JP2020505581A - モジュラー光学解析システム及び方法 - Google Patents

モジュラー光学解析システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020505581A
JP2020505581A JP2019529906A JP2019529906A JP2020505581A JP 2020505581 A JP2020505581 A JP 2020505581A JP 2019529906 A JP2019529906 A JP 2019529906A JP 2019529906 A JP2019529906 A JP 2019529906A JP 2020505581 A JP2020505581 A JP 2020505581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
housing
precision mounting
modular
objective lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019529906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7229918B2 (ja
Inventor
フェン ウェニイ
フェン ウェニイ
プリンス サイモン
プリンス サイモン
クラーク ニューマン ピーター
クラーク ニューマン ピーター
ワトソン ダコタ
ワトソン ダコタ
エス ホン スタンリー
エス ホン スタンリー
エイ クランブーゲル マルコ
エイ クランブーゲル マルコ
サン インファ
サン インファ
ジェイムズ カーソン アンドリュー
ジェイムズ カーソン アンドリュー
シー シウ メレク
シー シウ メレク
Original Assignee
イラミーナ インコーポレーテッド
イラミーナ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イラミーナ インコーポレーテッド, イラミーナ インコーポレーテッド filed Critical イラミーナ インコーポレーテッド
Publication of JP2020505581A publication Critical patent/JP2020505581A/ja
Priority to JP2023021709A priority Critical patent/JP7432779B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7229918B2 publication Critical patent/JP7229918B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6869Methods for sequencing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/85Investigating moving fluids or granular solids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Electro-optical investigation, e.g. flow cytometers
    • G01N15/1404Fluid conditioning in flow cytometers, e.g. flow cells; Supply; Control of flow
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/645Specially adapted constructive features of fluorimeters
    • G01N21/6456Spatial resolved fluorescence measurements; Imaging
    • G01N21/6458Fluorescence microscopy
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/003Alignment of optical elements
    • G01N15/01
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N2015/1006Investigating individual particles for cytology
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Electro-optical investigation, e.g. flow cytometers
    • G01N15/1434Electro-optical investigation, e.g. flow cytometers using an analyser being characterised by its optical arrangement
    • G01N2015/1452Adjustment of focus; Alignment
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/02Mechanical
    • G01N2201/024Modular construction

Abstract

生物試料解析用のシステムは、複数のモジュラーサブアセンブリ及び精密取付け板を含み、各モジュラーサブアセンブリは、筐体及び筐体に対して予めアライメントされた複数の光学コンポーネントを含み、筐体は、複数の精密取付け構造部を含み、モジュラーサブアセンブリからの各精密取付け構造部が精密取付け板又は隣接するモジュラーサブアセンブリに位置する対応する精密取付け構造部に直接結合して光学機械的トレランスを最適にするように、各モジュラーサブアセンブリが精密取付け板に機械的に結合される。

Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2017年1月5日に出願された米国仮特許出願第62/442,937号及び2017年3月24日に出願された英国特許出願第1704771.3号の利益を主張し、両出願の全体を参照により本明細書に援用する。
遺伝子シーケンサなどの生物光学解析機器はそれぞれ多数の自由度を有する多数の設定可能なコンポーネントを含む傾向がある。これらの生物光学解析機器の複雑性の増加が製造及び作業コストの増加をもたらしている。概して、これらのタイプの機器はそれらの多くの内部光学コンポーネントの精密なアライメントが有効である。例えば、一部の遺伝子シーケンシング機器では、内部コンポーネントは一般的に精密なトレランス内にアライメントされる。このような機器の多くの製造技術はすべてのコンポーネントを精密板上に設置すること、及びその後各コンポーネントを設定しアライメントすることを必要とする。コンポーネントのアライメントは配送中又は使用中に変化し得る。例えば、温度変化はアライメントを変化し得る。各コンポーネントの再アライメントは時間と技能を要する。一部の例では、全てのコンポーネントに対して全部で30を超える自由度が利用可能であり、それらは互いに相互作用する。多数の自由度はアライメント及び設定を複雑にし、システム運用に時間と費用を要する。光シーケンサの製造及び運用は、モジュラーアーキテクチャによって全システムコンポーネントに対して利用可能な自由度を減少させることによって簡略化することができる。
本明細書に開示する技術の種々の実施形態は、モジュラー光学解析システムを提供する。例えば、モジュラー光学解析システムを用いて、遺伝子シーケンサの場合などに生物試料を解析することができる。本明細書に開示する技術の他の例は、モジュラー光学解析システムを製造、構成、及び作動する方法を提供する。
いくつかの例では、モジュラー光学解析システムのコンポーネントをモジュラーサブアセンブリにグループ化し、その後これらのモジュラーサブアセンブリを精密板又は他の安定構造体の上に設置することで、相対自由度を低減し、全システムメインテナンスを簡単化することができる。例えば、一例では、モジュラー光学解析システムは4つのモジュラーサブアセンブリにグループ化されたコンポーネントのセットを含むことができる。第1のモジュラーサブアセンブリは、ライン発生モジュール(LGM)にグループ化された複数のレーザ及び対応するレーザオプティクスを含むことができる。第2のモジュラーサブアセンブリは、エミッション光学モジュール(EOM)にグループ化されたレンズ、調整オプティクス及びフィルタオプティクスを含むことができる。第3のモジュラーサブアセンブリは、カメラモジュール(CAM)にグループ化されたカメラセンサ及び対応するオプトメカニクスを含むことができる。第4のモジュラーサブアセンブリは、フォーカス追跡モジュール(FTM)にグループ化されたフォーカス追跡センサ及びオプティクスを含むことができる。いくつかの実施形態では、システムのコンポーネントは異なるモジュラーサブアセンブリにグループ化することができる。コンポーネントは特定の用途及び設計選択に応じてもっと少数又は多数のサブアセンブリにグループ化することができる。各モジュラーサブアセンブリは、個々のコンポーネントを取付け板又は筐体に組み込み、これらのコンポーネントをモジュラーサブアセンブリ内で精密にアライメントし所定のトレランスに設定することによって、予め製造することができる。各モジュラーサブアセンブリは、自由度を最小限にするために、重要なコンポーネントのみが精密アライメントを可能にするために1つ以上の方向に移動又は回転し得るように製造することができる。
システムは精密取付け板も含むことができる。精密取付け板は、取付けピン、溝、スロット、グロメット、タブ、磁石、データム表面、ツーリングボール、又は各予め製造され試験されたモジュラーサブアセンブリを所望の位置に受け取って取り付けるよう設計された他の表面などの、アライメント表面を有するように製造することができる。精密取付け板は、平坦構造、非平坦構造、中実構造、中空構造、ハネカム又は格子構造、又は当技術分野で既知の他のタイプの剛性取付け構造を含むことができる。いくつかの例では、精密取付け板は、水平取付け表面を維持し且つ振動を抑制するように構成されたステージモーションアセンブリを組み込む又はそれに結合することができる。ステージアセンブリは、光学ターゲットの1つ以上の制御表面を制御し、モジュラーサブアセブリをアライメントするように、例えば1つ以上の光学コンポーネント又はセンサを所定のトレランス以内に再配置するように帰還を提供するアクチュエータを含むことができる。ステージアセンブリは、1つ以上の試料ホルダも含むことができ、光学撮像システムの視野内で又は視野を通して試料を段階的又は連続的動作で正確に位置決めする精密モーション装置を含むことができる。
モジュラー光学解析システムの組立ては、各モジュラーサブアセンブリを精密取付け板上に取り付けるステップ、及び1つ以上の制御調整を用いて最終アライメントを実行するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、そのコンポーネントの各々に対して30超の自由度を有する光学解析システムは、そのコンポーネントの各々に対して10未満の自由度を有する光学解析システムに変形することができ、このシステムではそのコンポーネントは予め構成されたモジュラーサブアセンブリにグループ化される。これらの残存自由度は、能動的な又は頻繁なアライメントプロセスの実行なしに、コンポーネント間アライメントのトレランスを最適にするように選択することができる。いくつかの例では、1つ以上のモジュラーサブアセンブリ内の1つ以上の制御調整はサブアセンブリに取り付けられた1つ以上の対応するアクチュエータを用いて駆動することができる。
1つ以上のモジュラーサブアセンブリ(例えば、CAM又はFTM)内のセンサ及び/又は検出器はデータをコンピュータに送信するように構成することができ、コンピュータはプロセッサと機械可読命令を格納した非トランジトリコンピュータ可読媒体とを含む。ソフトウェアは、例えばビームフォーカス、強度及び形状を検出及び解析することによって最適システム性能をモニタするように構成することができる。いくつかの実施形態では、システムは各モジュラーサブアセンブリのアライメント及び性能に特有のパターンを表示するように構成された光学ターゲットを含むことができる。ソフトウェアはその後、特定のモジュラーサブアセンブリが次善最適に作動しているとき、グラフィックユーザインタフェースを介して指示し、開ループ調整を勧告する、又は問題の修正のために閉ループ作用を実行することができる。例えば、ソフトウェアは信号をアクチュエータに送信し、特定のコンポーネントを所定のトレランス以内に再配置する、又は性能低下サブアセンブリのスワップアウトを勧告することができる。ソフトウェアは局所的に又はネットワークインタフェースを介して遠隔的に作動させ、リモート診断及び調整システムをイネーブルすることができる。
本開示の技術は、1つ以上の様々な実施形態に従って、下記の図面を参照して詳細に説明される。これらの図は、開示の技術の理解を容易にするために提供され、包括的であること又は開示の実施形態そのものに限定することを意図しない。従って、図面は説明のためにのみ提供され、開示の技術の典型的な又は例示的な実施形態を示しているにすぎない。図解を明瞭且つ容易にするために、図中の要素は必ずしも正しいスケールで示されていない。
本明細書に開示されるシステム及び方法を実装し得る例示的な画像走査システムの全体ブロック図を示す。 本明細書に開示される例に係る例示的なモジュラー光学解析システムを示す斜視図である。 本明細書に開示される例に係る例示的な精密取付け板を示す斜視図である。 本明細書に開示される例に係る例示的なモジュラー光学解析システムのブロック図を示す斜視図である。 本明細書に開示される例に係るエミッション光学モジュールモジュール(EOM)を示す側面図である。 本明細書に開示される例に係るEOMを示すトップダウン図である。 本明細書に開示される例に係るフォーカス追跡モジュール(FTM)を示すブロック図である。 本明細書に開示される例に係るFTMを示す側面図である。 本明細書に開示される例に係るFTMを示すトップダウン図である。 本明細書に開示される例に係る例示的なモジュラー光学解析システムを示す側面図である。 本明細書に開示される例に係る、EOMからのチューブレンズサブアセンブリの例示的な構成を示すブロック図である。 本明細書に開示される例に係る、EOMからのチューブレンズサブアセンブリの別の例示的な構成を示すブロック図である。 本明細書に開示される例に係るETM及びEOMを示す側面図である。 本明細書に開示される例に係るETM及びEOMを示すトップダウン図である。 本明細書に開示される例に係るライン発生モジュール(LGM)及びEOMを示す側面図である。 本明細書に開示される例に係るLGM及びEOMを示すトップダウン図である。 本明細書に開示される例に係るモジュラー光学解析システムを設置し設定する例示的なプロセスを示す図である。 開示の技術の例の様々な特徴の実装に使用し得る例示的なコンピューティングエンジンを示す。
開示された技術を変形及び変更して実施できることが理解され、開示された技術が特許請求の範囲及びその均等物のみによって限定されることが理解されるであろう。
本明細書に開示されるいくつかの例は、生物試料の解析などに使用できるモジュラー光学システムを提供する。本明細書に開示される他の例は生物試料を解析するモジュラー光学システムを組み立て、設置する方法を提供する。このような光学システムは、ゲノムシーケンシング機器又はその一部とすることができる。この機器はDNA、RNA又は他の生物試料をシーケンシングするために使用できる。一部のゲノムシーケンシング機器は、異なる波長で作動するコヒーレント光又は非コヒーレント光を内部オプティクスを介して試料上にフォーカスすることによって作動する。このとき試料内に存在する塩基対が蛍光を発し、その光がシーケンサのオプティクスを介して光センサ上に戻され、その後光センサが存在する塩基対のタイプを検出することができる。これらのタイプの機器は内部オプティクスの精密なアライメント及び調整に依存し、熱的影響(例えば、光源及び電子機器からの熱による)並びに振動又は偶発的なユーザの接触などの機械的影響により生じるコンポーネントのドリフト又はミスアライメントに敏感である。本開示の例はこれらの問題及び関連する設置及び維持コストの課題をモジュラー方式によって解消する。機能的に関連する光学コンポーネントをグループ分けし、各グループを予めパッケージ化し、試験し、モジュラーサブアセンブリとしてアライメントすることができる。各モジュラーサブアセンブリはその後現場交換可能ユニット(FRU)として取り扱うことができ、各モジュラーサブアセンブリは精密アライメント板に取り付けることによってシステム内に設置し、他のモジュラーサブアセンブリにアライメントすることができる。
いくつかの実施形態は、複数のモジュラーサブアセンブリ及び精密取付け板を含む、又は各モジュラーサブアセンブリが筐体及び筐体に対してアライメントされた複数の光学コンポーネントを含む、システムを提供する。筐体は複数の精密取付け構造部を含み、各精密取付け構造部が精密取付け板又は隣接するモジュラーサブアセンブリに位置する対応する精密取付け構造部に直接結合するため、各モジュラーサブアセンブリを精密取付け板に機械的に結合することができる。いくつかの例では、ライン発生モジュールは、第1の波長で作動する第1の光源と、第2の波長で作動する第2の光源と、各光源に所定の角度でアライメントされたビーム成形レンズとを含む。例えば、第1の波長は緑色又は青色波長とすることができ、第2の波長は赤色又は緑色波長とすることができる。ビーム成形レンズはパウエルレンズとすることができる。
いくつかの実施形態では、エミッション光学モジュールは、光発生モジュールに光学的に結合された対物レンズと、対物レンズに光学的に結合されたチューブレンズとを含むことができる。対物レンズは所定の距離離れて位置するフローセル上に光をフォーカスする。対物レンズは長手方向軸に沿って調節することができ、チューブレンズは正確な撮像を確保するためにチューブレンズ内で長手方向軸に沿って調節し得るレンズコンポーネントを含むことができる。例えば、レンズコンポーネントはフローセルの1つ以上の表面を撮像するための対物レンズの調節により生じる球面収差を補正するために動かすことができる。
いくつかの例では、フローセルは、透光性カバー板と基板とそれらの間に挟まれた液体を含むことができ、生物試料は透光性カバー板の内面又は基板の内面に位置させることができる。例えば、生物試料はDNA、RNA又はシーケンシングすることができる別のゲノム物質とすることができる。
フォーカス追跡モジュールはフォーカス追跡光源とフォーカス追跡センサとを含むことができ、その光源は光ビームを発生し、その光ビームをフォーカス追跡センサに到達するように複数の光学コンポーネントを通して送ることができる。フォーカス追跡センサはプロセッサ及び機械可読命令が格納された非トランジトリコンピュータ可読媒体に通信可能に結合することができる。機械可読命令は、実行時に、プロセッサに、フォーカス追跡センサからの出力信号を受信し、その出力信号を分析して光ビームの一組の特性を決定する処理を実行させる。いくつかの実施形態では、機械可読命令は、実行時に、更にプロセッサに、光学コンポーネントの1つ以上を光ビームの一組の特性が最適になるように再設定するよう指示する帰還信号を発生する処理を実行させる。モジュラーサブアセンブリの1つ以上は、現場交換可能ユニットであり得る。精密取付け構造部は、スロット、データム、タブ、ピン、又は凹状キャビティ、従来既知の他の機械的取付け構造部、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。
いくつかの例では、カメラモジュールは、複数の光センサを含み、光発生モジュールは複数の光源を含み、各光センサは対応する光源からの光ビームを受信し検出するように向けることができる。
本明細書に開示するシステム及び方法の様々な例を説明する前に、これらのシステム及び方法を実施し得る環境の例について説明するのが有用である。このような環境の一例は図1Aに示すような光学システムである。本例の光学システムは領域の画像を取得又は生成する装置を含み得る。図1に概略示される例は背面照明設計実装の撮像構成を示す。
図1Aの例に示されるように、対象試料は試料容器110(例えば、本明細書ではフローセルとして示されている)の上に置かれ、試料容器110は対物レンズ142の下の試料台170の上に置かれる。光源160及び関連オプティクスがレーザ光などの光のビームを試料容器110上の選択した試料位置に向ける。試料は蛍光を発し、得られた光は対物レンズ142により集光され、蛍光を検出するために光検出器140に向けられる。試料台170は試料容器110上の次の試料位置を対物レンズ142の焦点に位置させるために対物レンズ142と相対的に移動される。試料台110と対物レンズ142の相対移動は、試料台自体、対物レンズ、光学台全体又はそれらの任意の組み合わせを移動させることによって達成することができる。他の例は撮像システム全体を静止試料の上方で移動させてもよい。
流体配送モジュール又は装置100は試薬(例えば、蛍光標識ヌクレオチド、緩衝剤、酵素、切断試薬等)の流れを試料容器110に通して排出弁120へ送る。特定の例では、試料容器110は、試料容器110上の複数の試料位置に核酸配列のクラスタを含むフローセルとして実装することができる。シーケンシングすべき試料は他の任選択要素とともにフローセルの基板に付着させることができる。
本システムは、必要に応じ試料容器110内の流体の温度の状態を調整し得る温度ステーションアクチュエータ130及び加熱器/冷却器135も備える。カメラシステム140は、試料容器110のシーケンシングをモニタし追跡するために含めることができる。カメラシステム140は、例えばCCDカメラとして実装することができ、フィルタスイッチングアセンブリ145内の様々なフィルタ、対物レンズ142及びフォーカシングレーザ/フォーカシングレーザアセンブリ150と相互作用することができる。カメラシステム140はCCDカメラに限定されず、他のカメラ及びイメージセンサ技術を使用することができる。
光源160(例えば、必要に応じ複数のレーザを含むアセンブリ内の励起レーザ)又は他の光源は、光ファイバインタフェース161(必要に応じ1つ以上の再結像レンズ、光ファイバマウント等を含み得る)を介して試料内の蛍光シーケンシング反応を照明するために含んでよい。図示の例には低ワット数のランプ165、フォーカシングレーザ150及び逆ダイクロイック185も示されている。いくつかの例において、フォーカシングレーザ150は撮像中ターンオフすることができる。他の例において、別のフォーカス構成は第2のフォーカシングカメラ(図示せず)を含んでよく、このフォーカシングカメラは、データ収集と同時に表面から反射される散乱光の位置を測定するために、四分割検出器、位置敏感検出器(PSD)又は類似の検出器を含んでよい。
背面照明装置として示されているが、他の例は対物レンズ142を通して試料容器110上の試料に向けられたレーザ又は他の光源からの光を含んでよい。試料容器110は、最終的には、対物レンズ142に対して試料容器110の相対的な移動及びアライメントをもたらすように試料台170に取り付けることができる。試料台は3つの方向に移動し得るように1つ以上のアクチュエータを含み得る。例えば、カーテシアン座標系に関して、試料台を対物レンズに対してX、Y及びZ方向に移動し得るようにアクチュエータを設けることができる。これにより試料容器110上の1つ以上の試料位置を対物レンズ142と光学的にアライメントすることができる。
フォーカス(z軸)コンポーネント175は、本例では、試料容器110に対して光学コンポーネントの集束方向(一般的にz軸又はz方向と呼ばれる)の位置を制御するために含まれている。フォーカスコンポーネント175は、光学台又は試料台又はその両方に物理的に結合された1つ以上のアクチュエータを含み、撮像処理に適切なフォーカシングを提供するために、試料台170上の試料容器110を光学コンポーネント(例えば、対物レンズ142)に対して動かすことができる。例えば、アクチュエータはそれぞれの台に物理的に結合することができ、例えば機械的、磁気的、流体的又は他の連結又は接触によって直接又は間接的に結合することができる。1つ以上のアクチュエータは試料台を同じ平面(例えば、光軸に直角の水平面又は水平姿勢)に維持しながらz方向に移動させるように構成することができる。1つ以上のアクチュエータは台を傾けるように構成することもできる。これは、例えば試料容器110がその表面の傾きを考慮して動的に水平になるように行うことができる。
システムのフォーカシングは、対物レンズの焦平面を選択した試料位置で撮像すべき試料と整列させることであると言える。しかし、フォーカシングは、試料の表示に関する所望の特性、例えば試験サンプルの画像の所望の鮮明さ又はコントラストなど、を得るためのシステムの調整とも言える。対物レンズの焦平面の使用可能な被写界深度は小さいかもしれない(約1μm以下のこともある)ため、フォーカスコンポーネント175は撮像される表面に密接に追従する。試料容器は機器に固定されるので完全に平坦ではないため、フォーカスコンポーネント175は、走査方向(本明細書ではY軸方向という)に沿って移動する間その輪郭に追従するように構成することができる。
撮像される試料位置で試験試料から発生する光は1つ以上の検出器140に向けられる。検出器は、例えばCCDカメラを含み得る。焦点領域から発生する光のみを検出器へ通すようにアパーチャを含め、位置させることができる。アパーチャは、焦点領域外から発生する光の成分を除去することによって画像品質を高めるために含めることができる。決定された発光波長を記録し、漂遊光を除去するために選択可能な複数のエミッションフィルタをフィルタスイッチングアセンブリ145内に含めることができる。
様々な例では、試料容器110は1つ以上の基板を含み、その上に試料が与えられる。例えば、多数の異なる核酸配列を解析するシステムの場合には、試料容器110は1つ以上の基板を含み、その上にシーケンシングすべき核酸が固定、付着又は結合される。様々な例では、基板は核酸を付着し得る任意の不活性基板又は基質、例えばガラス表面、プラスチック表面、ラテックス、デキストラン、ポリスチレン表面、ポリプロピレン表面、ポリアクリルアミドゲル、金表面及びケイ素ウェハなど、を含み得る。いくつかのアプリケーションでは、基板は試料容器110を横切ってマトリクス又はアレイ状に形成された複数の位置でチャネル又は他の領域内に位置する。
図示されていないが、走査システムの動作を制御するためにコントローラを設けることができる。コントローラは、システム動作の特性、例えばフォーカシング、台移動、及び撮像動作など、を制御するように実装することができる。様々な例では、コントローラは、ハードウェア、アルゴリズム(例えば、機械実行可能命令)、又はそれらの組み合わせを用いて実装することができる。例えば、いくつかの実施形態では、コントローラは、1つ以上のCPU又はプロセッサと関連のメモリを含むことができる。別の例として、コントローラは、動作を制御するハードウェア又は他の回路、例えばコンピュータプロセッサ及び機械可読命令が記憶された非トランジトリコンピュータ可読媒体など、を備えることができる。例えば、この回路は以下のもの、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)、プログラマブルアレイロジック(PAL)又は他の類似の処理装置若しくは回路、の内の1つ以上を含み得る。更に別の例として、コントローラはこの回路と1つ以上のプロセッサとの組み合わせで構成することができる。
この例示的なシステムの文脈でシステム及び方法が時々本明細書に説明されるが、これらのシステム及び方法はこの例示的システムの実装可能な一例にすぎない。本明細書を読めば、当業者なら、本明細書に記載のシステム及び方法はこの及び他のスキャナ、顕微鏡及び他の撮像システムを用いて実装することができることは理解されよう。
本明細書に開示の技術の例はモジュラー光学解析システム及び方法を提供する。図1Bは、例示的なモジュラー光学解析システム180を示す斜視図である。システム180は複数のモジュラーサブアセンブリを含み得る。例えば、いくつかの例では、システム180は4つのサブアセンブリ、即ちライン発生モジュール(LGM)182、フォーカス追跡モジュール(FTM)184、カメラモジュール(CAM)186、及びエミッション光学モジュール(EOM)188を備える。本明細書においてLGM、FTM、EOM又はCAMの文脈で使用されるように、モジュールはハードウェアユニット(例えば、モジュラーサブアセンブリ)を指す。
いくつかの例では、LGM182は1つ以上の光源を含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の光源はレーザダイオードなどのコヒーレント光源を含み得る。いくつかの例では、LGM182は赤色又は緑色波長の光を放射するように構成された第1の光源、及び緑色又は青色波長の光を放射するように構成された第2の光源を含み得る。LGM182は更に、フォーカシング表面、レンズ、反射表面、又はミラーなどの光学コンポーネントを含み得る。光学コンポーネントはLGM182の筐体内に、1つ以上の光源から放射された光を隣接するモジュラーサブアセンブリに向けてフォーカスするように配置することができる。LGM182の1つ以上の光学コンポーネントは1つ以上の光源から放射される光を所望のパターンに成形するように構成することもできる。例えば、いくつかの例では、光学コンポーネントは(例えば、1つ以上のパウエルレンズ、又は他のビーム成形レンズ、回折又は散乱コンポーネントを用いることによって)光をラインパターンに成形することができる。光学コンポーネントの1つ以上は1つ以上の他のモジュラーサブアセンブリ内に配置することができる。1つ以上のモジュラーサブアセンブリは1つ以上の現場交換可能なサブコンポーネントを含むこともできる。例えば、LGM182は、LGM182から個別に取り外して交換し得る少なくとも1つのレーザモジュールを含むことができる。
いくつかの例では、(LGM182に結合された)隣接するモジュラーサブアセンブリはEOM188とし得る。LGM182の1つ以上の光源からの光はLGM182から、LGM182及び/又はEOM188に装着されたインタフェースバッフルを介してEOM188へと向けることができる。例えば、インタフェースバッフルは、光をその中心部で通すが外部の光源からの干渉を遮るように成形されたアパーチャとすることができる。EOM188は、LGM182の1つ以上の光源により励起された蛍光を成形し、方向づけ及び/又はフォーカスする対物レンズ、チューブレンズ及び/又は他の光学コンポーネントも含むことができる。
EOM188を通過する光は、インタフェースポートを通して、他の隣接モジュラーサブアセンブリの1つ、例えばCAM186、へ向けることができる。CAM188は1つ以上の光センサを含むことができる。いくつかの例では、第1の光センサはLGM182の第1の光源からの光(例えば赤色又は緑色波長)を検出するように構成することができ、第2の光センサはLGM182の第2の光源からの光(例えば緑色又は青色波長)を検出するように構成することができる。CAM186の光センサは筐体内に配置し、2つの入射光ビームからの光を検出するように構成することができ、2つの入射光ビームは2つのセンサのピッチに基づいて所定の距離(例えば、1mm〜10mm)だけ離間することができる。いくつかの実施形態では、第1の光センサと第2の光センサは互いに3mm〜8mmだけ離間することができる。これらの光センサは、例えば熱の影響又は機械的クリープによるビームドリフトを許容するために十分な大きさの検出表面を有することができる。CAM186の光センサからの出力データはコンピュータプロセッサに送ることができる。コンピュータプロセッサは、その後コンピュータソフトウェアプログラム命令を実行してデータを分析し、ビームの特性(例えば、フォーカス、形状、強度、パワー、輝度、位置)をグラフィックユーザインタフェース(GUI)に報告し又は表示し、並びに/又は、レーザビームを最適にするためにアクチュエータ及びレーザ出力を自動的に制御することができる。ビーム形状及び位置は、システム180の内部オプティクス(例えば、傾動ミラー、アーティキュレーティングレンズ等)を作動させて最適化することができる。
FTM184もインタフェースポートを介してEOM188に結合することができる。FTM184はシステム180内の光学コンポーネントの全てのアライメント及びフォーカスを検出し分析するための機器を含むことができる。例えば、FTM184は、光源(例えばレーザ)、オプティクス、及びディジタルカメラ又はCMOSチップなどの光センサを含むことができる。レーザは光源光を送出するように構成し、オプティクスは光をシステム180内の光学コンポーネントに向けて通すように構成し、光センサはシステム180内の光学コンポーネントを通して送られた光を検出し、データをコンピュータプロセッサに出力するように構成することができる。コンピュータプロセッサは、その後コンピュータソフトウェアプログラム命令を実行してデータを分析し、レーザビームの特性(例えば、フォーカス、形状、強度、パワー、輝度、位置)をグラフィックユーザインタフェース(GUI)に報告し又は表示し、並びに/又は、レーザビームを最適にするためにアクチュエータ及びレーザ出力を自動的に制御することができる。いくつかの例では、FTM184は冷却システム、例えば従来既知の空気又は液体冷却システム、を含むことができる。
いくつかの例では、LGM182はより速い走査速度にも適応するためにより高い出力で作動し得る光源を含むことができる(例えば、LGM182内のレーザは5倍大きい出力で作動し得る)。同様に、レーザモジュール184の光源も、ナノメータスケールのフォーカス精度を達成するため及びより速い走査速度に適応するために、より高い出力で作動させる及び/又はより高い解像度の光センサを含むことができる。FTM184の冷却システムは、従来知られている冷却技術を用いて、高出力レーザからの追加の熱出力を吸収するように強化することができる。
一実施形態では、各モジュラーサブアセンブリは1つ以上の他のモジュラーサブアセンブリに、及び/又は精密取付け板190に機械的に結合することができる。いくつかの例では、精密取付け板190はステージアセンブリ192に機械的に結合することができる。ステージアセンブリ192は、モーションダンパー、1つ以上のモジュラーサブアセンブリ内の1つ以上のコンポーネントを駆動するアクチュエータ、冷却システム、及び/又は従来既知の他の電子機器若しくは機械コンポーネントを含むことができる。
モジュラーサブアセンブリは予め製造し、設定し、内部でアライメントすることができる。いくつかの実施形態では、1つ以上のモジュラーサブアセンブリを精密取付け板190に結合した後でそれらの自動又は遠隔手動アライメントを可能にするために、制御ユニットをステージアセンブリ192に電気的に結合するとともにユーザインタフェースに通信可能に結合することができる。各モジュラーサブアセンブリは、システム内の他のモジュラーサブアセンブリのアライメント又は設定を乱すことなく、精密取付け板190から取り外して別の機能的に同等のモジュラーサブアセンブリと交換することができるように、現場交換可能ユニット(FRU)とすることができる。
各モジュールは、システム180に組み込む前に、予めアライメントされ、予め認定される。例えば、LGM182の組み立て及び設定は、筐体内への1つ以上のレーザ又はレーザダイオードの機械的な結合及びレーザ又はレーザダイオードを作動させる電子機器のインストールを含み得る。その後、完成LGM182を試験台上に載置し、作動させて筐体内のレーザダイオード並びに任意のオプティクス又は他のコンポーネントをアライメントさせることができる。LGM筐体は外部取付け構造、例えばLGM182を試験台に整列させるのみならず、システム180内への取り付け時に精密取付け板190に整列させるように構成された取付けピン、データム、ノッチ、タブ、スロット、リッジ、又は他の突部若しくは凹部など、を含むことができる。いったんLGM182が設定され、試験されると、そのLGM182はシステム182内に取り付けるか、現場交換可能ユニット(FRU)としてパッケージ化し貯蔵するか、出荷することができる。
FTM184、CAM186、又はEOM188などの他のモジュラーサブアセンブリは、システム180に取り付ける前に、同様に組み立て、設定し、試験することができる。各モジュラーサブアセンブリは、必要に応じサブアセンブリ内の内部コンポーネントの移動を制限するために、機械的な結合方法を用いて組み立てることができる。例えば、コンポーネントは、他のコンポーネント又はモジュラーサブアセンブリの筐体にアライメントされたときその移動を止めるためにファスナ又は溶接によって所定の位置にロックすることができる。必要に応じ、いくつかのコンポーネントは、精密取付け板190への取り付け後にそれらの相対方向を調整できるように、関節接合で結合すること又は筐体内で移動可能にすることができる。例えば、各モジュラーサブアセンブリの相対位置を、所定の機械的トレランスを用いて(例えば、データムを隣接するモジュラーサブアセンブリ又は精密取付け板190の受入ノッチに整列させることによって)精密に制御し、システム180の全光学アライメントを限定された数の調整可能な自由度(例えば、いくつかの例では全体で10より少ない自由度)で可能にすることができる。
図1Cは例示的な精密取付け板190を示す斜視図である。精密取付け板190は軽量で剛性で耐熱性の材料で製造することができる。いくつかの実施形態では、精密取付け板190は金属(例えば、アルミニウム)、セラミック、又は従来既知の他の剛性材料で製造することができる。精密取付け板190は、1つ以上のモジュラーサブアセンブリの筐体又はハウジングに組み込まれた対応する精密アライメント構造部に機械的に結合するように構成された精密アライメント構造部を含むことができる。例えば、精密アライメント構造部は、第1の表面(例えば、精密取付け板190の表面)を第2の表面(例えば、モジュラーサブアセンブリの筐体又はハウジングの外面)に整列するように成形された、取付けピン、データム、タブ、スロット、ノッチ、グロメット、磁石、リッジ、凹部、及び/又は他の精密取付け構造部を含むことができる。図1Cを参照するに、例示的な精密取付け板190は、LGM182の筐体の外面に位置する対応する精密取付け構造部を受け入れ、それに機械的に結合するように構成された複数のLGM精密取付け構造部194を含むことができる。同様に、精密取付け板190は、EOM188の筐体の外面に位置する対応する精密取付け構造部を受け入れ、それに機械的に結合するように構成された複数のLGM精密取付け構造部196を含むことができる。精密取付け構造部を用いてLGM182及びEOM188を精密取付け板190上に配置することによって、LGM182及びEOM188は互いに整列する。その後他のモジュラーサブアセンブリ(例えば、FTM184及びCAM186)の筐体に位置する精密アライメント構造部をLGM182又はEOM188の筐体、又は精密取付け板190に位置するそれぞれの精密アライメント構造部に機械的に結合することができる。
図1Dは例示的なモジュラー光学解析システムのブロック図を示す。いくつかの例では、モジュラー光学解析システムはシステム内に配置された2つの光源1650及び1660を有するLGM1182を含むことができる。光源1650及び1660は、レーザダイオードとすることができ、異なる波長のレーザビーム(例えば、赤色、緑色又は青色光)を出力し得る。レーザ光源1650及び1660から出力される光ビームは1つ又は複数のビーム成形レンズ1604を通過するように向けることができる。いくつかの例では、両光源から出力された光ビームを成形するために単一の光成形レンズを使用してよい。他の例では、各光ビームに対して別個のビーム成形レンズを使用してよい。いくつかの例では、ビーム整形レンズはパウエルレンズであり、光ビームがラインパターンに成形されるようになる。
LGM1182は更に、単一のインタフェースポートを通してEOM1188へビームを向けるように構成されたミラー1002及び半反射ミラー1004を含むことができる。光ビームはシャッタ素子1006に通してよい。EOM1188は対物レンズ1404と、対物レンズ1404を長手方向にターゲット1192に近づく又は離れるように動かすz台1024を含むことができる。例えば、ターゲット1192は液体層1550と透光性カバー板1504を含むことができ、生物試料は透光性カバー板の内面と液体層の下に位置する基板層の内面に位置させることができる。z台はその後、光ビームがフローセルの内面上にフォーカスする(例えば、生物試料上にフォーカスされる)ように対物レンズを移動することができる。生物試料は、従来知られているように、光学シーケンシングに応答するDNA、RNA、タンパク質又は他の生物材料とすることができる。
EMO1188は、光を対物レンズ1404へ向けるとともに、ターゲット1192から戻る光を通すことができる半反射ミラー1020も含むことができる。いくつかの例では、EMO1188はチューブレンズ1406及び補正レンズ1450を含むことができる。補正レンズ1450は、正確な撮像を保証するため、例えば対物レンズ1404の移動に起因する球面収差を補正するために、z台1022を用いて対物レンズ1404に近づく又はそれから離れるように長手方向に調節することができる。補正レンズ1450及びチューブレンズ1406を通過した光はその後フィルタ素子1012を通過してCAM1186に入ることができる。CAM1186は入射光ビームに応答して生物試料から放出される光を検出するために1つ以上の光センサ1050を含むことができる。
いくつかの例では、EOM1188は更に、FTM1184から放出されたフォーカス追跡光ビームをターゲット1192へ反射し、その後ターゲット1192から戻る光をFTM1184へ反射して戻す半反射ミラー1018を含むことができる。FTM1184は、戻されたフォーカス追跡光ビームの特性を検出し、ターゲット1192への対物レンズ1404のフォーカスを最適にするための帰還信号を発生するフォーカス追跡光センサを含むことができる。
図2A及び図2BはEOM188上の精密取付け構造部を示す図である。いくつかの実施形態では、EOM188はEOM筐体210を含み得る。EOM188はLGM182、FTM184及びCAM186に機械的に及び光学的に結合することができる(例えば、EOM188の筐体は他のモジュラーサブアセンブリの各々の筐体に位置するアパーチャに対応及び整列する1つ以上のアパーチャを含み、LGM182及び/又はFTM184内の光源(単数又は複数)により発生された光をそれらのアパーチャを通してEOM188のオプティクスに送ることができる)。図2Bに示されるように、EOM筐体210は、FTM184の筐体の外面に位置する対応する精密取付け構造部に整列し機械的に結合する(例えば物理的に付着する)ように構成されたFTM精密取付け構造部212を含むことができる。同様に、EOM筐体210は、CAM186の筐体220の外面に位置する対応する精密取付け構造部に整列し機械的に結合するように構成されたCAM取付け構造部222を含むことができる。
図3A、3B及び3CはFTM184上の精密取付け構造部を示す図である。図3Aを参照するに、FTM184はFTM筐体300内に配置された光源及び光センサを含み得る。FTM筐体300は光源及び光センサを制御するために電子インタフェース302、304及び306のためのインタフェースポートを含み得る。FTM筐体300は精密取付け構造部312(例えば、精密取付け板190上の凹部又は所定の位置に機械的に結合するよう構成された精密取付け脚)も含み得る。FTM筐体300は更に、EOM筐体210の外面に位置する対応する精密取付け構造部212に整列し機械的に結合するように構成された精密取付け構造部314を含むことができる。
各モジュラーサブアセンブリの事前組立て、設定、アライメント及び試験、及びその後のシステムアライメントを支援するための各サブアセンブリの精密取付け板190への取付けは、所望のトレランスを満たすために要求されるインストール後のアライメント量を減少することができる。一例では、EOM188と他のサブアセンブリモジュールの各々との間のポストインストールアライメントは、対応するモジュールポート(例えば、EOM/FTMポート、EOM/CAMポート、及びEOM/LGMポート)をインタフェースし、各モジュラーサブアセンブリの位置(X、Y又はZ軸における)、角度(X、Y又はZ方向における)、及び回転を手動的に又は自動的に調節してモジュラーサブアセンブリを互いにアライメントすることによって達成することができる。自由度のいくつかは、精密取付け板190及び隣接するモジュラーサブアセンブリに対するモジュラーサブアセンブリの位置及び方向を予め決定する精密アライメント構造部によって制限することができる。システム180の内部オプティクスの調整及びアライメントはその後、モジュラーサブアセンブリの内部コンポーネントを調節することによって(例えば、X、Y又はZミラー及びレンズのいずれかを傾動又は移動することによって)達成することができる。
図4Aは例示的なモジュラー光学解析システムを示す側面図である。図4Aに示されるように、LGM182及びEOM188は互いにだけでなく、精密取付け板190に機械的に結合することができる。EOM188は、ミラー408を介してチューブレンズ406とアライメントされた対物レンズ404を含むことができ、対物レンズ404は更にLGM182に光学的に結合され、その結果LGM182により発生された光ビームはLMG182とEOM188との間のインタフェースバッフルを通過し、対物レンズ404を通過して光学ターゲットに衝突することができる。ターゲットからの応答光放射はその後対物レンズ404を通過してチューブレンズ406に入射することができる。チューブレンズ406は、変化した厚さのフローセルの基板又はカバーガラスを通して撮像する対物レンズにより導入される球面収差を補正するためにz軸方向に調節するように構成されたレンズ要素450を含むことができる。例えば、図4B及び4Cは異なる構成のチューブレンズ406を示すブロック図である。図に示されるように、レンズ要素450はビームの形状及び光路を調整するために対物レンズに近づく又はそれから離れるように調節することができる。
いくつかの実施形態では、EOM188は、例えばアライメント台192上のアクチュエータで制御されるz台に機械的に結合することができる。いくつかの例では、z台は精密コイルにより調節することができ、且つフォーカスをフローセル上に維持するために対物レンズ404を調整及び移動し得るフォーカシング機構により駆動することができる。例えば、フォーカスを制御し調整する信号はFTM184から出力され得る。このz台は、例えば対物レンズ404、チューブレンズ406及び/又はレンズ素子450を調節することによってEMOSオプティクスをアライメントすることができる。
図5A及び5BはFTM184を示す図である。FTM184はFTM/EOMインタフェースポートを介してEOM188とインタフェースし得る。図5Aに示されるように、FTM184から発生し、EOM188のオプティクスを通過する光ビームはフローセル504で反射し得る。本明細書に開示するように、FTM184は、システム180全域の光学コンポーネントのアライメント及び位置を制御するために、コンピュータプロセッサに帰還信号を与えるように構成することができる。例えば、FTM184は、対物レンズ404を通過しフローセル504で反射する2以上の平行光ビームを用いるフォーカス機構を利用することができる。フローセルの最適フォーカス位置からの移動は反射されたビームが対物レンズ404から射出する角度に変化をもたらす。この角度はFTM184内に位置する光センサにより測定することができる。いくつかの例では、光センサ表面と対物レンズ404との間の光路の長さは300mm〜700mmとすることができる。FTM184は光センサからの出力信号を用いて帰還ループを始動させ、EOMのz台を用いて対物レンズ404の位置を調整することによって2以上の平行光ビームのビームスポットパターンの横方向間隔を所定の間隔に維持することができる。
システム180のいくつかの実施形態はフローセル504の上面及び底面の撮像を補正する方法を提供する。いくつかの例では、フローセル504は液体の層上に重ねられたカバーガラス及び基板を含み得る。例えば、カバーガラスは約100μm〜約500μmの厚さ、液体層は約50μm〜約150μmの厚さ、及び基板は約0.5mm〜約1.5mmの厚さとし得る。一例では、DNA試料は液体チャネルの上面及び底面(例えば、基板の上面及びカバーガラスの底面)に導入することができる。試料を解析するために、入射光ビームの焦点はz台を移動させることによってフローセル504の様々な深さに(例えば、基板の上面又はカバーガラスの底面に)調整することができる。入射ビーム焦点をフローセル504内で変化させるための対物レンズ404の移動は球面収差などの撮像アーチファクト又は欠陥を導入し得る。これらのアーチファクト又は欠陥を補正するために、チューブレンズ406内のレンズ素子450は対物レンズ404に近づく又はそれから離れるように移動させることができる。
いくつかの例では、FTM184は、交換可能な内部コンポーネントを持たない単一のFRUとして構成することができる。レーザなどのFTM内部コンポーネントの寿命及び信頼性を高めるために、レーザ出力は低減することができる(例えば、5mW未満)。
図6及び図7はLGM182及びEOM188を示す図である。図に示されるように、LGM182はLGM/EOMインタフェースバッフル602を介してEOM188とインタフェースすることができる。LGM182はシステム180のための光子源である。1つ以上の光源(例えば、光源650及び660)をLGM182の筐体内に配置することができる。光源650及び660から発生された光はビーム成形レンズ604に向けられ、それを通り、LGM/EOMインタフェースバッフル602を通ってEOM188の光路に入る。例えば、光源650は緑色レーザとし、光源660は赤色レーザとすることができる。いくつかの実施形態では、光源650は青色レーザとし、光源660は緑色レーザとすることができる。レーザは高出力(例えば、3ワット超)で作動するものとし得る。1つ以上のビーム成形レンズ604は光源から発生された光を所望の形状(例えば、ライン形状)に成形するよう実装することができる。
光源650及び660により発生された光子(例えば、緑色又は青色波長光子及び赤色又は緑色波長光子)は、DNA内に存在する塩基対の解析を可能にするために、フローセル504に置かれたDNAの蛍光プローブを励起することができる。高速シーケンシングは高速走査を用い、十分な光子ドーズ量をDNA蛍光プローブに供給してCAM186内の光センサで検出すべきDNA試料から反応性光子の十分な放出を刺激する。
ビーム成形レンズ604はパウエルレンズとすることができ、このレンズはレーザ650及び660により放出されるガウス分布光をライン(直線)のような(長さ方向に)均一なプロフィールに拡大する。いくつかの実施形態では、複数の光ビーム(例えば、赤色及び緑色の2つの光ビーム)に対して単一のビーム成形レンズ604を使用し、それらの光ビームをビーム成形レンズ604の前方から異なる所定の角度で(例えば、±1度の何分の1の小角度で)入射させて各入射レーザビームに対して個別のレーザ光のラインを発生させることができる。これらの光のラインは、CAM186内の複数の光センサによる各光ビームに対応する別々の信号の明確な検出を可能にするために、所定の距離だけ離すことができる。例えば、緑色光ビーム又は青色光ビームは最終的にCAM186内の第1の光センサに入射し、赤色光ビーム又は緑色光ビームはCAM186内の第2の光センサに入射することができる。
いくつかの例では、第1及び第2の光ビームは、それらがビーム成形レンズ604に入射するとき一致/重畳され、その後広がり始め、それらが対物レンズ404に到達するとき各別のライン形状になるようにし得る。ビーム成形レンズの位置は、全ビーム形状が光の切り取りなしに対物レンズ404を通過して十分なビーム形状(例えば、光ビームにより投射されるラインの長さ)が得られるようにビーム発散を制御し光ビームの成形を最適にするために、光源650及び660の近くで又はすぐ傍で、厳しいトレランスで制御することができる。いくつかの例では、ビーム成形レンズ604と対物レンズ404の間の距離は約150mmより小さい。
いくつかの実施形態では、システム180は更に、光学ターゲットを受け入れるポケットを有するモジュラーサブアセンブリを備え得る。本体はアルミニウムにより構成することができ、約6.0%以下の反射率を有する色素を含む。本体は、その上面にあってポケットを取り囲むインセット部を含み得る。このモジュラーサブアセンブリは更に、インセット部に装着される透明格子層を備え、光学ターゲットの上方に配置し、光学ターゲットからフリンジギャップだけ離間させることができる。本体は光学ターゲットを受け入れるポケットを含み得る。本体は光学ターゲットの下方に位置する拡散ウェルを含み得る。拡散ウェルは光学ターゲットを通過する励起光を受光し得る。拡散ウェルは約6.0%以下の反射率を示す色素ベースの仕上げを有するウェル底面を含み得る。
システム180のモジュラーサブアセンブリの1つは更に、光検出装置を含み得る。対物レンズ404は光学ターゲットに向けて励起光を放射し、光学ターゲットからの蛍光放射を受光することができる。アクチュエータは対物レンズ404を光学ターゲットに近い関心領域に位置させるように設定され得る。プロセッサはその後、機器の光学アライメント及びキャリブレーションの少なくとも1つと関連して、光学ターゲットからの蛍光放射を検出するためのプログラム命令を実行することができる。
いくつかの例では、対物レンズ404は励起光を光学ターゲットへ向けることができる。プロセッサは蛍光放射から基準情報を導出することができる。プロセッサは、機器の光学アライメント及びキャリブレーションの少なくとも1つと関連する基準情報を利用し得る。光学ターゲットは、対物レンズ404に近接したキャリブレーション位置に永久的に取り付けることができる。キャリブレーション位置はフローセル504から離してもよい。固体の本体は蛍光発光物質が埋め込まれた固体母材よりなる基板を意味し得る。固体の本体は、励起光で照射されたとき蛍光を1つ以上の所定の関心発光バンドで発する量子ドットを封入するエポキシ又はポリマの少なくとも1つを意味し得る。
図8は、モジュラー光学解析システム800を設置し設定する例示的なプロセスを示す図である。プロセス800は、ステップ805において、複数の光源とビーム成形レンズを第1のサブアセンブリ内に配置することを含み得る。例えば、複数の光源は光源650及び光源660を含むことができる。第1のサブアセンブリはLGMとすることができ、このモジュールは、光源が取り付けられ、アライメントされるLGM筐体を含むものとし得る。ビーム成形レンズはパウエルレンズとすることができ、このレンズもLGM筐体内に取り付けられ、光源650及び660により発生された光ビームを別々のラインパターンに成形するように設定される。
プロセス800はまた、ステップ815において、チューブレンズと対物レンズを第2のサブアセンブリ内に配置することを含み得る。例えば、第2のサブアセンブリはEOMとすることができ、このモジュールは対物レンズとチューブレンズが取り付けられ、アライメントされるEOM筐体を含むものとし得る。
プロセス800はまた、ステップ825において、複数の光センサを第3のサブアセンブリ内に配置することを含み得る。例えば、第3のサブアセンブリはCAMとすることができ、このモジュールは光センサがアライメントされ、取り付けられるCAM筐体を含むものとし得る。これらの光センサはステップ805における各光源に対応するものとし得る。
プロセス800はまた、ステップ835において、フォーカス追跡光源と光センサを第4のサブアセンブリ内に配置することを含み得る。例えば、第4のサブアセンブリはFTMとすることができ、このモジュールはフォーカス追跡光源と光センサが取り付けられるFTM筐体を含むものとし得る。
いくつかの実施形態では、プロセス800は更に、ステップ845において、各サブアセンブリを個別に試験することを含み得る。例えば、試験は、各サブアセンブリの内部コンポーネントをサブアセンブリの筐体に対して精密に調整及び/又はアライメントすることを含み得る。各サブアセンブリはその後、ステップ855において、精密取付け板に機械的に結合することができる。例えば、精密取付け板は精密取付け板190とすることができる。その後、第4のサブアセンブリ内のフォーカス追跡光源を給電し、第4のサブアセンブリのフォーカス追跡光センサからの出力信号を捕捉することによって、システム全体をアライメントし調整して光学ターゲットの光学的フォーカスを見つけることができる。ターゲットからの出力信号は、フォーカス追跡光源により発生された光ビームの特性を分析し、その結果を1つ以上のサブアセンブリのアクチュエータ又はグラフィックユーザインタフェースに帰還するように構成されたコンピュータプロセッサに入力し、ビームの形状、パワー及びフォーカスが最適になるように光学コンポーネントを調整することができる。
上述したように、様々な例では、アクチュエータを用いて、試料台又は光学台(又はその一部分)のいずれか又は両方を再配置することによって所望のフォーカス設定を達成するように試料台を光学台に対して位置させることができる。いくつかの実施形態では、所望の台を移動させるために圧電アクチュエータを使用することができる。他の例では、所望の台を移動させるために音声コイルアクチュエータを使用することもできる。いくつかのアプリケーションでは、音声コイルアクチュエータの使用はその圧電対応部分に比較してフォーカシング遅延の短縮をもたらし得る。音声コイルアクチュエータを使用する例では、コイルサイズは所望の動きを得るために必要とされる最小のコイルサイズとして選択することができるため、コイルのインダクタンスも最小にすることができる。コイルサイズの制限及びひいてはそのインダクタンスの制限はより速い反応時間をもたらし、より低い電圧によるアクチュエータの駆動をもたらす。
上述したように、使用するアクチュエータと関係なく、現在の試料位置以外の点からのフォーカス情報は走査処理のためのフォーカス設定の変化の勾配又は大きさを決定するために使用することができる。この情報は、駆動信号をアクチュエータにより早く供給するかどうか及び駆動信号のパラメータをどのように設定するかを決定するために使用することができる。更に、いくつかの実施形態では、アクチュエータのための駆動閾値を決定可能にするためにシステムを予め較正することができる。例えば、システムは、アクチュエータが不安定にならずに耐えることができる制御出力の最高量(例えば、駆動電流の最大量)を決定するためにアクチュエータに様々なレベルの駆動信号を供給するように構成することができる。これによりシステムはアクチュエータに供給する最大制御出力量を決定することが可能になる。
本明細書で使用されるように、エンジンという語は、本明細書に開示する技術の1つ以上の例に従って実行される機能の所定の単位を表現している。本明細書で使用されるように、エンジンはハードウェア、ソフトウェア又はその組み合わせの任意のものを用いて実装することができる。例えば、エンジンを構成するために、1つ以上のプロセッサ、コントローラ、ASIC、PLA、PAL、CPLD、FPGA、論理コンポーネント、ソフトウェアルーチン、又は他のメカニズムを実装することができる。実施形態では、本明細書に記載の様々なエンジンは個別のエンジン又は機能として実装することができ、記載の特徴は1つ以上のエンジンで部分的に又は全体的に共有することができる。言い換えれば、本明細書を読んだ後で当業者に明らかになるように、本明細書に記載された様々な特徴及び機能は任意の所与の用途において実装することができ、且つ1つ以上の個々の又は共有のエンジンを様々に組み合わせ及び置換して実装することができる。様々な特徴又は機能の要素は別個のエンジンとして個別に記載され、クレームされるが、当業者であれば、これらの特徴及び機能は1つ以上の共通のソフトウェア及びハードウェア要素で共有することができること、並びにこのような記載はこのような特徴又は機能を実装するために別個のハードウェア又はソフトウェアを使用することを要求又は示唆するものではないこと、を理解するであろう。
開示の技術のコンポーネント又はエンジンが全体的に又は部分的にソフトウェアを用いて実装される場合には、一例において、これらのソフトウェア要素は、それらに関して記載された機能を実行し得るコンピューティング又はプロセッシングエンジンで作動するように実装することができる。一つのこのような例示的なコンピューティングエンジンは図9に示されている。この例示的なコンピューティングエンジン900の文脈で様々な実施形態が説明される。この技術を他のコンピューティングエンジン又はアーキテクチャを用いて実装する方法はこの説明を読んだ後で当業者に明らかになる。
ここで図9を参照するに、コンピューティングエンジン900は、例えば、デスクトップ、ラップトップ及びノートブックコンピュータ;携帯コンピュータデバイス(PDA、スマートフォン、セルフォン、パームトップなど);メインフレーム、スパーコンピュータ、ワークステーション又はサーバ;又は他の任意のタイプの専用若しくは汎用コンピュータ装置、に見られるコンピューティング又はプロセッシング能力を表すことができ、所定の用途又は環境に望ましい又はふさわしい。コンピューティングエンジン900は所定のデバイスに組み込むことができる又はそのデバイスに利用可能であるコンピューティング能力を表すこともできる。例えば、コンピューティングエンジンは他の電子機器、例えばディジタルカメラ、ナビゲーションシステム、セルラーフォン、携帯コンピュータ装置、モデム、ルータ、WAP、端末及びある種のプロセッシング能力を含み得る他の電子機器など、に見られる。
コンピューティングエンジン900は、例えば1つ以上のプロセッサ、コントローラ、制御エンジン、又は他のプロセッシングデバイス、例えばプロセッサ904を含むことができる。プロセッサ904は、汎用又は専用プロセッシングエンジン、例えばマイクロプロセッサ、コントローラ又は他の制御ロジックなど、を用いて実装することができる。図示の例では、プロセッサ904はバス902に接続されるが、コンピューティングエンジン900の他のコンポーネントとの相互作用を容易にするため又は外部から通信するために任意の通信媒体を使用することができる。
コンピューティングエンジン900は1つ以上のメモリエンジン(ここでは簡単にメインメモリ908と称する)を含むことができる。例えば、プロセッサ904で実行される情報及び命令を記憶するために、好ましくはランダムアクセスメモリ(RAM)又は他のダイナミックメモリを使用することができる。メインメモリ908は、プロセッサ904により実行される命令の実行中に一時的変数又は他の中間情報を記憶するために使用することもできる。コンピューティングエンジン900は同様にバス902に結合されたプロセッサ904のための静的情報及び命令を記憶するリードオンリーメモリ(ROM)又は他の静的記憶装置を含むことができる。
コンピューティングエンジン900は、1つ以上の様々な形態の情報記憶機構910も含むことができ、この情報記憶機構は、例えばメディアドライブ912及び記憶装置インタフェース920を含むことができる。メディアドライブ912は、固定又はリムーバブル記憶媒体914をサポートするドライブ又は他のメカニズムを含むことができる。例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、CD又はDVDドライブ(R又はRW)、又は他のリムーバブル若しくは固定メディアドライブを設けることができる。従って、記憶媒体914は、例えば、メディアドライブ912により読み出し、書き込み、又はアクセス可能な、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、カートリッジ、光ディスク、CD又はDVD、又は他の固定若しくはリムーバブル媒体を含むことができる。これらの例が示すように、記憶媒体914はソフトウェア又はデータが格納されたコンピュータ可用記憶媒体を含むことができる。
代替例では、情報記憶機構910は、コンピューティングエンジン900へのコンピュータプログラム又は他の命令又はデータのローディングを可能にするための他の同様の手段を含むことができる。このような手段は、例えば固定又はリムーバブル記憶装置922及びインタフェース920を含むことができる。このような記憶装置922及びインタフェース920の例として、プログラムカートリッジとカートリッジインタフェース、リムーバブルメモリ(例えば、フラッシュメモリ又は他のリムーバブルメモリエンジン)とメモリスロット、PCMCIAスロットとカード、及び記憶装置922からコンピューティングエンジン900へソフトウェア及びデータを転送することができる他の固定又はリムーバブル記憶装置922とインタフェース920を含むことができる。
コンピューティングエンジン900は通信インタフェース924も含むことができる。通信インタフェース924は、ソフトウェア及びデータをコンピューティングエンジン900と外部装置との間で通信可能にするために使用することができる。通信インタフェース924の例として、モデム又はソフトモデム、ネットワークインタフェース(例えば、イーサネット、ネットワークインタフェースカード、WiMedia、IEEE802.XX又は他のインタフェース)、通信ポート(例えば、USBポート、IRポート、RS232ポート、ブルートゥース(登録商標)インタフェース、又は他のポート)、又は他の通信インタフェースを含むことができる。通信インタフェース924を介して転送されるソフトウェア及びデータは所定の通信インタフェース924により交換可能の電子的又は電磁的(光学的も含む)信号又は他の信号で搬送することができる。これらの信号はチャネル928を介して通信インタフェース924に供給することができる。このチャネル928は信号を搬送することができ、有線又は無線通信媒体を用いて実装することができる。チャネルのいくつかの例としては、電話回線、セルラーリンク、RFリンク、光リンク、ネットワークインタフェース、ローカル又はワイドエリアネットワーク、及び他の有線又は無線通信チャネルを含むことができる。
本明細書において、「コンピュータプログラム媒体」及び「コンピュータ可用媒体」という用語は、例えば、メモリ908、記憶装置920、媒体914、及びチャネル928などの媒体を総称するために使用される。これらの及び他の様々な形態のコンピュータプログラム媒体又はコンピュータ可用媒体は、1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスを実行のためにプロセシング装置へ搬送する処理に従事することができる。媒体に具体化されたこのような命令は一般に「コンピュータプログラムコード」又は「コンピュータプログラムプロダクト」と呼ばれている(これは、コンピュータプログラムの形で又は他の形でグループ化することもできる)。実行時に、これらの命令は本明細書で述べたように開示の技術の特徴又は機能を実行するようにコンピューティングエンジン900をイネーブルすることができる。
開示の技術の様々な実施形態を以上に記載したが、それらはほんの一例として提示されているにすぎず、限定ではないと理解すべきである。同様に、様々な図が開示の技術の例示的な構造的又は他の構成を示し得るが、これは開示の技術に含まれ得る特徴及び機能の理解を助けるためである。開示の技術は図示された例示的な構造又は構成に限定されず、所望の特徴を様々な代替構造又は構成を用いて実装することができる。実際には、本明細書に開示の技術の所望の特徴を実装するために別の機能的、論理的又は物理的分割及び構成を使用し得ることは当業者に明らかである。また、本明細書で表現した以外の多数の種々の構成エンジン名を様々な区分に与えることもできる。更に、フロー図、操作記述及び方法請求項に関して、ステップが提示される順序は、その文脈で別段の指示のない限り、様々な例が列挙された機能を同じ順序で実行するように実装されることを義務付けるものではない。
上記のコンセプトのあらゆる組み合わせ(これらのコンセプトが相互に矛盾しなければ)は本明細書に開示の発明の要旨の一部としてみなせることを理解すべきである。特に、本開示の終わりに記載される請求の要旨のあらゆる組み合わせは本明細書に開示の発明の要旨の一部としてみなせる。例えば、開示の技術は様々な例及び実施形態に関して記載したが、1つ以上の個々の例に記載した様々な特徴、態様及び機能は、それらが記載された特定の例への適用に限定されず、単独で又は様々な組み合わせで、開示の技術の1つ以上の他の例に適用することができ、それらの実施形態が記載されているか否か、及びそれらの特徴が記載の例の一部として提示されているか否かは問わないことを理解すべきである。従って、本開示に記載の技術の広さ及び範囲は上述した例のどれにも限定されるべきでない。
本明細書で使用される用語及び語句及びそれらの変形は、特に別の指示がない限り、オープンエンドとして解釈し、限定と解釈してはならない。その例として、「含む」という用語は、「制限なしに含む」ことを意味すると解釈すべきであり、「例」という用語は論じている事項の例示的なアイテムを与えるために使用され、その包括的又は制限的リストでなく、「a」又は「an」という用語は「少なくとも1つ」、「1つ以上」などを意味すると解釈すべきであり、「既存の」、「伝統的な」、「通常の」、「標準の」、「既知の」、及び同様の意味の用語などの形容詞は記載のアイテムを所定の期間に制限する又は所定の時点で利用可能なアイテムに制限するものと解してはならず、現在又は未来の任意の時点で利用可能であるか知られているかもしれない、既存の、伝統的な、通常の、又は標準の技術を包括するものと理解すべきである。同様に、本明細書が当業者に明らかであるか知られている技術に言及する場合には、それらの技術は現在又は将来の任意の時点で当業者に明らかであるか知られていることも含む。
「結合」という用語は、直接的又は間接的な接合、接続、締結、接触又は連結を指し、物理的、光学的、電気的、流体的、機械的、化学的、磁気的、電磁的、通信的又は他の結合、又はそれらの組み合わせなどの様々な結合の形態を指し得る。1つの形態の結合が指定されている場合には、これは他の形態の結合が排除されることを意味しない。例えば、別のコンポーネントに物理的に結合された1つのコンポーネントは2つのコンポーネント間の(直接的又は間接的な)物理的付着又は接触を指し得るが、他の形態のコンポーネント間の結合、例えば2つのコンポーネントを通信可能に結合する通信リンク(例えば、RF又は光学リンク)など、を排除しない。同様に、様々な用語自体は相互排他的であることを意図しない。例えば、特に流体結合、磁気的結合又は機械的結合は物理的結合の一形態とし得る。
いくつかの例における「1つ以上」、「少なくとも」、「限定されないが」又は他の同様の語句などの解釈を広げる用語又は語句の存在は、このような解釈を広げる語句がない場合により狭い例を意図する又は必要とすると解釈されないようにしている。「エンジン」という用語の使用は、エンジンの一部分として記載された又はクレームされたコンポーネントまたは機能がすべて1つの共通のパッケージ内に組み込まれることを意味しない。実際には、エンジンの様々なコンポーネントのいずれか又は全てを、制御ロジックであろうと他のコンポーネントであろうと、単一のパッケージ内に組み合わせるか別々に維持することができ、更に複数のグループ又はパッケージに又は複数の場所に分布させることができる。
更に、本明細書に記載の様々な例が例示的なブロック図、フローチャート及び他の説明図に関して説明されている。本明細書を読めば、当業者に明らかなように、図示の例およびそれらの様々な代替例を実装することができ、図示の例に限定されない。例えば、ブロック図及びそれらの付随説明は特定の構造又は設定を義務づけるものと解釈すべきでない。

Claims (20)

  1. 複数のモジュラーサブアセンブリ及び精密取付け板を備えたシステムであって、
    各モジュラーサブアセンブリは、筐体及び該筐体に対してアライメントされた複数の光学コンポーネントを含み、前記筐体は、複数の精密取付け構造部を含み、
    モジュラーサブアセンブリからの各精密取付け構造部が前記精密取付け板又は隣接するモジュラーサブアセンブリに位置する対応する精密取付け構造部に直接結合するように、各精密取付け構造部が前記精密取付け板に機械的に結合されるシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記複数のモジュラーサブアセンブリは、ライン発生モジュール、フォーカス追跡モジュール、カメラモジュール、又はエミッション光学ジュールを含むシステム。
  3. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記ライン発生モジュールは、第1の波長で作動する第1の光源と、第2の波長で作動する第2の光源と、各光源に所定の角度でアライメントされたビーム成形レンズとを含むシステム。
  4. 請求項3に記載のシステムにおいて、前記第1の波長は緑色波長又は青色波長であり、前記第2の波長は緑色波長又は赤色波長であり、前記ビーム成形レンズはパウエルレンズであるシステム。
  5. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記エミッション光学モジュールは、光発生モジュールに光学的に結合された対物レンズと、該対物レンズに光学的に結合されたチューブレンズとを含み、前記対物レンズは、所定の距離離れて位置するフローセル上に光をフォーカスするシステム。
  6. 請求項5に記載のシステムにおいて、前記対物レンズは、前記フローセルの1つ以上の表面に対して前記対物レンズの焦点を移動させるように長手方向軸に沿って調節されるシステム。
  7. 請求項5に記載のシステムにおいて、前記フローセルは、透光性カバー板、基板、及びそれらの間に挟まれた液体を含み、生物試料が前記透光性カバー板の内面又は前記基板の内面に位置付けられるシステム。
  8. 請求項7に記載のシステムにおいて、前記生物試料は、DNA試料又はRNA試料を含むシステム。
  9. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記フォーカス追跡モジュールは、フォーカス追跡光源及びフォーカス追跡センサを含み、
    前記光源は、光ビームを発生し、該光ビームを前記フォーカス追跡センサに到達するように前記複数の光学コンポーネントを通して送り、
    前記フォーカス追跡センサは、プロセッサ及び機械可読命令が格納された非トランジトリコンピュータ可読媒体に通信可能に結合され、前記機械可読命令は、実行時に、前記プロセッサに、
    前記フォーカス追跡センサからの出力信号を受信し、
    前記出力信号を分析して前記光ビームの一組の特性を決定する
    処理を実行させるシステム。
  10. 請求項9に記載のシステムにおいて、前記機械可読命令は、実行時に、更に前記プロセッサに、前記光学コンポーネントの1つ以上を前記光ビームの一組の特性が最適になるように再設定するよう指示する帰還信号を発生する処理を実行させるシステム。
  11. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記モジュラーサブアセンブリの少なくとも1つは、現場交換可能ユニットであるシステム。
  12. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記複数の精密取付け構造部は、スロット、データム、タブ、ピン、又は凹状キャビティを含むシステム。
  13. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記カメラモジュールは、複数の光センサを含み、前記光発生モジュールは、複数の光源を含み、各光センサは、前記光源の1つから放射された光ビームに応じてトリガされた光学ターゲットからの蛍光ビームを受信し検出するように向けられるシステム。
  14. 複数の光源を第1の筐体内に配置するステップと、
    チューブレンズ及び対物レンズを第2の筐体内に配置するステップと、
    複数の光センサを第3の筐体内に配置するステップと、
    フォーカス追跡光源及びフォーカス追跡光センサを第4の筐体内に配置するステップと、
    前記第1の筐体、前記第2の筐体、前記第3の筐体、及び前記第4の筐体のそれぞれを精密取付け板に取り付けるステップと
    を含む方法。
  15. 請求項14に記載の方法において、ビーム成形レンズを前記第1の筐体内に配置するステップを更に含む方法。
  16. 請求項15に記載の方法において、前記第1の筐体を前記精密取付け板に取り付ける前に、前記複数の光源及び前記ビーム成形レンズを試験して前記第1の筐体に対してアライメントするステップを更に含む方法。
  17. 請求項14に記載の方法において、
    前記フォーカス追跡光源で光ビームを発生させるステップと、
    前記光ビームが、前記対物レンズの遠位端から所定の距離離れて向けられたフローセルで反射するように、前記対物レンズを通して前記光ビームを送るステップと、
    前記光ビームの反射を前記フォーカス追跡センサで受信するステップと、
    前記フォーカス追跡センサを用いて帰還信号を発生するステップと、
    前記帰還信号に応じて、前記チューブレンズ、前記対物レンズ、又は前記第2の筐体の向きを変えるステップと
    を更に含む方法。
  18. 請求項17に記載の方法において、前記フローセルの1つ以上の表面に対して前記対物レンズの焦点を移動させるように前記対物レンズを長手方向軸に沿って移動させるステップを更に含む方法。
  19. 請求項17に記載の方法において、透光性カバー板と基板との間に液体を挟むことにより前記フローセルを製造するステップと、生物試料を前記フローセルの前記1つ以上の表面上に配置するステップとを更に含む方法。
  20. 請求項19に記載の方法において、前記生物試料を前記液体の上面及び底面に置くステップを更に含み、前記生物試料は、DNA試料又はRNA試料を含む方法。
JP2019529906A 2017-01-05 2017-12-19 モジュラー光学解析システム及び方法 Active JP7229918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023021709A JP7432779B2 (ja) 2017-01-05 2023-02-15 モジュラー光学解析システム及び方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762442937P 2017-01-05 2017-01-05
US62/442,937 2017-01-05
GB1704771.3 2017-03-24
GBGB1704771.3A GB201704771D0 (en) 2017-01-05 2017-03-24 Modular optical analytic systems and methods
PCT/IB2017/058176 WO2018127757A1 (en) 2017-01-05 2017-12-19 Modular optical analytic systems and methods

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023021709A Division JP7432779B2 (ja) 2017-01-05 2023-02-15 モジュラー光学解析システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020505581A true JP2020505581A (ja) 2020-02-20
JP7229918B2 JP7229918B2 (ja) 2023-02-28

Family

ID=58687948

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019529906A Active JP7229918B2 (ja) 2017-01-05 2017-12-19 モジュラー光学解析システム及び方法
JP2023021709A Active JP7432779B2 (ja) 2017-01-05 2023-02-15 モジュラー光学解析システム及び方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023021709A Active JP7432779B2 (ja) 2017-01-05 2023-02-15 モジュラー光学解析システム及び方法

Country Status (12)

Country Link
US (3) US10732122B2 (ja)
EP (1) EP3566041B1 (ja)
JP (2) JP7229918B2 (ja)
CN (2) CN115494061A (ja)
DK (1) DK3566041T3 (ja)
ES (1) ES2914528T3 (ja)
GB (1) GB201704771D0 (ja)
PL (1) PL3566041T3 (ja)
PT (1) PT3566041T (ja)
SI (1) SI3566041T1 (ja)
TW (2) TWI733962B (ja)
WO (1) WO2018127757A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022153562A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 オムロン株式会社 製造装置、制御方法および制御プログラム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201704771D0 (en) * 2017-01-05 2017-05-10 Illumina Inc Modular optical analytic systems and methods
AU2018360737A1 (en) 2017-10-31 2020-06-04 Alberta Biophotonics Inc. Optical measurement method and system
CN110553732B (zh) * 2018-06-01 2021-08-06 谱钜科技股份有限公司 光谱仪、光机模块以及光谱仪的操作方法
CN113155826A (zh) * 2020-01-07 2021-07-23 深圳华大智造科技有限公司 检测装置
AU2021278997A1 (en) * 2020-05-27 2022-12-15 Seurat Technologies, Inc, Modular architecture for additive manufacturing
CN112697764A (zh) * 2021-01-26 2021-04-23 上海芯像生物科技有限公司 用于荧光显微检测的光学组件和荧光显微检测系统
CN114486691A (zh) * 2022-02-16 2022-05-13 上海纬冉科技有限公司 一种便携式能量探测设备及其调试装置
CN115598103B (zh) * 2022-11-16 2023-03-24 上海芯像生物科技有限公司 光学组件以及荧光显微检测系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065144A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Yokogawa Electric Corp 分光光学ユニット
JP2008537594A (ja) * 2005-04-01 2008-09-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 取り外し可能な光学モジュールを有する多重蛍光検出装置
JP2009540316A (ja) * 2006-06-14 2009-11-19 バイオクロム リミテッド 分析装置
US7791013B2 (en) * 2006-11-21 2010-09-07 Illumina, Inc. Biological microarray line scanning method and system
JP2012505431A (ja) * 2008-10-09 2012-03-01 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・コーポレイション イメージングシステムにおけるビームエクスパンダの調整システム及び方法
US20120270305A1 (en) * 2011-01-10 2012-10-25 Illumina Inc. Systems, methods, and apparatuses to image a sample for biological or chemical analysis

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3806259A (en) * 1970-11-03 1974-04-23 Sargent Welch Scientific Co Holder unit for optical instrumental analysis system
US3809259A (en) 1973-02-26 1974-05-07 Kenway Eng Inc Handle engaging tote pan retractor
US4657390A (en) 1985-02-21 1987-04-14 Laser Precision Corporation Universal spectrometer system having modular sampling chamber
US5072114A (en) * 1989-06-30 1991-12-10 Fuji Photo Film Co., Ltd. Light beam scanning apparatus and light beam adjusting mechanism for use with such light beam scanning apparatus
US6421127B1 (en) * 1999-07-19 2002-07-16 American Air Liquide, Inc. Method and system for preventing deposition on an optical component in a spectroscopic sensor
JP2002318107A (ja) 2001-04-20 2002-10-31 Shin Meiwa Ind Co Ltd ミラーボックス
JP2004085443A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Olympus Corp 光分析装置、その運転方法及び顕微鏡
US7339661B2 (en) 2002-09-30 2008-03-04 Doron Korngut Dark field inspection system
DE102004034976A1 (de) 2004-07-16 2006-02-16 Carl Zeiss Jena Gmbh Lichtrastermikroskop und Verwendung
CN101156059B (zh) * 2005-04-01 2011-06-08 3M创新有限公司 具有将多个光学模块连接到公共检测器的纤维束的多重荧光检测装置
US7329860B2 (en) * 2005-11-23 2008-02-12 Illumina, Inc. Confocal imaging methods and apparatus
DE102005059650B4 (de) * 2005-12-14 2011-08-18 Leica Microsystems CMS GmbH, 35578 Vorrichtung zur Montage für mehrere Laser und Mikroskop
US7889322B2 (en) * 2007-02-20 2011-02-15 Electro Scientific Industries, Inc. Specimen inspection stage implemented with processing stage coupling mechanism
JP5284481B2 (ja) * 2008-11-07 2013-09-11 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. スキャトロメータおよびリソグラフィ装置
US20100157086A1 (en) * 2008-12-15 2010-06-24 Illumina, Inc Dynamic autofocus method and system for assay imager
DE102009029831A1 (de) 2009-06-17 2011-01-13 W.O.M. World Of Medicine Ag Vorrichtung und Verfahren für die Mehr-Photonen-Fluoreszenzmikroskopie zur Gewinnung von Informationen aus biologischem Gewebe
CN102573688B (zh) * 2009-08-21 2015-07-29 爱尔康研究有限公司 具有可调目标的固定式光学系统
JP2011095685A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Sony Corp 顕微鏡システム及び顕微鏡システムの制御方法
KR101103323B1 (ko) 2010-04-08 2012-01-11 에스엔유 프리시젼 주식회사 공초점 현미경구조를 이용한 측정대상물의 영상획득방법 및 시스템
CN105973805B (zh) * 2011-01-10 2019-06-18 伊鲁米那股份有限公司 用于生物或化学分析的样品的成像方法
TWM445178U (zh) * 2012-06-25 2013-01-11 Chin-Feng Wan 結合光學平台之微流體晶片自動化系統
GB201318919D0 (en) * 2013-10-25 2013-12-11 Isis Innovation Compact microscope
US10061111B2 (en) 2014-01-17 2018-08-28 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Systems and methods for three dimensional imaging
US20160302335A1 (en) * 2015-04-10 2016-10-13 Mettler-Toledo Autochem, Inc. Precision mounting systems and methods
CN205539686U (zh) 2015-11-19 2016-08-31 江苏鼎云信息科技有限公司 一种小型扫描共聚焦光谱显微镜
KR20180108578A (ko) 2016-01-11 2018-10-04 일루미나, 인코포레이티드 마이크로 형광 측정기, 유체 시스템, 및 플로우 셀 래치 클램프 모듈을 구비하는 검출 장치
GB201704771D0 (en) * 2017-01-05 2017-05-10 Illumina Inc Modular optical analytic systems and methods
NL2018855B1 (en) * 2017-05-05 2018-11-14 Illumina Inc Laser line illuminator for high throughput sequencing

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537594A (ja) * 2005-04-01 2008-09-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 取り外し可能な光学モジュールを有する多重蛍光検出装置
JP2009540316A (ja) * 2006-06-14 2009-11-19 バイオクロム リミテッド 分析装置
JP2008065144A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Yokogawa Electric Corp 分光光学ユニット
US7791013B2 (en) * 2006-11-21 2010-09-07 Illumina, Inc. Biological microarray line scanning method and system
JP2012505431A (ja) * 2008-10-09 2012-03-01 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・コーポレイション イメージングシステムにおけるビームエクスパンダの調整システム及び方法
US20120270305A1 (en) * 2011-01-10 2012-10-25 Illumina Inc. Systems, methods, and apparatuses to image a sample for biological or chemical analysis
JP3187948U (ja) * 2011-01-10 2013-12-26 イルミナ インコーポレイテッド 生物学的または化学分析用試料の撮像のためのシステム、方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022153562A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 オムロン株式会社 製造装置、制御方法および制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
SI3566041T1 (sl) 2022-09-30
CN110168348A (zh) 2019-08-23
CN110168348B (zh) 2022-09-20
TWI809442B (zh) 2023-07-21
US20180188183A1 (en) 2018-07-05
EP3566041A4 (en) 2020-08-12
US11408828B2 (en) 2022-08-09
CN115494061A (zh) 2022-12-20
WO2018127757A1 (en) 2018-07-12
US20200319115A1 (en) 2020-10-08
TWI733962B (zh) 2021-07-21
PL3566041T3 (pl) 2022-06-20
US10732122B2 (en) 2020-08-04
EP3566041A1 (en) 2019-11-13
JP7432779B2 (ja) 2024-02-16
GB201704771D0 (en) 2017-05-10
TW201830003A (zh) 2018-08-16
PT3566041T (pt) 2022-05-23
DK3566041T3 (da) 2022-05-23
US20220334065A1 (en) 2022-10-20
EP3566041B1 (en) 2022-02-23
TW202138787A (zh) 2021-10-16
JP7229918B2 (ja) 2023-02-28
ES2914528T3 (es) 2022-06-13
JP2023075102A (ja) 2023-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6782268B2 (ja) 高スループットシーケンシング用のレーザライン照明装置
JP7432779B2 (ja) モジュラー光学解析システム及び方法
JP6408730B2 (ja) 光源配置を用いてフォーカストラッキングが改善したシステム及び方法
JP2020060770A (ja) ハイブリッドモード光源を用いてフォーカストラッキングが改善したシステム及び方法
ES2960449T3 (es) Conmutación de controlador en tiempo real
JP2018151625A (ja) 連続球面収差補正チューブレンズ
BR102018004635B1 (pt) Sistema de imageamento e sistema de sequenciamento de dna
WO2023219824A1 (en) Apparatus and method of obtaining an image of a sample during non-uniform movements

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7229918

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150