JP2020504695A - 膨張式輸送ボックス - Google Patents

Abstract

本発明は、底部５、後壁４、左側壁２ａおよび右側壁２ｂを有する膨張式輸送ボックスに関し、全体がドロップ・ステッチ材料からなる。【選択図】図１

Description

本発明は、膨張式輸送ボックスに関し、具体的にはペットを運ぶためのものである。

輸送ボックスは、概して木、金属またはプラスチックからなり、例えば、自動車でペットを運ぶのに用いられる。一般的に、木材パネルを下部に配置し、ペットより高い部分は直ちに遮る。このような輸送ボックスの最も大きな短所は、重くて取り扱いにくいということである。このような輸送ボックスは、その重さが２人が持ち上げる程度である。他の問題点は保管性にある。輸送ボックスは、大きいために、ガレージに入れるのが大変であり、相当に大きな空間を必要とする。

本発明の目的は、簡単で、軽く、小型の折り畳むことのできる輸送ボックスを提供することにある。

本発明のこのような目的は、特許請求の範囲に記載された輸送ボックスにより達成される。

本発明は、膨張可能なドロップ・ステッチ（ｄｒｏｐ ｓｔｉｔｃｈ）材料からなる輸送ボックスを提供する。輸送ボックスの両側面パネルと裏面パネルと底部は一つのドロップ・ステッチパネルからなる。ドロップ・ステッチ材料は外壁と内壁で構成され、その間にスレッドが延伸しており、膨張後には外壁と内壁を一定の間隔で保持した状態で張りがあるようにホールドする役割をする。折り畳めば内壁の折り畳まれた表面が互いに接し、このような表面が接着または溶接される。このように接着または溶接された接着面は圧力が漏れないエッジを形成する。膨張にはバルブを利用する。このような方式のドロップ・ステッチパネル構成においては、後壁と側壁と底部に複数のバルブでなく、一つのバルブだけを用いて膨張させることができる。本発明に係る、ドロップ・ステッチパネルの内壁と外壁のボンディングは生産性を大幅に高め、これは接着裁縫線とバルブが不要であるためである。

電気作動ポンプを用いて輸送ボックスを膨張させることが好ましい。

正面と上面を遮るロールを用いて輸送ボックスを容易に開閉することができる。このようなロールはジッパーによって側壁に連結される。

膨張式輸送ボックスから空気が抜けて行けば、縮みや折り畳み線によって側壁が折り畳まれ、輸送ボックスを順に折り畳むことができる。よって、輸送ボックスを折り畳んで平たい状態で床面や自動車トランクに入れて置くことができる。空気が抜けた後の輸送ボックスの高さはせいぜい何インチしかならない。

このような輸送ボックスは多目的で使用できるため、ペットの輸送に使用するか、または子供用自転車トレーラに使用して、輸送ボックスの内部に子供シートや椅子を配置することもできる。このような椅子もドロップ・ステッチ材料から作ることができる。

輸送ボックスを運搬機器に設置することもでき、このような運搬機器には樋形態の堅固な底面があり、その上に輸送ボックスを配置する。この時、輸送ボックスは運搬機器の側壁を形成し、運搬機器の堅固な底部が輸送ボックスの底部の全体や一部を形成する。

一般的に、運搬機器は貨物を置ける堅固な底部を有する。

従来の運搬機器は、底面にローラが取り付けられており、側壁は貨物が落ちるのを防止する。

本発明の運搬機器は堅固な底部を有し、この底部が樋の役割をする。運搬機器の底部が輸送ボックスの底部を形成するが、輸送ボックスが運搬機器の底部上に設置される自体の底部を有してもよい。この場合、輸送ボックスの交替に有利である。

勿論、輸送ボックスを別途に使用することもできる。

子供用自転車トレーラの場合、トレーラ底部が固い材料からなり、側壁と後壁は二重折り畳みドロップ・ステッチパネルからなり、側壁と後壁にウィンドウを配置することが好ましい。上面と正面は防水ロールで覆われる。

膨張式輸送ボックスの側壁と後壁と正面壁にウィンドウを設置することができる。ドロップ・ステッチパネルのこのようなウィンドウはモールティング部により補強されることが好ましい。ウィンドウに水平バーを設置すれば、このようなバーが輸送ボックスの輸送ハンドルの役割もする。輸送ボックスの内部を洗浄可能な材料で被覆すれば、水で洗浄することができる。本発明に係る膨張式輸送ボックスは、軽量で、取り扱い易く、小さい体積に折り畳むことができるという点で有利である。

側壁を二重壁にすれば有利である。膨張した側壁と正面壁は、ドッグボックスとして用いた時、自動車事故時にエアバックのような衝撃保護の役割もする。また、二重側壁と底部は断熱にも有利である。

ドロップ・ステッチパネル１の展開図である。 折り畳まれた輸送ボックスの平面図である。 折り畳まれた輸送ボックスの平面図である。 輸送ボックスの斜視図である。 輸送ボックスの輸送状態の様子を示す図である。 使用後に折り畳む過程を示す図である。

図１は、左側壁２ａ、右側壁２ｂ、左側折り畳みマーク３ａ、右側折り畳みマーク３ｂ、後壁４、底部５およびウィンドウ６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄを有する平たいドロップ・ステッチ（ｄｒｏｐ ｓｔｉｔｃｈ）パネル１を示す。

図２は、後壁３と２個の側壁２ａ、２ｂと平たい底部５を有する輸送ボックスの平面図である。両側のコーナー７ａ、７ｂにおいて、折り畳みマーク３ａ、３ｂにあるパネル１の内側面が内側に曲がった面８になって接着面９、１０を形成する。接着面９，１０とパネルの外壁との間にギャップ１１があるため、側壁と後壁と底部との間に空気チャネルを形成して、輸送ボックスの３側面と底部を一つのバルブで膨張させることができる。

図３は、輸送ボックスの２個のサイドジッパー１２ａ、１２ｂを示す。

図４は、輸送ボックスの斜視図であり、４個のウィンドウ６ａ〜６ｄに格子の役割をする水平バー１４が設けられている。２個のジッパー１２ａ、１２ｂに輸送ボックスの上面と正面を遮るロール１３が付着される。

図５によれば、水平バー１４を輸送ハンドルとして用いて輸送ボックスを移すことができる。

図６は、バルブを開放した後、輸送ボックスを折り畳む過程を示す。この時、左側壁２ａが右側壁２ｂ下に入れられる。所定の折り畳み線１５ａ、１５ｂに沿って両側壁の上面１６ａ、１６ｂが両側壁の下面１７ａ、１７ｂに接し、それと同時に後壁４の全体が前に折り畳まれて折り畳まれた状態の側壁に接する。

Claims (9)

1. 底部、後壁、左側壁および右側壁を有する膨張式輸送ボックスであって、
   前記底部、後壁および両側壁がドロップ・ステッチ材料からなり、前記後壁は折り畳み縁部において底部に連結されて底部と一体であり、
   前記左側壁と右側壁が折り畳み縁部において後壁に連結され、両側壁が折り畳み縁部から内側に向かった接着面を形成し、前記接着面が互いに接着または溶接されることを特徴とする膨張式輸送ボックス。
2. 前記接着面が長方形であり、前記接着面に直角にギャップが形成され、前記ギャップを通して空気が流れることを特徴とする、請求項１に記載の膨張式輸送ボックス。
3. 側壁にウィンドウが各々形成されることを特徴とする、請求項１または２に記載の膨張式輸送ボックス。
4. 前記ウィンドウの各々に水平バーが配置されることを特徴とする、請求項３に記載の膨張式輸送ボックス。
5. 前記側壁が折り畳み縁部に沿って底部に連結され、空気を取り出した後、前記側壁が折り畳み線に沿って折り畳まれることを特徴とする、請求項１〜４のいずれか１項に記載の膨張式輸送ボックス。
6. 前記後壁の上縁部にロールが設けられ、前記ロールは輸送ボックスの正面と上面を遮り、前記ロールが側壁のサイドジッパーに連結され、前記ジッパーは開閉可能であることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか１項に記載の膨張式輸送ボックス。
7. 請求項１〜６のいずれか１項に記載の膨張式輸送ボックスを含むドッグボックスであって、
   前記輸送ボックスに１匹以上の犬を入れることを特徴とするドッグボックス。
8. 請求項１〜６のいずれか１項に記載の膨張式輸送ボックスを含む子供用自転車トレーラであって、
   前記輸送ボックスに子供を乗せることを特徴とする自転車トレーラ。
9. 請求項１〜６のいずれか１項に記載の膨張式輸送ボックスを含む貨物運搬機器であって、
   前記輸送ボックスに貨物を入れることを特徴とする貨物運搬機器。

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