の上に複数の第2電極を、提供するステップであって、前記複数の第1及び第2電極が複数のギャップが形成されるように空間的に分離されたストライプとして与えられる、提供するステップと、
−前記複数の第1電極又は前記複数の第2電極の上に連続又は不連続の活性層を蒸着するステップであって、前記連続又は不連続の活性層が有機活性層である、蒸着するステップと、
−活性層を前記複数の第1電極又は前記複数の第2電極の他方と物理的に接触させるように、かつ活性層を前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気的に接触させるように、前記第1基板部及び前記第2基板部を一緒にロールツーロールプロセスで熱及び圧力によって積層化するステップと、
を含み、
前記複数の第1電極は、前記複数の第2電極の間の複数のギャップの各々が前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって少なくとも1つの方向において完全に被覆されるように、前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される。
複数のギャップが、典型的には、前記第1基板部の上において前記複数の第1電極の中の電極の間にあり、前記第2基板部の上において前記複数の第2電極の中の電極の間にある。したがって、前記複数の第1電極が、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって少なくとも1つの方向において完全に被覆されるように前記複数の第2電極に対してオフセットして配置されると言うとき、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が少なくとも第1及び第2基板部に対して直交する方向において完全に被覆されることが分かるはずである。
本発明の第2形態によれば、直列に接続された複数の太陽電池を備える太陽電池モジュールを積層化する方法が提供される。方法は、
−ロールツーロール蒸着に適する第1及び第2可撓性基板部を提供するステップと、
−前記第1基板部の上に複数の第1電極を、及び前記第2基板部の上に複数の第2電極を提供するステップであって、前記複数の第1及び第2電極が、複数のギャップが形成されるように空間的に分離されたストライプとして与えられる、提供するステップと、
−前記複数の第1電極の上に第1連続又は不連続活性層を、及び前記複数の第2電極の上に第2連続又は不連続活性層を蒸着するステップであって、前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層の少なくとも一方が有機活性層である、蒸着するステップと、
−前記第1連続又は不連続活性層を第2連続又は不連続活性層と物理的に接触させるようにかつ前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層を前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気的に接触させるように、前記第1基板部及び前記第2基板部を一緒にロールツーロールプロセスで熱及び圧力によって積層化するステップと、
を含み、
前記複数の第1電極は、前記複数の第2電極の間の複数のキャップの各々が前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって少なくとも1つの方向において完全に被覆されるように、前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される。
本発明の第1形態と同様に、複数のギャップは、典型的に、前記第1基板部の上において前記複数の第1電極の中の電極の間に、及び前記第2基板部の上において前記複数の第2電極の中の電極の間にある。したがって、前記複数の第1の電極が、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって少なくとも1つの方向において完全に被覆されるように前記複数の第2電極に対してオフセットして配置されると言うとき、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が少なくとも前記第1及び第2基板部に対して直交する方向において完全に被覆されることが分かるはずである。
本発明の第3形態によれば、直列に接続された複数の太陽電池を備える太陽電池モジュールを積層化する方法が、提供される。方法は、
−ロールツーロール蒸着に適する第1及び第2可撓性基板部を提供するステップと、
−前記第1基板部の上に複数の第1電極を、及び前記第2基板部の上に複数の第2電極を提供するステップであって、前記複数の第1及び第2電極が、複数のギャップが形成されるように空間的に分離されたストライプとして与えられる、提供するステップと、
−前記複数の第1電極の上に第1連続又は不連続活性層を、及び任意に前記複数の第2電極の上に第2連続又は不連続活性層を蒸着するステップであって、前記第1連続又は不連続活性層が有機活性層である、蒸着するステップと、
−前記第1連続又は不連続活性層を前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気的に接触させるように、前記第1基板部及び前記第2基板部を一緒に熱及び圧力によって積層化するステップと、
を含み、
前記複数の第1電極は、前記複数の第2電極の間の複数のキャップの各々が前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって完全に被覆されるように前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される。
本発明の第1及び第2形態と同様に、複数のギャップは、典型的に、前記第1基板部の上において前記複数の第1電極の中の電極の間に、及び前記第2基板部の上において前記複数の第2電極の中の電極の間にある。
本発明のこれらの第1、第2及び第3形態の効果及び特徴は、概ね類似する。以下に述べるほとんどの実施形態は、本発明のこれら3つの形態の全てと両立できる。
蒸着後に活性層を複数の第1又は第2電極と物理的に接触させることによって、活性層のピンホールが原因で生じる短絡の危険を減少する。通常、複数の第2電極は、活性層の上に湿性沈着でき、これは、電極材料で活性層のピンホールを充填する可能性がある。これは、短絡を生じる可能性のある複数の第1電極の1つと複数の第2電極の1つとの間の直接接触の危険を増す。活性層の上に電極を湿性沈着する代わりに乾燥後に活性層と複数の電極を一緒にすることによって、電極材料がピンホールを充填することを妨げるので、短絡の危険が減少する。更に、蒸着後に第1及び第2活性層を相互に物理的に接触させるとき、蒸着時に形成されたピンポールは、それぞれ第1又は第2活性層を貫通する可能性があるが、2つの活性層の結合厚み全体には延びない。これも、太陽電池モジュールにおける短絡の危険を減少する。したがって、より効率のより太陽電池モジュールが得られる。更に、分路を取り除くための後処理ステップを省略できる。又は少なくとも先行技術に比べてこれを減少できる。
更に、短絡の危険が減少することによって、本発明に従った太陽電池モジュールは、低光量条件に特に適する。なぜなら分流を避けることが低光量の場合により重要だからである。例えば、太陽電池モジュールは、屋内エネルギーハーベスト用に使用できる。したがって、少なくとも本発明の別の実施例に従えば、本発明の第1から第3形態までの任意の1つに従って積層化された太陽エネルギーモジュールは、屋内エネルギーハーベストのために屋内などの低光量条件に使用できる。
太陽電池モジュールにおいて、複数の第2電極に対してオフセットに複数の第1電極を配列することは、複数の第1電極が複数の第2電極と整列する場合に比べてより大きい範囲で基板面積が太陽電池の活性面積によって被覆される太陽電池モジュールを可能にする。なぜなら、2つの隣り合う電極間の距離を小さくできるからである。活性面積は、太陽電池モジュールにおいて直列に接続される太陽電池の各々の活性面積を結合したものである。この配列は、太陽電池モジュールの生産も容易にできる。
太陽電池モジュールの方向及び長さ方向(extension)について、座標系を使用して下で論じる。y方向は、第1及び第2基板部に対して直交する又はこれに直角を成す。z方向は、電極の最大長さ方向に対して平行である。x方向は、電極の長さ方向に直交する又はこれに直角を成し、電極の長さ方向は、基板部の最大長さ方向に対して平行とすることができるが、基板部の最大長さ方向を横切る方向にすることもできる。基板部の最長方向は、ロールツーロール蒸着のコーティング方向に対して平行とすることができる。基板部の最長方向は、ロールツーロール蒸着時の基板の移動方向に対して平行とすることができる。
「Aは少なくとも一方向においてBを被覆する」と言う表現は、1つの方向に対して平行であるか、又は一つの方向を向く、任意の仮想線が、Bを通過する前にAを通過することを意味することが分かるはずである。例えば、基板に対して直角を成す線、即ちx方向を向く線は、複数の第2電極の中の2つの間のギャップを通過する前に複数の第1電極の中の1つを通過する。完全に被覆するとは、全てのx値に関して完全に被覆されることを意味する。例えば、基板の1つにギャップがある場合、xの全値についてこれに対向する基板に電極がある。言い換えると、太陽電池モジュールのx-y平面を示す断面において、電極のx方向における2つの端点の間の距離は、ギャップのx方向における2つの端点の間の距離より広い。ここで述べることは、太陽電池の1つにおいて使用される電極エリアについて真であり、電極の縁(z方向)においては、これは満たされない可能性がある。
更に、複数の第1電極と複数の第2電極は、介在的に配列され、複数の第1電極の全て、又は1つを除く全て、又は2つを除く全てが、複数の第2電極の間の複数のギャップのそれぞれ1つを完全に被覆し、かつ、複数の第2電極の全て、又は1つを除く全て、又は2つを除く全てが、複数の第1電極の間の複数のギャップのそれぞれ1つを完全に被覆する。
複数の第1電極は、第1組の複数のギャップが前記第1基板部の上において前記複数の第1電極の中の電極の間に形成されるように、空間的に分離されたストライプとして第1基板部の上に与えられることが分かるはずである。同様に、複数の第2電極は、第2組の複数のギャップが前記第2基板部の上において前記複数の第2電極の中の電極の間に形成されるように、空間的に分離されたストライプとして前記第2基板部の上に与えられる。
本発明の少なくとも1つの実施例によれば、x方向におけるギャップの中心は、x方向の被覆電極の中心部分と整列するか、又はx方向における電極の中心は、対向する基板部の上の電極の間のx方向におけるギャップの中心と整列する。
本発明の少なくとも1つの実施例によれば、複数の第1及び第2電極は、電極間の電気的接続が、連続又は不連続活性層を介して、又は、第1及び第2の連続又は不連続活性層を介して得られるように配列される。
本発明の少なくとも1つの実施例によれば、複数の第1電極は3〜50の電極又は5〜40の電極又は5〜30の電極を含む。少なくとも1つの実施例によれば、複数の第2電極は、2〜50の電極又は5〜40の電極又は10〜30の電極を含む。複数の第1及び第2電極は、同じ数または異なる数の電極を含むことができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1及び第2電極の各々のx方向における幅は、1〜20mm又は少なくとも2〜15mm又は2〜10mmとすることができる。幅は、全ての電極について同じであるか、又は全ての電極に同じでなくても良い。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1及び第2電極の各々のz方向における長さは、少なくとも10mm又は少なくとも20mm又は少なくとも50mm又は少なくとも100mm又は少なくとも300mm又は少なくとも500mm又は少なくとも1000mmとすることができる。電極の長さは、第1又は第1基板部の長さによって決定される。第1及び第2基板部は、例えば、0.5m又は1m又は5m又は10mの長さとすることができるが、本発明のいくつかの実施形態によれば、第1及び/又は第2基板部は、数100メートルの長さまでとすることもできる。基板部は、例えば、ロールで提供でき、このロールは、1つ又は複数の基板部を含むことができる。それに加えて又はその代りに、複数の第1及び第2電極の各々のz方向の長さは、同じ方向において基板部の長さの少なくとも70%又は少なくとも80%又は少なくとも90%とすることができる。電極の長さは、基板部の長さと同じとすることができる。それに加えて又はその代わりに、電極の長さは、複数の第1及び第2電極の各々の幅の2倍又は3倍又は5倍の長さとすることができる。例えば、電極の1つのx方向における幅が20mmのとき、その電極のz方向における長さは、少なくとも40mm又は少なくとも60mm又は少なくとも100mmとすることができる。例えば、複数の第1又は第2電極の各々のx方向における幅が9mmである場合、複数の第1又は第2電極の各々のz方向における長さは少なくとも300mmとすることができる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1及び第2電極は、導電性有機化合物、金属、金属酸化物又はその組合せとすることができる電極材料を含む。導電性有機化合物は、例えば、導電性有機小分子又は導電性重合体とすることができる。導電性重合体は、例えば、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(PEDOT:PSS)又はその変種、例えばPEDOT:PSS PH1000とすることができる。金属は、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、銅(Cu)、金(Au)及び銀(Ag)の中から選ぶことができるが、これらに限定されない。金属酸化物は、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)及びアルミニウム亜鉛酸化物(AZO)とすることが分かる。本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、電極は、1つ又は複数の層を含むことができる。例えば、電極は、ITOの第1層、金属の第2層及びITOの第3層を備えるITO/金属/ITO(IMI)電極とすることができる。電極は、例えば,ITO/Ag/ITOとすることができる。
複数の第1及び第2電極は、基板部の上において任意の方向に延びることができ、かつ線形又は非線形例えば湾曲の任意の長さ方向を持つことができることが分かるはずである。又は平衡でも非平衡でも良い。更に、その全長に実質的に同じ幅を持つか、又は全長に変化する幅を持つことができる。複数の第1及び第2電極の全てが同じ幅を持つか、異なる電極が異なる幅を持つことができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1及び第2電極は、多様な蒸着法によって提供することができる。例えば、熱蒸発、スパッタリング、吹付けコーティング、印刷又はコーティング例えばスロットダイコーティングによって提供することができる。本発明の少なくとも1つの実施形態によれば、複数の第1電極及び複数の第2電極は、同じ蒸着法によって提供することができる。本発明の少なくとも1つの別の実施形態によれば、複数の第1及び第2電極は、異なる技法によって提供することができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1及び第2電極は、加法又は減法によって、例えば、蒸発、吹付けコーティング又は印刷によって提供することができる。加法を使用する場合、電極は、それぞれ第1及び第2基板部の上にストライプとして直接与えられる。減法は、電極材料が第1及び/又は第2基板部の実質的に全表面積全体に与えられる第1ステップと、複数の第1及び第2電極がそれぞれ例えばレーザーアブレーションによって形成されるように電極材料を取り除く第2ステップと、を含む。このような減法を使用することによって、複数の第1及び/又は第2電極の各々の間に形成されるギャップの面積を減少できる。即ち、複数の第1及び/又は第2電極の各々の間の距離を減少できる。ギャップの面積を減少することによって、太陽電池光活性面積を大きくでき、したがって太陽電池モジュールの容量を増大できる。又は、減法の第2ステップ、例えばレーザーアブレーションを、積層ステップ後に実施できる。したがって、第2ステップ例えばレーザーアブレーションは、PET基板により実施できる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、ギャップのx方向の幅は、0.01〜10mmの範囲又は好ましくは0.02〜5mmの範囲又は更に好ましくは0.05〜3mmの範囲とすることができる。ギャップのx方向の幅は、複数の第1及び第2電極が与えられる方法に応じて変動し得る。電極が加法で与えられる場合、x方向のギャップの幅は0.5〜3mmの範囲例えば1mmとすることができる。電極が例えばレーザーアブレーションを使用して減法で与えられる場合、電極は0.01〜0.2mmの範囲例えば0.05mmとすることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、方法は、更に、第1及び第2の接触電極を提供するステップを含む。第1及び第2接触電極は、第1及び/又は第2基板部上に提供することができる。第1及び第2接触電極は、同じ基板部の上に提供するか、又は異なる基板部の上に提供することができる。接触電極は、1つ又は数個の層を含むことができ、層は、z方向に同じ又は異なる長さ方向を持つことができ、x方向に同じ又は異なる幅を持つことができる。更に、層は、同じ又は異なる材料を含むことができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2接触電極は、例えば蒸発、吹付けコーティング又は印刷によって与えられた電極材料の第1層とこれに接続されたバスバーとを備えることができる。バスバーは、例えば、グラファイト又は銀から作ることができ、スクリーン印刷できる。任意に、バスバーの代わりに又はそれに加えて、接触電極は、更なる印刷層または積層を含むことができる。接触電極は、2つの部分に分割でき、第1部分は、太陽電気モジュールに含まれる1つの太陽電池の電極の1つとして使用でき、他方の部分は、太陽電池モジュールが使用されるとき太陽電池モジュールを電気収集のためのユニットに接続するために使用される。太陽電池モジュールを接続するために使用される接触電極の部分は、通常、活性層によって被覆されない。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、接触電極は、導電性有機化合物、導電性炭素化合物、金属、金属酸化物又はその組合せを含むことができる電極材料を含む。導電性有機化合物は、例えば導電性有機小分子又は導電性重合体とすることができる。導電性重合体は、例えば、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(PEDOT:PSS)又はその変種、例えばPEDOT:PSS PH1000とすることができる。導電性炭素化合物は、カーボンペーストとして又はグラファイト又はグラフェンとして提供できる。金属は、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、銅(Cu)、金(Au)及び銀(Ag)の中から選ぶことができるが、これらに限定されない。金属酸化物は、インジウム錫酸化物(ITO)及びアルミニウム亜鉛酸化物(AZO)から選ぶことができるが、これらに限定されない。本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、金属は、インクとして与えられ、金属はナノ粒子として例えばナノ球体又はナノロッドとして与えられる。本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、電極は、1つ又は複数の層を含むことができる。例えば、電極は、ITOの第1層、金属の第2層及びITOの第3層を備えるITO/金属/ITO(IMI)電極とすることができる。電極は、例えば、ITO/Ag/ITOとすることができる。電極材料は、複数の第1又は第2電極について同じ電極材料とするか、又は異なる電極材料とすることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続又は不連続活性層又は第1及び第2連続又は不連続活性層は、250〜1050nmの範囲内例えば350〜950nmの範囲の波長を吸収する化合物を含むことができる。例えば、可視スペクトルの光即ち400nm〜700nmの範囲内の波長を吸収できる。更に、前記化合物は、前記の光の吸収による充電を提供することができるか、又は光の吸収による光起電力を提供することができる。したがって、連続又は不連続活性層は、光起電層と呼ぶことができる。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続又は不連続活性層は、少なくとも0.001電子孔対/吸収フォトン又は少なくとも0.1電子孔対/吸収フォトン又はより好ましくは少なくとも0.7電子孔対/吸収フォトンの効率を持つ。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続活性層は、太陽電池モジュールの光活性面積即ち光が吸収される面積を増大するように、電極間の複数のギャップ及び複数の第1又は第2電極の両方をx方向及びz方向の両方において被覆する活性層とすることができる。更に、第1連続活性層は、複数の第1電極及び電極間の複数のギャップの両方を被覆できる。同様に、第2連続活性層は、複数の第2電極及び電極間の複数のギャップの両方を被覆できる。言い換えると、連続活性層又は第1及び第2連続活性層は、複数の第1及び第2電極及び複数の第1及び第2電極の各々の間のギャップに被せて全体的に提供することができる。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続活性層又は第1及び/又は第2連続活性層は、有機活性層とすることができ、供与体(donor material)及び/又は受容体(acceptor material)を含むことができる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、不連続活性層は、複数の層区分を含むことができ、各層区分は、少なくともx方向において1つの電極又は電極の一部分のみを被覆する活性層である。z方向において、各層区分は、電極全体又は電極の前記部分を被覆することが好ましい。言い換えると、層区分は、x方向において層区分のギャップによって分離される。したがって、第1活性層は、前記複数の第1電極の中の電極又は複数の第1電極の各電極の少なくとも一部分を被覆する第1不連続活性層とすることができ、第1不連続活性層は、第1層区分ギャップによって分離された第1層区分を含む。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1電極の中の電極の間の複数のギャップは、第1不連続活性層で被覆されない。同様に、第2活性層は、前記複数の第2電極の中の電極又は複数の第2電極の各電極の少なくとも一部分を被覆する第2不連続活性層とすることができ、第2不連続活性層は、第2層区分ギャップによって分離された第2層区分を含む。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第2電極の中の電極間の複数のギャップは、第2不連続活性層によって被覆されない。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、層区分ギャップは、0.01mm〜1mmの間、例えば0.05〜0.4mmの間、例えば0.1mm〜0.3mmの間である。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1不連続活性層及び第2不連続活性層は、積層のステップにおいて物理的に接触させられる。このような実施形態の場合、第1不連続活性層及び第2不連続活性層は、一緒に連続活性層を形成する。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、不連続活性層又は第1及び/又は第2不連続活性層は、有機活性層とすることができ、供与体及び/又は受容体を含むことができる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続又は不連続活性層のための供与体は、半導体重合体又は半導体有機小分子とすることができる。半導体重合体は、例えば、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリカルバゾル、ポリビニルカルバゾル、ポリフェニレン、ポリフェニルビニルレン、ポリシラン、ポリチエニレンビニレン、ポリイソチアナフテン、ポリシクロペンタジチオフェン、ポリシラシクロペンタジチオフェン、ポリシクロペンタジチアゾール、ポリチアゾロチアゾール、ポリチアゾール、ポリベンゾチアジアゾール、ポリ(チオフェン酸化物)、ポリ(シクロペンタジチオフェン酸化物)、ポリチアジアゾロキノキサリン、ポリベンゾイソチアゾル、ポリベンゾチアゾル、ポリチエノチオフェン、ポリ(チエノチオフェン酸化物)、ポリジチエノチオフェン、ポリ(ジチエノチオフェン酸化物)、ポリテトラヒドロイソインドール、及びその共重合体を含めて(但しこれらに限定されない)任意の半導体重合体及びその派生物とすることができる。半導体重合体は、イソインジゴ系重合体とすることもできる。より詳しくは、半導体重合体は、例えば、P3HT、PTB7、TQ1、P3TI、PCDTBT又はPffBT4T-2ODとすることができる。半導体小分子は、例えば、少なくとも1つのベンゾジチオフェン群例えばDRTB-T又はBDT3TRを含む分子とすることができる。受容体は、例えば半導体重合体又は半導体小分子とすることができる。半導体重合体は、例えばN2200又はPNDI-T10とすることができる。半導体有機小分子は、例えばフラーレン、フラーレン派生物又は(5Z,5’Z)-5,5’{(9,9-ジオクチル-9H-フルオレン-2,7-ジイル)bis[2,1,3-ベンゾチアジアゾル-7,4-ジイル(Z)メチリリデン]}bis(3-エチル-2-チオキソ-1,3-チアゾリジン-4-one)(FBR)又は3,9-bis(2-メチレン-(3-(1,1-ジシアノメチレン)-インダノン))-5,5,11,11-テトラキス(4-ヘキシルフェニル)-ジチシアノ[2,3-d:2’,3’-d’]-s-インダセノ[1,2-b:5,6-b’]ジチオフェン)(ITIC)などの他の半導体小分子とすることができる。フラーレン派生物は、フェニル-C61-酪酸メチルエステル(PC61BM)、フェニル-C71-酪酸メチルエステル(PC71BM)、インデン-C60-ビス付加体(ICBA)、O-IDTBR又はIC-C61DT-ICとすることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続又は不連続活性層は、高バンドギャップを持つ重合体を0.1〜90重量%、例えば30〜50重量%を含むことができる。高バンドギャップを持つ重合体は、吸収開始は、<250nm、又は<350nm、又は<450nm、又は、光吸収開始で表せば、>5eV、又は>4eV、又は>3eVに対応する。これによって、連続又は不連続活性層の安定性及び/又は接着特性が改良される。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、供与体及び受容体の混合物は、バルクヘテロ接合として提供することができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、有機活性層は、1つ又は複数の有機化合物を含むことができる。例えば、活性層は、1つ、2つ、3つ又はそれ以上の有機化合物を含むことができる。したがって、有機活性層は、1つの供与体及び1つの受容体を含むか、又は有機活性層は、2つの供与体及び1つの受容体又はその逆を含むことができる。それに加えて又はその代わりに、活性層は、コンタミネーション又は微量物質を無視すれば、1つの受容体又は1つの供与体によって構成できる。それに加えて又はその代わりに、98重量%までの有機活性層は、コンタミネーション又は微量物を含めて1つ又はいくつかの有機化合物から構成される。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続又は不連続活性層は、層全体を通じて同じ組成及び/又は層全体を通じて同じ厚みを含むことができる。同じ組成及び/又は同じ厚みとは、組成及び/又は厚みが印刷プロセスにおいて自然の変動が原因で層全体を通じて変動する可能性があることを意味することが分かるはずである。
本発明の少なくとも1つの別の例示的な実施形態によれば、連続又は不連続活性層の組成及び/又は厚みは、太陽電池モジュールのx-z平面を横切って変動する可能性がある。したがって、アノード部分を被覆する活性層の組成は、カソード部分を被覆する活性層の組成と異なることができる。例えば、アノード部分は、供与体及び受容体を含む混合物例えばバルクヘテロ接合によって被覆でき、カソード部分は受容体だけで又は供与体だけで被覆できる。又は、アノード部分は、第1供与体及び第1受容体の第1混合物例えばバルクヘテロ接合によって被覆でき、カソード部分は、第2供与体及び第2受容体の第2混合物例えばバルクヘテロ接合によって被覆できる。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、カソード部分は、供与体及び受容体を含む混合物例えばバルクヘテロ接合によって被覆でき、アノード部分は受容体のみで又は供与体のみで被覆できる。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、それぞれの電極に含まれる改質層(電子輸送層又は正孔輸送又は正孔阻止層が考えられる)は、各電極のカソード部分を形成できる。このような実施形態の場合、改質層は、カソード部分を被覆する供与体及び受容体の混合物と電極の残り部分との間に配列できる。更に、アノード部分を被覆する受容体又は供与体は、x-z平面において改質層に対して平行に又はこれに隣接して配列できる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、活性層の様々な組成は、蒸着後に複数の第1及び/又は第2電極を被覆する連続活性層を形成するストライプとして蒸着できる。更に、活性層の様々な組成は、蒸着後に複数の第1及び/又は第2電極の中の電極を被覆する不連続活性層を形成するストライプとして蒸着できる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、ストライプは、蒸着後に連続又は不連続活性層を形成できる。言い換えると、連続又は不連続活性層は、活性層の蒸着ステップ時に又はその前に活性層と呼ぶことができる。更に、連続活性層を形成する際、活性層の蒸着時に又はその後に連続性を得ることができる。本発明の少なくとも1つの実施形態に例によれば、活性層の様々な組成は、積層のステップ後に一緒に複数の第1及び/又は第2電極を被覆する連続又は不連続活性層を形成するストライプとして蒸着できる。本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、例えば供与体及び受容体の混合物を持つ第1タイプのストライプは、複数の第1電極及び/又は複数の第2電極のカソード部分の上に蒸着される。カソード部分が改質層(電子輸送層又は正孔輸送層又は正孔阻止層とすることができる)で被覆される実施形態において、第1タイプのストライプは、改質層上に蒸着される。更に、例えば受容体又は供与体を持つ第2タイプのストライプは、前記複数の第1電極及び/又は前記複数の第2電極のアノード部分の上に蒸着される。このように、活性層の第1及び第2タイプのストライプの蒸着は、前記複数の第1電極及び/又は前記複数の第2電極の中の電極のカソード部品及びアノード部品の上に実施できる。したがって、第1及び第2タイプの活性層のストライプは、複数の第1及び/又は第2電極を被覆する連続又は不連続活性層を形成する。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、前記第1又は前記第2連続又は不連続活性層は、1つの半導体有機化合物及び無機化合物を含む混成活性層とすることができる。無機化合物は、例えば灰チタン石とすることができる。それに加えて又はその代わりに、無機化合物は、例えばPbS、CdSe又は例えば酸化亜鉛又は酸化チタンなどの金属酸化物のナノ粒子、ナノロッド又は量子ドットとすることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2連続又は不連続活性層の両方は、有機活性層とすることができる。この実施形態において、第1及び第2連続又は不連続活性層は、同じとするか又は相互に異なることができる。例えば、第1連続又は不連続活性層は、供与体及び受容体の両方を含むことができ、第2活性層は受容体のみを含むことができる。更に、第1活性層は、第2活性層と比べて同じ又は異なる供与体及び/又は受容体を含むことができる。それに加えて又はその代わりに、供与体と受容体の比率は、第1と第2活性層において同じであるか又は異なることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、連続又は不連続活性層又は第1及び第2連続又は不連続活性層の蒸着は、多様な蒸着法によって実施できる。例えば、蒸発、吹付けコーティング、印刷またはコーティングによって蒸着できる。印刷は、例えば、スクリーン印刷、グラビア印刷又はフレキソ印刷とすることができる。コーティングは、例えば、スロットダイコーティング又はドクターブレードコーティングとすることができる。第1及び第2連続又は不連続活性層は、同じ技法によって又は異なる技法を使用して蒸着できる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、活性層は、溶剤又は溶剤の混合物から蒸着できる。溶剤は、キシレン、オルトキシレン、トルエン、テトラリン、クロロフォルム、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、オルトジクロロベンゼン、アニスアルデヒド異性体から選ぶことができるが、これに限定されない。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2基板部は、複数の第1及び第2電極を提供するステップ及び連続又は不連続活性層又は第1及び第2連続又は不連続活性層を蒸着するステップを通じて1つの基板材として提供することができる。この方法は、更に、第1及び反対側の第2基板部が形成されるように前記1つの基板材を折り曲げるステップ又は積層ステップの前に前記1つの基板材を第1及び第2基板部に切断するステップを含むことができる。本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2基板部は、方法の全てのステップを通じて分離できる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、積層のステップは、1つ又は数個の積層ロールを用いるロールツーロールプロセスで実施される。積層ローラーは、熱と圧力の両方を加えることができる。積層は、第1及び第2基板部がニップを通過するとき熱及び圧力が加えられるように、例えば、2つの加熱積層ローラーの間のニップによって実施できる。少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、積層は、数個のニップを介して実施でき、各ニップは、加熱積層ローラーの間にある。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、方法は、更に、
−前記複数の第1電極の各々及び/又は前記複数の第2電極の各々に前記複数の第1電極及び/又は前記複数の第2電極の各々を部分的に被覆する改質層を提供することによって、前記複数の第1電極の各々及び前記複数の第2電極の各々にアノード部分及びカソード部分を提供するステップ、
を含む。改質層は、活性層の蒸着前に蒸着される。これによって、全ての個別の太陽電池がW型直列接続で直列に接続される太陽電池モジュールが与えられる。積層前に第1及び第2基板部を整列するとき、2つの対向するアノード部分が相互に被覆しないことが好ましい。即ち、2つのアノード部分が相互に対面しないことが好ましい。言い換えると、複数の第1電極の1つのアノード部分は、x方向において複数の第2電極の1つのカソード部分によって被覆される。又はその逆である。言い換えると、複数の第1電極の1つのアノード部分は、複数の第2電極の1つのカソード部分に対面する。言い換えると、複数の第1電極の1つのアノード部分は、x-z方向に延びる平面において、複数の第2電極の1つのカソード部分によって被覆される。又はその逆である。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、改質層は、電子輸送層又は正孔輸送層が考えられる。例えば、電極材料が導電性重合体例えばPEDOT:PSSである場合、複数の第1及び第2電極の各々は、複数の第1及び第2電極の各々を部分的に被覆する電子輸送層を蒸着することによって、アノード部分及びカソード部分によって提供することができる。電子輸送層は、カソード部分である複数の第1及び/又は第2電極の各々の部分を被覆して、電極に正孔阻止特性を提供する。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、電子輸送層は、金属酸化物、窒素含有化合物、リン含有化合物、硫黄含有化合物及びこれらの組合せを含むことができる。金属化合物は、例えば、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタン(TiO)又は酸化クロム(CrO)とすることができる。窒素含有化合物は、例えば、アミン又はイミン含有化合物例えばポリエチレンイミン(PEI)、エトキシ化ポリエチレンイミン(PEIE)又はヒスチジンとすることができる。電子輸送層は、例えば、PEI及び金属酸化物の混合物を含むことができる。それに加えて又はその代わりに、電子輸送層は、2つ又はそれ以上の副層を含むことができる。例えば、電子輸送層は、アミン又はイミン含有化合物を含む第1副層及び金属酸化物を含む第2副層を含むことができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、正孔輸送層は、導電性重合体、金属酸化物又はこれらの組合せを含むことができる。導電性重合体は、例えば、PEDOT:PSSとすることができる。金属酸化物は、例えば、酸化タングステン(WO3)、酸化モリブデン(MOx)又は酸化バナジウム(V25)とすることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1及び第2電極の各々は、複数の第1及び第2電極の各々を部分的に被覆する正孔輸送層を蒸着することによってアノード部分によって、及び複数の第1及び第2電極の各々を部分的に被覆する電子輸送層を蒸着することによってカソード部分によって、与えられる。例えば、電極材料が金属、又は金属酸化物又はその組合せである場合、複数の第1及び第2電極の各々は、複数の第1及び第2電極の各々の1つの部分の上に正孔輸送層を及び複数の第1及び第2電極の各々の別の部分の上に電子輸送層を蒸着することによってアノード部分及びカソード部分によって与えられる。電子輸送層及び正孔輸送層は、同時に又は順次蒸着できる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、熱及び圧力による積層のステップは、50〜300℃の範囲内又は好ましくは50〜200℃の範囲内又はより好ましくは100〜140℃の範囲内の温度で実施される。それに加えて又はその代わりに、熱及び圧力による積層のステップは、少なくとも50℃又は少なくとも100℃又は少なくとも130℃又は少なくとも150℃又は少なくとも200℃の温度で実施される。それに加えて又はその代わりに、熱及び圧力による積層のステップは、300℃未満又は250℃未満又は200℃未満又は150℃未満の温度で実施される。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、熱及び圧力による積層のステップは、1〜50バールの範囲内又はより好ましくは3〜10バールの範囲内の圧力で実施される。それに加えて又はその代わりに、圧力は、1バール超え又は2バール超え又は3バール超え又は5バール超えである。それに加えて又はその代わりに、圧力は、50バール未満又は30バール未満又は20バール未満又は15バール未満又は10バール未満である。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、活性層又は第1及び第2活性層を蒸着するステップは、ロールツーロールコーティングによって実施される。ロールツーロールコーティングは、多様な技法で例えばスロットダイコーティング、ドクターブレードコーティング、グラビアコーティング、逆グラビアコーティング又は回転スクリーン印刷(但しこれらに限定されない)で実施できる。
本発明の第4形態によれば、電気的に直列接続された太陽電池を備える太陽電池モジュールが提供される。太陽電池モジュールは、
−相互に空間的に分離された複数の第1電極を備える第1可撓性基板部であって、前記分離が前記第1電極の間に複数のギャップを形成し、前記第1可撓性基板部がロールツーロール蒸着に適する、第1可撓性基板部と、
−相互に空間的に分離された複数の第2電極を備える第2可撓性基板部であって、前記分離が前記第2電極の間に複数のギャップを形成し、前記第2可撓性基板部がロールツーロール蒸着に適する、第2可撓性基板部と、
−前記複数の第1電極を被覆する第1連続又は不連続活性層であって、前記第1活性層が前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気接触している、第1活性層と、
−前記複数の第2電極を被覆する第2連続又不連続活性層であって、前記第2活性層が前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気接触している、第2活性層と、
を備え、
前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層の少なくとも一方が有機活性層であり、
前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層が加熱積層されて物理的接触し、
前記複数の第1電極が、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が、前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって完全に被覆されるように、前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される。
本発明の第4形態の効果及び特徴は、本発明の第1、第2及び第3形態に関連して上で説明した効果及び特徴とほぼ類似する。本発明の第1、第2及び第3形態に関連して記載した実施形態は、本発明の第4形態とほとんど両立する。更に、第4形態に関連して下で述べる実施形態は、第1、第2又は第3形態とほぼ両立する。
「加熱積層」は、太陽電池モジュールの製造時に第1及び第2活性層が相互に物理的に接触させられて、熱及び圧力を使用する積層によって相互に付着されることを意味することが分かるはずである。したがって、積層は、高温で実施される。
加熱積層以外の他のプロセス例えば順次コーティング又は印刷と比べて見ると、例えば上層基板を太陽電池スタックに付着するために接着層が必要とされる。本発明の第4形態に従った太陽電池モジュールは、第1及び第2連続又は不連続活性層の加熱積層によって製造されたので、このような接着層は必要ない。より詳しく言うと、太陽電池モジュールは、前記複数の第1電極及び前記第1連続又は不連続活性層を持つ第1基板を前記複数の第2電極及び前記第2連続又は不連続活性層を持つ第2基板を対面させることによって製造されているので、第1及び第2連続又は不連続活性層によって相互に付着されている。したがって、本発明の第4形態に従った太陽電池モジュールの場合、どの層の間にも別個の接着層は存在しない。更に、順次コーティング又は印刷によって製造された太陽電池モジュールと比べて見ると、層の剥離が電池の破損を生じる可能性があり、破損は、典型的に活性層と電極との間に生じる。これに対して本発明の第4形態の太陽電池モジュールの場合、前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層は加熱積層されて物理的に接触され、電池の破損は、典型的に前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層の間に生じる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2連続又は不連続活性層は、50〜300℃の範囲内又は好ましくは50〜200℃の範囲内又は100〜140℃の範囲内の温度で加熱積層されて物理的に接触される。それに加えて又はその代わりに、熱及び圧力による積層のステップは、少なくとも50℃又は少なくとも100℃又は少なくとも130℃又は少なくとも150℃又は少なくとも200℃の温度で実施される。それに加えて又はその代わりに、熱及び圧力による積層のステップは、300℃未満又は250℃未満又は200℃未満又は150℃未満の温度で実施される。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、同じ連続基板上で順次1つ又は数個の太陽電池モジュールが印刷される。連続基板は、1つ又は数個の基板部を備えることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2活性層の両方は、少なくとも導電性有機化合物を含む有機活性層であり、
半導体有機化合物は前記第1活性層及び前記第2活性層において同じであるか、又は
半導体有機化合物は前記第1活性層及び前記第2活性層において異なる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、有機活性層は、1つ又は数個の有機化合物を含むことができる。例えば、活性層は、1つ、2つ、3つ又はそれ以上の有機化合物を含むことができる。したがって、有機活性層は、1つの供与体及び1つの受容体を含むか、又は有機活性層は2つの供与体及び1つの受容体を含むことができる。又は逆が可能である。それに加えて又はその代わりに、活性層は、物質の汚染又はトレースを無視すれば1つの受容体又は1つの供与体から構成できる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1電極及び複数の第2電極は半透明電極である。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1電極及び複数の第2電極の両方は、半透明である。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、前記半透明電極は、金属酸化物、導電性有機化合物又はその組合せを含む。導電性有機化合物は、例えば、導電性有機小分子又は導電性重合体である。例えば、導電性重合体は、例えばPEDOT:PSS又はその変種例えばPEDOT:PSS PH1000とすることができる。金属酸化物は、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)又はアルミニウム亜鉛酸化物(AZO)とすることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1電極又は複数の第2電極は、金属電極である。したがって、複数の第1電極あるいは複数の電極は不透明とすることができる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、金属は、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、銅(Cu)、金(Au)及び銀(Ag)の中から選択できるが、これらに限定されない。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び/又は第2基板部は、厚み1〜1000μm又はより好ましくは30〜150μmの部分的に又は完全に透明の重合体フィルムを備える。1〜1000μmの範囲の厚みを持つ重合体フィルムを持つことによって、太陽電池モジュールに所望の剛性を提供する。もっと厚い基板は、より剛性の太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び/又は第2基板部は、UV阻止層を含むことができる。それに加えて又はその代わりに、第1及び/又は第2基板部は、酸素及び/又は水蒸気バリアを含むことができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の第1電極及び/又は前記複数の第2電極は、部分的に改質層によって被覆される。改質層は、例えば電子輸送層又は正孔輸送層とすることができる。改質層は、複数の第1電極の各々及び/又は複数の第2電極の各々をアノード部分とカソード部分に分割する。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、複数の前記第1電極及び/又は複数の第2電極は、電子輸送層及び正孔輸送層の両方によって被覆できる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、改質層は、1〜200nmの範囲内又は3〜100nmの範囲内又は5〜50nmの範囲内の厚みを持つ。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、改質層は、1つ又は数個の副層を備えることができる。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、太陽電池モジュールは活性面積を含み、前記活性面積は、前記第1基板部及び/又は前記第2基板部の表面積の少なくとも20%又は少なくとも40%又は少なくとも60%又は少なくとも80%又は少なくとも90%又は少なくとも95%を被覆する。活性面積は、太陽電池モジュールにおいて直列に接続される太陽電池の各々の活性面積を結合したものである。
第1電極のアノード部分とこれに対向する第2電極のカソード部分即ちy方向に前記アノード部分を被覆するカソード部分の各対は、アノード部分とカソード部分との間に配列された第1及び第2連続又は不連続活性層と一緒に、1つの太陽電池を形成する。同様に、第1電極のカソード部分とこれに対向する第2電極のアノード部分即ちy方向に前記カソード部分を被覆するアノード部分の各対は、カソード部分とアノード部分との間に配列された第1及び第2連続又は不連続層と一緒に、1つの太陽電池を形成する。これらの太陽電池の活性面積は、太陽電池の幅即ちカソード部分によって被覆されたアノード部分の幅に前記カソード部分によって被覆された前記アノード部分の長さを掛けたものである。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極の厚みは、20〜2000nmの範囲、より好ましくは50〜300nmの範囲である。それに加えて又はその代わりに、複数の第1及び第2電極の厚みは、少なくとも20nm又は少なくとも30nm又は少なくとも50nm又は少なくとも75nm又は少なくとも100nm又は少なくとも300nmである。その代わりに又はそれに加えて、複数の第1及び第2電極の厚みは、2000nm未満又は100nm未満又は750nm未満又は500nm未満又は300nm未満又は200nm未満である。複数の第1及び第2電極の厚みは、抵抗が透明度と平衡して、使用用途に応じて太陽電池モジュールの性能と美感との最適の組合せが得られるように選択される。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2連続又は不連続活性層の結合厚みは,30〜1000nmの範囲又はより好ましくは80〜350nmの範囲である。言い換えると、第1連続又は不連続活性層の厚みプラス第2連続又は連続層の厚みは、30〜1000nm又はより好ましくは80〜350nmの範囲である。それに加えて又はその代わりに、第1及び第2連続又は不連続活性層の結合厚みは、少なくとも30nm又は少なくとも50nm又は少なくとも80nm又は少なくとも90nm又は少なくとも100nm又は少なくとも150nmである。それに加えて又はその代わりに、第1及び第2連続又は不連続活性層の結合厚みは,1000nm未満又は800nm未満又は500nm未満又は350nm未満又は250nm未満又は200nm未満である。第1及び第2連続又は不連続活性層の厚みは、光吸収を最大にしながら電極への電荷輸送を可能にするように選択される。上記の厚みは、乾燥後の第1及び第2連続又は不連続活性層の結合厚みである。
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2活性層の厚みは、同じ厚みとすることができる。言い換えれば、第1活性層の厚みは、結合厚みの半分であり、第2活性層の厚みは結合厚みの半分を構成する。本発明の少なくとも別の実施形態によれば、第1及び第2活性層の厚みは相互に異なる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、太陽電池モジュールは、PV電池モジュール又は光起電装置と呼ぶことができる。太陽電池モジュールは、集光性モジュールと呼ぶことができる。なぜなら、太陽エネルギー並びに低光源又は屋内光などの他の光源を使用して電気を生成できるからである。
上記の目的及び本発明の付加的な目的、特徴及び利点は、添付図面を参照して本発明の実施形態の下記の例示的かつ非限定的詳細な説明を参照すれば、より良く理解できる。
本発明の少なくとも1つの実施形態に従った太陽電池モジュールの概略的断面図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従った図1の太陽電池モジュールの概略的断面図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従った太陽電池モジュールの概略的断面図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従った太陽電池モジュールの概略的断面図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従った太陽電池モジュールの概略的断面図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従った太陽電池モジュールを積層化する方法の概略図である。 本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態に従ったロールツーロール積層の概略図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従った太陽電池モジュールの概略的断面図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従った太陽電池モジュールの一部の概略的断面図である。
この詳細な説明において、本発明の実施形態について、添付図面を参照して論じる。これは、決して本発明の範囲を限定するものではなく、本発明は、他の状況において例えば太陽電池モジュール又は添付図面に示す実施形態とは異なるタイプ又は変形の太陽電池モジュールを積層化する他のタイプ又は変形の方法にも応用可能である。更に、本発明の1つの実施形態に関連して具体的特徴を述べることは、この構成要素を本発明の他の実施形態と一緒に有利に使用できないことを意味するものではない。
図1及び図2は、太陽電池モジュール1の概略図を示す。図1は、太陽電池モジュールの断面上面図を示す。図2は、同じ太陽電池モジュール1の断面図であり、図1の点線a−aに沿って見たものである。図1の断面図は、図2の点線b−bに沿って見たものである。したがって、図1の断面図は、図2の断面図の下半分に相当する。図1及び図2は、x-、y-及びz-方向を示す座標系を含む。座標系は、太陽電池モジュール1及び太陽電池モジュールの様々な構成要素の方向又は長さ方向を説明し視覚化するために使用される。以下の説明は、「上」、「底」、「外側」などの用語を使用する。これらの用語は、概ね、図に示す視点及び向きを表す。これらの用語は、読み手のために使用するものであって、限定的ではない。図1及び図2の太陽電池モジュールは、W形直列接続太陽電池モジュールである。
図1及び図2に示すように、太陽電池モジュール1は、上に複数の第1電極12が配列される第1可撓性基板部10、並びに第1連続活性層14(図1には図示せず)を備える。第1基板部10は、透明または半透明とすることができる。第1基板部10並びに複数の第1電極12は、ロールツーロール方法例えばロールツーロール印刷、ロールツーロールコーティング及びロールツーロール積層に適する。
複数の第1電極12は、第1改質層13を含む。第1改質層13は、複数の第1電極の各々をアノード部分12aとカソード部分12bに分割するように配列される。改質層13は、電極12の一部分を被覆して、後に複数の電極の各々のカソード部分12bを構成する複数の第1電極12の各々の部分に電子抽出特性を提供することができる。この場合、第1改質層13は、電極のこの部分12bに正孔阻止特性並びに電子抽出特性を提供する電子輸送層である。図1の太陽電池モジュール1の断面図は、更に、任意にそれぞれの第1及び第2バスバー17a、17b又は接点を含む第1及び第2接触電極16a、16bを備える。
複数の第1電極12は、第1基板部10の上に実質的に平行のストライプとして与えられる。複数の第1電極12は、基板に沿ってz方向に延びる。言い換えると、ストライプの最長長さ方向は、この場合z方向で在る。図1に示すように、第1基板部10及び複数の第1電極の最長長さ方向は、この場合同じ方向である。複数の第1電極12は、x方向において相互に空間的に分離するように配列され、この分離は、前記第1電極12の間に複数のギャップ15を形成する。別の実施形態において、ストライプの最長長さ方向は、基板の最長長さ方向に対して横切る又は直交する方向とすることができる。より詳しく言うと、基板の最長長さ方向がz方向にあるとき、複数の第1電極12の最長長さ方向は、x方向又はxとzとの間の任意の方向とすることができる。
第1及び第2接触電極16a、16bは、この場合第1基板部10の上に配列される。第1接触電極16aは、第1基板部10の第1側面10’に配列され、第2接触電極16bは、第1基板部10の第2側面10”に配列される。複数の第1電極12は、x方向に見て、空間的に第1接触電極16aと第2接触電極16bとの間に配列される。したがって、第1接触電極16a及び第2接触電極16bは、外側電極である。この場合、第1及び第2接触電極16a、16bは複数の第1電極12の一部ではないことが分かるはずである。言い換えると、複数の第1電極12は、第1接触電極16aと第2接触電極16bとの間の電極である。複数の第1電極12と同じ目的を果たす他に、第1接触電極16a及び第2接触電極16bは、太陽電池モジュール1の使用時に電気を収集するために太陽電池モジュールをユニット(図示せず)に接続するために使用される。接続は、第1バスバー17a及び第2バスバー17bを介して実施される。第1接触電極16aは、更に、改質層13を備える。図2において、第1接触電極16aの左部分及び第2接触電極16bの右部分即ち第1活性層14によって被覆されない接触電極の部分は、電気を収集するために太陽電池モジュールを接続するために使用される。第1接触電極16aの右部分は、複数の第1電極12の1つのカソード部分と同じ目的を果たす。第2接触電極16bの左部分は、複数の第1電極の1つのアノード部分と同じ目的を果たす。
図2に示すように、太陽電池モジュール1は、更に、特に明示しない限り、第1基板に関連して説明したのと同じ構成を有する第2可撓性基板部20を備える。言い換えると、複数の第2電極22及び第2連続活性層24を備える。更に、複数の第2電極22は、第2改質層23を備える。第2改質層23は、複数の第1電極の各々をアノード部分22aとカソード部分22bに分割するように配列される。この場合、第2改質層23は、電極のこの部分22bに正孔阻止特性並びに電子抽出特性を提供する電子輸送層である。図2において、第2基板20の上に接触電極はない。
複数の第2電極22は、第2基板部20の上にストライプとして与えられ、x方向において相互に空間的に分離されるように配列される。この分離は、前記第2電極22の間に複数のギャップ25を形成する。
複数の第2電極22は、複数の第1電極12に対して平行にかつこれに対面して配列される。更に、複数の第2電極22は、複数の第1電極12の間の複数のギャップ15の各々が複数の第2電極22のそれぞれ1つによって完全に被覆されるように、y方向において複数の第1電極12に対してx方向にオフセットして配置される。電極のセットの中の1つの電極は、他のセットの中の2つを超える電極を被覆しない。したがって、負のy方向に見ると、複数の第1電極12は、複数の第2電極22の間のギャップ25を通して部分的に見える。更に、第1改質層13によって被覆された複数の第1電極12の各々の部分は、第2改質層23によって被覆されない複数の第2電極22の各々の部分によって被覆される。したがって、複数の第2電極22の各々のカソード部分22bは、複数の第1電極12の各々のアノード部分12aに対向してかつこれに対面するように、配列される。同様に、複数の第2電極22の各々のアノード部分22aは、複数の第1電極12の各々のカソード部分12bに対向してかつこれに対面するように配列される。
第1連続活性層14は、複数の第1電極12を被覆するように配列され、第2連続活性層24は、複数の第2電極22を被覆するように配列される。更に、第1及び第2連続活性層14、24は、第1基板部10と第2基板部24との間に挟まれる。第1活性層10及び第2活性層24の両方は、複数の第1電極12及び複数の第2電極22の両方と電気的に接触しているように配列される。更に、第1及び第2活性層14、24は、相互に物理的に接触している。活性層は、熱及び/又は圧力を使用してロールツーロール積層によって物理的に接触させることができる。第1連続活性層14及び/又は第2連続活性層24は、有機活性層である。第1連続活性層14あるいは第2連続活性層24が有機活性層ではない場合、例えば、有機材料及び/又は無機材料の両方を含む混成活性層とすることができる。別の実施形態において、電極のセットの一方のみに1つの活性層がある。このような実施形態において、活性層は、熱及び/又は圧力を使用してロールツーロール積層によって他方の電極のセットと物理的に接触させることができる。
第1電極12の1つのアノード部分12aとこれに対向する第2電極22のカソード部分22b又は第1電極12のカソード部分12bとこれに対向する第2電極22のアノード部分22aの各対は、その間の第1連続活性層14及び第2連続活性層24と一緒に、1つの太陽電池を形成する。図2において、w1及びw2は、これらの太陽電池30及び31のうちの2つを視覚化するために加えた。これらの太陽電池は、これらの電池が共有している複数の第1電極12の1つを介して直列に接続される。したがって、太陽電池30の活性面積は、ほぼz方向の電極の長さに幅w1を掛けたものである。同様に、太陽電池31の活性面積は、z方向の電極の長さに点線の間の幅w2を掛けたものである。
図2において、太陽電池30のアノード部分を被覆する活性層14aは、供与体及び第1受容体を含むバルクヘテロ接合であり、太陽電池31のカソード部分を被覆する活性層14bは、第2受容体のみを含む。したがって、連続活性層14は、供与体、第1及び第2受容体を含む。それに加えて又はその代わりに、y方向において14a及び14bを被覆する第2活性層24の部分は、14a又は14bと同じ組成を持つか又は持たなくてもよい。
様々な層例えば第1活性層14及び第2活性層24又は複数の第1電極12又は第2電極22の厚みは、縮尺通りには描かれていない。
図3a及び図3bは、太陽電池モジュール301の断面図である。図3aにおいて、太陽電池モジュールはx-z平面に示され、図3bは、太陽電池モジュールのx-y平面の一部を示す。言い換えると、図3aは、図3bの線b−bに沿って見た断面を示し、図3bは、図3aの線a−aに沿って見た断面を示す。太陽電池モジュール301の構成は、以下に述べることを除いて、図1及び図2の太陽電池モジュール1に関連して述べたものと同じである(構成要素には図1及び図2と同じ参照番号が付けられるが、図3において300が加えられる)。
図3において、複数の第1電極312の最長長さ方向は、第1基板部310の最長長さ方向に対して平行ではない。複数の第1電極の最長長さ方向はz方向に対して平行である。したがって、複数の第1電極312の最長方向は、基板部310の最長方向に対して直角を成す又は直交する。更に、第1及び第2接触電極316a、316bの最長方向並びに第1及び第2バスバー317a、317bの最長方向は、複数の第1電極312の最長長さ方向に対して平行である。図3は、更に、複数の第1電極312の各々のx方向の幅並びに複数の第1電極312の各々に含まれる改質層313のx方向の幅が、相互に異なることを示す。又、電極312の間のギャップ315の各々のz方向の幅は異なる。
図4は、太陽電池モジュール401の断面図であり、太陽電池モジュールはx-z平面において示される。太陽電池モジュール401の構成は、以下に述べることを除いて、図1及び図2の太陽電池モジュールに関連して説明したのと同じである(構成要素には図1と同じ参照番号が付けられるが、図4においては400が加えられる)。複数の第1電極412は、第1基板部410及び複数の第1電極412のみを示す。複数の第1電極412は、僅かに湾曲し、複数の第1電極412の各々の幅は、各電極のz方向に沿って異なる。電極の曲率は、x方向が電極の全ての点において電極の長さ方向に対して直交する又は直角を成すように、電極の長さ方向に沿ってx方向を変化させる。したがって、基板部の最長長さ方向は、常にz方向ではない可能性がある。複数の第1電極412のストライプは、電極が多少湾曲していても、平行である。太陽電池モジュールの効率は、最も薄い(x方向において)電極である電極の幅によって決まることが分かるはずである。
図5は、電気的に直列に接続された複数の太陽電池を備える積層太陽電池モジュールを製造する方法501を示す概略図である。方法の第1ステップ502において、ロールツーロール蒸着に適する第1及び第2基板部が与えられる。次のステップ504において、第1基板部の上の複数の第1電極及び第2基板部の上の複数の第2電極が、与えられる。複数の第1及び第2電極は、複数のギャップが形成されるように空間的に分離された平行ストライプとして与えられる。複数の第1及び第2電極は、改質層を提供することによってアノード部分とカソード部分に分割できる。改質層は、正孔輸送層又は電子輸送層とすることができる。次のステップ506において、第1連続活性層が第1電極の上に蒸着され、第2連続活性層が第2電極の上に蒸着される。第1及び/又は第2連続活性層は、有機活性層である。第1及び第2基板部は、その後のステップ508において、ロールツーロールプロセスで熱及び圧力によって一緒に積層化される。この積層によって、第1活性層と第2活性層は、相互に物理的に接触させられ、第1及び第2活性層は複数の第1電極及び複数の第2電極と電気接触させられる。積層前に、複数の第1電極12は、第2電極22と整列されなければならない。整列は、例えば、図2に示すように実施できる。
下記の実施例は、図1及び図2の太陽電池モジュールを積層化する方法を説明する。
幅300mm及び厚み125μmのポリエチレンテレフタル酸塩(PET)ホイル(Dupunt Melinex)が第1及び第2基板部10、20として与えられる。したがって、第1及び第2基板部10、20は、同じ基板材に属する。
複数の第1及び第2電極12、22並びに第1及び第2接触電極16a、16bを提供するために、6体積%のエチレングリコール及び0.5体積%笠石FS-30を含むPEDOT:PSS PH1000(Heraeus)を、基板材の240mm幅の部分の上に1mm幅のギャップ15を持つ9mm幅のストライプ状にスロットダイコーティングした。複数の第1及び第2電極12、22の各々の厚みは、約200nmである。複数の電極の長さは1000mmである。その後、厚み約5〜10nmのポリエチレンイミン(PEI)層が、複数の第1及び第2電極12、22の各々のアノード部分12a、22a及びカソード部分12b、22bを形成するために、複数の第1及び第2電極12、22の各々の幅の半分を被覆する分離5mmの5mm幅のストライプ状にイソプロパノールからコーティングされる。その後、第1及び第2連続活性層14、24が、それぞれの複数の第1及び第2電極12、22の上に与えられる。第1及び第2活性層は、厚み約100nmとすることができ、複数の第1及び第2電極12、22の全て並びにギャップ15、25を被覆するように、基板材の幅全体を一緒に被覆するようにコーティングされる。連続活性層は、キノキサリン系重合体及びフラーレン派生物を1:2の比率(重量)で含む。
積層のステップの前に、基板材は、2つのピースに切断されて、第1及び第2基板部10、20を相互に分離する。集電第1及び第2バスバー17a、17bを形成するために、接触電極の上に、導電性シルバーインク又はカーボンインクが付着される。カーボンペーストの上に、錫メッキ銅テープを貼って、導電性を増大できる。第1及び第2基板部10、20は、複数の第1電極12が複数の第2電極22に対してオフセットして配置されて、複数の第2電極22の各々のカソード部分22bが複数の第1電極12の各々のアノード部分12aに対向してかつこれに対面し、かつ複数の第2電極22の各々のアノード部分22aが、複数の第1電極の各々のカソード部分12bに対面して配列されるように、整列される。第1及び第2基板部10、20は、ローラー温度120℃及び圧力約6MPaでロールラミネータ(GSS DH-650 Graphical Solutions Scandinavia AB)を使用して、コーティング面を相互に対面させて一緒に積層化される。積層太陽電池モジュールは、任意に、両側をUV接着剤でコーティングでき、任意に、酸素/水蒸気バリアホイルが、太陽電池モジュールの片側又は両側に積層化され、その後太陽電池モジュールをUVランプで硬化できる。
図6は、ロールツーロール積層プロセスの概略図である。それぞれの複数の第1及び第2電極並びにそれぞれの第1及び第2連続活性層を含む第1及び第2基板部610、620は、第1及び第2ロール602a、602bに巻き上げられる。第1及び第2基板部は、複数の第1電極が複数の第2電極とオフセットして配置されて、複数の第2電極の各々のカソード部分が複数の第1電極の各々のアノード部分に対向して配列され、複数の第2電極の各々のアノード部分が複数の第1電極の各々のカソード部分に対面するように、整列される。その後、第1及び第2基板部は、第1及び第2ラミネータロール604a、604bを備えるロールラミネータにおいて一緒に積層化されて太陽電池モジュール601になる。積層は、熱及び圧力によって与えられる。積層は、第1及び第2連続活性層を相互に物理的に接触させる。太陽電池モジュール601は、太陽電池モジュール601の使用前の貯蔵及び/又は輸送のためにロール606に巻き上げられる。
図7aは、太陽電池モジュール701のx-y平面の一部の断面図である。太陽電池モジュール701の構成は、下で明示することを除いて、図1及び図2の太陽電池モジュール1に関連して述べるものと同じである(構成要素には図1及び図2と同じ参照番号が付けられるが、図7aにおいては700が加えられる)。
図1及び図2の太陽電池モジュール1と同様に、太陽電池モジュール701は、第1可撓性基板部710を備え、その上に、複数の第1電極712がそれぞれ第1及び第2接触電極716a、716b及び第1及び第2バスバー717a、717bと一緒に配列される。太陽電池モジュール701は、更に、第2可撓性基板部720を備え、その上に、複数の第2電極722が配列される。明確化のために、複数の第1電極712を持つ第1基板部710は、複数の第2電極722を持つ第2基板部720に対してy方向に空間的に離間するものとして図に示す。但し、熱及び圧力による積層ステップにおいて、それぞれの構成要素を持つ第1及び第2基板部710、720は合わせられる。
複数の第1電極712及び複数の第2電極722は、それぞれの改質層、即ち複数の第1電極712のための第1改質層713及び複数の第2電極722のための第2改質層723を備える。第1及び第2改質層713、723は、複数の第1及び第2電極712、722の各電極をそれぞれのアノード部分712a、722a及びそれぞれのカソード部分712b、722b(図7aにはその一部を示す)に分割するように配列される。言い換えると、改質層713、723は、各電極のそれぞれの部分(即ち、それぞれのカソード部分712b、722b)を被覆して、電極のこの部分のために正孔阻止特性並びに電子抽出特性を提供する電子輸送層として電子抽出特性及び機能を提供する。
図7aにおいて、活性層714、724の組成及び厚みは、太陽電池モジュール701のx-z平面を横切って変化する。より詳細に言えば、アノード部分712aを被覆する第1活性層714(即ち、複数の第1電極712を被覆する活性層)の組成は、カソード部分712bを被覆する(又は複数の第1電極712の電極の中に含まれる第1改質層713を被覆する)活性層714の組成と異なる。同様に、アノード部分722aを被覆する第2活性層724(即ち、複数の第2電極722を被覆する活性層)の組成は、カソード部分722bを被覆する(又は複数の第2電極722の電極の中に含まれる第2改質層723を被覆する)活性層724の組成と異なる。図7aに示す実施形態において、カソード部分712b、722bは、供与体及び受容体を含む混合物例えばバルクヘテロ接合によって被覆されるのに対して、アノード部分712a、722aは、供与体によってのみ被覆される。
図7aに示すように、複数の第1電極712は、x方向に相互に空間的に分離されるように配列される。この分離は、第1電極712の間に複数のギャップ715即ち第1ギャップ715を形成する。同様に、複数の第2電極722は、x方向に相互に空間的に分離されるように配列され、この分離は、第2電極722の間に複数のギャップ725即ち第2ギャップ725を形成する。更に、複数の第2電極722は、複数の第1電極712に対して平行に(y方向に)かつ第1電極に対面して配列され、かつ複数の第2電極722は、複数の第1電極712の間の複数のギャップ715の各々がy方向に沿って見て複数の第2電極722のそれぞれ1つによって完全に被覆されるように、複数の第1電極712に対してx方向にオフセットして配置される。同様に図7aから分かるように、前記ギャップ715、725の各々は、改質層713、723の1つの一部分で少なくとも部分的に充填される。言い換えると、それぞれの第1及び第1改質層713、723の一部分は、ギャップ715、725の内部に配列される。改質層713、723の別の部分は、例えば、y-x平面においてL字形の断面を持つことができる。更に、アノード部分712a、722aを被覆する第1及び第2活性層714、724の組成(即ち図7aにおいて、供与体のみの組成)は、ギャップ715、725の内部に配列できる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1及び第2改質層712、713の少なくとも1つは、複数の第1電極712の間のギャップ715の内部に配列されかつ/又は複数の第2電極722の間のギャップ725の内部に配列される部分を備える。
図2の太陽電池モジュール1と同様、第1電極712の1つのアノード部分712aとこれに対向する第2電極722のカソード部分722b又は第1電極712のカソード部分712bとこれに対向する第2電極722のアノード部分722aの各対は、その間の第1活性層714及び第2活性層724と一緒に、1つの太陽電池を形成する。
図1の太陽電池モジュール701の積層時に、第1及び第2活性層714、724の様々な組成は、それぞれ、蒸着及び/又は積層後にそれぞれ複数の第1及び第2電極712、714を被覆するそれぞれの第1及び第2連続活性層714、724を形成するストライプとして蒸着できる。即ち、第1及び第2活性層714、724はストライプとして蒸着できる。例えば、第1タイプのストライプ714A、724Aは、供与体及び受容体の混合物を含み、前記複数の第1電極712及び/又は前記複数の第2電極722のそれぞれのカソード部分712b、722bの上に蒸着できる。更に、供与体のみを含む第2タイプのストライプ714B、724Bは、複数の第1電極712及び/又は複数の第2電極722のアノード部分712a、722aの上に蒸着できる。したがって、第1及び第2タイプのストライプ714A、724A、714B、724Bの蒸着は、前記複数の第1電極712及び/又は前記複数の第2電極722の電極のカソード部分712b、722b及びアノード部分712a、722aについて実施できる。これによって、第1活性層714の第1及び第2タイプのストライプ714A、714Bは、相互に接触して、複数の第1電極712を被覆する第1連続活性層714を形成し、第2活性層724の第1及び第2タイプのストライプ724A、724Bは、相互に接触して、複数の第2電極722を被覆する第2連続活性層724を形成する。
図7bは、太陽電池モジュール801より具体的には第1基板部810及び複数の第1電極812(各電極は、アノード部分812a及び上述のように改質層813によって少なくとも部分的に形成されたカソード部分812bを有する)のx-y平面の一部の断面図である。太陽電池モジュール801の構成は、下で明示することを除いて、図1及び図2の太陽電池モジュール1及び図7aの太陽電池モジュール701に関連して説明するのと同じである(構成要素には図1及び図2と同じ参照番号が付けられるが、図7bにおいては800が加えられる)。したがって、第1基板部810及び複数の第1電極812のみを第1活性層814と一緒に図示するが、複数の第2電極及び第2活性層を持つ第2基板部が図7aを参照して説明するのと同様に積層ステップにおいて使用されることが分かるはずである。
図7bにおいて、活性層814、この場合には第1不連続活性層814は、層区分ギャップによって分離された各層区分814A、814B、814’A、814’Bを備える。したがって、第1不連続活性層814の各層区分814A、814B、814’A、814’Bは、少なくともx方向においてギャップ815を被覆せず、電極812のみ又は電極812の部分812a、812bのみを被覆する活性層である。z方向において、各層区分814A、814B、814'A、814'Bは、電極812全体又は電極812の前記部分812a、812bを被覆することが好ましい。言い換えると、層区分814A、814B、814'A、814'Bは、例えば0.01mm〜1mm例えば0.05mm〜0.4mmの層区分ギャップによってx方向に分離される。したがって、図7aに示すように、複数の第1電極812の中の電極812の間の複数のギャップ815は、第1不連続活性層814によって被覆されない。
同様に、図示しないが、第2活性層は、前記複数の第2電極の中の電極又は複数の第2電極の中の各電極の少なくとも一部分を被覆する第2不連続活性層とすることができ、第2不連続活性層は、第2層区分ギャップによって分離された第2層区分を備える。
少なくとも1つの別の例示的な実施形態によれば、前記複数の第1電極812の中の電極812のそれぞれのアノード部分812a又はカソード部分812bを被覆する層区分814B、814'Bは、活性層ではなく、別の非光活性層(例えば、電子正孔対/吸収フォトンが0.001未満の効率を持つ)とすることができる。
当業者は、本明細書において説明する実施形態が、本発明の範囲(請求項によって規定される)を逸脱することなく多数の修正が可能であることが分かるはずである。例えば、複数の第1及び第2電極のストライプは、例えば、図に示すのとは異なる任意の曲率を持つことができる。又、その最長長さ方向が、xとz方向との間の任意の方向であるように蒸着できる。したがって、ストライプは、基板の最長長さ方向に対して平行又は直交である必要はない。当業者は、他の導電性又は半導体材料を太陽電池モジュールの電極として又は活性層において使用できることも、分かるはずである。

Claims (14)

  1. 電気的に直列に接続された複数の太陽電池を備える太陽電池モジュールを積層化する方法であって、前記方法が、
    −ロールツーロール蒸着に適する第1及び第2可撓性基板部を提供するステップと、
    −前記第1基板部の上に複数の第1電極を、及び前記第2基板部の上に複数の第2電極を提供するステップであって、前記複数の第1及び第2電極が、複数のギャップが前記第1基板部の上で前記複数の第1電極の中の電極の間に、及び前記第2基板部の上で前記複数の第2電極の中の電極の間に形成されるように、空間的に分離されたストライプとして与えられる、提供するステップと、
    −前記複数の第1電極又は前記複数の第2電極の上に連続又は不連続活性層を蒸着するステップであって、前記連続又は不連続活性層が有機活性層である、蒸着するステップと、
    −前記活性層を前記複数の第1電極又は前記複数の第2電極の他方と物理的に接触させるようにかつ前記活性層を前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気接触させるように、前記第1基板部及び前記第2基板部を一緒にロールツーロールプロセスにおいて熱及び圧力によって積層化するステップと、
    を含み、
    前記複数の第1電極が、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が少なくとも前記第1及び第2基板部に対して直交する方向において前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって完全に被覆されるように、前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される、
    方法。
  2. 電気的に直列に接続された複数の太陽電池を備える太陽電池モジュールを積層化する方法であって、前記方法が、
    −ロールツーロール蒸着に適する第1及び第2可撓性基板部を提供するステップと、
    −前記第1基板部の上に複数の第1電極を、及び前記第2基板部の上に複数の第2電極を提供するステップであって、前記複数の第1及び第2電極が、複数のギャップが前記第1基板部の上で前記複数の第1電極の中の電極の間に、及び前記第2基板部の上で前記複数の第2電極の中の電極の間に形成されるように、空間的に分離されたストライプとして与えられる、提供するステップと、
    −前記複数の第1電極の上に第1連続又は不連続活性層が及び前記複数の第2電極の上に第2連続又は不連続活性層を蒸着するステップであって、前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層の少なくとも一方が有機活性層である、蒸着するステップと、
    −前記第1連続又は不連続活性層を前記第2連続又は不連続活性層と物理的に接触させるように、かつ前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層を前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気的に接触させるように、前記第1基板部及び前記第2基板部を一緒にロールツーロールプロセスにおいて熱及び圧力によって積層化するステップと、
    を含み、
    前記複数の第1電極が、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が少なくとも前記第1及び第2基板部に対して直交する方向において前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって完全に被覆されるように、前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される、
    方法。
  3. 前記方法が、更に、
    −前記複数の第1電極の各々の上に、及び/又は前記複数の第2電極の上に前記複数の第1電極及び/又は前記複数の第2電極の各々を部分的に被覆する改質層を提供することによって、前記複数の第1電極の各々及び前記複数の第2電極の各々にアノード部分及びカソード部分を提供するステップ、
    を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記熱及び圧力によって積層化するステップが、50〜300℃の範囲内又は好ましくは50〜200℃の範囲内又は更に好ましくは100〜140℃の範囲内の温度で実施される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記活性層又は前記第1活性層及び前記第2活性層を蒸着するステップが、ロールツーロールコーティングによって実施される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 電気的に直列に接続された太陽電池を備える太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池モジュールが、
    −相互に空間的に分離された複数の第1電池を備える第1可撓性基板部であって、前記分離が前記第1電極の間に複数のギャップを形成し、前記第1可撓性基板部がロールツーロール蒸着に適する、第1可撓性基板部と、
    −相互に空間的に分離された複数の第2電極を備える第2可撓性基板部であって、前記分離が前記第2電極の間に複数のギャップを形成し、前記第2可撓性基板部がロールツーロール蒸着に適する、第2可撓性基板部と、
    −前記複数の第1電極を被覆する第1連続又は不連続活性層であって、前記第1活性層が、前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気的に接触している、第1連続又は不連続活性層と、
    −前記複数の第2電極を被覆する第2連続又は不連続活性層であって、前記第2活性層が、前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極と電気的に接触している、第2連続又は不連続活性層と、
    を備え、
    前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層の少なくとも一方が有機活性層であり、
    前記第1連続又は不連続活性層及び前記第2連続又は不連続活性層が、熱及び圧力を使用する積層によって相互に物理的に接触させられ、かつ
    前記複数の第1電極が、前記複数の第2電極の間の前記複数のギャップの各々が前記複数の第1電極のそれぞれ1つによって完全に被覆されるように、前記複数の第2電極に対してオフセットして配置される、
    太陽電池モジュール。
  7. 前記第1活性層及び前記第2活性層の両方が、少なくとも半導体有機化合物を含む有機活性層であり、
    前記半導体有機化合物が前記第1活性層及び前記第2活性層において同じである、又は
    前記半導体有機化合物が前記第1活性層及び前記第2活性層において異なる、
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極が半透明電極である、請求項6又は7に記載の装置。
  9. 前記複数の第1電極又は前記複数の第2電極が金属電極である、請求項6又は7に記載の装置。
  10. 前記第1基板部及び/又は前記第2基板部が、1〜1000μm又はより好ましくは50〜150μmの範囲の厚みを持つ透明重合体フィルムを備える、請求項6〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記複数の第1電極及び/又は前記複数の第2電極が部分的に電極改質層によって被覆される、請求項6〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記太陽電池モジュールが活性面積を持ち、前記活性面積が前記第1基板部及び/又は前記第2基板部の表面積の少なくとも20%又は少なくとも40%又は少なくとも60%又は少なくとも80%又は少なくとも90%又は少なくとも95%を占める、請求項6〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極の厚みが、20〜2000nmの範囲、より好ましくは50〜300nmである、請求項6〜12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記活性層の結合厚みが,30〜1000nmの範囲、より好ましくは80〜350nmである、請求項6〜13のいずれか1項に記載の装置。
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