JP2020505556A - 制限流量による逆推力装置の作動 - Google Patents

制限流量による逆推力装置の作動 Download PDF

Info

Publication number
JP2020505556A
JP2020505556A JP2019542165A JP2019542165A JP2020505556A JP 2020505556 A JP2020505556 A JP 2020505556A JP 2019542165 A JP2019542165 A JP 2019542165A JP 2019542165 A JP2019542165 A JP 2019542165A JP 2020505556 A JP2020505556 A JP 2020505556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
flow
actuator
valve
control valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2019542165A
Other languages
English (en)
Inventor
トーマス コペチェク,ジョセフ
トーマス コペチェク,ジョセフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Woodward Inc
Original Assignee
Woodward Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Woodward Inc filed Critical Woodward Inc
Publication of JP2020505556A publication Critical patent/JP2020505556A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K1/00Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
    • F02K1/54Nozzles having means for reversing jet thrust
    • F02K1/76Control or regulation of thrust reversers
    • F02K1/763Control or regulation of thrust reversers with actuating systems or actuating devices; Arrangement of actuators for thrust reversers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K1/00Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
    • F02K1/54Nozzles having means for reversing jet thrust
    • F02K1/56Reversing jet main flow
    • F02K1/60Reversing jet main flow by blocking the rearward discharge by means of pivoted eyelids or clamshells, e.g. target-type reversers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K1/00Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
    • F02K1/54Nozzles having means for reversing jet thrust
    • F02K1/56Reversing jet main flow
    • F02K1/60Reversing jet main flow by blocking the rearward discharge by means of pivoted eyelids or clamshells, e.g. target-type reversers
    • F02K1/605Reversing jet main flow by blocking the rearward discharge by means of pivoted eyelids or clamshells, e.g. target-type reversers the aft end of the engine cowling being movable to uncover openings for the reversed flow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2270/00Control
    • F05D2270/01Purpose of the control system
    • F05D2270/05Purpose of the control system to affect the output of the engine
    • F05D2270/051Thrust
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2270/00Control
    • F05D2270/01Purpose of the control system
    • F05D2270/18Purpose of the control system using fluidic amplifiers or actuators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2270/00Control
    • F05D2270/60Control system actuates means
    • F05D2270/64Hydraulic actuators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

エンジン組立体は、エンジンを少なくとも部分的に囲むように構成されたナセルと、ナセルに連結された逆推力装置とを含む。逆推力装置は、格納位置と展開位置との間を、ナセルに対して移動可能な逆推力要素と、逆推力要素を動かすように作動可能に連結された液圧のアクチュエータと、液圧のアクチュエータを作動させるように構成された流体制御システムとを含む。流体制御システムは、加圧流体源と、アクチュエータと、流体戻りリザーバとの間で流体を選択的に送るように作動可能な方向制御弁を含む方向制御部と、方向制御弁と無関係に、アクチュエータと流体戻りリザーバとの間の流体連通を提供する一つ以上のバイパス流路と、加圧流体源と方向制御弁との間にある流量制限器であって、アクチュエータによって引き込まれる圧力が所定の閾値を超えるのを阻止するように構成された流量制限器とを含む。

Description

本願は、2017年2月2日に出願された米国特許出願第15/422,726号に基づく優先権を主張し、当該米国特許出願のすべての記載内容を援用する。
本明細書は、一般的には、エンジン組立体用の逆推力装置に関し、特には、制限された流体の必要流量を有するそのような逆推力装置を作動するための作動システムに関する。
逆推力装置は一般に航空機のタービンエンジンに組み込まれている。逆推力装置の役割は、走行方向と反対の逆推力を提供するために、エンジンを通る流体の流れを方向転換することによって、着陸時における航空機の制動能力を改良することにある。従来の逆推力装置の作動システムにおいては、航空機の油圧ポンプに対して大きな油圧流量が必要になる。この必要流量を制限するために、再生型方向制御弁がしばしば利用される。この方向制御弁により、逆推力装置の展開中、アクチュエータの格納室又は「収納室」から流れる流体を、アクチュエータの展開室へ再循環させることが可能になる。この再循環の流れは、展開中に外部の補助荷重がアクチュエータに加えられたときに選択的に実施することができる。しかし、この技術であっても、特定の新たな航空機設計において油圧ポンプ容量の限度未満に必要流量を保つには不十分である。
1つの態様において、エンジン組立体は、エンジンを少なくとも部分的に囲むように構成されたナセルと;前記ナセルに連結された逆推力装置と;を含む。前記逆推力装置は、格納位置と展開位置との間を、前記ナセルに対して移動可能な逆推力要素と;前記逆推力要素を前記格納位置と前記展開位置との間で動かすように作動可能に連結された液圧のアクチュエータと;前記液圧のアクチュエータを作動させるように構成された流体制御システムとを含む。前記流体制御システムは、加圧流体源と、前記アクチュエータと、流体戻りリザーバとの間で流体を選択的に送るように作動可能な方向制御弁を含む方向制御部と;前記方向制御弁と無関係に、前記アクチュエータと前記流体戻りリザーバとの間の流体連通を提供する一つ以上のバイパス流路と;前記加圧流体源と前記方向制御弁との間にある流量制限器であって、前記アクチュエータによって引き込まれる圧力が所定の閾値を超えるのを阻止するように構成された流量制限器と;を含む。
別の態様において、流体制御システムは、エンジン組立体のナセルに連結された逆推力要素に連結された液圧のアクチュエータを作動させるように構成されている。流体制御システムは、加圧流体源と、前記液圧のアクチュエータと、流体戻りリザーバとの間で流体を選択的に送るように作動可能な方向制御弁を含む方向制御部と;前記方向制御弁と無関係に、前記アクチュエータと前記流体戻りリザーバとの間の流体連通を提供する一つ以上のバイパス流路と;前記加圧流体源と前記方向制御弁との間にある流量制限器であって、前記アクチュエータによって引き込まれる圧力が所定の閾値を超えるのを阻止するように構成された流量制限器とを含む。
さらに別の態様において、格納位置と展開位置との間を移動可能な逆推力要素を有するエンジン逆推力装置を作動させる方法は、一次の流体の流れを、加圧流体源から、前記逆推力要素に連結された液圧アクチュエータへ運ぶステップと;前記一次の流体の流れから分離している二次の流体の流れを、流体戻りリザーバから前記液圧アクチュエータへ運ぶステップと;前記一次の流体の流れ及び前記二次の流体の流れを運ぶ間、前記一次の流体の流れを所定の流れ閾値に制限するステップと;によって、前記逆推力要素を前記格納位置から前記展開位置へ移行するステップを含む。
上述した態様のいくつかの例において、流体制御システムは、前記方向制御弁と、前記加圧流体源と、前記流体戻りリザーバとの間の流体の流れを選択的に阻止又は許容するように作動可能な隔離制御弁を含む隔離制御部を更に含み、前記隔離制御部は、前記流体戻りリザーバから前記バイパス流路を通って前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止される第1の段階と、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止されない第2の段階とで作動可能なパイロット付チェック弁を更に含む。例によっては、前記隔離制御部は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の両方に連結された電磁弁をさらに含み、前記電磁弁は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の作動を同時に制御するように構成されている。例によっては、前記電磁弁は、逆推力装置展開命令の受信に応じて、前記パイロット付チェック弁の前記第1の段階から前記第2の段階への移行を開始するように構成されている。
上述した態様のいくつかの例において、前記方向制御弁は、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの展開室及び格納室の両方に送られる展開の段階で、並びに、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの前記格納室のみに送られる格納の段階で、作動可能であり、前記方向制御弁が前記展開の段階にあるときに、前記展開室及び前記格納室は互いに流体連通して流体の再循環を許容する。
上述した態様のいくつかの例において、前記流体制御システムは、前記バイパス流路上にあるキャビテーション防止チェック弁を更に含み、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータへの流体の流れを許容する一方で、前記アクチュエータから前記流体戻りリザーバへの流体の流れを阻止する。例によっては、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記アクチュエータの展開室内の圧力が前記流体戻りリザーバにおける圧力よりも小さいときに流体の流れを許容するように構成されている。
上述した態様のいくつかの例において、前記流量制限器は、流量調整器又は流量リストリクタのうちの少なくとも一方を含む。
上述した態様のいくつかの例において、前記流量制限器は前記方向制御部に内蔵されている。
本明細書に記載された主題の1つ以上の実施の詳細を、添付する図面及び以下の説明に記載する。本主題の他の特徴、側面及び利点は、かかる説明及び図面並びに請求項から明らかになる。
格納位置にある逆推力装置のドアを有するエンジン組立体の一部を示す後方斜視図である。
展開位置にある逆推力装置のドアを有する、図1Aのエンジン組立体を示す前方斜視図である。
逆推力装置のドアの展開及び格納中の第1の例示の逆推力装置作動システムの作動を示す進行図である。 逆推力装置のドアの展開及び格納中の第1の例示の逆推力装置作動システムの作動を示す進行図である。 逆推力装置のドアの展開及び格納中の第1の例示の逆推力装置作動システムの作動を示す進行図である。
第2の例示の逆推力装置作動システムを示す図である。
図面の様々な要素は、特徴、工程ステップ、及び結果をより良好に示すために、誇張したり概略的に図示したりする場合がある。様々な図面における同様の符号及び名称は、同様の要素を示す場合がある。
本開示の様々な実施の形態の対象は、搭載された加圧流体源に与えられる必要流量を効果的に制限する逆推力装置作動システム(「TRAS」)である。実施の例によっては、これらのTRASは、システム圧力から方向制御弁(「DCV」)への流れを制限又は調整することによって必要流量を制限すると共に逆推力装置の展開タイミング要件を満たす一方、戻り圧力を液圧(典型的には油圧であり、以下、液は油であるとして説明する)アクチュエータの展開室へ送ることによって必要流量の不足分を補う。この流量制限技術は、流量再生技術と併せて又はそれとは無関係に実施することができる。
TRASは、逆推力装置の展開サイクル中に乗り物の油圧システムからの比較的高い流体流量を必要とし、格納サイクル中に比較的低い流量を必要とする。搭載ポンプが提供できる圧力流より大きなシステム圧力流を引き込まずに、逆推力装置の必要な展開時間を達成するための必要流量を満たすことは問題になることが多い。再生型DCVの場合であっても最大必要流量要件を満たせない場合には、アクチュエータの内径を小さくすることができる、及び/又は、許容展開時間を長くすることができる。しかし、これらの設計オプションは、TRASの力の影響力を減らすか、TRASの時間性能に悪影響を及ぼすかのどちらかの否定的結果をもたらす。他のオプションの1つは、搭載されたポンプのサイズを大きくすることである。しかし、これも、重量、コスト、及び形状因子/外被(エンベロープ)の増加により、問題である。
実施の例によっては、再生型TRASの流体流量要件は、速度にアクチュエータのロッドの面積を乗じたものである。しかし、この流れからのエネルギー(圧力×体積)は、アクチュエータにかかる負荷が圧縮であるときに展開ストロークの前半部の間にだけ必要とされる。本開示のある実施の形態は、「補助荷重」(例えば、逆推力装置の扉に作用する周囲の空気流の力)の存在下でTRASへの荷重が圧縮から引っ張りに変化すると、流体からのエネルギーはもはや不要であるという事実を利用している。TRASの必要流量を制限するために、(DCVを通って再循環できる)システム圧力からの流量は、補助荷重が存在するときには、作動油戻りリザーバからの流量でもって補われる。
図1A及び図1Bは、本開示の一つ以上の実施の形態によるエンジン組立体10の実施の例を示す。実施の形態によっては、エンジン組立体10は、航空機のような動力付き乗り物(不図示)に組み込まれるかもしれない。この実施の例では、エンジン組立体10は、逆推力装置22を支持するナセル12を含む。図示のように、ナセル12は、乗り物に動力を供給するタービンエンジン(例えば、ターボジェットエンジン又はターボファンエンジン)を収容するために乗り物のフレームに連結可能な環状構造体である。この実施の例では、ナセル12は、前ハウジング14と後ハウジング16とを含む。前ハウジング14及び後ハウジング16は、管状で切頭円錐形の部品であり、後ハウジング16は前ハウジング14と同軸上に取り付けられている。前ハウジング14はタービンエンジンを受け容れるように設計されており、後ハウジング16は逆推力装置22を支持するように設計されている。この例において、逆推力装置22は、枢動ドア型編成であり、特にはクラムシェル(二枚貝)構造である。しかし、他の適切なタイプの逆推力装置(例えば、カスケード、ターゲットドア又はペタルドアタイプ(花弁型)の逆推力装置)も、ここに記載の作動システムと互換性があるであろう。
逆推力装置22は、一対の逆推力要素24a、24bと作動システム100(図1B参照)とを含む。逆推力要素24a、24bは、ナセル12の後ハウジング16に枢着(枢動できるように取り付け)された隔壁又は「ドア」としてこの実施の例では示されている。ドア24a、24bは、図1Aでは、ナセル12に向かって内側に回転した格納位置の状態で示され、図1Bでは、ナセル12から外向きに回転した展開位置の状態で示されている。TRAS100は、ドア24a、24bの作動を制御するように適切に構成されており、例えば一つ以上の制御信号に基づいて、格納位置と展開位置との間の動きを調節する。この例では、TRAS100は、油圧アクチュエータ102a、102bと、油圧ロック104a、104bと、方向制御ユニット(「DCU」)106とを含む。各油圧アクチュエータ102a、102bは、格納位置と展開位置との間でそれぞれのドア24a、24bを動かすように作動可能に接続されている。油圧アクチュエータ102a、102bは、直線運動を提供するように設計されており、ここでの直線運動は、ドア24a、24bを格納位置から展開位置へ外向きに押し、展開位置から格納位置までドア24a、24bを内側に引き込む。この例において、油圧ロック104a、104bのそれぞれは、両方のドア24a、24bに係合可能であり、一方のロックが作動不能になった場合、他方のロックだけで両方のドアの意図しない展開を防ぐことができる。油圧ロック104a、104bは、ドア24a、24bの動き(例えば、展開)が防止される係合状態と、ドア24a、24bの動きが防止されない解放状態との間を移行するように構成されている。DCU106は、各油圧アクチュエータ102a、102b及び各油圧ロック104a、104bに流体的に連結されている(又は流体連通している)。DCU106は、流体源から加圧流体を受け容れ、この加圧流体を油圧アクチュエータ102a、102b及び油圧ロック104a、104bへ選択的に送り、これらの構成要素を油圧を通じて作動させる。
用語「流体的に連結される」は、本開示の中では、構成要素間の流体連通が許容される条件、状態、又は段階になることができる構成要素を指すときに用いられる点に留意されたい。用語「流体連通する」及び「流体的に連結される」は、本開示を通して同義語として用いられることにも留意されたい。
図2A乃至図2Cは、図1A及び図1Bに関して上で示し説明した例示のエンジン組立体10と組み合わせて使用できるような、第1の例示の逆推力装置作動システム200を示す。このように、TRAS100と同様に、TRAS200は、第1のアクチュエータ202a及び第2のアクチュエータ202bと、DCU206とを含む(この例では油圧ロックは示されていない)。TRAS200は、隔離制御ユニット208(「ICU」)と、流体源210と、流体リザーバ212とを更に含む。流体源210は、作動流体(例えば作動油)の圧力を制御(例えば、増加)するための一つ以上の適切な圧力調整装置(例えば、ポンプ)を含んでもよい。流体リザーバ212は1つ以上の容器を含んでいてもよく、この容器は、作動システムの様々な構成要素を通った作動流体を受け取り、この作動流体を収容し、そしてこの作動流体を流体源210へ供給するためのものである。
DCU206は、流体源210及び流体リザーバ212に対して、アクチュエータ202a、202bの上流に配置されている。上述のように、DCU206の機能要素(後述)は、アクチュエータ(及び機械的に連結された逆推力装置ドア)を格納位置と展開位置との間で移行させるために、流体源210と、アクチュエータ202a、bと、流体リザーバ212との間で流体を選択的に送るように作動可能である。ICU208は、DCU206の上流に配置されており、DCU206と、流体源210と、流体リザーバ212との間の流体の流れを選択的に阻止又は許容するように作動可能な様々な機能要素(後述)を含む。
この実施の例では、ICU208は、隔離制御弁214(「ICV」)と、パイロットチェック弁216と、電磁弁218とを含む。ICV214と電磁弁218とは、それぞれ、様々な流路を介して流体源210と流体リザーバ212とに流体的に連結されている。パイロットチェック弁216は、流体リザーバ212に流体的に連結されている。図示のように、流体リザーバ212に関して、チェック弁216はTRAS200の他のすべての機能部品の上流に配置されている。
この実施の例において、ICV214は、ばね付勢型3ポート圧力調整構成要素であり、流体源210に流体的に連結された高圧ポート220と、流体リザーバ212に流体的に連結された低圧ポート222と、DCU206に流体的に連結されるサービスポート224とを含んでいる。ICV214は、低圧ポート222とサービスポート224との間の流体の流れが許容される第1の段階(図2A参照)と、高圧ポート220とサービスポート224との間の流体の流れが許容される第2の段階(図2B及び図2C参照)との間を移行するように構成されている。このように、ICV214が第1の段階にあるときはDCU206が流体リザーバ212と流体連通するようになり、ICVが第2の段階にあるときはDCUが流体源210と流体連通するようになる。ICV214のデフォルト(初期段階)である段階は第1の段階であり、これは防火目的でDCU206への流体の流れを阻止する。ICV214は、第1の段階から第2の段階への移行及びその逆の移行を制御するパイロット弁226を更に含む。
パイロットチェック弁216も、3ポート弁であり、流体リザーバ212に流体的に連結された戻り側ポート228と、TRAS200の他の下流側構成要素に流体的に連結されたシステム側ポート230と、パイロットポート232とを含んでいる。ICV214と同様に、チェック弁216は第1の段階と第2の段階との間を移行するように構成されており、第1の段階がデフォルトである。デフォルトである第1の段階では、チェック弁216は、システム側ポート230から戻り側ポート228への一方向の流体の流れのみを許容する。この段階は、流体がTRAS構成要素から流体リザーバ212へ流れることのみを許容する。第2の段階では、チェック弁216は、戻り側ポート228とシステム側ポート230との間の自由な流体の流れを許容する。このように、チェック弁216の第1の段階とは異なり、流体リザーバ212からTRAS構成要素への逆の流れが許容される。パイロットポート232で受けた流体圧力は、第1の段階から第2の段階への移行、及びその逆の移行を制御する。ICV214と同様に、チェック弁216のデフォルトの段階は第1の段階であり、これは防火の目的で、流体が流体リザーバ212からDCU206へ流れることを阻止する。
電磁弁218は、ICV214及びパイロットチェック弁216の両方に流体的に連結され、制御信号(例えば、起動/停止信号)に応じて異なる状態/段階の間を移行するよう、これらの構成要素を油圧制御するように構成されている。ICV214と同様に、電磁弁218は、ばね付勢型3ポート装置である。したがって、電磁弁244は、流体源210に流体的に連結された高圧ポート234と、流体リザーバ212に流体的に連結された低圧ポート236と、アクチュエータポート238とを含む。アクチュエータポート238は、ICV214のパイロット弁226及びチェック弁216のパイロットポート232の両方に流体的に連結されている。
電磁弁218は、受信した起動/停止制御信号に基づいてオン状態とオフ状態との間を移行する。オフ状態(図2A参照)では、低圧ポート236とアクチュエータポート238との間の流体の流れが許容され、それによってICV214のパイロット弁226とチェック弁216のパイロット弁232とが流体リザーバ212に流体連通する。流体リザーバ212の比較的低い圧力は、ICV214又はチェック弁216のいずれかの段階の移行を促進するには不十分である。オン状態(図2B及び図2C参照)では、高圧ポート235とアクチュエータポート238との間の流体の流れが許容され、それによってICV214のパイロット弁226とチェック弁216のパイロットポート232とが流体源210と流体連通するようになる。比較的低圧の流体リザーバ212とは異なり、比較的高圧の流体源210は、ICV214とチェック弁216とを、それらの第1の段階から第2の段階へ移行させる。ICV214及びチェック弁216と同様に、電磁弁218は、DCU206への意図しない流体の流れを防止するために、デフォルトでオフ状態になっている。
ICU208は、パイロットチェック弁216の下流に、ICV214の外側を通る低圧流路240を更に含むので、チェック弁216によって実行される方向流量制御に従って、流体リザーバ212に流体連通したままである。より詳細に以下説明するように、低圧流路240は、DCU206と、DCUの外側の第1のアクチュエータ202a及び第2のアクチュエータ202bとの両方につながる。
DCU206は、方向制御弁(「DCV」)242と、電磁弁244と、流量制限装置246とを含む。この実施の例では、DCV242は、ばね付勢型4ポート圧力調整構成要素である。DCV242の一方の側は、ICV214のサービスポート224に流体連通する制御ポート248と、低圧流路240を介して流体リザーバ212に流体連通する低圧ポート250とを含む。流量制限装置246は、DCV242の制御ポート248と、ICV214のサービスポート224との間の流路251上に配置されている。流量制限装置246は、展開プロセス中(図2B参照)に、DCV242を介してアクチュエータ202a、bによって流体源210側に引き込まれた圧力/流体が、所定の閾値を超えることを禁ずるように構成されている。この実施の例において、流量制限装置246は、流量リストリクタ(流量絞り/流量限定器)の形態で設けられている。しかし、本開示の範囲内で他の適切な装置も考えられる。上述のように、必要流量を制限することは、流体源210及びシステムを支える構成要素(例えば、流路、弁等)を、実用的な重量、形状因子/外被及びコストを伴う構成で適切に提供できるようになるので、有利である。以下に述べる再生技術及び補助流技術は、TRASに組み込まれて、展開能力を犠牲にすることなくこの制限された必要流量を調整する。
DCV242の反対側は、アクチュエータ202a、202bに流体的に連結された展開ポート252及び格納ポート254を含む。ICV214と同様に、DCV242は、第1の段階と第2の段階との間を移行するように構成されている。DCV242の段階は、その対向する両側のポート間の流れを規定する。DCV242のデフォルトである第1の段階(図2A及び図2C参照)では、制御ポート248は格納ポート254に流体的に連結されており、低圧ポート250は展開ポート252に流体的に連結されている。DCV242の第2の段階(図2B参照)では、制御ポート248は格納ポート254と展開ポート252との両方に流体的に連結されており、低圧ポート250は休止されている(例えば流体的に隔離される又は塞がれている)。格納ポート254及び展開ポート252は、また、DCVの第2の段階において互いに流体連通するように配置されている。DCV242は、電磁弁244からの油圧信号に基づいて、第1の段階から第2の段階への移行、及びその逆の移行を制御するパイロット弁258を更に含む。
電磁弁244は、構造及び機能の両面において電磁弁218と実質的に同様である。電磁弁244は、ばね付勢型3ポート弁であり、ICV214のサービスポート224に流体連通する高圧ポート260と、低圧流路240を介して流体リザーバ212に流体連通する低圧ポート262と、DCV242のパイロット弁258に流体連通するアクチュエータポート264とを含む。デフォルトのオフ状態において、アクチュエータポート264は低圧ポート262に流体的に連結され、オン状態においては高圧ポートに流体的に連結される。電磁弁244は、ソレノイドがオン状態にあり且つICV214のサービスポート224から比較的高圧の流体を受け容れているとき(即ち、ICU208の電磁弁218がオン状態にあってICV214を第2の段階へ移行させるとき)、DCV242を第1の段階から第2の段階へ移行させる。
第1のアクチュエータ202a及び第2のアクチュエータ202bは、逆推力装置(例えば、図1A及び図1Bに示す逆推力装置22)のそれぞれの扉(例えば、図1A及び図1Bに示す扉24a、24b)を、格納位置と展開位置との間で移動させるように設計されている。この実施の例では、第1のアクチュエータ202aと第2のアクチュエータ202bは、構造的にも機能的にも実質的に同一であるので、まとめて説明する。第1のアクチュエータ202a及び第2のアクチュエータ202bは、それぞれ、内部キャビティ268を有するハウジング266を含む。このアクチュエータハウジング266は、逆推力装置のナセル(例えば、ナセル12)へ機械的に連結されている。ハウジングの内部キャビティ268は、細長いアクチュエータロッド270を受容しており、このアクチュエータロッド270は、近位端にピストン部材272を含み、反対の遠位端に連結器274を含んでいる。連結器274は、アクチュエータロッド270を逆推力装置の扉に取り付け、アクチュエータロッド270による移動に応じて扉が動く(例えば、旋回する)ようにする。アクチュエータロッド270のピストン部材272は、ハウジングキャビティ266の内壁を密封して、キャビティを展開室276と格納室278との2つに分けている。アクチュエータハウジング266は、展開室276へ導く第1の流体ポート280と、格納室278へ導く第2の流体ポート282とを更に含む。第1の流体ポート280はDCVの展開ポート252に流体的に連結され、第2の流体ポート282はDCVの格納ポート254に流体的に連結されている。
アクチュエータロッド270は、ハウジング266の内部キャビティ268内を移動可能である。例えば、アクチュエータロッド270は、ピストン部材272に作用する展開室276及び格納室278間の不釣り合いな流体圧力に応じて移動可能である。展開室276内の油圧の力が格納室278内の油圧の力よりも大きい場合、アクチュエータロッド270は「下方へ」へ移動して、取り付けられた逆推力装置の扉を展開する。逆に、格納室278内の油圧の力の方が大きい場合、アクチュエータロッド270は「上方へ」移動して逆推力装置の扉を格納する。この実施の例において、第1のアクチュエータ202aと第2のアクチュエータ202bは「不釣り合いである」。なぜなら、展開室276内の流体圧力にさらされたピストン面積は、(格納室を通って延びるロッドの存在によって)格納室278内のピストン面積よりも大きいからである。ピストン面積が大きいほど、生み出される油圧の力は大きくなる。このように、展開室276及び格納室278が等しい圧力にあるとき、展開室276のより大きい力の出力によって、アクチュエータロッド270は下方へ押され、逆推力装置の扉を展開する。
DCV242及びアクチュエータ202a、202bの上記構成により、展開プロセス中の流体の再循環が可能になる。前述のように、DCV242の第2の段階では、その展開ポート252及び格納ポート254の両方を制御ポート248に流体連通し、これがICV214のサービスポート224に流体連結している。したがって、このDCVの第2の段階では、アクチュエータ202a、202bの展開室276及び格納室278の両方が、比較的高圧の流体源210にさらされており、比較的低圧の流体リザーバ212から隔離されている。システムのこの状態において、アクチュエータ202a、202bの不釣り合いな構成により、アクチュエータロッド270が逆推力装置の扉を展開する。扉が展開し始めると、周囲の空気流の力が扉を引いて開け始め、アクチュエータロッド270を展開方向へと更に促す「補助荷重」を提供する。補助荷重がアクチュエータロッド270を引くと、流体は格納室278から押し出されると同時に展開室276内に引き込まれ、前者を高圧に、後者を低圧にする。DCVの第2の段階の間、格納ポート254及び展開ポート252は流体連通するので、流体は、高圧の格納室278から低圧の展開室276へ流れ、それによって流体源210に対する流体の必要流量は少なくなる。すなわち、再循環がないと仮定すると、低圧の展開室276は流体源210から追加の流体を引き出すことになる。
展開プロセス中の流体の必要流量は、流体リザーバ212に流体連結している低圧流路240の部分により展開室276へ提供された補助的な流体の流量分だけ更に少なくなる。図示のように、この流路240は、流体リザーバ212から展開室276への単一方向の流体の流れを許容するチェック弁284を含む。この補助的な流体の流れが展開プロセス中に生ずるのは、流体源210からの制限された一次の流体の流れと組み合わされた流体の再循環が、展開室276の流体の引き込みを満たすのに不十分な場合である。この状態において、展開室276の圧力は流体リザーバ212の圧力を下回り、それが補助的な流体の流れを引き起こす。
図2Aは、例えば、航空機が地上にいる間又は飛行中の間の使用中に維持される、格納状態にあるTRAS200を示す。この格納状態では、TRAS200は、流体源210からDCV242及びアクチュエータ202a、202bへの流体の流れを阻止するように構成されている。したがって、電磁弁218はオフ状態になっており、それによりICV214はデフォルトである第1の段階のままとなる。上述のように、ICV214の第1の段階は、そのサービスポート224を低圧ポート222に流体的に連結し、DCU206を低圧の流体リザーバ212に流体連通する。このように、流体がDCU206から流体リザーバ212へ流れることができ、システムから流体を排出できるようになる一方、流体源からDCUへの流体の流れは阻止される。
図2Bは、展開命令状態にあるTRAS200を示す。ここで、電磁弁218はオン状態になっており、それによりICV214及びパイロットチェック弁216の両方が、それぞれ第1の段階から第2の段階へ移行する。チェック弁216の第2の段階において、流体リザーバ210から下流のシステム構成要素への補助的な流体の流れは、低圧流路240を介して許容される。ICV214の第2の段階において、サービスポート224は高圧ポート220に流体的に連結され、DCU206は加圧流体源210に流体連通する。
ICU電磁弁218と同様に、DCU電磁弁244もまたオン状態になっており、それによりDCV242は、そのデフォルトである第1の段階から第2の段階へ移行する。DCV242の第2の段階において、ICV214のサービスポート224からの(流量制限装置246を経由する)制限された流体の流れがアクチュエータ202a、202bの展開室276及び格納室278に送られて、逆推力装置の扉の展開を開始する。前述のように、作動システム200の構成要素によって提供された内部油圧の力には、外部からの補助荷重分が補われ、この補助荷重分により逆推力装置の扉が展開位置へ向けて効果的に引き開けられる。DCV242を通る流体の再循環は、アクチュエータ202a、202bの展開室278による流体の必要流量を満たすのに役立つ。展開室278内の圧力が戻り流体リザーバ212を下回ると、戻り流体は低圧流路240を経由してその室内に引き込まれてキャビテーションを防止する。
図2Cは、格納命令状態にあるTRAS200を示す。ICU208の構成要素は、展開命令状態とまったく同じように作動し、電磁弁218がオン状態になっており、第2の段階にあるICV214が流体源210からDCU206へ流体の流れを与えている。しかし、この場合、DCU電磁弁244はオフ状態になっており、それによりDCV242はデフォルトである第1の段階になっている。DCVの第1の段階において、アクチュエータ202a、202bの展開室278は、流体リザーバ212に流体連通しており、格納室276は流体源210と流体連通している。高圧の格納室276及び低圧の展開室は、アクチュエータピストン部材272を横断して不釣り合いな状態を生じさせ、それによりアクチュエータロッド270は格納位置に向かって「上方へ」付勢される。
図3は、第2の実施の例であるTRAS300を示す。この第2の実施の例は、第1の実施の例であるTRAS200と同様であり、その特徴は第1のアクチュエータ302a及び第2のアクチュエータ302bと、DCU306と、ICU308とにある。ICU308は、ICV314と、パイロット付チェック弁316とを含み、それぞれが電磁弁318によって制御される。DCU306は、電磁弁344によって制御されるDCV342を含む。第2の実施の例であるTRAS300は、上述のように機能するとともに、ICU308は、加圧流体源310と、流体リザーバ312と、さらにDCU306と、アクチュエータ302a、302bとの間で流体の流れを調整する。しかし、この実施の例では、流体リザーバ312とアクチュエータ302a、302bの展開室との間の低圧流路340は、DCU306に内蔵されている。特に、この実施の例においても、低圧流路340はICV314及びDCV342の外側を通る。第1の実施の例であるTRAS200と第2の実施の例であるTRAS300との間の別の相違として、この場合、流量制限装置346は、流量リストリクタとは対照的に流量調整装置の形態で提供されている。流量調整器は、圧力差にかかわらず一定の流量を維持することが望ましい実施において特に有利であろう。
第1の態様:エンジン組立体であり、エンジンを少なくとも部分的に囲むように構成されたナセルと;前記ナセルに連結された逆推力装置と;を備え、前記逆推力装置は:格納位置と展開位置との間を、前記ナセルに対して移動可能な逆推力要素と;前記逆推力要素を前記格納位置と前記展開位置との間で動かすように作動可能に連結された液圧のアクチュエータと;前記液圧のアクチュエータを作動させるように構成された流体制御システムと;を備え、前記流体制御システムは:加圧流体源と、前記アクチュエータと、流体戻りリザーバとの間で流体を選択的に送るように作動可能な方向制御弁を含む方向制御部と;前記方向制御弁と無関係に、前記アクチュエータと前記流体戻りリザーバとの間の流体連通を提供する一つ以上のバイパス流路と;前記加圧流体源と前記方向制御弁との間にある流量制限器であって、前記アクチュエータによって引き込まれる圧力が所定の閾値を超えるのを阻止するように構成された流量制限器と;を備える。
第2の態様:第1の態様のエンジン組立体において、前記流体制御システムは、前記方向制御弁と、前記加圧流体源と、前記流体戻りリザーバとの間の流体の流れを選択的に阻止又は許容するように作動可能な隔離制御弁を含む隔離制御部を更に備え、前記隔離制御部は、前記流体戻りリザーバから前記バイパス流路を通って前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止される第1の段階と、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止されない第2の段階とで作動可能なパイロット付チェック弁を更に含む。
第3の態様:第2の態様のエンジン組立体において、前記隔離制御部は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の両方に連結された電磁弁をさらに備え、前記電磁弁は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の作動を同時に制御するように構成されている。
第4の態様:第3の態様のエンジン組立体において、前記電磁弁は、逆推力装置展開命令の受信に応じて、前記パイロット付チェック弁の前記第1の段階から前記第2の段階への移行を開始するように構成されている。
第5の態様:第1−4の態様のエンジン組立体において、前記方向制御弁は、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの展開室及び格納室の両方に送られる展開の段階で、並びに、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの前記格納室のみに送られる格納の段階で、作動可能であり、前記方向制御弁が前記展開の段階にあるときに、前記展開室及び前記格納室は互いに流体連通して流体の再循環を許容する。
第6の態様:第1−5の態様のエンジン組立体において、前記流体制御システムは、前記バイパス流路上にあるキャビテーション防止チェック弁を更に備え、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータへの流体の流れを許容する一方で、前記アクチュエータから前記流体戻りリザーバへの流体の流れを阻止する。
第7の態様:第6の態様のエンジン組立体において、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記アクチュエータの展開室内の圧力が前記流体戻りリザーバにおける圧力よりも小さいときに流体の流れを許容するように構成されている。
第8の態様:第1−7の態様のエンジン組立体において、前記流量制限器は、流量調整器又は流量リストリクタのうちの少なくとも一方を備える。
第9の態様:第1−8の態様のエンジン組立体において、前記流量制限器は前記方向制御部に内蔵されている。
第10の態様:エンジン組立体のナセルに連結された逆推力要素に連結された液圧のアクチュエータを作動させるように構成された流体制御システムは、加圧流体源と、前記液圧のアクチュエータと、流体戻りリザーバとの間で流体を選択的に送るように作動可能な方向制御弁を含む方向制御部と;前記方向制御弁と無関係に、前記アクチュエータと前記流体戻りリザーバとの間の流体連通を提供する一つ以上のバイパス流路と;前記加圧流体源と前記方向制御弁との間にある流量制限器であって、前記アクチュエータによって引き込まれる圧力が所定の閾値を超えるのを阻止するように構成された流量制限器と;を備える。
第11の態様:第10の態様の流体制御システムにおいて、前記方向制御弁と、前記加圧流体源と、前記流体戻りリザーバとの間の流体の流れを選択的に阻止又は許容するように作動可能な隔離制御弁を含む隔離制御部を更に備え、前記隔離制御部は、前記流体戻りリザーバから前記バイパス流路を通って前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止される第1の段階と、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止されない第2の段階とで作動可能なパイロット付チェック弁を更に含む。
第12の態様:第11の態様の流体制御システムにおいて、前記隔離制御部は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の両方に連結された電磁弁をさらに備え、前記電磁弁は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の作動を同時に制御するように構成されている。
第13の態様:第12の態様の流体制御システムにおいて、前記電磁弁は、逆推力装置展開命令の受信に応じて、前記パイロット付チェック弁の前記第1の段階から前記第2の段階への移行を開始するように構成されている。
第14の態様:第10−13の態様の流体制御システムにおいて、前記方向制御弁は、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの展開室及び格納室の両方に送られる展開の段階で、並びに、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの前記格納室のみに送られる格納の段階で、作動可能であり、前記方向制御弁が前記展開の段階にあるときに、前記展開室及び前記格納室は互いに流体連通して流体の再循環を許容する。
第15の態様:第10−14の態様の流体制御システムにおいて、前記流体制御システムは、前記バイパス流路上にあるキャビテーション防止チェック弁を更に備え、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータへの流体の流れを許容する一方で、前記アクチュエータから前記流体戻りリザーバへの流体の流れを阻止する。
第16の態様:第15の態様の流体制御システムにおいて、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記アクチュエータの展開室内の圧力が前記流体戻りリザーバにおける圧力よりも小さいときに流体の流れを許容するように構成されている。
第17の態様:第10−16の態様の流体制御システムにおいて、前記流量制限器は、流量調整器又は流量リストリクタのうちの少なくとも一方を備える。
第18の態様:第10−17の態様の流体制御システムにおいて、前記流量制限器は前記方向制御部に内蔵されている。
第19の態様:格納位置と展開位置との間を移動可能な逆推力要素を備えるエンジン逆推力装置を作動させる方法は、一次の流体の流れを、加圧流体源から、前記逆推力要素に連結された液圧アクチュエータへ運ぶステップと;前記一次の流体の流れから分離している二次の流体の流れを、流体戻りリザーバから前記液圧アクチュエータへ運ぶステップと;前記一次の流体の流れ及び前記二次の流体の流れを運ぶ間、前記一次の流体の流れを所定の流れ閾値に制限するステップと;によって、前記逆推力要素を前記格納位置から前記展開位置へ移行するステップを備える。
本明細書及び特許請求の範囲を通して、用語「前」、「後」、「上」、「下」、「上昇」、「下降」、「上方へ」及び「下方へ」等は、ここに記載されるシステムの様々な構成要素、及び他の要素の相対的位置を説明するために使用される。同様に、要素を説明するための、あらゆる水平又は垂直の用語は、ここに記載されるシステムの様々な構成要素、及び他の要素の相対的な向きを説明するために使用される。特に、他に明示して記載されない限り、このような用語の使用は、地球の地表面又は地球重力の方向に関して、システムや他の構成要素の特定の位置や向きを暗示するのでもなく、システムや他の構成要素が、作動中、製造中、輸送中に置かれるかもしれない別の特定の位置や向きを暗示するのでもない。
本発明の多くの実施の形態について説明してきた。それにもかかわらず、本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされ得ることが理解されるであろう。
10 エンジン組立体
12 ナセル
22 逆推力装置
24a、24b 逆推力要素
100、200、300 逆推力装置作動システム(TRAS)
102a、102b アクチュエータ
106 方向制御ユニット(DCU)
200 逆推力装置作動システム(TRAS)
202a、202b アクチュエータ
206 方向制御ユニット(DCU)
208 隔離制御ユニット(ICU)
210 流体源
212 流体リザーバ
214 隔離制御弁(ICV)
216 パイロットチェック弁
218 電磁弁
240 低圧流路
242 方向制御弁(DCV)
244 電磁弁
246 流量制限装置
276 展開室
278 格納室
300 逆推力装置作動システム(TRAS)
302a、302b アクチュエータ
306 方向制御ユニット(DCU)
308 隔離制御ユニット(ICU)
314 隔離制御弁(ICV)
316 パイロットチェック弁
318 電磁弁
340 低圧流路
342 方向制御弁(DCV)
344 電磁弁
346 流量制限装置

Claims (19)

  1. エンジンを少なくとも部分的に囲むように構成されたナセルと;
    前記ナセルに連結された逆推力装置と;を備え、
    前記逆推力装置は:
    格納位置と展開位置との間を、前記ナセルに対して移動可能な逆推力要素と;
    前記逆推力要素を前記格納位置と前記展開位置との間で動かすように作動可能に連結された液圧のアクチュエータと;
    前記液圧のアクチュエータを作動させるように構成された流体制御システムと;を備え、
    前記流体制御システムは:
    加圧流体源と、前記アクチュエータと、流体戻りリザーバとの間で流体を選択的に送るように作動可能な方向制御弁を含む方向制御部と;
    前記方向制御弁と無関係に、前記アクチュエータと前記流体戻りリザーバとの間の流体連通を提供する一つ以上のバイパス流路と;
    前記加圧流体源と前記方向制御弁との間にある流量制限器であって、前記アクチュエータによって引き込まれる圧力が所定の閾値を超えるのを阻止するように構成された流量制限器と;を備える、
    エンジン組立体。
  2. 前記流体制御システムは、前記方向制御弁と、前記加圧流体源と、前記流体戻りリザーバとの間の流体の流れを選択的に阻止又は許容するように作動可能な隔離制御弁を含む隔離制御部を更に備え、
    前記隔離制御部は、前記流体戻りリザーバから前記バイパス流路を通って前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止される第1の段階と、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止されない第2の段階とで作動可能なパイロット付チェック弁を更に含む、
    請求項1に記載のエンジン組立体。
  3. 前記隔離制御部は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の両方に連結された電磁弁をさらに備え、前記電磁弁は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の作動を同時に制御するように構成されている、
    請求項2に記載のエンジン組立体。
  4. 前記電磁弁は、逆推力装置展開命令の受信に応じて、前記パイロット付チェック弁の前記第1の段階から前記第2の段階への移行を開始するように構成されている、
    請求項3に記載のエンジン組立体。
  5. 前記方向制御弁は、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの展開室及び格納室の両方に送られる展開の段階で、並びに、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの前記格納室のみに送られる格納の段階で、作動可能であり、
    前記方向制御弁が前記展開の段階にあるときに、前記展開室及び前記格納室は互いに流体連通して流体の再循環を許容する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエンジン組立体。
  6. 前記流体制御システムは、前記バイパス流路上にあるキャビテーション防止チェック弁を更に備え、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータへの流体の流れを許容する一方で、前記アクチュエータから前記流体戻りリザーバへの流体の流れを阻止する、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエンジン組立体。
  7. 前記キャビテーション防止チェック弁は、前記アクチュエータの展開室内の圧力が前記流体戻りリザーバにおける圧力よりも小さいときに流体の流れを許容するように構成されている、
    請求項6に記載のエンジン組立体。
  8. 前記流量制限器は、流量調整器又は流量リストリクタのうちの少なくとも一方を備える、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のエンジン組立体。
  9. 前記流量制限器は前記方向制御部に内蔵されている、
    請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエンジン組立体。
  10. エンジン組立体のナセルに連結された逆推力要素に連結された液圧のアクチュエータを作動させるように構成された流体制御システムであって:
    加圧流体源と、前記液圧のアクチュエータと、流体戻りリザーバとの間で流体を選択的に送るように作動可能な方向制御弁を含む方向制御部と;
    前記方向制御弁と無関係に、前記アクチュエータと前記流体戻りリザーバとの間の流体連通を提供する一つ以上のバイパス流路と;
    前記加圧流体源と前記方向制御弁との間にある流量制限器であって、前記アクチュエータによって引き込まれる圧力が所定の閾値を超えるのを阻止するように構成された流量制限器と;を備える、
    流体制御システム。
  11. 前記方向制御弁と、前記加圧流体源と、前記流体戻りリザーバとの間の流体の流れを選択的に阻止又は許容するように作動可能な隔離制御弁を含む隔離制御部を更に備え、
    前記隔離制御部は、前記流体戻りリザーバから前記バイパス流路を通って前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止される第1の段階と、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータに至る流体の流れが阻止されない第2の段階とで作動可能なパイロット付チェック弁を更に含む、
    請求項10に記載の流体制御システム。
  12. 前記隔離制御部は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の両方に連結された電磁弁をさらに備え、前記電磁弁は、前記隔離制御弁及び前記パイロット付チェック弁の作動を同時に制御するように構成されている、
    請求項11に記載の流体制御システム。
  13. 前記電磁弁は、逆推力装置展開命令の受信に応じて、前記パイロット付チェック弁の前記第1の段階から前記第2の段階への移行を開始するように構成されている、
    請求項12に記載の流体制御システム。
  14. 前記方向制御弁は、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの展開室及び格納室の両方に送られる展開の段階で、並びに、前記加圧流体源からの流体が前記アクチュエータの前記格納室のみに送られる格納の段階で、作動可能であり、
    前記方向制御弁が前記展開の段階にあるときに、前記展開室及び前記格納室は互いに流体連通して流体の再循環を許容する、
    請求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載の流体制御システム。
  15. 前記流体制御システムは、前記バイパス流路上にあるキャビテーション防止チェック弁を更に備え、前記キャビテーション防止チェック弁は、前記流体戻りリザーバから前記アクチュエータへの流体の流れを許容する一方で、前記アクチュエータから前記流体戻りリザーバへの流体の流れを阻止する、
    請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載の流体制御システム。
  16. 前記キャビテーション防止チェック弁は、前記アクチュエータの展開室内の圧力が前記流体戻りリザーバにおける圧力よりも小さいときに流体の流れを許容するように構成されている、
    請求項15に記載の流体制御システム。
  17. 前記流量制限器は、流量調整器又は流量リストリクタのうちの少なくとも一方を備える、
    請求項10乃至請求項16のいずれか1項に記載の流体制御システム。
  18. 前記流量制限器は前記方向制御部に内蔵されている、
    請求項10乃至請求項17のいずれか1項に記載の流体制御システム。
  19. 格納位置と展開位置との間を移動可能な逆推力要素を備えるエンジン逆推力装置を作動させる方法であって:
    一次の流体の流れを、加圧流体源から、前記逆推力要素に連結された液圧アクチュエータへ運ぶステップと;
    前記一次の流体の流れから分離している二次の流体の流れを、流体戻りリザーバから前記液圧アクチュエータへ運ぶステップと;
    前記一次の流体の流れ及び前記二次の流体の流れを運ぶ間、前記一次の流体の流れを所定の流れ閾値に制限するステップと;によって、
    前記逆推力要素を前記格納位置から前記展開位置へ移行するステップを備える、
    方法。
JP2019542165A 2017-02-02 2018-01-30 制限流量による逆推力装置の作動 Ceased JP2020505556A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/422,726 US10227951B2 (en) 2017-02-02 2017-02-02 Limited flow thrust reverser actuating
US15/422,726 2017-02-02
PCT/US2018/015978 WO2018144468A1 (en) 2017-02-02 2018-01-30 Limited flow thrust reverser actuating

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020505556A true JP2020505556A (ja) 2020-02-20

Family

ID=61224564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019542165A Ceased JP2020505556A (ja) 2017-02-02 2018-01-30 制限流量による逆推力装置の作動

Country Status (7)

Country Link
US (2) US10227951B2 (ja)
EP (1) EP3577333B1 (ja)
JP (1) JP2020505556A (ja)
CN (2) CN112648108B (ja)
BR (1) BR112019015444A2 (ja)
CA (1) CA3052154A1 (ja)
WO (1) WO2018144468A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3744963A1 (en) 2019-05-31 2020-12-02 Goodrich Actuation Systems Limited Hydraulic thrust reverser actuation system
FR3110639B1 (fr) * 2020-05-20 2022-09-16 Safran Nacelles Inverseur de poussee pour une nacelle d’un turboreacteur a double flux d’aeronef
US20220364526A1 (en) * 2021-05-13 2022-11-17 Woodward, Inc. Limited flow thrust reverser actuating

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3730219A (en) 1971-05-20 1973-05-01 Hydraulic Industries Control valve means for fluid motors
GB1462879A (en) 1973-10-10 1977-01-26 Sperry Rand Ltd Hydraulic actuator controls
US4136753A (en) 1977-02-11 1979-01-30 Fluid Controls, Inc. Vehicle power steering system
US4210066A (en) 1978-04-26 1980-07-01 Sundstrand Corporation Power drive unit
FR2435604A1 (fr) 1978-07-25 1980-04-04 Snecma Dispositif de commande hydraulique d'inversion de poussee pour moteur a reaction
US4391409A (en) * 1980-09-30 1983-07-05 The Boeing Company Positioning and control system for fan thrust reverser cowls in a turbofan engine
DE3228900A1 (de) 1981-08-21 1983-03-31 Sperry Corp., 10019 New York, N.Y. Rueckkopplungsgesteuertes, hydraulisches ventilsystem
US4840111A (en) 1986-01-31 1989-06-20 Moog Inc. Energy-conserving regenerative-flow valves for hydraulic servomotors
US5046312A (en) 1988-07-08 1991-09-10 Kubota, Ltd. Swivel speed control circuit for working vehicle
US5651390A (en) 1992-10-23 1997-07-29 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Pressurized fluid supply system
US5329767A (en) 1993-01-21 1994-07-19 The University Of British Columbia Hydraulic circuit flow control
DE69425539T2 (de) 1993-05-07 2001-04-26 Hitachi Construction Machinery Antriebsregler für hydraulische maschine
US5479901A (en) * 1994-06-27 1996-01-02 Caterpillar Inc. Electro-hydraulic spool control valve assembly adapted for a fuel injector
US5768973A (en) 1996-12-27 1998-06-23 Cochran; Gary Hydraulic line and valve assembly for construction vehicle auxiliary implements
GB9813660D0 (en) 1998-06-24 1998-08-26 British Aerospace Actuator system for aerospace controls and functions
US6390783B1 (en) 2000-01-28 2002-05-21 Delphi Technologies, Inc. Hydraulic pump having low aeration single return boost reservoir
US6454542B1 (en) 2000-11-28 2002-09-24 Laibe Corporation Hydraulic cylinder powered double acting duplex piston pump
US6467264B1 (en) 2001-05-02 2002-10-22 Husco International, Inc. Hydraulic circuit with a return line metering valve and method of operation
US20030121258A1 (en) 2001-12-28 2003-07-03 Kazunori Yoshino Hydraulic control system for reducing motor cavitation
DE10239747A1 (de) 2002-08-29 2004-03-11 Robert Bosch Gmbh Hydraulischer Ventilsteller zum Betätigen eines GAswechselventils
GB0221108D0 (en) 2002-09-12 2002-10-23 Lucas Industries Ltd Thrust reverser for a jet engine and hydraulic actuator
US6871574B2 (en) 2003-05-28 2005-03-29 Husco International, Inc. Hydraulic control valve assembly having dual directional spool valves with pilot operated check valves
US6892534B2 (en) 2003-07-18 2005-05-17 Young & Franklin Inc. Electro-hydrostatic actuator with a failsafe system
US6799739B1 (en) 2003-11-24 2004-10-05 The Boeing Company Aircraft control surface drive system and associated methods
JP2008032175A (ja) 2006-07-31 2008-02-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 流体圧回路
FR2958979B1 (fr) * 2010-04-20 2012-03-16 Aircelle Sa Systeme de commande de type hydraulique pour dispositif d'inversion de poussee
FR2966428B1 (fr) 2010-10-20 2013-08-02 Messier Bugatti Circuit hydraulique d'actionnement d'un atterrisseur et procedes de deploiement et de relevage d'un atterrisseur utilisant un tel circuit.
US8713911B2 (en) 2010-12-15 2014-05-06 Woodward Hrt, Inc. System and method for operating a thrust reverser for a turbofan propulsion system
US8615982B2 (en) * 2011-07-05 2013-12-31 Hamilton Sundstrand Corporation Integrated electric variable area fan nozzle thrust reversal actuation system
KR20140112847A (ko) 2013-03-14 2014-09-24 김원준 유압유체 압력 제어용 회수라인을 갖는 유압회로
GB2517459A (en) 2013-08-21 2015-02-25 Airbus Uk Ltd A hydraulic actuator arrangement
FR3016928B1 (fr) * 2014-01-27 2019-04-19 Safran Nacelles Commande hydraulique d’inverseur de poussee de turboreacteur, comportant une machine a cylindree variable
US20160290283A1 (en) 2015-03-30 2016-10-06 Honeywell International Inc. Fluid-powered thrust reverser actuation system with electromechanical speed control
US10041443B2 (en) * 2015-06-09 2018-08-07 The Boeing Company Thrust reverser apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
CN110475962A (zh) 2019-11-19
EP3577333B1 (en) 2021-05-12
CN112648108B (zh) 2024-01-23
US20180216572A1 (en) 2018-08-02
CN110475962B (zh) 2021-02-02
US20200025143A1 (en) 2020-01-23
US11067034B2 (en) 2021-07-20
EP3577333A1 (en) 2019-12-11
WO2018144468A1 (en) 2018-08-09
CN112648108A (zh) 2021-04-13
BR112019015444A2 (pt) 2020-03-24
US10227951B2 (en) 2019-03-12
CA3052154A1 (en) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6596593B2 (ja) 逆推力装置の作動
JP2020509281A (ja) 逆推力装置の流量リミティング弁
WO2014115469A1 (ja) 流体圧制御装置
JP2020505556A (ja) 制限流量による逆推力装置の作動
WO2017051824A1 (ja) 流体圧制御装置
EP1218241B1 (en) Hydraulic system for aircraft landing gear
JP5097477B2 (ja) アクチュエータシステム
JP6182447B2 (ja) 流体圧制御装置
KR20210127241A (ko) 전동유압 액추에이터 시스템, 전동유압 액추에이터 시스템의 유압회로, 및 그것을 포함하는 증기터빈 시스템
US10001081B2 (en) Thrust reverser for an aircraft turbojet engine nacelle
US20040068977A1 (en) Thrust reverser for a jet engine and hydraulic actuator
JP4918001B2 (ja) 流体圧制御装置
JP2018094969A (ja) 航空機の降着装置のehaシステム
US20220364526A1 (en) Limited flow thrust reverser actuating
JP6502813B2 (ja) 流体圧制御装置
WO2015174250A1 (ja) 流体圧制御装置
JPH0617754A (ja) エア・コンプレッサ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190926

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190926

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200227

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20200901