JP2020504666A - 遠心分離装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の遠心分離装置は、取得した生体試料を入れたシリンジ、上記シリンジの先端と末端をそれぞれ密閉した第1ホルダ及び第2ホルダからなる注射器を回転させて生体試料を遠心分離する遠心分離装置であって、回転する回転体と、上記回転体と連動しシリンジを垂直に立設させた状態で先端を一部を収容してシリンジを長軸中心に回転させるブラケットと、上記シリンジの回転を支持しシリンジの内部を密閉させた状態で内部に流体を供給して遠心分離した後、生体試料中の不要な試料をシリンジで洗浄し外部に搬出する試料処理部とを含む。

Description

本発明は、遠心分離装置に関するものであり、より詳しくは、生体試料を取得した注射器を長軸基準で回転させて、シリンジの内壁に必要試料が位置され不要試料がシリンジの中央に集まるように区分させて、試料処理部を通して不要試料の洗浄及び外部搬出を容易にする遠心分離装置に関するものである。
脂肪移植術は、過去のように脂肪吸入により採取した脂肪をそのまま使用するのではなく、遠心分離と洗浄過程などを通して生きている脂肪細胞のみを分離する過程である。
破壊された脂肪細胞から出た油と吸入時に発生する血などが周辺の移植された脂肪組織の壊死を起こすのとは異なり、生きている脂肪細胞のみを分離する技術が導入されて生存率を飛躍的に向上させることが核心である。
このような脂肪移植術の過程は、身体部位に小さな切開を加えた後、末端に孔のある管(脂肪吸入管)を挿入し注射器の陰圧を利用して脂肪を吸い出す。
以後、遠心分離機(Centrifugal separator)を通して注射器内に集められた脂肪から脂肪幹細胞、赤血球及び血、水分など液体成分を層として分離させた後、注射器内で層間区別されている赤血球と壊れた脂肪細胞から遊離されたフリーオイル(free oil)などを取り除き、移植対象である脂肪幹細胞のみを取得して人体に注入する施術段階を経る。
これを可能にするために脂肪を抜き取った注射器から陽圧で遠心分離機用試験管に移し入れてから試験管を遠心分離機に装着した後、高速回転させて粒子の大きさと密度によって脂肪物質を層間分離することにより、脂肪成分のうち比重の異なる物質(赤血球、フリーオイル)を分離する。
ここで、遠心分離は固体と固体を囲んだ液体との間の密度差を利用する。ある混合物質を試験管に入れ早く回転させて人工的に強い加速度を付与することにより、重い物質は試験管の下に沈み、軽い物質は上に浮かぶようにする。
すなわち、吸入した脂肪が遠心分離を経ながら、図1に示されているように、試験管内部で赤血球Eは最下層に位置し、最上層にはフリーオイルFが位置し、上記赤血球EとフリーオイルFとの間に脂肪幹細胞Sが層として区分される。
以後、針を装着した注射器により試験管内から脂肪幹細胞Sのみを抽出することになる。
しかし、従来技術は最初に脂肪を抽出した注射器から試験管に移す過程で抽出した脂肪が外部空気に露出されることにより、微生物汚染の危険による二次感染が発生し得るという問題点があった。
また、このような汚染の危険を防止するためにクリーンベンチ又はクリーンルームなどの高価設備を利用しなければならないという短所により、結局、脂肪幹細胞Sを獲得するための装置及び方法が複雑で且つ難しいとの問題点があった。
また、試験管内に脂肪幹細胞Sのみを抽出する時、異物の流入と外部空気への露出の可能性があり、空気又は異物による二次感染の原因を誘発させ得ることから無菌的抽出工程を行うのが困難であるとの問題点があった。
これは、脂肪幹細胞Sの抽出方法において時間及び労力が求められ、ひょっとすると空気接触による感染と純粋脂肪損失の恐れがある。
具体的には、脂肪移植、PRP濃縮移植など1990年代から始まった幾つかの医療施術の中には医療用注射器を遠心分離容器として活用することにより新しい遠心分離専用容器に移し入れる手間がなくなり、空気中の菌の汚染を最小化したシステムが活用されている。
このために必要な注射器以外の道具として消毒可能で着脱自在なシリンジバケット(bucket)は必須である。
消毒された手袋をつけた医療人等が遠心分離のために手袋をつけ替えるのが相当手間で汚染可能性を高めるため、医療人の手に触れる装備の一部は全て事前に消毒され、使用前の無菌的プロトコールによって遠心分離装備に装着されなければならないからである。
この時、使用される遠心分離方式は、容器の長軸が回転面に載置されるか一定角度で載置される方式であるため、回転中に流体の流れを持続させることが容易でなく、回転する容器の内部を観察できないため遠心分離の程度を予測するのが難しいとの問題がある。
図2に示されているように、血液中の血小板や白血球、幹細胞などを分離しようとするとき、血液量よりも500倍以上の溶血緩衝液が持続的に通過しながら赤血球を減少させる過程を観察できないため適切な遠心分離時間の設定が難しく、実際にこのような方法が適用された事例はなかった。
よって、本発明の目的は、注射器を通して人体から抽出した試料を試験管に移さずに注射器をそのまま遠心分離機に装着して遠心分離させることができるようにすることにある。
また、本発明の目的は、生体試料を取得した注射器を長軸基準で回転させて、シリンジの内壁に必要試料が位置され不要試料がシリンジの中央に集まるように区分させて、試料処理部を通して不要試料の洗浄及び外部搬出を容易にすることにある。
上記のような目的を達成するための本発明の遠心分離装置は、取得した生体試料を入れたシリンジ、上記シリンジの先端と末端をそれぞれ密閉した第1ホルダ及び第2ホルダからなる注射器を回転させて生体試料を遠心分離する遠心分離装置であって、回転する回転体と、上記回転体と連動しシリンジを垂直に立設させた状態で先端の一部を収容してシリンジを長軸中心に回転させるブラケットと、上記シリンジの回転を支持しシリンジの内部を密閉させた状態で内部に流体を供給して遠心分離した後、生体試料中の不要な試料をシリンジで洗浄し外部に搬出する試料処理部と、を含む。
本発明によれば、上記ブラケットは上部が開口されてシリンジの先端を一部収容する多段溝が形成され、該多段溝は同心円で相異なる直径を有する第1溝と第2溝が形成され、上記第1溝には第1ホルダを収容し、第2溝にはシリンジの一部を収容するように構成される。
本発明によれば、上記回転体とブラケットは、分離または結合自在である。
本発明によれば、上記試料処理部は、上記シリンジの内部に結合した流入管を通して洗浄液を供給する洗浄手段と、上記シリンジの内部に結合した流出管を通して洗浄液と不要試料を吸入する除去手段とから構成される。
本発明によれば、上記第2ホルダの中央に空回り手段をさらに含ませて上記シリンジと試料処理部とのずれを防止する。
本発明によれば、上記回転体に回転力を伝達する動力部がさらに含まれる。
本発明によれば、上記動力部は、垂直に連結手段が結合され、上記連結手段の上部が試料処理部を把持する。
本発明によれば、上記第2溝には内周縁に弾性材質の圧迫部材をさらに含ませて上記シリンジが第2溝に弾力的に嵌合されるように構成する。
本発明によれば、上記洗浄手段は、上記洗浄水を圧送する洗浄液供給手段がさらに含まれ、上記洗浄液供給手段に連結された第1管路と流入管が連結される。
本発明によれば、上記除去手段は、上記シリンジの内部の不要試料と洗浄水を外部に搬出するために真空圧を発生させる廃棄手段がさらに含まれ、上記廃棄手段に連結された第2管路と流出管が連結される。
本発明によれば、上記流入管と流出管にはフィルタがさらに含まれる。
本発明によれば、上記フィルタは流出管と流入管に着脱自在である。
本発明によれば、上記フィルタは30〜500um単位の孔が形成される。
上述のように、本発明の注射器用遠心分離装置は、取得した生体試料を入れたシリンジ、上記シリンジの先端と末端をそれぞれ密閉した第1ホルダ及び第2ホルダからなる注射器を回転させて生体試料を遠心分離する遠心分離装置であって、回転する回転体と、上記回転体と連動しシリンジを垂直に立設させた状態で先端の一部を収容してシリンジを長軸中心に回転させるブラケットと、上記シリンジの回転を支持しシリンジの内部を密閉させた状態で内部に流体を供給して遠心分離した後、生体試料中の不要な試料をシリンジで洗浄し外部に搬出する試料処理部とを含む。
これにより、注射器を通して人体から抽出した試料を試験管に移さずに注射器をそのまま遠心分離機に装着して遠心分離させることができるようにする効果がある。
また、生体試料を取得した注射器を長軸基準で回転させて、シリンジの内壁に必要試料が位置され不要試料がシリンジの中央に集まるように区分させて、試料処理部を通して不要試料の洗浄及び外部搬出を容易にする効果がある。
遠心分離に適用される試料用シリンジを示した斜視図である。 従来技術による遠心分離装置を示した斜視図である。 従来技術による遠心分離装置にシリンジを装着した状態を示した斜視図である。 本発明の遠心分離装置を示した正断面図である。 本発明の遠心分離装置を用いた遠心分離段階を示した正断面図である。
以下、本発明に添付の図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳しく説明することにする。
先ず、図面中、同一の構成要素又は部品はなるべく同一の参照符号で示していることに留意しなければならない。本発明の説明において、関連する公知機能或いは構成に関する具体的な説明は、本発明の要旨を不明瞭なものにしないために省略する。
図4は本発明の遠心分離装置を示した正断面図であり、図5は本発明の遠心分離装置を用いた遠心分離段階を示した正断面図である。
図4及び図5に示されているように、本発明の遠心分離装置10は、生体試料を入れた注射器100を遠心分離装置10に垂直に立設させ、注射器100を長軸基準で回転させて生体試料を遠心分離し、不要な試料を外部に搬出し注射器100の内部を洗浄する。
ここで、注射器100は、取得した生体試料を入れたシリンジ110、上記シリンジ110の先端と末端をそれぞれ密閉した第1ホルダ120及び第2ホルダ130を結合してなる。
上記第1ホルダ120と第2ホルダ130によりシリンジ110の空間を密閉する。
上記注射器100を遠心分離する装置の構成は、下の通りである。
上記遠心分離装置10は、動力部500、回転体200、ブラケット300及び試料処理部400から構成される。
上記動力部500は、回転力を発生させるモータが適用され、上記モータの回転軸が上部に垂直に位置されるようにする。
また、上記回転体200は回転軸とカップリングされて、回転体200が動力部500の回転力により回転する。
そして、回転体200の上部にはブラケット300がさらに結合される。
上記ブラケット300は、回転体200と連動し、シリンジ110を垂直に立設させた状態で先端の一部を収容してシリンジ110を長軸中心に回転させる。
上記ブラケット300は上部が開口されてシリンジ110の先端を一部収容する多段溝310が形成され、上記多段溝310は同心円で相異なる直径を有する第1溝311と第2溝312が形成され、上記第1溝311には第1ホルダ120を収容し、第2溝312にはシリンジ110の一部を収容するようにする。
すなわち、上記ブラケット300は、注射器100の外形を干渉なしに収容できるように第1溝311と第2溝312を多段に連続形成させて第1ホルダ120とシリンジ110の外周縁が第1溝311と第2溝312にそれぞれ結合されるようにする。
ここで、上記回転体200とブラケット300は分離又は結合自在である。これは、ブラケット300の定期的消毒を行うときに適用する。
このとき、ブラケット300に結合される注射器100の任意的ずれを防止するために、上記第2溝312には内周縁に弾性材質の圧迫部材313が設けられる。
上記圧迫部材313は弾性材質のゴムが適用されることができ、上記シリンジ110が圧迫部材313を通して第2溝312に弾力的に嵌合される。
また、試料処理部400は、上記シリンジ110の回転を支持し、シリンジ110の内部を密閉させた状態で内部に流体を供給して遠心分離した後、生体試料中の不要な試料をシリンジ110で洗浄し外部に搬出する。
上記試料処理部400は、上記シリンジ110の内部に結合した流入管413を通して洗浄液を供給する洗浄手段410と、上記シリンジ110の内部に結合した流出管423を通して洗浄液と不要試料を吸入する除去手段420とから構成される。
ここで、上記洗浄手段410は、上記洗浄水を圧送する洗浄液供給手段411がさらに含まれ、上記洗浄液供給手段411に連結された第1管路412と流入管413が連結される。
そして、上記除去手段420は、上記シリンジ110の内部の不要試料と洗浄水を外部に搬出するために真空圧を発生させる廃棄手段421がさらに含まれ、上記廃棄手段421に連結された第2管路422と流出管423が連結される。
遠心分離後、シリンジ110の内部壁面に付いた必要試料を除き不要試料はシリンジ110の内部に充填された状態であり、上記流入管413を通して洗浄液をシリンジ110の内部に供給して不要試料の粘性を低めるようにした後、流出管423を通して洗浄液に希釈された不要試料を真空圧で吸い込んで外部に搬出させる。
上記フィルタ440は、流出管423と流入管413に着脱自在に結合される。
ここで、上記流出管423と流入管413は、医療用高圧蒸気滅菌器又はEOガス消毒器、プラズマ消毒器、煮沸消毒器などの一般的サイズを考慮すると、最長50cm以下のものが適用される。
特に、上記流出管423と流入管413は、80度以上の熱に安定的であり、消毒ガス、プラズマなどに反応しない高分子(PE、PP、PC、テフロン、シリコーン、ABS、MA、アセタール、アクリル、ポリスチレンなど)又は金属のみからなる。
ここで、上記フィルタ440は、30〜500um単位の孔が形成される。
そして、上記第2ホルダ130の中央に空回り手段430をさらに含ませて上記シリンジ110と試料処理部400とのずれを防止する。
ここで、空回り手段430は、ベアリングとして適用可能であり、シリンジ110と連動する第2ホルダ130で空回りして流出管423と流入管413とのずれを防止する。
上記のように構成される遠心分離装置10は、遠心分離段階を通して透明な円筒状注射器100の長軸を回転軸として回転させて不要試料がシリンジ110の中央に集まるようになり、その層の厚さを肉眼で観察できるため遠心分離時間の設定において有利であり、中央部の流体の流れ経路を容易に形成することができるため連続洗浄のような過程を行うことができるようになる。
上記のように構成される遠心分離装置10を用いて遠心分離する方法は、下の通りである。
遠心分離のための代表的な対象施術は、間質血管系分画(SVF/Stromal Vascular Fraction)又は多血小板血漿(PRP/Platelet−Rich Plasma)である。
先ず、本発明の遠心分離装置10を用いて間質血管系分画施術を行うと、人体組織をタンパク質分解酵素に溶かしてから細胞のみを分離する過程で試料注射器100を採取に用いた後、注射器100の交代なしにそのまま酵素反応容器として利用する方法を用いることにより、汚染の確率は低くなる。
しかし、酵素を最終的に洗浄する過程が複雑で全体洗浄時間が長くかかる点は依然として問題であり、洗浄時間の間に既に分離された細胞が未だ溶解されていない組織に付着して未溶解組織を取り除く過程で共に消失することになる。
よって、洗浄工程を単純化して洗浄時間を最小化しながらも未分解組織の再処理を容易にすることができる効果がある。
また、本発明の遠心分離装置10を用いて多血小板血漿施術を行うと、注射器100に入れられた血液を特殊な容器に移し遠心分離を経れば、最も重い赤血球が下部に集まり、軽い血清が上部に集まり、白血球、幹細胞、血小板はその間に存在する。
この方法では遠心分離の途中に赤血球と共に下に沈んでいる血小板が多く薄い層(buffy coat)として形成された血小板層のみを取り除くのが困難であるという点が問題である。
血液から血清と赤血球のみを取り除くことができれば、血小板と白血球、幹細胞を共に得ることができ、少量のサンプルをテストするためには赤血球溶血低浸透圧バッファを用いて赤血球を取り除く。
この赤血球除去方法の問題点は1ccの血液に対して約500ccのバッファ洗浄が必要であるとの点であり、普通20cc以上の血液を使用するため20,000ccの洗浄液が必要であり、この量の洗浄液から異なる細胞を濃縮して得るのは長時間を要するという点である。
よって、本発明の試料処理部400を通して大量のスラッジを洗浄し集めるチューブ長軸回転型遠心分離機を適用すれば、赤血球溶解法が異なる血球細胞を集めるにあたって効果的である。
このように構成される遠心分離装置10の技術的特徴は下の通りである。
先ず、遠心分離機を通して無菌処理された透明な医療用注射器100を長軸回転可能にする。
これにより、無菌工程で必要な1回用容器である注射器100を容易に適用し、遠心分離装置10に分離及び結合が容易であるとの効果がある。
結局、独立的な医療用注射器100を、容器を移す必要なく遠心分離機の一部として使用する。
また、上記流出管423と流入管413は空回り手段430を通して回転摩擦が減少される状態でずれが防止される。
そして、上記流入管413を通して連続で洗浄液を流し込んでも、注射器100に入っている生体試料は注射器100の内壁側に広がり付いて固定されている状態であるため消失しない。よって、生体試料を多量洗浄するか不純物を希釈するにあたって容易に短時間でできるとの効果がある。
特に、集めようとする必要試料が注射器100の壁に付いて、不要試料はシリンジ110の内壁を除いた中央部に集まるようになることから、遠心分離状態で内部を覗きみて上層液を取り除くことができるため、不純物の除去が容易である。
以上で説明した本発明は、上述の実施例及び添付図面によって限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で様々な置換、変形及び変更が可能であることは、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明白なことである。
10:遠心分離装置
100:注射器
110:シリンジ
120:第1ホルダ
130:第2ホルダ
200:回転体
300:ブラケット
310:多段溝
311:第1溝
312:第2溝
313:圧迫部材
400:試料処理部
410:洗浄手段
411:洗浄液供給手段
412:第1管路
413:流入管
420:除去手段
421:廃棄手段
422:第2管路
423:流出管
430:空回り手段
440:フィルタ
500:動力部
510:連結手段

Claims (13)

  1. 取得した生体試料を入れたシリンジ、上記シリンジの先端と末端をそれぞれ密閉した第1ホルダ及び第2ホルダからなる注射器を回転させて生体試料を遠心分離する遠心分離装置であって、
    回転する回転体と、
    上記回転体と連動しシリンジを垂直に立設させた状態で先端の一部を収容してシリンジを長軸中心に回転させるブラケットと、
    上記シリンジの回転を支持しシリンジの内部を密閉させた状態で内部に流体を供給して遠心分離した後、生体試料中の不要な試料をシリンジで洗浄し外部に搬出する試料処理部と、を含むことを特徴とする遠心分離装置。
  2. 上記ブラケットは、
    上部が開口されてシリンジの先端を一部収容する多段溝が形成され、
    該多段溝は同心円で相異なる直径を有する第1溝と第2溝が形成され、
    上記第1溝には第1ホルダを収容し、第2溝にはシリンジの一部を収容するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。
  3. 上記回転体とブラケットは、分離または結合自在であることを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。
  4. 上記試料処理部は、
    上記シリンジの内部に結合した流入管を通して洗浄液を供給する洗浄手段と、
    上記シリンジの内部に結合した流出管を通して洗浄液と不要試料を吸入する除去手段とから構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。
  5. 上記第2ホルダの中央に空回り手段をさらに含ませて
    上記シリンジと試料処理部とのずれを防止することを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。
  6. 上記回転体に回転力を伝達する動力部がさらに含まれることを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。
  7. 上記動力部は、垂直に連結手段が結合され、
    上記連結手段の上部が試料処理部を把持することを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。
  8. 上記第2溝には内周縁に弾性材質の圧迫部材をさらに含ませて
    上記シリンジが第2溝に弾力的に嵌合されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。
  9. 上記洗浄手段は、
    洗浄水を圧送する洗浄液供給手段がさらに含まれ、
    上記洗浄液供給手段に連結された第1管路と流入管が連結されることを特徴とする請求項4に記載の遠心分離装置。
  10. 上記除去手段は、
    上記シリンジの内部の不要試料と洗浄水を外部に搬出するために真空圧を発生させる廃棄手段がさらに含まれ、
    上記廃棄手段に連結された第2管路と流出管が連結されることを特徴とする請求項4に記載の遠心分離装置。
  11. 上記流入管と流出管にはフィルタがさらに含まれることを特徴とする請求項4に記載の遠心分離装置。
  12. 上記フィルタは流出管と流入管に着脱自在であることを特徴とする請求項11に記載の遠心分離装置。
  13. 上記フィルタは30〜500um単位の孔が形成されることを特徴とする請求項11に記載の遠心分離装置。
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