JP2020503823A - 同期信号ブロックを測定する方法及びそのための装置 - Google Patents

同期信号ブロックを測定する方法及びそのための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020503823A
JP2020503823A JP2019556782A JP2019556782A JP2020503823A JP 2020503823 A JP2020503823 A JP 2020503823A JP 2019556782 A JP2019556782 A JP 2019556782A JP 2019556782 A JP2019556782 A JP 2019556782A JP 2020503823 A JP2020503823 A JP 2020503823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ssb
information
cell
measurement
rsrp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019556782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6816311B2 (ja
Inventor
ソクヒョン ユン
ソクヒョン ユン
ヒョンソ コ
ヒョンソ コ
キチュン キム
キチュン キム
ヨンソプ キム
ヨンソプ キム
ウンソン キム
ウンソン キム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Electronics Inc
Original Assignee
LG Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Electronics Inc filed Critical LG Electronics Inc
Publication of JP2020503823A publication Critical patent/JP2020503823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6816311B2 publication Critical patent/JP6816311B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • H04J11/0069Cell search, i.e. determining cell identity [cell-ID]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/309Measuring or estimating channel quality parameters
    • H04B17/318Received signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0023Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the signalling
    • H04L1/0026Transmission of channel quality indication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • H04L5/0051Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver of dedicated pilots, i.e. pilots destined for a single user or terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/001Synchronization between nodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】無線通信システムにおいて、端末が同期信号ブロック(SSB)を測定する方法を開示する。【解決手段】1つ以上の第1のセルの情報を含むセルリスト、1つ以上のセルのための第1のSSB送信周期情報及びセルリストに含まれない第2のセルのための第2のSSB送信周期情報を受信して、第1のSSB送信周期情報を用いて設定された第1のSSB測定ウィンドーに基づいて、1つ以上の第1のセルのSSBに対するRSRPを測定して、第2のSSB送信周期情報を用いて設定された第2のSSB測定ウィンドーに基づいて、第2のセルのSSBに対するRSRPを測定することを含むことができる。【選択図】図10

Description

本発明は、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)を測定する方法及びそのための装置に関し、より詳細には、UEの周辺に位置する複数のセル(Cell)が送信するSSBを測定するための各々のセルのSSB測定タイミングを設定する方法及びそのための装置に関する。
時代の流れによってより多くの通信装置がより大きな通信容量を要求することになり、既存のLTEシステムに比べて向上した無線広帯域通信である次世代5Gシステムが要求されている。NewRATと呼ばれるこの次世代5Gシステムは、Enhanced Mobile BroadBand(eMBB)/Ultra−reliability and low−latency communication(URLLC)/Massive Machine−Type Communications(mMTC)などに通信シナリオが区分される。
ここで、eMBBはHigh Spectrum Efficiency、High User Experienced Data Rate、High Peak Data Rateなどの特性を有する次世代移動通信シナリオであり、URLLCはUltra Reliable、Ultra Low Latency、Ultra High Availabilityなどの特性を有する次世代移動通信シナリオであり(e.g.,V2X、Emergency Service、Remote Control)、mMTCはLow Cost、Low Energy、Short Packet、Massive Connectivityの特性を有する次世代移動通信シナリオである(e.g.,IoT)。
本発明は、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)を測定する方法及びそのための装置を提供しようとする。
本発明が遂げようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の発明の詳細な説明から本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
本発明の実施例による無線通信システムにおいて、端末が同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)を測定する方法であって、1つ以上の第1のセルの情報を含むセルリスト、前記1つ以上のセルのための第1のSSB送信周期(periodicity)情報及び前記セルリストに含まれない第2のセルのための第2のSSB送信周期情報を受信して、前記第1のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第1のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記1つ以上の第1のセルのSSBに対するRSRP(Reference Signal Received Power)を測定して、前記第2のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第2のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記第2のセルのSSBに対するRSRPを測定することを含むことができる。
このとき、前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、前記第1、第2のSSB送信周期情報のうち少なくとも1つと共に受信される、オフセット及び測定区間(duration)に関する情報をさらに用いて設定(setup)されることができる。
また、前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、同一のオフセット及び同一の測定区間に関する情報を用いて設定されることができる。
また、前記第1、第2のセルのSSBは、主同期信号(Primary Synchronization Signal;PSS)、副同期信号(Secondary Synchronization Signal;SSS)及びPBCH(Physical Broadcasting Channel)で構成されることができる。
また、前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、SSSが送信されるリソース要素(Resource Element;RE)及び前記PBCHが受信される領域で受信されるDMRS(Demodulation Reference Signal)を用いて測定されることができる。
また、RSRP測定のためのCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)に関する情報がさらに受信された場合、前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、前記CSI−RSをさらに用いて測定されることができる。
また、前記第1、第2のSSB測定ウィンドー以外の時間にはRSRPを測定しないことができる。
本発明による無線通信システムにおいて、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)を測定する端末であって、信号を送受信するトランシーバ;および前記トランシーバを制御するプロセッサを含み、前記プロセッサは、1つ以上の第1のセルの情報を含むセルリスト、前記1つ以上のセルのための第1のSSB送信周期(periodicity)情報及び前記セルリストに含まれない第2のセルのための第2のSSB送信周期情報を受信するように前記トランシーバを制御して、前記第1のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第1のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記1つ以上の第1のセルのSSBに対するRSRP(Reference Signal Received Power)を測定して、前記第2のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第2のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記第2のセルが送信するSSBのRSRPを測定することを含むことができる。
このとき、前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、前記第1、第2のSSB送信周期情報のうち少なくとも1つと共に受信される、オフセット及び測定区間(duration)に関する情報をさらに用いて設定されることができる。
また、前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、同一のオフセット及び同一の測定区間に関する情報を用いて設定されることができる。
また、前記第1、第2のセルのSSBは、主同期信号(Primary Synchronization Signal;PSS)、副同期信号(Secondary Synchronization Signal;SSS)及びPBCH(Physical Broadcasting Channel)で構成され、前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、SSSが送信されるリソース要素(Resource Element;RE)及び前記PBCHが受信される領域で受信されるDMRS(Demodulation Reference Signal)を用いて測定されることができる。
また、RSRP測定のためのCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)に関する情報がさらに受信された場合、前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、前記CSI−RSをさらに用いて測定されることができる。
また、前記第1、第2のSSB測定ウィンドー以外の時間にはRSRPを測定しないことができる。
本発明によれば、ネットワークが複数の同期信号ブロック送信周期を支援する場合、各々のセルごとに同期信号ブロックの送信周期を設定して、各々のセルとUEの間の関係による効率的な同期信号ブロックの測定を可能にすることができる。
本発明で得られる効果は以上に言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は下記の記載から本発明が属する当該技術分野における当業者に明確に理解されるであろう。
3GPP無線接続網の規格に基づく端末とE−UTRANの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の制御プレーン(Control Plane)及びユーザプレーン(User Plane)構造を示す図である。 3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらを用いた一般的な信号送信方法を説明する図である。 LTEシステムで用いられる同期信号(synchronization signal,SS)の送信のための無線フレームの構造を例示する図である。 新たな無線接続技術(new radio access technology,NR)で利用可能なスロット構造を例示する図である。 TXRUとアンテナ要素の接続方式の一例を示す図である。 送受信器ユニット(transceiver unit,TXRU)及び物理的アンテナ観点においてハイブリットビームフォーミング構造を簡単に示す図である。 下りリンク送信過程において同期信号とシステム情報に対するビームスイーピング(Beam Sweeping)動作を示す図である。 新たな無線接続技術(new radio access technology,NR)システムのセルを例示する図である。 本発明の実施例による副同期信号(Secondary Synchronization Signal;SSS)及びPBCH−DMRS(Physical Broadcast Channel−Demodulation Reference Signal)を用いたRSRP(Reference Signal Received Power)測定結果を示す図である。 本発明による各セルごとに同期信号ブロックの送信周期を設定する実施例を説明するための図である。 本発明を実行する送信装置10及び受信装置20の構成要素を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照して説明された本発明の実施例から、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解されるであろう。以下に説明される実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された例である。
本明細書ではLTEシステム及びLTE−Aシステム及びNRシステムを用いて本発明の実施例を説明するが、これは例示に過ぎず、本発明の実施例は、上述した定義に該当するいかなる通信システムにも適用可能である。
また、本明細書では、基地局をRRH(remote radio head)、eNB、TP(transmission point)、RP(reception point)、中継機(relay)などを含む包括的な名称として使うことができる。
3GPPベース通信標準は、上位層からの情報を運ぶリソース要素に対応する下りリンク物理チャネルと、物理層によって使用されるものの上位層からの情報を運ばないリソース要素に対応する下りリンク物理信号を定義する。例えば、物理下りリンク共有チャネル(physical downlink shared channel,PDSCH)、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)、物理マルチキャストチャネル(physical multicast channel,PMCH)、物理制御フォーマット指示子チャネル(physical control format indicator channel,PCFICH)、物理下りリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)及び物理ハイブリッドARQ指示子チャネル(physical hybrid ARQ indicator channel,PHICH)が下りリンク物理チャネルとして定義されており、参照信号と同期信号が下りリンク物理信号として定義されている。パイロット(pilot)とも呼ばれる参照信号(reference signal,RS)は、gNBとUEとが互いに知っている予め定義された特別な波形の信号を意味するが、例えば、セル特定的RS(cell specific RS)、UE−特定的RS(UE−specific RS,UE−RS)、ポジショニングRS(positioning RS,PRS)及びチャネル状態情報RS(channel state information RS,CSI−RS)が下りリンク参照信号として定義される。3GPP LTE/LTE−A標準は、上位層からの情報を運ぶリソース要素に対応する上りリンク物理チャネルと、物理層によって使用されるものの、上位層からの情報を運ばないリソース要素に対応する上りリンク物理信号を定義している。例えば、物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel,PUSCH)、物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel,PUCCH)、物理任意接続チャネル(physical random access channel,PRACH)が上りリンク物理チャネルとして定義され、上りリンク制御/データ信号のための復調参照信号(demodulation reference signal,DMRS)と上りリンクチャネル測定に用いられるサウンディング参照信号(sounding reference signal,SRS)が定義される。
本発明では、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)/PCFICH(Physical Control Format Indicator CHannel)/PHICH(Physical Hybrid automatic retransmit request Indicator CHannel)/PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)はそれぞれ、DCI(Downlink Control Information)/CFI(Control Format Indicator)/下りリンクACK/NACK(ACKnowlegement/Negative ACK)/下りリンクデータを運ぶ時間−周波数リソースの集合或いはリソース要素の集合を意味する。また、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)/PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)/PRACH(Physical Random Access CHannel)はそれぞれ、UCI(Uplink Control Information)/上りリンクデータ/ランダムアクセス信号を運ぶ時間−周波数リソースの集合或いはリソース要素の集合を意味する。本発明では、特に、PDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH/PUCCH/PUSCH/PRACHに割り当てられたり、これに属した時間−周波数リソース或いはリソース要素(Resource Element,RE)をそれぞれ、PDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH/PUCCH/PUSCH/PRACH RE又はPDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH/PUCCH/PUSCH/PRACHリソースと称する。以下、ユーザ機器がPUCCH/PUSCH/PRACHを送信するという表現は、それぞれ、PUSCH/PUCCH/PRACH上で、或いは、を通じて、上りリンク制御情報/上りリンクデータ/ランダムアクセス信号を送信することと同じ意味で使われる。また、gNBがPDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCHを送信するという表現は、それぞれ、PDCCH/PCFICH/PHICH/PDSCH上で、或いは、を通じて、下りリンクデータ/制御情報を送信することと同じ意味で使われる。
以下では、CRS/DMRS/CSI−RS/SRS/UE−RSが割り当てられた或いは設定された(Configured)OFDMシンボル/副搬送波/REを、CRS/DMRS/CSI−RS/SRS/UE−RSシンボル/搬送波/副搬送波/REと称する。例えば、トラッキングRS(tracking RS,TRS)が割り当てられた或いは設定されたOFDMシンボルは、TRSシンボルと称し、TRSが割り当てられた或いは設定された副搬送波は、TRS副搬送波と称し、TRSが割り当てられた或いは設定されたREはTRS REと称する。また、TRS送信のために設定された(configured)サブフレームを、TRSサブフレームと称する。また、ブロードキャスト信号が送信されるサブフレームを、ブロードキャストサブフレーム或いはPBCHサブフレームと称し、同期信号(例えば、PSS及び/又はSSS)が送信されるサブフレームを、同期信号サブフレーム或いはPSS/SSSサブフレームと称する。PSS/SSSが割り当てられた或いは設定された(configured)OFDMシンボル/副搬送波/REをそれぞれ、PSS/SSSシンボル/副搬送波/REと称する。
本発明でいう、CRSポート、UE-RSポート、CSI−RSポート、TRSポートとは、それぞれ、CRSを送信するように設定された(configured)アンテナポート、UE−RSを送信するように設定されたアンテナポート、CSI−RSを送信するように設定されたアンテナポート、TRSを送信するように設定されたアンテナポートを意味する。CRSを送信するように設定されたアンテナポートは、CRSポートによってCRSが占有するREの位置によって相互区別でき、UE−RSを送信するように設定された(configured)アンテナポートは、UE−RSポートによってUE−RSが占有するREの位置によって相互区別でき、CSI−RSを送信するように設定されたアンテナポートは、CSI−RSポートによってCSI−RSが占有するREの位置によって相互区別できる。したがって、CRS/UE−RS/CSI−RS/TRSポートという用語が、一定のリソース領域内でCRS/UE−RS/CSI−RS/TRSが占有するREのパターンを意味する用語として用いられることもある。
図1は、3GPP無線接続網の規格に基づく端末とE−UTRANの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の制御プレーン(Control Plane)及びユーザプレーン(User Plane)の構造を示す図である。制御プレーンは端末(User Equipment;UE)とネットワークがコール(call)を管理するために用いる制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザプレーンはアプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
第1の層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して連結される。この送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層の間でデータが移動する。送信側と受信側の物理層の間では物理チャネルを介してデータが移動する。物理チャネルは時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的には、物理チャネルは、下りリンクにおいて、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクにおいては、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2の層である媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2の層のRLC層は信頼性のあるデータ送信を支援する。RLC層の機能はMAC内部の機能ブロックにより具現できる。第2の層のPDCP層は帯域幅が狭い無線インターフェースにおいてIPv4或いはIPv6のようなIPパケットを効率的に送信するために不要な制御情報を減らすヘッダ圧縮(Header Compression)の機能を果たす。
第3の層である最下部に位置する無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御プレーンでのみ定義される。RRC層は無線ベアラ(Radio Bearer)の設定、再設定及び解除に関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。無線ベアラは端末とネットワークの間のデータ伝達のために第2の層により提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は互いにRRCメッセージを交換する。端末とネットワークのRRC層の間にRRC連結(RRC Connected)がある場合、端末はRRC連結状態(Connected Mode)となり、そうではない場合はRRC休止状態(Idle Mode)となる。RRC層の上位にあるNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を果たす。
ネットワークから端末にデータを送信する下り送信チャネルとしては、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する下りSCH(Shared Channel)などがある。下りマルチキャスト又は放送サービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、下りSCHを介して送信され、又は特の下りMCH(Multicast Channel)を介して送信されることができる。なお、端末からネットワークにデータを送信する上り送信チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する上りSCH(Shared Channel)がある。送信チャネルの上位にありかつ送信チャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)としては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図2は、3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらを用いた一般的な信号送信方法を説明する図である。
端末は、電源がオンになったり新たにセルに進入した場合は、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う(S201)。このために、端末は基地局から主同期チャネル(Primary Synchronization Channel;P−SCH)及び副同期チャネル(Secondary Synchronization Channel;S−SCH)を受信することによって基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を得ることができる。その後、端末は基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信してセル内の放送情報を得ることができる。なお、端末は初期セル探索段階において下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal;DL RS)を受信して下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終了した端末は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDCCH)及び該PDCCHに載せられた情報によって物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDSCH)を受信することによって、より具体的なシステム情報を得ることができる(S202)。
一方、基地局に最初に接続したか或いは信号送信のための無線リソースがない場合は、端末は、基地局に対して任意接続過程(Random Access Procedure;RACH)を行うことができる(S203〜S206)。このために、端末は、物理任意接続チャネル(Physical Random Access Channel;PRACH)を介して特定シーケンスをプリアンブルとして送信し(S203及びS205)、PDCCH及び対応するPDSCHを介してプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S204及びS206)。競合ベースのRACHの場合、さらに衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述した手順を行った端末は、その後、一般的な上り/下りリンク信号送信の手順として、PDCCH/PDSCH受信(S207)及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel;PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel;PUCCH)の送信(S208)を行う。特に、端末は、PDCCHを介して下りリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)を受信する。ここで、DCIは、端末に対するリソース割り当て情報などの制御情報を含み、その使用目的に応じてフォーマットが互いに異なる。
一方、端末が上りリンクを通じて基地局に送信したり又は端末が基地局から受信したりする制御情報は、下り/上りリンクACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)などを含む。3GPP LTEシステムの場合、端末は上述したCQI/PMI/RIなどの制御情報をPUSCH及び/又はPUCCHを介して送信することができる。
図3は、LTE/LTE−Aベースの無線通信システムにおいて、同期信号(synchronization signal,SS)の送信のための無線フレームの構造を例示する図である。特に、図3は、周波数分割デュプレックス(frequency division duplex,FDD)において同期信号及びPBCHの送信のための無線フレームの構造を例示するものであって、図3(a)は、正規CP(normal cyclic prefix)として設定された(configured)無線フレームにおいてSS及びPBCHの送信位置を示し、図3(b)は、拡張CP(extended CP)として設定された無線フレームにおいてSS及びPBCHの送信位置を示す。
以下、図3を参照して、SSをより具体的に説明する。SSは、PSS(Primary Synchronization Signal)とSSS(Secondary Synchronization Signal)とに区分される。PSSは、OFDMシンボル同期、スロット同期などの時間ドメイン同期及び/又は周波数ドメイン同期を得るために用いられ、SSSは、フレーム同期、セルグループID及び/又はセルのCP設定(configuration)(即ち、正規CP又は拡張CPの使用情報)を得るために用いられる。図3を参照すると、PSSとSSSは、各無線フレームの2つのOFDMシンボルでそれぞれ送信される。具体的に、SSは、インター−RAT(inter radio access technology)測定を容易にするために、GSM(Global System for Mobile communication)フレームの長さである4.6msを考慮して、サブフレーム0の第1番目のスロットとサブフレーム5の第1番目のスロットでそれぞれ送信される。特に、PSSは、サブフレーム0の第1番目のスロットの最後のOFDMシンボルとサブフレーム5の第1番目のスロットの最後のOFDMシンボルでそれぞれ送信され、SSSは、サブフレーム0の第1番目のスロットの最後から第2番目のOFDMシンボルとサブフレーム5の第1番目のスロットの最後から第2番目のOFDMシンボルでそれぞれ送信される。当該無線フレームの境界は、SSSによって検出されることができる。PSSは、当該スロットの最後のOFDMシンボルで送信され、SSSは、PSS直前のOFDMシンボルで送信される。SSの送信ダイバーシティ(diversity)方式は、単一アンテナポート(single antenna port)のみを用いて、標準では特に定義していない。
PSSは5msごとに送信されるため、UEはPSSを検出することで、当該サブフレームがサブフレーム0とサブフレーム5のうち1つであることが分かるが、当該サブフレームがサブフレーム0とサブフレーム5のうちいずれなのかは具体的に分からない。よって、UEは、PSSのみでは無線フレームの境界が認知できない。即ち、PSSのみではフレーム同期が取得できない。UEは一無線フレーム内において2回送信されるものの、互いに異なるシーケンスとして送信されるSSSを検出して無線フレームの境界を検出する。
PSS/SSSを用いたセル(cell)探索過程を行い、DL信号の復調(demodulation)及びUL信号の送信を正確な時点に行うのに必要な時間及び周波数パラメータを決定したUEは、また、eNBからUEのシステム設定(system configuration)に必要なシステム情報を取得してこそ、前記eNBと通信することができる。
システム情報は、マスター情報ブロック(Master Information Block,MIB)及びシステム情報ブロック(System Information Block,SIB)によって設定される(configured)。各システム情報ブロックは、機能的に関連するパラメータの集合を含み、含むパラメータに応じてマスター情報ブロック(Master Information Block,MIB)及びシステム情報ブロックタイプ1(System Information Block Type 1,SIB1)、システム情報ブロックタイプ2(System Information Block Type 2,SIB2)、SIB3−SIB17に区分できる。
MIBは、UEがeNBのネットワーク(network)に初期接続(initial access)するのに必須な最も頻繁に送信されるパラメータを含む。UEは、MIBをブロードキャストチャネル(例えば、PBCH)を介して受信することができる。MIBには、下りリンクシステム帯域幅(dl−Bandwidth,DL BW)、PHICH設定(configuration)、システムフレームナンバー(SFN)が含まれる。よって、UEは、PBCHを受信することで、明示的(explicit)に、DL BW、SFN、PHICH設定に関する情報が分かる。一方、PBCH受信によってUEが暗示的(implicit)に分かる情報としては、eNBの送信アンテナポートの数がある。eNBの送信アンテナ数に関する情報は、PBCHのエラー検出に用いられる16−ビットCRC(Cyclic Redundancy Check)に送信アンテナ数に対応するシーケンスをマスク(例えば、XOR演算)して、暗示的にシグナルリングされる。
SIB1は、他のSIBの時間ドメインスケジューリングに関する情報のみならず、特定のセルがセル選択に適したセルであるか否かを判断するのに必要なパラメータを含む。SIB1はブロードキャストシグナリング又は専用(dedicated)シグナリングによってUEに受信される。
DL搬送波周波数と当該システム帯域幅は、PBCHが運ぶMIBによって取得することができる。UL搬送波周波数及び当該システム帯域幅は、DL信号であるシステム情報によって得られる。MIBを受信したUEは、当該セルに対して格納された有効なシステム情報がないと、システム情報ブロックタイプ2(SystemInformationBlockType2,SIB2)が受信されるまで、MIB内のDL BWの値をUL−帯域幅(UL BW)に適用する。例えば、UEは、システム情報ブロックタイプ2(SystemInformationBlockType2,SIB2)を取得して、前記SIB2内のUL−搬送波周波数及びUL−帯域幅情報によってUEがUL送信に使用可能な全体のULシステム帯域を把握することができる。
周波数ドメインにおいて、PSS/SSS及びPBCHは、実際のシステム帯域幅とは関係なく、当該OFDMシンボルにおいてDC副搬送波を中心として、左右3個ずつ、全6個のRB、即ち、全72個の副搬送波内でのみ送信される。よって、UEは、UEに設定された(configured)下りリンク送信帯域幅とは関係なく、SS及びPBCHを検出(detect)或いは復号(decode)できるように設定される(configured)。
初期セル探索を終えたUEは、eNBへの接続を完了するために、任意接続過程(random access procedure)を行うことができる。このために、UEは、物理任意接続チャネル(physical random access channel, PRACH)を通じてプリアンブル(preamble)を送信し、PDCCH及びPDSCHを通じてプリアンブルへの応答メッセージを受信することができる。競合ベースの任意接続(contention based random access)の場合、更なるPRACHの送信、またPDCCH及びPDCCHに対応するPDSCHのような衝突解決手順(contention resolution procedure)を行うことができる。
上述したような手順を行ったUEは、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、PDCCH/PDSCH受信及びPUSCH/PUCCH送信を行うことができる。
上述した任意接続過程は、任意接続チャネル(random access channel,RACH)手順とも呼ばれる。任意接続過程は、初期接続、上りリンク同期調整、リソース割り当て、ハンドオーバーなどの用途として様々に用いられる。任意接続過程は、競合−ベース(contention-based)過程と、専用(dedicated)(即ち、非−競合−ベース)過程とに分類できる。競合−ベースの任意接続過程は、初期接続を含んで一般的に用いられ、専用任意接続過程はハンドオーバーなどに制限的に用いられる。競合−ベースの任意接続過程において、UEはRACHプリアンブルシーケンスを任意に(randomly)選択する。よって、複数のUEが同時に同一のRACHプリアンブルシーケンスを送信することが可能であり、これによって、その後に衝突解決手順が必要となる。一方、専用任意接続過程において、UEはeNBが当該UEに唯一に割り当てたRACHプリアンブルシーケンスを用いる。よって、他のUEとの衝突なく任意接続過程を行うことができる。
競合−ベースの任意接続過程は、以下の4ステップを含む。以下、ステップ1〜4で送信されるメッセージのそれぞれをメッセージ1〜4(Msg1〜Msg4)と称することができる。
− ステップ1:RACHプリアンブル(via PRACH)(UE to eNB)
− ステップ2:任意接続応答(random access response,RAR)(via PDCCH及びPDSCH)(eNB to UE)
− ステップ3:レイヤ2/レイヤ3メッセージ(via PUSCH)(UE to eNB)
− ステップ4:衝突解決(contention resolution)メッセージ(eNB to UE)
専用の任意接続過程は、以下の3ステップを含む。以下、ステップ0〜2で送信されるメッセージのそれぞれはメッセージ0〜2(Msg0〜Msg2)と称する。任意接続過程の一部としてRARに対応する上りリンク送信(即ち、ステップ3)を行うこともできる。専用の任意接続過程は、基地局がRACHプリアンブル送信を命令するためのPDCCH(以下、PDCCHオーダー(order))を用いてトリガされることができる。
− ステップ0:専用シグナリングによるRACHプリアンブル割り当て(eNB to UE)
− ステップ1:RACHプリアンブル(via PRACH)(UE to eNB)
− ステップ2:任意接続応答(RAR)(via PDCCH及びPDSCH)(eNB to UE)
RACHプリアンブルを送信した後、UEは予め−設定された時間ウィンドー内で任意接続応答(RAR)の受信を試みる。具体的に、UEは、時間ウィンドー内でRA−RNTI(Random Access RNTI)を有するPDCCH(以下、RA−RNTI PDCCH)(例えば、PDCCHにおいてCRCがRA−RNTIでマスクされる)の検出を試みる。RA−RNTI PDCCH検出時に、UEは、RA−RNTI PDCCHに対応するPDSCH内に、UEのためのRARが存在するか否かを確認する。RARは、UL同期化のためのタイミングオフセット情報を示すタイミングアドバンス(timing advance, TA)情報、ULリソース割り当て情報(ULグラント情報)、仮り端末識別子(例えば、temporary cell−RNTI, TC−RNTI)などを含む。UEは、RAR内のリソース割り当て情報及びTA値に応じてUL送信(例えば、Msg3)を行うことができる。RARに対応するUL送信にはHARQが適用される。したがって、UEは、Msg3を送信した後、Msg3に対応する受信応答情報(例えば、PHICH)を受信することができる。
任意接続プリアンブル、即ち、RACHプリアンブルは、物理層において長さTCPの循環前置(cyclic prefix)及び長さTSEQのシーケンスからなる。TCPのTSEQは、フレーム構造と任意接続設定(configuration)に依存する。プリアンブルフォーマットは上位層によって制御される。RACHプリアンブルはULサブフレームから送信される。任意接続プリアンブルの送信は、特定の時間及び周波数リソースに制限(restrict)される。このようなリソースをPRACHリソースと呼び、PRACHリソースは、インデックス0が無線フレームにおいて低い番号のPRB及びサブフレームに対応するように、前記無線フレーム内のサブフレーム番号と、周波数ドメインにおいてPRBの増加順に番号付けられる。任意接続リソースがPRACH設定インデックスによって定義される(3GPP TS 36.211標準文書を参照)。PRACH設定インデックスは(eNBによって送信される)上位層信号によって与えられる。
LTE/LTE−Aシステムにおいて任意接続プリアンブル、即ち、RACHプリアンブルのための副搬送波間隔(Subcarrier Spacing)は、プリアンブルフォーマット0〜3の場合は1.25kHzであり、プリアンブルフォーマット4の場合は7.5kHzであると規定される(3GPP TS 36.211を参照)。
<LTEにおけるRRM(Radio Resource Management)測定(Measurement)>
LTEシステムでは、電力制御(Power control)、スケジューリング(Scheduling)、セル検索(Cell search)、セル再選択(Cell reselection)、ハンドオーバー(Handover)、無線リンク又は連結モニタリング(Radio link or Connection monitoring)、連結確立/再確立(Connection establish/re−establish)などを含むRRM動作を支援する。このとき、サービングセル(Serving Cell)は、UEにRRM動作を行うための測定値であるRRM測定(measurement)情報を要請することができる。特に、LTEシステムでは、UEが各セル(Cell)に対するセル探索(Cell search)情報、RSRP(reference signal received power)、RSRQ(reference signal received quality)などの情報を測定して報告することができる。具体的に、LTEシステムでは、UEがサービングセルからRRM測定のための上位層信号として「measConfig」を受信する。それにより、UEは「measConfig」の情報に従ってRSRP又はRSRQを測定する。ここで、LTEシステムのTS 36.214文書によるRSRP、RSRQ及びRSSIの定義は、以下のようである。
- RSRP:RSRPは、測定周波数帯域幅内で送信されるセル特定の参照信号(Cell specific reference signal;CRS)のリソース要素(Resource Element;RE)の電力寄与度([W])に対する線形平均で定義される。また、RSRPを決定するために、TS 36.211によるCRS R0が用いられる。場合によっては、信頼性を高めるために、さらにCRS R1が用いられてもよい。RSRPのための基準点は、UEのアンテナコネクタである必要があり、受信ダイバーシティが用いられる場合、報告されるRSRP値は、各々のダイバーシティのうちいずれか1つのRSRPより低くてはならない。
− RSRQ:RSRQは、N*RSRP/(E−UTRA搬送波のRSSI)で定義される。このとき、Nは、E−UTRA搬送波RSSI測定帯域幅のRB数である。このとき、「N*RSRP」の測定と、「E−UTRA搬送波のRSSI」の測定は、同一のリソースブロックセット(RB set)によって行われる。
E−UTRA搬送波RSSIは、サービングセルとノンサービングセル(non−serving cell)の同じチャネル、隣接チャネル干渉、熱雑音などを含む全てのソースから得られるN個のリソースブロック上において、アンテナポート0のための参照シンボルを含むOFDMシンボルでのみ測定された全受信電力の線形平均値で取得される。
上位層シグナリングがRSRP測定のための特定のサブフレームを指示する場合、RSSIは、指示された全てのOFDMシンボル上で測定される。このときにも、RSRQのための基準点は、UEのアンテナコネクタである必要があり、受信ダイバーシティが用いられる場合、報告されるRSRQ値は各々のダイバーシティのうちいずれか1つのRSRQより低くてはならない。
− RSSI:受信器パルス整形フィルタ(Receiver Pulse Shaping Filter)によって定義される帯域幅内で生成される雑音及び熱雑音を含む広帯域受信電力(received wide band power)を意味する。このときにも、RSSIのための基準点は、UEのアンテナコネクタである必要があり、受信ダイバーシティが用いられる場合、報告されるRSSI値は各々のダイバーシティのうちいずれか1つのRSSIより低くてはならない。
上述した定義に従って、LTEシステムで動作するUEは、周波数間測定(Intra−frequency measurement)の場合には、SIB3(system information block type 3)から送信される許容された測定帯域幅(Allowed measurement bandwidth)に関するIE(information element)によって、6、15、25、50、75、100RB(resource block)のうち1つに対応する帯域幅でRSRPを測定するように許容される。また、周波数間測定の場合には、SIB5から送信される許容された測定帯域幅によって、6、15、25、50、75、100RB(resource block)のうち1つに対応する帯域幅でRSRPを測定するように許容される。仮に、IEがない場合、基本的(Default)に全体の下りリンクシステムの周波数帯域でRSRPを測定することができる。このとき、UEが許容された測定帯域幅を受信する場合、UEは該当値を最大測定帯域幅(maximum measurement bandwidth)として、該当値内で自由にRSRPの値を測定することができる。
但し、サービングセル(Serving Cell)がWB−RSRQで定義されるIEを送信して、許容された測定帯域幅を50RB以上に設定する場合、UEは、全体の許容された測定帯域幅に対するRSRP値を算出する必要がある。一方、RSSIの場合、RSSI帯域幅の定義に従い、UEの受信器が有する周波数帯域でRSSIを測定する。
NR通信システムは、データレート、容量(capacity)、遅延(latency)、エネルギー消費及び費用面から、既存の4世代(4G)システムより良い性能を支援することが求められる。よって、NRシステムは、帯域幅、スペクトル、エネルギー、シグナリング効率、及びビット当たりコスト(cost)の面で相当な進歩が必要である。
<OFDMニューマロロジー>
新たなRATシステムは、OFDM送信方式又はこれと類似する送信方式を用いる。新たなRATシステムは、LTEのOFDMパラメータとは異なるOFDMパラメータに従ってもよい。また、新たなRATシステムは、従来のLTE/LTE−Aのニューマロロジーをそのまま従うものの、さらに大きいシステム帯域幅(例えば、100MHz)を有してもよい。また、1つのセルが複数のニューマロロジーを支援することもできる。即ち、互いに異なるニューマロロジーで動作するUEが1つのセル内に共存してもよい。
<サブフレーム構造>
3GPP LTE/LTE−Aシステムにおいて用いられる無線フレームは、10ms(307200T)の長さを有して、10個の均等な大きさのサブフレーム(subframe, SF)からなる。一無線フレーム内の10個のサブフレームにはそれぞれ番号が付与されてもよい。ここで、Tはサンプリング時間を示し、T=1/(2048*15kHz)で表される。それぞれのサブフレームの長さは1msであり、2個のスロットからなる。一無線フレーム内で20個のスロットは0から19まで順次にナンバリングされる。それぞれのスロット長は0.5msである。一サブフレームを送信するための時間は、送信時間間隔(transmission time interval,TTI)で定義される。時間リソースは、無線フレーム番号(或いは無線フレームインデックスともいう)、サブフレーム番号(或いはサブフレームインデックスともいう)、スロット番号(或いはスロットインデックス)などで分けられる。TTIとは、データがスケジュールされる間隔を意味する。例えば、現在のLTE/LTE−AシステムにおいてULグラント又はDLグラントの送信器会は1msごとに存在し、1msより短時間でUL/DLグラント機会が数回存在することはない。よって、既存のLTE/LTE−AシステムにおいてTTIは1msである。
図4は、新たな無線接続技術(new radio access technology,NR)において利用可能なスロット構造を例示する図である。
データ送信遅れを最小化するために、5世代の新RATでは、制御チャネルとデータチャネルが時間分割多重化(time division multiplexing,TDM)されるスロット構造が考慮されている。
図4において、斜線領域はDCIを運ぶDL制御チャネル(例え、PDCCH)の送信領域を示し、黒い領域は、UCIを運ぶUL制御チャネル(例え、PUCCH)の送信領域を示す。ここで、DCIはgNBがUEに伝達する制御情報であり、DCIはUEが知るべきセル設定(configuration)に関する情報、DLスケジューリングなどのDL特定的(specific)情報、またULグラントなどのようなUL特定的情報などを含むことができる。また、UCIはUEがgNBに伝達する制御情報であり、UCIはDLデータに対するHARQ ACK/NACK報告、DLチャネル状態に対するCSI報告、またスケジューリング要請(scheduling request, SR)などを含むことができる。
図4において、シンボルインデックス1からシンボルインデックス12までのシンボル領域は、下りリンクデータを運ぶ物理チャネル(例え、PDSCH)の送信に用いられてもよく、上りリンクデータを運ぶ物理チャネル(例え、PUSCH)の送信に用いられてもよい。図2のスロット構造によれば、1つのスロット内でDL送信とUL送信とが順次行われ、DLデータの送信/受信とDLデータに対するUL ACK/NACKの受信/送信が1つのスロット内で行われる。結果として、データ送信エラーが発生するとき、データの再送信までかかる時間を減らすことになり、これによって最終データ伝達の遅れを最小化することができる。
このようなスロット構造では、gNBとUEの送信モードから受信モードへの切換過程又は受信モードから送信モードへの切換過程のためのタイムギャップ(time gap)が必要である。このような送信モードと受信モードとの切換過程のためにスロット構造においてDLからULへ切り換えられる時点の一部OFDMシンボルがガード期間(guard period, GP)として設定(Configuration)される。
既存のLTE/LTE−AシステムにおいてDL制御チャネルは、データチャネルとTDMされ、制御チャネルであるPDCCHはシステムの全帯域に広がって送信される。しかし、新RATでは、一システムの帯域幅が少なくとも略100MHzに達することと予想されるため、制御チャネルを全帯域に広げて送信するには無理がある。UEがデータの送信/受信のために、下りリンク制御チャネルを受信するために全帯域をモニタリングすることは、UEのバッテリー消耗増大及び効率性阻害の可能性がある。よって、本発明では、DL制御チャネルがシステム帯域、即ち、チャネル帯域内の一部の周波数帯域でローカライズ(localize)されて送信されてもよく、分散(distribute)されて送信されてもよい。
NRシステムにおいて基本送信単位(basic transmission unit)はスロットである。スロット区間(duration)は正規(normal)循環前置(cyclic prefix, CP)を有する14個のシンボル、又は延長CPを有する12個のシンボルからなる。また、スロットは、使われた副搬送波間隔(Subcarrier Spacing)の関数として時間でスケーリングされる。即ち、副搬送波間隔が大きくなると、スロットの長さは短くなる。例えば、スロット当たりシンボルの数が14である場合、10msのフレーム内のスロットの数が、15kHzの副搬送波間隔に対しては10個であれば、30kHzの副搬送波間隔に対しては20個、60kHzの副搬送波間隔に対しては40個になる。副搬送波間隔が大きくなると、OFDMシンボルの長さも短くなる。スロット内のOFDMシンボルの数は、正規CPと拡張CPとで異なり、副搬送波間隔によっては異ならない。LTE用の基本時間ユニットであるTは、LTEの基本副搬送波間隔の15kHzと最大FFTサイズの2048を考慮して、T=1/(15000*2048)秒と定義され、これは15kHzの副搬送波間隔に対するサンプリング時間でもある。NRシステムでは、15kHzの副搬送波間隔の他に様々な副搬送波間隔が用いられ、副搬送波間隔と当該時間長さは反比例するため、15kHzよりも大きい副搬送波間隔に対応する実際のサンプリング時間は、T=1/(15000*2048)秒よりも短い。例えば、副搬送波間隔の30kHz、60kHz、120kHzに対する実際のサンプリング時間はそれぞれ、1/(2*15000*2048)秒、1/(4*15000*2048)秒、1/(8*15000*2048)秒になる。
<アナログビームフォーミング(analog beamforming)>
近来、論議されている5世代移動通信システムは、広い周波数帯域を用いて、複数のユーザへの高い送信率を保持しながらデータを送信するために、高い超高周波帯域、即ち、6GHz以上のミリメートル周波数帯域を用いる方案を考慮している。3GPPでは、これをNRと称しているが、本発明ではNRシステムと称する。しかし、ミリメートル周波数帯域は、高過ぎる周波数帯域を用いることによって、距離による信号の減殺が激しく示される周波数特性を有する。よって、少なくとも6GHz以上の帯域を用いるNRシステムは、激しい伝播減殺特性を補償するために、信号送信を全方向ではなく特定方向へとエネルギーを集めて送信することで、激しい伝播減殺によるカバレッジ減少の問題を解決する狭ビーム(narrow beam)送信方法を用いる。しかし、1つの狭ビームのみを用いてサービスする場合、1つの基地局がサービスできる範囲が狭くなるので、基地局は複数の狭ビームを集めて広帯域でサービスすることになる。
ミリメートル周波数帯域、即ち、ミリメートル波長(millimeter wave, mmW)帯域では、波長が短くなり、同一面積に複数のアンテナ要素(element)を取り付けることができる。例えば、1cm程度の波長の30GHz帯域では、5 by 5cmのパネル(panel)に0.5ラムダ(lamda)(波長)間隔で2−次元(dimension)配列の形態として全100個のアンテナ要素を取り付けることができる。したがって、mmWでは、複数のアンテナ要素を用いて、ビームフォーミングの利得を高めて、カバレッジを増加させたり、処理量(throughput)を高めることが考えられる。
ミリメートル周波数帯域で狭ビームを形成するための方法として、基地局やUEにおいて数多くのアンテナに適宜な位相差を用いて同一信号を送信することで、特定方向のみにおいてエネルギーを高くするビームフォーミング方式が主に考慮されている。このようなビームフォーミング方式には、デジタル基底帯域(baseband)信号に位相差を形成するデジタルビームフォーミング、変調されたアナログ信号に時間遅れ(即ち、循環シフト)を用いて位相差を形成するアナログビームフォーミング、デジタルビームフォーミングとアナログビームフォーミングとを両方用いるハイブリッドビームフォーミングなどがある。各アンテナ要素で送信パワー及び位相調節ができるようにトランシーバユニット(transceiver unit, TXRU)を有すれば、各周波数リソースに対して独立したビームフォーミングが可能となる。しかし、100個余りのアンテナ要素の全てにTXRUを設けるには、コスト面において実効性が落ちる問題がある。即ち、ミリメートル周波数帯域は、激しい伝播減殺の特性を補償するために、数多くのアンテナを使用しなければならず、デジタルビームフォーミングはアンテナの数分だけRFコンポーネント(例えば、デジタルアナログコンバータ(DAC)、ミキサー(mixer)、電力増幅器(power amplifier)、線形増幅器(linear amplifier)など)が必要となるため、ミリメートル周波数帯域においてデジタルビームフォーミングを具現するためには、通信機器の値段が増加してしまう問題点がある。したがって、ミリメートル周波数帯域のように、多くのアンテナが必要な場合は、アナログビームフォーミング又はハイブリッドビームフォーミング方式が考慮される。アナログビームフォーミング方式は、1つのTXRUに複数のアンテナ要素をマッピングし、アナログ位相シフタ(analog phase shifter)でビーム(beam)の方向を調節する。かかるアナログビームフォーミング方式は、全帯域において1つのビーム方向のみを形成することができるため、周波数選択的なビームフォーミング(beamforming, BF)はできないというデメリットがある。ハイブリッドBFは、デジタルBFとアナログBFとの中間形態であって、Q個のアンテナ要素よりも少ないB個のTXRUを有する方式である。ハイブリッドBFの場合、B個のTXRUとQ個のアンテナ要素の連結方式によって差はあるが、同時に送信可能なビームの方向はB個以下に制限される。
図5は、TXRUとアンテナ要素の接続方式の一例を示す図である。
図5(a)は、TXRUがサブ−アレイ(sub−array)に接続された方式を示している。この場合、アンテナ要素は1つのTXRUにのみ接続される。これとは異なり、図5(b)は、TXRUが全てのアンテナ要素に接続された方式を示している。この場合、アンテナ要素は全てのTXRUに接続される。図5において、Wはアナログ位相シフタにより乗じられる位相ベクトルを示す。即ち、Wによってアナログビームフォーミングの方向が決定される。ここで、CSI−RSアンテナポートとTXRUとのマッピングは1−to−1又は1−to−多である。
上述したように、デジタルビームフォーミングは、送信する又は受信されたデジタル基底帯域信号に対して信号処理を行うため、多重のビームを用いて同時に多方向に信号を送信又は受信することができるが、一方、アナログビームフォーミングは、送信する又は受信されたアナログ信号を変調した状態でビームフォーミングを行うため、1つのビームがカバーできる範囲を超える多方向に信号を同時に送信又は受信することができない。通常、基地局は広帯域送信又は多重アンテナ特性を用いて、同時に複数のユーザと通信を行うが、基地局がアナログ又はハイブリッドビームフォーミングを用いて、1つのビーム方向にアナログビームを形成する場合、アナログビームフォーミングの特性上、同じアナログビームの方向内に含まれるユーザとしか通信できない。後述する本発明に係るRACHリソース割り当て及び基地局のリソース活用方案は、アナログビームフォーミング又はハイブリッドビームフォーミングの特性から生じる制約事項を反映した上で提案される。
<ハイブリッドアナログビームフォーミング(hybrid analog beamforming)>
図6は、送受信器ユニット(transceiver unit,TXRU)及び物理的アンテナの観点におけるハイブリッドビームフォーミングの構造を簡単に示した図である。
複数のアンテナが用いられる場合、デジタルビームフォーミングとアナログビームフォーミングとを組み合わせたハイブリッドビームフォーミング法が台頭している。このとき、アナログビームフォーミング(又は、RFビームフォーミング)は、RFユニットがプリコーディング(又は、コンバイニング)を行う動作を意味する。ハイブリッドビームフォーミングにおいて、基底帯域(baseband)ユニットとRFユニットはそれぞれプリコーディング(又は、コンバイニング)を行い、これによって、RFチェーン(chain)の数とD/A(又はA/D)コンバータの数を減らしながらもデジタルビームフォーミングに近づく性能が出せるというメリットがある。便宜のために、ハイブリッドビームフォーミングの構造は、N個のTXRUとM個の物理的アンテナとで表現されることができる。送信端から送信するL個のデータレイヤに対するデジタルビームフォーミングは、N−by−L行列で表され、その後、変換されたN個のデジタル信号は、TXRUを経てアナログ信号に変換された後、M−by−N行列で表されるアナログビームフォーミングが適用される。図3において、デジタルビームの数はLであり、アナログビームの数はNである。さらに、NRシステムでは、アナログビームフォーミングをシンボル単位に変更できるように基地局を設計し、特定の地域に位置するUEにさらに効率的なビームフォーミングを支援する方向が考慮されている。ひいては、N個のTXRUとM個のRFアンテナを1つのアンテナパネル(panel)と定義するとき、NRシステムでは、互いに独立したハイブリッドビームフォーミングが適用可能な複数のアンテナパネルを導入する方案まで考慮されている。このように、基地局が複数のアナログビームを活用する場合、各々のUEにおいて信号受信に有利なアナログビームが異なり得るため、少なくとも同期信号、システム情報、ページングなどについては、特定のスロット又はサブフレーム(subframe,SF)において、基地局が適用する複数のアナログビームを各シンボルごとに変更して、全てのUEに受信器会を与えるようにするビームスイーピング動作が考慮されている。
図7は、下りリンク送信過程において同期信号とシステム情報に対するビームスイーピング(Beam sweeping)動作を示す図である。図7において、New RATシステムのシステム情報が放送(Broadcasting)される物理的リソース又は物理的チャネルをxPBCH(physical broadcast channel)と呼ぶ。このとき、1つのシンボルにおいて互いに異なるアンテナパネルに属するアナログビーム(Analog beam)が同時に送信されることができ、各々のアナログビーム(Analog beam)のチャネルを測定するために、図7のように、特定のアンテナパネルに対応する単一アナログビーム(Analog beam)のために送信される参照信号(Reference signal;RS)であるBeam RS(BRS)を導入する方案が論議されている。このBRSは、複数のアンテナポートに対して定義されることができ、BRSの各アンテナポートは、単一アナログビーム(Analog beam)に対応することができる。このとき、BRSとは異なり、同期信号(Synchronization signal)又はxPBCHは、任意のUEが良好に受信できるように、アナログビームグループ(Analog beam group)に含まれた全てのアナログビーム(Analog beam)のために送信されてもよい。
図8は、新たな無線接続技術(new radio access technology,NR)システムのセルを例示する図である。
図8を参照すると、NRシステムでは、従来のLTEなどの無線通信システムに1つの基地局が1つのセルを形成していたこととは異なり、複数のTRPが1つのセルを構成する方案が論議されている。複数のTRPが1つのセルを構成する場合、UEをサービスするTRPが変更されても、絶えない通信が可能となり、UEの移動性を管理することが容易であるというメリットがある。
LTE/LTE−Aシステムにおいて、PSS/SSSは全−方位(omni−direction)に送信されるのに対して、mmWaveを適用するgNBがビーム方向を全−方位に回しながらPSS/SSS/PBCHなどの信号をビームフォーミングして送信する方法が考慮されている。このように、ビーム方向を回しながら信号を送信/受信することをビームスイーピング(beam sweeping)又はビームスキャニングという。本発明における「ビームスイーピング」は送信器側の行動であり、「ビームスキャニング」は受信器側の行動である。例えば、gNBが最大N個のビーム方向を持つことができると仮定すると、N個のビーム方向のそれぞれに対してPSS/SSS/PBCHなどの信号を送信する。即ち、gNBは、自分が持つことのできる又は支援しようとする方向をスイーピングしながら、それぞれの方向に対してPSS/SSS/PBCHなどの同期信号を送信する。又は、gNBがN個のビームを形成できる場合、いくつかのビームを束ねて1つのビームグループとして構成することができ、各ビームグループでPSS/SSS/PBCHが送信/受信されることができる。このとき、1つのビームグループは、1つ以上のビームを含む。同方向に送信されるPSS/SSS/PBCHなどの信号が1つのSSブロックと定義されてもよく、1つのセル内に複数のSSブロックが存在してもよい。複数のSSブロックが存在する場合、各々のSSブロックを区分するために、SSブロックインデックスを使用してもよい。例えば、一システムにおいて10個のビーム方向にPSS/SSS/PBCHが送信される場合、同方向へのPSS/SSS/PBCHが1つのSSブロックを構成することができ、当該システムでは、10個のSSブロックが存在することと理解されてもよい。本発明において、ビームインデックスは、SSブロックインデックスとして解釈されてもよい。
一方、NRシステムは、LTEシステムとは異なり、共通参照信号(common reference signal;CRS)を定義しない。よって、NRシステムでは、隣接セル測定(neighbor cell measurement)のために、CRSの代わりに、基本的にPSS/SSS/PBCHで構成された同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)と、さらにCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)を用いて隣接セル測定(neighbor cell measurement)を行う。また、LTEでは同期信号を所定周期で送信していたが、NRでは基地局の様々な運用方式を支援するために、様々なSSB送信周期を有するように設定することができる。
また、UEは、SSBを用いてセルの存否及びSSB受信タイミングを取得して、取得した情報に基づいて、定められた時間にSSBに対するRSRPを測定する。しかし、SSBの送信周期をUEが知らない場合、可能な全てのSSB送信周期に対してRSRPを測定して、その後、SSBの送信周期を予測したり、測定されたRSRPのうち測定値として使用するRSRPを選択したりするが、これはUEの電力消耗(power consumption)を増加させるという問題点がある。
よって、この問題点を解決するために、SSBの送信周期をUEに提供する必要があり、UEはSSBを受信して、セルを検出し、当該セルのタイミング情報を検出した後、当該セルのタイミング情報とSSBの送信周期に基づいて、SSBが送信される時間にのみRSRPを測定することで、電力消耗(power consumption)を減少させることができる。
よって、測定(measurement)に関連するパラメータは、SSBの送信周期を含む必要がある。即ち、NRシステムにおいてUEの移動性(mobility)を支援するための隣接セル(neighbor cell)のRSRP測定は、UEが設定する任意の時点に動作することができず、コール(call)設定ステップにおいて、基地局から隣接セル測定(neighbor cell measurement)のためのパラメータを受信する必要があり、このような隣接セル測定のためのパラメータには、SSB送信周期を始めとするSSB設定に関するパラメータが含まれてもよい。
<広帯域要素搬送波(Component Carrier)における多重SSB>
1.広帯域要素搬送波(Component Carrier)におけるSSBの数
初期接続及び移動性の支援のために、少なくとも1つのSSBが要素搬送波(Component Carrier)に割り当てられ、SSBはチャネルラスタによって定義される選好周波数位置内に配置されなければならない。システム帯域幅がUE最初帯域幅より大きい場合、広帯域要素搬送波に複数のSSBが割り当てられ、この場合、初期接続のためにはUE最初帯域幅内に1つのSSBのみ位置しても十分である。即ち、必ずしもUE最小帯域幅内に複数のSSBが位置する必要はない。よって、要素搬送波内で送信できる最大SSB数は、[システム帯域幅/周波数帯域で定義されるUE最小帯域幅]と定義されることができる。しかし、この場合にも、要素搬送波内で割り当てられる最大SSB数のみが定義されるだけで、実際に割り当てられるSSB数はgNodeBによって自由に構成できる。
一方、複数のSSBが要素搬送波内で送信されても、このような複数のSSBがUEにブロードキャストされる必要はなく、帯域幅部分(Bandwidth Part;BWP)におけるSSB周波数位置は連結設定を行うか、連結再構成を行う間に、UE特定にシグナリング(UE−Specific Signaling)されてもよい。
2.広帯域要素搬送波内の複数のSSBを用いたRRM測定
1つの要素搬送波内で1つ以上のBWPがUEに割り当てられる場合、SSBを含む少なくとも1つのBWPは、周波数再調整(retuning)又は測定ギャップ設定(measurement gap configuration)などによって、周波数又は測定ギャップが変更される場合でも、UEの移動性を支援するために割り当てられなければならない。
上述のように、ネットワークは広帯域を提供するにもかかわらず、上述した広い帯域幅を全部支援することができず、一部の帯域幅のみが支援可能なUEを支援するために、広帯域要素搬送波内で多数のSSBを送信することができる。この場合、広い帯域幅が支援可能なUEは、複数のSSBを検出することができ、検出されたSSBを全て用いてRSRPを測定することができる。しかし、セルレベルでUEがソースセル(Source Cell)からターゲットセル(Target Cell)へのハンドオーバーを行い、RSRPを測定するためには、上述した複数のSSBのうち、ただ1つのSSBを用いることだけでも十分であり、かえって1つのSSBを用いた方が電力消費及びUE複雑性(Complexity)の観点から有利である。
但し、隣接セルの帯域幅がサービングセルよりも小さく、各隣接セルが互いに異なる周波数に位置する場合、UEは異なる周波数において全てのSSBのRSRPを測定する必要があり得る。しかし、RRM測定のための複数のSSBの位置がネットワークによって設定(Configuration)されても、UEの測定性能(Measurement Capability)は要素搬送波ごとに定義されるべきであり、UEは予め定義された区間(duration)の間に隣接セルごとに同一数のRSRPを測定することができる。
3.SSBパラメータとSSBの存否をUEに知らせる方法
初期接続を行う間に、UEはキャンプオン(camp on)して、セルを探索(search)し、搬送周波数(Carrier Frequency)内の全てのセルに適用される移動性を支援するためのSSBの情報を取得する必要がある。ここで、SSBの情報には、SSBの周期、実際に送信されたSSB(Actual Transmitted Synchronization Signal Block;ATSS)の数又はSSBの時間位置が含まれてもよい。IDLEモードのUEがセル選択/再選択の目的でRSRPを測定するために、該SSBの情報はPBCH又はRMSIを介して放送されなければならない。また、SSBが送信される周波数位置は、コール(call)解除を完了した後、IDLEモードに入るUEにシグナリングされなければならない。
また、UEが連結(Connected)モードへ進入して、要素搬送波(Component Carrier)内のBWPが構成されるとき、gNodeBはSSBの存在、SSBの周期、ATSSに関する情報などのような、サービングセルのためのSSBの情報を連結設定(Connection Configuration)メッセージを介してUEに提供することができる。また、設定されたBWP内で移動性が支援される場合、隣接セルに対するSSBの情報が連結構成メッセージに含まれてもよい。
一方、上述のように、gNodeBによって広帯域要素搬送波(Component Carrier)内で送信されるSSBの数(ATSSの数)を自由に構成できるといっても、初期接続のための性能に問題がなければ、ATSSの数を最小化することが有利である場合がある。よって、一部のSSBは不要なシステムオーバヘッドを減らすために、特定の周波数帯域においてシステム情報を送信せず、周波数内の移動性測定のみのために用いられてもよい。この場合、ネットワークは、初期接続を行うUEに、PBCHを介してシステム情報が送信されないことを知らせる必要がある。即ち、ネットワークはシステムオーバヘッドを減らすために、特定の周波数帯域においてSSBのみを送信して、PBCHコンテンツによるRMSI(Remaining Minimum System Information)を送信せず、このとき、ネットワークはUEに、RMSIが送信されないことを知らせる。ここで、RMSIは、SIB1(System Information Block 1)とも呼ばれる。
しかし、ネットワークがシステム情報が送信されないことをUEに知らせることの他に、UEに不要な動作を行わせないためのより良い方法を考慮する必要がある。このために、RMSIが存在しないSSBと、RMSIが存在するSSBとのSSBを互いに異なるように構成するか、PSS/SSSシーケンスを互いに異なるように構成するなどの方法があるが、最も簡単な方法として、ただRRM測定のためのSSBは初期接続を行わない周波数に位置付けることができる。
<RRM測定のための下りリンク参照信号(Reference Signal)>
1.IDLEモードにおいて下りリンク測定のためのSSS及びPBCH−DMRSの使用
IDLEモードにおいて、SSSは下りリンクベースのRRM測定に用いられ、PBCH DM−RSをRRM測定にさらに使用できるか否かは未だ論議する必要がある。図9は、15KHz副搬送波間隔(Subcarrier Spacing)において、2.16MHzのSSS及び4.32MHzのPBCHに基づいたRSRPの精度を示す。図9のように、2.16MHzのSSSはRRM測定に対して適宜なRSRP精度を提供する。
一方、ネットワークは、セルカバレッジ(Cell Coverage)の拡張のために、SSSの送信電力を高めることができるため、RRM測定の目的でPBCH DM−RSを用いるためには、SSSに対するPBCH DM−RSの電力オフセットをUEが知っている必要がある。しかし、SSSの電力ブーストが適用されるか否か、SSSに割り当てられる電力量などのような電力オフセットに関する細部事項は、セル環境に依存し、セルによっても異なるため、1つの電力オフセット値を同一周波数において全てのセルに適用できるときに限ってPBCH DM−RSをRRM測定に用いることができ、そうではない場合には、SSSベースの測定のみを前提として性能要求事項を決定する。
しかし、より高いRRM測定の最適化のために、PBCH DM−RSの電力オフセットは、連結(Connected)モードにおいて周波数帯域によって設定される基本値(default value)に適用されるか、測定設定のセルリスト(Cell List)によってセルごとに設定(Configuration)される。例えば、PBCH DM−RSの電力オフセットはセルリストに含まれたセルごとにそれぞれ適用されてもよく、周波数帯域によって設定される基本値は、セルリスト(Cell List)に含まれない他のセルに適用されてもよい。
2.ICIC(Inter−Cell/Beam Interference Coordination)のための隣接セル測定
一方、連結(Connected)モードにおける隣接セル(neighbor cell)測定は、セル間の干渉調整のために行われる。即ち、UEが各々のセル又はビームごとに干渉を測定し、特定のセル又はビームが干渉に影響を与えるということを基地局に報告するために、隣接セル測定を用いることができる。各々のビームの干渉測定に基づいて、UEはセル当たり干渉レベルを導出することができる。ここで、ビームレベル干渉測定のために、連結(Connected)モードにおいてセル当たりSSB−RSRPに基づいてビームレベルセル干渉測定を行うか、又はCSI−RS−RSRPに基づいてビームレベルセル干渉測定を行うかを決定する必要がある。
<各ビームのRSRP値に基づくセル品質算出(derivation)>
UEのセル選択/再選択を支援するためには、セル品質を算出する方法を定義する必要がある。多重ビーム環境においてセル品質を示す単一RSRP値がないため、UEは所定の基準に基づいてセル品質を算出する。もちろん、1つのSSBを送信するセルにおいて、SSB−RSRPはセル品質を示すことができる。しかし、多数のSSブロックを送信するセルに対して、UEはセル品質を算出するために、多数のSSBのRSRPを用いる必要があり、これと同様に、多数のCSI−RSが存在する状況で、UEが移動性を支援するためのCSI−RSを構成する場合、UEは連結(Connection)モードにおいて多数のCSI−RS RSRPを用いてセル品質を算出する必要がある。
よって、以下、本発明では、各ビームのRSRP値に基づいてセル品質を算出する方法を提案する。セル品質を算出するために、各々の測定インスタンスで受信値が最良の下りリンク参照信号の時間平均を以下の[数1]より算出することができる。ここでの平均は、与えられたインスタンスにおいて多重SSB又は多重CSI−RSなどのような空間ドメインに対する平均を意味してはいない。UEは各々の測定インスタンスにおいて最上のSSB−RSRP又はCSI−RS RSRPを選択して、平均時間ウィンドーの間に最上のSSB RSRP又はCSI−RS RSRP値の平均を算出する。換言すれば、UEが最上のサービングセルを決定できるように、多重SSB−RSRP又はCSI−RS RSRPのうち最上のエンベロープ(envelope)に従う値をセル品質として算出することを提案する。
Figure 2020503823
(ここで、
Figure 2020503823
は、セル品質値、
Figure 2020503823
は、SSB−RSRP又はCSI−RS RSRP、及びTは、測定のための平均ウィンドー値)
<SSBのための複数の送信周期、測定ウィンドー及び測定機会(opportunity)>
以下、搬送波内においてSSBの送信周期を複数設定できるか否か、及びその必要性について説明する。
第一、サービングセルのSSB送信周期と隣接セルのSSB送信周期とが互いに異なることが考えられる。即ち、低い移動性環境及び効率的なリソース使用のために、SSBのスパース送信(sparse transmission)が適用されても、サービングセルのSSBは、時間及び周波数追跡(tracking)、無線リンクモニタリング、ビーム管理(management)及びビームリカバリ(recovery)などのような様々な目的のために使用されることができ、サービングセルのSSB送信周期は、隣接セル(neighbor cell)のSSBの送信周期には関係なく短く維持されなければ、UEがセル内においてより安定的に動作することができない。
第ニ、同一の搬送波を有するHetNet環境は、マクロセルが移動性に焦点を合わせて短い周期でSSBを送信することができ、スモールセルは高いシステム処理量に焦点を合わせて長い周期でSSBを送信することができる。
この場合、複数のSSB送信周期は、セル検出(detection)及び移動性測定という2つの側面から考慮できる。先ず、セル検出性能の側面において、UEはSSSのone−shot detectionに関係なく、移動性性能の向上のためのPSS相関(Correlation)メトリック又はSSS相関メトリックの累積を試みることができる。しかし、この場合、大きいUE複雑性によって、複数のSSB送信周期を設定することが難しいこともあり、単一SSB送信周期設定の場合と、複数のSSB送信周期設定の場合との性能差が観察されることもあり得る。
次に、RRM測定動作について説明する。一般に、UEは、検出されたセルに対する参照信号のRSRPを測定して、RSRP値はL1及び/又はL3でフィルタリングされる。フィルタリング動作中に、一部セルのRSRPが非常に低い値を有したり、非常に低い品質により測定できない場合が発生する可能性がある。この場合、UEは、当該セルに対する測定を続くかどうかを決定する必要がある。
しかし、複数のSSB送信周期を設定する場合、UEは、これによる高い複雑性にもかかわらず、不正確な測定結果を提供するか、各セルのSSB送信周期を検出しようと試みることがある。これを解決するために、ネットワークは、測定設定のセルリスト(Cell List)に含まれたセルごとにSSB送信周期を提供することができる。また、周波数によるSSBの基本送信周期がセルリストにないセルのためにネットワークによって提供されてもよい。結局、NRシステムでは、UEの複雑性を緩和するために、複数のSSB送信周期を設定することができる。
以下、上述した内容をより具体的に説明すると、1つの周波数帯域において基地局は様々な形態で配置されることができ、各々の基地局は様々な形態のシステムが設定(Configuration)されることができる。例えば、UEが接続した基地局と、UEが接続されない基地局は、異なる設定(Configuration)によってシステムを最適化することができる。
具体的に、UEが接続した基地局は、SSB(Synchronization Signal Block)の送信率を高めて、UEが安定的に動作できるようにして、UEが接続しない基地局は、SSBの送信率を下げたりSSBを送信しないことで、基地局の電力消耗(power consumption)を減らすことができる。
また、UEの高い移動速度を支援する基地局と、UEの低い移動速度を支援する基地局とが1つの周波数帯域に共存する場合が考えられる。即ち、高い移動速度を支援する場合には、SSBの送信周期を短くして、低い移動速度を支援する場合には、SSBの送信周期を長くすることで、システム周波数効率を極大化することができる。
このように、複数のSSB送信周期(periodicity)を支援することで、基地局はセル運用のための多様性を確保することができ、必要に応じて、基地局の周波数効率を高めたり、電力消耗を減らせるというメリットがある。これに対して、UEの観点から複数のSSB周期(periodicity)を支援するシステムに接続する場合、別に情報がない場合、以下のような動作を行う。
先ず、セル検索を行う過程において、UEはPSSから送信された信号がいずれの時点に受信されたものであるかに関する情報を取得して、受信された時点に関する時間情報を用いて、SSSが受信されることと予想される時点を求め、この予想時点にSSSシーケンスとの相関(Correlation)値によってセルの存否を確認する。
その後、UEは、検出されたセルに対してSSB送信周期(periodicity)に応じて、当該SSBのSSS又はPBCHを用いてRSRPを測定する。しかし、複数のSSB送信周期が設定された場合、UEは複数のSSB送信周期のうち、いずれか1つのSSB送信周期を基準としてRSRP値を測定することになる。
ところが、全てのセルに対して短いSSB送信周期(periodicity)を仮定してRSRPを測定する場合、測定された値のうちRSRPが非常に低い、又は信号がないと検出された理由が、通信品質が良くないためであるか、実際のSSBの送信周期が長いためであるかをUEが自分で判断しなければならないという問題点が生じる。一方、全てのセルに対して長いSSB送信周期(periodicity)を仮定してRSRPを測定する場合、RSRPが非常に低い、又は信号がないと検出されるセルに対して、セルの通信品質が非常に低いと判断するしかない。
また、短いSSB送信周期を仮定してRSRPを測定する場合には、セルの実際のSSB送信周期をブラインド検出(Blind Detection)することから、RSRP品質低下の原因を判断するために、受信器の高い複雑度を求めるか、SSB信号検出の信頼度を低下させることがあり、全てのセルに対して短いSSB送信周期でRSRPを測定するため、高い電力消耗を誘発することがある。一方、長いSSB 送信周期を仮定してRSRPを測定する場合には、SSB送信周期(periodicity)が短いセルに対しても、長いSSB送信周期を仮定してRSRPを測定し、これによってシステムが志向する移動性性能(mobility performance)を低下させる可能性がある。即ち、複数のSSB送信周期(periodicity)を支援するシステムの場合、システムが設定したSSB送信周期(periodicity)をUEに知らせても、システムに接続したUEが電力消耗(power consumption)を減らせないか、又は受信器の複雑度が大きく増加するしかない。
よって、本発明では、複数のSSB送信周期(periodicity)を支援するシステムの場合、セルごとにSSB送信周期(periodicity)を指定する方法を提案する。
即ち、基地局は、初期接続又はIDLEモードのセルの選択/再選択(cell selection/re−selection)ステップにおいて、システム情報(system information)によってターゲットセル周辺の主要なセルに対するリストをUEに提供したり、コール設定(call configuration)ステップにおいて、測定設定(measurement configuration)メッセージによってターゲットセル周辺の主要なセルに対するリストをUEに提供する。
このとき、セルリストを提供するステップにおいて、各セルごとにSSB送信周期(periodicity)に関する情報を共に伝達してもよい。UEは各セルのSSB送信周期情報を用いて、セルが検出された後、各セルに対するRSRPを測定するステップにおいて、該当セルのSSBが送信される時点にのみRSRPを測定する。また、測定されたRSRP情報をフィルタリングするか、又は測定された情報をそのまま上位層(higher layer)に報告して、RRM測定(measurement)過程を行うことができる。この過程によって、UEの不要な電力消耗を防止することができ、UEの複雑度を減らすことができる。
しかし、基地局が送信するセルリストが周辺の全てのセルを含むには、セルリストのメッセージサイズが大きくなり過ぎる可能性がある。また、セルを運用するステップにおいて、意図せずにセルリストに含まれない、即ち、ターゲットセルの周辺に存在しないセルのSSB信号が検出され、SSBの信号が最良の受信品質で測定されることがある。
よって、UEが検出したセルのうち一部のセルは、基地局が送信するセルリストに含まれない場合が発生することがあり、このようなセルが多い場合、上述した問題点がまた発生する可能性がある。即ち、セルリストがいつでも完璧であるわけではないため、そのために、セルリストに含まれないセルに対して適用する基本(default)SSB送信周期を定義することを提案する。基本(default)SSB送信周期は、セルごとに割り当てられるSSB送信周期(periodicity)のうち最も長いSSB送信周期(periodicity)又は最も短いSSB送信周期(periodicity)で決定することができ、これは標準文書で定義されることができる。
最も長いSSB送信周期を基本(default)SSB送信周期と決定する場合、RSRPが安定的に測定されるため、RSRPの値が高い値と低い値とに繰り返して測定されるピンポン(ping−pong)現象が発生する恐れは少ない。しかし、検出されたセルが高い移動速度を支援するセルである場合、高い移動性(high mobility)に対する性能(performance)が低下することがある。一方、最も短いSSB送信周期を基本(default)SSB送信周期と決定する場合、高い移動速度を支援するセルに対する高い移動性(high mobility)に対する性能(performance)は確保できるものの、長いSSB送信周期でSSBを送信するセルのRSRPに対するピンポン(ping−pong)現象が発生する可能性があるため、該当セルに対して安定的なハンドオーバー(handover)を行うことができない。
よって、システムが安定的に確保しようとする環境に応じて、基地局が各セルのSSB送信周期(periodicity)を伝達するとき、基本(default)SSB送信周期(periodicity)を直接に設定してもよい。
一方、上述のように、SSB送信周期(periodicity)を直接に設定することと同様に、さらに、隣接セル測定(neighbor cell measurement)による電力消耗を減らすための実施例が考えられる。即ち、同期ネットワーク(Synchronous network)又は一定区間(duration)内の全てのセルのSSB送信が保障されるシステムの場合、SSB送信周期(periodicity)と共に測定区間(measurement duration)及びタイミングオフセット(timing offset)を知らせてもよい。
このとき、タイミングオフセット(timing offset)は、SSB送信周期(periodicity)が与えられた場合、システム時間(system time)に対して測定区間(measurement duration)が存在する位置を知らせてもよい。
SSB送信周期、測定区間(duration)及びタイミングオフセットに応じて決定されたSSB測定時間長さをSSB測定ウィンドー(measurement window)と定義することができ、UEは、SSB測定ウィンドー(measurement window)内でのみセル検出及びRSRP測定(measurement)を行う。
一方、SSB測定ウィンドー決定のためのタイミングオフセット及び測定区間は、それぞれ1つの値のみ指定されることができ、この場合、セルリストに含まれたセルと、セルリストに含まれないセルに同一のタイミングオフセット値及び測定区間を適用して、SSB測定のためのSSB測定ウィンドーを決定することができる。
即ち、各々のセルごとにSSB送信周期の設定が異なるため、タイミングオフセット値及び測定区間が同一であっても、各々のセルごとに互いに異なるSSB測定ウィンドーが算出され、UEはそれぞれ算出されたSSB測定ウィンドーに応じて、各々のセルごとにSSB測定を行うことができる。
また、このタイミングオフセット及び測定区間に関する情報は、セルリストに含まれたセルのためのSSB送信周期に関する情報と共に指示されるか、又は、セルリストに含まれないセルのための基本SSB送信周期に関する情報と共に指示されることができる。
上述の内容に基づいて、図10を説明すると、UEはSSBを用いたRSRP測定のために、基地局からターゲットセルの周辺にある主要な隣接セルのリストであるセルリスト及びこのセルリストに含まれた隣接セルのための第1のSSB送信周期に関する情報を受信する(S1001)。また、セルリスト及び第1のSSB送信周期に関する情報を受信した後、又は受信と同時に、セルリストに含まれないセルのための第2のSSB送信周期(即ち、基本SSB送信周期)、測定区間及びタイミングオフセット情報を受信する(S1003)。このとき、測定区間及びタイミングオフセット情報は、セルリスト及び第1のSSB送信周期に関する情報と共に伝達されてもよい。
その後、UEは第1のSSB送信周期、第2のSSB送信周期、測定区間及びタイミングオフセットに基づいて、各々のセルごとにSSBのRSRPを測定するためのSSB測定ウィンドーを設定して(S1005)、設定された各々のセルのSSB測定ウィンドーに基づいて、各々のセルに対するSSB測定を行う(S1007)。図10による実施例は、セルリストに含まれたセルのためのSSB測定ウィンドー及びセルリストに含まれないセルのためのSSB測定ウィンドーがいずれも同一の測定区間及びタイミングオフセットに基づいて設定されることを仮定して説明したが、セルリストに含まれたセル及びセルリストに含まれないセルのための測定区間及びタイミングオフセットは互いに異なってもよい。
また、複数のSSB送信周期(periodicity)を支援するシステムの場合、SSB測定ウィンドーをシステム全体に対して定義して、全体時間上のSSB測定ウィンドーセット(measurement window set)のうち、各々のセルがRSRPを測定するために使用するSSB測定ウィンドーサブセット(measurement window sub−set)を指定することもできる。換言すれば、複数のSSB送信周期を用いて複数のSSB測定ウィンドーを決定して、複数のSSB送信周期を用いて決定した複数のSSB測定ウィンドーをSSB測定ウィンドーセット(measurement window set)と定義する。その後、SSB測定ウィンドーセット内に含まれた複数のSSB測定ウィンドーを1つ以上のSSB測定ウィンドーサブセット(measurement window sub−set)に区分して、各々のSSB測定ウィンドーサブセットを各セルごとに指定して、各セルは自分に設定されたSSB測定ウィンドーサブセット内でRSRPを測定することができる。
例えば、10個のSSB測定ウィンドーが1つのSSB測定ウィンドーセットと定義される場合、そのうち1番目のセルは、1、5、9番目のSSB測定ウィンドーからなるSSB測定ウィンドーサブセット内でRSRPを測定するように指定して、2番目のセルは、2、6、10番目のSSB測定ウィンドーからなるSSB測定ウィンドーサブセット内でRSRPを測定するように指定することができる。この場合、上述のように、基本(default)SSB測定ウィンドーサブセットも共に指定すると、セルリストに含まれないセルに対してもSSB測定ウィンドーサブセットを用いて、RSRPを測定することができる。
一方、SSB測定ウィンドーセット(measurement window set)に含まれた複数のSSB測定ウィンドーを決定するとき、上述のように、同一の測定区間(measurement duration)及びオフセット(offset)を用いることができる。
一方、上述した実施例は、SSBではない他の参照信号(reference signal)を用いたRRM測定にも適用することができる。例えば、上述した実施例は、CSI−RSを用いたRRM測定にも適用することができる。
<送信可能なSSBのうち、測定のためのSSBのセット又は優先順位に基づいたSSB測定>
NRシステムは、1つのセルが高いビーム利得を形成する複数のビームを用いて信号を送信することで、高い周波数帯域においてカバレッジを大きくしたり、同一の位置において高い処理量(throughput)を得ることができる。
このように、複数のビームを用いてシステムを運用する環境において、SSBもカバレッジの拡大のために、複数のビーム方向に時分割して送信した方が好ましい。一方、特定のセルに接続したUEは、通信システムの移動性を支援するために、隣接セルに対する受信パワーレベルを測定する必要があり、NRシステムでは、受信パワー測定のための基本信号としてSSBを用いる。即ち、UEはSSBを用いてセルの存在を知り、別の指示がない場合、検出されたセルに対して標準で定義した送信可能な全ての位置、即ち、候補SSB位置でSSBに対する受信パワーを測定して、このうち最も高い受信パワーを有するSSBのRSRPを用いて、該当セルのRSRPと定義する。
例えば、6GHz以上の帯域では、最大64個のSSBを送信することができ、6GHz以上の帯域で動作するUEは、1つのセルを検出した後、該当セルのATSS数に関係なく、最大64個の候補SSB位置で受信パワーを測定することで、該当セルのRSRPを算出して、場合によってこれを基地局に報告する。
ところが、移動性を支援するためには、隣接セルのRSRPも測定しなければならず、よって、実際に送信されないSSBに対しても受信パワーを測定する過程を行うことがある。即ち、UEが不要な動作を行うことが発生する可能性があり、これは、UEの電力消耗を上昇させるだけではなく、数多いSSBのRSRPを測定するため、UEの複雑度を高めるという問題点がある。この問題点を解決するために、NRシステムでは、基地局がUEにATSSの数又はATSSの位置に関する情報をさらに伝達する必要がある。即ち、隣接セル測定(neighbor cell measurement)動作過程において、UEは隣接したセルが複数の送信可能なSSB(即ち、候補SSB)のうち、実際にいずれのSSBがATSSに送信されるかに関する情報を受信して、該当ATSSに限ってRSRPを測定することで、UEの電力消耗(power consumption)を減少させることができる。
上述のように、UEの複雑度及び電力消耗を減らすために、送信可能なSSBのうち、実際に送信されるATSSに対するインデックスをUEに知らせる必要がある。ところが、NRシステムでは、1つのセルが最大64個のSSBを送信することが可能であり、最大64個の候補SSBのうちいずれのSSBをATSSとして使用するかは、各セルごとに異なるように設定してもよい。よって、全てのセルに対するATSS情報を知らせるためには、セルごとに最大64ビットのビットマップを用いて、これは大きいシグナリングオーバヘッドを引き起こす。よって、本発明では、隣接セルの受信パワーレベルを測定する過程で必要なUEの電力消耗を減らし、リソースを効率的に使用するため、セルのATSS送信に関する情報伝達方法を説明する。
基本的に、サービングセルに対してはSSBが送信されるリソース(resource element,RE)においてページングメッセージ(Paging message)、PDSCHなどのような他のチャネルを送信することができないが、SSBの送信が可能であるものの実際にSSBが送信されないリソース、即ち、ATSSが送信されないリソースでは、周波数効率を高めるために、他のチャネルの送信を許容してもよい。
この場合、制御チャネルを介してデータチャネルなどのリソースマッピングに関する情報と共に、該当リソースでSSBが送信されるかをUEが知る必要がある。よって、UEは、サービングセルのSSBの送信に関する情報は、各々のSSBごとに正確に知る必要がある。よって、サービングセルが自由に設定して送信するATSSに関する情報を、その周波数帯域において送信可能な最大SSB数(Nmax,SSB)に該当するビット数のビットマップを用いて正確に知らせなければならない。一方、ATSSの位置をサービングセルが自由に設定するのではなく、予め設定された規則に従って決定されている場合、ATSSに関する情報は、単に送信する個数のみを伝達することで、より簡単な形態でATSS情報を伝達することができる。
一方、セルリストに含まれた隣接セルに対するATSSの情報をサービングセルと同様な方法で知らせることができる。しかし、Nmax,SSBが大き過ぎる場合には、シグナリングオーバヘッドが大きいため、該当情報を圧縮した形態で構成した方が好ましい。
NRシステムにおいて、Nmax,SSBは、6GHz以下の周波数帯域では最大8個、6GHz以上の周波数帯域では最大64個と定義されるため、Nmax,SSBが大き過ぎる場合とは、6GHz以上の周波数帯域においてSSBが送信される場合を意味する。
即ち、例えば、Nmax,SSB=64であり、ATSSのSSBインデックスが{1,2,3,4,9,10}である場合、64ビットのフルビットマップ(full bitmap)を用いて、それぞれのATSSに関する情報を送信すると、シグナリングオーバヘッドが大きくなり、以下のような様々な方法を用いることができる。
(1)全64個の候補SSBを8個のSSBずつグループして、全8ビットのビットマップに圧縮して「11000000」のように送信することができる。このとき、必要なビットの数は8ビットとなる。この場合、UEは「11000000」のビットマップ情報を受信したため、1〜16のインデックスを有するSSBに対するRSRPを優先して測定するか、該当SSBに限ってRSRPを測定してもよい。
(2)上述した例において、実際に6個のSSB(SSBインデックス{1,2,3,4,9,10})が送信されるものの、送信されたSSBインデックスのうち、最も高いインデックスを基準として、インデックス1から10までのSSBに対するRSRPを優先して測定するように「Max index=10」を知らせる方法も可能である。このとき、必要なビットの数は6ビットである。この場合、UEは1〜10のインデックスを有するSSBに対してRSRPを優先して測定するか、該当SSBに限ってRSRPを測定してもよい。
(3)(1)のように圧縮した形態のビットマップが共に、各グループの最低インデックスを始めとして何個のSSBに対してRSRPを優先して測定するかを知らせる。例えば、8ビットのビットマップを用いて「11000000」を送信して、さらに各々のグループで4個のSSBが実際に送信されることを指示するために、NSSBperGroup=4を共に送信する。このとき、必要なビット数は8+3=11ビットであり、UEは1〜4、9〜12のインデックスを有するSSBに対してRSRPを優先して測定するか、該当SSBに限ってRSRPを測定してもよい。
また、上述したATSS情報をUEが活用する方法は、以下のようである。
実施例1−1:
上述した方法によって基地局がATSS情報をUEに伝達する場合、UEはATSS情報を受信した後、セルごとにRSRPを優先して測定すべきSSBインデックスに関する情報又はUEが最小限に測定すべきSSBインデックスに関する情報として上述したATSS情報を用いる。必要であれば、UEはATSSに含まれたSSB以外に他の候補SSB時間位置でもSSBのRSRPを測定することができ、他の候補SSB時間位置において有効なRSRP情報を取得した場合、これを基地局に報告することができる。即ち、RSRPを優先して測定するための隣接セル(neighbor cell)のATSS情報が実際のATSSと正確に一致しないことがある。
実施例1−2:
また別の方法として、基地局がATSS情報をUEに伝達する場合、UEはATSS情報を受信した後、UEはATSS情報によるATSSの位置を除くSSBのインデックスに対しては基地局がSSBを送信しないと仮定する。よって、ATSS情報による位置を除いてはRSRP測定を行わない。これによって、UEの電力消費を最小化することができる。一方、上述した方法は、SSBが送信されると仮定する位置ではなく、SSBが決して送信されないことからRSRP測定を必要としないSSBインデックスを指定することと解釈してもよい。
一方、複雑度の減少及び電力消耗の減少のために、隣接セルに対して各セルごとにATSS情報をUEに送信しても、検出されたセルがセルリストに含まれない場合には、実際に送信されないSSBに対しても受信パワーを測定する過程を行うという同様な問題点が発生する可能性がある。よって、セルリストに含まれないセルに対して適用可能なSSB送信に関する基本値(default value)を知らせる必要がある。この基本値がセルごとに送信される情報ではないため、サービングセルと同様に、フルビットマップ(full bitmap)のようにそれぞれのSSBを指定する情報として送信されるか、又は、上述のように、圧縮した形態のATSS情報としても送信することができる。
また、圧縮した形態の情報を用いても、セルの数が多過ぎて、シグナリングオーバヘッドが大きいか、殆どのセルが同一パターンでSSBを送信する場合には、セルリスト上の各セル情報を省略して、UEは上述した基本値(default value)をサービングセルを除いた全てのセルに対して、RSRP測定において優先順位が適用されるSSB選択に用いることができる。さらに、上述した基本値(default value)を定義するが、基本値を基地局が送信しない場合、UEはサービングセルのATSS情報を隣接セルのRSRP測定の優先順位を定めるATSS情報として用いる。一方、1ビットの情報を追加して、サービングセルのATSS情報を隣接セルに対するATSS情報として用いるように基地局が直接指示してもよい。このとき、基本値(default value)は、実施例1−1乃至実施例1−2で定義する方法に従って用いられてもよい。
上述したATSS情報は、UEがIDLEモードにおいて隣接セルのRSRP測定やページングメッセージ(paging message)のREマッピング情報として用いるために、1次的にシステム情報(system information)を介して伝達する。さらに、ATSS情報はコール設定(call configuration)過程においてREマッピングのための情報又はRSRP測定のためのより正確な情報として使用するためにRRCメッセージで伝達することができ、RRCメッセージを介してATSS情報は、システム情報(system information)を介して受信したATSS情報より優先してもよい。即ち、システム情報を介してATSS情報を受信しても、その後、RRCメッセージを介してATSS情報を受信した場合には、UEはRRCメッセージを介して受信したATSS情報を用いてSSBのRSRP測定などを行うか、REマッピング情報を取得することができる。仮に、コール解除(call release)となる場合、システム情報(system information)を介して受信した情報をサービングセル及び隣接セルに対するATSS情報として用いることができる。即ち、コール解除となった場合には、RRCメッセージを介して受信したATSS情報よりも、システム情報を介して受信したATSS情報を優先する。
<ビームフォーミングが行われる場合のRSRP定義又はRSRPのための追加用語の定義>
mmWaveのような高周波帯域において動作するシステムは、送信端のみならず受信端でもビームフォーミング(beamforming)を利用することができる。また、受信端のビームフォーミングは、一般に、データチャネル又はコントロールチャネルの受信過程と共に移動性(mobility)支援のための受信信号の品質測定のために使用された方が好ましい。受信端のビームフォーミング環境において動作するUEは、UEの具現方式によって、アンテナ設定又はアナログビームフォーミングの特性が異なり得る。この場合、LTEと同様なRSRP定義を使用すると、異なるアンテナ設定によって、UEごとに異なるRSRP値を測定して基地局に報告する可能性がある。もちろん、異なるアンテナ設定によって絶対的なRSRP値が異なる値を有しても、アンテナ利得がチャネル上において異なる経路損失(pathloss)として解釈され、このような経路損失値が全てのセルに対して同様に適用される場合、一般に、ハンドオーバー決定を判断するのに大きい問題にはなれない。
しかし、これとは異なり、MDT(TS 37.320,Minimization of drive test)によれば、UEから位置情報と共にRSRPなどの通信品質情報が報告された基地局は、自体的なセル最適化及びセル構成に上述した位置情報及び通信品質情報を活用することができる。一方、LTEでは、殆どのUEが無指向性アンテナ(omni−directional antenna)を用いるため、測定上のエラー又はUE形状によるアンテナ特性の差が、主に、位置によるRSRPの変化(variation)を引き起こした。一方、アンテナ設定又はアナログビームフォーミング特性がUEごとに異なる場合には、RSRPの変化(variation)と共にRSRPに対するバイアス(bias)が形成される問題が生じ、これによりネットワークがセル最適化を行うのに大きいエラーをもたらすという問題点がある。
よって、本発明では、RSRPの定義において、UEによる異なるアンテナ設定を反映する方法を提案する。また、これによるRSRP測定をUEで行うか、UEが基地局に報告して、基地局がRSRP値をビームフォーミングに反映することができる。
即ち、システムは、UEの基準アンテナ設定(reference antenna configuration)を定義して、これを標準に定義したり、基地局が基準アンテナ設定をUEに伝達する。例えば、1つのアンテナポートを構成するアンテナ要素(antenna element)の数は、一例に配置された4個を基準として設定して、基地局はこれをUEに伝達することができる。
この後、基準アンテナを設定する場合、RSRP値にアンテナ設定による利得を反映するために、UEと基地局は、以下のような方法を行ってもよい。
(1)UEは、現在の受信アンテナ設定を反映して、基準アンテナ設定(reference antenna configuration)を仮定したときのRSRPREF値を取得できるようにRSRP値を補正する。例えば、現在の受信アンテナ設定が16antenna element per portが用いられ、基準アンテナ設定(reference antenna configuration)が4antenna element per portである場合、RSRPREF=RSRP−6dBに補正して、これに基づいて基地局にRSRP値を報告する。このとき、移動性(mobility)支援のためのRSRPと、MDT用のRSRP値に対する現在の受信アンテナ設定の反映可否を異ならせてもよく、これは標準のRSRPの定義によって反映されるか、これに対する反映可否を基地局が測定報告(measurement report)設定パラメータを介してUEに伝達してもよい。
(2)UEは、コール設定ステップ又はMDT設定ステップにおいて、基準アンテナ設定(reference antenna configuration)のRSRP値と現在の受信アンテナ設定によるRSRP値の予測される差分値を基地局に報告する。この後、UEは、現在のアンテナ設定によるRSRP値を測定して基地局に報告して、基地局は報告されたRSRP値と予め報告された差分値を提供してRSRPREF値を求める。
例えば、現在の受信アンテナ設定が16 antenna element per portを用いて、基準アンテナ設定(reference antenna configuration)が4 antenna element per portである場合、UEは基地局にRSRPdelta=6dBを報告して、基地局はその後の6dBの値を、RSRPdelta値を報告したUEに対応させて記憶する。このとき、必要に応じてUEは周波数帯域ごとにRSRPdelta値を報告してもよく、基地局は周波数帯域間測定(inter−frequency measurement)の結果にRSRPdeltaを周波数帯域ごとに反映して、最終RSRP値を算出することができる。
(3)UEは、コール設定ステップ又はMDT設定ステップにおいて、アンテナポート当たりアンテナ要素の数のような現在の受信アンテナ設定を基地局に報告する。この後、UEは、現在の受信アンテナ設定によるRSRP値を測定して基地局に報告して、基地局は報告されたUEの受信アンテナ設定を反映してRSRPREF値を求める。このとき、UEは、各周波数帯域の受信アンテナ設定を基地局に報告して、基地局は周波数帯域間測定(inter−frequency measurement)結果に各周波数帯域の受信アンテナ設定を周波数帯域ごとに反映して最終RSRP値を算出することができる。
<周波数帯域間測定モード(inter−frequency measurement mode)におけるSSB及びCSI−RS>
周波数帯域間測定モード(Inter−frequency measurement mode)においてCSI−RSを用いてRSRPを測定しようとするとき、CSI−RSは自己同期化(self−synchronization)できないため、SSBを介してセル検出及びセルに対するシステムタイミング(system timing)情報を取得して、取得した情報に基づいてCSI−RSに対するRSRPを測定する。また、CSI−RSがSSBとは異なるビーム幅を有するとき、リソース運用における自由度を確保するために、ターゲット周波数帯域においてセルはCSI−RSがマッピングされたリソースを、各周波数帯域ごとに定義された全ての候補SSBを送信する時間区間(duration)であるSSバーストセット(burst set)以外の時間に送信することができる。本発明では、上述のような場合、UEが周波数帯域間(inter−frequency)測定を行うための測定ギャップ(measurement gap)割り当て方法及びリソース割り当てに関する方法について説明する。
基地局は、周波数帯域間測定(inter−frequency measurement)を行うための測定ギャップ(measurement gap)を設定するステップにおいて、セル検出のためのSSB用測定ギャップ(measurement gap)とCSI−RS RSRP測定のためのCSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)とを同時にUEに設定する。この場合、UEはSSB用測定ギャップ(measurement gap)でセル検出のための動作を行い、検出されたセルに対するタイミング情報を取得することができる。また、UEは、検出されたセルに対するCSI−RS RSRP測定のために、CSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)を用いる。さらに、SSB用測定ギャップ(measurement gap)とCSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)は同一周期を有してもよく、異なる周期を有してもよく、重畳(overlap)されてもよい。
但し、SSB用測定ギャップ(measurement gap)とCSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)とを同時に設定することから、サービングセルとの中止(interruption)が頻繁に起こる可能性もあるため、SSB用測定ギャップ(measurement gap)とCSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)を設定するための他の方法を考えてもよい。
即ち、SSB用測定ギャップ(measurement gap)をUEに設定して、UEが測定ギャップ(measurement gap)に基づいてSSBを用いたセル検出、検出されたセルのタイミング情報及び検出されたセルに対するSSB RSRPを取得すると、取得した値又は情報の一部又は全部を基地局に報告して、基地局は、検出されたセルに対するCSI−RS RSRPに関する情報が必要であると判断する場合、UEにCSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)を設定する。このとき、UEはSSBを介したセル検出によって取得したセル情報とCSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)を用いてCSI−RS RSRPを測定して、これを基地局に報告する。
上述のような方法に関する格別な形態の測定ギャップ(measurement gap)割り当て方法及びリソース割り当てを説明すると、基地局が異なるビーム幅を有する信号又は異なるビーム方向に送信される信号を同一シンボルで送信する場合に発生するUE複雑度を減少させて、CSI−RSを用いた周波数帯域間測定(inter−frequency measurement)を行うために、CSI−RSリソースを割り当てるとき、CSI−RSを空間的に(spatially)QCLされたSSBと同一シンボル領域内に割り当てることができる。
従って、特定のSSBと空間的に(spatially)QCLされたCSI−RSリソースを割り当てるとき、CSI−RSの時間リソース情報は、特定のSSB内のCSI−RSが位置するシンボルに関する情報のみを伝達すればよい。また、このような格別な形態の測定ギャップ(measurement gap)割り当て方法を活用すると、SSB用測定ギャップ(measurement gap)とCSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)とを別々に設定する必要がなく、共通の測定ギャップ(measurement gap)のみを割り当てればよい。
最後に、測定ギャップ(measurement gap)割り当て方法について説明する。CSI−RSリソース(resource)を割り当てるとき、一般に、時間リソースに関する情報は、SFN、フレームインデックス(frame index)、スロットインデックス(slot index)、OFDMシンボルインデックス(symbol index)のように絶対的なシステム時間(absolute system time)に基づく。しかし、NRシステムでは、ターゲットセルのPBCHをデコードしてシステム時間(system time)を取得することができ、これはUEの複雑度を大きく増加させるという問題点がある。
これを解決するために、周波数帯域間測定(inter−frequency measurement)及びCSI−RSリソース設定ステップにおいて、CSI−RSの時間リソース情報をSSBに対する相対的な位置に設定する場合、UEはPBCHデコーディングを行わずに、CSI−RSリソースの位置を知ることができる。このために、CSI−RSリソース情報は、ターゲットセル又は全てのセルに共通して適用されるSSB用測定ギャップ(measurement gap)内のSSBの時間軸位置と、CSI−RS用測定ギャップ(measurement gap)内のCSI−RSの時間軸位置の相対的な差に対する情報としてUEに伝達される。
<CSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)ベースのRRM測定>
1.CSI−RS周期
NRシステムにおいてCSI−RSは様々な目的のために用いられる。例えば、下りリンクMCS及びリソース割り当てを決定したり、下りリンクビーム及びL3移動性を管理するために用いられることができる。チャネル品質測定のためのCSI−RSの特性はビーム管理/移動性のためのものとは差別できる。一方、L3移動性のためのCSI−RSの設定(Configuraition)は、ビーム管理(Management)のためのCSI−RS設定に再使用することができる。即ち、移動性支援のためのCSI−RS設定とビーム管理のためのCSI−RS設定は同一であってもよい。
L3移動性を支援するためのCSI−RSの基本特性として、CSI−RSが周期的であるか、又は非周期的であるかを決定する必要がある。非周期的な方式でCSI−RSをトリガする場合、下りリンク制御オーバヘッドが発生して、L3移動性のために隣接セルCSI−RS送信を動的にトリガすることが容易ではない。よって、L3移動性のためのUE動作を考慮すれば、CSI−RSは周期的に送信されるべきである。
一方、SSBの送信周期は、{5ms,10ms,20ms,40ms,80ms,160ms}のうちから選べられる。ところが、CSI−RSは、SSBが長い周期性を有して、細分化されたビームレベルで安定した移動性を支援するために、補完的な参照信号として用いられることができる。よって、CSI−RSの周期が長い必要はなく、RRM測定のためのCSI−RSの周期として{5ms,10ms,20ms}を用いることができる。
2.CSI−RS帯域幅
LTEシステムでは、RRM測定のためにCRSを用いて、隣接セルのシステム帯域幅がサービングセルのシステム帯域幅とは異なり得るため、CRSの測定帯域幅は別として設定される。しかし、CRSの測定帯域幅が別として設定されることが、UEの複雑性を最小化するために、UEが最小限の性能要求事項を満たす範囲で測定帯域幅を用いることで、CRSを完全に使用しないことを意味することはない。
NRシステムにおいても全ての隣接セル(neighbor cell)に適用されるCSI−RSの送信帯域幅は、UE専用(dedicated)RRC設定(configuration)メッセージを介して設定されてもよい。UEの観点から、UE専用RRC設定メッセージを介して伝達される情報は、最大に許容可能な測定帯域幅を意味して、どれだけ広いCSI−RSの帯域幅が実際の測定用途として用いられるかは具現イッシュである。
3.CSI−RSニューマロロジー
(1)副搬送波間隔(Subcarrier Spacing)
基本的に、CSI−RSの副搬送波間隔(Subcarrier Spacing)は、リソース割り当てを容易にするために、データチャネルの副搬送波間隔に基づくが、隣接セル(neighbor cell)のデータチャネル副搬送波間隔は、サービングセルのデータチャネル副搬送波間隔と同一でなくてもよい。よって、CSI−RSの副搬送波間隔は、RRC設定(Configuration)メッセージを介して、セル当たり又は周波数当たりに半静的に(semi−statically)設定(Configuration)されることができる。その中でも、CSI−RSの副搬送波間隔は周波数当たり設定された方がUEの複雑性の減少という観点から好ましい。
(2)サブタイム単位送信(Sub−time unit Transmission)
ビーム管理(Management)のためのCSI−RS送信のために、NRでは、参照ニューマロロジー(reference numerology)におけるOFDMシンボル以下のサイズを有するサブタイム単位を支援する。また、OFDMシンボルにおいてビームスイーピング又は送信ビームスイーピングを受信するために、サブタイム単位送信の一部候補のうち、大きい副搬送波間隔(Larger Subcarrier Spacing)は、ガード副搬送波によって低いスペクトル効率をもたらすだけではなく、異なるサンプリングレート、異なるFFTサイズ及び異なるニューマロロジーのための更なる受信フィルタを求めるため、具現の複雑性が増加するという問題点がある。よって、サブタイム単位の送信のためには、IFDMAがさらに適する場合がある。
4.QCL情報と測定報告のコンテンツ
連結(Connected)モードにおいて、下りリンク測定のために、SSBの他にCSI−RSも使用可能である。即ち、複数のSB−RSRPを測定するための複数のSSBが存在してもよく、このような複数のSSBごとに複数のCSI−RSが設定されてもよい。連結(Connected)モードにおいて、UEはSSB−RSRPに加えてCSI−RSベースのRSRPを追跡するため、SSB−RSRPとCSI−RSベースのRSRPとの関係は、下りリンク測定に有用に使用できる。
一方、CSI−RSはSSBと関連してもよい。即ち、UEはSSBを先に検出して、時間/周波数同期を取得して、セルごとに取得したSSBからCSI−RSの時間/周波数同期を推定することができる。また、SSBの帯域幅がCSI−RSの帯域幅より広く、SSBの幅内に複数のCSI−RSが存在できる場合、空間情報(spatial information)の一部はSSBより取得することができる。換言すれば、CSI−RSセット(set)は、特定のSSBのビーム幅内で定義されることができ、このCSI−RSセット情報はUEに提供される必要がある。一方、SSBの送信周期がCSI−RSの送信周期より長い場合、CSI−RSとSSBとの関係は、空間情報(spatial information)の取得に役立たない可能性がある。よって、この場合には、CSI−RSが特定のSSBと関連しないこともある。
よって、CSI−RSとSSBの関連可否によって、測定報告(measurement report)のコンテンツが異なってもよい。CSI−RS RSRPベースの測定イベントがトリガされるとき、CSI−RSがSSBと関連する場合、CSI−RS RSRPと共にSSB RSRPを報告する。一方、CSI−RSがSSBと関連しない場合、UEがCSI−RS RSRPを報告するとき、SSB−RSRPを報告する必要はない。また、CSI−RSリソースが特定のセルに対して設定されない場合、該当セルに対するSSB−RSRPのみが報告されてもよい。
5.セルリスト(Cell List)に含まれないセルのためのCSI−RS測定
ネットワークがUEs CSI−RSベースの測定を構成するとき、ネットワークはセル当たりCSI−RS構成と隣接セルリストを提供することができる。シグナリングオーバヘッドを減らすために、隣接セルリスト又はCSI−RSの数を制限してもよい。CSI−RS設定(Configuration)の周期的な放送(Broadcasting)を防止するために、CSI−RS設定(Configuration)情報はUE専用RRCシグナリングを介して提供される。端末が隣接セルリストに存在しないか、UEにCSI−RSが与えられないセルのSSBを検出する場合、端末は該当セルに対するCSI−RS設定を求めてもよい。
図11は、本発明を実行する送信装置10及び受信装置20の構成要素を示すブロック図である。
送信装置10及び受信装置20は、情報及び/又はデータ、信号、メッセージなどを運ぶ無線信号を送信又は受信できるRF(Radio Frequency)ユニット13,23と、無線通信システムにおける通信と関連した各種情報を記憶するメモリ12,22と、RFユニット13,23及びメモリ12,22などの構成要素と動作的に連結され、上記構成要素を制御して該当装置が前述した本発明の実施例の少なくとも1つを行うようにメモリ12,22及び/又はRFユニット13,23を制御するように構成された(configured)プロセッサ11,21とをそれぞれ備える。
メモリ12,22は、プロセッサ11,21の処理及び制御のためのプログラムを記憶することができ、入/出力される情報を仮り記憶することができる。メモリ12,22がバッファーとして活用されてもよい。
プロセッサ11,21は、通常、送信装置又は受信装置における各種モジュールの動作全般を制御する。特に、プロセッサ11,21は、本発明を実行するための各種制御機能を果たすことができる。プロセッサ11,21は、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(microcontroller)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、マイクロコンピュータ(microcomputer)などと呼ぶことができる。プロセッサ11,21は、ハードウェア(hardware)、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はそれらの結合によって具現することができる。ハードウェアを用いて本発明を具現する場合には、本発明を実行するように構成されたASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、又はFPGAs(field programmable gate arrays)などをプロセッサ11,21に備えられることができる。一方、ファームウェアやソフトウェアを用いて本発明を具現する場合には、本発明の機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などを含むようにファームウェアやソフトウェアを構成することができ、本発明を実行できるように構成されたファームウェア又はソフトウェアは、プロセッサ11,21内に備えられたりメモリ12,22に格納されてプロセッサ11,21によって駆動されるようにすることができる。
送信装置10におけるプロセッサ11は、プロセッサ11又はプロセッサ11に接続しているスケジューラからスケジュールされて外部に送信される信号及び/又はデータに対して所定の符号化(coding)及び変調(modulation)を行った後、RFユニット13に送信する。例えば、プロセッサ11は、送信しようとするデータ列を逆多重化、チャネル符号化、スクランブリング及び変調などを経てK個のレイヤに変換する。符号化されたデータ列はコードワードとも呼ばれ、MAC層が提供するデータブロックである送信ブロックと等価である。一送信ブロック(transport block、TB)は一コードワードに符号化され、各コードワードは一つ以上のレイヤの形態で受信装置に送信される。周波数アップ変換のために RFユニット13はオシレータ(oscillator)を含むことができる。RFユニット13はN個(Nは1以上の正の整数)の送信アンテナを含むことができる。
受信装置20の信号処理過程は、送信装置10の信号処理過程の逆となる。プロセッサ21の制御下に、受信装置20のRFユニット23は送信装置10から送信された無線信号を受信する。RFユニット23は、N個の受信アンテナを含むことができ、RFユニット23は受信アンテナから受信した信号のそれぞれを周波数ダウン変換して(frequency down−convert)基底帯域信号に復元する。RFユニット23は、周波数ダウン変換のためにオシレータを含むことができる。プロセッサ21は、受信アンテナから受信した無線信号に対する復号(decoding)及び復調(demodulation)を行い、送信装置10が本来送信しようとしたデータに復元することができる。
RFユニット13,23は、1つ以上のアンテナを具備する。アンテナは、プロセッサ11,21の制御下に、本発明の一実施例によって、RFユニット13,23によって処理された信号を外部に送信したり、外部から無線信号を受信してRFユニット13,23に伝達する機能を果たす。アンテナは、アンテナポートとも呼ばれる。各アンテナは、1つの物理アンテナに該当してもよく、1つよりも多い物理アンテナ要素(element)の組み合わせによって構成(configured)されてもよい。各アンテナから送信された信号は、受信装置20でそれ以上分解することができない。該当アンテナに対応して送信された参照信号(reference signal、RS)は、受信装置20の観点で見たアンテナを定義し、チャネルが1つの物理アンテナからの単一(single)無線チャネルか或いは上記アンテナを含む複数の物理アンテナ要素(element)からの合成(composite)チャネルかに関係なく、上記受信装置20にとって上記アンテナに対するチャネル推定を可能にする。即ち、アンテナは、上記アンテナ上のシンボルを伝達するチャネルが、上記同一アンテナ上の他のシンボルが伝達される上記チャネルから導出されうるように定義される。複数のアンテナを用いてデータを送受信する多重入出力(Multi−Input Multi−Output、MIMO)機能を支援するRFユニットの場合は、2個以上のアンテナと接続することができる。
本発明においてRFユニット13, 23は、受信ビームフォーミングと送信ビームフォーミングを支援することができる。例えば、本発明において、RFユニット13,23は、図5〜図8に例示された機能を行うように構成される。また、本発明においてRFユニット13,23は、トランシーバ(Transceiver)とも称される。
本発明の実施例において、UEは上りリンクでは送信装置10として動作して、下りリンクでは受信装置20として動作する。本発明の実施例において、gNBは上りリンクでは受信装置20として動作して、下りリンクでは送信装置10として動作する。以下、UEに備えられたプロセッサ、RFユニット及びメモリはUEプロセッサ、UE RFユニット及びUEメモリとそれぞれ称されて、gNBに備えられたプロセッサ、RFユニット及びメモリはgNBプロセッサ、gNB RFユニット及びgNBメモリとそれぞれ称される。
本発明のgNBプロセッサは、セルリストに含まれたセルのための第1のSSB送信周期に関する情報と、セルリストに含まれないセルのための第2のSSB送信周期に関する情報をUEに送信して、予め設定された候補SSB領域を介して1つ以上のSSBをUEに送信する。
このとき、gNBプロセッサは、UEがSSBを測定するためのオフセット及び測定区間に関する情報を共に送信してもよく、必要に応じて、CSI−RSに関する設定情報をUEにさらに送信して、この設定情報に従って、UEにCSI−RSを周期的又は非周期的に送信することができる。このとき、SSBはPSS/SSS/PBCHを含んでもよく、PBCHがマッピングされた領域の一部はDMRSのために用いられてもよい。一方、gNBプロセッサは、UEが測定したRSRPに対する報告を受信するようにトランシーバを制御することもできる。
本発明のUEプロセッサは、セルリスト及びセルリストに含まれたセルのための第1のSSB送信周期に関する情報と、セルリストに含まれないセルのための第2のSSB送信周期に関する情報を受信して、オフセット及び測定区間に関する情報を共に受信するように制御する。また、第1、第2のSSB送信周期、オフセット及び測定区間に関する情報を用いて、各セルに対するSSB測定ウィンドーを設定(setup)する。
このとき、前記オフセット及び測定区間は、全てのセルに対するSSB測定ウィンドーの設定に同様に適用される。即ち、複数のSSB測定ウィンドーを設定するために、同一のオフセット及び測定区間情報が用いられ、但し、第1、第2のSSB送信周期が各セル又は各セルグループごとに異なるように設定されるため、各セル又は各セルグループに対するSSB測定ウィンドーは異なるように設定されることがある。
また、UEプロセッサは、前記SSB測定ウィンドー以外の時間では、SSBのRSRPを測定せず、ただSSB測定ウィンドー内でのみSSBのRSRPを測定する。
また、UEプロセッサは、SSBを構成するPSS/SSS/PBCHのうち、SSS及びPBCH−DMRSを用いてSSBのRSRPを測定して、基地局からCSI−RS設定情報を受信した場合、前記CSI−RSをさらに用いて、SSBのRSRPを測定することができる。また、UEプロセッサは、各セルに対して測定されたSSBのRSRPをgNBに報告するように制御することができる。
本発明のgNBプロセッサ又はUEプロセッサはアナログ又はハイブリッドビームフォーミングが使用される6GHz以上の高周波帯域において動作するセル上に本発明を適用するように構成されてもよい。
上述のような本発明の好適な実施例に関する詳細な説明は、当業者が本発明を具現して実施できるように提供される。上述では、本発明の好適な実施例を参照して説明したが、当該技術分野における熟練した当業者には、添付する特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更できるということが理解できる。したがって、本発明は、ここに示した実施の形態に制限されるものではなく、ここに開示した原理及び新規な特徴と一致する最広の範囲を与えるためのものである。
上述のように、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)を測定する方法、及びそのための装置は、5世代NewRATシステムに適用される例を中心として説明したが、5世代NewRATシステムの他にも様々な無線通信システムに適用することができる。

Claims (12)

  1. 無線通信システムにおいて、端末が同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)を測定する方法であって、
    1つ以上の第1のセルの情報を含むセルリスト、前記1つ以上のセルのための第1のSSB送信周期(periodicity)情報及び前記セルリストに含まれない第2のセルのための第2のSSB送信周期情報を受信して、
    前記第1のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第1のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記1つ以上の第1のセルのSSBに対するRSRP(Reference Signal Received Power)を測定して、
    前記第2のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第2のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記第2のセルのSSBに対するRSRPを測定することを含む、同期信号ブロック測定方法。
  2. 前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、前記第1、第2のSSB送信周期情報のうち少なくとも1つと共に受信される、オフセット及び測定区間(duration)に関する情報をさらに用いて設定(setup)される、請求項1に記載の同期信号ブロック測定方法。
  3. 前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、同一のオフセット及び同一の測定区間に関する情報を用いて設定される、請求項2に記載の同期信号ブロック測定方法。
  4. 前記第1、第2のセルのSSBは、主同期信号(Primary Synchronization Signal;PSS)、副同期信号(Secondary Synchronization Signal;SSS)及びPBCH(Physical Broadcasting Channel)で構成され、
    前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、SSSが送信されるリソース要素(Resource Element;RE)及び前記PBCHが受信される領域で受信されるDMRS(Demodulation Reference Signal)を用いて測定される、請求項1に記載の同期信号ブロック測定方法。
  5. RSRP測定のためのCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)に関する情報がさらに受信された場合、
    前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、前記CSI−RSをさらに用いて測定される、請求項4に記載の同期信号ブロック測定方法。
  6. 前記第1、第2のSSB測定ウィンドー以外の時間にはRSRPを測定しない、請求項1に記載の同期信号ブロック測定方法。
  7. 無線通信システムにおいて、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block;SSB)を測定する端末であって、
    信号を送受信するトランシーバと、
    前記トランシーバを制御するプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、
    1つ以上の第1のセルの情報を含むセルリスト、前記1つ以上のセルのための第1のSSB送信周期(periodicity)情報及び前記セルリストに含まれない第2のセルのための第2のSSB送信周期情報を受信するように前記トランシーバを制御して、
    前記第1のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第1のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記1つ以上の第1のセルのSSBに対するRSRP(Reference Signal Received Power)を測定して、
    前記第2のSSB送信周期情報を用いて設定(setup)された第2のSSB測定ウィンドーに基づいて、前記第2のセルが送信するSSBのRSRPを測定することを含む、端末。
  8. 前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、前記第1、第2のSSB送信周期情報のうち少なくとも1つと共に受信される、オフセット及び測定区間(duration)に関する情報をさらに用いて設定される、請求項7に記載の端末。
  9. 前記第1、第2のSSB測定ウィンドーは、同一のオフセット及び同一の測定区間に関する情報を用いて設定される、請求項8に記載の端末。
  10. 前記第1、第2のセルのSSBは、主同期信号(Primary Synchronization Signal;PSS)、副同期信号(Secondary Synchronization Signal;SSS)及びPBCH(Physical Broadcasting Channel)で構成され、
    前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、SSSが送信されるリソース要素(Resource Element;RE)及び前記PBCHが受信される領域で受信されるDMRS(Demodulation Reference Signal)を用いて測定される、請求項7に記載の端末。
  11. RSRP測定のためのCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)に関する情報がさらに受信された場合、
    前記第1、第2のセルのSSBに対するRSRPは、前記CSI−RSをさらに用いて測定される、請求項10に記載の端末。
  12. 前記第1、第2のSSB測定ウィンドー以外の時間にはRSRPを測定しない、請求項7に記載の端末。
JP2019556782A 2017-06-16 2018-06-15 同期信号ブロックを測定する方法及びそのための装置 Active JP6816311B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762521265P 2017-06-16 2017-06-16
US62/521,265 2017-06-16
US201762542306P 2017-08-08 2017-08-08
US62/542,306 2017-08-08
PCT/KR2018/006748 WO2018230984A1 (ko) 2017-06-16 2018-06-15 동기 신호 블록을 측정하는 방법 및 이를 위한 장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020503823A true JP2020503823A (ja) 2020-01-30
JP6816311B2 JP6816311B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=64660088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019556782A Active JP6816311B2 (ja) 2017-06-16 2018-06-15 同期信号ブロックを測定する方法及びそのための装置

Country Status (6)

Country Link
US (3) US10917185B2 (ja)
EP (1) EP3471296A4 (ja)
JP (1) JP6816311B2 (ja)
KR (2) KR101951679B1 (ja)
CN (1) CN110392991B (ja)
WO (1) WO2018230984A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022523593A (ja) * 2019-03-11 2022-04-25 オランジュ 情報通信の方法並びにそのシステム及び装置
WO2024053114A1 (ja) * 2022-09-09 2024-03-14 株式会社Nttドコモ 端末及び通信方法

Families Citing this family (101)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3566492A1 (en) * 2017-01-06 2019-11-13 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) Technique for determining signal quality
ES2922025T3 (es) 2017-05-05 2022-09-06 Lg Electronics Inc Método para recibir una señal de sincronización y aparato para el mismo
CN116319222A (zh) * 2017-06-16 2023-06-23 Oppo广东移动通信有限公司 无线通信方法和设备
BR112019027354A2 (pt) * 2017-06-21 2020-07-07 Ntt Docomo, Inc. terminal de usuário e método de radiocomunicação
KR102474522B1 (ko) * 2017-07-10 2022-12-06 삼성전자 주식회사 이동 통신 시스템에서 rsrp을 측정하는 방법 및 장치
CA3070072C (en) 2017-07-28 2022-10-25 Lg Electronics Inc. Method for transmitting and receiving synchronization signal block and device therefor
US10939394B2 (en) * 2017-07-28 2021-03-02 Qualcomm Incorporated Measurement synchronization signals (SS)
CN109391983B (zh) * 2017-08-10 2021-10-19 华为技术有限公司 一种测量间隔参数配置、测量参考信号的方法及设备
EP4297483A3 (en) * 2017-08-10 2024-03-06 Apple Inc. Methods and arrangements for measurement gap configuration
EP3666034B1 (en) * 2017-08-11 2020-10-07 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (Publ) Apparatuses and methods for performing beam recovery
US11363493B2 (en) * 2017-08-23 2022-06-14 Qualcomm Incorporated Carrier aggregation configurations in wireless systems
CN109428695B (zh) * 2017-08-24 2020-10-09 电信科学技术研究院 一种测量间隙确定方法、用户终端和网络侧设备
US10972199B2 (en) * 2017-09-08 2021-04-06 Huawei Technologies Co., Ltd. RSSI measurement method, network device, and terminal device
US20200053583A1 (en) * 2017-09-12 2020-02-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method, network node and ue for handling rrm measurements on a carrier comprising a plurality of synchronization sequence blocks
CN111108784B (zh) * 2017-10-02 2022-09-02 索尼公司 在无线通信系统中为用户设备建立接入的方法
US11683708B2 (en) * 2017-10-06 2023-06-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Dynamic change of measurement gaps
KR20200080305A (ko) 2017-11-16 2020-07-06 텔레폰악티에볼라겟엘엠에릭슨(펍) 무선 통신 네트워크에서의 사용자 장비, 네트워크 노드 및 방법
US11019487B2 (en) * 2017-12-11 2021-05-25 Qualcomm Incorporated Systems and methods for uplink high efficiency location in a wireless network
CN111727632B (zh) 2018-02-13 2021-11-09 中兴通讯股份有限公司 小区信息获取方法和装置
WO2019160652A1 (en) * 2018-02-15 2019-08-22 Sony Corporation Method and apparatus for mapping beam pattern to paging resources
US11153904B2 (en) * 2018-02-21 2021-10-19 FG Innovation Company Limited Prioritizing access and services in next generation networks
CA3064789C (en) * 2018-03-20 2022-04-05 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Method for paging, network device, and terminal device
US11330453B2 (en) * 2018-04-04 2022-05-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Performing cell measurements
KR102519339B1 (ko) * 2018-04-17 2023-04-07 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 동기 개선을 위한 방법 및 장치
WO2020006478A1 (en) * 2018-06-29 2020-01-02 Alfa Enzo Inc. Multi-blockchain proof-of-activity platform
US11272539B2 (en) 2018-08-09 2022-03-08 Ofinno, Llc Channel access and bandwidth part switching
KR20200057235A (ko) * 2018-11-16 2020-05-26 삼성전자주식회사 참조 신호 수신 방법 및 이를 위한 전자 장치
US11109448B2 (en) 2018-12-11 2021-08-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for timing configuration of discovery signal and channel
KR20200080849A (ko) 2018-12-27 2020-07-07 삼성전자주식회사 최적의 빔을 결정하기 위한 방법 및 그 전자 장치
KR20200087017A (ko) * 2019-01-10 2020-07-20 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 동기 신호를 전송하기 위한 방법 및 장치
CN113273259B (zh) * 2019-01-11 2024-02-27 富士通株式会社 数据传输方法及装置
WO2020143064A1 (zh) * 2019-01-11 2020-07-16 富士通株式会社 数据传输方法及装置
KR102208130B1 (ko) 2019-01-11 2021-01-27 엘지전자 주식회사 비면허 대역에서 동기 신호 블록을 송수신하는 방법 및 이를 위한 장치
BR112021000232A2 (pt) 2019-01-11 2021-08-31 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Método realizado em um nó de acesso integrado e de retorno, e, estação base para uso como um nó de acesso integrado e de retorno
CN113302975B (zh) * 2019-01-22 2022-05-10 华为技术有限公司 小区的切换方法、装置、设备和存储介质
JP7245345B2 (ja) * 2019-02-13 2023-03-23 アップル インコーポレイテッド セル再選択のための同期信号ブロック周期性
JP7159481B2 (ja) 2019-02-14 2022-10-24 テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) 初期測定におけるビーム情報
CN113711555A (zh) * 2019-02-14 2021-11-26 苹果公司 下行链路(dl)定位参考信号(prs)带宽部分(bwp)配置参考信号设计和用于新无线电(nr)定位的基于用户装备(ue)的定位增强
CN111585724B (zh) * 2019-02-15 2023-06-27 华为技术有限公司 通信方法、装置及设备
CN111586842B (zh) * 2019-02-15 2023-09-05 华为技术有限公司 通信方法和通信装置
KR102640345B1 (ko) * 2019-03-06 2024-02-22 삼성전자주식회사 기지국과의 오프셋을 보정하는 무선 통신 장치 및 이의 동작 방법
CN111726824B (zh) * 2019-03-22 2022-06-28 华为技术有限公司 测量方法、通信装置及存储介质
US20230121806A1 (en) * 2019-03-29 2023-04-20 Apple Inc. Synchronization signal block (ssb) measurement accuracy testing
KR20200120534A (ko) 2019-04-12 2020-10-21 한양대학교 산학협력단 사이드링크 통신을 수행하는 방법 및 그 장치
WO2020209657A1 (ko) 2019-04-12 2020-10-15 한양대학교 산학협력단 사이드링크 통신을 수행하는 방법 및 그 장치
JP7342970B2 (ja) * 2019-04-30 2023-09-12 富士通株式会社 Ssbに基づく測定方法及び装置
US11451968B2 (en) 2019-05-21 2022-09-20 Electronics And Telecommunications Research Institute Method for transmitting and receiving discovery burst in shared band
JP7427666B2 (ja) * 2019-06-14 2024-02-05 株式会社Nttドコモ 端末、基地局、通信システム及び通信方法
KR20210001346A (ko) * 2019-06-27 2021-01-06 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 랜덤 액세스을 위한 방법 및 장치
US11647410B2 (en) * 2019-06-28 2023-05-09 Qualcomm Incorporated SMTC compliant search and measurement scheduling
KR102153434B1 (ko) * 2019-07-09 2020-09-21 에스케이텔레콤 주식회사 동기 신호를 이용한 무선중계기의 이득을 설정하기 위한 장치 및 이를 위한 방법
KR20210007354A (ko) * 2019-07-11 2021-01-20 삼성전자주식회사 통신 장치의 동작 방법 및 통신 장치에 포함된 신호 처리 장치
US11343690B2 (en) * 2019-08-02 2022-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for performing frequency measurement and setting frequency measurement for non-connection mode terminal
US11375443B1 (en) * 2019-08-05 2022-06-28 T-Mobile Innovations Llc Subcarrier spacing selection based on antenna configuration
CN112398628B (zh) * 2019-08-15 2024-04-30 大唐移动通信设备有限公司 同步信号块测量配置的配置、使用方法及设备、装置
KR102274801B1 (ko) * 2019-08-20 2021-07-07 주식회사 엘지유플러스 무선망 최적화를 위한 기지국의 동작 방법 및 그 기지국
US11751224B2 (en) * 2019-08-22 2023-09-05 Qualcomm Incorporated Synchronization signal block resource selection according to mobility state
CN114375555B (zh) * 2019-08-29 2024-04-12 Lg电子株式会社 用于在无线通信系统中用户设备的方法
US20220349978A1 (en) * 2019-09-04 2022-11-03 Lg Electronics Inc. Method and device for measuring location of terminal in wireless communication system
WO2021051288A1 (zh) * 2019-09-17 2021-03-25 华为技术有限公司 Nr小区测量方法、终端设备及系统
US11553489B2 (en) * 2019-10-30 2023-01-10 Qualcomm Incorporated SFN transmission procedure for FR2
ES2967403T3 (es) * 2019-10-31 2024-04-30 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp Ltd Método de procesamiento de información, dispositivo terminal y dispositivo de red
CN112788678B (zh) * 2019-11-08 2022-05-13 华为技术有限公司 一种测量配置方法及装置
US10979979B1 (en) 2019-11-22 2021-04-13 Qualcomm Incorporated Synchronization signal block (SSB) measurements based on a measurement cycle frequency
KR102138813B1 (ko) * 2019-12-03 2020-07-28 김영재 기지국장치 및 기지국장치의 동작 방법
US11576137B2 (en) * 2019-12-30 2023-02-07 Qualcomm Incorporated Synchronization signal block (SSB) configuration for power management
CN113260066B (zh) * 2020-02-10 2022-11-11 维沃移动通信有限公司 Ssb的测量配置方法和设备
EP3866374A1 (en) * 2020-02-14 2021-08-18 Nokia Technologies Oy Improvements for initial access in cellular communication networks
WO2021068006A2 (en) * 2020-03-02 2021-04-08 Zeku, Inc. Cell measurement based on primary synchronization signal
WO2021179327A1 (zh) * 2020-03-13 2021-09-16 华为技术有限公司 一种同步信号块的确定方法以及相关装置
CN115191094A (zh) * 2020-03-17 2022-10-14 华为技术有限公司 通信方法、装置及设备
CN115280830A (zh) * 2020-03-20 2022-11-01 华为技术有限公司 一种确定小区的质量信息的方法及装置
CN115336308A (zh) * 2020-03-30 2022-11-11 株式会社Ntt都科摩 终端
US11671992B2 (en) * 2020-04-08 2023-06-06 Apple, Inc Transmission configuration indicator (TCI) acquisition mechanism for secondary cell activation of a frequency range 2 (FR2) unknown cell
CN113518370A (zh) * 2020-04-10 2021-10-19 华为技术有限公司 一种移动性测量方法、装置及通信设备
US12021598B2 (en) * 2020-04-24 2024-06-25 Qualcomm Incorporated Modification of SSB burst pattern
US11785567B2 (en) 2020-04-30 2023-10-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for determining search window and SSB bitmap
WO2021230523A1 (en) * 2020-05-15 2021-11-18 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for performing measurement under a long propagation delay in a wireless communication system
WO2021243687A1 (en) * 2020-06-05 2021-12-09 Qualcomm Incorporated User equipment selection of synchronization signal block cycle
KR20220006928A (ko) 2020-07-09 2022-01-18 삼성전자주식회사 핸드오버 안정성을 개선하기 위한 장치 및 방법
WO2022036502A1 (en) * 2020-08-17 2022-02-24 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for uplink timing and beam adjustment with preconfigured uplink resources
CN112040523B (zh) * 2020-09-08 2023-09-19 Oppo广东移动通信有限公司 信道测量方法、装置、终端及存储介质
US20220077922A1 (en) * 2020-09-09 2022-03-10 Qualcomm Incorporated Synchronization signal block forwarding
CN114339899B (zh) * 2020-09-29 2023-05-23 维沃移动通信有限公司 网络切换方法、装置和设备
US11962540B2 (en) 2021-01-14 2024-04-16 Apple Inc. SSB and RMSI multiplexing patterns
US20240007248A1 (en) * 2021-03-04 2024-01-04 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Method for information transmission and method for parameter determination, communication device, and non-transitory computer-readable storage medium
US11765733B2 (en) * 2021-03-31 2023-09-19 Qualcomm Incorporated Techniques for measurement gap configurations
CN113507352B (zh) * 2021-06-18 2022-09-09 展讯通信(上海)有限公司 时偏调整方法、系统、电子设备及存储介质
CN113507353B (zh) * 2021-06-18 2022-08-30 展讯通信(上海)有限公司 时偏调整方法、系统、电子设备及存储介质
US11778570B2 (en) 2021-07-23 2023-10-03 Qualcomm Incorporated Transmit power adjustment for synchronization signal block (SSB)
WO2023025955A1 (en) * 2021-08-27 2023-03-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Adaptation of synchronization signal block periodicity
WO2023044746A1 (en) * 2021-09-24 2023-03-30 Apple Inc. Method for simultaneous reception of ssb and other signals
US11653312B1 (en) * 2021-10-22 2023-05-16 Qualcomm Incorporated Power adaptation for synchronization signal blocks
WO2023108431A1 (zh) * 2021-12-14 2023-06-22 北京小米移动软件有限公司 执行预定操作的方法、装置、通信设备及存储介质
CN114302443A (zh) * 2021-12-27 2022-04-08 Oppo广东移动通信有限公司 一种异常小区检测方法、装置、移动终端和存储介质
IL292936A (en) * 2022-05-10 2023-12-01 Qualcomm Inc Multiple synchronization signal block cycles in a time cycle
WO2024014806A1 (ko) * 2022-07-15 2024-01-18 엘지전자 주식회사 무선통신 시스템에서 장치의 동작 방법 및 상기 방법을 이용하는 장치
WO2024026776A1 (en) * 2022-08-04 2024-02-08 Apple Inc. Absolute timing window for air-to-ground ues
WO2024036482A1 (en) * 2022-08-16 2024-02-22 Apple Inc. Technologies for directly determining measurement opportunity sharing for layer one measurements
WO2024096631A1 (ko) * 2022-11-04 2024-05-10 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 ssb에 기초한 측정을 위한 방법 및 그 장치
WO2024108988A1 (en) * 2023-06-15 2024-05-30 Zte Corporation Systems and methods for synchronization signal block (ssb) enhancement

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9843954B2 (en) 2012-03-05 2017-12-12 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for measuring in a wireless communication system
KR20140095994A (ko) 2013-01-25 2014-08-04 한국전자통신연구원 셀 디스커버리 방법
US9271205B2 (en) * 2013-10-31 2016-02-23 Google Technology Holdings LLC Measurement management in small-cell systems
KR20160130429A (ko) * 2014-03-04 2016-11-11 엘지전자 주식회사 탐색 신호를 수신하기 위하여 제어 정보를 수신하는 방법 및 장치
US10020969B2 (en) 2014-03-14 2018-07-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods and apparatus for discovery and measurement in cellular networks
JP6303000B2 (ja) 2014-05-08 2018-03-28 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、基地局および無線通信方法
CN106465173B (zh) * 2014-05-27 2020-01-07 Lg电子株式会社 在无线通信系统中使用发现参考信号(drs)来执行测量的方法和设备
CN106471840B (zh) 2014-06-27 2019-12-31 Lg电子株式会社 无线通信系统中由装置对装置终端进行测量的方法和装置
KR20160010849A (ko) 2014-07-18 2016-01-28 주식회사 케이티 비면허대역 셀을 이용한 데이터 송수신 방법 및 그 장치
US10225810B2 (en) 2014-08-06 2019-03-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting/receiving synchronization signal in device-to-device communication system
KR102394218B1 (ko) 2014-09-25 2022-05-04 삼성전자 주식회사 단말 간 통신 시스템에서 통신을 위한 동기화 절차 및 자원 제어 방법 및 그 장치
CN107005787B (zh) 2014-10-31 2020-07-07 Lg电子株式会社 在无线通信系统中终端发送用于装置对装置(d2d)操作的同步信号的方法及使用该方法的终端
US20160135179A1 (en) 2014-11-07 2016-05-12 Sharp Laboratories Of America, Inc. Systems and methods for synchronization signal
MX2019005201A (es) 2014-11-11 2022-04-27 Samsung Electronics Co Ltd Aparato de transmisión, aparato de recepción y método de control del mismo.
WO2016202386A1 (en) * 2015-06-17 2016-12-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method for signal detection in a system with sparse synchronization signal rate
WO2017039397A1 (ko) 2015-09-03 2017-03-09 엘지전자(주) 무선 통신 시스템에서 동기 신호를 송수신하기 위한 방법 및 이를 위한 장치
US9432922B1 (en) * 2015-09-18 2016-08-30 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for cell search enhancement in an LTE system
WO2017209433A1 (ko) * 2016-06-02 2017-12-07 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 하향링크 동기를 측정하는 방법 및 장치
US10396928B2 (en) 2016-10-19 2019-08-27 Zte Wistron Telecom Ab User equipment cell search assistance by synchronization signal burst
MX2019007747A (es) * 2016-12-28 2019-10-02 Sharp Kk Aparato de estacion base, aparato terminal, metodo de comunicacion y circuito integrado.
WO2018175984A1 (en) 2017-03-24 2018-09-27 Sharp Laboratories Of America, Inc. Synchronization signal detection and transmission for radio system
RU2733219C1 (ru) * 2017-03-24 2020-09-30 Телефонактиеболагет Лм Эрикссон (Пабл) Измерительное окно для повторного выбора ячейки в системе, использующей технологию "новое радио"
US11223967B2 (en) * 2017-04-18 2022-01-11 Qualcomm Incorporated Techniques to provide energy efficient radio resource management
US20200092740A1 (en) * 2017-04-27 2020-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Base station apparatus, terminal apparatus, communication method, and integrated circuit
MX2019012826A (es) * 2017-04-27 2020-02-03 Sharp Kk Aparato de estacion base, aparato terminal, metodo de comunicacion y circuito integrado.
CN111541499B (zh) * 2017-05-05 2022-03-08 华为技术有限公司 测量方法、终端设备和接入网设备
EP3641383B1 (en) * 2017-05-16 2023-06-07 NTT DoCoMo, Inc. User terminal and radio communication method
WO2018227506A1 (zh) * 2017-06-15 2018-12-20 Oppo广东移动通信有限公司 传输同步信号块的方法和设备
WO2018227617A1 (zh) * 2017-06-16 2018-12-20 富士通株式会社 信号发送方法、检测方法及其装置、通信系统
CN108848523B (zh) * 2017-06-16 2019-09-20 华为技术有限公司 一种无线链路监控方法和装置
BR112019027354A2 (pt) * 2017-06-21 2020-07-07 Ntt Docomo, Inc. terminal de usuário e método de radiocomunicação
US11197258B2 (en) * 2017-08-10 2021-12-07 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Timing advance group configuration
KR20200080305A (ko) * 2017-11-16 2020-07-06 텔레폰악티에볼라겟엘엠에릭슨(펍) 무선 통신 네트워크에서의 사용자 장비, 네트워크 노드 및 방법

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CMCC: "Discussion on RRM measurement on SS blocks[online]", 3GPP TSG RAN WG1 ADHOC_NR_AH_1706 R1- 1710977, JPN6020022483, 17 June 2017 (2017-06-17), ISSN: 0004294063 *
INTEL CORPORATION: "Signaling configuration for xSS[online]", 3GPP TSG RAN WG2 #98 R2-1704769, JPN6020022481, 6 May 2017 (2017-05-06), ISSN: 0004294062 *
ZTE: "RRM measurements on IDLE mode RS[online]", 3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1707050, JPN6020022479, 6 May 2017 (2017-05-06), ISSN: 0004294061 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022523593A (ja) * 2019-03-11 2022-04-25 オランジュ 情報通信の方法並びにそのシステム及び装置
JP7471315B2 (ja) 2019-03-11 2024-04-19 オランジュ 情報通信の方法並びにそのシステム及び装置
WO2024053114A1 (ja) * 2022-09-09 2024-03-14 株式会社Nttドコモ 端末及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20190018659A (ko) 2019-02-25
US11057131B2 (en) 2021-07-06
EP3471296A1 (en) 2019-04-17
JP6816311B2 (ja) 2021-01-20
KR102067063B1 (ko) 2020-01-16
WO2018230984A1 (ko) 2018-12-20
CN110392991B (zh) 2021-10-26
US20210297169A1 (en) 2021-09-23
US20190363809A1 (en) 2019-11-28
CN110392991A (zh) 2019-10-29
EP3471296A4 (en) 2020-03-25
KR101951679B1 (ko) 2019-02-25
US10917185B2 (en) 2021-02-09
US20200120622A1 (en) 2020-04-16
KR20180137419A (ko) 2018-12-27
US11595140B2 (en) 2023-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6816311B2 (ja) 同期信号ブロックを測定する方法及びそのための装置
KR102124494B1 (ko) 무선 통신 시스템에서, 참조 신호를 송수신하는 방법 및 이를 위한 장치
JP7005618B2 (ja) 下りリンクチャネルを送受信する方法及びそのための装置
JP6974482B2 (ja) 下りリンクチャネルを送受信する方法及びそのための装置
JP7177832B2 (ja) 参照信号を送受信する方法およびそのための装置
KR102471918B1 (ko) 임의 접속 채널을 전송하는 방법과 사용자기기, 및 임의 접속 채널을 수신하는 방법 및 기지국
KR101951678B1 (ko) 임의 접속 채널을 송수신하는 방법 및 이를 위한 장치
JP6728470B2 (ja) 同期信号ブロックを送受信する方法及びそのための装置
JP7335226B2 (ja) 同期信号ブロックを送受信する方法及びそのための装置
RU2727155C1 (ru) Способ и пользовательское оборудование для передачи преамбулы произвольного доступа, способ и базовая станция для приема преамбулы произвольного доступа
US10868619B2 (en) Method and user equipment for performing measurement, and method and base station for configuring measurement
KR20190123783A (ko) 빔 회복 과정 수행 방법과 사용자기기, 및 빔 회복 과정 지원 방법 및 기지국
KR20190057003A (ko) 시스템 정보를 송수신하는 방법 및 이를 위한 장치
KR102114622B1 (ko) 시스템 정보를 송수신 하는 방법 및 이를 위한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6816311

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250